JP6280716B2 - Wire harness assembly - Google Patents
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Description
本発明は、ワイヤハーネス組付体に係り、特に、ドアトリムなどの被組付部にワイヤハーネスを組み付けるためのワイヤハーネス組付体に関するものである。 The present invention relates to a wire harness assembly, and more particularly to a wire harness assembly for assembling a wire harness to an assembly portion such as a door trim.
ドアトリムにワイヤハーネスを組み付けるためのワイヤハーネス組付体100として、図7に示すものが提案されている(特許文献1、2)。同図に示すように、ワイヤハーネス組付体100は、ワイヤハーネス101と、このワイヤハーネス101を互いの間に挟んで保持する一対のシート材102A及び102Bと、を備えている。
As the
ワイヤハーネス101の端末は、一対のシート材102A及び102Bの端部から突出し、車両ドアに配置されたオーディオなどの電子機器に接続される。上記シート材102A及び102Bをドアトリムにネジ止めしたり、超音波溶着することにより、簡単にドアトリムにワイヤハーネスを組み付けることができる。
The terminal of the
上述したワイヤハーネス組付体100は、図7に示すように、納品時に同じ形状のものを複数重ねた状態で梱包される。このとき、シート材102A及び102Bから突出したワイヤハーネス101の端末が絡まったり、引っかかったりする恐れがあった。
As shown in FIG. 7, the
そこで、本発明は、組付シートから突出しているワイヤハーネスの端末が引っかかったり、絡まったりすることなく梱包できるワイヤハーネス組付体を提供することを課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the wire harness assembly | attachment body which can be packed without the terminal of the wire harness which protrudes from the assembly | attachment sheet | seat catching or getting entangled.
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、被組付部にワイヤハーネスを組み付けるためのワイヤハーネス組付体であって、前記ワイヤハーネスと、前記ワイヤハーネスを内部に配置して保持する組付シートと、を備え、前記ワイヤハーネスの端末が、前記組付シートの端部から突出し、前記組付シートの端部には、前記ワイヤハーネスの端末を折り返して前記組付シートに重ねるための切欠が設けられ、前記切欠は、端部が突出している前記ワイヤハーネスに沿って設けられていることを特徴とするワイヤハーネス組付体に存する。
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記組付シートは、前記ワイヤハーネスを互いの間に挟んで保持する一対のシート材から構成され、前記切欠は、前記一対のシート材の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス組付体に存する。
According to a second aspect of the present invention, the assembly sheet is composed of a pair of sheet materials that hold the wire harness between each other, and the notch is provided in at least one of the pair of sheet materials. It exists in the wire harness assembly | attachment body of
請求項3記載の発明は、前記組付シートの端部には、前記ワイヤハーネスの長手方向に沿った一対の切り込みが設けられ、前記一対の切り込み間を折り返すことにより、前記切欠が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス組付体に存する。
According to a third aspect of the present invention, a pair of cuts along the longitudinal direction of the wire harness are provided at an end of the assembly sheet, and the cutouts are provided by folding back between the pair of cuts. It exists in the wire harness assembly | attachment body of
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、ワイヤハーネスの端末を組付シートの端部に設けられた切欠で折り返すことにより、ワイヤハーネスの端末を組付シートの端部から突出しない状態で保持できる。このため、組付シートから突出しているワイヤハーネスの端末が引っかかったり、絡まったりすることなく梱包できる。また、ワイヤハーネスの端末を折り返して、組付シートに重ねることにより、ワイヤハーネス組付体を縮小でき、輸送性が向上する。さらに、ワイヤハーネスの端末の余長が確保され、ワイヤハーネスの結線作業性が向上する。 As described above, according to the first aspect of the invention, the end of the wire harness is not projected from the end of the assembly sheet by folding back the end of the wire harness at the notch provided at the end of the assembly sheet. Can be held in a state. For this reason, it can package, without the terminal of the wire harness which protrudes from the assembly | attachment sheet | seat getting caught or entangled. Moreover, the wire harness assembly can be reduced by folding the end of the wire harness and overlapping the assembly sheet, thereby improving transportability. Furthermore, the extra length of the end of the wire harness is ensured, and the wiring workability of the wire harness is improved.
請求項2記載の発明によれば、一対のシート材でワイヤハーネスを挟んで保持することにより、簡単に組付シートの内部にワイヤハーネスを配置して保持することができる。 According to invention of Claim 2, a wire harness can be easily arrange | positioned and hold | maintained inside an assembly | attachment sheet | seat by hold | maintaining a wire harness with a pair of sheet | seat material.
請求項3記載の発明によれば、梱包時のみ一対の切り込み間を折り返して切欠を設けることができ、組み付け時などには一対の切り込み間を戻して切欠をなくすことができる。 According to the third aspect of the present invention, the notch can be provided by folding back between the pair of cuts only at the time of packing, and the notch can be eliminated by returning the pair of cuts at the time of assembly.
