JP6328602B2 - 油貯留構造体および流体継手 - Google Patents

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Description

本発明は、油貯留構造体に関し、特に、流体継手の油貯留構造体に関するものである。また、本発明は、このような油貯留構造体を備えた流体継手に関するものである。
流体継手は、入力側羽根車であるインペラと、出力側羽根車であるランナとの間に存在する作動流体を介して入力軸の回転を出力軸に伝達する装置である。作動流体には、例えば、作動油が使用される。インペラとランナとの間に存在する作動流体の量を増減することにより、入力軸に対する出力軸の回転速度を無段階に変えることができる。
インペラの回転によって作動流体に遠心力が付与されると、作動流体の圧力が上がり、インペラおよびランナにはスラスト力が作用する。このため、インペラが固定される駆動軸およびランナが固定される出力軸は、いずれもスラスト軸受およびラジアル軸受によって支持されている。これら軸受には、ギヤポンプなどの油ポンプによって潤滑油が供給される。
流体継手には、スラスト軸受およびラジアル軸受に供給される潤滑油を溜める槽と、該槽内の潤滑油の液面高さを検出する液面検出器が設けられている。液面検出器の一例として、フロート式の液面検出器を挙げることができる。
図9はフロート式の液面検出器100を説明するための図である。液面検出器100は、槽101内に配置されたフロート103と、フロート103の位置に基づいて作動するスイッチ部106と、スイッチ部106に接続され、フロート103内を延びる鉛直棒102とを備えている。鉛直棒102には上限ストッパー104および下限ストッパー105が取り付けられている。上限ストッパー104はフロート103の上方に配置されており、下限ストッパー105はフロート103の下方に配置されている。フロート103は、槽101内の潤滑油の液面に浮いており、潤滑油の液面の高さに応じて上下動可能となっている。
槽101内の潤滑油の液面が上昇し、フロート103が上限ストッパー104に接触すると、フロート103が鉛直棒102を押し上げ、鉛直棒102に接続されたスイッチ部106は潤滑油の液面高さの上限を検出する。槽101内の潤滑油の液面が低下し、フロート103が下限ストッパー105に接触すると、フロート103が鉛直棒102を押し下げ、鉛直棒102に接続されたスイッチ部106は潤滑油の液面高さの下限を検出する。
特開平10−196686号公報
下限ストッパー105はねじなどの締結具によって鉛直棒102に締め付けられているだけなので、下限ストッパー105は鉛直棒102から脱落することがある。フロート103は鉛直棒102に固定されていないので、下限ストッパー105が脱落すると、フロート103も鉛直棒102から脱落する。
槽101内に潤滑油が存在する状態では、下限ストッパー105は槽101の底部に落下し、フロート103は槽101内の潤滑油の液面上に浮く。下限ストッパー105およびフロート103を取り出すためには、槽101内の潤滑油をすべて排出しなければならない。しかしながら、槽101内には大量の潤滑油が貯留されているため、すべての潤滑油を槽101から排出するには長時間を要する。さらに、すべての潤滑油を槽101から排出した後、槽101の底部にある下限ストッパー105およびフロート103を槽101から取り出すのは困難である。
排出された潤滑油は再利用可能であるが、一度、排出された潤滑油には、ごみなどの不純物が混入することがあるため、潤滑油から不純物を取り除くための濾過作業を行う必要がある。しかしながら、すべての潤滑油に対して濾過作業を行わなければならないため、手間がかかる。
槽101内に潤滑油が貯留されていない状態で、流体継手を輸送する際の振動などにより、下限ストッパー105およびフロート103は鉛直棒102から脱落して、槽101の底部に落下することがある。このような場合でも、槽101の底部にある下限ストッパー105およびフロート103を槽101から取り出すのは困難である。
本発明は、そのような従来の問題点を解決するためになされたものであり、液面検出器の構成要素(主にフロート)が脱落した場合でも、構成要素を容易に取り出すことができる油貯留構造体を提供することを目的とする。また、本発明は、このような油貯留構造体を備えた流体継手を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、流体継手の運転に使用される油を溜める槽と、前記槽内に配置されたフロートを有し、該フロートの位置に基づいて前記槽内の油の液面高さを検出する液面検出器と、前記槽に形成されたフロート取り出し口と、前記フロート取り出し口を覆う着脱可能な蓋と、前記フロートの真下に配置され、前記フロート取り出し口よりも下方に位置するフロート受けを備えたことを特徴とする油貯留構造体である。
