JP6318351B1 - 漬物器および漬物器に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体 - Google Patents

漬物器および漬物器に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体 Download PDF

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Abstract

【課題】収納性および生産性が高く、修理し易い漬物器および漬物器に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体を提供することである。【解決手段】下方端部に底を有し、上方端部が開放した筒状の容器本体10と、容器本体10に挿入する重し11と、重し11と共に挿入され、重し11を昇降させる昇降器12と、を備え、重し11には、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔11aが形成され、昇降器12は、重し11の下側に配される基体部121と、基体部121の上方に突出した状態で取り付けられている把持部122と、有し、把持部122は重し11の下側から挿通孔11aに挿通し、重し11の上方に突出している。【選択図】図1

Description

本発明は、漬物を漬けるための漬物器および漬物器に投入された漬物を圧縮する圧縮器具に関する。
従来、開口部が広い容器に漬物材料を投入して、漬物材料に重石を乗せて容器を蓋で閉めることで漬物を作る方法が知られている。また、漬物を漬けるための漬物器として、重石の代わりにネジとバネとを利用した昇降自在の押し板を用いて漬物材料を押圧し、漬物を漬ける漬物器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の漬物器は、回転操作ができるアーム状ハンドルと、アーム状ハンドルに連結した回転ヘッドと、回転ヘッドに連結し、回転ヘッドの回転動作を受けて昇降動作に変換する一連の動きをなす回転−昇降変換手段と、回転−昇降変換手段の先端に設けられた押し板と、を備えている。アーム状ハンドルを回転操作することで、回転−昇降変換手段を介して押し板が昇降され、容器本体内に収納された漬物材料に対する押し板による押圧力が調節される。
特開2007−117012号公報
しかしながら、漬物材料に重石を乗せる方法だと、容器が大きくて容器を冷蔵庫に収納することができない場合がある。また、特許文献1の漬物器は、部品数が多く且つ構造が複雑であるので、生産性が低下するおそれがあると共に、壊れた場合に修理することが困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、その課題とするところは、収納性および生産性が高く、修理し易い漬物器および漬物器に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体を提供することである。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明に係る漬物器の一形態は、
下方端部に底を有し、上方端部が開放した筒状の容器本体と、
前記容器本体に挿入する重しと、
前記重しと共に挿入され、前記重しを昇降させる昇降器と、を備え、
前記重しには、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔が形成され、
前記昇降器は、前記重しの下側に配される基体部と、前記基体部の上方に突出した状態で取り付けられている把持部と、有し、
前記把持部は
前記重しの下側から前記挿通孔に挿通し、前記重しの上方に突出し
紐で構成され、その紐の表面から突出した部分を含む引掛部を有し、
前記基体部には、前記把持部の前記引掛部を除く把持部本体が挿入可能な第1挿入孔および第2挿入孔が形成され、
前記第1挿入孔の下側に前記第2挿入孔が形成され、
前記第2挿入孔は前記引掛部を収納可能であり、
前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に段差が形成され、
前記引掛部が前記第2挿入孔に収納され、前記把持部本体が前記第1挿入孔および前記挿通孔に挿入された状態で前記重しの上方に突出し、
前記把持部本体が前記重しに対して上方に引っ張られると、前記引掛部が前記段差に引っ掛かり、前記段差が前記引掛部の前記第1挿入孔への進入を阻止することを特徴とする。
