JP6325693B2 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト(以下、「LTE−A」と表す)、FRA(Future Radio Access)などともいう)も検討されている。
ところで、近年、通信装置の低コスト化に伴い、ネットワークに繋がれた装置が、人間の手を介さずに相互に通信して自動的に制御を行う機器間通信(M2M:Machine-to-Machine)の技術開発が盛んに行われている。特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)は、M2Mの中でも機器間通信用のセルラシステムとして、MTC(Machine Type Communication)の最適化に関する標準化を進めている(非特許文献2)。MTC端末(MTC UE(User Equipment))は、例えば電気メータ、ガスメータ、自動販売機、車両、その他産業機器などの幅広い分野への利用が考えられている。
コストの低減及びセルラシステムにおけるカバレッジエリアの改善の観点から、MTC端末の中でも、簡易なハードウェア構成で実現可能な低コストMTC端末(LC(Low-Cost)−MTC UE)の需要が高まっている。低コストMTC端末は、上りリンク(UL)及び下りリンク(DL)の使用帯域を、システム帯域の一部に制限することで実現される。システム帯域は、例えば、既存のLTE帯域(20MHzなど)、コンポーネントキャリア(CC)などに相当する。
使用帯域がシステム帯域の一部に制限される場合、既存システムで利用する広帯域のチャネル(例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel))や信号を受信することができない。そこで、使用帯域が狭帯域に制限されるユーザ端末(例えば、MTC端末)に対しては、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)を用いてPDCCHの代わりに用いることが検討されている。
既存のユーザ端末は、EPDCCHの割り当てリソースなどに関するEPDCCH設定情報(EPDCCH config.)を、直接又は間接的に、PDCCHに基づいて取得していた。しかしながら、使用帯域が狭帯域に制限されるユーザ端末は、PDCCHを利用できないため、EPDCCH設定情報を取得することができず、通信を適切に行うことができなくなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域に制限される場合であっても、通信を適切に行うことができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るユーザ端末は、ランダムアクセスレスポンスに基づいて、狭帯域単位で周波数を指定する情報を含むMTC端末向けの下りL1/L2制御チャネルの設定情報を取得する取得部と、前記設定情報に基づいて、前記下りL1/L2制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース(UE-specific Search Space)をモニターする受信部と、を有する。
本発明によれば、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域に制限される場合であっても、通信を適切に行うことができる。
システム帯域内における狭帯域の配置例を示す図である。 従来のLTEシステムにおけるEPDCCH設定情報の取得方法の説明図である。 MTC端末におけるPDSCHの割り当ての一例を示す図である。 第1の実施形態の方法1におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の方法2におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の方法3におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の方法4におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の方法5におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の方法6におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。 EPDCCH設定情報の通知に必要な情報量の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるEPDCCH設定情報のIDベースの取得の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるEPDCCH設定情報のPRACHリソースベースの取得の一例を示す図である。 最大3DCIを含むeCSSにおけるDCIの割り当ての一例を示す図である。 本発明の変形例に係るeCSSにおけるDCIの割り当ての一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
低コストMTC端末では、処理能力の低下を許容して、ハードウェア構成を簡略化することが検討されている。例えば、低コストMTC端末では、既存のユーザ端末(LTE端末)に比べて、ピークレートの減少、トランスポートブロックサイズの制限、リソースブロック(RB(Resource Block)、PRB(Physical Resource Block)ともいう)の制限、受信RFの制限などを適用することが検討されている。
低コストMTC端末は、単にMTC端末と呼ばれてもよい。また、既存のユーザ端末は、ノーマルUE、non−MTC UE、Category 1 UEなどと呼ばれてもよい。
使用帯域の上限がシステム帯域(例えば、20MHz)に設定される既存のユーザ端末とは異なり、MTC端末の使用帯域の上限は所定の狭帯域(例えば、1.4MHz)に制限される。帯域が制限されたMTC端末は、既存のユーザ端末との関係を考慮してLTEのシステム帯域内で動作させることが検討されている。例えば、システム帯域において、帯域が制限されたMTC端末と帯域が制限されない既存のユーザ端末との間で、周波数多重がサポートされる。したがって、MTC端末は、サポートする最大の帯域がシステム帯域の一部の狭帯域である端末と表されても良いし、LTEのシステム帯域よりも狭帯域の送受信性能を有する端末と表されても良い。