本発明の好ましい態様は、前記フロート受けは、前記フロートの全長よりも大きい板状の部材から構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記蓋の少なくとも一部は透明部材から構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記透明部材には目盛りが設けられていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記液面検出器は、前記フロートの位置に基づいて作動するスイッチ部と、前記スイッチ部に接続され、前記フロート内を延びる鉛直棒とをさらに備えていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、前記インペラが固定された駆動軸と、前記ランナが固定された出力軸と、上記油貯留構造体とを備えたことを特徴とする流体継手である。
フロートはフロート受けに受け止められるので、槽内の油をすべて排出する必要はなく、油の液面がフロート受けの下方に位置するまで油を排出すればよい。したがって、油の排出時間を短くすることができる。作業員は、フロート取り出し口を通じてフロート受け上のフロートを容易に取り出すことができる。さらに、本発明によれば、小量の油を排出すればよいため、排出された油を再利用するための作業(油に混入した不純物を除去するための濾過作業)には手間がかからない。
流体継手を模式的に示す平面図である。 流体継手を模式的に示す正面図である。 油貯留構造体の一実施形態を示す断面図である。 下限ストッパーおよびフロートが落下した様子を示す図である。 図3に示す矢印Aから見た図である。 別の液面検出器を示す図である。 図6に示すフロートがフロート受けに受け止められた様子を示す図である。 図6に示すフロートおよび鉛直棒が落下した様子を示す図である。 フロート式の液面検出器を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、流体継手を模式的に示す平面図である。図1に示すように、流体継手は、互いに向き合って配置されたインペラ1およびランナ2と、インペラ1が固定された駆動軸11と、ランナ2が固定された出力軸12とを備える。インペラ1は入力側羽根車、ランナ2は出力側羽根車とも呼ばれる。インペラ1およびランナ2は、それぞれ内側に複数の放射状翼を有する半球形状を有しており、インペラ1とランナ2との間には流体室5が形成される。
駆動軸11と平行に、入力軸15が配置されている。この入力軸15は、ラジアル軸受16,17によって支持されている。入力軸15には大歯車21が固定され、駆動軸11には、大歯車21に噛み合う小歯車22が固定されている。入力軸15の端部は、図示しない原動機(電動機やガスタービンなど)に接続されている。原動機の回転は、入力軸15から大歯車21および小歯車22を介して駆動軸11に伝達される。
流体継手は、インペラ1とランナ2との間に形成される流体室5に作動流体を供給する作動流体循環システム25と、流体室5内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブ(すくい管)30とをさらに備えている。このスクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内に位置している。インペラケーシング7は、インペラ1に固定され、ランナ2を囲む形状を有している。インペラケーシング7は、インペラ1とともに回転する。
スクープチューブ30には油圧サーボなどのアクチュエータ31が接続されており、このアクチュエータ31によってスクープチューブ30はインペラ1およびランナ2の半径方向に移動可能となっている。インペラ1およびインペラケーシング7が回転しているとき、作動流体(例えば作動油)は、回転するインペラケーシング7に保持される。このインペラケーシング7内の作動流体は、回転するインペラ1によって流動し、この流動した作動流体がランナ2を回転させる。
インペラ1が回転しているとき、作動流体には遠心力が発生し、作動流体の圧力が高まる。スクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内の作動流体をすくい取り、作動流体はスクープチューブ30内を通ってインペラケーシング7から排出される。作動流体循環システム25は、作動流体を冷却するための流体冷却装置26と、この流体冷却装置26を貫通して延びる作動流体循環ライン27とを備えている。作動流体循環ライン27の入口は、スクープチューブ30に接続されており、作動流体循環ライン27の出口は、インペラ1とランナ2との間の流体室5に連通している。
