JP6308354B2 - フィールド機器用モジュール - Google Patents

フィールド機器用モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6308354B2
JP6308354B2 JP2013246192A JP2013246192A JP6308354B2 JP 6308354 B2 JP6308354 B2 JP 6308354B2 JP 2013246192 A JP2013246192 A JP 2013246192A JP 2013246192 A JP2013246192 A JP 2013246192A JP 6308354 B2 JP6308354 B2 JP 6308354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery pack
field device
main body
elastic
elastic members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013246192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015106429A (ja
Inventor
策教 太田
策教 太田
拓也 仁平
拓也 仁平
陽一 五十嵐
陽一 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2013246192A priority Critical patent/JP6308354B2/ja
Publication of JP2015106429A publication Critical patent/JP2015106429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6308354B2 publication Critical patent/JP6308354B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、フィールド機器に取り付けるフィールド機器用モジュールに関し、特に、バッテリを内蔵したフィールド機器用モジュールに関する。
従来、プラント等において各種測定や制御を行なうフィールド機器は、プラント等に敷設された有線のフィールド用配線に接続され、有線通信により測定信号や制御信号等の各種信号の送受信が行なわれていた。
近年では、国際計測制御学会(ISA:International Society of Automation)で策定された無線通信規格であるISA100.11a、あるいはワイヤレスハート(WIRELESS HART)(登録商標)に準拠した無線通信を行なうフィールド機器が実現されている。無線通信が可能なフィールド機器を用いることで、有線のフィールド用配線の敷設が物理的な要因や経済的な要因等により困難な場所への測定装置の設置を容易に行なうことができるようになる。
また、フィールド機器に取り付け可能な無線通信モジュールも開発されている。無線通信機能を有さず、有線のフィールド用配線に接続されていた従来のフィールド機器であっても、無線通信モジュールを取り付けることにより、無線通信が可能となる。
ところで、フィールド機器の動作や通信のためには電源が必要になる。従来のように有線のフィールド用配線に接続されている場合には、フィールド用配線を利用して電源の供給を受けることができたが、無線通信モジュールを用い、有線のフィールド用配線から切り離すと、フィールド用配線を利用した電源供給を受けることができなくなる。
このため、特許文献1(Fig.3)に記載されているように、無線通信モジュール内にバッテリを搭載し、無線通信モジュールとフィールド機器の動作電源とすることが提案されている。
米国特許出願公開第2008/0211664号明細書
近年、フィールド機器の小型化に伴い、バッテリを搭載する無線通信モジュールも小型化が要求される。一方で、バッテリ交換が頻繁に必要になるとプラントの操業に影響を与えるため、バッテリにはある程度の電池容量が必要となり、例えば、単一型(D型)サイズの乾電池を2本用いることになる。このため、バッテリを搭載した場合、無線通信モジュールにおけるバッテリの占める割合がスペース的にも重量的にも大きくなることが想定される。
フィールド機器は、流体物の流量や温度を測定したり、バルブの開閉を制御するために、パイプラインやパイプラインに挿入されたバルブに取り付けられることが多い。一般に、パイプラインは流体物の状況等によって振動し、この振動はフィールド機器に伝わることになる。また、パイプライン以外の振動対象物、例えば、タンク、ポンプ、モータ等に取り付けられる場合等もあり、フィールド機器は種々の要因により振動することが多い。
