JP6308807B2 - 検査装置、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
2次元プロファイルを取得して検査する検査装置であって、
X軸方向に幅広のレーザ光を検査対象物に照射する照射手段と、
前記検査対象物からの反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段により取得された輝度画像に基づき前記検査対象物のX軸方向に沿って並んだ複数の受光量のピーク位置の集合である断面形状を示す2次元プロファイルを生成する2次元プロファイル生成手段と、
前記輝度画像と前記2次元プロファイルとのうち少なくとも一方を表示する表示手段と、
前記2次元プロファイルを生成するために必要となる制御パラメータとして、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイル生成手段において前記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度と、前記輝度画像のうち前記2次元プロファイルを生成する際に無視される部分である画像マスクと、を設定する設定手段と、
前記2次元プロファイルの生成に失敗する原因である光量不足、光量過多および多重反射のうち1つの原因をユーザ操作に応じて選択する選択手段と、
前記光量不足、光量過多および多重反射の各原因と、前記各原因を解消するために調整が必要となる複数の制御パラメータとを関連付けて予め記憶する記憶手段と、
を有し、
前記設定手段は、前記選択手段により選択された原因に対応する制御パラメータを前記記憶手段から読み出して、設定すべき優先順位に基づいて前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された前記制御パラメータの調整を受け付けることを特徴とする。
●高さ計測ツール:3次元プロファイルデータに基づき、ワーク2の各部の高さを計測する。たとえば、ワーク2の1つの測定点を基準位置とし、この基準位置の階調値と注目領域内の各測定点の階調値との差分のうち最大のものを最大高さとして算出する。あるいは、平面を基準面として設定し、基準面の階調値と注目領域内の各測定点の階調値との差分(距離)のうち最大のものを高さとして求めてもよい。なお、高さの測定精度を優先するために、15ビットの3次元プロファイルデータが使用される。
●エッジ位置計測ツール:ワーク2の画像が表示される画面上において、エッジ位置を検出したい検査領域に対してウインドウを設定することにより、設定された検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジ(明から暗に切り替わる箇所または暗から明に切り替わる箇所)を検出する。検出した複数のエッジから、一のエッジの指定を受け付け、指定を受け付けたエッジの位置を計測する。
●エッジ角度計測ツール:設定を受け付けた検査領域内に2つのセグメントを設定し、それぞれのセグメントで検出したエッジからのワーク2の傾斜角度を計測する。傾斜角度は、たとえば時計回りを正とすることができる。
●エッジ幅計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジを検出し、検出した複数のエッジ間の幅を計測する。
●エッジピッチ計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジを検出する。検出した複数のエッジ間の距離(角度)の最大値/最小値や平均値を計測する。
●エリア計測ツール:ワーク2の画像を二値化処理して、白色領域または黒色領域の面積を計測する。たとえば、計測する対象として白色領域または黒色領域の指定をパラメータとして受け付けることにより、白色領域または黒色領域の面積を計測する。
●ブロブ計測ツール:ワーク2の画像を二値化処理して、同一の輝度値(255または0)の画素の集合(ブロブ)に対してパラメータとしての数、面積、重心位置等を計測する。
●パターンサーチ計測ツール:比較対象とする画像パターン(モデル画像)を事前に記憶装置に記憶しておき、撮像したワーク2の画像の中から記憶してある画像パターンに類似している部分を検出することで、画像パターンの位置、傾斜角度、相関値を計測する。
●傷計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、小領域(セグメント)を移動させて画素値の平均濃度値を算出し、閾値以上の濃度差となった位置を傷が存在すると判定する。
●その他にも、検査領域内の文字情報を切り出して辞書データ等と照合することで文字列を認識するOCR認識ツール、画像上に設定したウインドウ(領域)をシフトさせながら、各ウインドウの位置においてエッジの検出を繰り返す機能を有するトレンドエッジツール、設定したウインドウ内の濃淡の平均、偏差等を計測する機能を有する濃淡ツール、設定したウインドウ内の濃度の平均、偏差等を計測する機能を有する濃度ツールなどもあり、ユーザは検査内容に応じて必要な画像処理ツールを選択することができる。なお、これらの画像処理ツールは、典型的な機能およびその実現方法の代表例を示すものに過ぎない。あらゆる画像処理に対応する画像処理ツールが本願発明の対象になり得る。
