JP6342236B2 - 入力支援装置、入力支援システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
「あら」:新た、あらゆる、嵐山、アラーム
「あり」:ありがとう、あります、あり、ありがち
「ありか」:ありがとう、ありがち、有難い、ありか
「ありかとう」:ありがとう、有り難う、有難う、アリガトウ
入力開始をしてから単語を決定/選択するまでに、選択された単語と同様の単語が候補に複数回出現した場合、ユーザが所望の単語に気が付いていない可能性が高いと考えられる。例えば、図5では、最終的には「ありがとう」が選択された単語であるが、「あり」と入力された時点で候補単語に「ありがとう」が表示されており、その後に「ありか」、「ありが」と入力を続けても「ありがとう」という単語が表示され続け、その出現回数(=出現累計値)は増加していく。
選択した単語と一致した候補単語のうち、表示されている時間がある閾値(第2の閾値)以上の候補単語の出現累計値がλ以上の場合、躓きとして検出する。
上記の条件のうち、選択した単語との一致ではなくて、選択した単語との編集距離(レーベンシュタイン距離)がある閾値以内、もしくは、ある方法により定義された文字の類似度がある閾値(第3の閾値)以上の候補単語の出現累計値がλ(第4の閾値)以上の場合、躓きとして検出する。
上記の検出条件1〜3は、ユーザが単語を選択した後に躓きを検出することを想定して、検出に用いる対象の単語は、選択した単語に関わるものである。しかしながら、候補単語が選択される前でも、入力に対応して表示される候補単語群の中で出現累計値が多い場合、その候補単語がユーザ所望のものである可能性が高いと考えられる。
上記の検出条件1〜4については、文字数が少ないものほど、躓きの誤検出をする可能性がある。そのため文字数によって閾値λ(第1の閾値)を変更する、もしくはある文字数M(第5の閾値)以上の語のみに対象を制限する。
候補単語選択躓き検出は、機械学習を基に学習されたものであってもよい。つまり、例えば、教師ありの機械学習を考えると、多くのログデータを集めて、文字列長と出現累計値、候補単語予測部からのスコアなどの系列に対し、入力効率が悪いか否かについて、ラベル付をし、SVM(Support Vector Machine)などで学習する方法が挙げられる。
上記の方法のうち、ユーザの入力スキルがある一定(第6の閾値)以下の場合に限り、躓きとして検出する。入力スキルの判定は、手法は問わないが、例えば、1文字目の入力開始から最後の文字が入力されるまでの入力速度WPM(Word Per Minute)や誤り率によって何段階かに定める方法がある。
WPMi≦wpm<WPMi+1
候補単語選択躓き検出によって躓きと検出された回数がある閾値ε以上の場合に、ユーザにアドバイスを提示する。図6に画面例を記載する。図6に示したように、画面に重畳して表示してもよいが、重畳せずに、他の領域、もしくは画面での提示でもよい。
アドバイス提示に対する対応、例えばアドバイスに対するフィードバックボタンを用意し適切か判断したり、アドバイス画面の表示時間や注目度などに基づいて、上記検出やアドバイスが適切か否かを判別し、閾値の変更や、機械学習の再学習を行なったりしてもよい。
3 キーボード
5 文字列表示部
7 入力中文字列格納部
9 候補単語予測部
11 候補単語表示部
13 候補単語群保持部
15 候補単語選択躓き検出部
17 躓き回数保持部
19 アドバイス提示部
Claims (10)
- 文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援装置であって、
入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する候補単語予測部と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する候補単語群保持部と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する躓き検出部と、
前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なうアドバイス提示部と、を備え、
前記躓き検出部は、出現累計値が第1の閾値以上である候補単語のうち、いずれか一つの候補単語がユーザにより選択された時点での当該候補単語の表示時間を取得し、前記表示時間が第2の閾値以上である場合に、躓きとして検出することを特徴とする入力支援装置。 - 文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援装置であって、
入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する候補単語予測部と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する候補単語群保持部と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する躓き検出部と、
前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なうアドバイス提示部と、を備え、
前記躓き検出部は、前記候補単語群のうち、いずれか一つの候補単語がユーザにより選択された場合、前記選択された候補単語との類似度が第3の閾値以上である候補単語の出現累計値を取得し、前記類似度が第3の閾値以上である候補単語の出現累計値が第1の閾値以上である場合に、躓きとして検出することを特徴とする入力支援装置。 - 文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援装置であって、
入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する候補単語予測部と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する候補単語群保持部と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する躓き検出部と、
前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なうアドバイス提示部と、を備え、
前記躓き検出部は、候補単語の出現累計値が第1の閾値以上である場合に、躓きとして検出し、
前記躓き検出部は、入力中の文字列または候補単語の文字数に応じて前記第1の閾値を変更することを特徴とする入力支援装置。 - 文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援装置であって、
入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する候補単語予測部と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する候補単語群保持部と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する躓き検出部と、
前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なうアドバイス提示部と、を備え、
前記躓き検出部は、候補単語の出現累計値が第1の閾値以上である場合に、躓きとして検出し、
前記躓き検出部は、入力中の文字列または候補単語の文字数が第4の閾値以上である単語を検出の対象とすることを特徴とする入力支援装置。 - 前記躓き検出部は、入力中の文字列または候補単語の文字数に応じて前記第1の閾値を変更することを特徴とする請求項1または請求項2記載の入力支援装置。
- 前記躓き検出部は、入力中の文字列または候補単語の文字数が第4の閾値以上である単語を検出の対象とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の入力支援装置。
- 前記候補単語群保持部は、前記候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を、機械学習によって取得することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の入力支援装置。
- 前記躓き検出部は、ユーザの入力スキルを示す情報を取得し、前記情報によって示される入力スキルが第5の閾値以下である場合に、躓きの検出を行なうことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の入力支援装置。
- サーバ装置と端末装置とから構成され、文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援システムであって、
前記端末装置は、
ユーザからの入力を受け付ける入力部と、
情報を画面に表示する表示部と、を備え、
前記サーバ装置は、
前記端末装置から入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する候補単語予測部と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する候補単語群保持部と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する躓き検出部と、
前記端末装置に対し、前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なうアドバイス提示部と、を備え、
前記躓き検出部は、出現累計値が第1の閾値以上である候補単語のうち、いずれか一つの候補単語がユーザにより選択された時点での当該候補単語の表示時間を取得し、前記表示時間が第2の閾値以上である場合に、躓きとして検出することを特徴とする入力支援システム。 - 文字入力時のユーザの躓きを検出し、文字入力の支援を行なう入力支援装置のプログラムであって、
入力中の文字列に応じて予測変換を行ない、候補単語群を出力する処理と、
前記出力された候補単語群に含まれる各候補単語の出現累計値を取得し、候補単語毎に保持する処理と、
前記各候補単語の出現累計値に基づいて、候補単語の選択操作についてのユーザの躓きを検出する処理と、
前記検出された躓きに対応したアドバイスの提示を行なう処理と、の一連の処理をコンピュータに実行させ、
前記ユーザの躓きを検出する処理は、出現累計値が第1の閾値以上である候補単語のうち、いずれか一つの候補単語がユーザにより選択された時点での当該候補単語の表示時間を取得し、前記表示時間が第2の閾値以上である場合に、躓きとして検出することを特徴とするプログラム。
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JP2014136207A JP6342236B2 (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 入力支援装置、入力支援システムおよびプログラム |
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JP2014136207A JP6342236B2 (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 入力支援装置、入力支援システムおよびプログラム |
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JP2016014987A JP2016014987A (ja) | 2016-01-28 |
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