JP6289787B1 - 挿入装置の制御装置及び挿入装置 - Google Patents

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Abstract

制御装置(200)は、回転体を駆動するためのモータ(150)を駆動するためのモータ電流値を検出するモータ電流検出部(201)と、モータ電流値が切り替え値になるまではモータ(150)の回転速度が目標回転速度になるようにモータ(150)を制御する速度制御方式でモータ(150)を制御し、モータ電流値が切り替え値になったときにモータ電流値が目標電流値になるようにモータ(150)を制御するトルク制御方式に切り替えてモータ(150)を制御する制御部(202)とを備える。

Description

本発明は、挿入装置の制御装置及び挿入装置に関する。
一般に、内視鏡装置等の挿入装置は、管腔内に挿入される。このような挿入装置のうちで自走式の挿入装置が知られている。この種の自走式の挿入装置では、例えば挿入部の周囲に設けられた回転体をモータによって回転させることによる推進力によって挿入部を進退させる。このような挿入装置では、使用者による挿入部の挿入又は抜去操作が補助される。
一般の挿入装置は、モータのトルク(モータ電流)が所定値以上となったときに回転を停止させるトルクリミット機能を有している。例えば日本国特開2008−093029号公報において提案されている回転自走式内視鏡システムは、挿入部の挿入量に応じて、トルクリミット機能を動作させるか否かを判定するために用いられる所定値であるトルクリミット値を変化させるようにしている。
通常、自走式の挿入装置のモータの制御方式には、使用者によって指定された回転速度で回転体が回転するようにモータを制御する速度制御方式が用いられている。ここで、速度制御方式では、回転体にかかる負荷の制御が困難である。すなわち、速度制御方式では、使用者が回転体に負荷がかかっていることに気づいたとしてもすぐには負荷を軽減することは困難であり、結果として、トルクリミット機能が働いてしまう。この場合、挿入部の挿入は中断されてしまう。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、モータのトルクの必要以上の上昇を抑制することが可能な挿入装置の制御装置及び挿入装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の挿入装置の制御装置は、細長形状の挿入部と、回転駆動されて前記挿入部を進退させる自走機構と、前記自走機構に駆動力を供給するモータとを有する挿入装置の制御装置であって、前記モータを駆動するための駆動電流値を検出する駆動電流検出部と、前記駆動電流値が所定の切り替え値以上になるまでは前記モータの回転速度が目標回転速度になるように前記モータを制御する速度制御方式で前記モータを制御し、前記駆動電流値が前記切り替え値以上になったときに前記駆動電流値が目標電流値になるように前記モータを制御するトルク制御方式に切り替えて前記モータを制御する制御部とを具備する。
前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の挿入装置は、細長形状の挿入部と、回転駆動されて前記挿入部を進退させる自走機構と、前記自走機構に駆動力を供給するモータと、前記モータを駆動するための駆動電流値を検出する駆動電流検出部と、前記駆動電流値が所定の切り替え値以上になるまでは前記モータの回転速度が目標回転速度になるように前記モータを制御する速度制御方式で前記モータを制御し、前記駆動電流値が前記切り替え値以上になったときに前記駆動電流値が目標電流値になるように前記モータを制御するトルク制御方式に切り替えて前記モータを制御する制御部とを具備する。
本発明によれば、モータのトルクの必要以上の上昇を抑制することが可能な挿入装置の制御装置及び挿入装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る挿入装置の一例としての内視鏡システムの構成の概略を示す図である。 図2は、内視鏡システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図3は、図2の処理中のモータ制御方式の変化を示した図である。 図4Aは、速度制御方式におけるフットスイッチの踏み込み量と目標回転速度との関係を示す図である。 図4Bは、トルク制御方式におけるフットスイッチの踏み込み量と目標電流値との関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る挿入装置の一例としての内視鏡システムの構成の概略を示す図である。この図に示すように、内視鏡システム1は、内視鏡100と、制御装置200と、光源装置300と、内視鏡画像観察モニタ400と、外部表示ユニット500と、フットスイッチ600とを有している。