JP6325165B1 - ケーブル延線用ローラ装置 - Google Patents

ケーブル延線用ローラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6325165B1
JP6325165B1 JP2017228047A JP2017228047A JP6325165B1 JP 6325165 B1 JP6325165 B1 JP 6325165B1 JP 2017228047 A JP2017228047 A JP 2017228047A JP 2017228047 A JP2017228047 A JP 2017228047A JP 6325165 B1 JP6325165 B1 JP 6325165B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
roller
roller device
shaft
extending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017228047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019103152A (ja
Inventor
慎介 浦田
慎介 浦田
Original Assignee
慎介 浦田
慎介 浦田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 慎介 浦田, 慎介 浦田 filed Critical 慎介 浦田
Priority to JP2017228047A priority Critical patent/JP6325165B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6325165B1 publication Critical patent/JP6325165B1/ja
Publication of JP2019103152A publication Critical patent/JP2019103152A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

【課題】設置や取り外しに要する時間が短く、後片付けを簡単にでき、設置に自由度があり作業効率の良好なケーブル延線用ローラ装置を提供する。【解決手段】ケーブル延線用ローラ装置10は、弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸1と、軸1の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラ2aからなるローラ部2と、軸1の一端の延在する部位に設けられ、外部部材に取り付けて固定するための取付部3と、を備える。ローラ部2は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、設置や取り外しに要する時間が短く、作業効率の良好なケーブル延線用ローラ装置、さらに詳細には、設置に自由度があり、敷設後にケーブルを持ち上げて降ろすだけで後片付けも簡単にできる、特定のU字形状を有するケーブル延線用ローラ装置に関する。
従来から、電線やケーブルの延線作業を省力化するために、種々のケーブル延線用ローラ装置やケーブルコロ等が開発され、利用されている。
これまでに、例えば、実開平6−2914号公報には、U字状の主体杆に複数のローラを使用したケーブルローラ支持具が開示されている(特許文献1)。
しかし、上記の支持具は、ケーブルローラを構成する主体杆の両側に二本の脚杆部を備えている。そのため、その構造上、ケーブルローラの外側にしか降ろせない、又はケーブルローラの一部を外さないとローラ直下にケーブルを降ろすことができない。また、上記の支持具におけるケーブルローラは、とう道でのケーブル延線に使用されるもので、一般屋内設備および屋外のケーブルラック・二重床には使用できず、用途が限定されるという問題がある。とう道でのケーブル敷設工事より屋内外のケーブル敷設工事のほうが、圧倒的に需要があるというのが現状である。
屋内ケーブル敷設工事は一般住宅設備においては天井裏・壁裏などが多いが、電気通信設備工事をはじめ、マンション(共用部)・商業ビル・企業ビル・工場・大型ショッピングモールなどではごく一般的にケーブルラックでの敷設工事が多くある。また、サーバールームなどの電源としてOAフロア(二重床)下のケーブル敷設も多々ある。
また、ケーブルコロでも上記の支持具と同様の問題がある。ケーブルコロを、例えば、ケーブルラック上に設置しようとする場合、特別な工夫をしない限り困難である。仮に、ケーブルコロを紐等でケーブルラックに固定したとしても、コロの外側にしか降ろすことができず、コロの直下には降ろすことができない。また、ケーブルラック上に既設のケーブルが多数ある場合には、ケーブルコロの設置が困難である。
また従来から利用されているローラ装置として設置の自由度を備えるものに、三面ローラがある。ケーブルラックおよび二重床において、一般にローラ装置はケーブルラックの親桁または二重床の足(架台)に固定するのに対して、三面ローラはケーブルラックや二重床内の所望の位置(例えば真ん中等)に設置できる。しかし、三面ローラは基本的には三方向に紐を張り縛らなければならないため、設置、取り外しに相当の時間を要する。また、三面ローラは、ケーブルを外した後、ラック等に縛っていた紐を片付けしやすいようにローラ本体に巻き付けなければならない。特に、二重床でのケーブル延線ルートは床幅が狭く(1200又は900mmがメイン)、上部に紐を吊る場所がない。このため、三面ローラを強固に二重床内に設置しようとするならば、二重床の足がある片側に寄せる形となる。それでも三面ローラは基本的に三方向に支持が必要なため、設置にはかなりの工夫が必要となる。
