JP6326356B2 - 撮像装置及び撮像装置の作動方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の作動方法に関する。
電子内視鏡装置等の撮像装置でカラー画像を得る方式の1つとして、面順次方式が知られている。面順次方式は、複数の波長の異なる照明光を順次に切り替えて被写体に照射しつつ、照明光の照射と同期して被写体を撮像することによってカラー画像を得る方式である。面順次方式を利用した撮像装置として、例えば特許文献1の撮像装置が知られている。
特開2013−255655号公報
面順次方式の撮像装置で被写体の画像を得ようとする場合において、被写体が高速で移動していると、照明光の照射毎の被写体の位置のずれに起因して色ずれが発生する。表示部の表示の更新期間毎に同じ色ずれが発生すると、表示の更新期間毎に表示部に表示される被写体の色には偏りが生じてしまう。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、被写体の色の偏りを抑制可能な撮像装置及び撮像装置の作動方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像装置は、カラー画像を生成するための、波長の異なる複数の照明光を順次に切り替えて被写体に対して照射する照明部と、前記照明部からの照明光の前記被写体からの戻り光を、前記照明光の切り替えと同期して撮像し、前記照明光毎に前記被写体に係る画像信号を生成する撮像部と、画像を表示する表示部において表示される表示画像の更新期間内に前記複数の照明光を前記被写体に照射する場合に、第1の更新期間内に第1の照射順序で前記複数の照明光を照射し、第2の更新期間内に前記第1の照射順序とは異なる第2の照射順序で前記複数の照明光を照射するように前記照明部を制御する制御部と、前記制御部によって照射順序が制御された前記複数の照明光の前記被写体からの戻り光を撮像することによって得られた前記照明光毎の画像信号から、前記被写体のカラー画像データを生成する画像処理部とを具備する。
前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像装置の作動方法は、被写体に対して照明光を照射する照明部と、前記照明部からの照明光の前記被写体からの戻り光を撮像して前記被写体に係わる画像信号を生成する撮像部と、前記照明部を制御する制御部と、前記撮像部の撮像によって得られた前記画像信号から前記被写体のカラー画像データを生成する画像処理部と、を具備する撮像装置の作動方法であって、前記照明部が、カラー画像を生成するための、波長の異なる複数の前記照明光を順次に切り替えることと、前記撮像部が、前記戻り光を、前記照明光の切り替えと同期して撮像し、前記照明光毎に前記被写体に係る前記画像信号を生成することと、前記制御部が、画像を表示する表示部において表示される表示画像の更新期間内に前記複数の照明光を前記被写体に照射する場合に、第1の更新期間内に第1の照射順序で前記複数の照明光を照射するように、及び、第2の更新期間内に前記第1の照射順序とは異なる第2の照射順序で前記複数の照明光を照射するように前記照明部を制御することと、前記画像処理部が、前記制御部によって照射順序が制御された前記複数の照明光の前記被写体からの戻り光を撮像することによって得られた前記複数の照明光ごとの画像信号から、前記被写体のカラー画像データを生成することとを具備する。
本発明によれば、被写体の色の偏りを抑制可能な撮像装置及び撮像装置の作動方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略的な構成を示すブロック図である。 色ずれ及び色の偏りについて説明するための図である。 白色光モードの場合の照明光の照射順序の設定例である。 特殊光モードの場合の照明光の照射順序の設定例である。 2重露光特殊光モードの場合の照明光の照射順序の設定例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略的な構成を示すブロック図である。撮像装置1は、例えば内視鏡装置に適用される。撮像装置1は、内視鏡装置に限らずに種々の撮像装置に対して適用可能である。
撮像装置1は、撮像部102と、照明部104と、A/D変換部106と、画像処理部108と、表示部110とを有している。
撮像部102は、照明部104の照明光の被写体からの戻り光を撮像し、被写体に係る画像信号を生成する。この撮像部102は、結像レンズと、撮像素子とを有している。結像レンズは、被写体からの戻り光を撮像素子の受光面上に入射させるための光学系である。撮像素子は、被写体からの光を受けるための受光面を有している。受光面には、画素が形成されている。各画素は、入射した光の量に応じた電気信号(画像信号)を生成する。なお、本実施形態の例の撮像素子は、カラーフィルタを有していない。したがって、各画素は、照明光の波長によらずに戻り光に応じた電気信号を生成する。
