JP6343943B2 - 情報管理サーバ、画像加工システム、画像加工方法、および、情報管理プログラム - Google Patents

情報管理サーバ、画像加工システム、画像加工方法、および、情報管理プログラム Download PDF

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本開示の技術は、端末での画像の加工に用いられる情報管理サーバ、画像加工システム、画像加工方法、および、情報管理プログラムに関する。
近年、スマートフォン等の撮影機能を有する端末が撮影した画像を端末に加工させる多くの方法が提案されている。これらの方法によって、例えば、撮影画像へのフレーム等の付加画像の合成や、画像の色相を変化させるフィルタの撮影画像への適用等、多種多様な形態の加工が実現されている。こうした方法に用いられる端末には、通常、画像を加工するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされ、アプリケーションソフトウェアは、例えば、付加画像を示すデータや撮影画像に付加画像を合成するプログラム等から構成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−257844号公報
ところで、端末が画像に対して施すことのできる加工の形態は、アプリケーションソフトウェアに含まれる上述のデータやプログラムによって規定される。しかしながら、端末にて画像の加工が行われる状況はその時々で様々であり、端末にインストールされているアプリケーションソフトウェアの構成は、画像の加工が利用される状況に適しているとは限らない。
本開示の技術は、端末での画像の加工を補助することのできる情報管理サーバ、画像加工システム、画像加工方法、および、情報管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する情報管理サーバは、端末での画像の加工に必要な加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、を備える。
上記課題を解決する画像加工システムは、端末と、前記端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバと、を備える画像加工システムであって、前記情報管理サーバは、前記端末での画像の加工に必要な加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、を備え、前記端末は、前記情報管理サーバから受信した前記加工コンテンツを用いて画像の加工を行う。
上記課題を解決する画像加工方法は、端末と、前記端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバと、を用いて行われる画像加工方法であって、前記情報管理サーバは、前記端末での画像の加工に必要な加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶し、前記情報管理サーバが、前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得するステップと、前記情報管理サーバが、前記データを用いて、取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定するステップと、前記情報管理サーバが、特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信するステップと、前記端末が、前記情報管理サーバから受信した前記加工コンテンツを用いて画像の加工を行うステップと、を含む。
上記課題を解決する情報管理プログラムは、端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバを、前記端末での画像の加工に必要な加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、として機能させる。
上記構成によれば、端末が加工コンテンツの送信を要求したとき、情報管理サーバは、取得した分類情報に基づいて構成情報を特定し、その構成情報によって規定される構成を有する加工コンテンツを端末に送信する。したがって、端末にて可能な画像の加工の形態は、端末がその都度取得する加工コンテンツの構成によって規定され、端末がその都度取得する加工コンテンツの構成は、端末からの加工コンテンツの送信の要求に伴って情報管理サーバが取得する分類情報に応じて決まる。それゆえ、端末に、状況に応じた構成の加工コンテンツを送信することも可能となり、端末での画像の加工を補助することができる。
上記情報管理サーバにおいて、前記取得部は、前記端末が前記分類情報を有する情報媒体から取得した前記分類情報を、前記端末から受け取ることによって、前記分類情報を取得することが好ましい。
上記構成によれば、端末が情報媒体から分類情報を取得し、端末の取得した分類情報に応じた加工コンテンツが情報管理サーバから端末に送信される。したがって、情報媒体への分類情報の割り当てによって、端末に提供される加工コンテンツを定めることができる。
上記情報管理サーバにおいて、前記記憶部は、前記加工コンテンツの構成要素となるプログラムもしくはデータである複数の加工要素を記憶し、前記加工コンテンツは、前記記憶部に記憶される前記複数の加工要素の少なくとも1つから構成され、前記構成情報は、前記加工コンテンツを構成する前記加工要素を規定し、前記構成情報特定部が特定した前記構成情報によって規定される前記加工要素を前記記憶部から取得する加工要素取得部をさらに備え、前記送信部は、前記加工要素取得部が取得した前記加工要素を前記端末に送信することが好ましい。
上記構成によれば、加工コンテンツの構成要素が加工要素としてモジュール化されて記憶され、記憶されている複数の加工要素の中から、特定された構成情報によって規定される加工要素が端末に送信されることにより、加工コンテンツが端末に提供される。したがって、構成情報における加工要素の組み合わせ方によって、多様な加工コンテンツを容易に構成することが可能であり、また、加工コンテンツの構成の変更も容易に行うことができる。
