JP6319888B2 - 白金錯体およびそれを含む発光材料 - Google Patents

白金錯体およびそれを含む発光材料 Download PDF

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本発明は、白金錯体およびそれを含む発光材料に関する。
有機金属錯体による燐光性の発光は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)において蛍光性の発光よりも理論的に高い量子効率を達成することが可能である。このため、当該有機金属錯体は、例えば次世代技術である有機発光素子等の機能素子の材料、具体的には有機ELディスプレイの材料等として期待されている。
また、紫外光励起により強い固体発光(結晶発光)を示すPL(フォトルミネッセンス)化合物は、将来の機能性材料の観点からその開発が期待されている。
近年、有機金属錯体として有機白金錯体が燐光発光材料として着目されてきている。例えば、2個のイミダゾール型二座配位子が配位した白金原子を含む有機白金錯体PtPrenが知られている(例えば、非特許文献1)。また、四座配位子が配位した白金原子を含む有機白金錯体Tr-PtLも知られている(例えば、非特許文献2)。しかし、これらの白金錯体は、液体中で弱い発光が確認されているが、結晶のような高密度状態では発光強度は弱い。
Figure 0006319888
Hai-Feng Xiangら、Chem. Commun., 2005, p.1408-1410. Xu-Feng Shanら、Tetrahedron, 2008, 64, p.5577-5582.
そこで、本発明は、固体であって、発光強度が強い白金錯体、およびその白金錯体を含む発光材料を提供することを目的とする。
本発明は、式(I)または式(II)で表される白金錯体である。
Figure 0006319888
前記式(I)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する。
また、本発明は、式(I)または式(II)で表される白金錯体を含む発光材料である。
Figure 0006319888
前記式(I)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する。
本発明の白金錯体を含む発光材料は、固体であって、発光強度が強いという利点がある。
実施例1、実施例2および比較例1の化合物の固体発光スペクトルである。
本発明者らは、ビス(イミノイミダゾール)白金を母骨格とすると、結晶のような高密度の固体状態で強い発光強度を示すことを予想外に見出した。この知見に基づき、本発明者らは、本発明を完成した。
本発明の発光材料における白金錯体は、以下の式(I)および式(II)で表される。
Figure 0006319888
前記式(I)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する。
本発明において、用語「炭素数1〜6のアルキル基」とは、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。アルキル基としては、直鎖状または分岐状であってもよい。炭素数1〜6のアルキル基としては、好ましくは炭素数1〜4、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。
本発明において、用語「炭素数1〜6のアルコキシ基」とは、アルキルオキシ基である。このアルキルオキシ基のアルキル部分は、前記炭素数1〜6のアルキル基と同様である。アルコキシル基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げられる。炭素数1〜6のアルコキシ基としては、好ましくは炭素数1〜4、より好ましくは炭素数1〜3のアルコキシ基である。
本発明において、用語「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。前記ハロゲンとしては、塩素、臭素が好ましい。
また、本発明の白金錯体は、前記式(I)中、R1およびR2は、水素原子であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、水素原子であり、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成するのが好ましい。
前記式(I)で表される化合物は、以下の2つに分類することができる。
Figure 0006319888
前記式(I−1)および(I−2)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
前記式(I−1)中、n1は、8〜14の整数であり、
前記式(I−2)中、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
また、前記式(II)で表される化合物は、以下の2つに分類することができる。
Figure 0006319888
前記式(II−1)および(II−2)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
前記式(II−1)中、n2は、8〜14の整数であり、
前記式(II−2)中、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
また、本発明の白金錯体は、
1およびR2は、水素原子であり、n1は、8〜14の整数である式(I−1)の化合物か、
1およびR2は、水素原子であり、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である式(I−2)の化合物が好ましい。
また、本発明の白金錯体は、
11およびR12は、水素原子であり、n2は、8〜14の整数である式(II−1)の化合物か、
11およびR12は、水素原子であり、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である式(II−2)の化合物が好ましい。
また、本発明の白金錯体は、例えば、以下の式で表される化合物が好ましい。これらの中で、温度変化によって発光強度が著しく低減しないことから、式(1)、式(2)、および式(5)で表される化合物がより好ましく、式(2)の化合物がさらに好ましい。
Figure 0006319888
また、本発明は、式(I)または式(II)で表される白金錯体を含む発光材料である。
Figure 0006319888
前記式(I)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する。