三面・四面ローラなどはケーブルの周囲を完全に閉鎖してしまうタイプのものであるが、これらは敷設終了後いざケーブルを降ろす際、ローラについている開閉レバーを操作しなければならない。開閉作業がある場合、次のケーブルを敷設する際、開けたローラをもう一度閉めておかなければならない。閉め忘れが生じた場合、次のケーブルが来た時点でストップがかかり、作業に遅延が生じることとなる。また、作業環境によっては、やってきたケーブルをうまくローラに乗せられない場合も多々ある。この場合、三面ローラ等は片手でローラ内にケーブルを持ち上げつつ、一方の手でローラ(開閉レバー)の閉じ作業を行わなければならない。延線対象のケーブルは太くて重量のあるものもあり、作業態勢によってはこの一連の作業に手間取ることもある。
特開平6−351121号公報には、三面ローラを用いた電線延線ローラ装置が開示されているが(特許文献2)、設置、取り外しが容易でなく、作業効率に問題がある。
このため、設置や取り外しに要する時間が短く、後片付けを簡単にできるような、既存の装置よりもシンプルな構造でより作業効率の良いケーブル延線用ローラ装置が望まれていた。特に、ケーブルラックや二重床において、敷設後、降ろしたケーブルをローラの下に収めることが可能で、既設ケーブルがあるケーブルラックの親桁又は二重床の架台に容易に設置することのできるケーブル延線用ローラ装置が要望されていた。
実開平6−2914号公報 特開平6−351121号公報
本発明の目的は、設置や取り外しに要する時間が短く、敷設後にケーブルを持ち上げて降ろすだけで後片付けを簡単にでき、設置に自由度があり作業効率の良好なケーブル延線用ローラ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、特にケーブルラックや二重床において、敷設後、降ろしたケーブルをローラの下に収めることが可能で、既設ケーブルがあるケーブルラックの親桁又は二重床の架台に容易に設置することのできるケーブル延線用ローラ装置を提供することにある。
本発明者は、鋭意研究した結果、ケーブルの案内面として構成する面を備えた特定の形状を有するケーブル延線用ローラ装置が、前記目的を達成し得ることの知見を得た。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、下記の発明を提供するものである。
1.弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸と、
前記軸の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラからなるローラ部と、
前記軸の一端の延在する部位に設けられ、外部部材に取り付けて固定するための取付部と、を備えるケーブル延線用ローラ装置であって、
前記ローラ部は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成し、
前記ローラ部におけるU字形状の弧状に湾曲する部分を底部としてその上部を閉塞しないように且つ該U字形状の底部の下方にケーブルを収められるように用いられ、延線作業の際に前記U字形状の上部から内側にケーブルを持ち上げて乗せ、敷設後に前記U字形状の内側から上部を介してケーブルを持ち上げて降ろすことができるように設置されることを特徴とするケーブル延線用ローラ装置。
2.前記ローラ部のU字形状は、弧状部分の半径と各両端の直線状部分の長さとの比が、1:2〜2:1の範囲内にある、前記1記載のケーブル延線用ローラ装置。
3.前記軸が電気亜鉛めっきを施された鉄からなり、前記ローラが樹脂製である、前記1又は2記載のケーブル延線用ローラ装置。
4.弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸と、
前記軸の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラからなるローラ部と、
前記軸の一端の延在する部位に設けられる取付部と、
前記取付部と接合して取付けられ、前記ローラ部を所望する高さに調整可能で、且つ、外部部材に固定可能な固定部材と、を備えるケーブル延線用ローラ装置であって、
前記ローラ部は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成し、
前記ローラ部におけるU字形状の弧状に湾曲する部分を底部としてその上部を閉塞しないように且つ該U字形状の底部の下方にケーブルを収められるように用いられ、延線作業の際に前記U字形状の上部から内側にケーブルを持ち上げて乗せ、敷設後に前記U字形状の内側から上部を介してケーブルを持ち上げて降ろすことができるように設置されることを特徴とするケーブル延線用ローラ装置。
5.前記固定部材は、前記ローラ部の下方において、前記外部部材を挟み込んで固定するための挟み込み部を備える、前記4記載のケーブル延線用ローラ装置。
