JP6323802B2 - アスファルト混合物用フィラー及びアスファルト混合物 - Google Patents

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Description

本発明は、道路等の舗装に用いられるアスファルト混合物用フィラー及びアスファルト混合物に係り、特に、アスファルトの使用量の低減化を図ったアスファルト混合物用フィラー及びアスファルト混合物に関する。
一般に、アスファルト混合物は、砕石や砂等の骨材,アスファルト及びフィラーを主体としてこれらが加熱混合されて製造される。
従来、アスファルト混合物用フィラーとしては、例えば、セメント,フライアッシュ,消石灰なども用いられているが、天然の石灰石を粉砕した炭酸カルシウムを主成分とした石粉(いしこ)が多く用いられている。
また、従来においては、アスファルト混合物として、例えば、特開2000−160021号公報(特許文献1)に掲載された技術が知られている。このアスファルト混合物においては、アスファルト混合物用フィラーとして、下水汚泥焼却炉から取り出された微粉末状の下水汚泥焼却灰を用いており、廃棄物の有効利用を図るようにしている。
特開2000−160021号公報
ところで、従来から、アスファルト混合物においては、アスファルトの使用量が比較的多くなると、アスファルトは単価が高いので、コスト高になり、できるだけ使用量を抑えて、コストダウンを図りたいという要請がある。アスファルト混合物用フィラーは、骨材間の空隙に配置されて空隙を減少させる効果を奏するが、その粒度が大きいと、残る空隙も大きくなり、骨材,フィラーを結合するためのアスファルトの使用量が多くなる。特に、後者の下水汚泥焼却灰からなるフィラーにおいては、目開が75μmの篩目を通過する割合が例えば45.8重量%以上と比較的大きく、また、多孔質であることもあって、その分、アスファルトの使用量が多くなる。
本発明は上記の点に鑑みて為されたもので、骨材間の空隙やフィラー自体の空隙をできるだけ小さくできるようにして、アスファルトの使用量を極力低減できるようにし、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ったアスファルト混合物用フィラー及びアスファルト混合物を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のアスファルト混合物用フィラーは、骨材,アスファルトとともに加熱混合されるアスファルト混合物用フィラーにおいて、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が70重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が55重量%以上のもので構成している。フィラーとしては、例えば、市販の石粉を原料とし、この原料石粉を更にミルで細かく粉砕して製造する。この場合、目開が20μmの篩目を通過する割合が45重量%以上のもので構成することが有効である。
本発明において、篩目の目開に対応する通過割合は、レーザー回折法で得た粒度を篩通過分に換算した数値である。
これにより、フィラーの粒度が極めて細かくなるので、骨材間にある空隙が小さくなり、単位重量当たりのアスファルトの使用量が低減される。この場合、フィラーが骨材間に良く充填される分、アスファルト混合物の密度が僅かに大きくなり、単位重量あたりの体積が僅かに小さくなるが、後述の試験例から明らかなように、単位体積当たりに換算しても、アスファルトの使用量が減少する。これは、フィラーの粒度が細かくなることによる充填性の向上に起因しているものと考えられる。このため、フィラーを粉砕する等のコストはかかるが、アスファルト原材料の低減効果の方が大きいので、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
また、上記目的を達成するための本発明のアスファルト混合物用フィラーは、骨材,アスファルト及びフィラーを主体としてこれらが加熱混合されて製造されるアスファルト混合物の当該フィラーであって、微粉末状の下水汚泥焼却灰を含むアスファルト混合物用フィラーにおいて、上記下水汚泥焼却灰として、下水汚泥焼却灰の原灰を粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰を用いる構成としている。
下水汚泥焼却灰の原灰は、例えば周知の流動床式焼却炉により下水汚泥を焼却し、飛灰として捕集された煤塵である。また、必要に応じ、砒素,セレン,フッ素,ホウ素等の有害物質の溶出抑制処理を行ったものを含む。
