JP6340678B2 - 携帯用ガス警報器 - Google Patents

携帯用ガス警報器 Download PDF

Info

Publication number
JP6340678B2
JP6340678B2 JP2013189675A JP2013189675A JP6340678B2 JP 6340678 B2 JP6340678 B2 JP 6340678B2 JP 2013189675 A JP2013189675 A JP 2013189675A JP 2013189675 A JP2013189675 A JP 2013189675A JP 6340678 B2 JP6340678 B2 JP 6340678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
gas
unit
signal
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013189675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015056060A (ja
Inventor
信二 中嶋
信二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
New Cosmos Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Cosmos Electric Co Ltd filed Critical New Cosmos Electric Co Ltd
Priority to JP2013189675A priority Critical patent/JP6340678B2/ja
Publication of JP2015056060A publication Critical patent/JP2015056060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6340678B2 publication Critical patent/JP6340678B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、雰囲気中の所定のガスを検知してガス検知信号を出力するガス検知部と、ガス漏れが検出されたガスの種類や濃度等を表示する表示部とを備える携帯用ガス警報器に関する。
工事現場や工場などでは、その雰囲気中に一酸化炭素ガスや硫化水素ガスなどの有毒ガスが漏れ出して、人体が危険に晒される虞がある。その場合、作業者はその危険な状況をすぐさま認識して、その場から直ちに退避するなど然るべき対応をとる必要があることから、作業者が装着可能な携帯用ガス警報器が従来から提案されている。
従来の携帯用ガス警報器としては、例えば、特許文献1に示すものが知られている。この文献に記載される携帯用ガス警報器では、雰囲気中の所定のガスを検知してガス検知信号を出力するガス検知部と、ガス漏れが検出されたガスの種類や濃度等を表示する表示部とが、一体に設けられている。
特開2007−154365号公報
従来の携帯用ガス警報器は、ガス検知部によってガス漏れを確実に検出するために、例えば作業者のヘルメットに装着するなど、適切な場所に装着して用いる必要がある。
しかしながら、従来の携帯用ガス警報器では、ガス検知部と表示部とが一体に設けられているため、作業者が表示部の表示を確認しようとするたびに携帯用ガス警報器を取り外して視認可能な位置まで持ってこなければならず、表示を確認した後、再び元の位置に装着しなければならないという煩わしさがあった。また、視認可能な位置に持ってきたときには、ガス漏れが適切に検出されない可能性もある。
本発明の目的は、ガス漏れを確実に検出し、且つガス漏れしたガスの種類や濃度等の表示よるガス漏れ状況の確認も容易に行える携帯用ガス警報器を提供することにある。
本発明の携帯用ガス警報器に係る第1特徴構成は、雰囲気中の所定のガスを検知してガス検知信号を出力するガス検知部と、前記ガス検知信号を信号処理してガス濃度信号を出力する第1信号処理部と、前記ガス濃度信号に基づき、予め設定された基準値と比較してガス漏れを判定し、ガス漏洩信号を出力するガス濃度判定部と、前記ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第1警報部と、前記ガス漏洩信号を送信する第1送受信部とを有する検知警報部、及び、前記ガス漏洩信号を受信する第2送受信部と、前記ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第2警報部と、前記ガス漏洩信号を信号処理して、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを出力する第2信号処理部と、少なくとも、前記ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを表示する表示部とを有する警報表示部を備え、前記検知警報部と前記警報表示部とが着脱自在に構成される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、検知警報部と警報表示部とが着脱自在であるため、作業者は、例えば、検知警報部を装着したまま、警報表示部だけを取り出して、ガス漏れしたガスの種類や濃度等の表示よってガス漏れ状況の確認をすることができる。
