JP6329501B2 - 昆虫の混入時期判定方法 - Google Patents

昆虫の混入時期判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6329501B2
JP6329501B2 JP2015048350A JP2015048350A JP6329501B2 JP 6329501 B2 JP6329501 B2 JP 6329501B2 JP 2015048350 A JP2015048350 A JP 2015048350A JP 2015048350 A JP2015048350 A JP 2015048350A JP 6329501 B2 JP6329501 B2 JP 6329501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
insect
specimen
fixation
observation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015048350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016169965A (ja
Inventor
吉雄 松本
吉雄 松本
毅 猪野
毅 猪野
孝行 長島
孝行 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EARTH ENVIRONMENTAL SERVICE CO., LTD.
Original Assignee
EARTH ENVIRONMENTAL SERVICE CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EARTH ENVIRONMENTAL SERVICE CO., LTD. filed Critical EARTH ENVIRONMENTAL SERVICE CO., LTD.
Priority to JP2015048350A priority Critical patent/JP6329501B2/ja
Publication of JP2016169965A publication Critical patent/JP2016169965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329501B2 publication Critical patent/JP6329501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は、昆虫の混入時期判定方法に関するものであり、より詳細には、医薬品や食品等の製造加工過程等において混入した可能性のある昆虫の混入時期を判定するための方法に関するものである。
医薬品や食品、あるいは、包装材料などの製品に昆虫の全体又は一部が混入した場合は大きな社会問題となり、その対策を講じるために、混入時期や混入経路を究明することが不可欠となる。昆虫の混入時期や経路を推定するためには、先ず、昆虫の種類や状態、発見状況、あるいは、製造記録や昆虫の捕獲状況等を総合的に把握することが必要となる。
医薬品や食品の製造工程において、加熱前に混入したものか、加熱後であるのかを判断するための判断材料の一つとして、カタラーゼ反応テストが提案され、加熱の有無を判断する簡便な方法であることから、多く利用されてきている。
このカタラーゼ反応テストは、動物、植物、微生物のいずれを問わず、酸素呼吸をする細胞に存在するカタラーゼの性質を利用するテストであり、昆虫などをわずかに傷付けて過酸化水素水に浸すと、酸素ガスと水が発生することを利用したものである。即ち、加熱などの加工が加えられた場合には昆虫体内のカタラーゼが失活するので、酸素の泡を観察することで、加熱前に混入したものか加熱後に混入したものかの判定を行うことができるのである。この方法は、発泡状態を目視で観察でき、写真撮影も可能であり、検査対象としての昆虫の証拠、原型保全もできるという利点のある、簡易な方法である。
しかし、このカタラーゼ反応テストについては、以下のような問題が指摘されている。
1)カタラーゼはカビのような好気性微生物にも反応することから、たとえ加熱されていたとしても、発見されるまでの種々の環境あるいは保管している間の環境で昆虫の体表面に微生物が付着していれば、一度活性を失った昆虫の体表面からも活性が見られることがある。
2)対象となる昆虫の死体が古い場合には、たとえ加熱を受けていない場合においても、カタラーゼ反応テストは不活性となる(失活は死後2カ月程度のものから見られる)。
3)低pHやエタノールなどに昆虫が浸漬されている条件下においては、非加熱であってもカタラーゼは失活する。
昆虫の混入時期を判定するための他の方法として、動物体内のコリンエステラーゼという酵素の失活を利用する方法が提案されている(非特許文献1:中桐ら、1995)。この方法は、生物体、器官あるいは組織を、緩衝液を加えてホモジナイザーですり潰して均一化したもの、あるいは、更に精製してより純粋に酵素だけにしたものの酵素活性を測定するというものである。
しかし、この方法の場合には、次のような問題が指摘されている。
1)昆虫全体をすり潰してしまうため、問題の検査対象としての昆虫の原型保全ができなくなる。
2)検査対象としての昆虫は、比較的大きなものである必要がある。