この振動により、フィールド機器に取り付けられた無線通信モジュールも振動することになるが、無線通信モジュールは、バッテリを搭載しており相対的に重量が重いため、無線通信モジュールの振動がフィールド機器に対して悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、フィールド機器の無線通信モジュール取付機構への過負荷や、測定動作への干渉等である。この問題は、無線通信モジュールに限らず、バッテリを搭載し、フィールド機器に取り付けられるフィールド機器用モジュール全般に起こり得る。
そこで、本発明は、バッテリを搭載したフィールド機器用モジュールをフィールド機器に取り付けた場合に、振動がフィールド機器に与える影響を軽減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のフィールド機器用モジュールは、フィールド機器に取り付けるフィールド機器用モジュールであって、本体と蓋とを備え、バッテリを収容したバッテリパックを収容するバッテリパック収容スペースが形成されたケースと、前記バッテリパック収容スペース内で、前記バッテリパックが前記ケースに接触しない状態で前記バッテリパックを保持する複数個の弾性部材とを備え、前記複数個の弾性部材の弾性係数は、前記フィールド機器に関する所定の振動数と、前記バッテリパックの質量とに基づいて定められていることを特徴とする。
ここで、前記バッテリパックの質量と前記複数個の弾性部材の弾性係数に応じた前記バッテリパックの固有振動数が、前記フィールド機器に関する所定の振動数となるように前記複数個の弾性部材の弾性係数を定めることができる。
前記バッテリパックおよび前記バッテリパック収容スペースは、略直方体形状であり、前記複数個の弾性部材は、前記バッテリパックを前後左右上下の6方向全部について内側方向に押し付ける力が働く形状、個数、配置場所とすることができる。
このとき、前記バッテリパック収容スペースは、蓋側に開口した前記本体の窪みと本体側に開口した前記蓋の窪みとにより形成され、前記複数個の弾性部材は、前記開口側から前記バッテリパックを挿入した場合に、前記窪みの底まで前記バッテリパックが入り込むことを防止するための斜面を有する第1弾性部材を含めることができる。
前記第1弾性部材は、前記本体と前記蓋の対向する位置に配置することができる。
また前記複数個の弾性部材は、前記本体の前記バッテリパック収容スペースを形成する面のうち、前記バッテリパックの挿入時に下側となる底面の角部に配置され、前記底面から前記バッテリパックの挿入時に横側となる側面に向けての斜面を有する第2弾性部材を含めることができる。
このとき、前記第2弾性部材の斜面は、前記第2弾性部材と連結されたシートを介して前記バッテリパックと接触することができる。
また、前記バッテリパックは、ラッチ受け用の窪みが形成されており、前記本体は、前記バッテリパックを収容した際に、前記ラッチ受け用の窪みと接触しない状態で嵌るラッチを備えることができる。
また、前記バッテリパックは、前記バッテリパックの振動を阻害しないケーブルを介して電源を供給することができる。
本発明によれば、バッテリを搭載したフィールド機器用モジュールをフィールド機器に取り付けた場合に、振動がフィールド機器に与える影響を軽減することができる。
フィールド機器に取り付けられた本実施形態に係る無線通信モジュールの外観を示す図である。 無線通信モジュールのケース本体とケース蓋とを説明する図である。 バッテリパックを説明する図である。 無線通信モジュールのケース本体とケース蓋とに取り付けられる弾性部材を説明する図である。 弾性部材とシートとを説明する図である。 ケースに収まったバッテリパックを説明する図である。 バッテリパックを保持する力を説明する図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、フィールド機器100に取り付けられた本実施形態に係る無線通信モジュール200の外観を示す図である。フィールド機器100は、パイプライン等に取り付けられ、流体物の状況等により想定される振動数で振動する。無線通信モジュール200はバッテリを内蔵しており、測定信号や制御信号等の各種信号の送受信を行なう。無線通信モジュール200は、アンテナ201と、フィールド機器100との接続機構202を備えているが、以降では図面を含めてアンテナ201を省いて説明する。
なお、本発明は、無線通信モジュール200に限られず、バッテリを内蔵し、フィールド機器100に取り付けられるフィールド機器用モジュール全般に適用することができる。フィールド機器100としては、例えば、圧力、温度、流量やガス濃度等を測定する測定機器、バルブやアクチュエータ等の操作機器、警報等を発する音響機器や光学機器、入出力スイッチ等のパイプライン等に取り付けられる機器等が挙げられる。
無線通信モジュール200は、図2(a)に示すように、ケース本体210とケース蓋220とにより略直方体の筐体が構成されている。ケース本体210とケース蓋220とは、四隅でねじ223により固定される。ここでは、ケース蓋220側を正面とし、本図の向きにしたがって前後面、上下面、左右面を定めるものとするが、ケース蓋220が上面側になるように配置してもよい。
