JP6301850B2 - 凝集剤注入支援装置、及び凝集剤注入システム - Google Patents

凝集剤注入支援装置、及び凝集剤注入システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、凝集剤注入支援装置、及び凝集剤注入システムに関する。
水処理システムでは、浄水工程において貯水部に凝集剤が注入される。しかしながら、従来の技術では、凝集剤の注入量を適切に決定することができない場合があった。
特開2000−121628号公報
本発明が解決しようとする課題は、凝集剤の注入量の決定を支援することができる凝集剤注入支援装置、及び凝集剤注入システムを提供することである。
実施形態の凝集剤注入支援装置は、取得部と、制御部とを持つ。取得部は、異なる流動電流計によって、凝集剤が注入された水の流動電流値を凝集剤の注入量ごとに測定した結果である第1測定結果と第2測定結果を取得する。制御部は、第1測定結果に示された複数の流動電流値と、第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、凝集剤の注入量が同じである場合に、第1測定結果に示された流動電流値と、第2測定結果に示された流動電流値との差が閾値以内である流動電流値を示す注入量を提示させる。
第1の実施形態における、注入支援装置を備える水処理システムの構成例を示す図。 第1の実施形態における、注入システムの構成例を示す図。 第1の実施形態における、流動電流計の構成例を示す図。 第1の実施形態における、注入量と濁度等との関係例を示す図。 第1の実施形態における、注入量と流動電流値との関係例を示す図。 第1の実施形態における、注入量の目標値と、荷電状態が中和する流動電流値との関係例を示す図。 第2の実施形態における、注入支援装置を備える水処理システムの図。 第2の実施形態における、注入支援装置を備える水処理システムの図。 第2の実施形態における、注入支援装置を備える水処理システムの図。
以下、実施形態の注入支援装置、及び注入システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における、注入支援装置を備える水処理システム1の構成例を示す図である。第1の実施形態では、水処理システム1は、「水処理システム1a」という。水処理システム1aは、凝集剤を用いる処理を水に施す設備(固液分離装置)であれば、特定の設備に限定されない。水処理システム1aは、例えば、浄水場、製紙工場である。第1の実施形態では、水処理システム1aは、一例として浄水場である。
水処理システム1aは、取水井10と、着水井20と、混和池30と、フロック形成池40と、沈殿池50と、接触池60と、砂ろ過棟70と、配水池80と、調整部90と、凝集剤100と、注入システム200とを備える。
取水井10は、原水を一時的に貯留する。
着水井20には、取水井10の原水が送水される。着水井20では、植物や土砂が原水から分離される。
混和池30(急速撹拌池)には、着水井20の上澄みの水が送水される。混和池30では、調整部90によって凝集剤100が水に注入される。混和池30では、運転員による手動で、凝集剤100が水に注入されてもよい。
混和池30には、混合装置31が取り付けられている。混合装置31は、取水井10から送水された水と、凝集剤100とを混合する。混合装置31は、例えば、急速攪拌装置(フラッシュ・ミキサ)、モータ等の駆動部を有する攪拌装置や、駆動部を有しない攪拌装置(スタティック・ミキサ)である。混和池30では、凝集剤100によって懸濁物質(Suspended Solids)の荷電状態が中和される。荷電状態が中和されることにより、懸濁物質は凝集する。懸濁物質は、例えば、色度成分、溶解性成分や、藻類である。混和池30では、混合装置31による攪拌によって、水中に微フロックが形成される。
フロック形成池40には、微フロックを含む水が、混和池30から送水される。フロック形成池40は、水に含まれる微フロック同士を衝突させて、フロックを成長させる。
沈殿池50は、水中で成長したフロックを沈降させる。
接触池60には、沈殿池50の上澄みの水が送水される。接触池60では、沈殿池50から送水された水と、吸着材120とが混合される。接触池60では、凝集剤100によって凝集しきれなかった色度成分や溶解性成分を、吸着材が吸着してもよい。溶解性成分は、例えば、溶解性の有機物である。吸着材は、凝集剤100によって凝集しきれなかった色度成分や溶解性成分を、接触池60の上澄みの水から除去する。吸着材は、例えば、活性炭である。
砂ろ過棟70には、接触池60の水が送水される。砂ろ過棟70は、接触池60から送水された水をろ過する。砂ろ過棟70は、開口部を有する水槽でもよい。送水するための配管を砂ろ過棟70が有する場合、その配管には、吸着材が詰められていてもよい。
配水池80には、ろ過された水が、砂ろ過棟70から送水される。配水池80では、塩素が水に注入される。塩素によって消毒された水は、配水池80から配水される。塩素によって消毒された水は、住宅などに配水される。
