JP6314164B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記抽選テーブル記憶手段は、所定の前記項目に対して、前記選択幅を示す値とは異なる特定値を前記値に代えて予め設定した前記抽選テーブルを記憶し、前記抽選手段は、前記抽選テーブル記憶手段に記憶された前記抽選テーブルから読み出した前記項目に対応する値が、前記特定値であった場合には、抽選処理における以降の繰り返し処理を行わずに、当該項目が前記乱数値に対応する項目であると判定することを特徴とする。
まず、図1及び図2を用いて、本発明における遊技機1の構成について具体的に説明する。なお、図1は、遊技機の外観斜視図を示す図であり、図2は、キャビネットの内部構造と前面扉の裏面を示す図である。
本実施形態における遊技機1は、後述のキャビネット2と、前面扉3等から構成されている。
キャビネット2は、略矩形状の箱体であって、正面側に開口を有する。また、キャビネット2には、複数の部品が取り付けられている。
前面扉3は、キャビネット2の正面側の開口を閉塞するように取り付けられている。また前面扉3には、複数の部品が取り付けられている。
蝶番機構4は、キャビネット2の正面視左側に設けられており、前面扉3を開閉可能に軸支するために設けられている。
鍵穴5は、前面扉3の中央右側に設けられ、施錠装置(図示せず)により前面扉3を開錠するために設けられている。ここで、遊技店の店員等がメンテナンス作業や、遊技者にとって有利な度合を示す設定値の変更等を行う場合に、前面扉3に設けられている施錠装置(図示せず)の開錠が行われる。具体的には、鍵穴5にドアキー(図示せず)を挿入して時計回り方向に所定角度回動することにより開錠する。そして、前面扉3を開放し、メンテナンス作業や、設定値の変更等の作業を行う。なお、メンテナンス作業や、設定値の変更等の作業が終了すると、前面扉3を閉じることにより施錠される。
メダル投入口6は、鍵穴5の正面視左側上方に設けられ、遊技者がメダルを投入するために設けられている。
BETレバー7は、鍵穴5の上方に設けられ、遊技機1へのメダルの投入が許容されているときに、貯留(クレジット)されたメダルのうち、「1」枚のメダルを遊技に使用するために設けられている。また、BETレバー7は、遊技機1へのメダルの投入が許容されていないときで、特定の演出が行われる際に、遊技者に操作させるために設けられている。なお、BETレバー7は、図1で示す位置から、側面視で約「90」度、回動させることができるようになっている。
MAXBETボタン8は、メダル投入口6の左方に離間した位置に設けられ、遊技機1へのメダルの投入が許容されているときに、貯留(クレジット)されたメダルのうち、一遊技(「1」ゲーム)において使用可能な最大枚数のメダルを遊技に使用するために設けられている。ここで、本実施形態において、一遊技において使用可能なメダルの最大値は「3」枚である。
精算ボタン9は、MAXBETボタン8の正面視左側後方に設けられ、遊技者が獲得したメダルのうち、貯留(クレジット)されているメダルの精算を行うために設けられている。なお、本実施形態において、貯留(クレジット)可能なメダルの最大値は「50」枚である。
スタートレバー10は、MAXBETボタン8の正面視左側下方に設けられている。また、スタートレバー10は、遊技者が後述の左リール18、中リール19、右リール20の回転を開始する契機となる開始操作を行うために設けられている。ここで、遊技者による開始操作が検出されたことに基づいて、後述のメイン制御基板300は、乱数値を取得し、当選役を決定する処理や、後述の左リール18、中リール19、右リール20の回転を開始する処理等を行う。
左停止ボタン11は、スタートレバー10の正面視右側に設けられている。また、左停止ボタン11は、後述の左リール18の回転を停止する契機となる停止操作を検出するために設けられている。
中停止ボタン12は、左停止ボタン11の正面視右側に設けられている。また、中停止ボタン12は、後述の中リール19の回転を停止する契機となる停止操作を検出するために設けられている。
右停止ボタン13は、中停止ボタン12の正面視右側に設けられている。また、右停止ボタン13は、後述の右リール20の回転を停止する契機となる停止操作を検出するために設けられている。
セレクター14は、前面扉3の背面側に設けられている。また、セレクター14は、メダル投入口6に投入されたメダルの材質や形状等が適正であるか否かを判別するために設けられている。
貯留枚数表示器15は、精算ボタン9の上方に設けられている。また、貯留枚数表示器15は、遊技機1に貯留(クレジット)されている遊技者のメダルの貯留(クレジット)枚数を表示するために設けられている。
払出枚数表示器16は、貯留枚数表示器15の下方に設けられている。また、払出枚数表示器16は、遊技者に対して払い出されるメダルの払出枚数を表示したり、遊技機1がエラー状態となった場合に、エラー状態になったことを表示したりするために設けられている。
ドア開閉センサ17sは、鍵穴5の背面側に設けられており、前面扉3が開放しているか否かを検出するために設けられている。ここで、ドア開閉センサ17sは、発光部と受光部からなり、鍵穴5にドアキー(図示せず)を挿入し、当該ドアキー(図示せず)を時計回り方向に所定角度回動させると、施錠部(図示せず)が回動することとなる。そして、受光部は、施錠部が回動することにより、発光部から発光された光を受光することができなくなる。これにより、ドア開閉センサ17sは、前面扉3の開放を検知することとなる。
左リール18は、キャビネット2の内部に設けられており、円筒状の構造を有している。また、左リール18の円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。そして、左リール18は、後述の左ステッピングモータ151により回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。
中リール19は、キャビネット2の内部に設けられており、円筒状の構造を有している。また、中リール19の円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。そして、中リール19は、後述の中ステッピングモータ152により回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。
右リール20は、キャビネット2の内部に設けられており、円筒状の構造を有している。また、右リール20の円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。そして、右リール20は、後述の右ステッピングモータ153により回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。
演出ボタン21は、MAXBETボタン8の正面視右側に設けられており、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。ここで、後述のサブ制御基板400は、演出ボタン21の操作が検出された場合に、後述の演出制御基板500を介して、後述の液晶表示装置31の表示制御を行う。
十字キー22は、演出ボタン21の正面視右側に設けられており、上方向ボタン、下方向ボタン、左方向ボタン、及び右方向ボタンにより構成され、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。そして、後述のサブ制御基板400は、十字キー22の操作が検出された場合に、後述の演出制御基板500を介して、後述の液晶表示装置31等の表示制御を行う。
表示窓23は、左リール18、中リール19、右リール20の前面側に設けられており、左リール18、中リール19、右リール20の周面に描かれた複数の図柄を視認可能とするために設けられている。具体的には、左リール18の周面に描かれた「3」個の図柄、中リール19の周面に描かれた「3」個の図柄、及び右リール20の周面に描かれた「3」個の図柄の合計「9」個の図柄が表示窓23を介して視認可能となる。なお、本実施形態においては、表示窓23に表示される図柄の視認を容易とするために、図示しないバックライトを発光することにより、表示窓23に表示される図柄が照射されることとなる。
ここで、本実施形態において、有効ラインは、表示窓23に表示された図柄のうち、左リール18の中段に表示された図柄と、中リール19の中段に表示された図柄と、右リール20の下段に表示された図柄を直線で結んだラインが有効ラインとなる。
なお、以下では、左リール18の上段に表示された図柄と、中リール19の上段に表示された図柄と、右リール20の上段に表示された図柄を直線で結んだラインを「上段ライン」といい、左リール18の中段に表示された図柄と、中リール19の中段に表示された図柄と、右リール20の中段に表示された図柄を直線で結んだラインを「中段ライン」といい、左リール18の下段に表示された図柄と、中リール19の下段に表示された図柄と、右リール20の下段に表示された図柄を直線で結んだラインを「下段ライン」という。また、左リール18の上段に表示された図柄と、中リール19の中段に表示された図柄と、右リール20の下段に表示された図柄を直線で結んだラインを「右下がりライン」といい、左リール18の下段に表示された図柄と、中リール19の中段に表示された図柄と、右リール20の上段に表示された図柄を直線で結んだラインを「右上がりライン」という。
受皿ユニット24は、前面扉3の正面下方に設けられている。また、受皿ユニット24は、後述のメダル払出口25から排出されたメダルを受け入れて貯留するために設けられている。
メダル払出口25は、前面扉3の下方に設けられており、メダルの払出が行われる場合において、後述のホッパー202により払い出されるメダルを排出するために設けられている。また、メダル払出口25は、セレクターセンサ14sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルではないと判別された場合や、メダルの投入を受け付けることが不可能なタイミングに、メダル投入口6にメダルが投入された場合に、メダル投入口6に投入されたメダルを排出するために設けられている。
液晶表示装置31は、左リール18、中リール19、右リール20の上方に設けられ、動画像・静止画像等を表示するために設けられている。ここで、後述のサブ制御基板400は、後述のメイン制御基板300により管理される状態が「AT状態」である場合において、後述の内部抽選処理により所定の当選役、例えば、「打順ベル」が決定された場合等に、後述の演出制御基板500を介して、左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作順序を液晶表示装置31に表示する処理を行う。
LED32は、前面扉3の前面の周縁に設けられており、遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計されている。ここで、後述のサブ制御基板400は、LED32を点灯、点滅する処理を行うことにより、遊技者に対して視覚に訴える演出を行う。
スピーカ33は、前面扉3の背面側下方に設けられており、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。ここで、後述のサブ制御基板400は、スピーカ33から音を出力する処理を行うことにより、遊技者に対して聴覚に訴える演出を行う。
ステータス基板100は、前面扉3の背面側であって、表示窓23の下方に設けられている。また、ステータス基板100には、後述のレバースイッチ7sw、後述のMAXBETスイッチ8sw、後述の精算スイッチ9sw、後述のスタートスイッチ10sw、後述の左停止スイッチ11sw、後述の中停止スイッチ12sw、後述の右停止スイッチ13sw、後述のセレクターセンサ14s、貯留枚数表示器15、払出枚数表示器16、ドア開閉センサ17s、及び後述のメイン制御基板300が接続されている。
リール制御基板150は、左リール18、中リール19、右リール20の上方に設けられており、左リール18、中リール19、右リール20の回転、及び停止を制御するために設けられている。また、リール制御基板150には、後述の左ステッピングモータ151、後述の中ステッピングモータ152、後述の右ステッピングモータ153、後述の左リールセンサ154s、後述の中リールセンサ155s、後述の右リールセンサ156s、及び後述のメイン制御基板300が接続されている。
電源基板200は、キャビネット2の内部であって、正面視左側に設けられており、遊技機1に電力を供給する制御を行うために設けられている。また、電源基板200には、後述の電源スイッチ201sw、後述のホッパー202、メイン制御基板300、及び後述のサブ制御基板400が接続されている。
電源ボタン201は、後述のホッパー202の正面視左側に設けられており、遊技機1に電力を供給する操作を行うために設けられている。
ホッパー202は、電源基板200の正面視右側に設けられており、遊技者に対してメダルを払い出すために設けられている。ここで、後述のメイン制御基板300は、メダルを払い出す図柄の組み合わせが有効ライン上に表示された場合に、電源基板200を介してホッパー202を駆動する処理を行い、遊技者に対してメダルを払い出す処理を行う。
メイン制御基板300は、キャビネット2の内部であって、左リール18、中リール19、右リール20の上方に設けられており、遊技機1の制御を行うために設けられている。また、メイン制御基板300は、後述のメインCPU301、後述のメインROM302、後述のメインRAM303、後述のメイン乱数発生器304を備えている。更に、メイン制御基板300には、後述の外部集中端子板30、ステータス基板100、リール制御基板150、電源基板200、及び後述のサブ制御基板400が接続されている。
サブ制御基板400は、メイン制御基板300の正面視左側に設けられており、主として演出の制御を行うために設けられている。また、サブ制御基板400は、後述のサブCPU401、後述のサブROM402、後述のサブRAM403、後述のサブ乱数発生器404を備えている。更に、サブ制御基板400には、後述の演出ボタンセンサ21s、後述の十字キーセンサ22s、電源基板200、メイン制御基板300、及び後述の演出制御基板500が接続されている。
演出制御基板500は、前面扉3の背面上方に設けられており、主として演出を実行するために設けられている。また、演出制御基板500は、後述の演出制御CPU501、後述の演出制御ROM502、後述の演出制御RAM503、後述のCGROM504、後述の音源IC505、後述の音源ROM506、後述のVDP507を備えている。更に、演出制御基板500には、液晶表示装置31、LED32、スピーカ33、及びサブ制御基板400が接続されている。
次に、図3を用いて、遊技機1全体のブロック図について説明する。
レバースイッチ7swは、BETレバー7の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、レバースイッチ7swにより、BETレバー7の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対してレバースイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100からレバースイッチ入力信号を受信したことに基づいて、貯留(クレジット)されているメダルから「1」枚のメダルを使用する処理等を行う。
MAXBETスイッチ8swは、MAXBETボタン8の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、MAXBETスイッチ8swにより、MAXBETボタン8の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対してMAXBETスイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100からMAXBETスイッチ入力信号を受信したことに基づいて、貯留(クレジット)されているメダルから「3」枚のメダルを使用する処理等を行う。
精算スイッチ9swは、精算ボタン9の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、精算スイッチ9swにより、精算ボタン9の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対して精算スイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100から精算スイッチ入力信号を受信したことに基づいて、貯留(クレジット)されているメダルを精算する処理を行う。
スタートスイッチ10swは、スタートレバー10の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、スタートスイッチ10swにより、スタートレバー10の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対してスタートスイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100からスタートスイッチ入力信号を受信したことに基づいて、左リール18、中リール19、右リール20の回転を開始する処理等を行う。
左停止スイッチ11swは、左停止ボタン11の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、左停止スイッチ11swにより、左停止ボタン11の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対して左停止スイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100から左停止スイッチ入力信号を受信したことに基づいて、回転中の左リール18を停止する処理を行う。
中停止スイッチ12swは、中停止ボタン12の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、中停止スイッチ12swにより、中停止ボタン12の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対して中停止スイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100から中停止スイッチ入力信号を受信したことに基づいて、回転中の中リール19を停止する処理を行う。
右停止スイッチ13swは、右停止ボタン13の操作を検出するためのスイッチである。ここで、ステータス基板100は、右停止スイッチ13swにより、右停止ボタン13の操作が検出された場合に、メイン制御基板300に対して右停止スイッチ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100から右停止スイッチ入力信号を受信したことに基づいて、回転中の右リール20を停止する処理を行う。
セレクターセンサ14sは、メダル投入口6に適正なメダルが投入されたことを検出するためのセンサである。ここで、ステータス基板100は、セレクターセンサ14sにより、適正なメダルの通過が検出された場合に、メイン制御基板300に対してセレクターセンサ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100からセレクターセンサ入力信号を受信したことに基づいて、貯留(クレジット)されるメダルの枚数を「1」加算する処理や、遊技に使用するメダルの枚数に「1」加算する処理を行う。
左ステッピングモータ151は、左リール18の内部に設けられており、左リール18の制御を行うために設けられている。また、左ステッピングモータ151は、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。これにより、左リール18は、左ステッピングモータ151に対してパルス信号が出力されるごとに、一定の角度で回転する。なお、メイン制御基板300は、後述の左リールセンサ154sによりリールインデックスが検出されてから左ステッピングモータ151に対してパルス信号を出力した回数をカウントすることによって、左リール18の回転角度を管理する。
中ステッピングモータ152は、中リール19の内部に設けられており、中リール19の制御を行うために設けられている。また、中ステッピングモータ152は、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。これにより、中リール19は、中ステッピングモータ152に対してパルス信号が出力されるごとに、一定の角度で回転する。なお、メイン制御基板300は、後述の中リールセンサ155sによりリールインデックスが検出されてから中ステッピングモータ152に対してパルス信号を出力した回数をカウントすることによって、中リール19の回転角度を管理する。
右ステッピングモータ153は、右リール20の内部に設けられており、右リール20の制御を行うために設けられている。また、右ステッピングモータ153は、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。これにより、右リール20は、右ステッピングモータ153に対してパルス信号が出力されるごとに、一定の角度で回転する。なお、メイン制御基板300は、後述の右リールセンサ156sによりリールインデックスが検出されてから右ステッピングモータ153に対してパルス信号を出力した回数をカウントすることによって、右リール20の回転角度を管理する。
左リールセンサ154sは、左リール18の内部に設けられており、発光部と受光部とを有する光センサを備えている。また、左リールセンサ154sは、左リール18が「1」回転したことを示すリールインデックスを検出するために設けられている。
中リールセンサ155sは、中リール19の内部に設けられており、発光部と受光部とを有する光センサを備えている。また、中リールセンサ155sは、中リール19が「1」回転したことを示すリールインデックスを検出するために設けられている。
右リールセンサ156sは、右リール20の内部に設けられており、発光部と受光部とを有する光センサを備えている。また、右リールセンサ156sは、右リール20が「1」回転したことを示すリールインデックスを検出するために設けられている。
電源スイッチ201swは、電源ボタン201の操作を検出するためのスイッチである。ここで、電源基板200は、電源スイッチ201swにより、電源ボタン201の操作が検出された場合に、遊技機1に電力を供給する処理を行う。
ホッパーセンサ202sは、ホッパー202が駆動されることにより払い出されるメダルが通過したことを検出するためのセンサである。ここで、電源基板200は、ホッパーセンサ202sにより、メダルの払出が検出された場合に、メイン制御基板300に対してホッパーセンサ入力信号を送信する。そして、メイン制御基板300は、ステータス基板100からホッパーセンサ入力信号を受信したことに基づいて、払出枚数を減算する処理を行う。
外部集中端子板30は、遊技に使用したメダルの枚数を特定可能なメダル投入信号や、遊技者に対して払い出したメダルの枚数を特定可能なメダル払出信号、メイン制御基板300により管理される状態が後述の「ART状態」に移行した旨を特定可能なART信号、後述のBBに係る図柄の組み合わせが表示されたことを特定可能なBB信号、後述のRBに係る図柄の組み合わせが表示されたことを特定可能なRB信号、不正行為が行われたことを特定可能なセキュリティ信号をホールコンピュータ(図示せず)等の遊技機1の外部に対して送信するために設けられている。
メインCPU301は、メイン制御基板300に設けられている。また、メインCPU301は、後述のメインROM302に記憶されているプログラムを読み込み、遊技の進行に合わせて所定の演算処理を行うことにより、ステータス基板100、リール制御基板150、電源基板200、サブ制御基板400に対して所定の信号を送信する。
メインROM302は、メイン制御基板300に設けられている。また、メインROM302は、メインCPU301により実行される制御プログラム、データテーブル、サブ制御基板400に対するコマンドを送信するためのデータ等を記憶するために設けられている。具体的には、メインROM302は、後述の配列データテーブル(図4参照)、後述の図柄組み合わせテーブル(図5、図6参照)、後述の非RT遊技状態用当選役決定テーブル(図8参照)、後述のRT遊技状態用当選役決定テーブル(図9参照)、後述のRB遊技状態用当選役決定テーブル(図10参照)等を記憶している。
メインRAM303は、メイン制御基板300に設けられている。また、メインRAM303は、メインCPU301によるプログラムの実行により決定された各種データを記憶するために設けられている。具体的には、メインRAM303には、後述の投入枚数カウンタ等の各種カウンタや、後述の設定値格納領域等の各種格納領域が設けられている。
メイン乱数発生器304は、メイン制御基板300に設けられている。また、メイン乱数発生器304は、当選役を決定する抽選等で用いられる乱数値を生成するために設けられている。ここで、本実施形態において、メイン乱数発生器304は、「0」〜「65535」の範囲で乱数値を生成する。
演出ボタンセンサ21sは、演出ボタン21が接続されており、演出ボタン21の操作を検出するために設けられている。ここで、演出ボタンセンサ21sは、演出ボタン21の操作を検出したことに基づいて、サブ制御基板400に対して演出ボタンセンサ入力信号を送信する。そして、サブ制御基板400は、演出ボタンセンサ入力信号を受信したことに基づいて、演出ボタン21が操作されたときの処理を行う。
十字キーセンサ22sは、十字キー22が接続されており、十字キー22の操作を検出するために設けられている。ここで、十字キーセンサ22sは、十字キー22の操作を検出したことに基づいて、サブ制御基板400に対して十字キーセンサ入力信号を送信する。そして、サブ制御基板400は、十字キーセンサ入力信号を受信したことに基づいて、十字キー22が操作されたときの処理を行う。
サブCPU401は、サブ制御基板400に設けられている。また、サブCPU401は、後述のサブROM402に記憶されているプログラムを読み込み、メイン制御基板300から受信したコマンドの情報や、演出ボタンセンサ21sや、十字キーセンサ22sから入力された信号に基づいて所定の演算を行い、当該演算の結果を演出制御基板500等に供給するために設けられている。
サブROM402は、サブ制御基板400に設けられている。また、サブROM402は、サブCPU401により実行される制御プログラム、データテーブル等を記憶するために設けられている。具体的には、サブROM402は、演出決定テーブル等を記憶している。
サブRAM403は、サブ制御基板400に設けられている。また、サブRAM403は、サブCPU401によるプログラムの実行により決定された各種データを記憶するために設けられている。
サブ乱数発生器404は、サブ制御基板400に設けられている。また、サブ乱数発生器404は、演出を決定する抽選等で用いられる乱数値を生成するために設けられている。ここで、本実施形態において、サブ乱数発生器404は、「0」〜「65535」の範囲で乱数値を生成する。
演出制御CPU501は、演出制御基板500に設けられている。また、演出制御CPU501は、後述の演出制御ROM502に記憶されているプログラムを読み込み、サブ制御基板400から受信した信号に基づいてディスプレイリストを作成するために設けられている。また、演出制御CPU501は、後述のCGROM504に記憶されている画像データを液晶表示装置31に表示させる制御を行う。
演出制御ROM502は、演出制御基板500に設けられている。また、演出制御ROM502は、演出制御CPU501により実行される制御プログラム、データテーブル等を記憶するために設けられている。具体的には、演出制御ROM502は、演出制御CPU501の制御処理のプログラム、ディスプレイリストを生成するためのディスプレイリスト生成プログラム、アニメーションを表示する際に参照されるアニメシーンの組み合わせやアニメシーンの表示順序、画像の表示時間を示すウエイトフレーム、スプライトの識別番号や転送元アドレス等の各種対象データ、スプライトの表示位置や転送先アドレス等の各種パラメータ、描画方法等が記憶されている。
演出制御RAM503は、演出制御基板500に設けられている。また、演出制御RAM503は、演出制御CPU501の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、演出制御ROM502から読み出されたデータを一時的に記憶するために設けられている。
CGROM504は、演出制御基板500に設けられている。また、CGROM504は、所定範囲の画素(例えば、「32」ピクセル×「32」ピクセル)における画素毎に色番号を指定する色番号情報と、画像の透明度を示すα値とから構成され画素情報の集合からなる画像データを圧縮して記憶するために設けられている。
音源IC505は、演出制御基板500に設けられている。また、音源IC505は、後述の音源ROM506に記憶されている音声に関するプログラムやデータを読み込み、スピーカ33を駆動する音声信号を生成するために設けられている。
音源ROM506は、演出制御基板500に設けられている。また、音源ROM506は、演出を実行する際に出力される音声に関するプログラムやデータ等を記憶するために設けられている。
VDP507は、いわゆる画像プロセッサであり、演出制御CPU501からの指示に基づいて、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域のうち「表示用フレームバッファ領域」から画像データを読み出す制御を行う。そして、読み出した画像データに基づいて、映像信号(例えば、LVDS信号やRGB信号)を生成することにより、液晶表示装置31に画像を表示する制御が行われる。なお、VDP507は、図示しない制御レジスタ、CGバスインターフェイス、CPUインターフェイス、クロック生成回路、伸長回路、描画回路、表示回路、メモリコントローラ等を備えており、これらをバスによって接続している。
次に、図4に基づいて、配列データテーブルの説明を行う。
次に、図5、図6に基づいて、図柄組み合わせテーブルについて説明を行う。
次に、図7に基づいて、当選役と、停止ボタンの操作順序と、入賞等の関係について説明を行う。
次に、図8に基づいて、非RT遊技状態用当選役決定テーブルについて説明を行う。
また、「共通ベルA」と、「共通ベルB」を総称して「共通ベル」という。
また、「打順ベルLCRa」と、「打順ベルLCRb」と、「打順ベルLRCa」と、「打順ベルLRCb」と、「打順ベルCLRa」と、「打順ベルCLRb」と、「打順ベルCRLa」と、「打順ベルCRLb」と、「打順ベルRLCa」と、「打順ベルRLCb」と、「打順ベルRCLa」と、「打順ベルRCLb」を総称して、「打順ベル」という。
また、「BARベル」と、「共通ベル」と、「打順ベル」を総称して、「8枚ベル」という。
次に、図9に基づいて、RT遊技状態用当選役決定テーブルについて説明を行う。
次に、図10に基づいて、RB遊技状態用当選役決定テーブルについて説明を行う。
次に、図11に基づいて、遊技状態移行図について説明を行う。
次に、図12に基づいて、メイン制御基板により管理される状態の遷移図についての説明を行う。
「通常状態」は、遊技者にとって不利な状態である。ここで、「通常状態」においては、「AT状態」に移行するか否かを抽選する処理が行われる。そして、「AT状態」に移行するか否かの抽選を行った結果、「AT状態」に移行することが決定された場合には、「第1ATゲーム数決定状態」を経て「AT状態」に移行することとなるか、「第2ATゲーム数決定状態」を経て「AT状態」に移行することとなるかを決定する処理を行った後、所定の遊技数の前兆を経て、フリーズ演出が実行されることとなる。このフリーズ演出を実行するタイミングで、「通常状態」から「第1ATゲーム数決定状態」、または「第2ATゲーム数決定状態」に移行することとなる。なお、サブCPU401は、フリーズ演出を実行するタイミングにおいて、「第1ATゲーム数決定状態」に移行することや、「第2ATゲーム数決定状態」に移行することを液晶表示装置31により報知する制御を行う。
「第1ATゲーム数決定状態」は、「AT状態」において遊技可能なゲーム数を決定するための状態である。具体的には、「第1ATゲーム数決定状態」は、複数の遊技により構成されており、一遊技毎に、後述の内部抽選処理により決定された当選役に基づいて、「AT状態」で遊技可能なゲーム数が加算される状態である。そして、「第1ATゲーム数決定状態」の終了条件が充足された場合に、「第1ATゲーム数決定状態」から「AT状態」に移行する制御が行われる。
「第2ATゲーム数決定状態」は、「AT状態」において遊技可能なゲーム数を決定するための状態であって、「第1ATゲーム数決定状態」と比較して有利な状態である。具体的には、「第2ATゲーム数決定状態」は、「第1ATゲーム数決定状態」と同様に、複数の遊技により構成されており、一遊技毎に、後述の内部抽選処理により決定された当選役に基づいて、「AT状態」で遊技可能なゲーム数が加算される状態である。そして、「第2ATゲーム数決定状態」の終了条件が充足された場合に、「第2ATゲーム数決定状態」から「AT状態」に移行する制御が行われる。
「高特典状態」は、遊技者にとって最も有利な状態である。ここで、「高特典状態」は、複数の遊技により構成されており、「AT状態」において遊技可能なゲーム数が加算されたり、「第1ATゲーム数決定状態」、「第2ATゲーム数決定状態」、「第1ATゲーム数上乗せ状態」、「第2ATゲーム数上乗せ状態」を獲得するか否かの抽選が行われたりする。そして、「高特典状態」の終了条件が充足された場合に、「高特典状態」から「AT状態」に移行する制御が行われる。
「AT状態」は、後述の内部抽選処理により、当選役として「打順ベル」が決定された場合に、「右下がりベルに係る図柄の組み合わせ」、「下段ベルに係る図柄の組み合わせ」、「中段ベルに係る図柄の組み合わせ」を有効ライン上に表示するための左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作順序が報知される状態である。
「第1ATゲーム数上乗せ状態」は、「AT状態」において遊技可能なゲーム数が上乗せされる状態である。具体的には、「第1ATゲーム数上乗せ状態」は、「3」ゲームの遊技により構成されており、後述の内部抽選処理により、「チェリー」、「チャンス目」、「8枚ベル」、「BARベル」、「スイカ」のいずれかが決定された場合に、「AT状態」において遊技可能なゲーム数が上乗せされる状態である。
「第2ATゲーム数上乗せ状態」は、「第1ATゲーム数上乗せ状態」と同様に、「AT状態」において遊技可能なゲーム数が上乗せされる状態である。具体的には、「第2ATゲーム数上乗せ状態」は、「3」ゲームの遊技により構成されており、後述の内部抽選処理により、「リプレイ」、「チェリー」、「チャンス目」、「BARベル」、「スイカ」のいずれかが決定された場合に、「AT状態」において遊技可能なゲーム数が上乗せされる状態である。
また、「第1ATゲーム数決定状態」と、「第2ATゲーム数決定状態」と、「第1ATゲーム数上乗せ状態」と、「第2ATゲーム数上乗せ状態」と、「高特典状態」を総称して「AT特典状態」という。
次に、図13に基づいて、天井ゲーム数決定テーブルについての説明を行う。
次に、図14に基づいて、設定変更時用モード決定テーブルについての説明を行う。
次に、図15に基づいて、当選エリア情報テーブルについての説明を行う。
次に、図16に基づいて、指示モニタ表示データテーブルについての説明を行う。
なお、指示モニタ表示種別とは、サブ制御基板400に表示操作順序を通知するための情報であり、指示モニタ表示データとは、払出枚数表示器16に表示される左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作順序に係る情報である。
次に、図17に基づいて、指示モニタ表示種別抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図18に基づいて、指示モニタ表示データ変換テーブルについての説明を行う。
次に、図19に基づいて、モード移行抽選テーブルについての説明を行う。
また、モード移行抽選テーブルは、「低確率モード」に移行するか、「高確率モード」に移行するかを抽選により決定するために設けられている。ここで、モード移行抽選テーブルは、第1当選エリア情報と、「非当選(移行せず)」、「低確率モード」、「高確率モード」それぞれに対応する抽選値が規定されている。
次に、図20に基づいて、ATゲーム数決定テーブルについての説明を行う。
次に、図21に基づいて、ATゲーム数上乗せ抽選テーブルについて説明を行う。
次に、図22に基づいて、リール演出抽選テーブルについて説明を行う。
次に、図23に基づいて、通常状態用状態移行抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図24に基づいて、AT状態用状態移行抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図25に基づいて、移行先決定テーブルについての説明を行う。
