JP6328768B2 - メタデータ自動化システム - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、一般的にコンピュータデータベースに関し、特に、定義付け、創作、変更、変換、およびポピュレーションを含むデータ構造の管理の容易化に関する。
情報の自動処理は、ビジネスに多大な利益をもたらしてきた。なぜなら、意志決定者が判断をする際のあらゆる過程で、それは有効性および効率を大いに改善してきたからだ。政府、商業的ビジネス、非営利組織を問わず全ての事業は、情報を管理する業務上の必要がある。
情報は、例えば商業的ビジネスの場合、従業員、顧客、供給業者間でおこなわれる、患者の処置、顧客の獲得、注文の入力、製品の出荷、顧客への請求、請求書の受領、従業員および仕入先への支払い、製品の発注、在庫監査、取引の記録の維持に用いられる。
出来事の自然な成り行きにおいて、情報は、各組織の内部オペレーションモデルにしたがって、ソフトウェア、コンピュータハードウェア、およびデジタルネットワークを活用して獲得され、処理され、統合される。あいにく、情報の自動処理は、利用可能で、タイムリーかつコスト対効果が高いデータの統合、標準化および報告を妨げて事業を弱体化させる多くの問題をはらんでいる。
ある従来の手法では、統合され標準化されたデータを組織全体から収集するためのエンタープライズデータウェアハウスを構築することに注目した。典型的なエンタープライズデータウェアハウスは、多くのソースから、抽出され、変換され、第3の通常形態のオペレーショナルデータストアデータベースにロードされるオペレーショナルデータを必要とする。それは、再度抽出され、変換され、スタースノーフレーク・データボルトデータベースにロードされる。データボルトデータベースは、その後データマートにロードされ、それぞれ特定の部門または機能にあてられる。
エンタープライズデータウェアハウスの形成および機能プロセスにおける各データベースは、カスタム抽出変換ロード(ETL)関数とともに設計され、維持され、ポピュレートされなければならない。さらに、組織がリポートを生成できるようになる前に、開発利用の全段階が何らかの形で完成されなければならず、かつエンタープライズデータウェアハウスから利益を得始めなければならない。
エンタープライズデータウェアハウスが、全組織のために集中管理されている標準化データを獲得するが、これはコストが非常に高くつく。金銭的コストが天文学的になりうるため、包括的なエンタープライズデータウェアハウスの実現のために要求されるリソース(開発費)は、非常に限られた小数以外の全てにとって法外に高くなりうる。金銭的なリソースが限定要因とならない場合でも、エンタープライズデータウェアハウスを構築し実現するために要する時間は、通常年単位になる。
エンタープライズデータウェアハウスに起因するエンタープライズデータウェアハウス化の他の欠点は、要約された情報を強調する判断支援アプリケーションに集中する。これらのシステムの本質的な欠点は、顧客の身元に関する取引詳細が失われることである。エンタープライズデータウェアハウスは、顧客データの分析のようなアプリケーションに適用される場合に欠点をあらわにする。顧客データの分析は、データを顧客の活動、イベント、取引、状態その他に関連付ける判断を支援する分析である。要約された情報は、顧客の身元に関する詳細レベルの情報を通常失っており、これらのアプリケーションにおけるエンタープライズデータウェアハウスの有用性は限られる。
その他の手法には、組織のオペレーショナルデータから直接、部門別データマートを創作することに注目するものがある。部門別データマートの場合、単一の部門に関するデータを取り込むだけでよい。そのため、部門別データマートは、はるかに小さくできる。
部門別データマートは、サイズが小さいことから、一般的に構築に要する時間および金銭の観点からのリソースも少なくて済むが、これらの利益もコストが高くつく。部門別データマートは集中管理されず、質またはデータ形式の観点から整合した標準を有さない。
部門別データマートが創作された場合、標準が整合しないために組織全体で統合できない。また、各部門別データマートは包括的な計画がないまま創作され、各部門がデータマートを保有すべく投資されたリソースを合計すると、よく計画された単一のエンタープライズデータウェアハウスを創作するよりも実質的に高くなりうる。整合しない部門別データマートを維持するためのリソースは、単一のエンタープライズデータウェアハウスを維持するよりもはるかに高くつくこともある。
現在、利用可能で、タイムリーかつコスト対効果が高いデータの統合、標準化および報告を提供するという課題の包括的な解決策はない。この必要性は業界内で長らく感じられてきた。
従来の開発は、上述の全ての限定を克服するための解決策を何ら教示も提案もしてこなかった。よって、これらの限定を克服するための解決策は長らく当業者に発見されなかった。
クレームされた発明は、エンティティにリンクされ、かつモジュールにおいて共にグループ分けされた特性を定義するメタデータを有するスキーマ定義言語を活用する方法、製品、およびシステムを主題とする。スキーマ定義言語は、特性に基づいて、互いにリンクを有するモジュールとエンティティとのための物理テーブルを生成するために活用される。物理テーブルは、メタデータに整合するデータでポピュレートされることができる。
スキーマ定義言語を参照して物理テーブルの位置を特定し、かつモジュールまたはエンティティのための物理テーブルが選択された特性を含んでいるか否かを判断することができるとさらに考えられる。同じ方法で、スキーマ定義言語を参照して物理テーブルの位置を特定し、物理テーブルが選択された特性を含んでいるときのみ物理テーブルが次の選択された特性を含んでいるか否かを判断することができる。
特性が選択された特性として同じモジュール内にグループ分けされているときは、スキーマ定義言語からワンホップリンケージが特定されることができるとさらに考えられる。臨床パターンがエンティティに関連付けられた特性と一致するか否かに基づいて、エンティティは、一致コホートと不一致コホートとに分類されるとさらに考えられる。
リポートデータの定義は、モジュールに関連付けられた特性をリポートデータの定義に含んでいれば、スキーマ定義言語を参照してモジュールを含めることができるとさらに考えられる。物理テーブルは、それぞれモジュールとエンティティとに関連付けられた経年的データと非経年的データとを含むことができるとさらに考えられる。
本発明の上記特徴、利点および目的が達成され、かつ詳細に理解されることができる方法で、上記簡潔に要約された発明を、添付図面に図示された実施の形態を参照してより詳細に説明する。
なお、添付図面は、本発明の典型的な実施の形態のみを説明するものであり、発明の範囲を限定するものと考えられるべきものではない。本発明は同等に効果的な他の実施の形態を許容することがあるからである。以下に示す添付図面において、同様の参照符号は同種または対応する部分に言及することを意図している。
図1は、本発明の実施の形態に係る、例示的な分散型コンピュータシステムを表す。 図2は、本発明の実施の形態に係る、データ処理システムの例示的なブロック図を表す。 図3は、本発明の実施の形態に係る、例示的なメタデータテーブルを表す。 図4は、本発明の実施の形態に係る、例示的なスキーマ定義モデルを表す。 図5は、本発明の実施の形態に係る、例示的なスキーマ定義モデルテーブルを表す。 図6は、本発明の実施の形態に係る、例示的な物理的なスキーマテーブルを表す。 図7は、本発明の実施の形態に係る、オペレーショナルデータストアを実現し、ポピュレートするための例示的な制御フローを表す。 図8は、本発明の実施の形態に係る、抽出変換ロード関数を生成するための例示的な制御フローを表す。 図9は、本発明の実施の形態に係る、コホートのフィルタリングのための例示的な制御フローを表す。 図10は、ビジネスインテリジェンスツールにおいて実現されるフィルタのスクリーンショットを表す。 図11は、本発明の実施の形態に係る、パターンを活用したコホートのフィルタリングのための例示的な制御フローを表す。 図12は、ビジネスインテリジェンスツールにおいて実現されるフィルタのスクリーンショットを表す。 図13は、本発明の実施の形態に係る、リポートを生成するための例示的な制御フローを表す。 図14は、ビジネスインテリジェンスツールにおいて実現されるリポートデータの定義のスクリーンショットを表す。 図15は、本発明の実施の形態に係る、リポートを分析するための制御フローを表す。
本発明の次に説明する実施の形態において、本発明の一部を構成し、かつ本発明が実施されることがある例示的な実施の形態を説明する目的で示される添付図面を参照する。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施の形態も利用してもよく、構造上の変更をおこなってもよいと理解されるべきである。
次に述べる実施の形態は、当業者が本発明を実施し利用できる程度に十分詳細に説明される。他の実施の形態は、本開示に基づき明らかとなるであろうこと、また、本発明の範囲から逸脱することなく、システム、プロセス、機械的な変更をおこなってもよいことが理解されるべきである。
以下に述べる説明において、本発明の完全な理解のために数多くの具体的な詳細が与えられているが、これらの具体的な詳細なしに本発明を実施してもよいことが明らかとなる。本発明が不明瞭になるのを避けるため、いくつかの周知の回路、システム構成、プロセスステップは詳細に開示されない。
また、いくつかの特徴を共通にする複数の実施の形態が開示され説明されている部分において、説明、記載、理解を明確かつ容易にするために、互いに類似または同種の特徴は、同種の参照符号付きで通常説明される。これらの実施の形態は、説明の便宜上、第1実施形態、第2実施形態等というように番号が付されているが、他の意義があり本発明を限定するものと意図していない。
解説的な目的で、ここで用いられる「メタデータ」という語は、データについてのデータとして定義される。ここで用いられる「システム」という語は、この語が用いられるコンテキストにしたがって、本発明の方法および装置を意味し指し示す。
本発明の実施の形態は、独自のスキーマ定義言語を採用するため、かつデータベースまたはデータストアを構築し、生成し、ポピュレートする際のスキーマ定義言語を活用するための技術を提供し、スキーマ定義言語を参照して抽出−変換―ロード関数を自動的に生成し、かつデータベースまたはデータストアからデータを引き出すビジネスインテリジェンスツールを実現可能にするための技術を提供する。ここで用いられるように、ビジネスインテリジェンスツールとは一般的に、データを報告し、分析し、提示するよう構成されたソフトウェアアプリケーションを指す。このデータは、データウェアハウス、データベース、データストア、データマート、またはそれらの組み合わせにおいて格納される。
ある態様によれば、スキーマ定義言語は、スキーマ定義言語によって定義された特性、エンティティ、およびモジュールの関係を示すスキーマ定義モデルにおいて実現されることができ、またはスキーマ定義モデルによって提示されることができる。スキーマ定義言語は、オペレーショナルデータストアの物理テーブルのための構造およびフレームワークを定義する。スキーマ定義言語は、スキーマ定義モデルを物理データの1以上の物理エンティティにマッピングするための関係と位置とを含んでもよい。したがって、スキーマ定義言語は、物理データの特定のセットを含んでいる物理データのフィールドへのアクセスを定義し、アクセスするために用いられることができる。
有利なことに、本発明の実施の形態は、高い抽象化レベルでスキーマ定義言語を提供し、オペレーショナルデータストアを低コストかつ短いタイムフレームで活用するためのビジネスインテリジェンスツールを実現可能にするためのスキーマ定義言語とのインターフェースとなるプラットフォームを提供するための技術を提供する。スキーマ定義言語は、基礎となるデータベースが発展したときでも、これらのツールがもはや変更される必要がないように、高い抽象化レベルで動作するビジネスインテリジェンスツールを実現可能にする。データベースは、本発明のスキーマ定義言語を活用する際、容易にかつ妨害されることなく発展する。
有利なことに、物理テーブルにアクセスしてクエリを実行するためのスキーマ定義言語を活用するビジネスインテリジェンスツールは、前のステップで選択された特性のタイプに関連するオプションを提供することによって、ユーザに直感的な体験を提供する。スキーマ定義言語は、オペレーショナルデータストアをモデル化し設計するための容易かつ効果的な解決策を実現可能にする物理テーブルにシンプルな構造を与えるためにも用いられることができる。さらに、スキーマ定義言語を活用すると、スキーマ定義モデル内に含まれているスキーマ定義言語構造とメタデータとに基づいてオペレーショナルデータストアに素早くポピュレートするための関数を自動的に抽出し、変換し、ロードすることが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態および具体的な例を参照するが、本発明は具体的に説明される実施の形態または実施例に限定されないと解釈されるべきである。代わりに、異なる実施の形態に関連するか否かに関わらず、以下の特徴および要素のいかなる組み合わせも、本発明を実現し実施するために考慮される。さらに、本発明の実施の形態は、他の可能な解決策を超え、かつ/または先行技術を超える有利な効果を達成することがあるが、ある実施の形態によって特定の効果が達成されるか否かは本発明を限定するものではない。よって、以下の態様、特徴、実施の形態、および有利な効果は、説明目的に過ぎず、添付された請求項において明示的に記載されている場合を除き、請求項の特徴または限定とは解釈されない。同様に、「本発明」への言及は、ここに開示されたいずれかの発明の主題を一般化するものと解釈されてはならず、添付された請求項において明示的に記載されている場合を除き、請求項の特徴または限定と解釈されてはならない。
添付された請求項のいずれかが純粋なソフトウェアおよび/またはファームウェアによる実現を権利範囲に含むように読めるときは、これによって少なくとも一つの実施例の少なくとも一つの要素は、当該ソフトウェアおよび/またはファームウェアを格納した有形のコンピュータで読み取り可能なメディアを含むことが明示的に定義される。
本発明のある実施の形態は、コンピュータシステムで用いられるプログラム製品として実現される。プログラム製品のプログラムは、実施の形態の機能(そこに記載された方法を含む)を定義し、さまざまなコンピュータで読み取り可能なストレージメディアに保存可能である。ここに定義するコンピュータで読み取り可能なストレージメディアは、製品である。説明目的であり限定されないコンピュータで読み取り可能なストレージメディアには、次にあげるものが含まれる。すなわち、(i)情報が永久に格納される書き込み不可のストレージメディア(例えば、CD−ROMドライブで読み取り可能なCD−ROMディスクのような、コンピュータ内の読み取り専用メモリデバイス)や、(ii)書き換え可能な情報が格納される書き込み可能なストレージメディア(例えば、ディスケットドライブまたはハードディスクドライブ内のフレキシブルディスク)である。そのようなコンピュータで読み取り可能なストレージメディアは、本発明の機能を指令するコンピュータで読み取り可能な命令を備えるときは、本発明の実施の形態である。他のメディアには、無線通信ネットワークを含むコンピュータまたは電話ネットワークなどの、情報をコンピュータに伝達する通信メディアが含まれる。後者の実施の形態は、特に、情報をインターネットおよび他のネットワークへ/から送受信することを含む。そのような通信メディアは、本発明の機能を指令するコンピュータで読み取り可能な命令を備えるときは、本発明の実施の形態である。広義には、コンピュータで読み取り可能なストレージメディアおよび通信メディアは、ここではコンピュータで読み取り可能なメディアと言及されることがある。