インペラケーシング7からスクープチューブ30を通って排出された作動流体は、作動流体循環ライン27を流れて流体冷却装置26に送られる。作動流体は、冷却水との熱交換によって冷却された後、さらに作動流体循環ライン27を通って流体室5に戻される。このように、作動流体は、回転するインペラ1によって上昇された自身の圧力によって、流体室5と流体冷却装置26との間を循環する。
インペラ1は駆動軸11に固定されており、ランナ2は出力軸12に固定されている。駆動軸11の回転は、インペラ1から作動流体を介してランナ2に伝えられ、出力軸12が回転する。ランナ2の回転速度は、インペラ1とランナ2との間に形成された流体室5内の作動流体の量によって変化する。具体的には、作動流体の量が多いほど、ランナ2の回転速度は高くなる。
流体室5内の作動流体の量は、スクープチューブ30の位置に依存して変わる。すなわち、スクープチューブ30の先端30aが半径方向外側に移動すると、作動流体の量が減り、スクープチューブ30の先端30aが半径方向内側に移動すると、作動流体の量が増える。このように、アクチュエータ31でスクープチューブ30を操作することによって、流体室5内の作動流体の量、すなわち、出力軸12の回転速度を変えることができる。
インペラ1の回転によって作動流体に遠心力が付与されると、作動流体の圧力が上がり、インペラ1およびランナ2にはスラスト力が作用する。したがって、駆動軸11は、2つのラジアル軸受40,41および1つのスラスト軸受42によって回転自在に支持されている。同様に、出力軸12も、2つのラジアル軸受45,46および1つのスラスト軸受47によって回転自在に支持されている。
流体継手は、ラジアル軸受16,17,40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に潤滑油を供給する潤滑油供給システム50を備えている。潤滑油供給システム50は、潤滑油を冷却するための油冷却装置54と、この油冷却装置54を貫通して延びる油供給ライン51と、油供給ライン51に接続された油ポンプ53を備えている。本実施形態では、油ポンプ53は、入力軸15に連結され、入力軸15の回転に伴って運転されるギヤポンプである。潤滑油は、油ポンプ53によって油供給ライン51を通って油冷却装置54に移送され、ここで冷却水によって冷却される。冷却された潤滑油は、さらに油供給ライン51を通ってラジアル軸受40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に供給される。冷却された潤滑油は、入力軸15を支持するラジアル軸受16,17にも供給される。
図2は、流体継手を模式的に示す正面図である。流体継手は、潤滑油(以下、潤滑油を単に油と呼ぶことがある)を貯留する油貯留構造体を備えており、油貯留構造体は、流体継手の運転に使用される油を溜める槽36を備えている。本実施形態では、流体継手の運転に使用される油は潤滑油であるが、作動流体としての作動油も流体継手の運転に使用される油である。以下に説明する潤滑油は作動流体としても使用される。
槽36は、流体継手の構成要素(例えば、インペラ1、ランナ2、およびインペラケーシング7など)を収容するケーシング38と、ケーシング38の下部に接続された油タンク37とを備えている。油タンク37は、インペラ1、ランナ2、駆動軸11、および出力軸12の下方に配置されており、ラジアル軸受16,17,40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に供給される潤滑油は油タンク37内に貯留される。
図3は、油貯留構造体の一実施形態を示す断面図である。図3において、図面を見やすくするために、インペラ1、ランナ2、駆動軸11、および出力軸12など、流体継手の主要な構成要素の図示は省略されている。図3に示すように、油貯留構造体は、槽36内の液面高さを検出する液面検出器49を有している。この液面検出器49は、槽36内に配置されたフロート67を有しており、油面に浮かぶフロート67の位置に基づいて液面高さを検出する。油貯留構造体は、槽36に形成されたフロート取り出し口52と、フロート取り出し口52を覆う着脱可能な蓋57と、フロート67の真下に配置され、フロート取り出し口52よりも下方に位置するフロート受け58とをさらに備えている。
液面検出器49は、フロート67の位置に基づいて作動するスイッチ部72と、スイッチ部72に接続され、フロート67内を延びる鉛直棒73とをさらに備えている。スイッチ部72は、槽36の上面、すなわち、ケーシング38の上壁に配置されている。ケーシング38の上壁には開口39が形成されており、鉛直棒73はこの開口39を通じてスイッチ部72に接続されている。鉛直棒73はスイッチ部72からフロート受け58の直上位置まで延びている。