また、上記課題の解決を目的としてなされた本発明に係る漬物圧縮体の一形態は、
漬物を漬ける漬物器を構成する容器本体に投入され、前記容器本体に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体であって、
前記容器本体に挿入する重しと、
前記重しと共に挿入され、前記重しを昇降させる昇降器と、を備え、
前記重しには、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔が形成され、
前記昇降器は、前記重しの下側に配される基体部と、前記基体部の上方に突出した状態で取り付けられている把持部と、有し、
前記把持部は
前記重しの下側から前記挿通孔に挿通し、前記重しの上方に突出し
紐で構成され、その紐の表面から突出した部分を含む引掛部を有し、
前記基体部には、前記把持部の前記引掛部を除く把持部本体が挿入可能な第1挿入孔および第2挿入孔が形成され、
前記第1挿入孔の下側に前記第2挿入孔が形成され、
前記第2挿入孔は前記引掛部を収納可能であり、
前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に段差が形成され、
前記引掛部が前記第2挿入孔に収納され、前記把持部本体が前記第1挿入孔および前記挿通孔に挿入された状態で前記重しの上方に突出し、
前記把持部本体が前記重しに対して上方に引っ張られると、前記引掛部が前記段差に引っ掛かり、前記段差が前記引掛部の前記第1挿入孔への進入を阻止することを特徴とする。
本発明に係る漬物器によれば、収納性および生産性が向上すると共に、修理し易い。
本発明の漬物器の第1実施形態を表す斜視図である。 (A)は図1に図示した漬物器を構成する重しの平面図、(B)は図2(A)のA−A部分端面図である。 図1に図示した漬物器を構成する昇降器の斜視図である。 (A)は図3に図示した昇降器を構成する基体部の平面図、(B)は図4(A)のB−B部分端面図、(C)は図3に図示した昇降器を構成する基体部の底面図である。 図3に図示した昇降器を構成する把持部の斜視図である。 (A)は図1に図示した漬物器を構成する蓋の平面図、(B)は図1に図示した漬物器を構成する蓋の正面図、(C)は図1に図示した漬物器を構成する蓋の底面図である。 (A)は図6に図示した蓋を構成する蓋本体の平面図、(B)は図6に図示した蓋を構成する蓋本体の正面図、(C)は図6に図示した蓋を構成する蓋本体の底面図である。 (A)は図6に図示した蓋を構成するシール材の平面図、(B)図6に図示した蓋を構成するシール材の正面図である。 漬物器の使用方法を説明する図である。
以下に、本発明の実施形態に係る漬物器について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る漬物器の一構成例である漬物器1を用いて漬物材料2を漬けている様子を示す斜視図である。
漬物器1は、漬物材料2を入れる容器本体10と、漬物材料2を圧縮するために容器本体10に挿入する漬物圧縮体3と、容器本体10を密閉するための蓋13と、を備える。漬物圧縮体3は、さらに、漬物を圧縮する役割を担う重し11と、重し11と共に容器本体10に挿入され、重し11を昇降させる昇降器12と、を有する。
容器本体10は、無色透明なガラス製であり、円筒状に成形されている。容器本体10の上方端部は開放し、下方端部には底が形成されていて閉鎖している。容器本体10の高さは210mm、外径は95mm、内径は90mmである。
なお、容器本体10の材料はガラスに限られず、容器としての形状を保持できる程度の強度を有していれば他の材料で構成されていても良い。具体的には、容器本体10はプラスチックや金属などの他の材料で成形されていても良い。
また、容器本体10の色は無色透明に限られず、有色透明または不透明などの他の色であっても良い。ただし、容器本体10の色が無色透明であると、漬物材料2の状態などを容易に且つ確実に確認することができるので、容器本体10の色は無色透明であることが望ましい。さらに、容器本体10に、透明性を有する又は透明性を有さない所定の柄や模様や図形が施されていても良い。
さらに、容器本体10の形状は円筒状に限られず、底があり、上部が開放している筒状であれば、角柱状などの他の形状であっても良い。また、容器本体10の高さ・外径・内径などの寸法も特に限定されず適宜に設定しても良い。ただし、漬物器1を家庭用で使用し、冷蔵庫などに保管する場合、例えば、外径が50〜100mmで高さが100〜300mm であると、ある程度の容量を確保しつつ、所謂「ドアポケット」と呼ばれている飲料水などを収納する箇所に保管することができる。
