JP6288446B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
現在、クライアント装置の電池残量が少なくなった場合に、サーバ装置とクライアント装置間の通信のデータ量を低減させると共にクライアント装置の処理の負荷を軽減し、モバイル性を有しているクライアント装置の消費電力を低減させるシステムがある。例えば、特許文献1に記載の技術は、クライアント装置の電池残量をサーバ装置へ送信し、サーバ装置がその電池残量に基づいてコンテンツのデータ量を低減させるように加工し、低減されたコンテンツデータをクライアント装置へ送信することにより、電池残量の減少したクライアント装置がコンテンツの再生負荷を減少させるものである。具体的には、サーバ装置は、クライアント装置の電池残量が5分の1以下であれば、動画像であるコンテンツおよび静止画像であるコンテンツを削除し、テキストデータのみをクライアント装置に送信する。
特開2007−267335号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電池残量がかなり少なく(5分の1以下に)なった場合であっても、機器(クライアント装置)にデータ(テキストデータ)を送信するため、電池残量の消耗を招き、機器を安定して使用することができない、という問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、機器の電池残量が少なくなった場合であっても、電池残量の消耗を抑制して長時間に亘って安定して機器を使用することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の態様は、電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置であって、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
(2)また、本発明の第2の態様は、上述の情報処理装置において、前記定義情報記憶部は、データのフォーマットを示すフォーマット定義情報を機器ごとにさらに記憶し、前記機器特定部が特定した前記機器に応じたフォーマット定義情報に基づいて、前記通信制御部が前記機器から受信したデータのデータフォーマットを変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換部が変換したデータフォーマットで前記データを送信するデータ通信部と、をさらに備えることを特徴とする。
(3)また、本発明の第3の態様は、電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記機器は、電池残量と機器に関する情報とを送信し、前記情報処理装置は、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、を備えることを特徴とする情報処理システムである。
(4)また、本発明の第4の態様は、電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置における情報処理方法であって、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得過程と、前記機器情報取得過程が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定過程と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定過程が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得過程が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整過程と、前記通信手段調整過程が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御過程と、を有することを特徴とする情報処理方法である。
(5)また、本発明の第5の態様は、電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置のコンピュータに、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得ステップと、前記機器情報取得ステップが取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定ステップと、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定ステップが特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得ステップが取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整ステップと、前記通信手段調整ステップが決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御ステップと、を実行させるための情報処理プログラムである。
本発明によれば、機器の電池残量が少なくなった場合であっても、電池残量の消耗を抑制して長時間に亘って安定して機器を使用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る定義情報記憶部が記憶する通信手段定義情報の一例を示すテーブルである。 第1の実施形態に係る通信処理部の通信処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る定義情報記憶部が記憶するデータ定義および変換規則を含むフォーマット定義情報の一例を示すテーブルである。 第2の実施形態に係る送信データのデータフォーマットの一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るデータ取得部が機器に送信するデータ送信要求のデータフォーマットの一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る機器から送信されるデータ情報およびデータフォーマットの一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る機器から送信されるデータ情報およびデータフォーマットの他の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るフォーマット変換部が生成した送信データおよびデータフォーマットの一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る通信処理部の通信処理の一例を示すフローチャートである。 通信手段定義情報の他の例を示すテーブルである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムS1の構成の一例を示す概略ブロック図である。
図1に示すように、情報処理システムS1は、データ管理サーバ装置1と、定義情報サーバ装置2と、情報処理装置3と、機器4と、を含んで構成される。情報処理装置3は、記憶部31と、入力部32と、第3通信部33と、制御部34と、第1通信部35と、表示部36と、第2通信部37と、を含んで構成される。
データ管理サーバ装置1は、インターネットなどの通信路を介して、情報処理装置3に通信接続されている。なお、データ管理サーバ装置1には、複数の情報処理装置3が通信接続されていてもよい。データ管理サーバ装置1は、後述する情報処理装置3が機器4から受信した測定データをデータ変換し、データ変換した測定データのデータフォーマットを変換して生成した送信データをコンテンツ記憶装置11に記憶する。コンテンツ記憶装置11は、送信データを記憶している。