正確な2次元プロファイルを取得するためには、2次元プロファイル測定器10を正しく設定することが重要である。とりわけ、2次元プロファイル測定器10の高性能化に伴い設定可能な制御パラメータも増加しており、設定すべき制御パラメータを適切に選択し、それを効率の良い設定手順で設定することはユーザにとって容易ではない。そこで、2次元プロファイル測定器10を効率よく設定できるようにするユーザインタフェースを外部制御装置30または画像処理装置20に設ける。ここでは、画像処理装置20から2次元プロファイル測定器10を制御するものとして説明するが、同様の機能は外部制御装置30やコントローラユニット12に設けられてもよい。コントローラユニット12、画像処理装置20および外部制御装置30はいずれも2次元プロファイル測定器10を設定可能なコンピュータだからである。図1Aで示したように2次元プロファイル測定器10をスタンドアローンで使用する場合は、コントローラユニット12または外部制御装置30から設定が実行される。コントローラユニット12には表示装置、入力装置(ポインティングデバイス、コンソール、キーボードなど)が接続されてもよい。一方で、図1Bに示したように、2次元プロファイル測定器10を画像処理装置20に接続して使用する場合は、コントローラユニット12、外部制御装置30または画像処理装置20から設定が実行される。
図3は、検査システムについて必要となる機能を示したブロック図である。画像処理装置20は、光学式変位計として機能する2次元プロファイル測定器10に有線または無線により接続されている。なお、外部制御装置30も2次元プロファイル測定器10に有線または無線により接続されている。なお、以下で説明する機能は、CPU、ROM、RAM、ASICおよびプログラムなどによって構成可能である。たとえば、高速性が重視される機能(画像処理部830や表示処理部151など)についてはASICにより実装され、高速性がそれほど重視されない機能についてはプログラムにより実装されてもよい。
図4に示したフローチャートを用いて初回設定と詳細設定について説明する。まず、S401で、設定部820は初回設定ナビゲーションを起動する。たとえば、設定部820は初回設定ナビゲーションについてのUIデータ852を記憶装置850から読み出し、表示部152に表示させる。
図13(A)は、光量不足の場合に調整されるべき制御パラメータの調整部を有するユーザインタフェース1300の一例である。ユーザインタフェース1300には、光量不足を解消するために優先的に調整されるべき制御パラメータが上から順番に配置されている。つまり、ユーザインタフェース1300を表示するためのUIデータ852は設定手順や優先順位にしたがって制御パラメータの調整部を配置するように作成されている。設定手順や優先順位はユーザが効率よく設定を実行できるように予め決定されており、これにしたがってユーザインタフェースが設計されている。
光量不足を解消するためにはセンサ部802において蓄積される光量を増加させることが最も重要である。そこで、最初に露光時間が調整されるよう、ユーザインタフェース1300には露光時間の調整部1301が最も上に配置されている。この例では優先順位の高いものが上に表示され、優先順位の低いものから下に表示される。なお、優先順位の高いものが左に表示され、優先順位の低いものから右に表示されてもよい。また、優先順位の高いものが右に表示され、優先順位の低いものから左に表示されてもよい。優先順位と配置との関係は、製品の出荷国の言語体系などに応じて決定される。
露光時間を増加させても光量が十分でないことがある。この場合は、少ない光量であってもピークを検出できるようにすることが望ましい。そこで、2番目にはピーク検出感度の調整部1302が配置されている。図13(B)が示すように、ピーク検出感度の調整部1302はプルダウンメニューで構成することができ、複数レベルの感度からユーザが好みの感度を選択できるようになっている。なお、ピーク検出感度の優先順位が露光時間の優先順位よりも低い理由は、ピーク検出感度を適正値よりも上げすぎてしまうと、外乱光や多重反射光によるピークの誤検出が起こるためである。したがって、露光時間を相対的に優先して調整し、その後でピーク検出感度を調整することで、外乱光や多重反射光の少ない2次元プロファイルを得やすくなる。