上記情報管理サーバにおいて、前記複数の加工要素には、端末にて加工された画像を会員制のウェブサイトを提供するサーバに送信するプログラムが含まれることが好ましい。
上記構成によれば、構成情報における加工要素の組み合わせに、端末にて加工された画像を会員制のウェブサイトを提供するサーバに送信するプログラムである加工要素を含めることができる。加工コンテンツの構成要素の1つとして上記の加工要素が選択可能になることにより、より多様な加工コンテンツを構成することが可能となる。
上記情報管理サーバにおいて、前記加工コンテンツは、ウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツを含むことが好ましい。
上記構成によれば、端末に画像の加工を行わせるにあたり、加工コンテンツを動作させる専用のアプリケーションソフトウェアの作成や端末へのインストールが不要であるため、端末での画像の加工を実現するために要する負荷が軽減される。
本開示の技術によれば、端末での画像の加工を補助することができる。
本開示の技術における一実施形態の画像加工システムの全体構成を示すシステム構成図である。 一実施形態における情報管理サーバの装置構成を示すブロック図である。 一実施形態における対応構成データのデータ構成の一例を示す構成図である。 一実施形態における加工構成データのデータ構成の一例を示す構成図である。 一実施形態における指定要素データのデータ構成の一例を示す構成図である。 一実施形態での加工コンテンツの提供の手順を示すシーケンス図である。 変形例における対応構成データのデータ構成の一例を示す構成図である。
図1〜図6を参照して、情報管理サーバ、画像加工システム、画像加工方法、および、情報管理プログラムの一実施形態について説明する。
[画像加工システムの構成]
図1を参照して、画像加工システムの全体構成について説明する。
図1に示されるように、画像加工システムは、情報媒体10と、ユーザ端末20と、情報管理サーバ30とを含む。ユーザ端末20と情報管理サーバ30とは、インターネット等のネットワークNWに接続されて、相互にデータを送信および受信する。
情報媒体10は、情報媒体10が有する情報をユーザ端末20に受け渡す媒体である。情報媒体10は、例えば、ICチップやアンテナを備え、近距離無線通信による情報の送受信を行うICタグに具体化される。また例えば、情報媒体10は、二次元コード等、光学的に読み取り可能に情報を保持する媒体であってもよい。また例えば、情報媒体10は、Bluetooth(登録商標)を利用した無線通信のように、情報媒体10が有する情報を近距離無線通信によって発信する装置であってもよい。
情報媒体10は、ユーザ端末20の分類に用いられる分類情報として、情報管理サーバ30におけるアクセス先を示すアドレスとしてのURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)を有している。分類情報は、情報媒体10ごとに割り当てられている。情報媒体10は、例えばイベント会場等、ユーザ端末20での画像の加工に必要な加工コンテンツが提供される場所に設置される。
ユーザ端末20は、画像の撮影機能、情報媒体10からの情報取得機能、ネットワークNWへの接続機能、および、ウェブブラウザによるウェブページの閲覧機能を備えている。例えば、情報媒体10がICタグである場合、ユーザ端末20は、NFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)に対応したスマートフォンに具体化される。
ユーザ端末20は、分類情報を情報媒体10から取得し、ユーザ端末20の取得した分類情報の一例であるアドレスに基づいて情報管理サーバ30にアクセスする。そして、ユーザ端末20は、情報管理サーバ30から、加工コンテンツを受信する。加工コンテンツは、ユーザ端末20に画像の加工を行わせるプログラムや、このプログラムの実行時に用いられるデータである付加画像等を含む。ユーザ端末20は、ユーザ端末20の受信した加工コンテンツを用いて、画像の加工を行う。なお、ネットワークNWには、こうした複数のユーザ端末20が接続される。
情報管理サーバ30は、ユーザ端末20からのアクセスに応じて、加工コンテンツの構成を規定する構成情報を特定する。そして、情報管理サーバ30は、特定された構成情報に従った構成を有する加工コンテンツをユーザ端末20に送信する。
[情報管理サーバの構成]
図2〜図5を参照して、情報管理サーバ30の構成について説明する。
図2に示されるように、情報管理サーバ30は、通信部31と、制御部32と、記憶部33とを備えている。
通信部31は、ネットワークNWを通じて、情報管理サーバ30とユーザ端末20との接続処理を実行する。また、通信部31は、取得部および送信部として機能し、情報管理サーバ30とユーザ端末20との間でデータの送信および受信を行う。
制御部32は、CPUを含み、記憶部33に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部31における通信の制御、記憶部33における情報の読み出しや書き込み、各種の演算処理等を行う。
制御部32は、画像加工システムによる画像加工方法を実施する構成の一部として、構成情報特定部32aと加工要素取得部32bとを備えている。
構成情報特定部32aは、ユーザ端末20に加工コンテンツを送信する旨の要求をユーザ端末20から受けたとき、ユーザ端末20から受け取った分類情報に基づき、記憶部33に記憶されているデータを用いて構成情報を特定する。
加工要素取得部32bは、構成情報特定部32aが特定した構成情報に基づいて、構成情報によって規定される加工要素であるプログラムやデータを記憶部33から取得する。加工要素取得部32bが取得した加工要素は、通信部31からユーザ端末20に送信され、これによって加工コンテンツがユーザ端末20に提供される。