鉛直棒73には上限ストッパー74および下限ストッパー76が固定されている。上限ストッパー74はフロート67の上方に配置されており、下限ストッパー76はフロート67の下方に配置されている。フロート67は、槽36内の油の液面高さに応じて鉛直棒73に沿って上下動可能である。上限ストッパー74の位置(高さ)は、槽36内の油の液面高さの上限に相当し、下限ストッパー76の位置(高さ)は、槽36内の油の液面高さの下限に相当する。
フロート取り出し口52は、槽36の側壁に形成されている。本実施形態では、フロート取り出し口52はケーシング38の側壁38aに形成されている。フロート取り出し口52は人の手が入る程度の大きさを有しており、作業員はフロート取り出し口52を通じて槽36内のフロート67を取り出すことができる。
フロート受け58は、槽36内に配置されており、槽36の側壁に固定されている。本実施形態では、フロート受け58は油タンク37内に配置されており、油タンク37の側壁37aに取り付けられている。フロート受け58は、油タンク37の側壁37aから水平方向に延びる底部58aと、底部58aから上向きに延びる側部58bとを有している。本実施形態では、フロート受け58はL字形状の断面を有している。フロート受け58はフロート67の全長よりも大きい板状の部材から構成されており、より具体的には、フロート受け58の底部58aはフロート67の全長よりも大きい。
槽36内の油の液面が上昇すると、フロート67は、上限ストッパー74に接触し、鉛直棒73を押し上げる。すると、鉛直棒73に接続されたスイッチ部72は槽36内の油の液面高さの上限を検出する。スイッチ部72は制御部(図示しない)に接続されており、制御部がスイッチ部72からの検出信号を受けると、制御部は警報を発報する。
槽36内の油の液面が低下すると、フロート67は、下限ストッパー76に接触し、鉛直棒73を押し下げる。すると、鉛直棒73に接続されたスイッチ部72は槽36内の油の液面高さの下限を検出する。制御部がスイッチ部72からの検出信号を受けると、制御部は警報を発報する。
図4は下限ストッパー76およびフロート67が落下した様子を示す図である。上述したように、ストッパー74,76は鉛直棒73から脱落することがある。図4に示すように、フロート受け58はフロート67およびストッパー74,76の真下に配置されているため、下限ストッパー76が鉛直棒73から脱落すると、下限ストッパー76はフロート受け58に受け止められる。鉛直棒73はフロート67内を延びているので、フロート67は鉛直棒73から離れることなく槽36内の油の液面上に浮く。
槽36内の油の液面がフロート受け58の下方に位置するまで油を排出すると、フロート67はフロート受け58に接触する。鉛直棒73の下端はフロート受け58の底部58aの近傍に位置している。より具体的には、フロート受け58の上面から鉛直棒73の下端までの距離はフロート67の全長よりも短い。したがって、フロート67は鉛直棒73に引っかかった状態で、フロート受け58に支持される。このように、下限ストッパー76が鉛直棒73から脱落しても下限ストッパー76およびフロート67はフロート受け58に受け止められる。
図5は図3に示す矢印Aから見た図である。図5に示すように、蓋57は複数のねじ77によって槽36のケーシング38に着脱可能に取り付けられており、フロート取り出し口52を覆っている。蓋57の少なくとも一部は槽36内を目視できる透明部材78から構成されている。透明部材78として、例えば強化ガラスを採用することができる。図5に示すように、透明部材78には目盛り79が設けられているため、作業員は透明部材78を通じて槽36内の油の液面高さを目視によって確認することができる。
下限ストッパー76およびフロート67は、次のようにして槽36から取り出される。まず、槽36内の油の液面がフロート受け58の下方に位置するまで、槽36内の油を排出する。その後、すべてのねじ77を取り外して、蓋57を取り外す。鉛直棒73は容易にスイッチ部72と一緒に持ち上げることができる。したがって、鉛直棒73の下端がフロート67の上方に位置するまで、鉛直棒73を持ち上げる。フロート受け58はフロート取り出し口52の下方に配置されているため、作業員はフロート取り出し口52を通じて槽36内に手を入れて、フロート受け58上の下限ストッパー76およびフロート67を容易に取り出すことができる。
本実施形態によれば、フロート67はフロート受け58に受け止められるので、槽36内の油をすべて排出する必要はなく、槽36内の油の液面がフロート受け58の下方に位置するまで油を排出すればよい。したがって、油の排出時間を短くすることができる。