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態におけるワイヤハーネス組付体について図1〜図5を参照して説明する。ワイヤハーネス組付体1は、図1及び図3に示す、車両用ドア2を構成するドアトリム2Bにワイヤハーネス3を組み付けるためのものである。
1st Embodiment Hereinafter, the wire harness assembly body in 1st Embodiment of this invention is demonstrated with reference to FIGS. The
ドアパネル2Aは、鋼板から構成され、ドアトリム2Bよりも車室外側に設けられている。このドアパネル2Aの上方には、内側にウインドウガラスGが位置するウインドウ枠Sが設けられている。ドアトリム2Bは、合成樹脂から構成され、ドアパネル2Aの車室内側に取り付けられる。上記ワイヤハーネス組付体1は、このドアトリム2Bに組み付けられ、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に配置される。
The door panel 2A is made of a steel plate and is provided on the outer side of the passenger compartment with respect to the
上記ワイヤハーネス組付体1は、ワイヤハーネス3と、ワイヤハーネス3を内部に配置して保持する組付シート4と、を備えている。
The said
上記ワイヤハーネス3は、例えば丸電線を一列に並べて連結したフラットケーブルなど厚さ寸法よりも幅寸法が大きいものが好ましいが、単に複数の電線を束ねた組電線などから構成されていてもよい。このワイヤハーネス3は、複数に分岐され、それぞれの端末にはコネクタ3Aが取り付けられている。コネクタ3Aは、車両用ドア2に配置されたオーディオなどの電子機器に接続される。このワイヤハーネス3は、後述する防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bに挟まれて保持され、コネクタ3Aが防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bの端部から突出した状態で、ドアトリム2Bに組み付けられる。
The
組付シート4は、ワイヤハーネス3を互いの間に挟んで保持する防音/断熱シート4A及び貼合せシート4B(一対のシート材)から構成されている。この防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bは、シート状に形成され、ドアトリム2Bの大きさに合わせて形成されている。この防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bには、ドアトリム2Bに形成された図示しない圧入部が圧入される圧入孔4Cが複数設けられている。
The
この圧入孔4Cは、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bの双方を貫通するように設けられ、予め設計されたワイヤハーネス3の配索経路以外の場所に、互いに間隔をあけて設けられている。そして、この圧入孔4Cにドアトリム2Bに突設された図示しない圧入部を圧入することにより、ドアトリム2Bにワイヤハーネス組付体1を組み付けることができる。
This press-
上記防音/断熱シート4Aは、例えば、ウレタン等の発泡体や、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエステル系繊維などの不織布から構成され、防音性及び断熱性を有している。貼合せシート4Bは、塩化ビニル、ポリエチレンなどのフィルムや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エラストマー等の独立発泡体などから構成されている。なお、ここで挙げた防音/断熱シート4A、貼合せシート4Bの材料は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
The soundproof /
この貼合せシート4Bの端部には、図5(A)などに示すように、ワイヤハーネス3の端末を折り返すための切欠4Dが設けられている。この切欠4Dは、貼合せシート4の端部においてワイヤハーネス3の端末が突出している部分を切り取って設けられ、端末が突出しているワイヤハーネス3に沿って切り欠かれている。また、切欠4Dの幅は、ワイヤハーネス3の幅とほぼ同じに設けられている。この切欠4Dは、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bの端部から突出している全てのワイヤハーネス3の端末に対して複数設けられている。
As shown in FIG. 5A and the like, a
次に、上述した構成のワイヤハーネス組付体1の製造手順について、図2を参照して説明する。まず、予め、図2(A)に示すように、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bを別々に製造しておき、ワイヤハーネス3を配索形状に形作った状態で、防音/断熱シート4A上に配置する。このとき、ワイヤハーネス3の端末は、防音/断熱シート4Aから突出している。次に、貼合せシート4Bの面全体に接着剤を塗布して、図2(B)に示すように、貼合せシート4Bを防音/断熱シート4Aに重ねて完成する。
Next, the manufacturing procedure of the
このワイヤハーネス組付体1を例えばドアトリム2Bへの組み付け工場に出荷する際には、図5(B)に示すように、切欠4Dでワイヤハーネス3の端末を折り返して、貼合せシート4Bに重ねる。そして、図4に示すように、ワイヤハーネス組付体1は、組付シート4から突出した全てのワイヤハーネス3の端末を切欠4Dで折り返した状態で、複数重ねて梱包されて搬送される。
When shipping the
搬送先のドアトリム2Bでの組み付け工場では、図3に示すように、折り返されたワイヤハーネス3の端末を元に戻して、再び組付シート4の端部から突出させる。その後、貼合せシート4Bをドアトリム2B側に向けて、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bの圧入孔4Cにドアトリム2Bに突設された図示しない圧入部を圧入する。これにより、ドアトリム2Bにワイヤハーネス組付体1を組み付けることができる。
As shown in FIG. 3, in the assembly factory at the door trim 2 </ b> B as the transport destination, the terminal of the folded
上述した第1実施形態によれば、ワイヤハーネス3の端末を貼合せシート4Bの端部に設けられた切欠4Dで折り返すことにより、ワイヤハーネス3の端末を組付シート4の端部から突出しない状態で保持できる。このため、組付シート4から突出しているワイヤハーネス3の端末が引っかかったり、絡まったりすることなく梱包できる。また、ワイヤハーネス3の端末を折り返して、貼合せシート4B上に重ねることにより、ワイヤハーネス組付体1を縮小でき、輸送性が向上する。さらに、ワイヤハーネス3の端末の余長が確保され、ワイヤハーネス3の結線作業性が向上する。
According to 1st Embodiment mentioned above, the terminal of the
