以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<検索システムの全体構成>
図1は、検索システムの第1の実施の形態の全体構成の一例を示す図である。図1に示されるように、検索システムは、検索サーバ100と、情報処理装置の一例であるクライアント端末200とを含む。
検索サーバ100は、社内サーバ300およびWebサーバ400のそれぞれに、キーワードによるコンテンツの検索を指示する。社内サーバ300およびWebサーバのそれぞれは、上記指示に基づいて、検索サーバ100に検索結果を出力する。検索サーバ100は、検索結果を取得すると、当該検索結果をクライアント端末200へ送信する。
検索に利用されるキーワードは、検索サーバ100から入力されても良いし、図示されないシステム等からクライアント端末200に入力されても良い。なお、本明細書では、主に、検索に利用されるキーワードが検索サーバ100から入力される例が説明される。
本実施の形態において、検索の対象である「コンテンツ」とは、画像ファイル、動画ファイルおよび音声ファイルなどだけでなく、テキスト文書およびプレゼンテーション文書などのドキュメントを含むあらゆる種類のファイルを含む。
図1に示された検索システムでは、検索サーバ100、クライアント端末200、および社内サーバ300は、同じ会社に属し、互いにLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して通信し得る。一方、Webサーバ400は、当該会社には属さない。検索サーバ100は、インターネット等の公衆通信回線等を介して、Webサーバ400と通信する。
なお、「社内」「社外」という所属に関する分類は、検索システムに必須の構成ではなく、構成の単なる一例である。検索システムは、当該システム内のすべての装置が、同じLANを介して通信するように構成されていてもよいし、すべての装置が公衆通信回線を介して通信するように構成されていてもよい。また、検索サーバ100が検索結果を提供する端末は、図1に示されたような1台のクライアント端末200に限定されない。検索サーバ100は、2台以上の端末に検索結果を提供することができる。
<検索システムにおける処理の概要>
図1に示された検索システムにおいて、検索結果は、2つ以上のコンテンツ情報を含む。各コンテンツ情報は、1つのコンテンツを表す情報である。コンテンツ情報は、コンテンツの属性を含む。属性は、数値等の特定の条件に従って配列され得る情報を含む。図2は、検索結果の構成の一例を示す図である。図2では、2つ以上のコンテンツ情報のそれぞれが、「コンテンツ情報(1)」「コンテンツ情報(2)」…というように、数字を付されて区別されている。各コンテンツ情報は、コンテンツのファイル名、コンテンツの記憶場所(URL(Uniform Resource Locator)等)、コンテンツの属性、検索におけるコンテンツのスコア、およびその他の情報を含む。
クライアント端末200における検索結果の表示に対して、ユーザは、検索結果中の2つ以上のコンテンツ情報から1つのコンテンツ情報を選択することができる。この場合の選択は、2つの態様を含む。
第1の態様は、コンテンツ情報によって表されるコンテンツを処理するための選択である。クライアント端末200において、第1の態様であるコンテンツ情報が選択されると、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツを処理するためのアプリケーション(プログラム)が実行される。第1の態様での選択は、たとえばマウスを左クリックする操作によって実現される。
コンテンツ情報によって表されるコンテンツの一例は、動画ファイルである。この場合、ユーザが、第1の態様で当該コンテンツ情報を選択すると、クライアント端末200は、動画再生アプリケーションを起動し、当該動画ファイルを再生する。
コンテンツ情報によって表されるコンテンツの他の例は、文書編集アプリケーションによって作成されたドキュメントである。この場合、ユーザが、第1の態様で当該コンテンツ情報を選択すると、クライアント端末200は、上記文書編集アプリケーションを起動し、当該ドキュメントの編集が可能な状態になる。
第2の態様は、コンテンツの概要を提示するための選択である。あるコンテンツ情報が第2の態様で選択されると、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツの内容の「提示」が行なわれる。当該提示は、当該ファイルのプレビューの表示、当該ファイルの一部の再生、およびその他の公知の態様に従った提示を意味する。第2の態様での選択は、たとえばマウスを右クリックする操作によって実現される。
選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツの一例は、複数ページからなるドキュメントである。この場合、ユーザが、当該コンテンツ情報を、第2の態様で選択すると、クライアント端末200は、当該ドキュメントの1頁目のプレビューを表示する。
また、検索システムにおいて、コンテンツ情報が第2の態様で選択されると、検索結果中の選択されたコンテンツ情報以外のコンテンツ情報の配列が変更される。より具体的には、選択されたもの以外のコンテンツ情報の表示態様は、それぞれによって表されるコンテンツの属性と、選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツの属性との、上記特定の条件に従った関係を表すように、制御される。
<検索サーバ100のハードウェア構成>
図3は、検索サーバ100のハードウェア構成の具体例を示す図である。図3を参照して、検索サーバ100は、演算装置の一例であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどのデータを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域であるRAM(Random Access Memory)12と、データを不揮発的に記憶するための記憶装置14と、記憶媒体にアクセスしてそこからファイルを読み出したり書き込んだりするためのメディアコントローラ17と、モデム等により構成される通信装置18とを含む。
記憶装置14は、たとえばハードディスクによって構成される。通信装置18は、上記したLAN等のネットワークを介した通信を制御し得る。
CPU10が実行するプログラムは、記憶装置14に記憶されていても良いし、上記記憶媒体に記憶されていても良い。記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。また、CPU10が実行するプログラムは、ネットワークを介して記憶装置14にインストールされる場合も有り得る。
<クライアント端末200のハードウェア構成>
図4は、クライアント端末200のハードウェア構成の具体例を示す図である。クライアント端末200は、例示すると、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートブック型コンピュータ、据え置き型コンピュータ、または、その他の電子機器である。
図4を参照して、クライアント端末200は、演算装置の一例であるCPU20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、液晶表示装置等の表示装置によって実現される表示装置23と、クライアント端末200に対して情報を入力するための操作部25と、プログラムや各種のデータ等を記憶するための記憶装置24と、記憶媒体(USBメモリ等)との間で情報の読み書きを行なうメディアコントローラ27と、上記LANに接続するための通信装置28とを含む。上記記憶媒体は、クライアント端末200本体に対して着脱可能であっても良い。
記憶装置24は、たとえばハードディスクおよび/またはEEPROMなどの記憶媒体によって構成される。CPU20が実行するプログラムは、記憶装置24に記憶されていても良いし、上記記憶媒体に記憶されていても良い。記憶媒体としては、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO、MD、ICカード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
操作部25は、たとえばキーボードやマウスなどの入力装置によって実現される。操作部25は、タッチセンサによって実現され、表示装置23と一体的に、タッチパネルを構成する場合も有り得る。
<検索システムの機能的な構成>
図5は、図1に示された検索システムの機能的な構成の一例を示す図である。図5に示されるように、検索サーバ100は、情報取得部102と、通信部101とを含む。
情報取得部102は、キーワードを取得し、当該キーワードに基づいて社内サーバ300および/またはWebサーバ400に、コンテンツの検索を指示する。情報取得部102は、たとえばCPU10が所定のプログラムを実行することによって実現される。なお、情報取得部102は、専用のまたは他の用途と兼用された電気回路等のハードウェア資源によって構成されても良い。
通信部101は、クライアント端末200、社内サーバ300、および、Webサーバ400との通信のインタフェースとして機能する。通信部101は、たとえば通信装置18によって実現される。
クライアント端末200は、通信部201と、入力部202と、表示部204と、表示部204における表示を制御する表示制御部203とを含む。通信部201は、検索サーバ100との通信のインタフェースとして機能し、たとえば通信装置28によって実現される。
入力部202は、外部からの情報の入力を受け付け、たとえば操作部25によって実現される。
表示制御部203は、たとえばCPU20が表示装置23のドライバソフトウェアプログラムを実行することによって実現される。なお、表示制御部203は、専用のまたは他の用途と兼用された電気回路等のハードウェア資源によって構成されても良い。
表示部204は、たとえば表示装置23によって実現される。
図5に示された検索システムにおいて、ユーザは、入力部202にキーワードを入力する。入力部202は、通信部201を介して、検索サーバ100に当該キーワードを出力する。
キーワードがクライアント端末200から検索サーバ100に入力されると、または、キーワードが他のシステムから検索サーバ100に入力されると、検索サーバ100の情報取得部102は、社内サーバ300および/またはWebサーバ400に、当該キーワードを用いたコンテンツの検索を指示する。社内サーバ300および/またはWebサーバ400は、検索サーバ100へ、検索結果を送信する。検索サーバ100の情報取得部102は、取得した検索結果を、通信部101を介して、クライアント端末200へ送信する。