従って、従来の携帯用ガス警報器とは異なり、検知警報部が所定の適切な場所に装着されたままであるため、ガス漏れが適切に検出されないという心配がなく、また表示部の表示を確認した後に再び元の位置に装着しなければならないという煩わしさもないため、ガス漏れ状況の確認も容易に行うことができる。
また、警報部を、検知警報部と警報表示部の両方に設けてあるため、これらを分離して使用する場合でも、作業者に対して確実に危険を知らせることができる。
第2特徴構成は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが、赤外線及び/又は電波によって通信を行う点にある。
〔作用及び効果〕
赤外線を使用する場合は、電波を使用する場合と比べて、消費電力を抑えることができる点で有利であり、また電波を使用する場合は、赤外線を使用する場合と比べて伝播力が高く、通信距離を延ばすことができる点で有利である。また、赤外線と電波とを組み合わせて使用すれば、消費電力の低減、及び通信距離の延長という両者の効果を発揮することができ、より使用環境に適した使い方を実施することも可能となる。
第3特徴構成は、前記検知警報部と前記警報表示部との間の距離が、所定距離未満である場合は、赤外線によって通信を行い、前記検知警報部と前記警報表示部との間の距離が、前記所定距離以上である場合は、電波によって通信を行うように構成される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、検知警報部と警報表示部とが比較的近距離に位置する場合は、赤外線を使用することによって消費電力を抑えることができ、検知警報部と警報表示部とが比較的遠距離に位置する場合は、より伝播力の高い電波を使用することよって、より確実な通信を実施することが可能となる。
第4特徴構成は、前記基準値が第1〜第3基準値の3段階に設定され、前記ガス濃度信号が、前記第1基準値以上前記第2基準値未満の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが赤外線によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第1警報音を発し、前記ガス濃度信号が、前記第2基準値以上前記第3基準値未満の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが電波によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第2警報音を発し、前記ガス濃度信号が、前記第3基準値以上の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが電波によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第3警報音を発するように構成される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、検出されたガスの濃度に応じて、第1〜第3警報音というそれぞれ異なる種類の警報音が発せられるため、作業者は警報音を介して危険度を把握することができ、警報音が鳴ったのを聞いて必要以上に慌ててパニックに陥るような状況を回避できる。さらに、通信形式として赤外線と電波とを併用することで、危険度が低い場合には、赤外線による通信を行って消費電力を低減しつつ、危険度が高い場合には、より伝播力の高い電波による通信を行って、作業者に対し、警報音と表示部を介して、より確実にガス漏れの危険と、ガス濃度の異常を知らせることができる。
第5特徴構成は、前記検知警報部が、ガス漏れと判定されたときに発光するランプをさらに備え、前記第1警報部、前記第2警報部、前記表示部、及び前記ランプのうちの少なくともいずれか1つが、機器状態を報知することが可能であり、前記第1送受信部と前記第2送受信部との通信が、前記機器状態の内容、前記機器状態が通信される回数、又は前記機器状態が発生してからの経過時間によって、赤外線による通信又は電波による通信に変更可能に構成される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、機器状態(例えば、電池切れや機器の故障など)の内容、通信回数、機器状態が発生してからの経過時間など、種々の条件によって通信方法が変更されるので、消費電力を抑えつつ、作業者にとって必要な機器状態に関する情報を、作業者に確実に通知することができる。
本発明の携帯用ガス警報器における検知警報部と警報表示部との結合状態を示す斜視図である。 本発明の携帯用ガス警報器における検知警報部と警報表示部との分離状態を示す斜視図である。 本発明の携帯用ガス警報器における検知警報部及び警報表示部のそれぞれの回路構成の概略を示したブロック図である。
〔実施形態〕
(携帯用ガス警報器の構成)
図1及び図2に示すように、本発明の携帯用ガス警報器1は、相互に着脱自在な検知警報部2と警報表示部20とを備える。本実施形態における検知警報部2及び警報表示部20のそれぞれの外観形状は、略同じ寸法サイズに設計されている。尚、以下の説明における上面及び底面という文言は、図1及び図2に示す使用態様を説明するために便宜的に使用するものであり、図1及び図2に示す携帯用ガス警報器1を逆さにした使用態様を排除するものではない。
