JP6280731B2 - 電力供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力供給システムの技術に関する。
従来、電力を発電する複数の発電手段と、当該複数の発電手段で発電された電力をそれぞれ検出する電力検出手段と、を具備する電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の技術(給電システム)においては、商用電源の他、太陽光発電装置や燃料電池等の複数の発電手段と、当該複数の発電手段で発電された電力をそれぞれ検出する電力検出手段(制御装置)と、を具備している。
このような構成により、特許文献1に記載の技術(給電システム)においては、商用電源からの電力や複数の発電手段で発電された電力を、電力検出手段による検出結果に応じた所定の制御方法により複数の機器に供給することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術(給電システム)においては、電力検出手段による検出結果は正しいことが前提となっている。すなわち、当該検出結果が誤っている場合には、商用電源からの電力や複数の発電手段で発電された電力が、意図する制御方法とは異なる方法で複数の機器に供給することとなり問題である。
特開2013−183608号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、電力検出手段の検出結果が誤っている場合に、当該検出結果が誤っていることを認識することができる電力供給システムを提供することがである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、商用電源と接続される分電盤と、前記分電盤よりも上流側に配置され、発電した電力を当該分電盤に供給する複数の発電手段と、前記複数の発電手段よりも上流側に配置されて電力を検出する第一電力検出手段と、前記分電盤よりも上流側であって、前記複数の発電手段よりも下流側に配置されて電力を検出する第二電力検出手段と、前記複数の発電手段で発電された電力をそれぞれ検出する第三電力検出手段と、前記第一、第二及び第三電力検出手段の検出結果を取得可能であって、当該第二電力検出手段の検出結果が誤っているかを判断する誤検出判断手段と、を具備する電力供給システムであって、前記誤検出判断手段は、前記第一電力検出手段の検出結果と前記第三電力検出手段の検出結果とを合計した電力と、前記第二電力検出手段の検出結果の電力と、が異なる場合に、当該第二電力検出手段の検出結果が誤っていると判断するものである。
請求項2においては、前記分電盤よりも下流側に配置され、前記第二電力検出手段の検出結果に応じて、放電した電力を当該分電盤に供給する蓄電装置を具備し、前記第二電力検出手段の検出結果が誤っていると判断した場合に、前記蓄電装置の放電を停止させるものである。
請求項3においては、前記商用電源と前記分電盤とは、単相三線式の主幹経路を介して接続され、前記複数の発電手段は、前記主幹経路の一対の片相にそれぞれ接続される一対の電路に、発電した電力を平均的に流通させ、前記第三電力検出手段は、前記一対の電路のいずれか一方の電路だけに配置されて電力を検出する検出具により構成されるものである。
請求項4においては、前記分電盤よりも下流側に配置され、前記第二電力検出手段の検出結果に応じて、放電した電力を当該分電盤に供給する蓄電装置を具備し、前記複数の発電手段には、他の発電手段よりも上流側に配置され、自然エネルギーを利用して発電可能な発電部が含まれ、前記第一電力検出手段は、前記商用電源への逆潮流を検出すると前記蓄電装置の放電を停止させるための接点信号を前記蓄電装置に出力可能であり、前記発電部が発電している場合には、前記蓄電装置に出力された接点信号が無効であると設定し、前記発電部が発電していない場合には、前記蓄電装置に出力された接点信号が有効であると設定するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、電力検出手段の検出結果が誤っている場合に、当該検出結果が誤っていることを認識することができる。
請求項2においては、意図しない場合に蓄電装置が放電することを防止することができる。
請求項3においては、検出具の数量を減少させ、コストの削減を図ることができる。
請求項4においては、意図しない場合に蓄電装置が放電することを、より確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 同じく、第二センサ部が正しく接続された状況を示した第一の例を示したブロック図。 同じく、第二センサ部が誤って接続された状況を示した第二の例を示したブロック図。 従来の技術に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 (a)第二センサ部が正しく接続された状況を示した模式図。(b)第二センサ部が誤って接続された状況を示した模式図。
以下では、図1を用いて、本発明に係る「電力供給システム」の一実施形態である電力供給システム1の構成について説明する。
電力供給システム1は、商用電源100や太陽光発電部8等からの電力を負荷へと供給するものである。本実施形態において、電力供給システム1は、住宅に設けられる。そして、商用電源100から住宅内に引き込まれる電力は、単相三線式の配電方式により分電盤2に供給される。電力供給システム1は、図1に示すように、主として、分電盤2、第一電力経路3、蓄電装置4、第二電力経路5、燃料電池6、第三電力経路7、太陽光発電部8、第四電力経路9、電力情報取得手段10を具備する。
分電盤2は、図示せぬ漏電遮断器や、配線遮断器、制御ユニット等をまとめたものである。分電盤2は、当該分電盤2に供給された電力を、負荷に分配(供給)するものである。分電盤2は、電力の供給元として、商用電源100と、太陽光発電部8と、燃料電池6と、蓄電装置4と、に接続される。また、分電盤2は、電力の供給(分配)先として、負荷に接続される。
なお、負荷とは、住宅内で電力が消費される電化製品等が接続される回路である。負荷は、例えば部屋ごとや、大きな電力を消費する機器専用のコンセントごとに設けられる。本実施形態においては、負荷の一例として、第一負荷110と、第二負荷120と、が設けられる。
第一電力経路3は、電力が流通可能な経路である。第一電力経路3は、導線等で構成される。第一電力経路3は、一側が商用電源100に接続され、中途部が分電盤2に接続される。このように、商用電源100と分電盤2とは、第一電力経路3を介して電力が流通可能に構成される。
なお、第一電力経路3の構成についての詳細な説明は後述する。
蓄電装置4は、電力を充放電可能な装置である。蓄電装置4は、図示せぬリチウムイオン電池や、パワーコンディショナ、制御部等により構成される。蓄電装置4は、放電した電力を分電盤2に供給することができる。蓄電装置4は、商用電源100と連系動作可能(系統連係可能)に構成される。蓄電装置4は、後述する電力情報取得手段10からの電力に関する情報により、放電する電力を適宜変更する負荷追従運転可能に構成される。また、蓄電装置4は、後述する接点信号が入力された場合には、運転(充放電)を停止するように設定される。
