JP6330526B2 - センシング制御プログラム及び携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センシング制御プログラム及び携帯端末装置に関する。
各種のセンシングを用いたアプリケーションプログラムがスマートフォンに代表される携帯端末装置に搭載されている。かかる携帯端末装置の多機能化に伴って、携帯端末装置に同種のセンサが複数搭載されることがある。
国際公開第2010/107107号 特開2003−157155号公報
しかしながら、上記の技術では、必ずしもセンシングを実行するのに選択されるセンサがセンシングの実行に選択されないセンサよりも消費電力が小さいとは限らず、センシングの消費電力を抑制できない場合がある。
1つの側面では、本発明は、センシングの消費電力を抑制できるセンシング制御プログラム及び携帯端末装置を提供することを目的とする。
一態様のセンシング制御プログラムは、コンピュータに、1つまたは複数のセンシングを実現するセンサまたは前記センサを制御するドライバの組合せごとに前記センシングの実行時に動作させるデバイスを特定し、特定されたデバイスが前記センシングにより消費する電力を前記組合せごとに算出し、前記電力が最小である組合せを選択する処理を実行させる。
センシングの消費電力を抑制できる。
図1は、実施例1に係る携帯端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1に係るミドルウェア実行部の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、動作電力データの一例を示す図である。 図4は、対応関係テーブルの構成例を示す図である。 図5は、消費電力の算出結果の一例を示す図である。 図6は、対応関係テーブルの構成例を示す図である。 図7は、消費電力の算出結果の一例を示す図である。 図8は、実施例1に係るセンシング制御の手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例2に係る携帯端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 図10は、実施例2に係るミドルウェア実行部の機能的構成を示すブロック図である。 図11は、リクエストデータの遷移例を示す図である。 図12は、実施例2に係る第1のセンシング制御の手順を示すフローチャートである。 図13は、実施例2に係る第2のセンシング制御の手順を示すフローチャートである。 図14は、実施例3に係る携帯端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 図15は、実施例3に係るミドルウェア実行部の機能的構成を示すブロック図である。 図16は、動作状態データの遷移例を示す図である。 図17は、消費電力の算出結果の一例を示す図である。 図18は、動作状態データの遷移例を示す図である。 図19は、消費電力の増分に関する算出結果の一例を示す図である。 図20は、実施例3に係るセンシング制御の手順を示すフローチャートである。 図21は、実施例1〜実施例4に係るセンシング制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に添付図面を参照して本願に係るセンシング制御プログラム及び携帯端末装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[携帯端末装置の構成]
まず、本実施例に係る携帯端末装置の機能的構成について説明する。図1は、実施例1に係る携帯端末装置10の機能的構成を示すブロック図である。図1に示す携帯端末装置10は、携帯端末装置10上で動作するアプリケーションプログラムが要求するセンシングを携帯端末装置10の制御下にあるセンサを用いて実行するセンシング制御を実行するものである。
かかるセンシング制御の一環として、携帯端末装置10は、同一のセンシングを実現できるセンサが携帯端末装置10の制御下にあるセンサの中に複数通り存在する場合に、他のセンサを用いてセンシングを実行する場合よりも消費電力が少ないセンサを選択する。これによって、携帯端末装置10は、例えば、センシングの消費電力を抑制する。
一実施形態として、携帯端末装置10は、上記のセンシング制御をAPI(Application Programming Interface)として携帯端末装置10上で動作するアプリケーションプログラム等へ提供するセンシング制御プログラムをミドルウェアとして各種のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。かかるセンシング制御プログラムは、パッケージソフトウェアとして提供されることとしてもよいし、オンラインソフトウェアとして提供されることとしてもかまわない。例えば、上記のセンシング制御プログラムは、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末のみならず、タブレット端末やスレート端末などを含む携帯端末装置にインストールさせることができる。これによって、携帯端末装置10に上記のセンシング制御を実行させることができる。
なお、ここでは、上記のセンシング制御プログラムがインストールされる装置の一例として、携帯端末装置10を例示して以下の説明を行うが、必ずしもセンシング制御プログラムが携帯端末装置10にインストールされずともよい。例えば、上記のセンシング制御プログラムは、パーソナルコンピュータを始めとする据置き型の端末装置を含む情報処理装置全般にインストールさせることができる。
図1に示すように、携帯端末装置10は、センサ類の一例として、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)チップ11aと、歩行センサ11bと、BLEチップ11cと、歩行センサ11dとを有する。
BLEチップ11a及びBLEチップ11cは、いずれも他の装置との間でBLEによる通信を実行するチップである。これらBLEチップ11a及びBLEチップ11cの各々は、BLE対応のデバイスをセンシングすることができる。なお、ここでは、近距離無線通信の一例としてBLEを例示したが、他の規格により近距離無線通信が実行されることとしてもかまわない。
これらのうち、BLEチップ11aは、制御部14が実行するドライバによって他のデバイスを介在させずに使用される一方で、BLEチップ11cと制御部14が実行するドライバとの間には、センサマイコン12cdが介在する点が異なる。
これらBLEチップ11a及びBLEチップ11cには、図示しないマイクロコンピュータが搭載される。かかるマイクロコンピュータは、所定の通知条件、例えば閾値判定等を満たす場合に絞って制御部14への通知を実行する。これによって、BLEのセンシングを実行する場合、通知条件を満たすまで制御部14をスリープ状態にできる。
歩行センサ11b及び歩行センサ11dは、いずれも歩行データを採取するセンサである。これらのうち、歩行センサ11bは、制御部14が実行するドライバによって他のデバイスを介在させずに使用される一方で、BLEチップ11cと制御部14が実行するドライバとの間には、センサマイコン12cdが介在する点が異なる。
一実施形態として、歩行センサ11b及び歩行センサ11dには、3軸の加速度センサなどのモーションセンサを採用できる。例えば、歩行データの一例として、モーションセンサから採取される3軸の加速度データを用いて、歩行や速歩などをセンシングすることができる。さらに、地磁気センサまたはジャイロセンサなどから得られる姿勢成分と併せることによってより高精度な歩行データをセンシングすることもできる。
さらに、携帯端末装置10は、図1に示すように、センシングプロセッサの一例として、センサマイコン12cdを有する。
センサマイコン12cdは、BLEチップ11c及び歩行センサ11dによるセンシングを制御するマイクロプロセッサ、いわゆるマイコンである。
一実施形態として、センサマイコン12cdは、BLEチップ11c及び歩行センサ11dからのセンサ出力を組み合わせて複合的な通知条件を判定することができる。そして、センサマイコン12cdは、上記の通知条件を満たす場合に絞って制御部14への通知を実行する。これによって、センサマイコン12cdの制御下にあるセンサがセンシングを実行する場合、通知条件を満たすまで制御部14をスリープ状態にできる。
さらに、携帯端末装置10は、図1に示すように、携帯端末装置10における主記憶装置としての記憶部13と、中央演算装置としての制御部14とを有する。
記憶部13は、制御部14で実行されるOS(Operating System)、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの各種プログラムに用いられるデータを記憶する記憶デバイスである。