図1は、システム帯域内における狭帯域の配置例を示す図である。図1では、LTEのシステム帯域(例えば、20MHz)に比べて狭い所定の狭帯域が、MTC端末によって検出される範囲であることが示されている。
なお、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の周波数位置は、システム帯域内で変化可能な構成とすることが好ましい。例えば、MTC端末は、所定の期間(例えば、サブフレーム)毎に異なる周波数リソースを用いて通信することが好ましい。これにより、MTC端末に対するトラヒックオフロードや、周波数ダイバーシチ効果が実現でき、周波数利用効率の低下を抑制することができる。したがって、MTC端末は、周波数ホッピングや周波数スケジューリングの適用を考慮して、RFの再調整(retuning)機能を有することが好ましい。
ところで、MTC端末は、所定の期間において狭帯域の通信しかサポートしていないため、広帯域のPDCCHで送信される下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を検出できない。そこで、MTC端末に対しては、EPDCCHを用いて、下りデータ(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)や上りデータ(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のリソース割り当てを行うことが検討されている。
ここで、従来のLTEシステム(例えば、LTE Rel−11/12)におけるEPDCCHの利用形態について説明する。EPDCCHは、PDSCHの無線リソース領域と周波数多重されるように配置される。EPDCCHは、複数のPRBから構成することができ、EPDCCHセット(EPDCCH-PRB-set)と呼ばれてもよい。また、ユーザ端末に割り当てられるEPDCCHの候補として、1つ又は複数のEPDCCHが設定されてもよい。ユーザ端末は、指定されたサブフレームにおいて、EPDCCH候補のセットで構成されるユーザ端末固有サーチスペース(USS:UE-specific Search Space)をモニターし、EPDCCHを検出する。
EPDCCHを検出するために、ユーザ端末はEPDCCH設定情報(EPDCCH config.)を取得する必要がある。EPDCCH設定情報は、所定のEPDCCHセットについての情報を含み、例えば、送信タイプ、RB数、RB割り当て、DM−RS(Demodulation Reference Signal)のスクランブル系列の初期化パラメータなどを含む。
従来のLTEシステムでは、ユーザ端末は、PDCCHに基づいてRRCシグナリングを受信することで、当該RRCシグナリングに含まれるEPDCCH設定情報を取得する。図2は、従来のLTEシステムにおけるEPDCCH設定情報の取得方法の説明図である。図2Aでは、ユーザ端末は、PDCCHに含まれるDCIを参照してRRCシグナリングを受信する。また、図2Bでは、ユーザ端末は、予めPDCCHにより設定されたユーザ端末固有のEPDCCHを参照してRRCシグナリングを受信する。
MTC端末でも、既存のユーザ端末と同様に、USSに基づくEPDCCHを用いることが考えられる。図3は、MTC端末におけるPDSCHの割り当ての一例を示す図である。図3には、同じサブフレームにおけるPDSCHのスケジューリングにEPDCCHが用いられる場合(Same subframe scheduling)と、異なるサブフレームにおけるPDSCHのスケジューリングにEPDCCHが用いられる場合(Cross-subframe scheduling)と、が例示されている。このように、USSに基づくEPDCCHを用いることで、MTC端末でもデータ信号の割り当てを柔軟に制御することが可能となる。
しかしながら、MTC端末は、上述したようにPDCCHを利用できないため、図2に示したような従来のEPDCCH設定情報の取得方法を適用することができない。このため、MTC端末では、EPDCCHを利用した通信を適切に行うことができなくなるおそれがある。
単純な解決策としては、利用するEPDCCHセットの設定を予め規定することが考えられるが、この場合にはスケジューリングの自由度が減少し、柔軟な制御を行うことができない。例えば、異なるセルに属する複数のMTC端末が同じ無線リソースでEPDCCHを利用する場合には、干渉が発生する恐れがある。したがって、EPDCCHのUSSを自由に設定できない場合には、通信を適切に行うことができなくなる。
そこで、本発明者らは、無線基地局及び/又はMTC端末が、USS用のEPDCCH設定情報を明示的又は暗黙的に判断することを着想し、本発明に至った。本発明の各態様によれば、無線基地局は、既存のPDCCHを用いずに、USS用のEPDCCH設定情報をユーザ端末に通知することができる。これにより、EPDCCHの割り当てを柔軟に制御することが可能となる。なお、「PDCCHを用いない」とは、図2A及び図2Bのように、PDCCHを直接又は間接的に利用してEPDCCH設定情報の取得を行うことをしない、ということを意味する。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。実施態様では、使用帯域が狭帯域に制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、本発明の適用はMTC端末に限定されない。また、狭帯域を6PRB(1.4MHz)として説明するが、他の狭帯域であっても、本明細書に基づいて本発明を適用することができる。なお、EPDCCHのUSS(EPDCCH UE-specific Search Space)は、eUSS(enhanced USS)などと呼ばれてもよい。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、無線基地局(eNB)が、MTC端末(UE)に対して、既存のPDCCHを用いずにUSS用のEPDCCH設定情報を明示的に通知する方法について説明する。
なお、UEは、明示的な通知に含まれるUSS用のEPDCCH設定情報に基づいて、当該通知を受信した次のサブフレームでEPDCCHを検出してもよいし、当該通知を受信してから所定の期間(例えば、数サブフレーム)でEPDCCHを検出してもよいし、当該通知を受信してから一定期間後の所定の期間でEPDCCHを検出してもよい。