これにより、下水汚泥焼却灰の粉砕灰は、原灰に比較して粒度が極めて細かくなり、多孔質である下水汚泥焼却灰全体の空隙も小さくなるので、それだけ、アスファルトで充填すべき空隙が小さくなり、単位重量当たりのアスファルトの使用量が低減される。即ち、下水汚泥焼却灰の粉砕灰が骨材間に良く充填され、且つ、空隙が減少する分、アスファルト混合物の密度が僅かに大きくなり、単位重量あたりの体積が僅かに小さくなるが、後述の試験例から明らかなように、単位体積当たりに換算しても、従来の粉砕しない石粉,従来の粉砕しない下水汚泥焼却灰の原灰に比較して、アスファルトの使用量が減少する。これは、下水汚泥焼却灰の粒度が細かくなることによる充填性の向上及びアスファルトの吸収量の低下に起因しているものと考えられる。このため、下水汚泥焼却灰自体は廃棄物であるからそのコストは略ゼロであり、下水汚泥焼却灰の原灰を粉砕するコストはかかるが、アスファルト原材料はこの下水汚泥焼却灰の粉砕コストと比較しても、その低減効果の方が大きいので、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
より具体的には、上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が60重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上のもので構成している。
そして、必要に応じ、上記下水汚泥焼却灰を、フィラー全体のフロー値が50%以下になるように、他のフィラー材料に混合した構成としている。ここで、フロー値(%)とは、周知のフロー試験において、即ち、フィラーを水で練って、その所定量を円板に載せてこれに衝撃を与え、直径200mmに広がるときの水の含水比から求められる。フロー値は、フィラーのアスファルト吸収性と関連があるとされており、フロー値が高いほど多くのアスファルト量を必要とし、アスファルト混合物の安定度等を低下させる傾向にある。そのため、舗装設計施工指針では、フロー値の目標値を上限50%としており、ユーザーも目標値を満たす材料の使用を要求することが多い。このため、後述の実施例から、下水汚泥焼却灰の粉砕灰では、そのフロー値が他のフィラー材料よりも高くなる傾向にあり、フィラーの全部を下水汚泥焼却灰の粉砕灰とした場合でもそれなりの効果が得られるが、本発明では、他のフィラー材料と混合することにより、フロー値を適正値にしている。
この場合、必要に応じ、上記他のフィラー材料を、石粉を含んで構成し、該石粉を、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が50重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上,目開が20μmの篩目を通過する割合が30重量%以上のもので構成している。石粉を用いることにより、確実にフロー値を適正なものにすることができる。
また、この場合、上記フィラーにおける下水汚泥焼却灰の粉砕灰の混合比を、10重量%〜50重量%にしたことが有効である。この範囲で、フロー値を適正なものにすることができる。
更に、必要に応じ、上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が75μmの篩目を通過する割合が75重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が60重量%以上のもので構成している。この場合、上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が20μmの篩目を通過する割合が50重量%以上のもので構成したことが有効である。より一層、アスファルトの使用量を減少させることができる。
また、上記目的を達成するため、本発明のアスファルト混合物は、骨材,アスファルト及びフィラーが加熱混合されて製造されるアスファルト混合物において、上記フィラーとして、上記のアスファルト混合物用フィラーを用いた構成としている。上述したように、単位体積当たりのアスファルトの使用量を低減させることができ、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
本発明によれば、粒度の極めて細かいフィラーを用い、あるいは、フィラーとして、下水汚泥焼却灰を含むものにおいて、下水汚泥焼却灰の原灰を粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰を用い、下水汚泥焼却灰の粒度を極めて細かくしたので、骨材間にある空隙を小さくして、単位体積当たりのアスファルトの使用量を低減させることができ、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
本発明の第一の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーの製造工程を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーの製造工程を示す図である。 本発明の実施例1に係るアスファルト混合物用フィラーの性状及び試験結果を比較例1のものとともに示す表図である。 本発明の実施例2に係るアスファルト混合物用フィラーの性状及び試験結果を比較例6のものとともに示す表図である。 本発明の実施例3乃至10に係るアスファルト混合物用フィラーの性状及び試験結果を比較例1乃至5のものとともに示す表図である。 本発明の実施例11乃至19に係るアスファルト混合物用フィラーの性状及び試験結果を比較例6乃至8のものとともに示す表図である。 