JP6320950B2 - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可変界磁型の回転電機の制御装置に関する。
特許文献1には、ロータの構成および磁気回路の制約を抑制しつつ磁石磁束を適切に可変にすることを目的とした回転機が記載されている。回転軸の方向で対向する第1ロータおよび第2ロータと、第2ロータの回転トルクを第1ロータに伝達するトルク伝達状態とトルク非伝達状態とを切り替え可能なトルク伝達部と、第2ロータをケースに磁気的に結合可能な磁気結合部を備える。第1ロータは回転軸に固定され、第2ロータは回転軸に非固定であり、コイルに流れる電流が所定値未満の場合には磁気結合部によってケースに磁気的に結合され、電流が所定値以上の場合には回転し、トルク伝達部は第2ロータが回転するときにはトルク伝達状態になる構成が記載されている。
特開2014−27705号公報
しかしながら、従来技術では、ロータは相対的にどちらにも回転できる構成であるため、例えば主軸がエンジンに連結されている場合、停止状態で第1ロータと第2ロータの位相角を変更すると、許容し得ないエンジン逆回転のおそれが生じ得る。そして、このような逆回転は、特にエンジン始動時やエンジン停止時に問題となり得る。
本発明は、可変界磁型の回転電機において、位相角度の変更に伴うエンジン等の慣性負荷の逆回転、あるいは正回転に対する逆方向トルクの発生を防止する装置を提供することにある。
本発明は、ステータと、前記ステータと対向配置され、かつ、回転軸方向に互いに対向配置された第1ロータ要素及び第2ロータ要素を含み、前記第2ロータ要素は前記第1ロータ要素に対して相対回転可能なロータとを備える回転電機を制御する制御装置であって、 前記第1ロータ要素は慣性負荷に接続され、前記第2ロータ要素を前記第1ロータ要素に対して相対回転させることで前記第1ロータ要素と第2ロータ要素の位相角度を変更する場合に、前記慣性負荷を停止状態から回転状態に移行させるときは、第1ロータ要素の回転方向が前記慣性負荷の前記停止状態から前記回転状態に移行するときの正回転方向と一致するように前記第2ロータ要素を相対回転させて前記正回転方向に対する逆方向トルクの発生を防止する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明では、第1ロータ要素及び第2ロータ要素はともにステータに対向配置されており、ステータを共有しているため、第2ロータ要素を第1ロータ要素に対して相対回転させる場合に、第2ロータ要素のみならず第1ロータ要素も同時に回転トルクを受けることになる。そこで、慣性負荷を停止状態から回転状態に移行させるときは、第1ロータ要素の回転方向が接続機器の回転方向と一致するように第2ロータ要素を相対回転させることで、慣性負荷の逆回転、あるいは正回転に対する逆方向トルクを発生させることなく位相角度を所望の角度に変更する。
本発明の1つの実施形態では、前記制御手段は、前記慣性負荷を停止状態から回転状態に移行させるときは、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が逆極対向状態にあり前記位相角度が180度の状態から、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が同極対向状態にあり前記位相角度が0度の状態まで変更する。
本発明の他の実施形態では、前記制御手段は、前記慣性負荷を回転状態から停止状態に移行させるときは、第1ロータ要素の回転方向が前記慣性負荷の回転方向と一致するように前記第2ロータ要素を相対回転させる。
本発明のさらに他の実施形態では、前記制御手段は、前記慣性負荷を回転状態から停止状態に移行させるときは、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が同極対向状態にあり前記位相角度が0度の状態から、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が逆極対向状態にあり前記位相角度が180度の状態まで変更する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記制御手段は、前記ステータに流れる電流を制御することにより、前記第2ロータ要素を前記第1ロータ要素に対して相対回転させる。
前記慣性負荷は、例えばハイブリッド自動車等のエンジンとすることができる。
本発明によれば、可変界磁型の回転電機において、エンジン等の慣性負荷の正回転に対する逆方向トルクの発生を防止しつつ位相角度を変更できる。
回転電機の基本構成図である。 主ロータと副ロータの位相関係説明図である。 主ロータと副ロータの回転方向説明図である。 逆極対向状態から同極対向状態に変更する場合のタイミングチャートである。 逆極対向状態から同極対向状態に変更する場合のタイミングチャートである。 電子制御装置(ECU)の機能ブロック図である。 同極対向状態から逆極対向状態に変更する場合のタイミングチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<回転電機の基本構成>
