JP6330202B2 - 咽喉マイクロホン - Google Patents

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本発明は、咽喉マイクロホンに関するものである。
騒音下で音声を収音するために、喉の振動を検出する咽喉マイクロホンが知られている。咽喉マイクロホンは、喉元の振動のみを検出することから、口元で発生する摩擦音や破裂音を収音するのが困難である。
摩擦音や破裂音は、音声信号のうち比較的高い周波数成分を多く含んでいる。そこで、咽喉マイクロホン装置は、摩擦音や破裂音を含む高周波帯域の感度を高く設定することで明瞭度を向上させることができる。しかし、摩擦音や破裂音の周波数帯域は、話者の性別や声の高低などの性質によって異なる。
したがって、咽喉マイクロホンは、なるべく簡易な構成で高感度の周波数帯域を調整できることが望ましい。
ここで、咽喉マイクロホンの電気音響変換素子に、2枚の圧電素子を貼り合わせた構造のバイモルフ型圧電素子(以下、「圧電バイモルフ」という。)を用いる技術が知られている。圧電素子は、堅牢で出力レベルが大きい。
圧電素子は、共振周波数を有する弾性制御である。圧電素子の出力レベルは、共振周波数以下の周波数帯域の入力に対しては一定で、圧電素子の出力レベルは、共振周波数以上の周波数帯域の入力に対しては周波数が高いほど小さい。圧電素子の共振周波数は、圧電素子に付加される錘の重さによって調節することができる。共振周波数は、錘を重くすると低くなり、錘を軽くすると高くなる。
単体の圧電バイモルフは、共振周波数付近では高い感度が得られるものの、高い感度を得ることができる領域が狭いという問題がある。そこで、圧電バイモルフを複数本使用する咽喉マイクロホンが知られている。
複数本の圧電バイモルフを使用した咽喉マイクロホンの収音特性を調整するためには、複数本の圧電バイモルフの周波数特性を調整する必要がある。
複数本の圧電バイモルフの周波数特性を変えることによりマイクロホンの収音特性を変えることを実現するにあたっては、構成および操作が簡易であることが望ましい。
また、圧電バイモルフは、出力インピーダンスが高い。したがって、圧電バイモルフは、後段にインピーダンス変換器を接続することで出力インピーダンスを低くして使用される。しかし、インピーダンス変換器は、入力インピーダンスが高いため、雑音が混入しやすい。
そこで、圧電バイモルフを使用した咽喉マイクロホン装置であって、雑音を低減できる咽喉マイクロホンが必要とされている。
これまでにも、例えば、共鳴周波数が異なる複数の圧電バイモルフを備える咽喉マイクロホンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の咽喉マイクロホンは、2つの圧電バイモルフが直列接続されている。したがって、2つの圧電バイモルフは、一方の出力が他方の出力に影響するため、個々の圧電バイモルフの出力を調整して、マイクロホンの収音特性を所望の特性に変えるのは困難である。
また、圧電バイモルフを複数本重ねて使用する骨伝導マイクロホンが開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、非特許文献1記載の骨伝導マイクロホンは、圧電バイモルフの周波数応答を調整するためには個々の圧電バイモルフに固着する錘の重さを変える必要がある。また、圧電バイモルフの出力は一体的となっている。すなわち、非特許文献1には、個々の圧電バイモルフの共振周波数を電気的に調整することに関しては開示されていない。
特開2012−231204号公報 デンソーテクニカルレビュー Vol.8 No.1 2003「特集 音声認識用骨伝導マイクロホンの開発」
本発明は、簡易な構成でマイクロホンの収音特性を変えることができる咽喉マイクロホンを提供することを目的とする。
本発明にかかる咽喉マイクロホンは、第1圧電バイモルフと、第1圧電バイモルフと異なる共振周波数を有する第2圧電バイモルフと、第1圧電バイモルフからの信号の出力インピーダンスを変換する第1インピーダンス変換器と、第2圧電バイモルフからの信号の出力インピーダンスを変換する第2インピーダンス変換器と、第1インピーダンス変換器および第2インピーダンス変換器からの信号がそれぞれ入力される第1バッファ回路および第2バッファ回路と、を備える咽喉マイクロホンであって、第1圧電バイモルフおよび第2圧電バイモルフは、異なる重さの錘を備えることにより異なる共振周波数に設定されていて、第1圧電バイモルフおよび前記第2圧電バイモルフは共通の基台に取り付けられ、第1バッファ回路の出力信号および第2バッファ回路の出力信号は独立していて、第1バッファ回路の出力信号と、前記第2バッファ回路の出力信号とから平衡出力される
