JP6343978B2 - 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム - Google Patents

印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6343978B2
JP6343978B2 JP2014048021A JP2014048021A JP6343978B2 JP 6343978 B2 JP6343978 B2 JP 6343978B2 JP 2014048021 A JP2014048021 A JP 2014048021A JP 2014048021 A JP2014048021 A JP 2014048021A JP 6343978 B2 JP6343978 B2 JP 6343978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
print
information
printing
printable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014048021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015172828A (ja
Inventor
祐樹 安藤
祐樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014048021A priority Critical patent/JP6343978B2/ja
Publication of JP2015172828A publication Critical patent/JP2015172828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343978B2 publication Critical patent/JP6343978B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラムに関する。
例えば、複数のユーザが画像形成装置を共有して使用する際に、各ユーザに対して印刷可能枚数(上限値)を設定し、印刷を実行したユーザに対して、印刷した枚数をカウントし印刷可能枚数から逐次減算して行くことで印刷枚数を管理する印刷管理システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
例えば、会社や大学などでは、印刷を実行するユーザ(印刷実行ユーザという)は、自身の印刷だけでなく他のユーザ(印刷要求ユーザともいう)へ配布するために印刷を行うことがある。こうした場合、従来の印刷管理システムでは、印刷実行ユーザが、印刷要求ユーザへ配布するために印刷した印刷枚数も、印刷実行ユーザの印刷枚数としてカウントされてしまう。配布する印刷枚数が多くなると、印刷実行ユーザの印刷可能枚数は一気に減少し、自身の印刷に大きな支障をきたしてしまう問題があった。
本発明の一つの実施形態の目的は、印刷実行ユーザと印刷要求ユーザに対する印刷枚数のカウントを適正に行う印刷管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、
印刷装置と、管理者端末と、少なくとも第1のユーザ及び第2のユーザが使用する複数の情報処理装置とがネットワークを介して接続される印刷管理システムであって、
各ユーザに割り当てられた印刷可能枚数を記憶する記憶手段と、
1つの印刷データに対して、印刷枚数に関する情報、印刷条件に関する情報、及び当該情報の送信先及び送信元に関する情報を、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザから受付けて付加する情報付加手段と、
少なくとも前記情報を、前記送信先及び送信元に関する情報に基づいて送受信する通信手段と、
少なくとも前記第1のユーザから受付けた前記印刷枚数に関する情報に基づいて、印刷予想枚数を算出し、前記第2のユーザの前記印刷可能枚数を前記印刷予想枚数の分だけ減算する印刷制御手段と、
を有し、
前記情報付加手段は、前記第1のユーザに対して印刷データの属性に関する情報を受付けて付加し、
前記管理者端末は、
前記印刷データの属性に関する情報と紐付けられたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記第1のユーザから受付けて付加された前記属性に関する情報を取得し、前記属性に関する情報と紐付けられたユーザを前記ユーザ情報記憶手段から抽出し、前記抽出したユーザを送信先とする送信先に関する情報と、前記抽出したユーザの印刷可能枚数を前記記憶手段からロードさせるロード指示に関する情報とを付加する情報処理手段と、
を含む
本発明の一つの実施形態によれば、印刷実行ユーザと印刷要求ユーザに対する印刷枚数のカウントを適正に行う印刷管理システムを提供できる。
第1の実施形態に係る印刷管理システムの一例の構成図である。 第1の実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る印刷管理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 タグ情報を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る印刷管理システムの印刷管理処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザ端末の設定画面の一例を示す図である。 ユーザ端末の設定画面の印刷不可の状態の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷管理システムの一例の構成図である。 第2の実施形態に係る印刷管理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷管理システムの印刷管理処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る印刷管理システムの一例の構成図である。 第3の実施形態に係る印刷管理システムを構成する管理サーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。
次に、本発明に係る印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラムの実施形態を説明する。各図面中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜簡略化ないし省略する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷管理システム1の構成例を示す図である。
印刷管理システム1は、LANなどのネットワークN1、ユーザが使用するユーザ端末2、画像形成装置3(印刷装置の一例)を有している。
図1では2台のユーザ端末2A、2Bを一例として示したが、一台以上であればよい。以下の説明では、何れのユーザ端末でもよい場合にユーザ端末2と総称する。また、画像形成装置3が一台の例を示しているが、複数台あっても良い。
ユーザ端末2は、ユーザが利用する情報処理装置である。ユーザ端末2はスマートフォンや携帯電話、PCなどの端末装置でも良い。ユーザ端末2は、インストールされているアプリケーションソフトウェア等を利用して、画像形成装置3へ、印刷ジョブを送信して印刷要求を行なう機能を有する。
本実施形態では、ユーザ端末2Aは、印刷データを有し印刷データの印刷を実行するユーザ(以下、印刷実行ユーザという)が使用するユーザ端末を意味する。特許請求の範囲において「第1のユーザ」に相当する。また、ユーザ端末2Bは、印刷データの印刷を要求するユーザ(以下、印刷要求ユーザという)が使用するユーザ端末を意味する。特許請求の範囲において「第2のユーザ」に相当する。したがって、ユーザ端末2A、2Bの構成は同じである。また、以下の説明において、印刷実行ユーザが印刷要求ユーザでもある場合がある。
