JP6300717B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本開示は、使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつでは、排泄物の漏れを防ぎつつ、良好な履き心地を実現するため、様々な改良が行われている。
例えば、特許文献1の図5には、砂時計型の中央吸収体34Aと、中央吸収体34Aの両側方に対称的に設けられた一対のサイド吸収体34B,34Bとを具備する吸収性コア34が記載されている。吸収性コア34において、中央吸収体34Aと一対のサイド吸収体34B,34Bとの間には、それぞれ、刳り貫かれた形状の切離部34C,34Cが形成されている。
特許文献1によると、吸収性コア34が切離部34Cを有していると、吸収性コア34の両側縁部が起立し易くなること、吸収性コア34が幅方向に押圧されると、吸収性コア34全体の幅が狭くなるため、外包材2の幅方向の収縮が阻害され難いこと等が記載されている。
特開2008−131968号公報
しかし、特許文献1に記載の使い捨ておむつは、その幅方向に折れ曲がるため、着用者の体の左右のラインに沿うが、特許文献1に記載の使い捨ておむつは、着用者の体の前後のラインに沿う設計がなされていない。
従って、本開示は、着用状態において、着用者の体の立体形状に沿う使い捨ておむつを提供することを目的とする。
本開示者らは、液透過性層と、液不透過性層と、それらの間の、一方の側縁、他方の側縁、長手軸線、前端及び後端を有する吸収層とを備える使い捨ておむつであって、上記使い捨ておむつが、少なくとも上記吸収層に、上記一方の側縁及び他方の側縁から、それぞれ、上記長手軸線に向かって突出する湾曲形状を有する、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を備え、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれが、上記前端側の第1基点と、上記後端側の第2基点とを有し、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれは、上記前端から上記後端に向かう方向において、第1基点に近づくにつれて上記長手軸線に近づき、そして第1基点から遠ざかるつれて上記長手軸線との距離を変化させないか又は上記長手軸線から遠ざかり、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれは、上記前端から上記後端に向かう方向において、第2基点に近づくにつれて上記長手軸線に近づくか又は上記長手軸線との距離を変化させず、そして第2基点から遠ざかるにつれて上記長手軸線から遠ざかり、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、少なくとも上記吸収層を圧縮することにより形成され、そして上記使い捨ておむつが、上記一方の側縁及び第1折曲誘導線の間と、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の間と、上記他方の側縁及び第2折曲誘導線の間とに上記吸収層を有することを特徴とする使い捨ておむつを見出した。
本開示の使い捨ておむつは、着用状態において、着用者の体の立体形状に沿う。
図1は、本開示の実施形態の1つに従う使い捨ておむつ1の斜視図である。 図2は、図1に示される使い捨ておむつ1の展開状態の平面図である。 図3は、図2に示される使い捨ておむつ1の吸収層4と、吸収層4を覆うコアラップ4aと、第1弾性部材21及び第2弾性部材22との平面図である。 図4は、図2のIV−IV端面における端面図である。 図5は、図3のV−V端面における端面図である。 図6は、低坪量領域28a及び28bを説明するための図である。 図7は、図1に示される使い捨ておむつ1の着用状態を示す図である。 図8は、テープ型使い捨ておむつの胴周り領域及び股部領域を説明するための図である。
[定義]
本明細書で用いられる用語について、その定義を説明する。
[前端及び後端]
本明細書において、吸収層に関する「前端」及び「後端」は、着用者を基準とし、それぞれ、吸収層の腹方向の端部及び吸収層の背方向の端部を意味する。
[前身頃及び後身頃]
本明細書において、「前身頃」及び「後身頃」は、使い捨ておむつを、使い捨ておむつの幅方向に延びる直線で、使い捨ておむつの長手方向に2等分した際の、それぞれ、前側のパーツ及び後側のパーツである。
[胴周り領域及び股部領域]
本明細書において、「胴周り領域」及び「股部領域」は、以下の意味を有する。
(1)パンツ型使い捨ておむつ
パンツ型使い捨ておむつにおいて、胴周り領域は、前身頃に存在する前胴周り領域と、後身頃に存在する後胴周り領域とから成る。
前胴周り領域は、前身頃のうち、前身頃及び後身頃を接合する一対の接合部に挟まれた領域を意味し、後胴周り領域は、後身頃のうち、上記一対の接合部に挟まれた領域を意味する。
また、パンツ型使い捨ておむつにおいて、股部領域は、前胴周り領域と、後胴周り領域との間の領域を意味し、前身頃に存在する前股部領域と、後身頃に存在する後股部領域とから成る。上記股部領域はまた、一対の脚回り開口部(図8の符号64)に挟まれた領域に相当する。
(2)テープ型使い捨ておむつ