本発明によれば、簡易な構成で咽喉マイクロホンの収音特性を変えることができる。
本発明にかかる咽喉マイクロホンの実施の形態を、電源装置およびミキサとともに示す回路図である。 上記咽喉マイクロホンの実施の形態を示す回路図である。 上記咽喉マイクロホンが備える(a)第1圧電バイモルフ、(b)第2圧電バイモルフを示す正面図である。 (a)上記第1圧電バイモルフの周波数特性と、(b)上記第2圧電バイモルフの周波数特性を示すグラフである。 上記第1圧電バイモルフおよび上記第2圧電バイモルフを積層した例を示す一部断面正面図である。 (a)上記第1圧電バイモルフ、および上記咽喉マイクロホン装置が備える第1インピーダンス変換器を示す回路図、(b)上記第2圧電バイモルフ、および上記咽喉マイクロホン装置が備える第2インピーダンス変換器を示す回路図である。 (a)上記第1インピーダンス変換器が備える可変抵抗の値を変化させたときの、上記第1インピーダンス変換器の出力端の周波数特性を示すグラフ、(b)上記第2インピーダンス変換器が備える可変抵抗の値を変化させたときの、上記第2インピーダンス変換器の出力端の周波数特性を示すグラフである。 上記ミキサの出力信号の周波数特性を示すグラフである。
以下、本発明にかかる咽喉マイクロホンの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●咽喉マイクロホン(1)●
図1に示すように、咽喉マイクロホン10は、電源装置70に接続されている。電源装置70は、ミキサ80に接続されている。咽喉マイクロホン10、電源装置70およびミキサ80は、咽喉マイクロホン装置1を構成する。
●咽喉マイクロホン10の構成
図2に示すように、咽喉マイクロホン10は、第1圧電バイモルフ11、第2圧電バイモルフ12、第1インピーダンス変換器30、第2インピーダンス変換器40、第1バッファ回路51および第2バッファ回路52を備える。
図3(a)に示すように、第1圧電バイモルフ11は、圧電素子11aおよび圧電素子11bを貼り合わせた圧電子である。圧電素子11a、11bは、長方形の板状の素子である。圧電素子11a、11bの一端部は、それぞれ図5(圧電バイモルフの例を示す)に示すように電極16および電極17を備えている。圧電素子11a、11bの他端部には、錘13が取り付けられている。
図3(b)に示すように、第2圧電バイモルフ12は、圧電素子12aおよび圧電素子12bを貼り合わせた圧電子である。圧電素子12a、12bは、長方形の板状の素子である。圧電素子12a、12bの一端部は、それぞれ図5に示すように電極18および電極19を備えている。圧電素子12a、12bの他端部には、錘14が取り付けられている。
ここで、錘13の質量は、錘14の質量よりも重い。したがって、第1圧電バイモルフ11の共振周波数は、第2圧電バイモルフ12の共振周波数よりも低い。すなわち、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、異なる質量の錘により異なる共振周波数に設定されている。
図3(a)、(b)に示すように、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、共通の基台100にそれぞれ支持ブロック11cおよび支持ブロック12cを介して取り付けられている。各圧電バイモルフ11、12は、圧電素子の貼り合わせ方向に上記支持ブロック11c、12cと基台100が重なり、さらに、錘13、14が重なっている。各圧電バイモルフ11、12は、上記支持ブロック11c、12c側において片持ち状に支持され、錘13、14側が自由端になっている。
図4(a)は、第1圧電バイモルフ11の周波数特性を示すグラフである。第1圧電バイモルフ11は、弾性体である。第1圧電バイモルフ11の出力電圧は、共振周波数RF1未満の周波数帯域においては入力された加速度に対して一定である。
第1圧電バイモルフ11の出力電圧は、共振周波数RF1付近の周波数でピークを有する。第1圧電バイモルフ11の出力電圧は、共振周波数RF1を超える周波数帯域において周波数が高くなるほど小さくなる。
図4(b)は、第2圧電バイモルフ12の周波数特性を示すグラフである。第2圧電バイモルフ12は、弾性体である。第2圧電バイモルフ12の出力電圧は、共振周波数RF2未満の周波数帯域においては入力された加速度に対して一定である。
第2圧電バイモルフ12の出力電圧は、共振周波数RF2付近の周波数でピークを有する。第2圧電バイモルフ12の出力電圧は、共振周波数RF2を超える周波数帯域において周波数が高くなるほど小さくなる。