次に、図2(A)〜図2(B)に示すように、重し11は、石製であり、円柱状に成形されている。重し11の高さは50mmであり、重し11の外径は86mmである。また、重し11には、後述する把持部122を挿通させる挿通孔11aが形成されている。挿通孔11aは重し11の中心軸上に貫通して形成されている。挿通孔11aの断面形状は、直径13mmの円形である。
なお、重し11の材料は石に限られず適宜に設定することができる。ただし、重し11の材料は、漬物材料2で漬物を作るために必要な圧縮力を自重で漬物材料2に与えることができる程度の密度を有する材料であることが望ましい。また、重し11の形状・寸法は、容器本体10に収納でき、且つ、漬物材料2から漬物を作るために必要な圧縮力を自重で漬物材料2に与えることができる範囲で適宜に設定することができる。さらに、挿通孔11aの直径は13mmに限られず、把持部122を通すことができる範囲で適宜に設定できる。また、挿通孔11aの断面形状は、円形に限られず、矩形などの他の形状であっても良い。
続いて、図3に示すように、昇降器12は、重し11の下側に配される基体部121と、基体部121の上方に突出した状態で取り付けられている把持部122と、基体部121に埋め込まれ、図3には不図示の栓123と、を有する。
図4(A)〜図4(C)に示すように、基体部121は、檜で円柱状に成形されている。基体部121の高さは20mmであり、基体部121の外径は86mmである。基体部121は、使用状態において、漬物材料2と重し11との間に介在し、漬物材料2を直接押さえつける押し板としての機能も果たす。
基体部121には、基体部121の中心軸に沿って挿入孔121aが貫通して形成されている。挿入孔121aは、中心軸に沿って同軸状に連なった3つの円柱が3段階で拡径し、2箇所で段差が生じる形状をなしている。
挿入孔121aの中で上側、換言すると、使用状態において重し11に当接する側に形成された円柱部分の半径は、挿通孔11aと同一の直径13mmであり、高さは3mmである。挿入孔121aの中で下側、換言すると、使用状態において漬物材料2に当接する側に形成された円柱部分の半径は25mmであり、高さは8mmである。挿入孔121aの中で真ん中に形成された円柱部分の半径は20mmであり、高さは9mmである。
なお、以下において、挿入孔121aの中で半径が13mmの円柱部分を「第1挿入孔121a1」と称し、挿入孔121aの中で半径が20mmの円柱部分を「第2挿入孔121a2」と称し、挿入孔121aの中で半径が25mmの円柱部分を「第3挿入孔121a3」と称する。また、第1挿入孔121a1と第2挿入孔121a2との間に形成された段差を「第1段差121b1」と称し、第2挿入孔121a2と第3挿入孔121a3との間に形成された段差を「第2段差121b2」と称する。
次に、把持部122の構成について説明しながら挿入孔121aについても説明する。図5に示すように、把持部122は、1本の紐1221と、紐1221の両端を束ねる留め具1222とで構成されている。紐1221は麻紐で構成されている。そして、紐1221の太さは直径約7mmで、紐1221の長さは約300mmである。また、留め具1222は、市販の一般的な結束バンドで構成されている。
ここで、以下において、把持部122における紐1221の両端を除く部分を「把持部本体122a」と称し、把持部122における留め具1222および留め具1222で束ねられた紐1221の両端を「引掛部122b」と称する。
把持部122は、使用状態において、その紐1221における留め具1222の反対側に位置する中央部分から挿入孔121aに通される。具体的には、紐1221における留め具1222の反対側に位置する中央部分が第3挿入孔121a3の方から挿入されて第1挿入孔121a1の方から抜け出る。
ここで、留め具1222を構成する結束バンドのバンド部1222aを留めるヘッド部1222bが紐1221の表面から大きく突出しており、このヘッド部1222bが、第1段差121b1で引っ掛かる。