一実施形態として、記憶部13は、携帯端末装置10における主記憶装置として実装される。例えば、記憶部13には、各種の半導体メモリ素子、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリを採用できる。また、記憶部13は、補助記憶装置として実装することもできる。この場合、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)カードなどのリムーバブルメディアの他、SSD(Solid State Drive)などを採用できる。
制御部14は、各種のプログラムや制御データを格納する内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するものである。
一実施形態として、制御部14は、中央処理装置、いわゆるCPU(Central Processing Unit)として実装される。以下では、制御部がCPUとして実装される場合を想定し、制御部のことを「CPU」と記載して説明する場合がある。なお、制御部14は、必ずしも中央処理装置として実装されずともよく、MPU(Micro Processing Unit)として実装されることとしてもよい。また、制御部14は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
制御部14は、各種のプログラムを実行することによって下記の処理部を仮想的に実現する。例えば、制御部14は、図1に示すように、ドライバ実行部15aと、ドライバ実行部15bと、センサマイコンドライバ実行部15cdと、アプリ実行部16と、ミドルウェア実行部17とを有する。
ドライバ実行部15a、ドライバ実行部15b及びセンサマイコンドライバ実行部15cdは、いずれも携帯端末装置10の制御下にあるセンサを制御をするソフトウェア、いわゆるドライバを実行する処理部である。
これらのうち、ドライバ実行部15aは、BLEチップ11aに対応するドライバを実行し、さらに、ドライバ実行部15bは、歩行センサ11bに対応するドライバを実行する。また、センサマイコンドライバ実行部15cdは、センサマイコン12cdに対応するドライバを実行する。
アプリ実行部16は、各種のアプリケーションプログラムを実行する処理部である。
一実施形態として、アプリ実行部16は、任意のアプリケーションプログラムを実行することができる。かかるアプリケーションプログラムは、携帯端末装置10にプリインストールされたものであってもよいし、外部装置からダウンロードされたものであってもよいし、有線または無線により接続されるリムーバブルメディアから取得されたものであってもかまわない。例えば、アプリ実行部16は、ユーザの操作によってアプリケーションプログラムの起動が指示された場合に当該アプリケーションプログラムを起動させる。また、アプリ実行部16は、バックグラウンドでアプリケーションを動作させることもできる。この場合、アプリケーションプログラムは、携帯端末装置10のメーカまたはアプリケーションプログラムの発行元などによって定められた条件にしたがって携帯端末装置10のユーザから与えられた権限の範囲内で動作する。なお、マルチタスクにより複数のアプリケーションプログラムが並行して実行されることとしてもかまわない。
ここで、アプリケーションプログラムは、ミドルウェア実行部17で実行されるミドルウェアに対し、センシングのリクエストを行う場合がある。例えば、SNS(Social Networking Service)やゲームに関するアプリケーションプログラムが実行されている場合、近距離無線通信によるすれ違い通信が他の端末となされる場合がある。この場合、アプリケーションプログラムからミドルウェアへBLEのセンシングが指示される。また、健康管理に関するアプリケーションプログラム、すなわち消費カロリー等を計算するアプリケーションプログラムが実行されている場合、消費カロリーの計算に歩行や速歩の歩数が用いられる場合がる。この場合、アプリケーションプログラムからミドルウェアへ歩行のセンシングが指示される。
ミドルウェア実行部17は、ミドルウェアとして提供されるセンシング制御プログラムを実行する処理部である。
図2は、実施例1に係るミドルウェア実行部17の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、ミドルウェア実行部17は、受付部17aと、特定部17bと、算出部17cと、選択部17dと、指示部17eとを有する。
受付部17aは、アプリケーションプログラムから各種の指示を受け付ける処理部である。
一実施形態として、受付部17aは、アプリ実行部16によって実行されるアプリケーションプログラムからセンシング制御プログラムが提供するAPIにしたがってセンシングのリクエストを受け付ける。かかるセンシングのリクエストには、一例として、センシングの種別を始め、その他の各種情報、例えばセンシング期間などを含めることができる。このようにしてセンシングのリクエストを受け付けた場合、受付部17aは、リクエストを特定部17bへ通知する。
特定部17bは、アプリケーションプログラムからリクエストを受け付けた1または複数のセンシングを実現するセンサまたはドライバの組合せごとにセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する処理部である。
一実施形態として、特定部17bは、アプリ実行部16が実行中のアプリケーションプログラムからセンシングのリクエストを受け付けた場合、当該リクエストに関するセンシングを実現するドライバの組合せを導出する。例えば、特定部17bは、受付部17aがリクエストを受け付けたセンシングを実行可能であるか否かを制御部14で実行中の各ドライバ実行部15a、15b及び15cdに問い合わせることによってドライバの組合せを導出する。また、特定部17bは、センシングの種別とドライバの組合せとの対応関係が規定された対応関係テーブルを参照し、リクエストを受け付けたセンシングの種別に対応付けられたドライバの組合せを検索することによってドライバの組合せを導出することとしてもかまわない。このように、特定部17bは、上記の問合せまたは検索のいずれによってもドライバの組合せを導出することができる。このとき、特定部17bは、リクエストを受け付けたセンシングを実現するドライバの組合せが複数通りにわたって存在する場合、全てのドライバの組合せを導出する。なお、ここでは、一例として、ドライバの組合せを抽出することとしたが、センサの組合せを導出することとしてもかまわない。
その後、特定部17bは、ドライバの組合せのうちドライバの組合せを1つ選択する。続いて、特定部17bは、先に選択されたドライバの組合せからセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する。すなわち、特定部17bは、センシングを実行するのに末端のハードウェアであるセンサだけを動作させればよいのか、センサ出力を用いた判定を実行できるCPU14も動かさないといけないのか、あるいはセンサマイコン12cd等のセンシングプロセッサをCPU14の代わりに動かせばよいのかを特定する。このことから、上記のデバイスには、センサを始め、プロセッサが含まれることもある。以下では、センシングの実行時に動作させるデバイスのことを「動作デバイス」と記載する場合がある。このとき、上記の問合せの場合、センシングの可否とともに、センシングの実行が可能である場合には、動作デバイスを併せて返信させることとすればよい。また、上記の検索の場合、上記の対応関係テーブルの項目として動作デバイスをさらに対応付けておくこととすればよい。
算出部17cは、動作デバイスがセンシングにより消費する電力を組合せごとに算出する処理部である。
一実施形態として、算出部17cは、特定部17bによって動作デバイスが特定される度に、記憶部13に記憶された動作電力データ13aを参照して、各デバイスがセンシングで消費する電力を算出する。例えば、動作電力データ13aには、デバイス及び動作電力などの項目が対応付けられたデータを採用できる。図3は、動作電力データ13aの一例を示す図である。図3には、BLEチップ11a、歩行センサ11b、BLEチップ11c、歩行センサ11d、センサマイコン12cd、CPU14の各デバイスの動作電力が例示されている。例えば、図3の例では、同じBLEセンサであっても、BLEチップ11aが動作するのに3mAを消費するのに対し、BLEチップ11cは動作に2mAしか消費しないことを意味する。さらに、CPU14の動作電力は最大の20mAであり、他のデバイスに比べて、倍以上の電力が動作に消費されることも意味している。これを用いて、算出部17cは、センシングの実行時に動作させる各デバイスに対応する動作電力を検索する。その上で、算出部17cは、各デバイスの動作電力を合計することによって各デバイスがセンシングを実行する場合の消費電力を算出する。
選択部17dは、センシングの実行時における消費電力が最小である組合せを選択する処理部である。
