JP6313111B2 - 支柱打ち込み器 - Google Patents

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Description

本発明は、支柱を地面に打ち込むための支柱打ち込み器に関する。
従来より、支柱の頭部をハンマーで叩いて地中に打ち込むための支柱打ち込み器が種々提案されている。例えば、特許文献1に開示のパイプハンマーは、パイプの先端頭部に重錘が取り付けられた構成を有し、パイプを支柱の先端に通した状態でパイプハンマーを上下に振り降ろすことで支柱の頭部を叩いて地中に打ち込む構成とされている。
実用新案登録第3148483号
しかしながら、農業用ビニールハウスや作物の支柱として用いられるパイプの多くは長さが数メートルもあり、支柱(パイプ)の頭部を叩くのは困難であった。また、支柱の頭部に予め曲げ加工が施されている場合には、頭部を打ち込みに利用することができなかった。更に、鳥獣支柱パイプやモノレール支柱等は比較的短尺ではあるものの、その頭部には造作物が設けられている場合が多く、このような場合においても頭部を打ち込みに利用することができなかった。よって、これらの場合においては、地中に下穴を開けて支柱を差し込む方法が取られるが、作業性が悪いうえ、設置された支柱の角度が不揃いになりやすいという問題があった。
本発明の目的は、支柱を効率良く地中に打ち込むことのできる支柱打ち込み器を提供することである。
本発明の請求項に記載の支柱打ち込み器は、棒状のガイド部材を有し支柱の中間部に固定される固定部材と、前記ガイド部材に遊嵌されるハンマー部材と、を備え、前記ハンマー部材を前記ガイド部材の長手方向に沿って摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって、前記支柱を地中に打ち込むように構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項に記載の支柱打ち込み器は、支柱の中間部に固定される固定部材と、
前記支柱に摺動可能に装着されるハンマー部材と、を備え、前記固定部材は、第1挟持部材と、前記第1挟持部材に対して開閉自在又は着脱自在に連結された第2挟持部材と、前記第1挟持部材に連結された締め付け部材と、を有し、前記第1挟持部材と前記第2挟持部材の間に前記支柱を挟持することで前記支柱に固定され、前記締め付け部材を所定方向に旋回させると、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は前記支柱に対して圧着され、 前記締め付け部材を反対方向に旋回させると、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材の前記支柱に対する圧着が解除され、前記ハンマー部材を前記支柱の長手方向に摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって前記支柱を地中に打ち込むように構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の支柱打ち込み器は、前記締め付け部材は、前記第1挟持部材に連結された雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材に螺着された雌ねじ部材と、を備え、前記第2挟持部材には、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材を収容可能な段付き切り欠きが形成され、前記雌ねじ部材は前記段付き切り欠き部の段差部に当接することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の支柱打ち込み器は、支柱の中間部に固定される固定部材と、 前記支柱に摺動可能に装着されるハンマー部材と、を備え、前記ハンマー部材を前記支柱の長手方向に摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって前記支柱を地中に打ち込むように構成されており、前記ハンマー部材は、重り部材と、前記重り部材に装着されたガイドと、を有し、前記重り部材には、前記支柱が挿通される挿通孔が形成されており、前記ガイドには、前記支柱が挿通されるガイド孔が形成されており、前記ガイド孔の内径は前記挿通孔の内径よりも小径であることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の支柱打ち込み器は、前記ガイドは前記重り部材に対して着脱自在に装着されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の支柱打ち込み器は、前記ハンマー部材は開閉自在に構成され、前記ハンマー部材の閉状態を維持するためのロック手段が設けられていることを特徴とする。