蓄電装置4の制御部は、前記リチウムイオン電池等を制御し、ひいては蓄電装置4の充放電を制御するものである。蓄電装置4の制御部は、主として、CPU等の演算処理装置、RAMやROM等の記憶装置、I/O等の入出力装置等により構成される。蓄電装置4の制御部は、当該蓄電装置4に内蔵される。
第二電力経路5は、電力が流通可能な経路である。第二電力経路5は、導線等で構成される。第一電力経路3は、一側が第一電力経路3を介して分電盤2に接続され、他側が蓄電装置4に接続される。このように、分電盤2と蓄電装置4とは、第一電力経路3及び第二電力経路5を介して電力が流通可能に構成される。
なお、第二電力経路5の構成についての詳細な説明は後述する。
燃料電池6は、水素等の燃料を用いて発電する装置である。燃料電池6は、分電盤2よりも上流側に配置され、発電した電力を当該分電盤2に供給することができる。燃料電池6は、制御部等により構成される。燃料電池6は図示せぬ貯湯ユニットを具備し、発電時に発生する熱を用いて当該貯湯ユニット内で湯を沸かすことができる。なお、本実施形態において、燃料電池6は、最大発電電力が700Wに設定される。また、燃料電池6、負荷の消費電力に応じて、発電する電力を適宜変更する負荷追従運転可能に構成される。
第三電力経路7は、電力が流通可能な経路である。第三電力経路7は、導線等で構成される。第三電力経路7は、一側が第一電力経路3を介して分電盤2に接続され、他側が燃料電池6に接続される。このように、分電盤2と燃料電池6とは、第一電力経路3及び第三電力経路7を介して電力が流通可能に構成される。
なお、第三電力経路7の構成についての詳細な説明は後述する。
太陽光発電部8は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電部8は、分電盤2よりも上流側に配置され、発電した電力を当該分電盤2に供給することができる。太陽光発電部8は、図示せぬ太陽電池パネル等により構成される。太陽光発電部8は、住宅の屋根の上等の日当たりの良い場所に設置される。太陽光発電部8は、発電した電力を出力することができる。また、太陽光発電部8で発電した電力は、商用電源100に逆潮流させて売電することができる。
第四電力経路9は、電力が流通可能な経路である。第四電力経路9は、導線等で構成される。第四電力経路9は、一側が第一電力経路3を介して商用電源100及び分電盤2に接続され、他側が太陽光発電部8に接続される。このように、商用電源100及び分電盤2と太陽光発電部8とは、第一電力経路3及び第四電力経路9を介して電力が流通可能に構成される。
なお、第四電力経路9の構成についての詳細な説明は後述する。
電力情報取得手段10は、電力供給システム1内の電力に関する情報を取得するものである。電力情報取得手段10は、複数のセンサ部により構成される。具体的には、電力情報取得手段10は、第一センサ部20と、第二センサ部30と、第三センサ部40と、第四センサ部50と、により構成される。
第一センサ部20は、第一電力経路3において、商用電源100と太陽光発電部8(より詳細には、第一電力経路3と第四電力経路9との接続部)との間に設置される。第一センサ部20は、当該設置箇所の電力に関する情報を取得する。第一センサ部20は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、取得した情報を蓄電装置4に出力する。
第二センサ部30は、第一電力経路3において、燃料電池6(より詳細には、第一電力経路3と第三電力経路7との接続部)と分電盤2との間に設置される。第二センサ部30は、当該設置箇所の電力に関する情報を取得する。第二センサ部30は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、取得した情報を蓄電装置4に出力する。
第三センサ部40は、第三電力経路7に設置される。第三センサ部40は、当該設置箇所の電力に関する情報を取得する。第三センサ部40は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、取得した情報を蓄電装置4に出力する。
第四センサ部50は、第四電力経路9に設置される。第四センサ部50は、当該設置箇所の電力に関する情報を取得する。第四センサ部50は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、取得した情報を蓄電装置4に出力する。
こうして、電力情報取得手段10からの情報により、蓄電装置4は各センサ部の設置箇所の電力に関する情報を取得することができる。
なお、電力情報取得手段10(各センサ部)の構成についての詳細な説明は後述する。
以下では、電力供給システム1における電力の供給態様について簡単に説明する。
なお、分電盤2や、蓄電装置4、燃料電池6、太陽光発電部8、電力情報取得手段10等は、それぞれ図示せぬ制御装置に接続される。そして、前記制御装置において、電力供給システム1内の各種の情報が管理されると共に、各機器の制御が行われる。なお、前記制御装置としては、図示せぬホームサーバ等の制御手段や、スイッチ部、パワーコンディショナが有する制御部等が想定されるが、本発明はこれを限定するものではない。
商用電源100からの電力は、第一電力経路3を介して分電盤2に供給される。また、太陽光発電部8で発電された電力は、第一電力経路3を介して分電盤2に供給される。また、燃料電池6で発電された電力は、第一電力経路3を介して分電盤2に供給される。そして、分電盤2に供給された電力は、当該分電盤2により負荷に分配される。こうして、住宅の居住者は、照明を点灯させたり、調理器具やエアコンを使用したりすることができる。
このように、電力供給システム1では、分電盤2で負荷に分配される電力(負荷の消費電力)を、商用電源100からの電力だけでなく、太陽光発電部8で発電された電力や、燃料電池6で発電された電力を用いてまかなうことができる。これにより、商用電源100から分電盤2に供給される電力(買電)を減らし、電力料金を節約することができる。
また、負荷の消費電力が燃料電池6で発電された電力だけでまかなえ、且つ太陽光発電部8で発電された電力に余剰した電力(余剰電力)が生じる場合には、当該余剰電力を商用電源100に逆潮流させて売電することができる。これにより、電力料金を節約することができると共に、経済的な利益を得ることができる。
また、太陽光発電部8で発電された電力等と同様に、蓄電装置4から放電された電力を分電盤2に供給することもできる。また、商用電源100からの電力等を、分電盤2を介して蓄電装置4に供給し、当該蓄電装置4に充電させることもできる。
なお、本実施形態において、分電盤2に供給される電力として、燃料電池6で発電された電力が、他の電力(すなわち、商用電源100からの電力や、太陽光発電部8で発電された電力、蓄電装置4から放電された電力)に優先して用いられるように設定される。
以下では、電力供給システム1における電力の供給態様のうち、蓄電装置4から電力を放電させる場合における電力の供給態様について、詳細に説明する。
先ず、燃料電池6で発電された電力が、他の電力に優先して分電盤2に供給される。そして、燃料電池6から供給された電力だけで負荷の消費電力がまかなえない場合(すなわち、負荷の消費電力が燃料電池6の最大発電電力(700W)以上である場合)に、不足する電力(不足電力)が生じる。そして、当該不足電力を補うための電力が、蓄電装置4から放電されて分電盤2に供給される。
