JP6306730B2 - 磁気ラッチ - Google Patents

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Description

本開示は、一般的にはラッチに関し、より詳細には、閉構成のポータブルコンピューティングデバイスを解除可能に固定するのに使用することができる磁気ラッチに関するものである。
ポータブルコンピューティングデバイスなどのデバイスは、2つの筐体部分を備えることができる。例えば、筐体部分は、蓋とベースとを備えてもよい。この点に関して、更なる例として、ラップトップコンピュータは、キーボードを有するベースと、ディスプレイを有する蓋と、を備えることができる。
蓋は、ベースに対して枢動するように構成してもよい。開構成では、ラップトップの使用中に、ユーザがキーボード及びディスプレイと相互作用することができるように、ディスプレイ及びキーボードの双方とも露出し得る。更に、閉位置では、ディスプレイ及びキーボードを保護することができる。この点に関して、キーボードとディスプレイが互いに向かって折り畳まれて、筐体の外側保護部分が露出することができる。更に、ラップトップは、閉構成において、比較的薄い外形が形成されるので、その運搬が容易となり得る。
閉構成においてラップトップを解除可能に保持するために、ラッチを使用することができる。ラッチを使用すると、ラップトップを更に保護することができる。この点において、ラップトップの不測の開きを実質的に回避することができる。
いくつかの実施形態では、ラッチは、ラップトップを閉構成で解除可能に保持するために、締まり嵌め又はその他の機械的な相互作用を用いる機械的な機構を備えることができる。しかし、機械的な機構は、落下事象時に故障しやすいか、又は、ラッチの機能に悪影響を及ぼし得る経時的な磨耗を生じる恐れがある。あるいは、ラッチは磁気機構を備えてもよい。しかし、磁気機構は、必要とする解除力の点で、不満足なユーザエクペリエンスをもたらす恐れがある。したがって、これらの問題及び他の問題に対処するように構成された改良されたラッチ機構が望まれることがある。
本出願は、ラップトップコンピュータ、又は他のデバイスなどのポータブルコンピューティングデバイスを閉構成で解除可能に保持するのに使用され得るラッチ機構に関する。かかるポータブルコンピューティングデバイスは、蓋とベースとを含んでもよい。ヒンジは、ポータブルコンピューティングデバイスが開構成と閉構成との間で移動可能であるように、蓋とベースを連結することができる。
ラッチ機構は、ヒンジと反対側で、ポータブルコンピューティングデバイスと連結されてもよい。ラッチ機構は、磁気ラッチ機構とすることができる。この点で、ラッチ機構は、第1及び第2磁気部材を備えることができる。
第1磁気部材は蓋に結合されてもよく、第2磁気部材はベースに結合されてもよい。第2磁気部材は、第1磁気部材との磁気相互作用が変化するように、移動可能としてもよい。例えば、ベースは可動部と残りの部分とを備えてもよく、第2磁気部材はベースの可動部に連結される。したがって、ベースの可動部が移動するとき、第2磁気部材は、第1磁気部材に対して移動されてもよい。
この運動によって、磁気部材間の引力は、それらの吸引部が移動して互いに離れることにより、解除され得る。いくつかの実施形態では、第2磁気部材が移動することにより、更に、磁気部材は、互いに反発し合うことになり得る。この点に関して、同様の極性を規定する磁気部材の部分が近接し得ることによって、蓋は、ベースから離れる方向に押される。したがって、蓋を容易に開放することができる。
本開示の他の装置、方法、特徴及び利点は、以下の図及び詳細な説明の精査をすれば、当業者には明白であるか、又は明白になるであろう。全てのかかる追加のシステム、方法、特徴及び利点は、この説明内に含まれ、本開示の範囲内であり、添付の請求項により保護されることが意図されている。
含まれる図面は例示の目的のためであり、開示される装置、アセンブリ、方法、及びシステムについての可能な構造及び構成の例を提供するのに役立つにすぎない。これらの図面は、当業者により、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、開示に対してなされ得る形態及び詳細のいかなる変更をも制限するものではない。
本開示の一実施形態の例に係る、閉構成のポータブルコンピューティングデバイスの一実施形態の正面斜視図を例示する。
本開示の一実施形態の例に係る、開構成における図1のポータブルコンピューティングデバイスを例示する。
本開示の一実施形態の例に係る図1のポータブルコンピューティングデバイスのベースの上部ケースの底面斜視図を例示する。
本開示の一実施形態の例に係る、図1のポータブルコンピューティングデバイスの底面図を例示する。
本開示の実施形態に係る、開構成におけるラッチ機構を備えるポータブルコンピューティングデバイスの実施形態の正面斜視図を例示する。
閉構成における図5のポータブルコンピューティングデバイスの正面斜視図を例示する。
ラッチ機構の可動部が枢動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分同士が互いに反発する、解除された構成の、図7のポータブルコンピューティングデバイスを例示している。
ラッチ機構の可動部が並進運動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分同士が互いに反発する、解除された構成の、図9のポータブルコンピューティングデバイスを例示している。
ラッチ機構の可動部が蓋に対して並進運動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分同士が互いに反発する、解除された構成の、図11のポータブルコンピューティングデバイスを例示している。
本開示の一実施形態の例に係る、図7〜図12のポータブルコンピューティングデバイスの開閉に関連付けられた力曲線を例示する。
ラッチ機構の可動部が枢動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分間の磁気引力が除去された解除構成における図14のポータブルコンピューティングデバイスを例示する。
ラッチ機構の可動部が並進運動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分間の磁気引力が除去された解除構成における図16のポータブルコンピューティングデバイスを例示する。
ラッチ機構の可動部が蓋に対して並進運動するように構成されている実施形態の線A−Aに沿って図6のポータブルコンピューティングデバイスを横切る断面図を例示する。ラッチ機構は、本開示の一実施形態の例による、係合された構成である。
ラッチ機構の部分間の磁気引力が除去された解除構成における図18のポータブルコンピューティングデバイスを例示する。
本開示の一実施形態の例に係る、図14〜図19のポータブルコンピューティングデバイスの開閉に関連付けられた力曲線を例示する。
本開示の一実施形態の例に係るラッチ機構を組み立てるための方法を例示する。
本開示の一実施形態の例に係る電子デバイスのブロック図を概略的に例示する。
本明細書に記載される実施形態に係る、システム、装置、コンピュータプログラム製品及び方法の代表的な適用が、この項において提示される。これらの例は、更なる前後関係を提供し、説明する実施形態の理解を助けることのみを目的として提供される。したがって、これらの具体的な詳細のうちの一部又は全てを使用することなく、ここで説明される実施形態を実施できることが、当業者には明らかであろう。他の例では、ここで説明される実施形態を不必要に不明瞭化することを回避するために、周知のプロセス工程は、詳細には説明されていない。他の適用例が可能であり、それゆえ、以下の実施例は、限定的なものとして解釈されるべきではない。
以下に詳細に説明するように、以下の説明は、磁気ラッチに関する。本開示の実施形態は、例えば、電子デバイスを含む種々のデバイスの筐体内に使用することができる。磁気ラッチは、より具体的な例を挙げれば、ラップトップコンピュータ内に使用することができる。しかし、デバイスの種々の他の実施形態にも、本開示の実施形態に係る、磁気ラッチが含まれ得ることを理解されたい。
一実施形態では、ポータブルコンピューティングデバイスは、開口部の枠(reveal)で結合してベースを形成する、上部ケース及び下部ケースを有する多部品筐体を備えることができる。ポータブルコンピューティングデバイスは、表示画面及び他の関連構成要素を収容可能な上部(又は蓋)を有することができるのに対して、ベースは、さまざまなプロセッサ、ドライブ、ポート、電池、キーボード、タッチパッドなどを収容することができる。上部ケースと下部ケースは、上部ケースと下部ケースとの間の間隙及びずれが、少なくなるだけでなく、デバイスの量産時にデバイス間でもより一定となるように、それぞれ境界領域で特定の方法で連結することができる。
特定の実施形態では、蓋及びベースは、クラッチアセンブリと呼ぶことができるものを介して、互いに枢動可能に連結することができる。クラッチアセンブリは、円筒形部分を含むことができ、そしてこれは環状の外側領域、及びその環状の外側領域により囲まれた中央ボア領域を含み、中央ボアは、ベースと蓋の中の電気構成要素との間の導電体のための支持を提供するように好適に構成される。クラッチアセンブリは、クラッチをポータブルコンピューティングデバイスのベース及び蓋に結合する複数の締結領域を備えることができる。この締結領域の少なくとも1つは、空間、サイズ及び部品数を最小限に抑えるように、円筒形部分と一体で形成される。
上部ケースは、空洞又は内腔を含むことができ、この中に、複数の動作構成要素を組み立て作業中に挿入することができる。説明される実施形態では、動作構成要素を内腔内に挿入することができ、最上部の構成要素がまず最初に挿入され、続いてトップダウンの配列で構成要素が挿入される「トップボトム(top-bottom)」の組み立て作業によって、動作構成要素を上部ケースに取り付けることができる。例えば、上部ケースは、キーボードモジュールを収容するように提供及び成形されることができる。キーボードモジュールは、複数のキーキャップアセンブリで形成されたキーボードアセンブリ、及び関連回路(その上にスイッチマトリックス及び保護機能プレートを組み込むことができる可撓性膜など)を含み得る。したがって、トップボトム組み立て方法に従って、最初にキーボードアセンブリが上部ケースに挿入され、続いて可撓性膜、次いで機能プレートが挿入され、上部ケースに取り付けられる。続いて、上から下に(完成品の観点で見た場合)他の内部構成要素を挿入することができる。