一般的に、本発明の実施の形態を実現するために実行されるルーティンは、オペレーションシステムまたは特定のアプリケーション、部品、プログラム、モジュール、オブジェクト、あるいは命令シーケンスの一部であってもよい。本発明のコンピュータプログラムは、典型的には、ネィティブコンピュータによって機械で読み取り可能であり実行可能な命令に翻訳されることとなる多数の命令からなる。また、プログラムは、プログラムにローカルに存在するかメモリまたはストレージメディアの中で発見される変数およびデータ構造からなる。また、以下説明されるさまざまなプログラムは、本発明の特定の実施の形態においてプログラムが実現されるためのアプリケーションに基づいて特定されてもよい。しかしながら、後に続く特定のプログラムのいかなる名称も便宜上用いられるものに過ぎないと解釈されるべきである。よって、本発明はそのような名称によって特定され、かつ/または暗示される特定のアプリケーションにおいてのみ用いられると限定されるべきではない。
ここで図1を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、例示的な分散型コンピュータシステム100が示されている。一般的に、分散型コンピュータシステム100は、分散された環境として示され、コンピュータシステム102と複数のネットワーク接続された装置104とを含む。コンピュータシステム102は、次に述べるいかなるタイプのコンピュータ、コンピュータシステム、または他のプログラム可能な電子機器を示してもよい。すなわち、本発明の方法、装置、および製品に対応するよう適応させたクライアントコンピュータ、サーバーコンピュータ、ポータブルコンピュータ、組み込みコントローラ、PCベースのサーバー、ミニコンピュータ、ミッドレンジコンピュータ、メインフレームコンピュータ、および他のコンピュータなどである。
説明目的で、コンピュータシステム102は、ネットワーク接続されたシステムからなる。しかしながら、コンピュータシステム102は、独立した装置からなってもよい。いずれにせよ、図1はコンピュータシステム100の一構成に過ぎないと理解される。本発明の実施の形態は、匹敵するいかなる構成にも適用することができる。コンピュータシステム102が複雑な複数ユーザ用装置、単一ユーザ用ワークステーション、または自身の不揮発性ストレージを有さないネットワーク機器であるか否かを問わない。
本発明の実施の形態は、通信ネットワークを通してリンクされたリモート処理装置によってタスクが実施される分散型コンピューティング環境において実施されてもよい。分散型コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモート両方のメモリストレージデバイスに置かれてもよい。これに関し、コンピュータシステム102および/または1以上のネットワーク接続された装置104は、ほとんどまたはまったく処理をおこなわないシンクライアントであってもよい。
コンピュータシステム102は、次にあげるものに示されるような数多くのオペレータや周辺システムを含みうる。例えば、直接アクセスストレージデバイス108に操作可能に接続された大型ストレージインターフェース106、ディスプレイ112に操作可能に接続されたビデオインターフェース110、および、複数のネットワーク接続された装置104に操作可能に接続されたネットワークインターフェース114である。ディスプレイ112は、視ることが可能な情報を出力するためのビデオ出力装置であればよい。
コンピュータシステム102は、メインメモリ120からバス118を経由して命令およびデータを取得する少なくとも1つのプロセッサ116からなるものとして示される。プロセッサ116は、本発明の方法に対応するよう適応させた何らかのプロセッサでありえる。
メインメモリ120は、必要なプログラムおよびデータ構造を保持するには十分な大きさの何らかのメモリである。メインメモリ120は、ランダムアクセスメモリや不揮発性またはバックアップメモリ(例えばプログラム可能なまたはフラッシュメモリや読み取り専用メモリなど)を含む単独のメモリデバイス、またはこれらのメモリデバイスの組み合わせでありうる。また、メモリ120は、コンピュータシステム102内のどこかに物理的に位置するメモリを含んでいると考えてもよい。例えば、バーチャルメモリ、大型ストレージデバイス(例えば、直接アクセスストレージデバイス108)、またはコンピュータシステム102にバス118経由で接続された他のコンピュータとして用いられる記憶装置であればよい。
メモリ120は、オペレーティングシステム122と構成されるものとして示される。オペレーティングシステム122は、コンピュータシステム102のオペレーションを管理するために用いられるソフトウェアである。
メモリ120はさらに、アクセス層124と、スキーマ定義言語126と、フィルタ128と、リポートデータの定義130と、1以上のアプリケーション132と、複数のビジネスインテリジェンスツール134とをさらに備える。アプリケーション132、ビジネスインテリジェンスツール134、およびアクセス層124は、コンピュータシステム102におけるさまざまなメモリおよびストレージ装置においてさまざまなときに存在する複数の命令からなるソフトウェア製品である。コンピュータシステム102において1以上のプロセッサ116によって読み取られ実行されるとき、アプリケーション132、アクセス層124、およびスキーマ定義言語126は、個別にまたは組み合わせとして、コンピュータシステム102に本発明のさまざまな態様を実行するために必要なステップを実施させる。
アクセス層124(より一般的には、オペレーティングシステム122を含む要求するエンティティ)は、データベース136にクエリを発行するよう構成される。説明目的で、データベース136は、ストレージ108におけるデータベース管理システム(DBMS)の一部として示される。簡単のためひとつのデータベースのみ示されているが、DBMS138は複数のデータベースを含んでもよい。
さらに、これらのデータベースは互いに分散されてもよい。さらに、1以上のデータベースは、1以上のネットワーク接続された装置104に分散されることができる。説明目的で、ネットワーク接続されたシステム140は、データベース144を含むDBMS142を備えるものとして示される。簡単のためひとつのデータベース144のみ示されるが、DBMS142は複数のデータベースを含んでもよい。さらに、これらのデータベース142は互いに分散されてもよい。このような異なる実施態様の全てが広く考慮される。ストレージ108またはネットワーク接続された装置104は、フィルタを構成するため、ユーザにフィードバックするため、およびビジネスインテリジェンスツール134のためのリポートデータの定義を構成するためのアプリケーション132によって用いられる、メタデータテーブル、物理テーブル、スキーマ定義言語126、またはスキーマ定義モデルをも含んでもよい。
データベース136および144は、データの特定の物理表現に関わらずデータの集合の代表的なものである。データの物理的な表現は、当該データの構造上のスキーマを定義する。
ある実施の形態において、データベース136はオペレーショナルデータベースを含んでおり、データベース144はオペレーショナルデータストアを含んでいる。オペレーショナルデータベースは、データストア内に含まれる物理データの少なくとも一部を含んでいる。ある態様によれば、データストアは、オペレーショナルデータベースにおける物理データから導出されるクエリを実行可能なデータを含んでいる。したがって、データストアにおけるクエリを実行可能なデータは、オペレーショナルデータベースにおける物理データのサブセットを含んでいる。オペレーショナルデータベースからのデータのサブセットに加え、データストアは他のデータを含んでもよい。
ある実施の形態において、クエリは、入力(例えばユーザ入力)に応答して生成されてもよい。クエリは、スキーマ定義言語126に定義された論理フィールドを用いて構成されることができる。クエリは、データベース144内の物理データによって表される図4のエンティティ404のクラスを分離するか定義するためのスキーマ定義言語126を参照することができるフィルタ128を用いて、データベース144に対して実行される。フィルタ128のオペレーションは、図9〜12を参照して以下に詳細に説明される。
クエリは、図4のスキーマ定義言語、エンティティ404の構造リポート、モジュール406、および特性の観察(オブザベーション)408を参照可能なリポートデータの定義130を用いてデータベース144に対しても実行され、データベース144内の物理テーブルからデータを引き出す。リポートデータの定義130のオペレーションは、図13〜15を参照して以下に詳細に説明される。
ここで図2を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、データ処理システム200の例示的なブロック図が示されている。データ処理システム200はデータ入力ブロック202を含み、データ入力ブロック202は1以上の外部ソース204からデータ203を抽出して接続しているオペレーショナルデータストア206にロードするためのものである。例えば、外部ソース204は、図1のストレージデバイス108のデータベース136でありえる。オペレーショナルデータストア206は、図1のネットワーク接続された装置104のデータベース144内に含まれうる。
管理エンジン208は、オペレーショナルデータストア206におけるデータ203の少なくとも一部をマッピングし位置を特定するよう構成され、後に続くアロケーション処理、マッピング、フィルタリング、リポーティングなどのためにスキーマ定義言語126に基づいてデータ203の位置と関係とを計算する。
データ処理システム200は、ユーザにデータ203を伝達するために、情報伝達ブロック210をも備え、オペレーショナルデータストア206および管理エンジン208に接続されている。伝達機能は、ビジネスインテリジェンスツール134によって実施されることができる。ビジネスインテリジェンスツール134は、図9および11においてそれぞれ説明されたトランスメッドシステム・コホート・エクスプローラまたはトランスメッドシステム・臨床パターンマッチャーのようなフィルタリングツールでありえる。ビジネスインテリジェンスツール134は、図13および15においてそれぞれ説明されたトランスメッドシステム・コホート・リポーターまたはトランスメッドシステム・コホート・アナライザーのようなリポーティングツールでありえる。
また、データ処理システム200の情報伝達ブロック210は、ユーザから実行時パラメータを受信するためのユーザインターフェース212と、ユーザインターフェース212からの入力に応答して管理エンジン208を起動するためのタスクコントローラ214とを備える。ユーザインターフェース212は、ユーザとの双方向通信のためのハードウェアおよびソフトウェアを備えうる。タスクコントローラ214は、ユーザインターフェース212を介したデータ203のグルーピング、フィルタリング、リターンニングのためのパラメータと命令とをユーザが提出できるようにする管理エンジン208とも通信する。
データ入力ブロック202は、1以上の外部ソース204からデータ203を抽出するための抽出−変換−ロード(ETL)ツール216を用い、その後抽出されたデータ203を少なくともひとつの望ましいデータ形式に変換する。変換されたデータ203は、その後データの格納のためにオペレーショナルデータストア206において1以上の物理テーブル218へロードされることができる。
重要なことに、管理エンジン208は、ビジネスインテリジェンスツール134および物理テーブル218のためのフレームワークとしてスキーマ定義言語126を提供することができる。管理エンジン208は、スキーマ定義言語126を活用して外部ソース204からデータ203内の物理テーブル218をポピュレートするためのETLツール216を自動的に生成することができる。
ETLツール216を自動化し物理テーブル218をポピュレートするオペレーションについては、図7および8に関して以下に説明する。管理エンジン208はさらに、ビジネスインテリジェンスツール134がリポートとフィルタ検索とを構造化するために動作可能となるフレームワークとして、スキーマ定義言語126を提供する。
スキーマ定義言語126は、エンティティタイプ220と、特性222と、モジュールタイプ224とを含む。特性222は、リンク226を有するエンティティタイプ220にリンクされる。特性222は、特性222が共に観察されるか否かに基づいて、モジュールタイプ224において共にグループ分けされることができる。
エンティティタイプ220、特性222、およびモジュールタイプ224は、オペレーショナルデータストア206において物理テーブル218の構造と関係とを提供する図4に関して以下のように説明されるスキーマ定義モデル400の構造とフォーメーションを提供するスキーマ定義言語126のメタデータ構造でありえる。スキーマ定義言語126はさらに、データ203がどのようにして物理テーブル218にポピュレートすることとなるかについてのフレームワークをさらに提供する。
説明目的と理解を容易にするために、エンティティタイプ220、特性222、およびモジュールタイプ224について、ヘルスケア分野を参照して以下説明する。当業者であれば、説明目的のためにそのようにされ、本発明を限定することを意図しないことを認識するであろう。
エンティティタイプ220は物理オブジェクトのタイプを定義することができると考えられる。図4の実際のエンティティ404のエンティティタイプ220は、データ構造であるアブストラクションおよび図3のメタデータ302である。実際のエンティティ404は、図4の特性の観察408とライフタイムを有するエンティティタイプ220の具体的な例である。ここで用いられるライフタイムは、妥当なオブザーバがエンティティタイプ220の一つとして物理オブジェクトを認識するであろう状態において物理オブジェクトが存在するタイムスパンとして定義される。ここで特性の観察408は、エンティティ404について観察可能な事実として定義される。
ヘルスケア分野に関連して、エンティティタイプ220は、患者、外科医、または施設として例示されることができる。エンティティ404は、特定の病院、患者、外科医、または支払い者として例示されることができる。つまり、エンティティ404は、ジョーンズ医師やサバーバン病院である。
モジュールタイプ224は、特性の観察408の観察結果となる特定のレコードやモーメントを定義することができると考えられる。モジュールタイプ224は、データ構造である、図4の実際のモジュール406のアブストラクションおよびメタデータ302である。実際のモジュール406は、モジュールタイプ224の具体的な例である。モジュール406は、通常共に観察されるエンティティ404のために観察される特性の観察408をリスト化することができる。ここで用いられるように、モジュール406は、しばしば共に観察されるエンティティ404の関連した特性の観察408の集合として定義される。モジュールタイプ224は、特性222の観察の開始および終了日程を含むことができる。モジュールタイプ224は、モジュールタイプ224と関連付けられた特性222をリスト化し、モジュールタイプ224の開始および終了日程を特定する。モジュールタイプ224は、期間のないイベントの開始および終了タイムスタンプと同じ単一の日または時間のスタンプのみを含むことができるとさらに考えられる。
モジュールタイプ224は、入院(入院日、退院日)、診断(診断日)、処置(処置開始日および終了日)、病理検査(病理検査日)として例示されることができる。モジュール406それ自身は、特定の入院、診断、処置、および病理検査として例示されることができる。つまり、モジュール406は、2012年2月5日にサバーバン病院の緊急処置室に受け入れられたマイク・ジョンソンでありえ、マイク・ジョンソンは2012年2月5日に肺炎と診断され、ジョーンズ医師は、マイク・ジョンソンの肺炎を処置するために2012年2月5日にマイク・ジョンソンにベンジルペニシリンを投与し、またはジョーンズ医師は、2012年2月5日にマイク・ジョンソンのために分類なしの全血球計算を命じる。
特性222は、エンティティ404のため、またはエンティティ404の単一の観察可能なプロパティまたは特性の観察408を定義することができると考えられる。特性222は、名称を有し、整数、実際、日時、テキスト、選択、モジュールポインタまたはエンティティポインタのような、図4の特定のデータタイプ410を指定する。特性222は、観察された特性の観察408のデータ構造であるアブストラクションおよびメタデータ302である。特性の観察408は、エンティティ404についての事実の観察の具体的な例である。特性の観察408は、特性222のデータタイプ410に一致する。