本発明の実施例で用いた下水汚泥焼却灰の原灰(焼却灰A,B)及び石粉A,Bの成分を示す表図である。 本発明の実施例で用いた市販の石粉の粒子断面の顕微鏡写真である。 本発明の実施例で用いた下水汚泥焼却灰を示し、(a)は下水汚泥焼却灰の原灰(焼却灰A)の粒子断面の顕微鏡写真、(b)はこれを粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰における粒子断面の顕微鏡写真である。 本発明の実施例で用いた下水汚泥焼却灰を示し、(a)は下水汚泥焼却灰の原灰(焼却灰B)の粒子断面の顕微鏡写真、(b)はこれを粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰における粒子断面の顕微鏡写真である。 本発明の実施例に係るアスファルト混合物で用いた骨材の配合(配合1,配合2)を示す表図である。 本発明の実施例に係るアスファルト混合物で用いたアスファルトの性状を示す表図である。 本発明の実施例に係るアスファルト混合物で用いた別のアスファルトの性状を示す表図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラー及びアスファルト混合物について詳細に説明する。
先ず、本発明の第一の実施の形態に係るアスファルト混合物について説明する。これは、骨材,アスファルト及び本発明の第一の実施の形態に係り石粉で構成されるアスファルト混合物用フィラーが加熱混合されて製造される。
第一の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーは、石灰石を粉砕した石粉で構成されている。石粉は、図1に示すように、市販の石粉を、遊星ボールミル,転動ミル,振動ミル,ジェットミル等の粉砕機で更に粉砕して製造している。
そして、粉砕した石粉を、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が70重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が55重量%以上,目開が20μmの篩目を通過する割合が45重量%以上のもので構成している。フロー値は50%以下である。
従って、第一の実施の形態に係るアスファルト混合物は、この第一の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーを用い、骨材,アスファルトに添加して加熱混合されて製造される。アスファルト混合物においては、フィラーの粒度が極めて細かくなるので、骨材間にある空隙が小さくなり、単位重量当たりのアスファルトの使用量が低減される。この場合、フィラーが骨材間に良く充填される分、アスファルト混合物の密度が僅かに大きくなり、単位重量あたりの体積が僅かに小さくなるが、後述の試験例から明らかなように、単位体積当たりに換算しても、アスファルトの使用量が減少する。これは、フィラーの粒度が細かくなることによる充填性の向上に起因しているものと考えられる。このため、フィラーを粉砕する等のコストはかかるが、アスファルト原材料の低減効果の方が大きいので、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
次に、本発明の第二の実施の形態に係るアスファルト混合物について説明する。これは、骨材,アスファルト及び本発明の第二の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーが加熱混合されて製造される。第二の実施の形態に係るアスファルト混合物用フィラーは、図2に示すように、微粉末状の下水汚泥焼却灰と市販の石粉との混合物である。
下水汚泥焼却灰の原灰は、例えば周知の流動床式焼却炉により下水汚泥を焼却し、飛灰として捕集された煤塵である。また、必要に応じ、砒素,セレン,フッ素,ホウ素等の有害物質の溶出抑制処理を行ったものを含む。
実施の形態では、この下水汚泥焼却灰の原灰を、遊星ボールミル,転動ミル,振動ミル,ジェットミル等の粉砕機で更に粉砕し、下水汚泥焼却灰の粉砕灰としている。そして、粉砕された下水汚泥焼却灰の粉砕灰は、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が60重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上のもので構成されている。好ましくは、目開が75μmの篩目を通過する割合が75重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が60重量%以上,目開が20μmの篩目を通過する割合が50重量%以上のもので構成されている。
また、下水汚泥焼却灰の粉砕灰は、フィラー全体のフロー値が50%以下になるように、他のフィラー材料に混合されている。他のフィラー材料は、市販の石粉で構成されている。この石粉は、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が50重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上,目開が20μmの篩目を通過する割合が30重量%以上のもので構成されている。