一実施形態では、キーキャップアセンブリを、電源スイッチに置き換えるために使用することができるように、キーボードモジュールを構成することができる。例えば、従来のキーボードでは、キーキャップの最上列のそれぞれには、少なくとも1つの機能を割り当てることができる。しかし、キーキャップの1つを電源ボタンとして再配置することによって、従来の電源ボタンに関連するスイッチ機構を少なくとも削除して、既に利用可能なキーキャップアセンブリ及び関連回路で置き換えることによって、動作構成要素の数を削減することができる。
キーボードのほかに、ポータブルコンピューティングデバイスは、タッチパッド、タッチスクリーン等のタッチ感知式デバイスを備えることができる。ポータブルコンピューティングデバイスがタッチパッドを備える場合の実施形態では、タッチパッドをガラス材料から形成することができる。ガラス材料は、装飾的な表面をもたらし、かつタッチパッドの構造的強さの主要な要因となる。このようにガラス材料を使用すると、以前の設計と比較して、タッチパッド全体の厚さが大幅に減少する。タッチパッドは、それに関連付けられたセンサからの信号を処理するための回路を備えることができる。一実施形態において、その回路はプリント回路基板(PCB)として具体化することができる。PCBは、タッチパッドのための構造的支持をもたらすような方法で、材料から形成され、配置されることができる。したがって、別個のタッチパッド支持体は排除される。
一実施形態では、上部ケースは所望の形状及び寸法に機械加工されたアルミニウムの単一鋼片から形成することができる。上部ケースは、その上部ケースの構造的一体性を増大させる一体型支持システムを含むことができる。一体型支持システムは、間隙又は中断がないという意味において、本質的に連続であり得る。一体型支持システムは、個々の構成要素(キーボードなど)のための支持を提供するために使用することができる。例えば、一体型支持システムは、キーボードの基準面として使用され得るリブの形態をとることができる。リブは、リブの厚さを追加することによって、更なる構造的支持をもたらすこともまた可能である。リブは更に、キーボードからの光漏れを防止するのに役立つシールドの一部として使用することができると共に、外来電磁放射の漏入を防ぐファラデーケージとして機能することもできる。
一体型支持システムの連続的な性質によって、多構成要素筐体に加わる外部負荷はより均一な分布となり、その結果として、反り又は湾曲の可能性が減少し、内部構成要素へのリスクを低減することができる。一体型支持システムはまた、多構成要素筐体に取り付けられるそれらの内部構成要素の取り付け構造をもたらすこともできる。かかる内部構成要素として、大容量記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)の形態をとることができる)、オーディオ構成要素(オーディオジャック、マイクロホン、スピーカなど)、並びに、キーボード及びタッチパッドなどの入出力装置が挙げられる。
これらの、及び他の実施形態は、図1〜図4を参照して以下に説明する。しかし、これらの図に関して本明細書で説明する「発明を実施するための形態」は、説明を目的とするものに過ぎないことが、当業者には容易に理解されるであろう。
図1は、本開示の一実施形態の例に係る、ラップトップコンピュータの形態のポータブルコンピューティングデバイス100を例示する。より詳しくは、図1は、閉構成におけるポータブルコンピューティングデバイス100の正面斜視図を示す。図示のように、ポータブルコンピューティングデバイス100は、第1筐体部と第2筐体部とも呼ぶことができるベース104と蓋106とを備える筐体102を含むことができる。閉構成では、蓋106及びベース104は、連続的に変化して首尾一貫した形状を有する一様な構造のように見える外観を形成し、これによって、ポータブルコンピューティングデバイス100の外観と感触の双方が向上する。いくつかの実施形態では、ポータブルコンピューティングデバイス100は、筐体102の蓋106のリアケース110に、ロゴ108を含んでもよい。一実施形態では、ロゴ108は、ディスプレイ112から放射された光によって、照明されることができる(例えば、図2参照)。
ベース104は、いくつかの実施形態では、クラッチアセンブリを含み得るヒンジによって、蓋106に枢動可能に連結されることができる。ベース104は、蓋106を、例えば、指で持ち上げる際にユーザを補助するために好適な差し込み部分114を備えることができる。したがって、クラッチアセンブリを用いて、筐体のベース104に対して、筐体102の蓋106を、閉構成(例えば、図1参照)から開構成(例えば、図2参照)に移動することができる。
図2は、開構成におけるポータブルコンピューティングデバイス100の正面斜視図を示す。ディスプレイ112は、ディスプレイに構造的支持を与えるように、蓋106のリアケース110に連結してもよい。この点において、蓋106は、リアケース110によって提供される一体構造を有するように形成することができ、これによって、蓋は付加的な強度及び弾力性を得ることができる。これは、開閉を繰り返すことによって生じる応力のために特に重要である。強度及び弾力性が増加するほかに、蓋106の一体構造により、別個の支持機構を除去することによって、全体の部品数が低減され、これによって、製造コスト及び/又は複雑さが減少され得る。
蓋106は、ディスプレイ112を囲むマスク(トリムとも呼ばれる)116を備えることができる。ディスプレイトリム116は、ディスプレイ112の保護層の上又は中に堆積させたインクなどの不透明材料で形成することができる。このように、ディスプレイトリム116により、操作上及び構造上の構成要素を隠すこと、並びに、ディスプレイの活性領域上に注意を集中させること、によって、ディスプレイ112の全体的な外観を向上させることができる。
ディスプレイ112は、グラフィカルユーザインターフェース、写真などの静止画像、並びに、映画などのビデオメディアアイテム、などのビジュアルコンテンツを表示することができる。ディスプレイ112は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの、任意の適切な技術を使用して、画像を表示することができる。更に、ポータブルコンピューティングデバイス100は、画像キャプチャデバイス118を備えてもよい。一実施形態では、画像キャプチャデバイス118は、ディスプレイトリム116の透明な部分に配置することができる。画像キャプチャデバイス118は、いくつかの実施形態では、静止画像及びビデオ画像の双方をキャプチャするように、構成することができる。
ベース104は、下部ケース122に固定される上部ケース120(例えば、図3参照)を備えてもよい(例えば、図4参照)。図2に例示するように、上部ケース120は、キーボード124及びタッチパッド126などの、さまざまなユーザ入力デバイスを収容するように構成することができる。キーボード124は、複数の低プロファイルキーキャップアセンブリ128を含んでもよい。一実施形態では、オーディオ変換器(図示せず)は、キーボード124の選択された部分を使用して、音楽などのオーディオ信号の出力を制御することができる。1つ以上のマイクロホン130を、蓋106上に配置することができる。マイクロホン130は、関連するオーディオ回路の周波数応答を向上させるために、離間させてもよい。
特定のキーパッドに関連付けられたキー入力を特定するために、複数のキーキャップアセンブリ128のそれぞれの上部に記号が刻印されている場合がある。キーボード124は、各キーキャップアセンブリ128において、キーストロークと称される指の動作を使用する個別の入力を受け取るように構成することができる。記載される実施形態において、各キーキャップアセンブリ128上の記号は、レーザーエッチングされ、ポータブルコンピューティングデバイス100の耐用寿命にわたり、継続的なキーストロークを受けても褪せることのない、非常に明瞭かつ耐久性のある刻印を形成することができる。構成要素数を低減するために、キーキャップアセンブリ128のうちの1つを電源ボタンとして再設定してもよい。このように、ポータブルコンピューティングデバイス100内の構成要素の全体的な数は、相応に低減することができる。
タッチパッド126は、指のジェスチャを認識するように構成されることができる。指のジェスチャは、2本以上の指を同時に使用することによるタッチイベントを含んでもよい。ジェスチャはまた、スワイプ又はタップなどの、1本指のタッチイベントを含むことができる。ジェスチャは、タッチパッド126内の感知回路によって感知することができ、電気信号に変換され、これが処理ユニットに伝達されて、評価される。このようにして、ポータブルコンピューティングデバイス100は、タッチによって、少なくとも部分的に制御することができる。
外部回路とポータブルコンピューティングデバイス100との間のデータ及び/又は電力を伝送するために、1つ以上のデータポート132、134、136を使用することができる。データポートは、例えば、メモリカード(フラッシュメモリカードなど)を受け入れるのに使用し得る入力スロット132を含むことができる一方、残りのデータポート134、136は、USB、FireWire(登録商標)、Thunderbolt(登録商標)などの、データ接続に対応するために使用することができる。更に、いくつかの実施形態では、1つ以上のスピーカグリッド137は、筐体102のベース104内に封入された関連するオーディオ構成要素からのオーディオを出力するために使用することができる。