特性222は、時間のデータタイプ410付きの診断日、選択のデータタイプ410付きのICD9選択、テキストのデータタイプ410付きの外科医ノート、または選択のデータタイプ410付きの重症度選択としての診断モジュールタイプのために例示されることができる。特性222はさらに、入院モジュールのタイプとして、日時のデータタイプ410付きの入院日、日時のデータタイプ410付きの退院日、選択のデータタイプ410付きの主たる支払い者、または選択のデータタイプ410付きの退院措置として例示されることができる。
特性の観察408は、診断日:2012年2月5日午後1時30分、ICD9:「480.1」、または外科医ノート「患者は呼吸困難」として診断モジュールのために例示されることができる。特性の観察408は、入院モジュールとして、診断日:2012年2月5日午前11時30分、退院日:2012年2月7日午後1時30分、主たる支払い者「Aetna」、退院措置:「自宅」として例示されることができる。
特性222は、経年的および非経年的な特性の観察408を含むことができる。経年的な特性の観察408は、ここで用いられるように、エンティティ404の生涯に生じるものとして扱われるイベントに対応する特性の観察408を意味するよう定義される。経年的な特性の観察408は、通常、それらを所有するために観察されるエンティティ404の生涯よりも短い期間を有する。非経年的な特性の観察408は、ここで用いられるように、氏名、血液型、患者IDのようなエンティティ404の生涯継続するものとして取り扱われる特性の観察408を意味するよう定義される。非経年的な特性は、変化することもあるが、特定のイベントに必ずしも関連付けられない。エンティティタイプ220は、エンティティ404の非経年的な特性を獲得するために、モジュールタイプ224のうちの特別なひとつを付与されることができる。一方、経年的な特性は、エンティティ404の発生日を付与されることとなり、標準モジュールタイプ224と共にグループ分けされることとなる。
メタデータ302として実現され、図3のメタデータテーブル300によって表されるスキーマ定義言語126を活用することにより、モジュール406によってグループ分けされる特性の観察にリンクされたエンティティ404を意味論的に表すこと、それにより物理テーブル218のためのシンプルかつ効果的なフレームワークを提供することを発見した。このフレームワークは、メタデータテーブル300のスキーマ定義言語126と結び付けられるものであるが、メタデータテーブル300を参照することによって物理データテーブル218を素早く、シンプルに、かつ効果的に利用可能にする。物理データテーブル218は、メタデータテーブル300においてスキーマ定義言語126を参照することによりリポートを生成するためにフィルタリングされ用いられることができる。
メタデータテーブル300においてメタデータ302として獲得されたスキーマ定義言語126は、実施コストとタイムラインを同時に削減しながら直感的な方法でリポートを生成するために、物理データテーブル218がフィルタリングされ用いられることを可能にする。実施タイムラインは、スキーマ定義言語126を活用することによって大幅に削減されることができる。なぜなら、典型的なデータウェアハウスにおいて、データ構造は正規化されて次元テーブルに置かれる必要があるからである。しかしながら、スキーマ定義言語126を活用することによって、データ203はメタデータ構造およびデータ構造とシンプルに関連付けられることができる。一度関連付けられれば、ETLツール216は自動的に生成されることができ、物理データテーブル218はポピュレートされることができる。オペレーショナルデータストア206の物理データテーブル218がポピュレートされ次第、ビジネスインテリジェンスツール134は、追加的に複数の正規化ステップを要することなく、また、各ステップ間で抽出、変換およびロード動作を有する次元テーブルをポピュレートすることなく、スキーマ定義言語126を活用してオペレーショナルデータストア206におけるデータをフィルタリングし、リポートし、クエリを実行することができる。
予め定義されたデータタイプ410を有する特性222を提供するスキーマ定義言語126は、ETLツール216の自動生成を可能にし、これにより実施コストとタイムラインを大幅に削減することもさらに発見した。
ビジネスインテリジェンスツール134が効果的に動作してユーザに直感的な体験を与えることができるように、情報伝達ブロック210は、スキーマ定義言語126を参照するための管理エンジン208に接続される。管理エンジン208は、フィルタ128とリポートデータの定義130とをさらに有することができる。フィルタ128は、エンティティ404の特性の観察408に基づいて、エンティティ404のクラスを生成するために用いられる一次元フィルタでありえる。フィルタは、図9〜12を参照して以下に詳細に説明される。リポートデータの定義130は、リポートのために要求され望まれる、かつオペレーショナルデータストア206からデータ203をリトリーブするために活用されることとなる、エンティティタイプ220と、モジュールタイプ224と、特性222とのセットでありえる。リポートデータの定義130は、図13および14を参照して以下に詳細に説明される。
ここで図3を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る例示的なメタデータテーブル300が示されている。メタデータテーブル300は、図1のスキーマ定義言語126を表わす。スキーマ定義言語126は、図2の物理データテーブル218のデータ203を説明するためのメタデータ302として用いられることができる。メタデータテーブル300間で、複数の関係リンク304を有することができる。メタデータテーブル300は、特性テーブル308にリンクされたエンティティタイプテーブル306を有することができる。エンティティタイプテーブル306と特性テーブル308とは、モジュールタイプテーブル310にリンクされることができる。
エンティティタイプテーブル306と、特性テーブル308と、モジュールタイプテーブル310とは、図2のエンティティタイプ220と、特性222と、モジュールタイプ224とそれぞれ関連付けられることができる。メタデータテーブル300は、エンティティタイプテーブル306、モジュールタイプテーブル310、および特性テーブル308内で行として、図4のエンティティ404、モジュール406、および特性の観察408をそれぞれ含むことができる。
メタデータテーブル300は、物理データテーブル218を意味論的表現によってマッピングするメタデータ302を含んでいる。一例として、特性テーブル308は、特性の観察408の対応する行を含むことができる。一例として、ICD9選択は、特性テーブル308内の行として含まれることができる特性の観察408である。特性テーブル308のICD9選択は、モジュール406への、かつ/または特性の観察408に関連付けられることができるエンティティ404へのポインタまたはレファレンスを含むことができる。例えば、ICD9の特性の観察408は、診断モジュール406と患者エンティティ404とを指し示すことがある。
メタデータテーブル300は意味論的表現または物理データテーブル218の構造のマップを含むので、メタデータテーブル300は物理データテーブル218内に含まれるデータ203の位置を特定するために用いられることができる。メタデータテーブル300は、物理データテーブル218のデータ203間の関係リンク304を特定するためにも用いられる。
モジュールタイプテーブル306と、エンティティタイプテーブル306と、特性テーブル308との関係は、図2に関しすでに詳細に説明されたエンティティタイプ220と、特性222と、モジュールタイプ224との関係を示す。
メタデータテーブル300間の関係リンク304は、データ203がどのようにして図2のオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218内に結果的に構成されることとなるかについてのマップである。関係リンク304は、モジュール406、エンティティ404あるいは他のデータまたはメタデータ構造を指し示すか参照する特性の観察408を絵で表したものである。
スキーマ定義言語126の関係リンク304は、データ203を結果的に保持することとなる物理テーブル218のための関係構造を提供する。スキーマ定義言語126は、物理テーブル218の位置を特定するためのマップと物理テーブル間の関係とを与える。
一例として、図1のビジネスインテリジェンスツール134が、スキーマ定義言語126を参照して特性の観察408の位置を特定し、特性の観察408がどのようにしてエンティティ404とモジュール406とにリンクされているかを判断することにより、ユーザはエンティティ404またはモジュール406をフィルタリングするための特性の観察408を選択する。特性の観察408にリンクされたモジュール406とエンティティ404とがメタデータテーブル300によって一度特定されると、他の特徴の観察408が、ユーザが選択した特徴の観察408として同じモジュール406またはエンティティ404に属する。
エンティティ404とモジュール406とについての特性の観察408の関係を提供することにより、図2の管理エンジン208は、選択された第1の特性の観察408に関連する他の特性の観察408を選択するオプションをユーザに与えることができ、または、他のモジュール406を選択するオプションをユーザに与えることができる。管理エンジン208は、ユーザのための選択オプションとして他の特性の観察408をユーザへ同じモジュール406からリターンするためのスキーマ定義言語126を活用することができる。このようにして、スキーマ定義言語126は、スキーマ定義言語126内に要求されたか含まれたものとして物理テーブル218内のデータ203の構造のみに基づいて、関連するフィルタまたはリポートをユーザに提供するために活用されることができる。
メタデータ300間の関係リンク304は、多対1リンク312を示す。エンティティタイプテーブル306とモジュールタイプテーブル310とは、エンティティ404間で階層的な関係を可能にするリカーシブリンク314をも含んでいる。
他のテーブルは、データタイプテーブル316、選択タイプテーブル318、選択テーブル320、および承認テーブル322を含むメタデータテーブル300を構成することができる。メタデータテーブル300は、本発明から逸脱することなくより多くのテーブルを含むことができると考えられる。一例として、メタデータテーブル300は、モジュールタイプメンバーテーブルまたは測定単位テーブルを含んでもよい。本発明から逸脱することなくテーブルは組み合わされまたは削除されることができるとさらに理解される。
ここで図4を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る例示的なスキーマ定義モデル400が示されている。スキーマ定義モデル400は、図1のスキーマ定義言語126をデータコンテキストに適用することができる。説明目的のためのみのヘルスケアの例を続けると、エンティティタイプ220と、モジュールタイプ224と、特性222とは、エンティティ404と、モジュール406と、特性の観察408のためのメタデータ302にマッピングされた。
メタデータ302は、エンティティタイプ220と、モジュールタイプ224と、特性222と同様に、エンティティ404と、モジュール406と、特性の観察408とに関連付けられることができる。以下に説明的な例を通じて示されるように、スキーマ定義モデル400内に含まれるメタデータ302は、特性の観察408がどのようにしてエンティティ404にリンクされるかについて、および、特性の観察408がどのようにしてモジュール406と共にグループ分けされるかについて定義することができる。
説明的な一例として、エンティティ404は、患者、サンプル、実験または遺伝的変種でありえる。エンティティ404は、共にグループ分けされた非経年的な特性の観察408を有するものとして示される。説明的な一例として、患者として特定されたエンティティ404と共にグループ分けされた特性の観察408は、ID、誕生日、死亡日、性別、民族性、主たる支払い者、および現在の生活機能状態を含むことができる。
モジュール406と共にグループ分けされた特性の観察408は、経年的な特性の観察408として示される。説明的な一例として、照射のためのメタデータ302を有するモジュール406と共にグループ分けされた特性は、1回分の追加照射、追加照射処置モダリティ、処置回数、放射線照射対象の解剖学的部位、放射線量、および局所への1回分の照射量を含むことができる。モジュール406は、照射に対応するモジュール406において処置モジュール406のためのポインタのような他のモジュール406への外来キーとなるポインタをも含むことができる。
モジュール406とエンティティ404は、スキーマ定義モデル400において図2の実際のデータ203として描かれていないが、代わりにメタデータ302を有するものとして示されている。特性の観察408は、データタイプ410の形式でメタデータ302を有するものとしても示される。データタイプ410は、図2の物理テーブル218を結果的にポピュレートすることとなるデータ203のタイプを指定することができる。
特性の観察408のためのデータタイプ410は、整数データ、実データ、テキストデータ、長いテキストデータ、日付、日時、選択データ、モジュールポインタデータ、およびエンティティポインタデータを指定することができる。データタイプ410のメタデータ302を活用することにより、図2のETLツール216は図2の管理エンジン208によって自動的に生成されることとなる。ETLツール216の生成については、図8を参照して以下に詳細に説明する。
図3のエンティティタイプテーブル306とモジュールタイプテーブル310とのリカーシブ関係により、エンティティ404とモジュール406はそれぞれ、サブエンティティおよびサブモジュールを含むことができる。サブエンティティは、特定のエンティティ404から生じるエンティティ404でありえる。サブモジュールは、特定のモジュール406から生じるモジュール406でありえる。
ここで図5を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る例示的なスキーマ定義モデルテーブル500が示されている。スキーマ定義モデルテーブル500は、説明を容易にするためにシンプル化したフォーマットにおいて示される。
スキーマ定義モデルテーブル500は、複数の行および列を有するものとして示される。各行は特性の観察408に対応する。テーブルのセルは、図2のオペレーショナルデータストアの物理テーブル218をポピュレートすることとなる現実のデータ203ではなくメタデータ302で埋められる。
図4と同様に、特性の観察408は、エンティティタイプ220およびモジュールタイプ224とリンクされることができる。エンティティタイプ220は第1列によって表されることができ、モジュールタイプ224は第2列によって表されることができる。同様に、特性の観察408の行は、特性の観察408の他の特徴を示す列を通過することとなる。特性の観察408は、次のものと関連付けられることができる。すなわち、ディスプレイ特性502、シーケンス504、特性の名称506、データタイプ410、選択タイプ508、垂直インジケータ510、対象エンティティタイプ512、対象モジュールタイプ514、測定単位516、多数の選択インジケータ518、および保護インジケータ520である。
第1列のエンティティタイプ220は、特性の観察408が関連付けられるエンティティ404でありえる。エンティティタイプ220は、先行するヘルスケア分野の例を活用するならば、例えば、患者、サンプル、実験、遺伝的変種、病院、または外科医を含むことができる。第2列のエンティティタイプ224は、特性の観察408が関連付けられるモジュール406でありえる。モジュールタイプ224は、患者情報(エンティティ404のための非経年的な特性の観察408を含むための特別なモジュール)、がん診断、化学療法、薬物療法、照射、外科手術、処置、病理および生活機能、同意、サンプル情報、実験情報、遺伝的変種の観察、その他を含むことができる。
