JP6322311B1 - 歯科診療用ハンドピース - Google Patents

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Abstract

【課題】術者の視野を確保すると共に、把持性に優れた歯科診療用ハンドピースを提供すること。【解決手段】歯科診療用ハンドピース1は、先端部1aに配設されたハンドピースヘッド2と、後端部1bに配設された接続部3と、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に配設された胴部4と、を有する。胴部4は、ハンドピースヘッド2と接続部3とを接続する自在連結部材5と、自在連結部材5を覆う被覆部材6と、を備えている。自在連結部材5は、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有している。胴部4は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、歯科診療用ハンドピースに関する。
一般に、歯科診療用ハンドピースには、ストレートタイプのものと、特許文献1に記載されているような胴部(グリップ部)を曲げたコントラアングルタイプのものと、がある。
特許文献1に記載された歯科用コントラアングルハンドピースや、一般のコントラアングルタイプのハンドピースは、歯科部へのアプローチをし易くするために、胴部を上下方向に10度〜25度の角度に、側面視して逆へ字状に曲げて形成されている。
実用新案登録第3125885号公報(図1及び図2)
しかし、特許文献1に記載の歯科用コントラアングルハンドピースは、側面視して所定の角度に曲げて形成されて、平面視してストレート形状になっているため、多様な歯科部(患部)に柔軟に対応し難いので、操作性及び視認性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、術者の視野を確保すると共に、把持性に優れた歯科診療用ハンドピースを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る歯科診療用ハンドピースは、先端部に配設されたハンドピースヘッドと、後端部に配設された接続部と、前記ハンドピースヘッドと前記接続部との間に配設された胴部と、を有する歯科診療用ハンドピースであって、前記胴部は、前記ハンドピースヘッドと前記接続部とを接続する自在連結部材と、前記自在連結部材を密着して埋設した状態で覆う被覆部材と、を備え、前記自在連結部材は、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有し、前記ハンドピースヘッドと前記接続部とを連通する金属製のパイプまたは金属製の芯部材を備え、前記胴部は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において前記屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有することを特徴とする。
ここで、「所定の設定曲げ強さ」とは、胴部を曲げて塑性変形させることができる曲げ荷重であって、歯科診療時に、歯科診療用ハンドピースにかかる最大曲げ荷重以上に設定されている。このため、胴部は、歯科診療時に、多様な治療を行っても曲がらないように設定された曲げ剛性を有している。そして、胴部は、「所定の設定曲げ強さ」以上の曲げ荷重をかけると曲げ加工によって塑性変形させることが可能になっている。
かかる構成によれば、歯科診療用ハンドピースは、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有する自在連結部材と、自在連結部材を覆う被覆部材と、を備えた胴部を備えている。
その胴部は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において、屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有することで、胴部を所定の設定曲げ強さ以上の力で曲げると、所望の状態に曲げることができる。
このため、歯科診療用ハンドピースは、治療する多様な歯科部に対応させて胴部を3D的に任意の角度に自在に曲げることができる。その結果、歯科診療用ハンドピースは、患部が胴部の影にならないように曲げたり、把時し易いように曲げることができるので、術者の視野を確保して視認性を向上させることができると共に、把持性及び操作性を向上させることができる。
また、かかる構成によれば、自在連結部材は、ハンドピースヘッドと接続部とを連通する金属製のパイプまたは金属製の芯部材を備えていることで、胴部の屈曲形状を自在に調整するための調整部材として用することができる。