図3は、筐体102のベース104の上部ケース120に関する底面斜視図を例示する。図示のように、上部ケース120は、主壁138と、そこから延在する外側リム140と、を含むことができる。複数の通気孔142を上部ケース120に画定することができる。例えば、通気孔142は、図示の実施形態では、外側リム140内に画定されている。通気孔142は、外部の空気の流れをもたらすように構成することができ、通気孔を通して空気の出入りが可能となることによって、この流れを用いて、内部構成要素を冷却することができる。例えば、外側リム140内の通気孔142は、吸気口を含んでもよく、後部壁146内に画定された複数の通気孔144は、排気口を含んでもよい。別の実施形態では、外側リム140内の通気孔142は、主吸気口に従属する2次吸気口として作用することができるか、又は外側リム内の通気孔は、排気口を含んでもよい。
外側リム140内の通気孔142はまた、オーディオモジュールによって生成された音声の形態で、オーディオ信号を出力するために使用することができる。したがって、通気孔142は、ポータブルコンピューティングデバイス100によるオーディオ再生の品質を向上するために選択された周波数範囲で、オーディオを出力するために使用することができる。更に、外側リム140内の通気孔142は、上部ケース120のための一体型支持システムの一部とすることができる。この点に関して、内部リブ148を、通気孔142内に配置することができ、及び/又は、外部リブ150が、通気孔間に配置され、ポータブルコンピューティングデバイス100に更なる構造的支持を与えることができる。いくつかの実施形態において、通気孔142は、保持された材料を含むリブ148、150を伴って、上部ケース120を規定する材料から機械加工されてもよい。
通気孔142のパターン及び大きさは、ポータブルコンピューティングデバイス100への空気流を制御するため、並びに、ポータブルコンピューティングデバイスからの電磁干渉(EMI)の形態の無線周波数(RF)エネルギの放出を制御するため、に使用することができる。この点に関して、内部リブ148は、通気孔142内の領域を分離して、RFエネルギの通過を減少させるような大きさの開口を生成することができる。各々の通気孔142によって画定される開口のサイズにより、開口によって「捕捉」することができるRFエネルギの波長を決定することができる。この場合、通気孔142の大きさは、内部の構成要素によって放出されるRFエネルギの実質的な部分を、ポータブルコンピューティングデバイス100内に閉じ込めることができるような大きさである。更に、上部ケース120の下方に向く外表面に通気孔142を配置することにより、通常の使用中に外側から観察した際に内部構成要素が見えなくなるために、ポータブルコンピューティングデバイス100の美観が向上し得る。
図示のように、後部壁146は主壁138から延在してもよい。後部壁146は、筐体102のベース104と蓋106との間のヒンジにおいて、クラッチを隠すように構成することができる。複数の内側壁152a〜152dもまた、主壁138から延在してもよい。内側壁152a〜152dは、ベース104によって画定される内部空間を、複数の区画154a〜154dに分割することができる。
図3に概略的に示すように、ポータブルコンピューティングデバイス100は、電子構成要素156を備え、電子構成要素は1つ以上の区画154a〜154dの中に受容されることができる。理解され得るように、例えば、電子構成要素156としては、情報、データ、ファイル、アプリケーション、命令などを記憶するように構成された大容量記憶装置(例えば、ハードドライブ、又は、例えば、揮発性及び/又は不揮発性メモリであってもよい、非一時的な、有形メモリを含むフラッシュメモリデバイスなどの固体記憶装置)と、ポータブル電子デバイス全体の動作を制御するように構成されたプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ又はコントローラ)と、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、及び/又は、例えば、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、などの有線又は無線ネットワークを介してデータを送信及び受信するために構成された通信インターフェースと、ファン、ヒートパイプ、及び1つ以上の電池と、を挙げることができる。しかし、当業者に理解されるように、さまざまな他の電子構成要素が、追加的又は代替的に、ポータブル電子デバイスの筐体102に収容されてもよい。
図4は、筐体102のベース104の下部ケース122に関する底面外観図を示す。1つ以上の締結具158が、筐体102のベース104の下部ケース122に配置されてもよい。締結具158は、上述の電子構成要素156を封入するために、下部ケース122を上部ケース120に固定するように、構成されることができる。
更に、いくつかの実施形態では、ポータブルコンピューティングデバイス100は、1つ以上のバンパを含んでもよい。バンパは、種々の目的を果たすことができる。この点に関して、図示された実施形態において、ポータブルコンピューティングデバイス100は、筐体102のベース104の下部ケース122の外表面162に連結された脚160の形態のバンパを備える。
しかし、ラッチを有する筐体を利用するポータブルコンピューティングデバイス及び他のデバイスを提供することが望ましいことがある。この点に関して、磁気ラッチ機構の実施形態を以下に記載する。ラッチ機構は、一般に、ポータブルコンピューティングデバイスの蓋をベースに解除可能に連結するために使用されるものとして説明されるが、ラッチ機構は、実質的に任意のデバイスの第1筐体部と第2筐体部を取り外し可能に係合させて連結するように構成してもよいことに留意されたい。したがって、ポータブルコンピューティングデバイスに関するラッチ機構の使用に関連した説明は、例示の目的のためにのみ提供される。
しかし、一例として、図5は、ポータブルコンピューティングデバイス200の一実施形態の例を示す。ポータブルコンピューティングデバイス200は、上述したポータブルコンピューティングデバイス100の幾つかの又は全ての特徴を含むことができる。しかし、簡単に言えば、ポータブルコンピューティングデバイスは、ベース204と蓋206とを含む筐体202を備えてもよい。ベース204は、キーボード208を含んでもよい。更に、蓋206は、ディスプレイ210を備えてもよい。
蓋206及びベース204は、ヒンジ212で互いに連結されることができる。ヒンジ212は、開構成(図5参照)と閉構成(図6参照)との間での、ベース204に対する蓋206の枢動を可能にするように構成することができる。ヒンジ212は、いくつかの実施形態では、クラッチアセンブリを備えることができる。このクラッチアセンブリは、開構成と閉構成との間でベース204に対して蓋206を移動させるのに必要な力に影響を及ぼすように、構成されることができる。
図5及び図6に更に示すように、ポータブルコンピューティングデバイスは、更にラッチ機構214を備えてもよい。ラッチ機構214は、蓋206と係合するように構成され係合している第1磁気部材216と、ベース204と係合するように構成され係合している第2磁気部材218と、を備えることができる。いくつかの実施形態では、第1磁気部材216は、蓋206の端部220に近接して配置されてもよい。同様に、第2磁気部材218は、ベース204の端部222に近接して配置されてもよい。より具体的には、第1磁気部材216及び第2磁気部材218は、ヒンジ212と反対側の蓋206とベース204の端部220、222に、それぞれ、近接して配置されることができる。この点において、ラッチ機構214は、ラッチ機構と関連付けられたモーメントアームが比較的大きくなるように、ヒンジ212と反対側に配置されてもよい。したがって、ラッチ機構214は、ポータブルコンピューティングデバイス200の不測の開きを防止することができる。
ラッチ機構214の種々の実施形態を以下に記載する。各実施形態では、磁気部材216、218のうちの一方が移動するように構成される。以下に説明する実施形態では、第2磁気部材218が移動するように構成される。しかし、第1磁気部材216が、追加的又は代替的に移動するように構成されてもよいことを理解されたい。磁気部材の更なる移動は、ヒンジ212とは反対側の筐体202の端部220、222のうちの一方又は両方、又はその部分に対するものとすることができる。以下に説明するように、かかる移動によって、第1磁気部材216と第2磁気部材218との間の磁気的相互作用が変化し得る。第1磁気部材216と第2磁気部材218との間の磁気的相互作用を変化させることによって、以下に記載するように、ラッチ機構の解除が簡略化され、及び/又は、他の恩恵を得ることができる。
図7〜図12は、図6の線A−Aに沿った、ポータブルコンピューティングデバイス200の実施形態を横切る断面図を例示する。この点に関して、図7及び図8は、ポータブルコンピューティングデバイス200Aの第1の実施形態を例示する。図7及び図8に例示するラッチ機構214Aでは、第2磁気部材218Aは、磁石224Aを備えている。いくつかの実施形態では、磁石224A及び/又は本明細書に開示される他の磁石は、ネオジムなどの材料から形成することができる永久磁石を含むことができる。この点に関して、ネオジムは、比較的強い磁界を生成することができる。更に、いくつかの実施形態では、本明細書に開示される磁石は、電源に接続される電磁石を含んでもよい。以下に説明するように、コントローラが、磁気引力及び/又は反発力を生成するために、電源から電流を磁石に供給することができる。
更に、第1磁気部材216Aは、第1磁石226Aと第2磁石228Aとを含み、第1磁石226Aは、第2磁石228Aよりも、蓋206Aの端部220Aのより近くに位置する。したがって、第1磁石226Aと第2磁石228Aは、蓋206Aの端部220Aから異なる距離に配置されてもよい。第1磁気部材216Aの、第1磁石226A及び第2磁石228Aは、逆の極性を規定する。更に、第2磁気部材218Aの磁石224A及び第1磁気部材216Aの第1磁石226Aは、逆の極性を規定する。