本発明の支柱打ち込み器によれば、支柱の頭部を打ち込みに利用することなく、支柱の中間部に固定された固定部材に衝撃を与えることで支柱を打ち込むことができるので、支柱の長さや支柱の頭部の形状等に拘わらず、容易に支柱を打ち込むことができる。また、固定部材は支柱の中間位置に固定できるので、固定部材の固定位置を作業者の身長等に合わせた任意の位置とすることができ、作業性を向上できる。更に、支柱に遊嵌されたハンマー部材を支柱に沿って摺動させることで固定部材に衝撃を与えることができるので、固定部材への打撃を確実に行うことができる。
本発明の支柱打ち込み器によれば、支柱の頭部を打ち込みに利用することなく、支柱の中間部に固定された固定部材に衝撃を与えることで支柱を打ち込むことができるので、支柱の長さや支柱の頭部の形状等に拘わらず、容易に支柱を打ち込むことができる。また、固定部材は支柱の中間位置に固定できるので、固定部材の固定位置を作業者の身長等に合わせた任意の位置とすることができ、作業性を向上できる。更に、ガイド部材に遊嵌されたハンマー部材をガイド部材に沿って摺動させることで固定部材に衝撃を与えることができるので、固定部材への打撃を確実に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る支柱打ち込み器の使用状態を示す斜視図。 図1に示す支柱打ち込み器を拡大して示す斜視図。 図1に示す支柱打ち込み器が備える固定部材を示す分解斜視図。 図2のIV―IV線断面図。 図1に示す支柱打ち込み器が備えるハンマー部材を示す分解斜視図。 本発明の第2実施形態に係る支柱打ち込み器が備える固定部材を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る支柱打ち込み器が支柱に装着された状態を示す斜視図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る支柱打ち込み器について説明する。図1に示す様に、本実施形態に係る支柱打ち込み器1は、支柱Sの中間部に固定される固定部材2と、固定部材2の上方位置(固定部材2と支柱Sの頭部の間)において支柱Sに遊嵌されるハンマー部材3と、を備え、作業者Pがハンマー部材3を支柱Sの長手方向(上下方向)に摺動させて固定部材2に衝突させることにより支柱Sを地中に打ち込むことができるように構成されている。以下、固定部材2及びハンマー部材3について順に詳述する。
固定部材2は、支柱Sに固定される挟持部材4と、挟持部材4に連結された締め付け部材5と、を備え、挟持部材4は、支柱Sに当接するスペーサ6と、スペーサ6を収容保持するチャック7と、を有する。スペーサ6及びチャック7は左右に分割されて構成されている。
即ち、図2及び図3をも参照して、スペーサ6は左右一対のスペーサ片61,62(第1及び第2スペーサ片)を有し、チャック7は左右一対のチャック部材71,72(第1及び第2チャック部材)を有する。スペーサ片61,62の内面61a,62aは支柱Sの外形に対応する形状を有し、支柱Sに当接する当接面として機能する。図3に示す例では、内面61a,62aは湾曲面とされている。
チャック部材71,72の内面(合わせ面)71a,72aには下方向全域に亘って収容凹部R1,R2がそれぞれ形成されている。これら収容凹部R1,R2の形状は、スペーサ片61,62の外面61b,62bの形状に対応しており、チャック部材71,72の挿通孔H3に挿通されたボルトB1をスペーサ片61,62に形成されたネジ孔H1に螺着させることで、スペーサ片61,62が収容凹部R1,R2に着脱可能に収容保持される。
チャック部材71,72の一方の側面71b,72bには、蝶番20の蝶片20a,20bがそれぞれ取り付けられ、チャック部材71がチャック部材72に対して水平方向へ旋回可能に連結されている。そして、このようにチャック部材71をチャック部材72に対して旋回させることにより、挟持部材4を開閉できる構成とされている(図2及び図3参照)。
チャック部材71の他方の側面71cには、幅方向全体に亘って切欠きC1が形成され、チャック部材72の他方の側面72cには、幅方向全体に亘って段付き切欠きC2が形成されている。この段付き切欠きC2は、内側部位C21(内面72a側に位置する部位)と外側部位C22とを有し、外側部位C22の方が内側部位C21よりも大径とされている。また、チャック部材71の側面71c近傍には上下方向に延びるピン孔H2が切欠きC1に連通して設けられ、ここにピン73が挿入されている。