記憶部33は、制御部32の処理に必要なプログラムやデータを一時的あるいは永続的に記憶する。こうしたデータの一例として、記憶部33は、加工条件データ33aと加工要素データ33bとを記憶している。
加工条件データ33aは、分類情報と構成情報とが対応付けられた対応構成データDAと、構成情報ごとの加工コンテンツの構成を示す加工構成データDBと、加工コンテンツの構成に必要な加工要素を示す指定要素データDCとを含む。
加工要素データ33bは、加工要素として、ユーザ端末20に表示される加工画面での画面構成や画面遷移のフロー、ユーザインターフェースの構成等、ユーザ端末20にて加工機能を実現する際の基礎構成を規定する基礎データの生成に必要なデータや、ユーザ端末20に画像の加工を行わせるプログラムや、このプログラムの実行時に用いられるデータである付加画像を含む。
これらのデータやプログラムは、ウェブブラウザによって解釈可能な言語や形式で構成される。例えば、基礎データは、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)で表現されたデータとされる。また、画像の加工を行わせるプログラムは、JavaScript(登録商標)を用いて表現された実行ファイルとされる。また、付加画像は、JPEG(ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ)形式等、ウェブブラウザ上で表示可能な形式のファイルとして記憶される。
なお、制御部32において、構成情報特定部32aおよび加工要素取得部32bとしての機能を有する構成は、複数のCPUやメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、情報管理プログラムとして、記憶部33に記憶される。
図3〜図5を参照して、加工条件データ33aを構成する対応構成データDA、加工構成データDB、および、指定要素データDCについて説明する。
図3に示されるように、対応構成データDAでは、1つの分類情報と1つの構成情報とが対応付けられている。
例えば、分類情報としての「http://△△/abc」というURLのうち、「△△」は、情報管理サーバ30のドメイン名を示し、「abc」は、情報管理サーバ30内におけるファイルのパス名を示す。そして、上記分類情報にて指定されるファイル、すなわち「abc」に対応するファイルには、「A01」という構成情報が記憶されている。
また、「http://△△/def」という分類情報にて指定されるファイルには、「A02」という構成情報が記憶され、「http://△△/ghi」という分類情報にて指定されるファイルには、「A03」という構成情報が記憶されている。このように、分類情報には構成情報が対応付けられている。
構成情報は、1つの加工コンテンツを構成する加工要素の集合ごとに割り当てられた識別情報であって、換言すれば、加工コンテンツごとの識別情報である。すなわち、1つの構成情報に対して1つの加工コンテンツが規定される。
互いに異なる分類情報には、互いに異なる構成情報が対応付けられている。複数の情報媒体10のうち、同一の加工コンテンツの提供に用いられる情報媒体10の各々には、同一の分類情報が割り当てられ、互いに異なる加工コンテンツの提供に用いられる情報媒体10の各々には、互いに異なる分類情報が割り当てられている。
図4に示されるように、加工構成データDBでは、各構成情報について、1以上の加工タイプが設定されている。1つの構成情報に対応付けられた1以上の加工タイプが、1つの加工コンテンツを構成する。
加工タイプは、機能種類と機能型とから構成される。機能種類は、例えば、トリミング、フィルタ加工、フレーム加工、スタンプ加工等、加工コンテンツとして提供される加工機能の種類を示す。なお、トリミングとは画像の一部を切り出す加工であり、フィルタ加工とは画像の色相や彩度や明度を変化させる加工であり、フレーム加工とは画像の周縁部に額縁状の付加画像を合成する加工であり、スタンプ加工とは画像の一部に付加画像を合成する加工である。
機能型は、機能種類における具体的な加工内容ごとに設定される。例えば、フィルタ加工においては、画像の色相をセピア調に変換する加工内容は「A」、画像の色相をモノクロ調に変換する加工内容は「B」というように、適用されるフィルタごとに機能型が割り振られる。また例えば、フレーム加工やスタンプ加工においては、フレーム画像やスタンプ画像の種類ごと、すなわち、合成される付加画像ごとに機能型が割り振られる。なお、例えばトリミングのように、その機能による加工内容が1つに限定される場合には、機能型は1種類となる。
加工構成データDBにおいて、例えば、「A01」という構成情報には、機能種類:機能型が「トリミング:A」、「フィルタ加工:A」、「フレーム加工:B」の各々である3つの加工タイプが設定されている。「A01」という構成情報には、スタンプ加工についての加工タイプは設定されていない。すなわち、「A01」という構成情報によって規定される加工コンテンツは、Aという加工内容を実行するトリミング機能と、Aという加工内容を実行するフィルタ加工機能と、Bという加工内容を実行するフレーム加工機能とを有し、スタンプ加工機能を有さない。
このように、加工構成データDBでは、1つの構成情報に対応する1つの加工コンテンツの構成として、各機能種類の有無と、加工コンテンツの構成に含まれる機能種類についてはその機能型とが規定される。
なお、加工要素取得部32bは、加工タイプの組み合わせに応じて、ユーザ端末20にて加工機能を実現する際の基礎構成を規定する上述の基礎データを生成する。
したがって、基礎構成を変更させる要素ごとに機能種類が分類されることが好ましい。例えば、フレーム加工とスタンプ加工とが、画面構成やユーザインターフェースにて区別されず、同一の画像合成機能における加工内容の違いとされる場合には、フレーム加工とスタンプ加工とが1つの機能種類とされる。また例えば、スタンプ加工のうち、自動で特定の位置に付加画像が合成される自動スタンプ機能と、ユーザが手動で付加画像の合成位置を指定できる手動スタンプ機能とが、画面構成やユーザインターフェースにて区別され、各機能の有無が基礎構成に影響を与える場合、自動スタンプ機能と手動スタンプ機能とは、各別の機能種類とされる。
