JP6312938B2 - マイクロマシン超音波トランスデューサの互い違いの列を有するカテーテルトランスデューサ - Google Patents

マイクロマシン超音波トランスデューサの互い違いの列を有するカテーテルトランスデューサ Download PDF

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Description

本発明は、医療用診断超音波撮像に関し、詳細には、容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ(CMUT)を使用する超音波撮像カテーテルに関する。
身体、心臓、並びに周辺の組織及び臓器の血管構造を検査するために、血管内、たとえば心臓内の超音波撮像カテーテルが使用される。血管構造及びその構造が検査されているとき、標的の解剖学的構造は、概して、音響開口に非常に近接しており、制限された音響透過のみが必要である。これらの適用分野では、分解能を最大にしながら透過要件を軽減するために、高周波のトランスデューサが求められる。アレイトランスデューサの場合、これは、グレーティングローブ及びその結果生じる画像クラッタを低減させるために、アレイトランスデューサ要素が、小さいピッチ、すなわち隣接する要素の中心間間隔を有するべきであることを意味する。圧電セラミックトランスデューサの場合、ピッチは、ダイシングプロセスによって制限されることが多い。しかし、マイクロマシン超音波トランスデューサ(MUT)アレイは、半導体プロセスによって作られるため、非常に小さくすることができる。したがって、概して、トランスデューサアレイに対してCMUT及び他のMUTデバイスが使用されるとき、より小さいピッチ値を得ることができる。心臓内カテーテルの場合、MUTデバイスのサイズが小さいことは、心血管系に通すようにサイズ設定されたカテーテルの先端部にアレイを製作しなければならないときに有利である。しかし、他のカテーテル適用分野では、より遠隔の臓器及び構造の撮像が求められる。これらの適用分野では、より大きい透過が必要とされ、近視野の物体の場合より、周波数が低くなる可能性がある。より大きい透過には、より大きい音圧を伝送することが必要とされ、これは高密度のアレイによって最もよく満たされる。より高密度のアレイ要素は、近視野と遠視野の両方で性能を改善する。したがって、ピッチ要件、エネルギー要件、感度、したがって撮像性能を改善するために、隣接するMUT要素を非常に密接に隔置することができることが望ましい。心臓内カテーテルは、サイズ要件が小さいこと以外に、トランスデューサアレイを概して湾曲させて、カテーテルの円筒形の先端部に巻き付けなければならないという他の難題をもたらす。そのようなトランスデューサアレイは、側視アレイと呼ばれることがある。
EP2455133A1は、図7で、そのような側視配置のCMUTアレイを備えるカテーテルを開示しており、各アレイは、電気接続のストリップによって、近接するアレイから分離され、それによりこの配置をカテーテルに巻き付けることが容易になる。そのような配置は、周辺の組織を超音波で処置する高強度の集束超音波の適用分野で効果的に使用することができるが、そのような配置は、近接するアレイ間の不連続性が撮像品質及び分解能に負の影響を与える撮像の適用分野にはあまり適していない。さらに、CMUTアレイは、典型的には、矩形の剛性シリコン島上に取り付けられる。
本発明は、カテーテルに巻き付けることができ、それにより改善された撮像を容易にする、CMUTトランスデューサアレイを提供することを目的とする。
本発明は、さらに、そのようなCMUTトランスデューサアレイを備えるカテーテルを提供することを目的とする。
本発明は、さらに、そのようなカテーテルを備える超音波撮像システムを提供することを目的とする。
一態様によれば、少なくとも1つのシリコン島上の隔置されたCMUTセルの第1の列と、少なくとも1つの他のシリコン島上の隔置されたCMUTセルの第2の列であって、第2の列のセルが、第1の列の連続するセル間の空間内に部分的に位置し、第1の列及び第2の列が、間隙によって隔置されるように、第1の列と互い違いに位置合わせされている第2の列と、それぞれのシリコン島を保持する可撓性ホイルであって、導電性相互接続部を備える可撓性ホイルとを備える、CMUTトランスデューサアレイが提供される。
本発明の原理によれば、心臓内又は血管内カテーテルに対するそのような超音波トランスデューサCMUTセルアレイは、CMUT要素の互い違いの行で形成される。列を互い違いにすることによって、1つの列のセルを隣接する列のセルの中に点在させて、進む方向でない方向のピッチを必ずしも増大させることなく、進む方向により小さいアレイピッチを提供することができる。湾曲したアレイ及びカテーテルの適用分野でアレイを屈曲させることができるように、アレイの要素は、シリコン島上に、島ごとにわずか1つ又はいくつかのセルから製作され、島は、一体の可撓性ホイルオーバーレイによって接合され、それにより、CMUTセルの連続する側視アレイを、アレイ領域間の不連続性なしに、3次元の物体、たとえばカテーテルシースなどの円筒形の物体に、完全に巻き付けることが容易になる。したがって、これにより、画像品質が改善され、CMUTセル間のピッチの低減によるグレーティングローブなどの画像アーチファクトが低減された、超音波画像の生成が容易になる。
