JP6315312B2 - 排気循環制御装置 - Google Patents
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Description
ところで、外気温が低い寒冷地では、この排気循環装置によって高温の排気ガスを吸気装置へ戻したとき、高温の排気ガスが吸気装置内を流れる低温の吸気と接触し、吸気装置内に水分が結露することがある。そして、この結露が燃料噴射弁の噴射口で発生した場合、水分が氷結し噴射口を塞ぐ恐れがあった。
したがって、前記特許文献1のように、内燃機関の冷却水温度と吸気温度(外気温度)とに基づいて推定噴射口温度を算出しても、推定噴射口温度が実際の温度と誤差が生じる問題が生じる。推定噴射口温度に誤差が生じると、結露が生じる状態であるにもかかわらず排気循環装置が作動される恐れがある。
前記吸気装置6は、吸気ダクト8とエアクリーナ9とスロットルボディ10と吸気管11と吸気マニホルド12とを順次に接続し、吸気ポート4に連通する吸気通路13を備えている。スロットボディ10には、スロットルバルブ14を備えている。吸気マニホルド12には、各吸気ポート4に燃料を噴射する燃料噴射弁15を備えている。前記排気装置7は、排気マニホルド16と触媒コンバータ17と排気管18とを順次に接続し、排気ポート5に連通する排気通路19を備えている。
前記内燃機関1は、排気装置7から吸気装置6へ排気ガスを戻す排気循環装置20を備えている。排気循環装置20は、排気装置7の排気管18と吸気装置6の吸気管11とを排気還流管21により接続し、排気通路19の排気ガスを吸気通路13へと導く排気還流通路22を備えている。排気還流管21には、還流する排気ガスを冷却するEGRクーラ23と、還流する排気ガスの流量を調整するEGRバルブ24とを備えている。排気循環装置20は、排気通路19の排気ガスを排気還流通路22に取り入れ、EGRクーラ23により冷却し、EGRバルブ24により流量調整し、吸気通路13へ戻す。
前記排気循環装置20は、EGRバルブ24を排気循環制御装置25の制御手段26に接続している。制御手段26には、吸気装置6のエアクリーナ9に配置された吸気温センサ27と、吸気温センサ27の配置位置に対して内燃機関1とは反対側の吸気装置6の吸気ダクト8に配置された外気温センサ28と、内燃機関1に配置された水温センサ29と、変速機2に配置された油温センサ30と、を接続している。
吸気温センサ27は、吸気ダクト8から内燃機関1側のエアクリーナ9に流れた吸気の温度を検出する。外気温センサ28は、吸気ダクト8に導入直後の吸気の温度(外気温度)を検出する。水温センサ29は、内燃機関1の冷却水温度を検出する。油温センサ30は、変速機2の変速機油温度を検出する。
排気循環制御装置25は、制御手段26によって、各センサ27〜30から入力する信号に基づいて排気循環装置20の作動を制御し、吸気装置6へ排気ガスを戻すことで、NOxの低減、燃費の向上を図る。
前記排気循環制御装置25は、吸気温度の変化を考慮して、排気循環装置20を作動・停止(吸気装置6への排気ガス戻しの許可・禁止)を判定するための、排気ガス導入判定マップを制御手段26に備えている。排気ガス導入判定マップは、図2に示すように、外気温センサ28により検出された外気温度毎に、吸気温センサ27により検出された吸気温度と外気温センサ28により検出された外気温度との変化値(差分)について、排気ガス導入の許可・禁止を判定する判定値を設定している。排気循環装置20を作動する排気ガス導入許可の判定値(図2の「1」)は、高温範囲に設定している。排気循環装置20を停止する排気ガス導入禁止の判定値(図2の「0」)は、低温範囲に設定している。
これより、排気循環制御装置25は、吸気温センサ27と外気温センサ28とにより検出された吸気温度の変化値(差分)が低温範囲(図2の「0」の領域)であるとき、排気循環装置20を停止する。
排気循環制御装置25は、制御手段26によって、図3に示すように、制御のプログラムがスタートすると(100)、水温センサ29から内燃機関1の冷却水温度を取得し(101)、冷却水温度により内燃機関1の暖機が完了したか否かを判断する(102)。
冷却水温度が暖機完了判定温度以上で、判断(102)がYESの場合は、吸気温センサ27から吸気温度を取得し、外気温センサ28から外気温度を取得し(103)、排気ガス導入判定マップから排気ガス導入の許可・禁止を判定する判定値を取得し(104)、吸気温センサ27により検出された吸気温度と外気温センサ28により検出された外気温度との変化値(差分)が排気ガス導入を許可する高温範囲(判定値=1)であるか否かを判断する(105)。
この判断(105)がYESの場合は、排気循環装置20を作動して排気ガスを吸気装置6に戻す排気循環制御を実行し(106)、冷却水温度の取得(101)にリターンする(107)。
前記暖機が完了したか否かの判断(102)がNOの場合、また、吸気温センサ26により検出された吸気温度と外気温センサ27により検出された外気温度との変化値(差分)が排気ガス導入を許可する高温範囲(判定値=1)であるか否かの判断(105)がNOの場合は、排気循環装置20を停止して排気ガスを吸気装置6に戻す排気循環制御を禁止し(108)、冷却水温度の取得(101)にリターンする(107)。
