JP6302024B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、稼働評価により特定された基地局でのトラフィック量の多い通信端末だけを帯域制限する、通信システムに関する。
図7を用いて、特許文献1で開示された通信システムについて説明する。図7に示した通信システムでは、基地局700が、所望のデータレートで制御装置800からデータフレームを受信して携帯電話機500又は600に送出するとともに、基地局700と制御装置800とを結ぶ伝送路900の輻輳を監視する(ステップ901及び902)。そして、伝送路900で輻輳が起きていなければ、基地局700はステップ901に戻る。伝送路900で輻輳が起きていれば、基地局700は、低減させたデータレートの値を各携帯電話機500,600について算出し、算出したデータレートの値を制御装置800に通知する(ステップ903)。制御装置800は、基地局700からデータレートの値が通知されると、通知されたデータレートの値にデータ通信中の全ての携帯電話機500,600のデータレートを低減させ、それ以降、低減したデータレートで携帯電話機500,600宛てのデータフレームを送信する(ステップ904)。
しかしながら、図7の通信システムでは、基地局700で通信の輻輳が発生した場合に、基地局700で通信をしている複数個の携帯電話機500,600のデータレートを画一的に低減するので、携帯電話機500,600のうちの基地局700で通信の輻輳に無関係なトラフィック量の少ない携帯電話機までデータレートが低減してしまう。
一方、図示はしないが、基地局からゲートウェイに送信される基地局のトラフィック量及び基地局と通信中の通信端末のトラフィック量の双方を利用してトラフィック量の多い通信端末だけを帯域制御することが考えられるが、日本全国に20万個程設置された多数の基地局についてトラフィック量を管理しなければならず、管理の負担が大きいという欠点がある。
特開2008−131535号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、稼働評価により指定された基地局でのトラフィック量の多い通信端末だけを帯域制限することにより、多数の基地局のトラフィック量を管理する負担を軽減し、かつ、通信の輻輳の発生を回避することを目的とする。
本発明は、基地局稼働評価装置が稼働評価表に基づき複数個の基地局の内で帯域制限の対象とする基地局を指定し、通信管理装置が前記帯域制限の対象になった基地局のトラフィック量が基地局に通信の輻輳が発生する値よりも低くかつ近い値として予め設定されたしきい値に到達した場合に前記帯域制限の対象になった基地局を特定し、通信管理装置が前記特定された基地局と通信している複数個の通信端末の内でトラフィック量が予め設定された所定値に到達した通信端末を特定して帯域制御装置に帯域制御情報を出力し、帯域制御装置が通信速度を低下するように前記特定された通信端末に対する帯域制限を行うことを特徴とする。
本発明によれば、稼働評価表に基づき複数個の基地局の内で帯域制限の対象とする基地局を指定し、その指定された帯域制限の対象となった基地局に通信の輻輳が発生する値よりも低くかつ近い値としてしきい値が予め設定されているので、基地局についてトラフィック量を管理する負担が軽減でき、基地局で通信の輻輳が発生することを回避でき、トラフィック量が所定値に到達した通信端末のみ通信速度が低下するように、当該通信端末だけを帯域制限するので、トラフィック量が所定値未満の通信端末は帯域制限を受けることがない。本発明において、通信管理装置からの最適化通信情報により前記特定された通信端末のトラフィック量を最適化するトラフィック最適化装置を備えれば、例えば、動画を視聴している場合において、帯域制限を受けたデータであっても、動画再生が進まないことを防ぎ、通信端末を使用する人が当該データで表現された動画を違和感なく見ることができる。
発明を実施するための形態に係る通信システムを示した構成図。 発明を実施するための形態に係る稼働評価表を示した図表。 発明を実施するための形態に係る基地局稼働評価装置での評価処理を示したフローチャート。 発明を実施するための形態に係る通信管理処理を示したフローチャート。 発明を実施するための形態に係る帯域制御処理を示したフローチャート。 発明を実施するための形態に係るトラフィック最適化処理を示したフローチャート。 従来の通信システムを示す構成図。