また、本発明の発光材料における白金錯体は、前記式(I)中、R1およびR2は、水素原子であり、
2つのR3は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
前記式(II)中、R11およびR12は、水素原子であり、
2つのR13は、炭素数1〜6を有するアルキル基であるか、または、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成するのが好ましい。
また、本発明の発光材料における白金錯体は、例えば、以下の式で表される化合物が好ましい。これらの中で、温度変化によって発光強度が著しく低減しないことから、式(1)、式(2)、および式(5)で表される化合物がより好ましく、式(2)の化合物がさらに好ましい。
Figure 0006319888
本発明の白金錯体(I−1)は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(I−1)および(III)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、n1は、8〜14の整数である。
式(III)の化合物と、白金化合物(V)とを、塩基存在下に反応させて式(I−1)の化合物を得る。この白金化合物としては、例えば、PtCl2(CH3CN)2、K2PtCl4が挙げられる。塩基としては、例えばK2CO3、NaH、トリエチルアミン等を用いてもよい。この反応は、例えば20〜130℃で、1時間〜48時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
本発明の白金錯体(I−2)は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(I−2)および(X)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
式(X)の化合物と、白金化合物(V)とを、塩基存在下に反応させて式(I−2)の化合物を得る。この白金化合物としては、例えば、PtCl2(CH3CN)2、K2PtCl4が挙げられる。塩基としては、例えばK2CO3、NaH、トリエチルアミン等を用いてもよい。この反応は、例えば20〜130℃で、1時間〜48時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
本発明の白金錯体(II−1)は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(II−1)および(IV)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、n2は、8〜14の整数である。
式(IV)の化合物と、白金化合物(V)とを、塩基存在下に反応させて式(II−1)の化合物を得る。この白金化合物としては、例えば、PtCl2(CH3CN)2、K2PtCl4が挙げられる。塩基としては、例えばK2CO3、NaH、トリエチルアミン等を用いてもよい。この反応は、例えば20〜130℃で、1時間〜48時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
本発明の白金錯体(II−2)は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(II−2)および(XII)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
式(XII)の化合物と、白金化合物(V)とを、塩基存在下に反応させて式(II−2)の化合物を得る。この白金化合物としては、例えば、PtCl2(CH3CN)2、K2PtCl4が挙げられる。塩基としては、例えばK2CO3、NaH、トリエチルアミン等を用いてもよい。この反応は、例えば20〜130℃で、1時間〜48時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
前記製造方法において、前記式(III)で表される化合物は、市販で入手してもよいし、公知文献を参照して自家製造してもよい。式(III)で表される化合物は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(VI)、(XIII)および(III)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、n1は、8〜14の整数である。
式(VI)のアルデヒド誘導体と0.5当量のジアミン(式(XIII)の化合物)を、溶媒中で加熱することにより、式(III)の化合物を得る。この反応は、例えば20〜100℃で必要な時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、メタノール、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
前記製造方法において、前記式(X)で表される化合物は、市販で入手してもよいし、公知文献を参照して自家製造してもよい。式(X)で表される化合物は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(VI)、(XI)および(X)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
式(VI)のアルデヒド誘導体と1.0当量のアミン(式(XI)の化合物)を、溶媒中で加熱することにより、式(X)の化合物を得る。この反応は、例えば20〜100℃で必要な時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、メタノール、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
前記製造方法において、前記式(IV)で表される化合物は、市販で入手してもよいし、公知文献を参照して自家製造してもよい。式(IV)で表される化合物は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(VII)、(XV)および(IV)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、n2は、8〜14の整数である。
式(VII)のアルデヒド誘導体と0.5当量のジアミン(式(XV)の化合物)を、溶媒中で加熱することにより、式(IV)の化合物を得る。この反応は、例えば20〜100℃で必要な時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、メタノール、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