排気循環制御装置25は、外気温度が低くても、吸気温度と外気温度との差が大きければ、排気ガスが合流する吸気管11に至るまでにより吸気の温度が上昇すると判断し、吸気装置6への排気ガス導入を許可する。これにより、この排気循環制御装置25は、より低吸気温時からも排気ガスを吸気装置6に戻すことが可能となる。
排気循環制御装置25は、吸気温度の変化を考慮して、排気循環装置20を作動・停止(吸気装置6への排気ガス戻しの許可・禁止)を判定するための、排気ガス導入判定マップとして、内燃機関1に接続された変速機2の変速機油温度が設定温度以上の時の高油温時排気ガス導入判定マップ(図4(A))と、変速機2の油温が設定温度未満の時の低油温時排気ガス導入判定マップ(図4(B))と、を制御手段26に備えている。
高油温時排気ガス導入判定マップと低油温時排気ガス導入判定マップとは、それぞれ、外気温センサ28により検出された外気温度毎に、吸気温センサ27により検出された吸気温度と外気温センサ28により検出された外気温度との変化値(差分)について、排気ガス導入の許可・禁止を判定する判定値を設定している。排気循環装置20を作動する排気ガス導入許可の判定値(図4の「1」)は、高温範囲に設定している。排気循環装置20を停止する排気ガス導入禁止の判定値(図4の「0」)は、低温範囲に設定している。さらに、高油温時排気ガス導入判定マップの低温範囲は、低油温時排気ガス導入判定マップの低温範囲よりも、小さく設定されている。
これより、排気循環制御装置25は、吸気温センサ27と外気温センサ28とにより検出された吸気温度の変化値(差分)が低温範囲(図4の「0」の領域)であるとき、排気循環装置20を停止する。そして、排気循環制御装置25は、低温範囲が変速機2の変速機油温が高くなるほど小さくなるように設定されている高油温時排気ガス導入判定マップと低油温時排気ガス導入判定マップとを、油温センサ29が検出する変速機2の油温に応じて選択し、排気ガス導入の許可・禁止を判定する判定値を変更する。
排気循環制御装置25は、制御手段26によって、図5に示すように、制御のプログラムがスタートすると(200)、水温センサ29から内燃機関1の冷却水温度を取得し(201)、冷却水温度により内燃機関1の暖機が完了したか否かを判断する(202)。
冷却水温度が暖機完了判定温度以上で、判断(202)がYESの場合は、吸気温センサ27から吸気温度を取得し、外気温センサ28から外気温度を取得し、油温センサ30から変速機油温度を取得し(203)、変速機油温度に応じて高油温時排気ガス導入判定マップと低油温時排気ガス導入判定マップとのいずれか一方を選択し、選択した一方の排気ガス導入判定マップから排気ガス導入の許可・禁止を判定する判定値を取得し(204)、吸気温センサ27により検出された吸気温度と外気温センサ28により検出された外気温度との変化値(差分)が排気ガス導入を許可する高温範囲(判定値=1)であるか否かを判断する(205)。
この判断(205)がYESの場合は、排気循環装置20を作動して排気ガスを吸気装置6に戻す排気循環制御を実行し(206)、冷却水温度の取得(201)にリターンする(107)。
前記暖機が完了したか否かの判断(202)がNOの場合、また、吸気温センサ27により検出された吸気温度と外気温センサ28により検出された外気温度との変化値(差分)が排気ガス導入を許可する高温範囲(判定値=1)であるか否かの判断(205)がNOの場合は、排気循環装置20を停止して排気ガスを吸気装置6に戻す排気循環制御を禁止し(208)、冷却水温の取得(201)にリターンする(207)。
排気循環制御装置25は、外気温度が低くても、吸気温度と外気温度との差が大きければ、排気ガスが合流する吸気管11に至るまでにより吸気の温度が上昇すると判断し、吸気装置6への排気ガス導入を許可する。これにより、この排気循環制御装置25は、より低吸気温時からも排気ガスを吸気装置6に戻すことが可能となる。
また、内燃機関1は、変速機2の油温が高い場合に結露が発生しても、衝撃が生じ難い。このため、排気循環制御装置25は、変速機2の油温が高くなるほど、低温範囲を小さくすることで、排気循環装置20の停止範囲を狭めることができるので、排気循環装置20の作動範囲を広げ、燃費の向上とNOxの低減を図ることができる。
2 変速機
3 燃焼室
6 吸気装置
7 排気装置
13 吸気通路
19 排気通路
20 排気循環装置
22 排気還流通路
23 EGRクーラ
24 EGRバルブ
25 排気循環制御装置
26 制御手段
27 吸気温センサ
28 外気温センサ
29 水温センサ
30 油温センサ
Claims (2)
- 内燃機関に接続された吸気装置と、
前記内燃機関の排気装置から前記吸気装置へ排気ガスを戻す排気循環装置と、
前記吸気装置に配置された吸気温センサと、
前記吸気温センサより前記内燃機関とは反対側の前記吸気装置に配置された外気温センサと、
前記外気温センサが検出した温度が所定温度より低い場合に前記排気循環装置を停止する制御手段と、を備え、
前記所定温度は、前記吸気温センサが検出した温度と前記外気温センサが検出した温度との差が大きくなるほど低い温度に設定されることを特徴とする排気循環制御装置。 - 前記内燃機関に接続された変速機を備え、
前記所定温度が前記変速機の変速機油温度が高くなるほど小さくなるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の排気循環制御装置。
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