第3列のディスプレイ特性502は、特性の観察408がモジュール406のためのデフォルトID特性として表示されるべきが否かを示すことができる。ディスプレイ特性502は、特性の観察408を特定された特性または特定されていない特性であるとして特定することができる。患者エンティティの患者情報モジュールと関連付けられた、特定された特性の一例は、患者IDでありえる。患者エンティティの診断モジュールと関連付けられた、特定された特性の一例は、ICD9値でありえる。患者エンティティの患者情報モジュールと関連付けられた、特定されていない特性の一例は、この特性がエンティティ404と共に機能するデフォルト値としてあまり役に立たないであろうことから、誕生日でありえる。
第4列のシーケンス504は、特性の観察408のモジュール406内への表示可能順序を示すことができる。第5列の特性の名称506は、名称によって特性を特定することができる。薬物療法モジュールの特性の名称506の一例として、特性の観察408は、投薬量、投薬頻度、薬剤名、投薬順、薬物療法処置、または薬物療法診断として特定されることができる。各モジュールタイプ224は、物理テーブル218において特性の観察408へマッピングされるデータ203に対応する独自の特性の名称506を含むことができる。
第6列のデータタイプ410は、特性の観察408が格納されることとなるデータのタイプを示すことができる。特性の観察408は、整数データ、実データ、テキストデータ、長いテキストデータ、日付データ、日時データ、選択データ、モジュールポインタ、およびエンティティポインタを特定することができる。
第7列の選択タイプ508は、データタイプ410が選択データに対応するならば、用いられることとなる。選択タイプ508は、選択データに関連付けられた特性の観察408のためのすべての有効な選択のリストでありえる。選択タイプ508の一例として、はい/いいえや男性/女性を含むことができる。選択タイプ508は、処置または化学療法モジュールのための潜在的な化学療法タイプのリストのような長いものを含むこともできる。選択タイプ508のこのタイプは、次のものを含むリストであってもよい。すなわち、塩酸メクロレタミン、シクロフォスファミド、クロラムブシル、メルファラン、イフォスファミド、チオテパ、ヘキサメチルメラミン、アルトレートアミン、塩酸プロカルバジン、ダカルバジン、テモゾロミド、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチンなどである。
第8列の垂直インジケータ510は、特性の観察408がどのようにしてオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218に格納されることとなるかを示すことができる。垂直インジケータ510が、特性の観察408が垂直に格納されていないことを示す「N」であるなら、特性の観察408は、当該特性が関連付けられているモジュール406を表すテーブルにおける、ある列に格納されることとなる。垂直インジケータ510が、特性の観察408が垂直に格納されていることを示す「Y」であるなら、それぞれ別々の行を有する特性の観察408が別々のテーブルに格納されることとなる。
第9列の対象エンティティタイプ512は、データタイプ410がエンティティポインタであるならば用いられることとなる。対象エンティティタイプ512は、特性の観察408が関連付けられているモジュール406によって参照されるエンティティタイプ220を示すために用いられることができる。一例として、エンティティポインタに対応し、がん診断モジュールと関連付けられている特性の観察408のひとつは、がん診断が生体組織検査の結果であるならば、「サンプル」のエンティティタイプ220を参照してもよい。
第10列の対象モジュールタイプ514は、データタイプ410がモジュールポインタであるならば用いられることとなる。対象モジュールタイプ514は、特性の観察408が関連付けられているモジュール406によって参照されるモジュールタイプ224を示すために用いられることができる。一例として、モジュールポインタに対応し、照射モジュールと関連付けられている特性の観察408のひとつは、「処置」のモジュールタイプ224を参照してもよい。
第11列の測定単位516は、数字である場合の特性の観察408について測定単位を示すために用いられることができる。一例として、測定単位516はポンドやキログラムでありえる。
第12列の複数選択インジケータ518は、データタイプ410が、ユーザが複数選択できるか1つだけ選択できるかを示す選択であるとき、活用されることができる。一例として、複数選択インジケータ518が「N」であれば、1つの選択のみが有効であり、複数選択インジケータ518が「Y」であれば、複数の選択が有効である。
第13列の保護インジケータ520は、その特性が取り扱いに慎重を要する情報を示すか否かを示すことができる。例えば、保護インジケータ520が「N」であれば、この特性は患者を特定する情報を含んでいることがあり、異なる取り扱いがなされるべきである。
スキーマ定義モデルテーブル500は、オペレーショナルデータストア206の物理テーブル218を生成するために用いられることとなる。各モジュール406は、オペレーショナルデータストア206内の別々のテーブルとなる。各特性の観察408は、それらが関連付けられるモジュール406のテーブル内の列となる。データ203は、物理テーブル218内のセルを占有することとなる。
ここで図6を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る例示的な物理テーブル218が示されている。物理テーブル218は、図2のオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218でありえる。
以下に説明するように、物理テーブル218は、図3のメタデータ302を参照することによって生成されることができる。メタデータ302は、図1のスキーマ定義言語126内に、単独で含まれるか、図3のメタデータテーブル300に表されるスキーマ定義言語126と、図4のスキーマ定義モデル400と、図5のスキーマ定義モデルテーブル500との組み合わせとして含まれる。物理テーブル218は、図4の特性の観察408の少なくとも一つに基づいて、図4の互いにリンクを有するモジュール406とエンティティ404のためのテーブルを含むことができる。
既に説明したヘルスケアの例を続け、スキーマ定義言語126を活用すると、物理テーブル218は、モジュールタイプ224の列において定義されたモジュール406またはスキーマ定義モデルテーブル500の第2列に対応するものとして示される。スキーマ定義モデルテーブル500において定義された各モジュール406は、物理テーブル218の完全なリストにおいて創作される独自の物理テーブル602を有する。
物理テーブル218は、テーブルタイトル604と、それから列名称606のリストとを有することができる。列名称606は、スキーマ定義モデルテーブル500の行に含まれる特性の観察408である。さらに、スキーマ定義モデルテーブル500の特性の観察408がモジュールポインタまたはエンティティポインタであるときは、これらの特性の観察408はリンク608として物理テーブル218に描かれる。一般的に、リンク608は、1対1関係または多対1関係を含むことができる。
例えば、エンティティテーブル610は、ODS_PatientInfoテーブル612と1対1関係を有することができる。このことは、エンティティテーブル610は、エンティティごとに、ODS_PatientInfoテーブル612を指し示す一つの外来キーを含むこととなることを意味する。同様に、ODS_PatientInfoテーブル612は、エンティティテーブル610を指し示す外来キーを含むこととなる。
物理テーブル218は、多対1リンクをさらに含むことができる。例えば、ODS_PatientInfoテーブル612は、複数のODS_Medicationテーブル614から多数の外来キーを含むことができるが、各ODS_Medicationテーブル614は、ODS_PatientInfoテーブル612のために単一の外来キーのみを含むこととなる。
スキーマ定義言語126を利用することによって表される別の解決策は、垂直インジケータ510のフラグによってもたらされる。典型的には、垂直インジケータ510のフラグが否定的または「N」であるときは、スキーマ定義モデルテーブル500における各特性の観察408は、物理データテーブル218における列となる。このことはODS_LabsVitalsテーブル616によって説明される。しかしながら、特性の観察408が非常に多いときは、垂直インジケータ510は肯定または「Y」に設定されることができる。垂直インジケータ510が肯定のときは、特性の観察408は物理データテーブル218内の列として構成されるべきではないが、ODS_LabsVitals_Verticalテーブル618として説明される別のテーブル内の行として占有すべきである。一例として、白血球数や赤血球数のような特性の観察408が、他の数多くの特性に沿ってODS_LabsVitals_Verticalテーブル618を占有しうる。
図7、8、9、11、13、および15のフローチャートのためのデータ要件と同様に、図1〜6に関し説明されるデータ要件は、非一時的なコンピュータで読み取り可能なメディアに固定されるかセーブされることができる。これらのデータ要件は、ハードウェアの利用および実施なしにはアクセスされ又は変更されることはできず、データ値の変化は、ビット形式でハードウェア記録の物理的かつ非一時的な変換を表すことができる。
図2のオペレーショナルデータストア206の実施と利用のためのデータ要件について説明したが、オペレーショナルデータストア206の実施と利用のためのプロセスについてこれから説明する。図7、8、9、11、13、および15に関し説明されるフローチャートにおいて、オペレーショナルデータストア206の実施と利用のためのプロセスのステップは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせにおいて実現されることができる。さらに、ステップの境界は一般に多種多様であり、異なる実施の形態において機能は共に実施されたり別々に実施されたりする。
ここで図7を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、オペレーショナルデータストアを実施しポピュレートするための例示的な制御フロー700が示されている。一例として、図2のオペレーショナルデータストア206は、同様に実施されポピュレートされてもよい。
制御フロー700は、スキーマ定義言語提供ステップ702を含む。スキーマ定義言語提供ステップ702は、スキーマ定義言語126を提供するために呼び出されることができる。スキーマ定義言語126を提供することによって、設計者はデータおよびメタデータ構造を活用することができる。
スキーマ定義言語提供ステップ702から続くのは、スキーマ定義モデル化ステップ704である。スキーマ定義モデル化ステップ704の間、設計者は、存在するファイル、存在するオペレーショナルデータストア、または存在するデータベースに含まれるデータ要素を用いてスキーマ定義モデル400を定義するためのスキーマ定義言語126を活用することとなる。スキーマ定義言語126は、図2および図3に関し上記詳述したメタデータおよびデータ構造を活用することにより設計者によって実際に実現される。
スキーマ定義モデル化ステップ704は、スキーマ定義モデル獲得ステップ706へと続くことができる。スキーマ定義モデル獲得ステップ706の間、スキーマ定義モデル400は、各特性の観察408の各行を提供するとともにそれらを図4のエンティティ404およびモジュール406に付与するか関連付けるスキーマ定義モデルテーブル500内で獲得されることができる。スキーマ定義モデル獲得ステップ706はスキップされてもよく、スキーマ定義言語126は、メタデータ302を参照しクエリを実行するためのスキーマ定義モデルテーブル500の代わりに用いられることができる。スキーマ定義言語126は、図3のメタデータテーブル300、スキーマ定義モデル400、またはそれらの組み合わせとして用いられることができる。
スキーマ定義モデル獲得ステップ706は、オペレーショナルデータストア(ODS)生成ステップ708へと続くことができる。ODS生成ステップ708は、スキーマ定義モデルテーブル500内に含まれるスキーマ定義言語126からオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218を生成し、それらの間に図6のリンク608を創作することを含む。
特に、ODS生成ステップ708の間、物理テーブル218のひとつは、モジュール406ごとにまず生成される。スキーマ定義モデルテーブル500の垂直インジケータ510が「N」であるならば、その後特性の観察408に関連付けられたモジュール406のために図6の物理テーブル602においてひとつの列が創作される。この列が特性の観察408のために創作されたときは、図5のデータタイプ410のインジケータは、この列が含むこととなるデータのタイプを特定する。
ODS生成ステップ708の間に、選択テーブルを参照するためのデータタイプ410の選択の特性の観察408のために、外来キーが生成されることになる。同様に、ODS生成ステップ708の間に、対象エンティティタイプ512におけるインジケータを含むかスキーマ定義モデルテーブル500の対象モジュールタイプ514を含む特性の観察408のために、外来キーが生成されることになる。対象エンティティタイプ512がインジケータを含むならば、図6のエンティティテーブル610を参照する外来キーが生成されることとなる。一方、対象モジュールタイプ514がインジケータを含むならば、モジュールテーブルのうちの一つを参照する外来キーが創作されることとなる。
スキーマ定義モデルテーブル500の垂直インジケータ510が「Y」であるならば、その後特性の観察408のために列は生成されない。代わりに、特性の観察408のタイプは、一行につき一つの特性の観察408を有する垂直テーブルに関連付けられたモジュール406にロードされることとなる。最後に、経年的なタイムスタンプに対応する特性の観察408は、モジュール406の物理テーブル218と関連付けられることとなる。
ODS生成ステップ708は、ETL生成ステップ710へと続く。ODS生成ステップ708の物理テーブル218が、スキーマ定義モデル獲得ステップ706において完成されたスキーマ定義モデルテーブル500に沿って一度完成されたときは、ETLツール216は、スキーマ定義モデルテーブル500とスキーマ定義言語126とに基づいて自動的に生成されることができる。ETLツール216の生成については、図8を参照して以下に詳細に説明する。
ETL生成ステップ710は、ODSポピュレートステップ712へと続く。ETLツール216がスキーマ定義モデルテーブル500とスキーマ定義言語126とに基づいて一度自動的に生成され、かつ、物理テーブル218が一度創作されたときは、ETLツール216はODSポピュレートステップ712において活用されて、図2の外部ソース204からデータ203が抽出され、図2のデータ203がデータタイプ410、選択タイプ508、またはスキーマ定義モデルテーブル500の他の列に準拠したフォーマットに変換される。データ203がスキーマ定義モデルテーブル500とスキーマ定義言語126の要件に一度準拠すると、データ203は、オペレーショナルデータストア206の物理テーブル218へロードされる。
図8、9、11、13、および15のフローチャートにおいて、スキーマ定義言語126、スキーマ定義モデル400、またはスキーマ定義モデルテーブル500を含む要素を参照しまたは利用する際は、それらのうち1つ又はそのいくつかの組み合わせが名付けられた要素の代わりに又はそれと共に参照され利用されることができると考えられる。説明を容易にするため、スキーマ定義モデルテーブル500は、フローチャートの参照のための例として一般的に用いられる。
ここで図8を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、抽出、変換、ロード関数を生成するための例示的な制御フロー800が示されている。制御フロー800は、図1のスキーマ定義言語126を参照することにより、図2のETLツール216を自動的に生成する例示的な方法を示す。スキーマ定義言語126は、図3のメタデータテーブル300、図4のスキーマ定義モデル400、図5のスキーマ定義モデルテーブル500、またはその組み合わせ内に含まれるメタデータ302に関し参照されることができる。以下に説明されるとおり、図2の物理テーブル218は、メタデータ302にしたがって、ETLツール216を自動的に生成することによって、図2のデータ203でポピュレートされることができる。
一般的に、図2の外部ソース204からのデータ203は、図2のオペレーショナルデータストア206に最終的に格納される前に、非準拠ステージングテーブル802と準拠ステージングテーブル804とを通過して流れる。図2の管理エンジン208は、スキーマ定義言語126から非準拠ステージングテーブル802と準拠ステージングテーブル804とを自動的に生成することができる。
クリーンでないソースデータであるデータ203は、準拠ステージングテーブル804へ移動する前に非準拠ステージングテーブル802においてまず解析されスクラブされなければならない。アダプタとAPIは、データ203を解析し、シンタックスの検証が失敗した記録を追い出すために備えられることができる。クリーンなデータ203は、準拠ステージングテーブル804へ直接流れることができる。テーブルとデータベースレベルの検証は、準拠ステージングテーブル804において実施されることができる。
ETLツール216のルーティンは、これがデータを非準拠ステージングテーブル802および準拠ステージングテーブル804からオペレーショナルデータストア206に移動させるのであるが、自動的に生成されることができる。このプロセスは、ステップ806〜824に関し、以下に詳細に説明される。
最初に、リトリーブステップ806が、非準拠ソースデータとしてのデータ203をリトリーブすることができる。これはフラットファイル形式でありえるが、データは利用可能な形式であればよいと考えられる。フラットファイルとして、データ203は、データ203のテキスト列タイプのものでありえる。ソースデータは、図4のエンティティ404とモジュール406とに対応するデータ203を含むことができる。一例として、非準拠ステージングテーブル802におけるソースデータは、患者情報フラットファイルを含むことができ、これにより図2のエンティティ404とエンティティタイプ220のための非経年的なデータを保持する特別なモジュールタイプに対応することができる。
非準拠ステージングテーブル802は、図2のモジュール406とモジュールタイプ224とに対応するモジュールテーブルをさらに含むことができる。一例として、非準拠ステージングテーブル802は、診断モジュールタイプ224とがん診断モジュール406とに対応するがん診断のフラットファイルを含むことができる。
モジュール406に対応する非準拠ステージングテーブル802におけるデータ203は、関連付けられたエンティティ404を指し示す外来キーを含むことができる。一方、エンティティ404に対応する非準拠ステージングテーブル802におけるデータ203は、エンティティ404の非経年的なデータを保持するためだけに特別に創作されたモジュール406と同様に、エンティティ404の主要キーとしての主要キー(患者IDなど)を含むことができる。
リトリーブステップ806は、プロセスステップ808へと続く。プロセスステップ808は、スキーマ定義言語126のメタデータ302を収集し、かつ/または整理し、選択タイプ準拠ステージテーブル810および選択準拠ステージテーブル812とする。スキーマ定義言語126から利用可能な、各観察された選択は、選択タイプ準拠ステージテーブル810に置かれることができ、かつ、主要キー、性別のような選択タイプID、民族性、ICD9などが付与されることができる。
選択準拠ステージテーブル812は、選択タイプ準拠ステージテーブル810の外来キーおよび利用可能な各選択の主要キーを含むことができる。選択は、男性、女性、コーカシアン、ヒスパニック、アジア系、173.0−悪性・・・、174.4−パジェットまたは174.6−悪性新生物などを含みうる。最終更新日も、選択タイプ準拠ステージテーブル810および選択準拠ステージテーブル812に含められることができる。インクリメンタルロードを実施する際、オペレーショナルデータストア206から利用可能な選択が可能である。
プロセスステップ808に続くのは、準拠ロードステップ814である。準拠ロードステップ814は、準拠ステージングテーブル804を含むことができる。メタデータテーブル300、スキーマ定義モデルテーブル500、またはスキーマ定義モデル400内に格納された図4のモジュール406と特性の観察408のためのスキーマ定義言語126のメタデータ302内に含まれる定義は、データがどのようにして準拠ステージングテーブル804へロードされるべきであるかを特定するために用いられることできる。例えば、メタデータ302は、図4のデータタイプ410が日付であることを要求してもよい。その場合、非準拠ステージングテーブル802から抽出されたデータ203が、それが準拠ステージングテーブル804へロードされる際に日付形式であるべきである。
非準拠ステージングテーブル802内に含まれるエンティティ404は、準拠ステージングテーブル804へロードされることができる。準拠ステージングテーブル804の各列は、エンティティ404の単一の例を含むことができる。各エンティティ404は、準拠ステージングテーブルの主要キーを付与される。エンティティ404は、エンティティのサブエンティティであるが、ロードされることとなり、親エンティティを指すポインタを与えられる。例えば、患者は、そこから抽出されたサンプルを有していた場合がある。サンプルは、サブエンティティと考えられ、遡って患者を示すポインタを有する。ポインタは、患者の準拠ステージングテーブルの主要キーでありえる。非経年的なデータ203ではなくエンティティ404それ自身は、まず準拠ステージングテーブル804へロードされる。
エンティティ404が準拠ステージングテーブル804に一度ロードされたときは、モジュール406と関連付けられたデータ203は、準拠ステージングテーブル804にロードされることができる。準拠ロードステップ814において、非準拠ステージングテーブル802は開放されており解析される。
非準拠ステージングテーブル802の各行が処理され、準拠ロードステップ814は、データ203の値を対象データタイプ410に変換し、非ゼロの特性の観察408が確実に特性値を持つようにし、この特性の観察408についての有効な制限を証明する。特性の観察408についての制限が証明されたときは、日付および数字の特性の観察408の値の範囲についての制限は証明され、テキストの特性の観察408の有効な文字や有効な長さが証明され、かつ、エンティティ404への有効な参照が証明される。他のモジュール406への参照の有効性の証明は、第2パスの間におこなわれる。
準拠ロードステップ814の間のエラーは、エラーテーブル816に置かれることとなるモジュール406のうちの一つと関連付けられたレコードを生じさせる。処理が成功した各行には、独自準拠ステージングテーブルの主要キーが付与されることとなる。準拠ステージングテーブル804は、主要キーおよび外来キーを示す第1行と、列のデータタイプ410を示す第2行と、準拠ステージングテーブル804の列名称を示す第3行とを含むことができる。準拠ステージングテーブル804は、他のモジュール406を参照している特性の観察408を除いて、オペレーショナルデータストア206を反映する。
上述のフラットファイルの例を続けると、フラットファイルのテキストの値は適切なデータタイプ410に変換されることができる。そして、エンティティ404への参照が、準拠ステージングテーブルの主要キーに置き換えられる。
あるレコードが、準拠ロードステップ814の有効性チェックに失敗したときは、このレコードは、エラーテーブル816に置かれることができる。例えば、エンティティ404の非経年的なデータ203を含むレコードが不適切な誕生日を含むときは、このレコードはエラーテーブル816に置かれることができる。さらに、データがエラーテーブル816におけるエンティティ404を参照するモジュールに対応するときは、このモジュール406のレコードはエラーテーブル816内にも置かれる。
モジュール406が準拠ロードステップ814における準拠ステージングテーブル804に一度ロードされたときは、モジュール406間のレファレンスはアップデートステップ818においてアップデートされることができる。アップデートステップ818は、準拠ロードステップ814から続くが、すべてのモジュール406が準拠ステージングテーブル804にロードされた後にのみ、レファレンスを含むことによって、モジュール406の適切な従属性を確実にする。
アップデートステップ818は、ステージングテーブル804内で他のモジュール406を参照する各特性の観察408毎に2つの予備列を創作することができる。この2つの予備列は、参照されたモジュールの外来キー同様に参照されたモジュールの名称を含むことができる。一例として、処置は診断を参照し、特性の観察408は、診断および診断外来キーを取り扱う追加的な列を含むこととなる。
参照されたモジュールの外来キーを含む列は、参照されたモジュール406の準拠ステージングテーブルの主要キーを含むことができる。この時点では、参照先が無効または欠落している特性の観察408の場合、エラーテーブル816におけるモジュール406は削除され、エラーテーブル816内に置かれる。アップデートステップ818はアダプタを含むことができ、プロセスのこの時点で、インストールによってそれら自身のカスタム検証をおこなうことができる。
アップデートステップ818に続くのは、オペレーショナルデータストアロードステップ820である。アップデートステップ818の後、準拠ステージングテーブル804は検証されたデータを含むことができる。オペレーショナルデータストアロードステップ820は、準拠ステージングテーブル804ごとに、SQLサーバーマージステートメントを生成する。オペレーショナルデータストアロードステップ820は、選択タイプ準拠ステージテーブル810のためのSQLサーバーマージステートメントを生成することができ、それから選択準拠ステージテーブル812、それからエンティティ404を含む準拠ステージングテーブル804、それからエンティティ404の非経年的なデータ203を含む準拠ステージングテーブル804、そして最後に他のモジュール406の準拠ステージングテーブル804のためのSQLサーバーマージステートメントを生成することができる。
準拠ステージングテーブル804内のデータ203は、すべて検証されているので、環境の問題のみがマージの失敗を引き起こしうる。環境の問題は、十分でないディスク容量などの問題を含みうる。マージが失敗したときは、オペレーショナルデータストアロードステップ820はエラーを記録して中止される。
オペレーショナルデータストアロードステップ820に続くのは、デリートステップ822である。デリートステップ822は、オペレーショナルデータストア206へのインクリメンタルロードの間に適用されるインクリメンタルロードの間、デリートフラグは準拠ステージングテーブル804およびODSにロードされる。デリートステップ822は、削除される記録がオペレーショナルデータストア206に存在しないことを検証する。削除されるレコードがオペレーショナルデータストア206に存在しないときは、このレコードはエラーテーブル816へ送られる。ロードが一度完了すれば、デリートステップ822は、参照の整合性を確実にするためにカスケードデリートフラグを有するレコードを削除する。
デリートステップ822に続くのは、トランケートステップ824である。トランケートステップ824は、ロードが成功したときは、後続のインクリメンタルロードに備えるために、すべての準拠ステージングテーブル804にトランケートをおこなうことができる。データ203がオペレーショナルデータストア206に一度ロードされたときは、ユーザは、図9〜15に関し以下詳細に説明される図1のビジネスインテリジェンスツール134を用いて、データ203を完全に活用しそこへアクセスすることができる。
ここで図9を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、コホートをフィルタリングするための例示的な制御フロー900が示されている。例示的な制御フロー900は、図1のフィルタ128がどのようにして図1のスキーマ定義言語126に対して動作するのかについての例示的な説明図でありえる。スキーマ定義言語126のメタデータ302は、図3のメタデータテーブル300、図5のスキーマ定義モデルテーブル500、図4のスキーマ定義モデル400、またはそれらの組み合わせから参照されることができる。
一例として、図2のオペレーショナルデータストア206がポピュレートされ次第、ODSポピュレートステップ712において、図1のビジネスインテリジェンスツール134は、それらがスキーマ定義言語126に対して動作することから、完全に機能的である。オペレーショナルデータストア206がポピュレートされたとき、トータルコホート902が利用できるようになる。トータルコホート902は、オペレーショナルデータストア206内に表される図4のエンティティ404のすべてを含むことができる。
トータルコホート902は、オペレーショナルデータストア206をフィルタリングするための開始点でありえる。トータルコホート902のエンティティ404は、スキーマ定義言語126内の図4の特性の観察408のいずれかを用いてフィルタリングされることができる。スキーマ定義言語126内の特性の観察408は、特性の観察408と関連付けられた図3のメタデータ302によって特定されることができる。
特性選択ステップ904において、これはODSポピュレートステップ712から続くが、ユーザは選択された特性905を選択することができる。選択された特性905は、特性の観察408のうちの一つでありえる。上記活用されたヘルスケアの例の延長として、ユーザは、乳がんについてICD9診断がされたエンティティ404の患者クラスの特定を望むことがある。
ビジネスインテリジェンスツール134は、有効ICD9選択などのすべての特性の観察408を、スキーマ定義言語126からリターンする。ユーザは、選択された特性905として、ICD9特性を選択し、かつ乳がんに対応するICD9コードのみのために選択された特性905をフィルタリングするなどして、特性の観察408の一つを選択し、選択された特性905をさらにフィルタリングすることができる。
トータルコホート902をフィルタリングするための選択された特性905をユーザが選択した後に、ビジネスインテリジェンスツール134は、図4のモジュール406のためのスキーマ定義言語126と、メタデータクエリステップ906において選択された特性905と関連付けられたエンティティ404とについてクエリを実行することができる。スキーマ定義言語126のクエリは、モジュール406と、エンティティ404と、選択された特性905に関連する他の特性の観察408についてメタデータ302をリターンすることができる。さらに、選択された特性905に関連付けられたモジュール406とエンティティ404とは、図2の物理データテーブル218内で特定されることができる。ビジネスインテリジェンスツール134は、選択された特性905に関連付けられた図2のエンティティタイプ220とモジュールタイプ224をさらにリターンすることができる。
スキーマ定義言語126に対しクエリが実行された後に、メタデータクエリステップ906から続く特性関連付けステップ908は、選択された特性905に関連付けられたスキーマ定義言語126からモジュール406とエンティティ404とをリターンすることができる。選択された特性905がエンティティ404にのみ関連付けられているときは、いずれのモジュール406も選択された特性905には関連付けられず、エンティティ404のみがリターンされる。
選択された特性905に関連付けられたエンティティ404とモジュール406のリターンで、特性関連付けステップ908から続く計算ステップ910は、現在のコホート912とすべてのワンホップリンケージ914とを計算することができる。計算ステップ910が現在のコホート912を計算したときは、スキーマ定義言語126は、選択された特性905を有する患者に対応するオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218の位置を特定するために用いられることができる。
選択された特性905に関連付けられたエンティティ404の図2のデータ203を抽出するために、スキーマ定義言語126のメタデータ302に基づいて、クエリが生成される。計算ステップ910は、物理テーブル218にクエリを実行し、リンク608と、特性の観察408、モジュール406、およびエンティティ404の図6の物理テーブル602の位置を特定することにより、選択された特性905に関連付けられた現在のコホート912をリターンするためのSQL命令915を自動的に生成することができる。スキーマ定義言語126は、データ203が物理的に位置する物理データテーブル218ごとに複数列を検出するために用いられることができるメタデータテーブル300として参照されることができる。
ビジネスインテリジェンスツール134は、選択された特性905に関連付けられたエンティティ404の数として、現在のコホート912をリターンすることができる。計算ステップ910は、ワンホップリンケージ914を計算し、ユーザがさらにフィルタ128をリファインするためのオプションとしてそれらを提示することもできる。
ワンホップリンケージ914は、エンティティ404に対応する他の選択されていない特性の観察408と選択された特性905が対応するモジュール406とでありえる。つまり、ワンホップリンケージ914は、選択された特性の観察408が関連付けられた同じモジュール406とエンティティ404から選択されていない特性である。選択されていない特性の計算に応じて、計算ステップ910は、ワンホップリンケージ914としてモジュール406とエンティティ404をもリターンすることができる。選択された特性905と関連付けられたモジュール406とエンティティ404は、関連付けられていないモジュール406またはエンティティ404によって指し示され、これら関連付けられていないモジュール406またはエンティティ404は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることができる。つまり、いずれかの特性の観察408の図5の対象エンティティタイプ512または図5の対象モジュールタイプ514が、選択された特性905と関連付けられたモジュール406またはエンティティ404を指すデータポインタを含むときは、そのデータポインタを有する特性の観察408に関連付けられたモジュール406およびエンティティ404は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることとなる。
乳がんに基づいてフィルタリングする例を活用して、ワンホップリンケージ914の計算を説明すると、計算ステップ910は、エンティティ404に対応する年齢、性別、体重、その他の非経年的な特性の観察408と関連付けられたエンティティ404のワンホップリンケージ914を計算することができる。計算ステップ910はさらに、モジュール406に対応する診断日、診断時年齢、原発巣部位、その他の非経年的な特性の観察408などの選択された特性905に関連付けられたモジュール406のワンホップリンケージ914も計算することができる。
計算ステップ910は、選択された特性905と関連付けられていないその他のモジュール406またはエンティティ404のワンホップリンケージ914もリターンすることができる。例えば、特性の観察408が乳がんについてのICD9が含まれたユーザによって選択されたときは、ICD9特性は診断モジュールに対応し、計算ステップ910は、処置でフィルタリングするオプションをユーザにリターンすることができる。なぜなら、処置モジュールは、診断モジュールに対し対象モジュールタイプ514におけるポインタを有するからである。
計算ステップ910に続くのは、他の特性選択オプション916である。ユーザがより多くの特性の観察408を選択しないと決定したときは、他の特性選択オプション916は、終了ステップ918においてフィルタ128の動作を終了する。終了ステップ918が呼び起こされたときは、現在のコホート912は、ビジネスインテリジェンスツール134と共にさらに利用されるために、引き続き活用されセーブされることができる。
ユーザが他の特性選択オプション916において他の特性を選択することを決定したときは、後続の選択された特性919は、他の特性選択オプション916に続く他の特性選択ステップ920において選択されることができる。ユーザは、選択された特性ステップ904における選択された特性905をユーザが選択した方法と同じ方法で、後続の選択された特性919を選択することができる。
特性選択ステップ904とは対照的な他の特性選択ステップ920におけるユーザの体験の差異は、他の特性選択ステップ920においてユーザは、選択オプションとしてワンホップリンケージ914を与えられており、トータルコホート902ではなく現在のコホート912が表示されることである。
ユーザが後続の選択された特性919を一度選択したときは、後続の選択された特性919は、他の特性選択ステップ920に続く特性リンクステップ922において選択された特性905にリンクされることができる。特性リンクステップ922は、フィルタ128をリファインし、現在のコホート912を制限するために、選択された特性905を後続の選択された特性919にリンクすることができる。後続の選択された特性919は、フィルタ128の現在のエンティティ404またはモジュール406を制限することになると仮定されるが、ユーザは、この論理AND演算を優先することがあり、後続の特性の観察408の論理OR関数を活用することがあると考えられる。
説明的な一例として、ユーザは、年齢35〜40歳または男性のような選択された特性905に関連付けられたエンティティ404に対応するワンホップリンケージ914のうちの一つを選択することがある。ICD9乳がんの例を続けると、特性リンクステップ922は、第1の選択されたICD9特性(選択された特性905)を続いて選択された年齢または性別の特性の観察408(後続の選択された特性919)とリンクするだろう。特性リンクステップ922は、選択された特性905と後続の選択された特性919の両方を組み合わせて、年齢が35〜40歳で男性であった患者の乳がんのみについてフィルタ128をさらにリファインするだろう。
説明的な第2の例として、ユーザは、診断日2007のような選択された特性905に関連付けられたモジュール406に対応するワンホップリンケージ914のうちの一つを選択することがある。ICD9乳がんの例を続けると、特性リンクステップ922は、第1の選択されたICD9特性(選択された特性905)を続いて選択された日付の特性(後続の選択された特性919)とリンクするだろう。特性リンクステップ922は、選択された特性905と後続の選択された特性919の両方を組み合わせて、2007年の乳がん診断のみについてフィルタ128をリファインするだろう。
説明的な第3の例として、ユーザは、モジュール406または処置タイプ:外科手術のような選択された特性905に関連付けられた特性の観察408へのリンケージ608に対応するワンホップリンケージ914のうちの一つを選択することがある。ICD9乳がんの例を続けると、特性リンクステップ922は、選択されたICD9特性(選択された特性905)を続いて選択されたポインタ特性(後続の選択された特性919)とリンクするだろう。特性リンクステップ922は、選択された特性905と後続の選択された特性919の両方を組み合わせて、外科手術による処置がなされた乳がん診断のみについてフィルタ128をさらにリファインするだろう。
特性リンクステップ922は、メタデータクエリステップ906へと続く。ユーザが後続の選択された特性919を一度選択し、選択された特性905と後続の選択された特性919とが特性リンクステップ922においてリンクされると、メタデータクエリステップ906は、上述の方法と同様の方法で、スキーマ定義言語126についてクエリを実行することとなる。
メタデータクエリステップ906でスキーマ定義言語126について一度クエリを実行したときは、特性関連付けステップ908は、全ての選択された特性905が論理AND関数のように用いられて動作するという点を除いて、上述の方法と同様の方法で動作することができる。同様に、計算ステップ910で、上述の方法と同様の方法で後続の選択された特性919のワンホップリンケージ914を算出することができ、上述の方法と同様の方法でオペレーショナルデータストア206の物理テーブル218についてクエリを実行するためのスキーマ定義言語126を活用することにより現在のコホート912をリターンすることができる。
ここで図10を参照すると、そこには、ビジネスインテリジェンスツール126において実現されるようなフィルタ128のスクリーンショット1000が示されている。スクリーンショット1000は、後続の選択された特性919にリンクされた選択された特性905の例を描いている。後続の選択された特性919は、トータルコホート902をフィルタリングするための第2の特性の観察408として選択された特性905にリンクされることができる。このリンクは、論理AND条件を表すことができるが、ユーザはトータルコホート902の論理ORフィルタリングを呼び起こすためのリンクアイコンを切り替えることがある。
トータルコホート902は、フィルタ128の開始コホートとして示される。選択された特性905は、乳がんについてフィルタリングされたICD9値であると示される。選択された特性905は、後続の選択された特性919にコンテキスト上リンクされる。
後続の選択された特性919は、2010年1月1日と2013年1月1日の間の日付をリターンするためにフィルタリングされる診断日であると示される。現在のコホート912は、現在のコホート912内のエンティティ404の数と共にエンティティ404のグループとして描かれる。
ここで図11を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係るパターンを活用するコホートのフィルタリングのための例示的な制御フロー1100が示されている。例示的な制御フロー1100は、図1のフィルタ128がどのようにして図1のスキーマ定義言語126に対して動作するのかについての他のあるいはさらなる例示的な説明図でありえる。スキーマ定義言語126のメタデータ302は、図3のメタデータテーブル300、図5のスキーマ定義モデルテーブル500、図4のスキーマ定義モデル400、またはそれらの組み合わせから参照されることができる。
これは、図4のエンティティ404のクラスを特定し、図2のオペレーショナルデータストア206をスキャンすることによって、臨床イベントに対応する図4の特性の観察408のうちの特定のシリーズと一致するエンティティ404を探すさらに別の方法を表す。ユーザは、臨床パターンを定義して図1のビジネスインテリジェンスツール134を利用するため、かつその臨床パターンに一致するエンティティ404と、その臨床パターンに一致しないエンティティ404とを特定するために、選択された特性905として特性の観察408を選択することができる。
オペレーショナルデータストア206にポピュレートされたとき、図9のトータルコホート902が利用できるようになる。トータルコホート902は、オペレーショナルデータストア206内で表されるエンティティ404のすべてを含むことができる。制御フロー1100は、計算ステップ910で計算されたトータルコホート902または現在のコホート912から動作することができる。この説明的な例においては、現在のコホート912を提供する計算ステップ910は、パターンに基づいて現在のコホート912をフィルタリングするための制御フロー1100を用いることにより、フィルタ128をさらにリファインするために用いられることとなる。
計算ステップ910から続くのは、選択された特性905として特性の観察408が選択されることができる特性選択ステップ1102である。ユーザが選択できる特性の観察408は、ワンホップリンケージ914を含むが、関連のない特性の観察408も含むことができる。ユーザが選択された特性905を一度選択したときは、ビジネスインテリジェンスツール134は特性選択ステップ1102から続く特性表示モジュール1104において、この特性と現在のコホート912とをフィードバックすることとなる。ユーザは、その後特性表示モジュール1104から続くオプション選択1106において別の特性を選択するオプションを有する。ユーザがより多くの特性の観察408を選択したいときは、オプション選択1106は、ユーザを特性選択ステップ1102へ運ぶこととなり、ユーザは後続の特性を選択することができる。このようにして、ユーザは、臨床イベントに対応する特性の観察408を選択し、かつフィルタ128を制限するパターンを定義することができる。
上記活用されたヘルスケア分野の例を続けると、ユーザが、退院後30日以内に再入院した虫垂切除術を受けた患者を特定したいと望んだと仮定する。ユーザは、虫垂切除術についての特性の観察408を選択することができ、ビジネスインテリジェンスツール134は、図9の制御フローを活用する虫垂切除術を受けたエンティティ404全員を検出することができる。虫垂切除術についての特性の観察408に関連付けられたすべてのエンティティ404が一度現在のコホート912において特定されたときは、ユーザは特性選択ステップ1102において始まる新たな臨床パターンを創作することができる。ユーザは、入院についての特性の観察408に続く退院についての特性の観察408を選択することができる。入院についての特性の観察408は、退院後30日以内に生じた入院を示す特性の観察408によって制限されることができる。この臨床パターンの例は、最大で30日間離れたワンホップリンケージ914についての制限を選択することにつながる2つの特性の観察408(退院と入院)を選択することに関するだろう。上述のように、ワンホップリンケージ914は、選択された特性905と関連付けられた図4の同じモジュール406またはエンティティ404に属する選択されていない選択特性の観察408である。
ユーザは、「虫垂切除術30日以内再入院」と名づけられたパターンをセーブする。
ユーザが臨床パターンに対応する特性の観察408を選択することによって臨床パターンを定義したときは、ユーザは臨床パターンをセーブすると共にマッチ(一致するもの)計算ステップ1108を選択することができる。マッチ計算ステップ1108は、図6のリンク608と、選択された特性905を含んでいる図2の物理テーブル218の位置とを特定するために、スキーマ定義言語126を参照するメタデータクエリステップ1110へと続く。
メタデータクエリステップ1110は、SQL生成ステップ1112へと続く。SQL生成ステップ1112は、メタデータクエリステップ1110におけるスキーマ定義言語126からリターンされた物理テーブル218の関係と位置とを活用することができ、オペレーショナルデータストア206の物理テーブル218に対しクエリを実行するためのSQL命令1114を自動的に生成する。
SQL実行ステップ1116は、SQL生成ステップ1112へと続くが、オペレーショナルデータストア206の物理テーブル218に対しクエリを実行するためのSQL生成ステップ1112から自動的に生成される。SQL実行ステップ1116から続くのは、リターンステップ1118である。リターンステップ1118は、一致コホート1120と不一致コホート1122とをリターンすることができる。
一致コホート1120は、臨床パターンとして選択された特性905に対応するエンティティ404でありえる。不一致コホート1122は、臨床パターンとして選択された特性905に対応しないエンティティ404でありえる。
一致コホート1120と不一致コホート1122は、後の処理のため、またはビジネスインテリジェンスツール134によってさらに制限されるためにセーブされる。リターンステップ1118が一致コホート1120をリターンしたときは、ユーザは、一致コホート1120内のエンティティ404の詳細について視ることができる。例えば、ユーザは、特性905によって定義された臨床パターンに一致するものが発生したときは、そのIDを視ることができる。
ここで図12を参照すると、そこには、図1のビジネスインテリジェンスツール126において実現されるような図1のフィルタ128のスクリーンショット1200が示されている。スクリーンショット1200は、特性の観察408の例を描いている。特性の観察408は、選択ボックス1202においてユーザが選択するために表示されることができる。
ユーザが選択する特性の観察408は、パターンボックス1204において示されることができる。後続の選択された特性919に沿って選択された特性905は、パターンボックス1204において共にリンクされて示されることができる。選択された特性905は、例えば、虫垂切除術についてフィルタリングされた処置または手続でありえる。
第1の後続の選択された特性1206は、例えば、退院でありえる。第2の後続の選択された特性1208は、例えば、再入院でありえる。パターンフィルタ1210は、第1の後続の選択された特性1206および第2の後続の選択された特性1208のリターンを、特性の観察408の各インスタンスから30日以内に制限するために含まれることができる。言い換えると、パターンフィルタ1210は、リターンされる図4のエンティティ404を、虫垂切除術を受けて退院し、退院後30日以内に再入院したエンティティ404に制限することができる。
ここで図13を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係る、リポートを生成するための例示的な制御フロー1300が示されている。例示的な制御フロー1300は、図2のリポートデータの定義130がどのようにして図1のスキーマ定義言語126に対して動作するのかについての例示的な説明でありえる。スキーマ定義言語126のメタデータ302は、図3のメタデータテーブル300、図5のスキーマ定義モデルテーブル500、図4のスキーマ定義モデル400、またはそれらの組み合わせから参照されることができる。
図2のオペレーショナルデータストア206が一度ポピュレートされたときは、ユーザは、オペレーショナルデータストア206内の図4のエンティティ404のいずれかについてリポートすることができる。ユーザは、リターンされたリポートデータを定義することができる。図1のビジネスインテリジェンスツール134は、スキーマ定義言語126のメタデータ302を活用し、図4のエンティティ404、モジュール406、および特性の観察408の観点から定義されたリポートデータの定義130を構築する。ビジネスインテリジェンスツール134は、オペレーショナルデータストア206から図2のデータ203を抽出するためのリポートデータの定義130を実行し、1つ以上のスプレッドシートを通じてその結果を表す。ユーザは、図15に関して以下詳細に説明されるさまざまなリポートビューワを通じてスプレッドシートデータを視て要約することもできる。
リポートデータの定義130は、リポート開始ステップ1302において始められる。リポート開始ステップ1302は、現在のコホート912を含み、これに対してリポートデータの定義130をおこなうことができる。図9のトータルコホート902、図11の一致コホート1120、または図11の不一致コホート1122さえも、リポートデータの定義130をおこなうために用いられることできる。
リポート開始ステップ1302から続くのは、データ定義ステップ1304である。データ定義ステップ1304は、リポートデータの定義130を含む。リポートデータの定義130は、どのエンティティ404および特性の観察408がリポート1308に含まれる予定であるかについて指定する。リポートデータの定義130は、デフォルトのエンティティ404とデフォルトの特性の観察408とを含む。デフォルトのエンティティ404は、現在のコホート912であり(または現在選択されているコホート)、一方でデフォルトの特性の観察408はエンティティ404のIDであり、特性の観察408は図9および11に関し詳細に上述したようにエンティティ404を選択するために用いられる。
リポートデータの定義130が、特性の観察408およびエンティティ404とともに一度創作され定義されたときは、データ定義ステップ1304から続くオプション変更1309におけるリポートデータの定義130を変更するオプションをユーザは有する。ユーザが、リポートデータの定義130を変更することを望むときは、オプション変更1309から続くエンティティオプション変更1310または特性オプション変更1312が選択されることができる。
エンティティオプション変更1310または特性オプション変更1312がユーザに選択されたときは、スキーマ定義言語126はビジネスインテリジェンスツール134によって参照されることとなる。ユーザがリポートデータの定義130内でエンティティ404を変更することを選択したときは、ユーザはエンティティオプション変更1310を選択することとなる。
ユーザが、エンティティを追加することによってエンティティ404を変更することを決定したときは、参照ステップ1314は、スキーマ定義言語126を参照し、他のエンティティ404への図6のリンクのすべてを特定する。このことは、現在のコホート912のサブエンティティであるエンティティ404を追加する際に特に重要である。リンク608は、参照ステップ1314に続くリンクステップ1316において特定される。
リンク608が追加的なエンティティ404と前のエンティティ404との間で一度特定されたときは、図9のワンホップリンケージ914は計算ステップ1318において計算される。ワンホップリンケージ914は、新たに選択されたエンティティ404に対応する特性の観察408でありえる。つまり、ワンホップリンケージ914は、新たに選択されたエンティティ404が関連付けられた特性の観察408である。モジュール406は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることもできる。新たに選択されたエンティティ404が、モジュール406またはエンティティ404によって指し示された場合、または代替的に、新たに選択されたエンティティ404が他のモジュール406またはエンティティ404を指し示したときは、これらの指し示されたモジュール406またはエンティティ404は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることができる。
計算ステップ1318は、オプション1322を表示することができる表示ステップ1320へと続く。エンティティ404が添付、追加、またはリポートデータの定義130へリンクされたときは、ユーザはオプション1322を提供されることとなる。オプション1322は、最初、最後、またはすべての経年的なオプションを含む。オプション1322は、リポートに含まれる特性のタイプに基づくフィルタリングなどのフィルタリングのオプションをさらに含むことができる。フィルタリングのオプションは、フィルタ基準に一致する結果を維持するだけとなる。オプション1322は、制限的、非限定的などの制約のオプションをさらに含む。制約のオプションは、SQL内部結合対外部結合と同等の意味である。
オプション1322が、ユーザに提供された後に、アップデートステップ1324はリポートデータの定義130を新たに要求されたエンティティ404と現在のコホート912へのリンク608とでアップデートする。特性の観察408をリポートデータの定義130に追加するときは、ビジネスインテリジェンスツール134は同様のフローを活用する。
リポート1308が特性オプション変更1312を表示することとなる特性の観察408を変更することをユーザが望む場合は、特性オプション変更1312が選択されることができる。ビジネスインテリジェンスツール134は、ユーザが追加したい特性の観察408が決定オプション1326内のリポートデータの定義130に現在存在するモジュール406に属しているか否かを判断することとなる。モジュール406が現在リポートデータの定義130の一部でないときは、参照ステップ1314は、スキーマ定義言語126を参照するために用いられる。リンク608がリンクステップ1316で計算され、最後にワンホップリンケージ914が計算ステップ1318で計算される。
ワンホップリンケージ914は、ユーザに追加された特性の観察408が対応するエンティティ404とモジュール406とに対応する他の選択されていない特性の観察408でありえる。つまり、ワンホップリンケージ914は、追加された特性の観察408が関連付けられた同じモジュール406とエンティティ404から追加されていない特性である。追加されていない特性の観察408と共に、計算ステップ1318はワンホップリンケージ914としてモジュール406とエンティティ404とをリターンすることもできる。選択された特性905と関連付けられたモジュール406とエンティティ404とが、他の関連付けられていないモジュール406とエンティティ404とによって指し示されたときは、これらの関連付けられていないモジュール406またはエンティティ404は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることができる。つまり、いずれかの特性の観察408を有する図5の対象エンティティタイプ512または対象モジュールタイプ514が、ユーザに追加された特性の観察408に関連付けられたモジュール406またはエンティティ404へのデータポインタを含んでいるときは、このデータポインタを有する特性の観察408に関連付けられたモジュール406およびエンティティ404は、ワンホップリンケージ914としてリターンされることとなる。
直前に説明されたエンティティ404の追加と同様に、表示ステップ1320はユーザに対しオプション1322を表示する。エンティティ404とモジュール406を追加する際に表示されるオプション1322は同じでありえる。しかしながら、追加のオプションまたはエンティティ404かモジュール406に独自のオプションが異なるように表示され、追加されるものに依存して表示されることができる。
オプション1322がユーザに提供された後に、アップデートステップ1324は、新たに要求されたモジュール406と、それらの現在のコホート912へのリンク608と、その中のモジュール406とで、リポートデータの定義130をアップデートすることとなる。決定オプション1326が呼び起こされ、特性の観察408がリポートデータの定義130内ですでにモジュール406と関連付けられていると判断したときは、参照ステップ1314は、スキーマ定義言語126を単純に参照し、リンクステップ1316は特性の観察408をリポートデータの定義130に取り入れるために要求されるリンク608を特定する。
特性の観察408がリポートデータの定義130内ですでにモジュール406と関連付けられているときは、計算ステップ1318と表示ステップ1320は、ワンホップリンケージ914を計算するためまたはオプション1322を表示するために呼び起こされる必要はない。アップデートステップ1324は、リポートデータの定義130をアップデートし、ユーザにオプション変更1309をリターンするために呼び起こされることができる。
上記活用されたICD9乳がんの例から続けると、ユーザは、分子実験に対応する品質に関する特性の観察408についてリポートを望むことがあり、モジュール406は現在のコホート912としてリターンされたがん患者の腫瘍サンプルエンティティ404について実行されるが、乳がんのタイプを示す特性の観察408によって階層化される。ここで、ユーザは、「Celファイル品質」と「トリプルネガティブ」という特性の観察408を、リポートデータの定義130に単純に追加する。スキーマ定義言語126は、Celファイル品質の特性の観察408を追加する際、乳がん診断の特性の観察408の腫瘍エンティティ404の診断へリンク608を提供するため、かつ、これらの腫瘍エンティティ404に対して実行される分子実験モジュールへも適切にリンクするために参照される。なぜなら、トリプルネガティブという特性の観察408は、リポートデータの定義130内にすでに含まれているがん診断モジュール406の一部だからである。
ユーザがリポートデータの定義130の変更をもはや望まないときは、ユーザは、オプション変更1309から続く実行ステップ1328内でリポートを実行してもよい。スキーマ定義言語126は、実行ステップ1328から続くスキーマ参照ステップ1330によるリポートデータの定義130内で、特性の観察408と、モジュール406と、エンティティ404とを含むオペレーショナルデータストア206内の物理テーブル218の位置を特定するために参照されることができる。
SQL命令1332は、スキーマ参照ステップ1330から続くSQL生成ステップ1334によって自動的に生成されることができる。SQL命令1332は、スキーマ参照ステップ1330から集められた情報に基づいて生成されることができる。なぜなら、物理テーブル218の位置と要求されたデータ203間のリンク608は、スキーマ定義言語126から特定されることができるからである。
SQL命令1332がオペレーショナルデータストア206に対して一度実行されたときは、リポート1308は、SQL生成ステップ1334に続く提示ステップ1336において、ユーザに対しスプレッドシートが提示されることができる。リポート1308は、提示ステップ1336に続く報告ステップ1338においてフィルタリングされ、表示され、分析されることができる。報告ステップ1338は、図15に関し以下に詳細に説明される。
一例として、報告ステップ1338は、ピボットテーブル報告ツールを提供し、かつ、リポートデータの定義130で抽出されたデータ203を有するピボットテーブルの値と次元とをポピュレートするようユーザに促すことができる。
ここで図14を参照すると、そこには、図1のビジネスインテリジェンスツール126において実現されたような図1のリポートデータの定義130のスクリーンショットが示されている。スクリーンショット1400は、特性の観察408が関連付けられた特性222のサンプルを描いている。
デフォルトで含まれる特性の観察408は、患者IDと図4のエンティティ404をフィルタリングするために用いられた特性の観察408とを含むことができる。説明的な一例として、スクリーンショット1400においてデフォルトである特性の観察408は、患者IDとICD9である。
一時的なコホート1402のためのリポートを生成するために、ユーザは、分析のために含まれるべきである他の特性の観察408を選択してもよい。一例として、ユーザはCelファイル品質やトリプルネガティブを選択することができる。描かれているように、ビジネスインテリジェンスツール126は、新たに追加された特性の観察408に対応するエンティティ404を含むことができる。
Celファイル品質の特性の観察408のために、エンティティ404の実験およびサンプルは、対応する特性の観察408の実験IDおよびサンプルIDと共に追加されることができる。さらに描かれているように、トリプルネガティブの特性の観察408は、デフォルトで含まれたモジュール406をすでに含んでいる。特に、がん診断は、ICD9特性の観察408に対応するモジュール406としてすでに含まれていた。
ここで図15を参照すると、そこには、本発明の実施の形態に係るリポートを解析するための制御フロー1500が示されている。制御フロー1500は、図13のリポート1308を解析するための追加的なステップを含む図13における前の制御フロー1300からステップの一部を描いている。
描かれているように、リファインステップ1502は、データ引き出しステップ1504へと続くことができる。リファインステップ1502とデータ引き出しステップ1504とは、制御フロー1300のステップからなることができる。例えば、リファインステップ1502は、図1のリポートデータの定義130をリファインまたは変更するために、図13のデータ定義ステップ1304と、オプション変更1309と、エンティティオプション変更1310と、特性オプション変更1312と、参照ステップ1314と、リンクステップ1316と、計算ステップ1318と、表示ステップ1320と、アップデートステップ1324とからなる。