調整部90は、凝集剤100の注入量を調整可能な機構であれば、どのような機構を有していてもよい。調整部90は、例えば、ポンプである。調整部90は、情報処理装置等を備える注入システム200によって決定された注入量の凝集剤100を、混和池30に注入する。調整部90は、注入システム200によって決定された注入量又は注入率の凝集剤100を、混和池30に注入してもよい。凝集剤100の注入率は、凝集剤100が注入される箇所の総水量(時間あたりの流量)に対する、凝集剤100の注入量の割合である。例えば、調整部90は、インバータや電磁弁を用いて、凝集剤100の注入量又は注入率を変更してもよい。注入率は、正値でもよいし、負値でもよい。注入率が正値であるとは、凝集剤100を注入することによって、注入された箇所の総水量に対する凝集剤100の割合を増加させることを表す。注入率が負値であるとは、凝集剤100ではなく水を注入することによって、注入された箇所の総水量に対する注入済の凝集剤100の割合を減少させることを表す。注入率が負値である場合、調整部90は、混和池30に原水を注入してもよい。
凝集剤100は、正の電荷に帯電している薬剤である。また、水の懸濁物質や気泡は、負の電荷に帯電している。水に注入された凝集剤100は、水の懸濁物質の荷電状態を中和させることによって、その水に含まれている懸濁物質等の粒子を凝集させる。凝集剤100は、例えば、ポリ塩化アルミニウム(PAC : Poly Aluminum Chloride)、硫酸バンド、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、ポリシリカ鉄等の無機系凝集剤である。
凝集剤100は、高分子凝集剤と併用されてもよい。高分子凝集剤は、例えば、カチオン性ポリマ、アニオン性ポリマ、両性ポリマである。凝集剤100は、pH調整剤と併用されてもよい。pH調整剤は、凝集させるために適切であるpH域に、水のpH値を調整することができる。pH調整剤は、酸性の調整剤でもよいし、アルカリ性の調整剤でもよい。酸性の調整剤は、例えば、硫酸や塩酸である。アルカリ性の調整剤は、例えば、苛性ソーダや水酸化カルシウムである。
注入システム200について説明する。
図2は、第1の実施形態における、注入システム200の図である。注入システム200は、第1流動電流計210a(SCD: Streaming Current Detector)と、第2流動電流計210bと、注入支援装置220と、提示装置230とを備える。
図3は、第1の実施形態における、第1流動電流計210aの図である。第1流動電流計210aは、水の流動電流値を測定する測定器である。第1流動電流計210aの符号は、図3の中では「210」と表記する。第1流動電流計210aは、プルーブ211と、ピストン212と、電極213とを有する。第1流動電流計210aには、ポンプなどの送水機構や水位差によって、混和池30の水が送られる。なお、第1流動電流計210aに送られた水は、混和池30に返されてもよい。これにより、第1流動電流計210aは、混和池30での混合作用を高めることができる。
プルーブ211とピストン212との間隔は、例えば、0.1mmである。ピストン212は、プルーブ211に囲まれた空間で、往復運動をする。電極213−1は、プルーブ211に注水された水の流動電流を測定し、測定した流動電流に応じた信号を出力する。水の流動電流は、帯電した懸濁物質の移動によって発生する。第1流動電流計210aは、測定した流動電流に応じた信号を示す流動電流値を、注入支援装置220に出力する。電極213−2も同様である。
流動電流値は、凝集剤100の注入量又は注入率に応じて増減する。第1流動電流計210aは、懸濁物質の荷電状態を連続的に検出する流動電位計でもよい。また、第1流動電流計210aは、懸濁物質の荷電状態を間欠的に検出するゼータ電位計でもよい。第1流動電流計210aは、混和池30の水の流動電流値を、凝集剤100の注入量ごとに測定する。第1流動電流計210aは、混和池30の水の流動電流値を、注入支援装置220に出力する。
第2流動電流計210bは、混和池30の水の流動電流値を、凝集剤100の注入量ごとに測定する。第2流動電流計210bは、混和池30の水の流動電流値を、注入支援装置220に出力する。
第2流動電流計210bは、例えば、第1流動電流計210aと同様の構成を含んでいる。第2流動電流計210bは、第1流動電流計210aとは材質や寸法が相違していてもよい。また、第2流動電流計210bは、第1流動電流計210aとは測定データの処理方法が相違していてもよい。これらの相違により、第2流動電流計210bは、第1流動電流計210aと同じ水の流動電流値を測定した場合でも、第1流動電流計210aが測定した結果とは異なる流動電流値を、注入支援装置220に出力することがある。
