JP6325598B2 - データ交換システム、データトラヒックを送出する方法及び交換装置 - Google Patents

データ交換システム、データトラヒックを送出する方法及び交換装置 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク通信技術に関し、特に、交換装置を有するデータ交換システム、データ交換システムにおいてデータトラヒックを送出する方法及び交換装置に関する。
クラウドコンピューティング時代におけるネットワークデータトラヒックモデルは非常に変化し、データトラヒックの16%はオペレータネットワークにあり、データトラヒックの14%はエンタープライズネットワークにあり、データトラヒックの他の70%の全てはデータ交換システムに流れる。データ交換システムにおけるデータトラヒック及び帯域幅は指数的に増加し、このことは、既に従来のネットワークについての人々の想像をはるかに超えている。大きい帯域幅及び強い拡張能力は、既にデータ交換システムの顧客の主要な需要となっている。データ交換システムを構築する際の障害はますます明白である。
図1は、既存の大規模データ交換システムのネットワーク構成の概略図である。データ交換システムでは、アクセスレイヤ、集約レイヤ及びコアレイヤにおける交換装置が全てのサーバの間の相互通信を実現する際に必要になり、ネットワーク規模の拡張は、コア交換装置の容量により制限され、将来のサービス開発の要件を満たすことを困難にしている。
従って、交換システムの容量を改善するために、コア交換装置の容量により制限されない新たな拡張可能なデータ交換システムを提供する必要がある。
本発明の実施例は、データ交換システム、データ交換システムにおいてデータトラヒックを送出する方法及び交換装置を提供する。本発明の目的は、データ交換システムの容量を改善することである。
本発明の第1の態様は、K個のサブシステムを含むデータ交換システムを提供し、K個のサブシステム内の第1のサブシステムは、M個の交換装置を含み、M個の交換システム内の第1の交換装置は、X個のネットワーク側ポートを含み、X個のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを含み、M-1個のグループ内ポートは、第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続され、K-1個のグループ間ポートは、第1のサブシステムを除くK個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続される。
第1の態様に基づいて、第1の態様の第1の実現方式では、第1のサブシステムは、N*Nグループ内光インターリーバを更に含み、各ネットワーク側ポートは、送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含み、M-1個のグループ内ポートが第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続されることは、N*Nグループ内光インターリーバを使用することにより第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置に接続するために、M-1個のグループ内ポートの全ての送信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの入力ポートに接続され、M-1個のグループ内ポートの全ての受信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの出力ポートに接続されることを含み、M及びNは共に自然数であり、N≦Nである。
第1の態様の第1の実現方式に基づいて、第1の態様の第2の実現方式では、データ交換システムは、複数のN*Nグループ間光インターリーバを更に含み、K-1個のグループ間ポートが第1のサブシステムを除くK個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続されることは、第1のN*Nグループ間光インターリーバを使用することにより第1のサブシステムを除くK個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続するために、K-1個のグループ間ポートの全ての送信光インタフェースが第1のN*Nグループ間光インターリーバの入力ポートに接続され、K-1個のグループ間ポートの全ての受信光インタフェースが第1のN*Nグループ間光インターリーバの出力ポートに接続されることを含み、第1のサブシステム内の第1の交換装置のシーケンス番号は、複数のN*Nグループ間光インターリーバの第1のN*Nグループ間光インターリーバのシーケンス番号と同じである。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の実現方式に基づいて、第1の態様の第3の実現方式では、複数のサブシステムは同じ規模を有し、サブシステム毎にM=N=Kである。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の実現方式に基づいて、第1の態様の第4の実現方式では、複数のサブシステムは、第1のサブシステムの他に第2のサブシステムを更に含み、第2のサブシステムは、N’*N’グループ内光インターリーバ及びZ個の交換装置を含み、N’<N且つZ<Mである。
第1の態様又は第1の態様の第1〜第4の実現方式のいずれか1つに基づいて、第1の態様の第5の実現方式では、第1の交換装置は、交換ユニット及びインタフェースユニットを含み、交換ユニットが光インタフェース交換ユニットである場合、インタフェースユニットは、X個の光モジュールを含み、X個のネットワーク側ポートは、X個の光モジュールのポートである、或いは、交換ユニットが電気インタフェース交換ユニットである場合、インタフェースユニットは、電気/光変換ユニットであり、X個のネットワーク側ポートは、電気/光変換ユニットのポートである。
本発明の第2の態様は、交換装置を提供し、交換装置は、データ交換システム内の第1のサブシステム内のM個の交換装置のいずれか1つであり、交換装置は、複数のポートを含み、各ポートは、ユーザ側ポートとして機能することができるだけでなく、ネットワーク側ポートとしても機能することができ、交換装置は、ユーザ側ポートを通じてデータトラヒックを獲得するように構成された受信コンポーネントと、宛先アドレスを含むマルチ経路転送エントリを取得するために、データトラヒックの宛先アドレスに従ってマルチ経路転送テーブルに問い合わせるように構成された処理コンポーネントであり、マルチ経路転送エントリは、宛先アドレスと複数のネットワーク側ポートとの間の対応関係を含む処理コンポーネントと、データトラヒック内のデータトラヒックの全ての部分が異なる経路を介して交換装置と同じデータ交換システム内に位置する宛先交換装置に到達するように、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するように構成された送信コンポーネントとを更に含む。
第2の態様に基づいて、第2の態様の第1の実現方式では、宛先交換装置及び交換装置は、データ交換システム内の同じサブシステム内に位置し、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポートを含み、送信コンポーネントは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、交換装置を除くサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するように構成される。
第2の態様に基づいて、第2の態様の第2の実現方式では、交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、1つのグループ間ポート及びM-1個のグループ内ポートを含み、送信コンポーネントは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、宛先交換装置が位置するサブシステム内の交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、交換装置を除く第1のサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するように構成される。
第2の態様に基づいて、第2の態様の第3の実現方式では、交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、1つのグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、送信コンポーネントは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、第1のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、第1のサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するように構成される。
第2の態様に基づいて、第2の態様の第4の実現方式では、交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、同じグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ間ポートを含み、送信コンポーネントは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、第1のサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するように構成される。
第2の態様に基づいて、第2の態様の第5の実現方式では、交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、送信コンポーネントは、データトラヒックを2*(M-1)個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、第1のサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するように構成される。
第2の態様又は第2の態様の第1〜第5の実現方式のいずれか1つに基づいて、第2の態様の第6の実現方式では、送信コンポーネントは、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出する前に、データトラヒックに対して転送フラグをカプセル化するように更に構成され、転送フラグは、データトラヒックを受信した交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、最短経路転送エントリは、宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含む。
第2の態様又は第2の態様の第1〜第6の実現方式のいずれか1つに基づいて、第2の態様の第7の実現方式では、処理コンポーネントは、マルチ経路転送テーブルを生成するように更に構成され、マルチ経路転送テーブルを生成する場合、処理コンポーネントは、交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するように構成され、第1のローカルオーバーヘッドは、交換装置において構成され、マルチ経路転送テーブルを計算する際にのみ処理コンポーネントにより使用され、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成され、第1のグローバルオーバーヘッドは、直接交換装置により発行されたオーバーヘッドであり、マルチ経路転送テーブルを計算する際に処理コンポーネントにより使用され、交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドと、交換装置の各ネットワーク側ポートの直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドとに従ってマルチ経路転送テーブルを生成するように構成される。
第2の態様の第7の実現方式に基づいて、第2の態様の第8の実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポートのみを含み、交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得する場合、処理コンポーネントは、交換装置の各グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するように構成され、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得する場合、処理コンポーネントは、交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成される。
第2の態様の第7の実現方式に基づいて、第2の態様の第9の実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポート及びグループ間ポートを含み、交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得する場合、処理コンポーネントは、交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドを別々に獲得するように構成され、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得する場合、処理コンポーネントは、交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得し、交換装置のサブシステムと異なるサブシステム内に位置する交換装置の各直接交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成される。
第2の態様の第9の実現方式に基づいて、第2の態様の第10の実現方式では、マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドがグループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッド未満であり、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッド及び第1のグローバルオーバーヘッドの設定が以下の条件、すなわち、グループ内ポートから転送が始まる経路がサクセサ(successor)であること、グループ間ポートがデータトラヒックを転送することができること、データトラヒックがグループ間ポートにより2回転送されることはできないこと、グループ内ポートに接続された全ての経路がサクセサ又はフィージブルサクセサ(feasible successor)であり、グループ間フィージブルサクセサの全距離がグループ間サクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを満たすことを含む。
第2の態様の第9の実現方式に基づいて、第2の態様の第11の実現方式では、グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、等しくない経路においてフィージブルサクセサ(FS)のアドバタイズされた距離(AD)がサクセサの全距離(FD及び設定されたインクリメントeの和未満であり、フィージブルサクセサの全距離がサクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを含む。
第2の態様及び第2の態様の前述の実現方式のいずれか1つに基づいて、第2の態様の第12の実現方式では、受信コンポーネントは、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように更に構成され、処理コンポーネントは、ネットワーク側ポートの属性を決定し、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するように更に構成され、送信コンポーネントは、ネットワーク側ポートがグループ内ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を第1のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、交換装置のM-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を他のM-1個のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するように更に構成される。
第2の態様及び第2の態様の前述の実現方式のいずれか1つに基づいて、第2の態様の第13の実現方式では、受信コンポーネントは、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように更に構成され、処理コンポーネントは、ネットワーク側ポートの属性を決定し、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するように更に構成され、送信コンポーネントは、ネットワーク側ポートがグループ間ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を宛先交換装置が位置するサブシステム内の直接交換装置に送出し、交換装置のM-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を第1のサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するように更に構成される。