<方法1>
第1の実施形態に係る方法1では、EPDCCHに共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)が設定される場合、UEは、EPDCCHのCSSに基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。なお、EPDCCHのCSS(EPDCCH Common Search Space)は、eCSS(enhanced CSS)などと呼ばれてもよい。
図4は、第1の実施形態の方法1におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図4Aは、DCIに含まれるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図4Aに示すように、方法1では、EPDCCHのCSSで、EPDCCH設定情報を含むDCIを通知する。なお、EPDCCHのCSSに関する情報(例えば、CSS用のEPDCCH設定情報)は、予め規定されるか、予め設定される。例えば、CSS用のEPDCCHに関する情報は、報知情報であるMIB(Master Information Block)及び/又はSIB(System Information Block)により設定されてもよい。
ここで、CSSにおけるEPDCCH設定情報を含むDCIは、特定のUEについてのユーザ端末固有情報(例えば、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、UEID(User Equipment Identifier)など)を用いてスクランブルされる。したがって、当該DCIはCSSにより全てのUEで受信可能ではあるが、復号できるのは固有情報に対応する特定のUEだけである。
図4B及び図4Cは、それぞれDCIに含まれるEPDCCH設定情報の一例である。DCIには、全てのEPDCCH設定情報(All EPDCCH config.)を含む構成としてもよいし(図4B)、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成としてもよい(図4C)。ここで、全てのEPDCCH設定情報とは、例えば、既存のLTEシステムのRRCシグナリングで通知されるEPDCCH−Config情報要素(EPDCCH-Config information element)が含む全てのパラメータであってもよいが、これに限られない。
また、図4Cでは、一部のEPDCCH設定情報として、リソース割り当て(RA:Resource Assignment)と送信タイプ(Tx type:transmission type)を含む場合が示されているが、DCIに含まれる一部のEPDCCH設定情報の組み合わせは、これに限られない。
DCIにはCRC(Cyclic Redundancy Code)が含まれる。CRCは、特定のUEについてのユーザ端末固有情報(例えば、C−RNTI)を用いて生成される。
なお、EPDCCH設定情報は、既存のLTEシステムのEPDCCH−Config情報要素が含むパラメータと異なっていてもよい。例えば、RAは、RB単位で指定する情報でなく、狭帯域単位(例えば、1.4MHz単位)で周波数を指定する情報であってもよい。また、EPDCCHの周波数ホッピング情報や繰り返し送信数などのMTC端末専用のEPDCCH設定情報を含んでも良い。
図4Cのように一部のEPDCCH設定情報が通知される場合、残りのEPDCCH設定情報は予め設定される構成としてもよい。また、UEは、既に設定済みのEPDCCH設定情報が通知された場合、EPDCCH設定情報を更新してもよい。例えば、図4Bのように全てのEPDCCH設定情報が通知された後で、図4Cのように一部のEPDCCH設定情報(リソース割り当て及び送信タイプ)を受信した場合、新しい情報でリソース割り当て及び送信タイプを更新してもよい。
なお、方法1のDCIとして、既存システムのDCI(フォーマット1A、1Cなど)を用いてもよいし、既存システムのDCIを拡張して用いてもよいし、MTC端末専用のDCIを新たに規定して用いてもよい。
以上、方法1によれば、EPDCCHのCSSは、全てのUEによって検出可能であるため、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。また、UE個別にEPDCCHのリソースを設定できるため、EPDCCHのリソースをオフロード可能である。また、複数の狭帯域(例えば、1.4MHz)からなるPDSCHセットを設定して、オフロードや周波数ダイバーシチを得るような運用においては、EPDCCHセットとPDSCHセットを括りつけて、EPDCCHの設定情報のみをUEに通知することで、PDSCHのセットも暗示的に通知することが出来る。
<方法2>
第1の実施形態に係る方法2では、UEは、MIBに基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。
図5は、第1の実施形態の方法2におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図5Aは、MIBによるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図5Aに示すように、方法2では、MIBの一部で、一部のEPDCCH設定情報を通知する。
図5Bは、MIBに含まれるEPDCCH設定情報の一例である。MIBに含めることのできる情報は限られるため、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成とすることができる。MIBは、システムフレーム番号(SFN:System Frame Number)などの重要な情報を含むが、いくつかのビットは予備(スペア)ビットとして使用されていない。方法2では、スペアビットの一部又は全部を用いて、一部のEPDCCH設定情報を通知する。図5Bでは、一部のEPDCCH設定情報として、リソース割り当て(RA)を含む場合が示されているが、DCIに含まれる一部のEPDCCH設定情報(又はその組み合わせ)は、これに限られない。