一実施形態として、選択部17dは、算出部17cによって消費電力が算出される度に、それまでに算出された消費電力のうち最小値が保存される図示しない内部メモリを参照し、互いの消費電力の大小を比較する。このとき、選択部17dは、算出部17cによって算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値よりも小さい場合、すなわち消費電力<最小値である場合、算出部17cによって算出された消費電力を内部メモリに上書き保存する。一方、算出部17cによって算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値以上である場合、すなわち消費電力≧最小値である場合には、内部メモリへの上書き保存は実行されない。また、内部メモリに最小値が保存されていない場合には、算出部17cによって算出された消費電力が最小値としてそのまま保存される。その後、選択部17dは、全ての組合せにわたって消費電力が算出された後に、内部メモリに保存された最小値がセンシングの実行時における消費電力として算出されていたドライバの組合せを選択する。
指示部17eは、センシングの実行を指示する処理部である。
一実施形態として、指示部17eは、選択部17dによって選択された組合せに含まれるドライバに対し、動作デバイスを制御してセンシングを実行する指示を行う。この結果、リクエストに対応するセンシングが携帯端末装置10で実行されることになる。このように、アプリケーションプログラムがAPIにしたがってセンシングをリクエストすることによって携帯端末装置10が搭載するセンサの利用手順をプログラミングせずともソースコードを作成できる。
なお、携帯端末装置10は、図1に示した機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部を有することとしてもかまわない。例えば、携帯端末装置10がタブレット端末やスレート端末として実装される場合には、入力デバイス、表示デバイスまたは表示かつ入力が可能なデバイスをさらに有することとしてもよい。また、携帯端末装置10が移動体通信端末として実装される場合には、アンテナ、移動体通信網に接続する無線通信部、GPS(Global Positioning System)受信機などの機能部をさらに有していてもかまわない。
[具体例]
次に、図4〜図7を用いて、本実施例に係るセンシング制御の具体例について説明する。図4及び図6は、対応関係テーブルの構成例を示す図である。図5及び図7は、消費電力の算出結果の一例を示す図である。このうち、図4及び図5には、BLEセンシングがリクエストされた場合の例が示される一方で、図6及び図7には、BLEセンシング及び歩行センシングがリクエストされた場合の例が示されている。なお、ここでは、一例として、従来技術の援用におけるセンシング制御と、本実施例に係るセンシング制御とを対比しながら両者の相違点を説明することとする。
(1)BLEセンシング
例えば、アプリケーションプログラムからBLEセンシングのリクエストが受付部17aによって受け付けられた場合を想定する。このとき、例えば、特定部17bによって図4に示す対応関係テーブルが検索される。この結果、BLEセンシングを実行可能なセンサを管理下に置くドライバとして、BLEチップ11aを制御するBLEドライバ15Aと、BLEチップ11cを制御するセンサマイコンドライバ15CDとが検索される。本例では、BLEセンシングだけがリクエストされているので、BLEドライバ15Aと、センサマイコンドライバ15CDとの2つの各々がドライバの組合せとして導出される。
上記の2つのドライバの組合せのうち、BLEドライバ15Aの組合せについては、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図4に示す対応関係テーブルからBLEチップ11aが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11aに対応付けられた動作電力として3mAが取得される。ここで、BLEドライバ15Aの組合せの場合、BLEチップ11a以外に動作デバイスは存在しない。この結果、BLEドライバ15Aの組合せの場合、図5に示すように、BLEセンシングの実行時における消費電力が“3mA”と算出される。
一方、センサマイコンドライバ15CDの組合せについては、図5に示すように、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図4に示す対応関係テーブルからBLEチップ11c及びセンサマイコン12cdが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11cに対応付けられた動作電力として2mAが取得されるとともに、センサマイコン12cdに対応付けられた動作電力として4mAが取得される。したがって、センサマイコンドライバ15CDの組合せの場合、図5に示すように、BLEセンシングの実行時における消費電力が“6mA(=2mA+4mA)”と算出される。
このように、BLEドライバ15Aの組合せにおける消費電力が“3mA”と求まり、センサマイコンドライバ15CDの組合せにおける消費電力が“6mA”と求まる。この場合、消費電力がより小さいBLEドライバ15Aの組合せが選択される。この結果、BLEドライバ15Aに対し、BLEチップ11aを制御してBLEセンシングを実行する指示が指示部17eによって行われることになる。
したがって、本実施例に係るセンシング制御によれば、BLEセンシングのリクエストがあった場合、BLEドライバ15Aの組合せよりも消費電力が大きいセンサマイコンドライバ15CDの組合せにセンシングが指示されることを抑制できる。
(2)BLEセンシング+歩行センシング
次に、アプリケーションプログラムからBLEセンシング及び歩行センシングのリクエストが受付部17aによって受け付けられた場合を想定する。このとき、例えば、特定部17bによって図6に示す対応関係テーブルが検索される。この結果、BLEセンシングを実行可能なセンサを管理下に置くドライバとして、BLEチップ11aを制御するBLEドライバ15Aと、BLEチップ11cを制御するセンサマイコンドライバ15CDとが検索される。これは、上記の(1)と同様である。さらに、歩行センシングを実行可能なセンサを管理下に置くドライバとして、歩行センサ11bを制御する歩行センサドライバ15Bと、歩行センサ11dを制御するセンサマイコンドライバ15CDとが検索される。
これらのことから、BLEセンシング及び歩行センシングを実現するドライバの組合せとして、下記の(イ)〜(ニ)のドライバの組合せが導出できる。
(イ)BLEドライバ15A+歩行センサドライバ15Bの組合せ
(ロ)センサマイコンドライバ15CD+歩行センサドライバ15Bの組合せ
(ハ)BLEドライバ15A+センサマイコンドライバ15CDの組合せ
(ニ)センサマイコンドライバ15CD+センサマイコンドライバ15CDの組合せ
このうち、(イ)のドライバの組合せについては、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルからBLEチップ11aが特定されるとともに、歩行センシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルから歩行センサ11b及びCPU14が特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11aの動作電力として3mAが取得され、歩行センサ11bの動作電力として1mAが取得され、さらに、CPU14の動作電力として20mAが取得される。したがって、(イ)のドライバの組合せの場合、図7に示すように、BLEセンシング及び歩行センシングの実行時における消費電力が“24mA(=1mA+3mA+20mA)”と算出される。
また、(ロ)のドライバの組合せについては、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルからBLEチップ11c及びセンサマイコン12cdが特定されるとともに、歩行センシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルから歩行センサ11b及びCPU14が特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11cの動作電力として2mAが取得され、センサマイコン12cdの動作電力として4mAが取得され、歩行センサ11bの動作電力として1mAが取得され、さらに、CPU14の動作電力として20mAが取得される。したがって、(ロ)のドライバの組合せの場合、図7に示すように、BLEセンシング及び歩行センシングの実行時における消費電力が“27mA(=2mA+4mA+1mA+20mA)”と算出される。