図1〜図3に示すように、検知警報部2は、角に丸みのある略長方形の横断面を有する矩形筐体の本体ケース3の中に、雰囲気中の所定のガスを検知してガス検知信号を出力するガス検知部8と、ガス検知信号を信号処理してガス濃度信号を出力する第1信号処理部9と、ガス濃度信号に基づき、予め設定された基準値と比較してガス漏れを判定し、ガス漏洩信号を出力するガス濃度判定部10と、第1信号処理部9及びガス濃度判定部10を含む第1制御部5と、ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第1警報部11と、ガス漏洩信号を、後述する警報表示部20に送信する第1送受信部12と、図示しない電源ユニットとしての乾電池と、を備える。
本実施形態におけるガス検知部8は、互いに異なる種類のガスを検知する4つのガスセンサS1〜S4を備える。これらのガスセンサS1〜S4については従来公知のガスセンサS1〜S4を使用して良く、検知対象となるガスとしては、例えば、酸素(O2)、可燃性ガス(COMB)、硫化水素(H2S)、及び一酸化炭素(CO)等が挙げられる。尚、ガスセンサS1〜S4の設置数についてはこれに限定されるものではなく、検知すべきガスの種類等に応じて任意に設定して良い。
本体ケース3の底面には、操作ボタン(図示せず)と、第1警報部11の警報音を外部に通すためのスリット(図示せず)が設けられている。本体ケース3の横断面長辺側の一側面には、上下に2箇所ずつ合計4箇所に、検知するガスを取り込むための円形のガス取入れ部6a〜6dが設けられている。
ガス取入れ部6aは、後述するガスセンサS1用の取り入れ部であり、ガス取入れ部6aから取り込まれたガスは、ガスセンサS1のみに接触する。同様に、ガス取入れ部6bは、ガスセンサS2用の取り入れ部であり、ガス取入れ部6cは、ガスセンサS3用の取り入れ部であり、ガス取入れ部6dは、ガスセンサS4用の取り入れ部である。
本体ケース3の横断面長辺側の一側面には、ガスの検知などを報知するためのランプ4a〜4dのそれぞれが、ガス取入れ部6a〜6dのそれぞれに隣接して設けられている。ランプ4aはガスセンサS1が所定濃度以上検知している場合に発光し、ランプ4bはガスセンサS2が所定濃度以上検知している場合に発光し、ランプ4cはガスセンサS3が所定濃度以上検知している場合に発光し、ランプ4dはガスセンサS4が所定濃度以上検知している場合に発光する。即ち、各ランプ4a〜4dのそれぞれは、ガスセンサS1〜S4のそれぞれに対応しており、発光するランプによっていずれのガスが検知されているか確認できるように構成される。また、ランプ4eは、ガスセンサS1〜S4のいずれかのガスが所定濃度以上を検知し、警報が報知される場合に、合わせて発光するように構成される。
尚、ランプ4a〜4eの発光のパターンは、前記態様に限らず、検知されたガス種によって発光パターンを遅い点滅や早い点滅のように切り替えたり、明るさを変更したりする態様など、あらゆる態様とすることが可能である。
たとえばランプ4eは、上述のように警報が報知される場合には発光させずに、電源が投入された場合に発光させ、電源確認用のランプとしたり、機器エラーが生じた際に発光させ、エラー表示用のランプとしてもよい。
また上記実施形態では、ガス取入れ部6a〜6dは、ガスセンサS1〜S4のそれぞれに対応するが、これに限らず、1つのガス取入れ部が複数のガスセンサに対応するような構成でもよい。
本体ケース3の上面における長手方向の両端のそれぞれには、後述する警報表示部20の凸部27が着脱自在に嵌合可能な凹部7が設けられている。
警報表示部20は、角に丸みのある略長方形の横断面を有する矩形筐体の本体ケース23の中に、検知警報部2からのガス漏洩信号を受信する第2送受信部22と、ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第2警報部21と、ガス漏洩信号を信号処理して、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを出力する第2信号処理部29と、第2信号処理部29を含む第2制御部26と、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを表示する表示部28と、図示しない電源ユニットとしての乾電池と、を備える。
本体ケース23の上面には、操作ボタン24と、第2警報部21の警報音を外部に通すためのスリット25が設けられている。本体ケース23の底面における長手方向の両端のそれぞれには、上述の検知警報部2の凹部7が着脱自在に嵌合可能な凸部27が設けられている。
表示部28は、液晶ディスプレイなどのモニター画面Dを備える。モニター画面Dは、本体ケース23の横断面長辺側の一側面に設けられている。
検知警報部2の第1送受信部12と、警報表示部20の第2送受信部22とは、無線による通信で互いに送受信可能に構成される。これにより、ガス漏れが発生した場合に、これを検知した検知警報部2が、ガス漏洩信号を警報表示部20に送信するだけでなく、例えば平時の際は、検知警報部2と警報表示部20とが、それぞれの第1制御部5及び第2制御部26の機能によって互いに無線で送受信し合うことで、常に互いの距離が導き出されるように構成することができる。
また、第1送受信部12と第2送受信部22とが赤外線及び/又は電波によって通信を行うことが望ましい。赤外線を使用する場合は、電波を使用する場合と比べて、消費電力を抑えることができる点で有利であり、電波を使用する場合は、赤外線を使用する場合と比べて伝播力が高く、通信距離を延ばすことができる点で有利である。