露光時間とピーク検出感度を調整しても正確な2次元プロファイルが得られないときはマルチ発光を有効化するとよい。そのため、3番目にはマルチ発光の調整部1303が配置されている。図13(C)が示すように、マルチ発光の調整部1303では、マルチ発光の無効化(標準)と、マルチ発光(1回の光量最適化による合成)と、マルチ発光(複数回の光量最適化を伴う合成)とのうちのいずれかを選択できる。マルチ発光では、たとえば、2次元プロファイル生成部804が、光源801の光量やセンサ部802の露光時間などを変更しながらワーク2に対して複数回の撮像処理を実行して複数の輝度画像を取得し、それらを加算合成し、得られた合成輝度画像から2次元プロファイルを作成する。このようなマルチ発光は、金属とゴムなどが混在したワークなど、反射率の差が大きなワークにおいて安定した2次元プロファイルを生成できる利点がある。ただし、複数回の撮像により、2次元プロファイルの取得頻度が低下してしまうため、マルチ発光の調整は3番目の優先順位となっている。ところで、光量制御では、予め定められた下限値と上限値との間で光量をフィードバック制御している。なお、光量制御はマルチ発光が無効化されているときにも実行されうる。
図14(A)は、光量不足の場合に調整されるべき制御パラメータの調整部を有するユーザインタフェース1400の一例である。UI切替部822は、ページ切替ボタンの操作を検出すると、別のUIデータ852を呼び出してレンダリングし、ユーザインタフェース1300からユーザインタフェース1400に切り替える。ユーザインタフェース1400は4番目以降の優先順位の調整部を有している。光量制御の調整部1402は、光量制御における下限値を上げることで強制的に光量を増加させるために使用される。設定ボタン1401が操作さされると、図14(B)に示すような調整部1402が表示される。調整部1402において制御モードをオートからマニュアルに変更し、下限値を上昇させることが可能となっている。このように、光量制御の調整部1402は光量制御の下限値を上昇させて強制的に光源801の光量を増加させるため、フィードバック制御における光量可変範囲が狭くなってしまうというデメリットもある。そのため、光量制御に関する調整は4番目の優先順位となっている。
ユーザインタフェース1400では、5番目の優先順位の調整部として画像マスクを設定するための設定ボタン1403が配置されている。設定ボタン1403が操作されたことを検知すると、UI切替部822は、図15に示すような画像マスクの調整部として機能するユーザインタフェース1500に切り替える。
図16(A)は光量過多が原因として選択されたときに表示されるユーザインタフェース1600の一例を示している。ユーザインタフェース1600では、優先順位の高い順に上から、露光時間の調整部1301、受光感度特性の調整部1601、ピーク幅フィルターの設定部1602、ピーク検出感度の調整部1302が配置されている。図17には、ユーザインタフェース1600に含まれる制御パラメータよりも優先順位の低い制御パラメータの調整部を含むユーザインタフェース1700の一例を示している。
光量過多は露光時間が長すぎると発生しやすいため、露光時間を短縮すると解消しやすい。そこで、最初に調整されるべき制御パラメータとしてその調整部1301がユーザインタフェース1600において最上位に配置されている。
センサ部802の受光感度(ダイナミックレンジ)を削減することで光量過多の状態であってもピークの誤検出を減らすことが可能となる。光量過多を解消する上で受光感度特性は露光時間の次に有効な制御パラメータである。そのため、受光感度特性の調整部1601が2番目に配置されている。図16(B)が示すように、受光感度特性の調整部1601は、複数のレベルからユーザが好みのレベルを選択できるようにプルダウンメニューによって構成されていてもよい。
2次元プロファイル生成部804は、複数のピーク候補のうち条件をみたすものを抽出するピーク幅フィルターを備えている。ピーク幅フィルターは、複数のピークが同一のX座標上で検出されたときに、幅の太いピークを検出せずに、幅の狭いピークを検出する機能である。外乱光や多重反射光のピーク幅は、輝度画像上で太くなる。そこで、ピーク幅フィルターを有効化することで、外乱光や多重反射光による誤検出を低減できる。ピーク幅フィルターは、受光状態に直接影響するものではないため、露光時間や受光感度特性と比較して光量過多に伴う問題を解消する効果が低い。そのため、ピーク幅フィルターの設定部1602は、3番目に配置されている。
光量過多の状態であってもピーク検出感度を上昇させることでピークの誤検出が減少する。とりわけ、露光時間を短縮したり、受光感度特性を低下させたりしてもピークの光量を削減できないときにピーク検出感度の調整は有効である。つまり、ピーク検出感度を上昇させることで、2次元プロファイル生成部804は、強い光のみをピークとして検出するようになる。ピーク検出感度を上げすぎると、光量の少ないピークを検出できなくなるため、ピーク検出感度の調整部1302は4番目に配置されている。
フィードバック制御における光量可変範囲の上限値を強制的に下げることで、光源801からの発光量を低下させることができる。しかし、フィードバック制御の光量可変範囲が狭くなってしまうため、光量制御の設定ボタン1401は5番目に配置されている。
上述したように画像マスクを設定することで輝度画像の一部領域においてピークの誤検出を削減できる。しかし、画像マスクを設定することでピークの検出漏れが発生しうるため、画像マスクの設定ボタン1403は6番目に配置されている。