画像形成装置3は、印刷装置の一例である。また情報処理装置の一例としても機能する場合がある。画像形成装置3は、有線や無線通信でネットワークN1に接続されるプリンタ、コピー機、複合機(MFP(マルチファンクションプリンタ))、レーザプリンタなどの出力装置である。
また、図1に示すネットワークN1としては、有線、無線に限らず専用回線、電話回線等で接続されたインターネットや、インターネット技術を利用したイントラネットの形態でもよい。さらには、専用回線を使用する場合でもWAN(Wide Area Network)やMAN(Metropolitan Area Network)に限らず、LAN(Local Area Network)で構成される形態もとりうる。また、このネットワークN1には、専用回線の使用、伝送データの暗号化等、様々な方法によるセキュリティの強化が必要となる。
<ハードウェア構成>
図1のユーザ端末2は、図2に示すハードウェア構成のコンピュータ等により実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2に示したコンピュータ500は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507、及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウスなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイなどを含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
HDD508はプログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータは、例えばコンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOSや、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどである。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM505には、コンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
本実施形態に係るユーザ端末2は、上記したコンピュータ500のハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
図1の画像形成装置3は、例えば図3に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図3は本実施形態に係る画像形成装置3の一例のハードウェア構成図である。図3に示した画像形成装置3は、コントローラ601、操作パネル602、外部I/F603、通信I/F604、プリンタ605及びスキャナ606などを備える。
コントローラ601はCPU611、RAM612、ROM613、NVRAM614及びHDD615などを備える。ROM613は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM612はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM614は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD615は各種プログラムやデータが格納されている。
CPU611は、ROM613やNVRAM614、HDD615などからプログラムやデータ、設定情報等をRAM612上に読み出し、処理を実行することで、画像形成装置3全体の制御や機能を実現する。
操作パネル602はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている。外部I/F603は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体603aなどがある。これにより、画像形成装置3は外部I/F603を介して記録媒体603aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体603aにはICカード、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
通信I/F604は、画像形成装置3をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、画像形成装置3は通信I/F604を介してデータ通信を行うことができる。プリンタ605は、印刷データを用紙に印刷するための印刷装置である。スキャナ606は原稿から画像データ(電子データ)を読み取るための読取装置である。
<ソフトウェア構成>
図4は、図1の印刷管理システム1のソフトウェア構成を示す図である。
ユーザ端末2(2A、2Bを含む)は、印刷管理プログラムPr20(Pr20A、Pr20B)を有しており、印刷管理プログラムPr20により動作する印刷ジョブ生成手段21(21A、21B)、印刷制御手段22(22A、22B)、タグ情報付加手段23(23A、23B)、通信手段24(24A、24B)、印刷処理手段25(25A、25B)、記憶手段26(26A、26B)を有している。また、印刷要求手段27(27A、27B)、印刷許可手段28(28A、28B)を有していても良い。なお、上記各機能部は印刷管理プログラムPr20により、印刷実行ユーザと印刷要求ユーザにカウントされる印刷枚数を適正に管理する。ユーザ端末2の各機能部は、印刷実行ユーザが使用するユーザ端末2Aと、印刷要求ユーザが使用するユーザ端末3Bにおいて基本的に同じであり、以下、ユーザ端末2Aについてのみ説明する。
印刷ジョブ生成手段21Aは、印刷実行ユーザが印刷を実行する印刷データ001に対して、画像形成装置3が解釈可能な印刷ジョブを生成する。例えばアプリケーションソフトウェアからプリンタドライバなどを利用することで印刷ジョブが生成される。
印刷制御手段22Aは、印刷管理プログラムPr20Aにおいて、印刷ジョブ、タグ情報、印刷可能枚数などの印刷管理制御に係る情報を取得し、当該取得した情報を他の機能部へ出力する機能を有する。また、タグ情報と、記憶手段に記憶されている印刷可能枚数から印刷予想枚数を算出する算出手段と、印刷要求ユーザが印刷データを印刷可能かの判断をする判断手段の機能も有する。また、印刷可能である場合には、記憶手段に記憶されている(印刷要求ユーザの)印刷可能枚数を、印刷予想枚数の分だけ減算した値に変更する機能も有している。
タグ情報付加手段23A(特許請求の範囲の情報付加手段の一例に相当)は、印刷データ001に対してタグ情報を付加する機能を有する。タグ情報としては後述するが、印刷データ001の印刷枚数に関するタグ情報、印刷データ及び又はタグ情報の送信先、送信元に関するタグ情報、印刷条件に関するタグ情報、印刷データ001の属性に関するタグ情報、印刷実行に関するタグ情報などがある。
印刷条件に関するタグ情報とは、例えば、印刷部数、両面印刷の有無、1枚当たりに集約して印刷する頁数などである。また、印刷実行に関するタグ情報とは、印刷制御手段22Aが、印刷要求ユーザに対して印刷可能であると判断すると付加される、印刷実行を許可するタグ情報である。
因みに、印刷枚数に関するタグ情報は、印刷実行ユーザの使用するユーザ端末2(2A)により付加される。その他、送信先、送信元に関するタグ情報、印刷条件に関するタグ情報、属性に関するタグ情報、印刷実行に関するタグ情報は、双方のユーザ端末2により付加できる。
通信手段24Aは、http通信などにより、ユーザ端末2間、又は画像形成装置3との情報のやりとりを行う機能を有している。
印刷処理手段25Aは、前記した各タグ情報をコマンドに変換し、印刷ジョブへ付加して印刷可能な形式に処理する機能を有する。タグ情報が付加され処理された印刷ジョブは、画像形成装置3へ送信されて印刷される。
記憶手段26Aは、ユーザごとに割り当てられた(割振られた)印刷可能枚数(上限値)の設定値が記憶されている。また、印刷可能枚数は、ユーザが印刷要求した印刷枚数に応じて更新されるものである。