また、赤外線と電波とを組み合わせて使用すれば、消費電力の低減、及び通信距離の延長という両者の効果を発揮することができ、より使用環境に適した使い方を実施することも可能となる。例えば、検知警報部2と警報表示部20との間の距離が、所定距離(例えば、50cm)未満である場合は、赤外線によって通信を行い、検知警報部2と警報表示部20との間の距離が、所定距離(例えば、50cm)以上である場合は、電波によって通信を行うように構成することが挙げられる。これにより、検知警報部2と警報表示部20とが比較的近距離に位置する場合は、赤外線を使用することによって消費電力を抑えることができ、検知警報部2と警報表示部20とが比較的遠距離に位置する場合は、より伝播力の高い電波を使用することよって、より確実な通信を実施することができる。
検知警報部2の第1警報部11、及び警報表示部20の第2警報部21のそれぞれは、警報音を発するブザーを備える。尚、第1警報部11及び第2警報部21については、検出されたガスの濃度に応じて音の大きさや高さ、或いは音の種類などが異なるといったように、複数種類の警報音を発するように構成しても良い。例えば、ガス濃度判定部10における基準値を、検出されたガスの濃度に応じて第1〜第3基準値の3段階に設定すると共に、警報音を、第1〜第3警報音の3段階に設定する。尚、第1基準値<第2基準値<第3基準値として、警報音の大きさや高さは、第1警報音<第2警報音<第3警報音とする。
そして、ガス濃度信号が、第1基準値以上第2基準値未満の場合は、第1送受信部12と第2送受信部22とが赤外線によって通信を行って第1警報部11と第2警報部21とが第1警報音を発するように構成する。
またガス濃度信号が、第2基準値以上第3基準値未満の場合は、第1送受信部12と第2送受信部22とが電波によって通信を行って第1警報部11と第2警報部21とが第2警報音を発し、ガス濃度信号が、第3基準値以上の場合は、第1送受信部12と第2送受信部22とが電波によって通信を行い、第1警報部11と第2警報部21とが第3警報音を発するように構成する。
これにより、検出されたガスの濃度が高く危険度が増している場合ほど、警報音が大きく、あるいは高くなるため、作業者は警報音を介して危険度を把握することができ、警報音が鳴ったのを聞いて必要以上に慌ててパニックに陥るような状況を回避できる。さらに、通信形式として赤外線と電波とを併用することで、危険度が低い場合には、赤外線による通信を行って消費電力を低減しつつ、危険度が高い場合には、より伝播力の高い電波による通信を行って、作業者に対し、警報音と表示部28のモニター画面Dを介して、より確実にガス漏れの危険と、ガス濃度の異常を知らせることができる。
尚、ガス濃度と距離によって通信手段を変更する場合、いずれを優先するかは適宜設定することができる。たとえば、検知警報部2と警報表示部20との間の距離が、所定距離以上であって、ガス濃度信号が、第1基準値以上第2基準値未満の場合には、事前に距離を優先するように設定しておけば、無線によって通信が行われ、事前にガス濃度信号を優先するように設定しておけば、赤外線によって通信が行われる。
(携帯用ガス警報器の使用方法)
本発明の携帯用ガス警報器1における警報表示部20と検知警報部2とを図2のごとく分離させ、検知警報部2を作業者の胸やヘルメット等の所定場所に装着し、警報表示部20を作業ズボンのポケットや腰ベルト等に収納して携帯する。
図3に示すように、作業者が現場で作業又は移動等をしている間、検知警報部2のガス検知部8は、ガスセンサS1〜S4が雰囲気中の所定のガスを検知したとき、ガス検知信号を第1制御部5の第1信号処理部9に出力する。
第1信号処理部9は、入力されたガス検知信号をガス濃度信号に信号処理して、同じく第1制御部5のガス濃度判定部10に出力する。
ガス濃度判定部10は、入力されたガス濃度信号に基づき、予め設定された基準値と比較してガス漏れの有無を判定する。ガス濃度判定部10においてガス漏れと判定された場合、第1制御部5は、ガス漏洩信号を、第1送受信部12及び第1警報部11のそれぞれに出力する。またさらに、図示しないが、ガス漏れと判定された場合、第1制御部5は、ランプ4a〜4dのうち、ガス漏れと判定されたガスの種類に対応するランプを発光させると共に、ランプ4eを発光させる。
第1警報部11は、ガス漏洩信号が入力されると、ブザーによって警報音を発する。また第1送受信部12は、入力されたガス漏洩信号を、無線によって警報表示部20の第2送受信部22に送信する。
第2送受信部22は、受信したガス漏洩信号を第2制御部26に出力する。第2制御部26は、入力されたガス漏洩信号を、第2信号処理部29及び第2警報部21のそれぞれに出力する。
第2警報部21は、ガス漏洩信号が入力されると、ブザーによって警報音を発する。また、第2信号処理部29は、入力されたガス漏洩信号を信号処理して、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを出力する。第2制御部26が、第2信号処理部29から出力されたガスの種類や濃度等を表示部28に出力すると、表示部28のモニター画面Dにおいて、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とが表示される。