具体的には、前述したように不足電力が生じた場合、蓄電装置4は、電力情報取得手段10(より詳細には、第一センサ部20及び第二センサ部30)からの電力に関する情報により、商用電源100からの電力が分電盤2に供給されていると認識する。そして、蓄電装置4は、電力情報取得手段10(より詳細には、第二センサ部30)からの電力に関する情報に基づいて、前記不足電力に相当する電力を放電する。そして、蓄電装置4から放電された電力は、分電盤2に供給され、当該分電盤2により負荷に分配される。なお、燃料電池6で発電された電力及び蓄電装置4から放電された電力だけでは負荷の消費電力をまかなえない場合は、さらに商用電源100からの電力が分電盤2に供給される。
なお、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力は、商用電源100に逆潮流しないように設定される。
以下では、第一電力経路3、第二電力経路5、第三電力経路7及び第四電力経路9の構成について、図1を用いて詳細に説明する。
前述したように、本実施形態において、商用電源100から住宅内に引き込まれる電力は、単相三線式の配電方式により分電盤2に供給される。そして、商用電源100に接続される第一電力経路3は、中性相3cと、一対の電圧相(L1相3a及びL2相3b)と、により構成される。
また、第二電力経路5は、第二電路5aと、第二電路5bと、第二電路5cと、により構成される。第二電路5aは、一端側が第一電力経路3のL1相3aに接続され、他端側が蓄電装置4に接続される。また、第二電路5bは、一端側が第一電力経路3のL2相3bに接続され、他端側が蓄電装置4に接続される。また、第二電路5cは、一端側が第一電力経路3の中性相3cに接続され、他端側が蓄電装置4に接続される。
こうして、蓄電装置4が負荷追従運転を行う場合には、第二センサ部30(より詳細には、後述するL1相第二センサ31及びL2相第二センサ32)からの電力に関する情報に基づいて、放電する電力を第二電路5a及び第二電路5bごとに変更させることができる。より詳細には、蓄電装置4は、第二電路5a及び第二電路5bにそれぞれの必要に応じた電力を流通させ、当該第二電路5a及び第二電路5bと、L1相3a及びL2相3bと、を介して分電盤2に供給することができる。このように、蓄電装置4は、第二センサ部30からの電力に関する情報に基づいて、高精度の負荷追従運転を行うことができる。
また、第三電力経路7は、第三電路7aと、第三電路7bと、により構成される。第三電路7aは、一端側が第一電力経路3のL1相3aに接続され、他端側が燃料電池6に接続される。また、第三電路7bは、一端側が第一電力経路3のL2相3bに接続され、他端側が燃料電池6に接続される。
こうして、燃料電池6が発電した場合には、発電した電力が第二電路5a及び第二電路5bに平均して流通される。例えば、燃料電池6が最大発電電力(700W)を発電した場合には、第二電路5a及び第二電路5bにそれぞれ350Wの電力が流通される。すなわち、燃料電池6が最大発電電力(700W)を発電した場合には、第二電路5a及び第二電路5bを介して、L1相3a及びL2相3bにそれぞれ350Wの電力が流通される。
また、第四電力経路9は、第四電路9aと、第四電路9bと、により構成される。第四電路9aは、一端側が第一電力経路3のL1相3aに接続され、他端側が太陽光発電部8に接続される。また、第四電路9bは、一端側が第一電力経路3のL2相3bに接続され、他端側が太陽光発電部8に接続される。
こうして、太陽光発電部8が発電した場合には、発電した電力が第四電路9a及び第四電路9bに平均して流通される。例えば、太陽光発電部8が2000Wの電力を発電した場合には、第四電路9a及び第四電路9bにそれぞれ1000Wの電力が流通される。すなわち、太陽光発電部8が2000Wの電力を発電した場合には、第四電路9a及び第四電路9bを介して、L1相3a及びL2相3bにそれぞれ1000Wの電力が流通される。
以下では、電力情報取得手段10(各センサ部)の構成についての詳細な説明を行う前に、当該電力情報取得手段10(各センサ部)の構成をより明確とするため、従来の技術に係る電力情報取得手段の構成、及び当該構成から生じる問題点について、図4及び図5を用いて説明する。
先ず、従来の技術に係る電力情報取得手段(以下では、「電力情報取得手段910」と称する。)、及び当該電力情報取得手段910を具備する電力供給システム(以下では、「電力供給システム901」と称する。)の構成について、図4を用いて説明する。
図4は、電力供給システム901の構成を示したブロック図である。なお、電力供給システム901において、電力供給システム1と異なる点は電力情報取得手段910の構成だけであるとし、他の構成の説明は適宜省略する。図4に示すように、電力情報取得手段910は、第一センサ部920と、第二センサ部930と、第三センサ部940と、により構成される。
第一センサ部920は、第一電力経路3において、商用電源100と太陽光発電部8(より詳細には、第一電力経路3と第四電力経路9との接続部)との間に設置される。第一センサ部920は、L1相第一センサ921と、L2相第一センサ922と、により構成される。L1相第一センサ921は、第一電力経路3のL1相3aに設置される。L2相第一センサ922は、第一電力経路3のL2相3bに設置される。こうして、L1相第一センサ921は、L1相3aにおいて当該L1相第一センサ921の設置箇所の電力に関する情報を取得する。また、L2相第一センサ922は、L2相3bにおいて当該L2相第一センサ922の設置箇所の電力に関する情報を取得する。第一センサ部920は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、L1相第一センサ921及びL2相第一センサ922によって取得した情報を蓄電装置4に出力する。
第二センサ部930は、第一電力経路3において、燃料電池6(より詳細には、第一電力経路3と第三電力経路7との接続部)と分電盤2との間に設置される。第二センサ部930は、L1相第二センサ931と、L2相第二センサ932と、により構成される。L1相第二センサ931は、第一電力経路3のL1相3aに設置される。L2相第二センサ932は、第一電力経路3のL2相3bに設置される。こうして、L1相第二センサ931は、L1相3aにおいて当該L1相第二センサ931の設置箇所の電力に関する情報を取得する。また、L2相第二センサ932は、L2相3bにおいて当該L2相第二センサ932の設置箇所の電力に関する情報を取得する。第二センサ部930は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、L1相第二センサ931及びL2相第二センサ932によって取得した情報を蓄電装置4に出力する。
第三センサ部940は、第三電力経路7に設置される。第三センサ部940は、L1相第三センサ941と、L2相第三センサ942と、により構成される。L1相第三センサ941は、第三電力経路7の第三電路7aに設置される。L2相第三センサ942は、第三電力経路7の第三電路7bに設置される。こうして、L1相第三センサ941は、第三電路7aにおいて当該L1相第三センサ941の設置箇所の電力に関する情報を取得する。また、L2相第三センサ942は、第三電路7bにおいて当該L2相第三センサ942の設置箇所の電力に関する情報を取得する。第三センサ部940は、蓄電装置4(より詳細には、制御部)に接続され、L1相第三センサ941及びL2相第三センサ942によって取得した情報を蓄電装置4に出力する。