図示例の構成は、印刷要求手段27A、印刷許可手段28Aを有している。印刷要求手段27Aは、例えば所望する印刷データ(002)を保有するユーザ端末2Bに対して、印刷を要求する旨の通知を通信手段24Aを介して行う機能を有している。また、印刷許可手段28Aは、他のユーザ端末2Bから印刷要求を促す通知を受けた場合、印刷を許可する通知を印刷制御手段22A(及びユーザ端末2B)へ出力する機能を有している。
とは言え、印刷要求手段27A、印刷許可手段28Aの各機能は、タグ情報付加手段23Aにより遂行されても良い。例えば、印刷を要求するタグ、又は印刷を許可するタグを該当するユーザ端末2へ送信することにより行うこともできる。特に、印刷を許可するタグとして、後述するが印刷条件に関するタグを付加し、該当するユーザ端末2へ送信することで印刷を許可した(印刷を要求した)ことを通知する方法でも良い。
ユーザ端末2Bの各機能部は、各機能部の符号の後にアルファベット記号Bが付与されている点のみユーザ端末2Aと相違しており、各機能構成はユーザ端末2Aと同じである。以下、各機能部を記述する際、ユーザ端末2A、2Bを区別しない場合には、符号以後のアルファベット記号を省略する場合もある。
次に、画像形成装置3の詳細について説明する。
画像形成装置3は、印刷ジョブ受付手段31と、印刷手段32を有している。
印刷ジョブ受付手段31は、ユーザ端末2から送信された印刷ジョブを受付けて印刷手段32へ出力する機能を有する。印刷手段32は、印刷ジョブ受付手段31から取得した印刷ジョブを、付加されたタグ情報に基づいて、適切な印刷条件で印刷ジョブを遂行し印刷を行う。
<タグ情報>
例えば印刷データ001に対して付加されるタグ情報について、図5に基づいて簡単に説明する。タグ情報は、タグ情報付加手段23により付加されるものであり、印刷実行ユーザと印刷要求ユーザとが、タグ情報のやりとりにより随時追加(付加)されてゆく。
図5に示すタグ情報は、送受信Tag1、印刷枚数Tag2、印刷条件Tag3、印刷実行Tag4を有している。更に、カウンタロードTag5、印刷可能枚数変更Tag6、属性情報Tag7、印刷可能枚数Tag8を有しているが、後者のタグ情報に関する説明は、第2の実施形態において説明する。
送受信Tag1は、送信先Tag1aと送信元Tag1bを有している。この送受信Tag1は、ユーザ端末2Aと2B(画像形成装置3を含んでも良い)の間で、タグ情報のやりとりをする際に付加されるタグであり、例えばユーザアドレスが書き込まれている。
印刷枚数Tag2は、印刷データ001が有している頁数情報である。この印刷枚数Tag2は、例えば印刷データ001を保有する印刷実行ユーザが使用するユーザ端末2(図示例では2A)において付加される。
印刷条件Tag3は、サイズTag3a、印刷部数Tag3b、両面印刷の有無Tag3c、1枚当たりに集約して印刷する頁数Tag3dを有している。この印刷条件Tag3は、印刷要求する際に印刷要求ユーザが指定(付加)する印刷条件に関するタブ情報を指している。したがって、印刷条件Tag3は、印刷要求ユーザが使用するユーザ端末2(図示例では2B)において付加されるタグ情報である。この印刷条件Tag3が付加されることにより、印刷要求ユーザであることが判別されると共に、印刷予想枚数の算出と、印刷要求ユーザの印刷可能枚数の変更(減算)が行われる。したがって、印刷要求ユーザに対して印刷枚数が確実にカウントされ、印刷実行ユーザにはカウントされない処理が可能になる。
印刷実行Tag4は、印刷制御手段22が、印刷要求ユーザに対して印刷可能であると判断すると付加される、印刷許可を意味するタグ情報である。したがって、印刷実行Tag4が付加されていないと、印刷は実行されない。
<印刷管理処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る印刷管理システム1の処理の詳細について説明する。
図6は本実施形態に係る印刷管理システム1の印刷管理処理を表した一例のフローチャートである。図6のフローチャートは、ユーザ端末2Aを印刷実行ユーザが使用する端末とし、ユーザ端末2Bを印刷要求ユーザが使用する端末とし、印刷実行ユーザが、印刷要求ユーザの分の印刷を行う場合を例に取り説明する。つまり、このフローチャート上では印刷実行ユーザは、自身が保有する印刷データ001を、自分用には印刷せず、印刷要求ユーザに配布する為にのみ印刷する場合を説明する。従来では、この印刷処理が印刷実行ユーザの印刷枚数としてカウントされ自身の印刷可能枚数が減算されていた。
本実施形態の印刷管理システム1は、上記の印刷処理を、印刷要求ユーザの印刷枚数としてカウントして印刷可能枚数を減算し、印刷実行ユーザに対してはカウント処理及び印刷可能枚数の減算処理を行わない。その具体的な処理を以下に説明する。
因みに、以下に始まるS10の前に、例えば印刷要求ユーザがユーザ端末2Bにおいて、印刷要求手段27Bにより、印刷データを保有する印刷実行ユーザのユーザ端末2Aに印刷要求通知を送信しておくことができる。
ユーザ端末2Aにおいて、印刷実行ユーザはユーザ端末2Aを操作し、自身が保有する印刷データ001に対して印刷実行を指示する(S10)。すると、印刷ジョブ生成手段21Aは、画像形成装置3で解釈可能な印刷ジョブを生成する(S11)。因みに、S11において、印刷データの印刷実行が指示されると、登録番号、登録ユーザ名、登録日時、基準枚数に関するタグ情報が基本タグとして付加されている。
そして、印刷制御手段22Aは、タグ情報付加手段23Aに印刷データ001に対する印刷枚数Tag2を付加させる(S12)。さらに、S12でタグ情報付加手段23Aは、印刷実行ユーザの操作によって、送信先Tag1a、送信元Tag1b情報を付加し、上記印刷枚数Tag2を、送信先Tag1aのタグ情報に基づいて送信先のユーザ端末2Bへ送信する(S13)。このとき送信先Tag1aには、ユーザ端末2Bのユーザアドレスが記載されている。
印刷制御手段22Aは、上記S12、S13の操作を印刷実行ユーザに行わせる設定画面を表示させている。
図7Aに、設定画面700Aの一例を示すイメージ図を示した。
設定画面700Aは、文書名領域701A、印刷プレビュー領域702A、ページ番号領域703A、送信先/元領域704A、属性情報領域705A、現カウンタ値領域706A、印刷後カウンタ値領域707A、印刷条件の設定領域708A、送信部709A、印刷部710A、通知エリア711A、消去ボタン712Aを有している。
文書名領域701Aは、印刷データに含まれる文章名が表示される領域である。印刷プレビュー領域702Aは、印刷データの印刷画像が表示される領域である。ページ番号領域703Aは、印刷データが有する印刷枚数(ページ数)と、印刷プレビュー領域702Aに表示されているページ数とを表示する領域である。例えば印刷枚数5枚のうち1ページ目を印刷プレビュー領域702Aに表示させている場合、ページ番号領域703Aには「1/5」と表示される。送信先/元領域704Aは、送信先と送信元に関する情報が表示される領域である。送信側においては送信時に選択した送信元アドレスが表示されており、受信側においては送信元アドレスが表示されている。
属性情報領域705Aは印刷データの属性(種類)に関する情報を表示する領域である。この属性情報領域705Aへ属性情報をユーザが入力することにより、後述する属性に関するタグ情報を付加することができる。
現カウンタ値領域706Aは記憶手段に記憶されている現段階でのユーザの「印刷可能枚数」が表示される領域である。印刷後カウンタ値領域707Aは、印刷制御手段22により算出された印刷データを印刷した後の「印刷可能枚数」が表示される領域である。印刷条件の設定領域708Aは、印刷要求ユーザが印刷条件Tag3を付加する領域であり、サイズ設定部70、両面設定部71、集約設定部72、部数設定部73を有している。両面設定部71では、両面印刷の有無Tag3cを付加する。集約設定部72では、1枚当たりに集約して印刷する頁数Tag3dを付加する。送信部709Aは、タグ情報及び/又は印刷データ(印刷ジョブ)などの送信指示を行う領域である。印刷部710Aは、印刷データの印刷指示を行う領域である。通知エリア711Aは、送信先のユーザへの通知を表示する領域である。例えば図の右側の拡大図に示すように、印刷実行ユーザが予め印刷要求ユーザに対して印刷許可枚数10枚を設定して送信している場合、その旨が表示される。因みにこれは印刷実行Tag4が印刷実行ユーザにより付加されていることを意味する。消去ボタン712Aは、設定画面700Aを閉じる指示を行う領域である。
