JP6309793B2 - アレイ導波路格子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アレイ導波路格子及びその製造方法に関する。
現在、通信容量の拡大のために複数の光波長を用いた光波長多重通信システム(WDM
システム)の開発が盛んである。この光波長多重通信システムにおいて、送信側で複数の波長の光信号を合波し、受信側で1本の光ファイバ中の複数の光信号を異なるポートに分波する光波長合分波器として、アレイ導波路格子型光波長合分波器(以下、AWGと略す)が広く使用されている。
特許文献1で開示されたAWGの回路構成を図1に示す。入力導波路101に入射された光は、第1のスラブ導波路102でシリコン基板103と水平方向に回折し、複数のアレイ導波路104に結合する。隣接するアレイ導波路104はそれぞれ一定の光路長差を有しているため、第2のスラブ導波路105に結合する際に、複数の光ビームは波長に依存する位相差を持つ。
この結果として、複数の光ビームの干渉で生じる焦点は波長に依存して位置が変化する。その焦点位置に予め複数の出力導波路106を配置しておくことにより、AWGは複数光波長を一括して合分波する光波長合分波器として機能する。
一般に、平面基板上に作製した光導波路は、基板に垂直な方向に電界成分を持つTM光と、基板に平行な方向に電界成分を持つTE光との間で実効屈折率が異なる。これら実効屈折率の差分を導波路複屈折と呼ぶ。
導波路複屈折Bを、以下の式(1)で定義する。ここで、nTEはTE光の実効屈折率、nTMはTM光の実効屈折率である。導波路複屈折Bの発生原因としては、応力誘起複屈折や構造複屈折などがある。
Figure 0006309793
TE光のAWG中心波長λTEと、TM光のAWG中心波長λTMは、以下の式(2)および式(3)で表される。ここで、ΔLは隣接するアレイ導波路104の長さの差、mは回折次数(正の整数)である。
Figure 0006309793
Figure 0006309793
上記の式(1)〜(3)より、導波路複屈折Bがゼロではない場合は、nTEと、nTMの値は異なるので、AWGの中心波長λTE、λTMは異なる値になる。λTEとλTMの差分が偏波依存波長シフトPDλであり、PDλ=λTE−λTMである。
本来、石英系ガラス光導波路は伝搬損失の偏波依存性はほとんどない。しかしながら、TE光とTM光とで中心波長が異なり、偏波依存波長シフトPDλがゼロではないため、入射光の偏光状態で特性が変化するという偏波依存性を有する。
アレイ導波路104の設計では、隣接するアレイ導波路104の光路長差が一定になるように設計を行う。この場合、TEモードとTMモードの中心波長λTE及びλTMは以下の式(4),(5)で表される。
Figure 0006309793
Figure 0006309793
ここで、Lはk番目のアレイ導波路104の長さであり、Lk+1はk+1番目のアレイ導波路104の長さである。
したがって、偏波による中心波長のズレがなくなるのは、式(4)と式(5)の右辺が等しくなる場合である。すなわち、以下の式(6)が満たされれば、偏波による中心波長のズレがなくなり、AWGの偏波依存性は解消される。ここで、Bは式(1)で与えられる導波路複屈折である。式(6)は、長手方向に積分した複屈折が異なるアレイ導波路104間で一定の値になれば偏波依存性は解消されることを意味している。
Figure 0006309793
各アレイ導波路104のコア幅は長手方向に一定とすると、式(6)は以下の式(7)のように表される。ここで、Bはk番目のアレイ導波路104の複屈折である。式(7)より、短いアレイ導波路104の複屈折を大きくし、長いアレイ導波路104の複屈折を小さくすれば、AWGの偏波依存性がなくなるといえる。
BL=constと設計する方法では一本一本のアレイ導波路コア幅が異なるため、それに応じて実効屈折率も異なる。この結果として、隣接するアレイ導波路間の物理的な長さの差は一定になるとは限らない。
