JP6300268B2 - コイル状構造体 - Google Patents

コイル状構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6300268B2
JP6300268B2 JP2014063317A JP2014063317A JP6300268B2 JP 6300268 B2 JP6300268 B2 JP 6300268B2 JP 2014063317 A JP2014063317 A JP 2014063317A JP 2014063317 A JP2014063317 A JP 2014063317A JP 6300268 B2 JP6300268 B2 JP 6300268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coiled
shaped
axis
shaped member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014063317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015183823A (ja
Inventor
裕次 加島
裕次 加島
Original Assignee
株式会社 加島
株式会社 加島
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 加島, 株式会社 加島 filed Critical 株式会社 加島
Priority to JP2014063317A priority Critical patent/JP6300268B2/ja
Publication of JP2015183823A publication Critical patent/JP2015183823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6300268B2 publication Critical patent/JP6300268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、コイル状構造体に関する。
従来、種々多様なコイル状構造体が知られている。例えば、圧縮荷重や引張荷重を吸収するコイルスプリングや、鋼材をコイル状に形成した柱や免震部材等の構造体、電気化学反応用電極、放電灯用電極等が知られている。
上述のコイル状構造体は、その使用目的に応じた機能を発揮するものではあるが、その機能を更に高める改良が求められている。例えば、コイルスプリングの場合には、より高い荷重に耐えることを可能とする改良や、小型化といった改良が求められている。また、柱や免震部材等として使用される構造体の場合には、完全破壊されることを回避する改良や、より高い免震性を発揮する改良が求められている。また、電気化学反応用電極として使用される場合には、より高い反応速度を発揮させる改良が求められている。また、放電灯用電極として使用される場合には、より一層の明るさを得る改良や、小型化といった改良が求められている。
本発明は、このような要求を満たすべくなされたものであって、従来よりも高機能化可能なコイル状構造体を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、荷重を吸収するスプリングとして使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体により達成される。
また、本発明の上記目的は、圧縮荷重を支持可能な構造材として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体により達成される。
また、本発明の上記目的は、電気化学反応用電極として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体により達成される。
また、本発明の上記目的は、放電灯用電極として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体により達成される。
本発明によれば、従来よりも高機能化可能なコイル状構造体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコイル状構造体の概略構成断面図である。 図1のA−A断面図である。 従来からある花巻状のコイル状部材の模式側面図である。 本発明に係るコイル状構造体(コイル状部材)の模式側面図である。 本発明に係るコイル状構造体の製造方法を説明するための説明図である。 発明に係るコイル状構造体の画像である。 発明に係るコイル状構造体の画像である。 発明者が製作したコイル状構造体を含むサンプル画像である。 圧縮荷重支持用のスプリングとして構成した本発明に係るコイル状構造体と、従来構成のコイル状構造体に関する画像である。 圧縮荷重支持用のスプリングとして構成した本発明に係るコイル状構造体と、従来構成のコイル状構造体に関する画像である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるコイル状構造体を示す概略構成断面図であり、図2は、図1のA−A断面図である。このコイル状構造体1は、コイル状部材2から形成されている。コイル状部材2は、長尺状部材を非円形に複数回巻かれた花巻状に形成されている。長尺状部材としては、種々の線材や長尺な鋼材やパイプ材等を使用することができる。長尺状部材の材料は、特に限定されず、コイル状構造体1の使用目的に応じて適宜選択すればよい。
また、コイル状部材2は、上述のように花巻状に巻回されて構成されている。長尺状部材を、花巻状に形成したコイル状部材2とするためには、従来からの種々の方法を採用することができる。例えば、特開平6−72633号公報や、特開2007−22729号公報に開示されている装置や方法により、花巻状のコイル状部材2を形成することが可能である。花巻状のコイル状部材2の形態としては、長尺状部材を非円形に複数回巻かれた形態であれば特に限定されず、種々の形態を採用することができる。例えば、図2に示すように、略U字形状(或いは略V字形状)に径方向外側に膨出するような形態として、花巻状のコイル状部材2を構成してもよい。
また、従来からある花巻状のコイル状部材2においては、隣り合う長尺状部材同士が接触するように、コイル状部材2の軸線方向に圧縮した際、図3の模式側面図に示すように、隣り合う長尺状部材同士には、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配置される接触部3が形成されることとなるが、本発明に係るコイル状部材2は、図4の模式側面図に示すように、螺旋状に配置される接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に略く字状或いは湾曲状に屈曲する屈曲部4が形成されており、当該屈曲部4において、隣り合う長尺状部材同士が互いに接触する構造となっている。なお、接触部3は、長尺状部材の一巻きごとにズレた位置となるように構成されており、一巻きごとの各接触部3がコイル状部材2の軸線方向に沿って一直線上に配置されないようにコイル状部材2を構成する。
このような構造を有するコイル状部材2は、例えば、図5に示すように、長尺状部材を花巻状に巻回して花巻コイルZを形成(花巻ステップ;図5(a))した後、当該花巻コイルZを所定長さに切断し(切断ステップ;図5(b)、切断された花巻コイルZを筒状体50の内部に収納し(図5(c))、花巻コイルZの両端部を花巻コイルZの中央部に向けて花巻コイルZの軸線方向に沿って圧縮することによって、花巻コイルZの軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、花巻コイルZの軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を形成すること(圧縮ステップ;図5(d))により製造することができる。ここで、花巻コイルZの軸線方向に沿って圧縮する際の圧縮力は、例えば、花巻コイルZを構成する長尺状部材の材料やその直径、巻き数等に応じて適宜設定すればよい。また、上記した方法以外の適宜な方法によりコイル状構造体1(コイル状部材2)を形成してもよいことは言うまでもない。ここで、上述した方法により製造した本発明に係るコイル状構造体1の画像を図6及び図7に示す。図7は、コイル状構造体1の一端部を押圧し湾曲させた状態を示している。
また、コイル状部材2を形成する長尺状部材としては、その断面形状が、例えば、円形形状、四角形状や楕円形状、三角形状等種々の形状のものを使用することができる。
また、本発明に係るコイル状構造体1を構成するコイル状部材2としては、単数の長尺状部材を用いて花巻状に巻回して形成してもよく、或いは、複数(例えば、2本或いは3本)の長尺状部材を平行巻きにして花巻状のコイル状部材2を構成してもよい。
また、本発明に係るコイル状構造体1(コイル状部材2)を製造する際に、花巻コイルZの両端部を花巻コイルZの中央部に向けて花巻コイルZの軸線方向に沿って圧縮する手法について上述したが、この圧縮段階において、圧縮される花巻コイルZを加熱しながら所定の圧縮を行うようにしてもよい。このように加熱しながら圧縮することにより、従来からある花巻コイル(圧縮前の花巻コイル)の長さの50%〜55%程度の長さとなるようにコイル状部材2を構成することが可能となり、より一層のコイル状部材2の小型化が可能となる。なお、圧縮時の加熱温度は、圧縮される花巻コイルの大きさや材質等によって種々変更されるものであるが、800度〜1000度の温度範囲を例示することができる。
上記のように構成されたコイル状構造体1においては、コイル状部材23として、長尺状部材を非円形に複数回巻かれた花巻状の形態に形成し、当該花巻状のコイル状部材2は、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備えるように構成されている。このような構成により、コイル状構造体1に対して、従来よりも高い機能を付与することができる。
具体的に、まず、コイル状構造体1を引張荷重を吸収するスプリングとして使用する場合を例に説明すると、上記のように、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備えるように構成することにより、コイルの巻き径や巻き数を減じることなく、コイル状構造体1の長さ(軸方向長さ)を短くすることが可能となり、小型化を図ることが可能となる。図8は、線径が0.8mmのニクロム線を長尺状部材として使用し、外径が12mm、全長が90mmの花巻コイルを2つ製作した後、一方を加熱しながら約200Nの力で花巻コイルの軸線方向に沿って圧縮して作成した本発明に係る屈曲部4を有するコイル状構造体1のサンプル画像であるが、圧縮することにより、花巻コイルの軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を形成した下側に配置されるコイル状構造体1の全長は、44mmであり、上側に配置される従来から知られている構造のコイル状構造体に対して、長さが約50%となった。つまり、従来から知られている構造のコイル状構造体の略1/2の長さとなり、本発明に係るコイル状構造体1は、大幅に小型化されたことがわかる。その結果、本発明に係るコイル状構造体1を引張荷重支持用のスプリングとして使用する各種機器の小型化をも図ることが可能となる。
また、コイル状構造体1の小型化が達成できる結果、当該コイル状構造体1を軸方向に適正な長さまで引き伸ばして圧縮荷重を吸収するスプリングを構成する場合、従来のスプリングよりも動作範囲(圧縮荷重を受ける際のストローク長)を大きくすることが可能となる。また、所定のストローク長を要求される各種機器に本発明に係るコイル状構造体1を使用する場合、従来のスプリングよりも小型のものを使用することが可能となるため、本発明に係るコイル状構造体1を圧縮荷重支持用のスプリングとして使用する各種機器の小型化をも図ることが可能となる。なお、図9及び図10に圧縮荷重支持用のスプリングとして構成した本発明に係るコイル状構造体1と、従来構成のコイル状構造体の画像を示す。図9は、圧縮荷重を付加する前の各コイル状構造体を示す、図10は、圧縮荷重を付加し限界圧縮状態とした各コイル状構造体を示す。図9及び図10共に、上側に配置されているものが本発明に係るコイル状構造体1であり、下側に配置されているものが従来構成のコイル状構造体である。これら図9及び図10からも明らかなように、本発明に係るコイル状構造体1は、従来構成のコイル状構造体のおよそ半分程度まで縮むことが分かる。
また、本発明に係るコイル状構造体1を圧縮荷重支持用のスプリングとして使用する場合、従来のスプリングに比べて、より高い圧縮荷重を受けても横変形(コイル状構造体1の軸方向に対して垂直な方向の変形)しにくいという効果を発揮する。つまり、圧縮荷重を受けるスプリングの場合、スプリングが密着する状態まで縮むとそれ以上は縮まないが、より大きな圧縮荷重が加わるとコイルピッチ間が横ずれする事により破綻してしまう。これに対し、本発明に係るコイル状構造体1は、横ずれしにくい花巻状に形成されている上に、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備える構造を有しているために、長尺状部材同士がからみあっており、高い圧縮荷重が作用しても横変形(横ずれ)が発生することを抑制することが可能となる。
次に、コイル状構造体1を、柱や建物の基礎部分、橋脚、免震部材等の圧縮荷重を支持可能な構造材として使用する場合を例に説明すると、上記のように、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備えるように構成することにより、高圧縮荷重に耐える上に柔軟性も併せ持つ破壊しにくい構造材を得ることが可能となる。つまり、例えば、従来から知られているコイル状構造体の場合、高荷重が加わるとコイルピッチ間の横ずれにより不規則に縮んだり曲がったりしてしまうが、本発明に係るコイル状構造体1は、上述のように横ずれしにくい特性を有しているため、高荷重が加わったとしてもこのような不規則な縮みや曲りが発生しにくく、耐久性が高いものとなる。また、本発明に係るコイル状構造体1は、横ずれしにくいものではあるが、わずかに横方向に(コイル状構造体1の軸方向に対して垂直な方向)に動くことが可能であるので、その柔軟性により、地震などの振動を効果的に吸収することも可能であり、高い免震機能を発揮することができる。なお、従来から知られているコイル状構造体の場合、地震などの振動があると簡単にコイル状部材の一部がはみ出す恐れがあり、このようなコイル状部材を柱等の構造材として使用する場合、建物の倒壊が懸念される。
また、本発明に係るコイル状構造体1を、柱や建物の基礎部分、橋脚、免震部材等の圧縮荷重を支持可能な構造材として使用する場合、当該コイル状構造体1を流動体の内部に配置するように構成することにより、地震の振動エネルギーの吸収能力を大幅に増大させることができ、別途、特別なダンパーを設けなくても振動エネルギーを効果的に減衰させること可能となる。流動体としては、高粘度のオイルや砂を例示することができる。砂を流動体として用いた場合、コイル状構造体1の振動により、線間(長尺状部材間)に入り込んだ砂粒が押しつぶされ、このときに大きなエネルギーが吸収される。
また、当該コイル状構造体1は、コイル状構造体とは異なり、長尺状部材が絡み合い、長尺状部材間に空隙部を多数備える側壁構造を有している。この空隙部は、コイル状構造体1の内側と外側とを連通しているため、例えば、エアコンの空気吹き出し口を兼用するような柱や、排煙装置の吸引口を兼用するような柱としても利用することが可能となる。
また、本発明に係るコイル状構造体1は、その外観形状が、コイル状構造体とは異なり、長尺状部材が絡み合った複雑な表面形態を有している。これにより、柱や免震部材等の圧縮荷重を支持可能な構造材として使用する場合、外観デザイン上の独特な趣を発揮することができる。
次いで、コイル状構造体1を、電気化学反応用電極として使用する場合を例に説明すると、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備えるように構成することにより、上述のように、従来構成のコイル状構造体と比べて、コイルの巻き径や巻き数を減じることなく、コイル状構造体1の長さ(軸方向長さ)を短くすることが可能となる。言い換えると、同一長さのコイル状構造体1で比較すると、本発明に係るコイル状構造体1の方が、従来構成のコイル状構造体よりも、コイルの巻き数を多くすることが可能となり、その結果、コイル状構造体1における表面積を大きく設定することが可能となる。したがって、本発明に係るコイル状構造体1を、電気化学反応用電極として使用する場合、電極であるコイル状構造体1と、当該コイル状構造体1に接する電解質溶液との間で進行する電極反応速度を高めることが可能となる。
また、コイル状構造体1を、電気化学反応用電極として使用する場合、当該コイル状構造体1を構成する長尺状部材の表面に別部材である線材を巻きつけたり、当該長尺状部材の表面に複数の凹凸部を形成等することにより、コイル状構造体1の表面積をより一層増大させることができ、より高い反応速度を発揮可能な電気化学反応用電極としてのコイル状構造体1を得ることが可能となる。
また、コイル状構造体1を、放電灯用電極として使用する場合を例に説明すると、上記のように、コイル状部材2の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う長尺状部材同士の接触部3において、コイル状部材2の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部4を備えるように構成することにより、上述のように、同一長さのコイル状構造体1で比較すると、本発明に係る放電灯用電極用のコイル状構造体1の方が、従来構成の放電灯用電極用のコイル状構造体よりも、コイルの巻き数を多くすることが可能となり、その結果、コイル状構造体1における表面積を大きく設定することが可能となる。したがって、本発明に係るコイル状構造体1を、放電灯用電極として使用する場合、当該コイル状構造体1から放出される熱電子の量を極めて多くすることができ、極めて明るい電灯を構成することが可能となる。また、同一光量を基準にすると、本発明に係るコイル状構造体1の方が、従来構成のコイル状構造体よりも大幅に小型化できるため、電灯の小型化を図ることが可能となる。
また、本発明に係るコイル状構造体1は、上述した用途以外の様々な用途のコイル状構造体として使用することができる。例えば、井戸の側壁材として使用することができる。本発明に係るコイル状構造体1は、上述のように、コイル状構造体1の軸方向に対して垂直な方向のずれ(横ずれ)が発生しにくく、強度が高いものである。また、柔軟性も併せ持つものである。さらには、上述のように、コイル状構造体とは異なり、長尺状部材が絡み合い、長尺状部材間に空隙部を多数備える側壁構造を有しているため、適度な流体の透過性を有している。したがって、井戸の側壁材として使用する場合、井戸の崩落を効果的に防止することができ、また、曲がった通路にも対応することができ、さらには、適宜な流体通過も期待できる。
1 コイル状構造体
2 コイル状部材
3 接触部
4 屈曲部
Z 花巻コイル

Claims (4)

  1. 荷重を吸収するスプリングとして使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、
    前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、
    前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体。
  2. 圧縮荷重を支持可能な構造材として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、
    前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、
    前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体。
  3. 電気化学反応用電極として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、
    前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、
    前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体。
  4. 放電灯用電極として使用されるコイル状部材からなるコイル状構造体であって、
    前記コイル状部材は、長尺状部材を非円形に複数回巻いた花巻状に形成されており、
    前記コイル状部材の軸線方向に圧縮した際、前記コイル状部材の軸線に沿って螺旋状に配設される隣り合う前記長尺状部材同士の接触部において、前記コイル状部材の軸線に沿う方向に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とするコイル状構造体。

JP2014063317A 2014-03-26 2014-03-26 コイル状構造体 Active JP6300268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063317A JP6300268B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コイル状構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063317A JP6300268B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コイル状構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015183823A JP2015183823A (ja) 2015-10-22
JP6300268B2 true JP6300268B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=54350585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014063317A Active JP6300268B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コイル状構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6300268B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102032U (ja) * 1989-01-31 1990-08-14
GB2317432A (en) * 1996-09-20 1998-03-25 David Driscoll Coil spring
JP4057180B2 (ja) * 1999-01-07 2008-03-05 白光株式会社 ヒーター
JP2005216710A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Harison Toshiba Lighting Corp 電球型発熱装置
JP4366365B2 (ja) * 2005-03-04 2009-11-18 有限会社サンテクノ 免振装置
JP2007123150A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放電ランプ用電極及びそれを用いた放電ランプ
US20080026288A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Eveready Battery Company, Inc. Electrochemical cell with positive container

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015183823A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010518968A5 (ja)
US2755079A (en) Elastic metal mesh tubular bellows
CN108697242B (zh) 具有非线性负载响应的线圈套线圈弹簧和包括它的垫子
WO2016011321A3 (en) Stent having adjacent elements connected by narrow flexible webs
RU2011151086A (ru) Способ и аппарат компенсации деформаций нагреваемых хвостовиков для перемещения текучей среды
JP6300268B2 (ja) コイル状構造体
US20180368585A1 (en) Coil-in-Coil Spring With Variable Loading Response and Mattresses Including the Same
CN108779823A (zh) 螺旋弹簧
EP2853175B1 (en) High Tension Coil Spring Structure for Bed Mattress Having Means for Preventing Friction Noise
JP2018523027A (ja) ハイブリッドより線
KR20150003578A (ko) 코일 스프링의 피치 조절 방법
US20220232992A1 (en) High tension coil spring structure for bed mattress having means for preventing friction noise
US10968653B2 (en) Buckling resistant spring clad bar
KR101550000B1 (ko) 충격흡수 스프링
EP3369978B1 (en) High-pressure hose
JP6198968B2 (ja) ダクト
CN101504047A (zh) 圆柱钢板宝塔弹簧及其制造方法
RU2591099C2 (ru) Способ формирования сетки из проволочного материала, используемой для изготовления фильтрующих элементов
JP4834057B2 (ja) コイルの製造方法
PL84255B1 (en) Spring assembly[US3871634A]
RU2551337C2 (ru) Способ изготовления упругогистерезисных элементов из проволочного материала
JP5819253B2 (ja) 皿ばね
JP2019002551A (ja) コイルドウェーブスプリング
JP7075748B2 (ja) 鉄筋
JP6354911B2 (ja) 鋼管杭の継手構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6300268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250