本発明の第3の態様は、複数のポートを含む他の交換装置を提供し、各ポートは、ユーザ側ポートとして機能することができるだけでなく、ネットワーク側ポートとしても機能することができ、交換装置は、他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように構成された受信コンポーネントであり、他の交換装置は、交換装置を除くデータ交換システム内のいずれかの交換装置である受信コンポーネントと、転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されているか否かを決定するように構成された処理コンポーネントであり、転送フラグは、交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、最短経路転送エントリは、データトラヒックの宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含み、転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されている場合、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置であるか否かを決定するように構成された処理コンポーネントと、処理コンポーネントにより決定された結果に従ってデータトラヒックを転送するように構成された送信コンポーネントとを更に含む。
第3の態様に基づいて、第3の態様の第1の実現方式では、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置でない場合、送信コンポーネントは、データトラヒックが宛先交換装置に到達するように、最短経路転送エントリに従ってデータトラヒックを転送するように構成される、或いはデータトラヒックの宛先交換装置が交換装置である場合、送信コンポーネントは、データトラヒックから転送フラグを削除し、データトラヒックの宛先アドレスを含む最短経路転送テーブルの最短経路転送エントリに従って転送フラグが削除されたデータトラヒックをデータ交換システムの外部のデバイスに送出するように構成される。
第3の態様又は第3の態様の第1の実現方式に基づいて、第3の態様の第2の実現方式では、最短経路転送テーブルを生成する規則は、グループ内ポートが接続される経路がサクセサであり、データトラヒックの宛先交換装置及び交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、データトラヒックがグループ間ポートのみを通じて転送されることを含む。
本発明の第4の態様は、データ交換システムに適用される、データトラヒックを送出する方法を提供し、データ交換システム内の送信元交換装置により、ユーザ側ポートを通じてデータトラヒックを獲得するステップであり、送信元交換装置は、データ交換システム内の第1のサブシステム内のM個の交換装置のいずれか1つであるステップと、送信元交換装置により、宛先アドレスを含むマルチ経路転送エントリを取得するために、データトラヒックの宛先アドレスに従ってマルチ経路転送テーブルに問い合わせるステップであり、マルチ経路転送エントリは、宛先アドレスと複数のネットワーク側ポートとの間の対応関係を含むステップと、送信元交換装置により、データトラヒック内のデータトラヒックの全ての部分が異なる経路を介してデータ交換システム内の宛先交換装置に到達するように、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップとを含む。
第4の態様に基づいて、第4の態様の第1の実現方式では、宛先交換装置及び送信元交換装置は、同じサブシステム内に位置する場合、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置を除くサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するステップを含む。
第4の態様に基づいて、第4の態様の第2の実現方式では、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、1つのグループ間ポート及びM-1個のグループ内ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、宛先交換装置が位置するサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置を除く、送信元交換装置が位置するサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するステップを含む。
第4の態様に基づいて、第4の態様の第3の実現方式では、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、1つのグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、送信元交換装置が位置するサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するステップを含む。
第4の態様に基づいて、第4の態様の第4の実現方式では、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、同じグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するステップを含む。
第4の態様に基づいて、第4の態様の第5の実現方式では、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出するステップは、データトラヒックを2*(M-1)個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置を除く、送信元交換装置が位置するサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するステップを含む。
第4の態様又は第4の態様の第1〜第5の実現方式のいずれか1つに基づいて、第4の態様の第6の実現方式では、この方法は、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出する前に、データトラヒックに対して転送フラグをカプセル化するステップであり、転送フラグは、データトラヒックを受信した交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、最短経路転送エントリは、宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含むステップを更に含む。
第4の態様又は第4の態様の第1〜第6の実現方式のいずれか1つに基づいて、第4の態様の第7の実現方式では、この方法は、以下のステップ、すなわち、送信元交換装置により、コントローラからマルチ経路転送テーブルを獲得するステップと、送信元交換装置により、マルチ経路転送テーブルを生成するステップのうち1つを更に含み、マルチ経路転送テーブルを生成するステップは、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するステップであり、第1のローカルオーバーヘッドは、送信元交換装置において構成され、マルチ経路転送テーブルを計算する際にのみ送信元交換装置により使用されるステップと、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップであり、第1のグローバルオーバーヘッドは、直接交換装置により発行されたオーバーヘッドであり、マルチ経路転送テーブルを計算する際に送信元交換装置により使用されるステップと、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドと、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドとに従ってマルチ経路転送テーブルを生成するステップとを含む。
第4の態様の第7の実現方式に基づいて、第4の態様の第8の実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポートのみを含み、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するステップは、送信元交換装置の各グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するステップを含み、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップは、送信元交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップを含む。
第4の態様の第7の実現方式に基づいて、第4の態様の第9の実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポート及びグループ間ポートを含み、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するステップは、送信元交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドを別々に獲得するステップを含み、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップは、送信元交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得し、送信元交換装置のサブシステムと異なるサブシステム内に位置する送信元交換装置の各直接交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップを含む。
第4の態様の第9の実現方式に基づいて、第4の態様の第10の実現方式では、マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドがグループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッド未満であり、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッド及び第1のグローバルオーバーヘッドの設定が以下の条件、すなわち、グループ内ポートから転送が始まる経路がサクセサ(successor)であること、グループ間ポートがデータトラヒックを転送することができること、データトラヒックがグループ間ポートにより2回転送されることはできないこと、グループ内ポートに接続された全ての経路がサクセサ又はフィージブルサクセサ(feasible successor)であり、グループ間フィージブルサクセサの全距離がグループ間サクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを満たすことを含む。
第4の態様の第9の実現方式に基づいて、第4の態様の第11の実現方式では、グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、等しくない経路においてフィージブルサクセサ(FS)のアドバタイズされた距離(AD)がサクセサのFD及び設定されたインクリメントeの和未満であり、フィージブルサクセサの全距離がサクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを含む。
第4の態様及び第4の態様の前述の実現方式のいずれか1つに基づいて、第4の態様の第12の実現方式では、この方法は、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するステップと、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートの属性を決定し、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するステップと、ネットワーク側ポートがグループ内ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を第1のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、送信元交換装置のM-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を他のM-1個のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出するステップとを更に含む。
第4の態様及び第4の態様の前述の実現方式のいずれか1つに基づいて、第4の態様の第13の実現方式では、この方法は、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するステップと、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートの属性を決定し、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するステップと、ネットワーク側ポートがグループ間ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、送信元交換装置により、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を宛先交換装置が位置するサブシステム内の直接交換装置に送出し、送信元交換装置のM-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を第1のサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するステップとを更に含む。
本発明の第5の態様は、データ交換システムに適用される、データトラヒックを送出する他の方法を提供し、交換装置により、他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するステップであり、他の交換装置は、交換装置を除くデータ交換システム内のいずれかの交換装置であるステップと、交換装置により、転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されているか否かを決定するステップであり、転送フラグは、交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、最短経路転送エントリは、データトラヒックの宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含むステップと、転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されている場合、交換装置により、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置であるか否かを決定し、決定結果に従ってデータトラヒックを転送するステップと含む。
第5の態様に基づいて、第5の態様の第1の実現方式では、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置でない場合、決定結果に従ってデータトラヒックを転送するステップは、データトラヒックが宛先交換装置に到達するように、最短経路転送エントリに従ってデータトラヒックを転送するステップを含む、或いはデータトラヒックの宛先交換装置が交換装置である場合、決定結果に従ってデータトラヒックを転送するステップは、データトラヒックから転送フラグを削除し、データトラヒックの宛先アドレスを含む最短経路転送テーブルの最短経路転送エントリに従って転送フラグが削除されたデータトラヒックをデータ交換システムの外部のデバイスに送出するステップを含む。
第5の態様又は第5の態様の第1の実現方式に基づいて、第5の態様の第2の実現方式では、最短経路転送テーブルを生成する規則は、グループ内ポートが接続される経路がサクセサであり、データトラヒックの宛先交換装置及び交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、データトラヒックがグループ間ポートのみを通じて転送されることを含む。
本発明では、交換装置のネットワーク側ポートは、グループ内ポート及びグループ間ポートに分割され、M個の交換装置は、グループ内ポートを使用することによりサブシステムを形成し、次に、複数のサブシステムは、データ交換システムを形成するためにグループ間ポートを使用することにより相互接続される。本発明では、全ての交換装置の完全メッシュが一種類の交換装置のみで実現されることが可能になり、このことは、従来のデータ交換システムの規模がコアレイヤの交換装置の交換性能により制限されるという問題を解決し、これにより、データ交換システムの容量を改善する。
本発明の実施例又は従来技術の技術的対策を更に明確に説明するために、以下に、実施例又は従来技術を説明するために必要な添付図面を簡単に紹介する。