本発明によれば、設置や取り外しに要する時間が短く、敷設後にケーブルを持ち上げて降ろすだけで後片付けを簡単にでき、設置に自由度があり作業効率の良好なケーブル延線用ローラ装置を提供することができる。
また、本発明によれば、特にケーブルラックや二重床において、敷設後、降ろしたケーブルをローラの下に収めることが可能で、既設ケーブルがあるケーブルラックの親桁又は二重床の架台に容易に設置することのできるケーブル延線用ローラ装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置の全体構造を示す概略正面図である。 第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置を構成する軸を示す概略正面図である。 (a)および(b)は、それぞれ第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置に用いられるローラの概略正面図および概略側面図である。 (a)および(b)は、それぞれ第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置に用いられる取付部の概略正面図および概略底面図である。 第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラの機能を説明するために複数のローラを省略して底面視で示す概略説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置の全体構造を示す概略正面図である。 (a)〜(d)は、第2の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置に用いられる取付金物における各種の親桁挟み込み部を示す概略説明図である。 (a)〜(d)は、第2の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置に用いられる取付金物における親桁挟み込み部に使用される部材を分解して示す各部材の概略説明図である。
以下、本発明について、その好ましい実施形態に基づき、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の一実施形態は、下記の構成からなるケーブル延線用ローラ装置10である。
すなわち、図1に示すように、弧状に湾曲する部分(半円部分)を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸1と、
軸1の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラ2a,2a,…からなるローラ部2と、
軸1の一端の延在する部位に設けられ、外部部材(取付対象物)としての二重床の架台等に取り付けて固定するための取付ボルト3と、を備え、
ローラ部2は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成する、ケーブル延線用ローラ装置10である。以下、本実施形態を第1の実施形態という。
第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置10は、かかる構造を備えるため、その二重床の架台への設置や取り外しに要する時間が短くて済み、敷設後にケーブルを持ち上げて降ろすだけで後片付けも簡単にできる。また、設置に自由度があり、作業効率が良好なものである。
第1の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置10は、主として機械室等の二重床におけるケーブルの延線に使用するものである。ローラ装置10を用いることにより、敷設後、降ろしたケーブルをローラ部2の下に収めることが可能である。また、既設ケーブルがある場合でも、二重床の架台に容易に設置することができる。
このように複数のローラ2a,2a…からなるU字状のローラ部2を備えるローラ装置10は、取付対象物としての二重床の架台に設置完了するまでの時間について、本発明者の体感であるが従来用いられている三面ローラと比較して20〜30倍速いものである。また、ローラ装置10は、二重床の架台からの取外しも従来装置よりも15倍以上早い。ローラ装置10は、ケーブルを外したら任意の収納場所にしまうだけでよく、後片付けも簡単である。
ローラ装置10は、ケーブルを延線する性能が他の従来装置と同等、またはそれ以上である。例えば、ローラ装置10は、三面ローラと同様にコーナーローラ(コーナー部の場所で延線可能なローラ装置)としても使用できる。
また、ローラ装置10は、敷設後、ローラ部2からケーブルを降ろすだけで済む。この点、ローラ装置10は、従来装置としてのケーブルコロと同等の性能、また三面ローラ以上の性能を有している。ローラ装置10の設置の自由度はやや三面ローラに劣るものの、既設ケーブルがある場合の設置の容易さは同等またはそれ以上である。
ローラ装置10は、ローラ部2から降ろしたケーブルの置き場所に困らない点に関しては三面ローラと同等である(ローラ部2の真下に置ける)。
このように、二重床に固定する第1実施形態に係るローラ装置10は、二重床への設置スピードは現存する延線ローラ(ケーブルラックおよび二重床で使用するもの)に比して早く、よって、トータルで性能に優れる。
次に、第1実施形態に係るローラ装置10の構造について詳述する。