定義情報サーバ装置2は、インターネットなどの通信路を介して、情報処理装置3に通信接続されている。なお、定義情報サーバ装置2には、複数の情報処理装置3が通信接続されていてもよい。定義情報サーバ装置2は、機器4を特定するための機器特定情報に対応する定義情報を定義情報記憶装置21から読み出す。定義情報記憶装置21は、定義情報を記憶している。定義情報には、通信手段定義情報が含まれる。通信手段定義情報は、機器4の電池残量に対応する通信手段を示すデータである。定義情報サーバ装置2は、情報処理装置3から機器特定情報を含む問い合わせを受けると、当該問い合わせに対する応答として、当該機器特定情報に対応する定義情報を情報処理装置3に返す。
情報処理装置3は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどである。情報処理装置3は、機器4と当該機器4のアドレス、認証キー、暗号化キーなどを交換して通信接続を確立する。そして、情報処理装置3は、機器4から機器情報を取得し、当該機器情報に基づいて定義情報を特定する機器特定情報を生成する。情報処理装置3は、機器4から当該機器4により測定された測定データを取得し、機器特定情報に基づいて測定データをデータ変換し、データ変換した測定データのデータフォーマットを変換して送信データを生成し、当該送信データをデータ管理サーバ装置1に送信する。機器4の一例は、生体の状態を測定する生体測定機器であり、例えば、歩数計、活動量計、体重計、体組成計、血圧計、脈拍計、体温計などである。また、機器4の別の一例は、情報表示装置であり、例えば、スマートウォッチなどである。機器4は電池で駆動する。機器4は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの通信路を介して、測定データを情報処理装置3に送信する。ここで、測定データには、測定項目に対応する一つまたは複数のデータ情報が含まれる。また、機器4は、自装置の電池残量と機器に関する情報とを情報処理装置3に送信する。
次いで、情報処理装置3の構成を説明する。
記憶部31は、RAM(Random Access Memory;ランダムアクセスメモリ)、マスクROM(Read Only Memory:ロム)、FeRAM(Ferroelectric Randam Access Memory:強誘電体メモリ)、フラッシュメモリ、メモリカード、ハードディスク、SSD(Solid State Drive;ソリッドステートドライブ)などのメモリであり、制御部34が実行するプログラムおよび制御部34が当該プログラムを実行する際に必要となるデータを記憶する。当該プログラムには、アプリケーションやミドルウェアデバイスドライバ、オペレーションシステムなども含まれる。入力部32は、タッチパネル、入力キー、マウス、音声入力装置など、ユーザによる入力操作を受け付ける入力デバイスである。
第3通信部33は、無線LAN(Local Area Network;ローカルエリアネットワーク)による通信を行う。情報処理装置3の各部がデータ管理サーバ装置1との間で行う通信は、第3通信部33を介して行われる。また、情報処理装置3の各部が定義情報サーバ装置2との間で行う通信は、第3通信部33を介して行われる。なお、第3通信部33は、3G(第3世代)回線、4G回線、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access;ワイマックス)、LTE(Long Term Evolution)などのその他の無線通信、あるいは、インターネットなどの有線通信を行ってもよい。
制御部34は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を備え、記憶部31が記憶するプログラムを実行することで、情報処理装置3の各部を制御する。第1通信部35は、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)による通信を行う。第2通信部37は、Classic Bluetooth(登録商標)による通信を行う。第1通信部35は、第2通信部37と比べて、通信速度が低速であり、消費電力が小さい。すなわち、第2通信部37は、第1通信部35と比べて、通信速度が高速であり、消費電力が大きい。本実施形態では、情報処理装置3の各部が機器4との間で行う通信は、第1通信部35または第2通信部37を介して行われる。表示部36は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置を備え、画像を表示する。
図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置3のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
情報処理装置3は、CPU501と、第1通信部502と、第3通信部503と、出力部504と、メモリ505と、入力部506と、第2通信部507と、を備える。CPU501と、第1通信部502と、第3通信部503と、出力部504と、メモリ505と、入力部506と、第2通信部507とは、バスB(母線)を介して相互に接続される。
CPU501は、制御部34であり、メモリ505が記憶するプログラムや各種データを読み出してプログラムを実行し、情報処理装置3を制御する。第1通信部502は、第1通信部35である。第3通信部503は、第3通信部33である。出力部504は、表示部36、スピーカなどの出力装置である。メモリ505は、記憶部31である。入力部506は、入力部32である。第2通信部507は、第2通信部37である。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理装置3の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
図3において、通信処理部30は、制御部34が記憶部31からプログラムを読み出して実行することで実現される。通信処理部30は、機器情報取得部301と、機器情報記憶部302と、機器特定部304と、定義情報取得部305と、定義情報記憶部307と、データ通信部309と、通信手段調整部311と、通信制御部312と、低速通信部313と、高速通信部314と、を含んで構成される。
機器情報取得部301は、広告(advertising)している機器4を検出し、当該機器4と接続し、情報処理装置3と機器4との間の通信に必要な通信情報を交換し、情報処理装置3と機器4との間の通信接続を確立する(ペアリング)。そして、機器情報取得部301は、当該通信情報を機器情報記憶部302に記憶させる。ここで、通信情報とは、機器4のアドレス情報、認証キー情報、暗号化キー情報などを含む通信接続を確立するための情報である。例えば、機器情報取得部301は、広告しているブルートゥース機器(機器4)を検出し、当該ブルートゥース機器と接続し、情報処理装置3とブルートゥース機器との間の通信に必要なブルートゥース機器のアドレス、認証キー情報、暗号化キー情報を交換し、情報処理装置3とブルートゥース機器との間の通信接続を確立する。機器情報取得部301は、第1通信部35および第2通信部37それぞれでペアリングを実行する。