内視鏡100は、回転自走式の内視鏡であって、挿入部110を有している。挿入部110は、細長形状であり、生体内に挿入されるように構成されている。また、内視鏡100は、内視鏡100の各種操作を行うためのコントロールユニット160を有している。コントロールユニット160は、使用者によって保持される。ここでは挿入部110の先端の側を先端側と称する。また、挿入部110のコントロールユニット160が設けられている側を基端側と称する。挿入部110の先端側から基端側に沿った方向を長手方向とする。内視鏡100のコントロールユニット160と光源装置300とは、ユニバーサルケーブル190によって接続されている。
挿入部110は、先端硬性部112と、湾曲部114とを有する。先端硬性部112は、挿入部110の最先端の部分であり、湾曲しないような構成を有している。湾曲部114は、先端硬性部112の基端側に形成されている部分であり、コントロールユニット160に設けられた操作部161の操作に応じて能動的に湾曲する部分と、外力によって受動的に湾曲する部分とを有する。
先端硬性部112は、撮像素子120と照明レンズ121とを有している。撮像素子120は、例えば挿入部110の先端側の被写体像に基づく画像信号を生成する。撮像素子120で生成された画像信号は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を通る図示しない画像信号用信号線を介して光源装置300に伝送される。照明レンズ121は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を通る図示しない光ファイバを介して光源装置300から導かれた光を拡散して射出する。
挿入部110の湾曲部114には、コントロールユニット160に内蔵されたモータ150の駆動力を伝達するための回転部130が取り付けられている。また、回転部130の先端側には、回転体であるパワースパイラルチューブ132が取り付けられている。パワースパイラルチューブ132は、例えばゴムや樹脂といった軟性材料により筒形状に形成され、湾曲部114の長手軸周りに回転可能に装着されている。パワースパイラルチューブ132の外周面には、パワースパイラルチューブ132の長手軸に沿って螺旋形状のフィン134が設けられている。なお、パワースパイラルチューブ132は、回転部130から取り外し可能に構成されていても良い。
また、パワースパイラルチューブ132は、コントロールユニット160に設けられたアクチュエータとしてのモータ150に接続されている。モータ150は、コントロールユニット160及びユニバーサルケーブル190を通る図示しないアクチュエータ電流信号用信号線を介して光源装置300に接続されている。さらに、モータ150は、光源装置300を介して制御装置200に接続されている。
モータ150は、フットスイッチ600を用いた操作によって動作する。モータ150の回転力は、回転部130に伝達される。その結果、パワースパイラルチューブ132に設けられたフィン134は、長手軸周りに回転する。
フィン134が例えば管腔内壁といった壁部に接した状態で回転すると、摩擦力が発生する。例えば小腸や大腸においては、小腸や大腸の内壁に存在する襞にフィン134が接触することによって挿入部110に摩擦力が作用する。この摩擦力によって挿入部110が自走する。挿入部110が自走することにより、使用者による挿入部110の挿入作業及び抜去作業が補助される。また、モータ150は、パルス発生部を有している。パルス発生部は、モータ150の回転速度に応じたパルス信号(回転速度信号)を生成し、回転速度信号を、ユニバーサルケーブル190を通る回転速度信号線を介して光源装置300に入力する。さらに、光源装置300は、回転速度信号を制御装置200に入力する。この回転速度信号によってモータ150の回転速度が制御される。
内視鏡画像観察モニタ400は、例えば液晶ディスプレイといった一般的な表示素子を有する。内視鏡画像観察モニタ400は、例えば撮像素子120で得られた画像信号に基づく内視鏡画像を表示する。
フットスイッチ600は、前進(FORWARD、F)ペダル602と後退(BACKWARD、B)ペダル604とを含む。このフットスイッチ600は、目標回転速度及び目標電流値を指定するための操作部である。ここで、Fペダル602は、使用者により踏まれることにより、モータ150を正転させるための指示信号を発する。Bペダル604は、使用者により踏まれることにより、モータ150を逆転させるための指示信号を発する。また、Fペダル602及びBペダル604は、それぞれ、踏み込みの強さに応じた大きさの信号を発生させるように構成されている。