第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12の共振周波数RF1、RF2は、それぞれが備える圧電素子11aと11b、12aと12bに取り付けられる錘の質量によって異なる。第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12の共振周波数RF1、RF2は、それぞれの錘の質量が大きいほど低くなる。
第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、後述する第1インピーダンス変換器30および第2インピーダンス変換器40とバイモルフの極性が互いに逆になるように接続されている。
図5は、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12を積層した例を示す。第1圧電バイモルフ11は、長さ方向の一端の両面にそれぞれ電極16および電極17を備える。すなわち、圧電素子11aは、電極16を備える。圧電素子11bは、電極17を備える。
第2圧電バイモルフ12は、長さ方向の一端の両面にそれぞれ電極18および電極19を備える。すなわち、圧電素子12aは、電極18を備える。圧電素子12bは、電極19を備える。
第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、互いに積層されている。第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、それぞれの基端部において電極16〜19およびスペーサ20で区分されて、軸15と締結部材21により一体に締結されている。軸15は、例えばボルトであり、締結部材21は、上記ボルトにねじ込まれたナットである。図5には示されていないが、軸15と締結部材21によって第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12が基台に片持ち状に取り付けられている。
第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12の隣接する電極間、すなわち電極17および電極18の間にはスペーサ20が介在している。スペーサ20は、絶縁体である。
音声を発したときの喉の振動は、軸15の頭部を人の喉に押し当てることで第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12に伝達される。
●第1インピーダンス変換器30および第2インピーダンス変換器40の構成
図6(a)に示すように、第1圧電バイモルフ11は、第1インピーダンス変換器30に接続されている。第1インピーダンス変換器30は、電界効果トランジスタ(以下、「FET」という。)31、抵抗32、可変抵抗33および可変抵抗34を備える。
第1圧電バイモルフ11の一方の電極は、グランドに接続されている。第1圧電バイモルフ11の他方の電極は、FET31のゲートに接続されている。
FET31は、第1圧電バイモルフ11の出力インピーダンスを低インピーダンスに変換する第1インピーダンス変換器30の能動素子である。
図2に示すように、FET31のドレインは、電界コンデンサ46を介してグランドに接続されている。FET31のソースは、抵抗32および可変抵抗33を介してグランドに接続されている。FET31のゲートと、抵抗32および可変抵抗33の接続点との間には、可変抵抗34が接続されている。可変抵抗34は、FET31の入力抵抗である。可変抵抗33の摺動子から出力される信号は、第1インピーダンス変換器30の出力信号である。
図6(b)に示すように、第2圧電バイモルフ12は、第2インピーダンス変換器40に接続されている。第2インピーダンス変換器40は、FET41、抵抗42、可変抵抗43および可変抵抗44を備える。
第2圧電バイモルフ12の一方の電極は、グランドに接続されている。第2圧電バイモルフ12の他方の電極は、FET41のゲートに接続されている。
FET41は、第2圧電バイモルフ12の出力インピーダンスを低インピーダンスに変換する第2インピーダンス変換器40の能動素子である。
図2に示すように、FET41のドレインは、電界コンデンサ46を介してグランドに接続されている。FET41のソースは、抵抗42および可変抵抗43を介してグランドに接続されている。FET41のゲートと、抵抗42および可変抵抗43の接続点との間には、可変抵抗44が接続されている。可変抵抗44は、FET41の入力抵抗である。可変抵抗43の摺動子から出力される信号は、第2インピーダンス変換器40の出力信号である。