また、前記被覆部材は、前記ハンドピースヘッドの後端部から前記接続部の先端部までを覆うように装着された弾性樹脂部材を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、被覆部材は、ハンドピースヘッドの後端部から接続部の先端部までを覆う弾性樹脂部材を備えていることで、胴部に内設されたパイプを覆って酸化を防止することができる。
本発明は、術者の視野を確保すると共に、把持性に優れた歯科診療用ハンドピースを提供することができる。
本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの一例を示す側面である。 歯科診療用ハンドピースの一部断面を有する側面図である。 図3のIV−IV拡大断面図である。 歯科診療用ハンドピースで治療している状態を示す説明図である。 歯科診療用ハンドピースを製造する際の工程を示す工程図である。 歯科診療用ハンドピースを製造する際の金型成形工程を示す工程図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第1変形例を示す一部断面を有する平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第2変形例を示す図であり、(a)は部断面を有する平面図、(b)は、(a)のIX−IX拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第3変形例を示す胴部の拡大縦断面図である。
まず、図1〜図7を参照して、本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースについて説明する。
なお、本実施形態では、図1に示す歯科診療用ハンドピース1において、ハンドピースヘッド2側を前方向、接続部3側を後方向として説明する。また、各部品においても同様とする。
≪歯科診療用ハンドピース≫
図1に示す歯科診療用ハンドピース1は、歯科の治療に用いられる医療機器である。歯科診療用ハンドピース1は、先端部1aに配設されたハンドピースヘッド2と、後端部1bに配設された接続部3と、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に配設され、自在連結部材5と自在連結部材5を覆う被覆部材6とを有する胴部4(グリップ部)と、を備えている。その歯科診療用ハンドピース1は、接続部3を歯科用ユニット(図示省略)に接続して、所望の切削工具7をハンドピースヘッド2に取り付けて使用する。
なお、歯科診療用ハンドピース1は、前記したハンドピースヘッド2と、接続部3と、自在連結部材5及び被覆部材6を有する胴部4と、を備えていれば、機能、構造等は特に限定されない。つまり、歯科診療用ハンドピース1は、種々のタイプの胴部4、ハンドピースヘッド2、及び、接続部3からなるものを備えていてもよい。以下、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に、パイプ51,52,53,54から成る自在連結部材5と、自在連結部材5を覆う被覆部材6と、を備えて構成された胴部4を有する歯科診療用ハンドピース1を例に挙げて説明する。
≪ハンドピースヘッド≫
ハンドピースヘッド2は、切削工具7(図2参照)が着脱可能に取り付けられる部位である。ハンドピースヘッド2は、歯科診療用ハンドピース1の先端部1aに設けられた略円筒状の部材である。ハンドピースヘッド2及び接続部3は、ステンレス鋼、チタン合金等の金属によって形成されている。図2に示すように、ハンドピースヘッド2には、下部側に形成された切削工具7着脱用の開口穴2bと、胴部4が連結される首部2cと、切削工具7を回転駆動させるロータ(図示省略)等が設けられている。
首部2c内には、パイプ51〜54の前端部が装着される挿入穴(図示省略)が形成されている。首部2cの後端側の外周部には、被覆部材6(弾性樹脂部材61)が覆った状態に樹脂成形されている。
ロータ(図示省略)を内蔵したタイプの歯科診療用ハンドピース1は、ハンドピースヘッド2内のロータ(図示省略)を圧縮空気によって高速回転させて、ロータ軸に装着された切削工具7を高速回転させることで、歯牙を切削するようになっている。
≪切削工具≫
切削工具7は、ハンドピースヘッド2の開口穴2b内に取り付けられる柄部と、開口穴2bから突出した状態に設けられる先細状の針部と、を有する周知の構造を呈している。
≪接続部≫
図3に示すように、接続部3は、被覆部材6の後端部6aに一体に取り付けられる略筒状の部材から成る。接続部3は、前端部寄りの外周部に環状に形成された凹部3bと、被覆部材6の後端部6aに隣接された段差部3cと、4本のパイプ51〜54がそれぞれ挿入されるパイプ挿設孔3d,3eと、を有している。
