JP6282697B2 - 移動体通信端末、制御方法、制御プログラム及び移動体通信システム - Google Patents

移動体通信端末、制御方法、制御プログラム及び移動体通信システム Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信端末、制御方法、制御プログラム及び移動体通信システムに関する。
近年、特定のグループに属する複数の携帯電話、スマートフォンなどに対して、Webアクセスを一括して制限するサービスが提供されている。
例えば、非特許文献1には、携帯電話からのインターネットアクセスを一括して規制できる法人向けサービスが記載されている。非特許文献1のサービスでは、携帯電話とWebサイトとの間に配置されたビジネスケータイフィルタリング設備において、利用ポリシーに基づくアクセス制限をかけることができる。
KDDI株式会社、"ビジネスケータイフィルタリングサービス WEBフィルタリング機能"、[online]、[平成28年8月3日検索]、インターネット<URL:http://www.kddi.com/business/mobile/service/web-filtering/>
しかしながら、非特許文献1のサービスでは、移動体通信事業者がアクセス制限情報を管理する設備を運用する必要があり、移動体通信事業者による設備費用が高価である。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、移動体通信端末のアクセス制限について移動体通信事業者の設備費用の増大を抑制できる移動体通信端末、制御方法、制御プログラム及び移動体通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る移動体通信端末は、他のコンピュータ及びサーバと通信する通信部と、アクセスを許可又は禁止するURL(Uniform Resource Locator)を含むリストを前記他のコンピュータから前記通信部を介して受信する受信部と、前記受信したリストを記憶する記憶部と、ユーザによるURLの入力を取得する取得部と、前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定する判定部と、前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない要求部と、を有する。
また、本発明に係る移動体通信端末において、前記要求部は、移動体通信網を介して前記送信要求を送信し、前記他のコンピュータは、前記移動体通信網の外部に配置されることが好ましい。
また、本発明に係る移動体通信端末において、前記受信部は、ゲートウェイが前記移動体通信端末の電子メールアドレス宛の前記リストを受信し、且つ、前記リストの受信を前記移動体通信端末の電話番号宛てのメッセージで前記移動体通信端末へ通知した場合に、前記ゲートウェイから前記リストを取得することが好ましい。
また、本発明に係る移動体通信端末において、前記要求部は、前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合、前記判定されたURLのドメイン名に対応するIPアドレスを要求するメッセージをDNSサーバに送信し、前記判定部がアクセスを許可しないと判定した場合、前記メッセージをDNSサーバに送信しないことが好ましい。
本発明に係る記憶部を有する移動体通信端末の制御方法は、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを他のコンピュータから受信し、前記受信したリストを前記記憶部に記憶し、ユーザによるURLの入力を取得し、前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定し、アクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない。
本発明に係る記憶部を有する移動体通信端末の制御プログラムは、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを他のコンピュータから受信し、前記受信したリストを前記記憶部に記憶し、ユーザによるURLの入力を取得し、前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定し、アクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない、ことを前記移動体通信端末に実行させる。
本発明に係るシステムは、移動体通信端末及び他のコンピュータを有するシステムであって、前記他のコンピュータは、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを作成するリスト作成部と、前記リストを前記移動体通信端末宛てに送信するリスト送信部と、を有し、前記移動体通信端末は、前記他のコンピュータ及びサーバと通信する通信部と、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを前記他のコンピュータから前記通信部を介して受信する受信部と、前記受信したリストを記憶する記憶部と、ユーザによるURLの入力を取得する取得部と、前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定する判定部と、前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない要求部と、を有する。
本発明に係る移動体通信端末は、URLを含むリストを他のコンピュータから受信し、移動体通信端末上でリストに基づいてアクセス制限を実行できるので、アクセス制限について移動体通信事業者の設備費用の増大を抑制できる。
