JP5193693B2 - クーラントポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、金属その他の材料を加工する際に用いられる潤滑用のクーラント液をクーラント液タンクから工作機械に供給するためのクーラントポンプに関し、特に切り粉等の異物がケーシング内に堆積することを防止することができる技術に関する。
金属その他の材料を加工する際に用いられ、切り粉その他の異物を含んだ潤滑用のクーラント液を、NC旋盤等の工作機械近傍にチップコンベアを設置して、工作機械のベッド周囲から切り粉とクーラント液を回収して、チップコンベアの金網フィルタにより粗大な切り粉を除去した後、微細な金属粉をクーラント液清浄装置で除去していた。このため、工作機械ベッド下部に配置されたクーラント液タンク内部にクーラントポンプを設置し、貯留した代償の切り粉とクーラント液全てを、逆洗機構を有するクーラントセパレータへ還流方式が考えられている。
ところが、工作機械が生成する粗大な切り粉は、アルミ・鋳鉄・銅合金、超硬合金やステンレス等の難削材等、比重・形状・長さについて様々であり、クーラント液中の濃度も10wt%程度あり、100g/クーラント液1L程度と膨大な量になるが、クーラントポンプに関する従来技術として、切り粉がポンプ内部を通過しないようにしてポンプへの悪影響を防止する考え方が主流であった(例えば、特許文献1参照)。
したがって、従来のクーラントポンプも、その吸込口に数mm程度の孔を複数個設けたスクリーンが装着されている。また、インペラも揚水性能を重視して複数の羽根を有するクローズドインペラが採用されており、10mm程度の長さの切り粉の場合は、羽根部の付け根にまたがって引っかかる等の欠点があった。
さらに、ケーシング内部も工事用水中ポンプと同様に、ガイドベーンが組み込まれていたり、汚水水中ポンプと同様に、円形ケーシングであり、渦巻室断面も通常の円形断面になっており、随所に重い切り粉が滞留する部位が残され、粗大な切り粉を搬送することを前提に設計されていなかった。
また、従来のクーラントポンプは、上方よりポンプケーシングを分解することができないため、異物の閉塞やインペラの拘束が発生した場合、吐出配管を取り外した後、モータ・ポンプ・ベース・吐出配管を全てをクーラント液タンクから取り出して、ケーシング吸込口のスクリーンを外して、固着した異物を除去したり、ケーシングをケーシングカバーから外して、内部を点検・清掃する必要があった。
特許3603363号公報
上述したクーラントポンプでは、次のような問題があった。すなわち、渦巻室の断面下部が半円形であるため、インペラ外周から吐出された水流によって、切り粉が渦巻室外周に押し付けられ、切り粉は比重が大きいため特に下部に残り、鋳造製ケーシングの表面粗さに伴う凹凸に引っかかり、後続して流れてくる切り粉が堆積していく核となってしまう。
そこで本発明は、ケーシング内の異物の残留を最小限に抑えることができるクーラントポンプを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のクーラントポンプは次のように構成されている。
クーラント液タンクから固形状の異物を含むクーラント液を汲み上げて吐出配管に供給するクーラントポンプにおいて、前記クーラント液タンクに設けられ、渦巻室及び吐出案内路を有するケーシングと、前記渦巻室に配置され、回転軸を鉛直方向とするセミオープン型のインペラと、このインペラを駆動する駆動モータと、前記駆動モータと前記ケーシングとを結合するケーシングカバーとを備え、前記渦巻室の外壁面の下部は前記回転軸上方に向かって内側から外側にかけて広がるテーパ状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ケーシング内の異物の残留を最小限に抑えることが可能となる。
図1は本発明の一実施の形態に係るクーラントポンプ30が組み込まれたクーラントシステム10の概要を示す説明図、図2はクーラントポンプ30に組み込まれたケーシングカバー41及びポンプケーシング42を示す上面図、図3は同クーラントポンプ30に組み込まれたケーシング40を示す横断面図、図4〜図8は同ケーシング10の要部断面図である。なお、図1中100は本クーラントシステム10が用いられる工作機械を示している。
クーラントシステム10は、切削油等のクーラント液を収容するクーラント液タンク20と、このクーラント液タンク20から集中ろ過装置91を介してクーラント液を移送するためのクーラントポンプ30と、集中ろ過装置91から供給されたクーラント液を工作機械100に供給するための吐出配管90とを備えている。
クーラント液タンク20は、工作機械100の近傍に配置されている。クーラント液タンク20は天板21と底板22を備え、天板21は後述するケーシングカバー41が取り付けられる開口部21aが設けられている。
クーラントポンプ30は、鋳造製のケーシング40と、このケーシング40内に配置されたインペラ50と、このインペラ50を駆動する駆動モータ60とを備えている。ケーシング40は、上側にケーシングカバー41、下側にポンプケーシング42の上下に分割できる構成となっている。
ケーシングカバー41は、駆動モータ60を支持するとともに、クーラント液タンク20の取付部21に着脱自在に取り付けられている。
ポンプケーシング42は、クーラント液タンク20の底板22に複数の脚部42aを介して設置することも可能である。なお、複数の脚部42aは、後述する吸込口43aに向かって放射状に設けられている。