ここで、フロー値(%)とは、周知のフロー試験において、即ち、フィラーを水で練って、その所定量を円板に載せてこれに衝撃を与え、直径200mmに広がるときの水の含水比から求められる。フロー値は、フィラーのアスファルト吸収性と関連があるとされており、フロー値が高いほど多くのアスファルト量を必要とし、アスファルト混合物の安定度等を低下させる傾向にある。そのため、舗装設計施工指針では、フロー値の目標値を上限50%としており、ユーザーも目標値を満たす材料の使用を要求することが多い。このため、後述の実施例から、下水汚泥焼却灰の粉砕灰では、そのフロー値が他のフィラー材料よりも高くなる傾向にあり、フィラーの全部を下水汚泥焼却灰の粉砕灰とした場合でもそれなりの効果が得られるが、本発明では、他のフィラー材料と混合することにより、フロー値を適正値にしている。そして、本実施の形態に係るフィラーにおいて、下水汚泥焼却灰の粉砕灰の混合比は、10重量%〜50重量%に設定されている。この範囲で、フロー値を適正なものにすることができる。
従って、第一の実施の形態に係るアスファルト混合物によれば、アスファルト混合物用フィラーを構成する下水汚泥焼却灰の粉砕灰は、原灰に比較して粒度が極めて細かくなり、多孔質である下水汚泥焼却灰全体の空隙も小さくなるので、それだけ、アスファルトで充填すべき空隙が小さくなり、単位重量当たりのアスファルトの使用量が低減される。即ち、下水汚泥焼却灰の粉砕灰が骨材間に良く充填され、且つ、空隙が減少する分、アスファルト混合物の密度が僅かに大きくなり、単位重量あたりの体積が僅かに小さくなるが、後述の試験例から明らかなように、単位体積当たりに換算しても、従来の粉砕しない石粉,従来の粉砕しない下水汚泥焼却灰の原灰に比較して、アスファルトの使用量が減少する。これは、下水汚泥焼却灰の粒度が細かくなることによる充填性の向上及びアスファルトの吸収量の低下に起因しているものと考えられる。このため、下水汚泥焼却灰自体は廃棄物であるからそのコストは略ゼロであり、下水汚泥焼却灰の原灰を粉砕するコストはかかるが、アスファルト原材料はこの下水汚泥焼却灰の粉砕コストと比較しても、その低減効果の方が大きいので、アスファルト混合物原料のコストの低減を図ることができる。
次に、本発明の実施例に係るアスファルト混合物用フィラーを示す。
<実施例1>
図3に示すように、実施例1に係るフィラーは、市販の石粉A(比較例1)を原料とした。その成分を、図7に示し、性状を図3及び図5に示す(比較例1の欄)。
ここで、フロー値(%)とは、周知のフロー試験において、即ち、フィラーを水で練って、その所定量を円板に載せてこれに衝撃を与え、直径200mmに広がるときの水の含水比から求められる(以下同じ)。
また、粒子密度(g/cm3)は、フィラー全体の粒子の密度を示す(以下同じ)。
更に、D90(μm),D50(μm),D10(μm)は、積算%粒子径を示す。本実施例では、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1%水溶液を溶媒として、レーザー散乱式粒度分布測定装置(Malvern社製:MastersizerS型)を用いて湿式測定して粒度を得て、重量基準で累積粒度分布を作製し、この時の累積粒度分布の積算%が、細粒側からそれぞれ90%、50%、10%の積算値となる時の粒径(μm)とした(以下同じ)。
また、600μm〜10μmは、篩目の目開に対応する通過割合であり、周知のレーザー回折法で得た粒度を篩通過分に換算した数値である。本実施例では、上記と同様にヘキサメタリン酸ナトリウム0.1%水溶液を溶媒として、レーザー散乱式粒度分布測定装置(Malvern社製:MastersizerS型)を用いて湿式測定して粒度を得て、この粒度を篩通過分に換算した(以下同じ)。
図8に、市販の石粉Aの粒子断面の顕微鏡写真を示す。走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製JXA-8530F型)を用いて粒子の形状および表面状態を観察した。粒子内部の観察のため、適当量の粒子をエポキシ樹脂に包埋して硬化させた後、クロスセクションポリッシャーを用いて、アルゴンイオンビームでスパッタエッチングを施し、樹脂ごと粒子を切断して断面を得た。顕微鏡写真において、黒い部分が樹脂であり、灰色部分が粒子である(以下、他の顕微鏡写真において同じ)。
そして、遊星ボールミル(レッチェ社製:PM400型)を用い、容量500mLのアルミナポット中に市販の石粉A300gと20φのアルミナボールを25個投入し、公転速度300rpmで5分間粉砕した。
この遊星型ボールミルは、粉砕速度が速く、短時間で粉砕処理が可能である。粉砕した石粉の性状を図3に示す(実施例1(100)の欄)。
<実施例2>
図4に示すように、実施例2に係るフィラーは、市販の石粉B(比較例6)を原料とした。その成分を、図7に示し、性状を図4及び図6に示す(比較例6の欄)。そして、この市販の石粉Bを、実施例1と同様にして粉砕した。粉砕した石粉の性状を図4に示す(実施例2(100)の欄)。
<実施例3>