照明部104は、波長の異なる照明光を含む複数の照明光を被写体に照射するように構成されている。ここでの波長の異なる複数の照明光とは、例えばカラー画像化のために必要となる照明光である。カラー画像化のために必要な照明光とは、例えばR(赤色)波長帯の照明光、G(緑色)波長帯の照明光、B(青色)波長帯の照明光である。このような照明部104は、例えばR波長帯の照明光を発するLEDと、G波長帯の照明光を発するLEDと、B波長帯の照明光を発するLEDとを有する。照明部104は、3個のLEDによって照明光を照射するものでなくても良い。照明部104は、白色光源(例えばランプ)と回転色フィルタによって照明光を照射するものであっても良い。
A/D変換部106は、撮像部102で得られた画像信号をデジタル信号である画像データに変換する。
画像処理部108は、A/D変換部106で得られた画像データに対して画像処理を施す。この画像処理部108は、同時化処理回路、階調補正回路、色補正回路等を有している。同時化処理回路は、R照明光の照射に伴って撮像部102において得られた画像信号に基づくR画像データと、G照明光の照射に伴って撮像部102において得られた画像信号に基づくG画像データと、B照明光の照射に伴って撮像部102において得られた画像信号に基づくB画像データを同時化する。階調補正回路は、画像データに対して階調補正を行う。色補正回路は、画像データに対して色調補正を行う。
表示部110は、例えば液晶ディスプレイであって、画像処理部108で処理された画像データに基づいて被写体に係る表示画像等の各種の画像を表示する。
制御部112は、撮像部102の撮像動作と、照明部104の照明動作と、A/D変換部106のサンプリング動作と、画像処理部108の画像処理と、表示部110の表示動作とを同期制御する。この制御部112は、フレームレート設定部1121を有している。フレームレート設定部1121は、撮像部102の撮像フレームレートと表示部110の表示フレームレートをそれぞれ設定する。撮像部102及び表示部110は、それぞれ設定されたフレームレートで動作する。
以下、撮像装置1の動作を説明する。まず、制御部112は、動作モードに応じて、フレームレート設定部1121により、撮像部102の撮像フレームレートと表示部110の表示フレームレートとを設定する。撮像装置1は、動作モードとして例えば通常白色光モードと3倍白色光モードとを有している。通常白色光モードは、撮像フレームレートと表示フレームレートとを一致させた状態で被写体を白色照明しつつ撮像を行う面順次方式の撮像モードである。3倍白色光モードは、撮像フレームレートを表示フレームレートの3倍にした状態で被写体を白色照明しつつ撮像を行う面順次方式の撮像モードである。通常白色光モードであれば、制御部112は、撮像部102の撮像フレームレートと表示部110の表示フレームレートとを同じにする。例えば、制御部112は、撮像部102の撮像フレームレートと表示部110の表示フレームレートとを60fpsにする。また、3倍白色光モードであれば、制御部112は、撮像部102の撮像フレームレートを表示部110の表示フレームレートの3倍にする。例えば、制御部112は、撮像部102の撮像フレームレートを180fpsに、表示部110の表示フレームレートを60fpsにする。
なお、撮像装置1は、通常白色光モード及び3倍白色光モード以外の動作モードを有していても良い。他の動作モードであっても、制御部112は、その動作モードに対応する撮像フレームレートと表示フレームレートとを撮像部102及び表示部110に設定する。例えば、更新期間内にn個の照明光を順次に照射するn倍モードにおける撮像フレームレートは、表示フレームレートに対して概略的に、(撮像フレームレート)=(表示フレームレート)×nに設定される。例えば、2倍モードの場合、表示フレームレートが60fpsであれば、撮像フレームレートは、概略60×2=120fpsである。
制御部112は、表示部110の表示画像の更新期間毎の照明光の照射順序を設定する。この設定については、後で詳しく説明する。
制御部112は、設定した照射順序に従って照明部104から照明光を順次に照射させるとともに、撮像部102による撮像を開始させる。撮像部102の撮像動作と同期して、照明部104からは、制御部112で設定された照射順序で照明光が被写体に照射される。これにより、撮像部102の撮像素子では、照明光で照明された被写体に係る画像信号が生成される。