また、(ハ)のドライバの組合せについては、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルからBLEチップ11aが特定されるとともに、歩行センシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルから歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11aの動作電力として3mAが取得され、歩行センサ11dの動作電力として1mAが取得され、さらに、センサマイコン12cdの動作電力として4mAが取得される。したがって、(ハ)のドライバの組合せの場合、図7に示すように、BLEセンシング及び歩行センシングの実行時における消費電力が“8mA(=3mA+1mA+4mA)”と算出される。
また、(ニ)のドライバの組合せについては、BLEセンシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルからBLEチップ11c及びセンサマイコン12cdが特定されるとともに、歩行センシングの実行時における動作デバイスとして、図6に示す対応関係テーブルから歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdが特定される。ここで、(ニ)のドライバの組合せの場合、BLEセンシングの実行時及び歩行センシングの実行時の両方でセンサマイコン12cdが動作デバイスとして重複して特定される。このように動作デバイスが重複して特定される場合には、一方が削除して特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11cの動作電力として2mAが取得され、歩行センサ11dの動作電力として1mAが取得され、さらに、センサマイコン12cdの動作電力として4mAが取得される。したがって、(ニ)のドライバの組合せの場合、図7に示すように、BLEセンシング及び歩行センシングの実行時における消費電力が“7mA(=2mA+1mA+4mA)”と算出される。
このように、(イ)のドライバの組合せにおける消費電力が“24mA”と求まり、(ロ)のドライバの組合せにおける消費電力が“27mA”と求まり、(ハ)のドライバの組合せにおける消費電力が“8mA”と求まり、(ニ)のドライバの組合せにおける消費電力が“7mA”と求まる。この場合、消費電力が最小である(ニ)のドライバの組合せが選択される。この結果、センサマイコンドライバ15CDに対し、BLEチップ11c、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdを制御してBLEセンシング及び歩行センシングを実行する指示が指示部17eによって行われることになる。
したがって、本実施例に係るセンシング制御によれば、BLEセンシング及び歩行センシングのリクエストがあった場合でも、(ニ)のドライバの組合せよりも消費電力が大きい(イ)、(ロ)及び(ハ)のドライバの組合せにセンシングが指示されることを抑制できる。
(3)従来技術との対比
一方、従来技術の一例として、メディアファイルまたはストリームに対する各種の操作を行うためのプラットフォームを想定する。かかるプラットフォームでは、例えば、メディアファイルをデコードするモジュールが複数存在する場合に、モジュール別に設定された優先度にしたがっていずれのモジュールをデコードに用いるのかを選択するものである。
ここで、上記の従来技術を動作デバイスの選択に援用する場合、例えば、BLEセンシングについてはBLEチップ11a及びBLEチップ11cのいずれかを優先する設定がなされることなる。このようにいずれかのデバイスを優先する設定がなされる場合、アプリケーションプログラムからリクエストされるセンシングの内容によっては省電力化が実現できない場合がある。
例えば、BLEチップ11aを優先すると仮定したとき、BLEセンシング及び歩行センシングのリクエストがあった場合に、(イ)のドライバの組合せまたは(ハ)のドライバの組合せが選択されることになる。よって、従来技術に係るセンシング制御では、本実施例に係るセンシング制御のように、(ニ)のドライバの組合せを選択することはできず、省電力化は実現できない。一方、BLEチップ11cを優先すると仮定したとしても、BLEセンシングだけがリクエストされた場合に、BLEチップ11cを制御するセンサマイコンドライバ15CDの組合せが選択されることになる。よって、従来技術に係るセンシング制御では、本実施例に係るセンシング制御のように、BLEドライバ15Aの組合せを選択することはできず、省電力化は実現できない。
一方、本実施例に係るセンシング制御では、アプリケーションプログラムからリクエストされるセンシングがBLEセンシングだけであっても、あるいはBLEセンシング及び歩行センシングであっても、センシングの省電力化を実現できる。以上のことから、本実施例に係るセンシング制御によれば、アプリケーションプログラムからリクエストされるセンシングの内容に依存せずにセンシングの省電力化を実現できるので、従来技術に係るセンシング制御よりも省電力化の効果が高いことがわかる。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る携帯端末装置の処理の流れについて説明する。図8は、実施例1に係るセンシング制御の手順を示すフローチャートである。この処理は、アプリケーションプログラムからセンシングの実行指示を受け付けた場合に実行される。
図8に示すように、特定部17bは、アプリケーションプログラムからリクエストを受け付けたセンシングを実現するドライバの組合せを導出する(ステップS101)。
続いて、特定部17bは、ステップS101で導出されたドライバの組合せのうちドライバの組合せを1つ選択する(ステップS102)。そして、特定部17bは、ステップS102で選択されたドライバの組合せからセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する(ステップS103)。
その後、算出部17cは、記憶部13に記憶された動作電力データ13aを参照して、ステップS103で特定された各デバイスがセンシングで消費する電力を算出する(ステップS104)。
ここで、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力と、内部メモリに保存された消費電力の最小値とを比較する(ステップS105)。このとき、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値よりも小さい場合、すなわち消費電力<最小値である場合(ステップS105Yes)、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力を内部メモリに上書き保存する(ステップS106)。一方、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値以上である場合、すなわち消費電力≧最小値である場合(ステップS105No)には、内部メモリへの上書き保存は実行されず、ステップS107の処理へ移行する。
そして、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されるまで(ステップS107No)、上記のステップS102〜ステップS106までの処理が繰返し実行される。
その後、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されると(ステップS107Yes)、選択部17dは、内部メモリに保存された最小値がセンシングの実行時における消費電力として算出されていたドライバの組合せを選択する(ステップS108)。これを受けて、指示部17eは、ステップS108で選択された組合せに含まれるドライバに対し、動作デバイスを制御してセンシングを実行する指示を行い(ステップS109)、処理を終了する。
なお、図8に示したフローチャートでは、上記のステップS102〜ステップS106の処理を繰返し実行することとしたが、ステップS102〜ステップS104の処理を並行して実行し、その後、消費電力が最小であるドライバの組合せを選択することとしてもかまわない。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る携帯端末装置10は、同一のセンシングを実現できる複数通りのセンサの組合せごとにセンシングの実行時に動作させるデバイスの消費電力を算出し、デバイスの消費電力が最小である組合せを選択する。したがって、本実施例に係る携帯端末装置10によれば、センシングの消費電力を抑制できる。
さて、上記の実施例1では、1つのアプリケーションプログラムからリクエストを受け付けた場合を例示したが、複数のアプリケーションプログラムからセンシングのリクエストを受け付けることもできる。そこで、本実施例では、一例として、複数のアプリケーションプログラムからセンシングのリクエストを受け付ける場合について説明する。
[携帯端末装置20の構成]