次に、図26に基づいて、第2ATゲーム数上乗せ状態移行抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図27に基づいて、付与移行先抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図28に基づいて、前兆演出選択テーブルについての説明を行う。
次に、図29に基づいて、前兆ゲーム数抽選テーブルについての説明を行う。
次に、図30に基づいて、抽選種別決定テーブルについて説明を行う。
次に、図31に基づいて、ベル揃い用表示操作順序決定テーブルについて説明を行う。
次に、図32に基づいて、表示操作順表示色決定テーブルについて説明を行う。
次に、乱数値生成の概要について説明を行う。
保存乱数値は、予め指定された領域である加算用バッファに、記憶されている。また、加算用バッファは、それぞれ読み書き可能な加算用バッファ「0」〜加算用バッファ「15」までの「16」個の領域を有し、各領域に乱数値が記憶されている。なお、加算用バッファ「0」〜加算用バッファ「15」は、それぞれ「8ビット」領域となっている。そして、後述するように、加算用バッファ「0」〜加算用バッファ「15」には、それぞれ「8ビット」固定長乱数値が保存乱数値として格納される。
次に、乱数値格納レジスタの概要について説明を行う。
乱数値格納レジスタは、「8つ」の「8ビット」固定長乱数値レジスタと、「4つ」の「8ビット」可変長乱数値レジスタと、「2つ」の「16ビット」固定長乱数値レジスタと、「2つ」の「16ビット」可変長乱数値レジスタと、を備えている。
次に、図33に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ201swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
ステップS1において、メインCPU301は、電断中であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に電力が供給されている場合には、遊技機1が電断中であるか否かを判定し、遊技機1に電力が供給されていない場合には、バックアップ電源により遊技機1が電断中であるか否かを判定する処理を行う。そして、電断中であると判定された場合には(ステップS1=Yes)、ステップS1の処理を繰り返し実行する。一方、電断中ではないと判定された場合には(ステップS1=No)、ステップS2に処理を移行する。
ステップS2において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理等を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
ステップS3において、メインCPU301は、設定変更キースイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更キー(図示せず)が設定変更用の鍵穴に挿入された状態で、時計回り方向に所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更キースイッチがONであると判定された場合には(ステップS3=Yes)、ステップS4に処理を移行し、設定変更キースイッチがONではないと判定された場合には(ステップS3=No)、電断前に退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる電断復帰処理に処理を移行する。なお、電断復帰処理が終了すると、遊技機1の電源がOFFとなったときの状態に復帰することとなる。
ステップS4において、メインCPU301は、設定値変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、まず、メインRAM303に設けられている設定値格納領域に格納されている値に基づいて、現在の設定値を取得し、設定値の範囲が正常であるか否かを判定する処理を行い、判定の結果が正常である場合には、図示しない設定表示部に現在の設定値を表示する処理を行う。一方、上述の判定結果が正常ではない場合には、設定値の初期値をメインRAM303に設けられている設定値格納領域にセットする処理を行う。そして、メインCPU301は、設定変更スイッチ(図示せず)により設定変更ボタン(図示せず)の操作が検出されたことに基づいて、設定値を切り替える処理を行うとともに、スタートスイッチ10swによりスタートレバー10の操作が検出されたことに基づいて、設定値を確定する処理を行う。そして、設定変更キー(図示せず)が設定変更用の鍵穴に挿入された状態で、時計回り方向に所定角度回動されている状態から、反時計回り方向に所定角度回動されたことが検出された場合に、メインRAM303に設けられている設定値格納領域に設定値を格納する処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS5に処理を移行する。
ステップS5において、メインCPU301は、タイマ待ち処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する割込処理により、乱数値が確実に取得されるように、予め設定されたタイマ値が経過するまで、待機する処理を行う。そして、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6に処理を移行する。
ステップS6において、メインCPU301は、遊技状態設定用データをクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技状態設定用データに対応するレジスタの値を「0」とする処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS7に処理を移行する。
ステップS7において、メインCPU301は、ボーナス種別が「2」未満であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に格納されている値に基づいて、ボーナス種別が「2」未満であるか否かを判定する処理を行う。そして、ボーナス種別が「2」未満であると判定された場合には(ステップS7=Yes)、ステップS9に処理を移行し、ボーナス種別が「2」未満ではないと判定された場合には(ステップS7=No)、ステップS8に処理を移行する。
ステップS8において、メインCPU301は、ボーナス種別に「0」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に格納されている値が「2」以上であることから(ステップS7=No)、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に格納されている値が異常値であるため、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に格納されている値に「0」をセットする処理を行う。そして、ステップS8の処理が終了すると、ステップS9に処理を移行する。
ステップS9において、メインCPU301は、ボーナス種別が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に格納されている値に基づいて、ボーナス種別が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ボーナス種別が「0」であると判定された場合には(ステップS9=Yes)、ステップS11に処理を移行し、ボーナス種別が「0」ではないと判定された場合には(ステップS9=No)、ステップS10に処理を移行する。
ステップS10において、メインCPU301は、遊技状態設定用データに「1」加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技状態設定用データに対応するレジスタに「1」加算する処理を行う。そして、ステップS10の処理が終了すると、ステップS11に処理を移行する。
ステップS11において、メインCPU301は、遊技状態設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技状態設定用データに対応するレジスタの値を、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にセットする処理を行う。ここで、ステップS11の処理を行った結果、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域に格納されている値が「0」の場合には、「非RT遊技状態」に係る情報を格納していることとなる。一方で、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域に格納されている値が「1」の場合には、「RT遊技状態」に係る情報を格納していることとなる。なお、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値が「2」の場合には、「RB遊技状態」に係る情報を格納していることとなる。そして、ステップS11の処理が終了すると、ステップS12に処理を移行する。
ステップS12において、メインCPU301は、RT種別設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技状態設定用データに対応するレジスタの値を、メインRAM303に設けられているRT種別格納領域にセットする処理を行う。ここで、ステップS12の処理を行った結果、メインRAM303に設けられているRT種別格納領域に格納されている値が「0」の場合には、「RT」が作動していない旨の情報を格納していることとなる。一方で、メインRAM303に設けられているRT種別格納領域に格納されている値が「1」の場合には、「RT」が作動している旨の情報を格納していることとなる。そして、ステップS12の処理が終了すると、ステップS13に処理を移行する。
ステップS13aにおいて、メインCPU301は、設定変更時用天井ゲーム数決定テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更時の天井ゲーム数の抽選を行うために、メインROM302に格納されている設定変更時用天井ゲーム数決定テーブル(図13(A)参照)を、抽選処理用にセットする処理を行う。そして、ステップS13aの処理が終了すると、ステップS13bに処理を移行する。
ステップS13bにおいて、メインCPU301は、後で図71を用いて説明する天井ゲーム数決定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、上記設定変更時用天井ゲーム数決定テーブル(図13(A)参照)に基づいて、設定変更時の天井ゲーム数を決定する処理を行うとともに、決定された天井ゲーム数をメインRAM303に設けられている天井ゲーム数カウンタにセットする処理を行う。そして、ステップS13bの処理が終了すると、ステップS14に処理を移行する。
ステップS14において、メインCPU301は、後で図75を用いて説明する設定変更時用モード設定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインROM302に設けられている設定変更時用モード決定テーブル(図14参照)に基づいて、「高確率モード」をセットするか、「低確率モード」をセットするかを抽選により決定し、決定されたモードをメインRAM303に設けられているモード格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS14の処理が終了すると、ステップS15に処理を移行する。
ステップS15において、メインCPU301は、「高確率モード」が決定されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS14のモード設定処理により、メインRAM303に設けられているモード格納領域に「高確率モード」がセットされたか否かを判定する処理を行う。そして、「高確率モード」が決定されたと判定された場合には(ステップS15=Yes)、ステップS16に処理を移行し、「高確率モード」が決定されていないと判定された場合には(ステップS15=No)、メインループ処理(図34参照)に処理を移行する。
ステップS16において、メインCPU301は、保障ゲーム数設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高確保障ゲーム数カウンタに「10」をセットする処理を行う。そして、ステップS16の処理が終了すると、メインループ処理(図34参照)に処理を移行する。
次に、図71に基づいて、図33のステップS13bの処理等により行われる天井ゲーム数決定処理についての説明を行う。なお、図71は天井ゲーム数決定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS13−1において、メインCPU301は、設定値に基づいて、天井ゲーム数決定テーブルの初期検索位置の抽選値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、対象の天井ゲーム数決定テーブルにおける該当する設定値の抽選番号「0」に設定されている抽選値を取得する処理を行う。例えば、設定値が「1」であって、対象の天井ゲーム数決定テーブルが、「設定変更時用天井ゲーム数決定テーブル」であれば、抽選値「8」を取得する処理を行う。そして、ステップS13−1の処理が終了すると、ステップS13−2に処理を移行する。
ステップS13−2において、メインCPU301は、後で図72を用いて説明する汎用抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、乱数値を取得し、当選値となる抽選番号を取得する処理を行う。そして、ステップS13−2の処理が終了すると、ステップS13−3に処理を移行する。
ステップS13−3において、メインCPU301は、天井ゲーム数を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記抽選により当選した抽選番号を、天井ゲーム数変換テーブル(図13(C))に基づいて、天井ゲーム数に変換して、天井ゲーム数を取得する処理を行う。そして、ステップS13−3の処理が終了すると、ステップS13−4に処理を移行する。
ステップS13−4において、メインCPU301は、天井ゲーム数カウンタをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記取得した天井ゲーム数を、メインRAM303に設けられている天井ゲーム数カウンタにセットする処理を行う。そして、ステップS13−4の処理が終了すると、天井ゲーム数決定処理のサブルーチンを終了する。
次に、図72に基づいて、図71のステップS13−2の処理等により行われる汎用抽選処理についての説明を行う。なお、図72は汎用抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS230−1において、メインCPU301は、後で図73を用いて説明する保存乱数取得処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、複数の保存された乱数値から所定の位置の乱数値を取得する処理を行う。なお、この保存乱数取得処理においては、上記取得した乱数値(保存乱数値)と、当該処理の実行時に取得した乱数値と、を加算して、実際に使用する乱数値として取得する処理を行う。そして、ステップS230−1の処理が終了すると、ステップS230−2に処理を移行する。
ステップS230−2において、メインCPU301は、抽選結果初期値を設定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、当該抽選における当選番号(抽選番号)の初期値として、「0FFH」(−1)を設定する処理を行う。なお、ここで当選番号の初期値として、「0FFH」を設定するのは、次の抽選結果の更新処理(ステップS230−2)において「1」加算した際に、初期値が「0」となるようにするためである。そして、ステップS230−2の処理が終了すると、ステップS230−3に処理を移行する。
ステップS230−3において、メインCPU301は、抽選結果を更新する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、当該抽選における抽選番号に、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS230−3の処理が終了すると、ステップS230−4に処理を移行する。
ステップS230−4において、メインCPU301は、取得した抽選値が、特定当選値「LOT_MAX」であるか否かを判定する処理を行う。そして、取得した抽選値が特定当選値「LOT_MAX」であると判定された場合には(ステップS230−4=Yes)、ステップS230−8に処理を移行し、取得した抽選値が特定当選値「LOT_MAX」ではないと判定された場合には(ステップS230−4=No)、ステップS230−5に処理を移行する。
ステップS230−5において、メインCPU301は、乱数値から取得した抽選値を減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに記憶している乱数値から、上記取得した抽選値を減算し、減算した値を新たな乱数値として記憶する処理を行う。そして、ステップS230−5の処理が終了すると、ステップS230−6に処理を移行する。
ステップS230−6において、メインCPU301は、上記減算結果が負の値となったか否かを判定する処理を行う。そして、減算結果が負の値であると判定された場合には(ステップS230−6=Yes)、ステップS230−8に処理を移行し、減算結果が負の値ではないと判定された場合には(ステップS230−6=No)、ステップS230−7に処理を移行する。
ステップS230−7において、メインCPU301は、次の抽選値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、現在設定されているテーブルの次の抽選番号に設定されている抽選値を取得する処理を行う。そして、ステップS230−7の処理が終了すると、ステップS230−3に処理を移行する。
ステップS230−8において、メインCPU301は、現在の抽選番号を当選番号としてセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS230−3の処理において更新された抽選番号を、当選した抽選番号(当選番号)として設定する処理を行う。そして、ステップS230−8の処理が終了すると、汎用抽選処理のサブルーチンを終了する。
次に、図73に基づいて、図72のステップS230−1の処理等により行われる保存乱数取得処理についての説明を行う。なお、図73は保存乱数取得処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS250−1において、メインCPU301は、加算用バッファ読み出し位置を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている加算用バッファ読み出し位置をレジスタに読み込む処理を行う。そして、ステップS250−1の処理が終了すると、ステップS250−2に処理を移行する。
ステップS250−2において、メインCPU301は、加算用バッファ読み出し位置を補正する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに読み出した加算用バッファ読み出し位置と、加算用バッファ読み出し位置マスク値(0FH)と、の論理積をとる処理を行う。なお、読み出した加算用バッファ読み出し位置に対して、加算用バッファ読み出し位置マスク値(0FH)との論理積をとることにより、加算用バッファ読み出し位置を、加算用バッファ「0」〜加算用バッファ「15」のいずれかの位置とすることができる。そして、ステップS250−2の処理が終了すると、ステップS250−3に処理を移行する。
ステップS250−3において、メインCPU301は、次回の読み出し用の加算用バッファ読み出し位置を更新する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている加算用バッファ読み出し位置に、「1」を加算する処理を行う。そして、ステップS250−3の処理が終了すると、ステップS250−4に処理を移行する。
ステップS250−4において、メインCPU301は、加算用バッファから保存乱数値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記設定した加算用バッファ読み出し位置に保存されている乱数値(保存乱数値)を取得する処理を行う。そして、ステップS250−4の処理が終了すると、ステップS250−5に処理を移行する。
ステップS250−5において、メインCPU301は、取得した保存乱数値を退避させる処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記取得した保存乱数値を、専用レジスタ(Aレジスタ)から汎用レジスタ(Cレジスタ)に退避する処理を行う。そして、ステップS250−5の処理が終了すると、ステップS250−6に処理を移行する。
ステップS250−6において、メインCPU301は、乱数値の取得位置を設定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する乱数取得処理において設定される乱数取得位置の基準位置からの変更(加算)分を設定する。ここでは、「16ビット」固定長乱数値「1」が指定される、変更値をセットする。なお、ここでセットする値とともに、取得する乱数値のビット長の情報も含めて、変更値の情報として設定する。具体的には、メインCPU301は、取得する乱数値のビット長が「8ビット」であれば「0」を、取得する乱数値のビット長が「16ビット」であれば「1」を、設定する。本処理においては、「16ビット」固定長乱数値を取得するため、「1」を設定する。そして、ステップS250−6の処理が終了すると、ステップS250−7に処理を移行する。
ステップS250−7において、メインCPU301は、後で図74を用いて説明する乱数取得処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、所望の乱数値を乱数値レジスタから取得する処理を行う。そして、ステップS250−7の処理が終了すると、ステップS250−8に処理を移行する。
ステップS250−8において、メインCPU301は、取得した乱数値と、保存乱数値と、を加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記乱数取得処理(ステップS250−7)で取得した乱数値と、上記退避させた(ステップS250−5)保存乱数値と、を加算して、所望の乱数値とする。詳しくは、メインCPU301は、上記乱数取得処理(ステップS250−7)で取得した16ビット乱数値の下位「8ビット」が格納されている専用レジスタ(Aレジスタ)の値と、上記退避させた(ステップS250−5)「8ビット」保存乱数値が格納されている汎用レジスタ(Cレジスタ)の値と、を加算して得られた「8ビット」乱数値を、専用レジスタ(Aレジスタ)に格納する。そして、ステップS250−8の処理が終了すると、保存乱数取得処理のサブルーチンを終了する。
次に、図74に基づいて、図73のステップS250−7の処理等により行われる乱数取得処理についての説明を行う。なお、図74は乱数取得処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS260−1において、メインCPU301は、エラー判定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数エラーステータスレジスタの値を取得し、乱数エラーが発生しているか否かを判定する。メインCPU301は、取得した乱数エラーステータスレジスタの値により、少なくとも一つの乱数エラーが発生していると判定した場合には、エラー処理を行って、処理を停止する。一方、メインCPU301は、乱数エラーが発生していないと判定した場合には、ステップS260−2に処理を移行する。
ステップS260−2において、メインCPU301は、乱数読み取り基準位置をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数値を読み取る位置を決定するための基準アドレスとして、「8ビット」固定長乱数値レジスタ「0」をセットする処理を行う。そして、ステップS260−2の処理が終了すると、ステップS260−3に処理を移行する。
ステップS260−3において、メインCPU301は、乱数読み取り位置の変更分を加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、当該乱数取得処理を読み出す際にセットされた基準位置からの変更値分を加算し、乱数値の取得対象位置を決定する処理を行う。そして、ステップS260−3の処理が終了すると、ステップS260−4に処理を移行する。
ステップS260−4において、メインCPU301は、取得対象乱数値のビット長を判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記変更値に基づいて、ビット長判定値が「0」であるか「1」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステップS260−4の処理が終了すると、ステップS260−5に処理を移行する。
ステップS260−5において、メインCPU301は、取得対象乱数値のビット長が「8ビット」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ビット長判定値が「0」であると判定された場合には(ステップS260−5=Yes)、ステップS260−6に処理を移行し、上記ビット長判定値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS260−5=No)、ステップS260−7に処理を移行する。
ステップS260−6において、メインCPU301は、取得対象位置の「8ビット」乱数値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記決定した乱数値の取得対象位置から、「8ビット」の乱数値を取得する。そして、ステップS260−6の処理が終了すると、乱数取得処理のサブルーチンを終了する。
ステップS260−7において、メインCPU301は、取得対象位置の「16ビット」乱数値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記決定した乱数値の取得対象位置から、「16ビット」の乱数値を取得する。そして、ステップS260−7の処理が終了すると、乱数取得処理のサブルーチンを終了する。
次に、図75に基づいて、図33のステップS14の処理により行われる設定変更時用モード設定処理についての説明を行う。なお、図75は設定変更時用モード設定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS14−1において、メインCPU301は、設定変更時用モード決定テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている設定変更時用モード決定テーブルを、抽選テーブルとして設定する処理を行う。そして、ステップS14−1の処理が終了すると、ステップS14−2に処理を移行する。
ステップS14−2において、メインCPU301は、設定値を、抽選番号として設定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている設定値を、後述する汎用「2択」抽選処理において抽選値を取得する際の抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS14−2の処理が終了すると、ステップS14−3に処理を移行する。
ステップS14−3において、メインCPU301は、後で図76を用いて説明する汎用「2択」抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、設定されたテーブルと、抽選番号と、により抽選値を取得する。また、乱数値を取得し、取得した抽選値と比較して、当選か否かの「2択」抽選処理を行う。なお、上記取得した抽選値が特定当選値であった場合には、当選したものとして扱う。詳細については、後述する。そして、ステップS14−3の処理が終了すると、ステップS14−4に処理を移行する。
ステップS14−4において、メインCPU301は、抽選結果に基づいて滞在モードをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記汎用「2択」抽選処理において、キャリーフラグがセットされていれば「1」を、キャリーフラグがセットされていなければ「0」を、滞在モードとして、メインRAM303に設けられているモード格納領域にセットする処理を行う。すなわち、メインCPU301は、上記汎用「2択」抽選処理において、当選していれば、滞在モードとして「1」(高確率モード)をセットし、当選していなければ、滞在モードとして「0」(低確率モード)をセットする。そして、ステップS14−4の処理が終了すると、設定変更時用モード設定処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理のステップS15に処理を移行する。
次に、図76に基づいて、図75のステップS14−3の処理等により行われる汎用「2択」抽選処理についての説明を行う。なお、図76は汎用「2択」抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS240−1において、メインCPU301は、設定されたテーブルと、抽選番号と、により、抽選値を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、当該「2択」抽選処理を読み出した処理において設定したテーブルを参照し、読み出した処理において設定した抽選番号に基づいて、抽選値を取得する処理を行う。例えば、当該「2択」抽選処理を、設定変更時用モード設定処理で読み出した場合には、設定変更時用モード設定処理のステップS14−1において設定した「設定変更時用モード決定テーブル」を参照し、設定変更時用モード設定処理のステップS14−2において設定した抽選番号に対応する抽選値を取得する処理を行う。そして、ステップS240−1の処理が終了すると、ステップS240−2に処理を移行する。
ステップS240−2において、メインCPU301は、図73に基づいて上記説明した保存乱数取得処理を行う。そして、ステップS240−2の処理が終了すると、ステップS240−3に処理を移行する。
ステップS240−3において、メインCPU301は、キャリーフラグをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、キャリーフラグの値を「1」とする処理を行う。そして、ステップS240−3の処理が終了すると、ステップS240−4に処理を移行する。
ステップS240−4において、メインCPU301は、取得した抽選値が、特定当選値「LOT_MAX」であるか否かを判定する処理を行う。そして、取得した抽選値が特定当選値「LOT_MAX」であると判定された場合には(ステップS240−4=Yes)、汎用「2択」抽選処理のサブルーチンを終了し、取得した抽選値が特定当選値「LOT_MAX」ではないと判定された場合には(ステップS240−4=No)、ステップS240−5に処理を移行する。
ステップS240−5において、メインCPU301は、取得した乱数値から取得した抽選値を減算した結果が、「0」以上であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに記憶している乱数値から、上記取得した抽選値を減算し、減算した値が、「0」以上であるか否かを判定する処理を行う。そして、減算結果が「0」以上であると判定された場合には(ステップS240−5=Yes)、ステップS240−6に処理を移行し、減算結果が「0」以上ではないと判定された場合には(ステップS240−5=No)、キャリーフラグの値(=「1」)を変化させずに、汎用「2択」抽選処理のサブルーチンを終了する。
ステップS240−6において、メインCPU301は、キャリーフラグをクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、キャリーフラグの値を「0」とする処理を行う。そして、ステップS240−6の処理が終了すると、汎用「2択」抽選処理のサブルーチンを終了する。
次に、図34に基づいて、メイン制御基板300により行われるメインループ処理についての説明を行う。
ステップS101において、メインCPU301は、初期化処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタックポインタをセットする処理や、メインRAM303の初期化開始番地と、初期化終了番地をセットしてから、メインRAM303の初期化開始番地から初期化終了番地領域までの領域を初期化する処理等を行う。また、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている投入枚数カウンタの値や、メインRAM303に設けられている押圧基準位置格納領域の値をクリアする処理等を行う。そして、ステップS101の処理が終了すると、ステップS102に処理を移行する。
ステップS102において、メインCPU301は、メダル受付開始処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述の再遊技作動中フラグがONの場合に、メインRAM303に設けられている投入枚数カウンタの値に「3」をセットする処理等を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS103に処理を移行する。
ステップS103において、メインCPU301は、メダル管理処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述の再遊技作動中フラグがONではない場合に、メダル投入口6にメダルが投入されたか否かを判定し、メダル投入口6にメダルが投入された場合に、メインRAM303に設けられている投入枚数カウンタの値を加算する処理や、BETレバー7や、MAXBETボタン8の操作が検出されたか否かを判定し、BETレバー7や、MAXBETボタン8の操作が検出された場合に、メインRAM303に設けられている投入枚数カウンタの値を加算する処理を行う。また、精算ボタン9の操作が検出されたか否かを判定し、精算ボタン9の操作が検出された場合に、貯留されているメダルを遊技者に返却する処理等を行う。そして、ステップS103の処理が終了すると、ステップS104に処理を移行する。
ステップS104において、メインCPU301は、投入枚数カウンタの値が「3」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS102のメダル受付開始処理や、ステップS103のメダル管理処理により、メインRAM303に設けられている投入枚数カウンタの値が「3」となったか否かを判定する処理を行う。そして、投入枚数カウンタの値が「3」であると判定された場合には(ステップS104=Yes)、ステップS105に処理を移行し、投入枚数カウンタの値が「3」ではないと判定された場合には(ステップS104=No)、ステップS103に処理を移行する。
ステップS105において、メインCPU301は、スタートレバーチェック処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートスイッチ10swによりスタートレバー10の操作が検出されたか否かを判定し、スタートスイッチ10swによりスタートレバー10の操作が検出された場合に、メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の再遊技作動中フラグをOFFにする処理を行う。一方、スタートスイッチ10swによりスタートレバー10の操作が検出されなかった場合には、スタートレバーチェック処理を終了する。そして、ステップS105の処理が終了すると、ステップS106に処理を移行する。
ステップS106において、メインCPU301は、スタートスイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートスイッチ10swがONであるか否かを判定する処理を行う。そして、スタートスイッチがONであると判定された場合には(ステップS106=Yes)、ステップS107に処理を移行し、スタートスイッチがONではないと判定された場合には(ステップS106=No)、ステップS103に処理を移行する。