機器情報取得部301は、通信接続された機器4が提供するサービスを検索し、当該サービスに含まれる機器情報を提供するサービスに対してデータ要求を行い、機器4から機器情報を取得する。ここで、機器情報とは、機器に関する情報(例えば、機器4の機種名および機種種別)と、機器4の電池残量とを含む情報である。なお、機器に関する情報は、機器4の機種を識別できる情報であればよく、JAN(Japanese Article Number;ジャン)コードなどの商品識別コードであってもよいし、型番や機種名であってもよいし、メーカー名と型番とのように複数の機種を識別できる情報の組み合わせであってもよい。
例えば、機器情報取得部301は、第1通信部35によりペアリングを実行して機器4との接続を確立し、確立した接続を利用して機器4の機器情報を取得する。機器情報取得部301は、機器情報を取得すると、機器4との接続を切断する。続いて、機器情報取得部301は、第2通信部37によりペアリングを実行する。なお、本実施形態では、機器情報取得部301は、第1通信部35により機器4と接続して機器情報を取得しているが、これに限らず、第2通信部37により機器4と接続して機器情報を取得してもよい。
機器情報取得部301は、通信接続を確立した機器4と、取得した機器情報と、を対応付けて機器情報記憶部302に記憶させる。例えば、機器情報取得部301は、第1通信部35におけるペアリング時に取得した機器4のアドレスと、第2通信部37におけるペアリング時に取得した機器4のアドレスと、取得した機器情報とを対応付けて機器情報記憶部302に記憶させる。
機器情報記憶部302は、機器4と機器情報とを対応付けて記憶する。具体的には、機器情報記憶部302は、機器4のアドレスと機器情報とを対応付けて記憶する。
機器特定部304は、機器情報記憶部302から機器情報に含まれるメーカー名と型番とを読み出し、当該メーカー名と型番とから機器4の定義情報を特定するための機器特定情報を生成する。そして、機器特定部304は、生成した機器特定情報を定義情報取得部305および通信手段調整部311に出力する。
なお、機器特定情報には、歩数計、活動量計、体重計、体組成計、血圧計、脈拍計、体温計などの機器4の種別が含まれてもよい。また、機器情報には、一定の共通点を有する機器4が機器群に予め分類された機器群情報が含まれてもよく、当該機器群情報が機器情報に含まれる場合、機器特定部304は、当該機器群情報と、メーカー名とから機器特定情報を生成してもよい。
なお、機器特定部304が機器特定情報に基づいて定義情報記憶部307を参照し、当該機器特定情報に対応する定義情報が定義情報記憶部307に記憶されている場合、定義情報取得部305は、定義情報の取得を行わなくてもよい。これにより、ネットワークを経由した問い合わせおよび当該問い合わせに対する応答の取得などの処理が不要になり、処理時間が短縮することができるため消費電力を削減することができる。
定義情報取得部305は、第3通信部33を介して、機器特定部304から入力された機器特定情報に基づいて定義情報サーバ装置2に問い合わせを送信し、当該問い合わせに対する応答として当該機器特定情報に対応する定義情報を取得する。この定義情報には、上述のように通信手段定義情報が含まれる。
定義情報取得部305は、機器特定情報と、取得した定義情報と、を対応付けて定義情報記憶部307に記憶させる。
定義情報記憶部307は、機器特定情報と上述の定義情報とを対応付けて記憶する。
データ通信部309は、第3通信部33によりデータ管理サーバ装置1と通信する。例えば、データ通信部309は、通信制御部312から入力された送信データに対し、データの符号化、変調、AD(Analog to Digital:アナログデジタル)変換、周波数変換、などの通信処理を施す。データ通信部309は、通信処理を施した送信データをデータ管理サーバ装置1に送信する。なお、データ通信部309は、通信処理を施した送信データを複数のデータ管理サーバ装置1に送信してもよい。
通信手段調整部311は、機器4と通信する通信手段を決定する。通信手段には、低速通信部313により通信する「低速」と、高速通信部314により通信する「高速」と、機器4と通信しない「通信しない」とがある。具体的には、通信手段調整部311は、まず、機器情報記憶部302に記憶されている機器情報の電池残量を機器情報記憶部302から読み出す。続いて、通信手段調整部311は、機器特定部304から入力された機器特定情報に対応する定義情報を定義情報記憶部307から読み出す。続いて、通信手段調整部311は、データ通信部309を介して、データ管理サーバ装置1へ機器4と通信を行う通信データの内容について問い合わせを送信し、データ管理サーバ装置1から通信データの内容を取得する。通信データの内容には、通信方向と、通信データの種別とが含まれる。通信方向は、機器4へ送信するデータか、機器4から受信するかを識別する情報である。また、通信データの種別は、機器4と通信するデータの種別である。通信手段調整部311は、続いて、読み出した通信手段定義情報に基づいて、機器4の電池残量と通信データの内容とに応じた、通信手段を決定する。
通信手段調整部311は、決定した通信手段が「低速」である場合には、データ通信部309から取得した通信データの内容を、低速通信部313を介して機器4と通信するように指示するデータを通信制御部312に出力する。また、通信手段調整部311は、決定した通信手段が「高速」である場合には、データ通信部309から取得した通信データの内容を、高速通信部314を介して機器4と通信するように指示するデータを通信制御部312に出力する。なお、通信手段調整部311は、決定した通信手段が「通信しない」である場合には、指示するデータを通信制御部312に出力せずに、データ通信部309から取得した通信データを破棄する。すなわち、通信手段調整部311は、通信手段が「通信しない」である場合には、機器4またはデータ管理サーバ装置1に対して通信データの要求をしない。
通信制御部312は、通信手段調整部311から入力されたデータに基づいて、低速通信部313または高速通信部314により機器4と通信する。具体的には、通信制御部312は、通信データの通信方向が「送信」である場合には、通信データを機器4に送信する。また、通信制御部312は、通信データの通信方向が「受信」である場合には、機器4に通信データの要求を送信して機器4から通信データを受信する。低速通信部313は、第1通信部35により機器4と通信する。高速通信部314は、第2通信部37により機器4と通信する。
なお、本実施形態では、通信データをデータ管理サーバ装置1に送受信すると説明したが、データ管理サーバ装置1の代わりに通信処理部30に予めインストールされたデータ収集用のアプリケーションと通信データを送受信してもよい。この場合、ネットワークを経由したデータ送信の必要がなくなるため、処理時間を短縮することができ、消費電力を削減することができる。また、第3通信部33が一時的に通信不可能になった場合であっても、データ収集用のアプリケーションとのデータ送受信は可能であり、表示部36を用いて通信データを確認することもできる。
図4は、第1の実施形態に係る定義情報記憶部307が記憶する通信手段定義情報の一例を示すテーブルである。
図示するように通信手段定義情報のテーブルは、通信データの種別と、種別IDと、通信方向と、機器のバッテリ残量(%)と、の各項目の列を有する行と列からなる2次元の表形式のデータである。定義情報記憶部307は、機器特定情報ごとに通信手段定義情報のテーブルを記憶している。通信データの種別は、情報処理装置3と機器4との間で送受信するデータの種別である。種別IDは通信データの種別を一意に特定するための識別情報である。通信方向は、機器4へ送信するデータであるか、機器4から受信するデータであるかを示す。通信方向「送信」は、情報処理装置3から機器4に送信するデータである。通信方向「受信」は、機器4から情報処理装置3に送信するデータである。機器のバッテリ残量(%)は、機器4の電池残量(単位はパーセント(%))に対応する通信手段が設定されている。図示する例では、電池残量が30%以上、30%未満10%以上、10%未満それぞれに対応する通信手段が設定されている。通信手段「低速」は、低速通信部313による通信を示す。通信手段「高速」は、高速通信部314による通信を示す。通信手段「通信しない」は、機器4と通信しないことを示す。
