JP6312865B2 - 搾乳器 - Google Patents

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Description

本発明は、人間の乳房から乳汁を絞り出すための搾乳器(breast pump)に関する。
搾乳器は、人間の乳房から乳汁を絞り出すための公知の機器である。赤ちゃんが自ら乳汁を絞り出すことができない場合、又は母親が赤ちゃんから離れている場合、例えば、赤ちゃんから離れて仕事をしている場合は、搾乳器を使用することができる。乳汁を絞り出す搾乳器の使用は、乳供給量が少ない女性の授乳を刺激するためにも使用できる。
従来の搾乳器では、授乳中の母親の乳房から搾乳を誘発するために真空が利用される。この機器のポンプ作用は、乳汁を乳首から回収容器に引き込み、授乳中の女性の好みに合わせて調節することができる。
搾乳器は、例えば、ハンドルを絞ったり、足パドルを操作したりして手動で操作することができる。搾乳器は、小型電気モータによって電気的にも駆動される。本発明は、電動真空ポンプを備えた搾乳器に関する。
電動真空ポンプに加えて、このような搾乳器は、通常、女性の乳房を受けるための乳房受け漏斗(breast receiving funnel)を含む。この乳房受け漏斗は、通常、絞り出された乳汁を集めるための回収容器も含む圧搾キットの一部である。乳房受け漏斗は、口及び喉を有する。口は上端で開いており、口の内面は上端から喉に向かって収束し、女性の乳房を受けるための中空の凹部を形成する。
多くの母親は、正しく乳房に圧搾キットの乳房受け漏斗を正しく装着する問題を有する。設置中に、母親は正しく圧搾キットを設置しなければならず、同時に他方の手で真空ポンプを作動しなければならない。これは多くの場合、特に未経験の母親にとって退屈な行動である。乳頭は、乳房受け漏斗の中心に可能な限り良好に揃える必要がある。母親が、例えば、ボタンを押すことによって真空ポンプを作動させると、乳房受け漏斗は定位置から外れてしまう場合が多い。
上記の問題は、2つの圧搾キットが同時に乳房ごとに1つずつ使用される場合には、より顕著になる。この場合には、2つの圧搾キットを使用し、その両方を保持しなければならないときに、母親が利用可能な両手を持たないことにより、圧搾キットを正しく設置し、同時に搾乳器を操作することがさらに困難である。第1の圧搾キットは明らかに両手で設置することができ、第2の圧搾キットは、母親が片手しか利用できないため、設置がより困難である。両方の圧搾キットを自分の乳房に設置した後、母親は設定を調整し又は真空ポンプをオンにする必要がある。この行動は、一方の手で圧搾キットを保持し、他方の手で真空ポンプをオンにしなければならないので、母親の非常に非人間工学的な姿勢を要求する。
このようなツイン搾乳器用のよく知られた解決法は、圧搾キットが組み込まれている特殊なブラジャーの使用である。これには母親が乳圧搾を開始するために、また乳圧搾の開始後にも両手を使用できるという利点がある。ただし、この解決法には、かなり費用がかかる(特殊なブラジャーの追加費用)という欠点がある。さらに、母親は少なくとも部分的にブラジャーを着用しなければならない。これは母親にはあまり便利ではない。
国際公開第2008/127991A1号は、場合によっては、周囲(大気)よりも低い最小維持圧力を含む、乳房シールドチャンバ内の圧力変化を調節する機構を含む手動又は電動の搾乳器を開示している。圧力調節器は、最小値と最大値(及びその間の値)との間で変化する陰圧、又は乳房シールド内の実際に測定された特定の陰圧を達成するための制御を提供する。
米国特許第2008/0177224A1号は、乳房カップに空気圧で結合された真空ポンプと、真空ポンプを迂回する真空逃がし弁とを含むプログラム可能な電気搾乳システムを開示している。コントローラは、真空レベルセレクタ及び真空レートセレクタからのコマンド入力と、乳房カップ内の真空を測定する圧力センサからのフィードバックを受け取る。それに応答して、コントローラは、逃げ弁を最小真空設定点と最大真空設定点との間で循環させて、乳房カップ内に周期的な真空パルスを発生させる。真空の最小/最大レベル及び真空レートを調整することにより、使用者は、降下後にパルスの強さを変えることができ、又はパルスの周波数を授乳中の乳房の自然な不応時間と同期させることができる。
したがって、本発明の目的は、上記の問題を実質的に軽減し又は克服する搾乳器を提供することである。特に、本発明の目的は、特に2つの圧搾キットが同時に使用される場合に、女性の乳房に容易に装着され、より便利な取り扱いを可能にする搾乳器を提供することである。
本発明の一態様によれば、人間の乳房から乳汁を絞り出すための搾乳器が提供され、搾乳器は、
−使用者の第1の乳房を受けるための第1の乳房受け漏斗と、
−第1の乳房受け漏斗内に負圧を発生させるための真空ポンプと、
−真空ポンプを制御するための制御ユニットと、を含み、
制御ユニットは、少なくとも2つの異なるモード、装着モードと搾乳モードとで真空ポンプを操作するように構成されており、
装着モードでは制御ユニットは、真空ポンプを制御して使用者が第1の乳房受け漏斗を第1の乳房に装着することを可能にする一定の負圧を第1の乳房受け漏斗内に発生させるように構成されており、
搾乳モードでは制御ユニットは、真空ポンプを制御して第1の乳房から乳汁を絞り出すための時間可変負圧プロファイルを第1の乳房受け漏斗内に発生するように構成されている。
装着モード用と搾乳モード用の2つの異なる真空ポンプを有することによって同じ原理が達成できることに留意されたい。したがって、代替案によれば、
−使用者の第1の乳房を受けるための第1の乳房受け漏斗と、
−装着モードにおいて使用者が第1の乳房受け漏斗を第1の乳房に装着することを可能にする一定の負圧を第1の乳房受け漏斗内に発生させるための第1の真空ポンプと、
−搾乳モードにおいて第1の乳房から乳汁を絞り出すための時間可変負圧プロファイルを第1の乳房受け漏斗内に発生させるための第2の真空ポンプと、
−第1の真空ポンプと第2の真空ポンプとの間の切り替えのための制御ユニットと、
を含む搾乳器が提供される。
乳汁を絞り出すための時間可変の負圧が乳房受け漏斗内に供給される「通常の」搾乳モードに加えて、本搾乳器は、いわゆる装着モードで操作される。この装着モードは、圧搾キットの乳房への装着を容易にする。装着モードでは、真空ポンプは、乳房受け漏斗内に一定の負圧を発生させる。この一定の負圧により、女性は乳房受け漏斗を容易に乳房に装着することができる。乳房は、女性が手を離しても、搾乳の圧搾キットが装着後に乳房に固着するように、一定の負圧によって乳房受け漏斗にわずかに吸い込まれる。比較的軽い負圧は、この機能を保証するには十分であることに留意されたい。装着モード中に発生する負圧が時間とともに正確に一定であることが好ましいが、厳密に一定の負圧からより小さい偏差(例えば10%の偏差)が依然として本発明の範囲内にあることにも留意されたい。したがって、「一定の負圧」という用語は、「実質的に一定の負圧」として理解されるべきである。
実際には、これにより、母親は、装着モードを開始している間又は開始した後に、母親が乳房受け漏斗を正しく乳房に置くことができる。授乳用漏斗を母乳に付けるとすぐに、母親は、自分で練習用キットを持たなくても、両手で自由に真空ポンプの設定を行うことができる。次に、搾乳モードを乳房から乳汁を絞り出すために開始することができる。装着モード及び/又は搾乳モードの開始は、以下の説明からより明らかになるので、手動又は自動のいずれかで行われる。
その間に真空ポンプが切り換え可能な2つの異なるモードを有する上記の可能性のため、搾乳器の取り扱いは母親にとってかなり容易になる。これにより、使用者の快適性が向上し、機器のコンプライアンスが向上する。「真空ポンプ」という用語は、真空ポンプが厳密な技術的意味だけでなく、乳房受け漏斗内に負圧を発生させることができる陽圧ポンプであることを示すものとする。
真空ポンプが、一定の負圧を発生させるための装着モードと時間可変の負圧プロファイルを発生させるための搾乳モードとの間で切り替え可能である可能性は、マルチストロークポンプによって最もよく実現される。このようなマルチストロークポンプは、1回のポンプストローク(例えば、ポンプシリンダ内のピストンの1回の移動)だけで真空を発生させる単一ストロークポンプとは対照的に、多連ポンプストロークを実行することによって真空を発生させる。マルチストロークポンプは、例示的に、回転駆動型真空ポンプとして実現することができる。本発明のために単一ストロークポンプを使用することも考えられるが、マルチストロークポンプは、より簡単な仕方で(装着モード内で)一定の負圧を発生させることができ、(装着モードから搾乳モードに切り替えるとき)より簡単な仕方で一定の負圧と時間可変負圧との間で切り替えることができる。
本発明は、単一の乳房受け漏斗を有する単一の圧搾キットの使用に限定されず、2つの別個の圧搾キットで提供され、又は単一圧搾キットで組み合わされる2つの乳房受け漏斗を有する搾乳器にも適用されることに留意されたい。以下に説明するように、本発明の原理は、2つの別個の乳房受け漏斗を有する搾乳器において実施されれば、さらに有利である。
一実施形態によれば、搾乳器は、使用者の第2の乳房を受けるための第2の乳房受け漏斗をさらに含み、真空ポンプは、第1及び第2の乳房受け漏斗に流体接続され、搾乳モードでは、制御ユニットは、第1及び第2乳房から乳汁を絞り出すための時間可変負圧プロファイルを第1及び第2乳房受け漏斗内に発生させるように真空ポンプを制御するように構成されている。
あるいは、搾乳器は、第1の真空ポンプが第1の乳房受け漏斗に流体接続され、第2の真空ポンプが第2の乳房受け漏斗に流体接続される第2の真空ポンプを含むことができる。ただし、第1及び第2の乳房受け漏斗の両方に流体接続された1つの真空ポンプの使用は、よりコストを節約する解決策である。それとは別に、単一の真空ポンプの使用は、両方の乳房受け漏斗において同じ状態が多かれ少なかれ生じるように、両方の乳房受け漏斗内で同じ時間可変負圧プロファイルを発生させることを容易にする。これにより、使用者にとってより快適になる。
さらに別の一実施形態によれば、装着モードでは、制御ユニットは、第1及び第2の乳房受け漏斗内に一定の負圧を発生させるように真空ポンプを制御するように構成される。
母親は、このようにして、第1の圧搾キットを第1の乳房受け漏斗と一緒に両手を用いて自分の第1の乳房に設置することができる。例えば、一方の手でボタンを押し、他方の手で第1の圧搾キットを保持しながら、装着モードを開始することができる。その後、母親は、装着モードで生成される一定の負圧のために、第1の乳房に残るため、第1の圧搾キットから手を離すことができる。次に、第2の乳房に設置するために、第2の乳房受け漏斗を有する第2の圧搾キットを選ぶことができる。なおその上に、母親は再び両方の手を使うことができる。真空ポンプはすでに第2の乳房受け漏斗内に真空を発生させようとするので、第2の乳房受け漏斗は、第2の乳房に配置されるやいなや、第2の乳房に直ちに固着する。
あるいは、制御ユニットは、例えば、第1のボタンを押し、第1の乳房受け漏斗内でのみ、装着モードの第1の開始時に一定の負圧を発生させ、第2の開始時に、例えば、第2のボタン又は第1のボタンを第2の時間押し、その後、第2の乳房受け漏斗内で押し込む。この場合、母親は、第1の乳房を受けるとすぐに、装着モードの第1の部分(第1の乳房受け漏斗内の真空の発生)を開始する。母親は、第2の乳房受け漏斗を第2の乳房に設置するとすぐに、装着モードの第2の部分(第2乳房受け漏斗内の真空の発生)を開始する。
真空ポンプを制御する後者の態様は、特に、真空ポンプが、第2の乳房受け漏斗が第2の乳房に装着される前に、第2の乳房受け漏斗内に真空を生成しようとしないので、真空ポンプの過負荷を防止する。それでも、母親が両方の圧搾キットを乳房に設置するとすぐに、母親は圧搾キットから手を離し、搾乳を開始するために両手が自由になる。すなわち、真空ポンプを装着モードから搾乳モードへ、例えば、ボタンを押すことによって行われる。
一般的に、2つの圧搾キットを有する搾乳器の場合、第1の乳房受け漏斗のみで(第2の乳房受け漏斗内ではない)装着モード中に一定の真空を発生させることも考えられる。この場合、母親は、一方の手で第2の乳房受け漏斗のみを保持しなければならず、一方、第1の乳房受け漏斗は一定の真空によって第1の乳房に付着し、搾乳モードを開始することができるもう一方の手でボタンを押す。
さらに別の一実施形態によれば、搾乳器は、入力インターフェースをさらに含み、制御ユニットは、入力インターフェースの手動起動時に装着モードを開始するように構成されている。
この入力インターフェースは、小さなボタン又はタッチパッド、又は任意の他のタイプの機械的又は電子的なユーザーインターフェースとして実現される。簡単な実施形態では、入力インターフェースは、真空ポンプの完全な制御に使用される唯一のボタンを含む。より複雑な実施態様では、入力インターフェースはいくつかのボタンを含み、各ボタンは、使用者が異なる機能を開始又は制御することを可能にする。例えば、制御ユニットは、入力インターフェースの第1のボタンの手動起動時に第1の乳房受け漏斗内に一定の負圧を発生させるように真空ポンプを制御し、真空ポンプを制御して、第2の乳房は、入力インターフェースの第2のボタンの手動起動時に漏斗を受ける。1つのボタンだけを提供することによっても同じことが達成され、すなわち、最初にボタンを押すことにより、第1乳房受け漏斗内の負圧の発生を開始し、ボタンを2回押すことにより、第2乳房受け漏斗内の負圧の発生を開始する。代わりに、入力インターフェースは、母親が音声又はジェスチャコマンドによって装着モードを開始することを可能にする、音声制御、ジェスチャ制御、振動及び/又は音響制御を含むことができる。
さらに別の一実施形態によれば、制御ユニットは、入力インターフェースの手動起動時に、装着モードから搾乳モードに切り替えられる。
入力インターフェースが1つのボタンのみを含む場合、ポンプは、例えば3回目のボタンを押した後、装着モードから搾乳モードに切り替えられる。あるいは、第3のボタンを入力インターフェース上に設けることができる。後者の場合、使用者は、第1の乳房受け漏斗における装着モードを開始するための第1のボタンと、第2の乳房受け漏斗における装着モードを開始するための第2のボタンと、両方の乳房受け漏斗における搾乳モードを開始するための第3のボタンとを持つことになる。したがって、真空ポンプは非常に直感的な仕方で制御される。
入力インターフェース及び/又は上記の入力インターフェースのボタンは、真空ポンプ及び制御ユニットを含むポンプ筐体に又はその上に配置されてもよく、又はそれらは圧搾キットの一方又は両方に配置されてもよい。第1の代替案は、卓上に配置することができるポンプ筐体に入力インターフェースを配置し、配線を少なくし、技術的に達成するのがより容易であるため、よりコストを節約する代替案である。第2の代替案(圧搾キットの一方又は両方に入力インターフェースを配置する)は、少数の指で搾乳ポンプを操作することを可能にし、使用者は、圧搾キットから局在的に遠隔の卓上に置かれるポンプ筐体と接触する必要がないので、使用者にとってより便利である。
さらに別の一実施形態では、制御ユニットは、所定の時間後に装着モードから搾乳モードへ自動的に切り替わるように構成されている。
言い換えれば、使用者は手動で装着モードを開始するだけでよく、搾乳モードは装着モードの開始後所定の時間後に開始される。これにより、使用者の操作がさらに容易になる。前述の所定の時間は、母親の個人的な好みに従って母親によって選択される。入力インターフェースにより、例えば、当該時間を個別に設定することが可能である。
さらに別の一実施形態によれば、入力インターフェースは、装着モードで一定の負圧を手動で調整するため及び/又は搾乳モードで時間可変負圧プロファイルを手動で調整するための真空ポンプ調整器を含む。したがって、母親は、個人的な好みに応じて、両方のモードで圧力を調節することができる。
さらなる実施形態によれば、第1の圧力センサが、第1の乳房受け漏斗内の第1の圧力を測定するために設けられ、制御ユニットは、第1の圧力が所定の圧力閾値にある場合に搾乳モードを開始するよう構成されている。
この場合、搾乳モードが自動的に開始される。したがって、使用者は、搾乳モードを開始するために余分なボタンを押す必要がない。第1の圧力センサは、第1の乳房受け漏斗内の圧力を測定することができ、第1の圧力センサが、第1の乳房受け漏斗内に十分な負圧が生成したことを認識するとすぐに(これは第1の乳房受け漏斗が第1の乳房に正しく装着されている指針)、制御ユニットは真空ポンプを装着モードから搾乳モードに切り替えることができる。
2つの圧搾キットを有する搾乳器の場合、第2の乳房受け漏斗は、第2の乳房受け漏斗内の第2の圧力を測定するための第2の圧力センサを含むことができ、制御ユニットは、搾乳モードを開始するように構成される。第1及び第2の圧力は、所定の圧力閾値にある。言い換えれば、両方の乳房受け漏斗が乳房に正しく装着されていることを示す十分な真空が両方の乳房受け漏斗内に生成されたことを圧力センサが検出すれば、制御ユニットは、装着モードから搾乳モードに自動的に切り替えることができる。
さらに別の一実施形態によれば、第1の乳房受け漏斗は、第1の乳房受け漏斗の乳房との接触を感知するための接触センサを含み、接触センサが接触を感知すれば、制御ユニットは装着モードを開始する。
この場合、母親が乳房受け漏斗を乳房に設置するとすぐに、装着モードが自動的に開始される。同じことは、2つの圧搾キットを有する搾乳器でも実施することができる。この場合、第2の乳房受け漏斗もまた、そのような接触センサを含む。接触センサ自体は、例えば、機械的、電子的、光学的又は容量性のセンサを用いて、多くのやり方で実現される。接触センサにはまた、乳房受け漏斗の表面領域にわたって分布された複数のセンサ要素も含まれる。そのような複数の感知要素は、乳房受け漏斗との偶然の接触のために、装着モードが意図せずに開始される可能性を低減する。感知要素は、例えば、通常、乳房受け漏斗に収容された乳房によってのみ接触されるが、他の障害物又は母親の手によっては接触されない乳房受け漏斗の位置に配置される。
さらに別の一実施形態によれば、第1の乳房受け漏斗は、第1の乳房受け漏斗内の第1の圧力を測定するための第1の圧力センサを含み、制御ユニットは、第1の圧力センサの圧力信号に基づいて真空ポンプを制御する。第2の圧力センサが第2の乳房受け漏斗に配置される場合も同様である。
言い換えれば、本実施形態は、圧力センサから制御ユニット及び真空ポンプへのフィードバックループを実現する。このようにして、真空ポンプは自己調節されて、使用者に不快感を引き起こす可能性のある望ましくない高すぎる負圧が防止される。圧力センサの圧力信号は、装着モード及び搾乳モードの両方で真空ポンプを制御するために使用される。
さらに別の一実施形態によれば、真空ポンプは、真空ポンプを第1の乳房受け漏斗から分離する膜なしに、直接接続によって第1の乳房受け漏斗に流体接続される。
乳房受け漏斗を真空ポンプから隔てる衛生的膜を使用するこのタイプのよく知られた搾乳器とは対照的に、真空ポンプは、この場合、乳房受け漏斗に直接接続される。そのような衛生的膜は、通常、真空ポンプと乳房との間の衛生シールドとして働き、真空ポンプを圧搾キットに接続するホースに乳汁が流入することを防止するシリコーン膜で作られる。このような衛生的膜を使用する場合、真空ポンプによって生成した真空によって膜が上方に移動し、乳房/乳頭が配置されたチャンバ内の空気が膨張し、この膨張によって乳房に必要な真空が生じる。ポンプ側の真空が解除されると、膜は再び静止位置に移動する。
このような(衛生的膜を使用する)機構は、いくつかの利点、特に衛生的な利点を有するが、本発明によれば、真空ポンプの乳房受け漏斗への直接接続が好ましい。真空ポンプの乳房受け漏斗への直接接続により、装着モードで一定の負圧を発生させるとともに、この一定の負圧から搾乳モードで供給される時間可変負圧プロファイルへの切り替えが容易である。
代替的な実施形態によれば、真空ポンプと乳房受け漏斗との間の流体経路内に多孔膜が配置されるが、同多孔膜は、第1の乳房受け漏斗から真空ポンプを分離し、気体透過性及び液体不透過性である。
このような半透性膜は、膜を移動させずに漏斗を受ける乳房内の負圧を生成することができる(これは空気に対して透過性であるため)。装着モードで一定の負圧を生成するだけでなく、搾乳モードへの装着モードから切り替えることがより容易である。半透性膜は、液体に対して不透過性であるため、乳汁が意図せずに真空ポンプに到達しないという利点をさらに提供する。
さらに別の一実施形態によれば、制御ユニットは、装着モードから搾乳モードに切り替えるとき、逆もまた同様に、第1の乳房受け漏斗内の負圧を徐々に適合するように真空ポンプを制御するように構成されている。これは、使用者の快適性を向上させるものである。
装着モードで生成された一定の負圧は、搾乳モードでは時間可変負圧プロファイルの最大負圧よりも小さい絶対値を有することが好ましい。
用語「最大負圧」は、最大陰圧、すなわち最大絶対値を有する時間可変負圧プロファイルの負圧、すなわち時間可変負圧プロファイルの下死点を示すものとする。比較的軽い負圧が、乳房受け漏斗を乳房に装着するために十分である一方、乳房から乳汁を絞り出すには強い真空が必要であることは明らかである。装着モード中の負圧は、不快感を少しも引き起こすことはない。したがって、装着モード中の負圧は、−1mbar乃至−350mbarの間で選択されるべきである。出願人の実験では、装着モードで発生する負圧は、好ましくは、−10mbar乃至−180mbarの間で選択され、最も好ましくは、−100mbarまでの範囲又は−100mbarで選択されることが示されている。搾乳モード中の時間可変負圧プロファイルは、それとは対照的に、好ましくは、大気圧(最大転換点、下死点)から−100mbar乃至−350mbar(最大転換点、下死点)の範囲である。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載された実施形態を参照して明らかであろう。
搾乳器の第1の実施形態を示す斜視図である。 適用中の第1の実施形態による搾乳器を示す図である。 第1の代替物による搾乳器の圧搾キットを示す図である。 第2の代替物による搾乳器の圧搾キットを示す図である。 2つの圧搾キットを含む搾乳器の第2の実施形態を示す図である。 適用中の第2の実施形態による搾乳器を示す図である。 第1の実施形態を示す模式図である。 第2の実施形態による搾乳器を示す模式図である。 本発明による搾乳器の真空ポンプの操作のやり方を示す図式である。 本発明による搾乳器の真空ポンプの操作の代替的なやり方を示す図式である。 適用中の本発明による搾乳器の取り扱い方を示す概略図である。
図1は搾乳器の第1の実施形態を示す。搾乳器は本明細書中では全体が符号10で表示されている。
搾乳器10は、圧搾キット12及びポンプ筐体14を含む。圧搾キット12は、乳房受け漏斗16及び赤ちゃんの哺乳瓶の形の乳汁容器18を含む。ポンプ筐体14は、真空ポンプ20、及び真空ポンプ20を制御するための制御ユニット22(概略的に図7に示した)を含む。真空ポンプ20は、チューブ24を介して圧搾キット12に接続されている。ポンプ筐体14は、このように、例えば、卓上又は他の任意の適切な位置に、圧搾キット12から局在的に遠隔に配置することができる。ただし、これは限定を意図するものではない。真空ポンプ20及び制御ユニット22を含むポンプ筐体14はまた、圧搾キット12に配置することもできる。チューブ24は、圧搾キット12の筐体に含まれている真空チャンバ26に接続されている。この真空チャンバ26の構成を図3及び図4を参照して以下にさらに説明する。真空チャンバ26は、真空ポンプ20によって発生した真空を乳房受け漏斗16に与える機能を有する。
図2は、女性の乳房28から乳汁を絞り出す搾乳器10の適用を示す。図中、圧搾キット12は、乳房受け漏斗16によって乳房28に装着されている。乳房受け漏斗16の中心は、乳房28の乳頭上に配置されている。搾乳中、真空ポンプ20は、乳房受け漏斗16内、すなわち乳房受け漏斗16及び乳房28によって囲まれた空間に負圧を発生させる。絞り出された乳汁30は、乳汁容器18に集められる。
本発明の中心的な特徴の一つは、少なくとも2つの異なる操作モード、装着モード及び搾乳モードで真空ポンプ20を操作する可能性である。これらの2つの異なる操作モード間で真空ポンプ20を切り替える可能性は、使用者の取り扱いを容易にする。装着モードでは、制御ユニット22は、乳房受け漏斗16内に一定の負圧を発生させる真空ポンプ20を制御するように構成されている。これにより使用者は乳房受け漏斗16を乳房28に装着することが可能である。母親のみが自分の乳房28に乳房受け漏斗16を配置し、次いで装着モードを開始しなければならない。装着モードで供給される一定の負圧は、母親が圧搾キット12をそれ以上保持する必要がないように、圧搾キット12を乳房28に付着させる。これは、搾乳器10の設定、特に真空ポンプ20の設定の選択のために、又は他に何かするために母親が自由に両手が使えるという利点を提供する。真空ポンプ20が次に搾乳モードに切り替えられれば、真空ポンプ20は、乳房28から乳汁30を絞り出すために乳房受け漏斗16内に時間可変負圧プロファイルを発生させる。
両方の操作モードにおいて、真空ポンプ20は制御ユニット22によって制御されている。この制御ユニット22は、上で説明した論理を実行するために格納されたハードウェア及びソフトウェアを含むプロセッサ又はマイクロチップとして実現される。制御ユニット22は、製造者によって予めプログラムされる。ただし、アプリケーションによっては、使用者は、入力インターフェース32を用いて設定を変更してもよい。
図1、図2及び図7に示した第1の実施形態によれば、この入力インターフェース32は、ポンプ筐体14に配置されている2つのボタン34、36を含む。入力インターフェースは、もちろん、2つ以上のボタン34、36、又は1つのボタンのみを含んでもよいことに留意されたい。入力インターフェース32には、電子的又は機械的に搾乳器10の設定を切り替えるためのタッチスクリーン又は任意の他の手段も含まれる。本実施例では、ボタン34、36を使用して装着モード及び/又は搾乳モードを開始することができる。制御ユニット22は、例えば、ボタン34の手動起動時に装着モードを開始するために、ボタン36を手動で起動時に搾乳モードを開始するように構成される。
母親は、このようにして、乳房28に圧搾キット12を配置して、ボタン34を押す。これで装着モードが開始して、一定の負圧が乳房受け漏斗16内に生成される。母親はその後、圧搾キット12の保持を緩めることができる。装着モード中に生成される負圧は、したがって、乳汁容器18が空である限り、圧搾キット12を少なくとも保持するのに十分に強くなければならない。ボタン36を押すことによって、母親はその後、搾乳モードを開始することができる。これにより、真空ポンプ20が、乳房受け漏斗16内での一定の負圧の発生から時間可変負圧の発生へ切り替えられる。これらの時間的可変負圧プロファイルは、母親にとって可能な限り快適である仕方で速い乳汁の流れを提供するために、赤ちゃんの吸引行動を模倣する。例示的な圧力プロファイルを図9及び図10を参照して以下で説明する。
さらに別の代替案では、簡略化のために明示的には示されていないが、入力インターフェース32には1つのボタンのみが含まれる。このボタンは、装着モードの開始を可能にすることができる。搾乳モードは、その代わりに、装着モードの開始後、一定時間(例えば、5〜20秒)で自動的に開始され得る。母親は、したがって、図1及び図2に関連して前に説明した実施形態よりも容易である、ボタンを1つだけ押しさえすればよい。
さらに、本発明の技術的原理は、2つの異なる真空ポンプ、装着モード用と搾乳モード用とを有することによっても達成されることに留意されたい。
図3及び図4は、圧搾キット12の2つの異なる実施形態を示す。図3に示した実施形態では、真空ポンプ20は、乳房受け漏斗16に直接的に流体接続されており、真空ポンプ20から乳房受け漏斗16への経路には、これら2つの部品を互いに分離する膜が提供されていないことを意味する。このような直接の流体接続は、装着モード中の一定の負圧が比較的容易な仕方で生成されるという利点を提供する。この場合のチューブ24は、圧力キット12の筐体の内部内に形成される圧力チャンバ38に直接入る。この圧力チャンバ38は、乳房受け漏斗16に開口している。
さらに、図3からわかるように、圧搾キット12は、一方向弁40をさらに含む。搾乳モード中、この一方向弁40は、真空ポンプ20によって発生する時間可変負圧サイクルに従って自動的に開閉する。負圧サイクルの開始時、負圧が圧力チャンバ38内で生成され、これが一方向弁40を閉鎖させ、乳汁30を乳房28から絞り出させる。次いで、圧力が同サイクル中に元の大気圧に戻った場合は、一方向弁40が開き、乳汁30は重力によって駆動される乳汁容器18内に流入する。
図4に示した代替の実施形態では、圧力チャンバ38は、膜42を用いて第1のチャンバ38’と第2のチャンバ38”とに分離される。第1のチャンバ38’は、チューブ24を用いて真空ポンプ20に直接接続されている。第2のチャンバ38”は、乳房受け漏斗16に直接接続されている。膜42は、気体透過性及び液体不透過性である多孔膜として実現されることが好ましい。この膜42には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタラート、又はポリテトラフルオロエチレンの材料が含まれる。膜42は、乳汁30が真空ポンプ20内に流入するのを防ぐ衛生的なシールドとして作用する。また、これはポンプ側に存在する要素が乳房28及び/又は乳汁30と接触するのも防ぐ。
膜42は気体透過性であるので、一定の負圧(装着モード中)及び時間可変負圧プロファイル(搾乳モード中)を生成することが依然として可能である。したがって、搾乳の原理は、図3に関連して前に説明したのと基本的に同じままである。図4に示した実施形態は、負圧がより有効的に発生し得るため、より小さい真空ポンプ20が使用できるという利点をさらに提供する。この理由は、チャンバ38’が図3に示したチャンバ38よりもはるかに小さいことである。したがって、同じ負圧を少ない労力で発生させることが、より容易である。
図5及び図6は、本発明による搾乳器10の第2の実施形態を示す。図8は、対応する略図を示す。図1及び図2の第1の実施形態に示した同じ又は同様の特徴が、同じ参照符号で図5、図6及び図8に示されており、再び説明はしないものとする。2つの操作モード間で切り替えられる搾乳器10を提供する基本原理もまた同じままである。ただし、図5及び図6に見られるように、第2の実施形態による搾乳器10は、真空ポンプ20に両方とも接続されている2つの圧搾キット12、12’を含む。第1の圧搾キット12は、使用者の第1の乳房28を受けるための第1の乳房受け漏斗16を含む。第2の圧搾キット12’は、使用者の第2の乳房28’を受けるための第2の乳房受け漏斗16’を含む。両方の圧搾キット12、12’は、それぞれ独自の乳汁容器18、18’を含む。
この場合、搾乳器10をほとんどハンズフリーの仕方で操作できるため、装着モードは母親のさらに助けとなる。第1の実施形態におけるのと同様、装着モードは、ボタン34、34’を手動で押すことによって開始される。ただし、この場合、2つのボタン34、34’が提供される。図5及び図6に示した例では、ボタン34、34’が圧搾キット12、12’のところに又はこれらの上に設けられている。ポンプ筐体14上のこれらのボタン34、34’の供給と比べると、これによりさらに人間工学的な機器の取り扱いが可能である。ボタン34を押すことにより、順番に制御ユニット22に真空ポンプ20を制御させて第1の乳房受け漏斗16内に一定の負圧を発生させる開始信号を引き起こす。ボタン34’を押すことにより、順番に制御ユニット22に真空ポンプ20を制御させて第2の乳房受け漏斗16’内に一定の負圧を発生させる第2の開始信号を引き起こす。したがって、これら2つのボタン34、34’を用いることにより、母親は両方の圧搾キット12、12’を自分の乳房28、28’に順々に装着することができる。
図1に示されている余分のボタン36が、搾乳モードを開始するために設けることができる。ただし、図5及び図6に示した例では、搾乳モードの開始は、さらに洗練された仕方で解決されている。両方の乳房受け漏斗16、16’には、それぞれ、センサ44、44’が含まれる。第1の圧力センサ44は、第1の乳房受け漏斗16内の圧力を測定するように構成されている。第2の圧力センサ44’は、第2の乳房受け漏斗16’内の圧力を測定するように構成されている。これらの圧力センサ44、44’は、両方の圧搾キット12、12’が使用者の乳房28、28’に正しく装着されていることを制御ユニット22が認識するとすぐに搾乳モードの自動的な開始を可能にする。言い換えれば、圧力センサ44、44’が正しい装着を示す十分な負圧を感知するとすぐに、制御ユニット22に開始信号を送り、順番に真空ポンプ20を制御して、両方の乳房28、28’から乳汁を絞り出すために装着モードから搾乳モードに切り替えることができる。
装着モードの手動による開始の代わりに、装着モードは自動でも開始できる。各々の乳房受け漏斗16、16’には、乳房受け漏斗16、16’の乳房28、28’との接触を感知するための1つ以上の接触センサ46、46’が含まれる。制御ユニット22は、1つ以上の接触センサ46、46’が接触を感知すれば装着モードを開始するように構成される。1つ以上のこのような接触センサ46、46’が設けられていることが好ましい。接触センサは、例えば、乳房受け漏斗16、16’が乳房28、28’に正しく配置されている場合にのみ一定の負圧が発生するように、乳房受け漏斗16、16’上の異なる位置にわたって配置することができる。ボタン34、34’と同様に、第1の接触センサ46は、第1の乳房受け漏斗16内の負圧の発生を開始することができ、第2の接触センサ46’は、第2の乳房受け漏斗16’内の負圧の発生を開始することができる。
図9及び図10は、本発明の原理に従う真空ポンプ20の操作の2つの代替的な仕方を模式的に示す。参照符号48は装着モードを示す。参照符号50は搾乳モードを示す。点1で装着モード48は開始される。点2で搾乳モード50が開始される。
装着モード48の間、およそ−100mbarである一定の負圧が発生する。約−100mbarの真空は、痛みを防ぐには十分に低く、少なくとも乳汁容器18、18’が空である限り、乳房28、28’に圧搾キット12、12’を保持するのに十分に大きいと推計されている。乳房28、28’に空の圧搾キット12、12’を保持するためには、真空力はおよそ5N(50g/0.1摩擦係数)でなければならない。5Nの力は、−100mbarの負圧を発生させるのに約500mmの表面積を要することになる。これは乳房受け漏斗16、16’の適度な表面積である。ただし、他の表面積、力、及び圧力が用いられることに留意されたい。図9は例を示しているに過ぎない。
搾乳モード50の間、時間可変圧力プロファイルが発生するが、乳房受け漏斗16、16’内の圧力は、例えば、−300mbarと大気圧との間で変動し得る。圧力プロファイルの最小転換点が−333mbarであれば特に好ましい。圧力サイクル50の間、圧力は、各サイクルで900ミリ秒内に大気圧から−333mbarに低下し、次いで短時間−333mbarに留まり、再び大気圧に戻るのが好ましい。−333mbarから大気圧への圧力の増大は、大気圧から−333mbarへの圧力の低下よりもゆっくりと(例えば、300〜400ミリ秒の範囲)で行われる。
乳房受け漏斗16、16’内の圧力が各圧力サイクルで元の大気圧に戻れば、使用者(母親)は、搾乳モード50が開始するとすぐに自分の手で圧搾キット12、12’を積極的に保持しなければならないことは明らかである。そうでなければ、圧搾キット12、12’は低下することになる。ただし、これは、使用者は通常、搾乳モード50の間に搾乳器10の設定を変更する必要がないため、一般的に問題ではないことに留意されたい。
それでも、これは、図10に示したように、搾乳モード50内の圧力サイクルを修正することによって向上される。図10に示した例では、圧力は元の大気圧に戻ることはない。搾乳モード50の間の圧力プロファイルの最大転換点は、この場合、依然として小さな真空が存在するように、約−50mbar乃至−100mbarであるように選択される。搾乳モード50の最大転換点での真空は、乳汁容器が搾乳中に満タンになり、したがってどんどん重くなることの主要因であるために、−100mbar未満であってもよい。
図11は、2つの圧搾キット12、12’の場合の本発明に従う方法の模式的な態様である。第1のステップ101では、母親は、第1の圧搾キット12を自分の第1の乳房28に設置する。第2のステップ102では、母親は、第1の乳房受け漏斗16内に一定の真空の発生を開始する。その後、母親は、第1の乳房受け漏斗16内にかけられた一定の負圧のため第1の圧搾キット12が自分の第1の乳房28に残っているので、第1の圧搾キット12から自分の手をはずすことができる(ステップ103)。ステップ104では、母親は、第2の圧搾キット12’を自分の第2の乳房28’に設置するために、これを選び取ることができる。ステップ105では、母親は、第2の乳房受け漏斗16’内に一定の真空の発生を開始することができる。その後、搾乳モードがステップ106で開始される。前に説明したように、装着モード48と搾乳モード50の両方は、手動又は自動のいずれかで開始される。
本発明は、図面及び先の記述において詳しく図示され記述されているが、このような図示及び記述は、説明的又は例示的なものと考えるべきであり、制限的なものではなく、本発明は、開示された実施形態に制限されない。開示された実施形態に対する他の変更が、図面、開示及び添付の請求項の検討に基づき、請求項に記載の本発明を実施することにおいて、当業者によって理解され達成されることができる。
請求項において、「含む、有する(comprising)」という語は、他の構成要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数性を除外しない。単一の要素又は他の装置が、請求項に列挙されるいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。
請求項における参照符号は、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない。

Claims (14)

  1. 人間の乳房から乳汁を絞り出すための搾乳器であって、前記搾乳器は、
    −使用者の第1の乳房を受けるための第1の乳房受け漏斗と、
    −前記第1の乳房受け漏斗内に負圧を発生させるための真空ポンプと、
    −前記真空ポンプを制御するための制御ユニットと、を含み、
    前記制御ユニットは、少なくとも装着モードと搾乳モードとで真空ポンプを操作し、
    前記装着モードでは前記制御ユニットは、前記真空ポンプを制御して、使用者が、前記第1の乳房受け漏斗を保持することなく、前記第1の乳房に装着させることが可能な一定の負圧を、一定期間にわたり前記第1の乳房受け漏斗内に発生させ
    前記搾乳モードでは前記制御ユニットは、前記真空ポンプを制御して、前記第1の乳房から乳汁を絞り出すための時間可変負圧プロファイルを前記第1の乳房受け漏斗内に発生させる、
    搾乳器。
  2. 前記搾乳器は、使用者の第2の乳房を受けるための第2の乳房受け漏斗をさらに含み、前記真空ポンプは、前記第1及び第2の乳房受け漏斗に流体接続され、前記搾乳モードでは、前記制御ユニットは、前記第1及び第2乳房から乳汁を絞り出すための前記時間可変負圧プロファイルを前記第1及び第2乳房受け漏斗内に発生させるように前記真空ポンプを制御する、請求項1に記載の搾乳器。
  3. 前記装着モードでは、前記制御ユニットは、前記第1及び前記第2の乳房受け漏斗内に一定の負圧を発生させるように前記真空ポンプを制御する、請求項2に記載の搾乳器。
  4. 前記搾乳器は、入力インターフェースをさらに含み、前記制御ユニットは、前記入力インターフェースの手動起動時に前記装着モードを開始する、請求項1に記載の搾乳器。
  5. 前記制御ユニットは、前記入力インターフェースの手動操作により、前記装着モードから前記搾乳モードに前記真空ポンプを切り替える、請求項4に記載の搾乳器。
  6. 前記第1の乳房受け漏斗と、当該第1の乳房受け漏斗に接続される乳汁容器とを含む第1の圧搾キットであって、前記真空ポンプ及び前記制御ユニットは第1の圧搾キットから局在的に遠隔に配置され、前記入力インターフェースの少なくとも一部は前記第1の圧搾キットに配置される、請求項4に記載の搾乳器。
  7. 前記第1の乳房受け漏斗と、当該第1の乳房受け漏斗に接続される乳汁容器を含む第1の圧搾キットをさらに含み、前記真空ポンプ及び制御ユニットは、前記第1の圧搾キットから局在的に遠隔のポンプ筐体内に配置され、前記入力インターフェースの少なくとも一部は前記ポンプ筐体に配置される、請求項4に記載の搾乳器。
  8. 前記制御ユニットは、所定の時間後に前記装着モードから前記搾乳モードへ前記真空ポンプを自動的に切り替える、請求項1に記載の搾乳器。
  9. 前記第1の乳房受け漏斗内の第1の圧力を測定する第1の圧力センサを更に含み、前記制御ユニットは、前記第1の圧力が所定の圧力閾値にある場合に前記搾乳モードを開始する、請求項1に記載の搾乳器。
  10. 第1の乳房受け漏斗と第1の乳房との接触を感知するための接触センサを更に含み、前記制御ユニットは、前記接触センサが接触を感知すれば前記装着モードを開始する、請求項1に記載の搾乳器。
  11. 前記第1の乳房受け漏斗は、当該第1の乳房受け漏斗内の第1の圧力を測定するための第1の圧力センサを含み、前記制御ユニットは、前記第1の圧力センサの圧力信号に基づいて前記真空ポンプを制御する、請求項1に記載の搾乳器。
  12. 前記真空ポンプは、前記真空ポンプを前記第1の乳房受け漏斗から分離する膜なしに、直接接続によって当該第1の乳房受け漏斗に流体接続される、請求項1に記載の搾乳器。
  13. 前記真空ポンプと第1の乳房受け漏斗との間の流体経路内に多孔膜が配置され、当該多孔膜は、前記第1の乳房受け漏斗から前記真空ポンプを分離し、気体透過性及び液体不透過性である、請求項1に記載の搾乳器。
  14. 人間の乳房から乳汁を絞り出すための搾乳器であって、前記搾乳器は、
    −使用者の第1の乳房を受けるための第1の乳房受け漏斗と、
    −第1の真空ポンプと、
    −第2の真空ポンプと、
    −制御ユニットと、
    を含み、前記制御ユニットは、
    (i)装着モード中に前記第1の真空ポンプを操作して、前記装着モードでは、使用者が、前記第1の乳房受け漏斗を保持することなく、前記第1の乳房に装着させることが可能な一定の負圧を、一定期間にわたり前記第1の乳房受け漏斗内に発生させ
    (ii)搾乳モード中に前記第2の真空ポンプを操作して、前記搾乳モードでは、前記第1の乳房から乳汁を絞り出すための時間可変負圧プロファイルを前記第1の乳房受け漏斗内に発生させ、
    (iii)前記装着モードと前記搾乳モードとの間で切り替えるために、前記第1の真空ポンプと前記第2の真空ポンプとを制御する、搾乳器。
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