図9は、実施例2に係る携帯端末装置20の機能的構成を示すブロック図である。図9に示す携帯端末装置20は、図1に示した携帯端末装置10に比べて、制御部22がアプリ実行部16の代わりにアプリ実行部23a及び23bを複数有する他、記憶部21が記憶するデータの内容と、制御部22が実行する処理内容とに相違点がある。なお、以下では、図1に示す機能部と同様の機能を発揮する機能部には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
アプリ実行部23a及びアプリ実行部23bは、図1に示したアプリ実行部16と同様、各種のアプリケーションプログラムを実行する処理部である。これらアプリ実行部23a及びアプリ実行部23bの各々では、マルチタスクにより複数のアプリケーションプログラムが並行して実行される。以下では、アプリ実行部23a及びアプリ実行部23bを総称する場合に「アプリ実行部23」と記載する場合がある。なお、図9には、2つのアプリ実行部を例示したが、3つ以上のアプリケーションプログラムが並行して実行されることとしてもよく、動作するアプリケーションプログラムの数に応じてアプリ実行部23の数が増減する。
図10は、実施例2に係るミドルウェア実行部25の機能的構成を示すブロック図である。図10に示すミドルウェア実行部25は、図2に示したミドルウェア実行部17に比べて、受付部25a及び特定部25bの処理内容に相違点がある。
受付部25aは、図1に示した受付部17aと同様、アプリケーションプログラムから各種の指示を受け付けるが、上記の実施例1で例示したセンシングの実行指示だけでなく、センシングの停止指示も受け付ける。
一実施形態として、受付部25aは、アプリ実行部23が実行するアプリケーションプログラムからセンシングの実行指示またはセンシングの停止指示を受け付けた場合に、記憶部21に記憶されたリクエストデータ21aを更新する。かかるリクエストデータ21aには、携帯端末装置20で動作するアプリケーションがリクエスト中であるセンシングがリスト化された一覧を採用できる。例えば、受付部25aは、センシングの実行指示を受け付けた場合、当該実行指示を受け付けたセンシングをリクエストデータ21aに追加して登録する。また、受付部25aは、センシングの停止指示を受け付けた場合、当該停止指示を受け付けたセンシングをリクエストデータ21aから削除する。
特定部25bは、図1に示した特定部17bと同様、動作デバイスを特定するが、記憶部21に記憶されたリクエストデータ21aが更新される度に、リクエストデータ21aにしたがってドライバの組合せごとに動作デバイスを特定する点が異なる。
[具体例]
次に、図11を用いて、本実施例に係るセンシング制御の具体例について説明する。図11は、リクエストデータ21aの遷移例を示す図である。図11には、時刻t0、時刻t1、時刻t2におけるリクエストデータ21aが例示されている。なお、図11に示す「t0」、「t1」及び「t2」の関係は、「t0<t1<t2」であることとする。
図11に示すように、時刻t0でアプリケーションプログラムXから歩行センシングがリクエストされていた状態から時刻t1になってアプリケーションプログラムYからBLEセンシングがさらにリクエストされた状態に遷移する。この場合、BLEセンシング及び歩行センシングを実現するドライバの組合せの中から動作デバイスの消費電力が最小であるドライバの組合せを選択するセンシング制御が実行される。かかるセンシング制御の過程及び結果は、上記の実施例1の具体例(2)と同様となる。すなわち、(イ)〜(ニ)のドライバの組合せが導出された後に、消費電力が最小である(ニ)のドライバの組合せが選択されることになる。
その後、時刻t2になってアプリケーションプログラムXから歩行センシングの停止指示が受け付けられた状態に遷移する。この場合、BLEセンシングを実現するドライバの組合せの中から動作デバイスの消費電力が最小であるドライバの組合せを選択するセンシング制御が実行される。かかるセンシング制御の過程及び結果は、上記の実施例1の具体例(1)と同様となる。すなわち、BLEドライバ15Aの組合せ及びセンサマイコンドライバ15CDの組合せが導出された後に、消費電力が最小であるBLEドライバ15Aの組合せが選択されることになる。
このように、本実施例に係るセンシング制御は、アプリケーションプログラムからリクエストされるセンシングの内容の変化に合わせてドライバの組合せを再選択する。すなわち、1つのアプリケーションプログラムによってセンシングの実行指示が行われている場合でも、複数のアプリケーションプログラムによってセンシングの実行指示が行われている場合、あるいは一部のアプリケーションプログラムによってセンシングの実行指示が行われた場合でも、消費電力が最小であるドライバの組合せを選択できる。この結果、本実施例に係るセンシング制御では、例えば、携帯端末装置20で複数のアプリケーションプログラムが動作する場合でも、センシングの消費電力を抑制できる。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る携帯端末装置20の処理の流れについて説明する。ここでは、携帯端末装置20が実行する(1)第1のセンシング制御を説明した後に、(2)第2のセンシング制御を説明することとする。
(1)第1のセンシング制御
図12は、実施例2に係る第1のセンシング制御の手順を示すフローチャートである。この処理は、アプリケーションプログラムからセンシングの実行指示を受け付けた場合に実行される。なお、図8に示したセンシング制御と同一の処理が実行されるステップには、同一の番号が付与されている。
図12に示すように、アプリケーションプログラムからセンシングの実行指示が受け付けられた場合(ステップS201)、受付部25aは、ステップS201で実行指示が受け付けられたセンシングをリクエストデータ21aに追加して登録する(ステップS202)。
続いて、特定部25bは、ステップS202で追加登録が行われた後のリクエストデータ21aにしたがってセンシングを実現するドライバの組合せを導出する(ステップS203)。
続いて、特定部25bは、ステップS203で導出されたドライバの組合せのうちドライバの組合せを1つ選択する(ステップS102)。そして、特定部25bは、ステップS102で選択されたドライバの組合せからセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する(ステップS103)。
その後、算出部17cは、記憶部13に記憶された動作電力データ13aを参照して、ステップS103で特定された各デバイスがセンシングで消費する電力を算出する(ステップS104)。
ここで、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力と、内部メモリに保存された消費電力の最小値とを比較する(ステップS105)。このとき、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値よりも小さい場合、すなわち消費電力<最小値である場合(ステップS105Yes)、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力を内部メモリに上書き保存する(ステップS106)。一方、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値以上である場合、すなわち消費電力≧最小値である場合(ステップS105No)には、内部メモリへの上書き保存は実行されず、ステップS107の処理へ移行する。
そして、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されるまで(ステップS107No)、上記のステップS102〜ステップS106までの処理が繰返し実行される。
その後、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されると(ステップS107Yes)、選択部17dは、内部メモリに保存された最小値がセンシングの実行時における消費電力として算出されていたドライバの組合せを選択する(ステップS108)。これを受けて、指示部17eは、ステップS108で選択された組合せに含まれるドライバに対し、動作デバイスを制御してセンシングを実行する指示を行い(ステップS109)、処理を終了する。
(2)第2のセンシング制御
図13は、実施例2に係る第2のセンシング制御の手順を示すフローチャートである。この処理は、アプリケーションプログラムからセンシングの停止指示を受け付けた場合に実行される。なお、図8に示したセンシング制御と同一の処理が実行されるステップには、同一の番号が付与されている。
図13に示すように、アプリケーションプログラムからセンシングの停止指示が受け付けられた場合(ステップS301)、受付部25aは、ステップS301で停止指示が受け付けられたセンシングをリクエストデータ21aから削除する(ステップS302)。
続いて、特定部25bは、ステップS302で削除が行われた後のリクエストデータ21aにしたがってセンシングを実現するドライバの組合せを導出する(ステップS303)。