凹部3bは、胴部4の金型成形時に、被覆部材6を形成する樹脂材料が、流れ込んで形成されることで、弾性樹脂部材61を接続部3にしっかりと固定させるための部位である。
段差部3cは、接続部3の外周面から軸心方向の段差状に下がって形成された部位である。この段差部3cと、弾性樹脂部材61の後端とは、縦断面視して凹形状の環状溝を形成している。
パイプ挿設孔3d,3eは、パイプ51〜54を挿通して接続部3から後方に突出した状態に配置するめの貫通孔である。
≪胴部≫
胴部4は、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に設けられて、所定の設定曲げ荷重以上の曲げ荷重を加えることで、曲げて塑性変形させることが可能なグリップ部(把時部)を形成する部位である。胴部4は、ハンドピースヘッド2と接続部3とを接続する自在連結部材5と、自在連結部材5を覆う被覆部材6と、を備えて構成されている。胴部4は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において、屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有している。その胴部4は、側面視して上下方向に曲がって形成され、さらに、平面視して左右方向に曲がって形成されている。胴部4は、術者の要望に応じて、へ字状、L字状、J字状、S字状等に自由に曲げることが可能になっている。胴部4は、パイプ51〜54を内蔵した弾性樹脂部材61によって略円形状に形成されている。所定の設定曲げ強さは、50〜1000Nの範囲で、400〜500Nが最も望ましい。
なお、胴部4の曲げ強さは、自在連結部材5の曲げ強さと、被覆部材6の曲げ強さとの合計である。
<自在連結部材>
自在連結部材5は、ハンドピースヘッド2と接続部3とを屈曲可能に連結するための部材である。自在連結部材5は、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有している。自在連結部材5は、ハンドピースヘッド2と接続部3とを連通するパイプ51〜54を備えて構成されている。
<パイプ>
パイプ51〜54は、前端がハンドピースヘッド2に接続され、後端が接続部3を貫通して接続部3から後方に突出した状態に固定された複数の管状部材である。パイプ51〜54は、ロータ用などの圧縮空気を供給・排気したり、水等の液や空気を供給したりするための流路を形成している。パイプ51〜54は、例えば、2本の大径の管状部材と、2本の小径の管状部材と、の合計4本から成るが、その数は適宜変更しても構わない。パイプ51〜54は、銅、黄銅等の銅合金、チタン合金、ステンレス鋼等の金属から成る。
図4に示す大径のパイプ51,52は、例えば、ロータ(図示省略)を回転させるための圧縮空気供給用のパイプ材と、圧縮空気排気用のパイプ材と、の2本から成る。この2本の大径のパイプ51,52は、接続部3(図3参照)及び弾性樹脂部材61において、縦断面視して略中央部分の左右に配置されている。
また、小径のパイプ53,54は、例えば、水を供給するための水供給用のパイプ材と、その水と共にエアを供給してミスト(霧)を生成するためのチップ用エアを供給するパイプ材との2本から成る。つまり、この2本の小径のパイプ53,54は、切削工具7を冷却して作業効率をよくしたり、また、治療中に血液などで汚れた患部Aを視認し易くしたりする目的で、異物等を吹き飛ばすために使用される(図5参照)。小径のパイプ53,54は、台形のパイプ51,52よりも小径に形成されている。この小径のパイプ53,54は、接続部3(図3参照)及び弾性樹脂部材61において、縦断面視して中央部分の下側寄りの左右に配置されている。
図3に示すように、胴部4において、パイプ51〜54(図4参照)の外周部は、弾性樹脂部材61の内部に密着して埋設された状態で内在されている。このため、パイプ51〜54は、胴部4において、骨部材の役目を果している。パイプ51〜54(図6(b)参照)の前端部は、首部2cの後端面2dからハンドピースヘッド2内に挿入されている。パイプ51〜54の前端部には、パイプ51〜54と、ハンドピースヘッド2の後端面2dと、をろう付け等によって接合するための前側接合部5aを有している。パイプ51〜54の後端部には、パイプ51〜54と、接続部3の前端面3e及び後端面3fと、をそれぞれろう付け等によって接合するための後側接合部5bを有している。
≪被覆部材≫
被覆部材6は、ハンドピースヘッド2の後端部2aから接続部3の先端部3aまでを覆うように装着された弾性樹脂部材61を備えている。
<弾性樹脂部材>
