JP6325687B2 - 基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、通信技術に関連し、特に基地局に関する。
事業者(operators)の建設資金の不足により、ネットワーク共有が一般的に使用されるネットワークの建設様式となっている。ネットワーク共有は、一般に、マルチオペレータ・無線アクセスネットワーク(Multioperator Radio Access Network, 略してMORAN)と、マルチオペレータ・コア・ネットワーク(Multioperator core network, 略してMOCN)に分けられる。MOCNでは、複数の事業者はスペクトルと無線アクセスデバイスを共有する。MORANでは、複数の事業者は、それぞれ独自の独立したスペクトルを有し、無線アクセスデバイスのみを共有する。例えば、3つの事業者がそれぞれ独自の独立したスペクトルを有しているが、1つの無線周波数モジュールとアンテナを共有している。この方法において、各事業者に対し、本来は、基地局設備のセットが各事業者のために設定される必要があるが、しかし、現在では、3つの事業者は1つの基地局設備のみを使用する。したがって、2/3ネットワーク建設費用が節約でき、さらに、独自のスペクトル競合性が保証され得る。無線周波数モジュールは、リモート無線ユニット(Remote Radio Unit, 略してRRU)、又はマクロ基地局無線周波数ユニット(Radio Frequency Unit, 略してRFU)であり得る。
DD800M周波数帯域全体は、30Mの帯域幅を有しており、周波数帯域に従って連続的にC1、C2、C3の3キャリアに分割されており、10Mが1つのキャリアであるならば、C1はC2に隣接し、C2はC3に隣接する。3つの事業者は各々10Mの帯域幅を占有する。ネットワーク建設費用を節約するために、3つの事業者は、1つの無線周波数モジュールと、それぞれの事業者に対し1つのキャリアを必要とする3パーティMORANソリューションを使用する。しかし、DD800M周波数帯域の特殊性により、必要物の実装中に、ダウンリンクで生成された相互変調信号がアップリンク信号と干渉するという問題を生じる。3キャリア及びDD800M周波数帯域のダウンリンクのキャリア間において生成された相互変調信号のいくつかは、周波数帯域間隔内にあり、基地局アップリンク信号に大きく干渉し、無線周波数モジュールの受信感度の低下を招く。ダウンリンク信号の送信電力が非常に高く、アップリンク信号が弱いため、アップリンク信号により生成された相互変調信号がダウンリンク周波数帯域間隔内にあるならば、ダウンリンクへの干渉は小さく、無視し得る。DD800Mのほかに、移動体通信において使用される他の周波数帯域も、ダウンリンクで生成された相互変調信号がアップリンク信号と干渉するという問題を有している。
デュアル無線周波数モジュールのソリューションは、上述の相互変調干渉の問題を解決し得る。DD800M周波数帯域の2つの隣接キャリアC1+C2の間、又は2つの隣接キャリアC2+C3の間、ダウンリンクで生成された相互変調干渉はアップリンク間隔内には含まれない。この方法において、2つのRRU/RFUと、2つのデュアル偏波アンテナは、お互いのセクタのために設定され得、2つの隣接キャリアC1+C2又は2つの隣接キャリアC2+C3が、1つの無線周波数モジュールに設定され、2つの隣接キャリアC2+C3又は2つの隣接キャリアC1+C2は他の無線周波数モジュールに設定され、2つの無線周波数モジュールは、3キャリアをサポートできるとともに、組み合わされた後には3パーティMORAN機能を実装できる。しかし、各セクタは2つの無線周波数モジュールを使用する必要があるので無線周波数モジュールの量が増加し、これにより、デバイス及びプロジェクトのコストが増加し、またMORANの目的は、無線周波数モジュールを共有することである。したがって、MORANソリューションの重要性は低下する。
本発明の実施形態は、ダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉の問題を解決するように構成された基地局を提供する。
本発明は、アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを含んでいる基地局を提供し、
受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されている。
第1の可能な実装様式において、アンテナユニットは、Nのデュアル偏波ダイポールを含み、前記Nのデュアル偏波ダイポールは、N/2第1デュアル偏波ダイポールと、N/2第2デュアル偏波ダイポールとを含み、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、Nは偶数であり、
その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
前記無線周波数ユニットの任意の2つのトランシーバ・ポートと、前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応するポートとに別々に接続されており、
前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、閉状態であり、前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、稼働状態であり、
前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、閉状態であり、前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、稼働状態である。
第1の態様に関連し、第2の可能な実装様式において、前記無線周波数ユニットは、2つの受信ポートと、2つのトランシーバ・ポートとを含み、前記アンテナユニットは、2つのデュアル偏波ダイポールを含み、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、