ローラ装置10の基本骨格となる軸1は、図2に示すように、弧状に湾曲する部分(半円部分)を底部に有する。また、軸1の湾曲部分に対して二つの頂部となる両端同士は、直線状に略平行で、一端(図2の右側)が他端(図2の左側)よりも長く延在している。
軸1は、U字状の湾曲する部分を一部に備え且つ頂部となる両端がボルトになっているため「Uボルト」とも呼ばれ、後述するローラ部2の芯となるローラ軸として機能する。かかる軸1は、曲げ加工等によって製造することができる。軸1の素材としては、ケーブル延線性能の点から、電気亜鉛めっきを施された鉄からなることが好ましい。なお、軸1の素材としては、これに限られず、同等以上の強度を備えるものであればよく、例えば、ステンレス、チタン、マグネシウム合金等の金属などが挙げられる。
軸1における湾曲する部分には、後述するローラ部2を構成する複数のローラ2a、2a…が設置される。また、軸1における延在する一端は、それ自体ボルトになっており、そこへ後述する取付ボルト3が設置される。軸1の延在する一端には、U字状部分との境界近傍に溶接されたナット(高ナット)が設けられている。このナットによって、軸1上の適切な位置に、ローラ部2と取付ボルト3を設置することができる(以上、図1参照)。
ローラ装置10におけるローラ部2は、前述した軸1の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラ2a,2a,…から構成されている。
ローラ部2は、全体としてU字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成する。このように、ローラ部2がU字形の形状であるため、敷設時にケーブルが自重でローラ部2から外れることがない。また、本ローラ装置10では、敷設後に、U字形状のローラ部2からケーブルを持ち上げて降ろすだけで済む。作業の際には逆にケーブルを持ち上げて乗せるだけで済む。本ローラ装置10では、既存の三面・四面ローラのようなローラの開閉作業が不要であり、またケーブルの自重があるため既存の三面・四面ローラのようにケーブル周囲を閉塞する必要がない。
ローラ部2のU字形状は、その弧状部分の半径と各両端の直線状部分の長さとの比が、1:2〜2:1の範囲内、特に、1:1.5〜1.5:1の範囲内にあることがケーブル延線性能および作業効率向上の点から好ましい。ローラ部2の弧状部分の半径と各両端の直線状部分の長さとの比が1:1となるように、例えば、軸1のU字状部分の内径を59mm、高さを120mm、延在部分の長さを80mmとする構造にすれば、ローラ装置10としての効果がより発揮できるためとりわけ好ましい。
図3(a)に示すように、ローラ2aは、軸1の長手方向から視た際に、中心部に軸穴が設けられている。また、図3(b)に示されるローラ2aの側面は、ローラ部2を構成した際に、ケーブルの案内面となる。ローラ2aとしては、軸1の径の大きさに応じて適合する大きさのものが好ましく用いられる。
ローラ部2における各ローラ2aは、樹脂製のものが用いられ、特に強化樹脂(例えば、POM〔ジュラコン(登録商標)〕等のポリアセタール樹脂など、以下同じ)が好ましい。複数の樹脂製のローラ2aを用いてなるローラ部2によって、ケーブルを傷つけず、円滑に延線することができる。
ローラ装置10における取付ボルト3は、前述した軸1の一端の延在する部位に設けられ、取付対象物としての二重床等に取り付けて固定するためのものである。
取付ボルト3は、図4(a)および(b)に示すように、軸1に設置するためのソケット形状の本体部と、二重床の架台等の取付対象物に取付ける方向に伸びたボルトが上下二本設けられている。ここで用いられる取付ボルト3における上下の各ボルトは、二重床の架台やその他の取付対象物にしっかりと固定できる点で、有効ネジ山40mm以上のものが好ましく用いられる。
そして、軸1に対し、短いほうの端部から複数のローラ2aを外挿してローラ部2を形成して最後に袋ナットで閉じ、また長い方の端部から取付ボルト3を装着して最後に蝶ナットで閉じることにより、図1に示されるローラ装置10を形成することができる。なお、ローラ装置10に用いられるローラ2aの数は25又は24が好ましい。また、ローラ装置10の形成に際しては、必要に応じてワッシャーを挿入し、調整することができる。
ローラ装置10を使用する際には、例えば、二重床等の取付対象物に取付けるために、取付ボルト3の上下二本のボルトにそれぞれ蝶ナット、中ナット(例えば、商品名「DHN−M10」ネグロス製)や、商品名「DHUSB」(ネグロス製)等が用いられる。
また、ローラ装置10は、図5に示すように、底面視で軸1の長手方向に対する取付ボルト3の上下二本のボルトの方向の角度について、30度間隔で角度調整が可能になっている。これにより、ローラ装置10は、二重床の架台に対するローラ部2の角度を30度間隔で変更することができ、延線作業性が向上する。
本発明の別の実施形態は、下記の構成からなるケーブル延線用ローラ装置20である。
すなわち、図6に示すように、弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸21と、
軸21の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラ22aからなるローラ部22と、
軸21の一端の延在する部位に設けられる取付ボルト23と、
取付ボルト23と接合して取付けられ、ローラ部22を所望する高さに調整可能で、且つ、外部部材(固定対象物)に固定可能な固定部材24と、を備え、
