JP6297943B2 - 基地局及び運用パラメータ更新方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局及び運用パラメータ更新方法に関する。
基地局の運用パラメータ(設定内容)やネットワーク構成を変更する際、新たな設定内容を反映するためには基地局の再起動が必要となる。基地局の再起動は、当該基地局のセルのサービスを中断させ、ユーザー(移動機)の通信を中断する。
運用中に基地局を再起動せずに更新(オンライン更新)する方法が検討されているが、更新可能な運用パラメータは限定されている。例えば、基地局のパラメータとして、周辺セル情報のような報知情報を自律的に作成することが検討されている(非特許文献1参照)。その他に、基地局側の送信電力、基地局側のユーザー単位のデータ用バッファ量等は、運用中に基地局を再起動せずに更新可能である。
また、基地局の設置及び運用を自動化するSON(Self Organizing Network)という技術も検討されているが、SONにおいても設定可能な運用パラメータは限定されている。
特開2008−236730号公報
上記のように、運用中に基地局を再起動せずに更新する方法又はSONでは、更新可能な運用パラメータは限定されている。移動機は基地局のセルに在圏するときに、基地局から運用パラメータを通知されるが、このような運用パラメータをオンライン更新によって変更することはできない。
図1に、従来技術における基地局の運用パラメータを更新する方法を示す。図1には、セル1の帯域幅を5MHzから10MHzに変更する例を示している。セル1の帯域幅のような運用パラメータを更新する場合、基地局は、1つのセルの運用パラメータを更新する場合であっても、基地局の動作を停止し((A)→(B))、運用パラメータを更新した後に再起動する必要がある((B)→(C))。このため、全てのセルでサービス中断が発生する。
このように基地局の再起動が必要になった場合、当該基地局のセルのサービスが中断し、ユーザー(移動機)の通信が中断されるため望ましくない。
更に、基地局は複数のセルによって構成されることがあり(例えば、3セル構成又は6セル構成)、基地局の再起動は全てのセルのサービスを中断させることになる。今後は、高度化C−RAN(Centralized Radio Access Network)やCA(Carrier Aggregation)の対応のために多数のセルを収容可能な基地局が主流になる可能性があり、基地局の再起動による影響が大きくなることが想定される。
一方、ユーザーのトラヒックが増え、複数の周波数が利用可能になっているため、セルのオーバーレイ構成が設定可能になってきている。セルのオーバーレイとは、ほぼ同じエリアに複数のセルを設定することを示す。例えば、異なる周波数の電波を同じエリアに送信することにより、ほぼ同じエリアに複数のセルが形成される。
本発明は、このようなオーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局の運用パラメータを更新する際に、ユーザーへの影響を軽減することを目的とする。
本発明の一形態による基地局は、
複数のセルによるオーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局であって、
基地局の運用パラメータを更新する際に、当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであるか否かを判断する運用パラメータ判断部と、
当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであると判断された場合、更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かを判断するサービス継続確認部と、
前記サービス継続確認部における判断に基づいて、更新対象のセルの電波を停止又は更新対象のセルの送信電力を段階的に下げた後に電波を停止する送信電力制御部と、
運用パラメータを更新する運用パラメータ更新部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態による運用パラメータ更新方法は、
複数のセルによるオーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局における運用パラメータ更新方法であって、
基地局の運用パラメータを更新する際に、当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであるか否かを判断するステップと、
当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであると判断された場合、更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かを判断するステップと、
前記更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かの判断に基づいて、更新対象のセルの電波を停止又は更新対象のセルの送信電力を段階的に下げた後に電波を停止するステップと、
運用パラメータを更新するステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、オーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局の運用パラメータを更新する際に、ユーザーへの影響を軽減することが可能になる。
従来技術における基地局の運用パラメータを更新する方法を示す概略図 本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータを更新する方法を示す概略図 セルのオーバーレイ構成において、本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータを更新する方法を示す概略図 本発明の実施例に係る基地局の構成図 セルのオーバーレイ構成における本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータ更新方法のフローチャート セルのオーバーレイ構成において、更新対象のセルのユーザーを救済できるか否かを判断する方法のフローチャート セルのオーバーレイ構成における本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータ更新方法のフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例では、基地局においてセル単位で変更可能な運用パラメータを更新する場合について説明する。移動機は基地局のセルに在圏するときに、基地局から運用パラメータを通知される。基地局から移動機に通知される運用パラメータの中には、セル単位で変更可能な運用パラメータが含まれる。以下では、セル単位で変更可能な運用パラメータの更新に伴うサービス中断の影響を軽減する具体例について説明する。
図2に、本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータを更新する方法を示す。図2には、セル1の帯域幅を5MHzから10MHzに変更する例を示している。セルの帯域幅は、セル単位で変更可能な運用パラメータの一例である。セルの帯域幅のように移動機がセルに在圏するときに基地局から通知される運用パラメータを更新する必要がある場合、基地局において運用パラメータを更新しただけでは、基地局と移動機との通信ができなくなる。また、基地局は配下の移動機と継続的に通信で同期をとったり、パケット処理のためのスケジューリングを行っているため、移動機と共に変更する必要がある運用パラメータを更新する場合にも、基地局において運用パラメータを更新しただけでは、基地局と移動機との通信ができなくなる。このように、セル単位で変更可能な運用パラメータには、移動機が該当セルに在圏するときに移動機の動作に影響を及ぼす運用パラメータ、移動機と共に変更する必要がある運用パラメータ、セル(セクタ)としてオンラインで更新できない運用パラメータ等が含まれる。
本発明の実施例では、セル1の帯域幅を変更する場合、基地局は、セル1に関する機能部を停止又は段階的にセル1の送信電力を下げた後に停止し((A)→(B))、セル1の帯域幅を変更した後にセル1に関する機能部を再起動する((B)→(C))。具体的には、セル1の帯域幅を変更するために、セル1の電波の送信を停止又は段階的にセル1の送信電力を下げた後に停止する。なお、セルの電波の停止は、該当セルの送信電力をゼロに設定することにより実現されてもよい。そして、セル1の新たな帯域幅10MHzをメモリに書き込んでセル1の各機能部に反映させることにより、帯域幅の設定を更新する。その後、セル1の電波の送信を再開する。このとき、セル2及び3の電波の送信は停止しないため、セル2及び3ではサービスが中断されず、サービスへの影響を軽減することが可能になる。
図3に、セルのオーバーレイ構成において、本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータを更新する方法を示す。図3に示す例では、3セクタ構成のそれぞれのセクタでオーバーレイ構成が設定されている。セクタとは1つのセルを角度で分割したものを示す。セクタは、セクタ・セルとも呼ばれように、セルの概念に含まれるものとする。
本発明の実施例では、セル単位で変更可能な運用パラメータを更新する際に、通信中のユーザー(例えば、セルxに接続している移動機)をオーバーレイ構成の他セル(例えばセルx+1)に誘導させ、パラメータを更新したいセルのユーザー数を0又は所定の閾値以下にする。ユーザー数が0又は所定の閾値を下回ったセルのみ、運用パラメータを更新する。この処理をオーバーレイ構成のセルについて順次行うことで、基地局全体の運用パラメータを更新する。
このように、オーバーレイ技術と必要最低限のセルのみの再起動とを組み合わせて、サービス中断を発生させずに運用パラメータを更新することが可能になる。
<基地局の構成及び動作>
次に、本発明の実施例に係る基地局の構成及び動作について説明する。本発明の実施例に係る基地局は、図3に示すように、複数のセルによるオーバーレイ構成を用いてサービスを提供するものと仮定する。
図4は、本発明の実施例に係る基地局の構成図である。本発明の実施例に係る基地局10は、運用パラメータ判断部101と、サービス継続確認部102と、運用パラメータ更新部103と、ファイル記憶部105と、メモリ107と、ハンドオーバ指示部109と、送信電力制御部111と、アンテナ制御部113とを有する。
運用パラメータ判断部101は、基地局の運用パラメータを更新する際に、セルに関する機能部の再起動が必要であるか、基地局の再起動が必要であるかを判断する。運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータである場合には、運用パラメータ判断部101は、基地局の再起動は必要なく、セルに関する機能部の再起動により運用パラメータの更新が可能であると判断することができる。
サービス継続確認部102は、更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルでサービスが継続可能か否かを判断する。例えば、サービス継続確認部102は、更新対象のセルに接続している移動機のうち所定の割合の移動機をオーバーレイ構成の別のセルに収容できるか否かを判断してもよい。
また、サービス継続確認部102は、更新対象のセルのスループット、基地局10の故障の有無又は日時に基づいて、運用パラメータを更新するか否かを判断してもよい。例えば、セルのスループット(無線使用率)が閾値より高い場合には、サービス継続確認部102は、ユーザーへの影響を考慮して運用パラメータの更新を中止してもよい。例えば、基地局が故障している場合には、サービス継続確認部102は運用パラメータの更新を中止してもよい。例えば、特定の日時には、サービス継続確認部102は運用パラメータの更新を中止してもよく、夜間の混雑していない時間等に運用パラメータの更新が可能であると判断してもよい。
運用パラメータ更新部103は、基地局の運用パラメータを更新する。運用パラメータ判断部101がセルに関する機能部の再起動により運用パラメータの更新が可能であると判断した場合、運用パラメータ更新部103は、更新対象のセルの電波が停止してから、又は更新対象のセルの送信電力が段階的に下げられた後に電波が停止してから、運用パラメータを更新する。また、運用パラメータ判断部101が基地局の再起動が必要であると判断した場合、運用パラメータ更新部103は、全てのセルの電波が停止してから運用パラメータを更新する。セルのオーバーレイ構成においては、オーバーレイ構成の複数のセルの中から少なくとも1つのセルを順に選択し、サービス継続確認部102にて更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルでサービスが継続可能であると判断した場合、運用パラメータ更新部103は、運用パラメータを更新してもよい。
運用パラメータの更新には、ファイル記憶部105及びメモリ107が用いられてもよい。ファイル記憶部105には、現用(更新前)の運用パラメータが書き込まれた現用ファイルが格納されている。運用パラメータを更新する際に、新たな運用パラメータが書き込まれた更新用ファイルがファイル記憶部105にアップロードされる。運用パラメータ更新部103は、電波が停止した後に更新用ファイルをメモリ107に書き込むことにより、運用パラメータを更新してもよい。運用パラメータの更新のために、更新用ファイルをメモリ107に書き込んだ後に必要な機能部(例えば、ベースバンド処理を行うプロセッサ等)が再起動されてもよい。或いは、メモリ107は、現用(更新前)の運用パラメータが書き込まれた現用メモリと、新たな運用パラメータが書き込まれたスタンバイメモリとで構成されてもよい。この場合、現用メモリからスタンバイメモリに切り替えることで運用パラメータが更新される。
ハンドオーバ指示部109は、運用パラメータを更新する対象のセルに接続している移動機を別のセルにハンドオーバさせる。ハンドオーバの指示を受けた移動機は、別のセルにハンドオーバし、完了報告を基地局10に送信する。ハンドオーバ指示部109は、移動機から完了報告を受けてハンドオーバ後処理を行う。
送信電力制御部111は、運用パラメータを更新する対象のセルの送信電力を制御する。送信電力制御部111は、対象のセルの送信電力を段階的に下げることにより、移動機を別のセルにハンドオーバさせるように促すことができる。送信電力の減少により受信品質の低下を検出した移動機は、周辺のセルの受信品質を測定し、基地局10に報告する。基地局10のハンドオーバ指示部109は、移動機の受信品質の測定結果に基づいて移動機を別のセルにハンドオーバさせることができる。
アンテナ制御部113は、運用パラメータを更新する対象のセルのアンテナのチルト角を制御する。アンテナ制御部113は、対象のセルのアンテナのチルト角を段階的に減少させることにより、移動機を別のセルにハンドオーバさせるように促すことができる。アンテナのチルト角の減少により受信品質の低下を検出した移動機は、周辺のセルの受信品質を測定し、基地局10に報告する。基地局10のハンドオーバ指示部109は、移動機の受信品質の測定結果に基づいて移動機を別のセルにハンドオーバさせることができる。
セルのオーバーレイ構成において、通信中のユーザーを他セルに誘導させる手段として、例えば、以下の(1)〜(3)のいずれかの手段が用いられてもよい。
(1)更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルに強制的にハンドオーバさせる。
サービス継続確認部102は、更新対象のセルのユーザーを救済できるか、すなわち、更新対象のセルに接続している移動機をオーバーレイ構成の別のセルに収容できるか否かを判断し、収容できない場合には、運用パラメータの更新を中止してもよい。このときに閾値を用いた判断を行ってもよい。具体的には、サービス継続確認部102は、更新対象のセルに接続している移動機のうち所定の割合の移動機を、別のセルに収容できるか否かを判断してもよい。収容できる場合、ハンドオーバ指示部109は、更新対象のセルに接続している移動機を別のセルにハンドオーバさせてもよい。その後、送信電力制御部111は、更新対象のセルの電波を停止してもよい。一方、収容できない場合には、サービス継続判断部102は、運用パラメータの更新を中止してもよい。閾値は、セル毎に異なってもよい。例えば、重要なエリアでは全ての移動機が別のセルに収容可能であるかが判断されてもよく、通常のエリアでは80%の移動機が別のセルに収容可能であるかが判断されてもよい。
(2)送信電力を制御することにより、更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせるように促す。
送信電力制御部111は、対象のセルの送信電力を段階的に下げることにより、移動機をオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせるように促す。送信電力の減少により受信品質の低下を検出した移動機は、周辺のセルの受信品質を測定し、基地局10に報告する。基地局10のハンドオーバ指示部109は、移動機の受信品質の測定結果に基づいて移動機を別のセルにハンドオーバさせる。更新対象のセルに接続している移動機の数が所定の閾値を下回った場合、送信電力制御部111は更新対象のセルの電波を停止し、運用パラメータ更新部103は運用パラメータを更新してもよい。
(3)アンテナのチルト角を制御することにより、更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせるように促す。
アンテナ制御部113は、対象のセルのアンテナのチルト角を段階的に減少させることにより、移動機をオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせるように促す。アンテナのチルト角の減少により受信品質の低下を検出した移動機は、周辺のセルの受信品質を測定し、基地局10に報告する。基地局10のハンドオーバ指示部109は、移動機の受信品質の測定結果に基づいて移動機を別のセルにハンドオーバさせる。更新対象のセルに接続している移動機の数が所定の閾値を下回った場合、送信電力制御部111は更新対象のセルの電波を停止し、運用パラメータ更新部103は運用パラメータを更新してもよい。
図5は、本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータ更新方法のフローチャートである。
まず、サービス継続確認部102は、運用パラメータの更新に伴うユーザーへの影響を判断してもよい(ステップS201)。例えば、サービス継続確認部102は、更新対象のセルのスループット、基地局の故障の有無又は日時に基づいて、運用パラメータを更新するか否かを判断してもよい。
次に、運用パラメータ判断部101は、運用パラメータの種別に基づいて、基地局の再起動が必要であるか否かを判断する(ステップS203)。運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータである場合には、運用パラメータ判断部101は、基地局の再起動は必要なく、セルに関する機能部の再起動により運用パラメータの更新が可能であると判断する。
基地局の再起動が必要ない場合(ステップS203:NO)、すなわち、運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータである場合、サービス継続確認部102は、更新対象のセルのユーザーを救済できるか否かを判断する(ステップS204)。ステップS204における具体的な手順は、以下の図6を参照して更に説明する。
送信電力制御部111は、サービス継続確認部102におけるサービスの継続可能か否かの判断に基づいて、更新対象のセルの電波を停止又は更新対象のセルの送信電力を段階的に下げた後に停止し(ステップS205)、運用パラメータ更新部103が運用パラメータを更新する(ステップS209)。更新後、運用パラメータ更新部103は、更新対象のセルに関する機能部を再起動する。
一方、基地局の再起動が必要である場合(ステップS203:YES)、運用パラメータ更新部103は、基地局の動作を停止し(ステップS207)、運用パラメータを更新する(ステップS209)。更新後、運用パラメータ更新部103は、基地局を再起動する。
なお、図5では、(1)更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルに強制的にハンドオーバさせる場合又は(2)送信電力を制御することにより、更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせる場合について説明している。(3)アンテナのチルト角を制御することにより、更新対象のセルのユーザーをオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせる場合には、ステップS205において、アンテナ制御部113は、対象のセルのアンテナのチルト角を段階的に減少させ、サービス継続確認部102におけるサービスの継続可能か否かの判断に基づいて、送信電力制御部111は、更新対象のセルの電波を停止する。
図6は、セルのオーバーレイ構成において、更新対象のセルのユーザーを救済できるか否かを判断する方法のフローチャートである。
ここで、運用パラメータを更新する対象のセルを「n」とする。セル「n」のユーザー数をXとし(ステップS241)、n=n+1としたときのセル「n」の収容空き数をYとする(ステップS243、S245)。
次に、更新対象のセル「n」のユーザー数Xと、他セル「n+1」の収容空き数Yとを比較する。X≦Yである場合(ステップS247:YES)、更新対象のセルの全てのユーザーが救済可能であると判断できる。
一方、X>Yである場合(ステップS247:NO)、セルのエリアの重要度に合わせて、更新対象のセルのユーザーのうち、何割が救済可能であるかが判断されてもよい。具体的には、救済できないユーザーの割合をZ=(X−Y)/X*100で求める(ステップS249)。Z<閾値である場合(ステップS249:YES)、運用パラメータを更新可能であると判断する。
Z≧閾値である場合(ステップS249:NO)、オーバーレイ構成の更に別のセルも含めてユーザーを救済できるか否かを判断する。ここで、n=セルオーバーレイ数である場合(ステップS253:YES)、更新対象のセルのユーザーはオーバーレイ構成の全てのセルで救済できないため、運用パラメータの更新を中止する。
n≠セルオーバーレイ数である場合(ステップS253:NO)、オーバーレイ構成の他セルの収容空き数も考慮し、収容空き数の合計が更新対象のセルのユーザー数以上となった場合に運用パラメータを更新可能であると判断する。具体的には、n=n+1として、Y'=Y+セル「n」の収容空き数を計算する(ステップS255、S257)。Y'をYとして(ステップS259)、XとYを比較する。X≦Yである場合(ステップS261:YES)、更新対象のセルの全てのユーザーが救済可能であると判断できる。
一方、X>Yである場合(ステップS261:NO)、ステップS249に戻り、セルのエリアの重要度に合わせて、更新対象のセルのユーザーのうち、何割が救済可能であるかが判断されてもよい。
上記の手順が、n=セルオーバーレイ数になるまで繰り返される。
次に、セルのオーバーレイ構成の全てのセルの運用パラメータを更新する場合について説明する。図7は、セルのオーバーレイ構成における本発明の実施例に係る基地局の運用パラメータ更新方法のフローチャートである。
ステップS301及びS303は、図5のステップS201及びS203と同じである。
次に、ハンドオーバ指示部109による強制的なハンドオーバ、送信電力制御部111による送信電力の制御、又はアンテナ制御部113によるアンテナのチルト角の制御により、セル「n」のユーザーをオーバーレイ構成の別のセルにハンドオーバさせる(ステップS304)。更新対象のセルに接続している移動機の数が所定の閾値を下回った場合、送信電力制御部111は更新対象のセルの電波を停止する。そして、運用パラメータ更新部103は更新対象のセルに関する機能部を停止し(ステップS305)、運用パラメータを更新する(ステップS309)。更新後、運用パラメータ更新部103は、更新対象のセルに関する機能部を再起動する。一方、基地局の再起動が必要である場合(ステップS303:YES)、運用パラメータ更新部103は、基地局の動作を停止し(ステップS307)、運用パラメータを更新する(ステップS308)。更新後、運用パラメータ更新部103は、基地局を再起動する。
オーバーレイ構成の全てのセルについて運用パラメータを更新する場合、n=n+1として(ステップS311)、n>セルオーバーレイ数になるまで(ステップ313:YES)、運用パラメータの更新(ステップS304、S305、S309)が繰り返される。
<本発明の実施例の効果>
以上の通り、本発明の実施例によれば、オーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局の運用パラメータを更新する際に、ユーザーへの影響を軽減することが可能になる。具体的には、必要最小限のセルのサービスの中断により運用パラメータを更新することができ、運用パラメータを更新する必要のないセルにおいてサービスの中断を防ぐことが可能になる。そして、セルのオーバーレイ技術と必要最低限のセルのみの再起動とを組み合わせて、サービス中断を発生させずに運用パラメータを更新することが可能になる。具体的な手段として、基地局による強制的なハンドオーバ、送信電力を減少させることによるハンドオーバ、アンテナのチルト角を減少させることによるハンドオーバを用いることにより、ユーザーに意識させずに運用パラメータを更新することが可能になる。
更に、スループット、故障有無、日時等を考慮することにより、ユーザーへの影響を更に軽減することが可能になる。
また、運用パラメータの更新の際に、更新用ファイルをメモリに書き込んで必要な機能部を再起動することにより、現用メモリとスタンバイメモリとの2つを使用する必要がなくなり、ハードウェアコストを抑えることができる。
説明の便宜上、本発明の実施例に係る基地局は機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施例に係る基地局は、ハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施例に係る方法は、実施例に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。
以上、オーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局の運用パラメータを更新する際に、ユーザーへの影響を軽減するための手法について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
10 基地局
101 運用パラメータ判断部
102 サービス継続確認部
103 運用パラメータ更新部
105 ファイル記憶部
107 メモリ
109 ハンドオーバ指示部
111 送信電力制御部
113 アンテナ制御部

Claims (7)

  1. 複数のセルによるオーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局であって、
    基地局の運用パラメータを更新する際に、当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであるか否かを判断する運用パラメータ判断部と、
    当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであると判断された場合、更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かを判断するサービス継続確認部と、
    前記サービス継続確認部における判断に基づいて、更新対象のセルの電波を停止又は更新対象のセルの送信電力を段階的に下げた後に電波を停止する送信電力制御部と、
    運用パラメータを更新する運用パラメータ更新部と、
    を有する基地局。
  2. 前記サービス継続確認部は、更新対象のセルに接続している移動機のうち所定の割合の移動機を、オーバーレイ構成の別のセルに収容できるか否かを判断し、
    更新対象のセルに接続している移動機のうち所定の割合の移動機を別のセルに収容できる場合、更新対象のセルに接続している移動機を別のセルにハンドオーバさせるハンドオーバ指示部を更に有する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記送信電力制御部は、更新対象のセルに接続している移動機の数が所定の閾値を下回った場合、更新対象のセルの電波を停止する、請求項1に記載の基地局。
  4. 更新対象のセルのアンテナのチルト角を段階的に減少させるアンテナ制御部を更に有し、
    前記送信電力制御部は、更新対象のセルに接続している移動機の数が所定の閾値を下回った場合、更新対象のセルの電波を停止する、請求項1に記載の基地局。
  5. 前記サービス継続確認部は、更新対象のセルのスループット、当該基地局の故障の有無又は日時に基づいて、運用パラメータを更新するか否かを更に判断する、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記運用パラメータ更新部は、更新対象のセルの電波が停止した後に運用パラメータの更新用ファイルをメモリに書き込むことにより、運用パラメータを更新する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の基地局。
  7. 複数のセルによるオーバーレイ構成を用いてサービスを提供する基地局における運用パラメータ更新方法であって、
    基地局の運用パラメータを更新する際に、当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであるか否かを判断するステップと、
    当該運用パラメータがセル単位で変更可能な運用パラメータであると判断された場合、更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かを判断するステップと、
    前記更新対象のセルの電波を停止したとしてもオーバーレイ構成の別のセルで更新対象のセルに接続している移動機の少なくとも一部を救済できるか否かの判断に基づいて、更新対象のセルの電波を停止又は更新対象のセルの送信電力を段階的に下げた後に電波を停止するステップと、
    運用パラメータを更新するステップと、
    を有する運用パラメータ更新方法。
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