JP6307289B2 - 熱交換器及び水素貯蔵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力容器内に設けられる熱交換器及びこれを備えた水素貯蔵装置に関するものである。
従来、圧力容器内に設けられる熱交換器として、圧力容器外から給排される熱媒体が内部を通過する熱交換パイプを備えるものが知られている。特許文献1には、その断面が放射状に突出する複数の管凸部と、隣り合う管凸部の間で窪む複数の管凹部と、を有する異形断面形状であり、管凸部と管凹部が軸方向に螺旋状に延びて形成される熱交換パイプを備えた熱交換器が開示されている。
特開2013−15174号公報
一般的に、このような異形断面形状に形成される熱交換パイプは、円形断面形状に形成される熱交換パイプに比べて高い強度を有している。
しかし、異形断面形状に形成される熱交換パイプとその熱交換パイプを支持するブラケットとを直接接続する場合には、異形断面形状であるため溶接などによる接続が複雑となり、接続部のシール性を確保することが困難となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、熱交換器の強度を確保しつつシール性を向上させることを目的とする。
本発明は、圧力容器内に設けられる熱交換器であって、熱媒体が内部を通過する熱交換パイプと、前記熱交換パイプを支持するブラケットと、を備え、前記熱交換パイプは、異形断面形状に形成される異形部と、円形断面形状に形成され、一端が前記ブラケットに支持され他端が前記異形部に連結される第1ストレート部と、を有し、前記第1ストレート部と前記ブラケットとの間にはシール部材が介装され、前記第1ストレート部には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部が設けられ、前記第1補強部は、前記第1ストレート部の前記他端から少なくとも前記シール部材までにわたって設けられることを特徴とする。
また、本発明は、圧力容器内に設けられる熱交換器であって、熱媒体が内部を通過する熱交換パイプと、前記熱交換パイプを支持するブラケットと、を備え、前記熱交換パイプは、一端が前記ブラケットに支持され互いに平行に設けられる一対のメインパイプと、前記一対のメインパイプの他端を連結し、一方の前記メインパイプを通過する熱媒体を他方の前記メインパイプへ導く連結部と、を備え、前記メインパイプは、異形断面形状に形成される異形部と、円形断面形状に形成され前記異形部の一端を前記ブラケットへ接続するための前記第1ストレート部と、円形断面形状に形成され前記異形部の他端を前記連結部へ接続するための第2ストレート部と、を有し、前記第1ストレート部には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部が設けられ、前記第2ストレート部の内側には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第2補強部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、熱交換器は、異形断面形状に形成される異形部をブラケットへ接続するための第1ストレート部と、第1ストレート部の内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部と、を備える。熱交換パイプは、円形断面形状に形成される第1ストレート部によってブラケットに接続されるため、接続部のシール性を向上させることができる。また、第1補強部は、第1ストレート部に作用する外圧を受圧するため、異形部と比較して強度が低い円形断面形状の第1ストレート部の強度を確保することができる。このように、熱交換器の強度を確保しつつシール性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器を備える水素貯蔵装置の一部断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器が有する熱交換パイプの異形部の軸方向に垂直な断面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 図1におけるB部の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る熱交換器100について説明する。以下では、水素貯蔵装置1に設けられる熱交換器100について説明する。
まず、図1を参照して、熱交換器100が設けられる水素貯蔵装置1について説明する。
図1に示す水素貯蔵装置1は、例えば水素ガスを燃料とする車両に搭載されるものであり、高圧の水素ガスを貯蔵する水素貯蔵室2を有する。
水素貯蔵装置1は、水素貯蔵室2を画成する圧力容器として、中空状のライナ10と、ライナ10の一端部に取り付けられるエンドフランジ20と、ライナ10の他端部に取り付けられるベースフランジ30と、を備える。