実施例3は、岩手県盛岡市にある都南浄化センターで発生する下水汚泥焼却灰(焼却灰A(比較例2))を原料とした。その成分を、図7に示し、その性状を図5に示す(比較例2原料(100)の欄)。
そして、上記と同様、遊星ボールミル(レッチェ社製:PM400型)を用い、容量500mLのアルミナポット中に原料の焼却灰A150gと20φのアルミナボールを25個投入し、公転速度300rpmで1分間粉砕した(「1min粉砕」)。粉砕した下水汚泥焼却灰の性状を図5に示す(実施例3原料(100)の欄)。
図9(a)に下水汚泥焼却灰A(原灰)の粒子断面の顕微鏡写真、図9(b)にこれを粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰における粒子断面の顕微鏡写真を示す。
<実施例4>
実施例4は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、30重量%を実施例3の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図5に示す(実施例4(30)の欄)。
<実施例5>
実施例5は、上記実施例3と同様、遊星ボールミルにて粉砕したが、実施例3と異なって5分間粉砕した(「5min粉砕」)。その性状を図5に示す(実施例5原料(100)の欄)。
<実施例6>
実施例6は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、15重量%を実施例5の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図5に示す(実施例6(15)の欄)。
<実施例7>
実施例7は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、30重量%を実施例5の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図5に示す(実施例7(30)の欄)。
<実施例8>
実施例8は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、45重量%を実施例5の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図5に示す(実施例8(45)の欄)。
<実施例9>
実施例9は、上記実施例3と同様、遊星ボールミルにて粉砕したが、実施例3と異なって30分間粉砕した(「30min粉砕」)。その性状を図5に示す(実施例9原料(100)の欄)。
<実施例10>
実施例10は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、30重量%を実施例9の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図5に示す(実施例10(30)の欄)。
<実施例11>
実施例11は、石川県金沢市にある城北水質管理センターで発生する下水汚泥焼却灰(焼却灰B(比較例7))を原料とした。その成分を、図7に示し、その性状を図6に示す(比較例7原料(100)の欄)。
そして、上記と同様、遊星ボールミル(レッチェ社製:PM400型)を用い、容量500mLのアルミナポット中に原料の焼却灰B150gと20φのアルミナボールを25個投入し、公転速度300rpmで1分間粉砕した(「1min粉砕」)。その性状を図6に示す(実施例11原料(100)の欄)。
図10(a)に下水汚泥焼却灰B(原灰)の粒子断面の顕微鏡写真、図10(b)にこれを粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰における粒子断面の顕微鏡写真を示す。
<実施例12>
実施例12は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、30重量%を実施例11の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例12(30)の欄)。
<実施例13>
実施例13は、上記実施例11と同様、遊星ボールミルにて粉砕したが、実施例11と異なって5分間粉砕した(「5min粉砕」)。その性状を図6に示す(実施例13原料(100)の欄)。
<実施例14>
実施例14は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、15重量%を実施例13の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例14(15)の欄)。
<実施例15>
実施例15は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、30重量%を実施例13の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例15(30)の欄)。
<実施例16>
実施例16は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、45重量%を実施例13の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例16(45)の欄)。