テープ型使い捨ておむつでは、図8に示されるように、あらかじめ定められた、テープファスナ用の固定領域27bに、一対のテープファスナ27の先端27a同士が隣接するように固定した状態で、胴周り領域及び股部領域を区画する。
具体的には、胴周り領域(FW+RW)は、上述のように固定した状態で、使い捨ておむつ1のうち、前身頃Fの胴周り形成部材61と、後身頃Rの胴周り形成部材62とが重複する、一対の重複部分63を基準に判断する。前胴周り領域FWは、使い捨ておむつ1の前身頃Fのうち、一対の重複部分63の間の領域を意味する。同様に、後胴周り領域RWは、使い捨ておむつ1の後身頃Rのうち、一対の重複部分63の間の領域を意味する。
股部領域(FC+RC)は、前胴周り領域FWと、後胴周り領域RWとの間の領域を意味し、前身頃Fに存在する前股部領域FCと、後身頃Rに存在する後股部領域RCとから成る。
本開示の使い捨ておむつについて、必要に応じて図面を用いて、以下、詳細に説明する。
図1〜図5及び図7は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する場合がある)に従う使い捨ておむつ1を説明するための図である。詳細には、図1は、第1実施形態に従う使い捨ておむつ1を、第1折曲誘導線6、第2折曲誘導線7、第3折曲誘導線8及び第4折曲誘導線9で、着用状態における着用者側(液透過性層2側)に折り曲げた状態の斜視図である。図2は、図1に示される使い捨ておむつ1の展開状態の平面図である。
図3は、図2に示される使い捨ておむつ1の吸収層4と、吸収層4を覆うコアラップ4aと、第1弾性部材21及び第2弾性部材22との平面図である。また、図4は、図2のIV−IV端面における端面図であり、図5は、図3のV−V端面における端面図である。また、図7は、図1に示される使い捨ておむつ1の着用状態を示す図である。
なお、第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、弾性部材26aを含む一対の立体ギャザー25、弾性部材26b、テープファスナ27等を有する。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、トップシートとしての液透過性層2と、バックシートとしての液不透過性層3と、液透過性層2及び液不透過性層3の間の吸収層4とを備える。
使い捨ておむつ1は、前身頃F及び後身頃Rとに区画され、そして前身頃Fは、前胴周り領域FW及び前股部領域FCにさらに区画され、そして後身頃Rは、後胴周り領域RW及び後股部領域RCにさらに区画される。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、液透過性層2及び吸収層4に、一方の側縁5aから長手軸線LAに向かって突出する湾曲形状を有する第1折曲誘導線6を備え、そして他方の側縁5bから、長手軸線LAに向かって突出する湾曲形状を有する第2折曲誘導線7を備える。
本開示の使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を有することにより、使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に、美観に優れた状態(皺等が少ない状態)で折れ曲がりやすくなる。
本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が湾曲形状を有することにより、前股部領域が着用者の両脚によって挟まれると、使い捨ておむつが第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの幅方向且つ着用者側に折れ曲がる。次いで、使い捨ておむつが第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として折れ曲がると、使い捨ておむつの長手方向の両端が立ち上がり、ひいては使い捨ておむつが着用者の体の立体形状に沿いやすくなる。飛び出す絵本と同様の原理による。
なお、本明細書では、湾曲形状は、円弧状のものに限定されず、湾曲形状が、突状部、窪み部等を有してもよい。
第1折曲誘導線6は、第2基点16aよりも前端FE側の第1基点15aと、第1基点15aよりも後端RE側の第2基点16aとを有し、第2折曲誘導線は、第2基点16bよりも前端FE側の第1基点15bと、第1基点15bよりも後端RE側の第2基点16bとを有する。
第1折曲誘導線6は、前端FEから後端REに向かう方向Dにおいて、第1基点15aに近づくにつれて長手軸線LAに近づき、そして第1基点15aから遠ざかるつれて長手軸線LAとの距離を変化させない。同様に、第2折曲誘導線7は、前端FEから後端REに向かう方向Dにおいて、第1基点15bに近づくにつれて長手軸線LAに近づき、そして第1基点15bから遠ざかるつれて長手軸線LAとの距離を変化させない。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、第1折曲誘導線の第1基点及び第2折曲誘導線の第1基点のところで、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる(後述の第3折曲誘導線を有しやすくなる)。
第1折曲誘導線6は、前端FEから後端REに向かう方向Dにおいて、第2基点16aに近づくにつれて長手軸線LAに近づき、そして第2基点16aから遠ざかるにつれて長手軸線LAから遠ざかる。同様に、第2折曲誘導線7は、前端FEから後端REに向かう方向Dにおいて、第2基点16bに近づくにつれて長手軸線LAに近づき、そして第2基点16bから遠ざかるにつれて長手軸線LAから遠ざかる。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、第1折曲誘導線の第2基点及び第2折曲誘導線の第2基点のところで、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる(後述の第4折曲誘導線を有しやすくなる)。
第1実施形態では、第1折曲誘導線6の一方の側縁5aの、前端FE側の始点6'が、前胴周り領域FWに存在し、そして第2折曲誘導線7の他方の側縁5bの、前端FE側の始点7'が、前胴周り領域FWに存在する。
本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線と一方の側縁との2つの交点のうちの前端側の始点と、第2折曲誘導線と他方の側縁との2つの交点のうち前端側の始点とが前胴周り領域に存在することにより、使い捨ておむつが、着用者の鼠径部に沿った立体形状を有しやすくなる(後述の、鼠径部当接領域を有しやすくなる)。
本開示の別の実施形態に従う使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の前端側の始点が、前股部領域に存在している。
また、第1折曲誘導線6の一方の側縁5aの、後端RE側の終点6''が、後股部領域Rに存在し、そして第2折曲誘導線7の他方の側縁5bの、後端RE側の終点7''が、後股部領域RCに存在する。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、着用者の鼠径部に沿った立体形状を有しやすくなる。具体的には、使い捨ておむつの後胴周り領域は、着用時に、着用者の胴回りに密着するように力が加えられるため、第1折曲誘導線の後端側の終点と、第2折曲誘導線の後端側の終点とが後胴周り領域に存在すると、着用者の鼠径部に沿った立体形状が潰れやすくなり、その形状を保持しにくくなる。一方、上記終点が後股部領域に存在すると、着用者の鼠径部に沿った立体形状は潰れにくく、使い捨ておむつの、着用者へのフィット性を高めることができる。
本開示の別の実施形態に従う使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の後端側の終点が、後胴周り領域に存在している。
第1実施形態では、第1折曲誘導線6の第2基点16a及び長手軸線LAの間の距離D2は、第1折曲誘導線6の第1基点15a及び長手軸線LAの間の距離D1よりも短い。同様に、第2折曲誘導線7の第2基点16b及び長手軸線LAの間の距離D2は、第2折曲誘導線7の第1基点15b及び長手軸線LAの間の距離D1よりも短い。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、着用者の体、特に鼠径部の立体形状に沿いやすくなる。着用者の鼠径部は、腹側から背側に向かって、その幅が狭くなっていくためである。
第1折曲誘導線6の第2基点16a及び長手軸線LAの間の距離D2は、第2基点16a及び一方の側縁5aの間の距離D3よりも短い、すなわち、第2基点16aは、一方の側縁5aよりも長手軸線に近い。同様に、第2折曲誘導線7の第2基点16b及び長手軸線LAの間の距離D2は、第2基点16b及び他方の側縁5bの間の距離D3よりも短い、すなわち、第2基点16bは、他方の側縁5bよりも長手軸線に近い。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、着用者の体、特に鼠径部の立体形状に沿いやすくなる。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、使い捨ておむつ1の幅方向Wに延びる、第3折曲誘導線8及び第4折曲誘導線9をさらに備え、第3折曲誘導線8が、第1折曲誘導線6の第1基点15a及び第2折曲誘導線7の第1基点15bを含み、第4折曲誘導線9が、第1折曲誘導線6の第2基点16a及び第2折曲誘導線7の第2基点16bを含む。
本開示の使い捨ておむつにおいて、第3折曲誘導線が第1折曲誘導線の第1基点及び第2折曲誘導線の第1基点を含むことにより、本開示の使い捨ておむつが、第3折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。本開示の使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として折れ曲がった際に、使い捨ておむつの長手方向の両端の立ち上がりやすさは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の延びる方向、使い捨ておむつが有する弾性部材等によって変化するが、第3折曲誘導線が第1折曲誘導線の第1基点及び第2折曲誘導線の第1基点を含むことにより、使い捨ておむつが、第3折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に、美観に優れた状態(皺等が少ない状態)で折れ曲がりやすくなる。
本開示の使い捨ておむつにおいて、第4折曲誘導線が第1折曲誘導線の第2基点及び第2折曲誘導線の第2基点を含むことにより、本開示の使い捨ておむつが、第4折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。その作用は、第3折曲誘導線と同様である。
本開示の使い捨ておむつが第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線を含む実施形態では、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線のそれぞれは、吸収層(又は使い捨ておむつ)の長手軸線と直交することが好ましい。着用者の体は、基本的に左右対称であり、着用感の観点からである。
第1実施形態では、第3折曲誘導線8は、一方の側縁5a及び他方の側縁5bの両方から長手軸線LAに向かって延びる一対の切欠部23a及び23bを含み、そして第4折曲誘導線9は、一方の側縁5a及び他方の側縁5bの両方から長手軸線LAに向かって延びる一対の切欠部24a及び24bを含む。
本開示の使い捨ておむつにおいて、第3折曲誘導線及び/又は第4折曲誘導線が一対の切欠部を含むことにより、第3折曲誘導線及び/又は第4折曲誘導線の剛性が、折曲誘導線以外の領域、すなわち、切欠部を有しない領域の剛性よりも低くなり、使い捨ておむつが、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。また、本開示の使い捨ておむつが切欠部を有することにより、第3折曲誘導線が、第1基点を含む位置により形成されやすくなり、そして第4折曲誘導線が、第2基点を含む位置により形成されやすくなる。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、第1折曲誘導線6の第1基点15a及び第2基点16aと、第2折曲誘導線7の第1基点15b及び第2基点16bとにより区画される鼠径部当接領域10を有し、使い捨ておむつ1が、着用状態において、鼠径部当接領域10と、鼠径部当接領域に隣接する鼠径部周囲領域11とにより形成された、鼠径部当接領域10を上底とする略四角錐台の形状部分12を含む。
なお、第1実施形態では、鼠径部当接領域10は、第1折曲誘導線6、第2折曲誘導線7、第3折曲誘導線8及び第4折曲誘導線9に囲まれる領域でもある。
着用者が使い捨ておむつ1を装着すると、主に前股部領域が着用者の両脚によって挟まれ、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7を基軸として、使い捨ておむつ1が、使い捨ておむつ1の幅方向且つ着用者側に折れ曲がる。次いで、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7が折れ曲がることにより、第3折曲誘導線8及び第4折曲誘導線9を基軸として、使い捨ておむつ1が、使い捨ておむつ1の長手方向且つ着用者側に折れ曲がる。その結果、使い捨ておむつ1が、略四角錐台の形状部分12を含みやすくなる。
第1実施形態では、第1折曲誘導線の第1基点15a及び第2折曲誘導線の第1基点15b(第3折曲誘導線8)と、第1折曲誘導線の第2基点16a及び第2折曲誘導線の第2基点16b(第4折曲誘導線9)とが、前股部領域FC内に配置されており、鼠径部当接領域10の全体が、前胴周り領域FW及び後股部領域RCから離れ、前股部領域FCの内部に存在している。
そのようにすることにより、本開示の使い捨ておむつは、着用状態において、鼠径部当接領域を上底とする略四角錐台の形状部分を含みやすくなり、着用者の体の立体形状に沿いやすくなる。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1の展開状態において、吸収層4が略矩形を有する。
当技術分野では、着用者の動きやすさを重視して、吸収層を、展開状態において砂時計型の形状とすることが行われているが、砂時計型の吸収層は、液体を受け入れる面積が狭くなるため、漏れが生じやすくなる恐れがある。本開示の使い捨ておむつでは、吸収層が略矩形の形状を有する場合であっても、着用者の動きやすさを保持したまま、着用者の体、特に鼠径部の立体形状に沿うことができるため、漏れが生じにくい。
なお、本開示の使い捨ておむつでは、展開状態において、吸収層が砂時計形状を有していてもよい。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1は、吸収層4の一方の側縁5a近傍(具体的には、一方の側縁5aの内側)に、吸収層4の長手軸線LAの方向に沿って配置された第1弾性部材21を備え、そして吸収層4の他方の側縁5b近傍(具体的には、他方の側縁5bの内側)に、吸収層4の長手方向Lに沿って配置された第2弾性部材22を備える。
本開示の使い捨ておむつが、第1弾性部材及び第2弾性部材を有することにより、着用状態において、使い捨ておむつが、使い捨ておむつの長手方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。
なお、本明細書において、上記側縁近傍には、側縁との一致、並びに側縁の内側及び外側が含まれる。
第1実施形態では、第1弾性部材21の前端FE側の端部21'は、第1折曲誘導線6の第1基点15a(及び第2折曲誘導線7の第1基点15b)よりも前端FE側に配置され、そして第2弾性部材22の前端FE側の端部22'は、第2折曲誘導線7の第1基点15b(及び第1折曲誘導線6の第1基点15a)よりも前端FE側に配置されている。また、第1弾性部材21の後端RE側の端部21''は、第1折曲誘導線6の第2基点16a(及び第2折曲誘導線7の第2基点16b)よりも後端RE側に配置され、そして第2弾性部材22の後端RE側の端部22''は、第2折曲誘導線7の第2基点16b(及び第1折曲誘導線6の第2基点16a)よりも後端RE側に配置されている。
そうすることにより、使い捨ておむつが、第1折曲誘導線の第1基点及び第2折曲誘導線の第1基点(例えば、第3折曲誘導線)で、使い捨ておむつの長手方向及び着用者側に折り曲がりやすくなり、そして第1折曲誘導線の第2基点及び第2折曲誘導線の第2基点(例えば、第4折曲誘導線)で、使い捨ておむつの長手方向及び着用者側に折れ曲がりやすくなる。
第1弾性部材及び第2弾性部材を含む弾性部材は、当技術分野で公知のものが用いられ、例えば、約470〜940dtexのポリウレタン弾性繊維が挙げられる。
第1実施形態では、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7は、液透過性層2及び吸収層4を圧縮することにより形成されている。具体的には、第1折曲誘導線6は、第1折曲誘導線6に沿って、液透過性層2及び吸収層4を間欠的にエンボスすることにより形成されたエンボス部30aを備える。同様に、第2折曲誘導線7は、第2折曲誘導線7に沿って、液透過性層2及び吸収層4を間欠的にエンボスすることにより形成されたエンボス部30bを備える。
本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び/又は第2折曲誘導線がエンボス部を含むことにより、第1折曲誘導線及び/又は第2折曲誘導線の厚さが薄くなり、使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び/又は第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの幅方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。
また、第1折曲誘導線6は、吸収層4に、第1折曲誘導線6に沿って延び且つ一定の幅を有する低坪量領域であって、吸収層4の平均坪量よりも低い坪量を有する低坪量領域28aを備える。同様に、第2折曲誘導線7は、吸収層4に、第2折曲誘導線7に沿って延び且つ一定の幅を有する低坪量領域であって、吸収層4の平均坪量よりも低い坪量を有する低坪量領域28bを備える。
本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び/又は第2折曲誘導線が低坪量領域を有することにより、使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び/又は第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの幅方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。
本開示の使い捨ておむつが低坪量領域を有する実施形態では、当該低坪量領域は、吸収層の平均坪量の、好ましくは30〜90質量%、そしてより好ましくは40〜80質量%の坪量を有する。上記比率が30%を下回ると、吸収した液体が、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を超えて移動しにくくなる傾向があり、そして上記比率が90%を上回ると、使い捨ておむつが第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの幅方向且つ着用者側に折れ曲がりにくくなる場合がある。
なお、上記吸収層の平均坪量は、300〜700g/m2であることが好ましい。
第1実施形態では、第1折曲誘導線6は、低坪量領域28aに、吸収層4の液透過性層2側の表面に形成された窪み部29aを備え、そして第2折曲誘導線7は、低坪量領域28bに、吸収層4の液透過性層2側の表面に形成された窪み部29bを備える。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として、窪み部側、すなわち、着用者側に折れ曲がりやすくなる。
図6は、低坪量領域28a及び28bを説明するための図である。図6は、エンボス部30a及び30bが形成される前の、吸収層4及びコアラップ4aの、図3のV−V端面に相当する端面図である。図6に示される吸収層4は、窪み部29aである低坪量領域28aを有し、低坪量領域28aは、エンボス部30aが形成される底部28aaと、その両側の傾斜部28abとを有する。また、図6に示される吸収層4は、窪み部29bである低坪量領域28bを有し、低坪量領域28bは、エンボス部30bが形成される底部28baと、その両側の傾斜部28bbとを有する。
低坪量領域28a及び28bでは、底部28aa及び28baの坪量が最も少なく、そして傾斜部28ab及び28bbでは、底部28aa及び28baから遠ざかるにつれ、坪量が順次高くなっている。
低坪量領域を形成することにより、使い捨ておむつが、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として、使い捨ておむつの幅方向且つ着用者側に折れ曲がりやすくなる。
上記低坪量領域は、例えば、同一出願人の特開2010−233839号に記載の方法に従って形成することができる。
第1実施形態では、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7が、それぞれ、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7に沿って、液透過性層2と、コアラップ4aと、吸収層4の低坪量領域28a及び28bの一部とを間欠的にエンボスすることにより形成されたエンボス部30a及び30bを有するが、本開示の使い捨ておむつでは、エンボスすべき層を連続的又は間欠的にエンボスすることにより形成されたエンボス部を有する。着用者が硬さを感じにくい観点からは、上記エンボス部は、エンボスすべき層を間欠的にエンボスすることにより形成されたものであることが好ましい。
上記エンボスすべき層としては、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が折曲誘導線として機能するものであれば特に制限されず、吸収層;吸収層及びコアラップ;吸収層、コアラップ及び液透過性層;吸収層、コアラップ、補助シート及び液透過性層等が挙げられる。
さらに、上記吸収層の低坪量領域は、その一部がエンボスされることができ、そしてその全体がエンボスされてもよい。
第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、少なくとも吸収層に、上述のエンボス部と、上述の低坪量領域とを備える実施形態では、吸収層がパルプ繊維及び高吸収性材料を含み、低坪量領域における高吸収性材料の質量比が、吸収層中の低坪量領域以外の領域における高吸収性材料の質量比よりも低いことが好ましい。そうすることにより、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線に、コアラップ等を破断させることなくエンボス部を形成することができ、そして第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、折曲誘導線として機能しやすくなる。
上記高吸水性材料としては、例えば、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系の高吸水性材料が挙げられる。
高吸収性材料の質量比は、以下の通り測定される。
(1)吸収層の低坪量領域から、所定量の低坪量サンプルを切り出し、その面積s0(cm2)及び質量m0(g)を測定する。
(2)低坪量サンプルを、400メッシュのナイロン袋に入れ、生理食塩水(濃度:0.9質量%)1000mLの中に30分浸漬し、150G(850rpm)にて2分間脱水し、脱水後の低坪量サンプルをナイロン袋より取り出し、その質量m1(g)を測定する。
吸水率Alb(%)を、以下の式:
lb(%)=100×(m1−m0)/s1
により算出する。
(3)吸収層の低坪量領域以外の領域から、所定量のサンプルを切り出し、低坪量サンプルと同様にして、吸水率Anb(%)を算出する。
(4)吸水率Alb(%)<吸水率Anb(%)であれば、低坪量領域における高吸収性材料の質量比が、吸収層中の低坪量領域以外の領域における高吸収性材料の質量比よりも低いと判断する。
なお、測定は、20℃にて実施する。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、一方の側縁5a及び第1折曲誘導線6の間の吸収層4aと、他方の側縁5b及び第2折曲誘導線7の間の吸収層4bと、第1折曲誘導線6及び第2折曲誘導線7の間の吸収層4cとを含む。
本開示の使い捨ておむつが、一方の側縁及び第1折曲誘導線の間の吸収層と、他方の側縁及び第2折曲誘導線の間の吸収層とを含むことにより、使い捨ておむつ、特に、前股部領域が着用者の両脚によって挟まれた際に、吸収層の剛性の高さに起因して、使い捨ておむつが第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を基軸として折れ曲がりやすくなり、使い捨ておむつの長手方向の両端が立ち上がりやすくなり、ひいては使い捨ておむつが着用者の体の立体形状に沿いやすくなる。
また、第1実施形態では、使い捨ておむつ1が、使い捨ておむつ1の長手方向Lの両側部に、一対の立体ギャザー25を含む。一対の立体ギャザー25のそれぞれは、使い捨ておむつ1の長手軸線に近い自由端25aと、自由端25aよりも、使い捨ておむつ1の長手軸線LAから遠い固定端25bとを有する。固定端25bは、液透過性層2に固定されている。自由端25aは、弾性部材26aを含むことにより使い捨ておむつ1の長手方向Lに弾性を有し、そして自由端25aは、使い捨ておむつ1の長手方向Lの両端において、固定部31を介して、トップシート2に固定されている。
第1実施形態では、使い捨ておむつ1の展開状態において、鼠径部当接領域10が、一対の立体ギャザー25と、使い捨ておむつ1の厚さ方向に重複していない。
そうすることにより、本開示の使い捨ておむつでは、鼠径部当接領域がその形状を保ちやすくなり、使い捨ておむつが、着用状態において、着用者の体の立体形状に沿いやすくなる。
また、本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線は、吸収層の長手軸線に対して線対称であることが好ましい。着用者の体は、基本的に左右対称であり、着用感の観点からである。
本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれは、吸収層の長手軸線と交差しないことが好ましい。第1折曲誘導線の第1基点及び第2基点、並びに第2折曲誘導線の第1基点及び第2基点により形成される鼠径部当接領域(本開示の使い捨ておむつが、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線を含む実施形態では、第1折曲誘導線、第2折曲誘導線、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線により形成される鼠径部当接領域)を、吸収層の長手軸線上に形成するためである。
なお、本開示の使い捨ておむつでは、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の一方又は両方が、第1基点及び第2基点の間に、追加の基点をさらに含んでもよい。使い捨ておむつが、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線の間に、使い捨ておむつをその長手方向且つ着用者側に折り曲げるための新たな折曲誘導線を有することになるため、使い捨ておむつが、着用状態において、着用者の体の立体形状に沿った形状をより有しやすい。
上記追加の基点としては、前端から後端に向かう方向において、追加の基点に近づくにつれて長手軸線との距離を変化させないか又は上記長手軸線から遠ざかり、そして追加の基点から遠ざかるにつれて上記長手軸線に近づくものが挙げられる。
本開示の使い捨ておむつは、第1実施形態に示されるように、着用状態において、第1折曲誘導線の第1基点及び第2基点と、第2折曲誘導線の第1基点及び第2基点とにより区画される略矩形状の鼠径部当接領域(第1折曲誘導線、第2折曲誘導線、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線に囲まれる略矩形状の鼠径部当接領域)と、当該鼠径部当接領域に隣接する鼠径部周囲領域とにより、鼠径部当接領域を上底とする略四角錐台の形状部分を含むことが好ましい。着用状態において、着用者の体の立体形状、具体的には、鼠径部の形状に沿うことができるからである。また、使い捨ておむつが鼠径部の形状に沿うことにより、排尿をより広い面積で受け入れることができ、排尿の漏れが少なくなる。
本開示の使い捨ておむつは、当技術分野で公知の方法を組み合わせて製造することができる。例えば、第1実施形態の吸収層は、同一出願人の特開2010−233839号に記載の方法に従って製造することができる。
1 使い捨ておむつ
2 液透過性層
3 液不透過性層
4 吸収層
4a コアラップ
5a 一方の側縁
5b 他方の側縁
6 第1折曲誘導線
6' 始点
6'' 終点
7 第2折曲誘導線
7' 始点
7'' 終点
8 第3折曲誘導線
9 第4折曲誘導線
10 鼠径部当接領域
11 鼠径部周囲領域
12 略四角錐台の形状部分
15a,15b 第1基点
16a,16b 第2基点
21 第1弾性部材
22 第2弾性部材
23,24 切欠部
25 立体ギャザー
25a 自由端
25b 固定端
26 弾性部材
27 テープファスナ
28 低坪量領域
29 窪み部
30 エンボス部
31 固定部
61,62 胴周り形成部材
63 重複部分
64 脚回り開口部
FE 前端
RE 後端
F 前身頃
R 後身頃
FW 前胴周り領域
FC 前股部領域
RW 後胴周り領域
RC 後股部領域
LA 長手軸線

Claims (12)

  1. 液透過性層と、液不透過性層と、それらの間の、一方の側縁、他方の側縁、長手軸線、前端及び後端を有する吸収層とを備える使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつが、前胴周り領域と、後胴周り領域と、前記前胴周り領域及び後胴周り領域の間の、前股部領域及び後股部領域とに区画され、
    前記使い捨ておむつが、少なくとも前記吸収層に、前記一方の側縁及び他方の側縁から、それぞれ、前記長手軸線に向かって突出する湾曲形状を有する、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線を備え、
    第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれが、前記前端側の第1基点と、前記後端側の第2基点とを有し、
    第1折曲誘導線の第1基点及び第2基点と、第2折曲誘導線の第1基点及び第2基点とが、前記前股部領域に存在し、
    第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の、それぞれ、前記一方の側縁及び他方の側縁の、前記前端側の始点が、前記前胴周り領域に存在し、
    第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の、それぞれ、前記一方の側縁及び他方の側縁の、前記後端側の終点が、前記後股部領域に存在し、
    第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれが、前記前端から前記後端に向かう方向において、
    始点を基準として、第1基点に近づくにつれて前記長手軸線に近づき、そして第1基点から遠ざかるつれて前記長手軸線との距離を変化させないか又は前記長手軸線から遠ざかり、そして
    第2基点に近づくにつれて前記長手軸線に近づくか又は前記長手軸線との距離を変化させず、そして第2基点から遠ざかるにつれて前記長手軸線から遠ざかり、
    第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、少なくとも前記吸収層を圧縮することにより形成され、そして
    前記使い捨ておむつが、前記一方の側縁及び第1折曲誘導線の間と、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の間と、前記他方の側縁及び第2折曲誘導線の間とに前記吸収層を有する、
    ことを特徴とする、前記使い捨ておむつ。
  2. 第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第2基点が、それぞれ、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第1基点よりも短い、前記長手軸線との距離を有する、請求項に記載の使い捨ておむつ。
  3. 第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第2基点が、それぞれ、前記一方の側縁及び他方の側縁との距離よりも短い、前記長手軸線との距離を有する、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、それぞれ、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線に沿って、少なくとも前記吸収層を連続的又は間欠的にエンボスすることにより形成されたエンボス部を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線が、それぞれ、前記吸収層に、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線に沿って延び且つ一定の幅を有する低坪量領域であって、前記吸収層の平均坪量よりも低い坪量を有する低坪量領域を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線のそれぞれが、前記低坪量領域に、前記吸収層の前記液透過性層側の表面に形成された窪み部を備える、請求項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記使い捨ておむつが、前記使い捨ておむつの幅方向に延びる、第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線をさらに備え、第3折曲誘導線が、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第1基点を含み、第4折曲誘導線が、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第2基点を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 第3折曲誘導線及び第4折曲誘導線の少なくとも一方が、前記一方の側縁及び他方の側縁の両方から前記長手軸線に向かって延びる一対の切欠部を含む、請求項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記使い捨ておむつが、第1折曲誘導線の第1基点及び第2基点、並びに第2折曲誘導線の第1基点及び第2基点により区画される鼠径部当接領域を有し、前記使い捨ておむつが、着用状態において、前記鼠径部当接領域と、当該鼠径部当接領域に隣接する鼠径部周囲領域とにより形成された、前記鼠径部当接領域を上底とする略四角錐台の形状部分を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記使い捨ておむつが、前記一方の側縁近傍及び他方の側縁近傍に、それぞれ、前記長手軸線方向に沿って配置された、第1弾性部材及び第2弾性部材を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  11. 第1弾性部材及び第2弾性部材の前記前端側の端部が、それぞれ、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第1基点よりも前記前端側に配置され、第1弾性部材及び第2弾性部材の前記後端側の端部が、それぞれ、第1折曲誘導線及び第2折曲誘導線の第2基点よりも前記後端側に配置されている、請求項10に記載の使い捨ておむつ。
  12. 前記使い捨ておむつが、前記使い捨ておむつの長手方向の両側部に、一対の立体ギャザーを含み、前記一対の立体ギャザーのそれぞれが、前記使い捨ておむつの長手軸線に近い自由端と、前記自由端よりも、前記使い捨ておむつの長手軸線から遠い固定端とを有し、前記自由端が、前記使い捨ておむつの長手方向に弾性を有し、前記使い捨ておむつの展開状態において、第1折曲誘導線の第1基点及び第2基点、並びに第2折曲誘導線の第1基点及び第2基点により区画される鼠径部当接領域が、前記一対の立体ギャザーと、前記使い捨ておむつの厚さ方向に重複していない、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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