JP6344908B2 - センサ装置およびセンサ装置での温度制御方法 - Google Patents

センサ装置およびセンサ装置での温度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、センサ素子に対してヒータが設けられたセンサ装置、および当該センサ装置での温度制御方法に関するものである。
センサ装置では、センサ素子によって検出対象の物理量を計測する。例えば、磁気抵抗素子を備えた磁気センサ装置では、永久磁石の回転等に伴う磁界変化を検出し、永久磁石の位置等を検出する(例えば、特許文献1参照)。
センサは、温度によって検出結果が変化することが多い。例えば、磁気センサ装置に用いられる磁気抵抗素子やホール素子に用いられる感磁膜は、温度によって抵抗値が変化する。ここで、感磁膜によってブリッジ回路を構成した場合、温度変化に起因する抵抗値変化が発生しても、かかる変化が各感磁膜で等しければ、出力に変化は発生しないはずである。しかしながら、磁気センサ装置では、たとえ、感磁膜によってブリッジ回路を構成した場合でも、温度が変化すると、検出誤差が発生する。かかる原因は明確になっていないが、素子基板と感磁膜とでは熱膨張係数が相違することに起因する応力の影響が素子基板の位置によって異なることや、感磁膜の膜質が素子基板の位置によって異なることに起因するものと推測される。そこで、本願発明者は、センサ素子にヒータおよび温度監視用素子を設け、温度監視用素子での監視結果に基づいてヒータを制御し、センサ素子の温度を一定に保持することを検討している。
一方、温度監視用素子を用いた温度検出方法としては、サーミスタ等の温度監視用素子と固定抵抗とを直列に接続して分圧回路を構成し、分圧回路の両端に定電圧が印加した際に温度監視用素子と固定抵抗とによって分圧された値(温度検出電圧)と参照電圧とを比較する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2012−118000号公報 特開2008−111761号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術において、サーミスタ等の温度監視用素子と固定抵抗とにより分圧を用いた場合、温度監視用素子における抵抗値のばらつきに起因して、温度の検出結果にばらつきが発生するという問題点がある。特に、温度監視用素子として、抵抗素子を用いた場合、抵抗値の温度係数が大きな抵抗素子を用いるため、抵抗値にばらつきが発生しやすい。このため、温度監視用抵抗素子を介して検出した結果に基づいてヒータを制御しても、センサ素子を所定の温度に設定できないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、温度監視用抵抗素子によってセンサ素子の温度を監視した結果に基づいてヒータの制御を適正に行うことのできるセンサ装置、およびセンサ装置での温度制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るセンサ装置は、センサ素子が設けられた素子基板と、前記センサ素子の温度を監視する温度監視用抵抗素子と、前記センサ素子を加熱するヒータと、前記温度監視用抵抗素子に分圧抵抗が直列に電気的に接続され、両端に
定電圧が印加される分圧回路と、前記分圧回路において前記温度監視用抵抗素子と前記分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧を制御目標電圧と比較する比較器と、前記比較器での比較結果に基づいて前記ヒータへの通電を制御する通電制御部と、前記温度監視用抵抗素子が実際に、予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を前記制御目標電圧として前記比較器に出力するマイクロコンピュータと、を有し、前記マイクロコンピュータは、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の環境温度、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の前記温度検出電圧、前記分圧抵抗の抵抗値、および前記温度監視用抵抗素子の抵抗値の温度係数に基づいて、前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を算出した結果を前記制御目標電圧として前記比較器に出力することを特徴とする。