締め付け部材5は、雄ねじ部材51と、雌ねじ部材52と、ハンドル部材53と、を備える。雄ねじ部材51の基端部には上述したピン73が挿通され、雄ねじ部材51はピン73を中心にチャック部材71に対して水平方向へ旋回自在とされている。また、雄ねじ部材51の先端部位は、その外周面に雄ねじ溝が形成され、雄ねじ部51aを構成している。雌ねじ部材52は雄ねじ部材51の雄ねじ部51aに螺着され、ハンドル部材53は雌ねじ部材52に抜け不能に遊嵌されている。雄ねじ部材51は、チャック部材71の切欠きC1及びチャック部材72の段付き切欠きC2に収容可能な外径を有し、雌ねじ部材52は、段付き切欠きC2の内側部位C21よりも大径であって外側部位C22よりも小径に形成されている。かかる構成により、締め付け部材5は、雌ねじ部材52が段付き切欠きC2の外側部位C22に収容された閉状態(図2に示す状態)と、締め付け部材5がチャック部材72から離隔した開状態(図3参照)との間で旋回自在とされている。
ここで、スペーサ片61とチャック部材71とにより第1挟持部材41が構成され、スペーサ片62とチャック部材72とにより第2挟持部材42が構成され、第1挟持部材41と第2挟持部材42とにより挟持部材4が構成されている。
固定部材2の支柱Sへの固定は次の様に行われる。まず、締め付け部材5を開状態とする。次に、挟持部材4を開き、第1挟持部材41と第2挟持部材41の間に支柱Sを配置する。挟持部材4を閉じて、スペーサ片61,62の内面61a,62aを支柱Sに当接させ、支柱Sを第1挟持部材41と第2挟持部材42で挟持する。締め付け部材5を閉状態とし、雌ねじ部材52を段付き切欠きC2の外側部位C22に収容させる。この状態で作業者Pがハンドル53を所定方向に旋回させると、雌ねじ部材52が雄ねじ部51aにねじ込まれ、図4に示す様に、雌ねじ部材52の端面52aが段付き切欠きC2の段差部C2aに当接する。この状態から更にハンドル部材53を所定方向に旋回させると、スペーサ片61、62が支柱Sに密着(圧着)されて、固定部材2が支柱Sに対して強固に固定される。
一方、固定部材2を支柱Sから取り外す際には、ハンドル部材53を反対方向に旋回させ、スペーサ片61,62の支柱Sに対する圧着を解除する。次に、締め付け部材5を上述した開状態へ旋回させる。挟持部材4を開いて固定部材2を支柱Sから取り外す。
次に、ハンマー部材3について説明する。図2に示す様に、ハンマー部材3は、重り部材8と、重り部材8の上面8a及び下面8bに装着された一対のガイド9,9と、重り部材8の左右両側に設けられた一対のハンドル10,10と、を備える。各ガイド9は、ガイド9の挿通孔H4に挿通されたボルトB2を重り部材8に螺着させることにより、重り部材8に対して着脱自在に固定されている。重り部材8は金属等から構成され、各ガイド9は例えばジュラコン(登録商標)等の合成樹脂から構成されるのが好ましい。
このハンマー部材3は、支柱Sに対して上下方向へ摺動自在に遊嵌され、重り部材8には支柱Sが挿通される挿通孔(後述する)が形成されると共に、各ガイド9にはガイド孔9aが形成されている。挿通孔の内径は、打ち込まれる最大径の支柱Sよりも幾分大径に設定される一方、ガイド孔9aの内径は打ち込まれる支柱Sの外径よりも幾分大径であって、挿通孔の内径よりも小径に設定され、ハンマー部材3を摺動させた際に重り部材8が支柱Sに接触しない構成とされている。
このハンマー部材3は、左右に分割されて構成されている。即ち、重り部材8は、左右一対の重り81,82を有し、各ガイド9は左右一対のガイド片91,92を有する。図5に示す様に、重り81,82の一方の側面81a,82aには蝶番30の蝶片30a,30bがそれぞれ取り付けられ、重り81が重り82に対して水平方向へ旋回可能に連結されている。そして、このように重り81を重り82に対して旋回させることにより、ハンマー部材3を開閉できる(図2及び図5参照)。
重り81,82の内面(合わせ面)81b,82bには、上下方向全体に亘って収容凹部R3,R4が形成されており、ハンマー部材3が図2に示す様に閉じられた状態において、これら収容凹部R3,R4により上述した挿通孔が構成される。また、各ガイド片91,92の内面(合わせ面)91a,92aには、上下方向全体に亘って切欠きR5,R6が形成されており、ハンマー部材3が閉じられた状態において、これら切欠きR5,R6により上述したガイド孔9aが構成される。
重り81の他方の側面81cには、パッチン錠83(ロック手段)の受け金具83aが取り付けられ、重り82の他方の側面82cにはパッチン錠83のロック金具83bが取り付けられている。また、重り81の内面81bの側面81c近傍位置にはピン85が設けられ、重り82の内面82bには、ピン85が嵌合するピン孔86が形成されている。よって、ハンマー部材3を図2の状態へ閉じると、ピン85がピン孔86と嵌合し、重り81の重り82に対する上下方向の位置ずれが防止される。また、この状態でロック金具83bを受け金具83aに係止してパッチン錠83をロックすることにより、ハンマー部材3は閉じた状態でロックされる。なお、安全性向上のためには、受け金具83aとロック金具83bとの係止状態をロックできるロック機能つきのパッチン錠83を用いるのがより好ましい。