一般に、流動電流計は、水の懸濁物質の荷電状態が中和する付近で流動電流値を測定した場合の測定精度が、荷電状態が中和する付近以外で流動電流値を測定した場合の測定精度と比較して高くなるように、製造されている。このため、第1流動電流計210aが測定した流動電流値と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値との差が閾値以内となった場合、測定した流動電流値を示す凝集剤100の注入量は、水の懸濁物質の荷電状態が中和する量となっている。第1流動電流計210aと、第2流動電流計210bとは、異なる製造メーカによって製造されてもよい。
注入支援装置220は、コンピュータ端末やサーバ装置等の情報処理装置である。注入支援装置220は、単体の装置でもよいし、複数の装置でもよい。注入支援装置220は、複数の装置である場合、クラウドコンピューティング技術によって動作してもよい。注入支援装置220は、クラウドコンピューティング技術によって、キーバリューストア形式の各種データに演算を施してもよい。注入支援装置220では、ウェブブラウザが動作してもよい。注入支援装置220は、その監視、障害対応及び運用のうち少なくとも一つが、代行サービスにより行われていてもよい。つまり、水処理システム1aを運用する主体とは別の主体(例えば、ASP: Application Service Provider)が代行して、注入支援装置220を監視、障害対応及び運用してもよい。また、注入支援装置220は、その監視、障害対応及び運用が、複数の主体によってなされてもよい。
注入支援装置220は、取得部221と、制御部223と、記憶部222とを備える。取得部221と、制御部223のうち一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部222に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
取得部221は、混和池30の水の流動電流値を凝集剤100の注入量ごとに第1流動電流計210aが測定した流動電流値を、第1流動電流計210aから取得する。取得部221は、混和池30の水の流動電流値を凝集剤100の注入量ごとに第2流動電流計210bが測定した流動電流値を、第2流動電流計210bから取得する。取得部221は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値とを、制御部223に出力する。
記憶部222は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部222は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部222は、例えば、ソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。
図4は、第1の実施形態における、注入量と濁度等との関係例を示す図である。左の縦軸は、濁度(NTU: Nephelometric Turbidity Unit)を表す。濁度の単位はNTUに限らず、「度」や「mg/L」であっても良い。右の縦軸は、吸引ろ過時間比(STR: Suction Time Ratio)を表す。横軸は、凝集剤100の注入量(mg/L)を表す。横軸に示すM1〜M8は、注入量を表す符号の例である。M1からM8となるに従って注入量は多い。図4では、注入量がM4である場合、水が最も清澄となっている。すなわち、図4では、注入量がM4である場合、吸引ろ過時間比又は濁度が最も低くなっている。
記憶部222は、注入量と濁度等(NTU, STR)との関係例を示すグラフを記憶してもよい。注入量と濁度等との関係例を示すグラフは、制御部223による画像処理によって、提示装置230(表示装置)の表示画面に表示されてもよい。また、注入量と濁度等との関係例は、制御部223による音声処理によって、提示装置230から音声出力されてもよい。水処理システム1aの運転員は、注入量と濁度等との関係例を示すグラフに基づいて、注入量がM4となるように、凝集剤100の注入量を調整することができる。
制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値(測定結果)と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値とを、取得部221から取得する。制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値と、凝集剤100の注入量との関係を表すグラフを生成する。制御部223は、生成したグラフのデータを提示装置230に出力する。制御部223は、生成したグラフを提示装置230の表示画面に表示させる。
図5は、第1の実施形態における、注入量と流動電流値との関係例を示す図である。縦軸は、流動電流値を表す。横軸は、図4に示すグラフ横軸と同様である。水の懸濁物質は、荷電状態が中和した場合に凝集し易い。荷電状態の中和が進み易い流動電流値は、水温や水質に応じて変化するため、値0付近になるとは限らない。
図5では、測定された流動電流値が、水が最も清澄となる注入量M4に対応する流動電流値「−2」になった場合に、懸濁物質の荷電状態の中和は進み易い。つまり、図5では、第1流動電流計210aが測定した流動電流値「−2」と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値「−2」との差が値0となる注入量M4は、水の懸濁物質の荷電状態が中和する凝集剤100の注入量の目標値である。