このような電力供給システム901の構成により、蓄電装置4は、第一センサ部920のL1相第一センサ921からの電力に関する情報に基づいて、L1相3aにおいて当該L1相第一センサ921の設置箇所の電力を認識することができる。また、蓄電装置4は、第一センサ部920のL2相第一センサ922からの電力に関する情報に基づいて、L2相3bにおいて当該L2相第一センサ922の設置箇所の電力を認識することができる。
また、蓄電装置4は、第二センサ部930のL1相第二センサ931からの電力に関する情報に基づいて、L1相3aにおいて当該L1相第二センサ931の設置箇所の電力を認識することができる。また、蓄電装置4は、第二センサ部930のL2相第二センサ932からの電力に関する情報に基づいて、L2相3bにおいて当該L2相第二センサ932の設置箇所の電力を認識することができる。
また、蓄電装置4は、第三センサ部940のL1相第三センサ941からの電力に関する情報に基づいて、第三電力経路7の第三電路7aにおいて当該L1相第三センサ941の設置箇所の電力を認識することができる。また、蓄電装置4は、第三センサ部940のL2相第三センサ942からの電力に関する情報に基づいて、第三電力経路7の第三電路7bにおいて当該L2相第三センサ942の設置箇所の電力を認識することができる。
こうして、例えば蓄電装置4は、第一センサ部920のL1相第一センサ921及びL2相第一センサ922や、第二センサ部930のL1相第二センサ31及びL2相第二センサ32、第三センサ部940のL1相第三センサ941及びL2相第三センサ942からの電力に関する情報に基づいて、太陽光発電部8が発電しているか否かや、負荷の消費電力に供給可能な電力(分電盤2よりも上流側から当該分電盤2に供給される電力)を認識することができる。
ここで、電力供給システム901においては、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が商用電源100に逆潮流することを回避する必要が有る。
そこで、電力供給システム901において、蓄電装置4は、第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932により、L1相3a又はL2相3bのいずれか一方でも電力がマイナスの値であると認識した場合、すなわち逆潮流していると認識した場合には、当該蓄電装置4からの電力の放電を停止させる。なお、燃料電池6で発電された電力は、負荷に供給されるために分電盤2へと供給される。すなわち、電力供給システム901においては、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が商用電源100に逆潮流することを回避することができる。
また、電力供給システム901において、蓄電装置4は、第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932により、L1相3a及びL2相3bの電力が共にプラスの値であると認識した場合、すなわち逆潮流していないと認識した場合には、蓄電装置4から電力を放電させる。すなわち、蓄電装置4は、第一センサ部920のL1相第一センサ921及びL2相第一センサ922と、第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ93と、からの電力に関する情報に基づいて、負荷の消費電力に供給可能な電力を放電して分電盤2に供給することができる。
このように、電力供給システム901においては、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が商用電源100に逆潮流することを回避しつつ、蓄電装置4から放電した電力を、分電盤2を介して負荷に供給することができる。
次に、電力供給システム901の電力情報取得手段910の構成から生じる問題点について、図5を用いて説明する。
すなわち、電力供給システム901の電力情報取得手段910の構成においては、第二センサ部930が誤って接続された状況(誤配線)になった場合に、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が商用電源100に逆潮流して、売電が行われる可能性が有る点で問題であった。
ここで、図5(a)は、第二センサ部930が正しく接続された状況を示した模式図である。より詳細には、図5(a)に示すように、L1相3aに設置されたL1相第二センサ931には、L1相信号側ライン61と、L1相基準電位側ライン62と、が設けられる。L1相信号側ライン61は、L1相中継ライン61aを中途部に介在させて、一側(上流側)端部がL1相第二センサ931に、他側(下流側)端部が蓄電装置4に、それぞれ接続される。また、L1相基準電位側ライン62は、L1相中継ライン62aを中途部に介在させて、一側(上流側)端部がL1相第二センサ931に、他側(下流側)端部が蓄電装置4に、それぞれ接続される。
また、L2相3bに設置されたL2相第二センサ932には、L2相信号側ライン63と、L2相基準電位側ライン64と、が設けられる。L2相信号側ライン63は、L2相中継ライン63aを中途部に介在させて、一側(上流側)端部がL2相第二センサ932に、他側(下流側)端部が蓄電装置4に、それぞれ接続される。また、L2相基準電位側ライン64は、L2相中継ライン64aを中途部に介在させて、一側(上流側)端部がL2相第二センサ932に、他側(下流側)端部が蓄電装置4に、それぞれ接続される。
このような構成により、蓄電装置4は、第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932からの電力に関する情報に基づいて、これらの設置箇所の(正しい)電力を認識することができる。
ここで、図5(b)は、第二センサ部930が誤って接続された状況(誤配線)を示した模式図である。より詳細には、図5(a)に示す正しく接続された状況(誤配線ではない)と異なり、L1相信号側ライン61の一側(上流側)とL2相基準電位側ライン64の他側(下流側)とが、L1相中継ライン61aを中途部に介在させて接続される。また、L2相基準電位側ライン64の一側(上流側)とL1相信号側ライン61の他側(下流側)とが、L2相中継ライン64aを中途部に介在させて接続される。このような誤配線は、例えば施工業者がL1相中継ライン61aとL2相中継ライン64aとを取り違えて接続することにより生じるものである。
このような誤配線になった場合、蓄電装置4は、第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932からの電力に関する情報に基づいて、これらの設置箇所の(正しい)電力を認識することができない。(第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932の検出結果が誤っている。)