なお、MIBで設定されない残りのEPDCCH設定情報は、予め設定される構成としてもよい。また、MIBとして、既存システムのMIBを用いてもよいし、既存システムのMIBを拡張して用いてもよいし、MTC端末専用のMIBを新たに規定して用いてもよい。
以上、方法2によれば、MIBは、全てのUEによって検出可能であるため、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
<方法3>
第1の実施形態に係る方法3では、UEは、SIBに基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。
図6は、第1の実施形態の方法3におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図6Aは、SIBによるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図6Aに示すように、方法3では、SIBで、全部又は一部のEPDCCH設定情報を通知する。
図6B及び図6Cは、それぞれSIBに含まれるEPDCCH設定情報の一例である。SIBには、システム情報(System information)に加えて、全てのEPDCCH設定情報(All EPDCCH config.)を含む構成としてもよいし(図6B)、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成としてもよい(図6C)。
なお、SIBで設定されない残りのEPDCCH設定情報は、予め設定される構成としてもよい。また、SIBとして、既存システムのSIBを用いてもよいし、既存システムのSIBを拡張して用いてもよいし、MTC端末専用のSIBを新たに規定して用いてもよい。
以上、方法3によれば、SIBは、MIBを検出後の全てのUEによって検出可能であるため、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
<方法4>
第1の実施形態に係る方法4では、UEは、ランダムアクセス手順において通知されるメッセージ2(Msg. 2、ランダムアクセスレスポンス)に基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。メッセージ2は、RA−RNTI(Random Access RNTI)を用いて、例えばEPDCCHのCSSで送信されるが、UEは、メッセージ1(Msg. 1、ランダムアクセスプリアンブル)を送信した時間周波数リソースに基づいてRA−RNTIを知ることができるため、メッセージ2が送信されるPDSCHを復号することができる。
図7は、第1の実施形態の方法4におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図7Aは、メッセージ2によるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図7Aに示すように、方法4では、メッセージ2で、全部又は一部のEPDCCH設定情報を通知する。
図7B及び図7Cは、それぞれメッセージ2に含まれるEPDCCH設定情報の一例である。メッセージ2は、MAC(Medium Access Control) CE(Control Element)で構成される。メッセージ2には、MACヘッダ(MAC header)及び1つ以上のRAR(Random Access Responce)に加えて、全てのEPDCCH設定情報(All EPDCCH config.)を含む構成としてもよいし(図7B)、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成としてもよい(図7C)。また、メッセージ2には、必要に応じてパディングビットが含まれてもよい。
なお、メッセージ2で設定されない残りのEPDCCH設定情報は、予め設定される構成としてもよい。
以上、方法4によれば、メッセージ2は、ランダムアクセスプリアンブルを送信したUEによって検出可能であるため、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
<方法5>
第1の実施形態に係る方法5では、UEは、ランダムアクセス手順において通知されるメッセージ4(Msg. 4、競合解決)に基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。メッセージ4は、C−RNTI又はTC−RNTI(Temporary C−RNTI)を用いて、例えばEPDCCHのCSSで送信されるが、UEは、C−RNTI又はTC−RNTIを知っているため、メッセージ4が送信されるPDSCHを復号することができる。
図8は、第1の実施形態の方法5におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図8Aは、メッセージ4によるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図8Aに示すように、方法5では、メッセージ4で、全部又は一部のEPDCCH設定情報を通知する。
図8B及び図8Cは、それぞれメッセージ2に含まれるEPDCCH設定情報の一例である。メッセージ4は、MAC CEで構成されるが、MACヘッダは省略して表示している。メッセージ4には、競合解決に関する情報(UE Contention Resolution Identity)に加えて、全てのEPDCCH設定情報(All EPDCCH config.)を含む構成としてもよいし(図8B)、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成としてもよい(図8C)。また、メッセージ4には、必要に応じてパディングビットが含まれてもよい。
なお、メッセージ4で設定されない残りのEPDCCH設定情報は、予め設定される構成としてもよい。
以上、方法5によれば、メッセージ4は、メッセージ3(Msg. 3、RRC接続要求)を送信したUEによって検出可能であるため、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
<方法6>
第1の実施形態に係る方法6は、UEは、所定のRRCシグナリングに基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得する。UEには、当該所定のRRCシグナリングが送信される無線リソース及び送信フォーマットに関する情報が、予め設定されている。つまり、当該所定のRRCシグナリングは、固定の無線リソースと、固定の送信フォーマットを用いて送信される。
