JP6321514B2 - 音声出力制御装置および音声出力制御方法 - Google Patents
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本発明の一実施形態に係る音響信号処理装置について図面を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係る音響信号処理装置(以下、「音響信号処理装置」と称する)は、三次元マルチチャンネル音響方式に対応した音響信号処理装置である。
次に、音響信号処理装置の構成について図1を参照しながら説明する。
音響信号処理装置10に接続されているスピーカについて図2〜図5を参照しながら以下に説明する。
22.2チャンネル音響信号のメタ情報の詳細について、図6を参照しながら説明する。図6は、メタ情報に含まれる属性情報について説明するための図である。
音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目の値は、標準位置(該音響チャンネルのスピーカの標準位置)の該スピーカが音響信号処理装置10に接続されている聴取環境と該標準位置の該スピーカが音響信号処理装置10に接続されていない聴取環境との両方における、音響信号処理装置10が該音響チャンネルの音声をどのように処理すべきかを示す値である。
図6に示すように、音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目の値が“1”である場合における2バイト目の値は、4バイト目に格納される係数(ゲイン係数)の型を示しており、該1バイト目の値が“1”である場合における3バイト目の値は、該音響チャンネルの音声を出力すべき代替スピーカに対応するチャンネル(代替チャンネル)のチャンネル番号を示している。4バイト目に格納される係数(ゲイン係数)は、代替スピーカが出力する該音響チャンネルの音声の信号レベルをどの程度に調整すべきかを示す値であり、該係数が小さいほど、可変ゲイン部104によって該信号レベルが低くされる。なお、3バイト目のチャンネル番号が“0”であることは、音響信号処理装置10に接続されているどのスピーカからも、該当する音響チャンネルの音声を出力させるべきでないことを示している。
・3バイト目の上位2ビットが、上記特定の位置に配置されている追加のスピーカによる移動音の出力レベルの時間変化を示す関数に応じた値であること。具体的には、3バイト目の上位2ビットの値が“00”であることが、上記関数がサイン関数であることを示しており、3バイト目の上位2ビットの値が“01”であることが、上記関数が三角波関数であることを示していること。
・3バイト目の下位6ビットに、音源の移動方向を規定する情報が含まれていること。
・4バイト目に音源の移動時間を示す情報が含まれていること。
本実施形態における配置情報の詳細について、図7を参照しながら説明する。図7は、配置情報を例示した図である。
チャンネル番号20の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“1”、“1”、“14”、“0.9”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、該音響チャンネルの音声出力を制御する動作について説明する。
チャンネル番号20の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“2”、“1”、“16”、“60”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、該音響チャンネルの音声出力(背景音の音声出力)を制御する動作について説明する。
以上の実施形態1の説明から以下のことが言える。
動作例2のように、用意されていないスピーカに対応するチャンネルの音声を特定のエリア内の全スピーカに出力させる場合、特定のエリアの中心をチャンネル番号によって規定するのではなく、標準聴取位置から見た特定のエリアの中心の方向を示すベクトル(image_center_vector)によって指定してもよい。
以下、更に図8および図9を参照して、本発明の別の一実施形態に係る音響信号処理装置について説明する。図8は、本実施形態におけるミドル層のスピーカの位置を示した図である。また、図9は、本実施形態に係る音響信号処理装置に接続されている全スピーカの位置を示す位置情報を含む配置情報を例示した図である。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、基本的に、同じ符号を付記した上でその説明を省略する。
本実施形態に係る音響信号処理装置は、実施形態1に係る音響信号処理装置と同様のものであるが、接続されているスピーカシステムの構成が異なっている。
本実施形態に係る音響信号処理装置10の構成は、実施形態1に係る音響信号処理装置の構成と全く同じであるので、本実施形態に係る音響信号処理装置10の構成の説明は省略する。
本実施形態に係る音響信号処理装置10は、実施形態1に係る音響信号処理装置10と同様に、マルチチャンネル音響信号とともに、メタ情報を取得する。
本実施形態における配置情報の詳細について、図9を参照しながら説明する。図9は、配置情報を例示した図である。
チャンネル番号6の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“3”、“1”、“5”、“0”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、チャンネル番号6および他のチャンネル番号のチャンネルを用いて表現される移動音の音声出力を制御する動作について説明する。
・チャンネル番号5に対応する第1信号線と、追加のスピーカ20が接続されている音声出力端子まで伸びている第2信号線とを結ぶ可変ゲイン部104
・チャンネル番号6に対応する第1信号線と、追加のスピーカ20が接続されている音声出力端子まで伸びている第2信号線とを結ぶ可変ゲイン部104
具体的には、制御部103は、上記2つの可変ゲイン部104の各々に対し、該可変ゲイン部104が出力する音声信号の信号レベルが1/2となるように、該音声信号の信号レベルを調整させる。
チャンネル番号6の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“3”、“2”、“5”、“20”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、チャンネル番号6および他のチャンネル番号のチャンネルを用いて表現される移動音の音声出力を制御する動作について説明する。