そして、機能型は、上述のように分類された機能種類における加工内容ごとに設定される。例えば、機能種類の1つであるスタンプ加工においては、機能型は、付加画像の種類に限らず、付加画像を合成する位置の違いに応じて設定されてもよく、機能型は、ユーザ端末20上で実現したい加工内容に応じて自由に設定できる。
図5に示されるように、指定要素データDCでは、加工タイプごとの加工内容を実現するために必要な加工要素が指定されている。
指定要素データDCにて指定される加工要素には、加工タイプに応じた加工内容の実行に必要なプログラムである基本要素と、基本要素として指定されているプログラムの実行に必要なプログラムやデータである付加要素とが含まれる。
例えば、機能種類:機能型が「トリミング:A」である加工タイプに対しては、「プログラムa」という基本要素が指定され、付加要素は指定されていない。「プログラムa」は、画像の切り出しを実行させるプログラムを示す。画像の切り出しは、1つのプログラムによって実現可能であり、付加画像も要しないため、付加要素は指定されていない。
また例えば、機能種類:機能型が「フィルタ加工:A」である加工タイプに対しては、「プログラムb」という基本要素が指定され、「プログラムc」という付加要素が指定されている。「プログラムb」は、画像へのフィルタの適用を実行させるプログラムを示し、「プログラムc」は適用されるフィルタに応じた演算処理を規定するプログラムを示す。例えば、「フィルタ加工:A」という加工タイプが、画像へセピア調のフィルタを適用する加工内容である場合、「プログラムc」が示すプログラムは、画像をセピア調の色相に変換する演算処理を規定するプログラムである。
また、例えば、機能種類:機能型が「フレーム加工:A」である加工タイプに対しては、「プログラムd」という基本要素が指定され、「画像e」という付加要素が指定されている。「プログラムd」は、画像への付加画像の合成を実行させるプログラムを示し、「画像e」は合成される付加画像を示す。
このように、1つの加工タイプに対して1つの基本要素が指定され、1つの基本要素に対しては、必要に応じて、付加要素が指定されている。なお、1つの基本要素に対して2以上の付加要素が指定されてもよい。例えば、「スタンプ加工:A」という加工タイプが、2つの付加画像のうちのユーザによって選択された1つの付加画像を画像に合成する加工内容である場合、「スタンプ加工:A」である加工タイプに対しては、基本要素として、付加画像を選択させて画像へ合成するプログラムが指定され、付加要素として、選択対象である2つの付加画像の各々が指定される。
なお、同一の機能種類を有する加工タイプに対して指定される基本要素は、同一とは限らない。例えば、「スタンプ加工:A」という加工タイプと「スタンプ加工:B」という加工タイプの加工内容の違いが、合成される付加画像の違いである場合には、2つの加工タイプに対して指定される基本要素は同一であり、付加要素は互いに異なる。一方、上記の2つの加工タイプの加工内容の違いが、同一の付加画像についての合成される位置の違いである場合には、2つの加工タイプに対して指定される基本要素の各々は、互いに異なる位置への付加画像の合成を実行させるプログラムとなる。したがって、2つの加工タイプに対して指定される基本要素は互いに異なり、付加要素は同一である。
このように、互いに異なる加工タイプに対して指定される基本要素は、機能種類が同一であれば同一であってもよいし、互いに異なってもよい。また、互いに異なる加工タイプに対して同一の付加要素が指定されてもよい。
以上のように、構成情報は、加工構成データDBと指定要素データDCとを通じて、加工コンテンツを構成する加工要素を規定する。加工コンテンツは、1以上の加工要素から構成され、加工コンテンツを構成する加工要素の組み合わせによって、加工コンテンツに基づいてユーザ端末20にて可能となる加工の形態が規定される。したがって、加工要素の内容やその組み合わせ方によって、多様な加工コンテンツを構成することができる。
例えば、基本要素となるプログラムの構成によって、ユーザ端末20にて画像の加工が行われる際にユーザに与えられる自由度を調整することもできる。例えば、基本要素として、画像の切り出し範囲をユーザが自由に設定できるトリミング機能、複数種類のフィルタの中からユーザが選択したフィルタを適用するフィルタ加工機能、複数種類のスタンプ画像の中からユーザが選択したスタンプ画像をユーザが指定した位置に合成するスタンプ加工機能、複数種類のフレーム画像の中からユーザが選択したフレーム画像を合成するフレーム加工機能の各々を実現するプログラムを指定する。こうした構成によれば、画像の加工が行われる際にユーザに与えられる自由度を高めることができる。
また例えば、基本要素として、ユーザによる操作を要さずに、予め設定された大きさに画像を切り出すトリミング機能、予め設定されたフィルタを適用するフィルタ加工機能、予め設定されたスタンプ画像を所定の位置に合成するスタンプ加工機能、予め設定されたフレーム画像を合成するフレーム加工機能の各々を実現するプログラムを指定する。こうした構成によれば、ユーザが行う操作は少なくなり、ユーザは、画像の加工を簡易に、短時間で行うことが可能となる。
[加工コンテンツの提供の手順]
図6を参照して、画像加工システムによるユーザ端末20への加工コンテンツの提供の手順について説明する。
まず、加工コンテンツの取得を希望するユーザの操作に基づいて、ユーザ端末20は、情報媒体10が有する分類情報を情報媒体10から取得する(ステップS10)。例えば、情報媒体10がICタグである場合、ユーザによって、ユーザ端末20における近距離無線通信によるデータの読み取り部がICタグにかざされることにより、ユーザ端末20は情報媒体10から分類情報を読み取る。分類情報を取得すると、ユーザ端末20は、分類情報であるアドレスによって特定される情報管理サーバ30のアクセス先に対するリクエストを情報管理サーバ30に送信する(ステップS11)。これにより、ユーザ端末20から情報管理サーバ30に対して加工コンテンツの送信が要求され、情報管理サーバ30は、アクセス先として指定された態様で、ユーザ端末20から分類情報を受け取る。
