JP6285408B2 - 溶接方法 - Google Patents

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Description

この発明は、溶接方法、特に、母材に設置された付帯部材が溶接電流による電気抵抗加熱により焼損することを未然に防止することができる溶接方法に関するものである。
図3に示すように、母材1に電気溶接を施すには、溶接機2の一方の二次側端子2aに、母材1にクランプ3により電気的に接続される母材側帰線4を接続し、溶接機2の他方の二次側端子2bに、溶接ホルダー5が取り付けられたホルダー側配線6を接続し、溶接ホルダー5に取り付けられた溶接棒と母材1との間にアークを発生させて溶接を行っている。
しかし、溶接電流が何らかの原因により母材1に設置された電気抵抗値の高い付帯部材7に流れた場合、付帯部材7が電気抵抗加熱されて、付帯部材7の保護材などが焼損するおそれがあった。
また、別の例として、図4に示すように、母材が一方の母材1aと他方の母材1bとに分離され、母材側帰線4が一方の母材1aに接続され、溶接ホルダー5の溶接棒と他方の母材1bとの間にアークを発生させて溶接を行う場合において、例えば、配線保護用の付帯部材としての可撓性金属管8が一方の母材1aと他方の母材1bと間に電気的に接触して張り渡されている場合、可撓性金属管8は、薄肉で電気抵抗値が高いので、可撓性金属管8が溶接電流により抵抗加熱されて、可撓性金属管8の保護材としての被覆ゴムが焼損するおそれがあった。
この場合、付帯部材としては、可撓性金属管8以外に、一方の母材1aと他方の母材1bとの間に張り渡されている他の金属製部材であっても、金属製部材の保護材が焼損するおそれがあった。
上述した問題は、母材1が分離されていない場合には、母材側帰線4のクランプ3による母材1への接続位置を、溶接の進行に伴って溶接個所の近傍位置にこまめに移動させれば発生しないが、クランプ3の着脱を怠ると発生するおそれがある。
また、上述したように、母材が一方の母材1aと他方の母材1bとに分離され、両者が電気的に同一でない場合には、焼損が発生するおそれがある。
溶接異常を検出方法の一例が、例えば、特許文献1に開示にされているが、この方法は、上述したように、母材1に設置された付帯部材7の溶接電流による燃焼防止を図るものではない。
特開平7−276075号公報
このようなことから、母材に設置された付帯部材の溶接電流による燃焼防止を図ることができる溶接方法の開発が望まれているが、このような溶接方法は、未だ提案されていない。
従って、この発明の目的は、母材に設置された付帯部材の溶接電流による燃焼防止を図ることができる溶接方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、溶接機の二次側端子に、母材に電気的に接続される母材側帰線と溶接ホルダーが取り付けられたホルダー側配線とを接続し、前記溶接ホルダーに取り付けられた溶接棒と前記母材との間にアークを発生させて溶接を行う溶接方法において、前記溶接機の前記母材側帰線の端子と前記母材との間の負荷電圧を求め、前記負荷電圧が設定値を超えた場合に溶接異常と判断して、前記溶接機の電源を切って、溶接を中断することに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、溶接機の二次側端子に、一方の母材に電気的に接続される母材側帰線と溶接ホルダーが取り付けられたホルダー側配線とを接続し、前記溶接ホルダーに取り付けられた溶接棒と、前記一方の母材と分離した他方の母材との間にアークを発生させて溶接を行う溶接方法において、前記溶接機の前記母材側帰線の端子と前記他方の母材との間の負荷電圧を求め、前記負荷電圧が設定値を超えた場合に溶接異常と判断して、前記溶接機の電源を切って、溶接を中断することに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記設定値は、溶接が正常に行われている場合の負荷電圧であることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記設定値は、前記母材側帰線の長さに応じて決めることに特徴を有するものである。
この発明によれば、母材に設置された付帯部材の溶接電流による燃焼防止を図ることができる。
この発明による溶接方法を示す回路図である。 この発明による別の溶接方法を示す回路図である。 従来の溶接方法を示す回路図である。 母材が分離されている場合の溶接方法を示す回路図である。
この発明の溶接方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明による溶接方法を示す回路図である。
図1において、1は、母材、2は、溶接機、4は、溶接機2の一方の二次側端子2aと母材1との間にクランプ3を介して電気的に接続された母材側帰線、6は、溶接機2の他方の二次側端子2bに接続されたホルダー側配線6であり、溶接ホルダー5が取り付けられている。
9は、検出器である。検出器9は、溶接機2の一方の二次側端子2aと母材1との間の負荷電圧(V)を求め、負荷電圧(V)が設定値を超えた場合に溶接異常と判断して、溶接機2の電源を切る機能を有している。すなわち、検出器9と一方の二次側端子2aとは、検出線10により接続され、検出器9と母材1とは、検出線11によりクランプ12を介して接続されている。負荷電圧(V)は、クランプ3とクランプ12との間の母材1の電気抵抗(R1)と、一方の二次側端子2aとクランプ3との間の電気抵抗(R2)と、溶接電流(I)とにより、下記(1)式により求める。設定値は、この状態で溶接が正常に行われている場合の電圧値である。
V=I(R1+R2) ---(1)
この発明によれば、母材1を流れる溶接電流が何らかの原因により母材1に設置された電気抵抗値の高い付帯部材7に流れた場合において、クランプ3とクランプ12との間の母材1の電気抵抗(R1)が大きくなるので、負荷電圧(V)が設定値を超え、これによって、検出器9から溶接機2に電源を切る指令が発せられるので、付帯部材7が電気抵抗加熱されて、その保護材などが焼損するおそれが回避される。
図2は、この発明による別の溶接方法を示す回路図である。
この例は、母材が一方の母材1aと他方の母材1bとに分離され、母材側帰線4が一方の母材1aにクランプ3を介して接続され、ホルダー側配線6に接続された溶接ホルダー5の溶接棒と他方の母材1bとの間にアークを発生させて溶接を行う場合において、配線保護用の付帯部材としての可撓性金属管8が一方の母材1aと他方の母材1bと間に電気的に接触して張り渡されている場合である。この場合、可撓性金属管8は、薄肉で電気抵抗値が高いので、可撓性金属管8が溶接電流により電気抵抗加熱され、可撓性金属管8の被覆ゴムが焼損するおそれがあった。
この発明によれば、検出器9と一方の二次側端子2aとを検出線10により接続し、検出器9と他方の母材1bとを、検出線11によりクランプ12を介して接続する。検出器9は、他方の母材1bの電気抵抗(R3)と、一方の母材1aと他方の母材1bとの間の電気抵抗(R4)と、一方の母材1aの電気抵抗(R5)と、一方の二次側端子2aとクランプ3との間の電気抵抗(R6)と、溶接電流(I)とにより、下記(2)式により求める。
V=I(R3+R4+R5+R6) ---(2)
この発明によれば、溶接電流が電気抵抗値の高い可撓性金属管8に流れた場合において、一方の母材1aと他方の母材1bとの間の電気抵抗(R4)が大きくなるので、負荷電圧(V)が設定値を超え、これによって、検出器9から溶接機2に電源を切る指令が発せられる。この結果、可撓性金属管8が電気抵抗加熱されて、その被覆ゴムが焼損するおそれが回避される。設定値は、この状態で溶接が正常に行われている場合の電圧値である。
なお、上記何れの溶接方法においても、設定値は、母材側帰線4の長さに応じて決めることができる。
以上、説明したように、この発明によれば、母材に設置された付帯部材の溶接電流による燃焼防止を確実に図ることができる。
1:母材
1a:一方の母材
1b:他方の母材
2:溶接機
2a:一方の二次端子
2b:他方の二次端子
3:クランプ
4:母材側帰線
5:溶接ホルダー
6:ホルダー側配線
7:付帯部材
8:可撓性金属管
9:検出器
10:検出線
11:検出線
12:クランプ