まず、可変界磁型の回転電機の基本構成について説明する。
図1は、本実施形態における回転電機の基本構成図であり、回転電機の回転軸方向と直交する方向から見た断面図である。
回転電機は、ケーシングに固定されたステータ24と、径方向においてステータ24と所定のギャップを空けて対向し、ステータ24に対して相対回転可能なロータ28を備える。図1の例では、ロータ28がステータ24の内周側の位置でステータ24と対向配置される。
ステータ24は、ステータコア36と、ステータコア36にその周方向に沿って配設された複数相であるU相、V相、W相の3相のステータコイル38u,38v,38wを含む。3相のステータコイル38u,38v,38wに3相の交流電流が流れることで、ステータ周方向に回転する回転磁界が生じる。
ロータ28は、回転軸方向に隣接した状態でステータ24と径方向に対向配置された主ロータ(第1ロータ要素)40と副ロータ(第2ロータ要素)42を含む。主ロータ40と副ロータ42は、回転軸方向にギャップを空けて対向配置される。図1では、主ロータ40が副ロータ42よりも回転軸方向一方側(図の左側)に配置され、主ロータ40がステータコア36の回転軸方向一方側と径方向に対向し、副ロータ42がステータコア36の回転軸方向他方側(図の右側)と径方向に対向する。
主ロータ40は、複数の電磁鋼板が回転軸方向に積層された主ロータコア46と、主ロータコア46にその周方向に沿って互いに等間隔で配設された複数の主永久磁石48n,48sを含む。主永久磁石48nは外周側がN極であり、主永久磁石48sは外周側がS極である。主永久磁石48n,48sが周方向に交互に配置されることで、主永久磁石48n,48sの極性が周方向に交互に異なる。
副ロータ42は、複数の電磁鋼板が回転軸方向に積層された副ロータコア54と、副ロータコア54にその周方向に沿って互いに等間隔で配設された複数の副永久磁石56n,56sを含む。副永久磁石56nは外周側がN極であり、副永久磁石56sは外周側がS極である。副永久磁石56n,56sが周方向に交互に配置されることで、副永久磁石56n,56sの極性が周方向に交互に異なる。副永久磁石56n,56sの周方向間隔は、主永久磁石48n,48sの周方向間隔に等しい。
主ロータシャフト26には、拘束板61,62が溶接等により固定される。拘束板61,62は、回転軸方向に互いに間隔をおいて配置され、拘束板62が拘束板61より回転軸方向一方側に配置され、主ロータ40が回転軸方向に拘束板61,62の間に挟持される。主ロータ40は、主ロータシャフト26とキー溝やスプライン等により係合し、主ロータシャフト26及び拘束板61,62と一体回転する。
副ロータシャフト52には、拘束板63,64が溶接等により固定される。拘束板63,64は、回転軸方向に互いに間隔をおいて配置され、拘束板63が拘束板64より回転軸方向一方側に配置され、副ロータ42が回転軸方向において拘束板63,64の間に挟持される。副ロータ42は、副ロータシャフト52とキー溝やスプライン等により係合し、副ロータシャフト52及び拘束板63,64と一体回転する。副ロータシャフト52は、ベアリング50により主ロータシャフト26に対して相対回転可能に支持され、副ロータ42が主ロータ40に対して相対回転可能である。副ロータ42と主ロータ40の位相角のとり得る範囲に応じて位相角を制限するストッパを設けてもよい。
主ロータ40と副ロータ42の位相角が変化することで、ステータ24に作用するロータ28の界磁磁束が変化する。主ロータ40と副ロータ42で同一極性の主永久磁石48nと副永久磁石56n(あるいは主永久磁石48sと副永久磁石56s)が周方向の同位相に配置される同極対向状態の場合、界磁磁束は最大となる。他方、副ロータ42が主ロータ40に対して相対回転し、主永久磁石48nと副永久磁石56n(あるいは主永久磁石48sと副永久磁石56s)が電気角で180度ずれる逆極対向状態の場合、界磁磁束は最小あるいはゼロとなる。
図2は、主ロータ40及び副ロータ42のみを取り出した斜視図である。主ロータ40の主永久磁石48n、48sと、副ロータ42の副永久磁石56n、56sも併せて示す。図2(a)は、主ロータ40と副ロータ42が同極対向状態であり、位相角をγとすると、γ=0度(deg)の状態である。このとき、ステータ24に作用するロータ28の界磁磁束は最大となる。図2(b)は、主ロータ40と副ロータ42が逆極対向状態であり、γ=180度(deg)の状態である。このとき、ステータ24に作用するロータ28の界磁磁束は最小となる。
このように、本実施形態の回転電機は、主ロータ40と副ロータ42の位相関係を変化させる、つまり主ロータ40と副ロータ42を相対回転させて位相角γを変化させることでステータ24に作用するロータ28の界磁磁束を変化させる可変界磁型の回転電機として機能する。
可変界磁型の回転電機は、例えばハイブリッド自動車等の電動車両のモータジェネレータ(MG)として用いられる。そして、車載の電子制御装置(ECU)70によってMGを動作させる場合に主ロータ40と副ロータ42の位相角が0度となるように制御してステータ24の鎖交磁束を最大化し、MGを動作させない場合に主ロータ40と副ロータ42の位相角が180度となるように制御してステータ24の鎖交磁束を最小化する。