第2実施形態
次に、第2実施形態のワイヤハーネス組付体1について説明する。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、切欠4Dの構成である。第1実施形態では、貼合せシート4Bの端部の一部を切り取って切欠4Dを設けていたが、第2実施形態では、切り取らずに切欠4Dを設けている。即ち、図6(A)に示すように、貼合せシート4Bの端部には、ワイヤハーネス3の長手方向に沿った一対の切り込み4Eが設けられている。そして、図6(B)に示すように、この一対の切り込み4Eを折り返すことにより、切欠4Dを設けるようにしてもよい。
Second Embodiment Next, a
この場合、図6(B)に示すように、梱包時のみ一対の切り込み4E間を折り返して切欠4Dを設けることができる。また、組み付け時などは、図6(A)に示すように、一対の切り込み4E間を戻して切欠4Dをなくすことができる。
In this case, as shown in FIG. 6B, the
なお、上述した実施形態によれば、貼合せシート4Bに切欠4Dを設けていたが、これに限ったものではなく、防音/断熱シート4Aのみに切欠4Dを設けるようにしてもよいし、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bの双方に切欠4Dを設けるようにしてもよい。
In addition, according to embodiment mentioned above, although the
また、上述した実施形態によれば、組付シート4は、防音/断熱シート4A及び貼合せシート4Bを貼り合わせて構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、組付シート4としては、1枚のシートから構成するようにしてもよい。この場合、ワイヤハーネス3を組付シート4形成用の金型(図示せず)に挿入した状態で、金型に組付シート4の材料を流し込むことにより、ワイヤハーネス3を内部に配置した状態で組付シート4をインサート成形すれば、1枚のシートの内部にワイヤハーネス3を配置して保持することができる。
Moreover, according to embodiment mentioned above, although the assembly | attachment sheet |
また、上述した実施形態によれば、ドアトリム2Bに設けられた圧入部が、組付シート4に設けられた圧入孔4Cに圧入されて、ワイヤハーネス組付体1が固定されていたが、本発明はこれに限ったものではない。組付シート4をドアトリム2Bに接着又は溶着してもよく、又はネジやビスなどを用いて固定してもよい。
Moreover, according to embodiment mentioned above, although the press-fit part provided in the door trim 2B was press-fitted in the press-
また、上述した実施形態によれば、被組付部をドアトリム2Bとし、ドアトリム2Bにワイヤハーネス組付体1を組み付けていたが、本発明はこれに限ったものではない。被組付部としては、他に車両のルーフやインパネ、フロアなどが考えられ、これらにワイヤハーネス組付体1を組み付けるようにしてもよい。
Moreover, according to embodiment mentioned above, although the to-be-attached part was made into the door trim 2B and the
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 Further, the above-described embodiments are merely representative forms of the present invention, and the present invention is not limited to the embodiments. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
1 ワイヤハーネス組付体
2B ドアトリム(被組付部)
3 ワイヤハーネス
4 組付シート
4A 防音/断熱シート(シート材)
4B 貼合せシート(シート材)
4D 切欠
4E 切り込み
1
3
4B Laminated sheet (sheet material)
Claims (3)
前記ワイヤハーネスと、
前記ワイヤハーネスを内部に配置して保持する組付シートと、を備え、
前記ワイヤハーネスの端末が、前記組付シートの端部から突出し、
前記組付シートの端部には、前記ワイヤハーネスの端末を折り返して前記組付シートに重ねるための切欠が設けられ、
前記切欠は、端部が突出している前記ワイヤハーネスに沿って設けられている
ことを特徴とするワイヤハーネス組付体。 A wire harness assembly for assembling the wire harness to the assembly part,
The wire harness;
An assembly sheet for arranging and holding the wire harness therein,
A terminal of the wire harness protrudes from an end of the assembly sheet;
At the end of the assembly sheet, a notch for folding the end of the wire harness and overlapping the assembly sheet is provided,
The cutout is provided along the wire harness from which an end protrudes .
前記切欠は、前記一対のシート材の少なくとも一方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス組付体。 The assembly sheet is composed of a pair of sheet materials that hold the wire harness between each other.
The wire harness assembly according to claim 1, wherein the notch is provided in at least one of the pair of sheet materials.
前記一対の切り込み間を折り返すことにより、前記切欠が設けられる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス組付体。 A pair of cuts along the longitudinal direction of the wire harness are provided at the end of the assembly sheet,
The wire harness assembly according to claim 1 or 2, wherein the notch is provided by folding back between the pair of cuts.
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