その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートは、前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であり、前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの送信チャンネルは、稼働状態であり、前記無線周波数ユニットの2つの受信ポートは、前記アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されている。
第1の態様に関連し、第3の可能な実装様式において、前記無線周波数ユニットは、2つのトランシーバ・ポートを含み、前記アンテナユニットは、2つのシングル偏波ダイポールを含み、各シングル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの1つのポートに対応し、
その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートが、前記アンテナユニットの2つのポートに別々に接続され、前記無線周波数ユニットのトランシーバ・ポートの一方の受信チャンネルが閉状態であるとともに、送信チャンネルが稼働状態であり、前記無線周波数ユニットの他方のトランシーバ・ポートの送信チャンネルが閉状態であるとともに、受信チャンネルが稼働状態である。
第1の態様に関連し、第4の可能な実装様式において、前記無線周波数ユニットは、2つの無線周波数サブユニットを含み、各無線周波数サブユニットは、3つのトランシーバ・ポートと、3つの受信ポートとを含み、前記アンテナユニットは、6つのデュアル偏波ダイポールを含み、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、前記6つのデュアル偏波ダイポールは、3つの第1デュアル偏波ダイポールと、3つの第2デュアル偏波ダイポールとを含み、
その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
前記アンテナユニットの12のポートが、前記無線周波数ユニットの12のポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの各第1デュアル偏波ダイポールの1つのポートが、1つの無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続されるとともに、他のポートが前記他の無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続され、前記アンテナユニットの各第2デュアル偏波ダイポールの1つのポートが、1つの無線周波数サブユニットの受信ポートに接続されるとともに、他のポートが前記他の無線周波数サブユニットの受信ポートに接続され、
各無線周波数サブユニットのすべてのトランシーバ・ポートの受信チャンネルが閉状態であるとともに、送信チャンネルが稼働状態である。
第1の態様に関連し、第5の可能な実装様式において、前記基地局は、コンバイナをさらに含み、前記無線周波数ユニットは、第1無線周波数サブユニットと、第2無線周波数サブユニットとを含み、前記アンテナユニットは、2つのデュアル偏波ダイポールを含み、1つのデュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、
2つのトランシーバ・ポートを含む前記第1無線周波数ユニットと、4つのトランシーバ・ポートを含む第2無線周波数ユニットは、2つのポートを有する1つのデュアル偏波アンテナを共有し、
その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートとが前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
前記第2無線周波数サブユニットの2つのトランシーバ・ポートが前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに別々に接続されるとともに、前記第2無線周波数サブユニットの他の2つのトランシーバ・ポートが前記コンバイナの2つのポートに別々に接続され、前記第1無線周波数サブユニットの前記2つのトランシーバ・ポートが前記コンバイナの他の2つのポートに別々に接続され、前記コンバイナの他の2つのポートが前記アンテナユニットの前記他のデュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続され、
前記コンバイナに接続されている前記第2無線周波数サブユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であるとともに、送信チャンネルは、稼働状態である。
上記の技術的ソリューションにおいて、無線周波数ユニットにより受信することと送信することは、異なる偏波ダイポールで別々に実行され、同じ偏波ダイポールでは実行されない。前記無線周波数ユニットは、信号を受信するとともに、信号を異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールで別々に送信し、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールは相互に隔離されており、すなわち、アップリンク・チャンネルは、ダウンリンク・チャンネルから隔離されており、アップリンク及びダウンリンクは完全に影響しない。したがって、前記無線周波数ユニットの送信した信号の相互変調信号の受信信号への干渉、すなわち、ダウンリンクキャリアの相互変調信号のアップリンク信号への干渉が防止される。本発明の実施形態において提供される方法は、同じ周波数帯域上のダウンリンク信号により生成される相互変調信号のアップリンク信号への干渉を排除できるとともに、異なる周波数帯域上のダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉も排除できる。
図1は、本発明の実施形態による、基地局の概略構造図である。 図2Aは、本発明の実施形態による、他の基地局の概略構造図である。 図2Bは、図2Aの基地局と等価な代わりの基地局の概略構造図である。 図3は、本発明の実施形態による、さらなる他の基地局の概略構造図である。 図4は、本発明の実施形態による、さらなる他の基地局の概略構造図である。 図5は、本発明の実施形態による、さらなる他の基地局の概略構造図である。 図6は、本発明の実施形態による、さらなる他の基地局の概略構造図である。