ライナ10の外周には、ライナ10を包囲する補強チューブ40が設けられる。補強チューブ40は、ライナ10より引張強度が高く、熱膨張率が小さい金属として、例えば高張力鋼を材質とする。
ライナ10の内部には、水素貯蔵物質3を収容するタンクとして、中空状のサブタンク50が設けられる。サブタンク50の一端側の開口はベースフランジ30によって塞がれ、他端側の開口は蓋部材60によって塞がれる。
蓋部材60には、ライナ10内の水素貯蔵室2とサブタンク50内部とを連通する通孔61と、通孔61を覆うメッシュ62と、が設けられる。蓋部材60は、エンドフランジ20に連結される。
水素貯蔵物質3は、メッシュ62によってサブタンク50の内部に閉じ込められる。図1には便宜上、サブタンク50に収容される水素貯蔵物質3の一部を示しているが、水素貯蔵物質3はサブタンク50内の全域に収容される。
水素貯蔵物質3は、例えば粉末状の水素吸蔵合金が用いられる。水素吸蔵合金は、水素を吸蔵する性質のあるものを合金化したものである。水素貯蔵物質3には、大気中に比べて数100倍以上の水素ガスが貯蔵される。水素貯蔵物質3は、水素吸蔵合金に限らず、水素を取り込む性質のある他の物質を用いてもよい。
エンドフランジ20には、水素貯蔵室2に水素ガスを給排する水素ガス給排通路21が設けられる。水素ガス給排通路21は、エンドフランジ20に接続される配管を介して水素ガスの供給源と水素ガスの供給先に連通される。
ベースフランジ30には、後述する熱交換器100に熱媒体を給排する給排口30A,30Bが設けられる。
サブタンク50の内部には、水素貯蔵物質3を冷却または加熱する熱交換器100が設けられる。熱交換器100は、水素貯蔵装置1の外部から給排口30A,30Bを通じて給排される熱媒体が内部を通過することによって、水素貯蔵物質3との間で熱交換を行う。熱媒体は、例えば水またはオイルが用いられるが、これに限らず、他の液体または気体を用いてもよい。
水素貯蔵装置1への水素ガス充填時には、外部の供給源から高圧の水素ガスがエンドフランジ20の水素ガス給排通路21を通じてライナ10内の水素貯蔵室2に供給される。そして、外部の供給源から低温の冷却媒体(熱媒体)が給排口30Aを通じて熱交換器100に供給される。熱交換器100に供給される冷却媒体によって水素貯蔵物質3が冷却されることにより、水素ガスが水素貯蔵物質3に貯蔵される。
一方、水素貯蔵装置1から水素ガスが取り出されるときには、外部の供給源から給排口30Aを通じて高温の昇温媒体(熱媒体)が熱交換器100に供給される。熱交換器100に供給される昇温媒体によって水素貯蔵物質3が加熱されることにより、水素貯蔵物質3から放出される水素ガスがエンドフランジ20の水素ガス給排通路21を通じて取り出される。
次に、熱交換器100について具体的に説明する。
図1に示すように、熱交換器100は、水素貯蔵装置1の外部から給排される熱媒体が内部を通過する熱交換パイプ101と、ベースフランジ30に固定され熱交換パイプ101を支持するブラケット120と、を備える。
熱交換パイプ101は、一端がそれぞれブラケット120に支持され互いに平行に設けられる一対のメインパイプ110A,110Bと、一対のメインパイプ110A,110Bのそれぞれの他端同士を連結する連結部115と、を備える。
一対のメインパイプ110A,110Bは、異形断面形状に形成される異形部111A,111Bと、円形断面形状に形成され異形部111A,111Bをブラケット120へ接続するための第1ストレート部112A,112Bと、円形断面形状に形成され異形部111A,111Bを連結部115へ接続するための第2ストレート部113A,113Bと、を備える。ここで、円形とは真円形状及び楕円形状のことであり、異形とは円形ではない形状のことである。
図2に示すように、一対のメインパイプ110A,110Bの異形部111A,111Bは、放射状に突出する複数の凸部111Cと、隣り合う凸部111Cの間で窪む凹部111Dと、を有する異形断面形状に形成される。このように、断面形状を円形ではなく異形とすることにより、表面積が大きくなるため熱伝達性が向上する。
凹部111Dは、異形部111A,111Bの内周側において他の凹部111Dと接触する。このため、凹部111Dが互いに接触する部分において異形部111A,111Bに作用する外圧を受圧することができ、異形部111A,111Bの強度が向上する。このように、異形部111A,111Bは、円形断面形状を有するストレート管よりも外圧に対する強度が大きい異形断面形状に形成される。一対のメインパイプ110A,110Bの異形部111A,111Bの断面形状は、互いに同一に形成してもよいし、異なる異形断面形状に形成してもよい。