次に、上記S11〜S13に係る処理を設定画面700Aから説明する。
上記S11が処理されると、印刷データ001に付与されている文章名が文書名領域701Aに表示され、ページ番号領域703に表示されているページの印刷画像が印刷プレビュー領域702Aに表示される。ページ番号領域703Aは、印刷データ001が有する全ページ数情報も併せて表示している。これは、印刷データ001に対する印刷枚数Tag2が付加されていることを意味している。
S12において、印刷実行ユーザは、送信先/元領域704Aに自身以外のユーザ名を選択すると、選択したユーザアドレスが表示されると共に、送信元Tag1bとして付加され、同時に自身のユーザアドレスが送信元Tag1bとして付加される。
そして、S13において、送信部709Aを選択すると、送信先領域704Aで選択したユーザへ印刷データ001に付加されたタグ情報(印刷枚数Tag2)が送信される。
次に、図6のフローチャートに戻り、ユーザ端末2Bにおいて、通信手段24Bを介して前記印刷枚数Tag2を取得すると、印刷制御手段22Bは、ユーザに対して印刷を許可するか(印刷要求するか)否かの判断を促す(S14)。印刷を許可しない場合(NO)、何の処理も行わず印刷中止となる(S15)。
ユーザ端末2Bを操作するユーザが印刷を許可(印刷要求)する場合(YES)、タグ情報付加手段23Bは、印刷要求ユーザから印刷条件Tag3を受付けて付加する(S16)。因みに、S14において、印刷を許可する場合、印刷許可手段28Bが印刷許可したことを印刷制御手段22Bへ出力するステップを含んでも良い。
印刷制御手段22Bは、上記S16の操作を印刷実行ユーザに行わせる設定画面を表示させている。
図7Bに、設定画面700Bの一例を示すイメージ図を示した。基本的にはユーザ端末2Aに表示される図7Aの設定画面700Aと同じである。
S14でユーザ端末2Bが印刷枚数Tag2を取得すると、送信元領域704Bにユーザ端末2Aを使用する印刷実行ユーザのアドレスが表示され、印刷データ001の印刷枚数がページ番号領域703Bに表示されている。
この設定画面700Bをユーザ端末2Bに表示させたことは、ユーザ端末2Bを使用するユーザに対して印刷要求するか否かの判断を促したことを意味する。印刷を許可しない場合、例えば右上の消去ボタン712Bを押すと印刷中止になる。
上記S16において、ユーザ端末2Bを操作するユーザは、印刷条件の設定領域708Bのサイズ設定部80、両面設定部81、集約設定部82、部数設定部83を設定することにより印刷条件Tag3を付加する。この操作を行うと印刷制御手段22Bは、ユーザ端末2Bを使用するユーザが印刷要求ユーザであると判断する。
図6のフローチャートに戻り、S17で印刷制御手段22Bは、付加された印刷条件Tag3と、ユーザ端末2Aから取得した印刷枚数Tag2とを参照して、印刷予想枚数を算出する。また、印刷制御手段22Bは、印刷予想枚数を算出した後、記憶手段26Bに記憶された出力要求ユーザの印刷可能枚数を参照し、当該印刷可能枚数から印刷予想枚数を減算して印刷可能かを判断する(S18)。つまり、減算後の印刷可能枚数が0以下である場合(NO)、印刷はできないと判断され中止される(S15)。
上記S17、S18、S15について図7Bの設定画面700Bから説明する。S17、S18の処理がなされると、現カウンタ値706Bには、記憶手段26に記憶されている現在の「印刷可能枚数」が表示され、印刷後カウンタ値707Bには、印刷予想枚数を減算した印刷後の「印刷可能枚数」が表示される。図示例の場合、印刷要求ユーザが有している現在の「印刷可能枚数」は「1000」であり、印刷する枚数が5枚(ページ番号領域703B)であるので、印刷後の「印刷可能枚数」は5枚を減算した「995」が表示される。
因みに、S18において、印刷が可能ではないと判断される場合について、図8から説明する。図示例の場合、印刷要求ユーザが有している現在の「印刷可能枚数」は「3」であり、印刷する枚数が5枚であるので、印刷後の「印刷可能枚数」は5枚を減算した「−2」である。これは印刷できないことを意味し、印刷部710Bはグレートアウト表示され印刷できないことを通知(表示)する。
図6のフローチャートに戻り、S18で減算した印刷可能枚数が0以上であれば(YES)、印刷制御手段22Bは、印刷可能であると判断し、減算した印刷可能枚数(印刷後の印刷可能枚数)を、記憶手段26Bの印刷可能枚数に反映(変更)させる(S19)。上記したS17〜S19により、印刷要求ユーザに対して確実に印刷枚数がカウントされ、印刷要求ユーザの印刷可能枚数が、減算された印刷可能枚数の値に更新されるので、印刷実行ユーザにカウントされることが防止され適正な印刷管理が実行できる。
印刷制御手段22Bは、記憶手段26Bの印刷可能枚数を印刷後の(減算した)印刷可能枚数に変更すると、タグ情報付加手段23Bに印刷実行Tag4を付加させる(S20)。
そして、印刷制御手段22Bは、付加した印刷条件Tag3と印刷実行Tag4をユーザ端末2Aに送信する(S21)。その際、送信先Tag1aにユーザ端末2Aのアドレスが指定され、送信元Tag1bに自身のユーザ端末2Bのアドレスが指定されている。また、送信されるタグ情報には、ユーザ端末2Aで付加された印刷枚数Tag2も付加されていても良い。
次に、ユーザ端末2Aにおいて、通信手段24Aを介して前記印刷条件Tag3と印刷実行Tag4を取得すると、印刷処理手段25Aは、取得したすべてのタグ情報を画像形成装置3が解釈可能なコマンドに変換し、当該コマンドを上記した印刷ジョブに付加する(S22)。そして、印刷制御手段22Aは、コマンドに変換処理されたタグ情報が付加された印刷ジョブを画像形成装置3へ送信する(S23)。
次に画像形成装置3において、印刷ジョブ受付手段31が前記タグ情報が付加された印刷ジョブを取得すると(S24)、印刷手段32へ出力し、当該印刷手段32は印刷データをタグ情報に基づいて印刷する(S25)。
上記してきたように、第1の実施形態に係る印刷管理システム1は、印刷実行ユーザがユーザ端末2Aを操作して印刷枚数Tag2を付加し、印刷要求ユーザがユーザ端末2Bを操作して印刷条件Tag3を付加する構成とした。すると、印刷条件Tag3から印刷要求ユーザが印刷する印刷予想枚数が算出でき、当該印刷予想枚数を印刷要求ユーザの印刷枚数としてカウントできる。そして、印刷刷要求ユーザの印刷可能枚数を、カウントした印刷枚数の分だけ減算する。したがって、印刷実行ユーザが印刷要求ユーザのために印刷した印刷枚数を、印刷要求ユーザの印刷枚数としてカウントして印刷枚数を適正に管理できる。また、印刷可能であるかが判断された後に、印刷実行Tag4が付加されることにより、より適正な印刷管理が可能となる。
[第2の実施形態]
<システム構成>
図9に第2の実施形態に係る印刷管理システム10のシステム構成図を示した。印刷管理システム10は、図1に示した印刷管理システム1に加えて管理ユーザが使用する管理者端末4を更に有するものである。なお、第2の実施形態は一部を除いて第1の実施形態と同一であるため、同一部分についての説明を適宜省略する。また、ハードウェア構成は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
管理者端末4は、管理ユーザが利用する情報処理装置である。基本的にはユーザ端末2と同様にスマートフォンや携帯電話、PCなどの端末装置である。
<ソフトウェア構成>
図10に第2の実施形態に係る印刷管理システム10のソフトウェア構成を示した。この印刷管理システム10は、図4に示した印刷管理システム1と略同様であり、同一の部分についての説明は省略する。相違点は、管理ユーザが使用する管理者端末4が追加されている点にある。
