JP6295426B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ回転制御を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、キャリヤ信号に同期して回転子位置の電気角を検出し、キャリヤ信号の周波数を高くして回転子位置検出分解性能を高くし、波形記憶手段に記憶した正弦波データを呼び出してキャリヤ信号と比較してPWM制御することにより、ほぼ正弦波状の電流でモータを駆動し、モータの回転制御の性能を向上させている(例えば、特許文献1)。
例えば、3シャント方式の場合、電流検知ICをマイコンの外に配置しモータに流れる3相の相電流をシャント抵抗で検出した電圧を増幅しマイコンのADポートに入力し、モータの回転子の磁極位置を検出し、検出したセンサー信号に基づきモータの巻き線にパワーモジュール(IPM)内に構成された6個のIGBTのゲートをモータ巻き線に正弦波状の電流を流れるようにスイッチング制御していた。
洗濯物を洗濯するために給水し、洗濯物に水分が吸収されると、負荷が大きくなり、ドラムを起動制御するときに瞬間的に大きなトルクが必要となる。通常、基準で決められた負荷を想定してモータの起動電流が設定されているが、想定外の洗濯物の種類や組み合わせの場合や、洗濯物がドラムと洗濯槽の間にかみ込んだ場合、モータの起動制御できず、ドラムがロック状態となる。その対策として、ドラムがロックし、センサー信号に変化がない場合の起動制御は、例えば、IGBTの下アームのV相とW相は、常時ON、上アームのU相は、PWMによりモータの電流を所定時間ごとに所定量上昇させ、モータの起動トルクを上昇させ、ドラムが回転できない状態を回避するようにモータを制御していた。
従来の過電流検知の手段は、モータに流れる電流をシャント抵抗で検知し、下ア−ム側のIGBTのエミッタからシャント抵抗を通してグランドに流れる正方向の電流を検知し、シャント抵抗からグランドに流れる正方向の電流と設定値と比較し大きい場合、過電流の異常検知をしていた。グランドからシャントに流れる負方向の電流は検知せず、正方向の電流のみで過電流を検知していた(例えば、特許文献2)。
特開2002−153082号公報 特開2003−265883号公報
しかしながら従来の過電流検知は、シャント抵抗からグランドに対して正方向の電流だけを検知する構成のため、グランドからシャント抵抗に流れる逆方向の負電流がIGBTに並列接続している下アーム側のFWD(還流ダイオード)に流れる還流電流を検知できず、IGBTの保護が出来てもFWDの過電流保護がなく、FWD(還流ダイオード)に過電流が流れると、熱破壊してFWDがショート状態となる。
その後のステップとして上アーム側のIGBTがONした瞬間にIPMの上下アームが短絡し、正方向の電流による過電流検知が働き上アームのIGBTをターンOFFさせるが、前記IGBTをターンOFFした瞬間、負サージにより下アーム側のIGBTのゲー
ト部が破壊、下アーム側のIGBTのゲートと下アーム側の制御IC(LVIC)がゲートで繋がっているため下アーム側のゲートが破壊すると、下アーム側のIGBTを制御しているLVICの15V系の制御電源まで破壊が拡大してショート状態となり、基板のスイッチング電源が発振停止するため、洗濯機の電源が落ちるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電源の安全性を向上させる洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、交流電源と、前記交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−タ回路により駆動するモ−タと、前記モータの電流を少なくとも1つ以上のシャント抵抗で検知し、少なくともグランドからシャント抵抗に流れる負の電流を検知する電流検知部を具備し、モータの起動時に、モータを起動制御できない場合に、電流検出部で検出したグランドからシャント抵抗に流れる電流を検出して、予め設定された閾値と比較し、前記閾値より大きい場合、モータへの駆動制御を停止する構成とした。