ねじ223を外し、ケース蓋220を開くと、図2(b)に示すようにバッテリパック230が収容されている。バッテリパック230は、略直方体であり、単一型(D型)サイズの乾電池を2本横に並べて収容している。
バッテリパック230は、ケース本体210から前面方向に引き抜くことで取り出せるようになっており、取り出す際に2本の指で摘んで引き抜きやすくするための取り出し用窪み231が2箇所形成されている。取り出し用窪み231は、横に並んだ円筒状の2本の乾電池間の空間を利用したものであり、ハンドルや取手を設けることによってバッテリパック230の外形寸法が大きくなることを防いでいる。なお、ケース蓋220を上面側に配置した場合は、バッテリパック230を上方向に持ち上げることで取り出すことになる。
バッテリパック230の前面には、図3(a)に示すように、上辺下辺のそれぞれに横面から見た角が切り取られた形状の斜面232が設けられている。斜面232は45度程度とすることができる。また、左上の隅を除いた右上、右下、左下の3つの隅は前面から見た角が切り取られた形状の斜面233となっている。これらの斜面233に対応する斜面がケース本体210とケース蓋220とに形成されており、斜面233は、バッテリパック230をケース本体210に装着する際の向きを規制する役割も担っている。
バッテリパック230の後面にも、図3(b)に示すように、上辺下辺にそれぞれに横面から見た角が切り取られた形状の斜面232が設けられている。また、前面に対応して、後方から見た右上の隅を除いた左上、右下、左下の3つの隅は後面から見た角が切り取られた形状の斜面233となっている。
バッテリパック230からの電源供給は、コネクタ付きケーブル236により行なわれる。コネクタ付きケーブル236は柔軟性が高く余裕のある長さのケーブルを用いており、先端のコネクタは無線通信モジュール200内のコネクタ(図示せず)に接続される。
バッテリパック230の後面の上辺中央部にはラッチ受けとして機能するラッチ受け用窪み235が形成されている。ラッチ215(図4参照)はケース本体210に取り付けられており、バッテリパック230の後面上辺の斜面232は、バッテリパック230の装着時に、ラッチ215が円滑にラッチ受け用窪み235に嵌るように、ラッチ受け用窪みに235に向けて溝が形成されている。なお、ラッチ受け用窪み235は、ラッチ215が嵌ったときに、ラッチ215と接触しないように、ラッチ215よりも十分大きく形成されている。
図4に示すように、無線通信モジュール200のケース本体210には、ケース蓋側に開口した窪みである本体側バッテリパック収容スペース211が形成されている。図示してないが、ケース本体210の本体側バッテリパック収容スペース211の奥側にはコネクタ、無線通信回路、フィールド機器100との接続機構202等が配置されている。また、ケース蓋220には、ケース本体側に開口した窪みである蓋側バッテリパック収容スペース221が形成されている。
本体側バッテリパック収容スペース211および蓋側バッテリパック収容スペース221は、略直方体形状で、バッテリパック230の外枠よりも大きく形成されており、バッテリパック230がケース本体210およびケース蓋220に触れずに収容できるように、弾性部材が6箇所に取り付けられている。弾性部材は、例えば、ゴム等を用いることができる。また、本体側バッテリパック収容スペース211の上辺中央にラッチ215が取り付けられている。
バッテリパック230をケース本体210に挿入する際、ラッチ215がバッテリパック230の斜面232の溝を通り、ラッチ受け用窪み235に嵌ることで、バッテリパック230が正しく装着されることになる。作業者は、ラッチ215がラッチ受け用窪み235に嵌る音と感覚で、バッテリパック230が正しく装着されたことを確認することができる。ラッチ受け用窪み235は、ラッチ215よりも大きく形成されているため、バッテリパック230が正しく装着された状態で、ラッチ215は、ラッチ受け用窪み235と接触しない。
弾性部材は、本体側バッテリパック収容スペース211については、上辺側に2個の本体側上辺弾性部材212が取り付けられ、下辺隅に2個の本体側下辺弾性部材213が取り付けられている。また、蓋側バッテリパック収容スペース221については、上辺側に2個の蓋側上辺弾性部材222が取り付けられている。蓋側上辺弾性部材222は、本体側上辺弾性部材212に対向する位置に取り付けられている。
本体側上辺弾性部材212および蓋側上辺弾性部材222には、バッテリパック230の前後面上辺の斜面232と対応するように、傾斜方向が斜面232と同じ方向で、斜面232と対面する斜面が形成されている。すなわち、開口側から奥側に斜め下に向かう斜面である。この斜面によりバッテリパック230が奥まで入り込んで、ケース本体210あるいはケース蓋220に接触することを防ぐことができる。