特に有利な実施形態では、隔置されたCMUTセルの第1の列は、蛇行した縁端を両側に有する第1のシリコン島上に位置し、各縁端は、CMUTセルの1つの周りで外向きに蛇行し、CMUTセル間の空間へ内向きに蛇行しており、隔置されたCMUTセルの第2の列は、蛇行した縁端を両側に有する第2のシリコン島上に位置し、各縁端は、CMUTセルの1つの周りで外向きに蛇行し、CMUTセル間の空間へ内向きに蛇行しており、第1のシリコン島の外向きに蛇行している縁端部は、第2のシリコン島の内向きに蛇行している縁端部へ入り込むように、第1のシリコン島は第2のシリコン島に隣接して配置される。
そのようなアレイは、各シリコン島が複数(すなわち1列)のCMUTセルを有することによって提供される構造上の完全性から利益を得ており、シリコン島の形状は、シリコン島の特定の密集した包装により、CMUTセルの互い違いのアレイをもたらすことを容易にする。加えて、これらのシリコン島がカテーテルの長さに沿って配置されるため、その結果得られるトランスデューサアレイは、アレイの良好な構造上の完全性と優れた可撓性とを兼ね備えている。
一実施形態では、第1のシリコン島及び第2のシリコン島はそれぞれ、隔置されたCMUTセルの1対の前記列を備え、前記1対の列は互い違いである。これにより、アレイ内の個々のシリコン島の数を制限しながら、それぞれのシリコン島の幅が制限されるため、それでもなおアレイの優れた可撓性を提供する。
可撓性ホイルは、アレイ全体に延在し、それによって個々のシリコン島をともに維持しながら、アレイにその所望の可撓性を提供する。別法として、個々のシリコン島の互いに対する可撓性をさらに増大させるために、可撓性ホイルは、複数の可撓性ブリッジを備えるパターン付きのホイルとすることができ、各可撓性ブリッジは、近接するシリコン島間の間隙にわたって延在する。これにより、たとえばアレイを複数の方向に湾曲させることで、たとえば凸面又は凹面のトランスデューサアレイを形成することが容易になる。
各可撓性ブリッジは、近接するシリコン島を互いに電気的に相互接続するために、すなわちシリコン島に近接するCMUTセルを接続するために、導電性相互接続部を備える。
各導電性相互接続部は、金属層を備え、金属層は、金属層への電気絶縁を提供するために、高分子層又は高分子層スタック内に埋め込まれる。
少なくともいくつかの実施形態では、金属層は、アルミニウムを含む。これには、アルミニウムはこれらのプロセスで日常的に使用されているため、既存の半導体製造プロセス、たとえばCMOS製造プロセスの大規模な再開発を必要とすることなく、金属層が製造されるという利点がある。
別の態様によれば、外部シースと、外部シースに巻き付けられた上記の実施形態のいずれかのCMUTトランスデューサアレイとを備え、アレイのそれぞれの行が、カテーテルの長さ方向に延在する、カテーテルが提供される。そのようなカテーテルは、その外部シースに巻き付けられたCMUTトランスデューサアレイの連続する性質のため、改善された撮像特性の利益を得る。
カテーテルは、カテーテルの撮像特性をさらに強化するために、カテーテルの遠位端、たとえばカテーテルの遠位先端部に、他のCMUTトランスデューサアレイをさらに備える。そのようなカテーテルは、たとえば、他のCMUTトランスデューサアレイによる予見画像の生成並びにCMUTトランスデューサアレイによる360°画像の生成が可能である。
いくつかの実施形態では、カテーテルは、心臓内又は血管内カテーテルである。
別の態様によれば、患者インターフェースモジュールと、上記の実施形態のいずれかによるカテーテルとを備える超音波撮像システムが提供される。そのような超音波撮像システムは、特に高品質の超音波画像を生成することが可能である。
超音波撮像システムは、CMUTセルに結合され、超音波ビームを行方向に進めるように適合されたマイクロビームフォーマと、直流バイアス回路とをさらに備え、マイクロビームフォーマ及び直流バイアス回路の少なくとも1つは、患者インターフェースモジュール内に収容される。バイアス回路は、CMUTセルを沈下モードで動作するように適合される。CMUTセルを沈下モードで動作させることによって、超音波トランスデューサアレイにより、改善された出力圧力、したがって撮像深さを生成することができる。
典型的なつり下げ形のメンブレンCMUTトランスデューサセルの横断面図である。 沈下モードで動作されるCMUTセルの横断面図である。 MUTセルの行及び列からなる対称に配置されたMUTアレイの平面図である。 セルの互い違いの行で構成され、隣接する行及び列のセルが互いの中に点在している、MUTアレイの平面図である。 隣接するセルシリコン島の可撓性の相互接続部の製作におけるステップを示す図である。 トランスデューサ要素の単一の行としてのCMUTの隣接する互い違いの行の動作を示す図である。 円筒形の構成で巻かれたときの図6のCMUTアレイを示す図である。 本発明の互い違いのCMUTセルアレイとともに使用するのに適した超音波撮像システムのブロック図である。 各セルがそれぞれのシリコン島上に位置し、可撓性ホイルオーバーレイが可撓性の金属ブリッジによって接合される、本発明のMUTアレイの平面図である。 複数のセルが各シリコン島上に位置し、可撓性ホイルオーバーレイが可撓性の金属ブリッジによって接合される、本発明のMUTアレイの平面図である。