図1を用いて、発明の実施の形態に係る通信システムについて説明する。図1に示した通信システムは、通信端末1から4、基地局5及び6、基地局稼働評価装置7、通信管理装置9、記憶装置12、ゲートウェイ15、帯域制御装置16、トラフィック最適化装置17を備える。そして、基地局稼働評価装置7が稼働評価表8に基づき複数個の基地局5及び6の内で帯域制限の対象とする基地局5又は6を指定し、この指定した基地局5又は6を識別するIPアドレス等の基地局情報13に相当する図示のされていない基地局情報を評価指定信号として通信管理装置9に出力する。評価指定信号は、輻輳局リスト又は輻輳局のIPアドレスと認識できる。基地局5は単数に限定されるものでなく複数個であっても適用可能であり、基地局6は単数に限定されるものでなく複数個であっても適用可能である。
評価指定信号を受信した通信管理装置9は、帯域制限の対象の基地局5又は6からゲートウェイ15に送信される基地局5又は6のトラフィック量のしきい値10への到達並びに通信端末1又は2又は3又は4から帯域制限の対象の基地局5又は6に送信される通信端末1又は2又は3又は4の個々のトラフィック量の所定値11への到達による2つの到達条件により、帯域制御情報を帯域制御装置16に出力しかつ最適化通信情報をトラフィック最適化装置17に出力することにより、帯域制御装置16がインターネット18の側から前記トラフィック量の所定値11への到達により特定された通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータの通信速度を制限し、トラフィック最適化装置17がインターネット18の側から前記特定された通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータのトラフィック量を制限された帯域でも通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータの内容が把握できるように最適化されたトラフィック量に削減するようになっている。
基地局5は、通信端末1又は2に送られるデータを、通信端末1又は2と無線通信で送受信する。基地局6は、通信端末3又は4に送られるデータを、通信端末3又は4と無線通信で送受信する。ゲートウェイ15は、基地局5及び6と帯域制御装置16との間で送受信される通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータを基地局5及び6と帯域制御装置16との各プロトコルに従って基地局5及び6と帯域制御装置16とのそれぞれに通信可能な形式に変換する。通信管理装置9は、帯域制御装置16に帯域制御情報を送信し、トラフィック最適化装置17に最適化通信情報を送信する。
帯域制御装置16は、通信速度を制御するものであり、通信管理装置9からの帯域制御情報を基に特定された基地局5及び6とトラフィック最適化装置17との間の帯域を絞ることで通信速度を所定の値に制御する。
トラフィック最適化装置17は、通信管理装置9からの最適化通信情報によりインターネット18の側から特定された通信端末1又は2又は3又は4へのトラフィック量を最適化する。
基地局稼働評価装置7は、複数個の基地局5及び6から稼働評価に必要な信号としてのKPIを受信し、この受信したKPIが基地局稼働評価装置7の管理者により基地局稼働評価装置7に予め設定されている図2に示した稼働評価表8のネットワーク危険度に到達すると、複数個の基地局5及び6の内で帯域制限の対象とする基地局5又は6を指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。KPIは、Key Performance Indicatorの略号であり、複数個の基地局5又は6の稼働の目標の達成度合いを計る定量的な指標であり、短期的に繰り返し計測され、時系列の推移から現況や進捗を把握したり、問題解決や活動の改善点を検討したりするための最も重要な材料の一つとして扱われる。
通信管理装置9には、しきい値10と所定値11とが通信管理装置9を管理する管理者により予め設定されている。しきい値10は、基地局5及び6ごとの輻輳しきい値として、基地局5及び6の使用する帯域に応じて設定される値であり、基地局5及び6に通信の輻輳が発生する値よりも低くかつ近い値として予め設定される値である。所定値11は、基地局5及び6に対して輻輳判定後の、大容量の通信を行っている通信端末1又は2又は3又は4を特定するための条件として、個々の通信端末1又は2又は3又は4に許容されるトラフィック量に応じて設定される値である。
通信管理装置9は、基地局5又は6からゲートウェイ15に送信される基地局5又は6トラフィック量をしきい値10と比較し、前記基地局5又は6からゲートウェイ15に送信される基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10に到達したかどうかを判定する。基地局5又は6からゲートウェイ15に送信される基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10以上の場合、通信管理装置9は、トラフィック量がしきい値10以上の基地局5又は6と通信している通信端末1又は2又は3又は4のトラフィック量を所定値11と比較し、所定値11に到達したトラフィック量を使用している通信端末1又は2又は3又は4を特定する。即ち、基地局5又は6からゲートウェイ15に送信されるトラフィック量のしきい値10への到達並びに通信端末1又は2又は3又は4個々のトラフィック量の所定値11への到達の2つの到達条件により、通信管理装置9が帯域制御情報を帯域制御装置16に出力し、通信管理装置9が最適化通信情報をトラフィック最適化装置17に出力する。