Figure 0006309793
特許文献1で開示された、式(7)を満たすように設計された100GHz間隔16チャンネルのAWGを図2に示す。図2のAWGでは、一番長いアレイ導波路201のコア幅を5.8μmに、一番短いアレイ導波路202のコア幅を8.2μmとすることで偏波依存性を解消する。
しかしながら、長手方向に積分した複屈折を一定とする方法では、各アレイ導波路104のコア幅を式(7)の条件で1本ずつ変化させると、細いコア幅の導波路では曲げ損失が発生し、太いコア幅の導波路では高次モードが発生する。このため、光学特性を劣化させずに適用できる導波路のコア幅には限界があった。
すなわち、BL=constとして設計する従来の方法でも、導波路数が少ないアレイ導波路104の場合には、アレイ導波路の光学特性の低下は許容範囲に収めることが可能である。しかし、従来の方法で、導波路数の多いアレイ導波路104(80本以上)を設計すると、内側(アレイ番号のプラス側)の導波路幅が高次モードが発生するほど広くなり、外側(アレイ番号マイナス側)の導波路幅は曲げ損失が発生するほど細くなり、アレイ導波路の光学特性が著しく低下するという問題があった。
よって、アレイ本数の多い回路で偏波依存性を解消するためには、高次モードや曲げ損失の発生などの光学特性の低下が無視できないほどアレイの内側と外側の導波路のコア幅の変化量を大きくする必要があり、実質的に偏波依存性が解消できなくなるという問題があった。
特許第3784720号公報
前記課題を解決するために、本発明は、アレイ本数が多い回路でも光学特性の劣化がなく偏波依存性が小さいアレイ導波路回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、光強度の強いアレイ中央部はTEモードとTMモードの位相差傾きを一定にし、光強度の弱いアレイ内側と外側はTEモードとTMモードの位相差傾きを変化させる。
具体的には、本発明に係るアレイ導波路格子は、
複数の光導波路を備え、
前記複数の光導波路は、規則的に長さが変化し、
前記複数の光導波路幅は、TEモードとTMモードの位相差傾きにより決定され、
前記TEモードとTMモードの位相差傾きが、負の値を有する。
具体的には、本発明に係るアレイ導波路格子は、
前記複数の光導波路は、規則的に長さが変化し、
前記複数の光導波路幅は、TEモードとTMモードの位相差傾きにより決定され、
前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、前記複数の光導波路のうちの中央部に配置されている光導波路及び両端部に配置されている光導波路間で差分を有する。
本発明に係るアレイ導波路格子では、
前記複数の光導波路は、前記複数の光導波路列の両端に向かってTEモードとTMモードの位相差傾きが連続的に変化する導波路列であってもよい。
本発明に係るアレイ導波路格子では、
前記複数の光導波路の前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、負の値であってもよい。
本発明に係るアレイ導波路格子では、
前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、4次関数で表してもよい。
具体的には、本発明に係るアレイ導波路格子の製造方法は、
複数の光導波路の長手方向の長さを規則的に変化させ、前記複数の光導波路幅を、前記最短長の前記導波路幅を基に、順次、最長導波路まで、前記TEモードとTMモードの位相差傾きにより決定する工程を行う。
本発明に係るアレイ導波路格子の製造方法では、
光導波路形成工程において、
複数の光導波路の長手方向の長さを規則的に変化させ、前記複数の光導波路列の中央部及び両端部間で差分を有するTEモードとTMモードの位相差傾きを設定してもよい。
本発明に係るアレイ導波路格子の製造方法では、
前記光導波路形成工程において、