負の電流の絶対値を予め設定した値と比較して負の電流の絶対値が大きい場合、少なくとも下アーム側のIGBTを全てOFFすることで、IGBTに逆並列に接続された還流ダイオード(FWD)の過電流による破壊を防止することができる。
また、モータを一時停止した後の再起動回数を検知するリトライ回数検知手段を具備し、設定回数までモータの再起動させることで、例えば、布がドラムと受け筒の間に少し噛み込んだ場合、ドラムを正転、逆転と、回転方向を変え、モータを再起動させると、布の噛み込みがなくなり、洗濯ができないという事態を回避することができる。
また、モータを一時停止した後の再起動回数を検知するリトライ回数検知手段を具備し、設定回数まで正転、反転を繰り返してリトライしてもドラムのロック状態が改善されない場合、表示部に異常報知させ使用者に知らせる手段を備えることで、例えば、布の噛み込みの場合はドラムの蓋を開け、噛み込んだ布を手で取り除くことができ、早くトラブルを改善することができる。また、基板やモータの故障の時は、何のエラーなのか判断できるコード、例えば、H51など故障症状ごとのコードを表示部に表示させることで、サービスに修理を依頼する場合でも故障症状が明確になり、迅速なサ−ビス対応が可能になる。
本実施の形態における洗濯機の要部断面図 制御回路のブロック構成図 電流検知部のブロック構成図 ドラム式洗濯機のモータに印加する電圧波形図 同洗濯機の制御動作フローチャート 実施例1の動作フローチャート 実施例2の動作フローチャート
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るドラム式洗濯機の断面図、図2は、制御回路のブロック構成図、図3は、電流検知部のブロック構成図、図4は、同ドラム式洗濯機のモータに印加する電圧波形図、図5は、同洗濯機の制御動作フローチャート、図6は、実施例
1の動作フローチャート、図7は、実施例2の動作フローチャートを示す。
図1に示すように、回転ドラム20は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔21を全面に設け、水槽22内に回転自在に配設している。回転ドラム20の回転中心に略傾斜方向に回転軸(回転中心軸)23を設け、回転ドラム20の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。
水槽22の外底面に取り付けたDCブラシレスモータ24の回転は、DCブラシレスモータ24の回転軸に固着した駆動プーリ25と、回転軸23の端部に固設した従動プーリ26との間に張架したVベルト27により回転軸23に伝動され、回転ドラム20を正転、逆転方向に回転駆動させる。回転ドラム20の内壁面に数個の突起板28を設けて、衣類を回転方向に持ち上げ落下させる撹拌動作、例えば、たたき洗いを行う。
洗濯機本体29の正面側の上向き傾斜面29aに設けた開口部29bを蓋体30により開閉自在に覆い、蓋体30を開くことにより、水槽22の水槽衣類出入口22aおよび回転ドラム20の回転ドラム衣類出入口20aを介して、回転ドラム20内に洗濯物を出し入れできるようにしている。なお、蓋体30は、運転動作中の使用者の安全性を保持するため蓋ロック31を動作せしめて開かないようにすることが可能な構成を有する。
水槽22は、洗濯機本体29にばね31、ダンパー32により揺動可能に吊り下げて防振支持されており、水槽22の下部に排水経路33の一端を接続し、排水経路33の他端を排水弁19に接続して水受け槽22内の洗濯水を排水するようにしている。
洗濯機本体29の前部上部には、洗剤を収納する洗剤投入箱34を引き出し自在に収容する洗剤ケース35を設けている。洗剤ケース35には、洗濯機本体29の後部上部に設けられた給水弁(給水手段)36と連通する第1の給水ホース(第1の給水経路)37aが接続されており、また、水槽22と連通する第2の給水ホース(第1の給水経路)37bが接続されている。
そして、給水弁36が開くことにより、第1の給水ホース37aを介して洗剤ケース35に水道水が供給され、その水道水が洗剤投入箱34上に散水された後、水道水と洗剤と一緒に第2の給水ホース37bを介して水槽22内に投入されるように構成している。洗剤ケース35には、第1の給水ホース37aの接続部の近傍に第3の給水ホース37c(第2の給水経路)の一端が接続され、第3の接続ホース37cの他端は、回転ドラム20の前面開口部20aから回転ドラム20内部に向けて給水する位置に開口する給水口金38に接続されている。