したがって、図7に示す閉状態では、第1磁気部材216Aの第1磁石226A及び第2磁気部材218Aの磁石224Aは、それらの反対の極性のために、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Aは、ベース204Aと蓋206Aを閉構成で保持する。これにより、ポータブルコンピューティングデバイス200Aの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Aは、ベース204Aに対する蓋206Aの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁気部材は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁気部材を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁気部材を利用してもよい。しかし、比較的強い磁気部材を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図8に示すように、第2磁気部材218Aは、蓋206Aに対して枢動するように構成されることができる。より具体的には、図7及び図8に例示される実施形態では、ベース204Aは、ベースの残りの部分232Aに対して移動するように構成された可動部230Aを備えている。例えば、ベース204Aの、可動部230A及び残りの部分232Aは、ヒンジ234Aによって接続されてもよい。第2磁気部材218Aは、ベース204Aの可動部230Aと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Aの可動部230Aを上に押した(例えば、指236Aで)とき、可動部は、ベース204Aの残りの部分232Aに対して、枢動することができる。可動部230Aが枢動すると、可動部及び/又はユーザの指236Aは、蓋206Aを持ち上げることができる。更に、可動部230Aが枢動することにより、第2磁気部材218Aの磁石224Aは、第1磁気部材216Aの第1磁石226Aから後退することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。更に、可動部230Aが枢動運動することにより、第2磁気部材218Aの磁石224Aは、第1磁気部材216Aの第2磁石228Aに向かって、傾斜する結果となり得る。第2磁気部材218Aの磁石224A及び第1磁気部材216Aの第2磁石228Aが同じ又は類似の極性を規定していることによって、ラッチ機構214Aは、蓋206Aをベース204Aに保持する状態から転じて、蓋をベースから離れる方向に押しやることになり得る。したがって、ユーザがベース204Aの可動部230Aを押したとき、ラッチ機構214Aは、蓋206Aをベース204Aから容易に開放することができる。
更に、図7に例示するように、ベース204Aの端部222Aは、第2磁気部材218Aの移動前には、蓋206Aの端部220Aと、位置が実質的に揃うことができる。この点に関して、筐体202Aの端部220A、222Aが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Aの移動の間、ベース204Aの端部222Aは、蓋206Aの端部220Aから後退して、図8に示すとおり、蓋の端部が露出するように構成されることができる。蓋206Aの端部220Aを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように、可動部230Aの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Aを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とする恐れがある。
図9及び図10は、ポータブルコンピューティングデバイス200Bの第2の実施形態を例示する。図9及び図10に例示されたラッチ機構214Bでは、第2磁気部材218Bは、磁石224Bを備えている。更に、第1磁気部材216Bは、第1磁石226Bと第2磁石228Bとを含み、第1磁石226Bは、第2磁石228Bよりも、蓋206Bの端部220Bのより近くに位置する。第1磁気部材216Bの、第1磁石226Bと第2磁石228Bとは、逆の極性を規定する。更に、第2磁気部材218Bの磁石224B及び第1磁気部材216Bの第1磁石226Bとは、逆の極性を規定する。
したがって、図9に示す閉状態では、第1磁気部材216Bの第1磁石226B及び第2磁気部材218Bの磁石224Bは、それらの反対の極性のために、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Bは、ベース204Bと蓋206Bを閉構成で保持する。これにより、ポータブルコンピューティングデバイス200Bの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Bは、ベース204Bに対する蓋206Bの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁気部材は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁気部材を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁気部材を利用することができる。しかし、比較的強い磁気部材を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図10に例示するように、第2磁気部材218Bは、蓋206Bの端部220Bから離れる方向に並進するように構成されることができる。より具体的には、図9及び図10に例示される実施形態では、ベース204Bは、ベースの残りの部分232Bに対して移動するように構成された可動部230Bを備えている。例えば、可動部230Bは、スロット238Bに受容される突起234Bを規定することができる。第2磁気部材218Bは、ベース204Bの可動部230Bと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Bの可動部230Bを押した(例えば、指236Bで)とき、可動部は、ベース204Bの残りの部分232Bに向かって移動することができる。可動部230Bが、ベース204Bの残りの部分232Bに向かって移動するにつれて、ユーザは、蓋206Bを持ち上げる(例えば、指236Bを使用して)ことができる。更に、可動部230Bが並進することにより、第2磁気部材218Bの磁石224Bは、第1磁気部材216Bの第1磁石226Bから離れるように移動することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。更に、可動部230Bが並進移動することにより、第2磁気部材218Bの磁石224Bは、第1磁気部材216Bの第2磁石228Bに近接する結果になり得る。第2磁気部材218Bの磁石224B及び第1磁気部材216Bの第2磁石228Bが同じ又は類似の極性を規定していることによって、ラッチ機構214Bは、蓋206Bをベース204Bに保持する状態から転じて、蓋をベースから離れる方向に押しやることとなり得る。したがって、ユーザがベース204Bの可動部230Bを押したとき、ラッチ機構214Bは、蓋206Bをベース204Bから容易に解除することができる。
更に、図9に例示するように、ベース204Bの端部222Bは、第2磁気部材218Bの移動前には、蓋206Bの端部220Bと、実質的に位置揃えされることができる。この点に関して、筐体202Bの端部220B、222Bが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Bの移動の間、ベース204Bの端部222Bは、蓋206Bの端部220Bから後退して、図10に示すとおり、蓋の端部が露出するように構成されることができる。蓋206Bの端部220Bを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように、可動部230Bの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Bを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とする恐れがある。
図11及び図12は、ポータブルコンピューティングデバイス200Cの第3の実施形態を例示する。図11及び図12に例示されたラッチ機構214Cでは、第2磁気部材218Cは、磁石224Cを備えている。更に、第1磁気部材216Cは、第1磁石226Cと第2磁石228Cとを含み、第1磁石226Cは、第2磁石228Cよりも、蓋206Cの端部220Cのより近くに位置する。第1磁気部材216Cの、第1磁石226Cと第2磁石228Cとは、逆の極性を規定する。更に、第2磁気部材218Cの磁石224C及び第1磁気部材216Cの第1磁石226Cとは、逆の極性を規定する。
したがって、図11に示す閉状態では、第1磁気部材216Cの第1磁石226C及び第2磁気部材218Cの磁石224Cは、それらの反対の極性のために、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Cは、ベース204Cと蓋206Cを閉構成で保持する。これにより、ポータブルコンピューティングデバイス200Cの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Cは、ベース204Cに対する蓋206Cの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁気部材は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁気部材を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁気部材を利用することができる。しかし、比較的強い磁気部材を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図12に例示するように、第2磁気部材218Cは、蓋206Cの端部220Cから離れる方向に並進するように構成されることができる。より具体的には、図11及び図12に例示される実施形態では、ベース204Cは、ベースの残りの部分232Cに対して移動するように構成された可動部230Cを備えている。例えば、可動部230Cは、スロット238Cに受容される突起234Cを規定することができる。第2磁気部材218Cは、ベース204Cの可動部230Cと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Cの可動部230Cを押した(例えば、指236Cで)とき、可動部は、ベース204Cの残りの部分232Cに向かって移動することができる。更に、可動部230C及び第2磁気部材218Cは、蓋の端部220Cから離れる方向に並進しながら、蓋206Cに向かって移動することができる。これに関連して、図示のように、スロット238Cは、閉状態で蓋206Cに向かって傾斜してもよい。可動部230Cが、ベース204Cの残りの部分232Cに向かって移動するにつれて、ユーザは、蓋206Cを持ち上げる(例えば、指236Cを使用して)ことができる。スロット238Cが傾斜していることが、可動部230Cを移動させている間、ユーザの指236Cを、最初から上方に傾斜させることによって、開動作を助けることができる。したがって、ユーザの指は、ベースに対する蓋206Cの移動に関連付けられた枢動運動に、スムーズに移行することができる。閉構成において、ベース204Cの可動部230Cと蓋206Cとの間の間隙240C(図11参照)によって、可動部は、容易に、傾斜した並進移動をすることができることに留意されたい。