よって、帯域制御装置16がインターネット18の側から前記トラフィック量の所定値11への到達で特定された通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータの通信速度を制限し、トラフィック最適化装置17がインターネット18の側から前記特定された通信端末1又は2又は3又は4に送られるデータのトラフィック量を制限された帯域でもデータの内容が把握できるような最適化されたトラフィック量に削減する。
記憶装置12には、基地局情報13と端末情報14とが管理者により予め設定される。基地局情報13は、基地局5及び6に割り振られた情報であって、基地局5及び6を特定する識別情報である。端末情報14は、通信事業者と正規に契約している通信可能な全ての通信端末1及び2及び3及び4に割り振られた情報であって、通信端末1又は2又は3又は4を特定する識別情報である。記憶装置12は、通信管理装置9からの要求に応じて、基地局情報13と端末情報14とを通信管理装置9に出力する。
上述した構成の通信システムの動作について説明する。通信端末1及び2と基地局5との間で無線通信が確立され、通信端末3及び4と基地局6との間で無線通信が確立され、KPIが基地局5から基地局稼働評価装置7に入力されている。その状態において、例えば、基地局5から入力されたKPIが稼働評価表8のネットワーク危険度に到達した場合は、基地局稼働評価装置7が基地局5の内で帯域制限の対象とする基地局5を指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。このように基地局5が帯域制限の対象である場合は、通信管理装置9が基地局5からゲートウェイ15に送信される基地局5のトラフィック量を取得し、取得した基地局5のトラフィック量を予め設定されているしきい値10と比較し、取得したトラフィック量がしきい値10に到達した場合は、通信管理装置9は前記トラフィック量がしきい値10に到達している基地局5と通信中の通信端末1又は2のトラフィック量を取得し、取得した通信端末1又は2のトラフィック量を所定値11と比較し、その取得したトラフィック量が所定値11に到達した通信端末1又は2を特定する。
又、基地局6から入力されたKPIが稼働評価表8の危険度に到達した場合は、基地局稼働評価装置7が基地局6の内で帯域制限の対象とする基地局6を指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。このように基地局6が帯域制限の対象である場合は、通信管理装置9が基地局6からゲートウェイ15に送信される基地局6のトラフィック量を取得し、取得した基地局6のトラフィック量を予め設定されているしきい値10と比較し、取得したトラフィック量がしきい値10に到達した場合は、通信管理装置9は前記トラフィック量がしきい値10に到達している基地局6と通信中の通信端末3又は4のトラフィック量を取得し、取得した通信端末3又は4のトラフィック量を所定値11と比較し、その取得したトラフィック量が所定値11に到達した通信端末3又は4を特定する。
以上により、例えば、通信端末1が動画などの大容量のデータをインターネット18からダウンロードするなどして通信帯域を多く使用しても、通信端末1を特定して通信端末1の使用する通信帯域を制限し、基地局5に通信の輻輳が発生することを回避し、例えばメールやニュースサイトなどのデータ量の少ない通信端末2の使用する通信帯域を確保することができる。
又、通信端末1のトラフィック量をトラフィック最適化装置17により最適化しているので、通信端末1の通信帯域が制限されてもダウンロードした動画が静止画となることがなく動画として視聴可能になる。例えば、動画が24コマのフレーム数で構成されている場合において、トラフィック最適化装置17によって15コマに間引かれることにより動画が制限された通信帯域でも動くように最適化される。