本発明の実施形態は、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution, 略してLTE)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System, 略してUMTS)、及び、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communication, 略してGSM(登録商標))などの規格を適用し、サポートされる周波数帯域は、限定されないがDD800M、700M,1800M,1900M、及び900Mを含む。本発明の実施形態は、同じ周波数帯域及び異なる周波数帯域上のダウンリンクにより生成された相互変調信号のアップリンクへの干渉を除去する。相互変調干渉は、限定されないが、三次相互変調及び五次相互変調を含む。全てのダウンリンク信号がアップリンク信号と干渉するわけではなく、相互変調干渉状態が合致する場合にのみ干渉が生じることに留意すべきである。相互変調干渉状態は、以下のとおりである:f1とf2がダウンリンク周波数帯域の任意の2つの周波数であるならば、周波数が2f1+f2及び2f1−f2である相互変調信号が2つの周波数間に生成され、アップリンク周波数帯域内であるならば、相互変調信号は、相互変調干渉をアップリンクに生成する。アップリンク信号は、携帯電話などの端末により送信され、アンテナにより受信される信号であり、端末により送信される信号は非常に弱く、したがって、干渉はアップリンク信号に大きく影響を与える。加えて、アップリンク信号(ミリワットレベル)は、ダウンリンク信号(数10ワット)に対して非常に弱いため、アップリンクのダウンリンクへの干渉は、無視し得る。
図1は、本発明の実施形態による、基地局の概略構造図である。図1に示されている基地局は、アンテナユニット11と、無線周波数ユニット12とを含み、無線周波数ユニット12は、RFUであるか、又はRRUであり得る。無線周波数ユニットは、DD800Mの3キャリア又は2つの隣接しないキャリアをサポートし得る。図1に示されているアンテナユニット11は、2つのデュアル偏波ダイポール又は2つのシングル偏波ダイポールを含む。デュアル偏波ダイポールは、一方の偏波方向が+45度であり、他方の偏波方向が−45度である2つのアンテナ要素が一緒にインストールされていることを指す。シングル偏波ダイポールは、1つのアンテナ要素で1つの偏波方向であるものを指す。
無線周波数ユニット12の受信チャンネルに対応する稼働状態であるポートと、無線周波数ユニット12の送信チャンネルに対応する稼働状態であるポートは、アンテナユニット11の異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続される。すなわち、無線周波数ユニットによる受信及び送信は異なるデュアル偏波ダイポール上で別々に実行され、同じデュアル偏波ダイポール上では実行されない、又は、無線周波数ユニットによる受信及び送信は異なるシングル偏波ダイポール上で別々に実行され、同じシングル偏波ダイポール上では実行されない。
無線周波数ユニットは、異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポール上で別々に信号を受信するとともに信号を送信し、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、すなわち、アップリンク・チャンネルは、ダウンリンク・チャンネルから隔離されており、アップリンク及びダウンリンクは、全く影響されない。したがって、無線周波数ユニットの送信した信号の相互変調信号の受信される信号への干渉、すなわち、ダウンリンクキャリアの相互変調信号のアップリンク信号への干渉が防止される。本発明のこの実施形態において提供される方法は、同じ周波数帯域上でダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉を除去し得、異なる周波数帯域上でダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉も除去し得る。
この実施形態において提供される技術的ソリューションは、例えば、RRU及びRFUなどの既存の無線周波数ユニット及び単純なかつ実現可能なネットワークソリューションを使用し、アップリンクとダウンリンクの間の干渉の技術的問題は、無線周波数ユニットの追加の必要なしに解決され、複数のユーザが無線周波数ユニットを共有するという要件が満たされる。2つの無線周波数ユニットを使用する複数のRRU/RFUとの既存のソリューションと比べると、ただ1つの無線周波数ユニットを使用するこの実施形態は、1/2のネットワーク建設費用を節約し、システムパフォーマンスは全く影響しない。
例えば、アンテナユニットがNのデュアル偏波ダイポールを含み、1つのデュアル偏波ダイポールは、アンテナユニットの2つのポートに対応し、無線周波数ユニットは、2Nのトランシーバ・ポートを含む場合において、ダウンリンクキャリアの三次相互変調信号のアップリンク信号への干渉を防ぐために、アンテナユニットと無線周波数ユニットの接続様式は以下のとおりである。
Nは偶数であり、Nのデュアル偏波ダイポールは、N/2の第1デュアル偏波ダイポールと、N/2の第2デュアル偏波ダイポールとを含む。
その、受信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されていることは、特に、
無線周波数ユニットの任意の2つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されている。
アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、閉状態(closed state)であり、アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、稼働状態(working state)である。アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、閉状態であり、アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、稼働状態である。すなわち、アンテナユニットのNのデュアル偏波ダイポールは、2つのグループに分割され、デュアル偏波ダイポールの1つのグループに接続されている、無線周波数ユニットのトランシーバ・ポートの受信機能は、ディスエーブルされ、デュアル偏波ダイポールの他のグループに接続されている、無線周波数ユニットのトランシーバ・ポートの送信機能は、ディスエーブルされる。したがって、無線周波数ユニットは、異なるデュアル偏波ダイポール上で信号を受信するとともに信号を送信し、これにより、ダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉が防止される。ダウンリンク信号により生成された相互変調信号のアップリンク信号への干渉が同じ周波数帯域及び異なる周波数帯域の双方のために除去され得る。
図2Aから図6において、TX(Transmit)は、送信ポートを示し、RX(Receive)は、受信ポートを示し、RX/TX(Receive/Transmit)は、トランシーバ・ポートを示している。図2Aから図6に対応する実施形態は、図1の別々の特定の実施形態である。
図2Aは、本発明の実施形態による、他の基地局の概略構造図である。図2Aに示されているように、この実施形態において提供されるアンテナユニット11は、2つのデュアル偏波ダイポールを含み、1つのデュアル偏波ダイポールは、第1デュアル偏波ダイポールであり、他のデュアル偏波ダイポールは、第2デュアル偏波ダイポールであり、各デュアル偏波ダイポールは、アンテナユニットの2つのポートに対応し、この実施形態において提供される無線周波数ユニット12は、4つのトランシーバ・ポート:A,B,C,Dを含んでいる。図2Aに示されているように、アンテナユニット11は、それぞれ2つのポートを有する2つのデュアル偏波アンテナであり、2つのデュアル偏波アンテナは一緒にインストールされている。図2Bに示されているように、アンテナユニット11も、4つのポートを有する1つのデュアル偏波アンテナであり得る。無線周波数ユニット12は、RFUであってもよく、又は、RRUであってもよい。無線周波数ユニットは、DD800Mの3キャリア又はDD800Mの2つの隣接しないキャリアであり得る。
無線周波数ユニット12の4つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの4つのポートに別々に接続される。アンテナユニット11の1つのデュアル偏波ダイポール111に接続されている無線周波数ユニット12の2つのトランシーバ・ポートA及びBに対応する受信チャンネルは、閉状態であり、アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポール112に接続されている無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートC及びDの送信チャンネルは、閉状態である。すなわち、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートA及びBの受信チャンネルは、閉状態であり、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートA及びBは、稼働中は送信機能のみを有しており、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートC及びDの送信チャンネルは、閉状態であり、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートC及びDは、稼働中は受信機能のみを有する。無線周波数ユニット12は、アンテナユニット11のデュアル偏波ダイポール111を使用して信号を送信し、無線周波数ユニット12は、アンテナユニット11のデュアル偏波ダイポール112を使用して信号を受信する。無線周波数ユニット12は、異なるデュアル偏波ダイポール上で別々に信号を受信するとともに信号を送信する。したがって、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートA及びBの送信された信号により生成された相互変調信号は、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートC及びDの受信された信号との干渉から防止される。同様に、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートC及びDの送信された信号により生成された相互変調信号は、無線周波数ユニット12のトランシーバ・ポートA及びBの受信された信号との干渉から防止される。
図3は、本発明の実施形態によるさらなる他の基地局の概略構造図である。図3と図2Aの違いは、図3の無線周波数ユニット11は、2つの受信ポートと2つのトランシーバ・ポートとを含み、A及びBは、トランシーバ・ポートであり、C及びDは、受信ポートであるが、図2Aの無線周波数ユニット11は、4つのトランシーバ・ポートを含んでいることにある。図3のアンテナユニットは、4つのポートを有する1つのデュアル偏波アンテナであり、又は2つのポートを有する2つのデュアル偏波アンテナであってもよい。無線周波数ユニット12は、RFUであっても、RRUであってもよい。無線周波数ユニットは、DD800Mの3キャリア、又は、DD800Mの2つの隣接していないキャリアをサポートし得る。
同様に、アンテナユニット11は、2つのデュアル偏波ダイポールを含み、1つのデュアル偏波ダイポールは、アンテナユニットの2つのポートに対応する。
受信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、具体的な実装様式は以下のとおりである:
無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポール111に対応するポートに別々に接続されており、無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートA及びBの受信チャンネルは、閉状態であり、無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートA及びBの送信チャンネルは、稼働状態であり、無線周波数ユニットの2つの受信ポートC及びDは、アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポール112に対応するポートに別々に接続されている。したがって、無線周波数ユニットは、トランシーバ・ポートA及びBから信号を送信し、受信ポートC及びDから信号を受信し、ダウンリンクキャリア間の三次相互変調信号は、アップリンク信号と干渉しない。
同様に、無線周波数ユニット12は、また、2つのトランシーバ・ポートA及びBと、2つの送信ポートC及びDとを含み得る。無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポール111に対応するポートに別々に接続されており、無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートA及びBの送信チャンネルは、閉状態であり、無線周波数ユニットの2つの送信ポートC及びDは、アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポール112に対応するポートに別々に接続されている。したがって、無線周波数ユニットのポートC及びDは、デュアル偏波ダイポール112を使用して信号を送信するとともに、ポートA及びBは、デュアル偏波ダイポール111を使用して信号を受信し、送信及び受信のためのアンテナの隔離を最大限確保し、ダウンリンクにより生成される相互変調信号はアップリンク信号と干渉しない。
図4は、本発明の実施形態によるさらなる他の基地局の概略構造図である。この実施形態において、アンテナユニットは、シングル偏波ダイポールを使用する。図4に示されているように、アンテナユニット11は、2つのシングル偏波ダイポールを含み、1つのシングル偏波ダイポールは、アンテナユニットの1つのポートに対応し、無線周波数ユニット12は、2つのトランシーバ・ポートを含む。アンテナユニット11は、1つのシングル偏波ダイポールを各々有する2つのアンテナであり得、又は、2つのポートを有する1つのシングル偏波アンテナであり得る。この実施形態は、屋内カバレッジネットワークに適用される。無線周波数ユニット12は、DD800Mの3キャリア又はDD800Mの2つの隣接していないキャリアをサポートする。
受信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、アンテナユニットの異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されており、具体的な実施様式は以下のとおりである:
無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの2つのポートに別々に接続され、無線周波数ユニットの1つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルはで閉状態あるとともに、送信チャンネルは、稼働状態であり、無線周波数ユニットの他のトランシーバ・ポートの送信チャンネルは、閉状態であるとともに、受信チャンネルは、稼働状態である。具体的には、図4において、無線周波数ユニット12のポートAの受信チャンネルは、稼働中は閉状態であるとともに、ポートBの送信チャンネルは稼働中は閉状態である。すなわち、信号は、ポートAから送信されるとともに、信号は、ポートBから受信され、ポートA及びポートBは、異なるシングル偏波ダイポールに接続されている。したがって、無線周波数ユニット12による受信および送信は、アンテナユニットの異なるシングル偏波ダイポール上で別々に実行され、ポートAの送信される信号は、ポートBの受信される信号と干渉せず、ダウンリンクキャリア間の相互変調信号がアップリンク信号と干渉することを防止する。同様に、ポートBの受信チャンネルが閉じられてもよく、又はポートAの送信チャンネルが閉じされてもよい。すなわち、信号は、ポートAから送信されるとともに、信号は、ポートBから受信され、ポートA及びポートBは、異なるシングル偏波ダイポールに接続されている。したがって、無線周波数ユニット12による受信及び送信は、アンテナユニットの異なるシングル偏波ダイポール上で別々に実行され、ポートAの送信された信号は、ポートBの受信される信号と干渉せず、ダウンリンクキャリア間の相互変調信号がアップリンク信号と干渉することを防止する。
図5は、本発明の実施形態による、さらなる他の基地局の概略構造図である。この実施形態において、無線周波数ユニットは、3ポートが送信のために、6ポートが受信のためのものとなるようにセットされ、ネットワーキングの間、各サイトで、3つのセクタがあり、2つのRRU/RFUが設定される。この実施形態において提供される無線周波数ユニットは、2つの無線周波数サブユニットを含み、各無線周波数サブユニットは、3つのトランシーバ・ポートと、3つの受信ポートとを含み、各無線周波数ユニットは、DD800Mの3キャリア又は2つの隣接していないキャリアをサポートし得る。アンテナユニットは、6つのデュアル偏波ダイポールを含み、各デュアル偏波ダイポールは、アンテナユニットの2つのポートに対応する。
図5に示されているように、無線周波数ユニット12は、2つの無線周波数サブユニット121及び122を含み、無線周波数サブユニット121においてポート1,3,5は、トランシーバ・ポートであり、ポート2,4,6は受信ポートであり、無線周波数サブユニット122においてポート1,3,5は、トランシーバ・ポートであり、ポート2,4,6は、受信ポートである。アンテナユニットは、それぞれ4つのポートを有する3つのデュアル偏波アンテナ111,112,113である。
受信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されており、具体的な実装様式は以下のとおりである:
アンテナユニットの12のポートは、無線周波数ユニットの12のポートに別々に接続され、アンテナユニットの各第1デュアル偏波ダイポールの1つのポートは、1つの無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続されるとともに、第1デュアル偏波ダイポールの他のポートは、他の無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続されており、アンテナユニットの各第2デュアル偏波ダイポールの1つのポートは、1つの無線周波数サブユニットの受信ポートに接続されるとともに、他の無線周波数サブユニット第2デュアル偏波ダイポールの他のポートは、の受信ポートに接続されている。ダウンリンク送信をアップリンク受信との干渉を防止するために、各無線周波数サブユニットのすべてのトランシーバ・ポートの受信機能はディスエーブルされており、すなわち、各無線周波数サブユニットのすべてのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であり、送信チャンネルは、稼働状態である。すなわち、2つの無線周波数サブユニットは、送信のための2つのポートと受信のための2つのポートと、1つの送信ポートと1つの受信ポートを別々に使用することにより、4つのポートを有する1つのデュアル偏波アンテナ、又は、2つのポートを有する2つのデュアル偏波アンテナを有する1つのセクタを形成し、2つの無線周波数サブユニットはアップリンク及びダウンリンクが隔離されるとともに2つのポートが送信のためであり、2つのポートが受信のためである3つのセクタを形成する。
図5に示されているように、デュアル偏波アンテナ111の1つのデュアル偏波ダイポールの1つのポートは、無線周波数サブユニット121のトランシーバ・ポート1に接続され、デュアル偏波ダイポールの他のポートは、無線周波数サブユニット122のトランシーバ・ポート1に接続されており、デュアル偏波アンテナ111の他のデュアル偏波ダイポールの1つのポートは、無線周波数サブユニット121の受信ポート2に接続され、デュアル偏波ダイポールの他のポートは、無線周波数サブユニット122の受信ポート2に接続されている。この方法により、無線周波数サブユニット121のトランシーバ・ポート1と、無線周波数サブユニット122のトランシーバ・ポート1は、デュアル偏波アンテナ111の1つのデュアル偏波ダイポールを使用して信号を送信し、デュアル偏波アンテナ111の他のデュアル偏波ダイポールを使用して信号を受信する。信号受信及び信号送信は、異なるデュアル偏波ダイポール上で実行され、ダウンリンクキャリア間の相互変調信号がアップリンク信号と干渉することを防止する。
デュアル偏波アンテナ112とデュアル偏波アンテナ113が無線周波数サブユニットに接続される様式は、デュアル偏波アンテナ111が無線周波数サブユニットと接続される様式と類似する。ダウンリンク送信により生成された相互変調信号がアップリンク受信と干渉することを防止するために、各無線周波数サブユニットのすべてのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であり、稼働中は、送信機能のみを有する。
図6は、本発明の実施形態によるさらなる他の基地局の概略構造図である。この実施形態において、2つの無線周波数サブユニットは、コンバイナを使用して1つのデュアル偏波アンテナを共有する。図6に示されているように、この実施形態において提供される基地局は、アンテナユニット11、無線周波数ユニット12、及びコンバイナ13を含む。無線周波数ユニットは、無線周波数サブユニット121と、無線周波数サブユニット122とを含み、アンテナユニット11は、2つのデュアル偏波ダイポールを含み、各デュアル偏波ダイポールは、アンテナユニットの2つのポートに対応する。
無線周波数サブユニット121は、2つのトランシーバ・ポートを含み、無線周波数サブユニット122は、4つのトランシーバ・ポートを含み、無線周波数サブユニット121及び無線周波数サブユニット122は、2つのポートを有する1つのデュアル偏波アンテナを共有する。すなわち、2T2Rの無線周波数サブユニット121は、周波数帯域F1を使用し、4T4Rの無線周波数サブユニット122は、周波数帯域F2を使用し、周波数帯域F2及び周波数帯域F1は、コンバイナを使用して1つのデュアル偏波アンテナを共有し、送信のための4つのポートと受信のための4つのポートを備えたシステムを形成する。
無線周波数サブユニット122の2つのトランシーバ・ポートは、アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポール111に対応する2つのポートに別々に接続され、無線周波数サブユニット122の他の2つのトランシーバ・ポートは、コンバイナ13の2つのポートに別々に接続されている。無線周波数サブユニット121の2つのトランシーバ・ポートは、コンバイナ13の他の2つのポートに別々に接続されており、コンバイナの他の2つのポートは、アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポール112に対応する2つのポートに接続されている。
周波数帯域F1上のダウンリンクキャリアの三次相互変調信号の周波数は、周波数帯域F2のアップリンク領域の範囲内であり、F2の受信パフォーマンスに影響を与える。干渉を防止するために、受信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されており、具体的な実装様式は以下のとおりである:
周波数帯域F2を使用する無線周波数サブユニット122の2つのトランシーバ・ポートA及びBの受信機能はディスエーブルされ得、すなわち、周波数帯域F2のパフォーマンスに影響を与える、周波数帯域F1上のダウンリンクキャリアの三次相互変調信号を防止できるように、コンバイナに接続されている無線周波数サブユニット122の2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であり、送信チャンネルは、稼働状態である。この方法により、無線周波数サブユニット122において、トランシーバ・ポートA及びBは、デュアル偏波アンテナ111を使用して信号を送信し、トランシーバ・ポートC及びDは、デュアル偏波アンテナ112を使用して信号を受信および送信し、無線周波数サブユニット122の受信される信号に影響を与えることから、無線周波数サブユニット121により送信されたダウンリンク信号により生成された相互変調信号を防止する。この実施形態において、F1のダウンリンクにより生成された相互変調信号のみがF1のアップリンク信号に干渉する。