例えば、通信手段定義情報のテーブルの1行目は、通信データの種別がメール送信者アドレスであり、種別IDが1000であり、通信方向が送信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
2行目は、通信データの種別がメール本文であり、種別IDが1001であり、通信方向が送信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
3行目は、通信データの種別が添付ファイル64kB未満であり、種別IDが1002であり、通信方向が送信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が高速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
4行目は、通信データの種別が添付ファイル64kB以上であり、種別IDが1003であり、通信方向が送信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が高速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が通信しないであり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
6行目は、通信データの種別が体重であり、種別IDが2000であり、通信方向が受信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
7行目は、通信データの種別が体脂肪率であり、種別IDが2001であり、通信方向が受信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が低速であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
9行目は、通信データの種別がカメラ画像であり、種別IDが3000であり、通信方向が受信であり、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が高速であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段が通信しないであり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
図5は、第1の実施形態に係る通信処理部30の通信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、機器情報取得部301は、広告(advertising)している機器4を検出し、当該機器4と接続し、初めて通信接続される機器4か否かを判定する。機器4が初めて通信接続される場合、ステップS102に進む。一方、初めて通信接続される機器4ではない場合、ステップS103に進む。
ステップS102において、機器情報取得部301は、第1通信部35および第2通信部37それぞれにおいて、機器4と通信情報を交換し、通信接続を確立する(ペアリング実行)。
ステップS103において、機器情報取得部301は、第1通信部35または第2通信部37いずれかにより、通信接続された機器4が提供するサービスを検索し、当該サービスに含まれる機器情報を提供するサービスに対してデータ要求を行い、機器4から機器情報を取得する。その後、機器情報取得部301は、機器4との接続を切断する。
なお、本実施形態では、情報処理装置3は、ステップS102およびS103において、ペアリングを行い、接続を確立した上で機器情報を取得しているが、これに限らず、ペアリングを行わない機器4と通信する場合には、ペアリングを行わずに接続を確立して機器情報を取得するようにしてもよい。或いは、情報処理装置3は、例えば、機器4の広告に機器情報が含まれる場合等、接続を確立せずとも機器情報を取得することができる場合は、接続を確立せずに取得した機器情報を利用してもよい。
ステップS104において、機器情報取得部301は、取得した機器情報を機器情報記憶部302に記憶させる。
ステップS105において、機器特定部304は、機器情報記憶部302から機器情報を読み出し、機器情報に含まれるメーカー名と型番とから機器特定情報を生成して特定する。
ステップS106において、定義情報取得部305は、機器特定部304が特定した機器特定情報に対応する定義情報が定義情報記憶部307に記憶されているか否かを判定する。定義情報が記憶されている場合、ステップS109に進む。一方、定義情報が記憶されていない場合、ステップS107に進む。
ステップS107において、定義情報取得部305は、機器特定部304が生成した機器特定情報に基づいて定義情報サーバ装置2に問い合わせを送信し、当該問い合わせに対する応答として当該機器特定情報に対応する定義情報を取得する。
ステップS108において、定義情報取得部305は、機器特定部304が生成した機器特定情報と取得した定義情報とを対応付けて定義情報記憶部307に記憶させ、ステップS110に進む。
ステップS109において、定義情報取得部305は、機器特定部304が生成した機器特定情報に対応する定義情報を定義情報記憶部307から読み出し、ステップS110に進む。
ステップS110において、通信手段調整部311は、機器特定部304が生成した機器特定情報に対応する定義情報を定義情報記憶部307から読み出して取得する。
ステップS111において、通信手段調整部311は、機器情報記憶部302から機器情報を読み出して取得する。
ステップS112において、通信手段調整部311は、データ通信部309を介して、データ管理サーバ装置1に通信データの内容を問い合わせし、データ管理サーバ装置1から通信データの内容を取得する。
ステップS113において、通信手段調整部311は、取得した通信手段定義情報と、取得した機器情報と、取得した通信データの内容とに基づいて、通信手段を決定する。
ステップS114において、通信手段調整部311は、決定した通信手段が、「低速」であるか、「高速」であるか、「通信しない」であるかを判定する。通信手段が「低速」である場合、ステップS115に進む。また、通信手段が「高速」である場合、ステップS116に進む。また、通信手段が「通信しない」である場合、ステップS117に進む。
ステップS115において、通信制御部312は、低速通信部313により、機器4と低速のデータ通信を実行する。具体的には、通信制御部312は、通信方向が「送信」である場合、低速通信部313により、通信データの内容が示す通信データを機器4に送信する。また、通信制御部312は、通信方向が「受信」である場合、低速通信部313により、通信データの内容が示す通信データを機器4に要求し、機器4から通信データを受信する。その後、処理を終了する。
ステップS116において、通信制御部312は、高速通信部314により、機器4と高速のデータ通信を実行する。具体的には、通信方向が「送信」である場合、高速通信部314により、通信データの内容が示す通信データを機器4に送信する。また、通信制御部312は、通信方向が「受信」である場合、高速通信部314により、通信データの内容が示す通信データを機器4に要求し、機器4から通信データを受信する。その後、処理を終了する。