図9は、第1の実施形態の方法6におけるEPDCCH設定情報の一例を示す図である。図9Aは、所定のRRCシグナリングによるEPDCCH設定情報の通知を示す図である。図9Aに示すように、方法6では、所定のRRCシグナリングで、全部又は一部のEPDCCH設定情報を通知する。
図9B及び図9Cは、それぞれ所定のRRCシグナリングに含まれるEPDCCH設定情報の一例である。所定のRRCシグナリングには、全てのEPDCCH設定情報(All EPDCCH config.)を含む構成としてもよいし(図9B)、一部のEPDCCH設定情報(Partial EPDCCH config.)を含む構成としてもよい(図9C)。また、所定のRRCシグナリングには、必要に応じてパディングビットが含まれてもよい。
なお、所定のRRCシグナリングで設定されない残りのEPDCCH設定情報は、予め設定される構成としてもよい。
以上、方法6によれば、固定の無線リソース及び固定の送信フォーマットを用いるRRCシグナリングにより、UEは容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
以上説明した第1の実施形態によれば、無線基地局はMTC端末に対して、既存のPDCCHを用いずにUSS用のEPDCCH設定情報を明示的に通知することができ、EPDCCHの割り当てを柔軟に制御することが可能となる。
なお、無線基地局は、方法1〜6で通知するEPDCCH設定情報を、適宜(例えば、接続するユーザ端末数などに応じて)変更できることが好ましい。図10は、EPDCCH設定情報の通知に必要な情報量の一例を示す図である。これらの情報を全て含むEPDCCH設定情報は、計29〜63ビットとなる。一方で、EPDCCH設定情報としてこれらの情報の一部を含むことで、情報量を削減することができる。例えば、RB割り当て(RB assignment)の情報のみを含むEPDCCH設定情報は、計4〜38ビットとなる。このように、通知するEPDCCH設定情報を調整(追加、削除など)することで、スケジューリングの自由度を維持しつつ、スループットの低減を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、無線基地局(eNB)及び/又はMTC端末(UE)は、既存のPDCCHによる通知を用いずに、USS用のEPDCCH設定情報を暗黙的に判断する方法について説明する。
<IDベース>
第2の実施形態において、UEは、所定の識別子(ID:Idenfitier)に基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。具体的には、第2の実施形態の一実施例においては、一部又は全てのEPDCCH設定情報が、所定の識別子に関連付けられている。所定の識別子としては、例えば、セルID(物理セルID、仮想セルIDなど)や、UEID、RNTI(例えば、C−RNTI)などを用いることができ、これらは無線基地局からUEに通知されてもよい。
図11は、第2の実施形態におけるEPDCCH設定情報のIDベースの取得の一例を示す図である。図11では、EPDCCH設定情報のうち、USS用のEPDCCHセットのリソース割り当てを、セルID又はUEUDに基づいて算出する。より具体的には、具体的には、リソース開始のRBインデックス又は狭帯域のインデックスなどを算出する。当該算出は、例えば、セルID(cell-id)又はUEID(UE-id)の関数fにより行うことができる。
図11では、セルID=1、セルID=2又はセルID=3それぞれの場合で、異なるリソース位置のEPDCCHが特定されている。図11では、セルID=1のセルにおけるUSS用のEPDCCHのリソース開始周波数は、セルID=1のときの関数fにより特定される。
なお、所定のEPDCCH設定情報と所定の識別子との関連付けに関する情報(例えば、関数f)は、無線基地局からMIB、SIBなどで通知されてもよいし、予め規定されていてもよい。
また、UEは、所定の識別子に基づいて、EPDCCHのUSSを、複数の狭帯域の候補から決定する構成としてもよい。例えば、UEは、無線基地局から、MIB、SIBなどにより、EPDCCHのUSSが割り当てられる複数の狭帯域の候補を通知され、所定の識別子に基づいて当該候補からいずれかの狭帯域を選択して、EPDCCHのUSSとして用いることができる。なお、MIB、SIBなどにより、USSに含まれるEPDCCHの数(EPDCCHセット数)が通知されてもよい。
また、UEは、複数の識別子を用いて、EPDCCHのUSSを、複数の狭帯域の候補から決定する構成としてもよい。例えば、UEは、ある識別子(例えば、セルID)に基づいて複数の狭帯域の候補を選択し、別の識別子(例えば、UEID)に基づいて当該候補からいずれかの狭帯域を選択して、EPDCCHのUSSとして用いることができる。
また、UEは、所定の識別子に基づいて、EPDCCHのUSSが割り当てられる時間情報を取得してもよい。例えば、EPDCCHのUSSが割り当てられる時間情報として、周期、サブフレーム番号、サブフレームオフセット、サブフレーム位置などの情報などを取得してもよい。
以上、第2の実施形態のIDベースのEPDCCH設定情報の取得によれば、UEは所定の識別子に関連付けて、容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
<PRACHリソースベース>
第2の実施形態において、UEは、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)のリソースに基づいて、USS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。具体的には、第2の実施形態の一実施例においては、一部又は全てのEPDCCH設定情報が、PRACHリソースに関連付けられている。PRACHのリソースとしては、例えば、PRACHを送信する周波数リソースや、PRACHで送信するプリアンブルなどを用いることができる。
図12は、第2の実施形態におけるEPDCCH設定情報のPRACHリソースベースの取得の一例を示す図である。図12では、EPDCCH設定情報のうち、USS用のEPDCCHセットのリソース割り当てが、PRACHを送信する周波数リソースに関連付けられる例(図12A)や、PRACHで送信するプリアンブルに関連付けられる例(図12B)が示されている。