ステップS107において、メインCPU301は、内部抽選処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、メインROM302に設けられている当選役決定テーブル(図8〜図10参照)を選択する処理を行う。次に、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている乱数値格納領域に格納されている乱数値と、選択された当選役決定テーブルと、に基づいて、当選役を決定する処理を行う。次に、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている当選役格納領域に決定した当選役に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS107の処理が終了すると、ステップS108に処理を移行する。
ステップS108において、メインCPU301は、後で図35を用いて説明する情報設定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、払出枚数表示器16に表示する左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作順序を決定する処理等を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に処理を移行する。
ステップS109において、メインCPU301は、後で図55を用いて説明する演出設定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「フリーズ演出」の待機処理や、実行処理等を行う。そして、ステップS109の処理が終了すると、ステップS110に処理を移行する。
ステップS110において、メインCPU301は、リール回転開始準備処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている回胴演出情報格納領域に格納されている情報に基づいて、回胴演出を実行する処理を行う。また、メインCPU301は、最小遊技時間が経過したか否かを判定する処理を行い、当該判定の結果、最小遊技時間が経過したと判定された場合には、次の遊技において最小遊技時間が経過したか否かを判定するために、メインRAM303に設けられているタイマカウンタの値をセットする処理を行う。一方、メインCPU301は、最小遊技時間が経過していないと判定された場合には、最小遊技時間が経過するまで待機する処理を行う。また、メインCPU301は、左リール18、中リール19、右リール20の回転が開始される旨の情報を有するリール回転開始コマンドをサブ制御基板400に対して送信するために、当該リール回転開始コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に処理を移行する。
ステップS111において、メインCPU301は、リール回転開始処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板150を介して、左ステッピングモータ151、中ステッピングモータ152、右ステッピングモータ153を駆動することにより、左リール18、中リール19、右リール20を定速回転させるための処理を行う。そして、ステップS111の処理が終了すると、ステップS112に処理を移行する。
ステップS112において、メインCPU301は、リール回転中処理を行う。具体的には、メインCPU301は、左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の押圧時であるか否かを判定し、左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の押圧時である場合には、左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13のうち、操作された停止ボタンに対応する左リール18、中リール19、右リール20と、左ステッピングモータ151、中ステッピングモータ152、右ステッピングモータ153に供給しているパルスカウンタの値に基づいて、押圧基準位置を取得し、メインRAM303に設けられている押圧基準位置格納領域に格納する処理を行う。次に、メインCPU301は、メインROM302に設けられている停止テーブル(図示せず)と、メインRAM303に設けられている当選役格納領域の値と、左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作順序等に基づいて、「0」コマから「4」コマの範囲内で滑りコマ数を決定する処理を行い、当該決定された滑りコマ数をメインRAM303に設けられている滑りコマ数格納領域に格納する処理を行う。そして、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている押圧基準位置格納領域に格納されている値と、メインRAM303に設けられている滑りコマ数格納領域に格納されている値とに基づいて、回転中の左リール18、中リール19、右リール20を停止する処理を行う。そして、ステップS112の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
ステップS113において、メインCPU301は、全リールが停止したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS112のリール回転中処理により、左リール18、中リール19、右リール20が全て停止したか否かを判定する処理を行う。そして、全リールが停止したと判定された場合には(ステップS113=Yes)、ステップS114に処理を移行し、全リールが停止していないと判定された場合には(ステップS113=No)、ステップS112に処理を移行し、全リールが停止するまで、同様の処理を繰り返し実行する。
ステップS114において、メインCPU301は、後で図56を用いて詳述する表示判定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、まず、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに関する情報等を有する表示判定コマンドをサブ制御基板400に対して送信するために、当該表示判定コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。次に、メインCPU301は、「入賞に係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行い、「入賞に係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたと判定された場合には、遊技者に対して払い出すメダルの払出枚数を算定する処理を行う。一方、「入賞に係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されなかったと判定された場合には、「リプレイに係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行い、「リプレイに係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたと判定された場合には、メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の値をONにする処理を行う。そして、ステップS114の処理が終了すると、ステップS115に処理を移行する。
ステップS115において、メインCPU301は、払出枚数カウンタの値をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS114の表示判定処理で払出枚数の値が所定のレジスタに格納されるので、払出枚数の値が格納されたレジスタの値を、メインRAM303に設けられた払出枚数カウンタに、格納する処理を行う。そして、ステップS115の処理が終了すると、ステップS116に処理を移行する。
ステップS116において、メインCPU301は、後で図57を用いて詳述する払出処理を行う。具体的には、メインCPU301は、「入賞に係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたことに基づいて、電源基板200を介してホッパー202を駆動することにより、メダルを払い出す処理を行う。そして、ステップS116の処理が終了すると、ステップS117に処理を移行する。
ステップS117において、メインCPU301は、後で図58を用いて詳述する遊技状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、遊技状態を移行する処理等を行う。そして、ステップS117の処理が終了すると、ステップS101に処理を移行する。
次に、図35に基づいて、図34のステップS108の処理により行われる情報設定処理についての説明を行う。なお、図35は情報設定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−1において、メインCPU301は、第1当選エリア情報をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている当選エリア情報テーブル(図15参照)に基づいて、ステップS107の内部抽選処理で設定された当選番号(当選役情報)により、第1当選エリア情報の値を取得する。そして、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報格納領域に、取得した第1当選エリア情報の値を格納する処理を行う。そして、ステップS108−1の処理が終了すると、ステップS108−2に処理を移行する。
ステップS108−2において、メインCPU301は、第2当選エリア情報をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記第1当選エリア情報のセットと同様に、メインROM302に設けられている当選エリア情報テーブル(図15参照)に基づいて、ステップS107の内部抽選処理で設定された当選番号(当選役情報)により、第2当選エリア情報の値を取得する。そして、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2当選エリア情報格納領域に、取得した第2当選エリア情報の値を格納する処理を行う。そして、ステップS108−2の処理が終了すると、ステップS108−3に処理を移行する。
ステップS108−3において、メインCPU301は、送信用当選番号を補正する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている当選エリア情報テーブル(図15参照)に基づいて、ステップS107の内部抽選処理で設定された当選番号(当選役情報)により、当選役情報補正値を取得する。そして、メインCPU301は、上記当選番号(当選役情報)から、取得した当選役情報補正値を減算し、減算した値を当選番号とする処理を行う。なお、この送信用当選番号を補正する処理により、いわゆる当選役の丸め処理を行っている。具体的には、メインCPU301は、当選役として、打順ベルのいずれか(当選番号=「15」〜「26」)が選択されている場合には、打順ベルの代表役(本処理においては、打順ベルLCRa(当選番号=「15」))に変換する。また、メインCPU301は、当選役として、「3枚」ベルのいずれか(当選番号=「27」〜「30」)が選択されている場合には、「3枚」ベルの代表役(本処理においては、「3枚」ベル左中(当選番号=「27」))に変換する。そして、ステップS108−3の処理が終了すると、ステップS108−4に処理を移行する。
ステップS108−4において、メインCPU301は、当選エリアコマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−3の処理で補正した当選番号(当選エリア情報の内容)を有する当選エリアコマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS108−4の処理が終了すると、ステップS108−5に処理を移行する。
ステップS108−5において、メインCPU301は、ボーナス当選時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107の内部抽選処理で設定された当選番号(当選役情報)が、RBBを示す値であるか否かを判定する。そして、ボーナス当選時であると判定された場合には(ステップS108−5=Yes)、ステップS108−6に処理を移行し、ボーナス当選時ではないと判定された場合には(ステップS108−5=No)、ステップS108−7に処理を移行する。
ステップS108−6において、メインCPU301は、ボーナス当選時処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス当選種別格納領域に「1」をセットする処理を行う。なお、ボーナス当選種別は、「1ゲーム」ごとにクリアされる。また、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域に「1」をセットする処理を行う。なお、ボーナス種別は、ボーナス図柄が停止表示された際にクリアされる。さらに、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域に「1」(ボーナス内部中を示す値)をセットする処理を行う。さらに、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているRT種別格納領域に「1」(RT遊技状態を示す値)をセットする処理を行う。そして、ステップS108−6の処理が終了すると、ステップS108−7に処理を移行する。
ステップS108−7において、メインCPU301は、停止制御番号設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている停止制御番号格納領域に、上記設定された当選番号(当選役情報)をセットする処理を行う。そして、ステップS108−7の処理が終了すると、ステップS108−8に処理を移行する。
ステップS108−8において、メインCPU301は、表示許可図柄設定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、停止制御番号に基づいて、入賞に係る当選役であるか否か、ボーナス内部当選中であるか否か等を勘案し、停止表示を許可する図柄を設定する処理を行う。そして、ステップS108−8の処理が終了すると、ステップS108−9に処理を移行する。
ステップS108−9において、メインCPU301は、リール回転開始受付コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートレバー10の操作が受け付けられた旨の情報等を有するリール回転開始受付コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。なお、このリール回転開始受付コマンドには、投入枚数の情報も付加されて、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS108−9の処理が終了すると、ステップS108−10に処理を移行する。
ステップS108−10において、メインCPU301は、後で図36を用いて詳述する指示モニタ表示処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、払出枚数表示器16に表示する指示モニタ表示データを設定する処理等を行う。そして、ステップS108−10の処理が終了すると、ステップS108−11に処理を移行する。
ステップS108−11において、メインCPU301は、ボーナス当選時を除くボーナス内部中であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス当選種別格納領域の値と、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域の値と、が異なる値であるか否かを判定する。そして、ボーナス当選時を除くボーナス内部中であると判定された場合には(ステップS108−11=Yes)、ステップS108−12に処理を移行し、ボーナス当選時を除くボーナス内部中ではないと判定された場合には(ステップS108−11=No)、情報設定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS109に処理を移行する。
ステップS108−12において、メインCPU301は、後で図37、図38を用いて詳述するスタートレバー受付時処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メイン制御基板300により管理される状態に応じた処理を行う。そして、ステップS108−12の処理が終了すると、ステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−13において、メインCPU301は、遊技制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12のスタートレバー受付時処理により行われた抽選の結果に係る情報を有する遊技制御コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS108−13の処理が終了すると、情報設定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS109に処理を移行する。
次に、図36に基づいて、図35のステップS108−10の処理により行われる指示モニタ表示処理についての説明を行う。なお、図36は指示モニタ表示処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−10−1において、メインCPU301は、「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値に基づいて、メイン制御基板300により管理される状態が「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「通常状態」であると判定された場合には(ステップS108−10−1=Yes)、ステップS108−10−2に処理を移行し、「通常状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−10−1=No)、ステップS108−10−3に処理を移行する。
ステップS108−10−2において、メインCPU301は、指示モニタ表示種別に「0」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、指示モニタ表示種別を格納するためのレジスタに、「0」をセットする。なお、正確には、メインCPU301は、状態格納領域に格納されていた「通常状態」を表す値「0」をセットしたレジスタを、指示モニタ表示種別を格納するためのレジスタとして、以下で使用する。そして、ステップS108−10−2の処理が終了すると、ステップS108−10−12に処理を移行する。
ステップS108−10−3において、メインCPU301は、指示モニタ表示設定データ取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている指示モニタ表示データテーブル(図16参照)に基づいて、停止制御番号により、指示モニタ表示設定データを取得し、レジスタに設定する処理を行う。そして、ステップS108−10−3の処理が終了すると、ステップS108−10−4に処理を移行する。
ステップS108−10−4において、メインCPU301は、「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値に基づいて、メイン制御基板300により管理される状態が「AT状態」であるか否かを判定する。そして、「AT状態」であると判定された場合には(ステップS108−10−4=Yes)、ステップS108−10−6に処理を移行し、「AT状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−10−4=No)、ステップS108−10−5に処理を移行する。
ステップS108−10−5において、メインCPU301は、「AT特典状態」における「リプレイ」当選時用の指示モニタ表示設定データを補正する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−10−3の処理でレジスタに設定された指示モニタ表示設定データの上位「4」ビットと、下位「4」ビットと、をスワップする処理を行う。そして、ステップS108−10−5の処理が終了すると、ステップS108−10−8に処理を移行する。
ステップS108−10−6において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する。すなわち、メインCPU301は、前兆演出の実行中であるか否かを判定する処理を行う。そして、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−10−6=Yes)、ステップS108−10−8に処理を移行し、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−10−6=No)、ステップS108−10−7に処理を移行する。
ステップS108−10−7において、メインCPU301は、前兆演出の実行中において「リプレイ」に当選した際の指示モニタ表示設定データを補正する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−10−3の処理でレジスタに設定された指示モニタ表示設定データに、「4」を加算する処理を行う。すなわち、指示モニタ表示設定データのビット「2」の値を「0」から「1」に変更する処理を行う。そして、ステップS108−10−7の処理が終了すると、ステップS108−10−8に処理を移行する。
ステップS108−10−8において、メインCPU301は、指示モニタ表示設定データマスク処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに設定されている指示モニタ表示設定データの上位「4」ビットの値をクリアする処理を行う。そして、ステップS108−10−8の処理が終了すると、ステップS108−10−9に処理を移行する。
ステップS108−10−9において、メインCPU301は、抽選結果反映フラグが立っているか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに設定されている指示モニタ表示設定データのビット「3」の値が「1」であるか否かを判定する。すなわち、当選役が「リプレイ」、「3枚ベル中」、「3枚ベル右」のいずれかであるか否かを判定する。そして、抽選結果反映フラグが立っていると判定された場合には(ステップS108−10−9=Yes)、ステップS108−10−11に処理を移行し、抽選結果反映フラグが立っていないと判定された場合には(ステップS108−10−9=No)、ステップS108−10−10に処理を移行する。
ステップS108−10−10において、メインCPU301は、指示モニタ表示種別にマスク処理後の指示モニタ表示設定データの値をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに格納されているマスク処理後の指示モニタ表示設定データの値を、指示モニタ表示種別の値とする。そして、ステップS108−10−10の処理が終了すると、ステップS108−10−12に処理を移行する。
ステップS108−10−11において、メインCPU301は、指示モニタ表示設定データをビット補正後、指示モニタ表示種別の抽選をする処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−10−11aにおいて、メインCPU301は、レジスタに格納されているマスク処理後の指示モニタ表示設定データのビット「3」の値をクリアする。そして、ステップS108−10−11aの処理が終了すると、ステップS108−10−11bに処理を移行する。
ステップS108−10−12において、メインCPU301は、指示モニタ表示コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、決定した指示モニタ表示種別の情報等を有する指示モニタ表示コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS108−10−12の処理が終了すると、ステップS108−10−13に処理を移行する。
ステップS108−10−13において、メインCPU301は、指示モニタ表示データ変換処理を行う。具体的には、メインCPU301は、指示モニタ表示データ変換テーブル(図18参照)に基づいて、決定した指示モニタ表示種別の値を、指示モニタ表示データに変換する処理を行う。そして、ステップS108−10−13の処理が終了すると、ステップS108−10−14に処理を移行する。
ステップS108−10−14において、メインCPU301は、払出表示器用バッファの値をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−10−13の処理において指示モニタ表示種別の値から変換した指示モニタ表示データを、メインRAM303に設けられた払出表示器用バッファにセットする処理を行う。そして、ステップS108−10−14の処理が終了すると、指示モニタ表示処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−11に処理を移行する。
次に、図37、図38に基づいて、図35のステップS108−12の処理により行われるスタートレバー受付時処理についての説明を行う。なお、図37、図38はスタートレバー受付時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−1において、メインCPU301は、停止制御番号の値が「4」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている停止制御番号格納領域に格納されている値が、「4」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、当選役が「中段チェリー」であるか否かを判定する処理を行う。そして、停止制御番号の値が「4」(当選役が「中段チェリー」)であると判定された場合には(ステップS108−12−1=Yes)、ステップS108−12−2に処理を移行し、停止制御番号の値が「4」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−1=No)、ステップS108−12−5に処理を移行する。
ステップS108−12−2において、メインCPU301は、状態格納領域の値が「2」以上であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値に基づいて、状態格納領域の値が「2」以上であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、ステップS108−12−2の処理において、「AT特典状態」(「第1ATゲーム数決定状態」、「第2ATゲーム数決定状態」、「第1ATゲーム数上乗せ状態」、「第2ATゲーム数上乗せ状態」、「高特典状態」のいずれか)であるか否かを判定する処理を行っている。そして、状態格納領域の値が「2」以上であると判定された場合には(ステップS108−12−2=Yes)、ステップS108−12−3に処理を移行し、状態格納領域の値が「2」以上ではないと判定された場合には(ステップS108−12−2=No)、ステップS108−12−4に処理を移行する。
ステップS108−12−3において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおける「高特典状態」の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリにおける高特典状態ゲーム数残カウンタに、所定の値(「1」)を加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−3の処理が終了すると、ステップS108−12−22に処理を移行する。
ステップS108−12−4において、メインCPU301は、第1演出種別に「2」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別格納領域に「2」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−4の処理が終了すると、ステップS108−12−22に処理を移行する。
ステップS108−12−5において、メインCPU301は、「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値が、「通常状態」を表す値「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「通常状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−5=Yes)、ステップS108−12−6に処理を移行し、「通常状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−5=No)、ステップS108−12−7に処理を移行する。
ステップS108−12−6において、メインCPU301は、後で図39を用いて詳述する通常状態用処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値を「1」加算する処理を行った結果、天井ゲーム数カウンタの値と等しくなったか否かを判定する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6の処理が終了すると、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−7において、メインCPU301は、第2当選エリア情報の値が「1」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2当選エリア情報の値が、当選役「BARベルシングル」を示す値「1」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、ステップS108−12−7の処理において、当選役が「BARベルシングル」であるか否かを判定する処理を行っている。そして、第2当選エリア情報の値が「1」であると判定された場合には(ステップS108−12−7=Yes)、ステップS108−12−8に処理を移行し、第2当選エリア情報の値が「1」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−7=No)、ステップS108−12−11に処理を移行する。
ステップS108−12−8において、メインCPU301は、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否を選択抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−8aにおいて、メインCPU301は、メインROM302に設けられている第2ATゲーム数上乗せ状態移行抽選テーブル(図26参照)をセットし、メインRAM303に設けられている設定値を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−8aの処理が終了すると、ステップS108−12−8bに処理を移行する。
ステップS108−12−8bおいて、メインCPU301は、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行を獲得するか否かの当否を選択抽選する処理を行う。なお、この「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選に当選しなかった場合には、「第1ATゲーム数上乗せ状態」への移行を獲得することとなる。そして、ステップS108−12−8の処理が終了すると、ステップS108−12−9に処理を移行する。
ステップS108−12−9において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリの「第1ATゲーム数上乗せ状態」の残カウンタをセットする。具体的には、メインCPU301は、残カウンタの値を更新する対象として、第1残カウンタカテゴリの第1ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタを準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−9の処理が終了すると、ステップS108−12−10に処理を移行する。
ステップS108−12−10において、メインCPU301は、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−8の「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選処理により、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。そして、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−10=Yes)、ステップS108−12−15に処理を移行し、「第2ATゲーム数上乗せ状態」への移行当否抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−10=No)、ステップS108−12−16に処理を移行する。
ステップS108−12−11において、メインCPU301は、第2当選エリア情報の値が「2」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2当選エリア情報の値が、当選役「BARベルダブル」を示す値「2」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、ステップS108−12−11の処理において、当選役が「BARベルダブル」であるか否かを判定する処理を行っている。そして、第2当選エリア情報の値が「2」であると判定された場合には(ステップS108−12−11=Yes)、ステップS108−12−12に処理を移行し、第2当選エリア情報の値が「2」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−11=No)、ステップS108−12−17に処理を移行する。
ステップS108−12−12において、メインCPU301は、状態格納領域の値が「2」以上であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値に基づいて、状態格納領域の値が「2」以上であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、ステップS108−12−2の処理と同様に、ステップS108−12−12の処理において、「AT特典状態」(「第1ATゲーム数決定状態」、「第2ATゲーム数決定状態」、「第1ATゲーム数上乗せ状態」、「第2ATゲーム数上乗せ状態」、「高特典状態」のいずれか)であるか否かを判定する処理を行っている。そして、状態格納領域の値が「2」以上であると判定された場合には(ステップS108−12−12=Yes)、ステップS108−12−8に処理を移行し、状態格納領域の値が「2」以上ではないと判定された場合には(ステップS108−12−12=No)、ステップS108−12−13に処理を移行する。
ステップS108−12−13において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリの「第1ATゲーム数上乗せ状態」の残カウンタをセットする。具体的には、メインCPU301は、残カウンタの値を更新する対象として、第1残カウンタカテゴリの第1ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタを準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−13の処理が終了すると、ステップS108−12−14に処理を移行する。
ステップS108−12−14において、メインCPU301は、指定の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定されているATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタに「1」加算する処理を行う。なお、このステップS108−12−14の処理においては、ステップS108−12−13の処理で設定された第1残カウンタカテゴリにおける第1ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタに、加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−14の処理が終了すると、ステップS108−12−15に処理を移行する。