制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値を示すドットと、第2流動電流計210bが測定した流動電流値を示すドットとを、凝集剤100の注入量ごとにグラフにプロットする。制御部223は、測定された流動電流値が一致する注入量を検出することによって、水が最も清澄となる注入量がM4であることを検出する。水処理システム1aの運転員は、提示装置230の表示画面に表示されたグラフの交点を示す注入量を視認することによって、水が最も清澄となる注入量がM4であることを検出してもよい。制御部223は、水が最も清澄となる注入量M4(目標値)を、表示装置としての提示装置230に表示させる。
制御部223は、提示装置230の表示画面に表示されたグラフの交点に基づいて、水が最も清澄となる注入量がM4であることを検出してもよい。制御部223は、異なる注入量について、流動電流計ごとに流動電流値をプロットすることによって、グラフの交点を検出する。
制御部223は、プロットしたドットの数が少ないためにグラフに交点がない場合、ドットの分布を流動電流計ごとに直線近似することによって、直線同士の交点を検出してもよい。図5では、第1流動電流計210aが測定した流動電流値に応じて定まる線には、符号Aが割り当てられている。第2流動電流計210bが測定した流動電流値に応じて定まる線には、符号Bが割り当てられている。制御部223は、最小二乗法に基づいて、ドットの分布を線に近似してもよい。
制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値との大小関係(差分値の正負)に基づいて、凝集剤100の注入量が過剰であるか又は不足であるかを判定してもよい。
制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値が、第2流動電流計210bが測定した流動電流値よりも大きい場合、凝集剤100の注入量が過剰であると判定する。制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値が、第2流動電流計210bが測定した流動電流値よりも小さい場合、凝集剤100の注入量が不足であると判定する。制御部223は、第1流動電流計210aが測定した流動電流値と、第2流動電流計210bが測定した流動電流値との差が閾値以内である場合、凝集剤100の注入量が適正(目標値)であると判定する。制御部223は、判定結果に応じて調整部90を制御することによって、凝集剤100の注入量が目標値となるように調整する。
図6は、第1の実施形態における、注入量の目標値と、荷電状態が中和する流動電流値との関係例を示す図である。制御部223は、ドットの分布を直線近似する代わりに、ドットの分布を曲線近似することによって、曲線同士の交点を検出してもよい。
提示装置230は、表示画面(提示部)を有する表示装置である。提示装置230は、制御部223が生成したグラフを、表示画面に表示する。提示装置230は、凝集剤100の注入量の目標値や、凝集剤100が過剰であるか又は不足であるかを示す判定結果を、制御部223による制御に応じて、表示画面に表示してもよい。提示装置230は、スピーカ(提示部)を備える音声処理装置でもよい。提示装置230は、凝集剤100の注入量の目標値や、凝集剤100が過剰であるか又は不足であるかを示す判定結果を、音声によって運転員に提示してもよい。
提示装置230は、キーボードやタッチパネル等の操作デバイスを備えてもよい。操作デバイスは、運転員による操作に応じて、運転員が指定した値を制御部223に出力してもよい。制御部223に出力される値は、例えば、凝集剤100の注入量の目標値を表す値である。制御部223に出力される値は、例えば、流動電流値の目標値でもよい。制御部223は、操作デバイスから制御部223に出力された値に基づいて、凝集剤100の注入量や注入率を制御してもよい。
以上のように、第1の実施形態の注入支援装置220は、取得部221と、制御部223とを持つ。取得部221は、異なる流動電流計によって、凝集剤100が注入された水の流動電流値を凝集剤100の注入量ごとに測定した結果である第1測定結果と第2測定結果を取得する。制御部223は、第1測定結果に示された複数の流動電流値と、第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、凝集剤100の注入量が同じである場合に、第1測定結果に示された流動電流値と、第2測定結果に示された流動電流値との差が閾値以内である流動電流値を示す注入量を提示させる。制御部223は、注入量のデータを例えば提示装置230に出力することによって、注入量を提示装置230に提示させてもよい。