・チャンネル番号5に対応する第1信号線と、追加のスピーカ20が接続されている音声出力端子まで伸びている第2信号線とを結ぶ可変ゲイン部104
・チャンネル番号6に対応する第1信号線と、追加のスピーカ20が接続されている音声出力端子まで伸びている第2信号線とを結ぶ可変ゲイン部104
具体的には、制御部103は、上記2つの可変ゲイン部104の各々に対し、該可変ゲイン部104が出力する音声信号の信号レベルが経過時間tの関数L(t)(0≦t≦T)で表されるような信号レベルとなるように、該音声信号の信号レベルを調整させる。ここで、関数L(t)は以下の各式により表されるが、以下の式において、Lhは、可変ゲイン部104に入力される音声信号の信号レベルの1/2であり、βはゲイン係数であり、Tは移動音の再生時間である。なお、経過時間tは、チャンネル番号6の音響チャンネルに関する該属性情報が対応付けられた時間から計測するものとする。
チャンネル番号6の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“3”、“3”、“00000101”、“20”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、チャンネル番号6および他のチャンネル番号のチャンネルを用いて表現される移動音の音声出力を制御する動作について説明する。
チャンネル番号6の音響チャンネルに関する属性情報の1バイト目、2バイト目、3バイト目、及び4バイト目がそれぞれ“3”、“3”、“01000101”、“20”であるようなメタ情報を取得した音響信号処理装置10が、チャンネル番号6および他のチャンネル番号のチャンネルを用いて表現される移動音の音声出力を制御する動作について説明する。
以上のように、本実施形態に係る音響信号処理装置10は、実施形態1に係る音響信号処理装置10と同じように構成されている。
以下、本発明の更に別の一実施形態に係る音響信号処理装置について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、基本的に、同じ符号を付記した上でその説明を省略する。
以下、本発明の更に別の一実施形態に係る音響信号処理装置について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、基本的に、同じ符号を付記した上でその説明を省略する。
メタ情報は、MPEG−4 AACのPCE(Program Configuration Element)に記述される形で、放送局から配信されてもよいし、MPEG−4 AACのDSE(Data Stream Element)に記述される形で、放送局から配信されてもよい。
音響信号処理装置10は、ネットワークを介してサーバ(図示せず)にメタ情報および配置情報を送信する通信処理部(図示せず)を備えていてもよい。
本発明に係る音声出力制御装置は、テレビに内蔵される形態(実施形態1〜4)に限定されない。
音響信号処理装置10の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
101 デコーダ部(取得手段)
102 記憶部
103 制御部(音声出力制御手段)
104 可変ゲイン部
105 メインアンプ部
FL チャンネル番号1のスピーカ
FR チャンネル番号2のスピーカ
FC チャンネル番号3のスピーカ
BL チャンネル番号5のスピーカ
BR チャンネル番号6のスピーカ
TpFR チャンネル番号14のスピーカ
TpSiR チャンネル番号20のスピーカ
20 追加のスピーカ
Claims (7)
- メタ情報を取得する取得手段を備え、
上記メタ情報は、複数のチャンネルの各々について、対象チャンネルのスピーカが標準位置に配置されていない聴取環境と、自装置に接続された該スピーカが該標準位置に配置され、且つ、上記複数のチャンネルに対応する複数のスピーカ以外の別のスピーカが自装置に接続されている聴取環境との一方または両方における、対象チャンネルの音声を出力すべき対象スピーカを特定するための情報であり、
上記メタ情報を参照することで上記対象スピーカを特定し、該対象スピーカに上記対象チャンネルの音声を出力させる音声出力制御手段を備えている、ことを特徴とする音声出力制御装置。 - 上記メタ情報は、複数のチャンネルの各々について、対象チャンネルのスピーカが標準位置に配置されていない聴取環境における、対象チャンネルの音声を出力すべき対象スピーカを特定するための情報であり、
上記対象スピーカは、上記対象チャンネルとは異なるチャンネルのスピーカであり、
上記音声出力制御手段は、自装置に接続されている全スピーカの位置を示す位置情報を参照することで、あるチャンネルのスピーカが標準位置に配置されていないことを検出した場合に、上記対象スピーカに該あるチャンネルの音声を出力させる、ことを特徴とする、請求項1に記載の音声出力制御装置。 - 上記対象スピーカの台数はたかだか1台であり、
上記メタ情報には、上記対象スピーカに対応するチャンネルを識別するための情報が含まれている、ことを特徴とする請求項2に記載の音声出力制御装置。 - 上記音声出力制御手段は、上記対象チャンネルの音声を示す音声信号の信号レベルを調整するようになっており、
上記メタ情報には、上記信号レベルを調整するためのゲイン係数が含まれている、ことを特徴とする請求項3に記載に音声出力制御装置。 - 上記音声出力制御手段は、特定のエリア内の全スピーカに上記対象チャンネルの音声を出力させるように構成され、
上記メタ情報には、上記特定のエリアを規定する情報が含まれている、ことを特徴とする請求項2に記載の音声出力制御装置。 - 上記音声出力制御手段は、自装置に接続されている全スピーカに上記対象チャンネルの音声を出力させるように構成され、
上記メタ情報には、上記全スピーカに上記対象チャンネルの音声を出力させるべき旨の情報が含まれている、ことを特徴とする請求項2に記載の音声出力制御装置。 - メタ情報を取得する取得ステップを含み、
上記メタ情報は、複数のチャンネルの各々について、対象チャンネルのスピーカが標準位置に配置されていない聴取環境と、自装置に接続された該スピーカが該標準位置に配置され、且つ、上記複数のチャンネルに対応する複数のスピーカ以外の別のスピーカが自装置に接続されている聴取環境との一方または両方における、対象チャンネルの音声を出力すべき対象スピーカを特定するための情報であり、
上記メタ情報を参照することで上記対象スピーカを特定し、該対象スピーカに上記対象チャンネルの音声を出力させる音声出力制御ステップを含んでいる、ことを特徴とする音声出力制御方法。
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