ステップS108−12−15において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリの「第2ATゲーム数上乗せ状態」の残カウンタをセットする。具体的には、メインCPU301は、残カウンタの値を更新する対象として、第1残カウンタカテゴリの第2ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタを準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−15の処理が終了すると、ステップS108−12−16に処理を移行する。
ステップS108−12−16において、メインCPU301は、指定の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定されているATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタに「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−16の処理が終了すると、ステップS108−12−17に処理を移行する。
ステップS108−12−17において、メインCPU301は、「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値が、「AT状態」を表す値「1」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「AT状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−17=Yes)、ステップS108−12−18に処理を移行し、「AT状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−17=No)、ステップS108−12−19に処理を移行する。
ステップS108−12−18において、メインCPU301は、後で図49を用いて詳述するAT状態用処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理や、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタの値が「0」となった場合に、「通常状態」に移行する処理等を行う。そして、ステップS108−12−18の処理が終了すると、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−19において、メインCPU301は、「ATゲーム数上乗せ状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値が、「第1ATゲーム数上乗せ状態」を表す値「4」、または、「第2ATゲーム数上乗せ状態」を表す値「5」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「ATゲーム数上乗せ状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−19=Yes)、ステップS108−12−20に処理を移行し、「AT状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−19=No)、ステップS108−12−21に処理を移行する。
ステップS108−12−20において、メインCPU301は、後で図52を用いて詳述するATゲーム数上乗せ状態用処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「AT状態」において遊技可能なゲーム数を上乗せするか否かを抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−20の処理が終了すると、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−21において、メインCPU301は、「ATゲーム数決定状態」、または、「高特典状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に格納されている値が、「第1ATゲーム数決定状態」を表す値「2」、「第2ATゲーム数決定状態」を表す値「3」、または、「高特典状態」を表す値「6」のいずれかであるか否かを判定する処理を行う。そして、「ATゲーム数決定状態」、または、「高特典状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−21=Yes)、ステップS108−12−25に処理を移行し、「ATゲーム数決定状態」、または、「高特典状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−21=No)、ステップS108−12−22に処理を移行する。
ステップS108−12−22において、メインCPU301は、第1演出種別の値が「2」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別格納領域に格納されている値が、「2」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第1演出種別の値が「2」であると判定された場合には(ステップS108−12−22=Yes)、ステップS108−12−23に処理を移行し、第1演出種別の値が「2」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−22=No)、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−23において、メインCPU301は、後で図41を用いて詳述するAT状態移行準備処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値をクリアする処理等を行う。そして、ステップS108−12−23の処理が終了すると、ステップS108−12−24に処理を移行する。
ステップS108−12−24において、メインCPU301は、後で図43を用いて詳述する高特典状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「ATゲーム数決定状態」の移行先を抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−24の処理が終了すると、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−25において、メインCPU301は、後で図54を用いて詳述するATゲーム数決定・高特典状態用処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理や、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」となった場合に、「AT状態」に移行する処理等を行う。そして、ステップS108−12−25の処理が終了すると、スタートレバー受付時処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
次に、図39に基づいて、図37のステップS108−12−6の処理により行われる通常状態用処理についての説明を行う。なお、図39は通常状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−1において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値に「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−2において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタの値と、天井ゲーム数カウンタの値と、が等しいか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−1の通常状態ゲーム数カウンタの加算処理により、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値が、メインRAM303に設けられている天井ゲーム数カウンタの値と等しくなったか否かを判定する処理を行う。そして、通常状態ゲーム数カウンタの値と、天井ゲーム数カウンタの値と、が等しいと判定された場合には(ステップS108−12−6−2=Yes)、ステップS108−12−6−3に処理を移行し、通常状態ゲーム数カウンタの値と、天井ゲーム数カウンタの値と、が等しくないと判定された場合には(ステップS108−12−6−2=No)、ステップS108−12−6−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−3において、メインCPU301は、後で図40を用いて詳述するAT状態当選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「AT特典状態」の移行先(「第1ATゲーム数決定状態」、「第2ATゲーム数決定状態」、「高特典状態」のいずれか)を抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−3の処理が終了すると、ステップS108−12−6−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−4において、メインCPU301は、通常状態フラグに「1」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態フラグに「1」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−4の処理が終了すると、ステップS108−12−6−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−5において、メインCPU301は、「AT状態」と「通常状態」とを区別して管理するためのAT状態フラグの値が「通常状態」を表す値「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態フラグの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−5=Yes)、ステップS108−12−6−11に処理を移行し、AT状態フラグの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−5=No)、ステップS108−12−6−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−6において、メインCPU301は、AT状態フラグの値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグに「0」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−6の処理が終了すると、ステップS108−12−6−7に処理を移行する。
ステップS108−12−6−7において、メインCPU301は、第1当選エリア情報の値が「6」未満であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値が「6」未満であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、第1当選エリア情報の値が「6」未満のものとは、いわゆるレア役であるので、レア役に当選したか否かを判定している。そして、第1当選エリア情報の値が「6」未満であると判定された場合には(ステップS108−12−6−7=Yes)、ステップS108−12−6−8に処理を移行し、第1当選エリア情報の値が「6」未満ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−7=No)、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−8において、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−3と同様のAT状態当選処理を行う。そして、ステップS108−12−6−8の処理が終了すると、ステップS108−12−6−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−9において、メインCPU301は、後で図41を用いて詳述するAT状態移行準備処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、上記スタートレバー受付時処理のステップS108−12−23で説明したAT状態移行準備処理と同様に、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値をクリアする処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−9の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10において、メインCPU301は、後で図42を用いて詳述するAT特典状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「AT特典状態」への移行判定処理、「AT特典状態」への移行処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−10の処理が終了すると、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11において、メインCPU301は、後で図44を用いて詳述するAT状態移行抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「AT状態」に移行するか否かを抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−11の処理が終了すると、ステップS108−12−6−12に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12において、メインCPU301は、後で図45を用いて詳述するモード移行抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、「高確率モード」への移行を抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−12の処理が終了すると、ステップS108−12−6−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−13において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−13=Yes)、ステップS108−12−6−15に処理を移行し、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−13=No)、ステップS108−12−6−14に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14において、メインCPU301は、後で図46を用いて詳述する前兆演出処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理や、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値が「0」となった場合に、「AT状態」への移行準備処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−14の処理が終了すると、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15において、メインCPU301は、後で図47、図48を用いて詳述する前兆演出抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、演出状態の抽選処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−15の処理が終了すると、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
次に、図40に基づいて、図39のステップS108−12−6−3の処理等により行われるAT状態当選処理についての説明を行う。なお、図40はAT状態当選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−3−1において、メインCPU301は、通常状態用移行先決定テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている通常状態用移行先決定テーブル(図25(A)参照)を、以下の汎用抽選処理で使用するテーブルとしてセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−3−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−3−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−3−2において、メインCPU301は、図72に基づいて上記説明した汎用抽選処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−3−1においてセットした通常状態用移行先決定テーブル(図25(A)参照)を参照して、「AT特典状態」の移行先を抽選し、決定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−3−2の処理が終了すると、ステップS108−12−6−3−3に処理を移行する。
ステップS108−12−6−3−3において、メインCPU301は、第3残カウンタカテゴリにおける決定した移行先(状態)の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−3−2の汎用抽選処理の抽選結果に基づいて、メインRAM303に設けられている第3残カウンタカテゴリにおける所定の「状態」の残カウンタに、「1」を加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−3−3の処理が終了すると、AT状態当選処理のサブルーチンを終了する。
次に、図41に基づいて、図39のステップS108−12−6−9の処理等により行われるAT状態移行準備処理についての説明を行う。なお、図41はAT状態移行準備処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−9−1において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタの値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値に「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−9−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−9−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−9−2において、メインCPU301は、設定変更フラグをONとする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている設定変更フラグをONとする(正常動作時フラグの値を表す「−1」を格納する)処理を行う。そして、ステップS108−12−6−9−2の処理が終了すると、AT状態移行準備処理のサブルーチンを終了する。
次に、図42に基づいて、図39のステップS108−12−6−10の処理等により行われるAT特典状態移行処理についての説明を行う。なお、図42はAT特典状態移行処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−10−1において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタの値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値に「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−2において、メインCPU301は、全残カウンタカテゴリにおける「AT特典状態」の残カウンタをチェックする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている全ての残カウンタカテゴリにおける「AT特典状態」の全ての残カウンタを対象に、残カウンタに値が入っているか否か(値が「0」でないか否か)を判定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−2の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−3に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−3において、メインCPU301は、「AT特典状態」の全ての残カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−10−2の残カウンタのチェック処理により、メインRAM303に設けられている「AT特典状態」の全ての残カウンタの値が「0」であったか否かを判定する処理を行う。そして、全ての残カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−10−3=Yes)、ステップS108−12−6−10−9に処理を移行し、いずれかの残カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−10−3=No)、ステップS108−12−6−10−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−4において、メインCPU301は、検索された残カウンタの値を減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、残カウンタの値が「0」でないと始めに判定されたメインRAM303に設けられている残カウンタの値から、「1」減算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−4の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−5において、メインCPU301は、移行先の「状態」を特定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、残カウンタの値が「0」でなかった「状態」を移行先の「状態」として特定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−5の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−6において、メインCPU301は、移行先の「状態」が「高特典状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、移行先として特定された「状態」が、「高特典状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、移行先の「状態」が「高特典状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−10−6=Yes)、ステップS108−12−6−10−8に処理を移行し、移行先の「状態」が「高特典状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−10−6=No)、ステップS108−12−6−10−7に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−7において、メインCPU301は、移行先の「状態」を設定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に、特定した移行先の「状態」を設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−7の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8において、メインCPU301は、後で図43を用いて詳述する高特典状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、所定の移行先の「状態」を付与する処理や、移行先の「状態」を抽選する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−9において、メインCPU301は、第2演出種別予約を減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別予約の値を、「1」減算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−9の処理が終了すると、AT特典状態移行処理のサブルーチンを終了する。
次に、図43に基づいて、図42のステップS108−12−6−10−8の処理等により行われる高特典状態移行処理についての説明を行う。なお、図43は高特典状態移行処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−10−8−1において、メインCPU301は、「状態」を「高特典状態」にセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に、「高特典状態」を表す値「6」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−2において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおける「第1ATゲーム数上乗せ状態」の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリにおける第1ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタに、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−2の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−3に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−3において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおける「第2ATゲーム数上乗せ状態」の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリにおける第2ATゲーム数上乗せ状態ゲーム数残カウンタに、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−3の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−4において、メインCPU301は、高特典状態用の移行先(ATゲーム数決定状態)決定処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−10−8−4aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高特典状態用移行先決定テーブル(図25(C)参照)をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−4aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−4bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−4bおいて、メインCPU301は、図72に基づいて上記説明した汎用抽選処理を行う。これにより、移行先の状態(「第1ATゲーム数決定状態」または「第2ATゲーム数決定状態」)を抽選し、決定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−4の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−5において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおける決定移行先の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−10−8−4の移行先決定処理で決定した状態(「第1ATゲーム数決定状態」または「第2ATゲーム数決定状態」)に応じて、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリにおける対応する状態(「第1ATゲーム数決定状態」または「第2ATゲーム数決定状態」)の残カウンタに、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−5の処理が終了すると、ステップS108−12−6−10−8−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−10−8−6において、メインCPU301は、第2演出種別予約を減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別予約の値を、「1」減算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−10−8−6の処理が終了すると、高特典状態移行処理のサブルーチンを終了する。
次に、図44に基づいて、図39のステップS108−12−6−11の処理により行われるAT状態移行抽選処理についての説明を行う。なお、図44はAT状態移行抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−11−1において、メインCPU301は、リール演出当否抽選処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−11−1aにおいて、メインCPU301は、メインROM302に設けられているリール演出抽選テーブル(図22参照)をセットし、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−1aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−1bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−1bおいて、メインCPU301は、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、リール演出を行うか否かを決定するための当否抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−2において、メインCPU301は、リール演出に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−11−1のリール演出当否抽選処理によりリール演出に当選したか否かを判定する処理を行う。そして、リール演出に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−6−11−2=Yes)、ステップS108−12−6−11−3に処理を移行し、リール演出に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−6−11−2=No)、ステップS108−12−6−11−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−3において、メインCPU301は、第1演出種別に「1」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別に「1」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−3の処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−4において、メインCPU301は、「通常状態」においてリール演出が発生した際に選択する通常リール演出時状態移行抽選テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する状態移行当否抽選処理(ステップS108−12−6−11−6)のために、メインROM302に設けられている通常リール演出時状態移行抽選テーブル(図23(C))を準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−4の処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−5において、メインCPU301は、モードに応じた通常状態用状態移行抽選テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する状態移行当否抽選処理(ステップS108−12−6−11−6)のために、メインRAM303に設けられているモード格納領域の値に基づいて、通常状態用状態移行抽選テーブルを選択する。すなわち、モード格納領域の値が「0」ならば、「通常状態」で「低確率モード」である場合に選択する通常低確時状態移行抽選テーブル(図23(A))を選択し、モード格納領域の値が「1」ならば、「通常状態」で「高確率モード」である場合に選択する通常高確時状態移行抽選テーブル(図23(B))を選択する。そして、メインCPU301は、メインROM302に設けられている選択された通常状態用状態移行抽選テーブルを準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−5の処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−6において、メインCPU301は、状態移行当否抽選処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−11−6aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−6aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−6bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−6bおいて、メインCPU301は、上記セットされた通常状態用状態移行抽選テーブルと、ステップS108−12−6−11−6aにおいて抽選番号として設定された第1当選エリア情報と、により、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、状態移行を行うか否かの選択抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−6−11−6の処理が終了すると、ステップS108−12−6−11−7に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−7において、メインCPU301は、状態移行に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−11−6の状態移行当否抽選処理により状態移行に当選したか否かを判定する処理を行う。そして、状態移行に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−6−11−7=Yes)、ステップS108−12−6−11−8に処理を移行し、状態移行に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−6−11−7=No)、AT状態移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−12に処理を移行する。
ステップS108−12−6−11−8において、メインCPU301は、図40に基づいて上記説明したAT状態当選処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている通常状態用移行先決定テーブル(図25(A))に基づいて、移行先を抽選し、決定する処理等を行う。そして、ステップS108−12−6−11−8の処理が終了すると、AT状態移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−12に処理を移行する。