可動部230Cが並進することにより、第2磁気部材218Cの磁石224Cが、第1磁気部材216Cの第1磁石226Cから離れる方向に移動することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。更に、可動部230Cが並進移動することにより、第2磁気部材218Cの磁石224Cが、第1磁気部材216Cの第2磁石228Cに近接するようになり得る。第2磁気部材218Cの磁石224C及び第1磁気部材216Cの第2磁石228Cが同じ又は類似の極性を規定していることによって、ラッチ機構214Cは、蓋206Cをベース204Cに保持する状態から転じて、蓋をベースから離れる方向に押しやることになり得る。したがって、ユーザがベース204Cの可動部230Cを押したとき、ラッチ機構214Cは、蓋206Cをベース204Cから容易に解除することができる。
更に、図11に例示するように、ベース204Cの端部222Cは、第2磁気部材218Cの移動前には、蓋206Cの端部220Cと、実質的に位置揃えされる(ヒンジから離れた延在部分から見て)ことができる。この点に関して、筐体202Cの端部220C、222Cが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Cの移動の間、ベース204Cの端部222Cは、蓋206Cの端部220Cから後退して、図12に示すとおり、蓋の端部が露出するように、構成されることができる。蓋206Cの端部220Cを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように可動部230Cの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Cを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とする恐れがある。
図13は、上述して図7〜図12に例示したラッチ機構214A〜214Cに関連付けられた、力(縦軸)対距離(横軸)のグラフを示す。ラッチ機構214A〜214Cの設計のばらつきによって引き起こされる力の僅かなばらつきが存在し得ることに留意されたい。したがって、図13に示すグラフは、ラッチ機構214A〜214Cを使用することに伴う力の一般的な例を表すのにすぎないことを理解されたい。
図13の線302は、閉構成と開構成との間をポータブルコンピューティングデバイス200A〜200Cが移動中に、上述したラッチ機構214A〜214Cによって生じる、蓋206A〜206Cとベース204A〜204Cの間の力を概略的に例示する。線302によって示されるように、ベースの可動部を移動させる前には、蓋とベースは相互に引き寄せることができる。その後、線302によって更に例示されるように、ベースの可動部が移動するにつれて、ラッチ機構の磁気部材間の相互作用は、吸引から反発に転じることになり、これが蓋の開放を促進する。線304は、開構成から閉構成に向けてポータブルコンピューティングデバイスが移動中に、ラッチ機構によって生じる、蓋とベースとの間の力を概略的に例示する。図示のように、蓋及びベースが開構成から閉構成に向かって移動するにつれて、磁気部材は互いに引き寄せ合うことができ(ベースの可動部が、初期の変位していない位置にいるため)、その結果、蓋及びベースは閉構成で閉じて保持されるようになる。
上述したポータブルコンピューティングデバイスの実施形態では、ラッチ機構は、蓋において反対の極性を規定する磁石を使用し、この極性が、ベース中の磁石の移動に基づいて、吸引構成から反発構成に移行した。別の実施形態では、蓋は単一の磁石を含んでもよく、ベースは反対の極性を規定する実質的に同じ機能性を有する磁石を含んでもよい。磁石の上述の構成の結果として、ベースから蓋が解除される間に、磁石間の反発力に起因して、蓋はベースから急に離れていくことがある。更に、同様の機能性を与えるために、さまざまな他の数の磁石を使用してもよい。
更に、他の実施形態では、磁気部材の他の構成を使用してもよい。図14〜図19は、図6の線A−Aに沿った、ポータブルコンピューティングデバイス200の更なる実施形態を横切る断面図を例示する。図14及び図15は、ポータブルコンピューティングデバイス200Dの第4の実施形態を例示する。図14及び図15に例示するラッチ機構214Dにおいて、第1磁気部材216Dは、吸引板226Dを備えている。吸引板226Dは、鋼などの強磁性材料を含むことができる。この点に関して、本明細書に記載された磁気部材は、実施形態の全てでそれぞれ永久磁石を含まなくてもよい。
更に、第2磁気部材218Dは、磁石224D(例えば、永久磁石)を含んでもよい。図示の実施形態では、第2磁気部材218Dは、更に、第1及び第2分路242D、244Dを備えている。分路242D、244Dは、低炭素鋼片や他の強磁性材料片を含んでもよい。分路242D、244Dは、磁石224Dによって生成される磁界を迂回させ、所望の方向に方向性を持たせるように、構成されることができる。この点に関して、分路242D、244Dは、蓋206Dが閉構成にあるときに、磁石224Dによって生成される磁界を吸引板226Dに向けるように構成されてもよい。したがって、第2磁気部材218Dによって生成される磁界は、他の方向に延びる磁界の量を制限しながら、第1磁気部材216Dの吸引板226Dを引き寄せることができる。それによって、例えば、筐体202Dの外への漏洩磁束、あるいはポータブルコンピューティングデバイス200Dの大容量記憶装置内への漏洩磁束に関する問題を回避することができる。更に、第2磁気部材218Dの両側部に分路242D、244Dを有する第2磁気部材218Dの図示された特定の構成は、短い距離では比較的強いが、より長い距離では急速に低下する磁界を生成することができる。
したがって、図14に例示する閉状態では、第1磁気部材216Dの吸引板226Dと、第2磁気部材218Dの磁石224Dは、磁石が吸引板の強磁性材料に引き寄せられるために、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Dは、ベース204Dと蓋206Dを閉構成で保持する。それによって、ポータブルコンピューティングデバイス200Dの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Dは、ベース204Dに対する蓋206Dの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁石は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁石を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁石を利用することができる。しかし、比較的強い磁石を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図15に示すように、第2磁気部材218Dは、蓋206Dに対して枢動するように構成されることができる。より具体的には、図14及び図15に例示される実施形態では、ベース204Dは、ベースの残りの部分232Dに対して移動するように構成された可動部230Dを備えている。例えば、可動部230D及びベース204Dの残りの部分232Dは、ヒンジ234Dによって接続されてもよい。第2磁気部材218Dは、ベース204Dの可動部230Dと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Dの可動部230Dを上に押した(例えば、指236Dで)とき、可動部は、ベース204Dの残りの部分232Dに対して、枢動することができる。可動部230Dが枢動すると、可動部及び/又はユーザの指236Dは、蓋206Dを持ち上げることができる。更に、可動部230Dが枢動することにより、第2磁気部材218Dの磁石224Dは、第1磁気部材216Dの吸引板226Dから後退することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。したがって、ユーザがベース204Dの可動部230Dを押したとき、ラッチ機構214Dは、蓋206Dをベース204Dから解除することができる。
更に、図15に例示するように、ベース204Dの端部222Dは、第2磁気部材218Dの移動前には、蓋206Dの端部220Dと、実質的に位置揃えされることができる。この点に関して、筐体202Dの端部220D、222Dが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Dの移動の間、ベース204Dの端部222Dは、蓋206Dの端部220Dから後退して、図15に示すとおり、蓋の端部が露出するように、構成されることができる。蓋206Dの端部220Dを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように可動部230Dの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Dを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とすることがある。