弾性樹脂部材61は、ハンドピースヘッド2の後端部2aからパイプ51〜54を介して接続部3の先端部3aまでを覆うように装着されている。弾性樹脂部材61は、胴部4を形成する本体被覆部6bと、凹部3b内に配置された係止部6cと、首部2cの後端部2aを覆うヘッド後端部被覆部6dと、を備えている。
弾性樹脂部材61は、金属よりも軽く、可撓性及び弾力性を有するシリコーン樹脂(Si)等の熱硬化性樹脂が最適である。弾性樹脂部材61は、可撓性及び弾力性を有する材料であればよく、この他、シリコーン樹脂以外の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、合成ゴム等であってもよい。
弾性樹脂部材61は、一例を挙げると、無色のシリコーン樹脂を所望の色に着色した有色の合成樹脂から成る。シリコーン樹脂の硬度は、例えば、硬度50度である。シリコーン樹脂は、曲げ強さ低く、曲がり易く、柔らかい。このため、胴部4において、自在連結部材5が曲げ加工する際の曲げ荷重の大部分を負担し、弾性樹脂部材61が負担する曲げ荷重の割合が少ない。その結果、診療時において屈曲形状を保持できる胴部4の所定の設定曲げ強さを設定する際に、主に、自在連結部材5の曲げ強さを考慮して設定すれば良いので、設定し易い。所定の設定曲げ強さは、50〜1000Nの範囲で、400〜500Nが最も望ましい。
また、弾性樹脂部材61をシリコーン樹脂で形成した場合、使用者はソフトな感触で把持することができると共に、滑り難いので、扱い易い。また、シリコーン樹脂の部位が、患者の歯に接触したり、落下したりしたときの衝撃を緩衝することができる等の効果が得られる。
弾性樹脂部材61は、図7に示すように、パイプ51〜54の周囲に巻き付けたテープ形状(シート形状)の巻付樹脂部材62を高温に加熱された金型8内に配置されることで、溶けて胴部4にモールド成形される。
前記熱硬化性樹脂は、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド(ベークライト)(PF)、尿素α−セルロース充填(ユリア)(UF)、メラミン・ホルムアルデヒド(MF)、エポキシ(EP)、フラン(FF)、キシレン(XF)、不飽和ポリエステル(アルキド)、注型用(UP)/ガラス繊維強化(FRP)、ジアリルフタレート(DAP)である。
前記熱可塑性樹脂は、ポリ塩化ビニル(PVC硬質/PVC軟質)、ポリ塩化ビニリデン、及び、ポリビニルアルコールのビニル系樹脂、ポリスチレン(PS)、スチレン・アクリロニトリル共重合体(AS)、スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体(ABS)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、及び、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)のポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン(非変性)、ポリアセタール(単重合体/共重合体)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、及び、変成アクリル(MS)のアクリル系樹脂、酢酸セルローズ(CA)、ポリカーボネイト(PC)、ポリエチレンテレフタレート(ポリエステルシート)(PET/PETP)、ポリアミド(ナイロン)系(PA)、ポリウレタン(熱可塑性)PU、三フッ化塩化エチレン(PCTFE)、あるいは、四フッ化エチレン(PTFE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合(FEP)、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合(PFA)、四フッ化エチレンエチレン共重合(ETFE)、及び、フッ化ビニリデン(PVDF)のフッ素系(テフロン(登録商標))樹脂である。
図3に示すように、本体被覆部6bは、ハンドピースヘッド2の後端部2aから接続部3の先端部3aまでを覆うように装着された部位である。本体被覆部6bは、側面視して円弧状に曲がって形成されている。
係止部6cは、環状の凹部3b内に樹脂材料を充填して固定するための固定部である。係止部6cは、弾性樹脂部材61が接続部3から剥離するのを防止するための機能を果す。
ヘッド後端部被覆部6dは、ハンドピースヘッド2の後端部2aを覆う部位である。
図7に示すように、巻付樹脂部材62は、金型8でモールド形成された弾性樹脂部材61(図1参照)の胴部4を金型形成する前の樹脂材料である。巻付樹脂部材62は、所望の厚さに形成されたテープ形状(帯形状)のものから成り、胴部4に形成された弾性樹脂部材61と同じ体積の分だけ、ハンドピースヘッド2と接続部3との間のパイプ51〜54の外周に巻かれる。