前記製造方法において、前記式(XII)で表される化合物は、市販で入手してもよいし、公知文献を参照して自家製造してもよい。式(XII)で表される化合物は、例えば、以下のようにして製造することができる。
Figure 0006319888
前記式(VII)、(XI)および(XII)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、Rは、炭素数1〜6を有するアルキル基である。
式(VII)のアルデヒド誘導体と1.0当量のアミン(式(XI)の化合物)を、溶媒中で加熱することにより、式(XII)の化合物を得る。この反応は、例えば20〜100℃で必要な時間、行う。この反応の溶媒としては、限定されないが、例えば、メタノール、ジメチルホルムアミド(DMF)とメタノールの混合物、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
本発明の発光材料は、高輝度発光材料、および有機EL素子の発光材料、具体的には発光層の材料として用いることができる。そのような有機EL素子としては、例えば、基板、陽極、正孔輸送層、本発明の発光材料を含む発光層、電子輸送層、および陰極をこの順に積層して構成される。前記基板、陽極、正孔輸送層、電子輸送層、および陰極については、従来公知の材料を用い、従来公知の製造方法により形成されていてもよい。
前記発光層は、本発明の発光材料のほかに、ホスト材料を含んでいてもよい。このホスト材料としては、例えば、ジアリールアミン骨格を有するもの、ピリジン骨格を有するもの、ピラジン骨格を有するもの、トリアジン骨格を有するもの、アリールシラン骨格を有するものが挙げられる。
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は、以下の実施例により限定されない。
種々のスペクトルは、以下の機器を用いて測定した。
核磁気共鳴(NMR)スペクトルはバリアン社製UNITY−INOVA核磁気共鳴装置(500MHz)を用いて測定し、測定溶媒の残存シグナルを内部基準として使用した。
量子収率は、蛍光光度計FP−6500N、燐光測定対応低温中積分球システムINK−533、および、液体試料用セルLPH−120(全て日本分光株式会社製)を用いて測定した。
本明細書の記載において、以下の略語を使用する。
DMSO:ジメチルスルホキシド
[実施例1]
化合物(1)の合成
Figure 0006319888
化合物(1)をスキーム1に従い、合成した。1H−イミダゾール−4−カルボアルデヒド(VI−1)と0.5当量の1,12−ドデカンジアミン(XIII−1)をエタノール中で加熱還流することで合成した1,12−ドデカメチレン−ビス−(5−イミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(III−1)(361mg、1.01mmol)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(354mg、1.02mmol)、K2CO3(1664mg、12.0mmol)、トルエン(200mL)およびDMSO(50mL)の混合物を、135℃で18時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することにより、化学式(1)で表わされる5−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、66mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ0.90-1.01 (m, 2 H), 1.05-1.43 (m, 14 H), 1.45-1.55 (m, 2 H), 2.05 (ttt, J = 13.0, 13.0, 3.4 Hz, 2 H), 3.31 (td, J = 12.5, 2.1 Hz, 2 H), 4.07 (ddd, J = 12.6, 3.0, 3.0 Hz, 2 H), 7.56 (s, 2 H), 7.62 (s, 2 H), 7.67 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ22.6, 26.7, 26.7, 26.8, 28.2, 61.9, 136.9, 140.3, 147.1, 161.0.
[実施例2]
化合物(2)の合成
Figure 0006319888
化合物(2)をスキーム2に従い、合成した。1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒド(VII−1)と0.5当量の1,12−ドデカンジアミン(XV−1)をエタノール中で加熱還流することで合成した1,12−ドデカメチレン−ビス−(2−イミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(IV−1)(746mg、2.09mmol)、PtCl2(CH3CN)2(707mg、2.03mmol)、K2CO3(3387mg、24.5mmol)、トルエン(400mL)およびDMSO(100mL)の混合物を135℃で18時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(400mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することで、化学式(2)で表わされる2−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、528mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ0.87-0.99 (m, 2 H), 1.00-1.40 (m, 14 H), 2.01 (ttt, J = 13.0, 13.0, 3.1 Hz, 2 H), 3.22 (td, J = 12.5, 2.4 Hz, 2 H), 3.97 (ddd, J = 12.8, 2.9, 2.9 Hz, 2 H), 6.98 (s, 2 H), 7.37 (d, J = 0.5 Hz, 2 H), 7.70 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ22.8, 26.8, 26.9, 27.1, 28.4, 61.2, 130.5, 133.7, 156.0, 161.6.