続いて、特定部25bは、ステップS303で導出されたドライバの組合せのうちドライバの組合せを1つ選択する(ステップS102)。そして、特定部25bは、ステップS102で選択されたドライバの組合せからセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する(ステップS103)。
その後、算出部17cは、記憶部13に記憶された動作電力データ13aを参照して、ステップS103で特定された各デバイスがセンシングで消費する電力を算出する(ステップS104)。
ここで、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力と、内部メモリに保存された消費電力の最小値とを比較する(ステップS105)。このとき、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値よりも小さい場合、すなわち消費電力<最小値である場合(ステップS105Yes)、選択部17dは、ステップS104で算出された消費電力を内部メモリに上書き保存する(ステップS106)。一方、ステップS104で算出された消費電力が内部メモリに保存された最小値以上である場合、すなわち消費電力≧最小値である場合(ステップS105No)には、内部メモリへの上書き保存は実行されず、ステップS107の処理へ移行する。
そして、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されるまで(ステップS107No)、上記のステップS102〜ステップS106までの処理が繰返し実行される。
その後、全ての組合せにわたって消費電力と最小値との比較が実行されると(ステップS107Yes)、選択部17dは、内部メモリに保存された最小値がセンシングの実行時における消費電力として算出されていたドライバの組合せを選択する(ステップS108)。
これを受けて、指示部17eは、ステップS108で選択された組合せに含まれるドライバに対し、動作デバイスを制御してセンシングを実行する指示を行う(ステップS109)とともに、ステップS108で選択されたドライバの組合せに含まれなくなったドライバに対し、センシングを停止する指示を行い(ステップS304)、処理を終了する。
なお、図13に示したフローチャートでは、上記のステップS109の処理を実行してから上記のステップS304の処理を実行する場合を例示したが、処理順序を入れ替えることとしてもよいし、両者の処理を並行して実行することもできる。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る携帯端末装置20は、上記の実施例1に係る携帯端末装置10と同様、同一のセンシングを実現できる複数通りのセンサの組合せごとにセンシングの実行時に動作させるデバイスの消費電力を算出し、デバイスの消費電力が最小である組合せを選択する。したがって、本実施例に係る携帯端末装置20によれば、センシングの消費電力を抑制できる。
さらに、本実施例に係る携帯端末装置20は、アプリケーションプログラムからリクエストされるセンシングの内容の変化に合わせてドライバの組合せを再選択する。それ故、本実施例に係る携帯端末装置20では、携帯端末装置20で複数のアプリケーションプログラムが動作する場合でも、センシングの消費電力を抑制できる。
さて、上記の実施例1では、リクエストデータ21aが更新される度にドライバの組合せが再選択される場合を例示したが、必ずしもドライバの組合せを再選択せずともかまわない。そこで、本実施例では、一例として、センシングのリクエストに追加があった場合に、リクエストの追加分のセンシングに関するドライバの組合せを追加して選択する場合について説明する。
[携帯端末装置30の構成]
図14は、実施例3に係る携帯端末装置30の機能的構成を示すブロック図である。図14に示す携帯端末装置30は、図9に示した携帯端末装置20に比べて、記憶部31が記憶するデータの内容と、制御部32が実行する処理内容とに相違点がある。なお、以下では、図1に示す機能部と同様の機能を発揮する機能部には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
図15は、実施例3に係るミドルウェア実行部33の機能的構成を示すブロック図である。図15に示すミドルウェア実行部33は、図10に示したミドルウェア実行部25に比べて、特定部33a、算出部33b及び選択部33cの処理内容に相違点がある。
特定部33aは、図10に示した特定部25bと同様、動作デバイスを特定する処理部であるが、記憶部31に記憶されたリクエストデータ21aにアプリケーションプログラムからの実行指示に対応するリクエストが追加された場合に実行される処理内容が異なる。
一実施形態として、特定部33aは、リクエストデータ21aにセンシングのリクエストが追加された場合に、リクエストデータ21aの更新の前後で追加されたリクエストを特定する。以下では、リクエストデータ21aの更新の前後で追加されたリクエストのことを「追加リクエスト」と記載するとともに、追加リクエストに伴って追加して実行されるセンシングのことを「追加センシング」と記載する場合がある。その上で、特定部33aは、追加リクエストに関するセンシングを実現するドライバの組合せを導出する。以下では、全リクエストに関するセンシングを実現するドライバの組合せと区別する観点から、追加リクエストに関するセンシングを実現するドライバの組合せのことを「追加ドライバの組合せ」と記載する場合がある。その後、特定部33aは、追加ドライバの組合せのうち追加ドライバの組合せを1つ選択する。続いて、特定部33aは、先に選択された追加ドライバの組合せから追加リクエストのセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する。以下では、追加リクエストのセンシングの実行時に動作させるデバイスのことを「追加動作デバイス」と記載する場合がある。なお、追加ドライバの組合せの導出や動作デバイスの特定についても、上記の問合せまたは上記の検索によって同様に実行できる。
算出部33bは、図10に示した算出部17cと同様、動作デバイスがセンシングにより消費する電力を組合せごとに算出するが、全ての動作デバイスの消費電力の代わりに、追加動作デバイスにより消費が増加する分の電力を算出する点が異なる。
一実施形態として、算出部33bは、各追加動作デバイスの動作電力を合計することによって追加動作デバイスによる消費電力の増分を算出するが、追加リクエストを受け付ける前から動作されていた動作デバイスの動作電力は合計に加えない、もしくは合計から差し引く。例えば、算出部33bは、記憶部31に記憶された動作状態データ31aに含まれるデバイスのうち追加動作デバイスと同一のデバイスに対応する動作電力を、各追加動作デバイスの動作電力の合計値から減算する。かかる動作状態データ31aには、一例として、携帯端末装置30の制御下にあるデバイスと、デバイスが動作しているか否かを示す動作状態とが対応付けられたデータを採用できる。これによって、追加ドライバの組合せごとに追加動作デバイスによる消費電力の増分が算出されることになる。
選択部33cは、図10に示した選択部17dと同様、センシングの実行時における消費電力が最小である組合せを選択するが、全てのセンシングの代わりに、追加センシングの実行時における消費電力の増分が最小である組合せを選択する点が異なる。
一実施形態として、選択部33cは、算出部33bによって消費電力の増分が算出される度に、それまでに算出された消費電力の増分のうち最小増分値が保存される内部メモリを参照し、互いの消費電力の大小を比較する。このとき、選択部33cは、算出部33bによって算出された消費電力の増分が内部メモリに保存された最小増分値よりも小さい場合、すなわち増分<最小増分値である場合、算出部33bによって算出された消費電力の増分を内部メモリに上書き保存する。一方、算出部33cによって算出された消費電力の増分が内部メモリに保存された最小増分値以上である場合、すなわち増分≧最小増分値である場合には、内部メモリへの上書き保存は実行されない。また、内部メモリに最小増分値が保存されていない場合には、算出部33bによって算出された消費電力の増分が最小増分値としてそのまま保存される。その後、選択部33cは、全ての組合せにわたって消費電力の増分が算出された後に、内部メモリに保存された最小増分値がセンシングの実行時における消費電力の増分として算出されていた追加ドライバの組合せを選択する。
[具体例]
次に、図16〜図19を用いて、本実施例に係るセンシング制御の具体例について説明する。図16及び図18は、動作状態データ31aの遷移例を示す図である。図17及び図19は、消費電力の増分に関する算出結果の一例を示す図である。このうち、図16及び図17には、歩行センシングのリクエスト中にBLEセンシングが追加してリクエストされた場合の例が示される一方で、図18及び図19には、BLEセンシングのリクエスト中に歩行センシングが追加してリクエストされた場合の例が示されている。