メインパイプ110A,110Bの第1ストレート部112A,112Bは、一端がブラケット120に支持され他端が異形部111A,111Bに連結される。第1ストレート部112A,112Bの一端側は、図3に示すように、ブラケット120に設けられる収容凹部121A,121Bに挿入され、溶接によってブラケット120に固定される。第1ストレート部112A,112Bの一端側とブラケット120との間にはシール部材であるOリング122A,122Bが介装される。第1ストレート部112A,112Bは、溶接に代えてねじ込みや圧入といった他の方法によりブラケット120に固定されてもよい。
第1ストレート部112A,112Bには、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部としての補強管130A,130Bが設けられる。補強管130A,130Bは、円形断面形状に形成されるストレート管であり、第1ストレート部112A,112Bの軸方向の全長にわたって挿入される。
熱交換器100に給排される熱媒体は、メインパイプ110A,110Bの異形部111A,111Bと給排口30A,30Bとの間を補強管130A,130Bの内側を通じて通過することができる。
図4に示すように、メインパイプ110A,110Bの第2ストレート部113A,113Bは、一端が異形部111A,111Bに連結され他端が連結部115に連結される。第2ストレート部113A,113Bの他端側は、連結部115に設けられる連結凹部116A,116Bに挿入され、溶接によって連結部115に固定される。第2ストレート部113A,113Bは、溶接以外の他の方法により連結部115に固定されてもよい。
第2ストレート部113A,113Bには、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第2補強部としての補強管140A,140Bが設けられる。補強管140A,140Bは、円形断面形状に形成されるストレート管であり、第2ストレート部113A,113Bの軸方向の全長にわたって挿入される。
一方のメインパイプ110Aの異形部111Aを通過する熱媒体は、図4中矢印で示すように、補強管140Aの内側を通じて連結部115に設けられる連結通路117へ導かれる。連結通路117を通過する熱媒体は、補強管140Bの内側を通じて他方のメインパイプ110Bの異形部111Bへ導かれる。
このように、熱交換パイプ101は、一対のメインパイプ110A,110Bと連結部115とを備え、ブラケット120に片持ち支持されるU字状に形成される。熱交換パイプ101の内部には、一方の給排口30Aを通じて外部から供給される熱媒体が、メインパイプ110A、連結部115、及びメインパイプ110Bを通過して循環するため、水素貯蔵物質3との間で熱交換を行うことができる。
一対のメインパイプ110A,110Bは互いに同一の長さに形成されるが、異形部111A,111B、第1ストレート部112A,112B、及び第2ストレート部113A,113Bの長さがそれぞれ異なるように形成してもよい。
熱交換パイプ101の異形部111A,111Bの一端は、第1ストレート部112A,112Bによってブラケット120に支持される。また、熱交換パイプ101の異形部111A,111Bの他端は、第2ストレート部113A,113Bによって連結部115に連結される。第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bは円形断面形状を有しているため、溶接などの接続手段を施しやすい。このため、熱交換パイプ101のシール性を向上させることができる。
ライナ10内の水素貯蔵物質3は、高圧状態にあるため、熱交換パイプ101には外圧が作用する。熱交換パイプ101の第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bの内側には、補強管130A,130B及び140A,140Bが設けられる。このため、補強管130A,130B及び補強管140A,140Bが、第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bに作用する外圧を受圧することができる。したがって、第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bの強度を確保することができる。
一本の管から異形部111A,111Bと第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bとを一体形成した場合には、異形部111A,111Bは異形断面形状に形成されることによって外圧に対しての強度が確保される。第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bは円形断面形状であるため、異形部111A,111Bと比較して、外圧に対する強度が低くなる。このような場合であっても、第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bには補強管130A,130B及び補強管140A,140Bが設けられるため、第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bの強度を確保することができる。