加工コンテンツの送信の要求を受けると、情報管理サーバ30の構成情報特定部32aは、加工条件データ33aにおける対応構成データDAを参照して、ユーザ端末20から受け取った分類情報と対応構成データDAにて対応付けられている構成情報を特定する(ステップS12)。
構成情報が特定されると、加工要素取得部32bは、加工構成データDBを参照して、特定された構成情報に対して設定されている加工タイプに応じて、基礎データを生成する。生成された基礎データは、ユーザ端末20に送信される(ステップS13)。基礎データは、加工要素データ33bに含まれるデータを用いて生成される。加工要素にはこれらのデータも含まれる。
情報管理サーバ30から基礎データを受信すると、ユーザ端末20では、ウェブブラウザが基礎データを解釈し、基礎データに基づいて基礎構成を構築する(ステップS14)。そして、ウェブブラウザが機能することに基づき、ユーザ端末20は、構築した基礎構成に組み込む基本要素を情報管理サーバ30に要求する(ステップS15)。例えば、情報管理サーバ30から受信した基礎データが、「トリミング:A」、「フィルタ加工:A」、「フレーム加工:B」の3つの加工タイプから構成される加工コンテンツの基礎構成に対応するデータである場合、これら3つの加工タイプが要する基本要素が要求される。
基本要素の要求を受けると、情報管理サーバ30の加工要素取得部32bは、指定要素データDCを参照して、加工タイプの各々に対して指定されている基本要素に対応するプログラムのファイルを加工要素データ33bから取得し、取得したファイルを基本要素としてユーザ端末20に通信部31を介して送信する(ステップS16)。このとき、加工要素取得部32bは、指定要素データDCにおける付加要素の指定の有無に従って、各基本要素について、その基本要素が付加要素を必要とするか否かについての情報をユーザ端末20に送信する。
基本要素を受信すると、ユーザ端末20では、ウェブブラウザが基本要素を基礎構成に組み込む(ステップS17)。そして、ウェブブラウザが機能することに基づき、基本要素が付加要素を必要とする場合には、ユーザ端末20は、付加要素を情報管理サーバ30に要求する(ステップS18)。
付加要素の要求を受けると、情報管理サーバ30の加工要素取得部32bは、指定要素データDCを参照して、各基本要素について指定されている付加要素に対応するプログラムや付加画像のファイルを加工要素データ33bから取得し、取得したファイルを付加要素としてユーザ端末20に通信部31を介して送信する。(ステップS19)。
付加要素を受信すると、ユーザ端末20では、ウェブブラウザが付加要素を基礎構成に組み込む(ステップS20)。これにより、基礎データ、基本要素、および、付加要素から構成される加工コンテンツがユーザ端末20に提供され、ユーザ端末20にて画像の加工が可能となる(ステップS21)。
例えば、加工コンテンツが提供された後に、ユーザの操作によりユーザ端末20にてカメラが起動されて画像の撮影が行われ、撮影された画像に対して加工が行われてもよい。この場合、画像の撮影および画像の加工はウェブブラウザ上で行われる。あるいは、加工コンテンツが提供される前に、ユーザ端末20にて撮影されてユーザ端末20に記憶されていた画像が、加工コンテンツが提供された後にウェブブラウザ上に読み込まれて、加工が行われてもよい。この場合、画像の加工はウェブブラウザ上で行われる。なお、加工の対象となる画像は、ユーザ端末20にて撮影された画像に限らず、ユーザ端末20が外部の装置から取得した画像であってもよい。こうした構成の違いは、基礎データによって規定される。
[作用]
本実施形態がもたらす作用について説明する。本実施形態では、情報管理サーバ30が、ユーザ端末20から取得した分類情報に基づいて構成情報を特定し、その構成情報によって規定される構成を有する加工コンテンツをユーザ端末20に送信する。したがって、分類情報に応じて、互いに異なる構成を有する加工コンテンツをユーザ端末20に提供することができる。
例えば、イベント会場において、ブースごとに情報媒体10が設置され、情報媒体10の各々には、互いに異なる分類情報が記憶される。そして、情報管理サーバ30にて、各分類情報と、その分類情報が割り当てられているブースにて行われているイベントの内容に応じた加工コンテンツの構成、例えば、イベントの内容に応じた付加画像を合成するスタンプ加工機能等の構成を規定する構成情報とが対応付けられる。これによれば、ユーザ端末20は、情報媒体10から分類情報を取得するごとに、状況に適した加工コンテンツを取得することができる。
このように、ユーザ端末20にて可能な画像の加工の形態は、ユーザ端末20がその都度取得する加工コンテンツの構成によって規定され、その加工コンテンツの構成は、ユーザ端末20からの加工コンテンツの送信の要求に伴って情報管理サーバ30が取得する分類情報に応じて決まる。したがって、ユーザ端末20に予めインストールされているアプリケーションソフトウェアの構成によって加工の形態が規定される場合と比較して、ユーザ端末20は、状況に応じた構成の加工コンテンツを利用することが可能となる。
また、加工コンテンツの構成要素となるプログラムやデータが加工要素としてモジュール化されて記憶され、構成情報が規定する構成に応じて選択された加工要素がユーザ端末20に送信されることにより、加工コンテンツがユーザ端末20に提供される。したがって、加工要素の組み合わせによって、多様な加工コンテンツを容易に構成することが可能であり、また、加工コンテンツの構成の変更も容易に行うことができる。