検索サーバ100に検索結果が入力されると、表示制御部203は、表示部204に当該検索結果を表示する。表示制御部203は、表示部204で表示された検索結果において上記第2の態様でいずれかのコンテンツ情報が選択された場合、残りのコンテンツ情報の配列を変更して表示させる。より具体的には、選択されたもの以外のコンテンツ情報が、それぞれによって表されるコンテンツの属性と、選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツの属性との間の、特定の条件に従った関係を表すように、配列される。表示制御部203は、上記残りのコンテンツ情報の配列が変更された表示のためのデータ(表示内容のデータ)を生成し、当該データに従って、表示部204の表示を変更する。
第1の実施の形態では、属性の一例は、コンテンツの時間に関する属性である。時間に関する属性とは、当該コンテンツが作成された時を特定する情報(以降、「作成時」という)、当該コンテンツが更新された最新の時を特定する情報(いわゆる、「更新時」)、当該コンテンツの閲覧された最新の時を特定する情報を含む。第1の実施の形態では、特に、属性の一例は、上記「作成時」である。なお、コンテンツの属性は、当該コンテンツの時間に関する属性に限定されず、閲覧回数などであってもよい。
また、第1の実施の形態では、特定の条件の一例は、コンテンツが「より新しい」または「より古い」である。「コンテンツが新しい」とは、コンテンツの作成時が遅いことを意味する。たとえば、コンテンツAがコンテンツBの後で作成された場合には、「コンテンツAは、コンテンツBより新しい」と言うことができる。一方、「コンテンツBは、コンテンツAより古い」とも言うことができる。
<検索システムにおける処理の流れ>
図6は、第1の実施の形態の検索システムにおいて、検索サーバ100およびクライアント端末200によって実行される処理のフローチャートである。図6の左側のフローチャートは、主にクライアント端末200のCPU20によって実行される処理を示す。右側のフローチャートは、主に検索サーバ100のCPU10によって実行される処理を示す。
図6を参照して、ステップS200で、クライアント端末200のCPU20は、キーワードの入力を受け付ける。
ステップS210で、CPU20は、ステップS200で入力を受け付けたキーワードを、通信装置28を介して、検索サーバ100に送信する。
ステップS100で、検索サーバ100のCPU10は、通信装置18を介して、クライアント端末200から送信されたキーワードを受信する。
次に、ステップS110で、CPU10は、社内サーバ300およびWebサーバ400に、受信したキーワードを送信する。これに応じて、社内サーバ300およびWebサーバ400は、検索サーバ100に、キーワードに対応する検索結果を送信する。
ステップS120で、CPU10は、社内サーバ300およびWebサーバ400から送信されてきた検索結果を、通信装置18を介して受信する。
ステップS130で、CPU10は、受信した検索結果を、通信装置18を介して、クライアント端末200へ送信する。
ステップS220で、CPU20は、検索サーバ100から送信された検索結果を、通信装置28を介して受信し、表示装置23で表示する。
図7は、検索結果の表示の一例を示す図である。図7に示されるように、ウィンドウ500は、検索結果を表示するための領域510と、検索用のキーワードを表示するための表示欄501と、検索の実行を指示するための検索ボタン502とを含む。
図7を参照して、領域510は、検索結果として、7つのコンテンツ情報511〜517を表示する。領域510では、7つのコンテンツ情報511〜517のそれぞれは、たとえば、各コンテンツ情報によって表されるコンテンツのファイル名等の、コンテンツを表す情報を表示する。
なお、「コンテンツ情報(1)」等における数字は、各コンテンツ情報のスコアの順位を表す。つまり、ウィンドウ500では、7つのコンテンツ情報は、上から、スコアの高い順に配列されている。クライアント端末200において表示される検索結果では、2つ以上のコンテンツ情報は、基本的に、スコアに従った順序で配列される。なお、このような配列の態様は単なる一例である。検索結果における2つ以上のコンテンツ情報は、他の条件に従って配列される場合もあり得る。
ウィンドウ500は、さらに領域520を含む。領域520は、上記した第2の態様の選択で選択されたコンテンツ情報についての、プレビューを表示するための領域である。
図6に戻って、ステップS220で検索結果を表示した後、ステップS230で、CPU20は、検索結果において、いずれかのコンテンツ情報が上記した第2の態様で選択されたかどうかを判断する。そして、CPU20は、第2の態様での選択がなされたと判断すると(ステップS230でYES)、ステップS260へ制御を進める。CPU20は、第2の態様での選択はなされていないと判断すると(ステップS230でNO)、ステップS240へ制御を進める。
ステップS240では、表示された検索結果において、いずれかのコンテンツ情報が上記した第1の態様で選択されたかどうかを判断する。そして、CPU20は、第1の態様での選択がなされたと判断すると(ステップS240でYES)、ステップS250へ制御を進める。CPU20は、第1の態様での選択はなされていないと判断すると(ステップS240でNO)、ステップS230へ制御を戻す。
ステップS250では、CPU20は、アプリケーションを起動させた後、ステップS230へ制御を戻す。起動されるアプリケーションは、第1の態様で選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツを処理するためのアプリケーションである。これにより、クライアント端末200では、第1の態様で選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツの再生等が実行される。
ステップS260では、CPU20は、表示装置23における表示を更新するためのデータ(表示内容のデータ)を生成する。
そして、ステップS270で、CPU20は、ステップS260で生成したデータを表示装置23で表示して、ステップS230へ制御を戻す。
図6を参照して説明した処理によれば、検索結果の表示内容は、いずれかのコンテンツ情報が第2の態様で選択されることにより、変化する。以下に、表示内容がどのように変化するかについて説明する。
<第2の態様での選択に基づく表示内容の変更>
検索結果において、いずれかのコンテンツ情報が第2の態様で選択されると、CPU20は、選択されたコンテンツ情報以外のコンテンツ情報の配列を変更する。以下に、配列の変更態様を説明する。なお、以下では、コンテンツ情報が選択されることにより、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツ自体が選択されるものとして説明する。
CPU20は、選択されたコンテンツ以外のコンテンツの配列を、選択されたコンテンツよりも新しいかどうか(古いかどうか)によって、選択されたコンテンツ情報以外のコンテンツ情報の配列を制御する。
図8は、コンテンツ情報の配列の変更後の、検索結果の表示の一例を示す図である。なお、図8のウィンドウ530は、図7における7つのコンテンツ情報511〜517のうち、コンテンツ情報513が選択されたときの、表示を示す。
図9は、第1の実施の形態において仮定される、7つのコンテンツ情報511〜517のそれぞれによって表されるコンテンツの新しさの順序を示す図である。本明細書では、コンテンツ情報と当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツとが、同じ数字を付して関連付けられる。たとえば、「コンテンツ情報(1)」は、「コンテンツ(1)」と関連付けられる。なお、コンテンツ情報(1)は、コンテンツ(1)を表す情報である。つまり、コンテンツ情報(1)は、コンテンツ(1)のファイル名等の情報を含む。
図9では、7つのコンテンツが、新しいものから順に上から下へ配列されている。図9によれば、コンテンツ(1)〜コンテンツ(7)の中では、コンテンツ(4)が最も新しく、コンテンツ(5)が最も古い。
図8に戻って、図8の領域510における6つのコンテンツ情報511,512,514〜517の配置は、図7の領域510におけるそれらの配置とは異なる。より具体的には、図8の領域510は、バー531によって領域533と領域534とに分割されている。そして、バー531よりも上方に位置する領域533は、4つのコンテンツ情報511,512,514,517を表示する。また、バー531よりも下方に位置する領域534は、2つのコンテンツ情報515,516を表示する。
図9によれば、4つのコンテンツ情報511,512,514,517のそれぞれによって表される4つのコンテンツ(1),(2),(4),(7)は、コンテンツ情報513によって表されるコンテンツ(3)よりも新しい。したがって、領域533は、選択されたコンテンツ情報によって表されるよりも新しいコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。領域533は、さらに、このことを示すタイトル991を表示する。タイトル991は、たとえば、文字列「”コンテンツ情報(3)”より新しいコンテンツ」である。
また、図9によれば、2つのコンテンツ情報515,516のそれぞれによって表される2つのコンテンツ(5),(6)は、コンテンツ情報513によって表されるコンテンツ(3)よりも古い。したがって、領域534は、選択されたコンテンツ情報によって表されるよりも古いコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。領域534は、さらに、このことを示すタイトル992を表示する。タイトル992は、たとえば、文字列「”コンテンツ情報(3)”より古いコンテンツ」である。
図8の領域533および領域534のそれぞれは、それぞれの内部では、各コンテンツ情報を、検索のスコア順に表示する。CPU20は、各コンテンツ情報によって表されるコンテンツの「作成時」(図2参照)に基づいて、図8のウィンドウ530を表示するためのデータを生成する。
図8において、領域520は、選択されたコンテンツ情報513によって表されるコンテンツ(3)のプレビュー521を表示する。プレビュー521は、たとえば、コンテンツ(3)の第1頁を表す画像である。