ここで、重り81と一対のガイド片91,91とにより第1ハンマー部31が構成され、重り82と一対のガイド片92,92とにより第2ハンマー部32が構成されている。
ハンマー部材3の支柱Sへの装着は次の様に行われる。まず、ハンマー部材3を左右に開き(図5参照)、第1ハンマー部31と第2ハンマー部32の間に支柱Sを配置する。次に、ハンマー部材3を閉じてハンマー部材3を支柱Sに遊嵌させ、パッチン錠83をロックする。一方、ハンマー部材3を支柱Sから取り外す際には、パッチン錠83を解除し、ハンマー部材3を開ければよい。
次に、このように構成された支柱打ち込み器1の使用方法について説明する。まず、固定部材2を支柱Sの直線部の任意の位置に上述の手順で固定する。次に、ハンマー部材3を上述の手順で支柱Sに取り付ける。このとき、ハンマー部材3が固定部材2よりも支柱Sの頭部寄り(上方)に位置するようにする。そして、支柱Sの先端(下端)が所定の打ち込み位置となるように支柱Sを起立させる。ハンマー部材3のハンドル10,10を両手で把持し、ハンマー部材3を支柱Sに沿って手動で上下に摺動させて固定部材2に衝突させる。この動作を繰り返し行うことにより、支柱Sが地中に打ち込まれていく。なお、固定部材2及びハンマー部材3の支柱Sへの固定/取り付けは、支柱Sを地面に倒した状態で行うこともでき、或いは予め地面に対して起立させた状態で行うこともできる。
このように、本実施形態における支柱打ち込み器1によれば、支柱Sの土面近くの任意の直線部分を利用して打ち込み作業を行うことができるので、支柱Sの頭部を打ち込みに利用することが困難な場合であっても、打ち込み動作を容易に行うことができる。また、固定部材2の装着位置を作業者Pの身長等に合わせた任意の位置にできるため、作業者Pの身体的負担を軽減できる。更に、固定部材2及びハンマー部材3は開閉自在に構成されているため、支柱Sへの固定/装着を容易にできる。支柱Sに装着されたハンマー部材3は、支柱Sに対して回転可能であるため、不安定な作業状況においても打ち込み作業を効率良く行うことができる。
また、スペーサ6及びガイド9はチャック7及び重り部材8に対して着脱可能とされていることから、打ち付ける支柱Sの外形及び/又は外径に合わせてスペーサ6及びガイド9を交換することで、種々の支柱Sに対応できる。また、重り部材8の底面8bにガイド9が取り付けられているため、ガイド9が緩衝材として機能し、重り部材8が固定部材2に直接衝突することによる重り部材8の破損を防止することができる。
更に、各ガイド9に形成されたガイド孔9aの内径は、重り部材8に形成された挿通孔よりも小さく設定されているので、ハンマー部材3を支柱Sに沿って摺動させた際に重り部材8が支柱Sに接触して支柱Sを傷つけるのを防止できる。また、支柱打ち込み器1は、支柱Sが固定部材2及びハンマー部材3の中心を挿通する状態となるように装着されるので、支柱Sの外周に均一な衝撃力を加えることができ、支柱Sの一方向のみに無理な力がかからず、垂直或いは任意の角度をつけて容易に打ち込むことができる。更に、打ち込み深さを確認しながら作業を行うことができるので、複数の支柱Sの打ち込みを均一にできる。
なお、固定部材2はスペーサ6と支柱Sとの摩擦抵抗によって固定される構成であることから、スペーサ6には摩擦抵抗の大きい素材を用いるのが好ましい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る支柱打ち込み器について説明する。本実施形態に係る支柱打ち込み器は、第1実施形態に係る支柱打ち込み器と略同一の構成を有するが、図6に示す様に、本実施形態に係る支柱打ち込み器においては、チャック部材171,172の凹部R101,R102は、その内径が下方に向かうに従い漸減するテーパ状に形成され、スペーサ片161,162は、その外径が下方に向かうに従い漸減するテーパ状とされている。また、スペーサ片161,162の上端にはフランジ部63,64が設けられ、チャック部材171,172の上面71d,72dとフランジ部63,64との間には僅かな隙間Gが設けられている。このような構成により、ハンマー部材を利用してフランジ部63,64に衝撃を加えると、スペーサ片161,162(スペーサ106)がチャック部材171,172に対して相対的に下方へ僅かに移動する。すると、クサビの原理でスペーサ106と支柱Sの密着力が増大し、固定部材の支柱Sに対する固定をより強固にできる。なお、チャック部材171,172に対するスペーサ片161,162の相対移動を許容するためには、チャック171,172に形成される挿通孔(図3の挿通孔H3参照)を上下方向に延びる長孔とすればよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る支柱打ち込み器について説明する。図7を参照して、本実施形態に係る支柱打ち込み器201は、支柱Sの中間部に固定される固定部材202と、固定部材202に装着されるハンマー部材203と、を備え、作業者がハンマー部材203を上下に摺動させて固定部材202に衝突させることにより固定部材202に衝撃を与えて、支柱Sを地中に打ち込むことができるように構成されている。