従来技術におけるデータ交換システムの概略構成図 本発明の実施例によるデータ交換システムの概略構成図 サイクリックアレイ導波路回折格子の動作原理の概略図 光インターリーバが使用される場合のデータ交換システム内のサブシステムの内部接続の概略図 データ交換システムが複数のN*Nグループ間光インターリーバを含む場合の第1の交換装置の接続関係の概略図 本発明の実施例による他のサブシステムの概略構成図 図6aに示すサブシステム内の交換装置とグループ内光インターリーバとの間の接続関係の概略図 図6bに示すサブシステム内の交換装置の間の論理接続の概略図 本発明の実施例による他のデータ交換システムの概略構成図 本発明の実施例による更に他のデータ交換システムの概略構成図 本発明の実施例に従ってデータトラヒックを送出する方法の概略フローチャート 本発明の実施例に従って送信元交換装置によりマルチ経路転送テーブルを生成する処理の概略図 本発明の実施例に従ってデータトラヒックを送出する他の方法の概略フローチャート 本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第1の処理の概略図 本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第2の処理の概略図 本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第3の処理の概略図 本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第4の処理の概略図 本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第5の処理の概略図 本発明の実施例による交換装置の概略構成図 本発明の実施例による他の交換装置の概略構成図
本発明の実施例による技術的対策について、添付図面を参照して以下に説明する。
<データ交換システムの概要>
図2は、本発明の実施例によるデータ交換システムの概略構成図である。データ交換システムは、K個のサブシステムを含み、K個のサブシステム内の第1のサブシステムは、M個の交換装置を含み、M個の交換装置内の第1の交換装置は、複数のネットワーク側ポートを含み、複数のポートは、ユーザ側ポート及びネットワーク側ポートに分割されてもよい。一般的に、サーバ、クライアント又はユーザ端末に接続されるポートは、ユーザ側ポートであり、他の交換装置に接続されるポートは、ネットワーク側ポートである。第1の交換装置は、複数のネットワーク側ポートを使用することにより他の交換装置に相互接続される。以下ではX個のネットワーク側ポートと記される複数のネットワーク側ポート(3つが図面に示されており、小さいブロックにより表される)は、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを含む。M-1個のグループ内ポートは、第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続され、K-1個のグループ間ポートは、第1のサブシステムを除くK個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続される。第1のサブシステムは、K個のサブシステムのうちいずれか1つであり、第1の交換装置は、M個の交換装置のうちいずれか1つである。
グループ内ポートは、交換装置により、交換装置と同じサブシステム内に位置する他の交換装置に接続するために使用されるポート(図面の下部に位置するポート)であり、グループ間ポートは、交換装置により、交換装置のサブシステムと異なるサブシステム内に位置する直接交換装置に接続するために使用されるポート(図面の上部に位置するポート)である。いずれかのネットワーク側ポートは、グループ内ポート又はグループ間ポートとして使用されることができ、従って、どのポートがグループ内ポートであり、どのポートがグループ間ポートであるかは、ネットワーク接続の後にのみ認識されることができる。直接交換装置は、他の交換装置を通過することなく交換装置と通信する交換装置を示す。同じサブシステム内の交換装置は、相互の直接交換装置である。
本発明のこの実施例では、交換装置のネットワーク側ポートは、グループ内ポート及びグループ間ポートに分割され、グループ内ポートは、同じサブシステム内の交換装置を接続するように構成され、グループ間ポートは、異なるサブシステム内の交換装置を接続するように構成され、これにより、K*M個の交換装置を含むデータ交換システムが構築されることができる。本発明は、ネットワークがアクセスレイヤ、集約レイヤ及びコアレイヤに分割され、各レイヤが異なる種類の交換装置を備える従来のデータ交換システムと異なる。従って、本発明のデータ交換システムでは、全ての交換装置の完全メッシュが一種類の交換装置のみで実現されることが可能になり、このことは、従来のデータ交換システムの規模がコアレイヤの交換装置の交換性能により制限されるという問題を解決する。
図2に示すデータ交換システムでは、接続される必要のある交換装置の各対は、ファイバを使用して直接接続される。ネットワーク規模が比較的大きい場合、幾万ものファイバの対が必要となり、このことは、機器室の物理空間に厳しい課題をもたらすだけでなく、故障排除のような運用及び保守に大きい困難も生じる。更に、データ交換システム内の交換装置は大量のネットワーク側ポートを有するため、必要な光モジュールの量も相応に増加する。光モジュールは、マルチモード・マルチコアファイバを使用することにより接続され、マルチコアファイバのカスタマイズコスト及びコネクタコストは極めて高い。配線コストは、光モジュールの3〜4倍のコストにすらなる。本発明は、データ交換システムのファイバの量を低減し、データ交換システムにおける保守運用を簡略化し、データ交換システムを構築するコストを低減するための、データ交換システムを更に提供する。
図3は、サイクリックアレイ導波路回折格子(CAWG)の動作原理の概略図である。CAWGは、サイクリックインターリーバ(cyclic interleaver)とも呼ばれ、波長に基づくN*Nサイクリックマルチプレクサ/デマルチプレクサである。CAWGは、異なる入り口ポートから異なる出口ポートに循環方式で異なる波長の信号を送出することができる。図3に示すように、CAWGは、N個の入力ファイバ及びN個の出力ファイバを有し、各入力ファイバはせいぜいN個の波長を送信することができる。従って、完全な負荷の場合、N*N個の波長が入力側で入力されることができ、内部交換の後に、CAWGは、各入力ファイバのN個の波長をN個の異なる出力ファイバにそれぞれ割り当てる。各波長は、λijにより表されてもよく、λは波長を表し、iは入力ポートグループを表し、jは入力ポートグループ内の波長のシーケンス番号を表し、i及びjは共にN以下の正の整数であり、NはCAWGの各ポートによりサポート可能な波長の最大量である。例えば、図3では、入力ポートa1において入力されたN個の波長は、λ1112,...,及びλ1Nであり、出力側において、N個の波長は、出力ファイバb1〜bNにそれぞれ割り当てられる。従って、CAWGは、N*N個の波長のノンブロッキング交換を実現することができる。
本発明の実現中において、CAWGはまた、前述の機能を実現することができる他のデバイス又は光学素子と置換されてもよい点に留意すべきである。従って、本発明では、前述のCAWGの特徴を実現することができるデバイス又は光学素子は、併せて光インターリーバと呼ばれる。本発明のこの実施例では、光インターリーバの前述の特徴は、図2に示すデータ交換システムを改善するために使用される。図4は、本発明のこの実施例に従ってデータ交換システムが光インターリーバを使用することにより構築される場合の、データ交換システム内のサブシステムの内部接続の概略図である。サブシステム(図2に示す第1のサブシステムでもよい)は、N*Nグループ内(“グループ内”は以下に定義される)光インターリーバを更に含み、これは、グループ内光インターリーバ1と呼ばれ、第1のサブシステム内のM個の交換装置は、S11及びS12(図面に図示せず)〜S1Mと記される。N*Nは、光インターリーバの規格を示し、すなわち、光インターリーバに含まれる入力ポート及び出力ポートの量が共にNである。M個の交換装置内のいずれかの交換装置、例えば、交換装置S11又はS1Mは、第1の交換装置でもよい。X個のネットワーク側ポート内の各ネットワーク側ポートは、送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含む。送信光インタフェースは、縦線で満たされた小さいブロックにより表され、受信光インタフェースは、小さい空白のブロックにより表される。実現方式では、全ての交換装置のネットワーク側ポートの量は同じである。或いは、他の実現方式では、異なる交換装置のネットワーク側ポートの量は異なってもよい。
M-1個のグループ内ポートが第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続されることは、N*Nグループ内光インターリーバを使用することにより第1の交換装置を除く第1のサブシステム内のM-1個の交換装置に接続するために、M-1個のグループ内ポートの全ての送信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの入力ポートに接続され、M-1個のグループ内ポートの全ての受信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの出力ポートに接続されることを含む。例えば、交換装置S11のM-1個の送信光インタフェースの全ては、N*Nグループ内光インターリーバの入力ポートPin11に接続され、交換装置S11のM-1個の受信光インタフェースの全ては、N*Nグループ内光インターリーバの出力ポートPout11に接続される。
本発明のこの実施例では、交換装置の全てのポートは同じであり、すなわち、各ポートは、ユーザ側ポート又はネットワーク側ポートとして使用されることができる点に留意すべきである。従って、本発明のこの実施例では、交換装置のユーザ側ポート及びネットワーク側ポートは、厳密に区別されず、どのポートがユーザ側ポートであり、どのポートがネットワーク側ポートであるかは、交換装置がネットワークに接続された後にのみ区別されることができる。更に、交換装置のポートは、いずれかの方式で分割されてもよい。例えば、交換装置は、合計で48個のポートを有し、48個のポートは、必要に応じて32個のユーザ側ポート及び16個のネットワーク側ポートに分割されてもよく、24個のユーザ側ポート及び24個のネットワーク側ポートに分割されてもよい。
本発明のこの実施例では、いくつかの交換装置を含むシステムは、サブシステムと呼ばれ、全ての交換装置は、データ交換システムを形成する。サブシステム内の交換装置を接続する光インターリーバは、グループ内光インターリーバと呼ばれ、異なるサブシステムを接続する光インターリーバは、グループ間光インターリーバと呼ばれる。
本発明の他の実施例では、ファイバの量を更に低減するために、データ交換システムは、複数のN*Nグループ間光インターリーバを更に含む。図5は、データ交換システムが複数のN*Nグループ間光インターリーバを含む場合の第1の交換装置の接続関係の概略図である。この場合、第1の交換装置(S11であると仮定される)のM-1個のグループ内ポートは、図4に示す方式でグループ内光インターリーバ1に接続され、第1の交換装置のK-1個のグループ間ポート(すなわち、ポートPM〜PX)の全ての送信光インタフェースは、第1のN*Nグループ間光インターリーバ(グループ間光インターリーバ1)の入力ポートPin11に接続され、K-1個のグループ間ポートの全ての受信光インタフェースは、第1のN*Nグループ間光インターリーバの出力ポートPout11に接続される。
データ交換システムは比較的大量の交換装置を有するため、管理を簡略化するために、各サブシステムの交換装置は番号付けされる必要があり、複数のN*Nグループ間光インターリーバも番号付けされる必要がある。第1のサブシステム内の第1の交換装置のシーケンス番号は、複数のN*Nグループ間光インターリーバ内の第1のN*Nグループ間光インターリーバのシーケンス番号と同じであり、すなわち、第1のN*Nグループ間光インターリーバは、第1の交換装置に対応するグループ間光インターリーバである。1つの交換装置は、1つのみのグループ間光インターリーバに接続され、1つのグループ間光インターリーバは、せいぜいN個の交換装置に接続されることができる。具体的に、図5では、交換装置S11は、グループ間光インターリーバ1に接続され、交換装置S1Mは、グループ間光インターリーバMに接続される。
本発明の前述の実施例では、第1の交換装置は、適切な回路素子及び/又は光学素子を含む装置であり、交換ユニット及びインタフェースユニットを含む。交換ユニットは、スイッチ、スイッチボード、インタフェースボード又はラインカードのような交換機能を有するユニットでもよい。交換ユニットは、光インタフェース交換ユニットでもよく、電気インタフェース交換ユニットでもよい。交換ユニットが光インタフェース交換ユニットである場合、インタフェースユニットは、X個の光モジュールを含み、X個のネットワーク側ポートは、X個の光モジュールのポートであり、この場合、各ネットワーク側ポートが送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含むことは、各光モジュールのポートが送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含むことを示す。
交換ユニットが電気インタフェース交換ユニットである場合、インタフェースユニットは、電気/光変換ユニットであり、X個のネットワーク側ポートは、電気/光変換ユニットのポートであり、この場合、各ネットワーク側ポートが送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含むことは、電気/光変換ユニットの各ポートが送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含むことを示す。
図4及び図5では、“M-1個のグループ内ポートの全ての送信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの入力ポートに接続され、M-1個のグループ内ポートの全ての受信光インタフェースがN*Nグループ内光インターリーバの出力ポートに接続される”ことを実現するために、S11のネットワーク側ポートP1〜PM-1の全ての送信光インタフェースは、光マルチプレクサ11のM-1個の受信ポート(空白の円により表される)に接続される。このように、グループ内ポートP1〜PM-1の全ての送信光インタフェースにより送出される信号は、光マルチプレクサ11により多重された後に、光マルチプレクサ11の送信ポート(小さい空白のブロックにより表される)を通じてグループ内光インターリーバ1に送出され、すなわち、1つのみのファイバで、S11のM-1個のグループ内ポート内の各送信光インタフェースにより送出された信号は、N*Nグループ内光インターリーバに到達することができる。同様に、1つのみのファイバで、K-1個のグループ間ポート内の各受信光インタフェースは、N*Nグループ内光インターリーバから信号を受信することができる。
図5では、“K-1個のグループ間ポートの全ての送信光インタフェースが第1のN*Nグループ間光インターリーバの入力ポートに接続され、K-1個のグループ間ポートの全ての受信光インタフェースが第1のN*Nグループ間光インターリーバの出力ポートに接続される”ことを実現するために、S11のグループ間ポートPM〜PX内の全ての送信光インタフェースは、光マルチプレクサ11の他のK-1個の受信ポート(灰色の円により表される)に接続され、グループ間ポートPM〜PXの送信光インタフェースにより送出される信号は、光マルチプレクサ11により多重された後に、光マルチプレクサ11の他の送信ポート(小さい灰色のブロックにより表される)を通じてグループ間光インターリーバ1に送出される。光デマルチプレクサ11は、受信ポート(小さい空白のブロックにより表される)を通じて、グループ内光インターリーバ1により送出された信号を受信し、信号を多重分離した後に、S11のグループ内ポートP1〜PM-1内で光インタフェースを受信するために、K-1個の送信ポート(小さい空白の円により表される)を通じて信号をそれぞれ送出する。光デマルチプレクサ11は、他の受信ポート(小さい灰色のブロックにより表される)を通じて、グループ間光インターリーバ1により送出された信号を受信し、信号を多重分離した後に、S11のグループ間ポートPM〜PX内で光インタフェースを受信するために、他のK-1個のポート(小さい灰色の円により表される)を通じて、多重分離を通じて取得された信号をそれぞれ送出する。このように、2つのみのファイバで、S11は、第1のサブシステム内のものを除きデータ交換システム内の全ての他の交換装置と通信することができる。
光マルチプレクサ及び光デマルチプレクサが本発明の前述の実施例で使用されたが、当業者は、光信号の多重及び多重分離を実現することができるいずれかのデバイスが、本発明を実現するために使用されることができることを認識するべきである。従って、前述の光マルチプレクサ及び光デマルチプレクサは、本発明に対する限定を構成しない。