図12Aでは、UEは、PRACHをPRACH1で送信する場合、利用するEPDCCHはEPDCCHセット1であると判断することができる。また、UEは、PRACHをPRACH2で送信する場合、利用するEPDCCHはEPDCCHセット2であると判断することができる。
図12Bでは、UEは、PRACHでプリアンブルインデックスが0〜31に対応するプリアンブルを送信する場合、利用するEPDCCHはEPDCCHセット1であると判断することができる。また、UEは、PRACHでプリアンブルインデックスが32〜63に対応するプリアンブルを送信する場合、利用するEPDCCHはEPDCCHセット2であると判断することができる。
なお、所定のEPDCCH設定情報とPRACHリソースとの関連付けに関する情報(例えば、プリアンブルインデックスとEPDCCHセットとの対応関係)は、無線基地局からUEに対して、MIB、SIBなどで通知されてもよいし、予め規定されていてもよい。
以上、第2の実施形態のPRACHベースのEPDCCH設定情報の取得によれば、UEはPRACHに関連付けて、容易にUSS用のEPDCCH設定情報を取得することができる。
(変形例)
第1の実施形態では、EPDCCHにおけるCSS(eCSS)でDCIを送信する方法(方法1)を説明した。ここで、本発明者らは、eCSSの利用については新たな課題があることを発見した。具体的には、本発明者らは、eCSSで従来のCSSのように高い結合レベル(AL:Aggregation Level)を用いた場合、各UEが同じブラインド復号の候補を狭帯域で共有することから、eCSSにおけるDCIのブロッキング確率が高くなってしまうことを発見した。
ここで、DCIのブロッキングとは、同じサーチスペース(同じリソース)で複数のDCIを割り当てようとすると、一方のDCIの割り当てがブロックされることをいう。ブロッキング確率が高いと、UEが適切な制御信号を受信するまでの時間(ブラインド復号を試行するアクティブ時間)が長期化し、消費電力が増大する。また、ブロッキング確率が高いと、ネットワーク側の周波数利用効率が低下してしまう。
図13は、最大3DCIを含むeCSSにおけるDCIの割り当ての一例を示す図である。図13では、eCSSとして2つの候補(候補1、候補2)があり、各候補に2つのAL(AL=4、8)を利用可能である場合の例を示している。各候補の各ALは全UEによって共有されている(全UEが検出可能である)。なお、eCSSは、eCCE(enhanced Control Channel Element)を用いて構成される。
例えば、無線基地局がAL=8の候補1を優先して割り当てるとすると、AL=4の候補2はブロッキングされてしまい割り当てられない。また、無線基地局が逆にAL=4の候補2を優先して割り当てるとすると、AL=8の候補1はブロッキングされてしまい割り当てられない。
一方、本発明者らは、本発明の第1の実施形態の方法1は、eCSSのDCIをC−RNTIでスクランブルすることに着目した。つまり、方法1においては、全ユーザ端末が同じeCSSを受信しても、復号可能なのは一部のユーザに限られるため、eCSSを固定の周波数位置かつ高い結合レベルで送信する利益が小さい。
これらの着目点に基づいて、本発明者らは、特定のユーザ端末向けのeCSSの候補を、USSと同様に、変動する周波数位置かつ比較的低い結合レベルで送信することを相当し、本発明の変形例に至った。
本発明の変形例では、特定のユーザ端末向けのeCSSの候補を、当該ユーザ端末に係るC−RNTIと、ランダム化を行う関数であるハッシュ関数と、を用いて算出する。当該ハッシュ関数は、既存システムのUSSに用いられるハッシュ関数を用いてもよいし、既存システムのハッシュ関数を変形して用いてもよいし、MTC端末専用のハッシュ関数を新たに規定して用いてもよい。
図14は、本発明の変形例に係るeCSSにおけるDCIの割り当ての一例を示す図である。図14では、各ユーザ端末(UE)がそれぞれ異なるeCSS候補領域(candidate location)をサーチする。また、各eCSS候補領域の中で、各UE向けのDCIが、それぞれのC−RNTIでスクランブルされて通知される。ここで、各DCIのALは、4又は8に限られず、より小さな値(例えば、1、2など)を用いてもよい。また、ハッシュ関数を用いることにより、各DCIの割り当て位置をランダム化することができる。
以上、本発明の変形例の構成によれば、eCSSの割り当てを従来のCSSの割り当てと異なる方法で行うことで、狭帯域の際に問題となるブロッキング確率の増大を抑制することができる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述した本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。ここでは、狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、MTC端末に限定されるものではない。
図15は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図15に示す無線通信システム1は、マシン通信システムのネットワークドメインにLTEシステムを採用した一例である。当該無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、LTEシステムが下りリンク及び上りリンク共に最大20MHzのシステム帯域に設定されるものとするが、この構成に限られない。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE-Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線基地局10と、無線基地局10に無線接続する複数のユーザ端末20A、20B及び20Cとを含んで構成されている。無線基地局10は、上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
複数のユーザ端末20A、20B及び20Cは、セル50において無線基地局10と通信を行うことができる。例えば、ユーザ端末20Aは、LTE(Rel−10まで)又はLTE−Advanced(Rel−10以降も含む)をサポートするユーザ端末(以下、LTE端末)であり、他のユーザ端末20B、20Cは、マシン通信システムにおける通信デバイスとなるMTC端末である。以下、特に区別を要しない場合は、ユーザ端末20A、20B及び20Cは単にユーザ端末20と呼ぶ。