3)ホモジナイザーに加え、恒温装置や振還装置等の装置、並びに、反応させる物質の調整、発生物質の量の測定、そのための発色又は電磁波吸収測定など、種々の技法が必要となる。
特開2010−190881号公報 特開2005−55252号公報 特開2004−33112号公報
「生ビール中の昆虫の混入時期の判定方法」食衛誌 Vol.36,No.3(平成6年12月8日)
上述したように、従来行われているカタラーゼ反応テストやコリンエステラーゼという酵素の失活を利用する方法の場合には、種々の問題点が指摘されており、それらに変わる方法の提案が求められていた。本発明はこのような要望に応えるためになされたもので、酵素活性を測定するという間接的な方法ではなく、検査対象としての昆虫の筋組織を迅速且つ簡易に、直接観察することによって被加熱履歴を判定することができる、昆虫の混入時期判定方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、昆虫の観察部位を切り出して検体を得る工程と、前記検体を包埋剤で包埋する工程と、包埋した前記検体を凍結する工程と、凍結した前記検体を薄切りして切片を作製する工程と、前記切片を伸展乾燥させる工程と、前記切片を顕微鏡観察する固定前観察工程と、前記切片を固定液により固定する固定工程と、前記切片を染色する工程と、染色した切片を顕微鏡観察する工程とから成ることを特徴とする昆虫の混入時期判定方法である。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、加熱処理を含む製品の製造工程中に昆虫が混入した場合において、当該昆虫の混入が前記加熱処理の前か後かを判定するための方法であって、
前記昆虫の観察部位を切り出して検体を得る工程と、前記検体を包埋剤で包埋し、気泡が生じた場合にそれを除去する工程と、包埋した前記検体をその垂直状態を保持しつつ凍結する工程と、凍結した前記検体を薄切りして切片を作製する工程と、前記切片を伸展乾燥させる工程と、前記切片を顕微鏡観察する固定前観察工程と、前記切片を固定液により固定する固定工程と、前記切片を染色する工程と、染色した切片を顕微鏡観察する固定後観察工程とから成り、
前記固定後観察工程において、筋組織が収縮している場合、核が粒状に収縮している場合、あるいは、固定前と比較して固定後に筋組織が膨張していない場合に、前記昆虫が加熱処理後に混入したと判定することを特徴とする昆虫の混入時期判定方法である。
一実施形態においては、前記切片伸展乾燥工程は、スライドガラスの裏に指を当てて凍結している前記切片を溶かしつつ行う。
また、一実施形態においては、前記染色は、マイヤーヘマトキシリン液とエオシンY液による二重染色とされる。
本発明は上述したとおりの簡易的な方法であって、検査対象としての昆虫の筋組織や核を迅速且つ容易に、直接観察することによって被加熱履歴を判定することができる効果がある。
本発明に係る方法によって得られた顕微鏡画像(非加熱の場合)を示すものである。 本発明に係る方法によって得られた顕微鏡画像(加熱処理されている場合)を示すものである。 本発明に係る方法によって得られた顕微鏡画像(非加熱の場合)を示すものである(未染色)。 本発明に係る方法によって得られた顕微鏡画像(加熱処理されている場合)を示すものである(未染色)。
本発明に係る昆虫の混入時期判定方法は、昆虫の観察部位を切り出して検体を得る工程と、前記検体を包埋剤で包埋する工程と、包埋した前記検体を凍結する工程と、凍結した前記検体を薄切りして切片を作製する工程と、前記切片を伸展乾燥させる工程と、前記切片を顕微鏡観察する固定前観察工程と、前記切片を固定液により固定する固定工程と、前記切片を染色する工程と、染色した切片を顕微鏡観察する工程とから成ることを特徴とするものである。以下、各工程ごとに詳細に説明する。
検体切り出し工程
この工程は、ピンセットやメス等を用い、昆虫の観察部位を残すようにして昆虫の両端部を切除して検体を得る工程である。観察部位である検体は、筋組織を含む胸部や脚部である。
検体の包埋工程
この包埋工程は、上記工程で得た検体を包埋処理剤に入れて包埋処理する工程である。この包埋処理は、組織片である検体を一定で均等な硬度にし、組織内の空間部を包埋剤で充填することで強度を持たせて、後述の薄切り切片作製に耐え得るようにするために行われる。包埋剤としては、市販の種々のものを用いることができる。
検体は凍結切片用トレー(クリオディッシュ等)内に入れ、包埋剤で満たす。その際に気泡が生じた場合は、ピンセットや針等を用いて取り除いておく。気泡が残ったままであると、切片の作製が困難となる。なお、切片作製時の面出しの際に出てくる面を把握するため、換言すれば、切片の切り出し位置が分かるようにするため、トレー内における切片作製部位の向きに配慮する必要がある。
検体凍結工程
次いで、トレーを凍結させ、凍結完了まで、トレー内の検体が傾倒することなく垂直状態を維持していることを監視する。ここにおいて垂直状態を維持させるのは、次工程の切片作製を可能且つ容易にするためである。次に、トレーを試料チャックに台付けする。
切片作製工程
台付け終了後、試料チャックに台付けした検体をクリオスタット内のミクロトーム部分に移し、そこにおいてミクロトームにより、例えば、10μの厚さに薄切りして切片を作製する。
切片伸展乾燥工程