すなわち、第二センサ部930が正しく接続された状況であれば、例えばL1相3aが0W(無負荷)であり、L2相3bが1500Wであると、蓄電装置4が認識するはずの場合に、L1相3aが1500Wであり、L2相3bが0W(無負荷)であると、(すなわち、L1相第二センサ931及びL2相第二センサ932からの電力に関する情報を取り違えて)蓄電装置4が認識することとなる。このような場合、蓄電装置4は、L1相3aにおいて負荷の消費電力に1500Wの電力を供給することができると認識し、当該L1相3aに1500Wの電力を放電して流通させる。しかしながら、実際は、L1相3aは0W(無負荷)であるため、蓄電装置4から放電された電力が逆潮流することとなる。
このように、電力供給システム901の電力情報取得手段910の構成においては、第二センサ部930が誤って接続された状況(誤配線)になった場合に、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が商用電源100に逆潮流して、売電が行われる可能性が有る点で問題であった。
以下では、前述したような問題点を解決するための、本実施形態に係る電力情報取得手段10(各センサ部)の構成について、図1を用いて詳細に説明する。
なお、電力情報取得手段10においては、後述するように、第二センサ部30のL1相第二センサ31及びL2相第二センサ32が、前述した電力供給システム901における第二センサ部930のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932と同一の箇所に設置される。すなわち、電力情報取得手段10においては、第二センサ部30が誤配線になった場合(図5(b)参照)であっても、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないように構成される。
第一センサ部20は、第一電力経路3において、商用電源100と太陽光発電部8(より詳細には、第一電力経路3と第四電力経路9との接続部)との間に設置される。第一センサ部20は、L1相第一センサ21と、L2相第一センサ22と、により構成される。L1相第一センサ21は、第一電力経路3のL1相3aに設置される。L2相第一センサ22は、第一電力経路3のL2相3bに設置される。こうして、L1相第一センサ21は、L1相3aにおいて当該L1相第一センサ21の設置箇所の電力に関する情報を取得する。また、L2相第一センサ22は、L2相3bにおいて当該L2相第一センサ22の設置箇所の電力に関する情報を取得する。
また、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22は、それぞれ設置箇所のL1相3a又はL2相3bのいずれか一方でも電力がマイナスの値である場合に、接点信号(蓄電装置4の運転を停止させるための信号)を蓄電装置4に出力可能に構成される。なお、このような構成は、前述した電力供給システム901のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932には備えられていない。
第二センサ部30は、第一電力経路3において、燃料電池6(より詳細には、第一電力経路3と第三電力経路7との接続部)と分電盤2との間に設置される。第二センサ部30は、L1相第二センサ31と、L2相第二センサ32と、により構成される。L1相第二センサ31は、第一電力経路3のL1相3aに設置される。L2相第二センサ32は、第一電力経路3のL2相3bに設置される。こうして、L1相第二センサ31は、L1相3aにおいて当該L1相第二センサ31の設置箇所の電力に関する情報を取得する。また、L2相第二センサ32は、L2相3bにおいて当該L2相第二センサ32の設置箇所の電力に関する情報を取得する。
なお、第二センサ部30の構成は、前述した電力供給システム901の第二センサ部930の構成と同一である。
第三センサ部40は、第三電力経路7に設置される。第三センサ部40は、L1相第三センサ41により構成される。L1相第三センサ41は、第三電力経路7の第三電路7aに設置される。こうして、L1相第三センサ41は、第三電路7aにおいて当該L1相第三センサ41の設置箇所の電力に関する情報を取得する。
なお、第三センサ部40の構成は、前述した電力供給システム901の第三センサ部940の構成とは異なる。具体的には、第三センサ部940は、L1相第三センサ941及びL2相第三センサ942という2つのセンサを有するのに対して、第三センサ部40は、L1相第三センサ41という1つのセンサを有する。すなわち、第三センサ部940においては、第三電力経路7の第三電路7a及び第三電路7bのそれぞれの電力に関する情報を取得するのに対して、第三センサ部40においては、第三電力経路7の第三電路7aだけの電力に関する情報を取得する。
第四センサ部50は、第四電力経路9に設置される。第四センサ部50は、L2相第四センサ52により構成される。L2相第四センサ52は、第四電力経路9の第四電路9bに設置される。こうして、L2相第四センサ52は、第四電路9bにおいて当該L2相第四センサ52の設置箇所の電力に関する情報を取得する。
なお、第四センサ部50は、前述した電力供給システム901には備えられていない。
このような構成により、蓄電装置4は、第一センサ部20のL1相第一センサ21からの電力に関する情報に基づいて、L1相3aにおいて当該L1相第一センサ21の設置箇所の電力を認識することができる。また、蓄電装置4は、第一センサ部20のL2相第一センサ22からの電力に関する情報に基づいて、L2相3bにおいて当該L2相第一センサ22の設置箇所の電力を認識することができる。
また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL1相第二センサ31からの電力に関する情報に基づいて、L1相3aにおいて当該L1相第二センサ31の設置箇所の電力を認識することができる。また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL2相第二センサ32からの電力に関する情報に基づいて、L2相3bにおいて当該L2相第二センサ32の設置箇所の電力を認識することができる。
また、蓄電装置4は、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22から出力される接点信号に基づいて、L1相3a又はL2相3bの少なくとも一方で電力がマイナスの値であると(逆潮流していると)認識することができる。
また、蓄電装置4は、第三センサ部40のL1相第三センサ41からの電力に関する情報に基づいて、第三電力経路7の第三電路7aにおいて当該L1相第三センサ41の設置箇所の電力を認識することができる。なお、前述したように、燃料電池6で発電された電力は、第二電路5a及び第二電路5bに平均して流通されるものである。したがって、蓄電装置4は、第三電力経路7の第三電路7aにおいて当該L1相第三センサ41の設置箇所の電力を認識することにより、第三電路7bにおける電力を推測(認識)することができる。すなわち、蓄電装置4は、第三センサ部40のL1相第三センサ41からの電力に関する情報に基づいて、燃料電池6で発電された電力を推測(認識)することができる。
このように、第三センサ部40においては、使用するセンサの数量を通常の2つから1つに減少させている。これによって、コストの削減を図ることができる。