前記複数の光導波路列の両端に向かって、連続的に変化するTEモードとTMモードの位相差傾きを導波路列に設定してもよい。
本発明に係るアレイ導波路格子の製造方法では、
前記光導波路形成工程において、
複数の光導波路の前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、負の値を複数の光導波路に設定してもよい。
本発明に係るアレイ導波路格子の製造方法では、
前記光導波路形成工程において、
前記TEモードとTMモードの位相差傾きとの関係を、4次関数で算出した値を用いて複数の光導波路に設定してもよい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、アレイ導波格子回路において、光強度の強いアレイ中央部はTEモードとTMモードの位相差傾きを一定にし、光強度の弱いアレイ内側と外側はTEモードとTMモードの位相差傾きを変化させることで、アレイ本数が多い回路でも光学特性の劣化がなく偏波依存性が小さいアレイ導波路回路を提供することが可能となる。
アレイ導波格子回路における回路構成の一例を示す。 アレイ導波路の構成の一例を示す。 本実施形態に係るアレイ番号と位相差傾きの関係の一例を示す。 本実施形態に係るアレイ番号とアレイ幅の関係の一例を示す。 本実施形態に係るアレイ幅と実効屈折率の関係の一例を示す。 実施形態1に係るアレイ導波路のスペクトル計算結果の一例を示す。 実施形態1に係るスペクトル計算結果のスペクトル形状の詳細を示す。 実施形態2に係るアレイ導波路のスペクトル計算結果の一例を示す。 実施形態2に係るスペクトル計算結果のスペクトル形状の詳細を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態に係るアレイ導波路格子は、複数の光導波路として機能するアレイ導波路104を備える。また、本実施形態に係るアレイ導波路格子の製造方法は、光導波路形成工程を有する。光導波路形成工程では、複数の光導波路に対し、光導波路数に応じて設定した位相差傾きを基に、導波路幅(コア幅)を設計する工程を有する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るアレイ導波路格子は、一連の導波路アレイに対し、2π/(m・λ)・(Bk+1・Lk+1−B・L)=一定、つまり、TEモードとTMモードの位相差傾き(TE/TMモード間位相差傾き)を一定と設定する。ここで、TE/TMモード間位相差傾きはアレイ導波路格子(AWG)の中心波長におけるTEモードとTMモードの位相差の傾きであり、アレイ番号kのTE/TMモード間位相差はphase(k)=B・L・2π/(m・λ)で表せる。このため、TE/TMモード間位相差傾きは、Δphase(k)=phase(k+1)−phase(k)となる。
、Lはアレイ番号kのB値と光路長、mは回折次数、λはAWGの中心波長である。281本からなるアレイ導波路104に対するTE/TMモード間位相差傾きの分布を図3の一点鎖線(実施形態1)に示すように設定する。アレイ導波路104の番号はアレイ導波路104の中心を0とし、導波路長は短く幅は広い側(内側)をマイナスとして表し、長く幅が狭い側(外側)をプラスとして表している。最も外側の導波路201の番号は+140で、最も内側の導波路202の番号は−140である。
本実施形態1では、TE/TMモード間位相差傾きは、−0.010(一定)に設定されている(図3の一点鎖線)。
また、図3の点線は、従来の場合で、BL=constとして設計したTE/TMモード間位相差傾きを示している。この場合、PDλ=0となり、TE/TMモード間位相差傾きは0となる。しかし、アレイ導波路数が多い場合では、TE/TMモード間位相差傾きが0では、外方向の導波路幅が狭くなりすぎて計算できなくなる。