次に、図45に基づいて、図39のステップS108−12−6−12の処理等により行われるモード移行抽選処理についての説明を行う。なお、図45はモード移行抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−12−1において、メインCPU301は、高確保障ゲーム数カウンタの値を退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高確保障ゲーム数カウンタの値を、所定のレジスタに高確保障ゲーム数カウンタの仮保存値として格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−12−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−12−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−2において、メインCPU301は、高確保障ゲーム数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高確保障ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。なお、この高確保障ゲーム数カウンタの減算処理においては、「0」までしか減算を行わない。すなわち、高確保障ゲーム数カウンタの値が負の値(マイナス)となることはない。そして、ステップS108−12−6−12−2の処理が終了すると、ステップS108−12−6−12−3に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−3において、メインCPU301は、モード移行実抽選処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−12−3aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値により、参照するモード移行抽選テーブル(図19)を選択する。そして、ステップS108−12−6−12−3aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−12−3bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−4において、メインCPU301は、モード移行に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−12−3のモード移行実抽選処理によりモードを移行することに当選したか否かを判定する処理を行う。そして、モード移行に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−4=Yes)、ステップS108−12−6−12−5に処理を移行し、モード移行に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−4=No)、モード移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−5において、メインCPU301は、退避した高確保障ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−12−1の退避処理において、高確保障ゲーム数カウンタの値を退避したレジスタに格納されている値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、退避した高確保障ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−12−5=Yes)、ステップS108−12−6−12−7に処理を移行し、退避した高確保障ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−5=No)、ステップS108−12−6−12−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−6において、メインCPU301は、高確率モードに当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−12−3のモード移行実抽選処理により高確率モードに移行することに当選したか否かを判定する処理を行う。そして、高確率モードに当選したと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−6=Yes)、ステップS108−12−6−12−9に処理を移行し、高確率モードに当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−6=No)、モード移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−7において、メインCPU301は、当選したモードをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−12−3のモード移行実抽選処理により当選した移行先のモードに対応する値(低確率モード=0、高確率モード=1)を、メインRAM303に設けられているモード格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−12−7の処理が終了すると、ステップS108−12−6−12−8に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−8において、メインCPU301は、低確率モードへの移行であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−12−3のモード移行実抽選処理により低確率モードに移行することが選択されたか否かを判定する処理を行う。そして、低確率モードに移行することが選択されたと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−8=Yes)、モード移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−13に処理を移行し、低確率モードに移行することが選択されていないと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−8=No)、ステップS108−12−6−12−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−9において、メインCPU301は、高確保障ゲーム数カウンタに「10」加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高確保障ゲーム数カウンタの値に、「10」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−12−9の処理が終了すると、ステップS108−12−6−12−10に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−10において、メインCPU301は、高確保障ゲーム数カウンタの値が「128」未満であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−12−9の高確保障ゲーム数カウンタに対する加算処理の結果、高確保障ゲーム数の値が、「128」未満であるか否かを判定する処理を行う。そして、高確保障ゲーム数カウンタの値が「128」未満であると判定された場合には(ステップS108−12−6−12−10=Yes)、モード移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−13に処理を移行し、高確保障ゲーム数カウンタの値が「128」未満ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−12−10=No)、ステップS108−12−6−12−11に処理を移行する。
ステップS108−12−6−12−11において、メインCPU301は、高確保障ゲーム数カウンタに「127」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている高確保障ゲーム数カウンタの値に、高確保障ゲーム数の最大値となる「127」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−12−11の処理が終了すると、モード移行抽選処理のサブルーチンを終了し、通常状態用処理のステップS108−12−6−13に処理を移行する。
次に、図46に基づいて、図39のステップS108−12−6−14の処理等により行われる前兆演出処理についての説明を行う。なお、図46は前兆演出処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−14−1において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。なお、この前兆ゲーム数カウンタの減算処理においては、「0」までしか減算を行わない。すなわち、前兆ゲーム数カウンタの値が負の値(マイナス)となることはない。そして、ステップS108−12−6−14−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−14−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−2において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−14−2=Yes)、ステップS108−12−6−14−3に処理を移行し、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−14−2=No)、前兆演出処理のサブルーチンを終了する。
ステップS108−12−6−14−3において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリおよび第2残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリと第2残カウンタカテゴリのAT特典状態ゲーム数残カウンタの全てを対象に、(「0」以外の)値が入っているか否かをチェックする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−14−3の処理が終了すると、ステップS108−12−6−14−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−4において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリおよび第2残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタの値が、全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−14−3のAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理の結果、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−14−4=Yes)、ステップS108−12−6−14−5に処理を移行し、対象カテゴリの残カウンタの値のいずれかが「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−14−4=No)、ステップS108−12−6−14−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−5において、メインCPU301は、「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「通常状態」を表す値「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「通常状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−14−5=Yes)、ステップS108−12−6−14−6に処理を移行し、「通常状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−14−5=No)、前兆演出処理のサブルーチンを終了する。
ステップS108−12−6−14−6において、メインCPU301は、第3残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第3残カウンタカテゴリのAT特典状態ゲーム数残カウンタの全てを対象に、(「0」以外の)値が入っているか否かをチェックする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−14−6の処理が終了すると、ステップS108−12−6−14−7に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−7において、メインCPU301は、第3残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタの値が、全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−14−6のAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理の結果、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−14−7=Yes)、前兆演出処理のサブルーチンを終了し、対象カテゴリの残カウンタの値のいずれかが「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−14−7=No)、ステップS108−12−6−14−8に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−8において、メインCPU301は、図41に基づいて上記説明したAT状態移行準備処理を行う。そして、ステップS108−12−6−14−8の処理が終了すると、ステップS108−12−6−14−9に処理を移行する。
ステップS108−12−6−14−9において、メインCPU301は、図42に基づいて上記説明したAT特典状態移行処理を行う。そして、ステップS108−12−6−14−9の処理が終了すると、前兆演出処理のサブルーチンを終了する。
次に、図47、図48に基づいて、図39のステップS108−12−6−15の処理等により行われる前兆演出抽選処理についての説明を行う。なお、図47、図48は前兆演出抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−6−15−1において、メインCPU301は、抽選種別をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、抽選種別を設定する所定のレジスタの値をクリアする処理を行う。なお、抽選種別とは、後述するステップS108−12−6−15−20の前兆ゲーム数抽選処理において前兆ゲーム数を決定するために用いる前兆ゲーム数抽選テーブルを選択するための種別である。そして、ステップS108−12−6−15−1の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−2に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−2において、メインCPU301は、第3残カウンタカテゴリを指定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、AT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックするための残カウンタカテゴリとして、第3残カウンタカテゴリをセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−2の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−3に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−3において、メインCPU301は、AT状態フラグの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態フラグの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−3=Yes)、ステップS108−12−6−15−5に処理を移行し、AT状態フラグの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−3=No)、ステップS108−12−6−15−4に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−4において、メインCPU301は、指定残カウンタカテゴリを第2残カウンタカテゴリに変更する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、AT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックするための残カウンタカテゴリとして、上記指定した第3残カウンタカテゴリから第2残カウンタカテゴリに変更する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−4の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−5に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−5において、メインCPU301は、指定された残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている指定された残カウンタカテゴリの全てのAT特典状態ゲーム数残カウンタを対象に、(「0」以外の)値が入っているか否かをチェックする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−5の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−6に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−6において、メインCPU301は、指定された残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタの値が、全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−15−5のAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理の結果、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−6=Yes)、ステップS108−12−6−15−7に処理を移行し、対象カテゴリの残カウンタの値のいずれかが「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−6=No)、ステップS108−12−6−15−20に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−7において、メインCPU301は、抽選種別を「3」とする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、抽選種別を設定する所定のレジスタに、「3」を設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−7の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−8に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−8において、メインCPU301は、第1演出種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第1演出種別の値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−8=Yes)、ステップS108−12−6−15−9に処理を移行し、第1演出種別の値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−8=No)、ステップS108−12−6−15−20に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−9において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタの値が「48」(第1前兆起動ゲーム数)であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値が「48」であるか否かを判定する処理を行う。そして、通常状態ゲーム数カウンタの値が「48」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−9=Yes)、ステップS108−12−6−15−17に処理を移行し、通常状態ゲーム数カウンタの値が「48」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−9=No)、ステップS108−12−6−15−10に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−10において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタの値が「148」(第2前兆起動ゲーム数)であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値が「148」であるか否かを判定する処理を行う。そして、通常状態ゲーム数カウンタの値が「148」であると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−10=Yes)、ステップS108−12−6−15−15に処理を移行し、通常状態ゲーム数カウンタの値が「148」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−10=No)、ステップS108−12−6−15−11に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−11において、メインCPU301は、通常状態ゲーム数カウンタの値が「480」(第3前兆起動ゲーム数)、「848」(第4前兆起動ゲーム数)、「1480」(第5前兆起動ゲーム数)のいずれかであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている通常状態ゲーム数カウンタの値が「480」、「848」、「1480」のいずれかであるか否かを判定する処理を行う。そして、通常状態ゲーム数カウンタの値が「480」、「848」、「1480」のいずれかであると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−11=Yes)、ステップS108−12−6−15−12に処理を移行し、通常状態ゲーム数カウンタの値が「480」、「848」、「1480」のいずれでもないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−11=No)、ステップS108−12−6−15−20に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−12において、メインCPU301は、抽選種別を決定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている抽選種別決定テーブル(図30)基づいて、第1当選エリア情報により、抽選種別を決定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−12の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−13に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−13において、メインCPU301は、決定した抽選種別をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−15−12の抽選種別決定処理により決定した抽選種別を、抽選種別を設定する所定のレジスタに格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−13の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−14に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−14において、メインCPU301は、AT状態フラグの値に基づき、前兆演出選択テーブル(図28)を指定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値を参照し、AT状態フラグの値が「0」であれば、メインROM302に設けられている通常状態用前兆演出選択テーブル(図28(A))を、後述するステップS108−12−6−15−18の前兆演出当否抽選処理において参照するテーブルとして指定し、AT状態フラグの値が「1」であれば、メインROM302に設けられているAT状態用前兆演出選択テーブル(図28(B))を、上記参照するテーブルとして指定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−14の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−18に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−15において、メインCPU301は、設定変更フラグがOFFであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている設定変更フラグがOFFとなっているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更フラグがOFFであると判定された場合には(ステップS108−12−6−15−15=Yes)、ステップS108−12−6−15−16に処理を移行し、設定変更フラグがOFFではないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−15=No)、ステップS108−12−6−15−20に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−16において、メインCPU301は、第2前兆起動ゲーム数用前兆演出選択テーブル(図28(D))を指定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている第2前兆起動ゲーム数用前兆演出選択テーブルを、後述するステップS108−12−6−15−18の前兆演出当否抽選処理において参照するテーブルとして、指定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−16の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−18に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−17において、メインCPU301は、第1前兆起動ゲーム数用前兆演出選択テーブル(図28(C))を指定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている第1前兆起動ゲーム数用前兆演出選択テーブルを、後述するステップS108−12−6−15−18の前兆演出当否抽選処理において参照するテーブルとして、指定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−17の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−18に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−18において、メインCPU301は、前兆演出を行うか否かの当否を選択抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−15−18aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−18aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−18bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−18bおいて、メインCPU301は、指定された前兆演出選択テーブルと、ステップS108−12−6−15−18aにおいて抽選番号として設定された第1当選エリア情報と、により、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、前兆演出の実行の当否を選択抽選する処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−18の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−19に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−19において、メインCPU301は、前兆演出に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−6−15−18の前兆演出当否抽選処理により前兆演出を行うことに当選したか否かを判定する処理を行う。そして、前兆演出に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−19=Yes)、ステップS108−12−6−15−20に処理を移行し、前兆演出に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−6−15−19=No)、前兆演出抽選処理のサブルーチンを終了する。
ステップS108−12−6−15−20において、メインCPU301は、前兆ゲーム数を抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−6−15−20aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値により、参照する前兆ゲーム数抽選テーブル(図29)を選択する。すなわち、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値が「0」であれば、メインROM302に設けられている通常状態用前兆ゲーム数抽選テーブル(図29(A))を選択し、AT状態フラグの値が「1」であれば、メインROM302に設けられているAT状態用前兆ゲーム数抽選テーブル(図29(B))を選択する。そして、ステップS108−12−6−15−20aの処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−20bに処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−21において、メインCPU301は、決定した前兆ゲーム数をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−6−15−21の前兆ゲーム数抽選処理により決定した前兆ゲーム数を、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタにセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−21の処理が終了すると、ステップS108−12−6−15−22に処理を移行する。
ステップS108−12−6−15−22において、メインCPU301は、図46に基づいて上記説明した前兆演出処理を行う。そして、ステップS108−12−6−15−22の処理が終了すると、前兆演出抽選処理のサブルーチンを終了する。
次に、図49に基づいて、図38のステップS108−12−18の処理により行われるAT状態用処理についての説明を行う。なお、図49はAT状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−18−1において、メインCPU301は、後で図50を用いて詳述するAT特典状態付加抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、AT特典状態を付与するか否かの抽選を行う処理等を行う。そして、ステップS108−12−18−1の処理が終了すると、ステップS108−12−18−2に処理を移行する。
ステップS108−12−18−2において、メインCPU301は、図45に基づいて上記説明したモード移行抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−18−2の処理が終了すると、ステップS108−12−18−3に処理を移行する。
ステップS108−12−18−3において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。なお、このAT状態用ゲーム数カウンタの減算処理においては、「0」までしか減算を行わない。すなわち、AT状態用ゲーム数カウンタの値が負の値(マイナス)となることはない。そして、ステップS108−12−18−3の処理が終了すると、ステップS108−12−18−4に処理を移行する。
ステップS108−12−18−4において、メインCPU301は、第2当選エリア情報の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2当選エリア情報の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。ここで、第2当選エリア情報の値が「0」であるとは、当選役が「BARベル」以外であることを示す。すなわち、メインCPU301は、ステップS108−12−18−4の処理において、当選役が「BARベル」であるか否かを判定する処理を行っている。そして、第2当選エリア情報の値が「0」である(当選役が「BARベル」以外である)と判定された場合には(ステップS108−12−18−4=Yes)、ステップS108−12−18−5に処理を移行し、第2当選エリア情報の値が「0」ではない(当選役が「BARベル」である)と判定された場合には(ステップS108−12−18−4=No)、ステップS108−12−18−9に処理を移行する。
ステップS108−12−18−5において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「1」以下であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタの値が、「1」以下であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「1」以下であると判定された場合には(ステップS108−12−18−5=Yes)、ステップS108−12−18−6に処理を移行し、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「1」以下ではないと判定された場合には(ステップS108−12−18−5=No)、ステップS108−12−18−12に処理を移行する。
ステップS108−12−18−6において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタをクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタに「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−6の処理が終了すると、ステップS108−12−18−7に処理を移行する。
ステップS108−12−18−7において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリおよび第2残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリと第2残カウンタカテゴリのAT特典状態ゲーム数残カウンタの全てを対象に、(「0」以外の)値が入っているか否かをチェックする処理を行う。そして、ステップS108−12−18−7の処理が終了すると、ステップS108−12−18−8に処理を移行する。