移動体通信システム1における処理概要の一例を示す図である。 移動体通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 管理者端末2の概略構成の一例を示す図である。 管理者端末2のMG記憶部24が記憶するグループ情報のデータ構造の一例を示す図である。 移動体通信端末3の概略構成の一例を示す図である。 移動体通信端末3の記憶部34が記憶するURLリストのデータ構造の一例を示す図である。 MMS(Multimedia Messaging Service)サーバ53の概略構成の一例を示す図である。 MMSサーバ53のMMS記憶部534が記憶する宛先変換情報の一例を示す図である。 移動体通信システム1によるURLリストの設定・更新の動作シーケンスの一例を示す図である。 移動体通信端末3によるURLアクセス処理の一例を示すフローチャートである。 移動体通信端末3によるURLアクセス処理の他の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、移動体通信システム1における処理概要の一例を示す図である。移動体通信システム1は、他のコンピュータの一例である管理者端末2(MG端末)と、移動体通信端末3、3’と、サーバの一例であるWebサーバ4、4’と、を有する。
本システムは、例えば、ある会社において複数の移動体通信端末を導入し、それらの移動体通信端末に対して同一のWebアクセス制限を実行する場合等に利用される。以下、このアクセス制限をかける主体を管理者と称する。管理者は管理者端末2を用いてアクセス制限を実行する。
以下、管理者端末2がURLのリストを作成し、移動体通信端末3へ送信し、移動体通信端末3がURLのリストに基づいたアクセス制限を実行するまでの処理の概要について説明する。
まず管理者端末2は、移動体通信端末3、3’においてアクセス可能なURLを制限するためのURLのリストを作成する。続いて管理者端末2は、作成したリストを移動体通信端末3、3’へ送信する(S1)。各移動体通信端末に送信されるリストの内容は同一である。
次に、移動体通信端末3は、管理者端末2からURLのリストを受信し(S2)、記憶する。
次に、移動体通信端末3のユーザは、例えばWebブラウザでWebアクセスするためのURLを入力する(S3)。
次に、移動体通信端末3は、記憶したURLのリストと入力されたURLとを比較し、入力されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定する(S4)。
判定の結果がアクセスを許可する場合、移動体通信端末3は判定されたURLにより特定されるWebサーバ宛てにデータの送信要求を送信する(S5)。例えば、許可されたURLのスキーム(プロトコル)がhttpであれば、GETメソッド、HEADメソッド等による要求をURLにより特定されるWebサーバへ送信する。移動体通信端末3は、要求に対する応答を受信すると、応答内容に応じた動作を行う。
一方、判定の結果がアクセスを許可しない場合、移動体通信端末3は判定されたURLにより特定されるWebサーバ宛てにデータの送信要求を送信せず、そのURLへのアクセスは禁止されていることをユーザに通知する(S5’)。以上により、管理者端末2がURLのリストを作成し、移動体通信端末3へ送信し、移動体通信端末3がURLのリストに基づいたアクセス制限を実行するまでの処理は完了する。
このように、本発明に係る移動体通信端末3は、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを管理者端末2から受信し、そのリストを用いて移動体通信端末3上でURLへのアクセス制限を実行できる。このため、アクセス制限について、移動体通信事業者の設備費用の増大を抑制できる。
図2は、移動体通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
移動体通信システム1は、管理者端末2と、移動体通信端末3と、Webサーバ4と、移動体通信網5とを有する。管理者端末2、Webサーバ4及び移動体通信網5は、インターネット等の通信ネットワーク6を介して接続され、移動体通信端末3は、移動体通信網5及び通信ネットワーク6を介して、管理者端末2及びWebサーバ4に接続される。
移動体通信網5は、BMTA(Backbone Message Transfer Agent)51、メールボックス52、MMSサーバ53、ルータ54、S−GW(Serving Gateway)/P−GW(PDN-Gateway)55及び基地局56を備える。
BMTA51は、通信ネットワーク6を介して電子メールを受信し配送する。メールボックス52は、BMTA51が通信ネットワーク6を介して受信した電子メールを記憶する。MMSサーバ53は、メールボックス52に電子メールが記憶されたこと、換言すると電子メールの着信を検出し、電子メールをMMS形式のメッセージに変換して、S−GW/P−GW55及び基地局56を介して移動体通信端末3へ送信する。なお、BMTA51、メールボックス52及びMMSサーバ53は、全体として電子メールをMMSメッセージに変換する役割を果たすため、これら3つをまとめてゲートウェイ50と称する。
ルータ54は、S−GW/P−GW55と通信ネットワーク6とを接続し、データの転送経路を選択・制御する。また、ルータ54は、NAPT(Network Address and Port Translation)機能を実装し、移動体通信網5内部のローカルIPアドレス及びポート番号と、グローバルIPアドレス及びポート番号との変換を行う。
S−GW/P−GW55は、ユーザパケットのルーティング及び転送機能を提供するS−GWの役割と、S−WGとIPネットワークとの間でユーザパケットを転送するP−GWの役割とを実行する。
基地局56は、移動体通信網5の末端に配置され、移動体通信端末3と通信する。
図3は、管理者端末2の概略構成の一例を示す図である。
管理者端末2は、移動体通信端末3においてアクセス可能なURLを制限するためのURLのリストを作成し、作成したリストを移動体通信端末3へ送信する。そのために、管理者端末2は、MG通信部21と、MG操作部22と、MG表示部23と、MG記憶部24と、MG処理部25とを備える。
MG通信部21は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。MG通信部21は、通信ネットワーク6を介して、移動体通信端末3等と通信を行う。そして、MG通信部21は、移動体通信端末3等から受信したデータをMG処理部25に供給する。また、MG通信部21は、MG処理部25から供給されたデータを移動体通信端末3等に送信する。