また、加工コンテンツはウェブブラウザ上で動作するため、ユーザにとっては、画像加工システムのための専用のアプリケーションソフトウェアをユーザ端末20にインストールする手間が省ける。また、加工コンテンツの提供者にとっても、ユーザ端末20が有するOSごとに専用のアプリケーションソフトウェアを作成することと比較して、プログラムやデータの作成に要する労力が軽減される。この点、ユーザ端末20に新たなアプリケーションソフトウェアをインストールさせたり、インストールされているアプリケーションソフトウェアのアップデートを行わせたりすることによって、ユーザ端末20にて可能な画像の加工の形態を変更することと比較しても、少ない労力で、ユーザ端末20における画像の加工の自由度を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)ユーザ端末20にて可能な画像の加工の形態は、ユーザ端末20がその都度取得する加工コンテンツの構成によって規定され、加工コンテンツの構成は、ユーザ端末20からの加工コンテンツの送信の要求に伴って情報管理サーバ30が取得する分類情報に応じて決まる。それゆえ、状況に応じた構成の加工コンテンツをユーザ端末20に送信することも可能となり、ユーザ端末20端末での画像の加工を補助することができる。
(2)加工コンテンツの構成要素が加工要素としてモジュール化されて記憶され、記憶されている複数の加工要素の中から、特定された構成情報によって規定される加工要素がユーザ端末20に送信されることにより、加工コンテンツがユーザ端末20に提供される。したがって、構成情報における加工要素の組み合わせ方によって、多様な加工コンテンツを容易に構成することが可能であり、また、加工コンテンツの構成の変更も容易に行うことができる。
(3)加工コンテンツはウェブブラウザ上で動作するため、加工コンテンツを動作させる専用のアプリケーションソフトウェアの作成やユーザ端末20へのインストールは不要である。したがって、ユーザ端末20での画像の加工を実現するために要する負荷が軽減される。
(4)情報媒体10が分類情報を有し、情報管理サーバ30は、ユーザ端末20が情報媒体10から取得した分類情報をユーザ端末20から受け取る。こうした構成によれば、情報媒体10への分類情報の割り当てによって、ユーザ端末20に提供される加工コンテンツを定めることが可能であり、加工コンテンツを提供するためのユーザ端末20の分類を容易に行うことができる。
(変形例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・加工コンテンツによってユーザ端末20にて可能となる加工の形態、すなわち基本要素および付加要素によって実現される加工は、上記実施形態にて挙げた例に限らず、画像の加工であれば、例えば、複数の撮影画像の合成であってもよい。要は、加工コンテンツを構成する加工要素には、ユーザ端末20に画像の加工を行わせるプログラムが含まれ、加工コンテンツは、加工コンテンツを構成する加工要素が機能することによって、ユーザ端末20に画像の加工を行わせるコンテンツであればよい。
・分類情報は、加工コンテンツの送信を要求するユーザ端末20を、画像の加工が行われる状況に応じて分類するために用いられる情報であって、換言すれば、画像の加工が行われる状況を識別する情報である。分類情報は、画像の加工が行われる状況を示す情報であるか、あるいは、画像の加工が行われる状況ごとに割り当てられた情報であり、ユーザ端末20から加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、情報管理サーバ30が取得できる情報であれば、分類情報として用いることができる。
例えば、分類情報は、情報媒体10ごとに割り当てられた情報媒体10の識別情報であってもよい。この場合、情報媒体10は、情報媒体10の識別情報をユーザ端末20に受け渡し、ユーザ端末20は、取得した情報媒体10の識別情報を加工コンテンツの送信の要求とともに情報管理サーバ30に送信する。情報管理サーバ30は、対応構成データDAとして、構成情報と情報媒体10の識別情報とを対応付けて記憶し、ユーザ端末20から受信した情報媒体10の識別情報に基づいて、構成情報を特定する。
また例えば、分類情報は、ユーザ端末20の位置情報であってもよい。この場合、ユーザ端末20は、GPS(グローパル・ポジショニング・システム)を利用してユーザ端末20の位置情報を取得し、情報媒体10から取得したURLに基づいて、ユーザ端末20の取得した位置情報を加工コンテンツの送信の要求とともに情報管理サーバ30に送信する。情報管理サーバ30は、対応構成データDAとして、構成情報と位置情報によって規定される地域的な範囲とを対応付けて記憶し、ユーザ端末20から受信した位置情報に基づいて、その位置情報が示す位置が含まれる範囲と対応付けられている構成情報、すなわち、その位置情報と対応付けられている構成情報を特定する。これによれば、ユーザ端末20が位置する地域に応じて、互いに異なる加工コンテンツがユーザ端末20に提供される。
また例えば、分類情報は、時刻情報であってもよい。この場合、情報管理サーバ30がユーザ端末20から加工コンテンツの送信の要求を受けたときの時刻を、情報管理サーバ30は時刻情報として取得する。情報管理サーバ30は、対応構成データDAとして、構成情報と時刻の範囲を示す期間情報とを対応付けて記憶し、情報管理サーバ30の取得した時刻情報に基づいて、その時刻情報が示す時刻が含まれる期間情報と対応付けられている構成情報、すなわち、その時刻情報と対応付けられている構成情報を特定する。なお、情報管理サーバ30は、時刻情報を、情報管理サーバ30内にて取得してもよいし、ユーザ端末20から取得してもよい。こうした構成によれば、時刻によって異なる加工コンテンツをユーザ端末20に提供することができる。
また例えば、分類情報として、ユーザ端末20の機種や、ユーザ端末20が有するOSの種類や、ウェブブラウザの種類についての情報が用いられてもよい。
これらの例では、URLは分類情報としては機能せず、ユーザ端末20は、同一のURLに基づいて、情報管理サーバ30にアクセスしてもよい。