本体側下辺弾性部材213には、バッテリパック230の右下隅、左下隅の斜面233と対応するように、傾斜方向が斜面233と同じ方向で、斜面233と対面する斜面が形成されている。すなわち、本体側バッテリパック収容スペース211の底面から側面に向けての斜面である。この斜面は、バッテリパック230の挿入時のガイドとしての機能も有している。
本体側下辺弾性部材213は、バッテリパック230を出し入れする際に下側となり、バッテリパック230を支えることになるが、ゴム等を用いているため摩擦力が高く、直接バッテリパック230に接触すると、出し入れする際の円滑性が失われることになる。そこで、本体側下辺弾性部材213の斜面は、バッテリパック230を滑りやすくするためのシート214で覆われている。シート214は、樹脂等で形成することができる。
本体側下辺弾性部材213とシート214との連結は、例えば、図5に示すような構造とすることができる。すなわち、シート214に複数の穴を形成し、本体側下辺弾性部材213に突起物を形成することで、シート214と本体側下辺弾性部材213とを連結する。この場合、シート214を本体側バッテリパック収容スペース211に接着することで、本体側下辺弾性部材213もケース本体210に取り付けられることになる。
この結果、バッテリパック230を挿入したケース本体210にケース蓋220を固定した状態で、本体側上辺弾性部材212および蓋側上辺弾性部材222はそれぞれの斜面が、バッテリパック230の斜面232と直接的に接し、本体側下辺弾性部材213は、シート214を介して斜面がバッテリパック230の斜面233と間接的に接することになる。図6は、本体側上辺弾性部材212、蓋側上辺弾性部材222および本体側下辺弾性部材213がバッテリパック230を保持している様子を示している。
また、図7(a)は、バッテリパック230が、本体側上辺弾性部材212、蓋側上辺弾性部材222および本体側下辺弾性部材213から受ける力を正面方向から見た図であり、図7(b)は、側面方向から見た図である。本図では、バッテリパック230に収容された乾電池240も示している。
図7(a)に示すように、バッテリパック230は、正面方向については、本体側上辺弾性部材212、蓋側上辺弾性部材222により下方向に押され、本体側下辺弾性部材213により中心に向かって斜め上方向に押されることになる。中心に向かって斜め上方向の力は、内側に向かった上方向と左右方向の力に分解することができる。また、図7(b)に示すように、側面方向については、本体側上辺弾性部材212、蓋側上辺弾性部材222により中心に向かって斜め下方向に押され、本体側下辺弾性部材213により上方向に押されることになる。中心に向かって斜め下方向の力は、内側に向かった下方向と前後方向の力に分解することができる。
このように、各弾性部材212、222、213により、バッテリパック230には、前後左右上下の6方向全部について内側方向に押される力が働くことになり、バッテリパック230は、あらゆる方向にバランス良く弾性的に保持されることになる。なお、バッテリパック230を前後左右上下の6方向全部について内側方向に押さえる力が働けば足り、弾性部材の形状、個数、配置場所は、本実施形態に示した本体側上辺弾性部材212、蓋側上辺弾性部材222、本体側下辺弾性部材213に限られない。
ここで、バッテリパック230は、各弾性部材212、222、213と直接的あるいは間接的に接する以外は、ラッチ215、ケース本体210、220蓋をはじめ他の部材とは接触しないようにしている。また、コネクタ付きケーブル236は柔軟性が高く余裕のある長さのケーブルを用いている。
これにより、バッテリパック230は、フィールド機器100に対して振動可能となり、バッテリパック230の質量と各弾性部材212、222、213により定められる弾性係数とに応じた固有振動数と、各弾性部材212、222、213による減衰性能とを有することになる。このとき、コネクタケーブル236は、柔軟性が高く余裕のある長さのケーブルを用いているため、バッテリパック230の振動を阻害しないようになっている。
本実施形態では、この固有振動数がフィールド機器100に与えられると想定される振動の振動数となるように弾性部材212、222、213の弾性係数を設定する。一般に、動吸振器(ダイナミックダンパー)の設計に用いられる定点理論等が知られているが、本実施形態では、例えば、フィールド機器100の固有振動数に応じて各弾性部材212、222、213の弾性係数を設定することができる。また、バッテリパック230の質量とフィールド機器の固有振動数に応じて減衰係数を設定することができる。これらの値は理論的に設定してもよいし、実験的に設定してもよい。
すなわち、本実施形態では、従来から広く行なわれているような防振材によってバッテリパック230をなるべく振動させないという制御ではなく、振動に対して積極的にバッテリパック230を共振させ、バッテリパック230を動的吸振器(ダイナミックダンパー)として利用するようにしている。