図2を用いて、発明を実施するための形態に係る稼働評価表8について説明する。稼働評価表8には、稼働評価表8の項目に示したKPIと、稼働評価表8のネットワーク危険度を示した数値とが予め設定されている。稼働評価表8の重要度、項目、ネットワーク危険度は図2に示したものに限定されるものはないが、例えば、稼働評価表8の重要度「1」におけるKPIとしての「DL User Thp(日本語表記は下り通信速度) 1mbps以下率」がネットワーク危険度の数値「30%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「DL User Thp 1mbps以下率」がネットワーク危険度の数値「30%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「2」におけるKPIとしての「Ave DL PRB Usage(日本語表記は下り通信物理リソースブロック使用率)」がネットワーク危険度の数値「90%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「Ave DL PRB Usage」がネットワーク危険度の数値「90%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「3」におけるKPIとしての「Max RRC CU(日本語表記は無線ユーザ接続数)」がネットワーク危険度の数値「80%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「Max RRC CU」がネットワーク危険度の数値「80%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「4」におけるKPIとしての「Ave DL/UL Scheduling Entity(日本語表記は無線リソーススケジューリング割り当て率)」がネットワーク危険度の数値「DUS:75%、DUL:60%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「Ave DL/UL Scheduling Entity」がネットワーク危険度の数値「DUS:75%、DUL:60%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「5」におけるKPIとしての「Ave PDCCH CCE Usage(日本語表記は下り通信制御チャネルリソース使用率)」がネットワーク危険度の数値「70%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「Ave PDCCH CCE Usage」がネットワーク危険度の数値「70%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「6」におけるKPIとしての「MP Load(日本語表記はマネジメントプロセッサ使用率)」がネットワーク危険度の数値「70%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「MP Load」がネットワーク危険度の数値「70%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「7」におけるKPIとしての「IFLB Attempt(日本語表記は周波数間負荷分散使用率)」がネットワーク危険度の数値「80%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「IFLB Attempt」がネットワーク危険度の数値「80%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「8」におけるKPIとしての「PUCCH SINR(日本語表記は上り通信制御チャネル信号対干渉雑音比) -9db以下率」がネットワーク危険度の数値「10%」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「PUCCH SINR -9db以下率」がネットワーク危険度の数値「10%」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「9」におけるKPIとしての「Ave PUCCH/PUSCH UL RSSI(日本語表記は上り通信制御チャネル受信信号強度)」がネットワーク危険度の数値「-100dBmに到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「PUCCH SINR -9db以下率」がネットワーク危険度の数値「-100dBm」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
稼働評価表8の重要度「10」におけるKPIとしての「Ave CQI(日本語表記はチャネル受信品質)」がネットワーク危険度の数値「6」に到達すると、基地局稼働評価装置7は前記「Ave CQI」がネットワーク危険度の数値「6」に到達した基地局5又は6を帯域制限の対象とする基地局として指定した評価指定信号を通信管理装置9に出力する。
図3を用いて、発明を実施するための形態に係る基地局稼働評価装置7における評価処理について説明する。図2に示した稼働評価表8に記載されたKPIが基地局5及び6から基地局稼働評価装置7に設定されている状態において、図3の評価処理が始まると、ステップ301でKPIが稼働評価表8の危険度に到達した場合は、そのKPIが稼働評価表8の危険度に到達した基地局5を複数個の基地局5及び6の内で帯域制限の対象とする基地局5として指定する。そして、ステップ302では、指定した基地局5を識別する基地局情報13を評価指定信号として通信管理装置9に出力して処理の1サイクルを終了する。
要するに、基地局稼働評価装置7は、稼働評価表8に基づき複数個の基地局5及び6の内で帯域制限の対象とする基地局5又は6を指定し、この指定した基地局5又は6を識別する基地局情報13に相当する図示のされていない基地局情報を評価指定信号として通信管理装置9に出力する。
図4を用いて、発明を実施するための形態に係る通信管理装置9における通信管理処理について説明する。図1に示した通信管理装置9にはしきい値10及び所定値11が予め設定されている状態において、ステップ401で通信管理装置9が図1に示した基地局稼働評価装置7から稼働評価値に到達した基地局5又は6に該当する基地局情報13を受信していなければ、ステップ401が「NO」となり、ステップ401に戻る。一方、通信管理装置9が基地局稼働評価装置7から稼働評価値に到達した基地局5又は6に該当する基地局情報13を受信すると、ステップ401が「YES」となり、ステップ402に進む。ステップ402で通信管理装置9が基地局情報13に該当する基地局5又は6のトラフィック量をしきい値10と比較する。
前記基地局情報13に該当する基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10よりも小さい場合はステップ402が「NO」となり、ステップ401に戻る。一方、前記基地局情報13に該当する基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10に到達した場合はステップ402が「YES」となり、ステップ403へ進む。
ステップ403では、通信管理装置9が基地局5又は6から通信端末1又は2又は3又は4のトラフィック量の情報を受信し、所定値11に到達したトラフィック量を使用している通信端末1又は2又は3又は4を特定し、ステップ404及び405へ進む。ステップ404では、通信管理装置9がステップ403で特定した通信端末1又は2又は3又は4に対する端末識別情報を記憶装置12から受信した上で、受信した端末識別情報に該当する特定した通信端末1又は2又は3又は4に対する帯域制御情報を帯域制御装置16に出力する。又、ステップ405では、通信管理装置9がステップ403で特定した通信端末1又は2又は3又は4に対する端末識別情報を記憶装置12から受信した上で、受信した端末識別情報に該当する特定した通信端末1又は2又は3又は4に対する最適化通信情報をトラフィック最適化装置17に出力して処理の1サイクルを終了する。
要するに、通信管理装置9は、基地局5又は6のトラフィック量が通信の輻輳を発生するのに近い時に、基地局5又は6と通信をしている通信端末1又は2又は3又は4のうちでトラフィック量の多い通信端末を特定し、その特定した通信端末1又は2又は3又は4に対する通信速度を制限するようにという帯域制御情報を帯域制御装置16に出力する。加えて、その特定した通信端末1又は2のトラフィック量を最適化するようにという最適化通信情報をトラフィック最適化装置17に出力する。
図5を用いて、帯域制御装置16における帯域制御処理を説明する。ステップ501では、帯域制御装置16が通信管理装置9から帯域制御情報を受信すると、ステップ501が「YES」となり、ステップ502に進む。ステップ502では、所定値11に到達したトラフィック量を使用している通信端末1又は2又は3又は4に対する帯域を絞り、処理の1サイクルを終了する。
図6を用いて、トラフィック最適化装置17におけるトラフィック最適化処理を説明する。ステップ601では、トラフィック最適化装置17が通信管理装置9から最適化通信情報を受信すると、ステップ601が「YES」となり、ステップ602に進む。ステップ602では、所定値11に到達したトラフィック量を使用している通信端末1又は2又は3又は4に対するトラフィック量を最適化し、処理の1サイクルを終了する。
以上説明したように本実施の形態によれば、基地局稼働評価装置7が稼働評価に必要な信号としてのKPIを受信し、この受信したKPIが基地局稼働評価装置7の管理者により基地局稼働評価装置7に予め設定されている稼働評価表8のネットワーク危険度に到達すると、複数個の基地局5及び6の内で帯域制限の対象とする基地局5又は6を指定した基地局情報13を評価指定信号として通信管理装置9に出力することにより、通信管理装置9が日本全国に設置された20万個程度の全部の基地局のトラフィック量を管理する必要がなく、通信管理装置9が基地局稼働評価装置7で帯域制限の対象として指定された基地局5又は6のトラフィック量を管理すればよいので、通信管理装置9での処理が減り効率化される。
又、通信管理装置9が基地局稼働評価装置7で指定された基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10に到達した場合にその基地局5又は6を特定し、その特定された基地局5又は6と通信している通信端末1又は2又は3又は4の内でトラフィック量が所定値11に到達した通信端末1又は2又は3又は4を特定し、その特定された通信端末1又は2又は3又は4の通信速度を低下するように帯域制御装置16で帯域制限するので、基地局5又は6において通信の輻輳が発生することを回避することができる。例えば、基地局5が帯域制限の対象として指定され、その基地局5と通信中の通信端末1のトラフィック量が所定値11に到達し、基地局5と通信中の通信端末2のトラフィック量が所定値11に到達していない場合、通信端末1だけを帯域制限し、通信端末2に対しては帯域制限しない。又、基地局5が帯域制限の対象として指定され、通信端末1及び2のトラフィック量が所定値11に到達した場合は、通信端末1及び2を帯域制限する。
又、基地局6が帯域制限の対象として指定され、基地局6と通信中の通信端末3のトラフィック量が所定値11に到達し、基地局6と通信中の通信端末4のトラフィック量が所定値11に到達していない場合、通信端末3だけを帯域制限し、通信端末4に対しては帯域制限しない。又、基地局6が帯域制限の対象として指定され、通信端末3及び4のトラフィック量が所定値11に到達した場合は、通信端末3及び4を帯域制限する。
以上説明した発明の実施の形態のように、通信管理装置9が基地局5又は6のトラフィック量及び通信端末1又は2又は3又は4のトラフィック量の双方を基地局5又は6とゲートウェイ15との間の通信から受信すれば、通信管理装置9が基地局5又は6とゲートウェイ15との間の通信からの受信情報を選択でき、効率向上ができる。又、通信管理装置9が基地局5又は6のトラフィック量及び通信端末1又は2又は3又は4のトラフィック量の双方を基地局5又は6とゲートウェイ15との間の通信から受信した後に、受信した基地局5又は6のトラフィック量がしきい値10に到達した場合に、所定値11に到達したトラフィック量を使用している通信端末1又は2に対する通信速度を制限すると、例えば、1個の通信管理装置9が10秒程度の時間間隔でも、複数個の例えば1万から20万個等の基地局の通信の輻輳を容易に管理することが可能になる。又、通信管理装置9が基地局5又は6のトラフィック量並びに通信端末1又は2又は3又は4の個数との双方を用いて基地局5又は6の通信の輻輳を判断してもよい。
尚、しきい値10は、管理する基地局5又は6の通信可能な物理的な容量に基づき、基地局5又は6ごとに異なる値として設定されてもよい。
なお、図4で説明した通信管理処理は、通信端末1又は2又は3又は4と基地局5又は6との間における通信の輻輳を回避する必要から所定間隔毎に処理を繰り返し実行するが、統計的に輻輳が起こりやすい時間帯(夕方から夜中)と輻輳が起こりにくい時間帯(夜中から日中)によって、所定間隔を変更してもよい。
1 通信端末
2 通信端末
3 通信端末
4 通信端末
5 基地局
6 基地局
7 基地局稼働評価装置
8 稼働評価表
9 通信管理装置
10 しきい値
11 所定値
12 記憶装置
13 基地局情報
14 端末情報
15 ゲートウェイ
16 帯域制御装置
17 トラフィック最適化装置
18 インターネット

Claims (2)

  1. 複数個の通信端末と、
    前記複数個の通信端末と無線通信する複数個の基地局と、
    稼働評価表に基づき前記複数個の基地局の内で帯域制限の対象とする基地局を指定する基地局稼働評価装置と、
    前記基地局稼働評価装置で指定された基地局のトラフィック量が予め設定されたしきい値に到達した場合にその基地局と通信をしている前記複数個の通信端末のトラフィック量が予め設定された所定値に到達した通信端末を特定する通信管理装置と、
    前記特定された通信端末の通信速度を低下するように帯域制限する帯域制御装置と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 通信管理装置からの最適化通信情報により特定された通信端末のトラフィック量を最適化するトラフィック最適化装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
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