また、使用状態において、挿入孔121aの第1挿入孔121a1の方から抜け出る把持部本体122aはさらに、重し11の挿通孔11aの下端から上端に通されて、上端側から抜け出る。この重し11から抜け出ている把持部本体122aを把持して上昇させると、引掛部122bが第1段差121b1に引っ掛かるので、基体部121で重し11を押し上げながら、重し11と、押し板として機能する基体部121とを一体的に上昇させることができる。また、この重し11から抜け出ている把持部本体122aを把持して下降させると、引掛部122bが第1段差121b1に引っ掛かるので、基体部121で重し11を支持しながら、重し11と、押し板として機能する基体部121とを一体的に下降させることができる。
さらに、第3挿入孔121a3には、第3挿入孔121a3と同一形状に成形された檜製の栓123が第2段差121b2に係止した状態で第3挿入孔121a3に嵌合し、栓123と基体部121とが接着されている。よって、把持部122を基体部121から取り外すことはできず、基体部121と把持部122とが一体化されている。
なお、基体部121および栓123の材料は檜に限られず他の木材であっても良い。また、基体部121および栓123は漬物材料2に接することから衛生上問題のない範囲で基体部121および栓123の材料を木材と異なる他の材料にしても良い。また、基体部121の全体的な形状・寸法は、容器本体10に収納でき範囲で適宜に設定することができる。ただし、漬物材料2が空気と接触することを避けるため、基体部121と容器本体10との間に形成される隙間は、基体部121を容器本体10の中で円滑に上下方向に動かせる範囲で、なるべく少ない方が望ましい。
また、第1挿入孔121a1の断面形状・高さは、把持部本体122aを通すことができ、且つ、引掛部122bを通させない範囲で適宜に設定できる。さらに、第2挿入孔121a2の断面形状・高さは、引掛部122bを収納することができる範囲で適宜に設定できる。加えて、第3挿入孔121a3の断面形状・高さも、引掛部122bを通すことができる範囲で適宜に設定できる。
なお、第3挿入孔121a3および第2段差121b2は必ずしも形成されていなくても良い。しかしながら、これらが形成されている場合、栓123を第2段差121b2に引っ掛けさせて基体部121に確実に固定させることができるので、第3挿入孔121a3および第2段差121b2が形成されている方が良い。
また、紐1221の材料は麻紐に限られず他の材質であっても良い。ただし、紐1221を重し11の挿通孔11aに通し、容器本体10に昇降器12を残した状態で蓋13を取り付けるので、紐1221は柔軟性を有する材質であることが望ましい。
さらに、留め具1222は結束バンドで構成されているが、結束バンド以外の道具で紐1221の両端を束ねても良い。ただし、引掛部122bを第2挿入孔121a2に収納でき、且つ、留め具1222を含む引掛部122bが第1段差121b1で引っ掛かり、把持部122が基体部121から抜けなけないことを条件とする。また、把持部122において紐1221が1つの留め具1222で束ねられているが、複数の留め具1222で束ねるようにしても良い。さらに、紐1221の片方の端部にのみ留め具1222を取り付け、紐1221を束ねずに把持部122を構成させても良い。
加えて、引掛部122bは紐1221の両端が留め具1222で束ねられることによって形成されているが、留め具1222のような道具を用いずに、紐1221の両端同士を結ぶことによって形成させても良い。この場合の結び方は、本結びなど適宜に設定することができる。ただし、引掛部122bを第2挿入孔121a2に収納でき、且つ、留め具1222を含む引掛部122bが第1段差121b1で引っ掛かり、把持部122が基体部121から抜けなけないことを条件とする。
また、紐1221の太さや長さも適宜に変更することができる。ただし、紐1221を挿通孔11aおよび挿入孔121aに通す際や容器本体10に残した状態で蓋13を取り付ける際に支障を来さない範囲で紐1221の太さや長さを設定することが望ましい。さらに、紐1221の太さが第1挿入孔121a1の断面半径に対して細すぎると第1段差121b1で把持部122を引っ掛けさせることが困難であるので紐1221の太さは第1挿入孔121a1の半径の1/4〜3/4程度が望ましい。
次に、図6(A)〜図6(C)に示すように、蓋13は、木製の蓋本体131と、ゴム製のシール材132とからなる。
図7(A)〜図7(C)に示すように、蓋本体131は、容器本体10に挿入される部分の挿入部131aと、容器本体10に係止させる部分の係止部131bとを有する。挿入部131aは全体的に円柱状に成形され、係止部131bは全体的に円盤状に成形されている。そして、挿入部131aと係止部131bとは同軸状につながって形成されている。