また、蓄電装置4は、第四センサ部50のL2相第四センサ52からの電力に関する情報に基づいて、第四電力経路9の第四電路9bにおいて当該L2相第四センサ52の設置箇所の電力を認識することができる。なお、前述したように、太陽光発電部8で発電された電力は、第四電路9a及び第四電路9bに平均して流通されるものである。したがって、蓄電装置4は、第四電力経路9の第四電路9bにおいて当該L2相第四センサ52の設置箇所の電力を認識することにより、第四電路9aにおける電力を推測(認識)することができる。すなわち、蓄電装置4は、第四センサ部50のL2相第四センサ52からの電力に関する情報に基づいて、太陽光発電部8で発電された電力を推測(認識)することができる。
このように、第四センサ部50においては、使用するセンサの数量を通常の2つから1つに減少させている。これによって、コストの削減を図ることができる。
このような電力情報取得手段10の構成においては、第二センサ部30が誤って接続された状況(誤配線)になった場合(図5(b)参照)であっても、蓄電装置4により燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととすることができる。
以下では、第二センサ部30が誤配線になった場合であっても、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととするための蓄電装置4の手段について説明する。
本実施形態において、前記蓄電装置4の手段は、2種類設けられる。以下では、当該2種類の蓄電装置4の手段を、第一逆潮流防止手段と、第二逆潮流防止手段と、それぞれ称する。
先ず、蓄電装置4の第一逆潮流防止手段について説明する。
第一逆潮流防止手段においては、蓄電装置4は、太陽光発電部8での発電の有無に応じて、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22から出力される接点信号が有効であるか否かを設定する。
より詳細には、太陽光発電部8で発電が行われている場合、すなわち第四センサ部50のL2相第四センサ52からの電力に関する情報に基づいて、当該L2相第四センサ52の設置箇所に電力が流通していると蓄電装置4が認識した場合には、蓄電装置4は接点信号が有効ではないと設定する。これによって、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22から接点信号が蓄電装置4に入力された場合であっても、当該接点信号の入力に応じて蓄電装置4は運転を停止しないこととなる。
すなわち、太陽光発電部8で発電が行われている場合に、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22の設定箇所を流通する電力がマイナスの値となると、太陽光発電部8で発電された電力が逆流通していることを示すものである。ここで、前述したように太陽光発電部8で発電した電力は、逆潮流させて売電することができるものである。また、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22の設定箇所を流通する電力がプラスの値となると、商用電源100から電力が供給されていることを示すものである。このように、太陽光発電部8で発電が行われている場合には、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22の設定箇所を流通する電力の値がマイナスでもプラスでも問題とはならないため、蓄電装置4は接点信号が有効ではないと(無効であると)設定する。
これに対して、太陽光発電部8で発電が行われていない場合、すなわち第四センサ部50のL2相第四センサ52からの電力に関する情報に基づいて、当該L2相第四センサ52の設置箇所に電力が流通していないと蓄電装置4が認識した場合には、蓄電装置4は接点信号が有効であると設定する。これによって、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22から接点信号が蓄電装置4に入力された場合には、当該接点信号の入力に応じて蓄電装置4は運転を停止することとなる。
すなわち、太陽光発電部8で発電が行われていない場合に、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22の設定箇所を流通する電力がマイナスの値となると、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流していることを示すものである。このように、太陽光発電部8で発電が行われていない場合には、第一センサ部20のL1相第一センサ21及びL2相第一センサ22の設定箇所を流通する電力の値がマイナスとなると問題となるため、蓄電装置4は接点信号が有効であると設定する。
このような構成により、第二センサ部30が誤配線になった場合、すなわち蓄電装置4がL1相第二センサ31及びL2相第二センサ32からの電力に関する情報を取り違え認識し、放電させた電力が逆潮流した場合であっても、第一センサ部20のL1相第一センサ21又はL2相第一センサ22の少なくとも一方から接点信号が出力される。そして、当該接点信号が燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流したことに基づくものであれば(すなわち、当該接点信号が太陽光発電部8で発電が行われていない場合に出力されたものであれば)、蓄電装置4は接点信号が有効であると設定する。こうして、蓄電装置4の第一逆潮流防止手段においては、誤配線になった場合であっても、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととすることができる。
以下では、蓄電装置4の第二逆潮流防止手段について説明する。
第二逆潮流防止手段においては、蓄電装置4は、電力を放電する前に、各センサ部から取得した当該各センサ部の設置箇所の電力に基づいて、第二センサ部30が誤配線になっているか否かを判断する。そして、蓄電装置4は、第二センサ部30が誤配線になっていると判断した場合には、運転を停止させる(電力の放電を開始しない)。
より詳細には、L1相3a又はL2相3bの任意の一方において、第二センサ部30により認識される電力と、その他のセンサ部(すなわち、第一センサ部20、第三センサ部40及び第四センサ部50)により認識される電力を合計した電力(以下では、「合計電力」と称する。)との比較を行う。
ここで、蓄電装置4が電力を放電していない場合、第二センサ部30により認識される電力は、商用電源100、太陽光発電部8及び燃料電池6から第一電力経路3に供給された電力を合計した電力と等しくなるものである。すなわち、第二センサ部30により認識される電力は、その他のセンサ部により認識される合計電力と等しくなるものである。
これにより、蓄電装置4は、第二センサ部30により認識される電力とその他のセンサ部により認識される合計電力との比較を行って、これらの電力が等しければ、当該第二センサ部30が誤配線になっていないと判断することができる。また、蓄電装置4は、第二センサ部30により認識される電力とその他のセンサ部により認識される合計電力との比較を行って、これらの電力が等しくなければ、当該第二センサ部30が誤配線になっていると判断することができる。
以下では、図2及び図3を用いて具体的な例を挙げて説明する。
なお、以下では、L1相3a及びL2相3bのうち、L1相3aに供給される電力を取り上げて第二センサ部30が誤配線になっているか否かを判断するものとする。