この工程は、作製した切片をスライドガラス上に拡げて伸展し、そのまま約5〜15分間放置して表面を乾燥させる工程である。具体的には、切片をスライドガラス上に拡げ、スライドガラスの裏面に指を当てて凍結している切片を体温で溶かしつつ伸展し、切片がスライドガラス上に密着するようにする。
切片観察工程
顕微鏡で切片を観察する(固定前の切片観察)。
固定液による固定工程
この工程は、スライドガラス上に密着させた切片を、4%パラホルムアルデヒドりん酸緩衝液又は10%ホルマリン液等の固定液に、約3分浸漬して固定する工程である。そして、更に純水に約3分間浸漬した後に純水で流すことにより、固定液及び包埋剤を除去する。この処理は、固定液や包埋剤が残ると、後述する切片観察上支障をきたすおそれがあるために行うものである。
切片染色工程
この工程は、ヘマトキシリン・エオシン染色によって、切片を染色する工程である。ヘマトキシリン・エオシン染色は、病理組織構造の光顕レベルでの全体像の把握を目的として行われる、一般的な染色法である。具体的には、上記工程で流水処理した切片を、マイヤーヘマトキシリン液に約2分間浸漬して切片中の核を青紫色に染色し、その後、純水で洗浄してマイヤーヘマトキシリン液を除去し、更に、発色をよくするために、40℃程の温水に約5分間浸漬する。次いで、エオシンY液に約30〜60秒浸漬し、切片中の筋組織を赤色に二重染色する。そしてその後、染色した切片を、70%程度のエタノール溶液に約2分間浸漬し、更に、100%近くのエタノール溶液に約3分間浸漬する。この処理は、切片の余剰エオシンY液を分離させ、顕微鏡観察に適した切片とするために行うものである。
固定後観察工程
エタノール浸漬した切片を、必要に応じて、オイキット液を用いてカバーガラスで封入した後、顕微鏡で観察し、加熱されているかの判断を行う。以上の検体切り出し工程から固定後観察工程までの所要時間は、約1時間である。
図1は、上記各工程を経て得た、加熱処理のされていないクロゴキブリ成虫の後脚腿節の厚さ10μの切片画像(40倍、400倍)であり、図2は、同じく上記各工程を経て得た、60℃30分間加熱処理したクロゴキブリ成虫の後脚腿節の厚さ10μの切片画像(40倍、400倍)である。この2つの画像を対比すれば明らかなように、加熱処理されている場合は、筋組織が収縮し、核が粒状に収縮しているため、加熱処理されていると判断することができる。
図3は、上記各工程を経て得た、加熱処理のされていないノシメマダラメイガ成虫の胸部の厚さ10μの切片画像(100倍)(固定前、固定後)(未染色)であり、図4は、同じく上記各工程を経て得た、100℃5分間加熱処理したノシメマダラメイガ成虫の胸部の厚さ10μの切片画像(40倍)(固定前、固定後)(未染色)である。これらの画像を対比すれば明らかなように、加熱処理されている場合は、固定前と比較して固定後に筋組織が膨張しないことから、加熱処理されていると判断することができる。
本発明者らは、上記工程から成る本発明に係る方法の実施に当たり、先ず、10種の昆虫を対象に、種々の加熱条件で加熱処理した。その結果、10種すべての昆虫において、60℃からの明確な筋組織の変化が見られ始めた。60℃15分の加熱では、種によって変化にバラツキが見られたが、60℃30分以上、並びに、80℃、100℃の全加熱区では、ほぼ同様の変化が観察された。そして、これら加熱処理後の昆虫の筋組織に見られる特徴は、加熱を受けずに死亡した昆虫のものとは明確に異なっていた。
また、本発明に係る方法により、加熱後に微生物が発生した個体についての観察も行った。その結果、加熱後に微生物が発生したことでカタラーゼが活性を示してしまう個体であっても、加熱の痕跡を確認することができることが判明した。
本発明に係る方法の利点をまとめると、以下のとおりである。
1)微生物の影響を受けず、死後経過した昆虫の死体の場合でも加熱の有無を推定することができる。
2)カタラーゼ反応テストによる加熱判断ができる条件が80℃で15分以上であるのに対して、本発明の場合は60℃30分以上からである。
3)加熱処理後の昆虫の筋組織や核に見られる特徴は、加熱を受けずに死亡した昆虫のものとは明確に区別できる。
4)筋組織がある胸部や脚部を切断(破壊)するので、完全に原型保全は難しいが、その他の部分は残存する。
この発明をある程度詳細にその好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは言うまでもない。従って、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。

Claims (4)

  1. 加熱処理を含む製品の製造工程中に昆虫が混入した場合において、当該昆虫の混入が前記加熱処理の前か後かを判定するための方法であって、
    前記昆虫の観察部位を切り出して検体を得る工程と、前記検体を包埋剤で包埋し、気泡が生じた場合にそれを除去する工程と、包埋した前記検体をその垂直状態を保持しつつ凍結する工程と、凍結した前記検体を薄切りして切片を作製する工程と、前記切片を伸展乾燥させる工程と、前記切片を顕微鏡観察する固定前観察工程と、前記切片を固定液により固定する固定工程と、前記切片を染色する工程と、染色した切片を顕微鏡観察する固定後観察工程とから成り、
    前記固定後観察工程において、筋組織が収縮している場合、核が粒状に収縮している場合、あるいは、固定前と比較して固定後に筋組織が膨張していない場合に、前記昆虫が加熱処理後に混入したと判定することを特徴とする昆虫の混入時期判定方法。