これによって、第1の実施形態の注入支援装置220(凝集剤注入支援装置)、及び注入システム200(凝集剤注入システム)は、凝集剤100の注入量の決定を支援することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bの各流動電流値の目標値を定めなくても、凝集剤100の注入量の決定を支援することができる。
第1の実施形態の水処理システム1の運転員は、適正な注入量の凝集剤100を水に注入することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、適正な注入量の凝集剤100を水に注入することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、水質変動に対して余裕分を見込んだ多めの注入量の凝集剤を、水に注入する必要がない。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、凝集剤100の使用量を削減するとともに、汚泥の処分費を削減することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、水処理システム1aでの調整時間を削減し、流動電流計の導入に関するイニシャルコストを低減することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、凝集剤100の注入を過不足なく行うことで、凝集剤100の使用量だけでなく、吸着剤の使用量を減らし、設備を洗浄する頻度を減らすなどランニングコストを削減することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、流動電流値と水質パラメータとの関係について、頻繁に水質試験を行って求める必要がない。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、水質パラメータによる補正式を事前に定めることが不要であるため、水処理システム1aでの調整期間を短縮することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、凝集剤100の注入量を決定するためのジャーテストを頻繁に行わなくても、水質の変動に追従した注入量の凝集剤100を水に注入することができる。
第1の実施形態の注入支援装置220、及び注入システム200は、注入システム200の運転員の負担を軽減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、水処理システム1が着水井20と混和池30との間に流量計300を備えている点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図7は、第2の実施形態における、注入支援装置220を備える水処理システム1bの図である。第2の実施形態では、水処理システム1は、「水処理システム1b」という。水処理システム1bは、凝集剤を用いる処理を水に施す設備であれば、特定の設備に限定されない。水処理システム1bは、例えば、浄水場、製紙工場である。第2の実施形態では、水処理システム1bは、一例として浄水場である。
水処理システム1bは、水処理システム1aと比較して、着水井20と混和池30の間に流量計300を更に備える。流量計300は、混和池30に流入する原水の流量を測定する。流量計300は、原水の流量情報を、取得部221を介して制御部223に出力する。流量計300は、任意の時刻における混和池30の総水量を測定可能であれば良いため、混和池30とフロック形成池40の間に備えられてもよい。流量計300は、混和池30に水位計が備えられている場合、水位計が測定した混和池30の水位に基づいて、混和池30に流入する原水の流量を測定してもよい。
記憶部222は、原水の流量と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、予め記憶する。記憶部222は、原水の流量と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、テーブルデータとして記憶してもよい。
制御部223は、流量計300による測定結果に基づいて、原水の単位流量あたりの凝集剤100の注入量を予測する。制御部223は、流量計300による測定結果に応じて予測した注入量と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じて決定した注入量とを組み合わせることによって、凝集剤100の注入量の目標値を決定する。制御部223は、実際の凝集剤100の注入量が凝集剤100の注入量の目標値となるように、調整部90を制御する。
注入量を組み合わせる方法は、例えば、流量計300による測定結果に応じたフィードフォワード制御と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じたフィードバック制御とを組み合わせる方法である。また、注入量を組み合わせる方法は、注入量同士の加算、積算又は除算を含む方法でもよい。また、注入量を組み合わせる方法は、PI(Proportion,Integral)制御に用いられるパラメータを変更することによって、注入量の目標値を決定する方法でもよい。
以上のように、第2の実施形態の制御部223は、凝集剤100が注入される前の水の流量(流量計300が測定した流量)に応じた流動電流値に基づいて、流動電流値の差が閾値以内である流動電流値を示す注入量の凝集剤100を、水に注入してもよい。
これによって、第2の実施形態の注入支援装置220(凝集剤注入支援装置)、及び注入システム200(凝集剤注入システム)は、水の流量が変動した場合でも、水の時間当たりの流量に基づいて、凝集剤100の注入量又は注入率を決定することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、水処理システム1が着水井20と混和池30との間に濁度計310を備えている点が、第2の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図8は、第3の実施形態における、注入支援装置220を備える水処理システム1cの図である。第3の実施形態では、水処理システム1は、「水処理システム1c」という。水処理システム1cは、凝集剤を用いる処理を水に施す設備であれば、特定の設備に限定されない。水処理システム1cは、例えば、浄水場、製紙工場である。第3の実施形態では、水処理システム1cは、一例として浄水場である。
水処理システム1cは、水処理システム1bと比較して、着水井20と混和池30の間に濁度計310を更に備える。濁度計310は、混和池30に流入する原水の濁度を測定する。濁度計310は、原水の濁度情報を、取得部221を介して制御部223に出力する。濁度計310は、任意の時間に混和池30に流入する原水の濁度に近似可能な濁度を測定可能であれば良いため、着水井20、着水井20の付近の配管や水槽に備えられてもよい。
記憶部222は、原水の濁度と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、予め記憶する。記憶部222は、原水の濁度と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、テーブルデータとして記憶してもよい。
制御部223は、濁度計310による測定結果に基づいて、原水の濁度に応じた凝集剤100の注入量を予測する。制御部223は、濁度計310による測定結果に応じて予測した注入量と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じて決定した注入量とを更に組み合わせることによって、凝集剤100の注入量の目標値を決定する。制御部223は、実際の凝集剤100の注入量が凝集剤100の注入量の目標値となるように、調整部90を制御する。
注入量を組み合わせる方法は、例えば、濁度計310による測定結果に応じたフィードフォワード制御と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じたフィードバック制御とを組み合わせる方法である。また、注入量を組み合わせる方法は、注入量同士の加算、積算又は除算を含む方法でもよい。また、注入量を組み合わせる方法は、PI制御に用いられるパラメータを変更することによって、注入量の目標値を決定する方法でもよい。
以上のように、第3の実施形態の制御部223は、凝集剤100が注入される前の水の濁度(濁度計310が測定した濁度)に応じた流動電流値に基づいて、流動電流値の差が閾値以内である流動電流値を示す注入量の凝集剤100を、水に注入してもよい。
これによって、第3の実施形態の注入支援装置220(凝集剤注入支援装置)、及び注入システム200(凝集剤注入システム)は、水の水質が変動した場合でも、凝集剤100の注入量又は注入率を決定することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、水処理システム1が沈殿池50と接触池60との間に濁度計320を備える点が、第1から第3までの実施形態と相違する。第4の実施形態では、第1から第3までの実施形態との相違点についてのみ説明する。
図9は、第4の実施形態における、注入支援装置220を備える水処理システム1dの図である。第4の実施形態では、水処理システム1は、「水処理システム1d」という。水処理システム1dは、凝集剤を用いる処理を水に施す設備であれば、特定の設備に限定されない。水処理システム1dは、例えば、浄水場、製紙工場である。第3の実施形態では、水処理システム1dは、一例として浄水場である。
水処理システム1dは、水処理システム1bと比較して、沈殿池50と接触池60の間に濁度計320を更に備える。濁度計320は、接触池60に流入する水の濁度を測定する。濁度計320は、水の濁度情報を、取得部221を介して制御部223に出力する。濁度計320は、懸濁物質等の凝集物が沈降して分離した後の上澄みの水の濁度に近似可能な濁度を測定可能であれば良いため、沈殿池50、接触池60、砂ろ過棟70又は配水池80の付近の配管や水槽に備えられてもよい。
記憶部222は、凝集物が沈降して分離した後の上澄みの水の濁度と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、予め記憶する。記憶部222は、上澄みの水の濁度と凝集剤100の注入量との関係を表す情報を、テーブルデータとして記憶してもよい。
制御部223は、濁度計320による測定結果に基づいて、上澄みの水の濁度に応じた凝集剤100の注入量を予測する。制御部223は、濁度計320による測定結果に応じて予測した注入量と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じて決定した注入量とを更に組み合わせることによって、凝集剤100の注入量の目標値を決定する。制御部223は、実際の凝集剤100の注入量が凝集剤100の注入量の目標値となるように、調整部90を制御する。
注入量を組み合わせる方法は、例えば、濁度計320による測定結果に応じたフィードフォワード制御と、第1流動電流計210aと第2流動電流計210bによる測定結果に応じたフィードバック制御とを組み合わせる方法である。また、注入量を組み合わせる方法は、注入量同士の加算、積算又は除算を含む方法でもよい。また、注入量を組み合わせる方法は、PI制御に用いられるパラメータを変更することによって、注入量の目標値を決定する方法でもよい。
以上のように、第4の実施形態の制御部223は、第1流動電流計210aなどが測定した流動電流値に応じた濁度(濁度計320が測定した濁度)であって、凝集剤100が注入された水の濁度に基づいて、流動電流値の差が閾値以内である流動電流値を示す注入量の凝集剤100を、水に注入してもよい。
これによって、第4の実施形態の注入支援装置220(凝集剤注入支援装置)、及び注入システム200(凝集剤注入システム)は、水の流量又は水質が変動した場合でも、短時間に凝集剤100の注入量又は注入率を決定することができる。
従来の注入システムは、凝集剤の注入率を定めるための関係式に基づいて、凝集剤の注入率を算出する。従来の注入システムは、凝集剤の注入について、フィードフォワード制御(FF制御)を実行可能である。
流動電流計や流動電位計は、浄水場などの水処理システムの原水に凝集剤を加えた後、生成された凝集フロックの電気的性質を測定する。従来の注入システムは、流動電流や流動電位の測定値が目標値となるように、凝集剤の注入について、フィードバック制御(FB制御)を実行可能である。
従来の注入システムでは、フィードフォワード制御に使用する関係式は、不変である。このため、従来の注入システムは、経年による原水の水質変動や、突発的な原水の水質変動に追従できない。従来の注入システムでは、濁度が変化しない場合でも、原水の水質によっては凝集剤の過不足が生じる場合がある。従来の注入システムでは、複数の水源から原水を取水して、その流量比率が頻繁に変更される場合もあった。従来の注入システムでは、運転員は、関係式をジャーテストなどで適宜決め直さなければならなかった。このため、運転員の負担は大きかった。また、運転員の技術の継承は難しかった。
ゼータ電位は、粒子の凝集状態を表す指標である。ゼータ電位は、水中における帯電した粒子の電位と、電気的に中性な電位との差である。ゼータ電位の値が0に近づくと、水は、荷電中和が進み、凝集し易い電気的雰囲気となる。凝集の状態を適切に制御するため、ゼータ電位は、連続的に測定される。ゼータ電位は、短時間に連続的に測定することが困難である。
流動電流値は、ゼータ電位に代わる指標である。流動電流値は、ゼータ電位を間接的に測定した値である。流動電流計は、凝集状態を連続的に測定できるセンサとして有効である。流動電流計では、ピストンは、電極のついたプルーブの内部を往復運動する。流動電流計は、発生した電流値を測定する。プルーブとピストンの間隔は、例えば、0.1mmである。流動電流計では、電荷密度が高くなってしまい、測定範囲を超過してしまうことがある。流動電流計は、粒子数の多い水を測定対象とする場合、測定精度が低下することがある。
従来の注入システムでは、流動電流計は、急速撹拌池とフロック形成池との間の水の流動電流値を測定する。従来の注入システムでは、電気伝導率計は、着水井の電気伝導率を測定する。従来の注入システムは、急速撹拌池とフロック形成池との間の水の流動電流値と、着水井の電気伝導率を、PID(Proportional Integral Derivative)調節計によって調節する。従来の注入システムは、注入量をポンプで制御する。
従来の注入システムでは、水処理システムの運転員は、流動電流値と水質パラメータとの関係について、実際に水質試験を行って事前に求めておく必要があった。水質試験は、実際の浄水場の運用に影響を与えないように試験系を組み、水質パラメータ又は水源ごとに補正式を定める必要がある。このため、水質試験は、浄水場での調整時間が掛かる。また、水質について知識のある技術者の確保が難しい、という課題がある。
以上述べた少なくともひとつの実施形態によれば、第1測定結果に示された複数の流動電流値と、第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、流動電流値の差が閾値以内である流動電流値を示す注入量を提示させる制御部を持つことにより、凝集剤の注入量の決定を支援することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1a…水処理システム、1b…水処理システム、1c…水処理システム、1d…水処理システム、10…取水井、20…着水井、30…混和池、31…混合装置、40…フロック形成池、50…沈殿池、60…接触池、70…砂ろ過棟、80…配水池、90…調整部、100…凝集剤、200…注入システム、210a…第1流動電流計、210b…第1流動電流計、220…注入支援装置、221…取得部、222…記憶部、223…制御部、230…提示装置、300…流量計、310…濁度計、320…濁度計

Claims (11)

  1. 集剤が注入された水の流動電流値を前記凝集剤の注入量ごとに第1流動電流計が測定した結果である第1測定結果と、前記水の流動電流値を前記凝集剤の注入量ごとに第2流動電流計が測定した結果である第2測定結果を取得する取得部と、
    前記第1測定結果に示された複数の流動電流値と、前記第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、前記凝集剤の注入量が同じである場合に、前記第1測定結果に示された流動電流値と、前記第2測定結果に示された流動電流値との差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量を提示させる制御部と、
    を備える凝集剤注入支援装置。
  2. 前記制御部は、前記第1測定結果に示された複数の流動電流値と、前記第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、値が一致した流動電流値を示す前記注入量を提示させる、請求項1に記載の凝集剤注入支援装置。
  3. 前記制御部は、前記第1測定結果に応じて定まる線と、前記第2測定結果に応じて定まる線とを更に提示させる、請求項1又は請求項2に記載の凝集剤注入支援装置。
  4. 前記制御部は、前記第1測定結果に応じて定まる線と、前記第2測定結果に応じて定まる線との交点を検出し、検出した前記交点によって定まる前記注入量を提示させる、請求項3に記載の凝集剤注入支援装置。
  5. 前記制御部は、前記第1測定結果に示された流動電流値と、前記第2測定結果に示された流動電流値とに基づいて、前記凝集剤が過剰であるか又は不足であるかを判定し、判定した結果を提示させる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の凝集剤注入支援装置。
  6. 前記制御部は、前記凝集剤が注入される水の流量に基づいて前記注入量を決定し、決定した前記注入量を提示させる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の凝集剤注入支援装置。
  7. 前記制御部は、前記差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量の前記凝集剤を水に注入する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の凝集剤注入支援装置。
  8. 前記制御部は、前記凝集剤が注入される前の水の流量に基づいて、前記差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量の前記凝集剤を水に注入する、請求項7に記載の凝集剤注入支援装置。
  9. 前記制御部は、前記凝集剤が注入される前の水の濁度に基づいて、前記差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量の前記凝集剤を水に注入する、請求項7に記載の凝集剤注入支援装置。
  10. 前記制御部は、前記凝集剤が注入された後の水の濁度に基づいて、前記差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量の前記凝集剤を水に注入する、請求項7に記載の凝集剤注入支援装置。
  11. 凝集剤が注入された水の流動電流値を前記凝集剤の注入量ごとに測定し、測定した結果である第1測定結果を出力するセンサ
    を有する第1流動電流計と、
    前記水の流動電流値を前記凝集剤の注入量ごとに測定し、測定した結果である第2測定結果を出力するセンサ
    を有する第2流動電流計と、
    前記第1測定結果と、前記第2測定結果とを取得する取得部と、
    前記第1測定結果に示された複数の流動電流値と、前記第2測定結果に示された複数の流動電流値とのうち、差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量を、提示装置に提示させる制御部と、
    を有する注入支援装置と、
    前記差が閾値以内である流動電流値を示す前記注入量を提示する提示部
    を有する提示装置と、
    を備える凝集剤注入システム。
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