以上より、作業者は、検知警報部2を装着したまま、警報表示部20だけを取り出して、ガス漏れしたガスの種類や濃度等の表示よってガス漏れ状況の確認をすることができる。従って、従来の携帯用ガス警報器とは異なり、検知警報部2が所定の適切な場所に装着されたままであるため、ガス漏れが適切に検出されないという心配がなく、また表示部28の表示を確認した後に再び元の位置に装着しなければならないという煩わしさもないため、ガス漏れ状況の確認も容易に行うことができる。
また、警報部を、検知警報部2と警報表示部20の両方に設けてあるため、これらを分離して使用する場合でも、作業者に対して確実に危険を知らせることができる。
尚、本発明の携帯用ガス警報器1は、警報表示部20と検知警報部2とを結合させて一つの装置として使用することも可能であり、検出すべきガスの種類や使用環境等に応じて、結合状態又は分離状態のいずれかの使用態様を選択することができる。
〔その他の実施形態〕
上述の実施形態においては、検知警報部2と警報表示部20とが無線による通信で互いに送受信可能に構成されているが、この構成に限定されるものではなく、例えば、検知警報部2と警報表示部20とが所定距離の範囲内でのみ使用され、互いの距離を確認しておく必要がない場合などにおいては、検知警報部2から警報表示部20への送信のみが行われ、警報表示部20から検知警報部2への送信は行われない(警報表示部20は受信のみ)という簡易な構成としても良い。
上述の実施形態において、携帯用ガス警報器1を分離状態で使用する場合、警報表示部20を使用する替わりに、所定のアプリケーションソフトをインストールしたタブレットやスマートフォン等の携帯通信端末を使用して、検知警報部2からのガス漏洩信号を受信して、警報音を発生させると共に、少なくとも、ガス漏れしたガスの種類と濃度とを画面に表示するようにしても良い。
また、警報表示部20と前記携帯通信端末を併用して用いてもよい。このように構成することによって、例えば検知警報器2を所定の位置に載置して、簡易の定置式検知警報器として用いる場合に、検知されたガス濃度を複数人が同時に確認することができる。このように用いる場合には、動作時間が長いことが望ましいので、検知警報器2をコンセントに接続可能にし、電源を得るようにしてもよい。
また、前記簡易の定置式検知警報器として用いる場合には、前記携帯通信端末を併用しない態様も当然可能である。
また、第1警報部11、第2警報部21、表示部28、ランプ4a〜4eのうちの少なくともいずれか1つが、機器状態を報知することが可能であり、第1送受信部12と第2送受信部22との通信を、機器状態(例えば電池切れや機器の故障等)の内容、機器状態が通信される回数、又は前記機器状態が発生してからの経過時間によって、赤外線による通信又は電波による通信に変更可能に構成しても良い。
即ち、例えば電池切れや機器の故障等の各状態をモニター画面Dで表示したり、第1警報部11及び第2警報部21から報知したり、各状態に合わせてランプ4a〜4eを点滅などさせて報知することも可能であり、その場合に各状態によって通信の種類が変更されるように(たとえば、電池切れの情報は赤外線で通信し、故障の情報は電波で通信するなど)してもよい。また、同じ状態であっても、一度目の通信は、赤外線、2度目以降の通信は、電波というように、回数で通信方法を変更してもよく、当該電池切れや機器の故障等が発生してからの経過時間で通信方法を変更してもよい。
また、検知警報部2と警報表示部20とで定期的にまたは操作手段の操作に基づいて、通信を行い、互いの機器故障などを確認し合い、故障があった場合には、表示部28や第1警報部11及び第2警報部21やランプ4a〜4eなどを介して外部に報知してもよい。
また警報表示部20と検知警報部2における、報知の優先順位を異ならせることによって、両者で異なる状態(故障など)を報知可能な構成としてもよい。この場合には、検知警報部2と警報表示部20とにおける、故障報知に関するフローを異ならせるようにしてもよい。
また、検知警報部2や警報表示部20からの通信を他の携帯用ガス警報器1や監視部(管理者の管理用端末や監視室の監視用端末など)に届くようにして、ネットワークを構成することで情報を共有できるようにしてもよい。たとえば、検知警報部2や警報表示部20からの通信を他の携帯用ガス警報器1に届くようにして、作業者(携帯用ガス警報器1の装着者)同士が、他の作業者の状況や他の場所の状況を把握できるようにしてもよく、検知警報部2や警報表示部20からの通信を監視部(管理者の管理用端末や監視室の監視用端末など)に届くようにし、作業者からの警報状況を管理・監視できるようにしてもよい。これらの場合には、携帯用ガス警報器1にGPS機能を設け、位置情報もあわせて送信することで、作業者がいずれの場所で作業をしているか、あるいはいずれの場所で有害なガスが発生しているのかがわかるようにしてもよい。
また、作業者が所定時間動かない場合や、作業者が倒れた姿勢や地面に伏せた姿勢となっていることを検知できるセンサを搭載しても良い。当該センサに基づく情報も送信することによって、作業者が怪我で動けない場合や、ガスによって倒れた場合を早期に発見することができる。
また、温度センサや湿度センサを搭載しても良い。これらのセンサに基づく情報によって、作業者が熱中症となる可能性の高い環境下に所定時間以上いる場合には、当該作業者や管理者などに報知することによって、作業者が熱中症となる可能性を低減することができる。
本発明の携帯用ガス警報器は、工事現場、工場、研究所などの工業用に限らず、火山や洞窟などの調査用等としても適用することができる。