≪作用≫
次に、図1〜図7を参照しながら製造工程に沿って本実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの作用を説明する。
まず、図6(a)に示すように、前記したハンドピースヘッド2と、接続部3と、4本のパイプ51〜54(自在連結部材5)と、をそれぞれ製造して準備する(準備工程)(図7参照)。
次に、それぞれのパイプ51〜54の先端部をハンドピースヘッド2の挿入穴(図示省略)に挿入し、パイプ51〜54の後端部を接続部3のそれぞれのパイプ挿設孔3d,3eに挿通する(金属製パイプ挿入工程)。
続いて、図6(b)に示すように、各パイプ51〜54の前側接合部5aを、ハンドピースヘッド2の後端面2dにろう付けして接合すると共に、パイプ51〜54の後側接合部5bを接続部3の前端面3e及び後端面3fにろう付けして接合する(ろう付け工程)。これにより、各パイプ51〜54は、ハンドピースヘッド2及び接続部3に固定される。
この場合、歯科診療用ハンドピース1の接続部3は、4本のパイプ51〜54が、接続部3を貫通して突出した状態でろう付けされることで、各パイプ51〜54を接続部3にしっかりと固定することができる。
なお、各パイプ51〜54は、図6(a)に示すように、真っすぐでもよいし、図6(b)に示すように、側面視及び平面視して所望状態に曲げ加工したものであってもよい。
次に、図6(c)に示すように、ハンドピースヘッド2の後端部2aから接続部3の先端部3aに亘って巻付樹脂部材62を巻き付ける(巻付樹脂部材巻付工程)。
この後、図7に示す金型8で歯科診療用ハンドピース1をモールド成形する前に、上型81と下型82とで巻付樹脂部材62を溶かして、胴部4をモールド成形するのに適した適温まで加熱する(加熱工程)。
続いて、巻付樹脂部材62を巻き付けた未完成の歯科診療用ハンドピース1を、下型82の金型溝に押し込んでセットする(金型セット工程)。
次に、下型82の位置決め突起82bに上型81の井位置決め穴(図示省略)に嵌合させて、下型82と上型81とので未完成の歯科診療用ハンドピース1を押圧する。未完成の歯科診療用ハンドピース1の巻付樹脂部材62は、高温に加熱された下型82と上型81とで押圧されることで溶融してモールド成形され、図2に示す弾性樹脂部材61から成る胴部4に形成される(モールド成形工程)。
これにより、歯科診療用ハンドピース1が完成される。
このようにしてモールド成形された歯科診療用ハンドピース1は、図1に示すように、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有する自在連結部材5と、自在連結部材5を覆う被覆部材6と、を有する胴部4を備えている。その胴部4は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において、屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有している。所定の設定曲げ強さは、50〜1000Nの範囲で、400〜500Nが最も望ましい。
このため、歯科診療用ハンドピース1は、この歯科診療用ハンドピース1を製造後に、治療するあらゆる歯科部に対応させて、胴部4を所定の設定曲げ強さで曲げると、胴部4を3D的に任意の角度に自在に曲げることができる。つまり、歯科診療用ハンドピース1は、正中線に対して、上下方向や、上下方向以外の左右方向(図1参照)等にも、自由な方向に向けて曲げて、治療する患部A(図5参照)に適合した独自の形状や、術者の要望に合った形状等に曲げ加工を行う(曲げ加工工程)。
胴部4を曲げる場合は、まず、図1に示すハンドピースヘッド2の首部2cと、接続部3とを、不図示の固定具や固定装置で固定する。次に、例えば、図1に示すように、曲げたい胴部4の箇所に棒状部材9を当てて、所定の設定以上の人力で曲げ強さで曲げると、胴部4が曲がるようになっている。このため、術者は、歯科診療用ハンドピース1を購入後に、自分で適宜所望の形状に曲げることができる。
なお、胴部4の曲げ加工を行う場合は、棒状部材9などの治具を使用することに限定されるものでない。歯科診療用ハンドピース1を不図示の型に嵌め込んでから、術者の人力や、曲げ加工装置等によって曲げるようにしてもよい。
従来の歯科用ハンドピースは、独自の形状のものが多種類あったので、生産体制や在庫等の管理が煩雑であったが、歯科診療用ハンドピース1は、同部4を所望形状に曲げることができるため、ハンドピースの種類を削減させて製品の在庫管理等を簡素化させることができる。
また、歯科診療用ハンドピース1は、ハンドピースヘッド2に切削工具7を取り付けて、エアを供給することによってロータ(図示省略)が回転駆動されることで、切削工具7が回転して歯科患者Mの口腔内の患部Aを治療することが可能となる(図5参照)。