実施例では、複数のサブシステムが同じ規模を有する場合、サブシステム毎にM=N=Kであり、すなわち、各交換装置のネットワーク側ポートの半分がグループ内光インターリーバに接続され、ネットワーク側ポートの残りの半分がグループ間光インターリーバに接続され、各グループ内光インターリーバの規格Nは、各サブシステム内の交換装置の量Mと同じである。
他の実施例では、複数のサブシステムは、第1のサブシステムの他に第2のサブシステムを更に含み、第2のサブシステムは、N’*N’グループ内光インターリーバ及びZ個の交換装置を含み、N’<N且つZ<Mである。すなわち、第2のサブシステムは、第1のサブシステムの規模と異なる規模を有し、第2のサブシステム内の交換装置の量は、第1のサブシステム内の交換装置の量未満である。システムの規模は、サブシステムに含まれる交換装置の量及び各交換装置のネットワーク側ポートの量を示す。
<データ交換システムの例>
本発明の実施例におけるデータ交換システムについて、例を使用することにより以下に詳細に更に説明する。
図6aは、本発明の実施例による他のサブシステムの概略構成図である。サブシステムは、N*N光インターリーバと、M個の交換装置と、M個の光マルチプレクサと、M個の光デマルチプレクサとを含む。各交換装置は、1つの光マルチプレクサ及び光デマルチプレクサに対応し、光マルチプレクサ及び光デマルチプレクサは、分離方式又は統合方式で配置されてもよい。光マルチプレクサ及び光デマルチプレクサが統合方式で配置される場合、各交換装置は、1つの光マルチプレクサ/デマルチプレクサに対応する。更に、図4のように、各交換装置は、X個のネットワーク側ポートを含み、各ネットワーク側ポートは、送信光インタフェース及び受信光インタフェースを含む。
図6aに示すデータ交換システムでは、交換装置S1(第1の交換装置)のM-1個の送信光インタフェース(ブロックにより表される)は、光マルチプレクサ1を使用することによりN*N光インターリーバの入力ポートPin1に接続され、M-1個の受信光インタフェースは、光デマルチプレクサ1を使用することによりN*N光インターリーバの出力ポートPout1に接続される。実施例では、M=Nである。
図6aから認識できるように、1つのみのファイバで、交換装置S1のM-1個のグループ内ポートにより生成された信号は、光マルチプレクサ1を通過した後に送出されることができ、1つのみのファイバで、交換装置S1のいずれかのポートに送出された信号は、交換装置S1に対応する光デマルチプレクサ1に到達することができ、S1の対応するポートに更に到達することができる。
M=8である場合、図6aに示すサブシステム内の交換装置とグループ内光インターリーバとの間の接続関係について、図6bに参照が行われてもよい。各実線は、ファイバの1つの対を表し、交換装置及び交換装置に対応する光マルチプレクサ/デマルチプレクサは、ファイバの一端に位置し、光インターリーバは、ファイバの他端に位置する。図6bから認識できるように、本発明のデータ交換システム内の全ての交換装置は、光インターリーバのみに接続される必要がある。このことは、ネットワークがアクセスレイヤ、集約レイヤ及びコアレイヤに分割され、各レイヤが異なる種類の交換装置を備える従来のデータ交換システムと異なる。従って、本発明のデータ交換システムでは、全ての交換装置の完全メッシュが一種類の交換装置のみで実現されることが可能になり、このことは、従来のデータ交換システムの規模がコアレイヤの交換装置の交換性能により制限されるという問題を解決する。
図6bに示す8個の交換装置は、論理的に完全メッシュのネットワークを形成し、このことは、メッシュネットワークと呼ばれる。図6cに示すように、図6cは、図6bに示すサブシステム内の交換装置の間の論理接続の概略図である。図6bに示すネットワークがファイバを使用した直接接続のみを用いて構築される場合、必要なファイバの量は、28*2(1つの線が入力ファイバ及び出力ファイバを表す)=56であり、他のデバイスが交換装置の間に存在する場合、必要なファイバの量は56*2=112まで増加する。しかし、図6aに示すネットワーキング方式が使用される場合、8*2=16個のファイバのみが必要である。すなわち、本発明のデータ交換システムが使用される場合、必要なファイバの量は、従来のデータ交換システムのものの16÷56=2/7又は16÷112=1/7のみである。同様に、他の規模のデータ交換システムでは、この特許のネットワーキング方式で構築されるデータ交換システムにより必要なファイバの量は、従来のデータ交換システムのものの2/(M-1)又は1/(M-1)のみである。ここで、Mは、データ交換システム内の各サブシステム内の交換装置の量である。
認識できるように、本発明のこの実施例におけるデータ交換システムで、データ交換システムにより必要なファイバの量は、非常に低減可能になり、これにより、配線コストを低減する。更に、本発明のこの実施例では必要なファイバの量が非常に低減されるため、データ交換システムの機器室内の配線の困難が低くなり、交換装置の物理配置を簡単且つ容易にする。
比較的大規模のデータ交換システムが構築される必要がある場合、比較的大量の交換装置が必要になるため、交換装置は、複数の交換グループを取得するために分割されてもよく、各交換グループ内の交換装置は、グループ内光インターリーバを使用することによりサブシステムを形成する。次に、複数の交換グループは、複数のサブシステムを形成してもよく、複数のサブシステムは、複数のグループ間光インターリーバを使用することにより接続され、これにより、全ての交換装置が論理的に完全メッシュにされたデータ交換システムを形成する。グループ間光インターリーバの規格及びグループ内光インターリーバの規格は同じでも異なってもよく、1つのグループ内光インターリーバの規格及び他のグループ内光インターリーバの規格は同じでも異なってもよく、全てのグループ間光インターリーバの規格は同じである。好ましくは、グループ間光インターリーバの規格及びグループ内光インターリーバの規格は同じである。複数のグループ内光インターリーバの規格が異なる場合、グループ間光インターリーバの規格は、複数のグループ内光インターリーバ内の最大の規格を有するグループ内光インターリーバの規格以上である。
本発明の実施例によれば、データ交換システムが構築される場合、グループ間光インターリーバの規格は、使用される交換装置のネットワーク側ポートの量に従って決定されてもよく、交換装置は、複数の交換グループを取得するためにグループ間光インターリーバの規格に従って分割される。例えば、グループ間光インターリーバがN*N光インターリーバである場合、各交換グループは、同じ規格を有する複数の交換装置を含む(すなわち、ネットワーク側ポートの量は同じである)。ここで、全ての交換グループに含まれる交換装置の量は、同じでも異なってもよく、各交換グループ内の交換装置の量は、N以下である。各交換グループ内の全ての交換装置のいくつかのネットワーク側ポートは、図6aに示すサブシステムを形成するために、交換グループ内のグループ内光インターリーバを使用することにより接続される。全てのサブシステムは、データ交換システムを形成するために、複数のグループ間光インターリーバを使用することにより接続される。サブシステムがグループ間光インターリーバに接続される場合、交換装置が位置するサブシステム内の交換装置のシーケンス番号は、複数のN*Nグループ間光インターリーバ内の交換装置に対応するN*Nグループ間光インターリーバのシーケンス番号と同じである。例えば、各サブシステム内で1のシーケンス番号を有する交換装置は、グループ間光インターリーバ1に接続され、2のシーケンス番号を有する交換装置は、グループ間光インターリーバ2に接続され、各サブシステム内の各交換装置が対応するグループ間光インターリーバに接続されるまで以下同様である。交換装置の具体的な接続方式について、図5に参照が行われてもよい。
図5に示す接続方法に基づいて、図7に示すように、図7は、本発明の実施例による他のデータ交換システムの概略構成図である。データ交換システムは、1024個の交換装置を含み、この実施例で使用されるグループ間光インターリーバは、32*32光インターリーバであり、各交換グループは、1024÷32=32個の交換装置を含む。光インターリーバの構成を簡略化して利用率を改善するために、この実施例では、32*32光インターリーバはまた、グループ内光インターリーバとして選択される。このことは、各交換装置が2*(N-1)=62個のネットワーク側ポートを提供することを必要とする。ここで、各交換グループ内の各交換装置の31個のネットワーク側ポートは、サブシステムを形成するためにグループ内ポートとしてグループ内光インターリーバに接続され、他の31個のネットワーク側ポートは、グループ間ポートとして交換装置に対応するグループ間光インターリーバに接続される。例えば、交換グループ1内の交換装置1の31個のグループ内ポート内の送信光インタフェース及び受信光インタフェースは、グループ内光インターリーバ1にそれぞれ接続され(図面で同じ線により表される)、31個のグループ間ポートは、グループ間光インターリーバ1に接続される。管理を容易にするために、交換グループ内の同じシーケンス番号を有する交換装置は、同じグループ間光インターリーバに接続される。図7に示す方式では、1024個の交換装置の完全メッシュは、4096個の機器室を横断するファイバのみを使用することにより実現されることが可能になり、このことは、データ交換システムにより必要なファイバの量を非常に低減する。
交換装置の量がNの倍数ではない場合、本発明のこの実施例で提供される方法は、依然として使用可能である。図8に示すように、図8は、本発明の実施例による更に他のデータ交換システムの概略構成図である。図8に示すデータ交換システムは、合計で980個の交換装置を含み、32*32光インターリーバは、データ交換システムの規模に従って依然としてグループ間光インターリーバとして使用される。このように、この実施例では、32個のグループ間光インターリーバが必要である。980÷32=30......20であるため、980個の交換装置は、31個の交換グループに分割される。最初の30個のグループは、32個の交換装置をそれぞれ含み、各交換装置は、62個のネットワーク側ポートを提供し、最後のグループ、すなわち、31番目のグループは、20個の交換装置を含み、31番目のグループの各交換装置は、31個の(グループ間ポート)+19個の(グループ内ポート)=50個のネットワーク側ポートを提供する必要があり、31番目のグループの20個の交換装置を含むサブシステムは、前述の第2のサブシステムと考えられてもよい。このように、最初の30個のグループに対応するグループ内光インターリーバは、32*32光インターリーバであり、最後のグループに対応するグループ内光インターリーバは、規格が20*20以上であるいずれかの光インターリーバでもよい。この実施例では、依然として各交換装置のネットワーク側ポートの半分が対応するグループ内光インターリーバに接続され、ネットワーク側ポートの他の半分が同じグループ間光インターリーバに接続され、交換グループ内の同じシーケンス番号を有する全ての交換装置が同じグループ間光インターリーバに接続される。このように交換グループ31は、20個の交換装置のみを含むため、グループ間光インターリーバ21〜32は、30個の交換装置のみに接続され、グループ間光インターリーバ1〜20は、31個の交換装置にそれぞれ接続される。前述のネットワーキングにおいて、980個の交換装置の完全メッシュは、980*4個のファイバのみを使用することにより実現されることが可能になる。
従来のアクセス交換装置では、ユーザ側ポート及びネットワーク側ポートは区別され、ネットワーク側ポートの量は、ユーザ側ポートの量よりはるかに少ない。大規模データ交換システムが構築される必要がある場合、全てのアクセス交換装置の完全メッシュは、アクセス交換装置がレイヤ毎にコア交換装置に集約される方式で実現される必要がある。この従来の方式は、コア交換装置のポート規模により制限され、ネットワーク拡張にとって好ましくない。本発明のこの実施例では、データ交換システムが構築される場合、光インターリーバ及び通常のアクセス交換装置のみが使用される必要があり、コア交換装置が使用される必要はない。このことは、従来のネットワーキング方式におけるコア交換装置からの制限を排除する。本発明のこの実施例では、データ交換システムの規模は、光インターリーバの規格により決定される。現在では、最大の光インターリーバは、80*80光インターリーバであり、このような規格の光インターリーバで、既存のデータ交換システムより50倍大きい交換容量を有するデータ交換システムが構築されることが可能になる。従って、本発明のこの実施例の対策によれば、ファイバの量が低減可能になり、配線及び保守コストが低減可能になり、データ交換システムの規模が非常に拡張されることが可能になる。
本発明のデータ交換システムの前述の実現方式における交換装置は、独立した交換機でもよく、分散方式で配置されたインタフェースボードでもよい。ここで、インタフェースボードは、交換機能及び制御機能の双方をサポートする。交換装置が分散方式で配置されるインタフェースボードである場合、データ交換システムは、分散方式で配置された大規模スイッチと実際に等価であり、データ交換システムのサブシステムは、インタフェースボードグループと等価である。このように、スイッチは、K個のインタフェースボードグループを含み、K個のインタフェースボードグループ内の第1のインタフェースボードグループは、M個のインタフェースボードを含み、M個のインタフェースボード内の第1のインタフェースボードは、X個のネットワーク側ポートを含み、X個のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを含む。M-1個のグループ内ポートは、第1のインタフェースボードを除き第1のインタフェースボードグループ内のM-1個のインタフェースボードにそれぞれ接続され、K-1個のグループ間ポートは、第1のインタフェースボードグループを除きK個のインタフェースボードグループ内のK-1個のインタフェースボードグループ内の第1のインタフェースボードの直接インタフェースボードにそれぞれ接続される。
<送信元交換装置によるデータトラヒックの処理>
本発明の前述の実施例で提供されるデータ交換システム内のいずれかの交換装置は、データ交換システム内でデータトラヒックの送信をサポートすることができる。データ交換システム内に大量のデータストリームが存在するため、データトラヒックの転送の間に、各交換装置は、送信元交換装置でもよく、宛先交換装置でもよく、更に中間交換装置でもよい。
送信元交換装置は、ユーザ側ポートからデータトラヒックを獲得し、データ交換システムを使用することによりデータトラヒックを宛先交換装置に送出する。中間交換装置は、送信元交換装置と宛先交換装置との間の経路に位置する交換装置であり、宛先交換装置は、送信元交換装置又は中間交換装置からデータトラヒックを受信し、ユーザ側ポートを通じてデータトラヒックを送出する。
送信元交換装置として使用される場合、本発明のこの実施例の交換装置は、データトラヒックを送出する方法を実行することができる。特に、送信元交換装置は、複数のポートを含み、各ポートは、ユーザ側ポート又はネットワーク側ポートとして使用されることができる。送信元交換装置は、図17に示す交換装置1700でもよく、これに限定されない。
図9に示すように、この方法は、ステップS910、S920及びS930を含む。
S910:データ交換システム内の送信元交換装置は、ユーザ側ポートを通じてデータトラヒックを獲得する。
送信元交換装置は、データ交換システムの前述の実施例におけるいずれかのサブシステム内のいずれかの交換装置でもよい。データトラヒックを獲得することは、送信元交換装置により、ユーザ又はサーバからデータトラヒックを受信することでもよく、送信元交換装置により、ユーザ又はサーバからデータトラヒックを能動的に要求することでもよい。換言すると、データトラヒックは、送信元交換装置のユーザ側ポートから送信元交換装置に入る。
ステップS910は、例えば、図17の交換装置1700の受信コンポーネント1701により実行されてもよい。受信コンポーネント1701は、受信機、受信ユニット及びユーザ側ポートのうちいずれか1つでもよい。
S920:送信元交換装置は、宛先アドレスを含むマルチ経路転送エントリを取得するために、データトラヒックの宛先アドレスに従ってマルチ経路転送テーブルに問い合わせる。マルチ経路転送エントリは、宛先アドレスと複数のネットワーク側ポートとの間の対応関係を含む。
本発明のこの実施例では、各交換装置は、少なくとも2つの転送テーブルを記憶し、1つは、最短経路転送テーブルであり、1つは、マルチ経路転送テーブルである。マルチ経路転送テーブルの各エントリは、宛先アドレスと複数のネットワーク側ポートとの間の対応関係を含み、最短経路転送テーブルの各エントリは、宛先アドレスと1つのみのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含む。
具体的に、マルチ経路転送テーブルの各エントリは、宛先アドレス及び宛先アドレスに対応する複数のネットワーク側ポートを少なくとも含む。宛先交換装置及び送信元交換装置が同じサブシステム内に位置する場合、複数のネットワーク側ポートの量はM-1である。宛先交換装置及び送信元交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、複数のネットワーク側ポートの量はM-1、M又は2*(M-1)でもよく、Mは、送信元交換装置が位置するサブシステム内の交換装置の量である。
