JP6345682B2 - 航空機製造用の変厚構造要素の製造方法 - Google Patents

航空機製造用の変厚構造要素の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、アルミニウム合金製の、特に航空機製造用の圧延製品および構造要素に関する。
航空機製造用材料間での競合が激しさを増す一方、解決法の選択において商業的基準が時として決め手となることは明らかである。メーカーは、主として、キログラムあたりの価格に「購入対飛行(buy to fly)」比を乗じた積に対応する飛行中の材料のキログラム価格に関心を寄せる。「購入対飛行」比とは、飛行機メーカーが購入した原料と飛行構造内に組付けられた原料の間の比である。薄板からのアルミニウム製部品の完全な機械加工は、特に、必要な厚みが翼の端部のものに比べて翼のつけ根の領域でより大きいものである翼パネルなどの部品について、時として意味深い「購入対飛行」比を導く。薄板は、均一な厚みを有する矩形横断面の圧延製品である。航空機構造要素の製造のためには、製造される部品の最終的幾何形状の如何に関わらず、一般に薄板が使用される。薄板の幾何形状の修正は、たとえそれが材料の節約を実現するために正当化されるとしても、製造、検査および取り扱いの観点から見た不都合を呈すること、ならびに既存の方法に直接迅速に転用できないことを理由として、今のところ航空機メーカーによって採用されたことがない。
さらに、各ゾーン内で特性の最適な折衷案を得るような形で、空間的な変厚特性を有する金属製のモノリシック構造要素を製造することが有利である。
仏国特許発明第2707092号明細書は、少なくとも1つの方向において連続的な変厚特性を有する構造的硬化を示す製品を製造する方法において、ヒートポンプによって連結された高温チャンバと低温チャンバを含む特定の炉内で、製品の一方の端部を温度Tにし、他方の端部を温度tにすることによって焼戻しを実施する方法について記載している。
国際公開第2005/098072号は、初期温度T1およびT2を伴う少なくとも2つのゾーンまたはゾーン群Z1およびZ2を含み、2つのゾーンの長さが少なくとも1メートルである、制御された熱プロファイルを有する炉内で、焼戻し処理の少なくとも1つのステップを実施する製造方法について記載している。
国際公開第2007/122314号は、熱間加工ステップを含むアルミニウム合金製モノリシック多機能構造要素または熱間処理製品の製造方法において、熱間加工の後に少なくとも1つの冷間塑性変形による加工ステップも含んでおり、このステップでは、構造要素の少なくとも2つのゾーンで少なくとも2%、好ましくは少なくとも3%の異なる平均総塑性変形が課せられることを特徴とする製造方法に関するものである。ただし、この出願中に記載されている方法は、工業的規模では実施されていない。
さらに米国特許出願公開第2005/0279433号明細書は、アルミニウムまたはマグネシウム製薄板に極めて適した、長さ方向に変化する厚みを得るような形で薄板を圧延する方法について記載している。
本発明が解決する課題は、改善された「購入対飛行」比を有しかつ各部分において最適化された特性の折衷案を示す、特に航空機製造用のアルミニウム合金製圧延製品およびモノリシック構造要素の製造方法を開発することにある。
本発明の第一の目的は、熱処理型アルミニウム合金製変厚圧延製品の製造方法において、
a.熱処理型アルミニウム合金製プレートを鋳造し、
b.前記プレートを任意に均質化し、
c.厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有する、変厚圧延製品を得るため、長さ方向の厚み変動を実現しながら、任意に均質化された前記プレートを熱間圧延し、
d.前記変厚圧延製品を溶体化処理し、焼入れし、
e.このように溶体化処理と焼入れを施された前記変厚圧延製品を、最も厚い部分において少なくとも1%の永久変形を伴って、制御された引張りにより応力除去し、
f.このようにして得た圧延製品を自然にまたは人工的に時効処理する、
製造方法にある。
本発明のもう一つの目的は、厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分とを有し、厚みの中間の場所において、最も薄い部分内の引張弾性限界Rp0.2(L)が最も厚い部分内のものよりも少なくとも5%大きく、かつ最も厚い部分内の靱性K1CL−Tが最も薄い部分内のものよりも少なくとも15%大きいという特性を有する、本発明に係る方法によって得られる変厚圧延製品にある。