1 携帯用ガス警報器
2 検知警報部
3 本体ケース
4a〜4e ランプ
5 第1制御部
6a〜6d ガス取入れ部
7 凹部
8 ガス検知部
9 第1信号処理部
10 ガス濃度判定部
11 第1警報部
12 第1送受信部
20 警報表示部
21 第2警報部
22 第2送受信部
23 本体ケース
24 操作ボタン
25 スリット
26 第2制御部
27 凸部
28 表示部
29 第2信号処理部
S1〜S4 ガスセンサ
D モニター画面

Claims (5)

  1. 雰囲気中の所定のガスを検知してガス検知信号を出力するガス検知部と、前記ガス検知信号を信号処理してガス濃度信号を出力する第1信号処理部と、前記ガス濃度信号に基づき、予め設定された基準値と比較してガス漏れを判定し、ガス漏洩信号を出力するガス濃度判定部と、前記ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第1警報部と、前記ガス漏洩信号を送信する第1送受信部とを有する検知警報部、及び、
    前記ガス漏洩信号を受信する第2送受信部と、前記ガス漏洩信号が入力された場合に警報音を発する第2警報部と、前記ガス漏洩信号を信号処理して、少なくとも、ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを出力する第2信号処理部と、少なくとも、前記ガス漏れが検出されたガスの種類と濃度とを表示する表示部とを有する警報表示部を備え、
    前記検知警報部と前記警報表示部とが着脱自在に構成されることを特徴とする携帯用ガス警報器。
  2. 前記第1送受信部と前記第2送受信部とが、赤外線及び/又は電波によって通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯用ガス警報器。
  3. 前記検知警報部と前記警報表示部との間の距離が、所定距離未満である場合は、赤外線によって通信を行い、
    前記検知警報部と前記警報表示部との間の距離が、前記所定距離以上である場合は、電波によって通信を行うように構成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯用ガス警報器。
  4. 前記基準値が第1〜第3基準値の3段階に設定され、
    前記ガス濃度信号が、前記第1基準値以上前記第2基準値未満の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが赤外線によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第1警報音を発し、
    前記ガス濃度信号が、前記第2基準値以上前記第3基準値未満の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが電波によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第2警報音を発し、
    前記ガス濃度信号が、前記第3基準値以上の場合は、前記第1送受信部と前記第2送受信部とが電波によって通信を行い、第1警報部と第2警報部とが第3警報音を発するように構成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯用ガス警報器。
  5. 前記検知警報部が、ガス漏れと判定されたときに発光するランプをさらに備え、
    前記第1警報部、前記第2警報部、前記表示部、及び前記ランプのうちの少なくともいずれか1つが、機器状態を報知することが可能であり、
    前記第1送受信部と前記第2送受信部との通信が、前記機器状態の内容、前記機器状態が通信される回数、又は前記機器状態が発生してからの経過時間によって、赤外線による通信又は電波による通信に変更可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯用ガス警報器。
JP2013189675A 2013-09-12 2013-09-12 携帯用ガス警報器 Expired - Fee Related JP6340678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013189675A JP6340678B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 携帯用ガス警報器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013189675A JP6340678B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 携帯用ガス警報器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015056060A JP2015056060A (ja) 2015-03-23