図10は、図8のウィンドウ530で表示された6つのコンテンツ情報の中のいずれかが第2の態様で選択されたときに表示される内容の一例を示す図である。なお、図10は、コンテンツ情報511(コンテンツ情報(1))が選択されたときの例を示す。
図10に示されたウィンドウ540では、領域520は、選択されたコンテンツ情報511によって表されるコンテンツ(1)のプレビュー522を表示する。
一方、ウィンドウ540の領域510は、2本のバー541,542を表示している。そして、領域510は、バー541,542により、3つの領域543,544,545に分割されている。
図10の領域510は、これまでに選択された2つのコンテンツ情報513,511(図7参照)以外の5つのコンテンツ情報512,514〜517を表示している。なお、5つのコンテンツ情報512,514〜517は、コンテンツ情報513によって表されるコンテンツ(3)の作成時と、コンテンツ情報511によって表されるコンテンツ(1)の作成時とに基づいて、配列されている。
より具体的には、バー541より上方に位置する領域543には、2つのコンテンツ情報512,514が配置されている。2つのコンテンツ情報512,514のそれぞれは、コンテンツ(1)より新しい2つのコンテンツ(2),(4)のそれぞれを表す。
バー541とバー542の間に位置する領域544には、コンテンツ情報517が配置されている。1つのコンテンツ情報517は、コンテンツ(1)より古く、かつ、コンテンツ(3)より新しい、1つのコンテンツ(7)を表す。
バー542より下方に位置する領域545には、2つのコンテンツ情報515,516が配置されている。2つのコンテンツ情報515,516のそれぞれは、コンテンツ(3)より古い2つのコンテンツ(5),(6)のそれぞれを表す。
図11は、図10のウィンドウ540で表示されている5つのコンテンツ情報512,514〜517の中のいずれかが第2の態様で選択されたときの表示の一例を示す図である。より具体的には、図11は、コンテンツ情報516が選択されたときの表示の一例を示す。
図11に示されたウィンドウ550では、領域520は、選択されたコンテンツ情報516によって表される、コンテンツ(6)のプレビュー523を表示している。
一方、ウィンドウ550の領域510は、2本のバー551,552を表示している。領域510は、バー551,552により、3つの領域553,554,555に分割される。
図11の領域510は、これまでに選択された3つのコンテンツ情報513,511,516のうち、最新の2つのコンテンツ情報511,516以外のコンテンツ情報512〜515,517を表示する。領域510において、コンテンツ情報512〜515,517は、コンテンツ(1)の作成時とコンテンツ(6)の作成時とに基づいて配置されている。
より具体的には、バー551より上方に位置する領域553には、2つのコンテンツ情報512,514が配置されている。コンテンツ情報512,514は、コンテンツ(1)より新しい2つのコンテンツ(2),(4)のそれぞれを表す。
バー551とバー552の間に位置する領域554には、2つのコンテンツ情報513,517が配置されている。2つのコンテンツ情報513,517は、コンテンツ(1)より古く、かつ、コンテンツ(6)より新しい、2つのコンテンツ(3),(7)のそれぞれを表す。
バー552より下方に位置する領域555には、1つのコンテンツ情報515が配置されている。コンテンツ情報515は、コンテンツ(6)より古い1つのコンテンツ(5)を表す。
第1の実施の形態で表示される図8のウィンドウ530によれば、ユーザは、検索結果が、選択されたコンテンツ情報513によって表されるコンテンツよりも新しいコンテンツのコンテンツ情報を含むかどうか、また、選択されたコンテンツ情報513によって表されるコンテンツよりも古いコンテンツのコンテンツ情報を含むかどうかを、理解できる。
これにより、ユーザは、たとえば、検索結果が、ユーザが選択したコンテンツ情報よりも、検索のスコアは低いが、より新しいコンテンツを表すコンテンツ情報を含むことを理解できる。したがって、ユーザは、検索キーワードに関連したコンテンツであって、選択されたコンテンツよりも新しいコンテンツを、参照することができる。
なお、第1の実施の形態では、検索には、キーワードが利用された。なお、検索は、キーワードを利用されるものに限定されない。たとえば、検索は、ある文書または画像が特定されたときに、当該特定された文書または画像に類似する度合に基づいて行なわれても良い。この場合、検索では、たとえば、上記特定された文書または画像のファイルが特定の態様で解析され、当該解析において導出された特徴量が数値化され、当該特徴量の数値に近い文書または画像が検索される。
[第2の実施の形態]
<検索システムのハードウェア構成>
第2の実施の形態の検索システムでは、検索サーバ100のCPU10が、第1の実施の形態においてCPU20がステップS260で生成した表示内容のデータを生成する。つまり、第2の実施の形態では、検索サーバ100が、情報処理装置を構成する。第2の実施の形態の検索システムの各装置のハードウェア構成は、第1の実施の形態の各装置のハードウェア構成と同様とすることができる。
<検索システムの機能的な構成>
図12は、第2の実施の形態の検索システムの検索サーバ100とクライアント端末200の機能的な構成の一例を示す図である。図12に示されるように、第2の実施の形態の検索サーバ100は、通信部101および情報取得部102に加えて、上記表示内容のデータを生成するための情報生成部103を含む。情報生成部103は、当該データを、クライアント端末200へ送信する。
第2の実施の形態のクライアント端末200は、第1の実施の形態のクライアント端末200と同様に、通信部201、入力部202、表示制御部203、および表示部204を含む。なお、第2の実施の形態の表示制御部203は、情報生成部103が生成した上記データを表示部204で表示する。これにより、クライアント端末200の表示部204には、図8等に示された内容が表示される。
<検索システムにおける処理の流れ>
図13は、第2の実施の形態の検索システムにおいて、検索サーバ100およびクライアント端末200によって実行される処理のフローチャートである。図13の左側のフローチャートは、主にクライアント端末200のCPU20によって実行される処理を示す。右側のフローチャートは、主に検索サーバ100のCPU10によって実行される処理を示す。
図13を参照して、第2の実施の形態のステップS200〜ステップS230およびステップS100〜ステップS130における制御内容は、第1の実施の形態において対応するステップにおける制御内容と同様である。つまり、CPU20は、ステップS200で、キーワードの入力を受け付ける。次に、CPU20は、ステップS210で、ステップS200で入力を受け付けたキーワードを検索サーバ100に送信する。
クライアント端末200によってキーワードが送信されると、ステップS100で、検索サーバ100のCPU10は、当該キーワードを受信する。次に、ステップS110で、CPU10は、社内サーバ300およびWebサーバ400に、受信したキーワードを送信する。これに応じて、社内サーバ300およびWebサーバ400は、検索サーバ100に、キーワードに対応する検索結果(2つ以上のコンテンツ情報)を送信する。ステップS120で、CPU10は、社内サーバ300およびWebサーバ400から送信されてきた検索結果を、通信装置18を介して受信する。次に、ステップS130で、CPU10は、受信したコンテンツ情報をクライアント端末200へ送信する。
検索サーバ100が検索結果を送信すると、ステップS220で、CPU20は、当該検索結果を、通信装置28を介して受信する。そして、CPU20は、当該検索結果を、表示装置23で表示する(図7参照)。当該検索結果は、2つ以上のコンテンツ情報を含む。
ステップS220で検索結果を表示した後、ステップS230で、CPU20は、検索結果の中の2つ以上のコンテンツ情報からいずれかのコンテンツ情報が第2の態様で選択されたかどうかを判断する。そして、CPU20は、第2の態様での選択がなされたと判断すると(ステップS230でYES)、ステップS262へ制御を進める。CPU20は、第2の態様での選択がなされていないと判断すると(ステップS230でNO)、ステップS240へ制御を進める。
第2の実施の形態のステップS240とステップS250における制御内容は、第1の実施の形態のステップS240とステップS250における制御内容と同様である。つまり、ステップS240では、CPU20は、表示された検索結果の中の2つ以上のコンテンツ情報からいずれかのコンテンツ情報が上記した第1の態様で選択されたかどうかを判断する。CPU20は、第1の態様での選択がなされたと判断すると(ステップS240でYES)、ステップS250へ制御を進める。また、CPU20は、第1の態様での選択がなされていないと判断すると(ステップS240でNO)、ステップS230へ制御を戻す。ステップS250では、CPU20は、第1の態様で選択されたファイルを処理するためのアプリケーションを起動した後、ステップS230へ制御を戻す。
ステップS262では、CPU20は、ステップS230における選択の内容を、検索サーバ100へ送信する。当該選択の内容は、たとえば、どのコンテンツ情報が選択されたかを示す情報を含む。
ステップS140では、CPU10は、上記選択の内容を受信する。
ステップS150で、CPU10は、ステップS140で受信された選択の内容に基づいて、第1の実施の形態のステップS250でCPU20が生成したような「表示内容のデータ」を生成する。
ステップS160で、CPU10は、ステップS150で生成した表示内容のデータを、クライアント端末200へ送信する。
ステップS170で、CPU10は、クライアント端末200から新たな選択の内容が送信されたか否かを判断する。新たな選択の内容は、さらにコンテンツ情報が選択されたときに送信される、選択の内容である。ステップS170における制御は、新たな選択の内容が送信されたと判断されるまで継続される(ステップS170でNO)。そして、新たな選択の内容が送信されたと判断すると(ステップS170でYES)、CPU10は、ステップS140へ制御を戻す。
ステップS264で、CPU20は、検索サーバ100によって送信された表示内容のデータを受信する。