図2に示す第一の例においては、蓄電装置4は、第一センサ部20のL1相第一センサ21により、L1相3aにおける当該L1相第一センサ21の設置箇所の電力が−(マイナス)1350Wであると認識している。また、蓄電装置4は、第一センサ部20のL2相第一センサ22により、L2相3bにおける当該L2相第一センサ22の設置箇所の電力が150Wであると認識している。
また、蓄電装置4は、第三センサ部40のL1相第三センサ41により、第三電路7aにおける当該L1相第三センサ41の設置箇所の電力が350Wであると認識している。なお、蓄電装置4は、前述したように、L1相第三センサ41の設置箇所の電力を認識することにより、第三電路7bにおける電力が350Wであると推測(認識)している。
また、蓄電装置4は、第四センサ部50のL2相第四センサ52により、第四電路9bにおける当該L2相第四センサ52の設置箇所の電力が1000Wであると認識している。なお、蓄電装置4は、前述したように、L2相第四センサ52の設置箇所の電力を認識することにより、第四電路9aにおける電力が1000Wであると推測(認識)している。
また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL1相第二センサ31により、L1相3aにおける当該L1相第二センサ31の設置箇所の電力が0Wであると認識している。また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL2相第二センサ32により、L2相3bにおける当該L2相第二センサ32の設置箇所の電力が1500Wであると認識している。
そして、蓄電装置4は、その他のセンサ部(すなわち、第一センサ部20、第三センサ部40及び第四センサ部50)の合計電力を求める。具体的には、蓄電装置4は、第一センサ部20の−(マイナス)1350Wと、第三センサ部40の350Wと、第四センサ部50の100Wとから、L1相3aにおけるその他のセンサ部により認識される合計電力である0Wを導き出す。
次に、蓄電装置4は、第二センサ部30により認識される電力と、その他のセンサ部により認識される合計電力との比較を行う。ここで、L1相3aにおいて第二センサ部30のL1相第二センサ31の設置箇所の電力は、0Wであると認識されている。すなわち、第二センサ部30により認識される電力は、その他のセンサ部により認識される合計電力と等しい。こうして、蓄電装置4は、図2に示す第一の例においては、当該第二センサ部30が誤配線になっていないと判断することができる。
図3に示す第二の例においては、蓄電装置4は、第一センサ部20のL1相第一センサ21により、L1相3aにおける当該L1相第一センサ21の設置箇所の電力が−(マイナス)350Wであると認識している。また、蓄電装置4は、第一センサ部20のL2相第一センサ22により、L2相3bにおける当該L2相第一センサ22の設置箇所の電力が1150Wであると認識している。
また、蓄電装置4は、第三センサ部40のL1相第三センサ41により、第三電路7aにおける当該L1相第三センサ41の設置箇所の電力が350Wであると認識している。なお、蓄電装置4は、前述したように、L1相第三センサ41の設置箇所の電力を認識することにより、第三電路7bにおける電力が350Wであると推測(認識)している。
また、蓄電装置4は、第四センサ部50のL2相第四センサ52により、第四電路9bにおける当該L2相第四センサ52の設置箇所の電力が0Wであると認識している。なお、蓄電装置4は、前述したように、L2相第四センサ52の設置箇所の電力を認識することにより、第四電路9aにおける電力が0Wであると推測(認識)している。
また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL1相第二センサ31により、L1相3aにおける当該L1相第二センサ31の設置箇所の電力が1500Wであると認識している。また、蓄電装置4は、第二センサ部30のL2相第二センサ32により、L2相3bにおける当該L2相第二センサ32の設置箇所の電力が0Wであると認識している。
そして、蓄電装置4は、その他のセンサ部(すなわち、第一センサ部20、第三センサ部40及び第四センサ部50)の合計電力を求める。具体的には、蓄電装置4は、第一センサ部20の−(マイナス)350Wと、第三センサ部40の350Wと、第四センサ部50の0Wとから、L1相3aにおけるその他のセンサ部により認識される合計電力として0Wを導き出す。
次に、蓄電装置4は、第二センサ部30により認識される電力と、その他のセンサ部により認識される合計電力との比較を行う。ここで、L1相3aにおいて第二センサ部30のL1相第二センサ31の設置箇所の電力は、1500Wであると認識されている。すなわち、第二センサ部30により認識される電力は、その他のセンサ部により認識される合計電力と等しくない。こうして、蓄電装置4は、図3に示す第二の例においては、当該第二センサ部30が誤配線になっていると判断することができる。
また、蓄電装置4は、第二センサ部30が誤配線になっていると判断した場合には、運転を停止させる(電力の放電を開始しない)ように設定される。すなわち、本来であれば、L1相3aにおいて第二センサ部30のL1相第二センサ31の設置箇所の電力が1500Wであると認識するため、蓄電装置4は負荷追従運転により1500Wの電力を放電してL1相3aに流通させるものである。しかし、図3に示す第二の例においては、L1相3aにおけるその他のセンサ部により認識される合計電力は0Wであるため、蓄電装置4が1500Wの電力を放電してL1相3aに流通させた場合には、当該電力が商用電源100に逆潮流することとなる。しかしながら、本実施形態においては、第二逆潮流防止手段により蓄電装置4は、運転を停止させる(電力の放電を開始しない)ものである。すなわち、第二センサ部30が誤配線になった場合であっても、蓄電装置4により燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととすることができる。
なお、通常、各センサ部によりに認識される電力は、誤差を有するものである。したがって、第二センサ部30により認識される電力と、その他のセンサ部により認識される合計電力との比較を行う場合に、誤差の範囲であれば「等しい」と判断するように設定することができる。なお、誤差の範囲は、任意に設定することができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る電力供給システム1は、
商用電源100と接続される分電盤2と、
前記分電盤2よりも上流側に配置され、発電した電力を当該分電盤2に供給する複数の発電手段(太陽光発電部8及び燃料電池6)と、
前記複数の発電手段よりも上流側に配置されて電力を検出する第一センサ部20(第一電力検出手段)と、
前記分電盤2よりも上流側であって、前記複数の発電手段よりも下流側に配置されて電力を検出する第二センサ部30(第二電力検出手段)と、
前記複数の発電手段で発電された電力をそれぞれ検出する第三センサ部40及び第四センサ部50(第三電力検出手段)と、
前記第一、第二及び第三電力検出手段の検出結果を取得可能であって、当該第二電力検出手段の検出結果が誤っているかを判断する蓄電装置4(誤検出判断手段)と、
を具備する電力供給システムであって、
前記蓄電装置4(誤検出判断手段)は、