ローラ部22は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成する。以下、本実施形態を第2の実施形態という。
第2の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置20は、かかる構造を備えるため、その固定対象物への設置や取り外しに要する時間が短くて済み、後片付けも簡単にできる。また、設置に自由度があり、作業効率が良好なものである。
第2の実施形態に係るケーブル延線用ローラ装置20は、主にケーブルラックにおけるケーブルの延線に使用するものである。ローラ装置20を用いることにより、敷設後、降ろしたケーブルをローラ部22の下に収めることが可能である。また、既設ケーブルがある場合でも、ケーブルラックの親桁に容易に設置することができる。
本ローラ装置20を構成する軸21、複数のローラ22aからなるローラ部22、および取付部23は、それぞれ前述した第1の実施形態に係るローラ装置10における軸1、複数のローラ2aからなるローラ部2、および取付部3と同様の構成のものである。したがって、第2の実施形態に係るローラ装置20におけるこれらの各部材について、第2の実施形態の項で特に詳述しない点に関しては前述した第1の実施形態の項で説明した事項が軸21、ローラ22a、ローラ部22、取付部23に対しても同様に適用される。
このようなU字状のローラ部22を備える第2の実施形態に係るローラ装置20の効果についても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。具体的には、ローラ装置20は、固定対象物としてのケーブルラックの親桁に設置完了するまでの時間は本発明者の体感で従来の三面ローラより20〜30倍速く、親桁からの取外しも従来装置よりも15倍以上早く、ケーブル取り外し後の片付けも簡単である。
ローラ装置20は、三面ローラと同様にコーナーローラとしても使用でき、敷設後、ローラ部22からケーブルを降ろすだけで済む。また、ローラ装置20は、ローラ部22から降ろしたケーブルの置き場所に困らない(ローラ部22の真下に置ける)。
このように、ケーブルラックの親桁に固定する第2実施形態に係るローラ装置20は、ケーブルラックへの設置スピードは現存する延線ローラ(ケーブルラックおよび二重床で使用するもの)に比して早く、よって、トータルで性能に優れる。
第2の実施形態に係るローラ装置20が備える取付金物24(固定部材)は、取付ボルト23と接合して取付けられ、ローラ部22を所望する高さに調整可能で、且つ、固定対象物としてのケーブルラックの親桁に固定可能なものである。
取付ボルト23を取付金物24に接合するには、前述の第1実施形態に係るローラ装置10を二重床等の取付対象物に取付けるのと同様の要領で実施可能である。すなわち、取付ボルト23の上下二本のボルトにそれぞれ蝶ナット、中ナット(例えば、商品名「DHN−M10」ネグロス製)や、商品名「DHUSB」(ネグロス製)等を用いて、取付金物24に接合できる。
また、取付金物24は、ローラ部22を所望する高さに調整可能なように、二つの蝶ナットねじを緩めることで取付ボルト23を上下にスライド可能になされている。これにより、本ローラ装置20は、敷設ルートの状況に応じて、ローラ部22の高さを自在に調節することができる。
ローラ装置20における取付ボルト23は、軸21の一端の延在する部位に設けられ、取付金物24に接合される。そして、ローラ装置20は、取付ボルト23により接合された取付金物24を介して固定対象物としてのケーブルラック等に固定して使用される。この点、取付ボルト23は、ローラ装置10における取付ボルト3のような直接外部部材としての二重床に取付けるものとは異なる。
図6に示すように、取付金物24は、ローラ部22の下方において、ケーブルラックの親桁Pを挟み込んで固定するための親桁挟み込み部25を備えている。かかる親桁挟み込み部25により、工具や紐等が不要でケーブルラックの親桁Pにローラ装置20を簡単に取付けることができる。
親桁挟み込み部25においては、取付金物24をケーブルラックの親桁Pに固定するための親桁保護部材26および上下の挟み込み金物27a,27bが用いられる。そして、ローラ装置20をケーブルラックの親桁Pに固定する際には、取付金物24と挟み込み金物27a,27bとが、親桁保護部材26を介して親桁Pを挟み込む。親桁保護部材26の素材としては樹脂が用いられ、ケーブルラックの親桁を傷つけないようにすることができる。また、親桁Pへの固定の際には、上記各部材のほか、さらにノブボルト二つが使用されて強固にしっかりと固定される。
また、ローラ装置20においても、取付ボルト23の上下二本のボルトの方向の角度(底面視で軸21の長手方向に対する角度)について、30度間隔で角度調整が可能になっている。これにより、ローラ装置20は、取付金物24を介してケーブルラックの親桁に対するローラ部22の角度を30度間隔で変更することができ、延線作業性が向上する。
本ローラ装置20が備える取付金物24における親桁挟み込み部25は、種々のケーブルラックに取り付け可能に構成されている。本ローラ装置20を取り付け可能なケーブルラックの具体例としては、親桁の高さが38mmまたは70mmまたは100mmで、厚さが6〜20mmの寸法のものが挙げられる。