(1)BLEセンシングの追加リクエスト
例えば、時刻t0に追加されたリクエストがBLEセンシングである場合を想定する。この場合、上記の実施例1の具体例(1)と同様に、追加ドライバの組合せとして、図4に示した対応関係テーブルにしたがってBLEドライバ15Aの組合せ及びセンサマイコンドライバ15CDの組合せが導出される。
このうち、BLEドライバ15Aの組合せに関する追加動作デバイスとして、図4に示した対応関係テーブルにしたがってBLEチップ11aが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11aに対応付けられた動作電力として3mAが取得される。ここで、図16に示す時刻t0の動作状態データ31aのうち追加動作デバイスに対応するBLEチップ11aには、動作状態として「×」が設定されている。このため、BLEチップ11aは、追加前からの動作デバイスと重複しないので、BLEチップ11aの動作電力は相殺されず、追加動作デバイスによる消費電力の増分としてそのまま計上される。この結果、BLEドライバ15Aの組合せの場合、図17に示すように、追加センシングの実行時における消費電力の増分が“3mA”と算出される。
また、センサマイコンドライバ15CDの組合せに関する追加動作デバイスとして、図4に示した対応関係テーブルにしたがってBLEチップ11c及びセンサマイコン12cdが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、BLEチップ11cの動作電力として2mAが取得されるとともに、センサマイコン12cdの動作電力として4mAが取得される。ここで、図16に示す時刻t0の動作状態データ31aから追加動作デバイスに対応するBLEチップ11c及びセンサマイコン12cdが検索される。このうち、BLEチップ11cの動作状態には、「×」が設定されているが、リクエスト中の歩行センシングによって、センサマイコン12cdの動作状態には、「○」が設定されている。このため、BLEチップ11c及びセンサマイコン12cdの動作電力の合計値から、センサマイコン12cdの動作電力が差し引かれる。この結果、センサマイコンドライバ15CDの組合せの場合、図17に示すように、追加センシングの実行時における消費電力の増分が“2mA(=2mA+4mA−4mA)”と算出される。
このように、BLEドライバ15Aの組合せにおける消費電力の増分が“3mA”と求まり、センサマイコンドライバ15CDの組合せにおける消費電力の増分が“2mA”と求まる。この場合、消費電力の増分がより小さいセンサマイコンドライバ15CDの組合せが選択される。この結果、センサマイコンドライバ15CDに対し、BLEチップ11c及びセンサマイコン12cdを制御してBLEセンシングを実行する指示が指示部17eによって行われることになる。これに伴って、図16に示す時刻t1の動作状態データ31aのように、BLEチップ11c及びセンサマイコン12cdの動作状態が「○」に更新される。
(2)歩行センシングの追加リクエスト
例えば、時刻t0に追加されたリクエストがBLEセンシングである場合を想定する。この場合、上記の実施例1の具体例(2)と同様に、追加ドライバの組合せとして、図6に示した対応関係テーブルにしたがって歩行センサドライバ15Bの組合せ及びセンサマイコンドライバ15CDの組合せが導出される。
このうち、歩行センサドライバ15Bの組合せに関する追加動作デバイスとして、図6に示した対応関係テーブルにしたがって歩行センサ11b及びCPU32が特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、歩行センサ11bの動作電力として1mAが取得されるとともに、CPU32の動作電力として20mAが取得される。ここで、図18に示す時刻t0の動作状態データ31aのうち追加動作デバイスに対応する歩行センサ11b及びCPU32には、いずれも動作状態として「×」が設定されている。このため、歩行センサ11b及びCPU32は、追加前からの動作デバイスと重複しないので、歩行センサ11b及びCPU32の動作電力の合計値は相殺されず、追加動作デバイスによる消費電力の増分としてそのまま計上される。この結果、歩行センサドライバ15Bの組合せの場合、図19に示すように、追加センシングの実行時における消費電力の増分が“21mA”と算出される。
また、センサマイコンドライバ15CDの組合せに関する追加動作デバイスとして、図6に示した対応関係テーブルにしたがって歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdが特定される。続いて、図3に示した動作電力データ13aを参照することによって、歩行センサ11dの動作電力として1mAが取得されるとともに、センサマイコン12cdの動作電力として4mAが取得される。ここで、図18に示す時刻t0の動作状態データ31aから追加動作デバイスに対応する歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdが検索される。ところが、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdには、いずれも動作状態として「×」が設定されている。このため、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdは、追加前からの動作デバイスと重複しないので、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdの動作電力の合計値は相殺されず、追加動作デバイスによる消費電力の増分としてそのまま計上される。この結果、センサマイコンドライバ15CDの組合せの場合、図19に示すように、追加センシングの実行時における消費電力の増分が“5mA”と算出される。
このように、歩行センサドライバ15Bの組合せにおける消費電力の増分が“21mA”と求まり、センサマイコンドライバ15CDの組合せにおける消費電力の増分が“5mA”と求まる。この場合、消費電力の増分がより小さいセンサマイコンドライバ15CDの組合せが選択される。この結果、センサマイコンドライバ15CDに対し、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdを制御して歩行センシングを実行する指示が指示部17eによって行われることになる。これに伴って、図18に示す時刻t1の動作状態データ31aのように、歩行センサ11d及びセンサマイコン12cdの動作状態が「○」に更新される。
(3)技術的意義の一側面
上記の具体例(1)及び(2)のように、本実施例に係るセンシング制御では、追加リクエストを受け付けた時点で動作中のデバイスをそのまま動作させながら、追加ドライバの組合せのうち消費電力の増分が最小である組合せを選択する。それ故、本実施例に係るセンシング制御によれば、例えば、追加リクエストを受け付けることによって動作デバイスが頻繁に切り替わり、携帯端末装置30の動作が不安定になるのを抑制できる。
[処理の流れ]
図20は、実施例3に係るセンシング制御の手順を示すフローチャートである。この処理は、アプリケーションプログラムからセンシングの実行指示を受け付けた場合に実行される。なお、図12に示した第1のセンシング制御と同一の処理が実行されるステップには、同一の番号が付与されている。
図20に示すように、アプリケーションプログラムからセンシングの実行指示が受け付けられた場合(ステップS201)、受付部25aは、ステップS201で実行指示が受け付けられたセンシングをリクエストデータ21aに追加して登録する(ステップS202)。
続いて、特定部33aは、ステップS202のリクエストデータ21aの更新の前後で追加されたリクエストを特定する(ステップS401)。その上で、特定部33aは、ステップS401で特定された追加リクエストに関するセンシングを実現する追加ドライバの組合せを導出する(ステップS402)。
その後、算出部33bは、記憶部31に記憶された動作状態データ31aを読み出し(ステップS403)、特定部33aは、ステップS402で導出された追加ドライバの組合せのうち追加ドライバの組合せを1つ選択する(ステップS404)。続いて、特定部33aは、ステップS404で選択された追加ドライバの組合せから追加リクエストのセンシングの実行時に動作させるデバイスを特定する(ステップS405)。
そして、算出部33bは、ステップS403で読み出した動作状態データ31aを参照して、追加動作デバイスによる消費電力の増分を算出する(ステップS406)。