撮像部102で得られた画像信号は、A/D変換部106においてデジタル信号である画像データに変換される。この画像データは、画像処理部108において処理される。画像処理は、例えばR画像データと、G画像データと、B画像データが揃った時点で行われる。この場合、R画像データと、G画像データと、B画像データから1枚のカラー画像データが生成される。なお、画像処理は、R画像データと、G画像データと、B画像データのそれぞれが得られた時点で行われても良い。この場合、同時化は行われない。
画像処理の後、制御部112は、画像処理部108で処理された画像データに基づくカラー画像を表示部110に表示させる。これにより、表示部110において被写体の観察が行われ得る。以上の動作が繰り返されることにより、表示部110には、被写体に係る動画像が表示される。
次に、照明光の照射順序の設定について説明する。まず、面順次方式において発生する色ずれと色の偏りについて説明する。図2は、色ずれ及び色の偏りについて説明するための図である。図2は、上から、通常白色光モードにおける照明光のタイミングチャート、3倍白色光モードにおける照明光のタイミングチャート、3倍白色光モードで表示される表示画像のタイミングチャート、被写体の動き、被写体の照明状態を示している。ここで、図2の照明光のタイミングチャートにおける「R」はR照明光であることを示し、「G」はG照明光であることを示し、「B」はB照明光であることを示している。同様に、表示画像のタイミングチャートにおける「R」はR画像であることを示し、「G」はG画像であることを示し、「B」はB画像であることを示している。また、それぞれに付された数字は、何番目の更新期間の照明光又は画像であるかを示している。
通常白色光モードでは、表示部110の表示画像の更新期間毎に、R照明光、G照明光、B照明光のうちの1つが被写体に照射される。図2の例では、更新期間0ではR照明光が照射され、更新期間1ではG照明光が照射され、更新期間2ではB照明光が照射され、以下、この順で照明光の照射が繰り返される。
ここで、図2に示すように被写体が等速直線運動をしているとすると、R画像の取得時とG画像の取得時とでは、画像内の被写体の位置は、被写体の進行方向に沿って更新期間に対応した距離分だけずれる。同様に、G画像の取得時とB画像の取得時とでは、画像内の被写体の位置が被写体の進行方向に沿って更新期間に対応した距離分だけずれる。すなわち、G画像を基準にすると、B画像データにおける被写体の位置は被写体の進行方向に更新期間に対応した距離分だけG画像データにおける被写体の位置からずれ、R画像データにおける被写体の位置は被写体の進行方向とは逆方向に更新期間に対応した距離分だけG画像データにおける被写体の位置からずれる。このため、表示部110に動画像として表示される表示画像における被写体は、進行方向側の縁で青みを有し、進行方向と反対側の縁で赤みを有することになる。このような現象を本明細書では「色ずれ」と言う。
前述したように、色ずれは、R画像データの取得時と、G画像データの取得時と、B画像データの取得時との間の被写体の移動によって生じる。したがって、色ずれは、撮像フレームレートを高くすることで抑制される。
3倍白色光モードでは、更新期間内でR照明光、G照明光、B照明光のそれぞれが順次に被写体に照射される。図2の例では、更新期間0の最初の1/3の期間ではR照明光が照射され、2番目の1/3の期間ではG照明光が照射され、3番目の1/3の期間ではB照明光が照射され、以下、この順で照明光の照射が繰り返される。通常白色光モードの場合と同じ速度で被写体が移動しているとすると、3倍白色光モードの場合の色ずれは、通常白色光モードの場合の色ずれの概略1/3になる。
ここで、図2の例の3倍白色光モードのように、各更新期間で、R、G、Bの順で照明光を被写体に照射した場合を考える。このとき、全ての更新期間で、被写体は、進行方向側の縁で青みを有し、進行方向と反対側の縁で赤みを有する。このため、表示部110に表示される表示画像の被写体の進行方向側の縁においては青い筋が視認され、被写体の進行方向と反対側の縁においては赤い筋が視認される。このような現象を本明細書では「色の偏り」と言う。