図18(A)は原因として迷光が選択されたときに表示されるユーザインタフェース1800の一例を示している。ユーザインタフェース1800では、優先順位の高い順に、露光時間の調整部1301、ピーク選択の調整部1801、ピーク検出感度の調整部1302、受光感度特性の調整部1601が配置されている。図19には、ユーザインタフェース1800に含まれる制御パラメータよりも優先順位の低い制御パラメータの調整部を含むユーザインタフェース1900の一例を示している。
露光時間を削減することで迷光の光量が低下してピークの誤検出が減少することが期待される。そのため、露光時間の調整部1301はユーザインタフェース1800において最も高い優先順位でもって表示される。
ピーク選択とは、複数のピークから1つのピークを選択する手法(ルール)のことである。ピーク選択手法としては、標準(最も強いピークを選択する手法)、NEAR(ヘッドに最も近いピークを選択する手法)、FAR(ヘッドから最も遠くにあるピークを選択する手法)、X多重反射を除去してピークを選択する手法、Y多重反射を除去してピークを選択する手法、検出されたピークを無効データとして扱う手法などがある。とりわけ、迷光対策となる手法はX多重反射の除去とY多重反射の除去である。光源801は、X偏光とY偏光とをワーク2に照射し、センサ部802が反射光を受光する。多重反射光ではX偏光を照射して撮像した輝度画像と、Y偏光を照射して撮像した輝度画像とで輝度に差が出る。2次元プロファイル生成部804は、この性質を利用することで直接反射光を選別する。ただし、複数回の撮像を実行する必要があるため、2次元プロファイルの取得頻度が低下するというデメリットがある。そのため、ピーク選択の調整部1801はユーザインタフェース1800において2番目に配置される。図18(B)が示すように、ピーク選択の調整部1801は、複数のピーク選択手法の名称を列挙したプルダウンメニューによって実現できる。
一般的に多重反射光は直接反射光よりも光量が少ないことが多い。そこでピーク検出感度を低下させる(ピーク検出閾値を上げる)ことで、多重反射光を検出しにくくする。ピーク検出感度を低下させると、弱い直接反射光を検出できなくなってしまうため、ピークの検出漏れが発生しうる。そこで、ピーク検出感度の調整部1302はユーザインタフェース1800において3番目に配置される。
ダイナミックレンジを狭くすることで外乱光や多重反射光の誤検出を減少させることができる。しかし、ピークの検出漏れといった副作用が存在するため、受光感度特性の調整部1601はユーザインタフェース1800において4番目に配置される。
図19は原因として迷光が選択されたときに表示されるユーザインタフェース1900の一例を示している。ユーザインタフェース1900には5番目の優先順位の制御パラメータである画像マスクの設定ボタン1403が設けられている。上述したように画像マスクによって多重反射光を除外できるが、ピークの検出漏れを招くこともあるため、画像マスクは5番目の優先順位となっている。
以上説明したように本実施形態によれば、2次元プロファイル生成部804がセンサ部802により取得された輝度画像に基づき検査対象物の断面形状を示す2次元プロファイルを生成し、表示部152が輝度画像と2次元プロファイルとのうち少なくとも一方を表示する。輝度画像と2次元プロファイルとが同時に表示されてもよいし、輝度画像だけが表示されてもよいし、2次元プロファイルだけが表示されてもよい。また、高さ画像が表示されてもよい。いずれも2次元プロファイルが正確に取得されているかどうかを目視で判断できるからである。2次元プロファイルの生成に失敗する典型的な原因はいくつか存在する。そこで、記憶装置850は、UIデータ852を記憶しているが、このUIデータ852により、複数の原因と各原因を解消するために調整が必要となる複数の制御パラメータとが関連付けられている。原因選択部821は、図12などを用いて説明したように、いくつかの原因のうち1つの原因をユーザ操作に応じて選択する。図13ないし図19を用いて説明したように、設定部820は、原因選択部821により選択された原因に対応する制御パラメータを記憶装置850から読み出して表示部152に表示させ、表示部152に表示された制御パラメータの調整を受け付ける。このようにユーザは原因を選択するだけで調整すべき制御パラメータが表示されるため、2次元プロファイルを取得する変位計を効率よく設定できるようになる。
ここで無効データ補間とは、光量不足によって検出できなかったプロファイルの区間をその区間の左右に位置する有効なプロファイルのデータによってデータ補間する機能のことである。無効データ補間については有効と無効とをユーザインタフェースを通じて切り替えることができるものとする。
迷光については、各パラメータの優先度を次のように設定してもよい。
このような優先度は各パラメータのメリットとデメリットとを比較衡量した上で決定される。また、採用されるパラメータについても、たとえば、非熟練者であっても効率よく上記の原因を解消できるようなパラメータに厳選されてもよい。
Claims (16)