なお、水位検知手段39は、水槽22内の水位を検知するものである。水槽22の内底部には、洗濯水を加熱するヒータ40と、洗濯水の温度を検知する温度検知手段41を備え、回転ドラム20内の洗濯物を温水洗浄する機能を有している。
図2、図3、図4を用いてDCブラシレスモータの駆動方法などを説明する。
図2に示すように、メモリ65は、洗い、すすぎ、脱水等の各工程の動作の内容や、工程の実行順序等のプログラムを記憶している。マイコン64は、給水弁36の開閉と排水弁19のON/OFF切り替えを制御するとともに、DCブラシレスモータ24を制御する。マイコン64は、洗濯の予約等の信号を表示部45から入力し、動作の経過等を表示する。交流電源49から出力される交流電圧を整流回路55に供給され、整流回路55で脈流状の直流電圧に変換される。整流回路55には、ダイオードブリッジが使用されている。整流回路55で整流された直流電圧は平滑用のコンデンサ56a、56bで平滑化さ
れる。コンデンサ56aの正極性側は、整流回路55の正極出力端子に接続されている。
コンデンサ56aの負極性側とコンデンサ56bの正極性側は、商用電源53の一端に接続されていない側に接続されている。コンデンサ56bの負極性側は、整流回路55の負極出力端子に接続されている。そして、コンデンサ56a、56bで平滑化された直流電圧がIGBTのP側の電源に供給される。
IPMは、直流電圧を三相交流電圧に変換するスイッチング手段として、3個の上アーム側のIGBT、UPが58a、VPが58b、WPが58cと、3個の下アーム側のIGBT、UNが59a、VNが59b、WNが59cを三相全波ブリッジ構成とし、上アーム側のIGBTの逆並列に接続された3個のFWD(還流ダイオード)60a、60b、60cと、下アーム側のIGBTに逆並列に接続された3個のFWD(還流ダイオード)62a、62b、62cと、図に記載していないが上アーム側のIGBTのHVIC(制御IC)と下アーム側の制御IC(LVIC)マイコンから信号が入ると、下アーム側のIGBTをOFFして保護するCIN入力端子、保護が働くとマイコンの64のIGBT駆動部41にIPMの6個のIGBTのゲート駆動信号をOFFさせるためのFO出力端子からなり、IGBT、58a〜58cとIGBT、59a〜58cの各接続点がDCブラシレスモータ24の各相(U相、V相、W相)のステータコイルU、V、Wに接続されている。
また、IGBT、58a〜58c、59a〜59cのゲートは、IGBTゲート駆動部41に接続されている。シャント抵抗62aは、下アーム側のIGBT、UNの59aのエミッタとグランド間に接続され、シャント抵抗62bは、下アーム側のIGBT、VNの59bのエミッタとグランド間に接続され、シャント抵抗62cは、下アーム側のIGBT、WNの59aのエミッタとグランド間に接続され、モータ24の相電流を電圧に変化して、マイコン64の電流検知部46にモータ24の、例えば、U相からV相、V相からW相、W相からU相に流れる相電流を検出するシャント抵抗62a、62b、62cに流れる正の電流だけでなく、負の電流も検出できる電流検知部46を備えたことである。
以下、詳細に説明する。電流検知部46は、下アーム側のIGBT、UNの59aのエミッタからシャント62aを通ってグランドに流れる正の電流と、さらにグランドからシャント62aを通って下アーム側のIGBT、59a(UN)のエミッタからIGBT、59aに逆並列接続されたFWD(還流ダイオード)61aのアノードからカソードに流れる負の電流を検出し、また、下アーム側のIGBT、VNの59bのエミッタからシャント62bを通ってグランドに流れる正の電流と、さらにグランドからシャント62bを通って下アーム側のIGBT、59b(VN)のエミッタからIGBT、59bに逆並列接続されたFWD(還流ダイオード)61bのアノードからカソードに流れる負の電流を検出し、また、下アーム側のIGBT、WNの59cのエミッタからシャント62cを通ってグランドに流れる正の電流と、さらにグランドからシャント62cを通って下アーム側のIGBT、59c(WN)のエミッタからIGBT、59cに逆並列接続されたFWD(還流ダイオード)61cのアノードからカソードに流れる負の電流を検出する。
図3は、電流検知部46の内部構成を示す。シャント抵抗62a、62b、62cから電流検知部46の、62aシャント電圧端子121、62b、シャント電圧端子122、62c、シャント電圧端子123に接続され、125のマルチプレクサで順次シャント電圧62a、62b、62cを切り替え、オペアンプ127の端子に接続し、マイコンのA/D出力端子から出力される基準電圧120は、オペアンプ127の端子に接続され、マルチプレクサ125でそれぞれのシャント抵抗の電圧を所定のタイミングで切り替え増幅される。
オペアンプ127で増幅された信号は、LPF(ローパスフィルター)128で高周波ノイズを除去した後、マイコンのA/Dポート129へ接続され、並列にコンパレータ129の入力端子に接続される。コンパレータ129は、マイコンからのA/D出力された基準値130とLPF(ローパスフィルター)128でフィルターリングした各相の相電流を比較した結果を過電流検知部47へ出力する。
過電流検知部47は、過電流検知すると、IPMのCIN端子をHiにして下アーム側のIGBTのゲートを全てOFFにする。また、IPMのFO端子からマイコンにFO出力が入ると、マイコン64のIGBT駆動部41は、IPMへ6個のIGBTのゲート信号をOFFして保護動作モードに入る。
IGBT駆動部41は、変調方式に従って、数〜数十kHzでPWM制御部43からのデータでPWMチョッピングする。DCブラシレスモータの回転制御する時は、ロータ位置信号Hu、Hv、Hwとステータ巻線U、V、Wに供給される正弦波状電圧Eu、Ev、Ewとが同期するように、マイコン64が駆動信号をIGBT駆動部41に出力してDCブラシレスモータ24を回転制御する。モータ24に印加する電圧波形について図4を参照して説明する。
図4(b)は、図4(a)に示すモータ回転子の位置信号Hu、Hv、Hwに基づいてモータ24を一定の回転数で定常的に駆動させるときのモータ24のU相ステータ巻線Luに印加する電圧Eu(以下、印加電圧Euという)、V相ステータ巻線Lvに印加する電圧Ev(以下、印加電圧Evという)、W相ステータ巻線Lwに印加する電圧Ew(以下、印加電圧Ewという)を示している。印加電圧Eu、Ev、Ewを得るために、マイコン64は以下のように動作する。
IGBTのゲート駆動信号がIGBT58aのゲートに供給される。また、駆動信号はIGBT59bのゲートに供給される。これにより、U相ステータ巻線Luに印加される電圧E0uは図4(e)に示すようなPWM(Pulse Width Modulation)された波形となる。この波形は、実質的に図4(b)に示した印加電圧Euと等価である。また、インバータ回路57は、図4(b)に示すように、U相を基準とした場合は印加電圧Euに対して電気角で240°位相の遅れた印加電圧EvをV相ステータ巻線Vに、120°位相の遅れた印加電圧EwをW相ステータ巻線Lwにそれぞれ印加する。このようにモータ24の各相に各々位相のずれた正弦波状の電圧を印加することでモータ24の回転子が正転方向に回転する。
図5において、ステップ200でモータ回転制御を開始される。ステップ201で各種初期設定を行い、ステップ202でPWM制御部43のキャリヤ信号発生回路のカウントを開始させ、ステップ203でモータの回転子のセンサー信号検出部42の位置信号に応じて、PWM制御部43によりIGBT駆動部41を駆動する。
ステップ204でキャリヤ割り込み信号を検出して割り込み信号が発生すると、ステップ205に移行し、キャリヤ信号割り込みサブルーチンを実行する。キャリヤ信号割り込みの優先度は、異常割り込みを除き高い優先度とする。ここで、60°(180°、360°の設定も可能)の位置信号が変化する間のキャリヤ信号をカウントすることにより電気角速度を検出し、電気角速度から算出される電気角に応じてメモリー65より正弦波データを呼び出し、PWM制御データとし、ステップ206で、IGBT駆動部41でIPMの6個のIGGTのゲートをON、OFFさせモータ24を正弦波駆動する.
ステップ207は、ホール素子で回転子の磁極位置を検出し63a、63b、63cのエッジ信号をセンサー信号検出部42で検出し、割り込み信号が発生したかどうかを検出し、割り込み信号が発生すると、ステップ208に移行し、位置信号割り込みサブルーチ
ンを実行する。位置信号割り込みの優先度は、キャリヤ信号割り込みのつぎに設定する。
ここでは、回転周期と回転数の検出、60°(180°、360°の設定も可能)ごとの電気角の設定、キャリヤ信号1周期の電気角の演算等の処理を実行する。
ステップ209にて行程の終了判定を行い、行程続行ならばステップ204に戻り、行程終了ならば、ステップ210に移行して、トランジスタ(IGBT)をすべてオフさせてから、ステップ211に移行し、キャリヤ信号のカウントを停止させ、ステップ212にて次行程に移行する。
図6に基づいて、本発明の洗濯機において、洗濯の運転モードで布が回転ドラム20と受け筒の間に噛み込んだ場合の制御フローを説明する。布が噛み込むと、モータロック時の処理は、ステップ220で、モータの回転子の磁極位置を検知するセンサー信号検出部に、センサー信号Hu、Hy、HWのセンサー信号がマイコンに入力され、ステップ221で、センサー信号の割り込みが発生したかを確認し、センサー信号Hu、Hy、HwのHi、Loのパターン信号の組み合わせから信号ごとに設定されているメモリー65のデータテーブルからデータを読み出し、ステップ223で、マイコン64のゲート信号駆動部から複数個のIGBTのゲート信号をON、OFFするPWM出力する。
ステップ224で、タイマーで規定時間監視し、規定時間経過後に、ステップ225でタイマーリセットし、ステップ226で規定時間以内にセンサー信号に変化を確認し、例えば、ドラムがロックし、センサー信号Hu、Hy、Hwに変化がなければ、ステップ227でモータ巻き線に印加している電圧を規定量UPするためONとOFFの比率であるDUTY比率を上げる。次に、ステップ228でDUTY比率最大か判断し、最大値までモータ巻き線に印加する電圧を規定時間で規定量上げる。
次に、その時の電流の流れを図2の回路構成図で説明する。例えば、上アームのIGBT58aがONし、下アームのIGBT61bと61cがONすると、電流は、全波整流ダイオード55と56a、56bの電解コンデンサーで倍電圧整流されたP電圧からの電流が、IGBT58aからモータ24のU相巻き線からV相巻き線を通り、下アームのIGBT、59bと59cがONしているので、一方には、IGBT59bからシャント抵抗62bを通りグランドに流れ、もう一方には、IGBT59cからシャント抵抗62cを通ってグランドに電流が流れる。
また、起動時のモータ24の巻き線U相、V相、W相に印加する電圧は規定値となるように、下アームのIGBT、61bと61cは、常時ONで、上ア−ムのIGBT、58aをPWMチョピングしてモータ24の各巻き線に印加する電圧を制御する。
また、上ア−ムのIGBT、58aのIGBTをPWM制御すると、IGBT、58aがONの時、P電圧からIGBT、58aのコレクタ、エミッタを通り、巻き線U相まで流れ、中性点からV相とW相に分岐する。1方は、モータ24のU相からV相に流れ、IGBT、61bのコレクタからエミッタを通り、シャント抵抗62aを通り、グランドに正方向の電流が流れ、もう一方は、モータ24のU相からW相に流れ、IGBT、59cのコレクタ、エミッタを通り、シャント抵抗62cを通り、グランドに正方向の電流が流れる。
次に、上ア−ムのIGBT、58aがPWM制御でOFFした時には、モ−タ24の巻き線のインダクタンス成分の影響でFWD(還流ダイオ−ド)61aに還流電流が流れる。その電流経路は、モ−タ24のU相の巻き線からV相の巻き線を通り、下ア−ムのIGBT59bのエミッタ、コレクタを通った電流と、モ−タ24のU相の巻き線からW相の
巻き線を通り、下ア−ムのIGBT59cのエミッタ、コレクタを流れ、グランドからシャント抵抗62aへ逆向きの負電流が流れ、FWD(還流ダイオ−ド)61aを通り、モ−タ24のU相巻き線に電流が還流する。
従来のインバ−タ機種の過電流検知手段は、下ア−ムのIGBTがONした時には、IGBTのコレクタ、エミッタを通り、シャント抵抗からグランドに正方向に流れる電流をコンパレ−タで比較し、予め設定基準値と比較し各相の電流が大きい場合、過電流と検知し、マイコンはIPMのCIN端子をHiにして下ア−ムのIGBT、62a、62b、62cのゲートをOFFしモ−タ24を停止させていた。
本発明は、グランドからシャント抵抗62a、62b、62cを通り、FWD(還流ダイオ−ド)61a、61b、61cのアノ−ドからカソ−ドに流れる負方向の電流を検出する電流検知部46と、前記負方向の電流の絶対値と設定値と比較し大きいかを判断する過電流検知部47を備えたものである。設定値と比較して電流が大きい時に、IGBT駆動部41で、下アームのIGBT、59a、59b、59cを全てOFFし、過電流によるFWD(還流ダイオード)61a、61b、61cの熱破壊を防ぐことができる。
図7は、本発明の実施例の2動作フローを示すフローチャートである。230では、センサー信号、Hu、Hy、Hw信号がマイコンに入力されると、センサー信号、Hu、Hy、Hwの信号の組み合わせにより、モータ24を駆動している6個のIGBTを駆動するIGBT駆動部41は、メモリー65からモータ24の3相の巻き線に正弦波電流を流すように予め設定されているデ−タを読み出して、IGBTのゲートを制御する。
ステップ232で、シャント抵抗62a、62b、62cのグランドからシャント抵抗を通ってFWD(還流ダイオ−ド)61a、61b、61cのアノ−ドからカソ−ドに流れる負方向の電流を検出し、U相、V相、W相に流れる負方向の電流を検出し、ステップ233で負方向の電流の絶対値と設定値と比較して大きいか否かを電流検知部46で判断し、設定値と比較して電流が大きい時には、ステップ234で過電流が発生した回数をカウントするカウンターNに1を加え、カウンターNが規定の回数に達したか否か、ステップ235で判断し、連続して規定値の回数過電流検知が働いた場合には、ステップ236で、IGBT駆動部41で下アームのIGBT、59a、59b、59cのゲートを全てOFFしてモータを停止させ、237でリトライカウンターEに1を加える。
ステップ238でリトライカウンターEが規定値に達したか否か判断し、規定カウント以下の場合は、ステップ239で規定時間モータを停止し、FWD(還流ダイオ−ド)61a、61b、61cを冷却し熱破壊を防止する。規定時間経過後にモータの回転制御を再開するが、ドラムの回転方向を変えドラムを起動制御すれば、たとえば布がドラムと受け筒の間に挟まった場合でも改善することができる。また、規定値までモータ起動をリトライするごとにドラムの回転方向を変えても良い。
請求項3の本発明の実施例を、図7のフローチャートで説明する。ステップ238で規定値カウンターEが規定値以上の場合には、ステップ240でエラー処理する。例えば、H57などのコードを表示部45に表示させて使用者に報知する。使用者は、表示部で確認し、ドラムの蓋を開けて洗濯物の状態を確認し、布がドラムと受け筒の間に挟まっている場合には、洗濯物を取り除く。洗濯機が故障している場合には、サービスに連絡して表示部に表示されているエラーコード、たとえばH57が表示されていたことを伝えることで、故障箇所が想定できるため早期に修理することができる
本発明によれば、グランドからシャント抵抗に流れる負方向の電流を検出できる手段を具
備することで、例えば、布がドラムと受け筒の間に噛み込んだ場合、規定時間に規定の電流を上げ、噛み込みを回避するモータ起動制御の時、IPMのFWD(還流ダイオ−ド)を保護することが可能であり、家庭用、業務用の洗濯機に有用である。
19 排水弁
20 回転ドラム
23 回転軸
24 DCブラシレスモータ
26 プーリ
27 Vベルト
29 洗濯機本体
31 蓋ロック
32 ダンパー
33 排水経路
36 給水弁
41 IGBT駆動部
42 センサー信号検出部
43 PWM制御部
45 表示部
46 電流検知部
47 過電流検知部
48 スイッチング手段駆動部
49 交流電源
50 スイッチング手段
54 チョークコイル
55 整流回路
56 平滑コンデンサー
58a UP IGBT
58b VP IGBT
58c WP IGBT
59a UN IGBT
59b VN IGBT
59c WN IGBT
60a UP FWD
60b VP FWD
60c WP FWD
61a UN FWD
61b VN FWD
61c WN FWD
62a U相シャント抵抗
62b V相シャント抵抗
62c W相シャント抵抗
63a センサー信号CS1
63b センサー信号CS2
63c センサー信号CS3
64 マイコン

Claims (3)

  1. 交流電源と、前記交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−タ回路により駆動するモ−タと、前記モータの電流を少なくとも1つ以上のシャント抵抗で検知し、少なくともグランドからシャント抵抗に流れる負の電流を検知する電流検知部を具備し、モータの起動時に、モータを起動制御できない場合に、電流検出部で検出したグランドからシャント抵抗に流れる電流を検出して、予め設定された閾値と比較し、前記閾値より大きい場合、モータへの駆動制御を停止することを特徴とする洗濯機。
  2. モータを一時停止した後の再起動回数を検知するリトライ回数検知手段を具備し、設定回数までモータを再起動させることを特徴とする請求項1の洗濯機。
  3. リトライ回数検知手段により検知した回数が設定値と達した時に、モータを停止した後に表示部に異常報知することを特徴とする請求項2の洗濯機。
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