外部表示ユニット500は、LED等の表示素子を用いて構成された表示装置であり、モータ電流検出部201から入力されたモータ電流値に基づいて使用者にモータ150のトルク(モータ電流)の大きさを示すための表示を行う。
制御装置200は、内視鏡システム1の各部を制御する。制御装置200は、モータ電流検出部201と、制御部202と、モータ駆動回路203とを有する。
駆動電流検出部としてのモータ電流検出部201は、モータ駆動回路203から出力される駆動電流としてのモータ電流の値を検出する。そして、モータ電流検出部201は、検出したモータ電流値を外部表示ユニット500に入力する。
制御部202は、例えばCPUやASICによって構成され、速度制御部/トルク制御部2011の機能と、制御方式切り替え判定部2012の機能と、トルクリミット検出部2013の機能とを有する。制御部202の各機能は、単一のハードウェア又はソフトウェアによって実現されてもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアによって実現されてもよい。また、一部の機能は、制御部202と別個に設けられていてもよい。
速度制御部/トルク制御部2011は、モータ150を速度制御方式とトルク制御方式の何れかで制御する。速度制御方式は、モータ150の回転速度を目標回転速度とするようにモータ150を制御する制御方式である。トルク制御方式は、モータ電流値(モータ150のトルクの値に対応している)を目標電流値とするようにモータ150を制御する制御方式である。モータ150を速度制御方式で制御するとき、速度制御部/トルク制御部2011は、目標回転速度の値をモータ駆動回路203に入力する。目標回転速度の値は、例えばフットスイッチ600の踏み込み量に応じて設定される。また、モータ150をトルク制御方式で制御するとき、速度制御部/トルク制御部2011は、目標電流値をモータ駆動回路203に入力する。目標電流値は、後で説明する切り替え値よりも大きく、かつ、トルクリミット値よりも小さい値であって、例えばフットスイッチ600の踏み込み量に応じて設定される。
制御方式切り替え判定部2012は、速度制御部/トルク制御部2011におけるモータ制御方式の切り替えを行うか否かを判定する。具体的には、制御方式切り替え判定部2012は、モータ電流値が切り替え値未満の間は、速度制御部/トルク制御部2011によるモータ制御方式を速度制御方式に切り替え、モータ電流値が切り替え値以上となったときに、速度制御部/トルク制御部2011によるモータ制御方式をトルク制御方式に切り替える。さらに、制御方式切り替え判定部2012は、モータ制御方式をトルク制御方式に切り替えた後は、フットスイッチ600の踏み込み量が所定値以下となるか又はモータ150の回転速度が所定値以上となったときに、モータ制御方式を速度制御方式に切り替える。この切り替えの詳細については後で説明する。
トルクリミット検出部2013は、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値が所定の電流閾値であるトルクリミット値以上であるか否かを判定する。トルクリミット検出部2013は、モータ電流がトルクリミット値以上であると判定したときに、モータ150にトルクリミットをかけると判断する。ここで、トルクリミットとは、モータ駆動回路203からモータ150へのモータ電流の供給を停止することによってモータ150を停止させ、これによってモータ150のトルクの上昇を抑制する処理である。
モータ駆動回路203は、速度制御方式のときには、コントロールユニット160のパルス発生部から入力される回転速度信号を所定のサンプリング期間毎に取り込み、取り込んだ回転速度信号をフィードバック信号として、モータ150の回転速度をフットスイッチ600の踏み込みの強さに応じた目標回転速度とするようにモータ電圧を変更する。また、モータ駆動回路203は、トルク制御方式のときには、モータ電流をフットスイッチ600の踏み込みの強さに応じた目標電流値とするようにモータ電圧を変更する。
記憶部204は、電源を切っても内容が保存される記録媒体、例えばFLASHメモリであって、制御装置200を動作させるためのプログラム、及び切り替え値、トルクリミット値等のデータを記録している。
光源装置300は、スコープ接続検出コネクタ191を有している。このスコープ接続検出コネクタ191を介して内視鏡100が光源装置300に装着される。スコープ接続検出コネクタ191を介して内視鏡100が光源装置300に装着されると、内視鏡100から制御装置200の制御部202に対してスコープ接続検出信号が入力される。これにより、制御部202は、内視鏡100の装着を検出する。また、光源装置300は、例えば白色LED又はキセノンランプを有し、ユニバーサルケーブル190内の図示しない光ファイバに光を入力する。この光は、照明レンズ121から照射される。また、光源装置300は、挿入部110及びユニバーサルケーブル190を介して入力された画像信号に対して画像処理を施す。また、光源装置300は、処理した画像信号を内視鏡画像観察モニタ400に入力することで内視鏡画像観察モニタ400に内視鏡画像を表示させる。
以下、本発明の一実施形態に係る内視鏡システム1の動作を説明する。図2は、内視鏡システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図2の動作は、制御装置200の制御部202によって制御される。この動作は、例えば内視鏡システム1の電源がオンされたときに開始される。なお、図2の動作と並行して、撮像素子120で得られた画像信号に基づく内視鏡画像を内視鏡画像観察モニタ400に表示させる処理等が行われる。また、図3は、図2の処理中のモータ制御方式の変化を示した図である。
ステップS1において、制御部202は、初期設定を行う。初期設定では、制御部202は、例えば内視鏡100の接続の確認、各種の設定値の初期化を行う。初期設定の後、処理はステップS2に移行する。なお、ここでは内視鏡100は装着済みであるとして説明を続けるが、実際には内視鏡100が装着されるまで処理はステップS2に移行しない。
ステップS2において、制御部202は、フットスイッチ600の踏み込みがあったか否かを判定する。ここでの踏み込みは、Fペダル602及びBペダル604の何れかである。ステップS2において、フットスイッチ600の踏み込みがないと判定されたときに、処理はステップS3に移行する。ステップS2において、フットスイッチ600の踏み込みがあったと判定されたときに、処理はステップS4に移行する。
ステップS3において、制御部202は、モータ駆動回路203からのモータ電流の供給を停止させることによってモータ150を停止させる。その後、処理はステップS2に戻る。
ステップS4において、制御部202は、速度制御方式でモータ150を制御する。すなわち、制御部202は、モータ150の回転速度がフットスイッチ600の踏み込み量に応じた目標回転速度となるようにモータ電圧を変更する。その後、処理はステップS5に移行する。図4Aは、速度制御方式におけるフットスイッチ600の踏み込み量と目標回転速度との関係を示す図である。図4Aに示すように、速度制御方式では、フットスイッチ600の踏み込み量に対して目標回転速度は線形に変化するようになっている。そして、フットスイッチ600の踏み込み量が最大踏み込み量となったときに目標回転速度は最大回転速度となる。したがって、モータ150の制御方式が速度制御方式である間は、図3に示すように、フットスイッチ600の踏み込み量に応じた回転速度が維持される。そして、モータ150の回転速度が最大回転速度となった後は、モータ150の回転速度は最大回転速度で維持される。ここで、フットスイッチ600の踏み込み量に応じた回転速度を維持するためには、体内負荷に反してモータ150を駆動する必要がある。このためには、モータ電圧を高くする必要がある。結果として、速度制御方式では、フットスイッチ600の踏み込みに応じてモータ150のトルク(モータ電流)は上昇する。
また、図4Aの例では、踏み込み量が所定のフットスイッチ踏み込み遊び量を超えるまでは目標回転速度は0から増えないようになっている。これは、使用者によるフットスイッチ600の踏み込みの意図を正しく検知するためである。このようなフットスイッチ踏み込み遊び量が設定されていることにより、使用者の意図しないフットスイッチ600の踏み込みによる挿入部110の誤動作が抑制される。
ステップS5において、制御部202は、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値(トルクの値)を示す表示を外部表示ユニット500に行う。トルクの値は、例えばモータ電流値に応じた数のゲージを点灯させることで行われる。
ステップS6において、制御部202は、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値が設定された切り替え値以上であるか否かを判定する。切り替え値は、トルクリミット値よりも小さい所定の電流値であり、例えば記憶部204に記憶されている。ステップS6において、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値が設定された切り替え値未満であると判定されたときには、処理はステップS2に戻る。この場合、速度制御方式でのモータ150の制御が継続される。ステップS6において、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値が設定された切り替え値以上であると判定されたときには、処理はステップS7に移行する。
ステップS7において、制御部202は、トルク制御方式でモータ150を制御する。すなわち、制御部202は、モータ電流値がフットスイッチ600の踏み込み量に応じた目標電流値となるようにモータ電圧を変更する。その後、処理はステップS8に移行する。目標電流値は、フットスイッチ600の踏み込み量に応じて決定される値であり、切り替え値よりも大きく、トルクリミット値よりも小さい電流値である。図4Bは、トルク制御方式におけるフットスイッチ600の踏み込み量と目標回転速度との関係を示す図である。図4Bに示すように、トルク制御方式では、フットスイッチ600の踏み込み量に対して目標電流値は線形に変化するようになっている。そして、フットスイッチ600の踏み込み量が最大踏み込み量となったときに目標電流値は最大目標電流値となる。したがって、モータ150の制御方式がトルク制御方式である間は、図3に示すように、フットスイッチ600の踏み込み量に応じたモータ電流値が維持される。そして、モータ電流値が最大目標電流値となった後は、モータ電流値は最大目標電流値で維持される。最大目標電流値もトルクリミット値よりも小さいので、モータ電流値が最大目標電流値で維持されている間はトルクリミット機能が働くことはない。ここで、フットスイッチ600の踏み込み量に応じたモータ電流値を維持するためには、体内負荷が大きくなったとしてもモータ電流を大きくすることはできない。結果として、体内負荷が増加している条件下においては、トルク制御方式では、フットスイッチ600の踏み込みに応じてモータ150の回転速度は低下する。
また、図4Bに示すように、踏み込み量が所定値以下となったときにモータ150の制御方式はトルク制御方式から速度制御方式に切り替えられる。この切り替えについては後で詳しく説明する。
ステップS8において、制御部202は、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値(トルクの値)を示す表示を外部表示ユニット500に行う。
ステップS9において、制御部202は、フットスイッチ600の踏み込み量が所定値以下か否かを判定する。この踏み込み量は、例えば速度制御方式のときの最大の目標回転速度に対応した踏み込み量よりも小さい量である。ステップS9において、フットスイッチ600の踏み込み量が所定値以下であると判定されたときには、処理はステップS2に戻る。この場合、モータ150の制御方式は、トルク制御方式から速度制御方式に戻る。目標回転速度が下げられているので、速度制御方式でモータ150の制御がされたとしても、モータ電流値がトルクリミット値以上となる可能性は低いと考えられる。このため、モータ150の制御方式が速度制御方式に切り替えることができる。切り替えにより、内視鏡100の挿入又は抜去操作は効率よく行われる。ステップS9において、フットスイッチ600の踏み込み量が所定値以下でないと判定されたときには、処理はステップS10に移行する。
ステップS10において、制御部202は、モータ150の回転速度が所定の切り替え回転速度以上となったか否かを判定する。切り替え回転速度は、速度制御方式のときの最大の目標回転速度、すなわちフットスイッチ600の踏み込み量が最大量のときの目標回転速度と一致しているか又はそれよりも大きな値である。ステップS10において、モータ150の回転速度が所定の切り替え回転速度以上であると判定されたときには、処理はステップS2に戻る。この場合、モータ150の制御方式は、トルク制御方式から速度制御方式に戻る。トルク制御方式では、モータ電流を一定とするように制御がされるので、体内負荷が小さくなると結果としてモータ150の回転速度は上昇する。体内負荷が小さいということはモータ150のトルクも小さくできることを意味している。したがって、速度制御方式でモータ150の制御がされたとしても、モータ電流値がトルクリミット値以上となる可能性は低いと考えられる。このため、モータ150の制御方式が速度制御方式に切り替えられることによって、内視鏡100の挿入又は抜去は効率よく行われる。ステップS10において、モータ150の回転速度が所定の切り替え回転速度以上でないと判定されたときには、処理はステップS11に移行する。
ステップS11において、制御部202は、モータ電流検出部201で検出されたモータ電流値がトルクリミット値以上であるか否かを判定する。トルクリミット値は、例えば記憶部204に記憶されている。ステップS11において、モータ電流値がトルクリミット値以上でないと判定されたときには、処理はステップS7に戻る。この場合、トルク制御方式でのモータ150の制御が継続される。ステップS11において、モータ電流値がトルクリミット値以上であると判定されたときには、処理はステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部202は、モータ駆動回路203からのモータ電流の供給を停止させることによってモータ150を停止させる。前述したように、トルク制御方式では、基本的にはモータ電流値がトルクリミット値以上となることはない。しかしながら、何らかの擾乱によってトルク制御方式であってもモータ電流値がトルクリミット値以上となる可能性もあるので、この場合にはモータ150は停止される。
ステップS13において、制御部202は、トルクリミット機能が動作したことを使用者に対して報知する。この報知は、例えば外部表示ユニット500を用いて行われる。
ステップS14において、制御部202は、フットスイッチ600の踏み込みが解除されたか否かを判定する。ここでの踏み込みは、Fペダル602及びBペダル604の両方である。ステップS14において、フットスイッチ600の踏み込みが解除されていないと判定されたときには、処理はステップS13に戻る。ステップS14において、フットスイッチ600の踏み込みが解除されたと判定されたときには、処理はステップS2に戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、モータ電流がトルクリミット値よりも小さい値である切り替え値以上となったときにモータ150の制御方式が速度制御方式からトルク制御方式に切り替えられる。トルク制御方式では、挿入部110の回転速度は低下するものの、モータ電流の上昇は抑制される。これにより、トルクリミット機能は頻繁には動作しない。
また、トルク制御方式に切り替えられた後は、フットスイッチ600の踏み込み量が小さくなった場合又は体内負荷の減少によって回転速度が上昇した場合にモータ150の制御方式がトルク制御方式から速度制御方式に切り替えられる。これにより、使用者は、挿入部110の挿入又は抜去操作をより効率よく行うことが可能になる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、前述の実施形態では、内視鏡100の挿入部110を進退させる回転体は、パワースパイラルチューブ132である。これに対し、本実施形態の技術は、回転体によって挿入部110を進退させる各種の挿入装置に適用可能である。
また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータである制御部202に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、制御部202は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。

Claims (5)

  1. 細長形状の挿入部と、回転駆動されて前記挿入部を進退させる自走機構と、前記自走機構に駆動力を供給するモータとを有する挿入装置の制御装置であって、
    前記モータを駆動するための駆動電流値を検出する駆動電流検出部と、
    前記駆動電流値が所定の切り替え値以上になるまでは前記モータの回転速度が目標回転速度になるように前記モータを制御する速度制御方式で前記モータを制御し、前記駆動電流値が前記切り替え値以上になったときに前記駆動電流値が目標電流値になるように前記モータを制御するトルク制御方式に切り替えて前記モータを制御する制御部と、
    を具備する制御装置。
  2. 前記制御部は、前記駆動電流値が前記切り替え値よりも大きな電流値であるトルクリミット値になったときに前記モータを停止させるように制御する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記目標電流値は、前記切り替え値よりも大きく、かつ、前記トルクリミット値よりも小さい請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記目標回転速度及び前記目標電流値を指定するための操作部をさらに具備し、
    前記制御部は、前記トルク制御方式に切り替えた後、前記操作部の操作量が第1の所定値以下となったとき又は前記モータの回転速度が第2の所定値以上となったときに前記速度制御方式に切り替えて前記モータを制御する請求項1に記載の制御装置。
  5. 細長形状の挿入部と、
    回転駆動されて前記挿入部を進退させる自走機構と、
    前記自走機構に駆動力を供給するモータと、
    前記モータを駆動するための駆動電流値を検出する駆動電流検出部と、
    前記駆動電流値が所定の切り替え値以上になるまでは前記モータの回転速度が目標回転速度になるように前記モータを制御する速度制御方式で前記モータを制御し、前記駆動電流値が前記切り替え値以上になったときに前記駆動電流値が目標電流値になるように前記モータを制御するトルク制御方式に切り替えて前記モータを制御する制御部と、
    を具備する挿入装置。
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