ステップS117において、通信手段調整部311は、通信データを破棄する。或いは、通信手段調整部311は、通信制御部312に通信データを要求しない。すなわち、通信手段調整部311は、通信制御部312に通信させない。その後、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、情報処理装置3は、電池により駆動する機器(機器4)と通信接続される情報処理装置3であって、機器(機器4)の電池残量と機器(機器4)に関する情報とを取得する機器情報取得部301と、機器情報取得部301が取得した機器(機器4)に関する情報に基づいて機器(機器4)を特定する機器特定部304と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器(機器4)ごとに記憶する定義情報記憶部307と、機器特定部304が特定した機器(機器4)に応じた通信手段定義情報を定義情報記憶部307から読み出し、読み出した通信手段定義情報と機器情報取得部301が取得した機器(機器4)の電池残量とに基づいて機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部311と、通信手段調整部311が決定した通信手段により機器(機器4)と通信する通信制御部312と、を備える。
これにより、情報処理装置3は、機器4の電池残量がかなり少なくなった場合であっても、機器特定部304で特定した機器の種類に対応した通信手段定義情報に則って、機器4の電池残量、かつ、通信データの種別に応じて、適切に通信手段の選択(通信しないの選択も含む)を行うため、電池残量の消耗を抑制し、長時間に亘って安定して機器4を使用することができる。
また、情報処理装置3は、初めて通信接続する機器4と通信する場合であっても、通信を行っている機器4を特定し、通信手段の選択について記載された通信手段定義情報を自動で定義情報サーバ装置2に問い合わせ、利用するため、情報処理装置3のソフトウェアを更新する必要がない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における情報処理システムS1の構成および情報処理装置3aのハードウェア構成は、図1および図2に示す第1の実施形態における構成と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態における定義情報は、通信手段定義情報に加えて、データのフォーマットを示すフォーマット定義情報を含む。フォーマット定義情報には、データ定義と変換規則とが含まれる。データ定義には、データ名と、データIDと、データ構造と、データの位置と、データのサイズと、データのデータ型と、単位と、が含まれる。また、変換規則には、データフォーマットにおける変換位置と、変換するデータ型を表すデータ型変換と、単位変換と、が含まれる。
定義情報記憶装置21は、通信手段定義情報とフォーマット定義情報とを含む定義情報を記憶する。
定義情報サーバ装置2は、情報処理装置3aから機器特定情報を含む問い合わせを受けると、当該問い合わせに対する応答として、当該機器特定情報に対応する定義情報(通信手段定義情報およびフォーマット定義情報)を情報処理装置3aに返す。
図6は、第2の実施形態に係る情報処理装置3aの機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
図6において、通信処理部30aは、制御部34が記憶部31からプログラムを読み出して実行することで実現される。本実施形態における通信処理部30aは、図3に示す第1の実施形態における通信処理部30の構成に加えてフォーマット変換部308を備える。なお、各図において同一部分には同一符号を付している。
機器特定部304aは、第1の実施形態における機器特定部304の機能に加えて、特定した機器特定情報をフォーマット変換部308に出力する。
通信制御部312aは、第1の実施形態における通信制御部312の機能に加えて、機器4から受信した通信データをフォーマット変換部308に出力する。
定義情報取得部305は、第3通信部33を介して、機器特定部304から入力された機器特定情報に基づいて定義情報サーバ装置2に問い合わせを送信し、当該問い合わせに対する応答として当該機器特定情報に対応する定義情報(フォーマット定義情報および通信手段定義情報)を取得する。定義情報取得部305は、機器特定情報と、取得した定義情報(フォーマット定義情報および通信手段定義情報)と、を対応付けて定義情報記憶部307に記憶させる。
定義情報記憶部307は、機器特定情報と定義情報(フォーマット定義情報および通信手段定義情報)とを対応付けて記憶する。
フォーマット変換部308は、機器特定部304から入力された機器特定情報に基づいて定義情報記憶部307からフォーマット定義情報を読み出し、当該フォーマット定義情報に含まれるデータ定義に基づいて、通信制御部312aから入力された通信データのデータ情報に付随するデータIDを判定する。そして、フォーマット変換部308は、判定したデータIDに基づいてデータ情報の種類、構成、属性を特定し、フォーマット定義情報に含まれる変換規則に基づいてデータ情報をデータ変換し、データ変換したデータ情報のデータフォーマットを変換することで送信データを生成する。フォーマット変換部308は、生成した送信データをデータ通信部309に出力する。
通信処理部30aの他の構成は第1の実施形態における通信処理部30と同様であるため、その説明を省略する。
図7は、第2の実施形態に係る定義情報記憶部307が記憶するデータ定義および変換規則を含むフォーマット定義情報の一例を示すテーブルである。
図示するようにフォーマット定義情報のテーブルT1は、定義番号と、データ名と、データIDと、データ構造と、位置と、サイズと、データ型と、単位と、変換位置と、データ型変換と、単位変換と、の各項目の列を有する行と列からなる2次元の表形式のデータである。ここで、フォーマット定義情報には、定義番号、データ名、データID、データ構造、位置、サイズ、データ型、単位のデータ定義と、変換位置、データ型変換、単位変換の変換規則と、が含まれる。定義情報記憶部307は、機器特定情報ごとにフォーマット定義情報のテーブルを記憶している。
例えば、1行目は、定義番号が1であり、データ名が体重であり、データIDがAAAAであり、データ構造が多重であり、位置が0であり、サイズが2であり、データ型が16ビット浮動小数点数であり、単位がKgであり、変換位置が(3)であり、データ型変換が最大4桁小数点第1位であり、単位変換が「そのまま」である。
2行目は、定義番号が2であり、データ名が体脂肪率であり、データIDがAAAAであり、データ構造が多重であり、位置が2であり、サイズが2であり、データ型が16ビット浮動小数点数であり、単位が%であり、変換位置が(4)であり、データ型変換が最大3桁小数点第1位であり、単位変換が「そのまま」である。
3行目は、定義番号が3であり、データ名が骨格筋率であり、データIDがAAAAであり、データ構造が多重であり、位置が4であり、サイズが2であり、データ型が16ビット浮動小数点数であり、単位が%であり、変換位置が(5)であり、データ型変換が最大3桁小数点第1位であり、単位変換が「そのまま」である。
4行目は、定義番号が4であり、データ名がタイムスタンプであり、データIDがAAAAであり、データ構造が多重であり、位置が6であり、サイズが7であり、データ型が7バイト年月日時分秒であり、単位が秒であり、変換位置が(1)であり、データ型変換が年月日時分秒(文字列)であり、単位変換が「そのまま」である。