最後に、前述の実施形態が、単に、本発明の技術的解決策を説明するためのものであって、本発明を限定するためのものではないことに留意すべきである。本発明が、前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱せずに、彼らが前述の実施形態において説明された技術的解決策に対する変更を行い、あるいは、技術的解決策のいくつかのまたはすべての技術的特徴に対する等価な置換を行うことができることを理解すべきである。
11 アンテナユニット
12 無線周波数ユニット
13 コンバイナ
111 デュアル偏波ダイポール
112 デュアル偏波ダイポール
113 デュアル偏波アンテナ
121 無線周波数サブユニット
122 無線周波数サブユニット

Claims (9)

  1. アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを備えた基地局であって、
    受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、
    前記アンテナユニットは、Nのデュアル偏波ダイポールを具備し、前記Nのデュアル偏波ダイポールは、N/2の第1デュアル偏波ダイポールと、N/2の第2デュアル偏波ダイポールとを具備し、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、Nは偶数であり、前記無線周波数ユニットは、2Nのトランシーバ・ポートを具備し、
    その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されることは、特に、
    前記無線周波数ユニットの任意の2つのトランシーバ・ポートが、前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されており、
    前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、閉状態にあり、前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、稼働状態にあり、
    前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、閉状態にあり、前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、稼働状態にある
    ことを特徴とする基地局
  2. 前記無線周波数ユニットは、4つのトランシーバ・ポートを具備し、前記アンテナユニットは、2つのデュアル偏波ダイポールを具備し、それの1つのデュアル偏波ダイポールは、第1デュアル偏波ダイポールであり、他のデュアル偏波ダイポールは、第2デュアル偏波ダイポールであり、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、
    その、前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルが閉状態であり、前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルが稼働状態であることは、特に、
    前記無線周波数ユニットの前記4つのトランシーバ・ポートは、前記アンテナユニットの4つのポートに別々に接続されており、前記アンテナユニットの前記1つのデュアル偏波ダイポールに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルは、閉状態であり、前記アンテナユニットの前記1つのデュアル偏波ダイポールに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルは、稼働状態であり、
    その、前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する送信チャンネルが閉状態であり、前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートに対応する受信チャンネルが稼働状態であることは、特に、
    前記アンテナユニットの前記他のデュアル偏波ダイポールに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートの送信チャンネルが閉状態であり、前記アンテナユニットの前記他のデュアル偏波ダイポールに接続されている前記無線周波数ユニットの2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルが稼働状態である
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  3. アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを備えた基地局であって、
    受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、
    前記無線周波数ユニットは、2つの受信ポートと、2つのトランシーバ・ポートとを具備し、前記アンテナユニットは、2つのデュアル偏波ダイポールを具備し、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、
    その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されることは、特に、
    前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートは、前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルが閉状態であり、前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの送信チャンネルが稼働状態であり、前記無線周波数ユニットの前記2つの受信ポートは、前記アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続される
    ことを特徴とする基地局。