  2. 前記検体の凍結工程から切片の作製工程までをクリオスタット内において行う、請求項1に記載の昆虫の混入時期判定方法。
  3. 前記伸展乾燥工程は、スライドガラスの裏面に指を当てて凍結している前記切片を溶かしつつ行う、請求項1又は2に記載の昆虫の混入時期判定方法。
  4. 前記染色は、マイヤーヘマトキシリン液とエオシンY液による二重染色である、請求項1乃至3のいずれかに記載の昆虫の混入時期判定方法。
JP2015048350A 2015-03-11 2015-03-11 昆虫の混入時期判定方法 Active JP6329501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015048350A JP6329501B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 昆虫の混入時期判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015048350A JP6329501B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 昆虫の混入時期判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016169965A JP2016169965A (ja) 2016-09-23
JP6329501B2 true JP6329501B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=56983491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015048350A Active JP6329501B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 昆虫の混入時期判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6329501B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7496543B2 (ja) 2020-05-08 2024-06-07 アース環境サービス株式会社 異物の混入時期特定方法及びシステム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4267987B2 (ja) * 2003-09-05 2009-05-27 ハウス食品株式会社 混入異物の判別方法
EP1672062B1 (en) * 2003-09-11 2012-05-09 Hubit Genomix, Inc. Method and kit for detecting proliferative diseases causing sclerosis, preventive and/or remedy for proliferative diseases causing sclerosis and method and kit for identifying substance efficacious in preventing and/or treating proliferative diseases causing sclerosis
US7790855B2 (en) * 2003-09-18 2010-09-07 Macrogenics, Inc. KID3 and KID3 antibodies that bind thereto
JP4346540B2 (ja) * 2003-11-10 2009-10-21 浩 藤原 絨毛外栄養膜細胞特異的蛋白質
JP4997441B2 (ja) * 2006-04-18 2012-08-08 財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 筋傷害の簡便検査方法および筋傷害検査用キット
CA2840222A1 (en) * 2011-07-01 2013-01-10 Board Of Regents, The University Of Texas System Compositions and methods for treating skeletal myopathy
JP2013192491A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Kao Corp 毛成長制御剤の評価・選択方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016169965A (ja) 2016-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kumar et al. Liposome-based semen extender is suitable alternative to egg yolk-based extender for cryopreservation of buffalo (Bubalus bubalis) semen
Ong et al. Microstructure of milk gel and cheese curd observed using cryo scanning electron microscopy and confocal microscopy