また、TE/TMモード間位相差傾きをプラスに設定しシミュレーションしても、内側の幅の広い導波路(−140)から外方向に向かって導波路幅が急激に細くなり、計算できなくなる。本実施形態1では、TE/TMモード間位相差傾き変化をマイナスで一定と設定することにより、アレイ導波路数が多い場合であっても、熱処理の後工程によりPDλ=0のAWG導波路格子が製造できる。
次に、アレイ導波路の設計手順について説明する。まず、TE/TMモード間位相差傾き2π/(m・λ)・(Bk+1・Lk+1−B・L)は、アレイ導波路数とPDλの値とを基に設定する。具体的には、製造に伴うAWGのPDλバラツキと温度処理によるPDλ補償とから、所望のPDλを設定する。
例えば、AWGの製造の際のPDλのバラツキが±20pmとすると、PDλ=0の設定で製造されるAWGは、±20pmのPDλのバラツキが発生する。マイナス側への変動に対しては、熱処理により50pmの補償が可能であるため、仕様が±10pmに対しては、変動が+10pmより大きなPDλのAWGは不良品となる。これに対し、PDλ=−10pmと設定すれば、製造されるAWGには、+10pm〜−30pmのPDλの変動は生じるが、熱処理によりPDλの変動は解消できるため、不良品はゼロとなる。このように、所望のPDλは、製造バラツキや後工程(熱処理)の最適化・煩雑さなどにより決定される。所望のPDλが決定されれば、所望のPDλを満足するようにTE/TMモード間位相差傾きは設定される。実施形態1ではPDλは−40pmと設定した。
次に、アレイ導波路104の内側に配置した1本目の導波路(実施形態1ではアレイ番号−140)の光路長L及びアレイ幅Wを設定する(初期値)。このアレイ1本目の導波路の幅(初期値)は、マルチモードが発生しない最大の幅やアレイ導波路のレイアウト上問題にならない最大の幅を上限とし設定される。実施形態1では7.5μmに設定した。続いて、図5に示す実効屈折率Ncとアレイ幅Wの相関関係から、アレイ幅WにおけるTE及びTMの実効屈折率Nc(TE)とNc(TM)を算出する。なお、図5の実効屈折率とアレイ幅の関係は評価用素子を備えたTEG回路で評価した測定結果から導出しても良い。
次に、Nc(TE)とNc(TM)の実効屈折率の値を、式(8)に代入し、初期値アレイ幅(W)のBが求まる。式(8)は式(1)を書き換えたもので、ここで、Bはk番目のアレイ導波路104の導波路複屈折率であり、Nc(TE)とNc(TM)はそれぞれ、アレイ導波路k番目のTE光の実効屈折率Nc(TE)と、TM光の実効屈折率Nc(TM)を表している。
続いて、この算出したBを基にして、式(9)〜式(11)を用いて、アレイ番号−139の導波路の光路長L及びアレイ幅Wを計算する。式(9)のΔPhaseはk番目のTE/TMモード間位相差傾きであり、k+1番目のTE/TMモード間位相差phase(k+1)とk番目のTE/TMモード間位相差phase(k)の差(傾き)を表している。なお、Lk+1、Lはアレイ導波路格子の内側からk+1本目およびk本目のアレイ導波路長、mは回折次数、λはアレイ導波路格子の中心波長を表している。また、式(10)は、平均実効屈折率を用いて、式(4)と式(5)から導かれ、アレイ導波路格子におけるTE光とTM光の中心波長の平均値λを表している。式(11)は平均実効屈折率がTE光とTM光のそれぞれの実効屈折率の平均であることを表している。
まず、式(11)により、Nc(TE)とNc(TM)からNc(ave)を求める。次に、式(9)に光路長LとBとを代入し、光路長LとBの積を算出し、式(10)に光路長LとNc(ave)とを代入し、光路長LとNc(ave)の積を算出する。式(9)のΔPhaseは図3に示すアレイ番号とTE/TMモード間位相差傾きの関係から求められる。実施形態1の場合では、ΔPhasek=−0.010(一定)である。ここで、mは回折格子の回折次数であり、λは信号光の中心波長である。
Figure 0006309793
Figure 0006309793
Figure 0006309793
Figure 0006309793