ここで、選択部33cは、ステップS406で算出された消費電力の増分と、内部メモリに保存された消費電力の最小増分値とを比較する(ステップS407)。このとき、ステップS406で算出された消費電力の増分が内部メモリに保存された最小増分値よりも小さい場合、すなわち増分<最小増分値である場合(ステップS407Yes)、選択部33cは、ステップS406で算出された消費電力の増分を内部メモリに上書き保存する(ステップS408)。一方、ステップS406で算出された消費電力の増分が内部メモリに保存された最小増分値以上である場合、すなわち消費電力≧最小値である場合(ステップS407No)には、内部メモリへの上書き保存は実行されず、ステップS409の処理へ移行する。
そして、全ての組合せにわたって増分と最小増分値との比較が実行されるまで(ステップS409No)、上記のステップS404〜ステップS408までの処理が繰返し実行される。
その後、全ての組合せにわたって増分と最小増分値との比較が実行されると(ステップS409Yes)、選択部33cは、内部メモリに保存された最小増分値が追加センシングの実行時における消費電力の増分として算出されていた追加ドライバの組合せを選択する(ステップS410)。そして、選択部33cは、動作状態データ31aのうちステップS410で選択された追加ドライバの組合せに対応する追加動作デバイスの動作状態を動作中に更新する(ステップS411)。
さらに、指示部17eは、ステップS410で選択された組合せに含まれる追加ドライバに対し、追加動作デバイスを制御してセンシングを実行する指示を行い(ステップS412)、処理を終了する。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る携帯端末装置30は、上記の実施例1に係る携帯端末装置10と同様、同一のセンシングを実現できる複数通りのセンサの組合せごとにセンシングの実行時に動作させるデバイスの消費電力を算出し、デバイスの消費電力が最小である組合せを選択する。したがって、本実施例に係る携帯端末装置30によれば、センシングの消費電力を抑制できる。
さらに、本実施例に係る携帯端末装置30は、追加リクエストを受け付けた時点で動作中のデバイスをそのまま動作させながら、追加ドライバの組合せのうち消費電力の増分が最小である追加ドライバの組合せを選択する。それ故、本実施例に係る携帯端末装置30によれば、例えば、追加リクエストを受け付けることによって動作デバイスが頻繁に切り替わり、携帯端末装置30の動作が不安定になるのを抑制できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[外部装置の搭載センサの利用]
上記の実施例1〜実施例3では、携帯端末装置10〜30が製品出荷時から搭載するセンサを例示したが、外部装置が搭載するセンサをセンシングに用いることもできる。例えば、歩数計や血圧計を持つ「スマートウォッチ」、加速度センサを持つ「指輪ガジェット」などのウェアラブルガジェットを有線または無線によって接続することによって携帯端末装置10〜30の制御下に加えることができる。この場合、ウェアラブルガジェット等の接続または接続解除が検出される度に、図12及び図13と同様の処理を携帯端末装置20に実行させるたり、図20と同様の処理を携帯端末装置30に実行させたりすることができる。
[動作時間]
上記の実施例1〜実施例3では、消費電力を基準にドライバの組合せを選択する場合を例示したが、他の項目、例えば動作時間などをさらに選択基準に加えることもできる。例えば、携帯端末装置本体のバッテリと、携帯端末装置に接続されるガジェットのバッテリとが存在する場合を想定する。この場合、携帯端末装置は、デバイスとデバイスが電源とするバッテリとが対応付けられた電源データを用いて、バッテリごとに当該バッテリで動作するデバイスの消費電力の総和を算出する。そして、携帯端末装置は、バッテリごとに当該バッテリの残量が対応付けられたバッテリ残量データを用いて、バッテリ別の消費電力の総和から動作時間をドライバの組合せごとに算出する。続いて、携帯端末装置は、消費電力と動作時間から評価値をドライバの組合せごとに算出する。その上で、携帯端末装置は、評価値が最良である組合せを選択する。なお、評価値を算出せずとも、動作時間が所定時間以上である組合せのうち消費電力が最小である組合せを選択することとしてもかまわない。なお、消費電力を無視して動作時間が最長の組合せを選択するようにしてもよい。
[センシング制御プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するセンシング制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図21は、実施例1〜実施例4に係るセンシング制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図21に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図21に示すように、上記の実施例1〜実施例3で示したミドルウェア実行部と同様の機能を発揮するセンシング制御プログラム170aが予め記憶される。このセンシング制御プログラム170aについては、図2、図10や図15に示した各々の各機能部の各構成要素と同様、適宜統合又は分離してもよい。すなわち、HDD170に格納される各データは、必ずしも全てのデータがHDD170に格納されておらずともよく、処理に用いるデータのみがHDD170に格納されればよい。
そして、CPU150が、センシング制御プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図21に示すように、センシング制御プログラム170aは、センシング制御プロセス180aとして機能する。このセンシング制御プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データをRAM180上のセンシング制御プロセス180aに割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、センシング制御プロセス180aは、図2、図10や図15に示した機能部にて実行される処理、例えば図8、図12、図13または図20に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、必ずしも全ての処理部がCPU150上で動作せずともよく、処理に用いる処理部のみが仮想的に実現されればよい。
なお、上記のセンシング制御プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておかずともよい。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
10 携帯端末装置
11a,11c BLEチップ
11b,11d 歩行センサ
12cd センサマイコン
13 記憶部
13a 動作電力データ
14 制御部
15a,15b ドライバ実行部
15cd センサマイコンドライバ実行部
16 アプリ実行部
17 ミドルウェア実行部
17a 受付部
17b 特定部
17c 算出部
17d 選択部
17e 指示部

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    1つまたは複数のセンシングを実現するセンサまたは前記センサを制御するドライバの組合せごとに前記センシングの実行時に動作させるデバイスを特定し、
    特定されたデバイスが前記センシングにより消費する電力を前記組合せごとに算出し、
    前記電力が最小である組合せを選択する
    処理を実行させることを特徴とするセンシング制御プログラム。
  2. 前記特定する処理は、センシングの実行指示を受け付けた場合、前記センシングのうちいずれかのセンシングの停止指示を受け付けた場合、もしくは前記コンピュータに対する外部装置の接続または接続解除が検出された場合に、前記デバイスを特定する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のセンシング制御プログラム。
  3. 前記特定する処理は、センシングの実行が指示された場合、当該指示によって追加されたセンシングを実現するセンサまたはドライバの組合せを対象に、前記デバイスを特定する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のセンシング制御プログラム。
  4. 前記選択する処理は、前記組合せごとに算出された電力とともに、前記デバイスが動作する動作時間に基づいて前記組合せを選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの記載のセンシング制御プログラム。
  5. 1つまたは複数のセンシングを実現するセンサまたは前記センサを制御するドライバの組合せごとに前記センシングの実行時に動作させるデバイスを特定する特定部と、
    特定されたデバイスが前記センシングにより消費する電力を前記組合せごとに算出する算出部と、
    前記電力が最小である組合せを選択する選択部と
    を有することを特徴とする携帯端末装置。
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