JP6332797B2 - 整畦機 - Google Patents

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Description

本発明は畦の造成作業や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
従来、この種の整畦機として、走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に畦面を圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体をもつ整畦機構を設け、上記回転整畦体の外周部分に複数個の圧締面体を間隔を置いて配設すると共に該各々の圧締面体に回転方向前方位置の圧締面体側から隣り合う後方位置の圧締面体の圧締面部に至る可撓弾性をもつ圧締板体を配設した構造のものが知られている。
特許第4154545号 特許第5007898号 特許第3796590号
一般的に、整畦作業においては、圃場及び畦の土質、例えば、粘土質、砂質、ボイドや、整畦作業時の気象条件、例えば、晴天、雨天等により畦の仕上状態が影響することが分かっており、例えば、複数個の圧締板体をもつ回転整畦体による整畦作業の場合には比較的砂質の土壌及び乾き状態での整畦作業に向き、反対に、金属や樹脂により製作されて全表面が連続面に形成された平滑な円錐状面や円筒状面をもつ回転整畦体による整畦作業の場合には比較的粘土質の土壌及び濡れ状態での整畦作業に向くことが判明している。
すなわち、上記比較的粘土質の土壌及び濡れ状態において、上記複数個の圧締板体をもつ回転整畦体により整畦作業を行った場合、仕上状態において、畦の表面が波打ったり、畦の表皮土の部分剥離により凹凸を呈したりして、表土が比較的に崩れ易く、畦土の内部の圧締状態が低下することがある。
しかしながら上記従来構造の場合、上記複数個の圧締板体は材質や板厚、形状が同じ板材が用いられており、すなわち、同じ剛性の板材からなる複数個の圧締板体が用いられている点を考慮し、ここに剛性とは、上記板材の材質、板材の厚さ、板材の断面形状などに依拠して定まり、単位変形を起こすのに必要な力(荷重/変形量)をいうとされ、土質及び整畦作業時の気象条件に影響されることなく、良好な仕上状態となる整畦作業が強く要望されているという不都合を有している。
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に畦面を圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体をもつ整畦機構を設け、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の外周部分に複数個の圧締面体を間隔を置いて配設すると共に該圧締面体に回転方向前方位置の圧締面体側から隣り合う後方位置の圧締面体の圧締面部に至る可撓弾性をもつ圧締板体を配設し、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列されることを特徴とする整畦機にある。
又、請求項2記載の発明は、走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に畦面を圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体をもつ整畦機構を設け、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の外周部分に複数個の圧締面体を間隔を置いて配設すると共に該圧締面体に回転方向前方位置の圧締面体側から隣り合う後方位置の圧締面体の圧締面部に至る可撓弾性をもつ圧締板体を配設し、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って交互に繰り返して配列されることを特徴とする整畦機にある。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、走行機体を旧畦に沿って走行させ、一方では盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、他方では整畦機構が駆動され、回転整畦体は畦面を回転整畦し、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体外周部分に可撓弾性をもつ複数個の圧締板体を配設してなるから、回転整畦体の回転に伴い圧締板体は徐々に盛土を締圧し、圧締板体は可撓弾性を有しているので、圧締板体は平ら状から撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、盛土を確実に締圧することができ、一層堅牢な畦を得ることができ、この際、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、回転整畦体の側面整畦体の圧締板体又は上面整畦体の圧締板体により畦の上面又は一方側面を回転整畦することができ、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の複数個の圧締板体は上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に圧締板体の弾性率、撓み方、畦の圧接度合いの強弱が相互に異なる圧締板体を得ることができ、上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に相互に剛性の異なる圧締板体で整畦作業を行うことにより、圃場及び畦の土質、整畦作業時の気象条件にそれほど影響されることなく、かつ、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列されるから、上記回転整畦体の回転に伴って小さい圧締力から大きい圧締力へと次第に強く畦を圧締することができ、この繰り返しにより畦を圧締することができ、良好な仕上げ状態となる整畦作業を行うことができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、走行機体を旧畦に沿って走行させ、一方では盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、他方では整畦機構が駆動され、回転整畦体は畦面を回転整畦し、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体外周部分に可撓弾性をもつ複数個の圧締板体を配設してなるから、回転整畦体の回転に伴い圧締板体は徐々に盛土を締圧し、圧締板体は可撓弾性を有しているので、圧締板体は平ら状から撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、盛土を確実に締圧することができ、一層堅牢な畦を得ることができ、この際、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなるので、回転整畦体の側面整畦体の圧締板体又は上面整畦体の圧締板体により畦の上面又は一方側面を回転整畦することができ、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の複数個の圧締板体は上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなるので、上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に圧締板体の弾性率、撓み方、畦の圧接度合いの強弱が相互に異なる圧締板体を得ることができ、上記側面整畦体毎に又は上記上面整畦体毎に相互に剛性の異なる圧締板体で整畦作業を行うことにより、圃場及び畦の土質、整畦作業時の気象条件にそれほど影響されることなく、圧締板体の種類を最小限に抑えながら、相互に剛性が大小に異なることによる効果を得ることができ、かつ、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って交互に繰り返して配列されるから、畦面は交互に弱い強い弱い強いの締圧が繰り返してなされ、それだけ強固に畦を締め付けることができ、この繰り返しにより畦を圧締することができ、良好な仕上状態となる整畦作業を行うことができる。
本発明の実施の形態例の全体側面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大側面図である。 本発明の実施の形態例の部分平面図である。 本発明の実施の形態例の部分後面図である。 本発明の実施の形態例の前断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大側面図である。 本発明の実施の形態例の使用状態の部分拡大側面図である。
図1乃至図8は本発明の実施の形態例を示し、1は走行機体であって、この場合、図1、図2、図3の如く、トラクタが用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により機枠3を上下動可能に連結している。
4は盛土機構であって、この場合、図2、図3、図4、図5の如く、盛土ロータ5からなり、盛土ロータ5はロータ胴5aの外周に複数個の掻上刃5b・・を突設すると共にロータ胴5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3に整畦機体6を突設し、整畦機体6に盛土ロータ5の上方及び畦Wの上方を覆う形状のカバー部材6aが取り付けられ、機枠3に走行機体1に設けられた動力取出軸1aにより回転する主軸7を軸受し、整畦機体6に中間軸8を畦造成方向と平行にして回転自在に設け、中間軸8に取付軸5cを連結し、主軸7の回転によりギヤ列9、自在継手10、ギヤ列11、中間軸8を経て盛土ロータ5を回転させ、盛土ロータ5の回転により畦W際の圃場Mの土を削出軌跡Nをもって削出して旧畦Wに向けて跳ね上げて盛り上げるように構成している。
12は整畦機構であって、この場合、図6、図8の如く、畦W面を外周部分の圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体13と回転機構14とからなり、回転整畦体13は畦Wの一方側面W2を整畦可能な側面整畦体15及び畦Wの上面W1を整畦可能な上面整畦体16とを着脱自在に設けてなり、回転軸線Pを角度θの斜め上向き方向に配置し、回転整畦体13を回転機構14により回転軸線Pを中心として図中矢印方向Vに強制回転させるように構成している。
この場合、図3、図6、図7、図8の如く、上記側面整畦体15にあっては、大径のリング材15a、中径のリング材15b及び小径のリング材15c間に複数個、この場合、八個の板状の桟材15d・・を間隔を置いて放射状に溶接固着し、整畦機体6に駆動軸17を回転軸線Pを角度θの斜め上向き方向にして配置し、上記回転機構14として、駆動軸17を上記ギヤ列11を介して回転させ、駆動軸17は六角軸状に形成され、側面整畦体15の回転軸線P上に駆動軸17に挿通可能な六角穴をもつ挿通筒15eを配置し、挿通筒15eと上記中径のリング材15b及び小径のリング材15c間に複数個、この場合、八個の連結材15f・・を溶接固定し、挿通筒15eを固定ピン15gにより駆動軸17に固定し、複数個の桟材15d・・を圧締面体K・・に形成して側面整畦体15の外周部分に複数個の圧締面体K・・を間隔を置いて配設すると共に各々の圧締面体K・・の外面を圧締面部K1とし、各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gをボルト及びナットからなる取付材K2により取付け、隣り合う圧締面体K・K間に空間部Rが形成されることになる。
又、この場合、図6、図7、図8の如く、上記上面整畦体16にあっては、大径のリング材16a及び小径のリング材16b間に複数個、この場合、八個の板状の桟材16c・・を間隔を置いて放射状に溶接固着し、上記六角軸状に形成された駆動軸17の先端部に六角穴をもつ挿通筒16dを配置し、挿通筒16dと上記大径のリング材16a及び小径のリング材16b間に複数個、この場合、前後四個ずつ計八個の連結杆16e・・を溶接固定し、挿通筒16dを固定ピン16fにより駆動軸17に固定し、複数個の桟材16c・・を圧締面体K・・に形成して上面整畦体16の外周部分に複数個の圧締面体K・・を間隔を置いて配設すると共に各々の圧締面体K・・の外面を圧締面部K1とし、各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gをボルト及びナットからなる取付材K2により取付け、隣り合う圧締面体K・K間に空間部Rが形成されることになる。
この場合、上記複数個の圧締板体G・・は可撓弾性を有するナイロン樹脂や塩化ビニール樹脂等の合成樹脂板により製作され、無負荷時には板状に略平らとなり、外的負荷により弧状に撓み得ると共に負荷解除により自己弾性により略平らに復元変形する材質が用いられている。尚、圧締板体Gは板バネに用いられるバネ鋼製等の金属板材や他の樹脂板材を用いることもある。
かつ、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなり、さらに、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体G・・は、上記回転整畦体13の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列され、この場合、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された複数個の圧締板体G・・は、板厚の薄い圧締板体G及び板厚の厚い圧締板体Gの二種類の板材からなり、この上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなる複数個の圧締板体G・・は、上記回転整畦体13の回転方向に沿って交互に繰り返して配列して構成している。尚、圧締板体G・・は二種類の板材に限らず、大中小の三種類や大中小極小の四種類など複数種類の板材を採用することもできる。
又、この場合、上記圧締板体G・・の剛性の大小を定めるにあたり、上記板材の厚さの厚い薄いの断面積要素に依拠するようにしているが、板材の材質、例えば、ステンレス鋼板、各種の合金、樹脂材からなる板材を用いたり、横断面を弧状に形成するなどの断面2次モーメントなどの板材の形状要素などに依拠して定めることもある。
18は削土機構であって、この場合、図3、図5の如く、上記中間軸8に保持枠19の基部を中間軸8と同心上に枢着し、保持枠19の先端部にロータ軸20を回転自在に取付け、ロータ軸20に複数個のナギナタ状の刃体をもつ削土ロータ21を取付け、削土ロータ21の上部にカバー22を配置し、中間軸8とロータ軸20との間にチェーン機構23を架設し、上記盛土機構4の盛土ロータ5の進行方向前方位置の旧畦Wの上面W部分を削土ロータ21によって削出軌跡Sをもって回転削土するように構成したものである。
この実施の形態例は上記構成であるから、図1、図2、図3、図8の如く、走行機体1を旧畦Wに沿って図中矢印方向Qに走行させると共に動力取出軸1aを回転すると、一方では盛土機構4の盛土ロータ5が畦W際の圃場M泥土を旧畦W上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、カバー部材6aは盛土ロータ5の上方及び畦W側方への泥土飛散を防止し、跳ね上げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方では走行機体1の動力取出軸1aを駆動源として整畦機構12が駆動され、回転整畦体13は畦W面を回転整畦し、この場合、畦Wの一方側面Wを整畦可能な側面整畦体15及び畦Wの上面Wを整畦可能な上面整畦体16からなり、回転整畦体13は回転機構14により図8中、矢印方向Vとしての走行機体1の前進を助長する方向に回転し、回転整畦体13により畦Wの上面W及び一方側面Wを整畦することができ、走行機体1の走行速度に対して回転整畦体13の回転速度を高めることにより回転整畦体13は畦W面に回転すべり接触し、回転すべり接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円滑かつ強固に締圧整畦することができ、上記回転整畦体13の外周部分に可撓弾性をもつ複数個の圧締板体G・・を配設してなるから、回転整畦体13の回転に伴い、図8の如く、圧締板体G・・は自己の可撓弾性により畦W面の圧接位置と復元位置との間でフラップ動作して徐々に盛土を締圧し、圧締板体Gは可撓弾性を有しているので、圧締板体Gは平ら状から撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、盛土を確実に締圧することができ、一層堅牢な畦Wを得ることができ、この場合、上記回転整畦体13の外周部分に複数個の圧締面体K・・を間隔を置いて配設すると共に各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体G・・を配設してなるから、回転整畦体13の回転に伴い、図8の如く、圧締板体G・・は自己の可撓弾性により畦W面の圧接位置と復元位置との間でフラップ動作して徐々に盛土を締圧すると共に圧締面体Kにより圧締板体Gを介して強く締圧され、圧締板体G・・は、この複数個の圧締面体K・・の存在により断続的に締圧され、複数個の圧締面体K・・の存在により回転整畦体13の全外周面で締圧する構造に比べて締圧面積が小さくなることにより締圧力を大きくすることができ、それだけ強固に畦Wを締め付けることができる。
かつ、この場合、図5、図6、図7、図8の如く、上記側面整畦体15及び上面整畦体16は各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gを配設し、さらに、各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gを配設したことにより、上面整畦体16及び側面整畦体15の隣り合う圧締面体K・K間に空間部Rが形成され、空間部Rの存在により一層断続的に畦W面を締圧することになり、それだけ、強固に締圧することができると共に空間部Rの存在により圧締板体Gは平ら状から内方へ湾曲状に撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、盛土を確実に締圧することができ、一層堅牢な畦Wを得ることができると共に圧締板体Gへの土の付着現象を抑制することができ、良好な整畦作業を行うことができる。
この際、上記複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、相互に剛性が大小に異なることにより、例えば、圧締板体G・・の弾性率、撓み方、畦Wの圧接度合いの強弱が相互に異なる圧締板体G・・を得ることができ、相互に剛性の異なる圧締板体G・・で整畦作業を行うことにより、圃場M及び畦Wの土質、整畦作業時の気象条件にそれほど影響されることなく、良好な仕上状態となる整畦作業を行うことができる。
この場合、上記回転整畦体13は畦Wの一方側面Wを整畦可能な側面整畦体15及び畦Wの上面Wを整畦可能な上面整畦体16からなり、上記側面整畦体15及び又は上記上面整畦体16、この場合、上記側面整畦体15及び上記上面整畦体16のいずれにおいても、各々の外周部分に複数個の圧締面体K・・を間隔を置いて配設すると共に各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体G・・を配設し、上記複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、回転整畦体13の回転に伴い、図8の如く、圧締板体G・・は自己の可撓弾性により畦W面の圧接位置と復元位置との間でフラップ動作して回転整畦体13の側面整畦体15の圧締板体G・・及び上面整畦体16の圧締板体G・・により畦Wの上面W及び一方側面Wを回転整畦することができ、上記側面整畦体15に配設された複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなり、上記上面整畦体16に配設された複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、回転整畦体13の側面整畦体15の圧締板体G・・及び又は上面整畦体16の圧締板体G・・により畦Wの上面W及び又は一方側面Wを回転整畦することができ、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16の複数個の圧締板体G・・は上記側面整畦体15毎に又は上記上面整畦体16毎に相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなるので、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16の圧締板体G・・は上記側面整畦体15毎に又は上記上面整畦体16毎に相互に剛性が大小に異なることにより、上記側面整畦体15毎に又は上記上面整畦体16毎に圧締板体G・・の弾性率、撓み方、畦Wの圧接度合いの強弱が相互に異なる圧締板体G・・を得ることができ、上記側面整畦体15毎に又は上記上面整畦体16毎に相互に剛性の異なる圧締板体G・・で整畦作業を行うことにより、圃場M及び畦Wの土質、整畦作業時の気象条件にそれほど影響されることなく、良好な仕上状態となる整畦作業を行うことができ、又、この場合、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体G・・は、上記回転整畦体13の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列されるから、上記回転整畦体13の回転に伴って、小さい圧締力から大きい圧締力へと次第に強く畦Wを圧締することができ、この繰り返しにより畦Wを圧締することができ、良好な仕上状態となる整畦作業を行うことができ、又、この場合、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体G・・は、上記回転整畦体13の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列されるから、上記回転整畦体13の回転に伴って、小さい圧締力から大きい圧締力へと次第に強く畦Wを圧締することができ、この繰り返しにより畦Wを圧締することができ、良好な仕上状態となる整畦作業を行うことができる。