本実施形態では、ECU70により主ロータ40と副ロータ42の位相角を所望の値に制御する際に、位相角は0度あるいは180度のいずれかに制御されるが、0度と180度の間の任意の角度に制御する場合にも適用し得る。
具体的には、主ロータシャフト26を車両のエンジンのクランク軸に接続した場合において、エンジンが停止中に回転電機が回転してもその鉄損を最小とするように主ロータ40と副ロータ42の位相角を180度に設定して逆極対向状態とし、他方、エンジンを始動する場合には所望のクランキングコイルを出力するための主ロータ40と副ロータ42の位相角を0度に設定して同極対向状態とする。従って、エンジン始動時及びエンジン停止時において、位相角は0度と180度との間で変更される。
図3は、主ロータシャフト26を車両のエンジンのクランク軸に接続した場合の構成を示す。図3において、回転方向αは、エンジンの回転方向(正回転方向)を示す。
主ロータ40と副ロータ42の位相角γを変更する場合、エンジン等の慣性負荷に接続されていない副ロータ42を主に主ロータ40に対して相対的に回転させるが、その回転方向としては、図3に示すA方向とB方向の2方向がある。副ロータ42を回転させるために印加するステータコイルの電流により、ステータ24を共有する主ロータ40にも同時にトルクが発生し、主ロータ40も回転することになる。
図4は、逆極対向状態(位相角γ=180度)から同極対向状態(位相角γ=0度)に変更する場合であって、図3のA方向に副ロータ42を回転させる場合(180度から徐々に減少させて0度に至る場合)の位相角度(a)、ロータ角度(b)、及びコイル電流Id、Iq(c)の時間変化をそれぞれ示す。図4(b)に示すように、副ロータ42をA方向に回転させると、ステータ24を副ロータ42と共有する主ロータ40は図3のC方向、すなわち副ロータ42とは逆向きに回転する。このとき、エンジンの正回転方向αと主ロータ40の回転方向は一致する。
図5は、逆極対向状態(位相角γ=180度)から同極対向状態(位相角γ=0度)に変更する場合であって、図3のB方向に副ロータ42を回転させる場合(180度から徐々に増大させて360度に至る場合)の位相角度(a)、ロータ角度(b)、及びコイル電流Id、Iq(c)の時間変化をそれぞれ示す。図5(b)に示すように、副ロータ42をB方向に回転させると、ステータ24を副ロータ42と共有する主ロータ40は図3のD方向、すなわち副ロータ42とは逆向きに回転する。このとき、エンジンの正回転方向αと主ロータ40の回転方向は逆向きとなる。
図4及び図5から分かるように、位相角γを変更するために副ロータ42を回転させると、主ロータ40も同時に回転し、副ロータ42の回転の方向により主ロータ40の回転の方向、すなわち回転トルクも変化する。従って、エンジン始動時にエンジンにクランキングトルクを出力すべく位相角を逆極状態から同極状態に変更する場合、単に副ロータ42を任意の方向(具体的にはB方向)に回転させてしまうと、主ロータ40にはエンジンの正回転方向αと逆向きのトルクが生じてしまい、効率が低下する。
そこで、本実施形態では、エンジンの始動に応じ、主トルク40の回転方向がエンジンの始動/停止を妨げないような向きとなるように副ロータ42の回転方向を切替制御する。
図6は、本実施形態におけるECU70の機能ブロック図である。ECU70は、機能ブロックとして、エンジン始動判定部701と、目標ロータ位相角度演算部702と、ロータ位相角度制御部703を備える。
エンジン始動判定部701は、アクセル開度、車速、電池SOC、充電要求等の検出値及び指令値を入力し、エンジンを始動するか否かを判定して判定結果を出力する。
目標ロータ位相角度演算部702は、エンジン始動判定部701からエンジン始動の判定結果が出力された場合に、これに応じて目標位相角度を決定してロータ位相角度制御部703に出力する。
具体的には、目標ロータ位相角演算部702は、エンジン始動時に逆極対向状態から同極対向状態となるように位相角を変更するが、このとき、主ロータ40の回転方向がエンジンの正回転方向と一致するように副ロータ42をA方向に回転させるべく、目標位相角度を0度(360度でなく)に設定する。
ロータ位相角度制御部703は、目標位相角度となるように電流指令を出力し、ステータコイルの電流を制御する。
これにより、エンジン始動時に位相角を逆極対向状態から正極対向状態に変更するに際し、エンジンの正回転に対し逆方向トルクの発生を防止できる。
以上は、エンジン始動時に逆極対向状態から同極対向状態に変更する場合の例であるが、エンジン停止時に同極対向状態から逆極対向状態に変更する場合にも、同様に副ロータ42の回転方向、つまり目標位相角度を設定することができる。
すなわち、図6の機能ブロック図において、エンジン始動判定部701は、エンジン始動に代えてエンジン停止か否かを判定して出力する。
目標ロータ位相角度演算部702は、エンジン停止時に同極対向状態から逆極対向状態となるように位相角を変更するが、このとき、主ロータ40の回転方向がエンジンの正回転方向と一致するように副ロータ42を回転させるべく、目標位相角度を設定する。