本ローラ装置20の取り付けを想定している主なケーブルラックは、図7(a)〜(d)に示す4種類である。すなわち、図7(a)に示すNTTラック(t6)の親桁P1、図7(b)に示すNTTラック(t9)の親桁P2、図7(c)に示すネグロスSRラックの親桁P3、および図7(d)に示すネグロスQRラックの親桁P4に対して、本ローラ装置20における親桁挟み込み部25の取り付けが可能である。
親桁挟み込み部25の構造の一例を示すと、図8に示すように、電気亜鉛めっきを施された鉄製の取付金物24(図8(a))、強化樹脂製の親桁保護部材26(図8(b))、電気亜鉛めっきを施された鉄製の挟み込み金物27a,27b(図8(c))、および保護板28a,28b,28c,28d(図8(d))からなる。
図8(a)は、取付金物24の正面、底面および側面から視たそれぞれの図を示す。取付金物24は、図8(a)に示すように、親桁挟み込み部最下部のダクター内に高ナット29を溶接されたものが用いられる。
図8(b)は、強化樹脂製の親桁保護部材26の正面および側面から視たそれぞれの図を示す。図8(b)に示される親桁保護部材26は、ボルト座繰り加工が施されたものが用いられる。
図8(c)は、上側の挟み込み金物27aの平面および正面(親桁の長手方向)から視たそれぞれの図と、下側の挟み込み金物27bの正面(親桁の長手方向)および底面から視たそれぞれの図を示す。図8(c)に示すように、上側の挟み込み金物27aには、親桁と接触する面に保護板28aおよび28bが接着貼付けされている。また、上側の挟み込み金物27aは、親桁の上方側となる位置に高ナット29を溶接されたものが用いられる。下側の挟み込み金物27bには、親桁と接触する面に保護板28cおよび28dが接着貼付けされている。
保護板28a〜28dは、図8(c)および(d)に示すように、接着貼付けされる挟み込み金物27a,27bの大きさおよび形状に対応したものが用いられる。なお、保護板28a〜28dの素材としては、特に制限されないが、強化樹脂等の樹脂製のものや、ゴム等の親桁と接触した際に傷をつけない素材のものが好ましく挙げられる。
本ローラ装置20は、このように取付金物24の親桁挟み込み部25に用いられる保護板28a〜28dや前記の強化樹脂製の親桁保護部材26によってケーブルラックの親桁Pを傷つけることなく強固に固定することができる。
また、取付金物24は、その上方に、必要に応じて多目的ロープ(図示せず)を設けることもできる。
第2実施形態に係るローラ装置20を適用・設置できるケーブルラックに制限はないが、特に、ネグロス電工社製の「QRラックシリーズ」およびNTT規格のラックに取付けることができる。また、ローラ装置20から取付金物24を外せば、機械室等の二重床架台の穴にローラ本体(ローラ部22)を取り付け可能である。
本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、その使用態様には制限されないが、特に前述したようなケーブルラック上および二重床内でのケーブル敷設工事において使用されると、より効果を発揮できるものである。本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、そのようなケーブルラックの親桁又は二重床の足(架台)に簡単に且つ強固に設置することができる。
その他にも、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、種々の性能を備えている。本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、高所での設置・外し・高さ調整・角度変更時に緩めたボルトが落下しない安全な構造を備えている。
また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、ケーブルラック端まで既設線が敷設されていても、比較的容易に設置可能である。
また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、325mmの3芯など比較的太径で重量のあるケーブルに対しても延線可能である(本発明者により実証済み)。
また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、そのローラ部を上下逆に設置すれば、上方向への延線対応(ケーブルの浮上がり防止)用の装置としても使用可能である。
また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、上部に障害なくローラ部が入れば、2段ラックの下段でも使用可能である。
また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、ローラ部に対する荷重を考慮した上で使用すれば、ケーブルラック等のコーナーでも使用可能である。
さらに、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、軽量で薄型であり、煩わしい紐や取り外し保管する部材などもなく、収納性に長ける。
本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、特に直線延線における効果に優れ、上方向以外の延線ではケーブルがローラ部から外れることがない。また、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置は、ケーブルコロなどと比べてケーブルを包む高さがあり、ケーブルの自重もあるため外れることがない。
以上、本発明に係るケーブル延線用ローラ装置について、そのケーブルラック等への取り付け方法や、構造、寸法・素材等を好ましい実施形態に基いて詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に何等限定されず、適宜に変更形態とすることも可能である。
例えば、ローラ装置の親桁への挟み込みに関して、挟む方向や挟み方・構造の寸法・使用する部材等を所望する形態に変更することができる。
本発明は、設置や取り外しに要する時間が短く、後片付けを簡単にでき、設置に自由度があり作業効率の良好なケーブル延線用ローラ装置、特にケーブルラックや二重床において、敷設後、降ろしたケーブルをローラの下に収めることが可能で、既設ケーブルがあるケーブルラックの親桁又は二重床の架台に容易に設置することのできるケーブル延線用ローラ装置として、産業上の利用可能性を有する。
10:ケーブル延線用ローラ装置(第1の実施形態)
1:軸
2:ローラ部
2a:ローラ
3:取付ボルト(取付部)
20:ケーブル延線用ローラ装置(第2の実施形態)
21:軸
22:ローラ部
22a:ローラ
23:取付ボルト(取付部)
24:取付金物(固定部材)
25:親桁挟み込み部
26:親桁保護部材
27a,27b:挟み込み金物
28,28b,28c,28d:保護板
29:高ナット
P,P1,P2,P3,P4:ケーブルラック親桁

Claims (5)

  1. 弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸と、
    前記軸の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラからなるローラ部と、
    前記軸の一端の延在する部位に設けられ、外部部材に取り付けて固定するための取付部と、を備えるケーブル延線用ローラ装置であって、
    前記ローラ部は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成し、
    前記ローラ部におけるU字形状の弧状に湾曲する部分を底部としてその上部を閉塞しないように且つ該U字形状の底部の下方にケーブルを収められるように用いられ、延線作業の際に前記U字形状の上部から内側にケーブルを持ち上げて乗せ、敷設後に前記U字形状の内側から上部を介してケーブルを持ち上げて降ろすことができるように設置されることを特徴とするケーブル延線用ローラ装置。
  2. 前記ローラ部のU字形状は、弧状部分の半径と各両端の直線状部分の長さとの比が、1:2〜2:1の範囲内にある、請求項1記載のケーブル延線用ローラ装置。
  3. 前記軸が電気亜鉛めっきを施された鉄からなり、前記ローラが樹脂製である、請求項1又は2記載のケーブル延線用ローラ装置。
  4. 弧状に湾曲する部分を有し、その両端同士が直線状に略平行で、一端が他端よりも長く延在する軸と、
    前記軸の周囲を回動自在になるように外挿された複数のローラからなるローラ部と、
    前記軸の一端の延在する部位に設けられる取付部と、
    前記取付部と接合して取付けられ、前記ローラ部を所望する高さに調整可能で、且つ、外部部材に固定可能な固定部材と、を備えるケーブル延線用ローラ装置であって、
    前記ローラ部は、U字形状を有し、その内側をケーブルの案内面として構成し、
    前記ローラ部におけるU字形状の弧状に湾曲する部分を底部としてその上部を閉塞しないように且つ該U字形状の底部の下方にケーブルを収められるように用いられ、延線作業の際に前記U字形状の上部から内側にケーブルを持ち上げて乗せ、敷設後に前記U字形状の内側から上部を介してケーブルを持ち上げて降ろすことができるように設置されることを特徴とするケーブル延線用ローラ装置。
  5. 前記固定部材は、前記ローラ部の下方において、前記外部部材を挟み込んで固定するための挟み込み部を備える、請求項4記載のケーブル延線用ローラ装置。
JP2017228047A 2017-11-28 2017-11-28 ケーブル延線用ローラ装置 Active JP6325165B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228047A JP6325165B1 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 ケーブル延線用ローラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228047A JP6325165B1 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 ケーブル延線用ローラ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018075302A Division JP2019103375A (ja) 2018-04-10 2018-04-10 ローラ装置のケーブルラック固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6325165B1 true JP6325165B1 (ja) 2018-05-16
JP2019103152A JP2019103152A (ja) 2019-06-24

Family

ID=62143941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017228047A Active JP6325165B1 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 ケーブル延線用ローラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6325165B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117977447A (zh) * 2024-03-29 2024-05-03 陕昆缆电缆制造(集团)有限公司 一种电缆铺设装置及铺设方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113611A (ja) * 1983-11-22 1985-06-20 日立電線株式会社 ケーブルの棚又はトラフへの布設方法及び装置
JPH0336175Y2 (ja) * 1986-03-28 1991-07-31
JPH0898354A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Denkenshiya:Kk ケーブル延線用具
JP3214207U (ja) * 2017-10-16 2017-12-28 東邦電気工業株式会社 ケーブル用金車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113611A (ja) * 1983-11-22 1985-06-20 日立電線株式会社 ケーブルの棚又はトラフへの布設方法及び装置
JPH0336175Y2 (ja) * 1986-03-28 1991-07-31
JPH0898354A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Denkenshiya:Kk ケーブル延線用具
JP3214207U (ja) * 2017-10-16 2017-12-28 東邦電気工業株式会社 ケーブル用金車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117977447A (zh) * 2024-03-29 2024-05-03 陕昆缆电缆制造(集团)有限公司 一种电缆铺设装置及铺设方法
CN117977447B (zh) * 2024-03-29 2024-05-28 陕昆缆电缆制造(集团)有限公司 一种电缆铺设装置及铺设方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019103152A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7501576B2 (en) Ceiling raceway
US8456814B2 (en) Enclosure for an electrical system
CA2897639A1 (en) Power cord controller
JP6325165B1 (ja) ケーブル延線用ローラ装置
CN212154228U (zh) 一种建筑安全防护装置
KR100958549B1 (ko) 공동주택의 배전용 케이블 트레이 구조
JP7296073B1 (ja) 配管ユニット、作業用台車、及び、施工方法
CN204144815U (zh) 一种便捷电缆放置架
JP2019103375A (ja) ローラ装置のケーブルラック固定具
KR101136915B1 (ko) 부스 덕트 커버
KR200396733Y1 (ko) 케이블 트레이
CN208496142U (zh) 电焊机一体箱
JP2017190912A (ja) ユニットハウス用空調機一体型パネル
KR101405432B1 (ko) 케이블 트레이
CN214046942U (zh) 便携式树木倒向控制工具
KR200430681Y1 (ko) 건축공사현장용 전선거치장치
CN209986804U (zh) 一种地下管道探测用夹钳
JP6446918B2 (ja) 工事中の建物への所定部材の取り付け方法
CN210884762U (zh) 一种便于收卷的中压卷筒电缆
JP2010246438A (ja) 温室用のドアー装置
US9200463B2 (en) Modular multipurpose platform and hardware
KR101348175B1 (ko) 사이드 롤러를 구성한 배선용 케이블 트레이
CN219975797U (zh) 一种建筑管道抗震支吊架
CN220353345U (zh) 一种楼房建筑工程施工用可提升支架
CN218161663U (zh) 一种用于机电设备电气管线固定结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171225

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171225

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6325165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250