5行目は、定義番号が5であり、データ名がユーザ番号であり、データIDがBBBBであり、データ構造が単一であり、位置が0であり、サイズが1であり、データ型が8ビット整数であり、単位が「なし」であり、変換位置が(2)であり、データ型変換が最大3桁であり、単位変換が「そのまま」である。
ここで、データ名とは、機器4から送信される測定データに含まれる情報の名称であり、データIDとは、機器4から送信される測定データに付随する識別子(Identifier;ID)である。また、データ構造には、機器4から送信される測定データのデータ構造が多重構造を表す「多重」、単一構造を表す「単一」が格納される。また、位置とは、機器4から送信される測定データに含まれるデータ情報の位置であり、サイズとは、当該データ情報のバイトサイズである。データ型とは、機器4から送信される測定データのデータ情報ごとのデータ型である。単位とは、機器4から送信される測定データのデータ情報ごとに付随する単位であり、変換位置とは、機器4から送信される測定データに含まれるデータ情報を送信データのフォーマットに埋め込む位置である。また、データ型変換とは、機器4から送信されるデータ情報を送信データに変換するときの変換方法であり、単位変換には、データ情報に付随する単位、例えば、体重に付随する単位であるkgをポンド、オンスなどへの単位を変換させるように、変換後の単位が格納される。
なお、本実施形態では、測定データに付随するデータIDが一つの場合について説明しているが、カテゴリID、データIDなど複数のIDを付随した階層型の測定データであってもよい。これにより、データ情報の数が増えた場合でも、測定データの管理を容易に行うことができる。
図8は、第2の実施形態に係る送信データのデータフォーマットの一例を示す概略図である。
図示するように、送信データのデータフォーマットは、例えば、データフォーマットの始点を表す“START”、データ名“タイムスタンプ”、区切りを表す「,」、タイムスタンプのデータ情報を格納する“(1)”、区切りを表す「,」、データ名“ユーザ番号”、区切りを表す「,」、ユーザ番号のデータ情報を格納する“(2)”、区切りを表す「,」、データ名“体重”、区切りを表す「,」、体重のデータ情報を格納する(3)、区切りを表す「,」、データ名“体脂肪率”、区切りを表す「,」、体脂肪率のデータ情報を格納する“(4)”、区切りを表す「,」、データ名“骨格筋率”、区切りを表す「,」、骨格筋率のデータ情報を格納する“(5)”、データフォーマットの終了を表す“END”の順にデータ名とデータ情報とを格納するものである。ここで、例えば、(1)は、図7のフォーマット定義情報のテーブルT1における4行目の変換位置(1)に対応する。
図9は、第2の実施形態に係る通信制御部312aが機器4に送信するデータ送信要求のデータフォーマットの一例を示す概略図である。
図示するように、データ送信要求のデータフォーマットは、データ送信要求であることを表すヘッダと通信制御部312aが取得するデータ情報のデータIDとから構成される。例えば、通信制御部312aが機器4からAAAAのデータIDのデータ情報を取得するとき、ヘッダには、送信要求であることを表す情報を格納し、データIDには、AAAAを格納することで、データ送信要求を生成する。
図10は、第2の実施形態に係る機器4から送信されるデータ情報およびデータフォーマットの一例を示す概略図である。
例えば、図10は、情報処理装置3aからデータID「AAAA」に対するデータ送信要求が送信されたときに機器4が送信するデータ情報の一例である。
図示するように、機器4から送信されるデータフォーマットには、cf、f2、c9、f0、49、f1、dd、07、02、1c、12、1e、00の順にデータ情報が格納されるバイト列が格納されている。
フォーマット変換部308は、フォーマット定義情報に含まれるデータ定義に基づいてデータ情報に付随するデータIDを判定することでデータ構成を判定する。例えば、フォーマット変換部308は、データID、AAAAからデータ構成を判定し、図7におけるフォーマット定義情報のテーブルT1の位置の項目列からcf、f2が体重を表すデータ情報、c9、f0が体脂肪率を表すデータ情報、49、f1が骨格筋率を表すデータ情報、dd、07、02、1c、12、1e、00がタイムスタンプを表すデータ情報と判定する。
図11は、第2の実施形態に係る機器4から送信されるデータ情報およびデータフォーマットの他の一例を示す概略図である。
この図11は、情報処理装置3aからデータID「BBBB」に対するデータ送信要求が送信されたときに機器4が送信するデータ情報の一例である。
図示するように、機器4から送信されるデータフォーマットには、01の順に測定データのデータ情報が格納されるバイト列である。フォーマット変換部308は、例えば、データID、BBBBからデータ構成を判定し、01がユーザ番号を表すデータ情報と判定する。
図12は、第2の実施形態に係るフォーマット変換部308が生成した送信データおよびデータフォーマットの一例を示す概略図である。
図7、図8および図10を参照して測定データのデータフォーマットの変換手段を説明する。フォーマット変換部308は、図7におけるサイズが2以上であるデータ情報に対しては、データの下位バイトからデータ変換処理を行うリトルエンディアンの方法を使用する。また、16ビット浮動小数点数のフォーマットは、順に、基数10の指数部4ビット(2の補数)、仮数部12ビット(2の補数)から構成されるものとする。
例えば、フォーマット変換部308は、図7のフォーマット定義情報のテーブルT1における1行目の体重のデータ情報のデータ型が16ビット浮動小数点数、サイズが2であることから、図10における体重を表すバイト列cf、f2からf2cfhと変換し、指数部をfh=−1、仮数部を2cfh=719と算出する。そして、フォーマット変換部308は、算出したfh=−1、2cfh=719から719×10−1=71.9と変換することで体重を表すデータ情報のデータ変換を行う。そして、フォーマット変換部308は、図7のフォーマット定義情報のテーブルT1における1行目の体重のデータ情報の変換位置が(3)であることから、図8におけるデータ名“体重”の次の“(3)”にデータ変換した71.9を格納する。
同様に、フォーマット変換部308は、体脂肪率、骨格筋率のデータ情報をデータ変換する。
例えば、フォーマット変換部308は、図7のフォーマット定義情報のテーブルT1における4行目のタイムスタンプのデータ情報のデータ型がバイト年月日時分秒、サイズが7であることから、図10における位置6から12までのバイト列、dd、07、02、1c、12、1e、00から、07ddh=2013、02h=2、1ch=28、12h=14、1eh=30、00h=00、01h=1と算出し、2013−2−28−14:30:00とタイムスタンプを表すデータ情報のデータ変換を行う。そして、フォーマット変換部308は、図7のフォーマット定義情報のテーブルT1における4行目のタイムスタンプのデータ情報の変換位置が(1)であることから、図8におけるデータ名“タイムスタンプ”の次の“(1)”にデータ変換した2013−2−28−14:30:00を格納する。
このようにして、フォーマット変換部308は、測定データをデータ変換し、測定データのデータフォーマットを変換して図12に示す送信データを生成する。
図13は、第2の実施形態に係る通信処理部30aの通信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201からS217までの処理は、上述した第1の実施形態におけるステップS101からS117までの処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS218において、通信制御部312aは、ステップS215またはS216において、機器4から通信データを受信したか否かを判定する。機器4から通信データを受信した場合、ステップS219に進む。一方、機器4から通信データを受信していない場合、処理を終了する。