Claims (4)

  1. 溶接機の二次側端子に、母材に電気的に接続される母材側帰線と溶接ホルダーが取り付けられたホルダー側配線とを接続し、前記溶接ホルダーに取り付けられた溶接棒と前記母材との間にアークを発生させて溶接を行う溶接方法において、
    前記溶接機の前記母材側帰線の端子と前記母材との間の負荷電圧を求め、前記負荷電圧が設定値を超えた場合に溶接異常と判断して、前記溶接機の電源を切って、溶接を中断することを特徴とする溶接方法。
  2. 溶接機の二次側端子に、一方の母材に電気的に接続される母材側帰線と溶接ホルダーが取り付けられたホルダー側配線とを接続し、前記溶接ホルダーに取り付けられた溶接棒と、前記一方の母材と分離した他方の母材との間にアークを発生させて溶接を行う溶接方法において、
    前記溶接機の前記母材側帰線の端子と前記他方の母材との間の負荷電圧を求め、前記負荷電圧が設定値を超えた場合に溶接異常と判断して、前記溶接機の電源を切って、溶接を中断することを特徴とする溶接方法。
  3. 前記設定値は、溶接が正常に行われている場合の負荷電圧であることを特徴とする、請求項1または2に記載の溶接方法。
  4. 前記設定値は、前記母材側帰線の長さに応じて決めることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の溶接方法。
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