ステップS270で、CPU20は、ステップS264で受信された表示内容を表示装置23に表示し(図8等参照)、ステップS230へ制御を戻す。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態の「表示内容のデータ」は、第2の態様で選択されたコンテンツ情報によって示されるコンテンツの作成時との前後関係を、さらに、当該作成時からの時間の長さに従って分類する。時間の長さに従った分類は、たとえば、2つのコンテンツ情報の作成時の差によって導出される時間の長さが利用されることによって実現される。
図14は、第3の実施の形態の表示装置23における表示の一例を示す図である。図14に示されたウィンドウ530Aは、図8のウィンドウ530の変形例に相当する。
図14のウィンドウ530Aは、図8のウィンドウ530と比較して、さらに2本のバー531A,531Bを表示する。領域533は、バー531Aによって、2つの領域5331,5332に分割されている。また、領域534は、バー531Bによって、2つの領域5341,5342に分割されている。
領域5331は、コンテンツ(3)が作成されたときから1カ月以上後に作成されたコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。具体的には、領域5331は、2つのコンテンツ情報511,512を表示する。
領域5332は、コンテンツ(3)より後に作成された(コンテンツ(3)より新しい)コンテンツであって、作成時の差が1カ月未満であるコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。具体的には、領域5332は、2つのコンテンツ情報514,517を表示する。
領域5341は、コンテンツ(3)より先に作成された(コンテンツ(3)より古い)コンテンツであって、作成時の差が1カ月未満であるコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。具体的には、領域5341は、1つのコンテンツ情報515を表示する。
領域5342は、コンテンツ(3)が作成されたときより1カ月以上前に作成されたコンテンツを表すコンテンツ情報を表示する。具体的には、領域5342は、1つのコンテンツ情報516を表示する。
図14に示されたウィンドウ530Aは、第3の実施の形態において生成される「表示内容のデータ」に基づいて、表示される。第3の実施の形態のCPU10またはCPU20は、各コンテンツ情報の「作成時」(図2参照)を利用して、上記表示内容のデータを作成できる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態の検索システムにおける各装置の構成は、第1の実施の形態の検索システムの各装置の構成と同様とすることができる。第4の実施の形態では、検索結果に含まれる2つ以上のコンテンツ情報は、各コンテンツが属する集合の種類に従って分類される。第4の実施の形態では、集合の一例として、各コンテンツが記憶される記憶装置の種類が採用される。図15は、第4の実施の形態においてクライアント端末200に表示される内容の一例を示す図である。第4の実施の形態における集合の種類に従った分類は、たとえば各コンテンツ情報の記憶場所を利用することによって、実現される。
図15を参照して、ウィンドウ550は、検索サーバ100によって送信された検索結果が初めて表示される状態を示す。ウィンドウ550は、バー551によって、2つの領域510A,520Aに分割されている。領域510Aは、社内サーバ300に格納されたコンテンツについての検索結果を表示する。領域520Aは、Webサーバ400に格納されたコンテンツについての検索結果を表示する。
第4の実施の形態では、「社内サーバ300に格納されたコンテンツ」および「Webサーバ400に格納されたコンテンツ」のそれぞれが、コンテンツについての集合の種類の一例である。なお、領域510Aと領域520Aとは、表示欄501に示された、同じキーワードについての検索結果を示す。
領域510Aは、7つのコンテンツ情報611〜617を表示する。図16は、7つのコンテンツ情報611〜617のそれぞれによって表される7つのコンテンツと、当該7つのコンテンツの間の作成時の前後関係とを示す図である。
図16に示されるように、第4の実施の形態では、7つのコンテンツ情報611〜617は、コンテンツ情報(A1)〜(A7)のそれぞれと称される。コンテンツ情報(A1)〜(A7)のそれぞれにおける数字は、社内サーバ300における検索のスコアの高さを示す。コンテンツ情報(A1)〜(A7)のうち、コンテンツ情報(A1)のスコアが最も高く、コンテンツ情報(A7)のスコアが最も低い。
また、7つのコンテンツ情報611〜617のそれぞれは、7つのコンテンツ(A1)〜(A7)のそれぞれを表す。図16では、7つのコンテンツ(A1)〜(A7)の新しさの仮定が示されている。コンテンツ(A1)〜(A7)のうち、コンテンツ(A4)が最も新しく、コンテンツ(A5)が最も古い。
領域510Bは、7つのコンテンツ情報621〜627を表示する。図17は、7つのコンテンツ情報621〜627のそれぞれによって表される7つのコンテンツと、当該7つのコンテンツの間の作成時の前後関係とを示す図である。
図17に示されるように、第4の実施の形態では、7つのコンテンツ情報621〜627は、コンテンツ情報(B1)〜(B7)のそれぞれと称される。7つのコンテンツ情報(B1)〜(B7)のそれぞれにおける数字は、Webサーバ400における検索のスコアの高さを示す。7つのコンテンツ情報(B1)〜(B7)のうち、コンテンツ情報(B1)のスコアが最も高く、コンテンツ情報(B7)のスコアが最も低い。
また、7つのコンテンツ情報621〜627のそれぞれは、7つのコンテンツ(B1)〜(B7)のそれぞれを表す。図17では、7つのコンテンツ(B1)〜(B7)の新しさの仮定が示されている。7つのコンテンツ(B1)〜(B7)のうち、コンテンツ(B3)が最も新しく、コンテンツ(B4)が最も古い。
図18は、第4の実施の形態の表示装置23における表示の他の例を示す図である。ウィンドウ550において、領域510A内のコンテンツ情報613が第2の態様で選択されると、CPU20は、表示装置23に、図18に示されるウィンドウ560を表示する。ウィンドウ560の領域510Aは、選択されたコンテンツ情報613によって表されるコンテンツ(A3)のプレビュー613Aを表示する。
ウィンドウ560の領域520Aは、バー561によって、2つの領域563,564に分割される。領域563は、Webサーバ400に記憶されたコンテンツのうち、コンテンツ(A3)より後に作成された(コンテンツ(A3)より新しい)コンテンツを表す3つのコンテンツ情報621,622,623を表示する。領域564は、Webサーバ400に記憶されたコンテンツのうち、コンテンツ(A3)より先に作成された(コンテンツ(A3)より古い)コンテンツを表す3つのコンテンツ情報621,622,623を表示する。
図19は、第4の実施の形態の表示装置23における表示のさらに他の例を示す図である。ウィンドウ560において、領域520A内のコンテンツ情報623が第2の態様で選択されると、CPU20は、表示装置23に、図19に示されるウィンドウ570を表示する。ウィンドウ570の領域520Aは、選択されたコンテンツ情報623によって表されるコンテンツ(B3)のプレビュー623Aを表示する。
ウィンドウ570の領域510Aは、2本のバー571,572によって、3つの領域573,574,575に分割される。
第4の実施の形態では、コンテンツ(B3)は、コンテンツ(A3)より新しいとする。領域573は、社内サーバ300に記憶されたコンテンツのうち、コンテンツ(B3)より新しいコンテンツを表す3つのコンテンツ情報611,612,614を表示する。領域574は、社内サーバ300に記憶されたコンテンツのうち、コンテンツ(B3)より古くコンテンツ(A3)より新しいコンテンツを表す1つのコンテンツ情報617を表示する。領域575は、社内サーバ300に記憶されたコンテンツのうち、コンテンツ(A3)より古いコンテンツを表す2つのコンテンツ情報615,616を表示する。
検索対象のコンテンツが属する集合が異なるとき、検索結果に含まれるコンテンツ情報のスコア同士を単純に比較できない場合がある。第4の実施の形態によれば、複数のコンテンツ情報同士のスコアを単純に比較できない場合であっても、当該複数のコンテンツ情報を、それぞれによって表されるコンテンツの新しさによって対比できる。
つまり、たとえば、ウィンドウ560によれば、Webサーバ400に記憶されたコンテンツの中から検索結果として示された7つのコンテンツ(B1)〜(B7)のうち、どのコンテンツがコンテンツ情報613によって表される社内サーバ300内のコンテンツ(A3)よりも新しく、どのコンテンツが当該コンテンツ(A3)よりも古いかを、理解できる。
図15〜図19を参照して説明された例では、3つのウィンドウ550,560,570のそれぞれは、バー551によって2つの領域510A,520Aに分割される。そして、領域510Aは、1つの集合(コンテンツが社内サーバ300で記憶される)についての検索結果を表示する。領域520Aは、別の集合(コンテンツがWebサーバ400で記憶される)についての検索結果を表示する。なお、第4の実施の形態における「集合の種類」の数は、「2」に限定されず、2以上のいかなる数をも採用され得る。検索結果をウィンドウは、採用された数の領域に分割され、分割された各領域で、各集合の検索結果が表示される。各領域の検索結果の表示は、図18等を参照して説明されたように、他の領域で選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツの作成時に基づいて、変更される。
なお、第4の実施の形態における「集合」は、コンテンツの記憶場所(記憶される装置)に限定されない。「集合」の他の例としては、たとえば、コンテンツ自体の内容が挙げられる。当該例では、たとえば、コンテンツ情報は、コンテンツの内容(たとえば、「春用」「夏用」などの季節による分類)を示すタグを含む。コンテンツ情報が第2の態様で選択されたことによる変更後の表示は、当該タグが参照されることによって実現される。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態の検索システムでは、ステップS260(図6)等で生成されるデータは、検索結果を、図15〜図19を参照して説明されたように、コンテンツが属する集合の種類に従って分類し、さらに、図14を参照して説明されたように、選択せれたコンテンツに対する作成時の差に基づいて分類する。
コンテンツが属する集合の種類に従った分類は、たとえば、各コンテンツ情報の記憶場所を利用することによって、実現される。作成時の差に基づいた分類は、たとえば、2つのコンテンツ情報の作成時の差が利用されることによって、実現される。