可変抵抗33、〜34および43、44は、咽喉マイクロホン10の外側からユーザーが操作できるように取り付けられている。
図2において、基台100、第1インピーダンス変換器30の接地側および第2インピーダンス変換器40の接地側は、端子63と接続されている。端子63は、後述する平衡出力の接地端子となっている。ここで、第1インピーダンス変換器30の接地側とは、可変抵抗33の端子のうち抵抗32と接続されていない方の端子である。第2インピーダンス変換器40の接地側端子とは、可変抵抗43の端子のうち抵抗42と接続されていない方の端子である。
図7(a)は、可変抵抗33、34の値を変化させたときの第1インピーダンス変換器30の出力端の周波数特性を示す。第1インピーダンス変換器30の出力端の出力レベルは、可変抵抗33の値を変化させると矢印133のように縦軸方向に変化する。第1インピーダンス変換器30の出力端のローカット周波数は、可変抵抗34の値を変化させると矢印134のように横軸方向に変化する。
図7(b)は、可変抵抗43、44の値を変化させたときの、第2インピーダンス変換器40の出力端の周波数特性を示す。第2インピーダンス変換器40の出力端の周波数特性は、可変抵抗43の値を変化させると出力レベルが矢印143のように上下方向に変化する。第2インピーダンス変換器40の出力端の周波数特性は、可変抵抗44の値を変化させるとローカット周波数が矢印144のように左右方向に変化する。
すなわち、可変抵抗33は、第1インピーダンス変換器30の出力レベルを調整する第1調整器の例である。可変抵抗43は、第2インピーダンス変換器40の出力レベルを調整する第2調整器の例である。
可変抵抗33、34および43、44は、それぞれ独立して第1インピーダンス変換器30および第2インピーダンス変換器40の周波数特性を変更することができる。すなわち、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12は、独立して構成されている。したがって、咽喉マイクロホン10は、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12からの出力信号の周波数特性を独立して変更することができる。
●第1バッファ回路51および第2バッファ回路52の構成
図2に示すように、第1インピーダンス変換器30の出力信号は、可変抵抗33の摺動子を経て第1バッファ回路51に入力される。第1バッファ回路51は、トランジスタ151、抵抗152および抵抗153を備える。トランジスタ151は、pnp型である。
第1バッファ回路51は、エミッタフォロワである。可変抵抗33の摺動子は、コンデンサ35を介してトランジスタ151のベースに接続されている。抵抗152は、トランジスタ151のベースおよびコレクタに接続されている。抵抗153は、トランジスタ151のベースおよびエミッタに接続されている。端子61は、第1バッファ回路51の出力端である。
第2インピーダンス変換器40は、第2バッファ回路52に接続されている。第2バッファ回路52は、トランジスタ154、抵抗155および抵抗156を備える。トランジスタ154は、pnp型である。
第2バッファ回路52は、エミッタフォロワである。可変抵抗43の摺動子は、コンデンサ45を介してトランジスタ154のベースに接続されている。抵抗155は、トランジスタ154のベースおよびコレクタに接続されている。抵抗156は、トランジスタ154のベースおよびエミッタに接続されている。端子62は、第2バッファ回路52の出力端子である。
咽喉マイクロホン10の出力信号は、端子61および端子62から平衡出力される。平衡出力の接地は、端子63と接続することで確立される。端子61からの出力信号は、第1インピーダンス変換器30の出力信号と同一である。端子62からの出力信号は、第2インピーダンス変換器40の出力信号と同一である。
第1インピーダンス変換器30および第2インピーダンス変換器40は、入力インピーダンスが高いため雑音が発生しやすい。また、各端子61〜63からミキサ80に音声信号を伝送するケーブルは、誘導によって雑音を拾いやすい。咽喉マイクロホン10の出力を平衡出力することにより、誘導によって上記ケーブルに発生し音声信号に混入する雑音を低減することができる。
●電源装置70の構成
図1に示すように、咽喉マイクロホン10は、電源装置70に接続されている。第1インピーダンス変換器30、第2インピーダンス変換器40、第1バッファ回路51および第2バッファ回路52の駆動電源は、ファントム電源方式である。電源装置70は、直流電源71、第1電界コンデンサ72、第2電界コンデンサ73、抵抗74および抵抗75を備える。