また、分類情報は、相互に異なる複数の情報の組み合わせであってもよい。例えば、図7に示されるように、情報管理サーバ30は、対応構成データDAとして、1つのURLに複数の構成情報を対応付け、かつ、各構成情報に対して上記期間情報を対応付けて記憶する。上記実施形態と同様に、情報媒体10は、情報媒体10ごとに割り当てられたURLをユーザ端末20に受け渡し、ユーザ端末20は、情報媒体10から取得したURLに基づいて、情報管理サーバ30に加工コンテンツの送信を要求する。情報管理サーバ30は、加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、時刻情報を取得し、アクセス先として指定されたURLに対応付けられている複数の構成情報の中から、その時刻情報が示す時刻が含まれる期間情報と対応付けられている構成情報を特定する。すなわち、情報管理サーバ30は、取得したURLと時刻情報とに対応付けられている構成情報を特定する。こうした構成によれば、情報媒体10ごとに、その情報媒体10を通じて、時刻によって異なる加工コンテンツをユーザ端末20に提供することができる。
この場合、URLと時刻情報とが分類情報として機能し、情報管理サーバ30は、2つの分類情報に基づいて、1つの構成情報を特定する。2以上の情報を分類情報として用いることによって、ユーザ端末20についてより詳細な分類を行うことが可能であり、ユーザ端末20に特定の加工コンテンツを提供する条件をより詳細に設定することができる。
・情報管理サーバ30におけるユーザ端末20のアクセス先であるURLは、ユーザによってユーザ端末20に入力されてもよい。
・ユーザ端末20から情報管理サーバ30に対して、加工コンテンツの送信の要求が複数回行われる場合に、2回目以降の要求に対して、情報管理サーバ30は追加の加工要素をユーザ端末20に送信してもよい。
例えば、対応構成データDAにて、分類情報と、1回目の要求に対してユーザ端末20に送信する加工コンテンツの構成を規定する第1構成情報と、2回目の要求に対してユーザ端末20に送信する加工コンテンツの構成を規定する第2構成情報とが対応付けられる。第2構成情報は、ユーザ端末20に送信する加工要素として、例えば、スタンプ加工に用いられる付加画像である付加要素を指定する。また、情報管理サーバ30は、加工コンテンツの送信を要求したユーザ端末20からユーザ端末20の識別情報を取得し、その識別情報を記憶することによって、ユーザ端末20からの加工コンテンツの要求の回数を履歴情報として記録する。そして、情報管理サーバ30は、ユーザ端末20から加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、履歴情報を参照して、ユーザ端末20からの加工コンテンツの送信の要求の回数を判定し、その回数に応じた構成情報を特定する。加工コンテンツの送信の要求が2回目である場合には、第2構成情報が特定され、第2構成情報によって規定される加工要素がユーザ端末20に送信される。
こうした構成によれば、ユーザ端末20に提供される加工コンテンツの構成を要求の回数に応じて変えることができる。例えば、追加の加工要素がスタンプ加工に用いられる付加画像であれば、ユーザ端末20が情報媒体10から分類情報を取得して情報管理サーバ30にアクセスするごとに、ユーザ端末20に新たな付加画像が送られ、ユーザ端末20にて行うことのできる加工の形態が増える。また例えば、追加の加工要素が、加工されている撮影画像に新たな撮影画像を合成するプログラムであれば、ユーザ端末20が情報媒体10から分類情報を取得して情報管理サーバ30にアクセスするごとに、新たな画像が合成された加工画像がユーザ端末20にて作成される。
このように、上記構成によれば、ユーザ端末20に提供される加工コンテンツの構成に要求の回数に応じた特徴を付加することが可能となる。なお、加工コンテンツの送信の要求の回数は、ユーザ端末20にて記録され、情報管理サーバ30に送信されてもよい。
・加工コンテンツは、画像の加工に加えて、ユーザ端末20に画像の加工とは異なる処理を行わせてもよい。すなわち、構成情報によって加工コンテンツの構成として規定される基本要素および付加要素には、画像の加工を行わせるプログラムに加えて、ユーザ端末20に画像の加工とは異なる処理を行わせるプログラムが含まれてもよい。加工コンテンツの構成要素の1つとして、画像の加工とは異なる機能を実現する加工要素を加えることが可能となることにより、加工コンテンツによって実現される機能に、画像の加工とは異なる機能を容易に付加することができる。したがって、より多様な加工コンテンツを構成することができる。
例えば、基本要素として、加工された画像をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等の会員制のウェブサイトを提供するサーバに送信するプログラムが指定される。また、付加要素として、特定の会員制のウェブサイトを提供するサーバの機能をその仕様に従って利用して、その会員制のウェブサイトに画像をアップロードするプログラムが指定される。こうした加工要素を含む加工コンテンツが提供されれば、ユーザ端末20にて加工した画像を、会員制のウェブサイトにて共有することができる。
また例えば、画像の加工時にユーザ端末20への入力が必要となるシリアルコードがユーザに付与され、ユーザ端末20へのシリアルコードの入力回数が記録されることによって、ユーザ端末20にて所定の枚数まで画像の加工が可能とされてもよい。この場合、基本要素として、画像の加工の開始時にシリアルコードの入力を要求し、入力されたシリアルコードに応じて画像の加工を制限するプログラムが指定される。また、付加要素として、シリアルコードが入力された回数を各シリアルコードについてユーザ端末20あるいは情報管理サーバ30に記憶させるプログラムが指定される。
・上記実施形態では、構成情報は、加工構成データDBと指定要素データDCとを通じて、加工コンテンツを構成する加工要素を規定した。これに限らず、構成情報が、加工コンテンツを構成する加工要素として、記憶部33に記憶される複数の加工要素のうちの少なくとも1つの加工要素を規定する態様であれば、加工要素の規定に用いられるデータの構成は任意である。