続いて、仮想のアレイ幅Wを設定し、図5を基に、Wに対応するNc(TE)とNc(TM)を導き出し、式(8)と式(11)からBとNc(ave)を計算する。図5からアレイ幅Wが決まれば、一義的にBとNc(ave)が決まることから、2番目の導波路に対する光路長L2とB2の積と光路長LとNc(ave)の積に仮想BとNc(ave)を代入し、式(9)と式(10)を満足するLを探索する。
の探索は、直前の導波路幅の近傍の値を仮想アレイ幅として順次代入して計算するプログラムにより行う。代入する導波路幅は、0.01μmの位を変えた値を1次探索値として用いる。解の存在する範囲を絞り込み、2次、3次探索でさらに絞り込みを行い、式(9)と式(10)を満足する値を、Lxの値とする。式(9)と式(10)を満足する値としてLが決定される。同時にLからBとWが決定される。
同様の手順により、Lを基に仮想Wを探索し、L、B、Wが決定される。順次同様に隣接する1つ外側の導波路幅を探索することにより、アレイ導波路すべての導波路幅が決定できる。なお、最後の導波路幅が細すぎ曲げ損失を無視できない場合は、初期値を上限値に近い値で再度シミュレーション計算を行う。初期値を上限値としても一番外側の導波路が細すぎる場合には、PDλを見直して、TE/TMモード間位相差傾き(2π/(m・λ)・(Bk+1・Lk+1−B・L))を再設定する。PDλの設定範囲は、熱処理によるPDλの補償バラツキが小さい−40pm程度までが好ましい。
図4の点線は、図3の1点鎖線で示すTE/TMモード間位相差傾き(−0.010一定)で設計した場合の、アレイ番号とアレイ導波路幅との関係を算出したものである。実施形態1では、アレイ導波路幅は一番内側(アレイ番号−140)が最大で7.5μm、一番外側(アレイ番号+140)が最小で5.1μmとなり、アレイ幅が2.4μmの幅で変化する。アレイ導波路幅が7μmを超えると高次モードが立ちやすくなり、5μmより狭くなると透過損失が大きくなる。このため、図4の点線で示すように、アレイ導波路数が281本の場合は、実施形態1の設計は適していない。しかし、図4から実施形態1であっても、アレイ導波路数260本(−120〜+140)程度であれば、導波路幅が7μm〜5μmの範囲となるので十分適用できる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係るアレイ導波路格子は、一連の導波路アレイに対し、n次関数に基づくTEモードとTMモードの位相差傾き(TE/TMモード間位相差傾き)分布を設定する(図3の実線:実施形態2)。すなわち、図3の実線は、アレイ番号0を頂点とした4次関数(y=ax、a<0)であり、アレイ番号0、±140でのTE/TMモード間位相差傾きは、それぞれ−0.010、−0.021である。
実施形態2では図3の実線で示すように、TE/TMモード間位相差傾き変化は、中央部(アレイ番号0付近)に比べアレイ導波路104の導波路外縁部(アレイ番号±140付近)の方が大きい。例えば、TE/TMモード間位相差傾きは、アレイ導波路104の導波路外縁部である光導波路列の両端に向かって連続的に変化する導波路列であってもよい。これは、光強度の強いアレイ中央部のTE/TMモード間位相差傾き変化を、ほぼ一定と設計することで、アレイ中央付近の位相誤差を小さくすることができるためである。すなわち、光学特性への影響が大きいアレイ中央付近の位相誤差を小さくすることにより、アレイ導波路全体の光学特性の低下を抑制することができる。
従って、アレイ数の多いアレイ導波路104に対し、中央部のTE/TMモード間位相差傾き変化を、導波路外縁部より小さく設定することにより、アレイ本数が多いAWG導波路においても光学特性の劣化を抑制しつつ、熱処理の後工程によりPDλ=0が実現できる。
図4の実線は、図3の実線で示すTE/TMモード間位相差傾き曲線で設計した場合の、アレイ番号とアレイ導波路幅との関係を算出したものである。