本発明のさらにもう一つの目的は、飛行機用のモノリシック構造要素として、好ましくは翼下面外板または翼上面外板としての本発明に係る方法によって得られる変厚圧延製品の使用にある。
本発明に係る方法によって得られる変厚圧延製品の異なる幾何形状実施例を示す。 実施例の変厚圧延製品についての、制御された引張りによる応力除去の際の長さ方向における位置に応じた永久変形を示す。
相反する記載のないかぎり、合金の化学組成に関する全ての表示は、質量%で示されている。合金の呼称は、当業者にとっては公知のアルミニウム協会の規定にしたがったものである。冶金学的状態および熱処理は、欧州規格EN 515中で定義されている。規格化されたアルミニウム合金の化学組成は、例えば規格EN 573−3中で定義されている。引張りにおける静的機械的特性、換言すると破壊強度Rm、0.2%伸びにおける従来の弾性限界Rp0.2および破壊時伸びA%は、規格NF EN ISO 6892−1にしたがった引張試験によって判定され、試料採取および試験の方向は規格EN 485−1によって定義される。圧縮弾性限界は、規格ASTM E9にしたがって0.2%の圧縮塑性変形で測定される。平面ひずみ下での靱性K1Cの測定は、規格ASTM E399にしたがって実施される。この規格の意味合いにおいて有効でないK1Cが得られた場合、表示されるK1Cの値は、圧延製品内で採取可能な最も厚い供試体CTを用いて、かつ2という供試体の厚みに対する幅の比で測定されたKQである。
相反する記載の無いかぎり、欧州規格EN 12258−1の定義が適用される。詳細には、熱処理により実質的に硬化させることのできない合金は、非熱処理型合金と呼ばれ、適切な熱処理によって硬化させることのできる合金は、熱処理型合金と呼ばれる。
「構造要素」という用語は、静的および/または動的な機械的特性が構造の性能および無欠性にとって極めて重要であり、かつ構造計算が概して規定されているかまたは実施されている機械的構造物において使用される要素を意味する。これは典型的には、その不具合が、前記構造物、その使用者およびその利用者あるいは他の者の安全性を脅かす可能性のある機械的部品のことである。本発明の枠内において、構造要素は典型的には、飛行構造内に組付けられる部品である。飛行機の場合、これらの構造要素は、特に胴体を構成する要素、例えば胴体外板(英語ではfuselage skin)、胴体スチフナまたは胴体ストリンガー(stringers)、気密隔壁(bulkheads)、胴体フレーム(circumferential frames)、翼(例えば翼下面外板(lower wing skin)、翼上面外板(upper wing skin)、スチフナ(stringersまたはstiffeners)、リブ(ribs)および翼桁(spars)ならびに特に水平および垂直スタビライザ(horizontal or vertical stabilisers)で構成された尾翼、ならびに床の形材(floor beams)、座席レール(seat tracks)および扉を含む。
「モノリシック構造要素」という用語は、本発明の枠内において、別の部品とのリベット締め、溶接、接着などの組立てのない、圧延された半製品のただ一つの部品から得られる構造要素を意味する。
本発明によると、熱処理型アルミニウム合金製の変厚圧延製品は、
a.熱処理型アルミニウム合金製プレートを鋳造し、
b.前記プレートを任意に均質化し、
c.厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有する、変厚圧延製品を得るため、長さ方向の厚み変動を実現しながら任意に均質化された前記プレートを熱間圧延し、
d.前記変厚圧延製品を溶体化処理し、焼入れし、
e.このように溶体化処理と焼入れを施された前記変厚圧延製品を、最も厚い部分において少なくとも1%の永久変形を伴って、制御された引張りにより応力除去し、
f.このようにして得た圧延製品を自然にまたは人工的に時効処理する、
方法によって得られる。
本発明に係る方法は、時効処理後の引張特性および圧縮特性が焼入れと時効処理の間の変形によって増強される2000系の合金用に特に有利である。この方法はより詳細には、このタイプの合金の時効処理後の引張特性が、焼入れと焼戻しの間の変形によって大きく増強されることを理由に、冶金学的状態T8またはT8Xにあるリチウムを少なくとも0.5重量%含む2000系の合金用として有利である。
圧延プレートの均質化は、特に、圧延の際の破損を回避するため、溶体化処理を容易にするため、そして粒状構造をより制御するために有利である。