Yao et al. Establishment of kinetic models based on electrical conductivity and freshness indictors for the forecasting of crucian carp (Carassius carassius) freshness
Schmitt et al. Optimized protocol for whole organ decellularization
CN103890584B (zh) 用于分析试验的个体化质量对照物
Barrier‐Battut et al. Removal of seminal plasma enhances membrane stability on fresh and cooled stallion spermatozoa
KR20180114138A (ko) 웅성 수정능력 상태의 판정 방법 및 시험 키트
Turri et al. Influence of recovery methods and extenders on bull epididymal spermatozoa quality
Sundararaman et al. Computer assisted semen analysis for quantification of motion characteristics of bull sperm during cryopreservation cycle
Alcay et al. Investigation of relationships between DNA integrity and fresh semen parameters in rams
Corral et al. Ovarian tissue cryopreservation by stepped vitrification and monitored by X-ray computed tomography
Purdy et al. Implications of the pH and temperature of diluted, cooled boar semen on fresh and frozen-thawed sperm motility characteristics
Zapata et al. Microdialysis in rodents
JP6329501B2 (ja) 昆虫の混入時期判定方法
Hayat et al. Plastination‐An innovative preservative technique in anatomy
Kingma et al. Permeability of the equine embryonic capsule to ethylene glycol and glycerol in vitro
Noronha et al. Investigation of imitation cheese matrix development using light microscopy and NMR relaxometry
Agger et al. Optimal preservation of porcine cardiac tissue prior to diffusion tensor magnetic resonance imaging
Bai et al. Utilizing the precision-cut lung slice to study the contractile regulation of airway and intrapulmonary arterial smooth muscle
Mark et al. Histopathology in mouse metabolic investigations
Basting et al. Fast and accurate protocol for histology and immunohistochemistry reactions in temporomandibular joint of rats
Hess Of plants and other pets: practical aspects of freeze‐substitution and resin embedding
US4760020A (en) Method for testing biocompatibility
Kusano et al. Microencapsule technique protects hepatocytes from cryoinjury
Paulenz et al. Effect of different extenders on sperm viability of buck semen stored at room temperature

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170922

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6329501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250