ステップS108−12−18−8において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリおよび第2残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタの値が、全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−18−7のAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理の結果、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−18−8=Yes)、ステップS108−12−18−10に処理を移行し、対象カテゴリの残カウンタの値のいずれかが「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−18−8=No)、ステップS108−12−18−9に処理を移行する。
ステップS108−12−18−9において、メインCPU301は、図42に基づいて上記説明したAT特典状態移行処理を行う。そして、ステップS108−12−18−9の処理が終了すると、AT状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−18−10において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−18−10=Yes)、ステップS108−12−18−11に処理を移行し、AT状態用ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−18−10=No)、AT状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−18−11において、メインCPU301は、後で図51を用いて詳述するAT状態終了処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられた状態格納領域に、「通常状態」を表す値「0」を格納し、「AT状態」を終了させる処理等を行う。そして、ステップS108−12−18−11の処理が終了すると、AT状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−18−12において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−18−12=Yes)、ステップS108−12−18−14に処理を移行し、前兆ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−18−12=No)、ステップS108−12−18−13に処理を移行する。
ステップS108−12−18−13において、メインCPU301は、図46に基づいて上記説明した前兆演出処理を行う。そして、ステップS108−12−18−13の処理が終了すると、AT状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−18−14において、メインCPU301は、図47、図48に基づいて上記説明した前兆演出抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−18−14の処理が終了すると、AT状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
次に、図50に基づいて、図49のステップS108−12−18−1の処理により行われるAT特典状態付加抽選処理についての説明を行う。なお、図50はAT特典状態付加抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−18−1−1において、メインCPU301は、リール演出当否抽選処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−18−1−1aにおいて、メインCPU301は、メインROM302に設けられているリール演出抽選テーブル(図22参照)をセットし、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−1aの処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−1bに処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−1bおいて、メインCPU301は、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、リール演出を行うか否かを決定するための選択抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−1の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−2に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−2において、メインCPU301は、リール演出に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−18−1−1のリール演出当否抽選処理によりリール演出に当選したか否かを判定する処理を行う。そして、リール演出に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−18−1−2=Yes)、ステップS108−12−18−1−3に処理を移行し、リール演出に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−18−1−2=No)、ステップS108−12−18−1−5に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−3において、メインCPU301は、第1演出種別に「1」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別に「1」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−3の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−4に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−4において、メインCPU301は、「AT状態」においてリール演出が発生した際に選択するATリール演出時状態移行抽選テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する状態移行当否抽選処理(ステップS108−12−18−1−6)のために、メインROM302に設けられているATリール演出時状態移行抽選テーブル(図24(C))を準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−4の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−6に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−5において、メインCPU301は、モードに応じたAT状態用状態移行抽選テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する状態移行当否抽選処理(ステップS108−12−18−1−6)のために、メインRAM303に設けられているモード格納領域の値に基づいて、AT状態用状態移行抽選テーブルを選択する。すなわち、モード格納領域の値が「0」ならば、「AT状態」で「低確率モード」である場合に選択するAT低確時状態移行抽選テーブル(図24(A))を選択し、モード格納領域の値が「1」ならば、「AT状態」で「高確率モード」である場合に選択するAT高確時状態移行抽選テーブル(図24(B))を選択する。そして、メインCPU301は、メインROM302に設けられている選択されたAT状態用状態移行抽選テーブルを準備する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−5の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−6に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−6において、メインCPU301は、状態移行当否抽選処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−18−1−6aにおいて、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報を、抽選番号として設定する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−6aの処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−6bに処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−6bおいて、メインCPU301は、上記セットされたAT状態用状態移行抽選テーブルと、ステップS108−12−18−1−6aにおいて抽選番号として設定された第1当選エリア情報と、により、図76に基づいて上記説明した汎用「2択」抽選処理を行う。これにより、状態移行を行うか否かの選択抽選処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−6の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−7に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−7において、メインCPU301は、状態移行に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−18−1−6の状態移行当否抽選処理により状態移行に当選したか否かを判定する処理を行う。そして、状態移行に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−18−1−7=Yes)、ステップS108−12−18−1−8に処理を移行し、状態移行に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−18−1−7=No)、AT特典状態付加抽選処理のサブルーチンを終了し、AT状態用処理のステップS108−12−18−2に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−8において、メインCPU301は、AT状態用移行先決定テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられているAT状態用移行先決定テーブル(図25(B))を、以下の汎用抽選処理で使用するテーブルとしてセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−8の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−9に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−9において、メインCPU301は、図72に基づいて上記説明した汎用抽選処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−18−1−8においてセットしたAT状態用移行先決定テーブル(図25(B)参照)を参照して、「AT特典状態」の移行先を抽選し、決定する処理(「AT特典状態」の移行先を抽選する処理)を行う。そして、ステップS108−12−18−1−9の処理が終了すると、ステップS108−12−18−1−10に処理を移行する。
ステップS108−12−18−1−10において、メインCPU301は、第2残カウンタカテゴリにおける当選した移行先の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−18−1−9の汎用抽選処理の抽選結果に基づいて、メインROM302に設けられている第2残カウンタカテゴリの対応する「状態」の残カウンタに、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−1−10の処理が終了すると、AT特典状態付加抽選処理のサブルーチンを終了し、AT状態用処理のステップS108−12−18−2に処理を移行する。
次に、図51に基づいて、図49のステップS108−12−18−11の処理により行われるAT状態終了処理についての説明を行う。なお、図51はAT状態終了処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−18−11−1において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタをクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタに「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−11−1の処理が終了すると、ステップS108−12−18−11−2に処理を移行する。
ステップS108−12−18−11−2において、メインCPU301は、管理している「状態」を「通常状態」とする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に、「通常状態」を表す値「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−18−11−2の処理が終了すると、ステップS108−12−18−11−3に処理を移行する。
ステップS108−12−18−11−3において、メインCPU301は、AT状態終了時用天井ゲーム数決定テーブルをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、「AT状態」の終了時(「AT状態」から「通常状態」に移行する際)の天井ゲーム数の抽選を行うために、メインROM302に格納されているAT状態終了時用天井ゲーム数決定テーブル(図13(B)参照)を、抽選処理用にセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−18−11−3の処理が終了すると、ステップS108−12−18−11−4に処理を移行する。
ステップS108−12−18−11−4において、メインCPU301は、図71に基づいて上記説明した天井ゲーム数決定処理を行う。上記のように、当該処理において、メインCPU301は、上記AT状態終了時用天井ゲーム数決定テーブル(図13(B)参照)に基づいて、「AT状態」の終了時の天井ゲーム数を決定する処理を行うとともに、決定された天井ゲーム数をメインRAM303に設けられている天井ゲーム数カウンタにセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−18−11−4の処理が終了すると、AT状態終了処理のサブルーチンを終了し、AT状態用処理のサブルーチンも終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
次に、図52に基づいて、図38のステップS108−12−20の処理により行われるATゲーム数上乗せ状態用処理についての説明を行う。なお、図52はATゲーム数上乗せ状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−20−1において、メインCPU301は、AT特典状態用ゲーム数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。なお、このAT特典状態用ゲーム数カウンタの減算処理においては、「0」までしか減算を行わない。すなわち、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が負の値(マイナス)となることはない。そして、ステップS108−12−20−1の処理が終了すると、ステップS108−12−20−2に処理を移行する。
ステップS108−12−20−2において、メインCPU301は、上乗せゲーム数を抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−20−2aにおいて、メインCPU301は、「状態」(「第1ATゲーム数上乗せ状態」または「第2ATゲーム数上乗せ状態」)によってメインROM302に設けられているATゲーム数上乗せ抽選テーブル(図21参照)を選択する。すなわち、メインCPU301は、「第1ATゲーム数上乗せ状態」であれば、第1ATゲーム数上乗せ状態用ATゲーム数上乗せ抽選テーブル(図21(A)参照)を選択し、「第2ATゲーム数上乗せ状態」であれば、第2ATゲーム数上乗せ状態用ATゲーム数上乗せ抽選テーブル(図21(B)参照)を選択する。そして、ステップS108−12−20−2aの処理が終了すると、ステップS108−12−20−2bに処理を移行する。
ステップS108−12−20−3において、メインCPU301は、上乗せゲーム数の抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−20−2の上乗せゲーム数抽選処理により、「0ゲーム」以外のゲーム数が選択されたか否かを判定する処理を行う。そして、上乗せゲーム数の抽選に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−20−3=Yes)、ステップS108−12−20−4に処理を移行し、上乗せゲーム数の抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−20−3=No)、ステップS108−12−20−8に処理を移行する。
ステップS108−12−20−4において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタに格納されている値に、ステップS108−12−20−2の上乗せゲーム数の抽選処理により決定された値を加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−20−4の処理が終了すると、ステップS108−12−20−5に処理を移行する。
ステップS108−12−20−5において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグをONとする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグに、ONをセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−20−5の処理が終了すると、ステップS108−12−20−6に処理を移行する。
ステップS108−12−20−6において、メインCPU301は、「第1ATゲーム数上乗せ状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「第1ATゲーム数上乗せ状態」を表す値「4」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「第1ATゲーム数上乗せ状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−20−6=Yes)、ステップS108−12−20−7に処理を移行し、「第1ATゲーム数上乗せ状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−20−6=No)、ステップS108−12−20−8に処理を移行する。
ステップS108−12−20−7において、メインCPU301は、AT特典状態用ゲーム数カウンタに「3」をセットとする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタに、「3」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−20−7の処理が終了すると、ステップS108−12−20−8に処理を移行する。
ステップS108−12−20−8において、メインCPU301は、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−20−8=Yes)、ステップS108−12−20−9に処理を移行し、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−20−8=No)、ATゲーム数上乗せ状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のステップS108−12−21に処理を移行する。
ステップS108−12−20−9において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグがOFFであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグが、OFFであるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグがOFFであると判定された場合には(ステップS108−12−20−9=Yes)、ステップS108−12−20−10に処理を移行し、AT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグをONがOFFではないと判定された場合には(ステップS108−12−20−9=No)、ステップS108−12−20−13に処理を移行する。
ステップS108−12−20−10において、メインCPU301は、「第2ATゲーム数上乗せ状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「第2ATゲーム数上乗せ状態」を表す値「5」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「第2ATゲーム数上乗せ状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−20−10=Yes)、ステップS108−12−20−11に処理を移行し、「第2ATゲーム数上乗せ状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−20−10=No)、ステップS108−12−20−7に処理を移行する。
ステップS108−12−20−11において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタの加算値として「10」を決定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタに加算する値として、「10」を決定する処理を行う。そして、ステップS108−12−20−11の処理が終了すると、ステップS108−12−20−12に処理を移行する。
ステップS108−12−20−12において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタに格納されている値に、ステップS108−12−20−11の加算値の決定処理により決定された値「10」を加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−20−12の処理が終了すると、ステップS108−12−20−13に処理を移行する。
ステップS108−12−20−13において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグをOFFとする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数のカウンタ加算済みフラグに、OFFをセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−20−13の処理が終了すると、ステップS108−12−20−14に処理を移行する。
ステップS108−12−20−14において、メインCPU301は、後で図53を用いて詳述するAT特典状態終了処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値を、「AT状態」を表す値「1」とし、「AT特典状態」を終了させる処理等を行う。そして、ステップS108−12−20−14の処理が終了すると、ATゲーム数上乗せ状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のステップS108−12−21に処理を移行する。
次に、図53に基づいて、図52のステップS108−12−20−14の処理等により行われるAT特典状態終了処理についての説明を行う。なお、図53はAT特典状態終了処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−20−14−1において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタをチェックする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリのAT特典状態ゲーム数残カウンタの全てを対象に、(「0」以外の)値が入っているか否かをチェックする処理を行う。そして、ステップS108−12−20−14−1の処理が終了すると、ステップS108−12−20−14−2に処理を移行する。
ステップS108−12−20−14−2において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリにおけるAT特典状態ゲーム数残カウンタの値が、全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−20−14−1のAT特典状態ゲーム数残カウンタのチェック処理の結果、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、対象カテゴリの残カウンタの値が全て「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−20−14−2=Yes)、ステップS108−12−20−14−4に処理を移行し、対象カテゴリの残カウンタの値のいずれかが「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−20−14−2=No)、ステップS108−12−20−14−3に処理を移行する。
ステップS108−12−20−14−3において、メインCPU301は、前兆ゲーム数カウンタに「1」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている前兆ゲーム数カウンタに、「1」をセットする処理を行う。そして、ステップS108−12−20−14−3の処理が終了すると、ステップS108−12−20−14−4に処理を移行する。
ステップS108−12−20−14−4において、メインCPU301は、管理している「状態」を「AT状態」とする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域に、「AT状態」を表す値「1」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−20−14−4の処理が終了すると、ステップS108−12−20−14−5に処理を移行する。
ステップS108−12−20−14−5において、メインCPU301は、AT状態フラグに「1」をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグに、「AT状態」を表す値「1」を格納する処理を行う。そして、ステップS108−12−20−14−5の処理が終了すると、AT特典状態終了処理のサブルーチンを終了する。
次に、図54に基づいて、図38のステップS108−12−25の処理により行われるATゲーム数決定・高特典状態用処理についての説明を行う。なお、図54はATゲーム数決定・高特典状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS108−12−25−1において、メインCPU301は、「高特典状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「高特典状態」を表す値「6」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「高特典状態」であると判定された場合には(ステップS108−12−25−1=Yes)、ステップS108−12−25−3に処理を移行し、「高特典状態」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−25−1=No)、ステップS108−12−25−2に処理を移行する。
ステップS108−12−25−2において、メインCPU301は、「状態」に応じて、ATゲーム数決定テーブル(図20)を選択する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述するステップS108−12−25−9の加算ゲーム数を抽選する処理の際に使用するテーブルとして、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値を参照して、以下のテーブルを選択する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が「第1ATゲーム数決定状態」を表す「2」であれば、メインROM302に設けられている第1ATゲーム数決定状態用ATゲーム数決定テーブル(図20(A))を選択し、状態格納領域の値が「第2ATゲーム数決定状態」を表す「3」であれば、メインROM302に設けられている第2ATゲーム数決定状態用ATゲーム数決定テーブル(図20(B))を選択する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−2の処理が終了すると、ステップS108−12−25−9に処理を移行する。
ステップS108−12−25−3において、メインCPU301は、付与移行先抽選テーブル(図27)に基づいて、第1当選エリア情報により、付与する移行先の「状態」を抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−25−3aにおいて、メインCPU301は、メインROM302に設けられている付与移行先抽選テーブル(図27)をセットし、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値により、付与移行先抽選テーブルの参照行、すなわち、以下の汎用抽選処理において抽選の対象となる範囲を選択する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−3aの処理が終了すると、ステップS108−12−25−3bに処理を移行する。
ステップS108−12−25−4において、メインCPU301は、付与移行先の抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記ステップS108−12−25−3の付与移行先の抽選処理により、非当選とならず、いずれかの移行先の「状態」が選択されたか否かを判定する処理を行う。そして、付与移行先の抽選に当選したと判定された場合には(ステップS108−12−25−4=Yes)、ステップS108−12−25−5に処理を移行し、付与移行先の抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS108−12−25−4=No)、ステップS108−12−25−7に処理を移行する。
ステップS108−12−25−5において、メインCPU301は、第1残カウンタカテゴリの当選した移行先の残カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS108−12−25−3の付与移行先の抽選処理で当選した移行先(状態)により、メインRAM303に設けられている第1残カウンタカテゴリにおける対応する「状態」の残カウンタに、「1」加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−5の処理が終了すると、ステップS108−12−25−6に処理を移行する。
ステップS108−12−25−6において、メインCPU301は、第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、当選役が「共通ベル」、「BARベル」、「打順ベル」といった「8枚ベル」であるか否かを判定している。そして、第1当選エリア情報の値が「7」であると判定された場合には(ステップS108−12−25−6=Yes)、ステップS108−12−25−12に処理を移行し、第1当選エリア情報の値が「7」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−25−6=No)、ATゲーム数決定・高特典状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−25−7において、メインCPU301は、ステップS108−12−25−6の処理と同様に、第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第1当選エリア情報の値が「7」であると判定された場合には(ステップS108−12−25−7=Yes)、ステップS108−12−25−12に処理を移行し、第1当選エリア情報の値が「7」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−25−7=No)、ステップS108−12−25−8に処理を移行する。
ステップS108−12−25−8において、メインCPU301は、高特典状態用ATゲーム数決定テーブル(図20(C))を選択する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述するステップS108−12−25−9の加算ゲーム数を抽選する処理の際に使用するテーブルとして、メインROM302に設けられている高特典状態用ATゲーム数決定テーブルを選択する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−8の処理が終了すると、ステップS108−12−25−9に処理を移行する。
ステップS108−12−25−9において、メインCPU301は、設定されているATゲーム数決定テーブル(図20)に基づいて、第1当選エリア情報により、加算するゲーム数を抽選する処理を行う。具体的には、まず、ステップS108−12−25−9aにおいて、メインCPU301は、ステップS108−12−25−2の処理、または、ステップS108−12−25−8の処理で選択されたATゲーム数決定テーブルに基づいて、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値により、ATゲーム数決定テーブルの参照行、すなわち、以下の汎用抽選処理において抽選の対象となる範囲を選択する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−9aの処理が終了すると、ステップS108−12−25−9bに処理を移行する。
ステップS108−12−25−10において、メインCPU301は、AT状態用ゲーム数カウンタに当選したゲーム数を加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態用ゲーム数カウンタに格納されている値に、ステップS108−12−25−9の加算ゲーム数の抽選処理により決定されたゲーム数を、加算する処理を行う。そして、ステップS108−12−25−10の処理が終了すると、ステップS108−12−25−11に処理を移行する。
ステップS108−12−25−11において、メインCPU301は、第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1当選エリア情報の値が「7」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、当選役が「共通ベル」、「BARベル」、「打順ベル」といった「8枚ベル」であるか否かを判定している。そして、第1当選エリア情報の値が「7」であると判定された場合には(ステップS108−12−25−11=Yes)、ステップS108−12−25−12に処理を移行し、第1当選エリア情報の値が「7」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−25−11=No)、ATゲーム数決定・高特典状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−25−12において、メインCPU301は、AT特典状態用ゲーム数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。なお、このAT特典状態用ゲーム数カウンタの減算処理においては、「0」までしか減算を行わない。すなわち、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が負の値(マイナス)となることはない。そして、ステップS108−12−20−12の処理が終了すると、ステップS108−12−25−13に処理を移行する。