色の偏りは、全ての更新期間で同じ色ずれが発生するために生じる。このため、更新期間毎で異なる色ずれが生じていれば、複数の更新期間の平均としては、色の偏りは低減される。したがって、本実施形態では、図3に示すように照明光の照射順序を更新期間毎に異ならせる。図3の例では、更新期間0の最初の1/3の期間ではR照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではG照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではB照明光を照射させる。また、更新期間1の最初の1/3の期間ではG照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではB照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではR照明光を照射させる。さらに、更新期間2の最初の1/3の期間ではB照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではR照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではG照明光を照射させる。以下、この順で照明光の照射を繰り返させる。
このようにした場合、更新期間0の被写体は、進行方向側の縁で青みを有し、進行方向と反対側の縁で赤みを有する。また、更新期間1の被写体は、進行方向側の縁で赤みを有し、進行方向と反対側の縁で緑みを有する。さらに、更新期間2の被写体は、進行方向側の縁で緑みを有し、進行方向と反対側の縁で青みを有する。これらの3つの更新期間の時間平均で見た場合、被写体の進行方向側の縁は、青、赤、緑に変化する。結果として、被写体の進行方向側の縁は略白色に見える。同様に、被写体の進行方向と反対側の縁は、赤、緑、青に変化する。結果として、被写体の進行方向側と反対側の縁も略白色に見える。このようにして色の偏りが抑制される。
以上説明したように本実施形態によれば、表示画像の更新期間内に複数の異なる波長の照明光を被写体に照射する撮像モードにおいて、更新期間内に照射する照明光の照射順序を更新期間毎に異ならせるようにすることで、表示画像における色の偏りが抑制される。
なお、図3で示した照明光の照射順序は適宜変更され得る。しかしながら、色の偏りの抑制の観点で見れば、3つの更新期間の時間平均で見たときに、被写体の進行方向側の縁が赤青緑の3色に変化し、被写体の進行方向と反対側の縁も赤青緑の3色に変化するように照射順序が設定されることが望ましい。
[変形例]
以下、本実施形態の変形例を説明する。前述の例は、白色照明を用いた面順次方式の例であるが、本実施形態の技術は、白色照明を用いた面順次方式以外の、表示画像の更新期間内に異なる波長を含む複数の照明光を被写体に照射する各種の撮像モードにおいて適用され得る。
図4は、内視鏡装置において用いられる特殊光モードの場合の照明光の照射順序の設定例である。近年の内視鏡装置は、前述の白色光モードの他に特殊光モードを有している。特殊光は、例えば415nm付近と540nm付近にピークを有するスペクトル光であって、血管等の観察に用いられる光である。なお、白色光モードと特殊光モードとの切り替えは制御部112によって行われる。このモードの切り替えに伴って、制御部112は、撮像フレームレートの設定等を行う。
特殊光は、例えばG照明光とB照明光の照射によって得られる。特殊光モードは更新期間内に2種の照明光を照射する動作モードであるので、撮像フレームレートは、表示フレームレートに対して概略的に2倍に設定される。例えば、表示フレームレートが60fpsであれば、撮像フレームレートは、概略60×2=120fpsである。
本変形例においても、更新期間毎で異なる色ずれが生じるように照明光の照射順序を設定する。図4の例では、更新期間0の最初の1/2の期間ではG照明光を照射させ、2番目の1/2の期間ではB照明光を照射させる。また、更新期間1の最初の1/2の期間ではB照明光を照射させ、2番目の1/2の期間ではG照明光を照射させる。以下、この順で照明光の照射を繰り返させる。
このようにした場合、更新期間0の被写体は、進行方向側の縁でB照明光の照射期間中に得られた画像データの色みを有し、進行方向と反対側の縁でG照明光の照射期間中に得られた画像データの色みを有する。また、更新期間1の被写体は、進行方向側の縁でG照明光の照射期間中に得られた画像データの色みを有し、進行方向と反対側の縁でB照明光の照射期間中に得られた画像データの色みを有する。これらの2つの更新期間の時間平均で見た場合、被写体の進行方向側の縁は、B照明光の照射期間中に得られた画像データの色、G照明光の照射期間中に得られた画像データの色に変化する。同様に、被写体の進行方向と反対側の縁は、G照明光の照射期間中に得られた画像データの色、B照明光の照射期間中に得られた画像データの色に変化する。このようにして色の偏りが抑制される。