本発明のこの実施例では、データトラヒックの宛先アドレスは宛先インターネットプロトコル(IP)アドレス又は宛先媒体アクセス制御(MAC)アドレスでもよい。
最短経路転送テーブル及びマルチ経路転送テーブルは、送信元交換装置の異なる記憶コンポーネント又は同じ記憶コンポーネントに記憶されてもよい。記憶コンポーネントは、ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性メモリでもよく、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SDD)のような不揮発性メモリでもよく、或いは、記憶コンポーネントは、前述の種類のメモリの組み合わせを含んでもよい。
ステップS920は、図17の交換装置1700の処理コンポーネント1702により実現されてもよい。処理コンポーネント1702は、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)及びデータプレーンのうちいずれか1つでもよく、プロセッサ、処理ユニット又は他の種類の処理回路でもよい。
S930:送信元交換装置は、データトラヒック内のデータトラヒックの全ての部分が異なる経路を介して送信元交換装置と同じデータ交換システム内に位置する宛先交換装置に到達するように、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出する。データ交換システムは、少なくとも1つのサブシステムを含む。
負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックを複数の部分に分割し、データトラヒックの1つの部分を複数のネットワーク側ポート内の各ネットワーク側ポートに送出することを含む。
本発明の実施例では、送信元交換装置を除くデータ交換システム内の他の交換装置がデータトラヒックの1つの部分を受信した場合、他の交換装置が負荷バランシング方式でデータトラヒックの受信した部分を送出しないことを実現するために、本発明の実現方式に従って、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出する前に、この方法は、送信元交換装置により、データトラヒックに対して転送フラグをカプセル化することを更に含む。転送フラグは、データトラヒックを受信した交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用される。最短経路転送エントリは、宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとを含む。転送フラグをカプセル化することは、データトラヒックを複数の部分に分割する前に実行されてもよく、データトラヒックを複数の部分に分割した後に実行されてもよい。
本発明の他の実現方式では、送信元交換装置は、トラヒックに対して転送フラグをカプセル化する必要はなく、トラヒックを受信した交換装置は、トラヒックを受信したポートの属性(グループ内ポート又はグループ間ポート)と、トラヒックの宛先交換装置及び交換装置が同じサブシステム内に位置するか否かに従って、トラヒックの出口ポートを決定する。
送信元交換装置は、負荷分散を実現するために、ポーリング方式又はハッシュ方式でデータトラヒックの1つの部分を複数のネットワーク側ポートのそれぞれに送出する。
ステップS930は、図17の交換装置1700の送信コンポーネント1703により実行されてもよい。送信コンポーネント1703は、送信機、送信ユニット及びネットワーク側ポートのうちいずれか1つでもよい。
本発明のこの実施例におけるデータトラヒックを送出する方法では、データトラヒックは、複数の等しくない経路を介して送信元交換装置により宛先交換装置に送出される。このことは、交換装置のネットワーク側ポートの利用率を効果的に改善し、データ交換システムの輻輳を回避する。
交換装置のネットワーク側ポートの利用率を更に改善するために、送信元交換装置が第1のサブシステム内に位置することが仮定され、送信元交換装置がネットワーク側ポートを通じて他の交換装置(この場合、送信元交換装置は他の交換装置により送出されたデータトラヒックの中間交換装置である)により送出されたデータトラヒックを受信した後に、送信元交換装置は、ネットワーク側ポートの属性を決定し、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置することを決定する。実施例では、ネットワーク側ポートがグループ内ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、送信元交換装置は、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を第1のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、交換装置のM-1個のグループ間ポートを通じてトラヒックの他のM-1個の部分を他のM-1個のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出する。他の実施例では、ネットワーク側ポートがグループ間ポートであり、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックの宛先交換装置が第1のサブシステム内に位置しない場合、送信元交換装置は、ネットワーク側ポートを通じて受信したデータトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を宛先交換装置が位置するサブシステム内の直接交換装置に送出し、交換装置のM-1個のグループ内ポートを通じてトラヒックの他のM-1個の部分を第1のサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出する。
<送信元交換装置における負荷バランシングの具体的な実現方式>
本発明のこの実施例では、交換装置のネットワーク側ポートは、2つの種類に分割される。一方の種類は、グループ内光インターリーバを使用することにより同じサブシステム内に位置する交換装置に接続され、グループ内ポートと呼ばれる。他方の種類は、グループ間光インターリーバを使用することにより異なるサブシステム内に位置する交換装置に接続され、グループ間ポートと呼ばれる。
実現方式Aでは、送信元交換装置及び宛先交換装置は、同じサブシステム内に位置し、サブシステムは、M個の交換装置を含み、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置を除くサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出することを含む。
実現方式Bでは、送信元交換装置及び宛先交換装置は、異なるサブシステム内に位置し、複数のネットワーク側ポートの量はMであり、M個のネットワーク側ポートは、1つのグループ間ポート及びM-1個のグループ内ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、宛先交換装置が位置するサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置を除く、送信元交換装置が位置するサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出することを含む。
実現方式Cでは、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートの量はMであり、M個のネットワーク側ポートは、1つのグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を、送信元交換装置が位置するサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出することを含む。
実現方式Dでは、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、同じグループ間光インターリーバに接続され、複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックをM-1個の部分に分割し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出することを含む。
実現方式Eでは、送信元交換装置及び宛先交換装置は、データ交換システム内の異なるサブシステム内に位置し、異なるグループ間光インターリーバに接続され、M個のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びM-1個のグループ間ポートを含み、負荷バランシング方式で複数のネットワーク側ポートに従ってデータトラヒックを送出することは、データトラヒックを2*(M-1)個の部分に分割し、M-1個のグループ内ポートを通じてデータトラヒックのM-1個の部分を、送信元交換装置を除く、送信元交換装置が位置するサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ送出し、M-1個のグループ間ポートを通じてデータトラヒックの他のM-1個の部分を、送信元交換装置が位置するサブシステムを除くM-1個のサブシステム内の送信元交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出することを含む。
<マルチ経路転送テーブルを生成する処理>
実施例では、送信元交換装置(データ交換システム内のいずれかの交換装置でもよい)は、マルチ経路転送テーブルを獲得する必要が更にある。マルチ経路転送テーブルは、コントローラ又は送信元交換装置により生成されてもよい。マルチ経路転送テーブルがコントローラにより生成される場合、送信元交換装置がマルチ経路転送テーブルを獲得することは、送信元交換装置により、コントローラからマルチ経路転送テーブルを獲得することを含む。コントローラ及び送信元交換装置は、マルチ経路転送テーブルを生成するために同じアルゴリズムを使用する。
マルチ経路転送テーブルを生成する処理について、一例として送信元交換装置がマルチ経路転送テーブルを生成する図10を使用することにより、以下に説明する。具体的に、マルチ経路転送テーブルは、図17の交換装置1700の処理コンポーネント1702により生成されてもよく、この処理は以下を含む。
S9001:送信元交換装置は、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得する。
第1のローカルオーバーヘッドは、送信元交換装置において構成され、マルチ経路転送テーブルを計算する際にのみ送信元交換装置により使用される。
実現方式では、送信元交換装置の全てのネットワーク側ポートは、同じ第1のローカルオーバーヘッドを有する。
S9002:送信元交換装置は、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得する。
第1のグローバルオーバーヘッドは、他の交換装置により発行されたオーバーヘッドであり、マルチ経路転送テーブルを計算する際に送信元交換装置により使用される。
実現方式では、全ての交換装置により発行された全てのネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドは同じである。
S9003:送信元交換装置は、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドと、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドとに従ってマルチ経路転送テーブルを生成する。
本発明のこの実施例におけるデータ交換システム内の全ての交換装置は完全に接続されているため、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを受信した後に、送信元交換装置は、マルチ経路転送テーブルを生成するために、全体のデータ交換システム内の経路を計算することができる。
本発明のこの実施例では、ローカルオーバーヘッド及びグローバルオーバーヘッドは、事前に各ネットワーク側ポートについて構成される必要がある。ネットワーク側ポートのローカルオーバーヘッドは、ネットワーク側ポートが属する交換装置がネットワーク側ポートに関する経路を計算する場合に使用されるオーバーヘッドであり、マルチ経路転送テーブルを計算するために使用される第1のローカルオーバーヘッド及び最短経路転送テーブルを計算するために使用される第2のローカルオーバーヘッドを含む。ネットワーク側ポートのグローバルオーバーヘッドは、ネットワーク側ポートが属する交換装置により他の交換装置に送出されたオーバーヘッドであり、他の交換装置がネットワーク側ポートに関する経路を計算する場合に使用される。同様に、本発明のこの実施例では、ネットワーク側ポートのグローバルオーバーヘッドは、マルチ経路転送テーブルを計算するために使用される第1のグローバルオーバーヘッド及び最短経路転送テーブルを計算するために使用される第2のグローバルオーバーヘッドを含む。
ネットワーク側ポートは、グループ内ポートのみを含んでもよく、グループ内ポート及びグループ間ポートを含んでもよい。
実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポートのみを含み、送信元交換装置により、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得することは、送信元交換装置により、送信元交換装置の各グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得することを含む。例えば、図12では(詳細な説明は以下に提供される)、送信元交換装置S1は、交換装置S2〜S8に接続するように構成されたS1のポートP2〜P8の第1のローカルオーバーヘッドを獲得する。
送信元交換装置により、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得することは、送信元交換装置により、送信元交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得することを含む。例えば、図12では、S2〜S8及びS1は同じサブシステム内にあり、S2〜S8は、全てS1の直接交換装置であり、S1は、S2〜S8のそれぞれにより送出されたS2〜S8のそれぞれの各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを受信する。
他の実現方式では、ネットワーク側ポートは、グループ内ポート及びグループ間ポートを含み、送信元交換装置により、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得することは、送信元交換装置により、送信元交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドを別々に獲得することを含む。例えば、図13では(詳細な説明は以下に提供される)、送信元交換装置S11は、送信元交換装置S11のネットワーク側ポートは、グループ内光インターリーバ1に接続されたグループ内ポートを含むだけでなく、グループ間光インターリーバ1に接続されたグループ間ポートも含み、送信元交換装置S11は、各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得する必要がある。
送信元交換装置により、送信元交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得することは、送信元交換装置により、送信元交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得し、送信元交換装置のサブシステムと異なるサブシステム内に位置する送信元交換装置の各直接交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得することを含む。図13では、S1は、各直接交換装置によりS11に送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを受信する。例えば、サブシステム1内の交換装置S12は、グループ内光インターリーバ1に接続された各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドk11及びグループ間光インターリーバ2に接続されたグループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドk12を送出し、サブシステム2内の交換装置S21は、グループ間光インターリーバ1に接続された各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドk12及びグループ内光インターリーバ2に接続された各グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドk11を送出する。
<マルチ経路転送テーブルを生成する規則>
本発明のこの実施例では、マルチ経路転送テーブルの各エントリは、複数のポートを含み、複数のポートは、宛先交換装置への複数の等しくない経路を表す。
複数の経路の間の負荷バランシングを実現するために、送信元交換装置がマルチ経路転送テーブルを生成する場合、以下の基本的な規則に従う。
(a)FSのAD<サクセサのFD