図7は、同極対向状態から逆極対向状態に変更する場合であって、図3のB方向に副ロータ42を回転させる場合の位相角度(a)、ロータ角度(b)、及びコイル電流Id、Iq(c)の時間変化をそれぞれ示す。図7(b)に示すように、副ロータ42をB方向に回転させると、ステータ24を副ロータ42と共有する主ロータ40は図3のC方向、すなわちエンジンの正回転方向αと一致する方向となる。
従って、目標ロータ位相角度演算部702は、主ロータ40の回転方向がエンジンの正回転方向と一致するように副ロータ42をB方向に回転させるべく、目標位相角度を180度(−180度でなく)に設定する。
逆極対向状態から同極対向状態に変更する場合と、同極対向状態から逆極対向状態に変更する場合とで、副ロータ42の回転方向及び目標位相角度が異なる点に留意されたい。
このように、本実施形態では、主ロータ40と副ロータ42の位相角を変更する場合において、エンジン始動/停止に応じて位相角変更の態様、具体的には副ロータ42の回転方向、すなわち目標位相角度を切替制御することで、エンジンの逆回転を防止できる。エンジンの逆回転を防止することで、エンジンの排気ガスの逆流を抑制し、エミッションの悪化を防止できる。
本実施形態は、回転方向が一方向に定められている機器が主ロータ40に接続されている構成において、主ロータ40と副ロータ42の位相角を調整するためのステータコイル電流を流した場合に、当該ステータコイル電流で主ロータ40が回転したとしても、慣性負荷が正回転するように回転方向あるいは発生トルクの方向を制御するといえる。
本実施形態では、回転電機の主ロータシャフト26がエンジンに連結されている場合について例示したが、本発明はエンジンに限定されず任意の慣性負荷に接続されている場合にも同様に適用することができる。すなわち、慣性負荷を停止した状態から回転を開始させる場合に位相角を変更するとき、及び慣性負荷を回転した状態から停止させる場合に位相角を変更するときに、本実施形態の制御を実行できる。
24 ステータ、26 主ロータシャフト、28 ロータ、40 主ロータ(第1ロータ要素)、42 副ロータ(第2ロータ要素)、70 電子制御装置(ECU)。

Claims (6)

  1. ステータと、
    前記ステータと対向配置され、かつ、回転軸方向に互いに対向配置された第1ロータ要素及び第2ロータ要素を含み、前記第2ロータ要素は前記第1ロータ要素に対して相対回転可能なロータと、
    を備える回転電機を制御する制御装置であって、
    前記第1ロータ要素は慣性負荷に接続され、
    前記第2ロータ要素を前記第1ロータ要素に対して相対回転させることで前記第1ロータ要素と第2ロータ要素の位相角度を変更する場合に、前記慣性負荷を停止状態から回転状態に移行させるときは、第1ロータ要素の回転方向が前記慣性負荷の前記停止状態から前記回転状態に移行するときの正回転方向と一致するように前記第2ロータ要素を相対回転させて前記正回転方向に対する逆方向トルクの発生を防止する制御手段
    を備えることを特徴とする回転電機の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記慣性負荷を停止状態から回転状態に移行させるときは、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が逆極対向状態にあり前記位相角度が180度の状態から、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が同極対向状態にあり前記位相角度が0度の状態まで変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記慣性負荷を回転状態から停止状態に移行させるときは、第1ロータ要素の回転方向が前記慣性負荷の回転方向と一致するように前記第2ロータ要素を相対回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記慣性負荷を回転状態から停止状態に移行させるときは、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が同極対向状態にあり前記位相角度が0度の状態から、前記第1ロータ要素と前記第2ロータ要素が逆極対向状態にあり前記位相角度が180度の状態まで変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記ステータに流れる電流を制御することにより、前記第2ロータ要素を前記第1ロータ要素に対して相対回転させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに回転電機の制御装置。
  6. 前記慣性負荷は、エンジンである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の回転電機の制御装置。
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