・上記実施形態の加工コンテンツは、ウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツに限らず、ウェブブラウザとは異なるアプリケーションソフトウェア上で動作するプログラムコンテンツを含む構成であってもよい。
・上記実施形態では、情報管理サーバ30は、基礎データ、基本要素、および、付加要素のそれぞれを各別にユーザ端末20に送信した。すなわち、加工コンテンツは3つにわけられてユーザ端末20に送信されたが、加工コンテンツの送信の態様はこれに限られず、加工コンテンツは、ユーザ端末20で用いられるアプリケーションの仕様やデータの形式等に応じた態様で、ユーザ端末20に送信されればよい。
NW…ネットワーク、DA…対応構成データ、DB…加工構成データ、DC…指定要素データ、10…情報媒体、20…ユーザ端末、30…情報管理サーバ、31…通信部、32…制御部、32a…構成情報特定部、32b…加工要素取得部、33…記憶部、33a…加工条件データ、33b…加工要素データ。

Claims (7)

  1. 端末での画像の加工に必要な加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、
    前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、
    前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、
    前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、
    を備え
    前記加工コンテンツは、ウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツを含む情報管理サーバ。
  2. 前記取得部は、前記端末が前記分類情報を有する情報媒体から取得した前記分類情報を、前記端末から受け取ることによって、前記分類情報を取得する
    請求項1に記載の情報管理サーバ。
  3. 前記記憶部は、前記加工コンテンツの構成要素となるプログラムもしくはデータである複数の加工要素を記憶し、
    前記加工コンテンツは、前記記憶部に記憶される前記複数の加工要素の少なくとも1つから構成され、
    前記構成情報は、前記加工コンテンツを構成する前記加工要素を規定し、
    前記構成情報特定部が特定した前記構成情報によって規定される前記加工要素を前記記憶部から取得する加工要素取得部をさらに備え、
    前記送信部は、前記加工要素取得部が取得した前記加工要素を前記端末に送信する
    請求項1または2に記載の情報管理サーバ。
  4. 前記複数の加工要素には、端末にて加工された画像を会員制のウェブサイトを提供するサーバに送信するプログラムが含まれる
    請求項3に記載の情報管理サーバ。
  5. 端末と、前記端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバと、を備える画像加工システムであって、
    前記情報管理サーバは、
    前記端末での画像の加工に必要なウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツを含む加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、
    前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、
    前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、
    前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、を備え、
    前記端末は、前記情報管理サーバから受信した前記加工コンテンツを用いて画像の加工を行う
    画像加工システム。
  6. 端末と、前記端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバと、を用いて行われる画像加工方法であって、
    前記情報管理サーバは、前記端末での画像の加工に必要なウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツを含む加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶し、
    前記情報管理サーバが、前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得するステップと、
    前記情報管理サーバが、前記データを用いて、取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定するステップと、
    前記情報管理サーバが、特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信するステップと、
    前記端末が、前記情報管理サーバから受信した前記加工コンテンツを用いて画像の加工を行うステップと、
    を含む画像加工方法
  7. 端末とネットワークを介して接続される情報管理サーバを、
    前記端末での画像の加工に必要なウェブブラウザ上で動作するプログラムコンテンツを含む加工コンテンツの構成を規定する構成情報と、前記加工コンテンツの送信を要求する前記端末の分類に用いられる分類情報とを対応付けたデータを記憶する記憶部と、
    前記端末から前記加工コンテンツの送信の要求を受けたとき、前記分類情報を取得する取得部と、
    前記記憶部が記憶する前記データを用いて、前記取得部が取得した前記分類情報に対応付けられる前記構成情報を特定する構成情報特定部と、
    前記構成情報特定部が特定した前記構成情報に基づく構成を有する前記加工コンテンツを前記端末に送信する送信部と、
    として機能させる情報管理プログラム。
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