図16及び図17は、ポータブルコンピューティングデバイス200Eの第5の実施形態を例示する。図16及び図17に例示するラッチ機構214Eにおいて、第1磁気部材216Eは、吸引板226Eを備えている。更に、第2磁気部材218Eは、磁石224Eを含んでもよい。図示の実施形態では、第2磁気部材218Eは、第1及び第2分路242E、244Eを更に備えている。したがって、第1及び第2磁気部材216E、218Eは、図14及び図15に示されるポータブルコンピューティングデバイス200Dの第1及び第2磁気部材216D、218Dと実質的に同様であってもよい。
したがって、図16に示す閉状態では、第1磁気部材216Eの吸引板226E及び第2磁気部材218Eの磁石224Eは、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Eは、ベース204Eと蓋206Eを閉構成で保持する。それによって、ポータブルコンピューティングデバイス200Eの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Eは、ベース204Eに対する蓋206Eの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁気部材は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁気部材を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁気部材を利用することができる。しかし、比較的強い磁気部材を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図17に例示するように、第2磁気部材218Eは、蓋206Eの端部220Eから離れる方向に並進するように構成されることができる。より具体的には、図16及び図17に例示される実施形態では、ベース204Eは、ベースの残りの部分232Eに対して移動するように構成された可動部230Eを備えている。例えば、可動部230Eは、スロット238Eに受容される突起234Eを規定することができる。第2磁気部材218Eは、ベース204Eの可動部230Eと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Eの可動部230Eを押した(例えば、指236Eで)とき、可動部は、ベース204Eの残りの部分232Eに向かって移動することができる。可動部230Eが、ベース204Eの残りの部分232Eに向かって移動するにつれて、ユーザは、蓋206Eを持ち上げる(例えば、指236Eを使用して)ことができる。更に、可動部230Eが並進することにより、第2磁気部材218Eの磁石224Eが、第1磁気部材216Eの吸引板226Eから離れる方向に移動することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。したがって、ユーザがベース204Eの可動部230Eを押したとき、ベースと蓋との間の磁気引力が低下することによって、ラッチ機構214Eは、蓋206Eをベース204Eから容易に解除することができる。
更に、図17に例示するように、ベース204Eの端部222Eは、第2磁気部材218Eの移動前には、蓋206Eの端部220Eと、実質的に位置揃えされることができる。この点に関して、筐体202Eの端部220E、222Eが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Eの移動の間、ベース204Eの端部222Eは、蓋206Eの端部220Eから後退して、図17に示すとおり、蓋の端部が露出するように、構成されることができる。蓋206Eの端部220Eを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように可動部230Eの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Eを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とすることがある。
図18及び図19は、ポータブルコンピューティングデバイス200Fの第3の実施形態を例示する。図18及び図19に例示するラッチ機構214Fにおいて、第1磁気部材216Fは、吸引板226Fを備えている。更に、第2磁気部材218Fは、磁石224Fを含んでもよい。図示の実施形態では、第2磁気部材218Fは、第1及び第2分路242F、244Fを更に備えている。したがって、第1及び第2磁気部材216F、218Fは、図14及び図15に示されるポータブルコンピューティングデバイス200Dの第1及び第2磁気部材216D、218Dと実質的に同様であってもよい。
したがって、図18に示す閉状態では、第1磁気部材216Fの吸引板226F及び第2磁気部材218Fの磁石224Fは、互いに引き寄せられる。したがって、ラッチ機構214Fは、ベース204Fと蓋206Fを閉構成で保持する。それによって、ポータブルコンピューティングデバイス200Fの不測の開きを回避することができる。
ラッチ機構214Fは、ベース204Fに対する蓋206Fの枢動を可能にするために解除するように、構成されることができる。この点に関して、一実施形態では、磁気部材は、その解除を容易にするように、比較的弱くし得る。しかし、比較的弱い磁気部材を使用するとまた、不注意により、筐体が開く結果となり得る。したがって、比較的強い磁気部材を利用することができる。しかし、比較的強い磁気部材を使用すると、蓋を閉構成から開構成に移動させることが困難となり得る。したがって、本開示の実施形態は、閉構成から開構成へのベースに対する蓋の移動を容易にするように構成される特徴部を備えることができる。
この点に関して、図19に例示するように、第2磁気部材218Fは、蓋206Fの端部220Fから離れる方向に並進するように構成されることができる。より具体的には、図18及び図19に例示される実施形態では、ベース204Fは、ベースの残りの部分232Fに対して移動するように構成された可動部230Fを備えている。例えば、可動部230Fは、スロット238Fに受容される突起234Fを規定することができる。第2磁気部材218Fは、ベース204Fの可動部230Fと係合することができる。
したがって、ユーザがベース204Fの可動部230Fを押した(例えば、指236Fで)とき、可動部は、ベース204Fの残りの部分232Fに向かって移動することができる。更に、可動部230F及び第2磁気部材218Fは、蓋の端部220Fから離れる方向に並進しながら、蓋206Fに向かって移動することができる。これに関連して、図示のように、スロット238Fは、閉状態では、蓋206Fに向かって傾斜してもよい。可動部230Fが、ベース204Fの残りの部分232Fに向かって移動するにつれて、ユーザは、蓋206Fを持ち上げる(例えば、指236Fを使用して)ことができる。スロット238Fが傾斜していることが、可動部230Fを移動させている間、ユーザの指236Fを、最初から上方に傾斜させることによって、開動作に役立つことができる。したがって、ユーザの指は、ベースに対する蓋206Fの移動に関連付けられた枢動運動に、スムーズに移行することができる。閉構成において、ベース204Fの可動部230Fと蓋206Fとの間の間隙240Fによって、可動部は、容易に、傾斜した並進移動をすることができることに留意されたい。
可動部230Fが並進することにより、第2磁気部材218Fの磁石224Fは、第1磁気部材216Fの吸引板226Fから離れる方向に移動することになり、これによって、それらの間の磁気引力が低下し得る。したがって、ユーザがベース204Fの可動部230Fを押すと、ラッチ機構214Fは、蓋206Fをベース204Fから容易に解除することができる。
更に、図18に例示するように、ベース204Fの端部222Fは、第2磁気部材218Fの移動前には、蓋206Fの端部220Fと、実質的に位置揃えされる(ヒンジから離れた延在部分から見て)ことができる。この点に関して、筐体202Fの端部220F、222Fが位置揃えされるため、満足のいく外観を得ることができる。しかし、第2磁気部材218Fの移動の間、ベース204Fの端部222Fは、蓋206Fの端部220Fから後退して、図19に示すとおり、蓋の端部が露出するように、構成されることができる。蓋206Fの端部220Fを露出させることにより、ユーザは、蓋をより容易に開くことができる。更に、上述したように可動部230Fの移動を可能にすることによって、蓋の端部220Fを、差し込み部分(例えば、図1の差し込み部分114を参照)の使用を必要とすることなく、露出させることができる。これに関して、差し込み部分を使用すると、ポータブルコンピューティングデバイスの外観に不利な影響を及ぼす、及び/又は追加の加工を必要とすることがある。
図20は、上述して図14〜図19に例示したラッチ機構214D〜214Fに関連付けられた、力(縦軸)対距離(横軸)のグラフを例示する。ラッチ機構214D〜214Fの設計のばらつきによって引き起こされる力の僅かなばらつきが存在し得ることに留意されたい。したがって、図20に示すグラフは、ラッチ機構214D〜214Fを使用することに伴う力の一般的な例を表すのにすぎないことを理解されたい。
図20の線402は、閉構成と開構成との間をポータブルコンピューティングデバイス200D〜200Fが移動中に、上述したラッチ機構214D〜214Fによって生じる、蓋206D〜206Fとベース204D〜204Fの間の力を概略的に例示する。線402によって示されるように、ベースの可動部を移動させる前には、蓋とベースは相互に引き寄せることができる。しかし、磁気部材216D〜216F、218D〜218Fの相対的な移動の結果として、磁気引力は、蓋206D〜206Fがベース204D〜204Fに対して枢動する間に、急激に減少することがある。線404は、開構成から閉構成に向けてポータブルコンピューティングデバイスが移動中に、ラッチ機構によって生じる、蓋とベースとの間の力を概略的に例示する。図示のように、蓋及びベースが開構成から閉構成に向かって移動するにつれて、磁気部材は互いに引き寄せ合うことができ(ベースの可動部は、初期の変位していない位置にいるため)、その結果、蓋及びベースが閉構成で閉じて保持されるようになる。磁気引力は、蓋を閉じている間はベースの可動部が初期位置に戻されている結果として、比較的より強くなる可能性があることを留意されたい。