固定部材202は上述した第1実施形態に係る固定部材2と略同一の構成を有するが、固定部材202は更に一対の棒状のガイド部材11を備える点で異なる。これらのガイド部材11はチャック7の上面に立設されて、相互に平行に直線状に延びている。
ハンマー部材203は、重り部材208と、重り部材208の上面208a及び下面208bに着脱自在に装着された一対の緩衝部材209と、重り部材208の左右両側に設けられた一対のハンドル10と、を備える。重り部材208及び各ガイド209の中央部位には、上下方向全体に亘って切欠きR7及びR8がそれぞれ形成されている。これらの切欠きR7及びR8は、打ち込まれる最大径の支柱Sを収容可能な寸法に設定されている。また、重り部材208には、固定部材202のガイド部材11が挿通される一対のガイド孔H5(図7には一方のガイド孔H5のみ示す)が、切欠きR7の両側に形成されている。なお、重り部材208は金属等から構成され、緩衝材209は例えばジュラコン(登録商標)等の合成樹脂から構成されるのが好ましい。
次に、このように構成された支柱打ち込み器201の使用方法について説明する。まず、固定部材2と同様の手順で固定部材202を支柱Sの直線部の任意の位置に固定する。次に、ハンマー部材203のガイド孔H5に固定部材202のガイド部材11を下方から挿通させて、ハンマー部材203を固定部材202に装着させる。このとき、支柱Sは切欠きR7,R8に収容されるようになり、ハンマー部材203が支柱Sに干渉することはない。
そして、ハンマー部材203のハンドル10,10を両手で把持し、ハンマー部材203をガイド部材11に沿って手動で上下に摺動させて固定部材202に衝突させる。この動作を繰り返し行うことにより、支柱Sが地中に打ち込まれていく。
本実施形態に係る支柱打ち込み器201によっても、上述したのと同様の作用効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、ガイド部材11をガイド孔H5に差し込むだけで、ハンマー部材203の装着を容易に行うことができる。
なお、本実施形態においても、図6に示すようなクサビの原理を利用してもよい。即ち、スペーサ6に代えてスペーサ106を用い、チャック7をチャック部材171,172から構成してもよい。
以上、本発明の実施形態に係る支柱打ち込み器について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、スペーサ6は必ずしも必要ではなく、スペーサ6を省略してチャック部材71,72の収容凹部R1,R2を支柱Sに当接させる構成としてもよい。また、上記実施形態においては、固定部材2の第1挟持部材41と第2挟持部材42(一対のチャック部材71,72)とを蝶番20で連結させることで固定部材2を開閉自在に構成したが、例えば、第1挟持部材41と第2挟持部材42とをボルト等の他の連結部材によって分離可能に連結し、第1挟持部材41を第2挟持部材42に対して着脱可能に構成してもよい。ハンマー部材3についても同様に、第1ハンマー部31と第2ハンマー部32とをボルト等の連結部材によって分離可能に連結し、第1ハンマー部31を第2ハンマー部32に対して着脱可能に構成してもよい。
上記実施形態においては、支柱Sとして円筒状のパイプを用いたが、支柱Sはこれに限定されず、例えば角筒状のパイプや、円柱状や角柱状の杭等であってもよい。また、 上記実施形態においては、図3及び図5に示す様に凹部R1〜R8,R101,R102の内面形状は湾曲面とされているが、例えば矩形状等の他の形状とされてもよい。スペーサ片(61,62,161,162)の外面形状も湾曲面に限定されず、これらに対応する凹部(R1,R2,R101,R102)の内面形状に対応すれば、他の形状であってもよい。更に、スペーサ片の内面形状についても、打ち込まれる支柱Sの断面形状に対応すればよく、湾曲形状に限定されない。例えば、打ち込まれる支柱Sが角材である場合には、スペーサ片の内面も、角材の外径に合わせてコ字型形状とすれば良い。