挿入部131aの直径は90mmであり、高さは15mmである。挿入部131aの先端部分の側面には、挿入部131aの中心軸を中心した周状の溝131cが形成されている。この溝131cに円環状のシール材132が嵌め込まれる。また、係止部131bの直径は100mmであり、厚さは7mmである。
続いて、図8(A)〜図8(B)に示すように、シール材132は円環状に成形されている。シール材132の内径は挿入部131aの直径よりも小さい。そのため、シール材132の弾性力によってシール材132が挿入部131aに固定されている。また、シール材132の幅は12mmである。
このように構成される蓋13は挿入部131a側から容器本体10に挿入され、係止部131bで容器本体10の先端に係止する。そして、シール材132によって、容器本体10と挿入部131aとの隙間が密閉される。
なお、蓋本体131の材料は木材に限られず他の材料であっても良い。また、蓋本体131の挿入部131aおよび係止部131bの全体的な形状・寸法は、容器本体10の内径などに応じて適宜に設定することができる。また、シール材132の幅は、挿入部131aの形状・寸法と容器本体10の中空部の形状・寸法に応じて適宜に設定することができる。
次に、図9を用いて、漬物器1を用いて漬物を作る方法、すなわち、漬物器1の使用方法について説明する。最初に、図9(A)に示すように、容器本体10に漬物を作る材料である漬物材料2を入れる。次に、図9(B)に示すように、重し11の挿通孔11aに把持部122が通されて重し11の先端から把持部122が突出した状態で一体化している重し11および昇降器12を、把持部122を掴みながら下降させ、容器本体10に入れる。
そして、図9(C)に示すように、昇降器12の基体部121が漬物材料2に接すると、把持部122から手を放す。このとき、主に重し11の自重により漬物材料2が圧縮される。そして、図9(D)に示すように、蓋13を挿入部131a側から容器本体10に挿入し、係止部131bを容器本体10の先端に係止させ、容器本体10を密封する。そして、このように漬物材料2が投入された漬物器1を冷蔵庫のドアポケットなどに入れることで、漬物材料2から漬物を作ることができる。なお、漬物が完成したら、反対に、蓋13を外して、重し11の先端から突出している把持部122を掴んで引っ張り上げることで、一体化している重し11および昇降器12を容器本体10から取り出し、漬物を出すことができる。
以上のように、漬物器1は、容器本体10に挿入する重し11と、重し11と共に挿入され、重し11を昇降させる昇降器12と、を備え、重し11には、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔11aが形成され、昇降器12は、重し11の下側に配される基体部121と、基体部121の上方に突出した状態で取り付けられている把持部122と、有し、把持部122は重し11の下側から挿通孔11aに挿通し、重し11の上方に突出している。そのため、把持部122を昇降させることで、重し11と昇降器12とを一体的に昇降させて、簡単に容器本体10に入れるまたは出すことができる。
また、漬物圧縮体3は、昇降器12の基体部121は檜で構成され、把持部122の把持部本体122aは紐で構成されており、基体部121の内部に形成された第1段差121b1に引掛部122bを引掛けさせてそれ自体を昇降させるという簡単な構造をとっている。よって、漬物器1、特に漬物圧縮体3の生産性が向上すると共に、壊れた場合の修理が容易である。さらに、漬物圧縮体3は、基本的に重し11の自重で漬物材料2を圧縮させる構造をとっているので、特許文献1に記載の漬物器などのような複雑な機構を省くことができる。その結果、漬物圧縮体3をコンパクト化し、縦長形状の容器本体10を用いて漬物器1の収納性を高めることができる。
さらに、基体部121には、引掛部122bが挿入可能な第3挿入孔121a3が形成され、第3挿入孔121a3には栓123が嵌め込まれて接着されているので、漬物材料2が基体部121の内部に浸入して衛生性が低下することを防止すると共に、昇降器12の劣化を抑えることができる。さらに、基体部121が檜で構成されているので、漬物材料2にほどよい風味を与えることができる。