ラッチ機構を組み立てるための方法もまた、提供される。図21に例示するように、本方法は、動作402において、第1磁気部材を第1筐体部の端部に近接して連結することを含むことができる。更に、本方法は、動作404において、第2磁気部材を第2筐体部に連結することであって、第2磁気部材は、第1磁気部材と第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、第1筐体部の端部に対して移動可能である、ことを備えることができる。
本方法のいくつかの実施形態では、動作404において、第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材が、第1筐体部に対して枢動することができるように第2磁気部材を第2筐体部に連結することを含んでもよい。更に、動作404において、第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材を第2筐体部の可動部に連結することと、可動部が第2筐体部の残りの部分に対して移動できるように、可動部を第2筐体部の残りの部分に連結することと、を含むことができる。本方法は、第1筐体部を第2筐体部にヒンジにより連結することを更に含んでもよい。第1筐体部を第2筐体部にヒンジにより連結することは、閉構成において、第2筐体部の端部を第1筐体部の端部に実質的に位置揃えすること、を含んでもよい。更に、動作402で第1磁気部材を第1筐体部に連結することは、第1磁気部材をポータブルコンピューティングデバイスの蓋に連結することを含み、動作404で第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材をポータブルコンピューティングデバイスのベースに連結することを含むことができる。
図22は、説明された実施形態で使用するために好適な電子デバイス700のブロック図である。一実施形態の例では、電子デバイス700は、本明細書に開示されているような、ラッチ機構組み立ての動作を制御するために構成された、コントローラの中に又はコントローラとして、具現化することができる。この点において、電子デバイス700は、上述したラッチ機構組み立ての動作を制御又は実行するように構成されてもよい。
電子デバイス500は、代表的なコンピューティングデバイスの回路を例示する。電子デバイス500は、電子デバイス500の全体の動作を制御するためのマイクロプロセッサ又はコントローラであり得るプロセッサ502を備えることができる。一実施形態では、プロセッサ502は、特に、ラッチ機構を含むポータブルコンピューティングデバイス又はその他のデバイスの組み立てに関して、本明細書で説明する機能を実行するように、特に構成することができる。電子デバイス500はまた、メモリデバイス504を含んでもよい。メモリデバイス504は、非一時的な、有形メモリを含むことができ、これは、例えば、揮発性及び/又は不揮発性メモリであってもよい。メモリデバイス504は、情報、データ、ファイル、アプリケーション、命令などを記憶するように構成されることができる。例えば、メモリデバイス504は、プロセッサ502による処理のために、入力データをバッファするように構成されることができる。追加的又は代替的に、メモリデバイス504は、プロセッサ502が実行するための命令を記憶するように構成されてもよい。
電子デバイス500はまた、そのユーザが電子デバイス500と相互作用することを可能にするユーザインターフェース506を含むことができる。例えば、ユーザインターフェース506は、ボタン、キーパッド、ダイヤル、タッチスクリーン、オーディオ入力インターフェース、ビジュアル/画像キャプチャ入力インターフェース、センサデータの形態をとる入力、などのさまざまな形態をとり得る。更に、ユーザインターフェース506は、ディスプレイ、スピーカ、又は他の出力デバイスを介してユーザに情報を出力するように、構成されてもよい。通信インターフェース508は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、及び/又は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、などの有線又は無線のネットワークを介したデータの送信及び受信を提供することができる。
電子デバイス500はまた、ラッチアセンブリモジュール510を備えることができる。プロセッサ502は、ラッチアセンブリモジュール510として具現化されるか、それを含むか、そうでなければ、それを制御することができる。ラッチアセンブリモジュール510は、本明細書で説明されたラッチ機構の組み立てに関連する動作を、制御又は実行するために構成されることができる。
この点に関して、例えば、一実施形態では、コンピュータ実行可能なプログラムコード部分を記憶して有する少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータが実行可能なプログラムコード部分は、メモリデバイス504に記憶してもよいが、本明細書に開示されたラッチ組み立ての動作を実行するためのプログラムコード命令を含むことができる。
第1筐体部の端部に近接して、第1筐体部と係合するように構成された第1磁気部材と、第2筐体部と係合するように構成された第2磁気部材であって、第2磁気部材は、第1磁気部材と第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、第1筐体部の端部に対して移動可能である、第2磁気部材と、を有するラッチ機構が説明されている。一実施形態では、第2磁気部材は、第1筐体部に対して枢動するように構成される。一実施形態では、第2磁気部材は、第1筐体部の端部から離れる方向に並進するように構成される。一実施形態では、第2磁気部材は、第1筐体部の端部から離れる方向に並進しながら、第1筐体部に向かって移動するように構成される。一実施形態では、第1磁気部材と第2磁気部材のうちの一方は、第1磁石及び第2磁石を含み、第1磁石と第2磁石は、反対の極性を規定する。一実施形態では、第1磁石と第2磁石は、第1筐体部の端部から異なる距離に配置される。一実施形態では、第1磁気部材と第2磁気部材のうちの一方は、永久磁石を含み、第1磁気部材と第2磁気部材のうちの一方は、永久磁石ではない。
このポータブルコンピューティングデバイスは、蓋とベースとを含む筐体であって、蓋とベースはヒンジで互いに連結されている、筐体と、ヒンジと反対側で筐体に連結され、蓋とベースを閉構成で解除可能に保持するように構成されたラッチ機構と、を備える。ラッチ機構は、蓋の端部に近接して蓋と係合する第1磁気部材と、ベースと係合する第2磁気部材であって、第2磁気部材は、第1磁気部材と第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、蓋の端部に対して移動可能である、第2磁気部材と、を備えている。
一実施形態では、第2磁気部材は、蓋に対して枢動するように構成されている。一実施形態では、ベースはベースの残りの部分に対して移動するように構成された可動部を含み、第2磁気部材は、このベースの可動部と係合している。一実施形態では、第2磁気部材は、蓋の端部から離れる方向に並進するように構成されている。一実施形態では、第2磁気部材は、蓋の端部から離れる方向に並進しながら、蓋に向かって移動するように構成されている。一実施形態では、ベースの端部は、第2磁気部材の移動の前には、蓋の端部に実質的に位置が揃うように構成されている。一実施形態では、ベースの端部は、第2磁気部材の移動中に、蓋の端部が露出するように蓋の端部から後退するように構成されている。
ラッチ機構を組み立てる方法は、少なくとも、第1磁気部材を第1筐体部の端部に近接して第1筐体部に連結する動作と、第2磁気部材を第2筐体部に連結する動作であって、第2磁気部材は、第1磁気部材と第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、第1筐体部の端部に対して移動可能である、動作と、を含む。
一実施形態では、本方法は、第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材が、第1筐体部に対して枢動することができるように第2磁気部材を第2筐体部に連結することを含む、ことを含む。一実施形態では、本方法は、第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材を第2筐体部の可動部に連結することと、可動部が第2筐体部の残りの部分に対して移動できるように、可動部を第2筐体部の残りの部分に連結することと、を含む、ことを含む。一実施形態では、本方法は、第1筐体部を第2筐体部にヒンジにより連結することを含む。一実施形態では、本方法は、第1筐体部を第2筐体部にヒンジにより連結することは、閉構成において、第2筐体部の端部を第1筐体部の端部に実質的に位置揃えすること、を含む、ことを含む。一実施形態では、本方法は、第1磁気部材を第1筐体部に連結することは、第1磁気部材をポータブルコンピューティングデバイスの蓋に連結することを含み、第2磁気部材を第2筐体部に連結することは、第2磁気部材をポータブルコンピューティングデバイスのベースに連結することを含む、ことを含む。