管理者端末4は、基本的にはユーザ端末2が有する各機能部を同様に有している。因みに、管理者端末4を使用する管理ユーザは、上述した印刷実行ユーザとして又は印刷要求ユーザとして印刷管理プログラムPr40を動作できる。以下に、第1の実施形態との相違点に関係する、ユーザ端末2Aとユーザ端末2Bとのタグ情報のやり取り、印刷可能枚数の変更処理、印刷可能かの判断処理などに寄与する機能部について特に説明する。
管理者端末4は、印刷管理プログラムPr40を有しており、印刷管理プログラムPr40により動作する印刷ジョブ生成手段41、印刷制御手段42、タグ情報付加手段43、通信手段44、印刷処理手段45、記憶手段46(ユーザ情報記憶手段の一例に相当)、タグ情報処理手段47(情報処理手段の一例に相当)を有している。印刷ジョブ生成手段41、印刷制御手段42、通信手段44、印刷処理手段45は、図4で説明したユーザ端末2の印刷ジョブ生成手段21、印刷制御手段22、通信手段24、印刷処理手段25と略同じであり説明は省略する。記憶手段46は、印刷データの属性に関するタグ情報と紐付けられた「ユーザ情報」を有するユーザ情報記憶手段の一例である。記憶手段46は、更に管理ユーザに割り当てられた自身の「印刷可能枚数」に関する情報を有しているほか、タグ情報処理手段47が算出するユーザ1人当たりの「印刷予想枚数」情報を更に有している。
前記した「ユーザ情報」は、属性に関するタグ情報が例えば「カタログ」である場合、「カタログ」と紐付けられたユーザアドレスに関する情報が記憶されており、属性に関するタグ情報として「カタログ」が付加されると、当該「カタログ」をキーにして、「カタログ」に紐付けられた全てのユーザが抽出できる構成である。
タグ情報処理手段47は、ユーザ端末2(2A)から取得した印刷条件Tag3から、ユーザ1人当たりの印刷予想枚数を算出する機能を有する。また、送信元Tag1bと属性に関するタグ情報から、印刷データ001を必要とするユーザを自動的に抽出する機能を有している。この点は後述する。
更に、抽出したユーザが使用するユーザ端末2の記憶手段26に記憶されている「印刷可能枚数」の値をロード指示(読み出し指示)するカウンターロードTag5を付加する機能も有する。このカウンターロードTag5により、ユーザ端末2を使用するユーザの現在の「印刷可能枚数」の値を取得できる。すると、印刷制御手段42が、ユーザ端末2を使用する印刷要求ユーザが印刷可能な状態であるかを判断することができる。
<タグ情報>
図5に基づいて、例えば印刷データ001に対して、第2の実施形態において更に付加されるタグ情報について、簡単に説明する。送受信Tag1、印刷枚数Tag2、印刷条件Tag3、印刷実行Tag4については、第1の実施形態で説明しており、説明は省略する。以下、第1の実施形態に加えて追加されるタグ情報について説明する。
追加されるタグ情報は、カウンタロードTag5(特許請求の範囲のロード指示に関する情報に相当)、印刷可能枚数変更Tag6、属性情報Tag7、印刷可能枚数Tag8である。
管理者端末4のタグ情報処理手段47により付加されるタグ情報は、カウンターロードTag5、印刷可能枚数変更Tag6、印刷実行Tag4である。印刷実行Tag4は上述したとおりであり説明は省略する。カウンターロードTag5は、ユーザ端末2A、2Bの記憶手段に記憶されている「印刷可能枚数」(カウンタ値)の読出しを指示するためのタグである。印刷可能枚数変更Tag6は、ユーザ端末2A、2Bに記憶されている「印刷可能枚数」の値を、印刷後の減算された「印刷可能枚数」へ変更させるためのタグである。これらのタグにより、管理者端末4は、ユーザ端末2A、2Bに対して適正な印刷管理を行うことができる。
属性情報Tag7は、印刷実行ユーザが使用するユーザ端末2(2A)のタグ情報付加手段23Aによって付加されるタグ情報である。この属性情報Tag7は、印刷データの属性(種類)に関するタグである。属性情報Tag7に記述される属性情報は、記憶手段の「ユーザ情報」と紐付けられている。
また、印刷可能枚数Tag8は、カウンタロードTag5を取得したユーザ端末2のタグ情報付加手段23によって付加されるタグ情報である。この印刷可能枚数Tag8は、自身に割振られた「印刷可能枚数」を、他の情報処理装置(ユーザ端末2を含む)へ通知するためのタグである。
<印刷管理処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る印刷管理システム10の処理の詳細について説明する。
図11は本実施形態に係る印刷管理システム10の印刷管理処理を表した一例のフローチャートである。図11のフローチャートは、ユーザ端末2Aを印刷実行ユーザが使用する端末とし、ユーザ端末2Bを印刷要求ユーザが使用する端末とする。そして、印刷実行ユーザが印刷データを提供すると共に、自身も印刷要求を行い(印刷要求ユーザ)、ユーザ端末2Bを使用する印刷要求ユーザも印刷要求する場合において、管理者端末4がユーザ端末2A、2Bに対して印刷管理を行う場合を例に取り説明する。つまり、このフローチャート上では印刷実行ユーザは、自身が保有する印刷データ001を自分用に印刷するが、印刷データを配布する他のユーザのアドレスは指定しない。その分、管理者端末4が印刷データの印刷を必要とする他のユーザを割出し、印刷を実行したそれぞれのユーザ(印刷要求ユーザ)に対して印刷枚数を適正にカウントして印刷制御を行うものである。したがって、印刷実行ユーザは印刷要求ユーザであるとも判断され処理される。以下、具体的に説明する。
因みに、以下に始まるS30の前に、例えば各ユーザがそれぞれが使用するユーザ端末2において、印刷要求手段27により、管理者端末4へ印刷要求通知を送信しておくことができる。
先ず、ユーザ端末2Aにおいて、印刷実行ユーザはユーザ端末2Aを操作し、自身が保有する印刷データ001に対して印刷実行を指示する(S30)。すると、印刷ジョブ生成手段21Aは、画像形成装置3で解釈可能な印刷ジョブを生成する(S31)。因みに、S31において、印刷データの印刷実行が指示されると、登録番号、登録ユーザ名、登録日時、基準枚数に関するタグ情報が基本タグとして付加されている。
そして、印刷制御手段22Aは、タグ情報付加手段23Aに印刷データ001に対する印刷枚数Tag2を付加させる(S32)。また、本実施形態では、印刷実行ユーザが、自身の印刷データを印刷する印刷要求ユーザでもあるため、タグ情報付加手段23Aは、印刷実行ユーザから印刷条件Tag3と属性情報Tag7を受付けて付加する(S33)。さらに、S33でタグ情報付加手段23Aは、印刷実行ユーザの操作によって、送信先Tag1a、送信元Tag1b情報を付加し、上記印刷枚数Tag2、印刷条件Tag3、属性情報Tag7を有するタグ情報を、送信先Tag1aに基づいて送信先のユーザ端末2Bへ送信する(S34)。このとき送信先Tag1aには、管理者端末4のユーザアドレスが記載されている。
印刷制御手段22Aは、上記S33、S34の操作を図7Aに示した設定画面700Aにより実施している。即ち、設定画面700Aの、属性情報領域705Aに印刷データの属性(種類)に関する情報を入力すると、属性情報Tag7が付加される。また、印刷条件の設定領域708Aの各種設定部を設定することで、印刷条件Tag3が付加される。
次に、図11のフローチャートに戻り、管理者端末4において、通信手段44を介して前記タグ情報を取得すると、タグ情報処理手段47は印刷条件Tag3からユーザ1人当たりの印刷予想枚数を算出し記憶手段に「印刷予想枚数」情報として記憶する(S35)。また、属性情報Tag7に記述されている属性情報から、記憶手段46に記憶されている「ユーザ情報」の前記属性情報に紐付けられた全てのユーザを抽出する(S36)。抽出されたユーザは、この時点で印刷が必要なユーザとして判断されるが、印刷要求ユーザとして確定されているわけでない。
タグ情報処理手段47は、印刷実行ユーザの使用するユーザ端末2Aの他、抽出されたユーザが使用するユーザ端末2の各記憶手段26に記憶されている「印刷可能枚数」を読取るカウンタロードTag5を付加する(S37)。S37でタグ情報処理手段47は、送信先Tag1a、送信元Tag1b情報を付加し、上記カウンタロードTag5を付加したタグ情報を送信先Tag1aに基づいて送信先のユーザ端末2へ送信する(S34)。本実施形態の場合、ユーザ端末2A、2Bとした。