ステップS219において、フォーマット変換部308は、フォーマット定義情報に基づいて通信データをデータ変換し、テータ変換した通信データのデータフォーマットを変換することで送信データを生成する。
ステップS220において、データ通信部309は、送信データを送信する。
このように、本実施形態によれば、情報処理装置3aは、第1の実施形態における情報処理装置3の構成に加えて、定義情報記憶部307は、データのフォーマットを示すフォーマット定義情報をさらに記憶し、機器特定部304が特定した機器(機器4)に応じたフォーマット定義情報に基づいて、通信制御部312aが機器(機器4)から受信したデータのデータフォーマットを変換するフォーマット変換部308と、フォーマット変換部308が変換したデータフォーマットでデータを送信するデータ通信部309と、をさらに備える。
これにより、情報処理装置3aは、第1の実施形態における効果に加えて、データ長、開始フラグ、終了フラグなどのデータフォーマットの特徴が同じ場合であっても、機器特定情報に基づいて機器を特定できるため、当該機器に応じたフォーマット定義情報に基づいてデータのデータフォーマットを変換できる。すなわち、初めて通信接続する機器4と通信する場合であっても、機器4の種類に対応したフォーマット定義情報により新たなデータフォーマットに対応できるため、情報処理装置3aのプログラムを修正する必要がない。
なお、上述した実施形態における情報処理装置3、3aの一部、例えば、通信処理部30、30aをコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、情報処理装置3,3aに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置3、3aは、ネットワークを介して定義情報サーバ装置2から定義情報(フォーマット定義情報および通信手段定義情報)を取得しているが、これに限らず、情報処理装置3、3aに接続可能な記憶媒体に定義情報を記憶しておき、当該記憶された定義情報を利用してもよい。記憶媒体は、例えば、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどの可搬記憶媒体である。或いは、機器4に張り付けられたQR(Quick Response)コード(登録商標)やRFID(Radio Frequency IDentification)に定義情報を格納してもよい。この場合、情報処理装置3、3aは、QRコード(登録商標)またはRFIDから定義情報を読み取り、読み取った定義情報を利用する。
また、上述した実施形態では、第1通信部35および第2通信部37の通信をブルートゥースとしたが、これに限らず、例えば、シリアル(例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter))やUSBなどの有線通信や、赤外線や無線LANなどの無線通信であってもよい。
また、上述した実施形態では、情報処理装置3が第1通信部35および第2通信部37の2つの通信手段を備える場合について説明したが、通信手段はこれに限らず、無線LANやZigbee(登録商標)などの無線通信手段も組み合わせて3つ以上の通信手段でも本発明を適用することができる。或いは、1つの通信手段(例えば、第1通信部35)のみを備える情報処理装置3であっても、例えば、通信手段の選択肢を「通信する」または「通信しない」の2つにすることにより、本発明の通信手段定義情報を適用することができる。
図14は、通信手段定義情報の他の例を示すテーブルである。
本例では、情報処理装置3と機器4との通信手段がBluetooth(登録商標) LE,Classic Bluetooth(登録商標),無線LAN,Zigbee(登録商標)の4つある場合について示している。
例えば、通信データの種別「メール送信者アドレス」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEであり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEであり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEである。
通信データの種別「メール本文」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEであり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEであり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
通信データの種別「添付ファイル64kB未満」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が無線LANであり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がBluetooth(登録商標) LEであり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
通信データの種別「添付ファイル64kB未満」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が無線LANであり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がClassic Bluetooth(登録商標)であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
通信データの種別「体重」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段がZigbee(登録商標)であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がZigbee(登録商標)であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
通信データの種別「体脂肪率」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段がZigbee(登録商標)であり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がZigbee(登録商標)であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
通信データの種別「カメラ画像」は、機器のバッテリ残量30%以上に対応する通信手段が無線LANであり、機器のバッテリ残量30%未満10%以上に対応する通信手段がClassic Bluetooth(登録商標)であり、機器のバッテリ残量10%未満に対応する通信手段が通信しないである。
(1)電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置であって、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
(2)前記定義情報記憶部は、データのフォーマットを示すフォーマット定義情報を機器ごとにさらに記憶し、前記機器特定部が特定した前記機器に応じたフォーマット定義情報に基づいて、前記通信制御部が前記機器から受信したデータのデータフォーマットを変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換部が変換したデータフォーマットで前記データを送信するデータ通信部と、をさらに備えることを特徴とする(1)に記載の情報処理装置。
(3)電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記機器は、電池残量と機器に関する情報とを送信し、前記情報処理装置は、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
(4)電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置における情報処理方法であって、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得過程と、前記機器情報取得過程が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定過程と、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定過程が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得過程が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整過程と、前記通信手段調整過程が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御過程と、を有することを特徴とする情報処理方法。
(5)電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置のコンピュータに、前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得ステップと、前記機器情報取得ステップが取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定ステップと、電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定ステップが特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得ステップが取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整ステップと、前記通信手段調整ステップが決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御ステップと、を実行させるための情報処理プログラム。
S1・・・情報処理システム、1・・・データ管理サーバ装置、2・・・定義情報サーバ装置、3、3a・・・情報処理装置、4・・・機器、30、30a・・・通信処理部、31・・・記憶部、32・・・入力部、33・・・第3通信部、34・・・制御部、35・・・第1通信部、36・・・表示部、37・・・第2通信部、301・・・機器情報取得部、302・・・機器情報記憶部、304,304a・・・機器特定部、305・・・定義情報取得部、307・・・定義情報記憶部、308・・・フォーマット変換部、309・・・データ通信部、311・・・通信手段調整部、312,312a・・・通信制御部、313・・・低速通信部、314・・・高速通信部

Claims (5)

  1. 電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置であって、
    前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、
    前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、
    電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、
    前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、
    前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記定義情報記憶部は、データのフォーマットを示すフォーマット定義情報を機器ごとにさらに記憶し、
    前記機器特定部が特定した前記機器に応じたフォーマット定義情報に基づいて、前記通信制御部が前記機器から受信したデータのデータフォーマットを変換するフォーマット変換部と、
    前記フォーマット変換部が変換したデータフォーマットで前記データを送信するデータ通信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記機器は、電池残量と機器に関する情報とを送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得部と、
    前記機器情報取得部が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定部と、
    電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部と、
    前記機器特定部が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を前記定義情報記憶部から読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得部が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整部と、
    前記通信手段調整部が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得過程と、
    前記機器情報取得過程が取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定過程と、
    電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定過程が特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得過程が取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整過程と、
    前記通信手段調整過程が決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御過程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  5. 電池により駆動する機器と通信接続される情報処理装置のコンピュータに、
    前記機器の電池残量と前記機器に関する情報とを取得する機器情報取得ステップと、
    前記機器情報取得ステップが取得した前記機器に関する情報に基づいて前記機器を特定する機器特定ステップと、
    電池残量に対応する通信手段を示す通信手段定義情報を機器ごとに記憶する定義情報記憶部から、前記機器特定ステップが特定した前記機器に応じた通信手段定義情報を読み出し、読み出した前記通信手段定義情報と前記機器情報取得ステップが取得した前記機器の電池残量とに基づいて前記機器と通信する通信手段を決定する通信手段調整ステップと、
    前記通信手段調整ステップが決定した通信手段により前記機器と通信する通信制御ステップと、
    を実行させるための情報処理プログラム。
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