これにより、フィールド機器100が想定される外的な要因等で振動しても、その振動数でバッテリパック230が共振し、動的吸振器(ダイナミックダンパー)として機能することになる。すなわち、フィールド機器100の振動とバッテリパック230の固有振動数による振動とが異なる位相になって、両者の振動が打ち消しあうことで、フィールド機器100の振動が抑制され、振動がフィールド機器100に与える影響が軽減される。
100…フィールド機器、200…無線通信モジュール、210…ケース本体、211…本体側バッテリパック収容スペース、212…本体側上辺弾性部材、213…本体側下辺弾性部材、214…シート、215…ラッチ、220…ケース蓋、221…蓋側バッテリパック収容スペース、222…蓋側上辺弾性部材、230…バッテリパック、231…取り出し用窪み、232…斜面、233…斜面、235…ラッチ受け用窪み、236…コネクタ付きケーブル

Claims (6)

  1. フィールド機器に取り付けるフィールド機器用モジュールであって、
    本体と蓋とを備え、バッテリを収容したバッテリパックを収容するバッテリパック収容スペースが形成されたケースと、
    前記バッテリパック収容スペース内で、前記バッテリパックが前記ケースに接触しない状態で前記バッテリパックを保持する複数個の弾性部材とを備え、
    前記複数個の弾性部材の弾性係数は、前記フィールド機器に関する所定の振動数と、前記バッテリパックの質量とに基づいて定められ、
    前記バッテリパックおよび前記バッテリパック収容スペースは、略直方体形状であり、 前記バッテリパック収容スペースは、蓋側に開口した前記本体の窪みと本体側に開口した前記蓋の窪みとにより形成され、
    前記複数個の弾性部材は、前記バッテリパックを前後左右上下の6方向全部について内側方向に押し付ける力が働く形状、個数、配置場所であり、前記開口側から前記バッテリパックを挿入した場合に、前記窪みの底まで前記バッテリパックが入り込むことを防止するための斜面を有する第1弾性部材を含み、
    前記バッテリパックの質量と前記複数個の弾性部材の弾性係数に応じた前記バッテリパックの固有振動数が、前記フィールド機器に関する所定の振動数となるように前記複数個の弾性部材の弾性係数が定められていることを特徴とするフィールド機器用モジュール。
  2. 前記第1弾性部材は、前記本体と前記蓋の対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフィールド機器用モジュール。
  3. フィールド機器に取り付けるフィールド機器用モジュールであって、
    本体と蓋とを備え、バッテリを収容したバッテリパックを収容するバッテリパック収容スペースが形成されたケースと、
    前記バッテリパック収容スペース内で、前記バッテリパックが前記ケースに接触しない状態で前記バッテリパックを保持する複数個の弾性部材とを備え、
    前記複数個の弾性部材の弾性係数は、前記フィールド機器に関する所定の振動数と、前記バッテリパックの質量とに基づいて定められ、
    前記バッテリパックおよび前記バッテリパック収容スペースは、略直方体形状であり、 前記複数個の弾性部材は、前記バッテリパックを前後左右上下の6方向全部について内側方向に押し付ける力が働く形状、個数、配置場所であり、前記本体の前記バッテリパック収容スペースを形成する面のうち、前記バッテリパックの挿入時に下側となる底面の角部に配置され、前記底面から前記バッテリパックの挿入時に横側となる側面に向けての斜面を有する第2弾性部材を含み、
    前記バッテリパックの質量と前記複数個の弾性部材の弾性係数に応じた前記バッテリパックの固有振動数が、前記フィールド機器に関する所定の振動数となるように前記複数個の弾性部材の弾性係数が定められていることを特徴とするフィールド機器用モジュール。
  4. 前記第2弾性部材の斜面は、前記第2弾性部材と連結されたシートを介して前記バッテリパックと接触することを特徴とする請求項3に記載のフィールド機器用モジュール。
  5. 前記バッテリパックは、ラッチ受け用の窪みが形成されており、
    前記本体は、前記バッテリパックを収容した際に、前記ラッチ受け用の窪みと接触しない状態で嵌るラッチを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィールド機器用モジュール。
  6. 前記バッテリパックは、前記バッテリパックの振動を阻害しないケーブルを介して電源を供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィールド機器用モジュール。
JP2013246192A 2013-11-28 2013-11-28 フィールド機器用モジュール Active JP6308354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013246192A JP6308354B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 フィールド機器用モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013246192A JP6308354B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 フィールド機器用モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015106429A JP2015106429A (ja) 2015-06-08