CMUTは、最初に、つり下げ形又は「沈下されていない」モードとして現在知られている状態で動作するように構築される。図1を参照すると、典型的な折り畳まれていないCMUTトランスデューサセル10が断面で示されている。CMUTトランスデューサセル10は、シリコンなどの基板12上に複数の類似の隣接するセルとともに製作される。窒化ケイ素から作られたダイアフラム又はメンブレン14が、酸化ケイ素又は窒化ケイ素から作られた絶縁支持体16によって、基板の上に支持される。メンブレンと基板との間の空胴18は、空気若しくはガスで充填され、又は完全若しくは部分的に真空にされる。金などの導電性フィルム又は層20が、ダイアフラム上に電極を形成し、類似のフィルム又は層22が、基板上に電極を形成する。誘電体の空胴18によって分離されたこれらの2つの電極は、静電容量を形成する。音響信号がメンブレン14を振動させると、静電容量の変動を検出することができ、それによって音響波を対応する電気信号に変換することができる。逆に、電極20、22に印加される交流信号は、静電容量を変調させてメンブレンを動かし、それによって音響信号を伝送する。
図2は、沈下モードで動作するCMUTセルの概略断面図である。CMUTセルは、シリコンなどの基板層12と、基板電極22と、メンブレン層14と、メンブレン電極リング28とを含む。この例で、電極22は、基板層12内に円形に構成されて埋め込まれている。加えて、メンブレン層14は、基板層12の頂面に対して固定され、メンブレン層14と基板層12との間に球形又は円筒形の空胴18を画定するように構成/寸法設定される。セル及びその空胴18は、代替の形状寸法を画定することもできる。たとえば、空胴18は、矩形及び/若しくは正方形の断面、六角形の断面、長円形の断面、又は不規則な断面を画定することができる。
底部の電極22は、典型的には、その空胴に面する表面上で、追加の層(図示せず)によって絶縁される。好ましい絶縁層は、基板電極の上でメンブレン電極の下に形成された酸化物−窒化物−酸化物(ONO)誘電体層である。ONO誘電体層は、デバイスの不安定性及びドリフト並びに音響出力圧力の低減を招く電極上の電荷の蓄積を有利に低減させる。CMUT上のONO誘電体層の製作については、2008年9月16日出願のKlootwijkらによる「Capacitive micromachined ultrasound transducer」という名称の欧州特許出願第08305553.3号に詳細に議論されている。ONO誘電体層の使用は、折り畳まれていないデバイスより電荷の保持の影響を受けやすい沈下モードのCMUTで望ましい。別法として、誘電体層は、酸化アルミニウム又は酸化ハフニウムなどの高誘電率の誘電体を含む。開示する構成要素は、CMOS適合材料、たとえば、Al、Ti、窒化物(たとえば、窒化ケイ素)、酸化物(様々なグレード)、テトラエチルオキシシラン(TEOS)、ポリシリコンなどから製作される。CMOSの製作では、たとえば、酸化物及び窒化物層が化学気相成長によって形成され、金属化(電極)層がスパッタリングプロセスによって配置される。適したCMOSプロセスには、原子層堆積(ALD)、LPCVD、及びPECVDがあり、後者は、400℃未満という比較的低い動作温度を有する。
開示する空胴18を作製する例示的な技法は、メンブレン層14の頂面を追加する前のメンブレン層14の最初の部分内に空胴を画定することを伴う。他の製作の詳細は、米国特許第6,328,697号(Fraser)に見られる。図2に示す例示的な実施形態では、円筒形の空胴18の直径は、円形に構成された電極板22の直径より大きい。電極リング28は、円形に構成された電極板22と同じ外径を有するが、そのような一致は必要でない。したがって、本発明の例示的な実施形態では、電極リング28は、下の電極板22と位置合わせされるようにメンブレン層14の頂面に対して固定される。
図2で、CMUTセルのメンブレン層は、沈下状態にバイアスされており、この状態で、メンブレン14は、空胴18の床面に接触する。これは、電極リング28に印加される電圧V及び基板電極22に印加される基準電位(接地)によって示すように、2つの電極に直流バイアス電圧を印加することによって実現される。電極リング28は、中心に孔のない連続するディスクとして形成することもできるが、図2は、これが必要でない理由を示す。メンブレン14が、この図面に示すように事前に折り畳まれた状態にバイアスされるとき、メンブレンの中心は、空胴18の床面に接触する。したがって、メンブレン14の中心は、CMUTの動作中に動かない。逆に、メンブレン14の周辺区域は動き、これは、空胴18の残りの空隙の上でリング電極の下に位置する。メンブレン電極28をリングとして形成することによって、デバイスの静電容量の上板の電荷は、CMUTがトランスデューサとして動作しているときに運動及び容量変動を呈するCMUT区域より上に位置する。したがって、CMUTトランスデューサの結合係数が改善される。
図3は、円形のCMUTセル50の2次元アレイの平面図である。アレイは、CMUTセルの対称に位置合わせされた行56及び列58から従来どおり構成される。この例で、各列58は、埋め込まれた金属トラックを含む一体の可撓性ホイルで覆われており、それにより、これらの列を円筒形の形状に屈曲させることが可能になる。可撓性ホイルについては、以下でより詳細に説明する。この例で、アレイは、列方向のピッチを示す矢印52及び行方向のピッチを示す矢印54によって示すように、行方向と列方向の両方で同じピッチを有するように寸法設定される。