ステップS108−12−25−13において、メインCPU301は、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT特典状態用ゲーム数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS108−12−25−13=Yes)、ステップS108−12−25−14に処理を移行し、AT特典状態用ゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS108−12−25−13=No)、ATゲーム数決定・高特典状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
ステップS108−12−25−14において、メインCPU301は、図53に基づいて上記説明したAT特典状態終了処理を行う。上記のように、当該処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値を、「AT状態」を表す値「1」とする処理等を行う。そして、ステップS108−12−25−14の処理が終了すると、ATゲーム数決定・高特典状態用処理のサブルーチンを終了し、スタートレバー受付時処理のサブルーチンも終了し、情報設定処理のステップS108−13に処理を移行する。
次に、図55に基づいて、図34のステップS109の処理により行われる演出設定処理についての説明を行う。なお、図55は演出設定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS109−1において、メインCPU301は、第2演出種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別の値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第2演出種別の値が「0」であると判定された場合には(ステップS109−1=Yes)、ステップS109−8に処理を移行し、第2演出種別の値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS109−1=No)、ステップS109−2に処理を移行する。
ステップS109−2において、メインCPU301は、「AT特典状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「2以上」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態格納領域の値が「2以上」であると判定された場合には(ステップS109−2=Yes)、ステップS109−3に処理を移行し、状態格納領域の値が「2以上」ではないと判定された場合には(ステップS109−2=No)、ステップS109−8に処理を移行する。
ステップS109−3において、メインCPU301は、「ATゲーム数上乗せ状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値が、「4」または「5」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態格納領域の値が「4」または「5」であると判定された場合には(ステップS109−3=Yes)、ステップS109−4に処理を移行し、状態格納領域の値が「4」および「5」ではないと判定された場合には(ステップS109−3=No)、ステップS109−5に処理を移行する。
ステップS109−4において、メインCPU301は、AT状態フラグの値が「1」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているAT状態フラグの値が、「1」であるか否かを判定する処理を行う。そして、AT状態フラグの値が「1」であると判定された場合には(ステップS109−4=Yes)、ステップS109−5に処理を移行し、AT状態フラグの値が「1」ではないと判定された場合には(ステップS109−4=No)、ステップS109−8に処理を移行する。
ステップS109−5において、メインCPU301は、演出フリーズ時間を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている状態格納領域の値と、AT状態フラグの値と、に基づいて、メインROM302に予め設定されている演出フリーズ時間を取得する処理を行う。そして、ステップS109−5の処理が終了すると、ステップS109−6に処理を移行する。
ステップS109−6において、メインCPU301は、第2演出種別のコマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別の情報等を有する第2演出種別コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS109−6の処理が終了すると、ステップS109−7に処理を移行する。
ステップS109−7において、メインCPU301は、演出フリーズ時間が経過したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記取得した演出フリーズ時間を、タイマカウンタ値として減算し、タイマカウンタ値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、演出フリーズ時間が経過したと判定された場合には(ステップS109−7=Yes)、ステップS109−8に処理を移行し、演出フリーズ時間が経過していないと判定された場合には(ステップS109−7=No)、演出フリーズ時間が経過するまで、ステップS109−7の処理を繰り返し実行する。
ステップS109−8において、メインCPU301は、第2演出種別に第2演出種別予約の値を格納する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別の格納領域に、メインRAM303に設けられている第2演出種別予約の値を、格納する処理を行う。そして、ステップS109−8の処理が終了すると、ステップS109−9に処理を移行する。
ステップS109−9において、メインCPU301は、第2演出種別予約の値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別予約に、「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS109−9の処理が終了すると、ステップS109−10に処理を移行する。
ステップS109−10において、メインCPU301は、第1演出種別の値が「2」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別の値が、「2」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第1演出種別の値が「2」であると判定された場合には(ステップS109−10=Yes)、ステップS109−11に処理を移行し、第1演出種別の値が「2」ではないと判定された場合には(ステップS109−10=No)、ステップS109−12に処理を移行する。
ステップS109−11において、メインCPU301は、第2演出種別の値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第2演出種別に、「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS109−11の処理が終了すると、ステップS109−12に処理を移行する。
ステップS109−12において、メインCPU301は、第1演出種別のコマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別の情報等を有する第1演出種別コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS109−12の処理が終了すると、ステップS109−13に処理を移行する。
ステップS109−13において、メインCPU301は、第1演出種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別の値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、第1演出種別の値が「0」であると判定された場合には(ステップS109−13=Yes)、演出設定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS110に処理を移行し、第1演出種別の値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS109−13=No)、ステップS109−14に処理を移行する。
ステップS109−14において、メインCPU301は、第1演出種別の値に基づいて、演出を実行する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別の値を参照し、第1演出種別の値に対応するリール演出を実行する処理を行う。そして、ステップS109−14の処理が終了すると、ステップS109−15に処理を移行する。
ステップS109−15において、メインCPU301は、第1演出種別の値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている第1演出種別に、「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS109−15の処理が終了すると、演出設定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS110に処理を移行する。
次に、図56に基づいて、図34のステップS114の処理により行われる表示判定処理についての説明を行う。なお、図56は表示判定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS114−1において、メインCPU301は、表示判定コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、表示判定の開始情報等を有する表示判定コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS114−1の処理が終了すると、ステップS114−2に処理を移行する。
ステップS114−2において、メインCPU301は、「リプレイ」に係る図柄の組み合わせが表示された否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが、「リプレイ」に係る図柄の組み合わせであるか否かを判定する処理を行う。そして、「リプレイ」に係る図柄の組み合わせが表示されたと判定された場合には(ステップS114−2=Yes)、ステップS114−3に処理を移行し、「リプレイ」に係る図柄の組み合わせが表示されていないと判定された場合には(ステップS114−2=No)、ステップS114−5に処理を移行する。
ステップS114−3において、メインCPU301は、再遊技作動中フラグをONとする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域に、ONをセットする処理を行う。そして、ステップS114−3の処理が終了すると、ステップS114−4に処理を移行する。
ステップS114−4において、メインCPU301は、払出枚数の値をクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、払出枚数の値を格納するために用いるレジスタの値を、「0」とする処理を行う。なお、メインループ処理のステップS115の処理で説明したように、このレジスタの値が、メインRAM303に設けられた払出回数カウンタに、払出枚数の値として格納される。そして、ステップS114−4の処理が終了すると、表示判定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS115に処理を移行する。
ステップS114−5において、メインCPU301は、払出枚数を算定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせに基づいて、払出枚数を算定する処理を行う。また、メインCPU301は、算定した払出枚数の値を、上記レジスタ(払出枚数の値を格納するために用いるレジスタ)に格納する処理を行う。そして、ステップS114−5の処理が終了すると、表示判定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS115に処理を移行する。
次に、図57に基づいて、図34のステップS116の処理により行われる払出処理についての説明を行う。なお、図57は払出処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS116−1において、メインCPU301は、払出表示器用バッファをクリアする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられた払出表示器用バッファに、「0」を格納する処理を行う。そして、ステップS116−1の処理が終了すると、ステップS116−2に処理を移行する。
ステップS116−2において、メインCPU301は、払出枚数カウンタの値が「0」でないか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、払出枚数があるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている払出枚数カウンタの値が、「0」でないか否かを判定する処理を行う。そして、払出枚数カウンタの値が「0」ではない判定された場合には(ステップS116−2=Yes)、ステップS116−3に処理を移行し、払出枚数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS116−2=No)、払出処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS117に処理を移行する。
ステップS116−3において、メインCPU301は、払出開始コマンドの送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メダルの払出を開始する旨の情報等を有する払出開始コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。なお、この払出開始コマンドには、払出枚数カウンタの情報も付加されて、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS116−3の処理が終了すると、ステップS116−4に処理を移行する。
ステップS116−4において、メインCPU301は、貯留枚数カウンタの値が「50」未満であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、貯留枚数が貯留枚数の限界値(50枚)に達していないか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている貯留枚数カウンタの値が、「50未満」であるか否かを判定する処理を行う。そして、貯留枚数カウンタの値が「50未満」であると判定された場合には(ステップS116−4=Yes)、ステップS116−5に処理を移行し、貯留枚数カウンタの値が「50未満」ではないと判定された場合には(ステップS116−4=No)、ステップS116−8に処理を移行する。
ステップS116−5において、メインCPU301は、貯留加算待機時間を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に予め設定されている貯留加算待機時間を取得する処理を行う。そして、ステップS116−5の処理が終了すると、ステップS116−6に処理を移行する。
ステップS116−6において、メインCPU301は、貯留加算待機時間が経過したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記取得した貯留加算待機時間を、タイマカウンタ値として減算し、タイマカウンタ値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、貯留加算待機時間が経過したと判定された場合には(ステップS116−6=Yes)、ステップS116−7に処理を移行し、貯留加算待機時間が経過していないと判定された場合には(ステップS116−6=No)、貯留加算待機時間が経過するまで、ステップS116−6の処理を繰り返し実行する。
ステップS116−7において、メインCPU301は、貯留枚数カウンタを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている貯留枚数カウンタの値に、「1」を加算する処理を行う。そして、ステップS116−7の処理が終了すると、ステップS116−9に処理を移行する。
ステップS116−8において、メインCPU301は、メダル「1枚」払出処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ホッパー202に対して、「1枚」のメダルを払い出すための信号を出力する等の処理を行う。なお、メインCPU301は、メダル「1枚」払出処理において、所定の制御時間内に正常な動作信号を受信できなかった場合には、エラーを表示する処理を行う。そして、ステップS116−8の処理が終了すると、ステップS116−9に処理を移行する。
ステップS116−9において、メインCPU301は、払出表示器用バッファを加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている払出表示器用バッファの値に、「1」を加算する処理を行う。そして、ステップS116−9の処理が終了すると、ステップS116−10に処理を移行する。
ステップS116−10において、メインCPU301は、払出枚数カウンタを減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている払出枚数カウンタの値から、「1」を減算する処理を行う。そして、ステップS116−10の処理が終了すると、ステップS116−11に処理を移行する。
ステップS116−11において、メインCPU301は、払出枚数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、メダルの払い出しが終了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている払出枚数カウンタの値が、「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、払出枚数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS116−11=Yes)、ステップS116−12に処理を移行し、払出枚数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS116−11=No)、ステップS116−4に処理を移行する。
ステップS116−12において、メインCPU301は、払出終了コマンドの送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メダルの払出が終了した旨の情報等を有する払出終了コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS116−12の処理が終了すると、ステップS116−13に処理を移行する。
ステップS116−13において、メインCPU301は、BB作動中であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス作動中フラグ格納領域のBB作動中フラグが、ONであるか否かを判定する処理を行う。そして、BB作動中であると判定された場合には(ステップS116−13=Yes)、ステップS116−14に処理を移行し、BB作動中ではないと判定された場合には(ステップS116−13=No)、払出処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS117に処理を移行する。
ステップS116−14において、メインCPU301は、BB獲得枚数更新処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているBB獲得枚数カウンタに、メインRAM303に設けられている払出表示器用バッファの値(払出枚数)を加算する処理を行う。そして、ステップS116−14の処理が終了すると、払出処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS117に処理を移行する。
次に、図58に基づいて、図34のステップS117の処理により行われる遊技状態移行処理についての説明を行う。なお、図58は遊技状態移行処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS117−1において、メインCPU301は、「ボーナスに係る図柄の組み合わせ」が表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、「ボーナスに係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、「ボーナスに係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されたと判定された場合には(ステップS117−1=Yes)、ステップS117−2に処理を移行し、「ボーナスに係る図柄の組み合わせ」が有効ライン上に表示されていないと判定された場合には(ステップS117−1=No)、ステップS117−3に処理を移行する。
ステップS117−2において、メインCPU301は、ボーナス作動時処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているRT種別格納領域の値をクリアする処理を行い、メインRAM303に設けられているボーナス種別格納領域の値をクリアする処理を行う。また、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域に、「RB遊技状態」を表す値「2」を格納する処理を行い、メインRAM303に設けられているボーナス作動中フラグ格納領域のBB作動中フラグを、ONとする処理を行う。さらに、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている入賞回数カウンタに、所定の値をセットする処理を行い、メインRAM303に設けられている遊技可能回数カウンタに、所定の値をセットする処理を行う。そして、ステップS117−2の処理が終了すると、ステップS117−10に処理を移行する。
ステップS117−3において、メインCPU301は、「RB遊技状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域に格納されている値に基づいて、「RB遊技状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「RB遊技状態」であると判定された場合には(ステップS117−3=Yes)、ステップS117−4に処理を移行し、「RB遊技状態」ではないと判定された場合には(ステップS117−3=No)、ステップS117−10に処理を移行する。
ステップS117−4において、メインCPU301は、「入賞」したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている払出表示器用バッファの値(払出枚数)が「0」以外の値であるか否かを判定する処理を行う。そして、「入賞」したと判定された場合には(ステップS117−4=Yes)、ステップS117−5に処理を移行し、「入賞」していないと判定された場合には(ステップS117−3=No)、ステップS117−7に処理を移行する。
ステップS117−5において、メインCPU301は、入賞回数カウンタ減算処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている入賞回数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS117−5の処理が終了すると、ステップS117−6に処理を移行する。
ステップS117−6において、メインCPU301は、入賞回数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS117−5の入賞回数カウンタの減算処理により、メインRAM303に設けられている入賞回数カウンタの値から「1」減算した結果、メインRAM303に設けられている入賞回数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、入賞回数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS117−6=Yes)、ステップS117−9に処理を移行し、入賞回数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS117−6=No)、ステップS117−7に処理を移行する。
ステップS117−7において、メインCPU301は、遊技可能回数カウンタ減算処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技可能回数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS117−7の処理が終了すると、ステップS117−8に処理を移行する。
ステップS117−8において、メインCPU301は、遊技可能回数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS117−7の遊技可能回数カウンタの減算処理により、メインRAM303に設けられている遊技可能回数カウンタの値から「1」減算した結果、メインRAM303に設けられている遊技可能回数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、遊技可能回数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS117−8=Yes)、ステップS117−9に処理を移行し、遊技可能回数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS117−8=No)、ステップS117−10に処理を移行する。
ステップS117−9において、メインCPU301は、RB作動時処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている入賞回数カウンタに、所定の値をセットする処理を行い、メインRAM303に設けられている遊技可能回数カウンタに、所定の値をセットする処理を行う。そして、ステップS117−9の処理が終了すると、ステップS117−10に処理を移行する。
ステップS117−10において、メインCPU301は、遊技終了コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、一遊技が終了した旨の情報を有する遊技終了コマンドを、サブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS117−10の処理が終了すると、ステップS117−11に処理を移行する。
ステップS117−11において、メインCPU301は、BB終了時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられているボーナス作動中フラグ格納領域内のBB作動中フラグがONであるか否か、BB作動中フラグがONである場合には、メインRAM303に設けられているBB獲得枚数カウンタの値が、メインROM302に設けられているBB中獲得可能枚数を超えたか否かを判定する処理を行う。ここで、メインCPU301は、BB作動中フラグがONでないと判定した場合には、BB終了時ではないと判定する。また、メインCPU301は、BB作動中フラグがONであると判定した場合には、BB獲得枚数カウンタの値がBB中獲得可能枚数を超えたと判定したとき、BB終了時であると判定し、BB獲得枚数カウンタの値がBB中獲得可能枚数を超えていないと判定したとき、BB終了時ではないと判定する。そして、BB終了時であると判定された場合には(ステップS117−11=Yes)、ステップS117−12に処理を移行し、BB終了時ではないと判定された場合には(ステップS117−11=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS117−12において、メインCPU301は、RAM初期化処理を行う。具体的には、メインCPU301は、BB作動中フラグや、BB獲得枚数カウンタの値といった、メインRAM303の所定の領域の値をクリアする処理を行う。そして、ステップS117−12の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
次に、図59に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステータス基板100、リール制御基板150、電源基板200から各種信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール番号の初期値として右リール20に対応する「3」をセットし、リール番号「3」に対応する右ステッピングモータ153を駆動することにより、右リール20の回転の加速、定速、減速制御等を行う。次に、メインCPU301は、リール番号から「1」減算する処理を行い、リール番号「2」に対応する中ステッピングモータ152を駆動することにより、中リール19の回転の加速、定速、減速制御等を行う。次に、メインCPU301は、リール番号から「1」減算する処理を行い、リール番号「1」に対応する左ステッピングモータ151を駆動することにより、左リール18の回転の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板30の出力ポートデータを設定する処理等を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、貯留枚数表示器15、払出枚数表示器16の表示データを作成する処理を行い、当該作成された表示データに基づいて、貯留枚数表示器15、払出枚数表示器16の制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
ステップS207において、メインCPU301は、定期コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、操作可能なボタン(左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13、MAXBETボタン8)の情報等を有するコマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理等を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
ステップS208において、メインCPU301は、ポート出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステータス基板100、リール制御基板150、電源基板200、サブ制御基板400に対して、各種信号を送信する処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、ステップS209に処理を移行する。
ステップS209において、メインCPU301は、入力エラーチェック処理を行う。具体的には、メインCPU301は、各種のエラーチェックコマンドを送信する処理を行う。そして、ステップS209の処理が終了すると、ステップS210に処理を移行する。
ステップS210において、メインCPU301は、後で図77を用いて詳述する乱数更新処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、加算用バッファに記憶している保存乱数値の更新処理等を行う。そして、ステップS210の処理が終了すると、ステップS211に処理を移行する。
ステップS211において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS211の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
次に、図77に基づいて、図59のステップS210の処理により行われる乱数更新処理についての説明を行う。なお、図77は乱数更新処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS210−1において、メインCPU301は、加算用バッファ書き込み位置を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている加算用バッファ書き込み位置をレジスタに読み込む処理を行う。そして、ステップS210−1の処理が終了すると、ステップS210−2に処理を移行する。
ステップS210−2において、メインCPU301は、加算用バッファ書き込み位置を補正する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、レジスタに読み出した加算用バッファ書き込み位置と、加算用バッファ書き込み位置マスク値(00001100B)と、の論理積をとる処理を行う。なお、読み出した加算用バッファ書き込み位置に対して、加算用バッファ書き込み位置マスク値(00001100B)との論理積をとることにより、加算用バッファ書き込み位置を、加算用バッファ「0」、加算用バッファ「4」、加算用バッファ「8」、加算用バッファ「12」のいずれかの位置とすることができる。そして、ステップS210−2の処理が終了すると、ステップS210−3に処理を移行する。
ステップS210−3において、メインCPU301は、次回の書き込み用の加算用バッファ書き込み位置を更新する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている加算用バッファ書き込み位置に、「4」を加算する処理を行う。そして、ステップS210−3の処理が終了すると、ステップS210−4に処理を移行する。
ステップS210−4において、メインCPU301は、加算用バッファにおける乱数値の書き込み位置を指定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記補正した加算用バッファ書き込み位置を、乱数値を書き込む位置として指定する処理を行う。そして、ステップS210−4の処理が終了すると、ステップS210−5に処理を移行する。
ステップS210−5において、メインCPU301は、乱数取得残回数をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数値を取得する残りの回数である乱数取得残回数に、乱数値の取得回数「4」から「1」を減算した値をセットする処理を行う。なお、乱数取得残回数は、後述する乱数取得処理の繰り返し回数を判定するための値として用いる。また、この判定処理は、乱数取得処理の後段で用いるため、「1」を減算した値をセットしている。そして、ステップS210−5の処理が終了すると、ステップS210−6に処理を移行する。
ステップS210−6において、メインCPU301は、乱数値の初期取得位置を設定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述する乱数取得処理において設定される乱数取得位置の基準位置からの変更(加算)分を設定する。ここでは、基準位置となる「8ビット」固定長乱数値「0」が指定される、基準位置からの加算分が「0」となる値をセットする。なお、前述のように、ここでセットする値とともに、取得する乱数値のビット長の情報も含めて、変更値の情報として設定する。具体的には、メインCPU301は、取得する乱数値のビット長が「8ビット」であれば「0」を、取得する乱数値のビット長が「16ビット」であれば「1」を、設定する。本処理においては、「8ビット」固定長乱数値を取得するため、「0」を設定する。そして、ステップS210−6の処理が終了すると、ステップS210−7に処理を移行する。