MG操作部22は、管理者端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の入力装置、キーパッド等である。管理者は、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。MG操作部22は、管理者の指示を受け付け、受け付けた指示に対応する信号を発生し、MG処理部25に出力する。
MG表示部23は、画像等の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。MG表示部23は、MG処理部25から供給される画像データに応じた画像等を表示する。
MG記憶部24は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。MG記憶部24は、MG処理部25による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
例えば、MG記憶部24は、ドライバプログラムとして、MG通信部21を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、MG記憶部24は、オペレーティングシステムプログラムとして、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、MG記憶部24は、アプリケーションプログラムとして、各種データの送受信を行うデータ処理プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてMG記憶部24にインストールされても良い。
また、MG記憶部24は、後述する移動体通信端末3の記憶部34に記憶されたパスワードと同一の、複数のパスワードを記憶する。
MG処理部25は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。MG処理部25は、管理者端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。MG処理部25は、管理者端末2の各種処理がMG記憶部24に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、MG通信部21等の動作を制御する。MG処理部25は、MG記憶部24に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、MG処理部25は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
MG処理部25は、リスト作成部251及びリスト送信部252等を有する。MG処理部25が有するこれらの各部は、MG処理部25が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、MG処理部25が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして管理者端末2に実装されても良い。
図4は、管理者端末2のMG記憶部24が記憶するグループ情報のデータ構造の一例を示す図である。図4(a)はグループ−メンバーテーブルを示し、(b)はグループ−URLテーブルを示す。
図4(a)に示すように、グループ−メンバーテーブルには、同一のアクセス制限を適用する単位であるグループの名称と、そのグループに所属するメンバーとが相互に関連付けられて記憶される。メンバーは、例えばメンバーの電子メールアドレスで記載される。図4(a)に示す例では、営業部というグループに対して、所属メンバーとしてeigyo_1@i.sb.jp、eigyo_2@i.sb.jp及びeigyo_3@i.sb.jpが関連付けられている。
図4(b)に示すように、グループ−URLテーブルには、図4(a)に示したグループの名称と、そのグループのメンバーによりアクセス可能なURLのリストとが相互に関連付けられて記憶される。なお、アクセス可能なURLのリスト(ホワイトリスト)に代えて、アクセスを禁止するURLのリスト(ブラックリスト)が用いられても良い。
図5は、移動体通信端末3の概略構成の一例を示す図である。
移動体通信端末3は、ユーザによるURLの入力を取得し、管理者端末2から受信するURLのリストに基づいて、ユーザにより入力されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定し、判定結果に応じた動作を行う。そのために、移動体通信端末3は、通信部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34と、処理部35とを備える。
通信部31は、LTE(登録商標)などの無線の通信インターフェース回路を有する。通信部31は、移動体通信網5、通信ネットワーク6を介して、管理者端末2及びWebサーバ4と通信を行う。
操作部32は、移動体通信端末3の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の入力装置、キーパッド等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部32は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に対応する信号を発生し、処理部35に出力する。
表示部33は、画像等の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部33は、処理部35から供給される画像データに応じた画像等を表示する。
記憶部34は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。記憶部34は、処理部35による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