なお、MTC端末20B、20Cは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、電気メータ、ガスメータ、自動販売機などの固定通信端末に限らず、車両などの移動通信端末でもよい。また、ユーザ端末20は、他のユーザ端末20と直接通信してもよいし、無線基地局10を介して通信してもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
<無線基地局>
図16は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、システム帯域幅(例えば、1コンポーネントキャリア)より制限された狭帯域幅(例えば、1.4MHz)で、各種信号を送受信することができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
なお、送受信部103は、ユーザ端末20に対して、PDCCHを用いずに、後述の送信信号生成部302が生成する所定の情報を送信する。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図17は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図17では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図17に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、測定部305と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、無線基地局10全体の制御を実施する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部301は、例えば、送信信号生成部302による信号の生成や、マッピング部303による信号の割り当てを制御する。また、制御部301は、受信信号処理部304による信号の受信処理や、測定部305による信号の測定を制御する。
制御部301は、システム情報、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、同期信号や、CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、DM−RS(Demodulation Reference Signal)などの下り参照信号のスケジューリングの制御を行う。
また、制御部301は、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK))、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルや、上り参照信号などのスケジューリングを制御する。
制御部301は、各種信号を狭帯域に割り当ててユーザ端末20に対して送信するように、送信信号生成部302及びマッピング部303を制御する。制御部301は、例えば、下りリンクのシステム情報(MIB、SIB)や、EPDCCH、PDSCHなどを狭帯域幅で送信するように制御する。
また、制御部301は、ユーザ端末20においてEPDCCH設定情報の取得に用いられる所定の情報を、ユーザ端末20に送信するように制御する。ここで、所定の情報とは、DCI(方法1)、MIB(方法2)、SIB(方法3)、Msg.2(方法4)、Msg.4(方法5)、RRCシグナリング(方法6)、所定の識別子(及び/又は所定の識別子と所定のEPDCCH設定情報との関連付けに関する情報)(第2の実施形態、IDベース)、PRACHのリソースと所定のEPDCCH設定情報との関連付けに関する情報(第2の実施形態、PRACHリソースベース)などである。
また、制御部301は、ユーザ端末20において上記EPDCCH設定情報を用いて検出可能なEPDCCHのUSSで、当該ユーザ端末20に対するEPDCCHを送信するように制御する。なお、EPDCCH設定情報は、MTC端末専用のEPDCCH設定情報(例えば、EPDCCHの周波数ホッピング情報、繰り返し送信数など)を含んでも良い。
送信信号生成部(生成部)302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号を生成して、マッピング部303に出力する。送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部302は、例えば、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)などに基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。また、送信信号生成部302は、上述の所定の情報を生成する。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の狭帯域の無線リソース(例えば、最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信されるUL信号(上り制御信号、上りデータ信号など)である。受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、受信処理により復号された情報を制御部301に出力する。また、受信信号処理部304は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部305に出力する。
測定部305は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部305は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部305は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
<ユーザ端末>