すなわち、等しくない経路において、フィージブルサクセサ(FS)のアドバタイズされた距離は、サクセサの全距離(FD)未満である。
(b)FSのFD<V*サクセサのFD
すなわち、フィージブルサクセサの全距離は、サクセサの全距離のV倍未満であり、Vは変数である。
サクセサは、最小のオーバーヘッドを有する経路を示し、アドバタイズされた距離は、宛先交換装置への経路の第1の区分の距離を示す。例えば、図6cにおいて、交換装置S1から交換装置S5への経路S1→S2→S5において、S1→S2は、経路S1→S2→S5のアドバタイズされた距離である。
前述の基本的な規則に基づいて、本発明の実施例では、サブシステム内の全ての交換装置のグループ内ポートは、同じ第1のローカルオーバーヘッド及び同じ第1のグローバルオーバーヘッドを有し、グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと異なり、データ交換システム内の全ての交換装置のグループ間ポートは、同じ第1のローカルオーバーヘッド及び同じ第1のグローバルオーバーヘッドを有し、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと異なる。グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドと異なり、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと異なる。例えば、各グループ内ポートは、k11の第1のグローバルオーバーヘッド及びk11+Δ11の第1のローカルオーバーヘッドを有してもよく、各グループ間ポートは、k12の第1のグローバルオーバーヘッド及びk12+Δ12の第1のローカルオーバーヘッドを有してもよい。Δ11及びΔ12は、必要に応じて設定されるインクリメントである。
本発明のこの実施例では、送信元交換装置がマルチ経路転送テーブルを生成する具体的な規則は以下を含む。
1:グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッド(グループ内フィージブルサクセサのアドバタイズされた距離に等しい)<グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッド(グループ内サクセサの全距離に等しい)
前述の条件に基づいて、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドはk11に設定され、グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、k11+Δ11に設定され、Δ11はインクリメントである。この場合、
k11<k11+Δ11 式(1)
2:グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッド及び第1のグローバルオーバーヘッドが設定された場合、以下の規則の全てに従わなければならない。
(B1)グループ内ポートから転送が始まる経路がサクセサである。
例えば、送信元交換装置のグループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッド>送信元交換装置のグループ間ポートのサクセサの全距離(送信元交換装置のグループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッド+宛先交換装置のグループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッド+送信元交換装置が位置するサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置のグループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッド)
すなわち、
k12+Δ12>k11+Δ11+k11+k12 式(2)
(B2)グループ間ポートから転送が始まる経路がフィージブルサクセサであり、フィージブルサクセサの全距離は、サクセサの全距離のV倍未満である。すなわち、
k12+Δ12+k11<V*(k11+Δ11+k11+k12) 式(3)
(B3)データトラヒックがグループ間ポートにより2回転送されることはできない。このことは以下のように規定される。
k12+Δ12+k11>V*(k11+Δ11+k11+k12) 式(4)、又は
k12>k11+Δ11+k11+k12 式(5)
前述の式(5)は解を有さず、式(4)にマッチする経路は、フィージブルサクセサとして選択されない。
(B4)グループ内ポートに接続された全ての経路がサクセサ又はフィージブルサクセサであり、グループ間フィージブルサクセサの全距離がグループ間サクセサの全距離のV倍未満である。すなわち、
k11+Δ11+k11+k12<V*(k11+Δ11+k12) 式(6)、且つ
グループ間フィージブルサクセサのアドバタイズされた距離は、グループ間サクセサの全距離未満である。すなわち、
k11+k12<k11+Δ11+k12 式(7)
更に、以下のことが更に規定されてもよい。
(B5)グループ内ファイバが中断した場合、データトラヒックは、全てのグループ間ポートから転送されることができる。すなわち、グループ間転送経路がフィージブルサクセサであることが規定される。この場合、
k12+Δ12+k11+k12<V*(k12+Δ12) 式(8)、且つ
k11+k12<k12+Δ12 式(9)
前述の規則に従わなければならないが、規則を実現するための様々な式が存在してもよく、本発明の前述の式は単なる例示であり、本発明を限定することを意図するものではない点に留意すべきである。前述の規則を使用することにより、送信元交換装置は、マルチ経路転送テーブルを生成してもよい。前述の規則は、データ交換システムが1つのサブシステム又は複数のサブシステムを含むシナリオに適用されてもよい。データ交換システムが1つのみのサブシステムを含む場合、k12及びΔ12の双方を0に設定する必要があるのみであり、この場合、式(8)及び(9)は依然として適用可能であるが、解が得られることはできず、すなわち、転送経路は生成できない。
前述の基本的な規則に基づいて、本発明の他の実施例では、サブシステム内の交換装置の全てのグループ内ポートは、同じ第1のローカルオーバーヘッド及び同じ第1のグローバルオーバーヘッドを有し、グループ内ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じである。データ交換システム内の全ての交換装置のグループ間ポートは、同じ第1のローカルオーバーヘッド及び同じ第1のグローバルオーバーヘッドを有し、グループ間ポートの第1のローカルオーバーヘッドは、グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドと同じである。すなわち、Δ11及びΔ12の双方は0であり、k11=k12でもよい。複数の経路の間の負荷バランシングを実現するために、送信元交換装置がマルチ経路転送テーブルを生成する場合、以下の具体的な規則に従う。
C1)FSのAD<サクセサのFD+e
すなわち、等しくない経路において、フィージブルサクセサ(FS)のアドバタイズされた距離は、サクセサの全距離(FD)及び設定されたインクリメントの和未満である。
C2)FSのFD<V*サクセサのFD
すなわち、フィージブルサクセサの全距離は、サクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定された係数でもよい。
<他の交換装置によるデータトラヒックの処理>
前述のように、本発明のこの実施例では、送信元交換装置が負荷バランシング方式でデータトラヒックの複数の部分を送出した後に、データトラヒックを受信した交換装置は、交換装置により受信したデータトラヒックを他の交換装置(例えば、中間交換装置)又はユーザ側ポートに転送する必要がある。
データ交換システム内の交換装置は完全に接続されているため、データ交換システム内のいずれかの交換装置は、前述の動作を実行してもよい。実施例では、交換装置は、図18に示す交換装置1800でもよい。
図11に示すように、この方法は、ステップS1110、S1120、S1130及びS1140を含む。
S1110:交換装置は、他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信する。
交換装置及び他の交換装置は、データ交換システム内に位置し、交換装置及び他の交換装置は、同じサブシステム内に位置してもよく、異なるサブシステム内に位置してもよく、他の交換装置は、送信元交換装置でもよく、中間交換装置でもよい。要するに、他の交換装置は、交換装置を除くデータ交換システム内のいずれかの交換装置である。
ステップS1110は、図18の交換装置1800の受信コンポーネント1801により実行されてもよい。受信コンポーネント1801は、受信機、受信ユニット及びユーザ側ポートのいずれか1つでもよい。
S1120:交換装置は、転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されているか否かを決定する。転送フラグは、交換装置に対してデータトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用される。転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されている場合、ステップS1130が実行される。転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されていない場合、データトラヒックは、当該技術分野における一般の技術手段に従って転送される。
各交換装置は、2つの転送テーブルを記憶し、1つは、マルチ経路転送テーブルであり、1つは、最短経路転送テーブルである。最短経路転送テーブルの各転送エントリは、宛先アドレスと1つのポートとの間の対応関係を含み、データトラヒックの最短経路転送エントリは、データトラヒックの宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を含む。
S1130:転送フラグがデータトラヒックに対してカプセル化されている場合、交換装置は、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置であるか否かを決定する。
交換装置により、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置であるか否かを決定することは、具体的に、交換装置により、宛先アドレスを含む最短経路転送エントリを取得するために、データトラヒックの宛先アドレスに従って最短経路転送テーブルに問い合わせ、最短経路転送テーブル内のポートがユーザ側ポートである場合、交換装置が宛先交換装置であると決定すること、又は最短経路転送テーブル内のポートがネットワーク側ポートである場合、交換装置が宛先交換装置でないと決定することである。
ステップS1120及びS1130は、図18の交換装置1800の処理コンポーネント1802により実行されてもよい。処理コンポーネント1802は、プロセッサ、CPU、ASIC及びデータプレーンのいずれか1つでもよい。
S1140:交換装置は、決定結果に従ってデータトラヒックを転送する。
この方法の実現方式では、決定結果に従ってデータトラヒックを転送することは、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置でない場合、交換装置により、データトラヒックが宛先交換装置に到達するように、最短経路転送エントリに従ってデータトラヒックを転送することを含む。宛先交換装置及び交換装置が同じサブシステム内に位置する場合、交換装置は、最短経路転送エントリに従ってグループ内ポートを通じてデータトラヒックを宛先交換装置に送出し、或いは、宛先交換装置及び交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、交換装置は、直接交換装置がデータトラヒックを宛先交換装置に送出するように、最短経路転送エントリに従ってグループ間ポートを通じてデータトラヒックを、宛先交換装置が位置するサブシステム内の交換装置の直接交換装置に送出する。
この方法の他の実現方式では、決定結果に従ってデータトラヒックを転送することは、データトラヒックの宛先交換装置が交換装置である場合、データトラヒックから転送フラグを削除し、データトラヒックの宛先アドレスを含む最短経路転送テーブルの最短経路転送エントリに従って転送フラグが削除されたデータトラヒックをデータ交換システムの外部のデバイスに送出することを含む。
ステップS1140は、図18の交換装置1800の送信コンポーネント1803により実行されてもよい。送信コンポーネント1803は、送信機、送信ユニット、ネットワーク側ポート及びユーザ側ポートのいずれか1つでもよい。
<最短経路転送テーブルを生成する処理及び規則>
本発明の実施例では、データ交換システム内のいずれかの交換装置は、最短経路転送テーブルを生成する必要が更にあり、最短経路転送テーブルを生成する規則は、(1)グループ内ポートが接続される経路がサクセサであり、(2)データトラヒックの宛先交換装置及び交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、データトラヒックがグループ間ポートのみを通じて転送されることを含む。前述の規則は、グループ内ポートの第2のローカルオーバーヘッド=グループ内ポートの第2のグローバルオーバーヘッド、且つ、グループ間ポートの第2のローカルオーバーヘッド<グループ間ポートの第2のグローバルオーバーヘッドであることを設定することにより実現されてもよい。
具体的に、最短経路転送テーブルを生成するステップは、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のローカルオーバーヘッドを獲得するステップであり、第2のローカルオーバーヘッドは、交換装置において構成され、マルチ経路転送テーブルを計算する際にのみ交換装置により使用されるステップと、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得するステップであり、第2のグローバルオーバーヘッドは、他の交換装置により発行されたオーバーヘッドであり、交換装置が最短経路転送テーブルを計算する際に使用されるステップと、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のローカルオーバーヘッドと、交換装置の各ネットワーク側ポートの直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のグローバルオーバーヘッドとに従って最短経路転送テーブルを生成するステップとを含む。
実現方式では、ネットワーク側ポートがグループ内ポートのみを含む場合、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のローカルオーバーヘッドを獲得することは、交換装置により、交換装置の各グループ内ポートの第2のローカルオーバーヘッドを獲得することを含み、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得することは、交換装置により、交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得することを含む。グループ内ポートの第2のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第2のグローバルオーバーヘッドと同じである。
他の実現方式では、ネットワーク側ポートがグループ内ポート及びグループ間ポートを含む場合、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のローカルオーバーヘッドを獲得することは、交換装置により、交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第2のローカルオーバーヘッドを別々に獲得することを含み、交換装置により、交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得することは、交換装置により、交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得し、交換装置のサブシステムと異なるサブシステム内に位置する交換装置の各直接交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第2のグローバルオーバーヘッドを獲得することを含む。グループ間ポートの第2のグローバルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第2のグローバルオーバーヘッドと同じであり、グループ間ポートの第2のローカルオーバーヘッドは、グループ内ポートの第2のローカルオーバーヘッド未満である。
<データ交換システム内のデータトラヒック転送処理の例>
本発明のこの実施例では、データ交換システム内の送信元交換装置、中間交換装置及び宛先交換装置は、互いに協調し、このことは、データセンタ内でのデータトラヒックの転送を実現することができる。データ交換システム内でデータトラヒックを転送する処理について、図12〜図16を参照して以下に説明する。