  4. 前記アンテナユニットは、4つのポートを備えた1つのデュアル偏波アンテナであるか、又は、前記アンテナユニットは、各々2つのポートを備えた2つのデュアル偏波アンテナであることを特徴とする請求項又はに記載の基地局。
  5. アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを備えた基地局であって、
    受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、
    前記無線周波数ユニットは、2つのトランシーバ・ポートを具備し、前記アンテナユニットは、2つのシングル偏波ダイポールを具備し、各シングル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの1つのポートに対応し、
    その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されることは、特に、
    前記無線周波数ユニットの前記2つのトランシーバ・ポートが、前記アンテナユニットの2つのポートに別々に接続され、前記無線周波数ユニットの一方のトランシーバ・ポートの受信チャンネルが閉状態であるとともに、送信チャンネルが稼働状態であり、前記無線周波数ユニットの他方のトランシーバ・ポートの送信チャンネルが閉状態であるとともに、受信チャンネルが稼働状態である
    ことを特徴とする基地局。
  6. アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを備えた基地局であって、
    受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、
    前記無線周波数ユニットは、2つの無線周波数サブユニットを具備し、各無線周波数サブユニットは、3つのトランシーバ・ポートと、3つの受信ポートとを具備し、前記アンテナユニットは、6つのデュアル偏波ダイポールを具備し、各デュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、前記6つのデュアル偏波ダイポールは、3つの第1デュアル偏波ダイポールと、3つの第2デュアル偏波ダイポールとを具備し、
    その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されることは、特に、
    前記アンテナユニットの12のポートが、前記無線周波数ユニットの12のポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの第1デュアル偏波ダイポールのそれぞれの1つのポートが1つの無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続され、他方のポートが、他方の無線周波数サブユニットのトランシーバ・ポートに接続され、前記アンテナユニットの第2デュアル偏波ダイポールのそれぞれの1つのポートが、1つの無線周波数サブユニットの受信ポートに接続され、他方のポートが他の無線周波数サブユニットの受信ポートに接続され、
    前記無線周波数サブユニットのそれぞれのすべての前記トランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であり、送信チャンネルは、稼働状態である
    ことを特徴とする基地局。
  7. 前記アンテナユニットは、それぞれが4つのポートを備える3つのデュアル偏波アンテナであることを特徴とする請求項に記載の基地局。
  8. アンテナユニットと、無線周波数ユニットとを備えた基地局であって、
    受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートは、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポール又は異なるシングル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続され、前記アンテナユニットの前記異なるデュアル偏波ダイポール又は前記異なるシングル偏波ダイポールは、相互に隔離されており、
    前記基地局は、
    コンバイナをさらに具備し、前記無線周波数ユニットは、第1無線周波数サブユニットと、第2無線周波数サブユニットとを具備し、前記アンテナユニットは、2つのデュアル偏波ダイポールを具備し、1つのデュアル偏波ダイポールは、前記アンテナユニットの2つのポートに対応し、
    2つのトランシーバ・ポートを具備する第1無線周波数ユニットと、4つのトランシーバ・ポートを具備する第2無線周波数ユニットは、2つのポートを備える1つのデュアル偏波アンテナを共有し、
    その、受信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートと、送信チャンネルに対応する、前記無線周波数ユニットの稼働状態にあるポートが、前記アンテナユニットの異なるデュアル偏波ダイポールに対応するポートに別々に接続されることは、特に、
    前記第2無線周波数サブユニットの2つのトランシーバ・ポートが、前記アンテナユニットの1つのデュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに別々に接続され、前記第2無線周波数サブユニットの他方の2つのトランシーバ・ポートが、前記コンバイナの2つのポートに別々に接続され、前記第1無線周波数サブユニットの前記2つのトランシーバ・ポートが、前記コンバイナの他の2つのポートに別々に接続され、前記コンバイナの他の2つのポートが、前記アンテナユニットの他のデュアル偏波ダイポールに対応する2つのポートに接続され、
    前記コンバイナに接続されている前記第2無線周波数サブユニットの前記2つのトランシーバ・ポートの受信チャンネルは、閉状態であるとともに、送信チャンネルは、稼働状態である
    ことを特徴とする基地局。
  9. 前記アンテナユニットは、それぞれが2つのポートを備える2つのデュアル偏波アンテナを具備することを特徴とする請求項に記載の基地局。
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