電源71の一端は、抵抗74および抵抗75に並列に接続されている。電源71の他端は、グランドに接続されている。抵抗74および抵抗75は、端子61および端子62にそれぞれ接続されている。端子61および端子62は、電界コンデンサ72および電界コンデンサ73を介してミキサ80に接続されている。電界コンデンサ72および電界コンデンサ73は、電源71からの直流電圧を遮断し、端子61と62からの音声信号のみをミキサ80に入力する。
●ミキサ80の構成
図1に示すように、電源装置70は、ミキサ80に接続されている。ミキサ80は、加算素子81を備える。加算素子81は、咽喉マイクロホン10からの出力を加算する。加算素子81の出力は、咽喉マイクロホン装置1の出力である。
加算素子81は、例えばオペアンプである。オペアンプは、非反転入力端子および反転入力端子を備える。非反転入力端子は、端子61からの信号が入力される。反転入力端子は、端子62からの信号が入力される。その結果、伝送路上の雑音は、オペアンプによる加算によりキャンセルされる。
図8は、咽喉マイクロホン装置1の出力信号の周波数特性である。出力レベルL1は、端子61からの出力信号のピークを示す。出力レベルL2は、端子62からの出力信号のピークを示す。可変抵抗33および可変抵抗43の抵抗値を変化させることにより、出力レベルL1、L2の値を変化させることができる。また、可変抵抗34および可変抵抗44の抵抗値を変化させることにより、低域の周波数特性を変化させることができる。
以上説明した実施の形態によれば、咽喉マイクロホン10は、第1圧電バイモルフ11および第2圧電バイモルフ12の周波数特性を独立して変更することができる。すなわち、簡易な構成でマイクロホンの収音特性を変えることができる。
1 咽喉マイクロホン装置
10 咽喉マイクロホン
11 第1圧電バイモルフ
12 第2圧電バイモルフ
30 第1インピーダンス変換器
40 第2インピーダンス変換器
51 第1バッファ回路
52 第2バッファ回路
100 基台

Claims (6)

  1. 第1圧電バイモルフと、
    前記第1圧電バイモルフと異なる共振周波数を有する第2圧電バイモルフと、
    前記第1圧電バイモルフからの信号の出力インピーダンスを変換する第1インピーダンス変換器と、
    前記第2圧電バイモルフからの信号の出力インピーダンスを変換する第2インピーダンス変換器と、
    前記第1インピーダンス変換器および前記第2インピーダンス変換器からの信号がそれぞれ入力される第1バッファ回路および第2バッファ回路と、
    を備える咽喉マイクロホンであって、
    前記第1圧電バイモルフおよび前記第2圧電バイモルフは、異なる重さの錘を備えることにより異なる共振周波数に設定されていて、
    前記第1圧電バイモルフおよび前記第2圧電バイモルフは共通の基台に取り付けられ、
    前記第1バッファ回路の出力信号および前記第2バッファ回路の出力信号は独立していて、
    前記第1バッファ回路の出力信号と、前記第2バッファ回路の出力信号とから平衡出力される、
    ことを特徴とする咽喉マイクロホン。
  2. 前記第1インピーダンス変換器の出力レベルを調整する第1調整器と、
    前記第2インピーダンス変換器の出力レベルを調整する第2調整器と、
    を備え、
    前記第1調整器の出力は前記第1バッファ回路に入力され、前記第2調整器の出力は前記第2バッファ回路に入力される、請求項1記載の咽喉マイクロホン。
  3. 前記第1バッファ回路および前記第2バッファ回路はエミッタフォロワであって、前記第1バッファ回路のベースに前記第1インピーダンス変換器の出力信号が入力され、前記第2バッファ回路のベースに前記第2インピーダンス変換器の出力信号が入力される、請求項1又は2記載の咽喉マイクロホン。
  4. 前記第1インピーダンス変換器の接地と、前記第2インピーダンス変換器の接地と、は前記基台と接続されていて、前記平衡出力の接地となっている請求項1乃至3のいずれかに記載の咽喉マイクロホン。
  5. 前記第1圧電バイモルフおよび前記第2圧電バイモルフは、積層されている請求項1乃至4のいずれかに記載の咽喉マイクロホン。
  6. 前記第1インピーダンス変換器、前記第2インピーダンス変換器、前記第1バッファ回路および前記第2バッファ回路の駆動電源はファントム方式によって供給される、請求項1乃至のいずれかに記載の咽喉マイクロホン。
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