歯科診療用ハンドピース1は、例えば、図1に示すように、胴部4を平面視して右方向に曲げ形成した場合、図5に示すように、患部Aが胴部4の影にならず、術者の歯科患者Mの患部Aに対する視野を確保して、患部Aの視認性を向上させることができる。歯科診療用ハンドピース1は、術者の要望に応じた形状に胴部4を自由に曲げることができるので、把持性及び操作性を向上させることができる。
この場合、自在連結部材5は、図3及び図6(b)に示すように、ハンドピースヘッド2と接続部3とを連通するパイプ51〜54を備えている。このため、歯科診療用ハンドピース1は、パイプ51〜54を、洗浄液や洗浄用空気等を供給するめの供給部材と、胴部4の屈曲形状を自在に調整するための調整部材として兼用することができる。
また、被覆部材6は、図3に示すように、ハンドピースヘッド2の後端部2aから接続部3の先端部3aまでを覆う弾性樹脂部材61を備えていることで、胴部4に内設されたパイプ51〜54を覆って酸化を防止することができる。また、歯科診療用ハンドピース1は、胴部4を弾性樹脂部材61で覆うように形成したことで、胴部4全体を、金属製のハンドピースと比較して、軽量化することができるため、術者が長時間使用しても、疲れないようにすることができる。
また、歯科診療用ハンドピース1は、胴部4が金属製の従来のハンドピースと比較して、熱伝導性が低いので、歯科診療用ハンドピース1を滅菌処理後に直ぐに使用することができる。
また、胴部4は、弾性樹脂部材61によって覆われていることで、術者がソフトな感触で把持することができると共に、歯科患者M(図5参照)の歯に接触したり、落下したりしたときの衝撃を緩衝することもできる。
また、弾性樹脂部材61は、着色された樹脂で形成することで、歯科診療用ハンドピース1の胴部4を術者の好みの色にすることができる。また、歯科診療用ハンドピース1の色を種類毎に色分けしたり、本体の色彩と共通化したりすることができる。
[第1変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図8は、本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第1変形例を示す一部断面を有する平面図である。
前記実施形態においては、図1に示すように、胴部4全体に被覆部材6(弾性樹脂部材61)を設けた歯科診療用ハンドピース1を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示す歯科診療用ハンドピース1Aのように、胴部4Aは、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に配置された自在連結部材5(パイプ51〜54)の一部を被覆部材6A(弾性樹脂部材61A)で覆うように配置したものでもよい。
この場合、胴部4Aは、ハンドピースヘッド2と接続部3との間に配置された自在連結部材5(パイプ51〜54)の中央部分に、被覆部材6A(弾性樹脂部材61A)で把手を形成するようにして樹脂成形する。被覆部材6A(弾性樹脂部材61A)の前後方向の長さは、術者が片手で胴部4Aを持ったときに、食み出さない程度の長さである。また、被覆部材6A(弾性樹脂部材61A)は、その内部の自在連結部材5(パイプ51〜54)の外側表面に密着するように樹脂成形する。
このように、歯科診療用ハンドピース1Aは、ハンドピースヘッド2と被覆部材6Aとの間と、接続部3と被覆部材6Aとの間に、自在連結部材5(パイプ51〜54)が剥き出し状態になっていてもよい。
[第2変形例]
図9は、本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第2変形例を示す図であり、(a)は部断面を有する平面図、(b)は、(a)のIX−IX拡大断面図である。
また、図9(a)、(b)に示すように、胴部4Bの被覆部材6B(弾性樹脂部材61B)は、歯科診療用ハンドピース1Bに着脱可能に設けてもよい。
この場合、被覆部材6B(弾性樹脂部材61B)は、縦断面視してC字状に形成されて、軸心側に中空部6Bgを有する中空状の部材(略チューブ状のカバー部材、あるいは、略筒状のケース体)から成る。被覆部材6Bは、先端部6Bfが、ハンドピースヘッド2の後端部2aの外周に係合されて、後端部6Baが、接続部3の先端部3aの外周に係合されている。被覆部材6Bの内部の中空状部位には、パイプ51〜54が収容されている。