データ引き出しステップ1504は、リポート1308内で図2のデータ203を引き出してリポート1308をユーザに表示するために、図13のステップ実行ステップ1328と、スキーマ参照ステップ1330と、SQL生成ステップ1334とからなることができる。リポート1308がデータ引き出しステップ1504において一度引き出されたときは、データ引き出しステップ1504から続くツール選択ステップ1506において、分析ツール1508を選択するようユーザに促すことができる。
ツール選択ステップ1506は、次にあげる分析ツールを選択することができる。すなわち、ANOVA(一元)ツール、ANOVA(二元)ツール、分割ツール、コックス回帰ツール、コックス回帰(多制御変数)ツール、カプラン・メイヤーのツール(二つの日付)、K平均法クラスタリングツール、LiMMAツール、ロジスティック回帰ツール、マン・ホイットニーのツール、1標本t検定ツール、および他の分析ツールである。分析ツール1508がツール選択ステップ1506において一度選択されたときは、図1のビジネスインテリジェンスツール134は分析ツール1508を実行するために要求される入力を選択するようユーザを促すことができる。入力は、ツール選択ステップ1506から続くプロンプトステップ1510内で要求されることができる。
ユーザが入力を一度定義すると、ユーザは、リポート1308からのデータ203をマップステップ1512における入力へマッピングする。データ203が分析ツール1508の入力へ一度マッピングされたときは、ビジネスインテリジェンスツール134は、分析を実行し、分析結果をユーザに表示する。上記ICD9乳がんの例を続けると、仮にユーザが、患者エンティティ404に施された図4のさまざまな処置プロトコルの特性の観察408によってグループ分けされた、図4の乳がん患者エンティティ404に対して図4の生存期間の特性の観察408を比較し分析することを望んでいると仮定する。ユーザは、リポートデータの定義130をリファインして、分析を完全にするために要求される特性の観察408を含める。すなわち、診断時年齢の特性の観察408、生存期間の特性の観察408、処置プロトコルの特性の観察408、および患者が乳がんで亡くなったか否かを示すフラグの特性の観察408である。
リポート1308は、データ引き出しステップ1504において引き出される。ユーザは、その後、ツール選択ステップ1506において分析ツール1508であるコックス回帰を選択することができる。ユーザは、リポート1308からのデータ203をマッピングステップ1512における入力にマッピングし、分析を実行する。ビジネスインテリジェンスツール134は、分析をおこない、処置プロトコルの各組の統計的比較により戻されたビジュアルカプラン・マイヤー曲線などのさまざまな形式で、分析結果をユーザに提示する。
上記図面における制御フローとブロック図は、本発明のさまざまな実施の形態に係る構造および機能ならびに、システム、方法、コンピュータプログラム製品の実現可能なオペレーションを示す。この観点で、制御フローまたはブロック図における各ブロックは、特定の論理関数を実現するための1つ以上の実行可能な命令からなる、モジュール、セグメント、またはコードの部分を表してもよい。いくつかの代替的な実施の形態において、各ブロックに示された機能は図面に示された順番以外の順番で生じてもよいことにも留意すべきである。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際、実質的に同時に実行されてもよく、または、当該ブロックは有する機能性次第で時折逆の順序で実行されてもよい。ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロックと、ブロック図または/およびフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、特定の機能または動作を実施する特殊目的のハードウェアに基づくシステムによってまたは特殊目的のハードウェアとコンピュータプログラムとの組み合わせによって実現されることができる。
有利なことに、本発明の実施の形態は、高いレベルで抽象化されたスキーマ定義言語を提供するため、かつオペレーショナルデータストアを低コストかつ短いタイムフレームで活用するためのビジネスインテリジェンスツールを実現可能にするためのスキーマ定義言語とのインターフェースとなるプラットフォームを提供するための技術を提供する。スキーマ定義言語は、ビジネスインテリジェンスツールが高い抽象化レベルで動作できるようにして、基礎となるデータベースが発展したときでもこれらのツールが変更される必要がないようにする。データベースは、本発明のスキーマ定義言語を活用する際、容易かつ妨害されることなく発展する。
生じるプロセスと構成は、分かりやすく、コスト対効果が高く、複雑でなく、非常に多目的で、正確で、センシティブで、効果的であり、また、容易に、効率的かつ経済的に適用し利用するための周知の部品を採用して実施されることができる。
上述の記載は本発明の実施の形態に関するが、本発明の基礎的な範囲から逸脱することなく、本発明の他のさらなる実施の形態が考案されることがあり、その範囲は後に続く請求項によって定められる。
したがって、本発明は、含まれたクレームの範囲内であるそのような代替、変更、および変形のすべてを包含すると意図される。ここに記載されまたは添付図面に示されたすべての事項は、説明的かつ非限定的な意味において解釈されるべきである。

Claims (20)

  1. 1以上のプロセッサが実行する方法であって、
    エンティティにリンクされた、前記エンティティについての観察可能な事実である特性の観察であって、メタデータと共にモジュールにおいてグループ分けされた前記特性の観察を定義するスキーマ定義言語を、コンピュータメモリから前記1以上のプロセッサ提供し、
    前記特性の観察ごとの行と、前記特性の観察がリンクされたエンティティのタイプを定義するエンティティタイプ及び前記特性の観察がリンクされたモジュールのタイプを定義するモジュールタイプの列とを有し、かつ前記メタデータを含むセルを有するスキーマ定義モデルテーブルを前記1以上のプロセッサが獲得し、
    オペレーショナルデータストアにおいて、前記特性の観察の少なくとも一つに基づいて、互いにリンクされた前記モジュールと前記エンティティのための別の物理テーブルであって、前記スキーマ定義モデルテーブル内の前記モジュールタイプごとに前記スキーマ定義モデルテーブルにおける前記特性の観察ごとの列を有する別の物理テーブルを前記1以上のプロセッサが生成し、
    前記メタデータにしたがって、前記別の物理テーブルにデータを前記1以上のプロセッサがポピュレートする方法。
  2. 請求項1に係る方法であって、さらに、
    前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブル内で選択された特性の位置を特定し、かつ前記モジュールまたは前記エンティティのための別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいるか否かを前記1以上のプロセッサが判断する方法。
  3. 請求項2に係る方法であって、さらに
    前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブルの位置を特定し、前記モジュールまたは前記エンティティのための前記別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいたときのみ、前記別の物理テーブルが後続の選択された特性を含んでいるか否かを前記1以上のプロセッサが判断する方法。
  4. 請求項1に係る方法であって、さらに
    前記特性の観察が選択された特性と同じモジュール内にグループ分けされているときは、前記特性の観察がワンホップリンケージであると前記1以上のプロセッサが判断する方法。
  5. 請求項1に係る方法であって、さらに
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応する場合、一致コホートに前記エンティティを前記1以上のプロセッサが分類し、
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応しない場合、不一致コホートとして前記エンティティを分類する方法。
  6. 請求項1に係る方法であって、さらに
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられているか否かを前記1以上のプロセッサが判断し、
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられていないときは、前記スキーマ定義言語を前記1以上のプロセッサが参照する方法。
  7. 請求項1に係る方法であって、
    前記別の物理テーブルに前記1以上のプロセッサがポピュレートすることは、前記スキーマ定義言語の前記メタデータを参照して前記データが前記特性の観察に適切なデータタイプであるか否かを前記1以上のプロセッサが判断することを含む方法。
  8. プロセッサと関連して用いられるコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、
    エンティティにリンクされた、前記エンティティについての観察可能な事実である特性の観察であって、メタデータと共にモジュールにおいてグループ分けされた前記特性の観察を定義するスキーマ定義言語を提供し、
    前記特性の観察ごとの行と、前記特性の観察がリンクされたエンティティのタイプを定義するエンティティタイプ及び前記特性の観察がリンクされたモジュールのタイプを定義するモジュールタイプの列とを有し、かつ前記メタデータを含むセルを有するスキーマ定義モデルテーブルを獲得し、
    オペレーショナルデータストアにおいて、前記特性の観察の少なくとも一つに基づいて、互いにリンクされた前記モジュールと前記エンティティのための別の物理テーブルであって、前記スキーマ定義モデルテーブル内の前記モジュールタイプごとに前記スキーマ定義モデルテーブルにおける前記特性の観察ごとの列を有する別の物理テーブルを生成し、
    前記メタデータにしたがって、前記別の物理テーブルにデータをポピュレートするよう構成された命令を含む媒体。
  9. 請求項8に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、さらに
    前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブル内で選択された特性の位置を特定し、かつ前記モジュールまたは前記エンティティのための別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいるか否かを判断するよう構成された命令を含む媒体。
  10. 請求項9に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、さらに
    前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブルの位置を特定し、前記モジュールまたは前記エンティティのための前記別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいたときのみ、前記別の物理テーブルが後続の選択された特性を含んでいるか否かを判断するよう構成された命令を含む媒体。
  11. 請求項8に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、さらに
    前記特性の観察が選択された特性と同じモジュール内にグループ分けされているときは、前記特性の観察がワンホップリンケージであると判断するよう構成された命令を含む媒体。
  12. 請求項8に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、さらに
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応する場合、一致コホートに前記
    エンティティを分類し、
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応しない場合、不一致コホートとして前記エンティティを分類するよう構成された命令を含む媒体。
  13. 請求項8に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、さらに
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられているか否かを判断し、
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられていないときは、前記スキーマ定義言語を参照するよう構成された命令を含む媒体。
  14. 請求項8に係るコンピュータで読み取り可能な非一時的な媒体であって、
    前記別の物理テーブルにポピュレートすることは、前記スキーマ定義言語の前記メタデータを参照して前記データが前記特性の観察に適切なデータタイプであるか否かを判断することを含むよう構成された命令を含む媒体。
  15. エンティティにリンクされた、前記エンティティについての観察可能な事実である特性の観察であって、メタデータと共に、開始日と終了日とを含む記録の具体例であって前記特性の観察のひとつとなるモジュールにおいてグループ分けされた前記特性の観察を定義するスキーマ定義言語を、コンピュータメモリからプロセッサで提供し、
    前記特性の観察ごとの行と、前記特性の観察がリンクされたエンティティのタイプを定義するエンティティタイプ及び前記特性の観察がリンクされたモジュールのタイプを定義するモジュールタイプの列とを有し、かつ前記メタデータを含むセルを有するスキーマ定義モデルテーブルを獲得し、
    オペレーショナルデータストアにおいて、前記特性の観察の少なくとも一つに基づいて、互いにリンクされた前記モジュールと前記エンティティのための別の物理テーブルであって、前記スキーマ定義モデルテーブル内の前記モジュールタイプごとに前記スキーマ定義モデルテーブルにおける前記特性の観察ごとの列を有する別の物理テーブルを生成するよう構成され、
    前記メタデータにしたがって、前記別の物理テーブルにデータをポピュレートする、1以上のプロセッサを備えるシステム。
  16. 請求項15に係るシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブル内で選択された特性の位置を特定し、かつ前記モジュールまたは前記エンティティのための別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいるか否かを判断するよう構成されているシステム。
  17. 請求項16に係るシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、前記スキーマ定義言語のメタデータを参照して前記別の物理テーブルの位置を特定し、前記モジュールまたは前記エンティティのための前記別の物理テーブルが前記選択された特性を含んでいたときのみ、前記別の物理テーブルが後続の選択された特性を含んでいるか否かを判断するよう構成されているシステム。
  18. 請求項15に係るシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、前記特性の観察が選択された特性と同じモジュール内にグループ分けされているときは、前記特性の観察がワンホップリンケージであると判断するよう構成されているシステム。
  19. 請求項15に係るシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応する場合、一致コホートに前記
    エンティティを分類し、
    選択された特性の臨床パターンが前記特性の観察に対応しない場合、不一致コホートとして前記エンティティを分類するよう構成されているシステム。
  20. 請求項15に係るシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられているか否かを判断し、
    前記モジュールがリポートデータの定義に関連付けられていないときは、前記スキーマ定義言語を参照するよう構成されているシステム。
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