第5の実施の形態によれば、検索結果は、コンテンツが属する集合ごとに、選択されたコンテンツとどの程度作成時の離れたコンテンツを含むかを、表すことができる。これにより、ユーザは、検索結果に含まれるコンテンツの中から、第2の態様によってコンテンツを選択した場合、スコア同士では単純に比較できない異なる集合に属するコンテンツについて、選択したコンテンツに対する新しさおよび古さの程度を選択しながら、コンテンツを参照することができる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態の検索システムでは、コンテンツ情報が選択されると、検索結果に含まれる2以上のコンテンツ情報のうち、選択されたコンテンツ情報よりも新しいコンテンツを示すコンテンツ情報、または、選択されたコンテンツ情報よりも古いコンテンツを示すコンテンツ情報のみが、表示される。
図20は、第6の実施の形態における検索結果の表示の一例を示す図である。図21は、第6の実施の形態における検索結果の表示の他の例を示す図である。
図20に示されるウィンドウ570Aおよび図21に示されるウィンドウ570Bは、図19に示されたウィンドウ570の変形例である。図20のウィンドウ570Aの中の領域510Aは、図19の領域510Aの中の領域573に表示された3つのコンテンツ情報611,612,614のみを表示する。つまり、図20の領域510Aは、最後に選択された2つのコンテンツ情報(A3),(B3)の双方よりも新しいコンテンツを表すコンテンツ情報のみを表示する。
図21のウィンドウ570Aの中の領域510Aは、図19の領域510Aの中の領域575に表示された2つのコンテンツ情報615,616のみを表示する。つまり、図21の領域510Aは、最後に選択された2つのコンテンツ情報(A3),(B3)の双方よりも古いコンテンツを表すコンテンツ情報のみを表示する。
第6の実施の形態では、ユーザがより新しいコンテンツの情報を必要としている場合には図20に示されたような態様で、検索結果が表示される。また、ユーザがより古いコンテンツの情報を必要としている場合には図21に示されたような態様で、検索結果が表示される。
これにより、第6の実施の形態によれば、無駄な情報の表示を回避することにより、ユーザの要望に即した表示が可能となる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態の検索システムは、クライアント端末200の表示装置23に、検索結果とともに、第2の態様で選択したコンテンツ情報の履歴を表示する。図22は、第7の実施の形態のクライアント端末200における検索結果の表示の一例を示す図である。
図22に示されたウィンドウ550Aは、第1の実施の形態において説明されたウィンドウ550(図11参照)の変形例に相当する。図22のウィンドウ550Aは、図11のウィンドウ550と比較して、さらにバー902を表示する。ウィンドウ550Aにおいて、バー902より下に位置する領域930は、選択されたコンテンツ情報の履歴を示す。より具体的には、領域930は、2つのプレビュー931,932を含む。プレビュー931は、第1の実施の形態において最初に選択されたコンテンツ情報(3)によって表されるコンテンツ(3)に対応する。プレビュー932は、第1の実施の形態において2番目に選択されたコンテンツ情報(1)によって表されるコンテンツ(1)に対応する。つまり、図22のプレビュー931は、図8のプレビュー521に対応する。図22のプレビュー932は、図10のプレビュー522に対応する。
領域930は、さらに、2つのプレビュー931,932の間の前後関係を示す矢印930Aを表示する。
選択されたコンテンツ情報の履歴の表示は、たとえば、CPU20が、図8,図10,および図11に示されたように表示装置23における表示が切り替えられるときに、切り替えられる前の表示上のプレビューをRAM22等に格納しておくことにより、実現される。なお、CPU20は、表示されたプレビューの履歴を検索サーバ100へ送信しても良い。また、CPU20は、当該履歴の代わりに、プレビューの表示の対象となった各コンテンツを特定する情報を検索サーバ100へ送信しても良い。
[第8の実施の形態]
<検索システムの全体構成>
図23は、第8の実施の形態の検索システムの全体構成の一例を示す図である。図23に示された検索システムは、第1の実施の形態の検索システムと同様の装置によって構成され得る。
第8の実施の形態のクライアント端末200は、検索結果とともに、第2の態様で選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツに関連するコンテンツを示す情報を表示する。そのために、第8の実施の形態の検索システムでは、第1の実施の形態の検索システムに対して、検索サーバ100とクライアント端末200との間でやり取りされる情報が異なる。
より具体的には、第8の実施の形態の検索システムでは、図23において「1)」として示されるように、クライアント端末200は、検索サーバ100に検索用のキーワードを送信する。検索サーバ100は、送信されたキーワードを利用して、社内サーバ300およびWebサーバ400のそれぞれに、コンテンツの検索を指示する。そして、検索サーバ100は、社内サーバ300およびWebサーバ400のそれぞれから、検索結果を受信する。そして、図23において「2)」として示されるように、検索サーバ100は、社内サーバ300およびWebサーバ400のそれぞれから受信した検索結果を、クライアント端末200へ送信する。
クライアント端末200は、検索サーバ100によって送信された検索結果を、表示装置23に表示する。そして、クライアント端末200は、表示された検索結果に含まれる2以上のコンテンツ情報のいずれかが第2の態様で選択されると、図23において「3)」として示されるように、検索サーバ100に、選択されたコンテンツ情報を示す情報を送信する。これに応じて、検索サーバ100は、図23において「4)」として示されるように、クライアント端末200から送信されたコンテンツ情報が表すコンテンツに関連付けられたコンテンツ(関連コンテンツ)を示す情報を、クライアント端末200へ送信する。これにより、クライアント端末200は、検索結果とともに、ユーザが第2の態様で選択したコンテンツ情報によって示されるコンテンツに関連するコンテンツを特定する情報を表示する。
<検索システムの機能的な構成>
図24は、第8の実施の形態の検索システムの機能的な構成を示す図である。図24には、検索サーバ100およびクライアント端末200の機能的な構成が示される。第1の実施の形態(図5)と比較して、図24の検索サーバ100は、通信部101および情報取得部102に加えて、関連情報生成部104、関連データベース記憶部105、および関連情報提供部106を含む。関連情報生成部104は、関連データベースを生成する。関連データベースは、同一の検索結果に含まれる2以上のコンテンツ情報のうち、第2の態様での選択の対象となった複数のコンテンツ情報のそれぞれが示す複数のコンテンツを互いに関連付ける。関連データベース記憶部105は、関連データベースを記憶する。関連情報提供部106は、関連データベースにおいて、クライアント端末200から受信したコンテンツ情報が示すコンテンツに関連付けられているコンテンツを示す情報を、クライアント端末200へ送信する。
関連情報生成部104および関連情報提供部106は、たとえばCPU10が所定のプログラムを実行することによって、構成される。なお、これらのうち少なくとも1つは、専用のまたは他の用途と兼用された電気回路等のハードウェア資源によって構成されても良い。関連データベース記憶部105は、たとえば記憶装置14によって構成される。
図24のクライアント端末200は、通信部201と、入力部202と、表示制御部203と、表示部204とを含む。
<関連コンテンツ情報の具体例>
図25および図26は、関連データベースの内容の具体例を示す図である。各関連データベースは、「関連コンテンツ」を「対象コンテンツ」に関連付ける。
図25に示された関連データベースは、コンテンツ(1)をコンテンツ(3)に関連付け、また、3つのコンテンツ(10),(11),(12)をコンテンツ(6)に関連付ける。
図26に示された関連データベースは、コンテンツ(1)をコンテンツ(3)に関連付け、さらに、コンテンツ(6)をコンテンツ(1)に関連付け、また、3つのコンテンツ(10),(11),(12)をコンテンツ(6)に関連付ける。
<関連データベースの生成>
第8の実施の形態では、関連情報生成部104が、関連データベースを生成する。関連情報生成部104による関連データベースの生成の流れを、以下に説明する。
関連情報生成部104は、クライアント端末200から、検索結果に含まれる2つ以上のコンテンツ情報のうちどのコンテンツ情報がユーザによって第2の態様で選択されたかについての情報を取得する。検索システムが図6に従って処理を実行する場合、クライアント端末200のCPU20は、たとえば、コンテンツ情報が第2の態様で選択されたと判断したときに(ステップS230でYES)、上記情報を検索サーバ100へ送信する。検索システムが図13に従って処理を実行する場合、クライアント端末200のCPU20は、ステップS262で、上記情報を検索サーバ100へ送信する。
クライアント端末200は、たとえば、検索結果においてコンテンツ情報が選択されるたびに、検索サーバ100へ上記情報を送信する。これにより、関連情報生成部104は、同一の検索結果において選択されたコンテンツ情報の履歴を取得する。関連情報生成部104は、当該履歴を利用して、関連データベースを生成する。当該履歴の利用態様としては、種々の態様が適用され得る。なお、クライアント端末200から検索サーバ100への上記情報の送信は、検索結果に対するコンテンツ情報の選択のすべてについて行なわれる必要はない。当該送信は、たとえば、検索結果に対して最初の数回分のコンテンツ情報の選択についてのみ、行なわれてもよい。
一例では、関連情報生成部104は、たとえば、上記履歴において連続する2つのコンテンツ情報のそれぞれによって表されるコンテンツを、互いに関連付けるように、関連データベースを生成する。たとえば、図10および図11を参照して説明されたように、コンテンツ情報(1)の次にコンテンツ情報(6)が選択された場合、関連情報生成部104は、関連データベースにおいて、コンテンツ(1)をコンテンツ(6)に関連付け、また、コンテンツ(6)をコンテンツ(1)に関連付ける。
他の例では、関連情報生成部104は、たとえば、上記履歴において連続する2つのコンテンツ情報のうち、後に選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツを、先に選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツに関連付けるように、関連データベースを生成する。たとえば、コンテンツ情報(1)の次にコンテンツ情報(6)が選択された場合、関連情報生成部104は、関連データベースにおいて、コンテンツ(6)をコンテンツ(1)に関連付ける。より具体的には、コンテンツ情報(1)の次にコンテンツ情報(6)が選択されたことにより、関連データベースは、図25から図26へと更新される。図26に示された関連データベースは、図25に示されたものに対して、コンテンツ(6)をコンテンツ(1)に関連付けるデータ(「対象コンテンツ」が「コンテンツ(1)」であり、「関連コンテンツ」が「コンテンツ(6)」であるデータ)をさらに含む。
<関連コンテンツ情報の利用>
第8の実施の形態では、コンテンツ情報が第2の態様で選択されたときに、表示装置23における表示を更新するためのデータが生成される。当該データは、第1〜第7の実施の形態では、「表示内容のデータ」と言及されてきた。第8の実施の形態において生成される「表示内容のデータ」は、表示装置23に、選択されたコンテンツ情報が表すコンテンツに関連付けられたコンテンツのプレビューを表示させる。図27は、第8の実施の形態において、コンテンツ情報が選択されたことによって表示される画像の一例を示す図である。
図27に示されたウィンドウ550Bは、第1の実施の形態において説明されたウィンドウ550(図11参照)の変形例に相当する。図27のウィンドウ550Bは、図11のウィンドウ550と比較して、さらにバー903を表示する。ウィンドウ550Bにおいて、バー903より下に位置する領域930Aは、選択されたコンテンツ情報に関連するコンテンツ情報のプレビューを表示する。より具体的には、領域930Aは、3つのプレビュー951,952,953を含む。
ウィンドウ550Bは、コンテンツ情報(6)が選択されたことによって表示される。第8の実施の形態では、ウィンドウ550Bの表示内容のデータは、図26に示された関連データベースを利用して生成されるものとする。
図26に示された関連データベースでは、3つのコンテンツ(10),(11),(12)がコンテンツ(6)に関連付けられている。これにより、CPU10またはCPU20によって生成される「表示内容のデータ」は、たとえば3つのコンテンツ(10),(11),(12)のそれぞれのプレビューを表示するためのデータを含む。ウィンドウ550Bでは、3つのプレビュー951,952,953のそれぞれが、3つのコンテンツ(10),(11),(12)のそれぞれのプレビューに対応する。
第8の実施の形態では、クライアント端末200においてコンテンツ情報が選択されたときに、関連データベースが更新され、また、関連データベースを利用した「表示内容のデータ」が生成される。関連データベースの更新は、関連データベースを利用した「表示内容のデータ」の生成の後に行なわれるが、当該生成の後に行なわれても良い。
なお、第8の実施の形態において、関連データベース記憶部105に記憶される関連データベースは、関連情報生成部104によって生成される代わりに、検索サーバ100の管理者等によって予め生成されていてもよい。また、関連情報生成部104は、予め作成された関連データベースを更新してもよい。
[第9の実施の形態]
第9の実施の形態の検索システムの各装置のハードウェア構成および機能的な構成は、第8の実施の形態の検索システムと同様とすることができる。そして、第9の実施の形態の検索システムでは、第8の実施の形態において表示された、関連するコンテンツを示す情報が、コンテンツが属する集合に基づいて区別されて表示される。
図28は、第9の実施の形態の表示装置23において、コンテンツ情報が第2の態様で選択されたときの表示の一例を示す図である。図28に示されたウィンドウ570Aは、図19に示されたウィンドウ570の変形例に相当する。
図28のウィンドウ570Aは、図19のウィンドウ570に対して、さらに、2本のバー551A,551B、および、2本のバー551A,551Bによって区切られる領域961,962を表示する。
図28のウィンドウ570Aは、図19のウィンドウ570と同様に、Webサーバ400内のコンテンツ(B3)のコンテンツ情報(B3)が第2の態様で選択されたことによって、表示装置23で表示される。ウィンドウ570A内の2つの領域961,962は、いずれも、関連データベースにおいてコンテンツ(B3)に関連付けられたコンテンツを示す情報を表示するための領域である。なお、領域961は、コンテンツ(B3)に関連付けられ、かつ、社内サーバ300内に記憶されたコンテンツを示す情報を表示する。領域962は、コンテンツ(B3)に関連付けられ、かつ、Webサーバ400内に記憶されたコンテンツを示す情報を表示する。
図28では、領域961は、上記のような情報の一例として、2つのプレビュー991,992を表示する。領域962は、上記のような情報の一例として、1つのプレビュー965を表示する。
[第10の実施の形態]
第10の実施の形態の各装置のハードウェア構成および機能的な構成は、第8の実施の形態の検索システムと同様とすることができる。そして、第10の実施の形態の検索システムでは、第2の態様で選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツが関連データベースにおいて他のコンテンツに関連付けられるかどうかは、クライアント端末200における操作の種類によって決定される。
一例として、上記のように選択されたコンテンツ情報のプレビューが表示されているときに、関連情報生成部104は、クライアント端末200において積極的に関連付けることを指示する操作(たとえば、「いいね」ボタンのクリック)がなされたことを条件として、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツを、関連データベースにおいて他のコンテンツと関連付ける。一方、当該操作がなされることなく、第1の態様または第2の態様で次のコンテンツ情報が選択された場合には、関連情報生成部104は、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツは、関連データベースにおいて他のコンテンツと関連付けない。
他の例として、上記のように選択されたコンテンツ情報のプレビューが表示されているときに、クライアント端末200において積極的に関連付けないことを指示する操作(たとえば、「関係無し」ボタンのクリック)がなされた場合には、関連情報生成部104は、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツは、関連データベースにおいて他のコンテンツと関連付けられない。一方、当該操作がなされることなく、第1の態様または第2の態様で次のコンテンツ情報が選択された場合には、関連情報生成部104は、関連データベースを、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツが他のコンテンツと関連付けられるように更新する。
第10の実施の形態において言及された各操作が、第2の態様で選択されたコンテンツ情報に対する操作の一例である。なお、関連情報生成部104は、一定時間以上選択されたコンテンツ情報のプレビューが表示されたことを条件として、つまり、たとえば、当該プレビューの表示が開始されてから一定時間以上次のコンテンツ情報の選択がなされなかったことを条件として、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツを他のコンテンツと関連付けても良い。
第10の実施の形態によれば、コンテンツの関連付けに、ユーザの意図が反映される。したがって、ユーザは、以前に自身が行なったコンテンツの関連付けに従って、付加的な情報を取得できる。また、関連データベースは、2以上のユーザ間で共有され得る。したがって、ユーザは、コンテンツ情報を選択すると、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツに対して他のユーザがどのようなコンテンツを関連付けたかを認識することができる。
[第11の実施の形態]
第11の実施の形態の各装置のハードウェア構成および機能的な構成は、第8の実施の形態の検索システムと同様とすることができる。そして、第11の実施の形態の検索システムでは、第8の実施の形態において表示された、関連するコンテンツを示す情報が、当該コンテンツの関連の度合いに従って表示される。
第11の実施の形態の関連データベースは、関連コンテンツが対象コンテンツに関連する度合いを含む。図29は、第11の実施の形態において利用される関連データベースの内容の一例を示す図である。図29の関連データベースでは、関連コンテンツとして登録された各コンテンツを示す情報は、対象コンテンツとの関連の度合いを表す、「R11」「R12」等で示されたような数値を含む。
関連情報生成部104は、上記のように選択されたコンテンツ情報のプレビューが表示されているときのクライアント端末200における操作の種類に応じて、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツについての関連の度合いを設定する。
一例として、表示されているコンテンツ情報によって表されるコンテンツが検索キーワード等に対して関連の高いことを示すボタン(たとえば、「関連有り」ボタンまたは「いいね」ボタン)が操作されたことに応じて、関連情報生成部104は、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツの関連の度合いとして、比較的高い値を設定する。
他の例として、表示されているコンテンツ情報によって表されるコンテンツが検索キーワード等に対して関連の低いことを示すボタン(たとえば、「関連無し」ボタン)が操作されたことに応じて、関連情報生成部104は、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツの関連の度合いとして、比較的低い値を設定する。
さらに他の例として、関連情報生成部104は、コンテンツ情報のプレビューの表示の長さに応じて、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツの関連の度合いを設定する。より具体的には、関連情報生成部104は、たとえば表示の時間が長いほど、関連の度合いを高く設定する。
さらに他の例として、関連情報生成部104は、コンテンツ情報のプレビューの表示に対して、「コピー」のような、他の文書において当該プレビューの内容を利用するための操作がなされたか否かによって、関連の度合いを設定する。より具体的には、関連情報生成部104は、当該操作がなされた場合には、関連の度合いを比較的高く設定する。また、関連情報生成部104は、プレビューにおいて、当該操作の対象となった情報の量が多いほど、関連の度合いを高く設定する。
さらに他の例として、関連情報生成部104は、コンテンツ情報のプレビューの表示に対して、URLの「お気に入り」への追加など、選択されているコンテンツ情報によって示されるコンテンツの記憶場所を保存するための操作がなされたか否かによって、関連の度合いを設定する。より具体的には、関連情報生成部104は、当該操作がなされた場合には、関連の度合いを比較的高く設定する。
第11の実施の形態では、関連するコンテンツを示す情報の表示は、各関連コンテンツの関連の度合いに従う。一例として、2以上の関連するコンテンツを示す情報が表示される場合には、それらの情報は、関連の度合いが高い順に配列されて表示される。他の例として、コンテンツを示す情報のそれぞれは、各コンテンツの関連の度合いを表す情報(グラフ、数値、または度合いを表す他の公知の情報)とともに表示される。
[第12の実施の形態]
第12の実施の形態の各装置のハードウェア構成および機能的な構成は、第8の実施の形態の検索システムと同様とすることができる。そして、第12の実施の形態の検索システムでは、関連データベースにおいて、対象コンテンツに対し、検索キーワードごとに、関連コンテンツが登録される。そして、第12の実施の形態の検索システムでは、図27等を参照して説明されたような「関連するコンテンツ」として表示の対象となるコンテンツは、その時点での検索キーワードに従って選択される。
図30は、第12の実施の形態の関連データベースの内容の一例を示す図である。図30の関連データベースでは、対象コンテンツに対して、関連コンテンツは、キーワードによって分類されている。より具体的には、たとえば対象コンテンツ「コンテンツA」に対して、キーワード「サイネージ」に対応した関連コンテンツとして「コンテンツD」が関連付けられている。また、対象コンテンツ「コンテンツA」に対して、キーワード「POS」に対応した関連コンテンツとして「コンテンツE」が関連付けられている。
関連情報生成部104は、クライアント端末200において第2の態様でコンテンツ情報が選択されたとき、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツとともに、その時点での検索のキーワードを取得する。そして、関連情報生成部104は、関連データベースにおいて、選択されたコンテンツによって表されるコンテンツを、取得したキーワードに対応するように登録する。
関連情報提供部106は、クライアント端末200において第2の態様でコンテンツ情報が選択されたとき、当該コンテンツ情報によって表されるコンテンツとともに、その時点での検索のキーワードを取得する。そして、関連情報提供部106は、関連データベースにおいて、選択されたコンテンツ情報によって表されるコンテンツを対象コンテンツとした場合の関連コンテンツのうち、取得したキーワードに対応して登録されているコンテンツを示す情報を、クライアント端末200へ送信する。
たとえば、キーワード「サイネージ」の検索結果に含まれるコンテンツAのコンテンツ情報が選択された場合、関連情報提供部106は、コンテンツAに関連するコンテンツを示す情報として、コンテンツDを示す情報をクライアント端末200へ送信する。
一方、キーワード「POS」の検索結果に含まれるコンテンツAのコンテンツ情報が選択された場合、関連情報提供部106は、コンテンツAに関連するコンテンツを示す情報として、コンテンツEを示す情報をクライアント端末200へ送信する。
なお、変形例として、関連情報提供部106は、関連データベースにおいて、関連コンテンツとして登録されているすべてのコンテンツを示す情報を、それぞれが対応して登録されているキーワードとともに、クライアント端末200へ送信してもよい。この例によれば、キーワード「サイネージ」の検索結果に含まれるコンテンツAのコンテンツ情報が選択された場合、関連情報提供部106は、キーワード「サイネージ」とともに、コンテンツDを示す情報をクライアント端末200へ送信し、さらに、キーワード「POS」とともに、コンテンツEを示す情報をクライアント端末200へ送信する。これに応じて、クライアント端末200は、キーワード「サイネージ」とともに、コンテンツDを示す情報を表示し、さらに、キーワード「POS」とともに、コンテンツEを示す情報を表示する。これにより、ユーザは、検索結果が、入力したキーワードとは別のキーワードにも関連付けられていることを認識できる。つまり、検索システムは、ユーザが自力では簡単には知り得ない情報を、当該ユーザに与えることができる。
[第13の実施の形態]
第13の実施の形態では、表示装置23に表示された検索結果のいずれかのコンテンツ情報が第2の態様で選択されたとき、各コンテンツ情報の表示色を変更することにより、各コンテンツ情報によって表されるコンテンツと選択された検索結果によって表されるコンテンツとの作成時の前後関係が示される。
たとえば、図7のウィンドウ500において、コンテンツ情報(3)(コンテンツ情報513)が第2の態様で選択された場合、表示装置23の表示は、7つのコンテンツ情報511〜517のうちコンテンツ情報513以外の表示が次のように変更される。つまり、変更後の表示装置23に表示されるウィンドウでは、コンテンツ情報(3)が対応するコンテンツよりも新しいコンテンツを表す検索結果(たとえば、コンテンツ情報511,512,514,517)が赤色で示され、また、コンテンツ情報(3)が対応するコンテンツよりも古いコンテンツを表す検索結果(たとえば、コンテンツ情報515,516)が青色で示される。なお、変更後のウィンドウでは、7つのコンテンツ情報511〜517の配置は変更される必要が無い。
[第14の実施の形態]
第14の実施の形態は、ホテルの宿泊予約サイトにおいて、予約可能なホテルについての検索結果を提示する。第14の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成は、第1の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成と同様とすることができる。
第14の実施の形態において提示される検索結果は、ホテルの宿泊予約サイトにおける2つ以上のホテル情報を含む。図31は、第14の実施の形態の表示装置23における表示の一例を示す図である。
図31に示されるように、ウィンドウ1500は、検索結果を表示するための領域1510と、検索用のキーワードを表示するための表示欄1501と、検索の実行を指示するための検索ボタン1502とを含む。
領域1510は、検索結果として、7つのホテル情報1511〜1517を表示する。各ホテル情報は、ホテルのホームページなどのコンテンツを表す。また、各ホテル情報は、各ホテルの属性として、口コミ評判を特定する情報と、客室の広さを特定する情報とを含む。
領域1510では、7つのホテル情報1511〜1517のそれぞれは、たとえば、各ホテル情報によって表されるホテル名等の、ホテルを表す情報を表示する。「ホテル情報(1)」等における数字は、第1の条件に従った順位を表す。第1の条件に従った順位は、たとえば、各ホテルについての「口コミ評判の高い」順位である。
ウィンドウ1500は、さらに領域1520を含む。領域1520は、上記した第2の態様の選択で選択されたホテル情報についての、プレビューを表示する。プレビューは、たとえば部屋の内装を表す画像を表示する。
検索結果において、いずれかのホテル情報が上記第2の態様で選択されると、CPU20は、選択されたホテル情報以外のホテル情報の配列を、第2の条件に従って変更する。第2の条件とは、たとえば、各ホテルにおける客室の広さ(以下、「部屋の広さ」という)である。つまり、CPU20は、選択されたホテル情報以外のホテル情報の配列を、選択されたホテル情報(ホテル)よりも「部屋が広い」かどうかに従って変更する。
図32は、図31の表示からホテル情報の配列が変更された後の、検索結果の表示の一例を示す図である。なお、図32のウィンドウ1530は、図31における7つのホテル情報1511〜1517のうち、ホテル情報1513が選択されたときの、表示を示す。
ウィンドウ1530の領域1510は、バー1531より上方の領域1533に、ホテル情報1513のホテルより部屋が広いホテルを表すホテル情報1511,1512,1514,1517を表示する。また、ウィンドウ1530の領域1510は、バー1531より下方の領域1534に、ホテル情報1513のホテルより部屋が狭いホテルを表すホテル情報1515,1516を表示する。
第14の実施の形態によれば、検索結果から1つのホテルを選択すると、当該ホテルより部屋の広いホテルだけを、口コミ評判の順に並べることができる。また、当該ホテルより部屋の狭いホテルだけを、口コミ評判の順に並べることができる。これにより、ユーザは、容易に別のホテルの候補を探すことができる。
第14の実施の形態では、「口コミ評判を特定する情報」が、ホテル情報の第1の属性の一例である。「客室の広さを特定する情報」が、ホテル情報の第2の属性の一例である。第1および第2の属性は、これらに限定されない。たとえば、第2の属性は、各ホテルのオープン日、改装日(時期)などであっても良い。
上記の部屋の広さ、オープン日、改装日などの情報は、決められたタグを用いるなど、所定の形式(記述しない)にて各ホームページなどに記載されていることが望ましいが、場合によっては公知の解析技術などによってコンテンツ情報に含まれる情報等から抽出された値を上記第2の属性を構成するそれぞれの情報と見做してもよい。たとえば、第2の属性が改装日である場合、ホームページに記載されている情報の中から、「改装」という文字列を抽出し、その直近にある数字などを改装年と見做すなどが考えられる。「平成23年4月改装」という文字列が抽出された場合は、「改装」に一番近い「平成23年4月」を改装時期と見做すことができる。
[第15の実施の形態]
第15の実施の形態は、賃貸住宅の検索サイトにおいて、賃貸の対象となる部屋についての検索結果を提示する。第15の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成は、第1の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成と同様とすることができる。
第15の実施の形態において提示される検索結果は、賃貸住宅の検索サイトにおける2つ以上の物件情報を含む。図33は、第15の実施の形態の表示装置23における表示の一例を示す図である。
図33に示されるように、ウィンドウ2500は、検索結果を表示するための領域2510と、検索用のキーワードを表示するための表示欄2501と、検索の実行を指示するための検索ボタン2502とを含む。
領域2510は、検索結果として、7つの物件情報2511〜2517を表示する。各物件情報は、各物件を紹介するコンテンツを表す。また、各物件情報は、各物件の属性として、賃料を特定する情報と、最寄駅からの距離を特定する情報とを含む。
領域2510では、7つの物件情報2511〜2517のそれぞれは、たとえば、各物件情報によって表される物件名等の、物件を表す情報を表示する。「物件情報(1)」等における数字は、第1の条件に従った順位を表す。第1の条件に従った順位は、たとえば、各物件についての「賃料が安い」順位である。
ウィンドウ2500は、さらに領域2520を含む。領域2520は、上記した第2の態様の選択で選択された物件情報についての、プレビューを表示する。プレビューは、たとえば部屋の間取りの画像を含む。
検索結果において、いずれかの物件情報が上記第2の態様で選択されると、CPU20は、選択された物件情報以外の物件情報の配列を、第2の条件に従って変更する。第2の条件とは、たとえば、各物件における部屋の広さである。つまり、CPU20は、選択された物件情報以外の物件情報の配列を、選択された物件情報(物件)よりも「最寄駅からの距離が近い(最寄駅に近い)」かどうかに従って変更する。
図34は、図33の表示から物件情報の配列が変更された後の、検索結果の表示の一例を示す図である。なお、図34のウィンドウ2530は、図33における7つの物件情報2511〜2517のうち、物件情報2513が選択されたときの、表示を示す。
ウィンドウ2530の領域2510は、バー2531より上方の領域2533に、物件情報2513の物件より最寄駅に近い物件を表す物件情報2511,2512,2514,2517を表示する。また、ウィンドウ2530の領域2510は、バー2531より下方の領域2534に、物件情報2513の物件より最寄駅から遠い物件を表す物件情報2525,2516を表示する。
第15の実施の形態によれば、検索結果から1つの物件を選択すると、当該物件より最寄駅に近い物件だけを、賃料の順に並べることができる。これにより、ユーザは、容易に別の物件の候補を探すことができる。また、当該物件より最寄駅から遠い物件だけを、賃料の順に並べることができる。これにより、ユーザは、最寄駅から遠いことによって賃料がどのように変化するかを理解できる。
第15の実施の形態では、「賃料を特定する情報」が、物件情報の第1の属性の一例である。「最寄駅からの距離を特定する情報」が、物件情報の第2の属性の一例である。第1および第2の属性は、これらに限定されない。たとえば、第2の属性は、各物件の築年数や改装時期、部屋の広さ、最寄の病院までの距離などであっても良い。
第1の属性および第2の属性の少なくとも一方は、コンテンツ情報等から間接的に取得される情報であっても良い。たとえば、コンテンツ情報に各物件の位置情報が含まれている場合、最寄の病院までの距離は、物件の位置情報と地図上の最も近い病院との距離が算出されることによって、導出され得る。
[第16の実施の形態]
第16の実施の形態は、商品の販売サイトにおいて、販売の対象となる商品についての検索結果を提示する。第16の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成は、第1の実施の形態の検索システムのハードウェア構成および機能構成と同様とすることができる。
第16の実施の形態において提示される検索結果は、商品の販売サイトにおける2つ以上の商品情報を含む。図35は、第16の実施の形態の表示装置23における表示の一例を示す図である。
図35に示されるように、ウィンドウ3500は、検索結果を表示するための領域3510と、検索用のキーワードを表示するための表示欄3501と、検索の実行を指示するための検索ボタン3502とを含む。
領域3510は、検索結果として、7つの商品情報3511〜3517を表示する。各商品情報は、各商品を紹介するコンテンツを表す。また、各商品情報は、各商品の属性として、価格を特定する情報と、生産されてからの年数を特定する情報とを含む。
領域3510では、7つの商品情報3511〜3517のそれぞれは、たとえば、各商品情報によって表される商品名等の、商品を表す情報を表示する。「商品情報(1)」等における数字は、第1の条件に従った順位を表す。第1の条件に従った順位は、たとえば、各商品についての「価格が安い」順位である。
ウィンドウ3500は、さらに領域3520を含む。領域3520は、上記した第2の態様の選択で選択された商品情報についての、プレビューを表示する。プレビューは、たとえば商品の外観を示す画像を含む。
検索結果において、いずれかの商品情報が上記第2の態様で選択されると、CPU20は、選択された商品情報以外の商品情報の配列を、第2の条件に従って変更する。第2の条件とは、たとえば、各商品の古さ(上記「年数」の長さ)である。つまり、CPU20は、選択された商品情報以外の商品情報の配列を、選択された商品情報(商品)よりも古い(生産されてからの年数が長い)かどうかに従って変更する。
図36は、図35の表示から商品情報の配列が変更された後の、検索結果の表示の一例を示す図である。なお、図36のウィンドウ3530は、図35における7つの商品情報3511〜3517のうち、商品情報3513が選択されたときの、表示を示す。
ウィンドウ3530の領域3510は、バー3531より上方の領域3533に、商品情報3513の商品より古い(年数が長い)商品を表す商品情報3511,3512,3514,3517を表示する。また、ウィンドウ3530の領域3510は、バー3531より下方の領域3534に、商品情報3513の商品より新しい(年数が浅い)商品を表す商品情報3535,3516を表示する。
第16の実施の形態によれば、検索結果から1つの商品を選択すると、たとえば古着やヴィンテージワインのような商品について、当該商品より年数が長い商品だけを、価格の順に並べることができる。これにより、ユーザは、容易に別の商品の候補を探すことができる。
第16の実施の形態では、「価格を特定する情報」が、商品情報の第1の属性の一例である。「生産されてからの年数を特定する情報」が、商品情報の第2の属性の一例である。第1および第2の属性は、これらに限定されない。たとえば、第2の属性は、対象商品が酒類であれば成熟度合いやアルコール度数であってもよい。また、対象商品がヴィンテージジーンズであれば、ダメージ度合いなどであってもよい。
[まとめ]
(1)検索サーバ100は、クライアント端末200に、コンテンツの検索結果として、コンテンツを表す情報であるコンテンツ情報を提供する。検索サーバ100は、コンテンツの検索結果として、2つ以上のコンテンツ情報をクライアント端末200に送信するための通信部101と、2つ以上のコンテンツを関連付けて記憶するための関連データベース記憶部105とを備える。通信部101は、クライアント端末200から、検索結果に対して選択されたコンテンツ情報を特定する情報を受信する。検索サーバ100は、クライアント端末200において同一の検索結果に対して選択された2つ以上のコンテンツ情報のそれぞれが表すコンテンツを互いに関連付ける情報(関連データベース)を生成し、関連データベース記憶部105に記憶するための、関連情報生成部104と、通信部101が、クライアント端末200から、第1のコンテンツ情報が選択されたことを示す情報を受信した場合に、関連データベース記憶部105において第1のコンテンツ情報が表す第1のコンテンツに関連付けられている第2のコンテンツを示す情報を、クライアント端末200に提供するための関連情報提供部106とをさらに備える。
これにより、検索結果からユーザが選択したコンテンツ情報について、さらに、過去の検索結果におけるユーザの選択によって当該コンテンツ情報が表すコンテンツと関連付けられたコンテンツをユーザに知らせることができる。
(2)コンテンツは、当該コンテンツが属する集合に従って分類される。関連情報提供部106は、図28を参照して説明したように、コンテンツが属する集合ごとに第2のコンテンツを示す情報を提供する。
これにより、コンテンツが集合ごとに分類される場合、ユーザに、分類ごとに、情報を提供することができる。
(3)関連情報生成部104は、第10の実施の形態において説明したように、クライアント端末200において同一の検索結果に対して選択された2つ以上のコンテンツ情報において、それぞれのコンテンツ情報を他のコンテンツ情報に関連付けるかどうかを、それぞれのコンテンツ情報に対する操作の種類に基づいて決定する。
これにより、コンテンツ同士の関連付けの根拠となる「過去の検索結果におけるユーザの選択」が、よりユーザの意図を反映したものとなる。
(4)関連情報生成部104は、第11の実施の形態において説明したように、クライアント端末200において同一の検索結果に対して選択された2つのコンテンツ情報において、一方のコンテンツ情報を他方のコンテンツ情報に関連付ける度合いを一方または他方のコンテンツ情報に対する操作の種類に基づいて決定する。
これにより、コンテンツ同士の関連付けの根拠となる「過去の検索結果におけるユーザの選択」が、よりユーザの意図を反映したものとなる。
(5) 検索結果は、キーワードに基づく検索によって導出される。関連情報生成部104は、第12の実施の形態において説明したように、クライアント端末200において同一の検索結果に対して選択された2つ以上のコンテンツ情報のそれぞれが表すコンテンツを、さらに、当該検索結果が対応するキーワードに関連付けて、関連データベース記憶部105に記憶する。第2のコンテンツは、関連データベース記憶部105において、さらに、第1のコンテンツ情報が含まれる検索結果が対応するキーワードに関連付けられている。
これにより、ユーザによるコンテンツ情報の選択に応じて当該コンテンツ情報が表すコンテンツに関連付けられたコンテンツの情報が提供される場合であって、当該コンテンツが複数のキーワードに対応する場合に、当該提供がなされるときの検索のキーワードに即して、情報を提供することができる。
今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。