また、本発明は、センサ素子が設けられた素子基板と、前記センサ素子の温度を監視する温度監視用抵抗素子と、前記センサ素子を加熱するヒータと、前記温度監視用抵抗素子に分圧抵抗が直列に電気的に接続され、両端に定電圧が印加される分圧回路と、前記分圧回路において前記温度監視用抵抗素子と前記分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧を制御目標電圧と比較する比較器と、前記比較器での比較結果に基づいて前記ヒータへの通電を制御する通電制御部と、前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧に相当する温度を前記制御目標電圧として前記比較器に出力するマイクロコンピュータと、をセンサ装置に設けておき、前記分圧回路に前記定電圧を印加する制御目標電圧設定工程を行い、当該制御目標電圧設定工程では、前記マイクロコンピュータが、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の環境温度、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の前記温度検出電圧、前記分圧抵抗の抵抗値、および前記温度監視用抵抗素子の抵抗値の温度係数に基づいて、前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を算出した結果を前記制御目標電圧として決定することを特徴とする。
本発明に係るセンサ装置において、センサ素子の温度が変化すると、温度監視用抵抗素子の抵抗値が変化し、分圧回路において、温度監視用抵抗素子と分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧が変化する。従って、通電制御部によって、比較器での温度検出電圧と制御目標電圧との比較結果に基づいてヒータへの通電を制御すれば、センサ素子の温度を所定の温度に維持することができる。ここで、比較器に対する制御目標電圧の出力は、マイクロコンピュータによって行われ、マイクロコンピュータは、温度監視用抵抗素子が、実際に予め設定された温度になったときの温度検出電圧を制御目標電圧として比較器に出力する。このため、マイクロコンピュータは、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあっても、温度監視用抵抗素子が実際に、予め設定された温度になったときの抵抗値に対応する温度検出電圧を制御目標電圧として比較器に出力するので、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあってもセンサ素子の温度を適正に制御することができる。すなわち、温度監視用抵抗素子では、抵抗値にバラツキがあっても、抵抗値の温度係数のバラツキは極めて小さい。従って、ある温度で分圧回路に定電圧を印加して温度検出電圧を得ることができれば、そのときの環境温度、分圧抵抗の抵抗値、および温度監視用抵抗素子の抵抗値の温度係数に基づいて、温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの温度検出電圧を精度よく算出することができる。従って、かかる算出結果を制御目標電圧として比較器に出力すれば、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあってもセンサ素子の温度を適正に制御することができる。
本発明は、前記温度監視用抵抗素子が温度監視用抵抗膜である場合に適用すると効果的である。温度監視用抵抗素子に抵抗膜を用いた場合、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキが発生しやすい。しかるに本発明において、マイクロコンピュータは、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあっても、温度監視用抵抗素子が実際に、予め設定された温度になったときの抵抗値に対応する温度検出電圧を制御目標電圧として比較器に出力する。従って、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあってもセンサ素子の温度を適正に制御することができる。
本発明において、前記温度監視用抵抗膜は、前記素子基板に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、センサ素子の温度を適正に監視することができる。
本発明において、前記マイクロコンピュータは、前記環境温度を計測する温度計測部を有していることが好ましい。かかる構成によれば、外部の温度計を用いなくても、制御目標電圧を算出することができる。
本発明において、前記制御目標電圧を記憶しておくメモリを有していることが好ましい。
本発明において、前記メモリには、前記センサ装置の出荷前に決定された前記制御目標電圧が記憶されている構成を採用することができる。
本発明において、前記メモリには、前記センサ装置の出荷後、予め指定されたタイミングで決定された前記制御目標電圧が記憶されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記ヒータは、前記素子基板に形成された加熱用抵抗膜であることが好ましい。かかる構成によれば、センサ素子を効率よく加熱することができる。
本発明において、前記素子基板と前記マイクロコンピュータとは同一の回路基板に実装されている構成を採用することができる。かかる構成によれば、制御目標電圧を算出する際、環境温度とセンサ素子の温度に大きな差が発生することを防止することができる。
本発明において、前記センサ素子は、例えば、前記素子基板に形成された磁気抵抗膜を備えた磁気抵抗素子である。
この場合、磁気センサ装置は、前記磁気抵抗素子に対向して回転する磁石を有している構成を採用することができる。
本発明に係るセンサ素子の温度制御方法では、前記制御目標電圧設定工程を前記センサ装置の出荷前に行う構成を採用することができる。
本発明に係るセンサ素子の温度制御方法では、前記制御目標電圧設定工程を、前記センサ装置の出荷後、予め指定されたタイミングで行う構成を採用してもよい。
本発明に係るセンサ装置において、センサ素子の温度が変化すると、温度監視用抵抗素子の抵抗値が変化し、分圧回路において、温度監視用抵抗素子と分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧が変化する。従って、通電制御部によって、比較器での温度検出電圧と制御目標電圧との比較結果に基づいてヒータへの通電を制御すれば、センサ素子の温度を所定の温度に維持することができる。ここで、比較器に対する制御目標電圧の出力は、マイクロコンピュータによって行われ、マイクロコンピュータは、温度監視用抵抗素子が、実際に予め設定された温度になったときの温度検出電圧を制御目標電圧として比較器に出力する。このため、マイクロコンピュータは、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあっても、温度監視用抵抗素子が実際に、予め設定された温度になったときの抵抗値に
対応する温度検出電圧を制御目標電圧として比較器に出力するので、温度監視用抵抗素子の抵抗値にバラツキがあってもセンサ素子の温度を適正に制御することができる。
本発明を適用した磁気センサ装置の説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置に用いた素子基板の説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置での検出原理等を示す説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置の電気的構成を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したセンサ装置として、磁気式のロータリエンコーダを構成する磁気センサ装置を中心に説明する。
(磁気センサ装置の構成)
図1は、本発明を適用した磁気センサ装置の説明図であり、図1(a)、(b)は、磁気センサ装置を軸線方向の一方側からみた斜視図、およびその分解斜視図である。
図1に示す磁気センサ装置10(ロータリエンコーダ)は、モータケース等に固定されたホルダ6と、ホルダ6にネジ61、62等により固定された回路基板50と、モータの出力軸等に固定された磁石20とを有しており、磁石20は、中心を通る軸線L周りに回転する。磁石20は、ホルダ6の内側で回路基板50に対向している。本形態において、磁石20は、周方向にN極とS極とが1極ずつ形成された着磁面21を有している。
回路基板50において、磁石20と対向する第1面50a側には、磁石20と対向する位置に素子基板40が実装され、素子基板40と隣り合う位置にホール素子81、82が実装されている。また、回路基板50において、磁石20と対向する側とは反対側の第2面50bには、マイクロコンピュータ9、アンプICからなるアンプ部30、スイッチング素子83、比較器85、メモリ99、コネクタ59等が実装されている。回路基板50は、フェノール基板やガラス−エポキシ基板等に配線が形成されたプリント配線基板である。
(素子基板40の構成)
図2は、本発明を適用した磁気センサ装置10に用いた素子基板40の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は、素子基板40の平面構成を示す説明図、断面構成を示す説明図、および断面構成の変形例を示す説明図である。なお、図2(b)、(c)では、磁気抵抗素子4(感磁膜41〜44)、温度監視用抵抗膜47、および加熱用抵抗膜48の層構造を模式的に示してある。また、図2(a)では、温度監視用抵抗膜47については右下がりの斜線を付し、加熱用抵抗膜48については右上がりの斜線を付してある。
図2(a)に示すように、素子基板40の一方面40aには、感磁膜41〜44(磁気抵抗膜)を備えた磁気抵抗素子4(センサ素子)が構成されており、感磁膜41〜44は、互いに折り返しながら延在している部分によって、素子基板40の中央に円形の感磁領域45を構成している。本形態において、素子基板40は四角形の平面形状を有するシリコン基板である。
感磁膜41〜44からは配線部分が一体に延在しており、配線部分の端部には、A相用の電源端子VccA、A相用のグランド端子GNDA、+A相出力用の出力端子+A、−A相出力用の出力端子−A、B相用の電源端子VccB、B相用のグランド端子GNDB、+B相出力用の出力端子+B、および−B相出力用の出力端子−Bが設けられている。
また、素子基板40の一方面40aに温度監視用抵抗膜47(感温部)および加熱用抵抗膜48(ヒータ)が形成されている。ここで、加熱用抵抗膜48は、素子基板40の辺に沿って四角枠状に延在して閉ループを構成した状態で、感磁膜41〜44が形成されている領域の全体を囲んでいる。このため、加熱用抵抗膜48と感磁膜41〜44とは、素子基板40の面内方向でずれた領域に形成されており、平面視で重なっていない。また、加熱用抵抗膜48の相対向する2つの辺部分の一方からは配線部分481が延在し、その端部には、加熱用抵抗膜48に対する給電用の電源端子VccHが形成されている。これに対して、2つの辺部分の他方から延在する配線部分482の端部は、A相用のグランド端子GNDAに接続している。このため、A相用のグランド端子GNDAは、加熱用抵抗膜48に対するグランド端子GNDHとしても利用されている。ここで、配線部分481と加熱用抵抗膜48との接続位置と、配線部分482と加熱用抵抗膜48との接続位置は、感磁領域45に対して点対称位置にある。このため、配線部分481と加熱用抵抗膜48との接続位置から配線部分482と加熱用抵抗膜48との接続位置に向かって右回りした際の加熱用抵抗膜48の長さと、配線部分481と加熱用抵抗膜48との接続位置から配線部分482と加熱用抵抗膜48との接続位置に向かって左回りした際の加熱用抵抗膜48の長さが等しい。
温度監視用抵抗膜47は、加熱用抵抗膜48の内側領域のうち、加熱用抵抗膜48の4つの角の1つの角付近に設けられており、感磁領域45と加熱用抵抗膜48との間に位置する。温度監視用抵抗膜47は、複数回、折り返しながら延在した平面形状になっている。このため、占有面積が狭くても、温度監視用抵抗膜47を長く形成することができる。ここで、温度監視用抵抗膜47は、感磁膜44の配線部分と部分的に重なっているが、感磁領域45とは素子基板40の面内方向でずれた領域に形成されており、感磁領域45とは重なっていない。温度監視用抵抗膜47の一方の端部には、温度監視用の電源端子VccSが形成されている。また、温度監視用抵抗膜47の他方の端部は、B相用のグランド端子GNDBに接続している。このため、B相用のグランド端子GNDBは、温度監視用抵抗膜47に対するグランド端子GNDSとしても利用されている。
素子基板40は、図2(b)に示す断面構造、あるいは図2(c)に示す断面構造をもって構成されている。具体的には、図2(b)に示すように、まず、素子基板40の一方面40aには、シリコン酸化膜からなる第1絶縁膜401、シリコン酸化膜からなる第2絶縁膜402、およびポリイミド樹脂等からなる第3絶縁膜403が形成されている。本形態において、感磁膜41〜44はスパッタ法等により形成されたパーマロイ膜であり、温度監視用抵抗膜47および加熱用抵抗膜48はいずれも、スパッタ法等により形成されたチタン膜等、磁気抵抗効果を示さない導電膜である。
ここで、感磁膜41〜44、温度監視用抵抗膜47、および加熱用抵抗膜48のうち、感磁膜41〜44が最も素子基板40の側(下層側)に形成されている。より具体的には、感磁膜41〜44は、素子基板40と第1絶縁膜401との層間に形成されている。温度監視用抵抗膜47は、第1絶縁膜401と第2絶縁膜402との層間に形成されている。加熱用抵抗膜48は、感磁膜41〜44と同様、素子基板40と第1絶縁膜401との層間に形成されている。このため、感磁膜41〜44は、加熱用抵抗膜48と同一の層に形成され、温度監視用抵抗膜47とは第1絶縁膜401を介して別の層に形成されている。
図2(c)に示す形態でも、感磁膜41〜44は、素子基板40と第1絶縁膜401との層間に形成されている。温度監視用抵抗膜47は、第1絶縁膜401と第2絶縁膜402との層間に形成されている。加熱用抵抗膜48は、温度監視用抵抗膜47と同様、第1絶縁膜401と第2絶縁膜402との層間に形成されている。このため、感磁膜41〜44は、温度監視用抵抗膜47および加熱用抵抗膜48とは第1絶縁膜401を介して別の
層に形成され、温度監視用抵抗膜47と加熱用抵抗膜48とは同一の層に形成されている。
(磁気センサ装置10の詳細構成)
図3は、本発明を適用した磁気センサ装置10での検出原理等を示す説明図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)は、A相用の感磁膜の電気的な接続構造を示す説明図、B相用の感磁膜の電気的な接続構造を示す説明図、磁気抵抗素子4から出力される信号の説明図、およびかかる信号と磁石20の角度位置(電気角)との関係を示す説明図である。
図2を参照して説明した磁気抵抗素子4において、感磁膜41〜44は、図1(b)に示す磁石20の位相に対して互いに90°の位相差を有する2相の感磁膜(A相(SIN)の感磁膜41、43およびB相(COS)の感磁膜42、44)として構成されており、素子基板40は、図1に示すように、磁石20の中心を通る軸線L(回転中心軸線)上に配置される。そして、磁気抵抗素子4は、各感磁膜41〜44の抵抗値の飽和感度領域以上の磁界強度で、着磁面21の面内方向で向きが変化する回転磁界を検出する。
A相の感磁膜は、180°の位相差をもって磁石20の移動検出を行う+A相(SIN+)の感磁膜43、および−A相(SIN-)の感磁膜41を備えており、B相の感磁膜は、180°の位相差をもって磁石20の移動検出を行う+B相(COS+)の感磁膜44、および−B相(COS-)の感磁膜42を備えている。
+A相の感磁膜43および−A相の感磁膜41は、図3(a)に示すブリッジ回路を構成しており、一方端が電源端子VccAに接続され、他方端がグランド端子GNDAに接続されている。+A相の感磁膜43の中点位置には、+A相が出力される出力端子+Aが設けられ、−A相の感磁膜41の中点位置には、−A相が出力される出力端子−Aが設けられている。また、+B相の感磁膜44および−B相の感磁膜42も、+A相の感磁膜43および−A相の感磁膜41と同様、図3(b)に示すブリッジ回路を構成しており、一方端が電源端子VccBに接続され、他方端がグランド端子GNDBに接続されている。+B相の感磁膜44の中点位置には、+B相が出力される出力端子+Bが設けられ、−B相の感磁膜42の中点位置には、−B相が出力される出力端子−Bが設けられている。なお、図3では便宜上、A相用の電源端子VccAおよびB相用の電源端子VccBの各々を記載したが、A相用の電源端子VccAとB相用の電源端子VccBとが共通になっていてもよい。また、図3では便宜上、A相用のグランド端子GNDAおよびB相用のグランド端子GNDBの各々を記載したが、A相用のグランド端子GNDAとB相用のグランド端子GNDBとが共通になっていてもよい。
(磁気センサ装置10の電気的構成)
図4は、本発明を適用した磁気センサ装置10の電気的構成を示す説明図であり、図4(a)、(b)は、磁気センサ装置10全体の電気的構成を示す説明図、および温度制御用の電気的構成を示す説明図である。
図4(a)に示すように、磁気センサ装置10は、素子基板40からの出力を増幅するアンプ部30(アンプ部30(+A)、アンプ部30(−A)、アンプ部30(+B)、アンプ部30(−B)、ホール素子用のアンプ部31、32)と、A/D変換部91等を備えたマイクロコンピュータ9とを有しており、マイクロコンピュータ9は、A/D変換された信号に基づいて、磁石20の回転角度位置や回転速度等を検出する信号処理部92を備えている。磁気センサ装置10において、図1に示す磁石20が1回転すると、磁気抵抗素子4からは、図3(c)に示す正弦波信号sin、cosが2周期分、出力される。従って、正弦波信号sin、cosをアンプ部30(アンプ部30(+A)、30(−A)、30(+B)、30(−B))により増幅した後、デジタル信号化し、かかるデジタル信号をマイクロコンピュータ9に出力すると、マイクロコンピュータ9において、信号処理部92は、図3(d)に示すリサージュ図を求める。従って、正弦波信号sin、cosからθ=tan-1(sin/cos)を求めれば、磁石20の角度位置θが分かる。また、本形態では、磁石20の回転中心軸(軸線L)からみて90°ずれた位置にホール素子81、82が配置されている。このため、ホール素子81、82の出力の組合せにより、現在位置が正弦波信号sin、cosのいずれの区間に位置するかが分かる。従って、磁気センサ装置10は、磁気抵抗素子4での検出結果、およびホール素子81、82での検出結果に基づいて磁石20の絶対角度位置情報を生成することができ、アブソリュート動作を行うことができる。
(磁気抵抗素子4の温度調節)
図4(a)、(b)に示すように、本形態の磁気センサ装置10には、温度監視用抵抗膜47の抵抗変化に基づいて加熱用抵抗膜48への給電を制御する通電制御部が構成されている。より具体的には、素子基板40において、温度監視用抵抗膜47の温度監視用の電源端子VccSには、固定抵抗からなる分圧抵抗84が接続されており、分圧抵抗84において温度監視用抵抗膜47が接続されている側と反対側は、温度監視用の定電圧が印加された電源端子VccS0に接続されている。温度監視用抵抗膜47において分圧抵抗84が接続されている側と反対側はグランド端子GNDが接続されており、温度監視用抵抗膜47と分圧抵抗84は、電源端子VccS0とグランド端子GNDとの間で直列に接続された分圧回路80を構成している。
加熱用抵抗膜48の加熱用の電源端子VccHには、バイポーラトランジスタからなる通電制御用のスイッチング素子83が接続されており、スイッチング素子83によって通電制御部が構成されている。スイッチング素子83において加熱用抵抗膜48が接続されている側と反対側は、ヒータ駆動用の定電圧が印加された電源端子VccH0に接続されている。加熱用抵抗膜48においてスイッチング素子83が接続されている側と反対側はグランド端子GNDに接続されており、加熱用抵抗膜48とスイッチング素子83とは、電源端子VccH0とグランド端子GNDとの間で直列に接続されている。
ここで、温度監視用抵抗膜47と分圧抵抗84との接続部分は、オペアンプからなる比較器85の一方の端子に接続されており、比較器85の他方の端子にはスイッチング素子83をオンオフするための閾値となる制御目標電圧V0が入力されている。従って、素子基板40(磁気抵抗素子4)の温度が下がると、温度監視用抵抗膜47の抵抗値が低下し、分圧抵抗84とで分圧された接続点の温度検出電圧が低下する。そのとき、温度検出電圧が、比較器85の他方の端子に入力されている制御目標電圧V0より低いと、比較器85がロー電圧を出力し、スイッチング素子83をオンするので、加熱用抵抗膜48へ給電される。それ故、磁気抵抗素子4(感磁膜41〜44)が加熱される。
この状態で、素子基板40の温度が上がると、温度監視用抵抗膜47の抵抗値が上昇し、分圧抵抗84との接続点の温度検出電圧が上昇する。そのとき比較器85の他方の端子に入力されている制御目標電圧V0より高くなると比較器85がハイ電圧を出力し、スイッチング素子83をオフするので、加熱用抵抗膜48への給電が停止される。それ故、磁気抵抗素子4(感磁膜41〜44)の温度は、制御目標電圧V0等によって規定された所定の温度に維持される。
(制御目標電圧V0の設定)
上記の温度制御を行うにあたって、制御目標電圧V0は、マイクロコンピュータ9から比較器85に出力される。すなわち、マイクロコンピュータ9には、制御目標電圧設定部9
4が内蔵されているとともに、マイクロコンピュータ9の外部には、制御目標電圧V0を記憶しておくメモリ99が設けられており、マイクロコンピュータ9の制御目標電圧設定部94は、メモリ99から読み出した制御目標電圧V0を、D/A変換部93によってデジタル信号からアナログ信号に変換した後、比較器85に出力する。ここで、制御目標電圧V0は、磁気センサ装置10を出荷する前に実施される制御目標電圧設定工程において、磁気センサ装置10毎に設定される。
より具体的には、温度監視用抵抗膜47等の抵抗素子は、抵抗値の温度係数が大きな抵抗素子を用いるため、分圧抵抗84と違って、磁気センサ装置10毎(素子基板40毎)に抵抗値にばらつきが発生しやすい。特に、本形態では、温度監視用抵抗素子として温度監視用抵抗膜47を用いているため、分圧抵抗84のようなバルクタイプの抵抗素子に比して、磁気センサ装置10毎(素子基板40毎)に抵抗値にばらつきが発生しやすい。そこで、本形態では、磁気センサ装置10を出荷する前に、制御目標電圧設定工程において、磁気センサ装置10毎に、温度監視用抵抗膜47が実際に予め設定された温度になったときの温度検出電圧を算出し、かかる算出結果を制御目標電圧V0として決定し、メモリ99に記憶させておく。
また、本形態では、制御目標電圧V0を決定するにあたって、マイクロコンピュータ9に演算部96および温度計測部97を内蔵させ、制御目標電圧設定工程では、温度計測部97での計測結果、および演算部96での演算結果に基づいて、制御目標電圧V0を決定し、メモリ99に記憶させておく。
かかる制御目標電圧設定工程の内容を、目標温度を70℃とし、分圧回路80の両端に印加された温度監視用の定電圧をVcとし、温度監視用抵抗膜47の温度係数をα(Ω/℃)とし、分圧抵抗84の抵抗をRcとした場合で説明する。まず、磁気センサ装置10の出荷前に、分圧回路80の両端に温度監視用の定電圧Vcを印加し、その時の温度監視用抵抗膜47と分圧抵抗84との接続点の温度検出電圧Vataを検出するとともに、その時の環境温度taを温度計測部97によって検出する。
その結果、演算部96は、温度taにおける温度監視用抵抗膜47の抵抗値Rstaを、以下の式より求める。
Vata=Rsta×(Vc/(Rsta+Rc))
Rsta=Vata×((Rsta+Rc)/Vc)
Rsta=(Vata×Rc)/(Vc−Vata
ここで、温度監視用抵抗膜47の温度係数αは、磁気センサ装置10や素子基板40が違っても一定であるので、温度が70℃における温度監視用抵抗膜47の抵抗値R70は、Rs×(1+(α×(70−ta))となる。従って、演算部96は、温度が70℃における温度検出電圧Va70を以下の式から算出することができるので、制御目標電圧設定部94は、温度が70℃における温度検出電圧Va70の算出結果を制御目標電圧V0としてメモリ99に記憶しておく。
Va=Vc×R70/(R70+Ra)
但し、R70=Rs×(1+(α×(70−ta))
それ故、磁気センサ装置10を出荷した以降、磁気センサ装置10では、実際に形成された温度監視用抵抗膜47の抵抗値に対応する制御目標電圧V0に基づいて温度が制御される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の磁気センサ装置10では、磁気抵抗素子4の温度が変化