被覆部材6Bは、正中線に沿って前端から後端に亘って形成された切欠部6Beを有する略筒状の弾性樹脂部材61Bから形成されている。このため、切欠部6Beは、拡開する外周方向(矢印b,c方向)に力を加えることで、切欠部6Beを抉じ開けて、歯科診療用ハンドピース1Bに着脱することができる。その結果、被覆部材6Bは、術者の好みの色の部材に交換したり、劣化時に新品のものに交換したり、消毒したもの等に交換したり、交換自在になっている。
このように、胴部4Bの被覆部材6B(弾性樹脂部材61B)は、交換可能であればよく、安価な材料で形成した使い捨てのものでもよい。この他に、被覆部材6Bは、着脱可能な樹脂製あるいは金属製のテープ状部材や、熱収縮性のテープ状部材等であってもよい。
[第3変形例]
図10は、本発明の実施形態に係る歯科診療用ハンドピースの第3変形例を示す胴部の拡大縦断面図である。
前記実施形態、及び、第1〜第3変形例においては、自在連結部材5の一例として、4本のパイプ51〜52を挙げて説明したが、自在連結部材5はこれに限定されるものではない(図3、図4、図8及び図9参照)。
例えば、図10に示す歯科診療用ハンドピース1Cの胴部4Cのように、自在連結部材5Cは、芯部材50Cと、パイプ51C〜54Cと、を備えて構成してもよい。つまり、歯科診療用ハンドピース1Cは、前記実施形態と同様、自在連結部材5Cが、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有し、胴部4Cが、屈曲形状を自在に調整できて、診療時に屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有していればよい。
この場合、芯部材50Cは、所定の許容曲げ強さ以上の曲げ応力を加えることで、屈曲形状を自在に調整できるようになっている。芯部材50Cは、例えば、ステンレス鋼、チタン合金、銅合金等の金属製の柱状部材、あるいは、筒状部材から成る。芯部材50C及びパイプ51C〜54Cは、実施形態と同様、前端側がハンドピースヘッド2に固定され、後端側が接続部3に固定されている(図3参照)。
パイプ51C〜54Cは、芯部材50Cが金属製の場合、ウレタン等の熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂で形成してもよい。
このように、歯科診療用ハンドピース1Cは、芯部材50Cを有して成る自在連結部材5Cを備えたものであっても、実施形態と同様に、胴部4Cを所定の設定曲げ強さで曲げると、所望の状態に曲げることができる。
[その他の変形例]
また、図10に示す第3変形例の歯科診療用ハンドピース1Cは、ハンドピースヘッド2内に電動モータを設置して、その電動モータに接続したリード線をパイプ51C〜54C内に挿通したり、リード線を芯部材50C内に挿通したり、リード線を弾性樹脂部材61内に直接挿通させたりしてもよい。
また、本実施形態において、胴部4を形成する弾性樹脂部材61は、パイプ51〜54に巻き付けたシート状の樹脂を高温の金型8で溶かしてモールド成形した場合を説明したが、いわゆるインジェクション樹脂成形(射出成形)で形成してもよい。
1,1A,1B,1C 歯科診療用ハンドピース
1a 先端部
1b 後端部
2 ハンドピースヘッド
2a 後端部
3 接続部
3a 先端部
4,4A,4B,4C 胴部
5,5C 自在連結部材
6,6A,6B 被覆部材
51,51C,52,52C,53,53C,54,54C パイプ

Claims (2)

  1. 先端部に配設されたハンドピースヘッドと、後端部に配設された接続部と、前記ハンドピースヘッドと前記接続部との間に配設された胴部と、を有する歯科診療用ハンドピースであって、
    前記胴部は、前記ハンドピースヘッドと前記接続部とを接続する自在連結部材と、
    前記自在連結部材を密着して埋設した状態で覆う被覆部材と、を備え、
    前記自在連結部材は、屈曲形状を自在に調整できる所定の許容曲げ強さを有し、前記ハンドピースヘッドと前記接続部とを連通する金属製のパイプまたは金属製の芯部材を備え、
    前記胴部は、屈曲形状を自在に調整でき、かつ、診療時において前記屈曲形状を保持できる所定の設定曲げ強さを有すること
    を特徴とする歯科診療用ハンドピース。
  2. 前記被覆部材は、前記ハンドピースヘッドの後端部から前記接続部の先端部までを覆うように装着された弾性樹脂部材を備えていること、
    を特徴とする請求項に記載の歯科診療用ハンドピース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5902107A (en) * 1996-11-14 1999-05-11 Lowell; Jeremy Disposable prophylaxis angle with adjustable head

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