変化する厚みに至るまでの熱間圧延は、長さ方向において、最も厚い部分と最も薄い部分の間に少なくとも10%の厚み差を得るような形で実施される。厚み変動は、圧延製品自体の全長に到達し得る大きい長さにわたり漸進的に、あるいは、応力度の集中を原因とする引張り時の破損を回避することができるようにしながらも比較的局所的な少なくとも一回の変動によって、例えば0.5mの長さにわたり得られる。最も厚い部分または最も薄い部分というのは、平均厚みがそれぞれ最も大きいかまたは最も小さい、少なくとも1メートルの長さの圧延製品の連続した部分を意味する。百分率で示される厚み差は、最も厚い部分の厚みと最も薄い部分の厚みの差を最も薄い部分の厚みで除したものに等しく、最も厚い部分の厚みは最も厚い部分の平均厚みであり、最も薄い部分の厚みは最も薄い部分の平均厚みである。有利には、前記厚み差は、少なくとも20%である。本発明の一実施形態において、前記厚み差は少なくとも30%である。典型的には、最も厚い部分と最も薄い部分の間の厚み差は、厚みに応じて約2mmまたは4mmまたはそれ以上である。好ましくは、厚みは幅方向に均質である。厚み変動は、図1aにより図示されている通り、圧延製品全体にわたり連続的であってよく、あるいは、図1bに図示されている通り、約1メートル以上の長さを有する変厚部分によって互いに連結されている一定の厚みの部分を有することができる。図1cにより図示されている本発明の一実施形態において、変厚圧延製品は、その二つの端部で同一の厚みを有し、最も厚い部分または最も薄い部分は典型的に長さの中間の場所に局在している。この実施形態において、圧延製品は、構造要素を得るため、機械加工の前に長さの中間の場所で二つに切断されている。この態様は、引張りの際に顎部内に位置する部分が同一の厚みを有することから、有利である。
前記圧延製品の厚みは、有利には10〜50mm、好ましくは12〜30mmである。本発明の一実施形態において、最も厚い部分は20〜30mmの厚みを有し、最も薄い部分は10〜20mmの厚みを有する。
有利には、前記圧延製品の長さは5〜40m、好ましくは10〜30mである。
変厚圧延製品の溶体化処理は、この溶体化処理が製品の最も厚い部分において十分なものとなるのに十分な持続時間と温度を有する。こうして、溶体化処理は最も薄い部分においても同様に保証される。
同様に、焼入れの規模は製品の最も厚い部分に対して決定される。
焼入れの後、制御された引張りにより内部応力の応力除去を実施する。実際には、得られた変厚圧延製品は、特に飛行機用の構造要素を製造するため、切断されかつ/または機械加工されなければならず、これらのステップに際しては、内部応力が最小限であることが求められる。したがって、最も厚い部分内で少なくとも1%の永久変形が必要である。その上、2000系の合金においては、この変形が概して、目標とされる機械的特性の獲得を左右する。
変厚製品の制御された引張りの際に、永久変形は長さ方向の位置に応じて変動する。この変動は、得られる製品の検査上の問題のため、1つの難点とみなされる可能性があった。しかしながら、意外にも、この変動は、あらゆる点において最適な特性を有する製品を得るための1つの利点でもある。こうして、永久変形は、薄い部分より厚い部分においてより小さい。典型的には、最も厚い部分内の永久変形が少なくとも1%である場合、最も薄い部分内の永久変形は少なくとも3%である。ところが、より高い永久変形は、大部分の2000系合金についてより高い機械的強度を導き、その一方で、特に質別T8について、変形がより小さい場合靱性はより大きいものである。しかしながら、一定の閾値を超えると、制御された引張りの際の永久変形によって得られる機械的強度の増大は小さくなり、このとき特性間の妥協のもつ利点は無視できる程度のものとなり、その一方で高い変形率を実現することは実際にはきわめて困難である。したがって、有利には、最も薄い部分内の永久変形は、多くとも8%、好ましくは多くとも6%である。翼の下面または上面などの航空機構造要素の場合、所望される特性は、翼の端部における高い機械的強度と十分な靱性、そして翼付け根に向かっての高い靱性と十分な機械的強度である。その上、翼パネルについて、必要な厚みは、翼の端部よりも付け根においてより大きいものである。こうして、構造要素は、それが薄板から機械加工される先行技術の場合よりも本発明に係る方法に由来する圧延製品により近い形状を有する。