前述の実現方式Aに対応して、図12は、本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第1の処理の概略図である。図12では、送信元交換装置及び宛先交換装置は、同じサブシステム内に位置する。具体的に、サブシステム内でM=8であり、すなわち、サブシステムは、S11,S12,...及びS18である8個の交換装置を含む。S11は、送信元交換装置であり、S15は宛先交換装置である。負荷バランシング処理を実行してデータトラヒックに対して転送フラグをカプセル化した後に、S11は、データトラヒックの7個の部分を取得する。データトラヒックの7個の部分は、S11のマルチ経路転送テーブルに従ってS12〜S18と通信するネットワーク側ポートP2〜P8にS11によりそれぞれ送出される。データトラヒックの7個の部分に対応する光信号は、光マルチプレクサにより結合され、ファイバを介して光インターリーバの入力ポートPin1に送出される。光インターリーバ内で処理された後に、データトラヒックの7個の部分に対応する光信号は、光デマルチプレクサを通過した後に交換装置S12〜S18にそれぞれ送出される。交換装置S12〜S18内の中間交換装置、すなわち、S12〜S14及びS16〜S18は、データトラヒックのそれぞれの部分を受信し、サブシステム内のサクセサを介してこれらそれぞれの最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの受信した部分をS15にそれぞれ送出する。データトラヒックの7個の部分の全てを受信した後に、S15は、完全なデータトラヒックを取得するために、データトラヒックの7個の部分の全てを集約する。図12では、データトラヒックをS12〜S14及びS16〜S18によりS15に送出する処理は、曲線によりそれぞれ表されるが、実際の実行では、データトラヒックは、S15に送出される場合にN*N光インターリーバを依然として通過する必要がある点に留意すべきである。ここでN≧8である。
図12におけるデータトラヒックを転送する処理において、データトラヒックは、複数の等しくない経路を介して宛先交換装置に到達することができる。このことは、データ交換システムの利用率を改善し、データトラヒックの輻輳を回避する。
データトラヒックの宛先交換装置及び送信元交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、状況は、図13〜図18に示される。説明を簡略化するために、グループ内光インターリーバ及びグループ間光インターリーバは、共にN*N光インターリーバであり、各サブシステムに含まれる交換装置の量Mは、光インターリーバの規格Nと同じであり、番号で印が付けられたそれぞれの小さいブロックは、交換装置を表し、矢印のある曲線は、データトラヒックの送出方向を表す。
前述の実現方式Bに対応して、図13は、本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第2の処理の概略図である。図13に示すように、送信元交換装置はS11であり、宛先交換装置はS22である。データトラヒックを獲得し、負荷バランシング処理を実行してデータトラヒックに対して転送フラグをカプセル化した後に、S11は、データトラヒックのN個の部分を取得する。次に、S11は、サブシステム1内のグループ内光インターリーバ1を使用することにより、S11のマルチ経路転送テーブルに従ってデータトラヒックのN-1個の部分をサブシステム1内の他のN-1個の交換装置、すなわち、交換装置S12〜S1Nにそれぞれ送出し、グループ間光インターリーバ1を使用することにより、データトラヒックの最後の1つの部分をサブシステム2内の直接交換装置、すなわち、S21に送出する。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、交換装置が宛先交換装置であるか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でないと決定した場合、交換装置の最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの部分を転送する。例えば、データトラヒックの1つの部分を受信した後に、S12は、S12が宛先交換装置でないと決定し、グループ間光インターリーバ2を使用することにより、S12の最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの部分をサブシステム2内のS12の直接交換装置S22に送出する。交換装置S13〜S1Nは、データトラヒックのN個の部分の全てがサブシステム2内のN個の交換装置にそれぞれ到達するまで、S12のものと同様の動作を実行する。サブシステム2内の中間交換装置、すなわち、S22を除く交換装置S21及びS23〜S2Nは、サブシステム2内のグループ内光インターリーバ2を使用することにより、これらそれぞれの最短経路転送テーブルに従ってこれらにより受信したデータトラヒックの部分をS22にそれぞれ送出する。データトラヒックのN個の部分の全てを受信した後に、S22は、データトラヒックを取得するために、データトラヒックのN個の部分を集約する。
図13におけるデータトラヒックを転送する処理において、データトラヒックは、グループ間光インターリーバ内により1回のみ転送される必要がある。このことは、高い転送性能を達成する。
前述の実現方式Cに対応して、図14は、本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第3の処理の概略図である。図14に示すように、送信元交換装置はS11であり、宛先交換装置はS22である。データトラヒックを獲得し、負荷バランシング処理を実行してデータトラヒックに対して転送フラグをカプセル化した後に、S11は、データトラヒックのN個の部分を取得する。次に、S11は、グループ間光インターリーバ1を使用することにより、S11のマルチ経路転送テーブルに従ってその中のデータトラヒックのN-1個の部分を他のN-1個のサブシステム1内のS11の直接交換装置、すなわち、交換装置S21,S31,...,及びSN1にそれぞれ送出し、サブシステム1内のグループ内光インターリーバ1を使用することにより、データトラヒックの最後の1つの部分をサブシステム1内のS22の直接交換装置S12に送出する。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、交換装置が宛先交換装置であるか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でない場合、最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの受信した部分を転送する。例えば、S12及びS21は、これらが宛先交換装置でないと決定し、それぞれは、それぞれの最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの受信した部分をS22に直接送出する。SN1もまた、SN1が宛先交換装置でないが、SN1の最短経路転送テーブル内のS22への次ホップは、S22の直接交換装置SN2であると決定し、次に、SN1は、データトラヒックの受信した部分をSN2に送出し、SN2は、グループ間光インターリーバ2を使用することにより、SN2の最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの部分をS22に送出する。データトラヒックのN個の部分の全てを受信した後に、S22は、データトラヒックを取得するために、データトラヒックのN個の部分を集約する。
図14に示す処理では、データトラヒックは、全体のデータ交換システムで共有される。このことは、データトラヒックの輻輳を最大限まで低減することができ、交換装置の利用率を改善することができる。
前述の実現方式Dに対応して、図15は、本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第4の処理の概略図である。図15に示すように、送信元交換装置はS11であり、宛先交換装置はS21であり、S11及びS21は、異なるサブシステム内に位置するが、同じグループ間光インターリーバ、すなわち、グループ間光インターリーバ1に接続される。データトラヒックを獲得し、負荷バランシング処理を実行してデータトラヒックに対して転送フラグをカプセル化した後に、S11は、データトラヒックのN-1個の部分を取得する。S11は、グループ間光インターリーバ1を使用することにより、データトラヒックのN-1個の部分を他のN-1個のサブシステム内のS11の直接交換装置、すなわち、交換装置S21,S31,...,及びSN1にそれぞれ送出する。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、交換装置が宛先交換装置であるか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でない場合、最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの受信した部分を転送する。この実現方式では、S31,...,及びSN1は、対応するグループ間光インターリーバを使用することにより、これらにより受信したデータトラヒックの部分をS21にそれぞれ送出する。従って、データトラヒックのN-1個の部分の全てを受信した後に、S21は、データトラヒックを取得するために、データトラヒックのN-1個の部分を集約する。
図15に示す処理では、宛先交換装置及び送信元交換装置が異なるサブシステム内に位置し、同じグループ間光インターリーバに接続される場合、データトラヒックは、グループ間ポートのみを通じて宛先交換装置に送出されることができる。このことは、データトラヒックの輻輳を回避しつつ、データトラヒック転送効率を改善する。
前述の実現方式Eに対応して、図16は、本発明の実施例に従ってデータ交換システム内でデータトラヒックを送出する第5の処理の概略図である。図16に示すように、送信元交換装置はS11であり、宛先交換装置はS22である。データトラヒックを獲得し、負荷バランシング処理を実行してデータトラヒックに対して転送フラグをカプセル化した後に、S11は、データトラヒックの2*(N-1)個の部分を取得する。次に、S11は、グループ間光インターリーバ1を使用することにより、S11のマルチ経路転送テーブルに従ってその中のデータトラヒックのN-1個の部分を他のN-1個のサブシステム内の送信元交換装置S11の直接交換装置、すなわち、交換装置S21,S31,...,及びSN1にそれぞれ送出し、サブシステム1内のグループ内光インターリーバ1を使用することにより、データトラヒックの他のN-1個の部分を、S11を除くサブシステム1内の他の交換装置、すなわち、S12,...,及びS1Nにそれぞれ送出する。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、交換装置が宛先交換装置であるか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でない場合、最短経路転送テーブルに従ってデータトラヒックの受信した部分を転送する。この実現方式では、矢印のある実線は、グループ間ポートを通じてS11により送出されたデータトラヒックのN-1個の部分の転送経路を表し、矢印のある点線は、グループ内ポートを通じてS11により送出されたデータトラヒックのN-1個の部分の転送経路を表す。最後に、データトラヒックの2*(N-1)個の部分の全てはS22に到達する。データトラヒックのN個の部分の全てを受信した後に、S22は、データトラヒックを取得するためにデータトラヒックのN個の部分を集約する。
図16に示す処理では、データトラヒックがデータ交換システム内に更に均一に分散され、ネットワーク利用率が更に高くなるように、データトラヒックは、2*(N-1)個の部分に分割される。
前述の実現方式Bに対応して、本発明の実施例は、データ交換システム内でデータトラヒックを送出する第6の処理を更に提供する(図面は描かれないが、関与する交換装置については、図13に参照が行われてもよい)。第2の処理と異なり、第6の処理では、S11は、データトラヒックのN個の部分を転送する場合に転送フラグをカプセル化する必要はない。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、データトラヒックの1つの部分を受信したネットワーク側ポートの属性を決定し、トラヒックの宛先交換装置が、交換装置が位置するサブシステム内に位置するか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でなく、ネットワーク側ポートがグループ内ポートであり、トラヒックの宛先交換装置が異なるサブシステム内に位置すると決定した場合、トラヒックの1つの部分をサブトラヒックのN個の部分に更に分割し、グループ内ポートを通じてその中のサブトラヒックの1つの部分を、交換装置が位置するサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置に送出し、交換装置のN-1個のグループ間ポートを通じてサブトラヒックの他のN-1個の部分を他のN-1個のサブシステム内の宛先交換装置の直接交換装置にそれぞれ送出する。例えば、データトラヒックの1つの部分を受信した後に、S12は、S12が宛先交換装置でないと決定し、トラヒックの部分は、グループ内ポートを通じて受信され、宛先交換装置はサブシステム1内にない。S12は、受信したトラヒックをサブトラヒックのN個の部分に分割し、グループ間光インターリーバ2を使用することにより、その中のサブトラヒックの1つの部分をサブシステム2内のS12の直接交換装置S22に送出し、グループ内ポートを通じてサブトラヒックの他のN-1個の部分を交換装置S11及びS13〜S1Nにそれぞれ送出する。サブトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、前述の第1〜第5の処理の1つに従ってサブトラヒックの受信した部分を宛先交換装置に送出してもよい。
データトラヒックを転送する第6の処理では、データトラヒックは、グループ間光インターリーバにより2回転送される必要がある。このことは、全体のネットワークにおける輻輳がないことを実現することができる。
前述の実現方式Cに対応して、本発明の実施例は、データ交換システム内でデータトラヒックを送出する第7の処理を更に提供する(図面は描かれないが、関与する交換装置については、図14に参照が行われてもよい)。第3の処理と異なり、第7の処理では、S11は、データトラヒックのN個の部分を転送する場合に転送フラグをカプセル化する必要はない。データトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、データトラヒックの1つの部分を受信したネットワーク側ポートの属性を決定し、トラヒックの宛先交換装置が、交換装置が位置するサブシステム内に位置するか否かを決定し、交換装置が宛先交換装置でなく、ネットワーク側ポートがグループ間ポートであり、トラヒックの宛先交換装置が異なるサブシステム内に位置すると決定した場合、トラヒックの1つの部分をサブトラヒックのN個の部分に更に分割し、グループ間ポートを通じてその中のサブトラヒックの1つの部分を、宛先交換装置が位置するサブシステム内の交換装置の直接交換装置に送出し、交換装置のN-1個のグループ内ポートを通じてサブトラヒックの他のN-1個の部分を、交換装置が位置するサブシステム内の他のN-1個の交換装置にそれぞれ送出する。例えば、トラヒックの1つの部分を受信した後に、SN1は、SN1が宛先交換装置でなく、トラヒックを受信したネットワーク側ポートは、グループ間ポートであり、SN1及び宛先交換装置が異なるサブシステム内に位置すると決定する。SN1は、トラヒックの1つの部分をサブトラヒックのN個の部分に分割し、グループ間光インターリーバ1を使用することにより、その中の1つの部分をサブシステム2内のSN1の直接交換装置S21に送出し、N-1個のグループ内ポートを通じてサブトラヒックの他のN-1個の部分をサブシステムN内の交換装置SN2〜SNNにそれぞれ送出する。サブトラヒックの1つの部分を受信した各交換装置は、前述の第1〜第5の処理の1つに従ってサブトラヒックの受信した部分を宛先交換装置に送出してもよい。
データトラヒックを転送する第7の処理では、データトラヒックは、グループ間光インターリーバにより2回転送される必要がある。このことは、全体のネットワークにおける輻輳がないことを実現することができる。
当業者は、方法の実施例のステップの全部又は一部が、関係するハードウェアに命令するコンピュータプログラムにより実現されてもよいことを認識し得る。プログラムは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行される場合、関係するハードウェアは、前述の実施例に記載の方法のステップを完了する。前述の記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができるいずれかの媒体を含む。対応して、本発明の実施例は、コンピュータプログラムプロダクトを更に提供し、コンピュータプログラムプロダクトは、前述の方法の実施例における動作を実行する命令を含む。
対応して、本発明の実施例は、記憶媒体を更に提供し、記憶媒体は、コンピュータプログラムプロダクトを記憶するように構成される。