例えば、記憶部34は、ドライバプログラムとして、通信部31を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、記憶部34は、オペレーティングシステムプログラムとして、LTE等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部34は、アプリケーションプログラムとして、各種データの送受信を行うデータ処理プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部34にインストールされても良い。
また、記憶部34は、管理者によりインストールされ後述する動作を行うWebブラウザと、管理者端末2のMG記憶部24に記憶されたパスワードと同一の複数のパスワードとを記憶する。パスワードは、Webブラウザに埋め込まれた形で記憶部34に記憶されても良い。ユーザがアクセス制限を回避することを防止するため、記憶部34にインストールされていた他のWebブラウザは機能しないよう管理者により設定されている。
処理部35は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部35は、移動体通信端末3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。処理部35は、移動体通信端末3の各種処理が記憶部34に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、通信部31等の動作を制御する。処理部35は、記憶部34に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部35は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
処理部35は、受信部351、管理部352、取得部353、判定部354及び要求部355等を有する。処理部35が有するこれらの各部は、処理部35が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、処理部35が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして移動体通信端末3に実装されても良い。
なお、取得部353、判定部354及び要求部355は、管理者によりインストールされたWebブラウザの一部である。
図6は、移動体通信端末3の記憶部34が記憶するURLリストのデータ構造の一例を示す図である。
URLリストは、ユーザにより入力されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定するために使用されるURLのリストである。図6に示すように、URLリストには、管理者端末2に記憶されたグループ−URLテーブル(図4(b))に記憶されたグループ名の内、ユーザが所属するグループのグループ名に対応するURLのリストが含まれる。
以下、図6に記載されたURLリストの解釈ルールの一例について説明する。なお、以下では主に図6の1行目に記載されたエントリ(http://g.co.jp/news/)を例として説明する。
1)移動体通信端末3は、入力URLが、URLリストに指定されたエントリの内の何れかと一致した場合、その入力URLへのアクセスを許可すると判定する。入力URLがURLリストに指定されたエントリと一致するか否かは、スキーム名(プロトコル名。例:http)、ドメイン名(例:g.co.jp)及びパス名(例:news/)のそれぞれが一致するか否かにより判定される。但し、各要素の「一致」は、以下の2)〜6)のように判定する。
2)スキーム名は完全一致で判定される。
3)ドメイン名は後方一致で判定される。例えば、“http://www.g.co.jp/”という入力URLはURLリストに記載の“http://g.co.jp/news/”とは異なるが、“g.co.jp”が一致するため、ドメイン名は一致すると判定される。
4)URLリストにおいてドメイン名に代えてIPアドレスが指定されている場合、入力URLに対応するIPアドレスとURLリストにおいて指定されたIPアドレスとの完全一致で判定される。
5)パス名は前方一致で判定される。例えば、“http://g.co.jp/news/today/index.html”という入力URLは、URLリストに記載の“http://g.co.jp/news/”とは異なるが、入力URLのパス名(news/today/index.html)の前方の“news/”がURLリストに記載のパス名である“news/”と一致するため、パス名は一致すると判定される。
6)ポート番号はスキーム名毎に定められた所定の値に対して完全一致で判定される。例えば、スキーム名が“http”であれば80番以外、“https”であれば443番以外のポート番号が入力URLにおいて指定されていれば、ポート番号は不一致と判定される。
図7は、MMSサーバ53の概略構成の一例を示す図である。
MMSサーバ53は、メールボックス52に電子メールが記憶されたこと、換言するとBMTA51への電子メールの着信を検出し、電子メールをMMS形式のメッセージに変換して、S−GW/P−GW55及び基地局56を介して移動体通信端末3へ送信する。そのために、MMSサーバ53は、MMS通信部531と、MMS記憶部534と、MMS処理部535とを備える。
MMS通信部531は、イーサネット(登録商標)等の有線の通信インターフェース回路を有する。MMS通信部531は、移動体通信網5内の通信経路を介して、メールボックス52及びS−GW/P−GW55と通信を行う。
MMS記憶部534は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。MMS記憶部534は、MMS処理部535による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
例えば、MMS記憶部534は、ドライバプログラムとして、MMS通信部531を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、MMS記憶部534は、オペレーティングシステムプログラムとして、TCP/IP等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、MMS記憶部534は、アプリケーションプログラムとして、各種データの送受信を行うデータ処理プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてMMS記憶部534にインストールされても良い。
MMS処理部535は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。MMS処理部535は、MMSサーバ53の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。MMS処理部535は、MMSサーバ53の各種処理がMMS記憶部534に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、MMS通信部531等の動作を制御する。MMS処理部535は、MMS記憶部534に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、MMS処理部535は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
MMS処理部535は、メール受信部5351、宛先特定部5352、通知部5353及びメッセージ送信部5354等を有する。MMS処理部535が有するこれらの各部は、MMS処理部535が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、MMS処理部535が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてMMSサーバ53に実装されても良い。
図8は、MMSサーバ53のMMS記憶部534が記憶する宛先変換情報の一例を示す図である。
宛先変換情報は、管理者端末2から通信ネットワーク6等を介してメールボックス52へ送信される電子メールの宛先と、MMSサーバ53から移動体通信端末3へ送信されるMMS形式のメッセージの宛先として用いられる電話番号との対応付けを示す。図8に示す例では、例えば、宛先電子メールアドレスがeigyo_1@i.sb.jpである電子メールアドレスが、090−1111−1111という1つの電話番号に対応付けられている。
なお、1つの電子メールアドレスが複数の電話番号に対応付けられていても良い。図8に示す例では、例えば、電子メールアドレスがkeiri_all@i.sb.jpである宛先電子メールアドレスが、090−4444−4444、090−5555−5555及び090−6666−6666という3つの電話番号に対応付けられる。
なお、1つの電子メールアドレスから複数の電話番号への対応付けは、1つの電子メールアドレスに複数の他の電子メールアドレスを対応付けることによって実現されても良い。その場合、例えば、宛先電子メールアドレスkeiri_all@i.sb.jpに対して、keiri_1@i.sb.jp、keiri_2@i.sb.jp及びkeiri_3@i.sb.jpの3つの電子メールアドレスを対応付けておく。これにより、keiri_allは090−4444−4444、090−5555−5555及び090−666−6666という3つの電話番号に対応付けられる。
図9は、移動体通信システム1によるURLリストの設定の動作シーケンスの一例を示す図である。ここでは、図4(a)に示すグループ−メンバーテーブルはすでに作成されており、図4(b)に示すグループ−URLテーブルは、アクセス可能URLが設定されておらず、アクセス可能URL欄が空欄であるものとする。
最初に、管理者端末2のリスト作成部251は、管理者によるMG操作部22の操作に従って指定されたグループに対応する、URLリストの送信先を設定する(ステップS201)。例えば、リスト作成部251は、指定されたグループに対応するメールアドレスをグループ−メンバーテーブルから読み出し、電子メールの宛先として設定する。リスト作成部は、MG操作部22の操作により電子メールの宛先を修正しても良い。
次に、リスト作成部251は、指定されたグループに対応するURLリストを作成する(ステップS202)。例えば、リスト作成部251は、指定されたグループに対応するアクセス可能URLをグループ−URLテーブルから読み出し、読み出したアクセス可能URLを含むURLリストを作成する。なお、本実施例のようにグループ−URLテーブルのアクセス可能URL欄が空欄である場合、空のURLリストが作成される。次に、リスト作成部251は、MG操作部22の操作によりURLリストを修正する。
次に、リスト作成部251は、MG記憶部24が記憶するパスワードを用いて、URLリストを暗号化する。これにより、URLリストの作成は完了する。
なお、リスト作成部251は、修正された電子メールの宛先をグループ−メンバーテーブルの当該グループのメールアドレス欄に記憶し、修正されたURLリストをグループ−URLテーブルの当該グループのアクセス可能URL欄に記憶してもおく。
次に、リスト送信部252は、MG通信部21を介して、設定されたURLリストの送信先宛てにURLリストを送信する(ステップS203)。例えば、この送信はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて電子メールにより行われる。
次に、ゲートウェイ50のBMTA51は、管理者端末2から送信された電子メールを受信する(ステップS204)。BMTA51は、受信した電子メールのうち特定のドメイン名を有する宛先電子メールアドレス宛の電子メールをゲートウェイ50のメールボックス52に格納する。
次に、MMSサーバ53のメール受信部5351は、MMS通信部531を介して、メールボックス52への電子メールの配信を検出する。例えば、メール受信部5351は、メールボックス52の記憶する電子メールを間欠的にチェックすることにより、新たな電子メールの配信を検出することができる。この際、メール受信部5351は、メールボックス52に格納された新たな電子メールの全体を受信しても、宛先を含むヘッダなどの一部を受信しても良い。
次に、MMSサーバ53の宛先特定部5352は、受信した電子メールの宛先電子メールアドレスに対応する電話番号を特定する(ステップS205)。
例えば、MMSサーバ53の宛先特定部5352は、図8に示す、MMS記憶部534の記憶する宛先変換情報を用いて、宛先電子メールアドレスeigyo_1@i.sb.jpから電話番号090−1111−1111を特定する。また、図8の宛先変換情報におけるkeiri_all@i.sb.jpのように、1つの電子メールアドレスが複数の電話番号に対応付けられている場合、電子メールアドレスに対応付けられているすべての電話番号を特定する。
次に、MMSサーバ53の通知部5353は、宛先特定部5352の特定した電話番号宛てのメッセージにより、MMS通信部531を介して移動体通信端末3へ電子メールの受信を通知する(ステップS206)。例えば、この通知はSMS(Short Message Service)メッセージとして移動体通信端末3へ送信される。特定された電話番号が複数であれば、それぞれの電話番号宛てにSMSメッセージが送信される。
次に、移動体通信端末3の受信部351は、通信部31を介してMMSサーバ53から送信されたメッセージを受信する(ステップS207)。
次に、移動体通信端末3の管理部352は、受信部351が受信したメッセージに応じて、メールボックス52に配信された電子メールの送信要求を、通信部31を介してMMSサーバ53へ送信する(ステップS208)。例えば、受信部351は、通知を受信すると所定の設定に応じて自動的に、あるいは移動体通信端末3のユーザの指示に応じて、送信要求を送信する。
次に、MMSサーバ53のメッセージ送信部5354は、MMS通信部531を介して、移動体通信端末3の送信した送信要求を受信する(ステップS209)。送信要求を受信したメッセージ送信部5354は、要求の対象である電子メールをMMSメッセージに変換し(ステップS210)、変換されたMMSメッセージを、MMS通信部531を介して移動体通信端末3へ送信する(ステップS211)。
次に、移動体通信端末3の管理部352は、通信部31を介して、MMSサーバ53からMMSメッセージを受信する(ステップS212)。管理部352は、受信したMMSメッセージに含まれるURLリストを、記憶部34の記憶するパスワードを用いて復号する(ステップS213)。
例えば、複数個記憶したうちの最初のパスワードでURLリストを復号できないときは、管理部352は、2つ目以降のパスワードを順に用いて復号を行う。いずれのパスワードによってもURLリストを復号できない場合、管理部352は、URLリストを取得できないことを示すメッセージを表示部33に表示し、URLリストを記憶部34へ記憶しない。
次に、管理部352は、復号したURLリストを記憶部34に記憶する(ステップS214)。例えば、管理部352は、既にURLリストが記憶部34に記憶されている場合、復号したURLリストによって上書きしても良いし、復号したURLリストを既存のURLリストに追加しても良い。また、管理部352は、URLリストがホワイトリストの場合、復号したURLリストの1行目に記載されたURLを、Webブラウザのホームページとして記憶部34に記憶しても良い。以上により、URLリストの設定処理は完了する。
図10は、移動体通信端末3によるURLアクセス処理の一例を示すフローチャートである。
最初に、移動体通信端末3の取得部353は、操作部32を介して、ユーザによるURLの入力を取得する(ステップS301)。この入力は、例えばURLをソフトウェアキーボードでタイプする、Webブラウザのブックマークに記憶されているURLを選択する、Webブラウザに表示されているWebページや電子メールに表示されているリンクをクリックする、等の方法で行われる。
次に、判定部354は、取得部353の取得したURL(入力URL)と、記憶部34に記憶されたURLリストに含まれるURLとを比較する。
判定部354が、図6の説明において示したURLリストの解釈ルールに基づいて比較し、アクセスを許可すると判定した場合(ステップS302のY)、要求部355は、判定されたURLのドメイン名に対応するIPアドレスを要求するメッセージをDNSサーバに送信し、DNSサーバからIPアドレスを取得する(ステップS303)。なお、DNSサーバは移動体通信網5の内部に存在しても、外部に存在しても良い。
次に、要求部355は、通信部31を介して、取得したIPアドレス宛に(すなわち、判定されたURLの示すサーバへ)、データの送信要求を送信する(ステップS304)。例えば、この要求はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッド又はHEADメソッドを含む。この送信要求は、図2に示す基地局56、S−GW/P−GW55、ルータ54、通信ネットワーク6を介して、取得されたIPアドレスを有するWebサーバ4へ送信される。
次に、Webサーバ4は、移動体通信端末3が送信した送信要求を受信し、移動体通信端末3宛てに応答を送信する。この応答には、要求で指定されたデータが含まれている。応答は、通信ネットワーク6、ルータ54、S−GW/P−GW55、基地局56を介して移動体通信端末3へ送信される。
次に、移動体通信端末3の要求部355は、通信部31を介して、Webサーバ4の送信した応答を受信し、応答に含まれるデータを表示部33に表示する(ステップS305)。
一方、判定部354がアクセスを許可しないと判定した場合(ステップS302のN)、要求部355は、判定されたURLのドメイン名に対応するIPアドレスを要求するメッセージをDNSサーバに送信せず、判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信しない。次に、要求部355は、入力URLへのアクセスは不可であることを示すメッセージを表示部33に表示する(ステップS306)。以上により、移動体通信端末3によるWebアクセス処理は完了する。
なお、本実施例においてはURLリストの解釈ルールとしてホワイトリスト方式を採用し、判定部354はURLリストに含まれるURL以外へのアクセスを許可しなかったが、これに代えてブラックリスト方式を採用し、判定部354はURLリストに含まれるURLへのアクセスを許可しなくても良い。
また、ステップS305において受信されたデータがハイパーリンクを含む場合、要求部355は、ハイパーリンクに示されるURLのデータを取得し、表示しても良い。この際、要求部355は、ハイパーリンクに示されるURLをステップS301で取得されるURLとして扱い、ステップS302以降の処理を行っても良い。すなわち、要求部355は、受信したデータに含まれるURLについてもアクセス制限を実行できる。
図11は、移動体通信端末3によるURLアクセス処理の他の一例を示すフローチャートである。図10に示した実施例とは、URLリストの扱いと、ステップS302における判定後の処理とが異なる。なお、図10に示した実施例と同じ処理については、図10と同じステップ番号を付し、説明は省略する。
本実施例においても図6と同様なURLリストを使用するが、URLリストの解釈ルールが一部異なる。本実施例では、前述した1)のルールの代わりに、「URLリストに指定されたスキーム名(プロトコル名。例:http)、ドメイン名(例:g.co.jp)及びパス名(例:news/)の組からなるエントリの何れかが、入力URLのスキーム名、ドメイン名及びパス名と一致した場合、警告対象となる。一致しない場合、入力URLへアクセス可能である。」というルールが適用される。
最初に、移動体通信端末3はステップS301、S302の処理を行う。
判定部354がアクセスを許可すると判定した場合(ステップS302のY)、要求部355は、ステップS303〜S305の処理を実行し、一連のステップを終了する。この場合、入力URLは警告対象にならず、移動体通信端末3によりWebサーバ4へのアクセスが行われる。
判定部354がアクセスを許可しないと判定した場合(ステップS302のN)、判定部354は、入力URLへアクセスするとアクセス内容が管理者へ通知される旨を警告するメッセージを表示部33に表示する(ステップS307)。
次に、判定部354は、操作部32を用いたユーザによるアクセスをするか否かの入力結果を取得する(ステップS308)。
取得された入力結果がアクセスすることを示す場合(ステップS309のY)、判定部354は、通信部31を介して、移動体通信端末3のユーザ又は移動体通信端末3を一意に識別可能な情報と入力URLとを含む通知メッセージを、管理者宛て又は管理者端末3宛てに送信する(ステップS310)。次に、要求部355は、ステップS303〜S305の処理を行い、一連のステップを終了する。
なお、判定部354によるステップS310の通知メッセージの送信は、要求部355によるステップS303〜S305の処理の開始又は実行後に行われても良い。例えば、判定部354は、要求部355がステップS304において要求を送信した後に、ステップS310の通知メッセージの送信処理を実行しても良い。この際、判定部354は、「2016/05/23 12:00 ユーザAが http://g.co.jp/news/ へ接続」のように、要求日時、ユーザ識別情報、要求URLの情報を通知メッセージに含めても良い。
取得された入力結果がアクセスしないであることを示す場合(ステップS309のN)、判定部354は、ステップS307の警告メッセージの表示を消去する(ステップS311)。以上により、移動体通信端末3によるWebアクセス処理は完了する。
本実施例の処理を利用することで、警告メッセージを表示されたユーザは、アクセス先が好ましくないことを把握できる。また、ステップS310の通知メッセージを受信した管理者は、閲覧が好ましくないと考えるURLのうちアクセスされるところを適切に抽出でき、移動体通信端末3の記憶するURLリストの内容をWebアクセスの実態に応じて変更することが可能となる。
なお、本実施例においては、ホワイトリスト又はブラックリストであるURLリストに代えて新たなURLリスト(警告URLリスト)を利用したが、ホワイトリスト又はブラックリストと共に警告URLリストを利用しても良い。例えば、判定部354は、図10のステップS302においてアクセスを許可しない場合に、図11のステップS307〜S311の処理を実行しても良い。
また、管理者端末2は、移動体通信端末3が記憶するURLリストの内容を自動的に変更しても良い。例えば、管理者端末2のリスト作成部251は、特定のURLを含むステップS310の通知メッセージを一定数以上受信したことを検出すると、グループ−URLテーブルを更新し、当該URLへのアクセスを禁止又は許可する。そして、リスト送信部252は、各グループのメンバーに対して、図9のステップS202以降の手順により、更新されたURLリストを送信する。これにより、管理者端末2は、管理者が介在することなく移動体通信端末3が記憶するURLリストの内容を自動的に変更できる。
以上説明してきたように、本発明に係る移動体通信端末3は、アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを管理者端末2から受信し、そのリストを用いて移動体通信端末3上でURLへのアクセス制限を実行できる。このため、アクセス制限について移動体通信事業者の設備費用の増大を抑制できる。
また、移動体通信端末3の要求部355は、移動体通信網5を介して送信要求を送信し、管理者端末2は移動体通信網5の外部に配置されている。このため、移動体通信網5を用いたアクセスの制限に関し、制限に用いるリストを移動体通信網5の外部で作成でき、移動体通信事業者による管理負荷をさらに低減することができる。
また、リストは、ゲートウェイ50が移動体通信端末3の電話番号宛てのメッセージで移動体通信端末3へ通知した場合に、移動体端末3がリストを取得するため、移動体通信網5を用いていない通信端末が誤ってリストを受信することを防止できる。
また、URLへのアクセスを許可しないと判定された場合、移動体通信端末3は、URLのドメイン名に対応するIPアドレスを要求するメッセージをDNSサーバに送信しないため、通信量を削減することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、判定部354は、移動体通信網5を介するアクセスを制限したが、移動体通信端末3が無線LANなどの他の通信経路のインターフェースを有する場合、他の通信経路を介するアクセスを制限しても良い。
また、本実施形態では、移動体通信端末3は移動体通信網5の有するMMS等のメッセージシステムを用いてURLリストを受信したが、移動体通信端末3が無線LANなどの他の通信経路のインターフェースを有する場合、他の通信経路を介してURLリストを受信しても良い。
また、本実施形態では、Webブラウザを用いたURLへのアクセスについて説明したが、本発明は、Webブラウザ以外のアプリケーションによるURLへのアクセスに適用されても良い。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 移動体通信システム
2 管理者端末(他のコンピュータ)
3 移動体通信端末
4 Webサーバ(サーバ)
5 移動体通信網
31 通信部
34 記憶部
50 ゲートウェイ
251 リスト作成部
252 リスト送信部
351 受信部
353 取得部
354 判定部
355 要求部

Claims (6)

  1. 移動体通信端末であって、
    他のコンピュータ及びサーバと通信する通信部と、
    アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを前記他のコンピュータから前記通信部を介して受信する受信部と、
    前記受信したリストを記憶する記憶部と、
    ユーザによるURLの入力を取得する取得部と、
    前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない要求部と、
    を有し、
    前記受信部は、ゲートウェイが前記移動体通信端末の電子メールアドレス宛の前記リストを受信し、且つ、前記リストの受信を前記移動体通信端末の電話番号宛てのメッセージで前記移動体通信端末へ通知した場合に、前記ゲートウェイから前記リストを取得する、
    ことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 前記要求部は、移動体通信網を介して前記送信要求を送信し、
    前記他のコンピュータは、前記移動体通信網の外部に配置される、請求項1に記載の移動体通信端末。
  3. 前記要求部は、前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合、前記判定されたURLのドメイン名に対応するIPアドレスを要求するメッセージをDNSサーバに送信し、前記判定部がアクセスを許可しないと判定した場合、前記メッセージをDNSサーバに送信しない、請求項1又は2に記載の移動体通信端末。
  4. 記憶部を有する移動体通信端末の制御方法であって、
    アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを他のコンピュータから受信し、
    前記受信したリストを前記記憶部に記憶し、
    ユーザによるURLの入力を取得し、
    前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定し、
    アクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信せず、
    ゲートウェイが前記移動体通信端末の電子メールアドレス宛の前記リストを受信し、且つ、前記リストの受信を前記移動体通信端末の電話番号宛てのメッセージで前記移動体通信端末へ通知した場合に、前記ゲートウェイから前記リストを取得する
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 記憶部を有する移動体通信端末の制御プログラムであって、
    アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを他のコンピュータから受信し、
    前記受信したリストを前記記憶部に記憶し、
    ユーザによるURLの入力を取得し、
    前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定し、
    アクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信せず、
    ゲートウェイが前記移動体通信端末の電子メールアドレス宛の前記リストを受信し、且つ、前記リストの受信を前記移動体通信端末の電話番号宛てのメッセージで前記移動体通信端末へ通知した場合に、前記ゲートウェイから前記リストを取得する
    ことを前記移動体通信端末に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  6. 移動体通信端末、ゲートウェイ及び他のコンピュータを有するシステムであって、
    前記他のコンピュータは、
    アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを作成するリスト作成部と、
    前記リストを前記移動体通信端末宛てに送信するリスト送信部と、を有し、
    前記移動体通信端末は、
    前記他のコンピュータ及びサーバと通信する通信部と、
    アクセスを許可又は禁止するURLを含むリストを前記他のコンピュータから前記通信部を介して受信する受信部と、
    前記受信したリストを記憶する記憶部と、
    ユーザによるURLの入力を取得する取得部と、
    前記記憶されたリストに含まれるURLに基づいて、前記取得されたURLへのアクセスを許可するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部がアクセスを許可すると判定した場合は前記判定されたURLの示すサーバへデータの送信要求を送信し、アクセスを許可しないと判定した場合は前記送信要求を送信しない要求部と、を有し、
    前記受信部は、前記ゲートウェイが前記移動体通信端末の電子メールアドレス宛の前記リストを受信し、且つ、前記リストの受信を前記移動体通信端末の電話番号宛てのメッセージで前記移動体通信端末へ通知した場合に、前記ゲートウェイから前記リストを取得する、
    ことを特徴とするシステム。
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