ユーザ端末2Bにおいて、通信手段24Bを介してカウンタロードTag5を有するタグ情報を取得すると、印刷制御手段22Bは、ユーザに対して印刷を許可するか(印刷要求するか)否かの判断を促す(S39)。印刷を許可しない場合(NO)、何の処理も行わず印刷中止となる(S40)。
ユーザ端末2Bを操作するユーザが印刷を許可(印刷要求)する場合(YES)、印刷制御手段22Bは、記憶手段26Bの「印刷可能枚数」を読出し、読出した値をタグ情報付加手段23Bに印刷可能枚数Tag8として付加させ、管理者端末4へ送信する(S41)。印刷を許可する場合、印刷許可手段28Bにより印刷制御手段22Bへ通知されることが好ましいが、この限りではない。
ユーザ端末2Aにおいて、通信手段24Aを介してカウンタロードTag5を有するタグ情報を取得すると、印刷制御手段22Aは、記憶手段26Aの「印刷可能枚数」を読出し、読出した値をタグ情報付加手段23Aに印刷可能枚数Tag8として付加させ、管理者端末4へ送信する(S42)。ユーザ端末2Aにおいては、印刷を許可するかのステップは行われない。S33において印刷実行ユーザは既に印刷要求を行っているからである。
S43において管理者端末4は、ユーザ端末2(2A、2B)から印刷可能枚数Tag8を取得し、それぞれのユーザに割り振られた現在の「印刷可能枚数」を把握する。
印刷制御手段42は、ユーザ端末2Aから取得して算出した「ユーザ1人当たりの印刷予想枚数」を、各印刷要求ユーザが使用するユーザ端末2から取得した「印刷可能枚数」から減算して、印刷可能かをユーザ毎に判断する(S44)。
減算後の印刷可能枚数が0以下である場合(NO)、印刷はできないと判断され、印刷を中止する通知が該当するユーザ端末2へ送信される(S45)。
S44で減算後の印刷可能枚数が0以上であれば、印刷制御手段42は、印刷可能(YES)であると判断する。本実施形態の場合、ユーザ端末2A、2Bの両方とも印刷可能であると判断したとして説明を進める。
そして、S46で印刷制御手段42は、タグ情報処理手段47に、減算した印刷可能枚数を、ユーザ端末2の各記憶手段26の印刷可能枚数に反映(変更)させる印刷可能枚数変更Tag8を付加させる。この時、印刷可能枚数変更Tag8は、印刷要求をしたユーザ毎に付加される。また、S46において、印刷データを有する印刷実行ユーザが使用するユーザ端末2Aに対しては、印刷可能枚数変更Tag8の他に、印刷実行Tag4が付加される。この印刷実行Tag4により、ユーザ端末2Aにおいて上記タグ情報を付加した印刷ジョブの生成が可能になる。
S47において、管理者端末4は、ユーザ端末2Bには、印刷可能枚数変更Tag8を送信し、ユーザ端末2Aには、印刷可能枚数変更Tag8と印刷実行Tag4を送信する。
ユーザ端末2Bにおいて、印刷制御手段22Bは通信手段24Bを介して印刷可能枚数変更Tag8を取得すると、当該Tag8に記述された減算後の印刷可能枚数を、記憶手段26Bの印刷可能枚数に反映(変更)させる(S48)。
また、ユーザ端末2Aにおいて、印刷制御手段22Aは通信手段24Aを介して印刷可能枚数変更Tag8と印刷実行Tag4を取得すると、当該Tag8に記述された減算後の印刷可能枚数を、記憶手段26Aの印刷可能枚数に反映(変更)させる(S49)。
上記したS46〜S49により、それぞれの印刷要求ユーザに対して確実に印刷枚数がカウントされ、減算された印刷可能枚数に更新されるので、適正な印刷管理が実行できる。
S50において、印刷制御手段22Aは、前記印刷実行Tag4の取得に伴い、印刷処理手段25Aに、取得したすべてのタグ情報を画像形成装置3が解釈可能なコマンドに変換させ、当該コマンドを上記した印刷ジョブに付加する。そして、印刷制御手段22Aは、コマンドに変換処理されたタグ情報が付加された印刷ジョブを画像形成装置3へ送信する(S51)。
次に、画像形成装置3において、印刷ジョブ受付手段31が前記タグ情報が付加された印刷ジョブを取得すると(S52)、印刷手段32へ出力し、当該印刷手段32は印刷データをタグ情報に基づいて印刷する(S53)。本実施形態の場合は、ユーザ端末2Aと2Bを使用する二人分のユーザに対して印刷が行われる。
上記してきたように、第2の実施形態に係る印刷管理システム10は、印刷データを有する印刷実行ユーザは、印刷枚数Tag2、印刷条件Tag3の他に、属性情報Tag7を付加し、前記したタグ情報を管理者端末4が管理する構成である。したがって、印刷実行ユーザは配布する他のユーザの送信先を指定しなくても、管理者端末4が、記憶装置に記憶した、属性情報と紐付けられたユーザ情報から印刷を必要とするユーザを割出して印刷要求を促し、印刷要求したユーザに対して印刷処理を行わせるので、パブリックなユーザに対して印刷を配布したいときに有効である。また、管理者端末4は、各ユーザに割振られた「印刷可能枚数」を読取り、減算した印刷後の「印刷可能枚数」に変更するタグ情報を該当するユーザ端末へ送信するので、印刷実行ユーザの印刷枚数を確実に且つ適正にカウントできる。
[第3の実施形態]
<システム構成>
図12に第3の実施形態に係る印刷管理システム100のシステム構成図を示した。印刷管理システム100は、端的に云うと図9に示した印刷管理システム10の管理者端末4が、管理サーバ5に変更された構成である。なお、第3の実施形態は一部を除いて第2の実施形態と同一であるため、同一部分についての説明を適宜省略する。管理サーバ5のハードウェア構成は図2と同様であるため説明を省略する。
管理サーバ5は、情報処理装置である。基本的には管理者端末4と略同様の機能構成を有している。
<ソフトウェア構成>
図13に管理サーバ5のソフトウエア構成を示した。他のユーザ端末2A、2B、画像形成装置3は第1及び第2の実施形態で説明しており、ここで図示及び説明は省略する。
管理サーバ5は、印刷管理プログラムPr50と印刷可能枚数管理プログラムPr51を有している。
印刷管理プログラムPr50は、基本的に管理者端末4が有している印刷管理プログラム40と一部重複しており、印刷制御手段52、タグ情報処理手段53、通信手段54、記憶手段55を有している。これは、印刷管理プログラムPr40により動作する印刷制御手段42、タグ情報処理手段47、通信手段44、記憶手段46と同様の機能構成である。ここではあえて各機能部の説明は省略する。
要するに、印刷ジョブの生成や、印刷可能な形式に変換するなどの印刷処理に係る機能部は有さず、ユーザ端末2の間でやり取りされる印刷データとジョブ情報の情報処理に係る機能部のみ有する構成である。勿論、両方有する構成で実施しても良い。
記憶手段55には、上記記憶手段46と同様に、タグ情報処理手段53が算出した「印刷予想枚数」に関する情報や、属性情報Tag7の属性情報と紐付けられた「ユーザ情報」を有することができる。勿論、外部のストレージ領域に前記した各情報を有していても良い。
大きな相違点は、印刷可能枚数管理プログラムPr51を有していることである。この印刷枚数管理プログラムPr51により、印刷可能枚数変更手段56と、印刷可能枚数送信手段57と、印刷可能枚数DB58が動作し、印刷可能枚数の提供、印刷可能枚数の変更処理を行うことができる。
印刷可能枚数DB58は、ユーザ端末2を使用するユーザ毎の「印刷可能枚数(カウンタ値)」情報58Aと、図7A、Bでユーザが付加した例えば印刷条件Tag3の設定情報58Bをユーザ毎に有している。
印刷可能枚数管理プログラムPr51は、現在の「印刷可能枚数」を印刷可能枚数送信手段57により、印刷管理プログラムPr50へ送信し、印刷制御手段52に印刷予想枚数を算出させることができる。また、印刷要求ユーザがユーザ端末2を操作して印刷要求を行い、印刷が実行されると、印刷可能枚数変更手段56により、印刷可能枚数DB58に記憶されている印刷要求ユーザの「印刷可能枚数」が、印刷後の「印刷可能枚数」に変更される。
つまり、第2の実施形態で管理者端末4が行っていた、「印刷可能枚数」を読み出すカウンターロードTag5と、印刷後(減算後)の「印刷可能枚数」に変更する印刷可能枚数変更Tag6を付加し、該当するユーザ端末2へ送信する処理が必要なく、スムーズな印刷管理が実現できる利点がある。
管理サーバ5は、更に印刷データ(及び印刷ジョブ)をストレージする印刷データDB59を有することができる。
<印刷管理処理の詳細>
第3の実施形態に係る印刷管理システム100の印刷管理処理は、図11に基づいて説明したとおりであり、あえて図面を作成して説明することは省略する。
図11との相違点は、ユーザ端末2A、2BへカウンターロードTag5を送信し、ユーザ端末2A、2Bから「印刷可能枚数」を取得するステップは削除される点が異なる。また、ユーザ端末2A、2Bへ印刷可能枚数変更Tag6を送信し、ユーザ端末2A、2Bの記憶手段26の「印刷可能枚数」を変更させるステップは削除される。他の処理は、図11で説明した処理と同じである。
[第4の実施形態]
上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した各装置の各要素構成は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のごとく合成されていることを要しない。即ち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合することができる。つまり、上述した実施形態で説明した管理サーバ5は、用途や目的に応じて様々なシステム内に組み込まれて構成されても良いし、各機能部を分散又は統合した印刷管理システムとして実施できる。例えば、画像形成装置3内に管理サーバ5を組み込んで実施することも可能である。
<プログラム>
また、印刷管理システム1、10、100で実行される各処理プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD―R、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される。また、処理プログラムをインターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、各処理プログラムを、ROMなどに予め組み込んで提供するようにしてもよい。
印刷管理システム1、10、100で実行されるプログラムは、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が記憶媒体から制御プログラムを読み出して実行することにより、上記各機能部が主記憶装置上にロードされ、各機能部が主記憶装置(メモリ)上に生成されるようになっている。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、特許請求の範囲に記載した印刷装置は画像形成装置3に相当する。一台以上の情報処理装置はユーザ端末2、管理者端末4、管理サーバ5に相当する。
1、10、100 印刷管理システム
2、2A、2B ユーザ端末(情報処理装置)
22 印刷制御手段
23 タグ情報付加手段(情報付加手段)
24 通信手段
26 記憶手段
3 画像形成装置(印刷装置)
4 管理者端末(管理者の情報処理装置)
42 印刷制御手段
47 タグ情報処理手段(情報処理手段)
44 通信手段
46 記憶手段
5 管理サーバ(情報処理装置)
特許第4222914号公報

Claims (8)

  1. 印刷装置と、管理者端末と、少なくとも第1のユーザ及び第2のユーザが使用する複数の情報処理装置とがネットワークを介して接続される印刷管理システムであって、
    各ユーザに割り当てられた印刷可能枚数を記憶する記憶手段と、
    1つの印刷データに対して、印刷枚数に関する情報、印刷条件に関する情報、及び当該情報の送信先及び送信元に関する情報を、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザから受付けて付加する情報付加手段と、
    少なくとも前記情報を、前記送信先及び送信元に関する情報に基づいて送受信する通信手段と、
    少なくとも前記第1のユーザから受付けた前記印刷枚数に関する情報に基づいて、印刷予想枚数を算出し、前記第2のユーザの前記印刷可能枚数を前記印刷予想枚数の分だけ減算する印刷制御手段と、
    を有し
    前記情報付加手段は、前記第1のユーザに対して印刷データの属性に関する情報を受付けて付加し、
    前記管理者端末は、
    前記印刷データの属性に関する情報と紐付けられたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記第1のユーザから受付けて付加された前記属性に関する情報を取得し、前記属性に関する情報と紐付けられたユーザを前記ユーザ情報記憶手段から抽出し、前記抽出したユーザを送信先とする送信先に関する情報と、前記抽出したユーザの印刷可能枚数を前記記憶手段からロードさせるロード指示に関する情報とを付加する情報処理手段と、
    を含むことを特徴とする、印刷管理システム。
  2. 前記印刷制御手段は、
    前記印刷枚数に関する情報と前記印刷条件に関する情報とに基づいて、印刷予想枚数を算出し、前記第2のユーザの前記印刷可能枚数を前記印刷予想枚数の分だけ減算することを特徴とする請求項1に記載の印刷管理システム。
  3. 前記印刷制御手段は、
    前記印刷予想枚数を算出すると、前記第2のユーザの印刷可能枚数を前記記憶手段から参照して印刷可能かを判断し、印刷可能な場合、前記記憶手段の前記第2のユーザの印刷可能枚数を、前記印刷予想枚数の分だけ減算した印刷可能枚数に変更させることを特徴とする、請求項1又は2に記載した印刷管理システム。
  4. 前記情報付加手段は、
    前記印刷制御手段が、前記第2のユーザに対して印刷可能であると判断すると、印刷実行に関する情報を付加することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の印刷管理システム。
  5. 前記印刷制御手段は、
    前記印刷枚数に関する情報又は前記ロード指示に関する情報を取得すると、ユーザに対して前記印刷データに印刷要求をするか否かの判断を促すことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷管理システム。
  6. 前記印刷制御手段は、
    前記情報付加手段が、ユーザから印刷条件に関する情報を受付けると、印刷要求したと判断することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の印刷管理システム。
  7. 印刷装置と、管理者端末と、少なくとも第1のユーザ及び第2のユーザが使用する複数の情報処理装置とがネットワークを介して接続される印刷管理システムにより実行される印刷管理方法であって、
    各ユーザに割り当てられた印刷可能枚数を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    1つの印刷データに対して、印刷枚数に関する情報、印刷条件に関する情報、及び当該情報の送信先及び送信元に関する情報を、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザから受付けて付加する情報付加ステップと、
    少なくとも前記情報を、前記送信先及び送信元に関する情報に基づいて送受信する通信ステップと、
    少なくとも前記第1のユーザから受付けた前記印刷枚数に関する情報に基づいて、印刷予想枚数を算出し、前記第2のユーザの前記印刷可能枚数を前記印刷予想枚数の分だけ減算する印刷制御ステップと、
    を有し
    前記情報付加ステップは、前記第1のユーザに対して印刷データの属性に関する情報を受付けて付加し、
    前記管理者端末において実行される、
    前記印刷データの属性に関する情報と紐付けられたユーザ情報をユーザ情報記憶手段に記憶するユーザ情報記憶ステップと、
    前記第1のユーザから受付けて付加された前記属性に関する情報を取得し、前記属性に関する情報と紐付けられたユーザを前記ユーザ情報記憶手段から抽出し、前記抽出したユーザを送信先とする送信先に関する情報と、前記抽出したユーザの印刷可能枚数を前記記憶手段からロードさせるロード指示に関する情報とを付加する情報処理ステップと、
    を有することを特徴とする、印刷管理方法。