[実施例3]
化合物(3)の合成
Figure 0006319888
化合物(3)をスキーム3に従い、合成した。1H−イミダゾール−4−カルボアルデヒド(VI−1)と0.5当量の1,11−ウンデカンジアミン(XIII−2)をエタノール中で加熱還流することで合成した1,11−ウンデカメチレン−ビス−(5−イミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(III−2)(345mg、1.01mmol)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(353mg、1.01mmol)、K2CO3(1648mg、11.9mmol)、トルエン(200mL)およびDMSO(50mL)の混合物を135℃で16時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することで、化学式(3)で表わされる5−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、69mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ0.95-1.43 (m, 12 H), 1.45-1.52 (m, 2 H), 1.53-1.63 (m, 2 H), 1.98-2.20 (m, 2 H), 3.40 (td, J = 12.2, 2.4 Hz, 2 H), 4.21 (ddd, J = 12.4, 3.5, 3.5 Hz, 2 H), 7.63 (s, 2 H), 7.70 (s, 2 H), 7.72 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ24.0, 27.0, 27.5, 28.4, 29.7, 61.9, 137.0, 140.4, 147.0, 161.2.
[実施例4]
化合物(4)の合成
Figure 0006319888
化合物(4)をスキーム4に従い、合成した。1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒド(VII−1)と0.5当量の1,11−ウンデカジアミン(XV−2)をエタノール中で加熱還流することで合成した1,11−ウンデカメチレン−ビス−(2−イミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(IV−2)(346mg、1.01mmol)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(349mg、1.00mmol)、K2CO3(1659mg、12.0mmol)、トルエン(200mL)およびDMSO(50mL)の混合物を、135℃で14時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することで、化学式(4)で表わされる2−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、166mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ1.08-1.28 (m, 10 H), 1.28-1.38 (m, 2 H), 1.40-1.57 (m, 4 H), 2.03 (ttt, J = 13.0, 13.0, 3.5 Hz, 2 H), 3.23 (td, J = 12.1, 2.4 Hz, 2 H), 4.01 (ddd, J = 12.5, 3.3, 3.3 Hz, 2 H), 7.01 (s, 2 H), 7.37 (s, 2 H), 7.72 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ24.2, 27.2, 27.2, 27.7, 28.5, 61.2, 130.4, 133.7, 156.1, 161.5.
[実施例5]
化合物(5)の合成
Figure 0006319888
化合物(5)をスキーム5に従い、合成した。1H−イミダゾール−4−カルボアルデヒド(VI−1)と1当量のメチルアミン(XI−1)をメタノール中で加熱還流することで合成した5−メチルイミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(X−1)(440mg、4.03mmol)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(703mg、2.02mmol)、K2CO3(3493mg、25.3mmol)、トルエン(200mL)およびDMSO(50mL)の混合物を135℃で16時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することで、化学式(5)で表わされる5−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、259mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ3.84 (s, 6 H), 7.66 (s, 2 H), 7.87 (s, 2 H), 8.31 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ50.9, 137.7, 141.3, 148.1, 164.5.
[実施例6]
化合物(6)の合成
Figure 0006319888
化合物(6)をスキーム6に従い、合成した。1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒド(VII−1)と1当量のペンチルアミン(XI−2)をメタノール中で加熱還流することで合成した2−ペンチルイミノメチル−1H−イミダゾール)配位子(XII−1)(339mg、2.05mmol)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(350mg、1.00mmol)、K2CO3(1726mg、12.5mmol)、トルエン(160mL)およびDMSO(40mL)の混合物を135℃で14時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;CH2Cl2)にて精製することで、化学式(6)で表わされる2−イミノイミダゾラト白金錯体を得た(オレンジ色粉末、328 mg)。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ0.91 (t, J = 7.0 Hz, 6 H), 1.34-1.39 (m, 8 H), 1.84 (tt, J = 7.0, 7.0 Hz, 4 H), 3.82 (t, J = 7.0 Hz, 4 H), 7.07 (s, 2 H), 7.38 (d, J = 0.5 Hz, 2 H), 7.84 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ13.9, 22.3, 28.5, 30.2, 60.8, 129.8, 133.5, 155.7, 161.5.