図4は、本発明の原理によって構成された2次元アレイの平面図である。図4に示すように、CMUTセルの行56及び列58は、それ自体よく知られているように、互い違いに位置合わせされる。この例で、互い違いの位置合わせは、列方向のCMUTセル間の間隔55を増大させることによって収容され、それにより隣接する列及び行を互いにさらに点在させることが可能になる。一実施形態では、間隔55は、少なくとも、CMUTセル50の直径Dである。図示の例で、セルは、列又は行方向のセルからセルへの接線が、隣接する互い違いの行又は列のセルを実際に交差するように、密接に点在される。CMUTセル50の点在は、CMUTセル50間の垂直方向の間隔(すなわち、列方向)の増大を必要とすることなく、少なくともCMUTセル50の最密の包装が実現される点まで、トランスデューサアレイ内でのCMUTセルの密度の増大を可能にする。この点を越えると、矢印55が示すように、列方向の連続するCMUT要素間のピッチを増大させて、矢印57及び59によって示すように、水平方向の間隔のさらなる減少を容易にすることもできるが、これにより、トランスデューサアレイの全体的なCMUT密度が低減される。少なくともその最密の包装で、図4のCMUTアレイは、図3のCMUTアレイより大きいセル密度を有する。
図4で、CMUTセル50の各列58は、個々のシリコン島、すなわち個々のシリコンダイ片上に位置する。それぞれのシリコン島は、列58の長さ方向に、すなわち列58に沿って、蛇行縁端構造を有することを特徴とし、縁端部58Aは、CMUTセル50の周りで外向きに蛇行しており、縁端部58Bは、列58内の近接するCMUTセル50間の空間へ内向きに蛇行している。言い換えれば、列58は、列方向に波状の縁端を両側に有し、波の山は、CMUTセル50に一致し、波の谷は、CMUTセル50間の間隔55に一致する。
近接する列58は、そのシリコン島の外向きに蛇行している縁端部が、近接するシリコン島の内向きに蛇行している縁端部と位置合わせされ、すなわちその中へ入り込むように配置され、それによって、近接する列58間のCMUTセル50の互い違いの位置合わせによって、CMUTセル50の互い違いの行を形成する。近接するシリコン島は、典型的には、たとえばCMUTトランスデューサアレイをカテーテルシースに巻き付けるとき、互いに対するシリコン島の面外屈曲を容易にするように、間隙57によって分離される。
互いに対するシリコン島の相対位置を保持するために、CMUTトランスデューサアレイは、可撓性ホイル60をさらに備え、可撓性ホイル60上にシリコン島が取り付けられる。可撓性ホイル60は、たとえば、いわゆるフレックスリジッドホイルを構成し、金属層又は金属層スタック、たとえば金属トラックが、高分子層若しくは高分子層スタック内に埋め込まれ、又は高分子層若しくは高分子層スタックによって覆われており、高分子は、典型的には、金属層を偶発的な短絡から保護するために、電気的に絶縁性である。そのような可撓性ホイル60に適した高分子の非限定的な例は、ポリイミドであり、それ自体よく知られているように、ポリイミドは、CMOS製造プロセスなどの多くの半導体製造プロセスに適合している。他の適した高分子、たとえばパリレンも、当業者にはすぐに明らかであろう。適した金属の非限定的な例は、半導体製造プロセスで一般に使用されるアルミニウム又は任意の他の金属である。既存の半導体製造プロセスに対するそのような材料の適合性により、CMUTトランスデューサアレイのコストを増大させるはずのそのような製造プロセスの再設計又は再開発を必要とするのではなく、既存の半導体製造プロセスを使用するCMUTトランスデューサアレイの製造が容易になる。
可撓性ホイル60を介して相互接続された複数の隣接する蛇行したシリコン島上にCMUTセル50を設けることで、アレイの行方向のCMUTトランスデューサアレイの面外屈曲を可能にしながら、アレイの列方向の構造上の完全性を提供し、これはたとえば、アレイを血管内カテーテル又は心臓内カテーテルなどのカテーテルに巻き付けるときに特に有利である。たとえば、CMUTトランスデューサアレイは、そのようなカテーテルの外部シースに巻き付けられ、シリコン島の列58は、カテーテルの長さ方向に位置合わせされ、すなわちCMUTトランスデューサアレイは、その行方向に面外屈曲されて、カテーテルシースに巻き付けられる。多数の比較的狭いシリコン島が設けられるため、CMUTトランスデューサアレイをカテーテルシースなどの円筒形の物体に巻き付けたとき、CMUTトランスデューサアレイのほぼ円筒形の構成が実現され、そのようなCMUTトランスデューサアレイは、そのような物体の表面全体にわたって連続しており、たとえばEP2455133A1の場合のように、CMUTトランスデューサアレイの一部を形成する隣接する矩形のシリコン島間に不連続性を含まないというさらなる利点が得られる。
本発明の他の態様によれば、図4のアレイを動作させることによって、こうして間隔57及び59が減少し、その結果、動作可能なトランスデューサ要素の行が、水平方向の要素の行56ではなく、2つ(又はそれ以上)の隣接する互い違いの行の点在した組合せになるという利点が得られる。これは、動作可能な要素の行が完全に線形の要素の行であるダイシングされた圧電セラミックトランスデューサ要素の従来の知識とは反対である。図4の例では、動作可能な要素の行は、互い違いの要素の行によって形成される。たとえば、図4の1つの動作可能な行は、2つの隣接する互い違いの行のセル62、62、62、62、...62を含み、すなわち、第Mの動作可能な行は、CMUTセル50の各列58の第MのCMUTセル50を含み、Mは正の整数であり、各行は、典型的には、カテーテルに巻き付けられたとき、蛇行する環状の行を形成する。標準的な対称の位置合わせが64個のセルしか収容できない場合に、互い違いの行の間隔をより密接にすることで、96個のセルからなる動作可能な行を設けることが可能になり、たとえば、動作可能な行の互い違いの構成は、それでもなお、アンテナパターンのグレーティングローブが低減されるため、より低いクラッタで、高解像度の画像に対する音響信号を提供することが可能である。そのような互い違いの行は、たとえば、近接する列58の適当なCMUTセル50を順次活動化し、たとえばN個の列58のセル62、62、62、62、...62を順次活動化することによって対処される。
図4の実施形態では、それぞれのシリコン島は、連続する可撓性ホイル60によって保持される。代替実施形態では、可撓性ホイル63にパターン付けされ、それにより、可撓性ホイル60は、間隙57と位置合わせされた複数の凹部を含み、それぞれのブリッジ部分又はブリッジが、間隙57を横切って延在し、可撓性ホイル60の異なる領域、たとえば異なるシリコン島を保持する異なる領域を相互接続する。これにより、CMUTトランスデューサの可撓性がさらに増大するが、頑丈さが低下する。
図5は、CMUTセルが位置する2つのシリコン島を接合する可撓性ホイルブリッジの形成におけるいくつかのプロセスステップを示す。図5a)は、熱二酸化ケイ素層72を頂面及び底面に成長させたシリコンウェーハ70を示す。頂面には、標準的なリソグラフィを使用して、パターン付きのアルミニウム区域81がスパッタリングされる。頂面上のアルミニウム区域の1つに、パターン付きのポリイミド区域74が重ねられ、このパターンは、可撓性ホイル内にブリッジを画定する。連続する可撓性ホイルの場合、ポリイミド74は、連続するシートである。ポリイミド74の上にアルミニウム層80が堆積され、アルミニウム上に第2のポリイミド層76が重ねられる。図5b)にすべて示すように、エッチング中にマスクとして使用するために、アルミニウム層80の上に別のアルミニウム層82のパターンが付けられる。最後に、図5cに示すように、シリコンウェーハ70は、CMUT位置88及び可撓性ブリッジ74、80、76の下で、厚いレジストでマスクされた区域84以外の区域内において、裏面からエッチングにより除去される。頂面上の可撓性ブリッジ90の両側のポリイミド層76が、エッチマスク層82の両側でパターンにより除去され、次いでエッチマスク層82自体が、エッチングにより除去される。その結果、2つの個々のシリコン島92及び94が、可撓性ブリッジ90によって接合される。可撓性ブリッジ90などにより、そのようなCMUTが装着された島のアレイを円筒形の形状に巻くことが可能になり、これは心臓内カテーテルトランスデューサのニーズに適合する。
前述のように、音響トランスデューサ要素の動作可能な行200は、従来のようにトランスデューサ要素の直線ではなく、CMUTセルの2つ以上の隣接する互い違いの行202及び204によって形成される。図6は、超音波トランスデューサアレイの代替実施形態を概略的に示し、各シリコン島列58は、互い違いの配置で配置された1対のCMUTセル50列を含み、すなわち、第1の列内のCMUTセル50の区域が、近接する列内の近接するCMUTセル50間の空間内へ延在し、好ましくはそれにより、これらの近接するCMUTセル50間の接線は、CMUTセル50のうちこれらの近接するCMUTセル50間の空間内へ延在する区域を交差する。
前述のように、シリコン島列58は、列58の長さ方向に、すなわち列58に沿って、蛇行縁端構造を有し、CMUTセル50の周りで外向きに蛇行する縁端部と、列58内の近接するCMUTセル50間の空間内へ内向きに蛇行する縁端部とを有する。近接する列58は、そのシリコン島の外向きに蛇行している縁端部が、近接するシリコン島の内向きに蛇行している縁端部と位置合わせされ、すなわちその中へ入り込むように配置され、それによって、近接する列58間のCMUTセル50の互い違いの位置合わせによって、CMUTセル50の互い違いの行を形成する。近接するシリコン島は、典型的には、たとえば前述のようにCMUTトランスデューサアレイをカテーテルシースに巻き付けるとき、互いに対するシリコン島の面外屈曲を容易にするように、間隙57によって分離される。
この実施形態には、より大きい、すなわち幅広いシリコン島を提供し、それによりそのような島の構造上の剛性を改善しながら、それでもなお超音波トランスデューサアレイに行方向に優れた可撓性を提供するという利点がある。この実施形態は、トランスデューサアレイを巻き付けるべき物体、たとえばカテーテルシースの周囲が、単一のシリコン島の幅の何倍にもなり、それにより多くのシリコン島を物体に巻き付けなければならず、実質上連続するトランスデューサ行が物体の周りに設けられる場合、特に有利である。
前述のように、動作可能な行200の方向は、面内でビームが進む方向であり、すなわちビームは、典型的には、列58に対して垂直に進む。可撓性ホイル60、たとえば図面に示す連続するホイル又は近接するシリコン島間の間隙をまたいでブリッジ部分90を含むパターン付きのホイルが、個々のシリコン島に重ねられて、シリコン島のそれぞれの向きを保持し、図7に示すように2次元アレイを心臓内又は血管内カテーテルの遠位先端部210の周りで円筒形の形状に屈曲させることを可能にする。アレイは、非限定的な例としてのみ、遠位先端部210に巻き付けられており、たとえば、アレイをカテーテルの任意の他の部分に巻き付けることも等しく実行可能であるが、アレイは、遠位先端部の近位に位置することが好ましいことを理解されたい。いくつかの実施形態では、カテーテルは、本発明の実施形態による巻き付けられた超音波トランスデューサアレイに加えて、他の超音波トランスデューサアレイ、たとえば円形の周囲を有する平面の超音波トランスデューサアレイを、遠位先端部210上に備え、それによりカテーテルは、カテーテルの前方並びにカテーテルの周りの身体部位の画像を生成することができ、これはたとえば、心臓内撮像に特に有利である。したがって、いくつかの実施形態では、カテーテルは、心臓内又は血管内カテーテルである。
図8は、本発明の一実施形態によるカテーテル上に互い違いの行のCMUTアレイを含む超音波診断撮像システムをブロック図で示す。CMUTアレイ100は、マイクロビームフォーマ112とともに、カテーテル又は超音波プローブ100’の先端部(又はその近傍)上に位置し、たとえば巻き付けられる。CMUTアレイ100は、2D平面を走査することが可能なMUTトランスデューサ要素の1次元若しくは2次元アレイとすることができ、又は3D撮像の場合は3次元である。マイクロビームフォーマ112は、CMUTアレイセルによる信号の伝送及び受信を制御する。マイクロビームフォーマは、米国特許第5,997,479号(Savordら)、第6,013,032号(Savord)、及び第6,623,432号(Powersら)に記載されているように、トランスデューサ要素のグループ又は「パッチ」によって受信された信号の少なくとも部分的なビーム形成が可能である。マイクロビームフォーマは、カテーテル又はプローブケーブルによって、伝送/受信(T/R)スイッチ116に結合されており、T/Rスイッチ116は、マイクロビームフォーマが使用されず、トランスデューサアレイが主システムビームフォーマによって直接動作されるときは、伝送及び受信を切り換えて、主システムビームフォーマ120を高エネルギーの伝送信号から保護する。マイクロビームフォーマ112の制御下におけるCMUTトランスデューサアレイ100からの超音波ビームの伝送は、T/Rスイッチ及び主システムビームフォーマ120に結合されたトランスデューサコントローラ118によって指示され、トランスデューサコントローラ118は、ユーザインターフェース又は制御パネル38のユーザの動作からの入力を受信する。トランスデューサコントローラによって制御される機能の1つは、ビームを進める方向である。ビームは、トランスデューサアレイから(それに直交して)前方へまっすぐ進められ、又はより広い視野のために異なる角度で進められる。トランスデューサコントローラ118はまた、CMUTセルに印加される直流バイアスを制御し、直流バイアスは、沈下モードでのCMUTの動作のためにセルメンブレン14を沈下状態にバイアスする。
受信の際にマイクロビームフォーマ112によってもたらされる部分的にビーム形成された信号は、主ビームフォーマ120に結合され、トランスデューサ要素の個々のパッチからの部分的にビーム形成された信号を組み合わせて、完全にビーム形成された信号を得る。たとえば、主ビームフォーマ120は、128個のチャネルを有し、各チャネルは、数十又は数百個のCMUTトランスデューサセルからなるパッチから、部分的にビーム形成された信号を受信する。このようにして、CMUTトランスデューサアレイの数千個のトランスデューサ要素によって受信された信号が、単一のビーム形成された信号に効率的に寄与することができる。基本的な実施形態では、CMUTセルの2つの互い違いの行から受信した音響信号を処理して、セルの行の前の画像平面からのビームにし、走査された2D画像を形成する。
ビーム形成された信号は、信号プロセッサ122に結合される。信号プロセッサ122は、帯域フィルタリング、デシメーション、I及びQ成分分離、並びに高調波信号分離などの様々な手法で、受信したエコー信号を処理することができる。高調波信号分離は、線形及び非線形の信号を分離して、組織及び微小気泡から戻された非線形のエコー信号の識別を可能にするように作用する。信号プロセッサはまた、スペックルの低減、信号の複合、及びノイズの除去などの追加の信号強化を実行する。信号プロセッサ内の帯域フィルタは、トラッキングフィルタとすることができ、その通過帯域は、次第に増大する深さからエコー信号が受信されるにつれて、より高い周波帯域からより低い周波帯域まで摺動し、それによって解剖学的情報がないより大きい深さからのより高い周波数のノイズを拒否する。
処理された信号は、Bモードプロセッサ126及びドップラプロセッサ128に結合される。Bモードプロセッサ126は、体内の臓器及び血管の組織などの体内の構造の撮像に振幅検出を用いる。身体の構造のBモード画像は、米国特許第6,283,919号(Roundhillら)及び米国特許第6,458,083号(Jagoら)に記載されているように、高調波モード若しくは基本モード又は両方の組合せで形成される。ドップラプロセッサ128は、画像フィールド内の血球の流れなどの物質の運動の検出のために、組織の運動及び血液の流れからの時間的に異なる信号を処理する。ドップラプロセッサは、典型的には、体内の選択されたタイプの物質からのエコーを通過/又は拒否するように設定されたパラメータを有するウォールフィルタを含む。たとえば、ウォールフィルタは、より高速の物質からの比較的低い振幅の信号を通過させるが、より低速又はゼロの速度の物質からの比較的強い信号を拒否する通過帯域特徴を有するように設定することができる。この通過帯域特徴は、流れている血液からの信号を通過させるが、心臓の壁などのほぼ静止している又は減速して動いている物体からの信号を拒否する。逆の特徴は、組織の運動を検出及び描写する組織ドップラ撮像と呼ばれるもののために、心臓の動いている組織からの信号を通過させるが、血流の信号を拒否するはずである。ドップラプロセッサは、画像フィールド内の異なる点から、一続きの時間的に個別のエコー信号を受信して処理する。特定の点からの一続きのエコーは、アンサンブルと呼ばれる。比較的短い間隔で急速に順次受信したエコーのアンサンブルを使用して、流れている血液のドップラシフト周波数を推定することができ、ドップラ周波数と速度の対応関係が、血流の速度を示す。より長い期間にわたって受信したエコーのアンサンブルは、より遅く流れている血液又はゆっくりと動いている組織の速度を推定するために使用される。
Bモード及びドップラプロセッサによってもたらされる構造及び運動信号は、走査変換器132及び多平面リフォーマッタ144に結合される。走査変換器は、受信した空間関係のエコー信号を、所望の画像フォーマットにする。たとえば、走査変換器は、エコー信号を2次元(2D)の扇形のフォーマット又はピラミッド形の3次元(3D)画像にする。走査変換器は、Bモードの構造画像に、ドップラ推定速度に対応する画像フィールド内の点の運動に対応する色を重ねて、画像フィールド内の組織の運動及び血流を描写するカラードップラ画像をもたらすことができる。多平面リフォーマッタは、米国特許第6,443,896号(Detmer)に記載されているように、身体のボリューム領域における共通平面内の点から受信したエコーを、その平面の超音波画像に変換する。米国特許第6,530,885号(Entrekinら)に記載されているように、ボリュームレンダラ142が、3Dデータセットのエコー信号を、所与の基準点から見られる投影3D画像に変換する。2D又は3D画像は、画像ディスプレイ40上に表示するための他の強化、バッファリング、及び一時記憶のために、走査変換器32、多平面リフォーマッタ44、及びボリュームレンダラ142から画像プロセッサ130に結合される。撮像に使用されることに加えて、ドップラプロセッサ128によってもたらされる血流速度値は、流量定量化プロセッサ134に結合される。流量定量化プロセッサは、血流の流量などの異なる流れ条件の尺度をもたらす。流量定量化プロセッサは、画像の解剖学的構造内で測定を行うべき点などの入力を、ユーザ制御パネル38から受信する。流量定量化プロセッサからの出力データは、ディスプレイ40上に画像とともに測定値を再生するために、グラフィックスプロセッサ136に結合される。グラフィックスプロセッサ136はまた、超音波画像とともに表示するために、グラフィックオーバーレイを生成することができる。これらのグラフィックオーバーレイは、患者名、画像の日時、撮像パラメータなどの標準的な識別情報を含むことができる。これらの目的で、グラフィックスプロセッサは、タイプされた患者名などの入力を、ユーザインターフェース38から受信する。ユーザインターフェースはまた、トランスデューサアレイ100からの超音波信号、したがってトランスデューサアレイ及び超音波システムによってもたらされる画像の生成を制御するために、伝送コントローラ18に結合される。ユーザインターフェースはまた、複数の多平面リフォーマット化(MPR)画像の表示の選択及び制御のために、多平面リフォーマッタ144に結合され、この表示は、MPR画像の画像フィールド内で定量化された測定を実行するために使用される。超音波診断撮像システムは、カテーテル又はプローブ100’に結合された患者インターフェースモジュールを備え、患者インターフェースモジュールは、超音波診断撮像システムの構成要素の少なくともいくつかを備える。これはそれ自体よく知られているため、簡潔にするためだけの目的で、これについてさらに詳細には説明しない。
図9及び図10は、本発明の他の実施形態による2つのCMUTアレイの平面図である。図9で、各CMUTセル50は、それぞれのシリコン島92上に製作される(図5参照)。CMUTセルの各列58には、可撓性ホイルのストリップ60が重ねられ、隣接する列のホイルストリップは、図5に示すように形成された可撓性ブリッジ90によって相互接続される。可撓性ホイルストリップ60は、アルミニウムなどの導電性材料を含むことができ、それにより、列内の超音波要素にともに対処すること、又はそれらの要素を接地などの同じ電位で維持することが可能になる。アレイ内の要素の個々の対処は、集積回路を介して実現される。したがって、可撓性ブリッジは、アレイのセルの向きを維持するのを助けながら、アレイを曲げかつ屈曲させて湾曲構成にすることを可能にする。特に、この実施形態では、各列58が可撓性ホイルストリップ60内のブリッジ構造90によって相互接続された複数のシリコン島によって形成されるため、CMUTトランスデューサアレイは、行方向並びに列方向に屈曲される。
図10は、類似のCMUTアレイを示すが、2つのCMUTセルが各シリコン島92上に位置する。たとえば、要素の隣接する列のCMUTセル50及び50’はどちらも、同じシリコン島上に位置する。2つの隣接する列に、可撓性ホイルストリップ60が重ねられ、隣接するホイルストリップは、可撓性ブリッジ90によって相互接続され、それによりアレイを湾曲又は円筒形の形状に屈曲させることが可能になる。
前述のように、可撓性ホイルストリップ60がブリッジ構造90によって相互接続される個別部分を有するのではなく、連続する可撓性ホイルを使用して、それぞれのシリコン島を保持することもできることを理解されたい。そのような代替実施形態は、より頑丈であるが、可撓性がより制限される。しかしこれは、CMUTトランスデューサアレイを装着する物体の湾曲が比較的制限される場合、問題でない。

Claims (13)

  1. 少なくとも1つのシリコン島上の隔置されたCMUTセルの第1の列と、
    少なくとも1つの他のシリコン島上の隔置されたCMUTセルの第2の列であって、前記第2の列のCMUTセルが前記第1の列の連続するCMUTセル間の空間内に部分的に位置し、前記第1の列及び前記第2の列が間隙によって隔置されるように、前記第1の列と互い違いに位置合わせされている第2の列と、
    それぞれの前記シリコン島を保持する可撓性ホイルであって、導電性相互接続部を備える、可撓性ホイルと
    を備える、CMUTトランスデューサアレイ。
  2. 隔置されたCMUTセルの前記第1の列は、蛇行した縁端を両側に有する第1のシリコン島上に位置し、各縁端は、前記CMUTセルの1つのCMUTセルの周りで外向きに蛇行し、前記CMUTセル間の空間へ内向きに蛇行しており、
    隔置されたCMUTセルの前記第2の列は、蛇行した縁端を両側に有する第2のシリコン島上に位置し、各縁端は、前記CMUTセルの1つのCMUTセルの周りで外向きに蛇行し、前記CMUTセル間の空間へ内向きに蛇行しており、
    前記第1のシリコン島の外向きに蛇行している縁端部は、前記第2のシリコン島の内向きに蛇行している縁端部へ入り込むように、前記第1のシリコン島は前記第2のシリコン島に隣接して配置されている、
    請求項1に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  3. 前記第1のシリコン島及び前記第2のシリコン島はそれぞれ、隔置されたCMUTセルの1対の前記列を備え、前記1対の列は互い違いである、請求項2に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  4. 前記可撓性ホイルは、複数の可撓性ブリッジを備えるパターン付きのホイルであり、各可撓性ブリッジは、近接するシリコン島間の間隙にわたって延在する、請求項1又は2に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  5. 各可撓性ブリッジは、導電性相互接続部を備える、請求項3に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  6. 各導電性相互接続部は、高分子層又は高分子層スタック内に埋め込まれた金属層を備える、請求項1乃至5の何れか一項に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  7. 前記金属層は、アルミニウムを含む、請求項6に記載のCMUTトランスデューサアレイ。
  8. 外部シースと、前記CMUTトランスデューサアレイのそれぞれの前記列がカテーテルの長さ方向に延在するように、前記外部シースに巻き付けられた請求項1乃至7の何れか一項に記載のCMUTトランスデューサアレイとを備える、カテーテル。
  9. 前記カテーテルの遠位端に他のCMUTトランスデューサアレイをさらに備える、請求項8に記載のカテーテル。
  10. 前記カテーテルは、心臓内又は血管内カテーテルである、請求項8又は9に記載のカテーテル。
  11. 患者インターフェースモジュールと、請求項8乃至10の何れか一項に記載のカテーテルとを備える、超音波撮像システム。
  12. 前記CMUTセルに結合され、超音波ビームを行方向に進めるマイクロビームフォーマと、
    前記CMUTセルに結合され、沈下モードでの動作のために前記CMUTセルをバイアスする直流バイアス回路とをさらに備え、前記マイクロビームフォーマ及び前記直流バイアス回路の少なくとも1つは、前記患者インターフェースモジュール内に収容される、
    請求項11に記載の超音波撮像システム。
  13. 前記直流バイアス回路は、沈下モードで前記CMUTセルを動作する、請求項11又は12に記載の超音波撮像システム。
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