図5は、内視鏡装置において用いられる2重露光特殊光モードの場合の照明光の照射順序の設定例である。一般に、撮像素子におけるB照明光の受光感度は、G照明光の受光感度に比べて低い。2重露光特殊光モードでは、B照明光の光量不足を補うため、更新期間内に複数回のB照明光の照射が行われる。すなわち、2重露光特殊光モードでは、3倍白色光モードの場合にはR照明光が照射される期間中にも、B照明光が照射される。これにより、B照明光の照射時間、すなわちB画像の露光時間を概略2倍にすることができる。なお、図5では、3倍色モードの場合にB照明光が照射される期間中に照射されるB照明光にはダッシュ(´)符号を付すことにより、3倍色モードの場合にR照明光が照射される期間中に照射されるB照明光と区別している。
本変形例においても、更新期間毎で異なる色ずれが生じるように照明光の照射順序を設定する。図5の例では、更新期間0の最初の1/3の期間ではB照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではG照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではB´照明光を照射させる。また、更新期間1の最初の1/3の期間ではG照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではB´照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではB照明光を照射させる。さらに、更新期間2の最初の1/3の期間ではB´照明光を照射させ、2番目の1/3の期間ではB照明光を照射させ、3番目の1/3の期間ではG照明光を照射させる。以下、この順で照明光の照射を繰り返させる。
このようにした場合、更新期間0の被写体は、進行方向側の縁でB´照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有し、進行方向と反対側の縁でもB照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有する。また、更新期間1の被写体は、進行方向側の縁でB照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有し、進行方向と反対側の縁でG照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有する。さらに、更新期間2の被写体は、進行方向側の縁でG照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有し、進行方向と反対側の縁でB´照明光の照射期間中に得られた画像データの色を有する。これらの3つの更新期間の時間平均で見た場合、被写体の進行方向側の縁は、B´照明光の照射期間中に得られた画像データの色、B照明光の照射期間中に得られた画像データの色、G照明光の照射期間中に得られた画像データの色に変化する。同様に、被写体の進行方向と反対側の縁は、B照明光の照射期間中に得られた画像データの色、G照明光の照射期間中に得られた画像データの色、B´照明光の照射期間中に得られた画像データの色に変化する。このようにして色の偏りが抑制される。
以上説明したように、本施形態の技術は、表示画像の更新期間内に異なる波長を含む複数の照明光を被写体に照射する各種の撮像モードにおいて適用され得る。すなわち、更新期間内にn個の照明光を順次に照射する撮像モードにおいて、n個の更新期間中に照射する照明光の照射順序の組み合わせを異ならせることにより、色の偏りを抑制することが可能である。
ここで、以上の実施形態による各処理は、コンピュータとしてのCPU等に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、メモリカード、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、CPU等は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
また、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1 撮像装置、102 撮像部、104 照明部、106 A/D変換部、108 画像処理部、110 表示部

Claims (9)

  1. カラー画像を生成するための、波長の異なる複数の照明光を順次に切り替えて被写体に対して照射する照明部と、
    前記照明部からの照明光の前記被写体からの戻り光を、前記照明光の切り替えと同期して撮像し、前記照明光毎に前記被写体に係る画像信号を生成する撮像部と、
    画像を表示する表示部において表示される表示画像の更新期間内に前記複数の照明光を前記被写体に照射する場合に、第1の更新期間内に第1の照射順序で前記複数の照明光を照射し、第2の更新期間内に前記第1の照射順序とは異なる第2の照射順序で前記複数の照明光を照射するように前記照明部を制御する制御部と、