図18は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、通常のLTE端末がMTC端末として振る舞うように動作してもよい。ユーザ端末20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。また、ユーザ端末20は、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203などを複数備えてもよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図19は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図19においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図19に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、取得部406と、を備えている。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部401は、例えば、送信信号生成部402による信号の生成や、マッピング部403による信号の割り当てを制御する。また、制御部401は、受信信号処理部404による信号の受信処理や、測定部405による信号の測定を制御する。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。
制御部401は、取得部406を有する。取得部406は、PDCCHを用いずに無線基地局10から通知された所定の情報を受信信号処理部404から受け取り、当該所定の情報に基づいて、ユーザ端末20のUSSに関するEPDCCH設定情報を取得する。取得されたEPDCCH設定情報は、制御部401から受信信号処理部404に出力されてもよい。なお、取得部406は、制御部401の外部に備えられてもよい。
取得部406は、所定の信号フォーマットで通知された情報(DCI、MIB、SIB、Msg.2、Msg.4、RRCシグナリングなど)に基づいて、EPDCCH設定情報を取得してもよい(第1の実施形態)。また、取得部406は、予め設定された規則又は所定の通知により設定された規則に基づいて、所定の識別子、PRACHのリソースなどからEPDCCH設定情報を取得してもよい(第2の実施形態)。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部402は、例えば、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)に関する上り制御信号を生成する。また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソース(最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信されるDL信号(下り制御信号、下りデータ信号など)である。受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
受信信号処理部404は、受信処理により復号された情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
また、受信信号処理部404は、制御部401から入力されるEPDCCH設定情報に基づいて、EPDCCHのUSSを検出し、受信したEPDCCHを復号して、復号した制御情報を制御部401に出力する。
測定部405は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部405は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP)、受信品質(例えば、RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局、ユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年1月29日出願の特願2015−015163に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (4)

  1. ランダムアクセスレスポンスに基づいて、狭帯域単位で周波数を指定する情報を含むMTC端末向けの下りL1/L2制御チャネルの設定情報を取得する取得部と、
    前記設定情報に基づいて、前記下りL1/L2制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース(UE-specific Search Space)をモニターする受信部と、を有することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記受信部は、前記下りL1/L2制御チャネルの共通サーチスペースにおいて、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされた下り制御情報を復号することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. MTC端末向けの下りL1/L2制御チャネルの設定情報に狭帯域単位で周波数を指定する情報を含め、当該設定情報を含むランダムアクセスレスポンスを生成する生成部と、
    前記ランダムアクセスレスポンスを送信する送信部と、を有し、
    前記送信部は、前記設定情報に基づいてモニターされる前記下りL1/L2制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース(UE-specific Search Space)で下り制御情報を送信することを特徴とする無線基地局。
  4. ユーザ端末の無線通信方法であって、
    ランダムアクセスレスポンスに基づいて、狭帯域単位で周波数を指定する情報を含むMTC端末向けの下りL1/L2制御チャネルの設定情報を取得する工程と、
    前記設定情報に基づいて、前記下りL1/L2制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース(UE-specific Search Space)をモニターする工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
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