補強管130A,130B及び補強管140A,140Bは、ブラケット120または連結部115とは、別体に設けられる。このため、製造が容易であり、低コストで製造することができる。これに代えて、補強管130A,130B及び補強管140A,140Bをブラケット120または連結部115と一体に形成してもよい。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
熱交換器100は、異形断面形状に形成される異形部111A,111Bをブラケット120へ接続するための第1ストレート部112A,112Bと、第1ストレート部112A,112Bの内側に挿入され熱媒体の通過を許容する補強管130A,130Bと、を備える。熱交換パイプ101は、円形断面形状に形成される第1ストレート部112A,112Bによってブラケット120に接続されるため、溶接などの接続手段を施しやすく接続部のシール性を向上させることができる。また、補強管130A,130Bは、第1ストレート部112A,112Bに作用する外圧を受圧するため、異形部111A,111Bと比較して外圧に対する強度が低い円形断面形状の第1ストレート部112A,112Bの強度を確保することができる。このように、熱交換器100の強度を確保しつつシール性を向上させることができる。
また、熱交換器100は、異形部111A,111Bを連結部115へ接続するための第2ストレート部113A,113Bと、第2ストレート部113A,113Bの内側に挿入され熱媒体の通過を許容する補強管140A,140Bと、を備える。熱交換パイプ101の異形部111A,111Bは、円形断面形状に形成される第2ストレート部113A,113Bによって連結部115に接続されるため、溶接などの接続手段を施しやすく接続部のシール性を向上させることができる。また、補強管140A,140Bは、第2ストレート部113A,113Bに作用する外圧を受圧するため、異形部111A,111Bと比較して外圧に対する強度が低い円形断面形状の第2ストレート部113A,113Bの強度を確保することができる。このように、熱交換器100の強度を確保しつつシール性を向上させることができる。
また、熱交換パイプ101の第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bの強度が確保されることにより、第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bが変形することによってシール性が低下することも防止される。したがって、熱交換器100のシール性をさらに向上させることができる。
また、第1ストレート部112A,112Bは、ブラケット120の収容凹部121A,121Bに挿入され、ブラケット120との間にはシール部材としてOリング122A,122Bが介装される。第1ストレート部112A,112Bは、円形断面形状に形成されるため、異形断面形状である場合と比較してその外周にOリング122A,122Bといったシール部材を介装し易く、シール部材のシール性を十分に発揮できる。したがって、熱交換器100は、第1ストレート部112A,112Bの外周にOリング122A,122Bを介装することによって、シール性をさらに向上させるができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、熱交換器100は、水素貯蔵装置1に設けられる場合について説明したが、その他の圧力容器内に設けてもよい。
また、上記実施形態では、メインパイプ110A,110Bの第1ストレート部112A,112B及び第2ストレート部113A,113Bの両方に補強部としての補強管130A,130B及び補強管140A,140Bを設ける構成であった。熱交換器100の強度を確保するためには両方に設けるのが好ましいが、第2ストレート部113A,113Bには補強管140A,140Bを設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、補強管130A,130B及び補強管140A,140Bは、第1ストレート部112A,112Bまたは第2ストレート部113A,113Bの全長にわたり挿入される構成であった。熱交換器100の強度を確保するためには、全長にわたって挿入されることが好ましいが、第1ストレート部112A,112Bまたは第2ストレート部113A,113Bの軸方向の一部に挿入される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、熱交換パイプ101は、互いに平行に設けられる一対のメインパイプ110A,110Bを備え、メインパイプ110A,110Bは、他端同士が連結部115によって連結される構成であった。