ステップS210−7において、メインCPU301は、図74に基づいて上記説明した乱数取得処理を行う。そして、ステップS210−7の処理が終了すると、ステップS210−8に処理を移行する。
ステップS210−8において、メインCPU301は、加算用バッファの乱数値書き込み位置を加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、加算用バッファ乱数値書き込み位置に、「1」を加算して、加算用バッファの乱数値書き込み位置として指定している位置を「1つ」移動させる処理を行う。そして、ステップS210−8の処理が終了すると、ステップS210−9に処理を移行する。
ステップS210−9おいて、メインCPU301は、乱数値を保存する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、加算用バッファの乱数値書き込み位置として指定している位置に、取得した乱数値を書き込む処理を行う。そして、ステップS210−9の処理が終了すると、ステップS210−10に処理を移行する。
ステップS210−10おいて、メインCPU301は、乱数値の取得位置を更新する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、上記乱数取得処理において乱数値を取得する加算用バッファの位置を更新するため、乱数取得処理に受け渡す取得乱数チャンネルに、「2」を加算する処理を行う。そして、ステップS210−10の処理が終了すると、ステップS210−11に処理を移行する。
ステップS210−11おいて、メインCPU301は、乱数取得残回数を減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数取得残回数から「1」を減算する処理を行う。そして、ステップS210−11の処理が終了すると、ステップS210−12に処理を移行する。
ステップS210−12において、メインCPU301は、乱数値の取得が終了であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数取得残回数の値が、「0」未満であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、メインCPU301は、上記乱数取得残回数の減算処理の結果、乱数取得残回数の値が「負」となり、サインフラグが「1」(演算結果がマイナスのとき「1」がセットされる)となったか否かを判定する処理を行う。そして、乱数値の取得が終了であると判定された場合には(ステップS210−12=Yes)、乱数更新処理のサブルーチンを終了し、割り込み処理のステップS211に処理を移行し、乱数値の取得が終了ではないと判定された場合には(ステップS210−12=No)、ステップS210−7に処理を移行する。
次に、図60に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。
ステップS301において、サブCPU401は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403のエラーをチェックする処理等を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU401は、後で図61を用いて詳述するメイン制御基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
ステップS303において、サブCPU401は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述のステップS302−3−3のサウンドデータ決定処理により決定されたサウンドデータに基づいて、スピーカ33から音声を出力する処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU401は、LED制御処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述のステップS302−3−2のLEDデータ決定処理により決定されたLEDデータに基づいて、LED32の制御を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU401は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述のステップS302−3−4の画像データ決定処理により決定された画像データに基づいて、液晶表示装置31の制御を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU401は、各種スイッチ検出時処理を行う。具体的には、サブCPU401は、演出ボタンセンサ21sが演出ボタン21の操作を検出した場合や、十字キーセンサ22sが十字キー22の操作を検出した場合に所定の処理を実行する処理を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
次に、図61に基づいて、図60のステップS302の処理により行われるメイン制御基板通信処理についての説明を行う。なお、図61はメイン制御基板通信処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU401は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドが前回受信したコマンドと異なるコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS302−1=No)、メイン制御基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU401は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU401は、前回送信されたコマンドと異なるコマンドに基づいて、遊技情報を作成し、サブRAM403の所定の格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS302−2の処理が終了すると、ステップS302−3に処理を移行する。
ステップS302−3において、サブCPU401は、後で図62を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU401は、ステップS302−2の処理により格納した遊技情報に基づいた処理を実行する。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、メイン制御基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図62に基づいて、図61のステップS302−3の処理により行われるコマンド解析処理についての説明を行う。なお、図62はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−3−1において、サブCPU401は、後で図63を用いて詳述するコマンド別処理を行う。当該処理において、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドに応じた処理を行う。そして、ステップS302−3−1の処理が終了すると、ステップS302−3−2に処理を移行する。
ステップS302−3−2において、サブCPU401は、LEDデータ決定処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述するサブ演出決定処理により決定された演出に対応するLEDデータを決定する処理を行う。そして、ステップS302−3−2の処理が終了すると、ステップS302−3−3に処理を移行する。
ステップS302−3−3において、サブCPU401は、サウンドデータ決定処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述するサブ演出決定処理により決定された演出に対応するサウンドデータを決定する処理を行う。そして、ステップS302−3−3の処理が終了すると、ステップS302−3−4に処理を移行する。
ステップS302−3−4において、サブCPU401は、画像データ決定処理を行う。具体的には、サブCPU401は、後述するサブ演出決定処理により決定された演出に対応する画像データを決定する処理を行う。そして、ステップS302−3−4の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図63に基づいて、図62のステップS302−3−1の処理により行われるコマンド別処理についての説明を行う。なお、図63はコマンド別処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−3−1−1において、サブCPU401は、当選エリアコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドが当選エリアコマンドであるか否かを判定する処理を行う。なお、前述したように、この当選エリアコマンドには、当選番号(当選役の情報)が含まれている。そして、受信したコマンドが当選エリアコマンドであると判定された場合には(ステップS302−3−1−1=Yes)、ステップS302−3−1−2に処理を移行し、受信したコマンドが当選エリアコマンドではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−1=No)、ステップS302−3−1−3に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2において、サブCPU401は、後で図64を用いて詳述する当選エリアコマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した当選エリアコマンドと、メイン制御基板300により管理される「状態」に応じた処理等を行う。なお、後述するように、この「状態」は、状態コマンドにより受信した情報によって、サブRAM403の状態格納領域に値が記憶され、管理されている。したがって、メイン制御基板300により管理される「状態」は、サブ制御基板400によっても同様に管理される。そして、ステップS302−3−1−2の処理が終了すると、ステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−3において、サブCPU401は、指示モニタ表示コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドが指示モニタ表示コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、受信したコマンドが指示モニタ表示コマンドであると判定された場合には(ステップS302−3−1−3=Yes)、ステップS302−3−1−4に処理を移行し、受信したコマンドが指示モニタ表示コマンドではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−3=No)、ステップS302−3−1−5に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4において、サブCPU401は、後で図65を用いて詳述する指示モニタ表示コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した指示モニタ表示コマンドと、「状態」と、当選エリア情報に応じた処理等を行う。そして、ステップS302−3−1−4の処理が終了すると、ステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−5において、サブCPU401は、受信したコマンドに対応するコマンド受信時処理を行う。具体的には、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドに応じた処理を行う。例えば、サブCPU401は、メイン制御基板300から状態コマンドを受信した際には、状態コマンドに含まれる情報により特定される「状態」に対応する値を、サブRAM403の状態格納領域に格納する。そして、ステップS302−3−1−5の処理が終了すると、ステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−6において、サブCPU401は、サブ演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU401は、メイン制御基板300から受信したコマンドに基づいて、サブROM402に設けられている演出決定テーブルを選択する処理を行う。そして、サブCPU401は、選択された演出決定テーブル、表示操作順序の指定情報等に基づいて、液晶表示装置31等により実行される演出を決定する処理を行う。そして、ステップS302−3−1−6の処理が終了すると、コマンド別処理のサブルーチンを終了し、コマンド解析処理のステップS302−3−2に処理を移行する。
次に、図64に基づいて、図63のステップS302−3−1−2の処理により行われる当選エリアコマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図64は当選エリアコマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−3−1−2−1において、サブCPU401は、当選役の情報(当選番号)をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU401は、受信した当選エリアコマンドに基づいて、サブRAM403に設けられている当選番号格納領域に、受信した当選エリアコマンドに含まれる当選番号の値をセットする処理を行う。そして、ステップS302−3−1−2−1の処理が終了すると、ステップS302−3−1−2−2に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−2において、サブCPU401は、当選番号が「12」〜「14」のいずれかか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、上記ステップS302−3−1−2−1の処理で、受信した当選エリアコマンドに含まれる当選番号の値が、「12」〜「14」のいずれかか否かを判定する処理を行う。すなわち、サブCPU401は、当選役が「BARベル」であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選番号が「12」〜「14」のいずれかであると判定された場合には(ステップS302−3−1−2−2=Yes)、ステップS302−3−1−2−3に処理を移行し、当選番号が「12」〜「14」のいずれでもないと判定された場合には(ステップS302−3−1−2−2=No)、当選エリアコマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−3において、サブCPU401は、「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている状態格納領域の値に基づいて、「通常状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「通常状態」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−2−3=Yes)、ステップS302−3−1−2−5に処理を移行し、「通常状態」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−2−3=No)、ステップS302−3−1−2−4に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−4において、サブCPU401は、「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている状態格納領域の値に基づいて、「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「AT状態」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−2−4=Yes)、ステップS302−3−1−2−5に処理を移行し、「AT状態」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−2−4=No)、ステップS302−3−1−2−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−5において、サブCPU401は、BAR狙い用表示操作順序の表示を指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、「BAR」図柄を狙わせ、右リール20を「1番目」に停止操作させる表示操作順序を表示させるための情報を指定する処理を行う。そして、ステップS302−3−1−2−5の処理が終了すると、ステップS302−3−1−2−7に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−6において、サブCPU401は、ベル揃い用表示操作順序を抽選して、指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブROM402に設けられているベル揃い用表示操作順序決定テーブル(図31参照)に基づいて、表示操作順序を抽選により決定する処理を行う。なお、本実施の形態においては、停止操作順序を「第3停止」まで決定させているが、「第1停止」の停止位置しか表示させないので、「第1停止位置」のみを決定するようにしてもよい。そして、サブCPU401は、決定した表示操作順序を、演出により表示する情報として指定する。そして、ステップS302−3−1−2−6の処理が終了すると、ステップS302−3−1−2−7に処理を移行する。
ステップS302−3−1−2−7において、サブCPU401は、表示操作順序決定済みフラグをONとする処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている表示操作順序決定済みフラグに、ONをセットする処理を行う。なお、サブCPU401は、表示判定コマンドを受信した際に、この表示操作順序決定済みフラグをOFFとする処理を行う。そして、ステップS302−3−1−2−7の処理が終了すると、当選エリアコマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
次に、図65に基づいて、図63のステップS302−3−1−4の処理により行われる指示モニタ表示コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図65は指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−3−1−4−1において、サブCPU401は、指示モニタ表示種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、受信した指示モニタ表示コマンドの情報に基づいて、指示モニタ表示種別の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、サブCPU401は、メインCPU301によって決定された表示操作順序の指定が「指示なし」であるか否かを判定する処理を行う。そして、指示モニタ表示種別の値が「0」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−4−1=Yes)、ステップS302−3−1−4−2に処理を移行し、指示モニタ表示種別の値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−1=No)、ステップS302−3−1−4−9に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−2において、サブCPU401は、表示操作順序決定済みフラグがOFFであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている表示操作順序決定済みフラグが、OFFであるか否かを判定する処理を行う。すなわち、サブCPU401は、上記当選エリアコマンド受信時処理において、表示操作順序の表示が指定済みであるか否かを判定する処理を行う。そして、表示操作順序決定済みフラグがOFFであると判定された場合には(ステップS302−3−1−4−2=Yes)、ステップS302−3−1−4−3に処理を移行し、表示操作順序決定済みフラグがOFFではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−2=No)、指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−3において、サブCPU401は、「通常状態」または「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている状態格納領域の値に基づいて、「通常状態」または「AT状態」であるか否かを判定する処理を行う。そして、「通常状態」または「AT状態」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−4−3=Yes)、ステップS302−3−1−4−4に処理を移行し、「通常状態」および「AT状態」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−3=No)、ステップS302−3−1−4−7に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−4において、サブCPU401は、当選番号が「11」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている当選番号格納領域の値を参照し、当選番号の値が「11」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、サブCPU401は、当選役が「共通ベルB」であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選番号が「11」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−4−4=Yes)、ステップS302−3−1−4−5に処理を移行し、当選番号が「11」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−4=No)、ステップS302−3−1−4−7に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−5において、サブCPU401は、BAR狙い用表示操作順序の表示を行うか否かを抽選する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、BAR狙い用表示操作順序の表示を行うか否かの当否を選択する抽選を行う。そして、ステップS302−3−1−4−5の処理が終了すると、ステップS302−3−1−4−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−6において、サブCPU401は、BAR狙い用表示操作順序の表示当否抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、上記ステップS302−3−1−4−5のBAR狙い用表示操作順序の表示当否抽選により、BAR狙い用表示操作順序の表示を行うことが選択されたか否かを判定する処理を行う。そして、BAR狙い用表示操作順序の表示当否抽選に当選したと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−6=Yes)、ステップS302−3−1−4−8に処理を移行し、BAR狙い用表示操作順序の表示当否抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−6=No)、ステップS302−3−1−4−7に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−7において、サブCPU401は、表示操作順序の指示を行わないことを指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、表示操作順序を示す演出を行わない情報を指定する。そして、ステップS302−3−1−4−7の処理が終了すると、指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−8において、サブCPU401は、BAR狙い用表示操作順序の表示を指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、「BAR」図柄を狙わせ、右リール20を「1番目」に停止操作させる表示操作順序を表示させるための情報を指定する処理を行う。そして、ステップS302−3−1−4−8の処理が終了すると、指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−9において、サブCPU401は、指示モニタ表示種別の値に基づいて、停止操作順序を決定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、受信した指示モニタ表示種別の値が「1」であれば、「左中右」の順で停止操作順序を表示し、指示モニタ表示種別の値が「2」であれば、「左右中」の順で停止操作順序を表示する。また、指示モニタ表示種別の値が「3」であれば、「中左右」の順で停止操作順序を表示し、指示モニタ表示種別の値が「4」であれば、「中右左」の順で停止操作順序を表示する。また、指示モニタ表示種別の値が「5」であれば、「右左中」の順で停止操作順序を表示し、指示モニタ表示種別の値が「6」であれば、「右中左」の順で停止操作順序を表示する。そして、ステップS302−3−1−4−9の処理が終了すると、ステップS302−3−1−4−10に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−10において、サブCPU401は、当選番号の値が「01」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブRAM403に設けられている当選番号格納領域の値が「01」であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、サブCPU401は、当選役が「リプレイ」(当選番号=「01」)であるのか、当選役が「打順ベル」(当選番号=「15」〜「26」)または「3枚ベル」(当選番号=「27」〜「30」)であるのかを判定する処理を行う。そして、当選番号の値が「01」であると判定された場合には(ステップS302−3−1−4−10=Yes)、ステップS302−3−1−4−12に処理を移行し、当選番号が「01」ではないと判定された場合には(ステップS302−3−1−4−10=No)、ステップS302−3−1−4−11に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−11において、サブCPU401は、表示操作順序の表示色を抽選して、指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、サブROM402に設けられている表示操作順表示色決定テーブル(図32参照)に基づいて、表示操作順序を表示する際に用いる色を抽選により決定する処理を行う。なお、黄色は「ベル」を想起させる色であり、青色は「リプレイ」を想起させる色である。また、白色は特定の当選役を想起させるものではない。そして、サブCPU401は、決定した表示色を、演出により表示する際の表示色情報として指定する。そして、ステップS302−3−1−4−11の処理が終了すると、指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
ステップS302−3−1−4−12において、サブCPU401は、表示操作順序の表示色とし、特定の当選役に関連付けられていない共通表示色を、指定する処理を行う。具体的には、サブCPU401は、表示操作順序を表示する際に用いる色として、白色を表示色情報として指定する。そして、ステップS302−3−1−4−12の処理が終了すると、指示モニタ表示コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、コマンド別処理のステップS302−3−1−6に処理を移行する。
まず、メインCPU301は、内部抽選処理により、当選番号「12」〜「14」のいずれか(当選役「BARベル」)を決定した場合、指示モニタ表示処理(ステップS108−10、図36参照)において、指示モニタ表示種別に「0」をセット(当選番号「12」〜「14」の指示モニタ表示設定データは「00H」)するため、払出枚数表示器16には指示モニタ表示データが表示されない(表示データ=「00」)。なお、メインCPU301が停止操作順序を決定し、サブCPU401に停止操作順序を表示させる場合には、払出枚数表示器16に、停止操作順序を表す指示モニタ表示データが表示される。
したがって、「AT特典状態」の実行中に、新たな「AT特典状態」へ移行してしまうことを、防止することができる。
したがって、「AT特典状態」の実行中に、同時に複数の「ATゲーム数上乗せ状態」を加算してしまうことを、防止することができる。
このため、BAR狙い用表示操作順序の表示が行われても、遊技者に対して、停止操作を全て終わらせるまで、「状態」移行に当選したのか否かを、わからせないようにすることができる。
なお、「3枚ベル中」および「3枚ベル右」は、第1停止操作位置さえ設定された操作位置を操作すれば、遊技者に有利な動作(3枚払い出し)が行われ、第1停止操作位置が設定された操作位置ではないと、上記より遊技者に不利な動作(1枚払い出し)となる役、いわゆる、「3択役」である。また、「打順ベル」は、第1停止操作位置から第3停止操作位置まで設定された操作位置を操作しなければ、遊技者に有利な動作(8枚払い出し)が行われず、他の停止順番で操作すると、上記より遊技者に不利な動作(1枚払い出し)となる役、いわゆる、「6択役」である。
サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した指示モニタ表示種別「6」等の値に基づいて、「右中左」等の表示操作順序を表示するとともに、停止操作ごとの処理を行う。遊技者が、表示された「右中左」等の操作順に停止操作を行うと、「3枚ベル」に係る図柄の組み合わせが停止表示される。
サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した指示モニタ表示種別「6」の値に基づいて、「右中左」の表示操作順序を表示するとともに、停止操作ごとの処理を行う。遊技者が、表示された「右中左」の操作順に停止操作を行うと、中段に「ベル図柄」が揃って並び、「8枚ベル」に係る図柄の組み合わせが停止表示される。
まず、メインCPU301は、内部抽選処理により、当選番号「01」(当選役「リプレイ」)を決定した場合、指示モニタ表示処理(ステップS108−10、図36参照)において、「AT特典状態」であると、指示モニタ表示抽選を行い、指示モニタ表示種別「1」〜「6」のいずれかを決定し、決定した指示モニタ表示種別を、サブ制御基板400に送信する。
また、メインCPU301は、「AT状態」であり、前兆演出中であると、指示モニタ表示抽選を行い、指示モニタ表示種別「1」〜「6」のいずれかを決定する場合があり、決定した指示モニタ表示種別を、サブ制御基板400に送信する。一方、メインCPU301は、「AT状態」であり、前兆演出中でないと、指示モニタ表示種別「0」として、決定した指示モニタ表示種別を、サブ制御基板400に送信する。
サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した指示モニタ表示種別「5」等の値に基づいて、共通の表示色(白ナビ)で「右左中」等の表示操作順序を表示するとともに、停止操作ごとの処理を行う。遊技者が、表示された「右左中」等の操作順に停止操作を行うと、「リプレイ」に係る図柄の組み合わせが停止表示される。
サブCPU401は、メイン制御基板300から受信した指示モニタ表示種別「5」の値に基づいて、「右左中」の表示操作順序を表示するとともに、停止操作ごとの処理を行う。また、このとき、表示色として、共通表示色(白ナビ)を選択することがある。遊技者が、表示された「右左中」の操作順に停止操作を行うと、中段に「ベル図柄」が揃って並び、「8枚ベル」に係る図柄の組み合わせが停止表示される。
また、本実施の形態においては、「1回」の更新タイミングで、加算用バッファに記憶する保存乱数値の数を「4個」としているが、これに限らず、「1回」の更新タイミングで記憶する保存乱数値の数はいくつであってもよい。
さらに、本実施の形態において、メインCPU301は、本願の乱数値取得手段、乱数値抽出手段、抽選手段、遊技制御手段を構成する。
さらに、本実施の形態において、メインROM302は、本願の抽選テーブル記憶手段を構成し、特定当選値は、本願の特定の値を構成する。
2 キャビネット
3 前面扉
4 蝶番機構
5 鍵穴
6 メダル投入口
7 BETレバー
7sw レバースイッチ
8 MAXBETボタン
8sw MAXBETスイッチ
9 精算ボタン
9sw 精算スイッチ
10 スタートレバー
10sw スタートスイッチ
11 左停止ボタン
11sw 左停止スイッチ
12 中停止ボタン
12sw 中停止スイッチ
13 右停止ボタン
13sw 右停止スイッチ
14 セレクター
14s セレクターセンサ
15 貯留枚数表示器
16 払出枚数表示器
17s ドア開閉センサ
18 左リール
19 中リール
20 右リール
21 演出ボタン
21s 演出ボタンセンサ
22 十字キー
22s 十字キーセンサ
23 表示窓
24 受皿ユニット
25 メダル払出口
30 外部集中端子板
31 液晶表示装置
32 LED
33 スピーカ
100 ステータス基板
150 リール制御基板
151 左ステッピングモータ
152 中ステッピングモータ
153 右ステッピングモータ
154s 左リールセンサ
155s 中リールセンサ
156s 右リールセンサ
200 電源基板
201 電源ボタン
201sw 電源スイッチ
202 ホッパー
202s ホッパーセンサ
300 メイン制御基板
301 メインCPU
302 メインROM
303 メインRAM
304 メイン乱数発生器
400 サブ制御基板
401 サブCPU
402 サブROM
403 サブRAM
404 サブ乱数発生器
500 演出制御基板
501 演出制御CPU
502 演出制御ROM
503 演出制御RAM
504 CGROM
505 音源IC
506 音源ROM
507 VDP
Claims (1)
- 乱数値を生成する乱数値生成手段と、
前記乱数値生成手段により生成された複数の乱数値を、所定のタイミングで取得する乱数値取得手段と、
前記乱数値取得手段により取得された前記複数の乱数値を記憶する乱数値記憶手段と、
複数の項目から所定の当選項目を決定するため、前記項目のそれぞれに対して選択率に応じた抽選範囲の選択幅を示す値が設定された抽選テーブルを記憶する抽選テーブル記憶手段と、
前記乱数値取得手段により前記乱数値が取得されたタイミングとは異なるタイミングで、前記乱数値記憶手段に記憶された所定の乱数値を抽出する乱数値抽出手段と、
前記乱数値抽出手段により抽出された前記乱数値に対して、前記抽選テーブル記憶手段に記憶された前記抽選テーブルの前記項目ごとに対応する前記値を読み出し、前記乱数値が前記読み出した項目に該当する値であるか否かを判定し、前記乱数値が前記読み出した項目に該当しないと判定した場合には、前記乱数値から前記値を減算した値を前記乱数値に置き換え、前記抽選テーブルの次の前記項目に対応する値を読み出し、前記乱数値が所定の項目に該当すると判定されるか前記抽選テーブルに設定されたいずれの前記項目にも該当しないと判定されるまで処理を繰り返し、前記乱数値が対応する項目を決定する抽選を行う抽選手段と、
前記抽選の結果に基づいて遊技に関する制御を行う遊技制御手段と、
を備え、
前記抽選テーブル記憶手段は、所定の前記項目に対して、前記選択幅を示す値とは異なる特定値を前記値に代えて予め設定した前記抽選テーブルを記憶し、
前記抽選手段は、前記抽選テーブル記憶手段に記憶された前記抽選テーブルから読み出した前記項目に対応する値が、前記特定値であった場合には、抽選処理における以降の繰り返し処理を行わずに、当該項目が前記乱数値に対応する項目であると判定する
ことを特徴とする遊技機。
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