ハンマー部材3,203に追加の重り部材を装着可能にしても良い。近年では、打ち込まれる支柱Sが大型化する傾向にあり、支柱Sの大型化に伴い打ち込み深さも深くなる。このような場合においてはハンマー部材3の重量が大きい程、打ち込み作業を効率的に行うことができる。よって、支柱Sの種類等の打ち込み条件に応じて追加の重り部材をハンマー部材3に装着することにより、打ち込み作業をより効率的に行うことができる。
固定部材2,202及び/又はハンマー部材3,203にベルトを取り付け、このベルトを作業者Pに装着させるようにしても良い。このようなベルトを用いれば、誤って作業中に固定部材2,202やハンマー部材3,203が支柱Sから外れた場合でも、固定部材2,202やハンマー部材3,203が作業者Pの足等に落下するのを防止でき、安全性を高めることができる。
本発明に係る支柱打ち込み器は、農業用ハウスに用いられるパイプ支柱、作物の支柱、鳥獣害防止柵に用いられる杭、山林用モノレールの支柱等を地面に打ち付ける際において有用である。
1,201 支柱打ち込み器
2,202 固定部材
3,203 ハンマー部材
4 挟持部材
5 締め付け部材
6,106 スペーサ
7 チャック
8,208 重り部材
9 ガイド
10 ハンドル
11 ガイド部材
20,30 蝶番
41 第1挟持部材
42 第2挟持部材
81,82 重り
83 パッチン錠
91,92 ガイド片
209 緩衝部材
P 作業者
S 支柱

Claims (6)

  1. 棒状のガイド部材を有し支柱の中間部に固定される固定部材と、
    前記ガイド部材に遊嵌されるハンマー部材と、を備え、
    前記ハンマー部材を前記ガイド部材の長手方向に沿って摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって、前記支柱を地中に打ち込むように構成されたことを特徴とする支柱打ち込み器。
  2. 支柱の中間部に固定される固定部材と、
    前記支柱に摺動可能に装着されるハンマー部材と、を備え、
    前記固定部材は、第1挟持部材と、前記第1挟持部材に対して開閉自在又は着脱自在に連結された第2挟持部材と、前記第1挟持部材に連結された締め付け部材と、を有し、前記第1挟持部材と前記第2挟持部材の間に前記支柱を挟持することで前記支柱に固定され
    前記締め付け部材を所定方向に旋回させると、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は前記支柱に対して圧着され、
    前記締め付け部材を反対方向に旋回させると、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材の前記支柱に対する圧着が解除され、
    前記ハンマー部材を前記支柱の長手方向に摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって前記支柱を地中に打ち込むように構成されたことを特徴とする支柱打ち込み器。
  3. 前記締め付け部材は、前記第1挟持部材に連結された雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材に螺着された雌ねじ部材と、を備え、
    前記第2挟持部材には、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材を収容可能な段付き切り欠きが形成され、前記雌ねじ部材は前記段付き切り欠き部の段差部に当接することを特徴とする請求項2に記載の支柱打ち込み器。
  4. 支柱の中間部に固定される固定部材と、
    前記支柱に摺動可能に装着されるハンマー部材と、を備え、
    前記ハンマー部材を前記支柱の長手方向に摺動させて前記固定部材に衝撃を与えることによって前記支柱を地中に打ち込むように構成されており、
    前記ハンマー部材は、重り部材と、前記重り部材に装着されたガイドと、を有し、
    前記重り部材には、前記支柱が挿通される挿通孔が形成されており、
    前記ガイドには、前記支柱が挿通されるガイド孔が形成されており、
    前記ガイド孔の内径は前記挿通孔の内径よりも小径であることを特徴とする支柱打ち込み器。
  5. 前記ガイドは前記重り部材に対して着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項4に記載の支柱打ち込み器。
  6. 前記ハンマー部材は開閉自在に構成され、前記ハンマー部材の閉状態を維持するためのロック手段が設けられていることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の支柱打ち込み器。
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