<実施例17>
実施例17は、上記実施例11と同様、遊星ボールミルにて粉砕したが、実施例11と異なって30分間粉砕した(「30min粉砕」)。その性状を図6に示す(実施例17原料(100)の欄)。
<実施例18>
実施例18は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、30重量%を実施例17の下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例18(30)の欄)。
<実施例19>
実施例19は、下水汚泥焼却灰(焼却灰B(比較例7))を、実用規模の振動ミル(株式会社阿部鐵工所製 バイブロエクスプローラー VMYC-400型)にロッドとともに投入して適時間粉砕して粉砕灰を作製し、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、30重量%をこの下水汚泥焼却灰の粉砕灰で置換して構成した。その性状を図6に示す(実施例19(30)の欄)。
また、以下に示す試験例のために、比較例を作製した。
<比較例1>
比較例1は、上記の市販の石粉Aである。その成分を、図7に示し、性状を図3及び図5に示す(比較例1の欄)。
<比較例2>
比較例2は、上記の岩手県盛岡市にある都南浄化センターで発生する下水汚泥焼却灰(焼却灰A)である。その成分を、図7に示し、その性状を図5に示す(比較例2原料(100)の欄)。
<比較例3>
比較例3は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、15重量%を比較例2の下水汚泥焼却灰(焼却灰A)で置換して構成した。その性状を図5に示す(比較例3(15)の欄)。
<比較例4>
比較例4は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、30重量%を比較例2の下水汚泥焼却灰(焼却灰A)で置換して構成した。その性状を図5に示す(比較例4(30)の欄)。
<比較例5>
比較例5は、比較例1で用いる市販の石粉Aの総量のうち、45重量%を比較例2の下水汚泥焼却灰(焼却灰A)で置換して構成した。その性状を図5に示す(比較例5(45)の欄)。
<比較例6>
比較例6は、上記の市販の石粉Bである。その成分を、図7に示し、性状を図4及び図6に示す(比較例6の欄)。
<比較例7>
比較例7は、上記の石川県金沢市にある城北水質管理センターで発生する下水汚泥焼却灰(焼却灰B)である。その成分を、図7に示し、その性状を図6に示す(比較例7原料(100)の欄)。
<比較例8>
比較例8は、比較例6で用いる市販の石粉Bの総量のうち、30重量%を比較例7の下水汚泥焼却灰(焼却灰B)で置換して構成した。その性状を図6に示す(比較例8(30)の欄)。
次に、試験例を示す。
この試験例は、実施例及び比較例に係るフィラーを用いて、予め算出した最適アスファルト量(OAC重量%)に基づいて、アスファルト混合物を作製し、市販の石粉(比較例1,比較例6)を用いて作製したアスファルト混合物と比較し、単位体積当たりのアスファルト低減率(%)を測定した。
ここで、アスファルトの使用量即ち最適アスファルト量(OAC%)は、以下のようにして決定した。試験を行うアスファルト混合物の配合種を、道路表層に用いられることの多い密粒度アスコン20Fとし、使用する骨材の配合比を図11の配合1及び配合2に示す通り決定した。その配合比を基にマーシャル安定度試験を行い、周知の方法で最適アスファルト量を決定した。この際、マーシャル安定度試験に対する基準値を用い、選定したアスファルト混合物の安定度などのそれぞれの基準を満たす範囲を決定し、これらの各実験値の共通部分を求め、この共通部分の中央値を最適アスファルト量とした。
アスファルト混合物の作製において、図5及び図6に示すように、フィラーの全部を下水汚泥焼却灰とした場合、そのフロー値が目標値の50%以下を外れるため、実施例13を除き、フィラーの全量を下水汚泥焼却灰としたアスファルト混合物の作製は行わなかった。
図11の配合1に、実施例1,実施例4,実施例6乃至8及び実施例10、比較例1,比較例4乃至5で用いた骨材及びアスファルトの配合を示す。また、用いたアスファルトの性状を図12に示す。
図11の配合2に、実施例2,実施例12,実施例14乃至16,実施例18及び実施例19、比較例1,比較例6及び比較例8で用いた骨材及びアスファルトの配合を示す。また、用いたアスファルトの性状を図13に示す。
結果を図5及び図6に示す。この結果は、先ず、アスファルト混合物の密度(As供試体密度(g/cm3))を測定した。次に、市販の石粉A,B(比較例1,比較例6)を用いて作製したアスファルト混合物に対する単位体積当たりのアスファルトの低減率(As低減率(%))を算出した。