実施形態2では、アレイ導波路幅104は最大が7.0μmで、最少が5.5μmとなり、アレイ導波路の変化幅は1.5μmと小さい。このように実施形態2では、導波路幅の範囲が6μm±1μmの範囲であるため、高次モードの発生や、曲げ損失等の透過損失の影響は非常に小さい。したがって、4次関数のTE/TM位相差傾き曲線で設計したアレイ導波路は、281本というアレイ本数が多い場合でも、光学特性が劣化せずに、熱処理の後工程により偏波無依存化を実現できる。
実施形態2では、4次関数(y=ax、a<0)でTE/TMモード間位相差傾きを設定した。これは4次関数の曲線が、導波路中央部と外縁部のTE/TMモード間位相差傾き変化の設定に適しているからである。すなわち、4次関数の方が2次関数の曲線に比べ、アレイ番号0付近の変化がよりなだらかだからである。また、TE/TMモード間位相差傾き変化はなだらかな曲線が適しており、曲線を直線で近似する線では光学特性が劣化する。アレイ数の規模によりTE/TMモード間位相差傾きを示す関数の次数は変わるが、TE/TMモード間位相差傾き変化は、導波路中央部の方が外縁部に比べ緩やかで、中央部から外縁部に向かって緩やかに大きく変化する特性が設計には良く、n次関数(nは偶数)が好ましい。
図3に示すように、4次関数のTE/TMモード間位相差傾き曲線は中心付近(実施形態2ではアレイ番号−70〜+70)で変化が小さい。したがって、アレイ導波路104の中央部、(例えば、アレイ導波路を4分割した場合の中心に近い2つの領域(実施形態2ではアレイ番号−70〜+70))、のTE/TMモード間位相差傾き変化を一定とする設定も可能である。但し、導波路列の中心付近から両端に向かっては(実施形態2では、−140〜―70、140〜70)は、n次関数で近似されるような、滑らかな曲線であることが好ましい。また、滑らかな曲線は、スペクトル特性が許容範囲であれば、左右対称でなくても良い。
次に、アレイ導波路の設計手順について説明する。まず、n次関数は、アレイ導波路数とPDλの値とを基に、実施形態1と同様に所望のPDλを満足するようにn次関数は設定される。実施形態2では、PDλは−40pmと設定した。
次に、アレイ導波路104の内側に配置した1本目の導波路(実施形態2ではアレイ番号−140)の光路長L及びアレイ幅Wを設定する(初期値)。このアレイ1本目の導波路の幅(初期値)は、マルチモードが発生しない最大の幅やアレイ導波路のレイアウト上問題にならない最大の幅を上限とし設定される。実施形態2では7.0μmに設定した。続いて、図5に示す実効屈折率Ncとアレイ幅Wの相関関係から、アレイ幅WにおけるTE及びTMの実効屈折率Nc(TE)とNc(TM)を算出する。なお、図5の実効屈折率とアレイ幅の関係は評価用素子を備えたTEG回路で評価した測定結果から導出しても良い。
次に、Nc(TE)とNc(TM)の実効屈折率の値を、式(8)に代入し、初期値アレイ幅(W)のBが求まる。式(8)は式(1)を書き換えたもので、ここで、Bはk番目のアレイ導波路104の導波路複屈折率であり、Nc(TE)kとNc(TM)kはそれぞれ、TE光の実効屈折率Nc(TE)kと、TM光の実効屈折率Nc(TM)を表している。
続いて、この算出したBを基にして、式(9)〜式(11)を用いて、アレイ番号−139の導波路の光路長L及びアレイ幅Wを計算する。式(9)のΔPhaseはk番目のTE/TMモード間位相差傾きであり、k+1番目のTE/TMモード間位相差phase(k+1)とk番目のTE/TMモード間位相差phase(k)の差(傾き)を表している。なお、Lk+1、Lはアレイ導波路格子の内側からk+1本目およびk本目のアレイ導波路長、mは回折次数、λはアレイ導波路格子の中心波長を表している。また、式(10)は、平均実効屈折率を用いて、式(4)と式(5)から導かれ、アレイ導波路格子におけるTE光とTM光の中心波長の平均値λを表している。式(11)は平均実効屈折率がTE光とTM光のそれぞれの実効屈折率の平均であることを表している。