なお、漬物圧縮体3では、重し11と昇降器12とが分断されており、重し11と昇降器12とを分離可能であるが、重し11と昇降器12とを接着剤で接着し、重し11と昇降器12とが分離できないようにしても良い。
1…漬物器
2…漬物材料
3…漬物圧縮体
10…容器本体
11…重し
11a…挿通孔
12…昇降器
13…蓋
121…基体部
121a…挿入孔
121a1…第1挿入孔
121a2…第2挿入孔
121a3…第3挿入孔
121b1…第1段差
121b2…第2段差
122…把持部
122a…把持部本体
122b…引掛部
1221…紐
1222…留め具
1222a…バンド部
1222b…ヘッド部
123…栓
131…蓋本体
131a…挿入部
131b…係止部
131c…溝
132…シール材

Claims (6)

  1. 下方端部に底を有し、上方端部が開放した筒状の容器本体と、
    前記容器本体に挿入する重しと、
    前記重しと共に挿入され、前記重しを昇降させる昇降器と、を備え、
    前記重しには、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔が形成され、
    前記昇降器は、前記重しの下側に配される基体部と、前記基体部の上方に突出した状態で取り付けられている把持部と、有し、
    前記把持部は
    前記重しの下側から前記挿通孔に挿通し、前記重しの上方に突出し
    紐で構成され、その紐の表面から突出した部分を含む引掛部を有し、
    前記基体部には、前記把持部の前記引掛部を除く把持部本体が挿入可能な第1挿入孔および第2挿入孔が形成され、
    前記第1挿入孔の下側に前記第2挿入孔が形成され、
    前記第2挿入孔は前記引掛部を収納可能であり、
    前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に段差が形成され、
    前記引掛部が前記第2挿入孔に収納され、前記把持部本体が前記第1挿入孔および前記挿通孔に挿入された状態で前記重しの上方に突出し、
    前記把持部本体が前記重しに対して上方に引っ張られると、前記引掛部が前記段差に引っ掛かり、前記段差が前記引掛部の前記第1挿入孔への進入を阻止することを特徴とする漬物器。
  2. 請求項1に記載の漬物器であって
    前記基体部は木材で構成されていることを特徴とする漬物器。
  3. 請求項2に記載の漬物器であって、
    前記基体部には、前記引掛部が挿入可能な第3挿入孔が前記第2挿入孔の下側に形成され、
    前記第3挿入孔には栓が嵌め込まれて接着されていることを特徴とする漬物器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の漬物器であって、
    前記容器本体は縦長形状であることを特徴とする漬物器。
  5. 漬物を漬ける漬物器を構成する容器本体に投入され、前記容器本体に投入された漬物を圧縮する漬物圧縮体であって、
    前記容器本体に挿入する重しと、
    前記重しと共に挿入され、前記重しを昇降させる昇降器と、を備え、
    前記重しには、その下部から上部に向けて両端が開放した挿通孔が形成され、
    前記昇降器は、前記重しの下側に配される基体部と、前記基体部の上方に突出した状態で取り付けられている把持部と、有し、
    前記把持部は
    前記重しの下側から前記挿通孔に挿通し、前記重しの上方に突出し
    紐で構成され、その紐の表面から突出した部分を含む引掛部を有し、
    前記基体部には、前記把持部の前記引掛部を除く把持部本体が挿入可能な第1挿入孔および第2挿入孔が形成され、
    前記第1挿入孔の下側に前記第2挿入孔が形成され、
    前記第2挿入孔は前記引掛部を収納可能であり、
    前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に段差が形成され、
    前記引掛部が前記第2挿入孔に収納され、前記把持部本体が前記第1挿入孔および前記挿通孔に挿入された状態で前記重しの上方に突出し、
    前記把持部本体が前記重しに対して上方に引っ張られると、前記引掛部が前記段差に引っ掛かり、前記段差が前記引掛部の前記第1挿入孔への進入を阻止することを特徴とする漬物圧縮体。
  6. 請求項5に記載の漬物圧縮体であって、
    前記基体部は木材で構成されていることを特徴とする漬物圧縮体。
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