これに代えて、熱交換パイプ101は、連結部115を設けず、一本のパイプを折り曲げてU字状に形成される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、熱交換パイプ101は、互いに平行に設けられる一対のメインパイプ110A,110Bと、メインパイプ110A,110Bの他端同士を連結する連結部115と、を備え、ブラケット120に片持ち支持されるU字状に形成される構成であった。これに代えて、熱交換パイプ101は、異形部とその両端に形成されるストレート部とを有する一本の直線状のパイプとして形成され、両端がブラケット120と蓋部材60に支持される構成としてもよい。この場合には、熱媒体を給排する給排口30A,30Bの一方をエンドフランジ20に設けて、熱交換パイプ101に熱媒体を給排するように構成すればよい。この場合でも、両端のストレート部の内側に挿入される補強部を設けることで、ストレート部の強度を確保しつつ熱交換器のシール性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、熱交換パイプ101が有するメインパイプ110A,110Bの異形部111A,111Bは、放射状に突出する複数の凸部111Cと、隣り合う凸部111Cの間で窪む凹部111Dと、を有する異形断面形状であって、凹部111Dが内側で互いに接触する構成であった。これに代えて、断面をその他の異形形状、例えば多角形断面に形成してもよい。
1 水素貯蔵装置
2 水素貯蔵室
3 水素貯蔵物質
10 ライナ
20 エンドフランジ
30 ベースフランジ
50 サブタンク
100 熱交換器
101 熱交換パイプ
110A,110B メインパイプ
111A,111B 異形部
111C 凸部
111D 凹部
112A,112B 第1ストレート部
113A,113B 第2ストレート部
115 連結部
120 ブラケット
130A,130B 補強管(第1補強部)
140A,140B 補強管(第2補強部)

Claims (6)

  1. 圧力容器内に設けられる熱交換器であって、
    熱媒体が内部を通過する熱交換パイプと、
    前記熱交換パイプを支持するブラケットと、を備え、
    前記熱交換パイプは、
    異形断面形状に形成される異形部と、
    円形断面形状に形成され、一端が前記ブラケットに支持され他端が前記異形部に連結される第1ストレート部と、を有し、
    前記第1ストレート部と前記ブラケットとの間にはシール部材が介装され、
    前記第1ストレート部には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部が設けられ
    前記第1補強部は、前記第1ストレート部の前記他端から少なくとも前記シール部材までにわたって設けられることを特徴とする熱交換器。
  2. 圧力容器内に設けられる熱交換器であって、
    熱媒体が内部を通過する熱交換パイプと、
    前記熱交換パイプを支持するブラケットと、を備え、
    前記熱交換パイプは、
    一端が前記ブラケットに支持され互いに平行に設けられる一対のメインパイプと、
    前記一対のメインパイプの他端を連結し、一方の前記メインパイプを通過する熱媒体を他方の前記メインパイプへ導く連結部と、を備え
    前記メインパイプは、
    異形断面形状に形成される異形部と、
    円形断面形状に形成され前記異形部の一端を前記ブラケットへ接続するための前記第1ストレート部と、
    円形断面形状に形成され前記異形部の他端を前記連結部へ接続するための第2ストレート部と、を有し、
    前記第1ストレート部には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第1補強部が設けられ、
    前記第2ストレート部の内側には、その内側に挿入され熱媒体の通過を許容する第2補強部が設けられることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記熱交換パイプの異形部は、
    放射状に突出する複数の凸部と、
    隣り合う前記凸部の間で窪む凹部と、を有し、
    内周側において前記凹部が互いに接触する異形断面に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1補強部及び前記第2補強部は、前記ブラケットまたは前記連結部と別体に形成されることを特徴とする請求項2又は3のいずれか一つに記載の熱交換器。
  5. 前記第1補強部及び前記第2補強部は、前記第1ストレート部または前記第2ストレート部の全長に渡ってその内側に挿入されることを特徴とする請求項から4のいずれか一つに記載の熱交換器。
  6. 水素ガスを貯蔵する水素貯蔵物質を収容する前記圧力容器内に設けられる請求項1から5のいずれか一つに記載の熱交換器を備え、
    前記水素貯蔵物質と前記熱交換器に給排される熱媒体との間における熱交換によって水素ガスを貯蔵することを特徴とする水素貯蔵装置。
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