まず、式(11)により、Nc(TE)とNc(TM)からNc(ave)を求める。次に、式(9)に光路長LとBとを代入し、光路長LとBの積を算出し、式(10)に光路長LとNc(ave)とを代入し、光路長LとNc(ave)の積を算出する。式(9)のΔPhaseは図3に示すアレイ番号とTE/TMモード間位相差傾きの関係から求められる。実施形態2の場合では、ΔPhase=−0.021である。ここで、mは回折格子の回折次数であり、λは信号光の中心波長である。
続いて、仮想のアレイ幅Wを設定し、図5を基に、Wに対応するNc(TE)とNc(TM)を導き出し、式(8)と式(11)からBとNc(ave)を計算する。図5からアレイ幅Wが決まれば、一義的にBとNc(ave)が決まることから、2番目の導波路に対する光路長LとBの積と光路長LとNc(ave)の積に仮想BとNc(ave)を代入し、式(9)と式(10)を満足するLを探索する。
の探索は、直前の導波路幅の近傍の値を仮想アレイ幅として順次代入して計算するプログラムにより行う。代入する導波路幅は、0.01μmの位の値を1次探索値として用いる。解のある範囲を絞り込み、2次、3次探索でさらに絞り込みを行い、式(9)と式(10)を満足する値を、Lxの値とする。式(9)と式(10)を満足する値としてLが決定される。同時にLからBとWが決定される。
同様の手順により、Lを基に仮想Wを探索し、L、B3、が決定される。順次同様に隣接する1つ外側の導波路幅を探索することにより、アレイ導波路すべての導波路幅が決定できる。なお、最後の導波路幅が細すぎ曲げ損失を無視できない場合は、初期値を上限値に近い値で再度シミュレーション計算を行う。初期値を上限値としても一番外側の導波路が細すぎる場合には、PDλの値を見直し、条件を満足するまでシミュレーション計算を繰り返し、n次関数を決定する。
図6、7及び図8、9はそれぞれ実施形態1(位相差傾き=−0.010)と実施形態2で設計した場合のアレイ導波路104に対するスペクトル計算結果である。図7、9は、図6、8の波長1.547付近を拡大したものである。
すべてのアレイ導波路104の位相差傾き量が一定である実施形態1のアレイ導波路104であれば、図6及び図7に示す計算結果のように、TE透過スペクトルとTM透過スペクトルに差はない。しかし、アレイ導波路幅の変化量が大きくなるため導波路の設計が難しくなる。さらに、導波路幅が広い内側では高次モードが発生しやすく、導波路幅が狭い外側では曲げ損失が発生するなど、光学特性が著しく低下する。
それに対し、実施形態2では図8の計算結果のようにTEとTMスペクトルの間に差は生じるが、アレイ導波路幅の変化量を小さくすることができるため、導波路設計が容易となる。実施形態2の例では、図9に示すようにTE/TM間でスペクトル形状に差はあるものの、TE/TM間での透過率の差は高々0.1dB程度であり、TE/TMスペクトル形状の差による光学特性への影響は小さい。
実施形態1と実施形態2ではPDλは−40pmと設定している。実施形態1の構成では、高次モード発生、曲げ損失、スペクトル特性の劣化を抑制しつつ、アレイ導波路格子を260本程度まで設計製造できるが、アレイ導波路数が多い(260本以上)場合には、高次モード発生、曲げ損失が無視できなくなり、TE/TMモード間位相差傾き一定は適用できなくなる。それに対し、実施形態2ではアレイ導波路数が530本程度まで適用でき、実施形態1に比べ適用範囲が広い。より多くの導波路を有するアレイ導波路格子の場合には、PDλの値を見直しすればよいが、熱処理によりPDλの補償にも限度がある。熱処理によるPDλの補償は、PDλが大きいほど、補償バラツキが大きくなり、再現性が低くなるため、偏波無依存とする工程が煩雑となることから、−50pm程度までが好ましい。また、アレイ導波路格子の製造時のPDλのバラツキは、±20pm程度あることから、PDλは−10pmから−40pmの範囲が好ましい。
したがって、実施形態の構成とすることにより、スペクトル特性の変化は小さく、アレイ導波路幅の変化量を抑えることができる。すなわち、本実施形態のアレイ導波路及びアレイ導波路の製造方法は、導波路数が多くても、アレイ導波路の光学特性劣化が抑制しつつ、アレイ導波路幅を6μm±1μm以内で容易に設計製造できる。
本発明のアレイ導波路格子及びその製造方法は、通信産業に適用することができる。
101:入力導波路
102、105:スラブ導波路
103:シリコン基板
104、201、202:アレイ導波路
106:出力導波路

Claims (8)

  1. 長手方向の長さが規則的に変化する複数の光導波路を備えるアレイ導波路格子であって
    前記複数の光導波路幅は、
    前記複数の光導波路のうち最短の光導波路の番号kを1とすると、k番目とk+1番目の前記光導波路において式1で表されるTEモードとTMモードの位相差傾きにより決定され、
    前記TEモードとTMモードの位相差傾きが、負の値を有する、
    ことを特徴とするアレイ導波路格子。
    (式1)
    2π/(m・λ)・(B k+1 ・L k+1 −B ・L
    ただし、B はk番目の前記光導波路の導波路複素屈折であり、B=n TE −n TM (n TE 及びn TM はそれぞれTE光及びTM光の実効屈折率)である。また、L はk番目の前記光導波路の光路長、mは回折次数、λは前記アレイ導波路格子の中心波長である。
  2. 前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、前記複数の光導波路のうちの中央部に配置されている光導波路両端部に配置されている光導波路とで値が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレイ導波路格子。
  3. 前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、前記複数の光導波路列の両端に向かって値の変化量が大きくなる
    ことを特徴とする請求項に記載のアレイ導波路格子。
  4. 前記TEモードとTMモードの位相差傾きは、前記アレイ導波路格子の中央部を頂点とした4次関数で表される、ことを特徴とする請求項に記載のアレイ導波路格子。
  5. 長手方向の長さが規則的に変化する複数の光導波路を備えるアレイ導波路格子の製造方法であって
    前記複数の光導波路の幅を、前記複数の光導波路のうち最短の光導波路の番号kを1とすると、k番目とk+1番目の前記光導波路において式1で表されるTEモードとTMモードの位相差傾きにより決定する工程を有し、
    前記TEモードとTMモードの位相差傾きが負の値である
    ことを特徴とするアレイ導波路格子の製造方法。
    (式1)
    2π/(m・λ)・(B k+1 ・L k+1 −B ・L
    ただし、B はk番目の前記光導波路の導波路複素屈折であり、B=n TE −n TM (n TE 及びn TM はそれぞれTE光及びTM光の実効屈折率)である。また、L はk番目の前記光導波路の光路長、mは回折次数、λは前記アレイ導波路格子の中心波長である。
  6. 前記TEモードとTMモードの位相差傾きが、前記複数の光導波路のうちの中央部に配置されている光導波路と両端部に配置されている光導波路とで値が異なることを特徴とする請求項に記載のアレイ導波路格子の製造方法。
  7. 前記TEモードとTMモードの位相差傾きが、前記複数の光導波路列の両端に向かって値の変化量が大きくなることを特徴とする請求項に記載のアレイ導波路格子の製造方法。
  8. 記TEモードとTMモードの位相差傾き前記アレイ導波路格子の中央部を頂点とした4次関数で表されることを特徴とする請求項に記載のアレイ導波路格子の製造方法。
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