本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材を含む蓋と、蓋に枢動可能に取り付けられたベースであって、ベースの残りの部分に可動に連結された可動部を含み、可動部は第2磁気部材を含む、ベースと、を備え、閉構成では、第1磁気回路が第1磁気部材と第2磁気部材との間に形成され、第1磁気回路は、蓋とベースとの間に正味の引力を生成して、蓋とベースが互いに接触したままとなる一方、可動部が蓋に対して枢動運動をすることにより、第1磁気部材と第2磁気部材との間に第2磁気回路が形成され、蓋とベースとの間に正味の反発力をもたらして強制的に両者を互いに離間させる。一実施形態では、第1磁気部材は、第1磁気素子と、蓋の端部から第1磁気素子と異なる距離に配置された第2磁石素子と、を含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気素子が第1極性を含み、第2磁気素子が第1極性と異なる第2極性を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第2磁気部材が第1極性を含む第3磁気素子を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、閉構成において、第1磁気回路が第2磁気素子と第3磁気素子との間の磁気引力を含み、この磁気引力は、第1磁気素子と第3磁気素子との間の磁気反発力よりも大きい、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、磁気引力と磁気反発力との間の差が、機械的締結具なしに、蓋とベースとを閉構成に維持するのに十分な正味の磁気引力をもたらす、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、ベースの可動部が枢動することが、第1磁気素子と第3磁気素子との間の磁気反発力の増大とともに、第2磁気素子と第3磁気素子との間の磁気引力の低下を引き起こす、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、低下した磁気引力と増大した磁気反発力との間の差が、強制的に蓋とベースを互いに離間させる正味の磁気反発力をもたらす、ことを含む。
一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材が第1電磁石を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第2磁気部材が第2電磁石を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材と第2磁気部材が電磁石をそれぞれ含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、ベースの可動部が蓋に対して並進移動することが、第1磁気素子と第3磁気素子との間の磁気反発力の増大とともに、第2磁気素子と第3磁気素子との間の磁気引力の低下を引き起こす、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、低下した磁気引力と増大した磁気反発力との間の差が、強制的に蓋とベースを互いに離間させる正味の磁気反発力をもたらす、ことを含む。
一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材が第1電磁石を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第2磁気部材が第2電磁石を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材と第2磁気部材とが電磁石をそれぞれ含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、可動部が、傾斜した突起を更に含み、この突起は、可動部から離れる方向に傾斜して延在し、傾斜した突起を受け入れるのに適合したベースの残りの部分に存するスロットに従ったサイズ及び形状を有する、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、可動部に加えられた力が、力の対応する部分が蓋に加えられることと、第1磁気素子と第3磁気素子の間の磁気反発力の増大と、第1磁気素子と第2磁気素子との間の磁気引力の減少とを引き起こす、ことを含む。
一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、蓋に加えられた力と、磁気反発力の増大と、磁気引力の減少と、の組み合わせによって、蓋とベースとは互いに離間するように移動する、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材が磁気吸引板を含む、ことを含む。
一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、磁気吸引板が磁化していない強磁性材料を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第2磁気部材は、第2磁気部材によって生成される磁界を迂回させる、及び/又は方向性を持たせるために使用される磁気分路を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、第1磁気部材が磁気吸引板を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、磁気吸引板が磁化していない強磁性材料を含む、ことを含む。一実施形態では、本ポータブルコンピューティングデバイスは、磁気分路が、第2磁気部材によって生成される磁界の少なくとも一部を磁気吸引板に向ける、ことを含む。
上述の開示は、明確さ及び理解を目的として例示及び例によって詳述されているが、上記の開示は、本開示の趣旨又は本質的な特性から逸脱せずに、数多くの他の特定の変形例及び実施形態で具現化され得ることが理解されよう。特定の変更及び修正が実施されてもよく、本開示は上述の詳細によって限定されるのではなく、添付の請求項の範囲によって規定されることが理解される。

Claims (16)

  1. ラッチ機構であって、
    第1筐体部の端部に近接して、前記第1筐体部と係合するように構成された第1磁気部材と、
    第2筐体部と係合するように構成された第2磁気部材であって、前記第2磁気部材は、前記第1磁気部材と前記第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、前記第1筐体部の前記端部に対して移動可能である、第2磁気部材と、
    を備え
    前記第2磁気部材は、前記第1筐体部の前記端部から離れる方向に並進する間に、前記第1筐体部の前記端部から離れる方向に並進しながら前記第1筐体部に向かって移動するように構成されているラッチ機構。
  2. 前記第2磁気部材は、前記第1筐体部に対して枢動するように構成された、請求項1に記載のラッチ機構。
  3. 前記第1磁気部材と前記第2磁気部材のうちの一方は、第1磁石及び第2磁石を含み、前記第1磁石と前記第2磁石は、反対の極性を規定する、請求項1に記載のラッチ機構。
  4. 前記第1磁石と前記第2磁石は、前記第1筐体部の端部から異なる距離に配置される、請求項に記載のラッチ機構。
  5. 前記第1磁気部材と前記第2磁気部材のうちの一方は、永久磁石を含み、前記第1磁気部材と前記第2磁気部材のうちの一方は、永久磁石ではない、請求項1に記載のラッチ機構。
  6. ポータブルコンピューティングデバイスであって、
    蓋とベースとを含む筐体であって、前記蓋と前記ベースは、ヒンジで互いに連結されている、筐体と、
    前記ヒンジと反対側で前記筐体に連結され、前記蓋と前記ベースを閉構成で解除可能に保持するように構成されたラッチ機構であって、
    前記蓋の端部に近接して前記蓋と係合する第1磁気部材と、
    前記ベースと係合する第2磁気部材であって、前記第2磁気部材は、前記第1磁気部材と前記第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、前記蓋の前記端部に対して移動可能である、第2磁気部材と、
    を含むラッチ機構と、
    を備え
    前記ベースの前記端部は、前記第2磁気部材の移動中に、前記蓋の前記端部が露出するように前記蓋の前記端部から後退するように構成されるポータブルコンピューティングデバイス。
  7. 前記第2磁気部材は、前記蓋に対して枢動するように構成されている、請求項に記載のポータブルコンピューティングデバイス。
  8. 前記ベースは可動部を含み、前記可動部は、前記ベースの残りの部分に対して移動するように構成され、前記第2磁気部材は、前記ベースの前記可動部と係合している、請求項に記載のポータブルコンピューティングデバイス。
  9. 前記第2磁気部材は、前記蓋の前記端部から離れる方向に並進するように構成された、請求項に記載のポータブルコンピューティングデバイス。
  10. 前記第2磁気部材は、前記蓋の前記端部から離れる方向に並進しながら、前記蓋に向かって移動するように構成された、請求項に記載のポータブルコンピューティングデバイス。
  11. 前記ベースの端部は、前記第2磁気部材の移動の前には、前記蓋の前記端部に実質的に位置が揃うように構成された、請求項に記載のポータブルコンピューティングデバイス。
  12. ラッチ機構を組み立てる方法であって、
    第1磁気部材を第1筐体部の端部に近接して連結することと、
    第2磁気部材を第2筐体部に連結することであって、前記第2磁気部材は、前記第1磁気部材と前記第2磁気部材との間の磁気的相互作用が変更されるように、前記第1筐体部の前記端部に対して移動可能である、ことと、
    を含
    前記第2磁気部材を前記第2筐体部に連結することは、前記第2磁気部材を前記第2筐体部の可動部に連結することと、前記可動部が前記第2筐体部の残りの部分に対して移動できるように、前記可動部を前記第2筐体部の前記残りの部分に連結することと、を含む、方法。
  13. 前記第2磁気部材を前記第2筐体部に連結することは、前記第2磁気部材が、前記第1筐体部に対して枢動することができるように前記第2磁気部材を前記第2筐体部に連結することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1筐体部を前記第2筐体部にヒンジにより連結することを更に備える、請求項12に記載の方法。
  15. 前記第1筐体部を前記第2筐体部にヒンジにより連結することは、閉構成において、前記第2筐体部の端部を前記第1筐体部の端部に実質的に位置揃えすること、を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1磁気部材を前記第1筐体部に連結することは、前記第1磁気部材をポータブルコンピューティングデバイスの蓋に連結することを含み、
    前記第2磁気部材を前記第2筐体部に連結することは、前記第2磁気部材を前記ポータブルコンピューティングデバイスのベースに連結することを含む、請求項12に記載の方法。
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