  8. 印刷装置と、管理者端末と、少なくとも第1のユーザ及び第2のユーザが使用する複数の情報処理装置とがネットワークを介して接続される印刷管理システムを、
    各ユーザに割り当てられた印刷可能枚数を記憶する記憶手段、
    1つの印刷データに対して、印刷枚数に関する情報、印刷条件に関する情報、及び当該情報の送信先及び送信元に関する情報を、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザから受付けて付加する情報付加手段、
    少なくとも前記情報を、前記送信先及び送信元に関する情報に基づいて送受信する通信手段、
    少なくとも前記第1のユーザから受付けた前記印刷枚数に関する情報に基づいて、印刷予想枚数を算出し、前記第2のユーザの前記印刷可能枚数を前記印刷予想枚数の分だけ減算する印刷制御手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記情報付加手段を、前記第1のユーザに対して印刷データの属性に関する情報を受付けて付加させ、
    前記管理者端末を、
    前記印刷データの属性に関する情報と紐付けられたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記第1のユーザから受付けて付加された前記属性に関する情報を取得し、前記属性に関する情報と紐付けられたユーザを前記ユーザ情報記憶手段から抽出し、前記抽出したユーザを送信先とする送信先に関する情報と、前記抽出したユーザの印刷可能枚数を前記記憶手段からロードさせるロード指示に関する情報とを付加する情報処理手段
    として機能させるためのプログラム。
JP2014048021A 2014-03-11 2014-03-11 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム Expired - Fee Related JP6343978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014048021A JP6343978B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014048021A JP6343978B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015172828A JP2015172828A (ja) 2015-10-01
JP6343978B2 true JP6343978B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=54260120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014048021A Expired - Fee Related JP6343978B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6343978B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4402022B2 (ja) * 2005-08-09 2010-01-20 キヤノン株式会社 情報処理装置及び集計方法及びコンピュータプログラム
JP4735703B2 (ja) * 2008-10-23 2011-07-27 セイコーエプソン株式会社 印刷設定提案システム及び印刷提案プログラム並びに印刷提案方法
JP5461363B2 (ja) * 2010-10-29 2014-04-02 株式会社沖データ 画像形成装置及びそれを用いた画像形成システム
JP2014026398A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Oki Data Corp 印刷管理装置、印刷管理プログラム、印刷データ送信プログラム、および印刷システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015172828A (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10114940B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, and information processing method
US10009487B2 (en) Output system, output method, and output apparatus
JP6303404B2 (ja) 出力システム、端末装置、プログラム及び出力方法
JP6500530B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、出力システム及び出力方法
JP6225586B2 (ja) 出力システム、端末装置、プログラム及び出力方法
CN105812348B (zh) 图像形成设备和图像形成设备的控制方法
JP6136703B2 (ja) 情報処理プログラムおよび情報処理装置
JP2019185657A (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JP6481508B2 (ja) 端末装置、プログラム及び出力システム
KR20150020089A (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법, 처리 장치, 및 기억 매체
US9081530B2 (en) Control system for forming and outputting image, control apparatus for forming and outputting image, and recording medium storing a control program for forming and outputting image
JP2017117235A (ja) 管理プログラム、管理システム、情報処理装置
JP6343978B2 (ja) 印刷管理システム、印刷管理方法及びプログラム
JP6623864B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、出力システム及び出力方法
JP6372181B2 (ja) 出力システム、出力制御システム、プログラム及び出力方法
JP5030819B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP6172182B2 (ja) プログラム、情報処理装置、出力管理システム及び出力管理方法
US9270853B2 (en) Exporting and importing for display on an image forming apparatus environment setting information of an application
US8854671B2 (en) Method and apparatus for setting printing option
JP5220166B2 (ja) 印刷システム、サーバ装置、印刷方法、及びコンピュータプログラム
JP2016173772A (ja) 端末装置、プログラム、出力システム及び出力方法
US20120243044A1 (en) Information management apparatus, information management method and recording medium
JP2018191155A (ja) 画像ログ保存システム、画像ログ保存方法、画像形成装置及びプログラム
JP7255123B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、レポート生成方法及びプログラム
JP6024376B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6343978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees