JP6331827B2 - 無線データ伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、多種のセンサデータを無線伝送する用途に用いて好適な、無線データ伝送装置に関する。
例えば、特許文献1に、多種のセンサデータを無線伝送する通信システムの技術が紹介されている。特許文献1には、複数センサから同時に情報が送信された場合に受信側で全ての情報を確実に受信でき、かつ、センサの消費電力を抑制する技術が開示されている。
図9に複数のセンサ情報を無線伝送する無線データ伝送装置100A,100Bの一般的な構成を示す。図9(a)に示すように、デジタル出力のセンサ10aを用いる無線データ伝送装置100Aの場合、マイコン20aは、センサ値をそのままデジタルデータとして電文に載せて無線パケットを生成し、高周波回路部で変調して無線送信する。また、図9(b)に示すように、アナログ出力のセンサ10bを用いる無線データ伝送装置100Bの場合、マイコン20bは、センサの出力電圧値をAD(Analog/Digital)コンバータを介してデジタル値に変換した後、電文に載せて無線パケットを生成し、高周波回路部で変調して無線送信する。そして、いずれも送信された無線パケットは図示省略した受信機で受信され、電文上のデータからセンサの状態が解析される。
特開2005−51557号公報
ところで、図9(a)(b)に示す構成によれば、いずれも電文を構成する必要があるため、センサデータを無線に載せるための操作を行うマイコン20a,20bが必要になる。マイコン20a,20bは、センサと10a,10bとの接続のために、通常、シリアルインタフェースを用いることが多い。
つまり、マイコン20a,20bは、図9(a)に示すデジタル出力センサであればセンサ10aとマイコン20aの間、およびマイコン20aと高周波回路部30aとの間を接続する複数のシリアルインタフェースが必要である。一方、図9(b)に示すように、アナログ出力センサであれば、センサ10bとマイコン20bとの間にADコンバータを必要とし、また、マイコン20bと高周波回路部30bとの間にシリアルインタフェースが必要になる。このため、ソフトウエアによる制御のスキルが必要であり、また、これらハードウエア(シリアルインタフェースLSI,ADコンバータ)を要するマイコン20a,20bという観点からコストアップにつながるといった課題を有している。なお、デジタル出力センサ10aは、通常、アナログ出力センサ10bより高価である。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、センサを含む、複数の信号源が示すデータの伝送を、安価で、簡単な回路構成で、かつ容易に実現可能な、無線データ伝送装置を提供する。
上記した課題を解決するために本発明の無線データ伝送装置は、複数の信号源と、前記信号源が出力する電圧毎に異なる直流電圧を重畳して出力する電圧重畳部と、前記電圧重畳部から出力される電圧を制御信号に基づき順次切替える切替え部と、前記制御信号を生成する制御部と、前記切替え部から順次出力されるそれぞれの電圧を搬送波で変調して前記信号源が示すデータを電波に変換して無線送信する高周波回路部と、を備えたことを特徴とする。
本発明において、前記高周波回路部は、位相をシフトした前記信号源のそれぞれに振幅変調回路を設け、前記振幅変調回路のそれぞれに、前記信号源が出力するそれぞれの電圧を入力して無線送信することを特徴とする。
本発明において、前記高周波回路部は、受信した電波を復調する受信回路を備え、前記制御部は、前記受信した電波の電界強度を測定し、あらかじめ定義された前記電界強度と前記信号源が出力する電圧との関係から前記信号源が示すデータを解読することを特徴とする。
本発明において、前記高周波回路部は、受信した電波を復調する復調回路を備え、前記制御部は、受信可能な電波の周波数をサーチし、あらかじめ定義された前記周波数と前記信号源が出力する電圧との関係から前記信号源が示すデータを解読することを特徴とする。
本発明において、前記信号源はセンサであり、前記信号源が示すデータはセンサ値であることを特徴とする。
本発明によれば、センサを含む、複数の信号源が示すデータの伝送を、安価で、簡単な回路構成で、かつ容易に実現可能な、無線データ伝送装置を提供する。
本発明の実施の形態に係る無線データ伝送装置の構成を示すブロック図である。 発明の実施の形態に係る無線データ伝送装置により重畳される電圧とセンサ値との関係を示す図である。 実施例1の構成を示すブロック図である。 実施例1の送受信動作を示すフローチャートである。 実施例2の構成を示すブロック図である。 実施例2の送受信動作を示すフローチャートである。 実施例2で使用されるテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 変形例の構成を示すブロック図である。 従来の無線データ伝送装置の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、単に、実施形態という)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
(実施形態の構成)
図1に示すように、本実施形態に係る無線データ伝送装置1は、複数の信号源#1〜#3(11,12,13)と、電圧重畳部14と、切替え部15と、制御部16と、高周波回路部17と、により構成される。
信号源#1〜#3(11,12,13)は、電圧を出力する、例えば、センサである。電圧重畳部14は、信号源#1〜#3(11,12,13)がそれぞれ出力する電圧毎に異なる直流電圧を重畳して切替え部15に出力する。電圧重畳部14(信号源#1〜#3(11,12,13))が出力する電圧値とその電圧値が示すデータとの関係が図2に示されている。
図2は、横軸に時間軸を目盛り、縦軸に、周波数(あるいは図示省略した電界強度)と電圧重畳部14が出力する電圧値とを目盛り、電圧重畳部14が出力する電圧の範囲毎に信号源#1〜#3(11,12,13)の出力レベルを割り当てて示した模式図である。すなわち、信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧に重畳される電圧値と、信号源#1〜#3(11,12,13)のそれぞれが示すデータとの関係を示している。
図2の模式図から理解されるように、本実施形態に係る無線データ伝送装置1は、信号源#1〜#3(11,12,13)がそれぞれ出力する電圧値毎に異なるDC電圧を重畳して切替え部15に印加することで、変調の種類によって周波数範囲(あるいは電界強度範囲)で示される信号源のデータ区分を明確にすることを実現する。
例えば、信号源#1(11)の出力は、電圧重畳部14により信号源#1(11)の出力電圧にDC1Vを重畳し、信号源#2(12)の出力は、電圧重畳部14により信号源#2(12)の出力電圧にDC3Vを重畳し、信号源#3(13)の出力は、電圧重畳部14により信号源#3(13)の出力電圧にDC5Vを重畳することで、信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータを区分することができる。この場合、各信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧を0〜2Vの範囲に設定すれば電圧レベルが重なることはない。これにより、受信側で、例えば、信号源#1(11)は照度、信号源#2(12)は温度、信号源#3(13)は湿度を示すデータであると判定することができる。
したがって、受信側では受信周波数が400〜420の範囲は照度、受信周波数が421〜440の範囲は「温度」、受信周波数が441〜460の範囲は「湿度」を示すという定義に基づき周波数を読み取り、その周波数から、各信号源#1〜#3(11,12,13)の出力レベル(それぞれ、lux,℃,%)を換算する。なお、変調方式にAM変調を使用する場合は、上記した周波数が電界強度に代る。
切替え部15は、電圧重畳部14から出力される電圧を制御部16により生成される制御信号に基づき順次切替え、高周波回路部17へ出力する。高周波回路部17は、切替え部15から順次出力されるそれぞれの電圧を搬送波で変調して信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータを電波に変換してアンテナ経由で無線送信する。
なお、高周波回路部17は、内部構成を図示省略したが、アンテナに信号を出力する送信回路と、アンテナからの信号を入力として得て復調する受信回路と、送信回路と受信回路のそれぞれに基準となる、例えば、2.4[GHz]帯の信号を提供する周波数シンセサイザ回路とを含む。送信回路は、切替え部15が順次出力する電圧重畳部14の出力電圧を変調するための搬送波(例えば、2.4GHz帯の信号)を生成し、パワーアンプによって十分な電力まで増幅してアンテナから電波として放射する。受信回路は、アンテナで捉えられた様々な強度の受信信号を入力とし、低雑音アンプで微少信号を増幅し、次に、ミキサにおいて、2.4[GHz]の周波数から数MHzの中間周波数に変換する。中間周波数は、フィルタ回路に入力されて所望のチャンネルの信号のみ選択され、高ゲインアンプによって更に信号振幅を増幅し、復調によって電波に載せられたセンサアナログ情報を取り出す。なお、周波数シンセサイザ回路は、VCO(電圧制御発振器:Voltage Controlled Oscillator)とPLL(位相同期ループ:Phase Locked Loop)と、を含む。
上記構成によれば、制御部16は、切替え部15による電圧重畳部14の出力(信号源#1〜#3)を順次切替えるための制御信号を生成する、このため、制御部16は、タイマ機能を持つだけで良く、したがって安価で容易に制御可能なマイコン、あるいはタイマ制御回路で実現が可能である。すなわち、そのマイコンは、信号源#1〜#3(11,12,13)の出力値を定期的に切り替えるスイッチ制御のためにのみ使用し、信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧(アナログ出力)は、スイッチで構成される切替え部15を介し、FM(Frequency Modulation)変調であれば、周波数シンセサイザ回路を構成するVCOのコントロール端子に直接入力され、これにより、安価で制御も容易な簡単な回路構成で複数の信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータを無線伝送することができる。
また、本実施形態に係る無線データ伝送装置1によれば、使用する変調方式により、信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧値と周波数、あるいは信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧値と受信電界強度との関係を予め定義していないとデータを解読できないため、データの秘匿性が得られる。詳細は実施例を用いて後述する。
以下、AM変調による無線データ伝送装置1Aを実施例1とし、FM変調による無線データ伝送装置1Bを実施例2として、その送受信動作について詳細に説明する。
(実施例1)
図3に実施例1に係る無線データ伝送装置1Aの構成を示す。図1によれば、無線データ伝送装置1Aは、信号源としてのセンサ#1〜#3(11a,12a,13a)と、電圧重畳部としての電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)と、切替え部としての多極スイッチ15aと、制御部としてのタイマ制御回路16aと、高周波回路部としてのRF回路17aとを含み、構成されている。
センサ#1〜#3(11a,12a,13a)は、例えば、照度、温度、あるいは湿度等のアナログ値を出力する、それぞれ、照度センサ、温度センサ、湿度センサである。電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)は、センサ#1〜#3(11a,12a,13c)が出力する電圧毎に異なる直流電圧を重畳して多極スイッチ15aに出力する。多極スイッチ15aは、電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)からそれぞれ出力される電圧をタイマ制御回路16aにより生成される制御信号に基づき順次切替え、RF回路17aへ出力する。RF回路17aは、切替え部15から順次出力されるそれぞれの電圧を搬送波でAM(Amplitude Modulation)変調してセンサ#1〜#3(11a,12a,13a)がそれぞれ示すデータを電波に変換してアンテナ経由で無線送信する。
RF回路17aは、送信回路171とVCOとPLLで構成される周波数シンセサイザ回路172の他に、図示省略した受信回路部を含み構成される。多極スイッチ15aの出力は、送信回路171に接続される。なお、符号18は、レギュレータであり、Vinは入力電圧を、Vregは、出力電圧を示す。
上記した実施例1の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4(a)は無線データ送信動作を、図4(b)は、無線データ受信動作を示す。
まず、図4(a)の無線データ送信動作から説明する。図4(a)において、まず、電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)のそれぞれに対し、レギュレータ18から、センサ#1〜#3(11a,12a,13a)毎に設定されたバイアス電圧が印加される(ステップS11)。続いて、各センサ#1〜#3(11a,12a,13a)から電圧値(センサ値)が出力されると(ステップS12)、多極スイッチ15aは、電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)のそれぞれから出力される電圧をタイマ制御回路16aにより生成される制御信号に基づき順次切替え、RF回路17aに出力する。
データ送信にあたり(ステップS13)、電圧重畳回路#1〜#3(14a,14b,14c)でセンサ#1〜#3(11a,12a,13a)毎に設定した電圧が重畳され(ステップS14)、タイマ制御回路16aによる制御の下、取得するセンサの切替え制御が行われる(ステップS15)。
なお、データ送信開始処理(ステップS13)とデータ送信終了処理(ステップS16)とで示されるループ(ステップS14,S15)は、センサ#1〜#3(11a,12a,13a)の数だけ繰り返し実行される。
なお、RF回路17aは、タイマ制御回路16aによる制御の下で多極スイッチ15aから順次出力される電圧値に送信回路171でAM変調を行い、アンテナ経由で無線送信する。ここでは、周波数シンセサイザ回路172により生成される搬送波が多極スイッチ15aから出力される電圧により振幅変調される。
次に、図4(b)の受信動作について説明する。なお、ここで受信動作を行う受信機は、送信機として動作する、図3に示す無線データ伝送装置1Aに接続される受信機であり、図3に示す、メモリ内蔵のマイコン16aと、RF回路17aとを少なくとも含み、構成される。図4(b)において、マイコン16aは、まず、測定する電界強度と各センサ値の変換テーブルを設定する(ステップS21)。続いて、データ受信を開始するが(ステップS22)、RF回路17aは、アンテナで捕えた受信信号を周波数シンセサイザ回路172の局発信号と比較、復調しマイコン16aが解読するデータを引き渡す。マイコン16aは、RF回路17aが受信した電波の電界強度を測定し、測定された電界強度に基づき、設定された変換テーブルを参照する(ステップS23)。そして、対応するセンサ値を取得してマイコン16a内蔵のメモリに記憶して解読する(ステップS24)。
なお、データ受信開始処理(ステップS22)とデータ受信終了処理(ステップS25)とで示されるループ(ステップS23,S24)は、センサ#1〜#3(11a,12a,13a)の数だけ繰り返し実行される。
(実施例2)
図5に実施例2に係る無線データ伝送装置1Bの構成を示す。図3に示す実施例1との差異は、高周波回路部17で実行される変調方式にあり、実施例1ではAM変調を採用したのに対し、実施例2では、FM変調(Frequency Modulation)を採用している。
すなわち、以下に説明する実施例2では、RF回路17bは、多極スイッチ15bから順次出力されるそれぞれの電圧によりFM変調してセンサ#1〜#3(11b,12b,13b)がそれぞれ示すデータを周波数に変換し、アンテナ経由で無線送信している。このため、多極スイッチ15bの出力は、直接、RF回路17bにおける周波数シンセサイザ回路174のVCOコントロール端子に入力されている。他の構成は実施例1とである。
上記した実施例2の動作を図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6(a)は無線データ送信動作を、図6(b)は、無線データ受信動作を示す。
まず、図6(a)の無線データ送信動作から説明する。図6(a)において、まず、電圧重畳回路#1〜#3(14d,14e,14f)のそれぞれに対し、レギュレータ18から、センサ#1〜#3(11b,12b,13b)毎に設定されたバイアス電圧が印加される(ステップS31)。続いて、各センサ#1〜#3(11b,12b,13b)から電圧値(センサ値)が出力されると(ステップS32)、多極スイッチ15bは、電圧重畳回路#1〜#3(14d,14e,14f)のそれぞれから出力される電圧をタイマ制御回路16bにより生成される制御信号に基づき順次切替え、RF回路17bに出力する。
データ送信にあたり(ステップS33)、電圧重畳回路#1〜#3(14d,14e,14f)でセンサ#1〜#3(11a,12a,13a)毎に設定した電圧が重畳され(ステップS24)、タイマ制御回路16bによる制御の下、取得するセンサの切替え制御が行われる(ステップS35)。
なお、データ送信開始処理(ステップS33)とデータ送信終了処理(ステップS36)とで示されるループ(ステップS34,S35)は、センサ#1〜#3(11b,12b,13b)の数だけ繰り返し実行される。
RF回路17bは、タイマ制御回路16bによる制御の下で多極スイッチ15bから順次出力される電圧値により送信回路173でFM変調を行なう。すなわち、周波数シンセサイザ回路174(VCO)の制御電圧に多極スイッチ15bの電圧出力を入力することでFM変調波を生成し、送信回路173,アンテナ経由で無線送信する。
次に、図6(b)のデータ受信動作について説明する。なお、ここで受信動作を行う受信機は、送信機として動作する、図5に示す無線データ伝送装置1Bに接続される図示省略した受信機であり、図5に示す、メモリ内蔵のマイコン16bと、RF回路17bとを少なくとも含み、構成される。図6(b)において、マイコン16bは、内蔵するメモリに、受信する周波数と各センサ値との関係が記述された変換テーブルを割り当てて設定する(ステップS41)。ここで設定される変換テーブルのデータ構造の一例が図7に示されている。図7によれば、変換テーブルは、各エントリが、受信周波数と、センサ識別と、センタデータの各データフィールドを有する。例えば、受信周波数が410[MHz]の場合、センサ#1(11b)を示し、センサ値は、10ルクスを示す。また、受信周波数が420[MHz]の場合、センサ#2(11b)を示し、センサ値は、1℃を示す。
続いて、マイコン16bは、データ受信を開始するが(ステップS42)、RF回路17bでは、アンテナ経由で受信した受信信号を周波数シンセサイザ回路174の局発信号と比較、復調し、マイコン16bに解読するデータを引き渡す。続いて、マイコン16bは、受信可能な周波数の探索(周波数サーチ)を行う(ステップS43)。続いて、マイコン16bは、受信した周波数に基づき、先に設定した変換テーブルから該当のセンサ値を取得して内蔵のメモリに記憶する動作を実行する(ステップS44)。
なお、上記したデータ受信開始処理(ステップS42)とデータ受信終了処理(ステップS46)とで示されるループ(ステップS43〜S45)は、センサ#1〜#3(11b,12b,13b)の数だけ繰り返し実行される。
(変形例)
図8に変形例が示されている。図8に示すように、位相を0°〜240°ずらした信号源に対してセンサ#1〜#3(11c,12c,13c)の複数の位相器19a,19b,19cを設け、位相器19a,19b,19cのそれぞれにアンプ18a,18b,18c経由でセンサデータを入力し、ミキサ20で合成出力することにより、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調を行う高周波回路17cを形成することも出来る。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る無線データ伝送装置1によれば、電圧重畳部14が複数の信号源が出力する電圧毎に異なる直流電圧を重畳して切り替え部15へ出力し、切替え部15が制御部16により生成される制御信号に基づき順次切替え、高周波回路部17で変調して無線送信する構成を採用することにより、複数の信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータの伝送を、簡単な回路構成で、かつ容易に実現可能になる。
また、高周波回路部17は、AM,FM変調だけでなく、位相をシフトした信号源のそれぞれに振幅変調回路を設け、振幅変調回路のそれぞれに信号源が出力するそれぞれの電圧を入力して無線送信することで位相が直交する複数の波を合成して搬送波とし、それぞれに振幅変調を施すQAM変調も可能であり、この場合、リアルタイム性を重視した無線データ伝送が可能になる。
なお、受信した電波を復調する受信回路(高周波回路部17)を備え、制御部16が、受信した電波の電界強度を測定し、あらかじめ定義された電界強度と信号源#1〜#3(11,12,13)が出力する電圧との関係から信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータを解読し、あるいは、受信可能な電波の周波数をサーチし、あらかじめ定義された周波数と信号源#1〜#3(11,12,13)が出力する電圧との関係から信号源#1〜#3(11,12,13)が示すデータを解読することができる。この場合、使用する変調方式により、信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧値と周波数、あるいは信号源#1〜#3(11,12,13)の出力電圧値と受信電界強度との関係を予め定義していないとデータを解読できないため、送受信データの秘匿性が得られる。
なお、本実施形態に係る無線データ伝送装置1において、実施例1,2とも信号源#1〜#3(11,12,13)として、センサのみ例示したが、センサに制限されることなく、電圧を出力する信号源の全てに応用が可能である。例えば、電源ラインから出力を得れば、電源ON/OFFの確認として利用が可能である。
1(1A,1B)…無線データ伝送装置、11,12,13…信号源(センサ)、14(14a〜14f)…電圧重畳部、15(15a,15b)…切替え部(多極スイッチ)、16(16a,16b)…制御部(マイコン)、17(17a,17b)…高周波回路部、18…レギュレータ

Claims (5)

  1. 複数の信号源と、
    前記信号源が出力する電圧毎に異なる直流電圧を重畳して出力する電圧重畳部と、
    前記電圧重畳部から出力される電圧を制御信号に基づき順次切替える切替え部と、
    前記制御信号を生成する制御部と、
    前記切替え部から順次出力されるそれぞれの電圧を搬送波で変調して前記信号源が示すデータを電波に変換して無線送信する高周波回路部と、
    を備えたことを特徴とする無線データ伝送装置。
  2. 前記高周波回路部は、
    位相をシフトした前記信号源のそれぞれに振幅変調回路を設け、前記振幅変調回路のそれぞれに、前記信号源が出力するそれぞれの電圧を入力して無線送信することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  3. 前記高周波回路部は、受信した電波を復調する受信回路を備え、
    前記制御部は、
    前記受信した電波の電界強度を測定し、あらかじめ定義された前記電界強度と前記信号源が出力する電圧との関係から前記信号源が示すデータを解読することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  4. 前記高周波回路部は、受信した電波を復調する復調回路を備え、
    前記制御部は、
    受信可能な電波の周波数をサーチし、あらかじめ定義された前記周波数と前記信号源が出力する電圧との関係から前記信号源が示すデータを解読することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  5. 前記信号源はセンサであり、前記信号源が示すデータはセンサ値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の無線データ伝送装置。
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