前記第一センサ部20(第一電力検出手段)の検出結果と前記第三センサ部40及び第四センサ部50(第三電力検出手段)の検出結果とを合計した電力と、前記第二センサ部30(第二電力検出手段)の検出結果の電力と、が異なる場合に、当該第二センサ部30(第二電力検出手段)の検出結果が誤っていると判断するものである。
このような構成により、第二センサ部30の検出結果が誤っている場合に、当該検出結果が誤っていることを認識することができる。
また、電力供給システム1においては、
前記分電盤2よりも下流側に配置され、前記第二センサ部30(第二電力検出手段)の検出結果に応じて、放電した電力を当該分電盤2に供給する蓄電装置4を具備し、
前記第二センサ部30(第二電力検出手段)の検出結果が誤っていると判断した場合に、前記蓄電装置4の放電を停止させるものである。
このような構成により、意図しない場合に蓄電装置4が放電することを防止することができる。すなわち、燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととすることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記商用電源100と前記分電盤2とは、単相三線式の第一電力経路3(主幹経路)を介して接続され、
前記複数の発電部(太陽光発電部8及び燃料電池6)は、前記第一電力経路3(主幹経路)のL1相3a及びL2相3b(一対の片相)にそれぞれ接続される第三電路7a及び第三電路7b、第四電路9a及び第四電路9b(一対の電路)に、発電した電力を平均的に流通させ、
前記第三センサ部40及び第四センサ部50(第三電力検出手段)は、前記第三電路7a及び第三電路7b、第四電路9a及び第四電路9b(一対の電路)のいずれか一方の電路だけに配置されて電力を検出するL1相第三センサ41及びL2相第四センサ52(検出具)により構成されるものである。
このような構成により、センサ(検出具)の数量を減少させ、コストの削減を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記複数の発電手段には、燃料電池6(他の発電手段)よりも上流側に配置され、自然エネルギーを利用して発電可能な太陽光発電部8(発電部)が含まれ、
前記第一センサ部20(第一電力検出手段)は、前記商用電源100への逆潮流を検出すると前記蓄電装置4の放電を停止させるための接点信号を前記蓄電装置4に出力可能であり、
前記太陽光発電部8(発電部)が発電している場合には、前記蓄電装置4に出力された接点信号が無効であると設定し、
前記太陽光発電部8(発電部)が発電していない場合には、前記蓄電装置4に出力された接点信号が有効であると設定するものである。
このような構成により、意図しない場合に蓄電装置4が放電することを、より確実に防止することができる。すなわち、より確実に燃料電池6で発電された電力や蓄電装置4から放電された電力が逆潮流しないこととすることができる。
なお、本実施形態において、電力供給システム1は住宅に設けられる構成としたが、この構成に限定するものではない。例えば、電力供給システム1は、事務所や公共施設等の建物に設けられる構成としてもよい。
また、本実施形態において、自然エネルギーとして太陽光を利用する構成(本発明に係る「発電部」として太陽光発電部8を具備する構成)としてが、これに限定するものではない。利用する自然エネルギーは、例えば水力、風力、潮力等であってもよい。
また、本実施形態において、燃料電池6の最大発電量は700Wとなるように設定される構成としたが、これに限定するものではない。例えば、燃料電池6の最大発電量は750W等でもよく、任意の発電量に設定可能な構成としてもよい。
また、本実施形態において、太陽光発電部8及び燃料電池6は、本発明に係る「複数の発電手段」の一例である。本発明に係る「複数の発電手段」は、2つに限定するものではなく、3つや、4つ設けられる構成であってもよい。
また、本実施形態において、第二センサ部30のL1相第二センサ931及びL2相第二センサ932からの電力に関する情報を取り違えたことは、本発明に係る「第二電力検出手段の検出結果が誤っている」ことの一実施形態である。本発明に係る「第二電力検出手段の検出結果が誤っている」ことは、これに限定するものではない。
1 電力供給システム
2 分電盤
4 蓄電装置
6 燃料電池
8 太陽光発電部
20 第一センサ部
30 第二センサ部
40 第三センサ部
50 第四センサ部
100 商用電源

Claims (4)

  1. 商用電源と接続される分電盤と、
    前記分電盤よりも上流側に配置され、発電した電力を当該分電盤に供給する複数の発電手段と、
    前記複数の発電手段よりも上流側に配置されて電力を検出する第一電力検出手段と、
    前記分電盤よりも上流側であって、前記複数の発電手段よりも下流側に配置されて電力を検出する第二電力検出手段と、
    前記複数の発電手段で発電された電力をそれぞれ検出する第三電力検出手段と、
    前記第一、第二及び第三電力検出手段の検出結果を取得可能であって、当該第二電力検出手段の検出結果が誤っているかを判断する誤検出判断手段と、
    を具備する電力供給システムであって、
    前記誤検出判断手段は、
    前記第一電力検出手段の検出結果と前記第三電力検出手段の検出結果とを合計した電力と、前記第二電力検出手段の検出結果の電力と、が異なる場合に、当該第二電力検出手段の検出結果が誤っていると判断する、
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記分電盤よりも下流側に配置され、前記第二電力検出手段の検出結果に応じて、放電した電力を当該分電盤に供給する蓄電装置を具備し、
    前記第二電力検出手段の検出結果が誤っていると判断した場合に、前記蓄電装置の放電を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記商用電源と前記分電盤とは、単相三線式の主幹経路を介して接続され、
    前記複数の発電手段は、前記主幹経路の一対の片相にそれぞれ接続される一対の電路に、発電した電力を平均的に流通させ、
    前記第三電力検出手段は、前記一対の電路のいずれか一方の電路だけに配置されて電力を検出する検出具により構成される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記分電盤よりも下流側に配置され、前記第二電力検出手段の検出結果に応じて、放電した電力を当該分電盤に供給する蓄電装置を具備し、
    前記複数の発電手段には、他の発電手段よりも上流側に配置され、自然エネルギーを利用して発電可能な発電部が含まれ、
    前記第一電力検出手段は、前記商用電源への逆潮流を検出すると前記蓄電装置の放電を停止させるための接点信号を前記蓄電装置に出力可能であり、
    前記発電部が発電している場合には、前記蓄電装置に出力された接点信号が無効であると設定し、
    前記発電部が発電していない場合には、前記蓄電装置に出力された接点信号が有効であると設定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力供給システム。
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