この結果から、実施例1,2の石粉と混合したフィラーは、比較例1,6の市販の石粉に比較し、いずれも、アスファルト量を低減させることが分かった。また、比較例3乃至5,比較例8に示されるように、原灰(焼却灰A,B)をそのまま石粉と混合しても、良い結果は得られないことが分かった。また、下水汚泥焼却灰は、1分粉砕したもの(実施例4,実施例12)に比較して、5分以上粉砕したもの(実施例6乃至8及び実施例10,実施例14乃至16及び実施例18)の方が、アスファルト使用量を低減させることが分かった。更に、フィラーの全部を下水汚泥焼却灰とした場合(実施例13)でも、それなりの効果が得られるが、フロー値が大きいので、他のフィラー材料と混合することが望ましい。これらの結果より、フィラーの適正範囲が導き出された。
また、実施例19のフィラーは、下水汚泥焼却灰(焼却灰B(比較例7))を、実機の振動ミルで適時間粉砕したものを用いているが、原灰(焼却灰B)をそのまま石粉と混合した比較例8に比較すると、アスファルト使用量が低減しており、従って、原灰を粉砕するだけでアスファルト使用量の低減効果があることが分かった。
尚、上記第一の実施の形態に係るフィラーは石粉のみで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他のフィラー材料であっても良く、また、フィラー材料を複数種類混合したタイプのものであっても良く、適宜変更して差し支えない。また、上記第二の実施の形態に係るフィラーは、下水汚泥焼却灰の粉砕灰に混合した他のフィラー材料として、石粉を選択したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、石粉以外の他のフィラー材料であって良く、また、他のフィラー材料を複数選択して混合しても良く、適宜変更して差し支えない。
現在の試算の一例をあげると、アスファルト混合物の国内年間販売量は、5,000万t程度であり、アスファルト混合物単価は、およそ10,000円/tになり、国内市場規模は、5000億円/年になる。また、アスファルト単価は100,000円/tと極めて高く、本発明によれば、アスファルト量(バインダー量)を0.5%低減できると仮定することができ、これからすれば、アスファルト単価100,000円/t×低減量0.5%=500円/tの原価低減を図ることができ、極めて有用になる。
また、平成22年度のデータによれば、下水汚泥焼却灰は日本国内で年間約22万トン発生した。発生した焼却灰はセメント原料としての有効利用量が多いが、その他の有力な利用法は少なく、約4割はいまだ埋め立て処分されている。下水汚泥焼却灰をアスファルト混合物用フィラーとしてそのまま使用するとアスファルト使用量が増加するが、本発明によれば、下水汚泥焼却灰を使用してもアスファルト使用量を抑制または低減することができることから、下水汚泥焼却灰の有効利用量の向上が期待できる。

Claims (7)

  1. 骨材,アスファルト及びフィラーを主体としてこれらが加熱混合されて製造されるアスファルト混合物の当該フィラーであって、微粉末状の下水汚泥焼却灰を含むアスファルト混合物用フィラーにおいて、
    上記下水汚泥焼却灰として、下水汚泥焼却灰の原灰を粉砕した下水汚泥焼却灰の粉砕灰を用い、
    上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、フィラー全体のフロー値が50%以下になるように、他のフィラー材料に混合したことを特徴とするアスファルト混合物用フィラー。
  2. 上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が60重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上のもので構成したことを特徴とする請求項1記載のアスファルト混合物用フィラー。
  3. 上記他のフィラー材料を、石粉を含んで構成し、該石粉を、目開が600μmの篩目を通過する割合が100重量%,目開が75μmの篩目を通過する割合が50重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が40重量%以上,目開が20μmの篩目を通過する割合が30重量%以上のもので構成したことを特徴とする請求項1または2記載のアスファルト混合物用フィラー。
  4. 上記フィラーにおける下水汚泥焼却灰の粉砕灰の混合比を、10重量%〜50重量%にしたことを特徴とする請求項3記載のアスファルト混合物用フィラー。
  5. 上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が75μmの篩目を通過する割合が75重量%以上,目開が38μmの篩目を通過する割合が60重量%以上のもので構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のアスファルト混合物用フィラー。
  6. 上記下水汚泥焼却灰の粉砕灰を、目開が20μmの篩目を通過する割合が50重量%以上のもので構成したことを特徴とする請求項5記載のアスファルト混合物用フィラー。
  7. 骨材,アスファルト及びフィラーが加熱混合されて製造されるアスファルト混合物において、
    上記フィラーとして、上記請求項1乃至6何れかに記載のアスファルト混合物用フィラーを用いたことを特徴とするアスファルト混合物。
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