又、この場合、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された複数個の圧締板体G・・は相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなるので、圧締板体G・・の種類を最小限に抑えながら、相互に剛性が大小に異なることによる効果を得ることができ、又、この場合、上記側面整畦体15又は上記上面整畦体16に配設された相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなる複数個の圧締板体G・・は、上記回転整畦体13の回転方向に沿って交互に繰り返して配列されるから、二種類の圧締板体G・・のフラップ動作により畦W面は交互に弱い強い弱い強いの締圧が繰り返してなされ、それだけ強固に畦Wを締め付けることができ、又、この場合、上記剛性の大小は上記板材の材質、板材の厚さ、板材の断面形状などに依拠して定めるから、圧締板体G・・の剛性を容易に定めることができる。
なお、上記実施の形態例においては、上記回転整畦体13は側面整畦体15及び上面整畦体16からなり、この側面整畦体15及び上面整畦体16のいずれにも、複数個の圧締面体K・・をもつ構造としているが、側面整畦体15又は上面整畦体16のいずれか一方については、上記実施の形態例と同様な複数個の圧締板体G・・をもつ構造の回転整畦体13とすると共に他方については、金属や樹脂により製作されて全表面が連続面に形成された表面が平滑な円錐状面や円筒状面をもつ構造の回転整畦体13とすることもできる。
かつ、この場合、図5、図6、図7、図8の如く、上記上面整畦体16は各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gを配設し、さらに、各々の圧締面体K・・に回転方向前方位置の圧締面体K側から隣り合う後方位置の圧締面体Kの圧締面部Kに至る可撓弾性をもつ圧締板体Gを配設したことにより、上面整畦体16及び側面整畦体15の隣り合う圧締面体K・K間に空間部Rが形成され、空間部Rの存在により一層断続的に畦W面を締圧することになり、それだけ強固に締圧することができると共に空間部Rの存在により圧締板体Gは平ら状から内方へ湾曲状に撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、盛土を確実に締圧することができ、一層堅牢な畦Wを得ることができると共に圧締板体Gへの土の付着現象を抑制することができ、それだけ、良好な整畦作業を行うことができる。
又、この場合、図3、図4、図5の如く、削土機構18により旧畦W面を予め削土でき、この削土された畦W面上に盛土機構4により盛土することになるから、旧畦W土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦Wを得ることができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、上記回転整畦体13の回転軸線Pを傾けずに水平方向とした構造、回転整畦体13の構造、圧締面体K及び圧締板体Gの個数や形状、圧締板体Gの大きさや材質等は適宜変更して設計される。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
W 畦
1 上面
2 一方側面
G 圧締板体
1 走行機体
2 連結機構
3 機枠
4 盛土機構
12 整畦機構
13 回転整畦体
15 側面整畦体
16 上面整畦体

Claims (2)

  1. 走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に畦面を圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体をもつ整畦機構を設け、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の外周部分に複数個の圧締面体を間隔を置いて配設すると共に該圧締面体に回転方向前方位置の圧締面体側から隣り合う後方位置の圧締面体の圧締面部に至る可撓弾性をもつ圧締板体を配設し、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる数種類の板材からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性の異なる数種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って小さい剛性の板材から次第に大きい剛性の板材へと順次繰り返して配列されることを特徴とする整畦機。
  2. 走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に畦面を圧接回転により回転整畦可能な回転整畦体をもつ整畦機構を設け、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な側面整畦体及び畦の上面を整畦可能な上面整畦体からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体の外周部分に複数個の圧締面体を間隔を置いて配設すると共に該圧締面体に回転方向前方位置の圧締面体側から隣り合う後方位置の圧締面体の圧締面部に至る可撓弾性をもつ圧締板体を配設し、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された複数個の圧締板体は相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなり、上記側面整畦体又は上記上面整畦体に配設された相互に剛性が大小に異なる二種類の板材からなる複数個の圧締板体は、上記回転整畦体の回転方向に沿って交互に繰り返して配列されることを特徴とする整畦機。
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