ポンプケーシング42には、後述するインペラ50が設けられる渦巻室43と、この渦巻室43に一体に形成され、吐出案内路44とを備えている。渦巻室43の底面中央には吸込口43aが設けられている。吐出案内路44の先端には吐出口44aが設けられている。また、吐出フランジ45を介して吐出配管90に取り付けられている。
渦巻室43の側壁43bは、図4〜図8に示すように順次変化する。特に、ポンプケーシング42側は、内側から外側にかけて広がるテーパ状に形成され、その傾斜角は吐出案内路44に近づくにつれ大きくなっている。なお、ケーシングカバー41側は円弧状である。
渦巻室43の中央にはインペラ50がその回転軸を略鉛直方向にして配置され、インペラ50は、駆動モータ60の回転軸に取り付けられている。インペラ50は、セミオープン型であり、羽根が1枚である。
このように構成されたクーラントポンプ30は、次のように動作する。なお、クーラント液タンク20内には、クーラント液Lが収容されており、切り粉等の固形状の異物がある程度混入している。
最初に駆動モータ60を作動させると、インペラ50が回転し、クーラント液タンク20内のクーラント液Lが吸込口43aを介して渦巻室43内に導入される。
なお、脚部42aは、クーラント液タンク20の底板22から吸込口43aまでの高さは十分に設け、吸込口43aを中心にして放射状に配置されているので異物が引っかかることを防止できる。
渦巻室43では、インペラ50が回転することによりクーラント液Lが吐出案内路44に向けて圧送される。このとき、異物は例えば図3中二点鎖線Wに示すような経路を辿って吐出口44aに向けて圧送される。
異物は金属であるため、ポンプケーシング42の底面に残りやすいが、側壁43bは内側から外側にかけて広がるテーパ状に形成されているため、流路面積が低減し、流速が大きくなるとともに、滞留しやすい窪みが存在しないため、異物が堆積しにくい。また、インペラ50の外周から吐出された液流によって渦巻室43の側壁43bに押し付けられた異物も渦巻室43の中央部まで押し上げられることになるため、異物が下部に沈降せずに渦巻室43の中央壁面を滑って吐出口44aに圧送される。したがって、比重が大きく粗大な異物の搬送能力を向上させることができる。
一方、ケーシングカバー41側の壁面は円弧状であるため、圧力損失を最小限に抑えることができる。
また、インペラ50の羽根枚数が1枚であるため、切り粉がカールした長尺の異物が複数の流れ方向に引っ張られてインペラ50に絡むことはない。
なお、工作機械100に供給されたクーラント液Lは図示しない経路を辿ってクーラント液タンク20に戻される。
このように異物がケーシング40内に滞留することを最小限に抑えることができる。
一方、点検・清掃時には、吐出フランジ45と吐出配管90との結合を外し、ケーシングカバー41とポンプケーシング42との取付部材を外せば、駆動モータ60や吐出配管90はクーラント液タンク20から外すことなく、ポンプケーシング42内の点検・清掃を行うことができる。
上述したように、本実施の形態に係るクーラントポンプ30によれば、ケーシング40内の異物の残留を最小限に抑えることができるとともに、点検・清掃を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の一実施の形態に係るクーラントポンプが組み込まれたクーラントシステムの構成を示す説明図。 同クーラントポンプに組み込まれたケーシングカバー及びポンプケーシングを示す上面図。 同ポンプケーシングを示す横断面図。 同ケーシングの渦巻室の壁面を図2中A−A線で切断して示す断面図。 同ケーシングの渦巻室の壁面を図2中B−B線で切断して示す断面図。 同ケーシングの渦巻室の壁面を図2中C−C線で切断して示す断面図。 同ケーシングの渦巻室の壁面を図2中D−D線で切断して示す断面図。 同ケーシングの渦巻室の壁面を図2中E−E線で切断して示す断面図。
符号の説明
10…クーラントシステム、20…クーラント液タンク、30…クーラントポンプ、40…ケーシング、41…ケーシングカバー、42…ポンプケーシング、43b…側壁、50…インペラ、90…吐出配管、100…工作機械。

Claims (4)

  1. クーラント液タンクから固形状の異物を含むクーラント液を汲み上げて吐出配管に供給するクーラントポンプにおいて、
    前記クーラント液タンクに設けられ、渦巻室及び吐出案内路を有するケーシングと、
    前記渦巻室に配置され、回転軸を鉛直方向とするセミオープン型のインペラと、
    このインペラを駆動する駆動モータと、
    前記駆動モータと前記ケーシングとを結合するケーシングカバーとを備え、
    前記渦巻室の外壁面の下部は前記回転軸上方に向かって内側から外側にかけて広がるテーパ状に形成されていることを特徴とするクーラントポンプ。
  2. 前記インペラの羽根枚数は1枚であることを特徴とする請求項1に記載のクーラントポンプ。
  3. 前記ケーシングカバーは、前記クーラント液タンクの天板に着脱自在に固定され、
    前記吐出配管が前記天板に取り付けられるとともに、前記吐出案内路に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のクーラントポンプ。
  4. 前記ケーシングは、前記クーラント液タンク底部に脚部を介して着底設置可能に形成され、
    前記吐出配管が前記天板に取り付けられるとともに、前記吐出案内路に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のクーラントポンプ。
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