- 2次元プロファイルを取得して検査する検査装置であって、
X軸方向に幅広のレーザ光を検査対象物に照射する照射手段と、
前記検査対象物からの反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段により取得された輝度画像に基づき前記検査対象物のX軸方向に沿って並んだ複数の受光量のピーク位置の集合である断面形状を示す2次元プロファイルを生成する2次元プロファイル生成手段と、
前記輝度画像と前記2次元プロファイルとのうち少なくとも一方を表示する表示手段と、
前記2次元プロファイルを生成するために必要となる制御パラメータとして、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイル生成手段において前記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度と、前記輝度画像のうち前記2次元プロファイルを生成する際に無視される部分である画像マスクと、を設定する設定手段と、
前記2次元プロファイルの生成に失敗する原因である光量不足、光量過多および多重反射のうち1つの原因をユーザ操作に応じて選択する選択手段と、
前記光量不足、光量過多および多重反射の各原因と、前記各原因を解消するために調整が必要となる複数の制御パラメータとを関連付けて予め記憶する記憶手段と、
を有し、
前記設定手段は、前記選択手段により選択された原因に対応する制御パラメータを前記記憶手段から読み出して、設定すべき優先順位に基づいて前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された前記制御パラメータの調整を受け付けることを特徴とする検査装置。 - 前記設定手段は、各原因ごとに定められた設定手順にしたがって配置された制御パラメータの調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記記憶手段は、前記光量不足を解消するための制御パラメータとして、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイル生成手段において前記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度とを記憶しており、
前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量不足が選択されると、前記露光時間を調整するための調整部と、前記ピーク検出感度を調整するための調整部とを有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の検査装置。 - 前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量不足が選択されると、さらに前記照射手段のマルチ発光に関する調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の検査装置。
- 前記照射手段の光量は上限値と下限値と間で制御され、
前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量不足が選択されると、さらに前記照射手段の光量制御における前記下限値を上げるための調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3または4に記載の検査装置。 - 前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量不足が選択されると、さらに前記輝度画像に対して画像マスクを調整するための調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の検査装置。
- 前記記憶手段は、前記光量過多を解消するための制御パラメータとして、前記受光手段の露光時間と、前記受光手段の受光感度特性とを記憶しており、
前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量過多が選択されると、前記露光時間を調整するための調整部と、前記受光感度特性を調整するための調整部とを有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の検査装置。 - 前記2次元プロファイル生成手段は、複数のピークのうちいずれかの幅のピークを選択するピーク幅フィルターを有し、
前記設定手段は、前記選択手段によって原因として光量過多が選択されると、さらに前記ピーク幅フィルターに関する調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項7に記載の検査装置。 - 前記記憶手段は、前記多重反射を解消するための制御パラメータとして、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイル生成手段におけるピーク選択手法を記憶しており、
前記設定手段は、前記選択手段によって原因として多重反射が選択されると、前記露光時間を調整するための調整部と、前記ピーク選択手法を調整するための調整部とを有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の検査装置。 - 前記設定手段は、前記選択手段によって原因として多重反射が選択されると、さらに前記2次元プロファイル生成手段において前記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度を調整するための調整部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項9に記載の検査装置。
- 前記設定手段は、検査対象物の種類をユーザに選択させるための選択部を有するユーザインタフェースを前記表示手段に表示させ、前記選択された種類に対応した初期値を各制御パラメータに設定することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の検査装置。
- 前記検査対象物の種類には、標準、光量差大、多重反射および半透明体のうちのいずれかが含まれることを特徴とする請求項11に記載の検査装置。
- 前記検査装置は、変位計と画像処理装置とを有し、
前記変位計は、前記照射手段、前記受光手段および前記2次元プロファイル生成手段を有し、
前記画像処理装置は、前記表示手段、前記設定手段、前記記憶手段および前記選択手段を有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の検査装置。 - 前記設定手段は、前記制御パラメータを設定する前に前記2次元プロファイルを生成するために必要となる初回設定を実行し、
前記初回設定においては、前記2次元プロファイルの生成トリガーに関する設定と、前記2次元プロファイルを連続的に出力するか、または、断続的に出力するかに関する設定とが少なくとも設定されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の検査装置。 - X軸方向に幅広のレーザ光を検査対象物に照射し、前記検査対象物からの反射光を受光手段で受光し、前記反射光に基づき取得された輝度画像から前記検査対象物のX軸方向に沿って並んだ複数の受光量のピーク位置の集合である断面形状を示す2次元プロファイルを生成して検査する検査装置の制御方法であって、
前記輝度画像と前記2次元プロファイルとのうち少なくとも一方を表示する表示工程と、
前記2次元プロファイルの生成に失敗する原因である光量不足、光量過多および多重反射のうち1つの原因をユーザ操作に応じて選択する選択工程と、
前記光量不足、光量過多および多重反射の各原因と、前記各原因を解消するために調整が必要となる複数の制御パラメータであって前記2次元プロファイルを生成するために必要となる制御パラメータとを関連付けて予め記憶する記憶手段から、前記選択工程において選択された原因に対応する制御パラメータを読み出して、設定すべき優先順位に基づいて表示し、前記表示された制御パラメータの調整を受け付けて設定する設定工程と
を有し、前記複数の制御パラメータは、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイルを生成する際に記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度と、前記輝度画像のうち前記2次元プロファイルを生成する際に無視される部分である画像マスクとを含むことを特徴とする制御方法。 - X軸方向に幅広のレーザ光を検査対象物に照射し、前記検査対象物からの反射光を受光手段で受光し、前記反射光に基づき取得された輝度画像から前記検査対象物のX軸方向に沿って並んだ複数の受光量のピーク位置の集合である断面形状を示す2次元プロファイルを生成して検査する検査装置に接続されたコンピュータに、
前記輝度画像と前記2次元プロファイルとのうち少なくとも一方を表示する表示工程と、
前記2次元プロファイルの生成に失敗する原因である光量不足、光量過多および多重反射のうち1つの原因をユーザ操作に応じて選択する選択工程と、
前記光量不足、光量過多および多重反射の各原因と、前記各原因を解消するために調整が必要となる複数の制御パラメータであって前記2次元プロファイルを生成するために必要となる制御パラメータとを関連付けて予め記憶する記憶手段から、前記選択工程において選択された原因に対応する制御パラメータを読み出して、設定すべき優先順位に基づいて表示し、前記表示された制御パラメータの調整を受け付けて設定する設定工程と
を実行させるプログラムであって、前記複数の制御パラメータは、前記受光手段の露光時間と、前記2次元プロファイルを生成する際に記輝度画像からピークを検出するための感度であるピーク検出感度と、前記輝度画像のうち前記2次元プロファイルを生成する際に無視される部分である画像マスクとを含む、プログラム。
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