有利には、本発明に係る方法に由来する圧延製品と構造要素との間で機械加工により除去すべき材料すなわちアルミニウム合金の体積は、薄板と前記同じ構造要素との間で除去すべき材料の体積よりも少なくとも10%、好ましくは少なくとも15%小さい。好ましくは構造要素の凸包絡は、本発明に係る方法に由来する圧延製品から8mm以上、有利には5mm以上それない。物体の凸包絡は、集合を含んでいるもののうち最も小さい凸集合であり、凸集合は、2つの点AおよびBを取る毎にそれらを結合する線分[A、B]がそこに完全に含まれる1つの幾何学的物体である。したがって、本発明に係る方法は、航空機メーカーのニーズに極めて適合した構造要素、特に翼パネルを導く。すなわち、厚みは、付け根用に適応される最も高い靱性を有するゾーン内でより大きく、端部用に適応され最も小さい機械的強度を有するゾーン内でより小さい。こうして製品の特性および「購入対飛行」比は同時に改善されるが、好ましくは、異なる部分の厚みは、構造要素の形状に応じてではなく、引張りの際の永久変形率に伴う最終的特性の推移を考慮に入れて、求められる最終的特性に応じて、選択される。
有利には、制御された引張りの際の永久変形は、最も厚い部分において1〜3%、最も薄い部分において4〜6%である。
制御された引張りによる応力除去の後、変厚圧延製品は、質別T3またはT3Xを得るよう自然に、あるいは焼戻しにより人工的に時効処理される。好ましくは、焼戻しは質別T8またはT8Xを導く。
2000系の合金、AA2022、AA2023、AA2024、AA2024A、AA2124、AA2224、AA2324、AA2424、AA2524、AA2026、AA2027は、質別T3またはT3Xで本発明に係る方法を実施するために特に適している。
2000系の合金、AA2618、AA2219、AA2519、AA2124、AA2139、AA2050、AA2055、AA2060、AA2076、AA2090、AA2091、AA2094、AA2095、AA2195、AA2295、AA2196、AA2296、AA2097、AA2197、AA2297、AA2397、AA2098、AA2198、AA2099およびAA2199は、質別T8またはT8Xで本発明に係る方法を実施するために特に適している。
このようにして得られた変厚圧延製品は有利には、飛行機用のモノリシック構造要素の製造に利用される。このようにして得られた構造要素は、最も厚い部分および最も薄い部分において有利な特性を有する。翼下面外板または翼上面外板の製造を目的とした本発明に係る方法によって得ることのできる変厚圧延製品の使用は、極めて有利である。
本発明に係る方法によって得られる変厚圧延製品は、厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分とを有し、厚みの中間の場所において、最も薄い部分内の引張弾性限界Rp0.2(L)が最も厚い部分内のものよりも少なくとも5%大きく、かつ最も厚い部分内の靱性K1CL−Tが最も薄い部分内のものよりも少なくとも15%大きいという特性を有する。有利には、最も薄い部分内の引張弾性限界Rp0.2(L)が最も厚い部分内のものよりも少なくとも5%大きい場合、最も厚い部分内の靱性K1CL−Tは最も薄い部分内のものよりも少なくとも40%大きく、最も厚い部分内の靱性K1CL−Tが最も薄い部分内のものよりも少なくとも15%大きい場合、最も薄い部分内の引張弾性限界Rp0.2(L)は最も厚い部分内のものよりも少なくとも25%大きい。この実施形態に係る圧延製品から得られる翼外板が極めて有利である。
一実施形態において、変厚圧延製品は、少なくとも0.5重量%のリチウムを含む2000系合金、有利にはAA2050、AA2060、AA2076、AA2196およびAA2296の中から選択される合金を用いて得られ、T8またはT8Xの質別で、厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>340MPa、好ましくは引張弾性限界Rp0.2>360MPa、およびK1CL−T>41MPam1/2、好ましくは44MPam1/2という特性を有し、その最も薄い部分は10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>440MPa、好ましくは引張弾性限界Rp0.2(L)>480MPa、およびK1CL−T>28MPam1/2、好ましくは32MPam1/2という特性を有する。この実施形態に係る圧延製品から得られる翼下面外板が極めて有利である。
別の実施形態において、変厚圧延製品は、少なくとも0.5重量%のリチウムを含む2000系合金、有利にはAA2195、AA2295およびAA2055の中から選択される合金を用いて得られ、T8またはT8Xの後に得られる状態において、厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>580MPa、好ましくは引張弾性限界Rp0.2(L)>590MPa、およびK1CL−T>30MPam1/2、好ましくは32MPam1/2という特性を有し、その最も薄い部分は10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>600MPa、好ましくは引張弾性限界Rp0.2(L)>625MPa、およびK1CL−T>18MPam1/2、好ましくは20MPam1/2という特性を有する。この実施形態に係る圧延製品から得られる翼上面外板が極めて有利である。
この実施例においては、さまざまな合金について、厚み15.7mmの一方の端部と厚み22mmの他方の端部との間で連続的に厚みが変動する長さ20mの圧延製品を製造する。
三種の合金、すなわち合金AA2195、AA2050およびAA2196が考慮される。合金2196は、他の二つの合金の場合約2.70であるのに対して典型的に2.64という密度を有するという利点を示す。合金2196は同様に、合金2050のものに比べて疲労亀裂の伝播に対する大きい強度をも有することができる。
合金AA2195、AA2050およびAA2196製のプレートを鋳造し均質化する。厚み15.7mmの一方の端部と厚み22mmの他方の端部との間で連続的に厚みが変動する長さ20mの圧延製品を得るような形で、プレートを熱間圧延する。このようにして得られた変厚圧延製品を溶体化処理し、焼入れする。このように溶体化処理と焼入れを施された変厚圧延製品を次に、制御された引張りによって応力除去する。得られた永久変形は、図2で、長さ方向の位置に応じて示されており、厚みは位置「0m」で15.7mm、位置「20m」で22mmである。最後に圧延製品を、質別T8に至るまで焼戻しした。
各端部で得た厚みの中間の場所において測定した機械的特性は、表1に示されている。
Figure 0006345682
合金AA2195については、弾性限界Rp0.2Lは最も厚い部分内のものよりも最も薄い部分内で8%高く、靱性K1CL−Tは最も薄い部分内のものよりも最も厚い部分において50%高い。合金AA2050については、弾性限界Rp0.2Lは最も厚い部分内のものよりも最も薄い部分内で33%高く、靱性K1CL−Tは、最も薄い部分内のものよりも最も厚い部分内で18%高い。合金AA2196については、弾性限界Rp0.2Lは、最も厚い部分内のものよりも最も薄い部分内で29%高く、靱性K1CL−Tは、最も薄い部分内のものよりも最も厚い部分内で47%高い。合金AA2196は、合金AA2050のものに比べて密度がより小さいという利点も有している。
仏国特許発明第2707092号明細書 国際公開第2005/098072号 国際公開第2007/122314号 米国特許出願公開第2005/0279433号明細書

Claims (19)

  1. 熱処理型アルミニウム合金製変厚圧延製品の製造方法において、
    a.熱処理型アルミニウム合金製プレートを鋳造し、
    b.前記プレートを任意に均質化し、
    c.厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有する、変厚圧延製品を得るため、長さ方向の厚み変動を実現しながら、任意に均質化された前記プレートを熱間圧延し、
    d.前記変厚圧延製品を溶体化処理し、焼入れし、
    e.このように溶体化処理と焼入れを施された前記変厚圧延製品を、最も厚い部分において少なくとも1%の永久変形を伴って、制御された引張りにより応力除去し、
    f.このようにして得た圧延製品を自然にまたは人工的に時効処理する、
    製造方法。
  2. 前記圧延製品の厚みが10〜50mmである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記圧延製品の厚みが12〜30mmである、請求項1に記載の方法。
  4. 制御された引張りの際の永久変形が、最も厚い部分内で1〜3%、最も薄い部分内で4〜6%である、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 前記圧延製品がその二つの端部で同一の厚みを有し、前記最も厚い部分または前記最も薄い部分が長さの中間の場所に局在している、請求項1〜のいずれか一つに記載の方法。
  6. 前記合金が2000系合金である、請求項1〜のいずれか一つに記載の製造方法。
  7. 前記合金が、少なくとも0.5重量%のリチウムを含み、人工時効処理後に得られる冶金学的状態が質別T8またはT8Xである、請求項に記載の方法。
  8. 厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分とを有し、厚みの中間の場所において、最も薄い部分内の引張弾性限界Rp0.2(L)が最も厚い部分内のものよりも少なくとも5%大きく、かつ最も厚い部分内の靱性K1CL−Tが最も薄い部分内のものよりも少なくとも15%大きいという特性を有する、請求項1〜のいずれか一つに記載の方法によって得られる変厚圧延製品。
  9. 厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>340MPa、およびK1CL−T>41MPam 1/2 いう特性を有し、その最も薄い部分が10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>440MPa、およびK1CL−T>28MPam 1/2 いう特性を有する、請求項に記載の方法により得ることのできる請求項に記載の変厚圧延製品。
  10. 厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界R p0.2 (L)>360MPa、およびK 1C L−T>44MPam 1/2 という特性を有し、その最も薄い部分が10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において、引張弾性限界R p0.2 (L)>480MPa、およびK 1C L−T>32MPam 1/2 という特性を有する、請求項7に記載の方法により得ることのできる請求項8に記載の変厚圧延製品。
  11. 前記熱処理型アルミニウム合金が、AA2050、AA2060、AA2076、AA2196およびAA2296の中から選択される、請求項9または10に記載の圧延製品。
  12. 請求項9〜11のいずれか一つに記載の圧延製品から得られる翼下面外板。
  13. 厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界Rp0.2(L)>580MPa、およびK1CL−T>30MPam 1/2 いう特性を有し、その最も薄い部分が10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において引張弾性限界Rp0.2(L)>600MPa、およびK1CL−T>18MPam 1/2 いう特性を有する、請求項に記載の方法により得ることのできる請求項に記載の変厚圧延製品。
  14. 厚み差が少なくとも10%である最も厚い部分と最も薄い部分を有し、そのうち最も厚い部分は20〜30mmの平均厚みを有し、かつ厚みの中間の場所において、引張弾性限界R p0.2 (L)>590MPa、およびK 1C L−T>32MPam 1/2 という特性を有し、その最も薄い部分が10〜20mmの平均厚みを有し、厚みの中間の場所において引張弾性限界R p0.2 (L)>625MPa、およびK 1C L−T>20MPam 1/2 という特性を有する、請求項7に記載の方法により得ることのできる請求項8に記載の変厚圧延製品。
  15. 前記熱処理型アルミニウム合金が、AA2195、AA2295およびAA2055の中から選択される、請求項13または14に記載の圧延製品。
  16. 請求項13〜15のいずれか一つに記載の圧延製品から得られる翼上面外板。
  17. 飛行機用のモノリシック構造要素の製造を目的とした、好ましくは翼下面外板または翼上面外板としての請求項1〜のいずれか一つに記載の方法によって得られる変厚圧延製品の使用。
  18. 前記圧延製品と前記構造要素との間で機械加工によって除去すべき材料体積が、薄板と前記同じ構造要素との間で除去すべき材料体積よりも少なくとも10%だけ小さい、請求項17に記載の使用。
  19. 前記圧延製品と前記構造要素との間で機械加工によって除去すべき材料体積が、薄板と前記同じ構造要素との間で除去すべき材料体積よりも少なくとも15%だけ小さい、請求項17に記載の使用。
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