すると、温度監視用抵抗膜47の抵抗値が変化し、分圧回路80において、温度監視用抵抗膜47と分圧抵抗84とによって分圧された温度検出電圧が変化する。従って、通電制御用のスイッチング素子83(通電制御部)によって、比較器85での温度検出電圧と制御目標電圧V0との比較結果に基づいて加熱用抵抗膜48(ヒータ)への通電を制御すれば、磁気抵抗素子4の温度を所定の温度に維持することができる。それ故、磁気抵抗素子4の検出結果は環境温度の影響を受けにくい。
また、本形態では、磁気センサ装置10の出荷前に、分圧回路80に定電圧Vaを印加する制御目標電圧設定工程を行う。かかる制御目標電圧設定工程において、マイクロコンピュータ9は、分圧回路80に定電圧Vaを印加した際の環境温度Ta(マイクロコンピュータ9の温度)、分圧回路80に定電圧Vaを印加した際の温度検出電圧、分圧抵抗84の抵抗値、および温度監視用抵抗膜47の抵抗値の温度係数αに基づいて、温度監視用抵抗膜47が予め設定された温度(例えば、70℃)になったときの温度検出電圧を算出した結果を制御目標電圧V0として決定し、メモリ99に記憶させておく。そして、磁気センサ装置10の出荷後、比較器85は、磁気センサ装置10毎に設定された適正な目標電圧V0を基準に基づいてスイッチング素子83(通電制御部)を制御する。従って、磁気センサ装置10毎に温度監視用抵抗膜47の抵抗値にバラツキがあっても、磁気抵抗素子4の温度を適正に制御することができる。特に本形態では、感度監視用抵抗素子として温度監視用抵抗膜47を用いているため、抵抗値にバラツキが発生しやすいが、それでも、本形態によれば、磁気抵抗素子4の温度を適正に制御することができる。
また、本形態では、温度監視用抵抗膜47が磁気抵抗素子4と同一の素子基板40に形成されているため、磁気抵抗素子4の温度を適正に監視することができる。また、ヒータとして、素子基板40に形成された加熱用抵抗膜48を利用しているため、磁気抵抗素子4を効率よく加熱することができる。
さらに、マイクロコンピュータ9は、環境温度を計測する温度計測部97を有しているため、外部の温度計を用いなくても、制御目標電圧V0を算出することができる。
また、素子基板40とマイクロコンピュータ9とは同一の回路基板50に実装されているため、制御目標電圧V0を設定する際、環境温度と磁気抵抗素子4の温度に大きな差が発生することを防止することができる。
また、磁気センサ装置10は、磁気抵抗素子4に対向して回転する磁石20を有しているため、磁石20の回転に伴う空気の流れによって、磁気抵抗素子4に加熱用抵抗膜48の熱を均等に行き渡らせることができる。このため、磁気抵抗素子4の温度を加熱用抵抗膜48によって精度よく制御することができる。
(別の実施の形態)
上記実施の形態では、磁気センサ装置10の出荷前に制御目標電圧設定工程を行って、制御目標電圧V0を設定したが、磁気センサ装置10の出荷後、予め指定されたタイミングで制御目標電圧設定工程を行って、制御目標電圧V0を設定してもよい。例えば、磁気センサ装置10の動作を休止した後、再度、磁気センサ装置10を動作させるタイミングで制御目標電圧設定工程を行って、制御目標電圧V0を設定してもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、センサ装置として磁気センサ装置10を例示したが、光センサ装置等、他のセンサ装置に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、温度監視用抵抗素子およびヒータとして、素子基板40に形成さ
れた抵抗膜(温度監視用抵抗膜47および加熱用抵抗膜48)を用いたが、回路基板50に温度監視用抵抗素子やヒータが搭載されている構造を採用してもよい。
4・・磁気抵抗素子(センサ素子)
6・・ホルダ
9・・マイクロコンピュータ
10・・磁気センサ装置(センサ装置)
40・・素子基板
41〜44・・感磁膜
47・・温度監視用抵抗膜(温度監視用抵抗素子)
48・・加熱用抵抗膜(ヒータ)
50・・回路基板
84・・分圧抵抗
80・・分圧回路
83・・スイッチング素子(通電制御部)
85・・比較器
92・・信号処理部
94・・制御目標電圧設定部
96・・演算部
97・・温度計測部
99・・メモリ

Claims (14)

  1. センサ素子が設けられた素子基板と、
    前記センサ素子の温度を監視する温度監視用抵抗素子と、
    前記センサ素子を加熱するヒータと、
    前記温度監視用抵抗素子に分圧抵抗が直列に電気的に接続され、両端に定電圧が印加される分圧回路と、
    前記分圧回路において前記温度監視用抵抗素子と前記分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧を制御目標電圧と比較する比較器と、
    前記比較器での比較結果に基づいて前記ヒータへの通電を制御する通電制御部と、
    前記温度監視用抵抗素子が実際に、予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を前記制御目標電圧として前記比較器に出力するマイクロコンピュータと、
    を有し、
    前記マイクロコンピュータは、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の環境温度、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の前記温度検出電圧、前記分圧抵抗の抵抗値、および前記温度監視用抵抗素子の抵抗値の温度係数に基づいて、前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を算出した結果を前記制御目標電圧として前記比較器に出力することを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記温度監視用抵抗素子は、温度監視用抵抗膜であることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記温度監視用抵抗膜は、前記素子基板に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記マイクロコンピュータは、前記環境温度を計測する温度計測部を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のセンサ装置。
  5. 前記制御目標電圧を記憶しておくメモリを有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のセンサ装置。
  6. 前記メモリには、前記センサ装置の出荷前に決定された前記制御目標電圧が記憶されて
    いることを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  7. 前記メモリには、前記センサ装置の出荷後、予め指定されたタイミングで決定された前記制御目標電圧が記憶されていることを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  8. 前記ヒータは、前記素子基板に形成された加熱用抵抗膜であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のセンサ装置。
  9. 前記素子基板と前記マイクロコンピュータとは同一の回路基板に実装されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のセンサ装置。
  10. 前記センサ素子は、前記素子基板に形成された磁気抵抗膜を備えた磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のセンサ装置。
  11. 前記磁気抵抗素子に対向して回転する磁石を有していることを特徴とする請求項10に記載のセンサ装置。
  12. センサ素子が設けられた素子基板と、
    前記センサ素子の温度を監視する温度監視用抵抗素子と、
    前記センサ素子を加熱するヒータと、
    前記温度監視用抵抗素子に分圧抵抗が直列に電気的に接続され、両端に定電圧が印加される分圧回路と、
    前記分圧回路において前記温度監視用抵抗素子と前記分圧抵抗とによって分圧された温度検出電圧を制御目標電圧と比較する比較器と、
    前記比較器での比較結果に基づいて前記ヒータへの通電を制御する通電制御部と、
    前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧に相当する温度を前記制御目標電圧として前記比較器に出力するマイクロコンピュータと、
    をセンサ装置に設けておき、
    前記分圧回路に前記定電圧を印加する制御目標電圧設定工程を行い、
    当該制御目標電圧設定工程では、前記マイクロコンピュータが、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の環境温度、前記分圧回路に前記定電圧を印加した際の前記温度検出電圧、前記分圧抵抗の抵抗値、および前記温度監視用抵抗素子の抵抗値の温度係数に基づいて、前記温度監視用抵抗素子が予め設定された温度になったときの前記温度検出電圧を算出した結果を前記制御目標電圧として決定することを特徴とするセンサ装置での温度制御方法。
  13. 前記制御目標電圧設定工程を前記センサ装置の出荷前に行うことを特徴とする請求項12に記載のセンサ装置での温度制御方法。
  14. 前記制御目標電圧設定工程を、前記センサ装置の出荷後、予め指定されたタイミングで行うことを特徴とする請求項12に記載のセンサ装置での温度制御方法。
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