[比較例1]
化合物(10)の合成
Figure 0006319888
化合物(10)をスキーム7に従い、合成した。ピロール−2−カルボアルデヒド(12)と0.5当量の1,12−ドデカンジアミンをエタノール中で加熱還流することで合成した1,12−ドデカメチレン−ビス−(2−イミノメチルピロール)配位子(11)(371mg)、PtCl2(CH3CN)2(V−1)(352mg)、K2CO3(923mg)、トルエン(240mL)およびDMSO(60mL)の混合物を135℃で24時間反応させた。前記混合物から減圧下でトルエンを留去した後、残渣に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層をNa2SO4で乾燥した。前記有機層を濃縮後、NH−シリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=10:1)にて精製することで、化学式(10)で表わされるイミノピロラト白金錯体を得た(黄色粉末、180mg)。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ0.92-1.15 (m, 4 H), 1.17-1.42 (m, 10 H), 1.43-1.53 (m, 4 H), 2.17-2.27 (m, 2 H), 3.30 (ddd, J = 12.6, 12.6, 1.5 Hz, 2 H), 4.39 (ddd, J = 12.6, 3.0, 3.0 Hz, 2 H), 6.18 (dd, J = 3.8, 2.0 Hz, 2 H), 6.73 (dd, J = 3.8, 0.7 Hz, 2 H), 7.09 (br, 2H), 7.57 (s, 2 H);
13C NMR (CDCl3, 125 MHz) δ 23.0, 26.7, 27.0, 27.1, 29.0, 60.3, 110.7, 116.6, 136.0, 140.5, 162.3.
[固体発光量子収率の測定]
実施例1、2、4〜6で得た化合物(1)、(2)、(4)〜(6)および比較例1で得た化合物(10)について、298Kおよび77Kにおける固体発光量子収率φ(%)を測定した。具体的には、化合物(1)、(2)、(4)〜(6)および化合物(10)を、クロロホルムから再結晶化して得られた結晶を用いて、結晶状態(粉末)における発光量子収率を、絶対法によりそれぞれ求めた。測定方法は以下の通りである。
(測定方法)
測定の際、酸素の影響を除くため、全てのサンプルは、石英セル中に結晶(化合物(1)、(2)、(4)〜(6)および化合物(10))をそのまま封入して、アルゴン雰囲気下で測定した。さらに、低温(77K)での測定は、石英製デュワーを用いて、結晶を封入した上記石英セルを液体窒素で冷やしながら測定した。全ての発光スペクトルは、標準光源を利用することにより補正を行った。励起光として420nmの波長の光を用いた。内部量子収率の算出には、固体量子効率計算プログラム(日本分光株式会社製)を用いた。また、各白金錯体が発する光の発光極大波長も、併せて測定した。固体発光量子収率および固体発光極大波長の結果を表1に示す。化合物(1)、化合物(2)および化合物(10)の固体発光極大波長の結果は図1にも示す。
Figure 0006319888
前記表1に示すように、実施例1、2、4〜6および比較例1の結果から、式(I)および式(II)で表される白金錯体は、結晶状態において、室温において高い量子効率で燐光発光を示すことが確認できた。
前記図1に示すように、298Kにおける発光極大吸収は、λmax=519nmおよび555nm(化合物(1))、581nm(化合物(2))、および540nmおよび581nm(化合物(10))であった。さらに、積分球による298Kにおける絶対発光量子収率は=0.09(化合物(1))0.12(化合物(2))および0.003(化合物(10))であった。すなわち、化合物(10)は、ほとんど発光しなかった。
すなわち、化合物(I)は、緑色の発光を、化合物(II)は、オレンジ色の発光を示した。
本発明の発光材料は、固体であって、かつ、発光効率に優れるため、実用に足る発光強度を得ることができる。従って、本発明の発光材料は、次世代技術である有機発光素子等の材料として有用である。

Claims (4)

  1. 式(I)または式(II)で表される白金錯体。
    Figure 0006319888

    前記式(I)中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、またはニトロ基であり、
    2つのR3 は、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
    前記式(II)中、R11およびR12は、同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6を有するアルキル基、炭素数1〜6を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、もしくはニトロ基であるか、または、R11およびR12は、R11およびR12が結合している二重結合と一緒になってフェニル環を形成し、
    2つのR13 は、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する。
  2. 前記式(I)中、R1およびR2は、水素原子であり、
    2つのR3 は、一緒になって、−(CH2n1−基(n1は、8〜14の整数)を形成し、
    前記式(II)中、R11およびR12は、水素原子であり、
    2つのR13 は、一緒になって、−(CH2n2−基(n2は、8〜14の整数)を形成する請求項1に記載の白金錯体。
  3. 式(I)で表される白金錯体が、式(1)または式(3)で表され、
    式(II)で表される白金錯体が、式(2)または式(4)で表される
    請求項1または2に記載の白金錯体。
    Figure 0006319888
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の白金錯体を含む発光材料。
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