JP6296408B1 - 非常用洋式便器排泄キット - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、災害時及び非常時の洋式トイレにおいて、洋式便器または洋式便座に排泄袋を固定し、排泄後に排泄袋を外し密閉するまでをトイレ内にて行なう必要があることから。排泄袋を格納ケースに収納して便器及び便座への接触を最小限にした排泄ができる構造の循環利用型排泄キットの必要性。【解決手段】ガードプレート1が臀部4と便座5の間の接触を遮断している、1bの形状は上部に凸部を設ける事で、排泄穴の位置を明確に知らせる効果を持つ。1cはキットの持ち運びを行なう為の穴を示す、2aは利用前に、排泄袋6、密閉紐7、を設置した固定部を表す。排泄後に遮蔽蓋をし非常時用排泄キットを持って出る循環利用型キットで誰でも簡単に使い、衛生管理のできた場所にて排泄袋の処理を行なえる移動可能な循環利用型の非常時用排泄キットの提供ができる。【選択図】図4
Description
本発明は、災害時及び非常時に既存の洋式便器及び非常用組立型洋式便器に対応した、排泄物処理に関する。
従来の、洋式便器での非常時の排泄物処理を図12(a)(b)に示す、便座又は便座下に排泄物を受ける排泄袋を固定し、排泄が終わった後に、その場にて排泄袋を外して密閉を行なう方法を採用している、確実に排泄物の取扱いをその場にて行なう事は子供や高齢者等弱者においては排泄袋の扱いは難しいと考える。
従来の非常時での排泄処理の方法が、排泄物を収納する袋を便器に対して設置する方法である事から、便器との接触を伴う事に衛生的な問題があった。
従来の非常時での排泄処理の方法が、排泄場所にて排泄物の密閉までを行ない、災害時に待ち時間を要し、子供や高齢者等弱者が取扱う事に困難があった。
従来の非常時での排泄処理の方法が、洋式便器及び簡易洋式便器の便座が同一形状である事からの共通性を利用できていなかった。
本発明の構成がガードプレートを使用する事で、臀部と便座が接触する事を防ぐガードとしての役目を果たし、排泄袋格納バッケット内に排泄袋を設置している事で、便器との接触を防ぎ遮蔽蓋から構成される非常用洋式便器排泄キットで有る事で衛生的で簡単に排泄が可能である。
本発明の構成が、組立型キットで有り、便座の開口部に組立型キットをセットして排泄が可能であり排泄後は遮蔽蓋で密閉する事で排泄が完了し、非常用洋式便器排泄キットを持って出る事で、誰でも簡単に排泄が可能ある事を提供する。
従来の非常時での排泄処理の方法に対して、洋式便器のJIS規格のJISA5207衛生器具−便器・洗面器類の寸法規定を基にガードプレートと排泄袋格納バッケットの寸法を決定する事で、共通性の有る非常用洋式便器排泄キットを提供できる。洋式便器及び簡易洋式便器の深さが異なる事から排泄袋格納バッケットをジャバラ方式とし高さ調整が可能な構造とし、共通性への問題を解消した。
ガードプレートの開口穴の周長接触部に凸部を設ける事で、臀部の肛門及び尿道位置が確実に排泄袋格納バッケット内に位置する事を明示し、排泄の飛散を防ぐ役目を持つ事で衛生的に排泄ができ、次の使用者に対しても衛生環境の保持効果をもたらす。
組立型であり、持ち運びが可能な事から接触感染ウィルス等の病気にて嘔吐を伴う場合に、その場で対応が可能であり遮蔽蓋をし、排泄袋の処置は感染防護廃棄場所にて行なえる、排泄袋が排泄袋格納バッケット内に有る事で破損した場合の保護も可能である。
本発明のキットを組立備蓄管理しておく事で、非常時においても綺麗なトイレの維持を可能とし、排泄物の集積場所にてキットの消毒を行ない、次の使用者が利用する循環使用を可能とし、排泄設備を衛生的に維持する効果をもたらす。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適時省略する。
図1に表したようにガードプレート1と、排泄袋格納バケット2と、遮蔽蓋3とを備える。ガードプレート1と、遮蔽蓋3の材質をシリコーン樹脂成形とし、形状の柔軟性によって身体形状に連動した変形に対応できる材質とする。図1は非常用洋式便器排泄キットを便座の上に設置した模式的平面図の状態を示す。
図2は非常用洋式便器排泄キットの外観を模式的斜視図として表している。図3は排泄袋格納バケット2が高さ調整可能な事を寸法hにて表し、ジャバラ構造である事を示す。
図4の模式的断面図において、実際に使用した時の形態を示す。ガードプレート1が臀部4と便座5の間の接触を遮断している、1bの形状は上部に凸部を設ける事で、排泄穴の位置を明確に知らせる効果を持つ。1cはキットの持ち運びを行なう為の穴及び、洗浄乾燥を行なう為の穴に用い、タグ穴としも利用可能な事を示す。2aは利用前に、排泄袋6、密閉紐7、を設置した固定部を表す。固定部は後図の図9と図10において詳細な説明を行なう。
図5はガードプレート1と、排泄袋格納バケット2とを結合し固定した模式的側面図を表す。1aにおいてガードプレート1の固定バンドが、排泄袋格納バケット2を固定した事を示している。
図6は排泄を行ない、滅菌凝固剤9にて排泄物8を固化し、遮蔽蓋3を取り付けた模式的断面の状態を示す。この状態にて便座5から取り外して、衛生的な場所に移動可能な状態を示す。また、滅菌凝固剤9は衛生管理された場所での投入が可能であり飛散や一時的臭気は遮蔽蓋3で対応することが可能である。
図7は遮蔽蓋3の模式的平面形状を表し、図8は、遮蔽蓋3の模式的断面形状で、3aは排泄袋格納バケット2に対して遮蔽蓋3の内側に固定突起を設け排泄袋格納バケット2の落下を防ぎ、3bはガードプレート1に対して遮蔽蓋3で密閉固定できる突起形状を示す、材質がシリコーン樹脂である事から着脱は力による変形が可能とする。
図9はガードプレート1と排泄袋格納バケット2の結合部において、排泄袋6と密閉紐7の取り付け部を拡大した模式的断面図を示し、図10(a)に模式的斜視図にて密閉紐7の取り付け及び取り外す溝を示す。図10(b)はガードプレート1と排泄袋格納バケット2の結合部模式的斜視図を示す。
図11は排泄袋用セットブラシの模式的外観図(a)と排泄袋用セットブラシの排泄袋をセットし、排泄袋用セットブラシを挿入及び着脱する模式的断面図(b)を表している。排泄袋用セットブラシの模式的外観図(a)の寸法jはガードプレート1の内側開口穴より小さい事を示す。
排泄袋用セットブラシの模式的外観図(b)は、排泄袋格納バケット2の内面に排泄袋6を固定する方法を示す。排泄袋用セットブラシロッド11aの排泄袋用セットブラシスライド溝11fを利用して排泄袋用セットブラシスライドコーン11cを下降させて固定する、排泄袋用セットブラシ波型ブラシ11dを収縮させ排泄袋6の中に挿入し、排泄袋格納バッケット2内にて排泄袋用セットブラシスライドコーン11cを上昇させる事で排泄袋6を排泄袋格納バケット2に密着させる、排泄袋と排泄袋格納バケット2の接触空間の空気が押し出され、再度排泄袋用セットブラシ波型ブラシ11dを収縮させて排泄袋用セットブラシロッド11を取り出す。ガードプレート1の取付バンド1aで固定する。
図12は従来の洋式便器での非常時の排泄物処理を模式的斜視図で示す、(a)は便座又は便座下に排泄物を受ける排泄袋を固定した状態、(b)は排泄が終わった後に、その場にて排泄袋を外して密閉を行なう方法を採用した状態を示す。
本発明は既存の洋式便器及び非常用簡易トイレの多くに対応可能である事が利点である、既存の洋式便器を製造及び設置を行なっている場合、非常用として本発明の非常用洋式便器排泄キットを非常備蓄として置く事は、設備の衛生管理維持に貢献が可能。
1 ガードプレート
1a 1が2を固定するバンド部
1b 排泄開口穴認識突起
1c タグ穴及びグリップ穴
1d 3と1の嵌め合い部
2 排泄袋格納バケット
2a 1と2の結合と密封紐と排泄袋固定
2b 密封紐取り付用部分切欠き
3 遮蔽蓋
3a 遮蔽蓋の外側固定突起
3b 遮蔽蓋の内側固定突起
4 臀部
5 便座
6 排泄袋
7 密閉紐
8 排泄物
9 滅菌凝固剤
10 洋式便器
11 排泄袋用セットブラシ
11a 排泄袋用セットブラシロッド
11b 排泄袋用セットブラシグリップ
11c 排泄袋用セットブラシスライドコーン
11d 排泄袋用セットブラシ波型ブラシ
11e 排泄袋用セットブラシ抑え板
11f 排泄袋用セットブラシスライド溝
1a 1が2を固定するバンド部
1b 排泄開口穴認識突起
1c タグ穴及びグリップ穴
1d 3と1の嵌め合い部
2 排泄袋格納バケット
2a 1と2の結合と密封紐と排泄袋固定
2b 密封紐取り付用部分切欠き
3 遮蔽蓋
3a 遮蔽蓋の外側固定突起
3b 遮蔽蓋の内側固定突起
4 臀部
5 便座
6 排泄袋
7 密閉紐
8 排泄物
9 滅菌凝固剤
10 洋式便器
11 排泄袋用セットブラシ
11a 排泄袋用セットブラシロッド
11b 排泄袋用セットブラシグリップ
11c 排泄袋用セットブラシスライドコーン
11d 排泄袋用セットブラシ波型ブラシ
11e 排泄袋用セットブラシ抑え板
11f 排泄袋用セットブラシスライド溝
Claims (2)
- 災害時及び非常時における排泄物の処理に対応する為のガードプレートと排泄袋格納バケットと遮蔽蓋と排泄袋用セットブラシからなる非常用洋式便器排泄キットであって、前記の排泄袋格納バケットは、既設の洋式便器の内部深さの違いに対応し、高さ調整が可能なジャバラ方式であり、前記の排泄袋用セットブラシは、排泄袋を排泄袋格納バケットにセットする為の機構を備え、利用前に排泄袋の内部空間を開く状態に排泄袋用セットブラシを用いて修正ができる機能を有する非常用洋式便器排泄キット。
- 既設の洋式便器及び非常用組立型洋式便器に対し、便座開口部に請求項1の排泄袋格納バケットを挿入し、請求項1のガードプレートが便座上面に設置でき即座に排泄を行なう事ができる、排泄後に請求項1の遮蔽蓋をし、キット毎取り出しトイレ内を汚す事無く退出し、排泄物は衛生管理の出来ている場所にて排泄袋の処理を行なう非常用洋式便器排泄キットの使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017122628A JP6296408B1 (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 非常用洋式便器排泄キット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017122628A JP6296408B1 (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 非常用洋式便器排泄キット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6296408B1 true JP6296408B1 (ja) | 2018-03-20 |
JP2018202117A JP2018202117A (ja) | 2018-12-27 |
Family
ID=61629079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP6296408B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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NL1044287B1 (nl) | 2022-03-29 | 2023-10-20 | Z R Beheer B V | Toiletsysteem voor in een truckcabine, omvattende een horizontaal schuifbaar frame met een WC bril |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11313781A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Fukuoka:Kk | 簡易便器 |
JP2014221081A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 和幸 清水 | 汚物受け処理器具 |
JP2015012900A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | アロン化成株式会社 | ポータブルトイレ |
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2017
- 2017-06-07 JP JP2017122628A patent/JP6296408B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11313781A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Fukuoka:Kk | 簡易便器 |
JP2014221081A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 和幸 清水 | 汚物受け処理器具 |
JP2015012900A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | アロン化成株式会社 | ポータブルトイレ |
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JP2018202117A (ja) | 2018-12-27 |
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