前述の説明は、単に本発明の例示的な実現方式である。当業者は、本発明の原理を逸脱することなく、いくつかの改善及び洗練を行ってもよく、改善及び洗練は、本発明の保護範囲内に入るものとする点に留意すべきである。

Claims (15)

  1. データ交換システム内の第1のサブシステム内のM個の交換装置のいずれか1つである交換装置であって、
    前記交換装置は、複数のネットワーク側ポートを有し、前記複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを有し、
    前記データ交換システムは、K個のサブシステムを有し、前記第1のサブシステムは、前記K個のサブシステムのいずれか1つであり、
    前記M-1個のグループ内ポートは、前記交換装置を除く前記第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続され、
    前記K-1個のグループ間ポートは、前記第1のサブシステムを除く前記K個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における前記交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続され、
    前記交換装置は、
    ユーザ側ポートを通じてデータトラヒックを獲得するように構成された受信コンポーネントと、
    宛先アドレスを有するマルチ経路転送エントリを取得するために、前記データトラヒックの前記宛先アドレスに従ってマルチ経路転送テーブルに問い合わせるように構成された処理コンポーネントであり、前記マルチ経路転送エントリは、前記宛先アドレスと複数のネットワーク側ポートとの間の対応関係を有する処理コンポーネントと、
    前記データトラヒック内のデータトラヒックの全ての部分が異なる経路を介して前記交換装置と同じデータ交換システム内に位置する宛先交換装置に到達するように、負荷バランシング方式で前記複数のネットワーク側ポートに従って前記データトラヒックを送出するように構成された送信コンポーネントと
    を更に有する交換装置。
  2. 前記送信コンポーネントは、
    負荷バランシング方式で前記複数のネットワーク側ポートに従って前記データトラヒックを送出する前に、前記データトラヒックに対して転送フラグをカプセル化するように更に構成され、前記転送フラグは、前記データトラヒックを受信した交換装置に対して前記データトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、前記最短経路転送エントリは、前記宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記処理コンポーネントは、前記マルチ経路転送テーブルを生成するように更に構成され、
    前記マルチ経路転送テーブルを生成する場合、前記処理コンポーネントは、
    前記交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するように構成され、前記第1のローカルオーバーヘッドは、前記交換装置において構成され、前記マルチ経路転送テーブルを計算する際にのみ前記処理コンポーネントにより使用され、
    前記交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された直接交換装置により送出された、前記直接交換装置の各ネットワーク側ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成され、前記第1のグローバルオーバーヘッドは、前記直接交換装置により発行されたオーバーヘッドであり、前記マルチ経路転送テーブルを計算する際に前記処理コンポーネントにより使用され、
    前記交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のローカルオーバーヘッドと、前記交換装置の各ネットワーク側ポートの前記直接交換装置により送出された、前記直接交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドとに従って前記マルチ経路転送テーブルを生成するように構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 記交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のローカルオーバーヘッドを獲得する場合、前記処理コンポーネントは、前記交換装置の前記M-1個のグループ内ポートのそれぞれの第1のローカルオーバーヘッドを獲得するように構成され、
    前記交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された前記直接交換装置により送出された、前記直接交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドを獲得する場合、前記処理コンポーネントは、前記交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成される、請求項3に記載の装置。
  5. 記交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のローカルオーバーヘッドを獲得する場合、前記処理コンポーネントは、前記交換装置の前記M-1個のグループ内ポートのそれぞれ及び前記K-1個のグループ間ポートのそれぞれの第1のローカルオーバーヘッドを別々に獲得するように構成され、
    前記交換装置の各ネットワーク側ポートに接続された前記直接交換装置により送出された、前記直接交換装置の各ネットワーク側ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドを獲得する場合、前記処理コンポーネントは、前記交換装置と同じサブシステム内に位置する各交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得し、前記交換装置の前記サブシステムと異なるサブシステム内に位置する前記交換装置の各直接交換装置の各グループ内ポート及び各グループ間ポートの第1のグローバルオーバーヘッドを獲得するように構成される、請求項3に記載の装置。
  6. 前記マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、
    ループ内ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドが前記グループ内ポートの前記第1のローカルオーバーヘッド未満であり、
    ループ間ポートの前記第1のローカルオーバーヘッド及び前記第1のグローバルオーバーヘッドの設定が以下の条件、すなわち、グループ内ポートから転送が始まる経路がサクセサであること、前記グループ間ポートがデータトラヒックを転送することができること、データトラヒックが前記グループ間ポートにより2回転送されることはできないこと、グループ内ポートに接続された全ての経路がサクセサ又はフィージブルサクセサであり、グループ間フィージブルサクセサの全距離がグループ間サクセサの全距離のV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを満たすことを有する、請求項5に記載の装置。
  7. ループ内ポートの前記第1のローカルオーバーヘッドは、前記グループ内ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、グループ間ポートの前記第1のローカルオーバーヘッドは、前記グループ間ポートの前記第1のグローバルオーバーヘッドと同じであり、
    前記マルチ経路転送テーブルを生成する規則は、
    等しくない経路においてフィージブルサクセサ(FS)のアドバタイズされた距離(AD)がサクセサの全距離(FD)及び設定されたインクリメントeの和未満であり、前記フィージブルサクセサのFDが前記サクセサのFDのV倍未満であり、Vは設定可能な係数であることを有する、請求項5に記載の装置。
  8. 前記受信コンポーネントは、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように更に構成され、
    前記処理コンポーネントは、前記ネットワーク側ポートの属性を決定し、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックの宛先交換装置が前記第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するように更に構成され、
    前記送信コンポーネントは、前記ネットワーク側ポートがグループ内ポートであり、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックの前記宛先交換装置が前記第1のサブシステム内に位置しない場合、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックをM個の部分に分割し、前記グループ内ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を前記第1のサブシステム内の前記宛先交換装置の直接交換装置に送出し、前記交換装置の前記M-1個のグループ間ポートを通じて前記データトラヒックの他のM-1個の部分を他のM-1個のサブシステム内の前記宛先交換装置の前記直接交換装置にそれぞれ送出するように更に構成される、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記受信コンポーネントは、ネットワーク側ポートを通じて他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように更に構成され、
    前記処理コンポーネントは、前記ネットワーク側ポートの属性を決定し、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックの宛先交換装置が前記第1のサブシステム内に位置するか否かを決定するように更に構成され、
    前記送信コンポーネントは、前記ネットワーク側ポートがグループ間ポートであり、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックの前記宛先交換装置が前記第1のサブシステム内に位置しない場合、前記ネットワーク側ポートを通じて受信した前記データトラヒックをM個の部分に分割し、グループ間ポートを通じてその中のデータトラヒックの1つの部分を前記宛先交換装置が位置するサブシステム内の直接交換装置に送出し、前記交換装置の前記M-1個のグループ内ポートを通じて前記データトラヒックの他のM-1個の部分を前記第1のサブシステム内の他のM-1個の交換装置にそれぞれ送出するように更に構成される、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の装置。
  10. 複数のネットワーク側ポートを有する交換装置であって、
    前記複数のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを有し、
    データ交換システムは、K個のサブシステムを有し、第1のサブシステムは、前記K個のサブシステムのいずれか1つであり、
    前記M-1個のグループ内ポートは、前記交換装置を除く前記第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続され、
    前記K-1個のグループ間ポートは、前記第1のサブシステムを除く前記K個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における前記交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続され、
    前記交換装置は、他の交換装置により送出されたデータトラヒックを受信するように構成された受信コンポーネントであり、前記他の交換装置は、前記交換装置を除くデータ交換システム内のいずれかの交換装置である受信コンポーネントと、
    転送フラグが前記データトラヒックに対してカプセル化されているか否かを決定するように構成された処理コンポーネントであり、前記転送フラグは、前記交換装置に対して前記データトラヒックの最短経路転送エントリを獲得するために最短経路転送テーブルに問い合わせるように命令するために使用され、前記最短経路転送エントリは、前記データトラヒックの宛先アドレスと1つのネットワーク側ポートとの間の対応関係を有し、前記転送フラグが前記データトラヒックに対してカプセル化されている場合、前記データトラヒックの宛先交換装置が前記交換装置であるか否かを決定するように構成された処理コンポーネントと、
    前記処理コンポーネントにより決定された結果に従って前記データトラヒックを転送するように構成された送信コンポーネントと
    を更に有する交換装置。
  11. 前記データトラヒックの前記宛先交換装置が前記交換装置でない場合、前記送信コンポーネントは、前記データトラヒックが前記宛先交換装置に到達するように、前記最短経路転送エントリに従って前記データトラヒックを転送するように構成される、或いは
    前記データトラヒックの前記宛先交換装置が前記交換装置である場合、前記送信コンポーネントは、前記データトラヒックから前記転送フラグを削除し、前記データトラヒックの前記宛先アドレスを有する前記最短経路転送テーブルの前記最短経路転送エントリに従って前記転送フラグが削除された前記データトラヒックを前記データ交換システムの外部のデバイスに送出するように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記最短経路転送テーブルを生成する規則は、
    グループ内ポートが接続される経路がサクセサであり、
    前記データトラヒックの前記宛先交換装置及び前記交換装置が異なるサブシステム内に位置する場合、前記データトラヒックがグループ間ポートのみを通じて転送されることを有する、請求項10又は11に記載の装置。
  13. K個のサブシステムを有するデータ交換システムであって、
    前記K個のサブシステム内の第1のサブシステムは、M個の交換装置を有し、前記M個の交換システム内の第1の交換装置は、X個のネットワーク側ポートを有し、前記X個のネットワーク側ポートは、M-1個のグループ内ポート及びK-1個のグループ間ポートを有し、
    前記M-1個のグループ内ポートは、前記第1の交換装置を除く前記第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続され、
    前記K-1個のグループ間ポートは、前記第1のサブシステムを除く前記K個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における前記第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続され、
    第1の交換装置は、請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の交換装置であるか、或いは前記第1の交換装置は、請求項10ないし12のうちいずれか1項に記載の交換装置であるデータ交換システム。
  14. 前記第1のサブシステムは、N*Nグループ内光インターリーバを更に有し、
    各ネットワーク側ポートは、送信光インタフェース及び受信光インタフェースを有し、
    前記M-1個のグループ内ポートが前記第1の交換装置を除く前記第1のサブシステム内のM-1個の交換装置にそれぞれ接続されることは、
    前記N*Nグループ内光インターリーバを使用することにより前記第1の交換装置を除く前記第1のサブシステム内の前記M-1個の交換装置に接続するために、前記M-1個のグループ内ポートの全ての送信光インタフェースが前記N*Nグループ内光インターリーバの入力ポートに接続され、前記M-1個のグループ内ポートの全ての受信光インタフェースが前記N*Nグループ内光インターリーバの出力ポートに接続されることを有し、
    M及びNは共に自然数であり、N≦Nである、請求項13に記載のデータ交換システム。
  15. 前記データ交換システムは、複数のN*Nグループ間光インターリーバを更に有し、
    前記K-1個のグループ間ポートが前記第1のサブシステムを除く前記K個のサブシステム内のK-1個のサブシステム内における前記第1の交換装置の直接交換装置にそれぞれ接続されることは、
    第1のN*Nグループ間光インターリーバを使用することにより前記第1のサブシステムを除く前記K個のサブシステム内の前記K-1個のサブシステム内における前記第1の交換装置の前記直接交換装置にそれぞれ接続するために、前記K-1個のグループ間ポートの全ての送信光インタフェースが前記第1のN*Nグループ間光インターリーバの入力ポートに接続され、前記K-1個のグループ間ポートの全ての受信光インタフェースが前記第1のN*Nグループ間光インターリーバの出力ポートに接続されることを有し、
    前記第1のサブシステム内の前記第1の交換装置のシーケンス番号は、前記複数のN*Nグループ間光インターリーバの前記第1のN*Nグループ間光インターリーバのシーケンス番号と同じである、請求項14に記載のデータ交換システム。
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