JP6308354B2 true JP6308354B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=53436445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013246192A Active JP6308354B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 フィールド機器用モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6308354B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190239U (ja) * 1982-06-14 1983-12-17 トヨタ自動車株式会社 車両の振動吸収装置
JPH0516674A (ja) * 1991-07-10 1993-01-26 Otec Japan:Kk 電気自動車のバツテリー支持構造
JP3565207B2 (ja) * 2002-02-27 2004-09-15 日産自動車株式会社 電池パック
US7614469B2 (en) * 2007-05-07 2009-11-10 General Electric Company Battery case and method for securing same
US9040181B2 (en) * 2010-01-13 2015-05-26 Rosemount Inc. Modular intrinsically-safe field device power module
JP2012015043A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Yamatake Corp 電池内蔵型フィールド機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015106429A (ja) 2015-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101860557B1 (ko) 실시간 진동 피드백을 제공하는 휴대단말용 보호케이스
CN110650823B (zh) 电子模块
US7743995B2 (en) Terminal design with shock isolation assembly
US20120171539A1 (en) Handheld machine tool energy supply unit
US20150153829A1 (en) Portable terminal device
KR102480383B1 (ko) 콤팩트한 모듈형 무선 센서
US10141824B2 (en) Vibration motor
KR20170007413A (ko) 스토퍼 기구를 구비한 멤스 사운드 트랜스듀서 및 사운드 트랜스듀서 장치
US9743166B2 (en) Device generating sound
JP5404583B2 (ja) 電子機器収納ケースおよびスピーカ
JP2014203169A (ja) 携帯端末
JP6308354B2 (ja) フィールド機器用モジュール
JP2021009045A (ja) 振動検出装置
WO2018090300A1 (en) A damping assembly
JP2012227836A (ja) 携帯端末装置
WO2020241513A1 (ja) 車両用表示装置
CN208955503U (zh) 一种减震电控箱
CN206525051U (zh) 无人机飞控系统
CN212210203U (zh) 降低震动影响的电源柜
JP2006319592A (ja) 超音波センサ
WO2015097936A1 (ja) 電子機器
TW201351204A (zh) 音量調節結構及應用該音量調節結構之電子裝置
US20240147103A1 (en) Electronic device having speaker module and microphone
CN217087796U (zh) 一种线性振动电机
JP2019090761A (ja) 測定器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6308354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150