JP6340678B2 true JP6340678B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=52820411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013189675A Expired - Fee Related JP6340678B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 携帯用ガス警報器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6340678B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101947598B1 (ko) * 2015-09-02 2019-04-22 정주환 휴대용 가스 검출 모듈 및 이를 포함하는 가스 검출 시스템
JP6660184B2 (ja) * 2016-01-07 2020-03-11 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
MX2020013687A (es) * 2018-07-03 2021-05-27 Inficon Inc Metodo para mostrar datos de concentracion de una sustancia, y un aparato relacionado.
CN114727248A (zh) * 2020-12-22 2022-07-08 中国石油化工股份有限公司 高危作业气体监控方法、终端及系统和报警方法及报警仪
CN114170768A (zh) * 2022-01-14 2022-03-11 深圳芯闻科技有限公司 一种应用于燃气泄露的监测系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3438085B2 (ja) * 1995-02-24 2003-08-18 日本光電工業株式会社 炭酸ガス濃度測定装置
JP4385544B2 (ja) * 2001-04-26 2009-12-16 パナソニック株式会社 ガス検知装置
US6819257B2 (en) * 2001-12-06 2004-11-16 Brk Brands, Inc. Apparatus and method for mounting a detector
JP4944463B2 (ja) * 2006-03-15 2012-05-30 理研計器株式会社 ポータブル型ガス警報器
JP5052219B2 (ja) * 2007-06-13 2012-10-17 理研計器株式会社 分離型可搬式ガス検知器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015056060A (ja) 2015-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6340678B2 (ja) 携帯用ガス警報器
CN106813715B (zh) 便携式气体检测器中的不安全工作状况温度警报
KR100936265B1 (ko) 제조업의 산업안전재해 감시를 위한 휴대형센서
CA2721027C (en) An alert system with zoning using wireless portable detectors and a central station
CN106815987B (zh) 检测器到检测器的警报
US20140240120A1 (en) Industrial field real-time working condition radio alarm system
KR20160002280A (ko) 스마트 마스크 및 그 제어 방법
KR101305211B1 (ko) 질식 방지용 스마트 마스크 및 그 제어방법
KR101146474B1 (ko) 화재 경보 장치 및 화재 확산 방향 분석 방법
CN103949019A (zh) 配置有压力平视系统的空气呼吸器
US8710999B2 (en) Emergency power-off button with proximity alarm
CN207624142U (zh) 基于物联网的危险气体作业场所应急处理系统
CN203842196U (zh) 配置有压力平视系统的空气呼吸器
JP2006172431A (ja) 異常発報装置
GB2527758A (en) Wearable safety sensor
KR101783003B1 (ko) 안전 밴드를 활용한 안전 관리 시스템 및 이의 동작 방법
KR102253851B1 (ko) 유해물질에 의한 작업자 사고 예방 시스템 및 이를 이용하여 밀폐공간 작업자의 사고를 예방하는 방법
CN112382061A (zh) 一种应用于消防救援的气体侦检呼救系统
KR101751960B1 (ko) 소방관용 개인 안전 알람장치
KR101592830B1 (ko) 안전관리용 실시간 경보시스템 및 그 구동방법
KR20130120279A (ko) 방사선 및 방사능 측정 시스템
Paul et al. Smart Helmet For Coal Miners
KR101791165B1 (ko) 소방관용 경보장치
KR101388984B1 (ko) 인명 구조용 경보 시스템
EP3349195A1 (en) Device for reporting alarm produced by a portable gas detector

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6340678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees