JP6312079B2 - 太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置、太陽光パネル設置構造、及び太陽光パネルの設置方法 - Google Patents

太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置、太陽光パネル設置構造、及び太陽光パネルの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置、太陽光パネル設置構造、及び太陽光パネルの設置方法に関する。
従来、鉄道軌道上のレールが敷設された空間を有効に利用して太陽光発電を実施するために、太陽光パネルを鉄道軌道上に設置する試みがなされている。
例えば、特許文献1は、一対のレール(14)の下方に架設された太陽光発電枕木を開示している。この太陽光発電枕木は、レール敷設用の枕木(10)上へナット(16)を介して太陽光電池板(18)を取り付け、枕木(10)との間に通風路(22)を設けたことを特徴とする。そして、レール(14)上を車両が走行した時に通風路(22)に対流が発生して、太陽光電池板(18)を強制冷却する。
実開昭61−2501号公報
しかしながら、特許文献1の太陽光パネル設置構造では、鉄道軌道上のレールの下方に太陽光パネル(太陽光電池板(18))が配置されているため、効果的に受光面で太陽光を採光することができない。すなわち、従来構造では、運行中の鉄道との衝突を避けるために太陽光パネルが地面近傍に配置される必要があった。そのため、線路上に敷き詰められた砂利が太陽光パネル上面の受光面を覆って太陽光の受光を妨げる虞があり、あるいは、鉄道のレール体自体又は鉄道レールの枕木周辺に茂った雑草等が受光面に影を落として太陽光を遮蔽することより、安定的に太陽光を太陽光パネルで採光することができなかった。また、従来構造では、太陽光パネルの地面近傍の設置空間が一対のレール体間の狭い幅内に限られるため、設置された太陽光パネルの面積を制限して、十分な発電量を確保できないといった問題があった。さらに、特許文献1の太陽光パネル設置構造では、レール体下方において敷設面に対して平行に太陽光パネルを設置せざるをえないため、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度、受光面の面積等)が制限され、太陽光の受光効率を最適化することができない。したがって、従来の太陽光パネル設置構造では、その構造上、太陽光パネル当たりの発電効率が不十分且つ不安定であり、その実用化が実質的に困難であった。
本発明は、上記課題を解決するために、鉄道レールへの太陽光パネルの設置を実用化すべく、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに着目したものであり、その目的は、太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置、太陽光パネル設置構造、及び太陽光パネルの設置方法を提供することにある。
請求項1に記載の太陽光パネル据付台座は、鉄道レールに太陽光パネルを据え付けるための太陽光パネル据付台座であって、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体の間に架け渡され、一対のレール体の上方で太陽光パネルを間接的又は直接的に支持する架設体と、当該架設体を一対のレール体より上方に配置して各レール体に固定するための固定手段と、を備え、固定手段は、架設体をレール体に対して押圧して固定するための圧接体を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の太陽光パネル据付台座は、請求項1に記載の太陽光パネル据付台座において、架設体は一対のレール体の間隔よりも長く形成され、架設体と一対のレール体とを直角又は傾斜角で交差させて、架設体を一対のレール体に架設可能であることを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル据付台座は、請求項1又は2に記載の太陽光パネル据付台座において、架設体には、太陽光パネル全体をレール体の上方で支持する支持体を取り付けるための取付部が形成されている。
請求項に記載の太陽光パネル据付台座は、請求項1からのいずれかに記載の太陽光パネル据付台座において、固定手段は、架設体を各レール体に固定するための挟持体を備えてなり、該挟持体がレール体を直交方向から挟持することを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル据付台座は、請求項に記載の太陽光パネル据付台座において、挟持体は、互いに対向配置された一対の挟持片と、当該一対の挟持片を近接させるための近接手段とを備えてなり、該挟持片には、断面略I字形状のレール体の上面に当接する当接部と、レール体の側面を挟持するための挟持部とが設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル設置装置は、鉄道レールに太陽光パネルを設置するための太陽光パネル設置装置であって、鉄道レールに太陽光パネルを据え付けるための少なくとも1つの太陽光パネル据付台座と、当該太陽光パネル据付台座の架設体に取り付けられてレール体の上方で太陽光パネル全体を支持するための支持体と、を備え、太陽光パネル据付台座は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体の間に架け渡され、一対のレール体の上方で太陽光パネルを間接的又は直接的に支持する架設体と、当該架設体を一対のレール体より上方に配置して各レール体に固定するための固定手段と、を備え、太陽光パネル設置装置は、固定手段が設けられた複数の取付金具と、当該各取付金具に連結される架設体とを有する、複数組の架設単位体を備え、支持体は、複数組の架設単位体の中の各架設単位体に連結される複数の連結部を有することを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル設置装置は、請求項に記載の太陽光パネル設置装置において、支持体は、太陽光パネルの受光面をレール体の敷設面に対して傾斜させて支持可能であり、1つの架設体の架設方向にずれた少なくとも2箇所に支持体が連結されることを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル設置構造は、鉄道レールに太陽光パネルが設置された太陽光パネル設置構造であって、太陽光パネルを直接的又は間接的に支持している架設体が廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体に架け渡されていると共に、当該架設体がレール体より上方に配置されるようにレール体に固定手段によって固定されており、固定手段は、架設体をレール体に対して押圧して固定する圧接体を備えてなり、太陽光パネルが架設体を介してレール体の上方に据え付けられていることを特徴とする。
請求項に記載の太陽光パネル設置構造は、請求項に記載の太陽光パネル設置構造において、架設体がレール体の略直交方向に架け渡っており、架設体に直接的に、又は、架設体に取り付けられた支持体を介して、レール体の上方に太陽光パネル全体を配置するように太陽光パネルを支持していることを特徴とする。
請求項10に記載の太陽光パネル設置構造は、鉄道レールに沿って複数の太陽光パネルが設置された太陽光パネル設置構造であって、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体に沿って複数の太陽光パネル設置単位体が設置され、各太陽光パネル設置単位体では、太陽光パネルを直接的又は間接的に支持している架設体が一対のレール体に架け渡されていると共に、当該架設体がレール体より上方に配置されるようにレール体に固定されており、太陽光パネルが架設体を介してレール体の上方に据え付けられ、架設体に取り付けられた支持体は、一対のレールの間隔を超えて太陽光パネルを設置可能な大きさを有することを特徴とする。
請求項11に記載の太陽光パネルの設置方法は、鉄道レールに太陽光パネルを設置するための方法であって、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体に架設体を架け渡して固定手段によって固定するステップと、一対のレール体の上方で太陽光パネルを間接的又は直接的に架設体に固定するステップと、を含み、固定手段は、架設体をレール体に対して押圧して固定するための圧接体を備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに特徴を有する。そして、本発明は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することにより、レール体の上方空間に太陽光パネルを設置することを可能にしたものである。すなわち、本発明の太陽光パネル据付台座では、固定手段を介してレール体の上方で架設体を固定し、当該架設体が太陽光パネルをレール体の上方空間で支持することにより、太陽光パネルの受光面の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電効率への悪影響を軽減又は排除することができる。さらに、レール体の幅内の空間に限定されずに、レール体の上方空間で太陽光パネルを配置することができるので、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度や受光面積等)を大幅に向上させることができる。したがって、本発明の太陽光パネル据付台座で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルは、従来構造より高い発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。さらに、圧接体が架設体をレール体に押圧することにより、架設体をレール体に簡単に固定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、架設体が一対のレール体の間隔より長く形成されていることにより、レール体の間隔より大きい幅を有する太陽光パネルをより安定的に配置することができる。
請求項に記載の発明によれば、上記発明の効果に加えて、架設体と一対のレール体とを直角又は所定の傾斜角で選択的に交差させることにより、鉄道レールのカーブ等の軌道に応じて、架設体の向きを調整することができる。結果として、架設体上に支持される太陽光パネルの設置位置又は受光面の向きの調整幅を増加させることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、支持体を介して(間接的に)太陽光パネル全体をレール体の上方で支持することにより、簡易な構造で太陽光パネルの位置をより一層嵩上げすることができる。
本発明の一形態の発明によれば、上記発明の効果に加えて、架設体に形成された支持部で直接的に太陽光パネルを支持することにより、簡易な構造で太陽光パネルを鉄道レールに簡単に設置することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれかの発明の効果に加えて、レール体を挟持体で挟持することによって、架設体の固定手段をレール体に容易に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、断面略I形状のレール体の上面及び側面を挟持体の当接部及び挟持部の少なくとも3点で支持することにより、当該挟持体をレール体にしっかりと固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、太陽光パネル設置装置として、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに特徴を有する。そして、本発明は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することにより、レール体の上方空間に太陽光パネルを設置することを可能にしたものである。すなわち、本発明の太陽光パネル設置装置では、固定手段を介してレール体の上方で架設体を固定し、当該架設体が太陽光パネルをレール体の上方空間で支持することにより、太陽光パネルの受光面の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電効率への悪影響を軽減又は排除することができる。さらに、レール体の幅内の空間に限定されずに、レール体の上方空間で太陽光パネルを配置することができるので、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度や受光面積等)を大幅に向上させることができる。したがって、本発明の太陽光パネル設置装置では、太陽光パネル据付台座で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルは、従来構造より高い発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。さらに、架設体に取り付けられた支持体を介して太陽光パネル全体をレール体の上方で支持することにより、簡易な構造で太陽光パネルの位置をより一層嵩上げすることができる。そして、複数組の架設単位体に亘って、支持体を架け渡して固定することができることにより、太陽光パネルの支持強度を向上させて太陽光パネル自体の大型化を可能にする。
請求項に記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、支持体により太陽光パネルの受光面を地面に対して所定の傾斜角で支持可能であるので、外部環境に合わせて受光面の傾斜角を調整して、受光面で太陽光をより効果的に採光することができる。
請求項に記載の発明によれば、上記発明の効果に加えて、支持体を複数箇所で架設体に固定することができることにより、支持体の架設体に対する相対位置を調整することが可能である。
請求項に記載の発明は、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに特徴を有する。本発明は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することにより、レール体の上方空間に太陽光パネルを設置したものである。すなわち、本発明の太陽光パネル設置構造では、レール体の上方で固定された架設体が太陽光パネルをレール体の上方空間で支持していることにより、太陽光パネルの受光面の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電効率への悪影響を軽減又は排除することができる。さらに、レール体の幅内の空間に限定されずに、レール体の上方空間で太陽光パネルを配置しているので、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度や受光面積等)を大幅に向上させることができる。したがって、本発明の太陽光パネル設置構造で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルは、従来構造より高い発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。さらに、圧接体が架設体をレール体に押圧することにより、架設体をレール体に簡単に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、架設体に取り付けられた支持体を介して太陽光パネル全体をレール体の上方で支持することにより、簡易な構造で太陽光パネルの位置をより一層嵩上げすることができる。
本発明の一実施形態の発明によれば、上記発明の効果に加えて、一対のレールの間隔よりも太陽光パネルの幅が大きいため、個々の太陽光パネル受光面の面積が増大し、結果として、太陽光パネル設置構造全体の発電量を増加させることができる。
請求項10に記載の発明は、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに特徴を有する。本発明は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することにより、レール体の上方空間に太陽光パネルを設置したものである。すなわち、本発明の太陽光パネル設置構造では、レール体の上方で固定された架設体が太陽光パネルをレール体の上方空間で支持していることにより、太陽光パネルの受光面の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電効率への悪影響を軽減又は排除することができる。さらに、レール体の幅内の空間に限定されずに、レール体の上方空間で太陽光パネルを配置しているので、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度や受光面積等)を大幅に向上させることができる。その上、複数の太陽光パネル設置単位体が1以上の太陽光パネルを鉄道レールに沿ってその沿線上に設置可能であるため、比較的大規模な発電手段を構築可能である。したがって、本発明の太陽光パネル設置構造で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルは、従来構造より高い発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。さらに、一対のレールの間隔よりも大きい幅の太陽光パネルを設置することにより、個々の太陽光パネル受光面の面積を増大させ、結果として、太陽光パネル設置構造全体の発電量を増加させることができる。
本発明の一実施形態の発明によれば、上記発明の効果に加えて、鉄道レールの敷設方向に応じて、架設角度及び傾斜角度を調整したことで、太陽光パネルの受光面の向きを太陽光に対して最適化することができる。
請求項11に記載の発明によれば、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することに特徴を有する。本発明は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体を利用することにより、レール体の上方空間に太陽光パネルを設置したものである。すなわち、本発明の太陽光パネルの設置方法では、レール体の上方で固定された架設体が太陽光パネルをレール体の上方空間で支持することにより、太陽光パネルの受光面の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電効率への悪影響を軽減又は排除することができる。さらに、レール体の幅内の空間に限定されずに、レール体の上方空間で太陽光パネルを配置可能であるので、太陽光パネルの設置の自由度(例えば、受光面の傾斜角度や受光面積等)を大幅に向上させることができる。したがって、本発明の太陽光パネルの設置方法で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルは、従来構造より高い発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。さらに、圧接体が架設体をレール体に押圧することにより、架設体をレール体に簡単に固定することができる。
本発明の一実施形態における太陽光パネル設置構造の斜視図。 図1の太陽光パネル設置構造の側面図。 図1の太陽光パネル設置構造の正面図。 図1の太陽光パネル設置構造の架設体の(a)斜視図、(b)横断面図。 図1の太陽光パネル設置構造の取付金具の斜視図。 図5の取付金具の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図。 図5の取付金具の断面図。 図5の取付金具の分解斜視図。 図1の太陽光パネル設置構造の支持体の斜視図。 図9の支持体の(a)側面図及び(b)正面図。 図1の太陽光パネル設置構造(太陽光パネル据付台座)の部分拡大斜視図。 図11の太陽光パネル設置構造の(a)正面図、(b)平面図、(c)側面図。 図11の太陽光パネル設置構造において、架設体をレール体に対して傾斜させて配置した形態を示す模式図(架設体の立壁で切断した断面図)。 図11の太陽光パネル設置構造の分解斜視図。 一実施形態の太陽光パネル設置構造において、鉄道レールの敷設方向に応じて太陽光パネルの受光面を特定の方角(南)に向けた形態を示す模式図であって、(a)は、レール体が南北方向に敷設された場合、(b)は、レール体が東西方向に敷設された場合、(c)は、レール体が北東−南西方向に敷設された場合を示している。 図15(b)に示した太陽光パネル設置構造の斜視図。 図15(c)に示した太陽光パネル設置構造の斜視図。 曲折する鉄道レールに沿って複数の太陽光パネル設置単位体(又は架設単位体)が配置され、複数の太陽光パネルを南方に向けて支持する太陽光パネル設置構造を示す模式図。 本発明の別実施形態(実施例2)における太陽光パネル設置構造の斜視図。 図19の太陽光パネル設置構造の(a)側面図、(b)平面図。 本発明の別実施形態(実施例3)における太陽光パネル設置構造の斜視図。 図21の太陽光パネル設置構造の(a)側面図、(b)平面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
(実施例1)
図1〜3は、本発明の一実施形態の太陽光パネル設置構造10の斜視図、側面図及び正面図である。太陽光パネル設置構造10は、太陽光パネルP(仮想線)を一対のレール体R、Rの上方に設置した構造である。当該太陽光パネル設置構造10では、太陽光パネルPをレール体Rに据え付けるための太陽光パネル据付台座100’がレール体Rに固定されている。そして、該太陽光パネル据付台座100’上に支持体130が取り付けられており、支持体130を介して太陽光パネルPが太陽光パネル据付台座100’で支持されている。
本太陽光パネル設置構造10におけるレール体Rは、列車が所定期間運行していない鉄道レールであり、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されたものである。すなわち、各レール体Rは、一般的な鉄道レールとして敷設されたものであり、図示しないが、一対のレール体R、Rの間には枕木が敷かれ、その周囲には砂利が敷き詰められている。
本実施形態の太陽光パネル据付台座100’は、平行に配置された一対のレール体R、Rの間に架け渡された架設体110と、該架設体110をレール体Rより上方に配置するように各レール体R、Rに固定するための複数の取付金具120(固定手段)とを備える。この架設体110の上面に穿設された取付部114と支持体130の下部に配置された連結部133とを介して、太陽光パネルPが取り付けられた支持体130が架設体110に連結されている。そして、本実施形態の太陽光パネル設置装置100は、架設体110及び取付金具120からなる太陽パネル据付台座100’と、該太陽パネル据付台座100’に取り付けられて太陽光パネルPを上向きで支持する支持体130とから構成されている。
図2に示すとおり、2本の架設体110が幅tで離隔して平行に配置されており、支持体130が架設体110に架設されている。また、図3に示すとおり、一対のレール体R、Rは、間隔Wで離隔しており、当該一対のレール体R、Rの敷設方向を受光面P1が向くように、太陽光パネルPが支持体130の上面に固定されている。そして、一対のレール体R、Rの外側まで太陽光パネルPが延在している。本実施形態では、太陽光パネルPの幅は、一対のレール体R、R間の間隔Wの約3倍であり、列車の幅(約3〜4メートル)とほぼ等しく設定されている。また、廃線又は不使用の鉄道レールが使用されているため、レール体R、Rの間隔Wはその路線の規格によって定められている。
なお、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’は、1つの架設体110及び4つの固定手段(取付金具)120からなる少なくとも1組の構造体(台座)を示す概念である。また、太陽光パネル設置装置100は、1枚又は複数枚の太陽光パネルPを設置するための装置であり、本実施形態では、2つの架設体110、8つの取付金具120及び1つの支持体130からなる。そして、太陽光パネル設置構造10、10’は、(レール体Rに設置された)1又は複数組の太陽光パネル設置装置100(又は太陽光パネル据付台座100’)、支持体130及び太陽光パネルPを含む全体構造を示す概念である。さらに、当該太陽光パネル設置構造10において、1本の架設体110を一対のレール体R、Rに複数の取付金具120(本実施形態では4つ)で固定した1ユニットの構造体を架設単位体と定めた。また、太陽光パネルPを支持する、複数の架設単位体(本実施形態では2ユニット)と支持体130とからなる1ユニットの構造体を太陽光パネル設置単位体と定めた。
次に、太陽光パネル設置装置100(又は太陽光パネル設置構造10)の各構成要素である架設体110、取付金具120及び支持体130を説明する。
図4は、一実施形態の架設体110の斜視図である。図4に示すとおり、架設体110は、横断面I字形状に形成された長尺体である。この架設体110は、長さLを有しており、一対のレール体R、Rの間隔Wよりも少なくとも長い(L>W)。また、架設体110は、所定幅で架設方向に延びる底壁111と、該底壁111の幅方向の中心で略垂直に立設した立壁112と、該立壁112の上端に設けられ、底壁111に対向して延びる頂壁113とからなる。頂壁113には、複数の貫通孔である取付部114が穿設されており、支持体130の連結部133を介してボルトで連結可能である。本実施形態では、取付部114は、外側の対である第1取付部114aと、内側の対である第2取付部114bとからなる。そして、第1取付部114aの間隔をd1、第2取付部114bの間隔をd2と定めた。
なお、様々な大きさ又は形状の支持体の連結部の位置に合致させるべく、任意の位置に3つ以上の取付部を穿設することも可能である。あるいは、取付部を貫通孔でなく、クランプ、溶接等で固定される任意の位置として定めることも可能である。さらに、本実施形態の架設体110は、鋼材で作製されたものであるが、硬質の合成樹脂等を成形して作製することも可能である。
図5は一実施形態の取付金具120の斜視図であり、図6は該取付金具120の平面図、正面図及び側面図、並びに、図7は該取付金具120の断面図である。図5〜7に示すとおり、取付金具120は、一対の挟持片122からなる挟持体121と、該挟持片122を相互に近接させるための近接手段123(締結ボルト123a及び締結ナット123b)と、対象(架設体110)をレール体Rに対して押圧して固定するための圧接体124と、を備える。
挟持体121を構成する一対の挟持片122は、それぞれ正面視略コ字状の同一形状を有している。この挟持片122の上側及び下側で、他方の挟持片122に向かって上方及び下方突出部122a、122bがそれぞれ突出している。そして、各挟持片122が互いに近接及び締結された状態では、上方突出部122aがほぼ当接するように近接し、他方、下方突出部122bがレール体Rをその間に挟み込むべく離隔している。また、下方突出部122bは、正面視(図6(b)参照)において、基端から先端にかけて細幅となっており、その上面に傾斜面を形成している。さらに、当該挟持体121の側方を貫通孔122cが貫通しており、締結ボルト123aが挿通されている。そして、各挟持片122は、近接手段123としての締結ボルト123a及び締結ナット123bを螺合することで互いに近接して締結可能である。なお、図6(b)(c)に示すとおり、各挟持片122の側面における貫通孔122cの下方位置で、突起122dが形成されており、螺合した締結ボルト123aの頭部及び締結ナット123bの回り止めとして機能する。
さらに、挟持体121の側方内面(各挟持片122の側面)には、レール体Rの側面を挟圧するための挟持部125が形成され、且つ、挟持体121の上方内面(すなわち、各上方突出部122aの下面)には、レール体Rの上面に当接するための当接部126が形成されている。この当接部126は、挟持片122の側壁から直角(水平方向)に延在した所定面積のフランジとして形成されている。すなわち、当接部126はレール体Rの上面と面接触可能であり、設置時に所定の摩擦力を発揮して、連結強度を高めることができる。また、各挟持片122の上方突出部122aに穿設された孔に下面からボルト体127が螺着しており、そのボルト軸が上方を向いて立設している。すなわち、挟持体121の上面から、一対のボルト体127が突出しており、ナット体128を該ボルト体127の軸に螺着することで、圧接体124を下方に押し下げることができる。
圧接体124は、断面L字形状の板体として形成されている。圧接体124は、挟持体121の上面に配置される第1板部124aと、該第1板部124aの端辺から略垂直に垂下する第2板部124bとからなる。圧接体124の第1板部124aの央部には、2つのT字形状の長孔124cが穿設されており、当該一対の長孔124cを一対のボルト体127が貫通している。当該ボルト体127は、長孔124c内を相対移動可能であり、後述するとおり、架設体110の架設方向に伴って、圧接体124の向きを変更することができる。また、長孔124cのT字形状とすることにより、(長孔124cの内縁面に係止されることなく)圧接体124を挟持体121の上面で滑らかに回動させることができる。そして、圧接体124の第2板部124bの下端縁には、架設体110に当接して下方に押圧するための押圧部124dが設けられている。
図8は取付金具120の分解斜視図である。図8に示すとおり、各挟持片122の側方に設けられた貫通孔122cが合致した状態で、1本の締結ボルト123aが両貫通孔122cを貫通して、締結ボルト123a先端に締結ナット123bが螺着することにより、一対の挟持片122、122が連結される。すなわち、締結ボルト123aに対して締結ナット123bを螺進させることにより、両挟持片122、122が近接移動する。さらに、挟持体121上面から上方に突出した2本のボルト体127が圧接体124の長孔124c内に挿通され、ナット体128をボルト体127に螺着することにより、圧接体124が挟持体121に組み付けられる。なお、本実施形態の取付金具120は、鋼板を屈曲又は穿孔等することにより作製されたものであるが、硬質の合成樹脂等で成形して作製することも可能である。
図9は一実施形態の支持体130の斜視図であり、図10は該支持体130の側面図及び正面図である。図9及び図10に示すとおり、支持体130は、複数の線材を組み合わせて構成されており、側面視において略直角三角形状を有している。そして、当該支持体130は、太陽光パネルPを所定高さに維持するための脚部131と、該脚部131の上端で太陽光パネルPを支持するための支持部132と、該脚部131の下端で架設体110に固定される連結部133と、を備えている。
図10(a)で示した側面視のとおり、当該支持部132は、太陽光パネルPを鉄道レールの敷設面(水平面)に対して傾斜角αで傾斜させて支持するように、その後方側がその前方側よりも高い位置に配置され、支持体130の上面に傾斜面を構成している。つまり、支持体130の前方から後方にかけて、脚部131が徐々に高くなることにより、傾斜角αの支持部132の傾きを形成している。そして、当該支持部132の傾きと太陽光パネルPの受光面P1の傾きとが実質的に一致し、その法線の水平成分の向き(方角)を、例えば南方に調整することにより、発電効率を最適化することができる。なお、太陽光パネルPと支持部132との連結は、図示しないが、クランプ、ボルト、溶接等の取付手段を採用することができ、当業者であれば、任意に選択可能である。また、本実施形態では、傾斜角αは、約30度で設定されている。一般的に、この角度は日本での太陽光発電において発電(受光)効率が最も高い値として知られている。しかしながら、敷設面の傾斜等の周囲環境に合わせて、傾斜角αを任意に設定することができる。
また、複数の連結部133が、脚部131の下端で複数箇所に設けられている。この連結部133はボルトが貫通可能な孔であり、当該連結部133と架設体110に穿設された取付部114とをそれぞれ合致させてボルトナット対等で固定可能である。支持体130の支持部132の傾斜方向を第1方向と定め、該傾斜方向に直交する方向を第2方向と定める。そして、この第1方向に沿った低い側及び高い側の連結部133、133間の間隔をd3と定め(図10(a)参照)、(第1方向に直交する)第2方向に沿った低い側同士又は高い側同士の連結部133、133の間隔をd4と定めた(図10(b)参照)。後述するとおり、支持体130を架設体110に対して平面視で双方向に90度単位で回転させて取り付け可能であるように、各連結部133と各取付部114との相対的な位置関係が設定されるのが好ましい。
なお、本実施形態では、取付部114及び連結部133は貫通孔として形成されているが、貫通孔によるボルト連結に代えて、クランプや溶接等の他の固定手段を採用することも可能である。また、本実施形態では、支持部132は1枚の太陽光パネルPを設置するように構成されているが、複数枚の太陽光パネルを設置するように構成することも可能である。さらに、本実施形態の支持体130は、鋼鉄製の線材を溶接して作製されたものであるが、硬質の合成樹脂等で成形することによっても作製可能である。
上記各部材の説明を踏まえ、図11及び図12を参照して、架設体110をレール体Rに固定した太陽光パネル据付台座100’(太陽光パネル設置構造10)をより詳細に説明する。
図11及び図12は、図1の太陽光パネル設置構造10(又は架設単位体)の部分拡大図(支持体130及び太陽光パネルPを図示せず)であり、一方のレール体Rに2つの取付金具120を介して架設体110が固定された形態を示している。なお、本実施形態では、架設体110が一対のレール体R、Rに直交して架け渡されている。
図11及び図12(a)に示すとおり、各レール体Rは、一般的な鉄道レールの形状(断面視略I字形状を有する長尺体)を有しており、地面に配置された幅広のレール底部R1と、該レール底部R1から立設した幅狭のレール腹部R2と、該レール腹部R2の上部で膨出した幅広のレール頭部R3とを備える。そして、レール頭部R3を側方(レール体Rの敷設方向に直交する方向)から挟持体121で挟持することにより、複数の取付金具120がレール体Rに固定されている。
より詳細には、本実施形態では、1本の架設体110を一方のレール体Rに固定するために、架設体110を挟んで一対の取付金具120、120が一方のレール体Rに固定されている。そして、各取付金具120において、一対の挟持片122、122が近接手段123で近接されて、レール頭部R3の側面を挟持部125で挟圧している。このとき、挟圧片122の下方突出部122b上面に設けられた傾斜面が、レール頭部R3をその下面から相対的に押し上げて、当接部126とレール頭部R3とが実質的に圧接している。つまり、水平方向及び垂直方向の2方向で、挟持片122がレール頭部R3を挟圧することにより、取付金具120がレール体Rにしっかりと固定されている。
そして、図11及び図12(b)(c)に示すとおり、架設体110がレール頭部R3の上面に載置され、該架設体110の両側に配置された圧接体124が、架設体110をレール頭部R3に対して押圧している。すなわち、取付金具120のナット体128が該ボルト体127に対して締め付けられ、圧接体124の押圧部124dが架設体110の底壁111上面を下方に押圧することにより、底壁111下面がレール頭部R3上面に圧接して、架設体110が一方のレール体Rに固定されている。
また、図13に示すように、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’では、架設体110とレール体Rとが交差する架設角度を直交状態から傾斜させて、架設体110をレール体Rに固定することが可能である。この架設角度は、直交状態から傾斜した傾斜角βで表される。この傾斜角βは、直交方向からのずれを示す絶対値であり、架設体110は双方向に回動可能である。このように架設体110を傾斜させて固定する際、架設体110の傾斜角βに合わせて、取付金具120の圧接体124を挟持体121に対して回動させることにより、傾斜した架設体110を圧接体124の押圧部124dでしっかりと押圧することができる。より詳細には、挟持体121から立設したボルト体127を圧接体124の長孔124c内で相対移動させて、ボルト体127にナット体128を螺着することにより、圧接体124の押圧部124dと架設体110とを略平行に(または平行に近付けて)配置し、押圧部124d全体を架設体底壁111上面に圧接させることができる。したがって、本実施形態では、架設体110を傾斜角βで傾斜させた場合においても、同様の連結強度で、取付金具120が架設体110をレール体Rに対して固定可能である。
本実施形態では、架設体110の長さLがレール体R、Rの間隔Wより大きく設定されており、架設体110をレール体R、R間に架け渡し可能な範囲まで双方向に傾斜角βで傾斜させることができる。後述するとおり、架設体110の傾斜角βを変更することにより、架設体110上の太陽光パネルPの受光面P1の向きを調整することができる。なお、傾斜角βを双方向に少なくとも45度まで増加させても架設体110を一対のレール体R間に架け渡し可能であるように、架設体110の長さLを設定することが好ましい。より具体的には、L≧√2Wであることが好ましい。なぜなら、本実施形態のような支持体130を90度回転させて架設体110に取付可能な形態では、後述するとおり、少なくとも45度の傾斜角βの調整と支持体130の90度ごとの回転とを組み合わせることで、太陽光パネルPの向きを全方位に調整可能となるからである。
図14は、図11及び図12の太陽光パネル設置構造10(又は架設単位体)の分解斜視図である。なお、説明の便宜上、図14は架設体110の一方側の取付金具120のみを描写している。この図14を参照して、太陽光パネル設置構造10の架設単位体を構築する工程を説明する。
まず、一対のレール体R、Rの間に架設体110を架け渡して配置する。次に、架設体110の両側で複数の取付金具120の挟持体121を一対のレール体R、Rに対してそれぞれ固定する。そして、架設体110を配置する角度及び位置を定めた後、挟持体121のボルト体127及び圧接体124の長孔124cを介して、圧接体124を挟持体121上に配置する。続いて、押圧部124dで架設体110の底壁111を押圧するように、ナット体128をボルト体127に対して締め付けることにより、架設体110の両端を各レール体Rに固定して、架設単位体(本実施形態では2本の架設体110及び8つの取付金具120)を構築することができる。そして、複数組の架設単位体をレール体Rに沿って構築し、複数組(本実施形態では2組)の架設体単位体に支持体130を架け渡して固定する。最後に、支持体130の支持部132上に太陽光パネルPを任意の固定手段で固定することにより、太陽光パネルP全体をレール体Rの上方で支持する太陽光パネル設置構造10を構築可能である。
一般的に、発電量を最大化するために、太陽光パネルPの受光面P1を南側に向けることが好ましい。本実施形態の太陽光パネル設置装置100では、太陽光パネル据付台座100’及び支持体130の配列を変更することにより、レール体Rの敷設方向に拘わらず、太陽光パネルPの受光面P1を南側(又は所望の方向)に向けることができる。図15は、(a)鉄道レールの敷設方向が南北である場合、(b)鉄道レールの敷設方向が東西である場合、及び、(c)鉄道レールの敷設方向が北東−南西(又は北西−南東でもよい)である場合において、太陽光パネルPの受光面P1を南方に向けた太陽光パネル設置構造10の各模式図である。なお、図中の上側が北であると共に、図中の矢印が太陽光パネルPの受光面P1の向きを表している。
図15(a)の太陽光パネル設置装置100(又は太陽光パネル設置構造10)は、図1〜3で示した形態と同様である。すなわち、架設体110の間隔tと連結部133の第1方向の間隔d3とが対応しており、且つ、架設体110の外方の第1取付部114aの間隔d1と連結部133の第2方向の間隔d4とが対応していることにより、4つの連結部133と(2本の架設体110の)第1取付部114aとが合致して、支持体130が架設体110に固定されている。
図15(b)の太陽光パネル設置装置100(又は太陽光パネル設置構造10)では、東西方向に敷設されたレール体Rに対応すべく、図15(a)の形態から、支持体130を架設体110に対して90度回転させて配置したものである。図16に示すとおり、この形態では、架設体110の間隔tと連結部133の第2方向の間隔d4とが対応しており、且つ、架設体110の内方の第2取付部114bの間隔d2と連結部133の第1方向の間隔d3とが対応していることにより、4つの連結部133と(2本の架設体110の)第2取付部114bとが合致して、支持体130が架設体110に固定されている。つまり、本形態の太陽光パネル設置構造10は、図15(a)の形態から、架設体110の間隔tを調整し、且つ、連結部133と他方の取付部114bとを合わせることにより、支持体130を架設体110に対して一方に90度回転させて固定して、太陽光パネルPの受光面P1を南方に向けたものである。
図15(c)の太陽光パネル設置装置100(又は太陽光パネル設置構造10)では、北東−南西(又は北西−南東でもよい)方向に敷設されたレール体Rに対応すべく、図15(a)の形態から架設体110をレール体R(の敷設方向)に対して傾斜角β(≒45度)で傾斜させて配置したものである。図17に示すとおり、本太陽光パネル設置装置100における架設体110と支持体130との配列関係は、図15(a)と同様である。つまり、本太陽光パネル設置構造10は、レール体Rの敷設方向に合わせて傾斜角βを調整したことにより、太陽光パネルPの受光面P1を南方に向けたものである。
そして、図15(b)及び図16で示した支持体130の90度単位の回転(例えば、一方向に90度、180度(反転)、270度の回転)と、図15(c)及び図17で示した架設体110の傾斜(好ましくは、最大傾斜角βmax≧45度)とを組み合わせることにより、レール体Rの敷設方向に拘わらず、常に太陽光パネルPの受光面P1を所望の方向(具体的には南の方角)に向けることができる。
なお、本実施形態では、上述したとおり、架設体110に2組の取付部114a、114bが設けられ、取付部114a、114bの間隔d1、d2が連結部133の間隔d4、d3にそれぞれ対応するように設計されているが、4つの連結部133を同一円上に配置すると共に間隔d3、d4を等しくすることにより、取付部114を1組(すなわち、d1=d2)とすることができる。この場合、架設体110の間隔tが間隔d3、d4と等しく定められるため、架設体110の間隔tを変更することなく、支持体130を双方向に90度回転させるだけで、取付部114及び連結部133を合致させて、互いを固定することができる。
図18は、曲折して敷設された鉄道レールに対して、複数の太陽光パネルPを設置すべく、複数の架設単位体を並設した太陽光パネル設置構造10’を示している。なお、図18の上方が北の方角である。前述したとおり、2ユニットの架設単位体上に支持体130が配置されて1ユニットの太陽光パネル設置単位体(すなわち、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネルPの組み合わせ体)を構成している。そして、図18に示すとおり、各位置の太陽光パネル設置単位体ごとに、レール体Rの直線路及び屈曲路に合わせて、架設体110及び支持体130の配置関係が調整されたことにより、太陽光パネルPの受光面P1が(最も発電効率が高い)南方に向けられている。すなわち、鉄道レールに沿って並列した太陽光パネル設置単位体の各々で太陽光パネルPの発電効率を最適化することにより、太陽光パネル設置構造10’全体として、高い発電効率を達成している。
以下、本発明に係る一実施形態の太陽光パネル据付台座100’、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネル設置構造10の作用効果について説明する。
本実施形態の太陽光パネル据付台座100’、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネル設置構造10では、特に廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体R、Rを利用することに特徴を有する。従来の鉄道レールへの太陽光パネル設置構造では、鉄道が定期的に運行する鉄道レールを利用することを前提としており、レール体の上方に太陽光パネルを設置すると走行車両が太陽光パネルに衝突するため、太陽光パネルをレール体の下方空間以外に配置する選択肢が存在していなかった。これに対して、本実施形態は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体R、Rを利用することにより、このような既成概念を打ち破り、レール体Rの上方空間に太陽光パネルPを設置することを可能にしたものである。すなわち、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネル設置構造10では、取付金具120(固定手段)を介してレール体Rの上方で架設体110を固定し、当該架設体110が太陽光パネルPをレール体Rの上方空間で支持することにより、太陽光パネルPの受光面P1の位置を嵩上げして、レール近傍の砂利、雑草等の遮蔽物から受ける発電への悪影響を最小化することができる。さらに、レール体Rの幅内の空間に限定されずに、レール体Rの上方空間で太陽光パネルPを配置することができるので、太陽光パネルPの受光面P1の傾斜角度αを最適化し、且つ、受光面積を増大させることができる。したがって、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’及び太陽光パネル設置構造10で鉄道レールに据え付けられた太陽光パネルPは、実用に足る発電効率を発揮することが可能である。そして、電力が必要な場合に、鉄道が運行しない鉄道レール(例えば、廃線、災害等による利用不能な線路、建設中の線路等)を有効に利用することができる。
また、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネル設置構造10では、取付金具120が架設体110をレール体Rに対して傾斜させて固定可能であり、且つ、支持体130を架設体110に対して回転して固定可能である。そのため、鉄道レールの直線路や屈曲路に応じて、レール体Rに対する架設体110の架設角度(好適には、最大傾斜角βmax≧45度)を調整すること、及び、架設体110に対する支持体130の向きを90度単位で回転させることにより、太陽光パネルPの受光面P1の向きを常に発電量が最大となる方向(一般的に南の方角)に向けることができる。すなわち、本実施形態の太陽光パネル据付台座100’及び太陽光パネル設置構造10は、鉄道レールの敷設方向に拘わらず、発電効率を最大化するように太陽光パネルPを設置可能である。
以上のとおり、本発明の一実施形態である太陽光パネル据付台座100’、太陽光パネル設置装置100及び太陽光パネル設置構造10を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。本発明の別実施形態の太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置及び太陽光パネル設置構造を以下に説明する。
(実施例2)
図19〜20は、本発明の別実施形態の太陽光パネル据付台座200’、太陽光パネル設置装置200及び太陽光パネル設置構造20を示している。太陽光パネル設置装置200(太陽光パネル据付台座200’)は、レール体Rに架設されると共に太陽光パネルPを傾斜させて支持する架設支持体210と、該架設支持体210をレール体Rに固定するための固定手段220と、を備える。架設支持体210は複数の線材を組み合わせて構成されており、当該架設支持体210の基本的な構造は支持体130の構造と共通している。すなわち、当該架設支持体210は、太陽光パネルPを所定高さに維持するための脚部211と、該脚部211の上端で太陽光パネルPを支持するための支持部212と、該脚部211の下端でレール体Rに固定される連結部213と、を備えている。そして、図20(a)で示した側面視のとおり、当該支持部212は、太陽光パネルPを水平面に対して傾斜角αで傾斜させて支持するように、その後方側がその前方側よりも高い位置に配置され、架設支持体210の上面に傾斜面を構成している。
図19〜20に示すとおり、実施例1の形態と比較して、図19の実施形態は、架設体110を省略して、架設支持体210(又は支持体130)をレール体Rに固定手段を介して直接的に固定したものである。より具体的には、固定手段220として、レール体Rの所定位置にビス孔を穿設し、当該ビス孔と連結部233とをビスで固定することにより、架設支持体210がレール体Rのレール頭部R3に直接固定されている。つまり、本実施形態の架設支持体210は、太陽光パネルPを支持するための支持体として機能すると共に、本質的に架設体として機能している。すなわち、該架設支持体210は、支持部を有する架設体として解釈することができる。このように、本発明の太陽光パネル据付台座、太陽光パネル設置装置及び太陽光パネル設置構造では、レール体に架け渡るものが架設体と定められ、本発明の技術的思想の下で、該架設体の構造又は形状等を任意に設計又は選択可能である。
本実施形態では、実施例1と比較して、架設体110を省略することにより、設置に要する工程及びコストを削減したものであるが、太陽光パネルPの受光面P1の向きを微調整することができない。しかしながら、鉄道レールの敷設方向に応じて、実施例1の太陽光パネル設置装置100と実施例2の太陽光パネル設置装置200を使い分けることにより、太陽光パネル設置構造全体の発電効率を下げることなく、コスト及び設置工数を効果的に削減することができる。
(実施例3)
図21〜22は、本発明の別実施形態の太陽光パネル据付台座300’及び太陽光パネル設置構造30を示している。太陽光パネル据付台座300’は、レール体Rに架設されると共に太陽光パネルPを傾斜させて支持する架設体310と、該架設体310をレール体Rに固定するための取付金具320(固定手段)と、を備える。すなわち、実施例1の形態と比較して、図21の実施形態は、支持体130を省略して、架設体110に太陽光パネルPを直接的に(ビスやクランプや溶接等の当業者にとって想定可能な取付手段によって)固定したものである。
実施例3の太陽光パネル設置据付台座300’では、実施例1と同様に、架設体310をレール体Rに対して傾斜角βで傾斜させて架設可能である。また、実施例3の形態では、太陽光パネルPは地面と水平に配置されているが、前後の架設体310の高さを相違させることにより、太陽光パネルPの受光面P1を所望の傾斜角で傾斜させて配置することも可能である(図示せず)。あるいは、所定の傾斜角を有する構造の太陽光パネルを用いることにより、太陽光パネルの受光面を傾斜させて配置することも可能である。例えば、太陽光パネルPと支持体130とをユニット化したものを支持体単位体(又は太陽光パネルユニット)として、該支持体単位体を太陽光パネル設置据付台座300’に取り付けることも可能である。なお、実施例3の太陽光パネル設置据付台座300’と支持体単位体(太陽光パネルP及び支持体130のユニット)とを組み合わせたものは、実施例1の太陽光パネル設置構造10に相当する。すなわち、本発明の太陽光パネル据付台座は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体に固定されて、レール体より上方で太陽光パネルを支持することを技術的特徴としており、当業者が考え得る限り、様々な形態を採用することができる。
したがって、本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 太陽光パネル設置構造
100 太陽光パネル設置装置
100’ 太陽光パネル据付台座
110 架設体
111 底壁
112 立壁
113 頂壁
114 取付部
120 取付金具(固定手段)
121 挟持体
122 挟持片
122a 上方突出部
122b 下方突出部
122c 貫通孔
123 近接手段
124 圧接体
124a 第1板部
124b 第2板部
124c 長孔
124d 押圧部
125 挟持部
126 当接部
127 ボルト体
128 ナット体
130 支持体
131 脚部
132 支持部
133 連結部
R レール体
R1 レール底部
R2 レール腹部
R3 レール頭部
P 太陽光パネル
P1 受光面
W 一対のレール体の間隔
L 架設体の長さ

Claims (11)

  1. 鉄道レールに太陽光パネルを据え付けるための太陽光パネル据付台座であって、
    廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体の間に架け渡され、前記一対のレール体の上方で前記太陽光パネルを間接的又は直接的に支持する架設体と、
    当該架設体を前記一対のレール体より上方に配置して各レール体に固定するための固定手段と、を備え
    前記固定手段は、前記架設体を前記レール体に対して押圧して固定するための圧接体を備えてなることを特徴とする太陽光パネル据付台座。
  2. 前記架設体は前記一対のレール体の間隔よりも長く形成され、前記架設体と前記一対のレール体とを直角又は傾斜角で交差させて、前記架設体を前記一対のレール体に架設可能であることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル据付台座。
  3. 前記架設体には、前記太陽光パネル全体を前記レール体の上方で支持する支持体を取り付けるための取付部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光パネル据付台座。
  4. 前記固定手段は、前記架設体を前記各レール体に固定するための挟持体を備えてなり、前記挟持体が前記レール体を直交方向から挟持することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の太陽光パネル据付台座。
  5. 前記挟持体は、互いに対向配置された一対の挟持片と、当該一対の挟持片を近接させるための近接手段とを備えてなり、前記挟持片には、断面略I字形状の前記レール体の上面に当接する当接部と、前記レール体の側面を挟持するための挟持部とが設けられていることを特徴とする請求項に記載の太陽光パネル据付台座。
  6. 鉄道レールに太陽光パネルを設置するための太陽光パネル設置装置であって、
    前記鉄道レールに前記太陽光パネルを据え付けるための少なくとも1つの太陽光パネル据付台座と、
    当該太陽光パネル据付台座の架設体に取り付けられて前記レール体の上方で前記太陽光パネル全体を支持するための支持体と、を備え
    前記太陽光パネル据付台座は、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体の間に架け渡され、前記一対のレール体の上方で前記太陽光パネルを間接的又は直接的に支持する架設体と、当該架設体を前記一対のレール体より上方に配置して各レール体に固定するための固定手段と、を備え、
    前記太陽光パネル設置装置は、前記固定手段が設けられた複数の取付金具と、当該各取付金具に連結される前記架設体とを有する、複数組の架設単位体を備え、
    前記支持体は、複数組の架設単位体の中の各架設単位体に連結される複数の連結部を有することを特徴とする太陽光パネル設置装置。
  7. 前記支持体は、前記太陽光パネルの受光面を前記レール体の敷設面に対して傾斜させて支持可能であり、1つの架設体の架設方向にずれた少なくとも2箇所に前記支持体が連結されることを特徴とする請求項に記載の太陽光パネル設置装置。
  8. 鉄道レールに太陽光パネルが設置された太陽光パネル設置構造であって、
    前記太陽光パネルを直接的又は間接的に支持している架設体が、廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体に架け渡されていると共に、前記架設体が前記レール体より上方に配置されるように前記レール体に固定手段によって固定されており、前記固定手段は、前記架設体を前記レール体に対して押圧して固定する圧接体を備えてなり、前記太陽光パネルが前記架設体を介して前記レール体の上方に据え付けられていることを特徴とするレール体への太陽光パネル設置構造。
  9. 前記架設体が前記レール体の略直交方向に架け渡っており、前記架設体に直接的に、又は、前記架設体に取り付けられた支持体を介して、前記レール体の上方に前記太陽光パネル全体を配置するように前記太陽光パネルを支持していることを特徴とする請求項に記載の太陽光パネル設置構造。
  10. 鉄道レールに沿って複数の太陽光パネルが設置された太陽光パネル設置構造であって、
    廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設された一対のレール体に沿って複数の太陽光パネル設置単位体が設置され、
    前記各太陽光パネル設置単位体では、前記太陽光パネルを直接的又は間接的に支持している架設体が前記一対のレール体に架け渡されていると共に、前記架設体が前記レール体より上方に配置されるように前記レール体に固定されており、前記太陽光パネルが前記架設体を介して前記レール体の上方に据え付けられ
    前記架設体に取り付けられた支持体は、前記一対のレールの間隔を超えて前記太陽光パネルを設置可能な大きさを有することを特徴とする太陽光パネル設置構造。
  11. 鉄道レールに太陽光パネルを設置するための方法であって、
    廃線又は不使用の鉄道軌道上に敷設されている一対のレール体に架設体を架け渡して固定手段によって固定するステップと、
    前記一対のレール体の上方で太陽光パネルを間接的又は直接的に前記架設体に固定するステップと、を含み、
    前記固定手段は、前記架設体を前記レール体に対して押圧して固定するための圧接体を備えてなることを特徴とする太陽光パネルの設置方法。
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