    前記制御部によって照射順序が制御された前記複数の照明光の前記被写体からの戻り光を撮像することによって得られた前記照明光毎の画像信号から、前記被写体のカラー画像データを生成する画像処理部と、
    を具備する撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、前記第1の更新期間内に前記撮像部で撮像された前記照明光毎の画像信号から1フレームのカラー画像データを生成し、さらに、前記第2の更新期間内に前記撮像部で撮像された前記照明光毎の画像信号から1フレームのカラー画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像部を構成する撮像素子はカラーフィルタを有しておらず、該撮像素子は、前記照明光の波長によらずに前記戻り光の光の量に応じた画像信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記照明部は、前記カラー画像を生成するための前記複数の照明光として、赤色波長帯の照明光と、緑色波長帯の照明光と、青色波長帯の照明光とを順次に切り替えて被写体に対して照射し、
    前記画像処理部は、前記赤色波長帯の照明光の照射によって得られた画像信号と、前記緑色波長帯の照明光の照射によって得られた画像信号と、前記青色波長帯の照明光の照射によって得られた画像信号とから、前記被写体のカラー画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記照明部は、前記カラー画像を生成するための前記複数の照明光として、所定の波長にピークを有する第1のスペクトル光と、前記第1のスペクトル光とは異なる波長にピークを有する第2のスペクトル光とを順次に切り替えて被写体に対して照射し、
    前記画像処理部は、前記第1のスペクトル光の照射によって得られた画像信号と、前記第2のスペクトル光の照射によって得られた画像信号とから、前記被写体のカラー画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記撮像部の撮像フレームレートを設定する撮像フレームレート設定部を有し、前記照明光の照射タイミングを前記撮像フレームレート設定部で設定された撮像フレームレートと同期するように制御する請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像フレームレートは、前記更新期間に対応した前記表示部の表示フレームレートの2倍又は3倍である請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記照明部から複数の前記照明光を順次に切り替えて被写体に照射することで前記被写体に白色光を照射する白色光モードと、前記照明部から複数の前記照明光を順次に切り替えて被写体に照射することで前記被写体に特殊光を照射する特殊光モードとを動作モードとして有し、
    前記制御部は、前記動作モードに応じて前記更新期間内に照射する前記照明光の照射順序を設定する請求項1に記載の撮像装置。
  9. 被写体に対して照明光を照射する照明部と、前記照明部からの照明光の前記被写体からの戻り光を撮像して前記被写体に係わる画像信号を生成する撮像部と、前記照明部を制御する制御部と、前記撮像部の撮像によって得られた前記画像信号から前記被写体のカラー画像データを生成する画像処理部と、を具備する撮像装置の作動方法であって、
    前記照明部が、カラー画像を生成するための、波長の異なる複数の前記照明光を順次に切り替えることと、
    前記撮像部が、前記戻り光を、前記照明光の切り替えと同期して撮像し、前記照明光毎に前記被写体に係る前記画像信号を生成することと、
    前記制御部が、画像を表示する表示部において表示される表示画像の更新期間内に前記複数の照明光を前記被写体に照射する場合に、第1の更新期間内に第1の照射順序で前記複数の照明光を照射するように、及び、第2の更新期間内に前記第1の照射順序とは異なる第2の照射順序で前記複数の照明光を照射するように前記照明部を制御することと、
    前記画像処理部が、前記制御部によって照射順序が制御された前記複数の照明光の前記被写体からの戻り光を撮像することによって得られた前記複数の照明光ごとの画像信号から、前記被写体のカラー画像データを生成することと、
    を具備する撮像装置の作動方法。
JP2014238741A 2014-11-26 2014-11-26 撮像装置及び撮像装置の作動方法 Active JP6326356B2 (ja)

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