さらに、本実施形態によれば、作業員は、フロート取り出し口52を通じてフロート受け58上のフロート67を容易に取り出すことができる。また、本実施形態によれば、小量の油を排出すればよいため、排出された油を再利用するための作業(油に混入した不純物を除去するための濾過作業)には手間がかからない。
本発明は、上述した液面検出器49とは別のタイプの液面検出器にも適用することができる。図6は上述した液面検出器49とは別のタイプの液面検出器を示す図である。図6に示す例では、フロート67には固定部材75が固定されており、固定部材75は図示しない締結具によって鉛直棒73に固定されている。したがって、鉛直棒73およびフロート67は、油の液面高さに応じて一体的に上下動する。鉛直棒73には上限ストッパー74および下限ストッパー76は取り付けられていない。
槽36内に油が貯留された状態で、固定部材75を鉛直棒73に締め付けている締結具が緩むと、フロート67は鉛直棒73にガイドされた状態で槽36内の油の液面上に浮く。鉛直棒73はフロート67内を延びているため、フロート67は鉛直棒73から離れることなく槽36内の油の液面上に浮く。
図7は図6に示すフロート67がフロート受け58に受け止められた様子を示す図である。図7に示すように、鉛直棒73の下端はフロート受け58の底部58aの近傍に位置しているため、槽36内の油の液面がフロート受け58の下方に位置するまで油を排出しても、フロート67は鉛直棒73に引っかかった状態で、フロート受け58に受け止められる。
図8は図6に示す鉛直棒73が落下した様子を示す図である。図8に示すように、フロート67が鉛直棒73に固定された状態で鉛直棒73がスイッチ部72から脱落することがある。この場合でも、フロート受け58を設けることにより、フロート67および鉛直棒73はフロート受け58に受け止められる。鉛直棒73の下端は、フロート受け58の底部58aと側部58bとに受け止められる。したがって、作業員は、フロート取り出し口52を通じてフロート67が固定された鉛直棒73を容易に取り出すことができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 インペラ
2 ランナ
5 流体室
7 インペラケーシング
11 駆動軸
12 出力軸
15 入力軸
16,17,40,41,45,46 ラジアル軸受
21 大歯車
22 小歯車
25 作動流体循環システム
26 流体冷却装置
30 スクープチューブ
30a 先端
31 アクチュエータ
36 槽
37 油タンク
37a 側壁
38 ケーシング
38a 側壁
42,47 スラスト軸受
49 液面検出器
50 潤滑油供給システム
51 油供給ライン
52 フロート取り出し口
57 蓋
58 フロート受け
58a 底部
58b 側部
67 フロート
72 スイッチ部
73 鉛直棒
74 上限ストッパー
75 固定部材
76 下限ストッパー
77 ねじ
78 透明部材
79 目盛り

Claims (6)

  1. 流体継手の運転に使用される油を溜める槽と、
    前記槽内に配置されたフロートを有し、該フロートの位置に基づいて前記槽内の油の液面高さを検出する液面検出器と、
    前記槽に形成されたフロート取り出し口と、
    前記フロート取り出し口を覆う着脱可能な蓋と、
    前記フロートの真下に配置され、前記フロート取り出し口よりも下方に位置するフロート受けを備えたことを特徴とする油貯留構造体。
  2. 前記フロート受けは、前記フロートの全長よりも大きい板状の部材から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の油貯留構造体。
  3. 前記蓋の少なくとも一部は透明部材から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の油貯留構造体。
  4. 前記透明部材には目盛りが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の油貯留構造体。
  5. 前記液面検出器は、前記フロートの位置に基づいて作動するスイッチ部と、前記スイッチ部に接続され、前記フロート内を延びる鉛直棒とをさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の油貯留構造体。
  6. 互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、
    前記インペラが固定された駆動軸と、
    前記ランナが固定された出力軸と、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の油貯留構造体とを備えたことを特徴とする流体継手。
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